JP2019049402A - 室外ユニット及びそれを備えた冷凍装置 - Google Patents
室外ユニット及びそれを備えた冷凍装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019049402A JP2019049402A JP2017174885A JP2017174885A JP2019049402A JP 2019049402 A JP2019049402 A JP 2019049402A JP 2017174885 A JP2017174885 A JP 2017174885A JP 2017174885 A JP2017174885 A JP 2017174885A JP 2019049402 A JP2019049402 A JP 2019049402A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fan
- outdoor
- bottom frame
- pipe portion
- outdoor unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Other Air-Conditioning Systems (AREA)
Abstract
【課題】室外熱交換器及び室外ファンが収容されたケーシングの底フレーム上に、室外熱交換器及び室外ファンの下方に冷媒を流すホットガスバイパス管が配置された室外ユニット及びそれを備えた冷凍装置において、室外ファンの下方における氷の成長を十分に抑制する。【解決手段】ホットガスバイパス管(16)は、室外ファン(15)の下方を通過するファン下方管部(16b)と、室外熱交換器(11)の下方を通過する熱交下方管部(16c)と、を有する。ファン下方管部(16b)は、底フレーム(41)の平面視において、室外ファン(15)の駆動時に室外ファン(15)の羽根車(15a)が通過する位置を下方に投影した領域のうち、羽根車(15a)の回転中心から羽根車(15a)の半径の2/3以下の距離内にあるファン下端近傍領域に、回転軸線方向に延びるファン下方軸方向管部(16f、16g、16k、16m)を有する。【選択図】図5
Description
本発明は、室外ユニット及びそれを備えた冷凍装置、特に、室外熱交換器及び室外ファンが収容されたケーシングの底フレーム上に、室外熱交換器及び室外ファンの下方に冷媒を流すホットガスバイパス管が配置された室外ユニット、及び、それを備えた冷凍装置に関する。
従来より、空気調和装置等の冷凍装置を構成する室外ユニットとして、特許文献1(特開2010−71530号公報)に示すように、室外熱交換器及び室外ファンが収容されたケーシングの底フレーム上に、室外熱交換器及び室外ファンの下方に冷媒を流すホットガスバイパス管が配置されたものがある。ホットガスバイパス管は、底フレームのうち室外熱交換器の下方及び室外ファンの下方において、氷が成長することを抑制するために設けられた冷媒管であり、室外ファンの下方を通過する部分であるファン下方管部と、室外熱交換器の下方を通過する部分である熱交下方管部と、を有している。
特許文献1に示された室外ユニットでは、ホットガスバイパス管のうち室外ファンの下方を通過するファン下方管部が、底フレームの平面視において、室外ファンの羽根車の回転軸線に直交する方向に延びている。そして、ファン下方管部を流れる冷媒で加熱することによって、底フレームのうち室外ファンの下方における氷の成長を抑制し、羽根車の下端が氷に接触して室外ファンの駆動が妨げられることを回避しようとしている。
しかし、ファン下方管部を羽根車の回転軸線に直交する方向に延ばしただけでは、底フレームのうち室外ファンの下方における氷の成長を十分に抑制できないおそれがある。具体的には、室外ファンの羽根車は回転軸線方向に厚みがあり、そして、室外ファンの下方における氷の成長は羽根車の回転軸線方向の厚みに対応する広い領域で発生するため、ファン下方管部を羽根車の回転軸線に直交する方向に延ばしただけでは、底フレームのうち羽根車の下端の回転軸線方向の一部分に対応する領域を加熱することはできるものの、底フレームのうち羽根車の下端の回転軸線方向の他の部分に対応する領域における加熱が不十分になるおそれがある。そうすると、底フレームのうち室外ファンの下方における氷の成長の抑制は、羽根車の下端の回転軸線方向の一部分に対応する領域だけに留まり、羽根車の下端の回転軸線方向の他の部分に対応する領域については不十分になるおそれがある。
本発明の課題は、室外熱交換器及び室外ファンが収容されたケーシングの底フレーム上に、室外熱交換器及び室外ファンの下方に冷媒を流すホットガスバイパス管が配置された室外ユニット及びそれを備えた冷凍装置において、底フレームのうち室外ファンの下方における氷の成長を十分に抑制することにある。
第1の観点にかかる室外ユニットは、室外熱交換器及び室外ファンが収容されたケーシングの底フレーム上に、室外熱交換器及び室外ファンの下方に冷媒を流すホットガスバイパス管が配置された室外ユニットである。ホットガスバイパス管は、室外ファンの下方を通過する部分であるファン下方管部と、室外熱交換器の下方を通過する部分である熱交下方管部と、を有している。そして、ここでは、ファン下方管部が、底フレームの平面視において、室外ファンの駆動時に室外ファンの羽根車が通過する位置を下方に投影した領域のうち、羽根車の回転中心から羽根車の半径の2/3以下の距離内にあるファン下端近傍領域に、回転軸線方向に延びるファン下方軸方向管部を有している。ここで、「回転軸線方向に延びる」とは、回転軸線方向に平行に延びる場合だけでなく、例えば、回転軸線方向に傾斜して延びる場合や階段状に延びる場合も含まれる。
室外ファンの羽根車は回転軸線方向に厚みがあり、そして、室外ファンの下方における氷の成長は羽根車の回転軸線方向の厚みに対応する広い領域で発生するため、羽根車の下端と氷との接触に対しては、羽根車の回転軸線方向の厚みを考慮して、ファン下方管部の配置や形状を工夫することが好ましい。そして、羽根車の回転軸線方向の厚みを考慮するには、ファン下方管部を羽根車の回転軸線方向に延ばして、ファン下方管部による加熱が、底フレームのうち羽根車の下端の回転軸線方向の厚みに対応する広い領域まで行き渡るようにすることが好ましい。
そこで、ここでは、上記のように、底フレームの平面視において、室外ファンの駆動時に室外ファンの羽根車が通過する位置を下方に投影した領域のうち、羽根車の回転中心から羽根車の半径の2/3以下の距離内にある領域をファン下端近傍領域とし、ファン下方管部が、ファン下端近傍領域に、回転軸線方向に延びるファン下方軸方向管部を有するものにしている。
これにより、ここでは、ファン下方軸方向管部によって、底フレームのうち羽根車の下端の回転軸線方向の厚みを考慮した広い領域(すなわち、ファン下端近傍領域)を加熱することができ、底フレームのうち室外ファンの下方における氷の成長を十分に抑制することができる。そして、ここでは、羽根車の下端が氷に接触して室外ファンの駆動が妨げられることを回避することができる。
第2の観点にかかる室外ユニットは、第1の観点にかかる室外ユニットにおいて、底フレーム上に、室外ファンを支持するファン台が配置されており、ファン下方軸方向管部が、ファン台の近傍を通過している。ここで、「ファン台の近傍」とは、底フレームの平面視において、ファン台から50mmの距離内の位置を意味する。
ここでは、上記のように、ファン下方軸方向管部が、ファン台の近傍を通過するようにしているため、ファン台の近傍における氷の成長も抑制して、底フレームのうち室外ファンの下方における氷の成長の抑制に寄与することができる。
第3の観点にかかる室外ユニットは、第1又は第2の観点にかかる室外ユニットにおいて、ファン下方管部が、回転軸線に直交する方向に延びるファン下端軸直交方向管部をさらに有しており、ファン下端軸直交方向管部が、ファン下方軸方向管部に直列に接続されている。
ここでは、上記のように、ファン下方管部がファン下端軸直交方向管部とファン下方軸方向管部とが直列に接続された構造を有しているため、ファン下方管部の曲げ加工等によってファン下方軸方向管部を容易に形成することができる。
第4の観点にかかる室外ユニットは、第1又は第2の観点にかかる室外ユニットにおいて、ファン下方管部が、回転軸線に直交する方向に延びるファン下端軸直交方向管部をさらに有しており、ファン下方軸方向管部が、ファン下端軸直交方向管部から分岐されており、熱交下方管部に合流している。
ここでは、上記のように、ファン下方軸方向管部がファン下端軸直交方向管部から分岐され、かつ、熱交下方管部に合流した構造を有しているため、従来のホットガスバイパス管(ファン下端軸直交方向管部及び熱交下方管部を有する冷媒管)にファン下方軸方向管部を接続することによって容易に形成することができる。
第5の観点にかかる室外ユニットは、第4の観点にかかる室外ユニットにおいて、ファン下方軸方向管部が、ファン下端軸直交方向管部及び熱交下方管部よりも管径が小さい。
ここでは、上記のように、ファン下方軸方向管部を、ファン下端軸直交方向管部及び熱交下方管部よりも管径を小さくすることによって、ファン下方軸方向管部に冷媒が流れすぎないようにし、ファン下端軸直交方向管部及び熱交下方管部への冷媒の流れを確保することができる。
第6の観点にかかる室外ユニットは、第1〜第5の観点のいずれかにかかる室外ユニットにおいて、底フレームには、室外熱交換器の下方近傍に排水孔が形成されており、熱交下方管部が、底フレームの平面視において、排水孔の上方を通過している。
ここでは、上記のように、熱交下方管部が、排水孔の上方を通過するようにしているため、排水孔における氷の成長を抑制して、排水孔の閉塞を回避することができる。
第7の観点にかかる室外ユニットは、第6の観点にかかる室外ユニットにおいて、熱交下方管部が、底フレームの平面視において、排水孔の中央を通過している。
ここでは、上記のように、熱交下方管部が、排水孔の中央を通過するようにしているため、排水孔における氷の成長を抑制する効果を高めることができる。
第8の観点にかかる室外ユニットは、第6又は第7の観点にかかる室外ユニットにおいて、熱交下方管部が、底フレームの平面視において、排水孔の近傍に曲げ形状を有しており、曲げ形状の部分が排水孔の上方を通過している。
ここでは、上記のように、熱交下方管部が、排水孔の近傍に曲げ形状を形成して、排水孔の上方を通過するようにしているため、底フレームの平面視において、室外熱交換器の位置と排水孔の位置とがずれて配置されるような場合であっても、熱交下方管部を室外熱交換器の下方に配置しつつ、その曲げ形状の部分を排水孔の上方に配置することができ、排水孔における氷の成長を抑制する効果を高めることができる。
第9の観点にかかる冷凍装置は、第1〜第8の観点のいずれかにかかる室外ユニットと、室内ユニットと、を有している。
ここでは、上記のように、底フレームのうち室外ファンの下方における氷の成長を十分に抑制して室外ファンの駆動が妨げられることを回避することが可能なホットガスバイパス管を採用しているため、信頼性の高い冷凍装置を提供することができる。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、ファン下方管部が、ファン下端近傍領域に、回転軸線方向に延びるファン下方軸方向管部を有するものにすることによって、底フレームのうち室外ファンの下方における氷の成長を十分に抑制することができ、羽根車の下端が氷に接触して室外ファンの駆動が妨げられることを回避し、信頼性の高い冷凍装置を提供できる。
以下、本発明にかかる室外ユニット及びそれを備えた冷凍装置としての空気調和装置の実施形態及びその変形例について、図面に基づいて説明する。尚、本発明にかかる室外ユニット及びそれを備えた冷凍装置としての空気調和装置の具体的な構成は、下記の実施形態及びその変形例に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
(1)冷凍装置の構成
図1は、本発明の一実施形態にかかる室外ユニット2及びそれを備えた冷凍装置としての空気調和装置1の概略構成図である。
図1は、本発明の一実施形態にかかる室外ユニット2及びそれを備えた冷凍装置としての空気調和装置1の概略構成図である。
冷凍装置としての空気調和装置1は、蒸気圧縮式の冷凍サイクルを行うことによって、建物等の室内の冷房及び暖房を行うことが可能な装置である。空気調和装置1は、主として、室外ユニット2と、室内ユニット3と、室外ユニット2と室内ユニット3とを接続する液冷媒連絡管4及びガス冷媒連絡管5と、を有している。そして、空気調和装置1の蒸気圧縮式の冷媒回路6は、室外ユニット2と、室内ユニット3とが冷媒連絡管4、5を介して接続されることによって構成されている。
室外ユニット2は、室外(建物の屋上や建物の外壁面近傍等)に設置されており、冷媒回路6の一部を構成している。室外ユニット2は、主として、アキュムレータ7、圧縮機8と、四路切換弁10と、冷媒の放熱器又は蒸発器として機能する室外熱交換器11と、冷媒の膨張機構として機能する膨張弁12と、液側閉鎖弁13と、ガス側閉鎖弁14と、室外ファン15と、ホットガスバイパス管16と、を有している。各機器及び弁間は、冷媒管19〜25によって接続されている。ここで、ホットガスバイパス管16は、圧縮機8の吐出管21から分岐され、室外熱交換器11の液側端と膨張弁12とを接続する液冷媒管23に合流する冷媒管である。ホットガスバイパス管16には、開閉弁17と、キャピラリチューブ18と、が設けられている。
室内ユニット3は、室内(居室や天井裏空間等)に設置されており、冷媒回路6の一部を構成している。室内ユニット3は、主として、冷媒の蒸発器又は放熱器として機能する室内熱交換器31と、室内ファン32と、を有している。
冷媒連絡管4、5は、空気調和装置1を建物等の設置場所に設置する際に、現地にて施工される冷媒管である。液冷媒連絡管4の一端は、室内ユニット2の液側閉鎖弁13に接続され、液冷媒連絡管4の他端は、室内ユニット3の室内熱交換器31の液側端に接続されている。ガス冷媒連絡管5の一端は、室内ユニット2のガス側閉鎖弁14に接続され、ガス冷媒連絡管5の他端は、室内ユニット3の室内熱交換器31のガス側端に接続されている。
(2)室外ユニットの構成
<全体>
図2は、室外ユニット2の外観を示す斜視図である。図3は、室外ユニット2の平面図(天板42と、圧縮機8及び室外熱交換器11以外の冷媒回路構成部品と、を取り除いて図示)である。図4は、室外ユニット2の前面図(左右前板43、44と、圧縮機8及び室外熱交換器11以外の冷媒回路構成部品と、を取り除いて図示)である。
<全体>
図2は、室外ユニット2の外観を示す斜視図である。図3は、室外ユニット2の平面図(天板42と、圧縮機8及び室外熱交換器11以外の冷媒回路構成部品と、を取り除いて図示)である。図4は、室外ユニット2の前面図(左右前板43、44と、圧縮機8及び室外熱交換器11以外の冷媒回路構成部品と、を取り除いて図示)である。
室外ユニット2は、略直方体箱状のケーシング40の内部が鉛直に延びる仕切板48により送風機室S1と機械室S2とに分割されたトランク型の構造と呼ばれるものである。室外ユニット2は、主として、略直方体箱状のケーシング40と、室外ファン15と、圧縮機8や室外熱交換器11等の機器、液側閉鎖弁13やガス側閉鎖弁14等の弁及び冷媒管等を含み冷媒回路6の一部を構成する冷媒回路構成部品と、を有している。尚、以下の説明において、「上」、「下」、「左」、「右」、「前」、「後」、「前面」、「背面」は、特にことわりのない限り、図2に示される室外ユニット2を前方から見た場合の方向を意味している。
ケーシング40は、主として、底フレーム41と、天板42と、左前板43と、右前板44と、右側板45と、を有している。
底フレーム41は、ケーシング40の底面部分を構成する横長の略長方形状の板状部材である。底フレーム41の下面には、現地設置面に固定される2つの固定脚46が設けられている。
天板42は、ケーシング40の天面部分を構成する横長の略長方形状の板状部材である。
左前板43は、主として、ケーシング40の左前面部分及び左側面部分を構成する板状部材であり、その下部が底フレーム41にネジ等により固定されている。左前板43には、室外ファン15によってケーシング40内に吸入される空気の吸入口43aが形成されている。また、左前板43には、室外ファン15によってケーシング40の背面側及び左側面側から内部に取り込まれた空気を外部に吹き出すための吹出口43bが設けられている。吹出口43bは、ここでは、上下2つ形成されており、それぞれにファングリル47が設けられている。
右前板44は、主として、ケーシング40の右前面部分及び右側面の前部を構成する板状部材であり、その下部が底フレーム41にネジ等により固定されている。また、右前板44は、その左端部が左前板43の右端部にネジ等により固定されている。
右側板45は、主として、ケーシング40の右側面の後部及び右背面部分を構成する板状部材であり、その下部が底フレーム41にネジ等により固定されている。そして、左前板43の後端部と右側板45の背面側端部と左右方向間には、室外ファン15によってケーシング40内に吸入される空気の吸入口43cが形成されている。
また、ケーシング40内には、仕切板48が設けられている。仕切板48は、底フレーム41上に配置される鉛直に延びる板状部材であり、ケーシング40の内部を左右2つの空間に仕切るように配置されている。仕切板48は、ケーシング40の平面視において、左前板43の右端部から背面側に向かって延びており、ケーシング40の左側面から背面に沿うように配置された略L字形状の室外熱交換器11の右端面まで達している。左前板43の右端部は、仕切板48の前端部にネジ等により固定されている。
圧縮機8は、機械室S2内において、底フレーム41上に設けられている。
室外熱交換器11は、送風機室S1内に配置されており、室外ファン15によってケーシング40内に取り込まれた空気との間で熱交換を行う。室外熱交換器11は、ケーシング40の平面視において、略L字形状を有し、ケーシング40の左側面から背面に沿うように配置されている。
尚、図3及び図4では図示を省略するが、圧縮機8及び室外熱交換器11以外の冷媒回路構成部品もケーシング40内に収容されている。
室外ファン15は、ハブの外周縁から外周側に複数の羽根が突出したプロペラ型の羽根車15aと、羽根車15aを回転駆動するファンモータ15bと、を有している。ここでは、室外ファン15は、送風機室S1内に上下2つ配置されている。ここで、各室外ファン15の回転中心をOとし、その回転軸線をO−Oとすると、各室外ファン15は、送風機室S1内において、ケーシング40の前面に対向するように、すなわち、回転軸線O−Oがケーシング40の前後方向を向くように設けられている。具体的には、各室外ファン15の羽根車15aは、室外熱交換器11の前面側の位置において、吹出口43bに対向するように設けられている。室外ファン15のファンモータ15bは、羽根車15aと室外熱交換器11との前後方向間、すなわち、回転軸線O−O方向間に設けられている。室外ファン15は、底フレーム41上に配置されたファン台15cによって支持されている。具体的には、ファン台15cは、天板42と底フレーム41との間を鉛直方向に延びる支持体であり、ファンモータ15bと室外熱交換器11との前後方向間、すなわち、回転軸線O−O方向間に配置されている。ファン台15cは、天板42寄りの位置において、上側の羽根車15aが軸支されたファンモータ15bを支持し、底フレーム41寄りの位置において、下側の羽根車15aが軸支されたファンモータ15bを支持している。
<底フレームの詳細及びホットガスバイパス管>
図5は、室外ユニット2の平面図(底フレーム41及びホットガスバイパス管16を図示)である。
図5は、室外ユニット2の平面図(底フレーム41及びホットガスバイパス管16を図示)である。
まず、底フレーム41の詳細について説明する。底フレーム41には、上方から落下してくるドレン水等を受けるために周囲部分よりも下方に凹んだ溝部41a、41bが形成されている。
ファン下方溝部41aは、室外ファン15の下方に位置している。具体的には、ファン下方溝部41aは、底フレーム41の平面視において、ケーシング40の前面寄りの位置に左右方向(ここでは、回転軸線O−Oに直交する方向)に延びるように形成されている。
熱交下方溝部41bは、室外熱交換器11の下方に位置している。具体的には、熱交下方溝部41bは、底フレーム41の平面視において、ケーシング40の左側面寄りの位置に前後方向に延びるとともに、ケーシング40の背面寄りの位置に左右方向に延びるように形成されている。熱交下方溝部41bの左前端部は、ファン下方溝部41aの左端部と繋がっている。熱交下方溝部41bには、底フレーム41からドレン水等を排水するための排水孔41cが形成されている。すなわち、排水孔41cは、室外熱交換器11の下方近傍に形成されている。ここでは、排水孔41cは、底フレーム41の平面視において、ケーシング40の左側面に沿って前後方向に延びる部分に1つ形成され、ケーシング40の背面に沿って左右方向に延びる部分に3つ形成され、両部分が繋がる左後側のコーナー部に1つ形成されている。
次に、ホットガスバイパス管16について説明する。ホットガスバイパス管16は、底フレーム41上に、室外熱交換器11及び室外ファン15の下方を通過するように配置されている。具体的には、ホットガスバイパス管16は、主として、分岐管部16aと、ファン下方管部16bと、熱交下方管部16cと、合流管部16dと、を有している。分岐管部16aは、吐出管21(図1参照)から分岐されており、ファン下方溝部41aの右端部の位置まで延びる冷媒管である。図5には図示しないが、分岐管部16aには、開閉弁17(図1参照)が設けられている。ファン下方管部16bは、分岐管部16aから室外ファン15の下方を通過してファン下方溝部41aの左端部(すなわち、熱交下方溝部41bの左前端部)の位置まで延びる冷媒管である。熱交下方管部16cは、ファン下方管部16bから室外熱交換器11の下方を通過して熱交下方溝部41bの右端部の位置まで略L字形状をなすように延びる冷媒管である。合流管部16dは、熱交下方管部16cから延びており、液冷媒管23(図1参照)と合流する冷媒管である。図5には図示しないが、合流管部16dには、キャピラリチューブ18(図1参照)が設けられている。
このように、室外ユニット2は、室外熱交換器11及び室外ファン15が収容されたケーシング40の底フレーム2上に、室外熱交換器11及び室外ファン15の下方に冷媒を流すホットガスバイパス管16が配置されている。そして、ホットガスバイパス管16は、室外ファン15の下方を通過する部分であるファン下方管部16bと、室外熱交換器11の下方を通過する部分である熱交下方管部16cと、を有している。
そして、ここでは、ファン下方管部16bが、底フレーム41の平面視において、室外ファン15の駆動時に室外ファン15の羽根車15aが通過する位置を下方に投影した領域Aのうち、羽根車15aの回転中心Oから羽根車15aの半径Rの2/3以下の距離内にあるファン下端近傍領域Bに、回転軸線O−O方向に延びるファン下方軸方向管部16f、16gを有している(図3〜図5参照)。
具体的には、ここでは、ファン下方管部16bが、回転軸線O−Oに直交する方向に延びるファン下端軸直交方向管部16eと、回転軸線O−O方向に延びるファン下方軸方向管部16f、16gと、を有している。ファン下端軸直交方向管部16eは、ファン下方溝部41aの右端部の位置からファン下方溝部41aの左端部の位置まで延びる部分である。ファン下端軸直交方向管部16eは、ファン下端近傍領域Bの前面寄りの位置を回転軸線O−Oに直交する方向に通過している。ファン下方軸方向管部16f、16gは、ファン下端軸直交方向管部16eから分岐されており、熱交下方管部16cに合流している。ファン下方軸方向管部16fは、ファン下端近傍領域Bの回転軸線O−Oよりも右側の位置においてファン下端軸直交方向管部16eから分岐され、回転軸線O−O方向に平行に後側に向かって延び、熱交下方管部16cのうちケーシング40の背面に沿って左右方向に延びる部分に合流している。また、ファン下方軸方向管部16fは、ファン台15cの近傍を通過している。ここでは、ファン下方軸方向管部16fは、底フレーム41の平面視において、ファン台15cの右側50mmの距離内の位置を前後方向(ここでは、回転軸線O−O方向)に通過している。ファン下方軸方向管部16gは、ファン下端近傍領域Bの回転軸線O−Oよりも左側の位置においてファン下端軸直交方向管部16eから分岐され、回転軸線O−O方向に平行に後側に向かって延び、熱交下方管部16cのうちケーシング40の背面に沿って左右方向に延びる部分に合流している。また、ファン下方軸方向管部16gは、ファン台15cの近傍を通過している。ここでは、ファン下方軸方向管部16gは、底フレーム41の平面視において、ファン台15cの右側50mmの距離内の位置を前後方向(ここでは、回転軸線O−O方向)に通過している。
(3)冷凍装置の動作
次に、図1及び図5を用いて、冷凍装置としての空気調和装置1の動作について説明する。空気調和装置1では、主として、室内の冷房を行う冷房運転と、室内の暖房を行う暖房運転と、が行われる。また、空気調和装置1では、冬期のような外気温度が低い条件における運転時に、底フレーム41のうち室外熱交換器11の下方及び室外ファン15の下方で氷が成長することを抑制するために、ホットガスバイパス管16に冷媒を流す運転が行われる。
次に、図1及び図5を用いて、冷凍装置としての空気調和装置1の動作について説明する。空気調和装置1では、主として、室内の冷房を行う冷房運転と、室内の暖房を行う暖房運転と、が行われる。また、空気調和装置1では、冬期のような外気温度が低い条件における運転時に、底フレーム41のうち室外熱交換器11の下方及び室外ファン15の下方で氷が成長することを抑制するために、ホットガスバイパス管16に冷媒を流す運転が行われる。
冷房運転時には、四路切換弁10が室外放熱状態(図1の実線で示される状態)に切り換えられる。冷媒回路6において、冷凍サイクルの低圧のガス冷媒は、圧縮機8に吸入され、冷凍サイクルの高圧になるまで圧縮された後に吐出される。圧縮機8から吐出された高圧のガス冷媒は、四路切換弁10を通じて、室外熱交換器11に送られる。室外熱交換器11に送られた高圧のガス冷媒は、冷媒の放熱器として機能する室外熱交換器11において、室外ファン15によって冷却源として供給される室外空気と熱交換を行って放熱して、高圧の液冷媒になる。室外熱交換器11において放熱した高圧の液冷媒は、膨張弁12に送られる。膨張弁12に送られた冷媒は、膨張弁12によって冷凍サイクルの低圧まで減圧されて、低圧の気液二相状態の冷媒になる。膨張弁12で減圧された低圧の気液二相状態の冷媒は、液側閉鎖弁13及び液冷媒連絡管4を通じて、室内熱交換器31に送られる。室内熱交換器31に送られた低圧の気液二相状態の冷媒は、室内熱交換器31において、室内ファン32によって加熱源として供給される室内空気と熱交換を行って蒸発する。これにより、室内空気は冷却され、その後に、室内に供給されることで室内の冷房が行われる。室内熱交換器31において蒸発した低圧のガス冷媒は、ガス冷媒連絡管5、ガス側閉鎖弁14、四路切換弁10及びアキュムレータ7を通じて、再び、圧縮機8に吸入される。
暖房運転時には、四路切換弁10が室外蒸発状態(図1の破線で示される状態)に切り換えられる。冷媒回路6において、冷凍サイクルの低圧のガス冷媒は、圧縮機8に吸入され、冷凍サイクルの高圧になるまで圧縮された後に吐出される。圧縮機8から吐出された高圧のガス冷媒は、四路切換弁10、ガス側閉鎖弁14及びガス冷媒連絡管5を通じて、室内熱交換器31に送られる。室内熱交換器31に送られた高圧のガス冷媒は、室内熱交換器31において、室内ファン32によって冷却源として供給される室内空気と熱交換を行って放熱して、高圧の液冷媒になる。これにより、室内空気は加熱され、その後に、室内に供給されることで室内の暖房が行われる。室内熱交換器31で放熱した高圧の液冷媒は、液冷媒連絡管4及び液側閉鎖弁13を通じて、膨張弁12に送られる。膨張弁12に送られた冷媒は、膨張弁12によって冷凍サイクルの低圧まで減圧されて、低圧の気液二相状態の冷媒になる。膨張弁12で減圧された低圧の気液二相状態の冷媒は、室外熱交換器11に送られる。室外熱交換器11に送られた低圧の気液二相状態の冷媒は、冷媒の蒸発器として機能する室外熱交換器11において、室外ファン15によって加熱源として供給される室外空気と熱交換を行って蒸発して、低圧のガス冷媒になる。室外熱交換器11で蒸発した低圧の冷媒は、四路切換弁10及びアキュムレータ7を通じて、再び、圧縮機8に吸入される。
ホットガスバイパス管16に冷媒を流す運転は、上記の暖房運転時に、開閉弁17を開状態にすることによって行われる。開閉弁17を開状態にすると、圧縮機8から吐出された高圧のガス冷媒の一部は、ホットガスバイパス管16に流入する。ホットガスバイパス管16に流入した高圧の冷媒は、分岐管部16aを通じてファン下方管部16bに送られる。ファン下方管部16bに送られた高圧の冷媒は、ファン下方管部16bにおいて、底フレーム41のうち室外ファン15の下方を加熱して冷却される。このとき、ファン下方管部16bに送られた高圧の冷媒は、底フレーム41のファン下端近傍領域Bにおいて、その一部がファン下方軸方向管部16f、16gを通過し、残りがファン下端軸直交方向管部16eを通過する。そして、ファン下端軸直交方向管部16eを通過した高圧の冷媒は、熱交下方管部16cに送られ、ファン下方軸方向管部16f、16gを通過した高圧の冷媒は、熱交下方管部16cに合流する。これにより、底フレーム41のうち室外ファン15の下方、特に、底フレーム41のファン下端近傍領域Bにおける氷の成長が抑制される。ファン下方管部16bから熱交下方管部16cに送られた高圧の冷媒は、熱交下方管部16cにおいて、底フレーム41の室外熱交換器11の下方を加熱してさらに冷却される。これにより、底フレーム41のうち室外熱交換器11の下方における氷の成長が抑制される。熱交下方管部16cを通過した高圧の冷媒は、合流管部16dに送られ、キャピラリチューブ18(図1参照)において減圧された後に、ホットガスバイパス管16から流出し、液冷媒管23を流れる冷媒に合流する。
(4)室外ユニット及びそれを備えた冷凍装置の特徴
本実施形態の室外ユニット2及びそれを備えた冷凍装置としての空気調和装置1には、以下のような特徴がある。
本実施形態の室外ユニット2及びそれを備えた冷凍装置としての空気調和装置1には、以下のような特徴がある。
<A>
室外ユニット2において、室外ファン15の下方における氷の成長は、羽根車15aの回転軸線O−O方向の厚みに対応する広い領域で発生する。なぜなら、羽根車15aは、回転軸線O−O方向に傾斜した羽根を有しており、回転軸線O−O方向に厚みがあるからである。このため、羽根車15aの下端と氷との接触に対しては、羽根車15aの回転軸線O−O方向の厚みを考慮して、ホットガスバイパス管16のうち室外ファン15の下方を通過する部分であるファン下方管部16bの配置や形状を工夫することが好ましい。そして、羽根車15aの回転軸線O−O方向の厚みを考慮するには、ファン下方管部16bを羽根車15の回転軸線O−O方向に延ばして、ファン下方管部16bによる加熱が、底フレーム41のうち羽根車15aの下端の回転軸線O−O方向の厚みに対応する広い領域まで行き渡るようにすることが好ましい。
室外ユニット2において、室外ファン15の下方における氷の成長は、羽根車15aの回転軸線O−O方向の厚みに対応する広い領域で発生する。なぜなら、羽根車15aは、回転軸線O−O方向に傾斜した羽根を有しており、回転軸線O−O方向に厚みがあるからである。このため、羽根車15aの下端と氷との接触に対しては、羽根車15aの回転軸線O−O方向の厚みを考慮して、ホットガスバイパス管16のうち室外ファン15の下方を通過する部分であるファン下方管部16bの配置や形状を工夫することが好ましい。そして、羽根車15aの回転軸線O−O方向の厚みを考慮するには、ファン下方管部16bを羽根車15の回転軸線O−O方向に延ばして、ファン下方管部16bによる加熱が、底フレーム41のうち羽根車15aの下端の回転軸線O−O方向の厚みに対応する広い領域まで行き渡るようにすることが好ましい。
そこで、本実施形態の室外ユニット2では、上記のように、底フレーム41の平面視において、室外ファン15の駆動時に室外ファン15の羽根車15aが通過する位置を下方に投影した領域Aのうち、羽根車15aの回転中心Oから羽根車15aの半径Rの2/3以下の距離内にある領域をファン下端近傍領域Bとし、ファン下方管部16bが、ファン下端近傍領域Bに、回転軸線O−O方向に延びるファン下方軸方向管部16f、16gを有するものにしている。
これにより、ここでは、ファン下方軸方向管部16f、16gによって、底フレーム41のうち羽根車15aの下端の回転軸線O−O方向の厚みを考慮した広い領域(すなわち、ファン下端近傍領域B)を加熱することができ、底フレーム41のうち室外ファン15の下方における氷の成長を十分に抑制することができる。そして、室外ファン15の下方における氷の成長が抑制されることによって、羽根車15aの下端が氷に接触して室外ファン15の駆動が妨げられることを回避することができ、信頼性の高い空気調和装置1を提供することができる。これに対して、従来の室外ユニットでは、ホットガスバイパス管のうち室外ファンの下方を通過するファン下方管部が、底フレームの平面視において、室外ファンの羽根車の回転軸線に直交する方向に延びているだけである。このため、底フレームのうち羽根車の下端の軸方向の一部分に対応する領域を加熱することはできるものの、底フレームのうち羽根車の下端の軸方向の他の部分に対応する領域における加熱が不十分になるおそれがあり、底フレームのうち室外ファンの下方における氷の成長を十分に抑制することができないおそれがある。
<B>
本実施形態の室外ユニット2では、上記のように、ファン下方軸方向管部16f、16gが、ファン台15cの近傍を通過するようにしているため、ファン台15cの近傍における氷の成長も抑制して、底フレーム41のうち室外ファン15の下方における氷の成長の抑制に寄与することができる。
本実施形態の室外ユニット2では、上記のように、ファン下方軸方向管部16f、16gが、ファン台15cの近傍を通過するようにしているため、ファン台15cの近傍における氷の成長も抑制して、底フレーム41のうち室外ファン15の下方における氷の成長の抑制に寄与することができる。
<C>
本実施形態の室外ユニット2では、上記のように、ファン下方管部16bが、回転軸線O−Oに直交する方向に延びるファン下端軸直交方向管部16eをさらに有しており、ファン下方軸方向管部16f、16gが、ファン下端軸直交方向管部16eから分岐されており、熱交下方管部16cに合流している。すなわち、ここでは、ファン下方軸方向管部16f、16gがファン下端軸直交方向管部16eから分岐され、かつ、熱交下方管部16cに合流した構造を有している。このため、ここでは、従来のホットガスバイパス管(ファン下端軸直交方向管部及び熱交下方管部を有する冷媒管)にファン下方軸方向管部16f、16gを接続することによって容易に形成することができる。
本実施形態の室外ユニット2では、上記のように、ファン下方管部16bが、回転軸線O−Oに直交する方向に延びるファン下端軸直交方向管部16eをさらに有しており、ファン下方軸方向管部16f、16gが、ファン下端軸直交方向管部16eから分岐されており、熱交下方管部16cに合流している。すなわち、ここでは、ファン下方軸方向管部16f、16gがファン下端軸直交方向管部16eから分岐され、かつ、熱交下方管部16cに合流した構造を有している。このため、ここでは、従来のホットガスバイパス管(ファン下端軸直交方向管部及び熱交下方管部を有する冷媒管)にファン下方軸方向管部16f、16gを接続することによって容易に形成することができる。
(5)変形例
<A>
上記実施形態の室外ユニット2では、ファン下方管部16bを構成するファン下方軸方向管部16f、16gが回転軸線O−Oに平行に延びているが、これに限定されるものではなく、ファン下方軸方向管部16f、16gが、回転軸線O−O方向に傾斜して延びていてもよいし、階段状に延びていてもよい。図6には、ファン下方軸方向管部16f、16gが階段状に延びている例を示しているが、このようなファン下方軸方向管部16f、16gも、回転軸線O−O方向に延びるものに含まれる。
<A>
上記実施形態の室外ユニット2では、ファン下方管部16bを構成するファン下方軸方向管部16f、16gが回転軸線O−Oに平行に延びているが、これに限定されるものではなく、ファン下方軸方向管部16f、16gが、回転軸線O−O方向に傾斜して延びていてもよいし、階段状に延びていてもよい。図6には、ファン下方軸方向管部16f、16gが階段状に延びている例を示しているが、このようなファン下方軸方向管部16f、16gも、回転軸線O−O方向に延びるものに含まれる。
<B>
上記実施形態及び変形例Aの室外ユニット2では、ファン下方管部16bが、2本のファン下方軸方向管部16f、16gを有しているため、ファン下端軸直交方向管部16eに冷媒が流れにくくなるおそれがある。
上記実施形態及び変形例Aの室外ユニット2では、ファン下方管部16bが、2本のファン下方軸方向管部16f、16gを有しているため、ファン下端軸直交方向管部16eに冷媒が流れにくくなるおそれがある。
そこで、ここでは、図7に示すように、ファン下方軸方向管部16f、16gを、ファン下端軸直交方向管部16e及び熱交下方管部16cよりも管径を小さくしている。
これにより、ここでは、ファン下方軸方向管部16f、16gに冷媒が流れすぎないようにし、ファン下端軸直交方向管部16e及び熱交下方管部16cへの冷媒の流れを確保することができる。
<C>
上記実施形態及び変形例A、Bの室外ユニット2では、ファン下方管部16bが、2本のファン下方軸方向管部16f、16gを有しているが、これに限定されるものではなく、ここでは図示しないが、ファン下方軸方向管部が1本であってもよいし、3本以上であってもよい。
上記実施形態及び変形例A、Bの室外ユニット2では、ファン下方管部16bが、2本のファン下方軸方向管部16f、16gを有しているが、これに限定されるものではなく、ここでは図示しないが、ファン下方軸方向管部が1本であってもよいし、3本以上であってもよい。
<D>
上記実施形態及び変形例A〜Cの室外ユニット2では、ファン下方管部16bについて、回転軸線O−O方向に延びるファン下方軸方向管部16f、16gが、回転軸線O−Oに直交する方向に延びるファン下端軸直交方向管部16eから分岐され、かつ、熱交下方管部16cに合流した構造を採用している。
上記実施形態及び変形例A〜Cの室外ユニット2では、ファン下方管部16bについて、回転軸線O−O方向に延びるファン下方軸方向管部16f、16gが、回転軸線O−Oに直交する方向に延びるファン下端軸直交方向管部16eから分岐され、かつ、熱交下方管部16cに合流した構造を採用している。
しかし、ファン下方管部16bの構造はこれに限定されるものではなく、図8に示すように、ファン下方管部16bについて、回転軸線O−Oに直交する方向に延びるファン下端軸直交方向管部16h、16i、16jが、回転軸線O−O方向に延びるファン下方軸方向管部16k、16mに直列に接続された構造を採用してもよい。
具体的には、ここでは、ファン下方管部16bが、ファン下端軸直交方向管部16h、ファン下方軸方向管部16k、ファン下端軸直交方向管部16i、ファン下方軸方向管部16m、ファン下端軸直交方向管部16jの順に直列に接続されている。ファン下端軸直交方向管部16hは、ファン下方溝部41aの右端部の位置からファン下端近傍領域Bの回転軸線O−Oよりも右側の位置まで回転軸線O−Oに直交する方向に延びる部分である。ファン下方軸方向管部16kは、ファン下端軸直交方向管部16hから回転軸線O−O方向に平行に後側に向かって延びる部分である。ファン下方軸方向管部16kは、ファン台15cの近傍を通過している。ここでは、ファン下方軸方向管部16kは、底フレーム41の平面視において、ファン台15cの右側50mmの距離内の位置を前後方向(ここでは、回転軸線O−O方向)に通過して、ファン台15cの右後側の位置まで延びている。ファン下端軸直交方向管部16iは、ファン下方軸方向管部16kからファン台15cの左後側の位置まで回転軸線O−Oに直交する方向に延びる部分である。ファン下端軸直交方向管部16iは、ファン台15cの近傍(ファン台15cの後側50mmの距離内の位置)を通過している。ファン下方軸方向管部16mは、ファン下端軸直交方向管部16iから回転軸線O−O方向に平行に前側に向かって延びる部分である。ファン下方軸方向管部16mは、ファン台15cの近傍を通過している。ここでは、ファン下方軸方向管部16kは、底フレーム41の平面視において、ファン台15cの左側50mmの距離内の位置を前後方向(ここでは、回転軸線O−O方向)に通過して、ファン下端近傍領域Bの回転軸線O−Oよりも左側の位置まで延びる部分である。ファン下端軸直交方向管部16jは、ファン下端近傍領域Bの回転軸線O−Oよりも左側の位置からファン下方溝部41aの左端部の位置まで回転軸線O−Oに直交する方向に延びる部分である。
この構造のホットガスバイパス管16を有する室外ユニット2では、ホットガスバイパス管16に冷媒を流す運転において、高圧のガス冷媒は、ファン下方管部16bを、ファン下端軸直交方向管部16h、ファン下方軸方向管部16k、ファン下端軸直交方向管部16i、ファン下方軸方向管部16m、ファン下端軸直交方向管部16jの順に流れることになる。
本変形例においても、上記実施形態及び変形例A〜Cと同様に、ファン下方管部16bが、ファン下端近傍領域Bに、回転軸線O−O方向に延びるファン下方軸方向管部16k、16mを有しているため、底フレーム41のうち室外ファン15の下方における氷の成長を十分に抑制することができ、羽根車15aの下端が氷に接触して室外ファン15の駆動が妨げられることを回避することができ、信頼性の高い空気調和装置1を提供することができる。
また、本変形例では、上記のように、ファン下方管部16bがファン下端軸直交方向管部16h、16i、16jとファン下方軸方向管部16k、16mとが直列に接続された構造を有しているため、ファン下方管部16bの曲げ加工等によってファン下方軸方向管部16k、16mを容易に形成することができる。
<E>
上記変形例Dの室外ユニット2では、ファン下方管部16bを構成するファン下方軸方向管部16k、16mが回転軸線O−Oに平行に延びているが、これに限定されるものではなく、ファン下方軸方向管部16k、16mが、回転軸線O−O方向に傾斜して延びていてもよいし、階段状に延びていてもよい。図9には、ファン下方軸方向管部16k、16mが階段状に延びている例を示しているが、このようなファン下方軸方向管部16k、16mも、回転軸線O−O方向に延びるものに含まれる。
上記変形例Dの室外ユニット2では、ファン下方管部16bを構成するファン下方軸方向管部16k、16mが回転軸線O−Oに平行に延びているが、これに限定されるものではなく、ファン下方軸方向管部16k、16mが、回転軸線O−O方向に傾斜して延びていてもよいし、階段状に延びていてもよい。図9には、ファン下方軸方向管部16k、16mが階段状に延びている例を示しているが、このようなファン下方軸方向管部16k、16mも、回転軸線O−O方向に延びるものに含まれる。
<F>
上記変形例D、Eの室外ユニット2では、ファン下方管部16bが、2つのファン下方軸方向管部16k、16mを有しているが、これに限定されるものではなく、ここでは図示しないが、ファン下方軸方向管部が1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。
上記変形例D、Eの室外ユニット2では、ファン下方管部16bが、2つのファン下方軸方向管部16k、16mを有しているが、これに限定されるものではなく、ここでは図示しないが、ファン下方軸方向管部が1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。
<G>
上記実施形態及び変形例A〜Fの室外ユニット2において、熱交下方管部16cが、底フレーム41の平面視において、排水孔41cの上方を通過するようにしてもよい。例えば、図10及び図11に示すように、熱交下方管部16cの排水孔41c近傍の部分に曲げ形状を追加して、曲げ形状の部分を排水孔41cの中央Pを通過させてもよい。
上記実施形態及び変形例A〜Fの室外ユニット2において、熱交下方管部16cが、底フレーム41の平面視において、排水孔41cの上方を通過するようにしてもよい。例えば、図10及び図11に示すように、熱交下方管部16cの排水孔41c近傍の部分に曲げ形状を追加して、曲げ形状の部分を排水孔41cの中央Pを通過させてもよい。
ここでは、熱交下方管部16cが、底フレーム41の平面視において、排水孔41cの上方を通過するようにしているため、排水孔における氷の成長を抑制して、排水孔の閉塞を回避することができる。
特に、ここでは、熱交下方管部16cが、排水孔41cの中央Pを通過するようにしているため、排水孔41cにおける氷の成長を抑制する効果を高めることができる。
また、ここでは、熱交下方管部16cが、排水孔41cの近傍に曲げ形状を形成して、排水孔41cの上方を通過するようにしているため、底フレーム41の平面視において、室外熱交換器11の位置と排水孔41cの位置とがずれて配置されるような場合であっても、熱交下方管部16cを室外熱交換器11の下方に配置しつつ、その曲げ形状の部分を排水孔41cの上方に配置することができ、排水孔41cにおける氷の成長を抑制する効果を高めることができる。また、排水孔41cの中央Pを通過するように熱交下方管部16cを配置することも容易になる。
<H>
上記実施形態及び変形例A〜Gのホットガスバイパス管16では、開閉弁17が分岐管部16aに設けられているが、これに限定されるものではなく、開閉弁17が合流管部16dに設けられていてもよい。
上記実施形態及び変形例A〜Gのホットガスバイパス管16では、開閉弁17が分岐管部16aに設けられているが、これに限定されるものではなく、開閉弁17が合流管部16dに設けられていてもよい。
また、上記実施形態及び変形例A〜Gでは、室外ファン15が上下2つ設けられた室外ユニット2を例に挙げて説明しているが、室外ファンが1つ設けられた室外ユニットであってもよい。
上記実施形態及び変形例A〜Gのホットガスバイパス管16は、空気調和装置1を構成する室外ユニット2に採用されているが、これに限定されるものではなく、ヒートポンプ式の給湯機等の他の冷凍装置の室外ユニットにも採用可能である。
本発明は、室外熱交換器及び室外ファンが収容されたケーシングの底フレーム上に、室外熱交換器及び室外ファンの下方に冷媒を流すホットガスバイパス管が配置された室外ユニット、及び、それを備えた冷凍装置に対して、広く適用可能である。
1 空気調和装置(冷凍装置)
2 室外ユニット
3 室内ユニット
11 室外熱交換器
15 室外ファン
15a 羽根車
15c ファン台
16 ホットガスバイパス管
16b ファン下方管部
16c 熱交下方管部
16e、16h、16i、16j ファン下端軸直交方向管部
16f、16g、16k、16m ファン下方軸方向管部
40 ケーシング
41 底フレーム
41c 排水孔
2 室外ユニット
3 室内ユニット
11 室外熱交換器
15 室外ファン
15a 羽根車
15c ファン台
16 ホットガスバイパス管
16b ファン下方管部
16c 熱交下方管部
16e、16h、16i、16j ファン下端軸直交方向管部
16f、16g、16k、16m ファン下方軸方向管部
40 ケーシング
41 底フレーム
41c 排水孔
Claims (9)
- 室外熱交換器(11)及び室外ファン(15)が収容されたケーシング(40)の底フレーム(41)上に、前記室外熱交換器及び前記室外ファンの下方に冷媒を流すホットガスバイパス管(16)が配置された室外ユニットにおいて、
前記ホットガスバイパス管は、前記室外ファンの下方を通過する部分であるファン下方管部(16b)と、前記室外熱交換器の下方を通過する部分である熱交下方管部(16c)と、を有しており、
前記ファン下方管部は、前記底フレームの平面視において、前記室外ファンの駆動時に前記室外ファンの羽根車(15a)が通過する位置を下方に投影した領域のうち、前記羽根車の回転中心から前記羽根車の半径の2/3以下の距離内にあるファン下端近傍領域に、前記回転軸線方向に延びるファン下方軸方向管部(16f、16g、16k、16m)を有している、
室外ユニット(2)。 - 前記底フレーム上には、前記室外ファンを支持するファン台(15c)が配置されており、
前記ファン下方軸方向管部は、前記ファン台の近傍を通過している、
請求項1に記載の室外ユニット。 - 前記ファン下方管部は、前記回転軸線に直交する方向に延びるファン下端軸直交方向管部(16h、16i、16j)をさらに有しており、
前記ファン下端軸直交方向管部は、前記ファン下方軸方向管部に直列に接続されている、
請求項1又は2に記載の室外ユニット。 - 前記ファン下方管部は、前記回転軸線に直交する方向に延びるファン下端軸直交方向管部(16e)をさらに有しており、
前記ファン下方軸方向管部(16f、16g)は、前記ファン下端軸直交方向管部から分岐されており、前記熱交下方管部に合流している、
請求項1又は2に記載の室外ユニット。 - 前記ファン下方軸方向管部は、前記ファン下端軸直交方向管部及び前記熱交下方管部よりも管径が小さい、
請求項4に記載の室外ユニット。 - 前記底フレームには、前記室外熱交換器の下方近傍に排水孔(41c)が形成されており、
前記熱交下方管部は、前記底フレームの平面視において、前記排水孔の上方を通過している、
請求項1〜5のいずれか1項に記載の室外ユニット。 - 前記熱交下方管部は、前記底フレームの平面視において、前記排水孔の中央を通過している、
請求項6に記載の室外ユニット。 - 前記熱交下方管部は、前記底フレームの平面視において、前記排水孔の近傍に曲げ形状を有しており、前記曲げ形状の部分が前記排水孔の上方を通過している、
請求項6又は7に記載の室外ユニット。 - 請求項1〜8のいずれか1項に記載の室外ユニットと、
室内ユニット(3)と、
を備えた、
冷凍装置(1)。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017174885A JP2019049402A (ja) | 2017-09-12 | 2017-09-12 | 室外ユニット及びそれを備えた冷凍装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017174885A JP2019049402A (ja) | 2017-09-12 | 2017-09-12 | 室外ユニット及びそれを備えた冷凍装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019049402A true JP2019049402A (ja) | 2019-03-28 |
Family
ID=65906231
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017174885A Pending JP2019049402A (ja) | 2017-09-12 | 2017-09-12 | 室外ユニット及びそれを備えた冷凍装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019049402A (ja) |
-
2017
- 2017-09-12 JP JP2017174885A patent/JP2019049402A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6028815B2 (ja) | 空気調和装置の熱交換ユニット | |
JP5447569B2 (ja) | 空気調和装置の熱交換器及び空気調和装置 | |
JP5761097B2 (ja) | 空気調和装置の室内機 | |
US20160054010A1 (en) | Indoor unit for air conditioning devices | |
JP6227166B2 (ja) | 室外機 | |
JP5797149B2 (ja) | 空気調和装置の室外機及びそれを備えた空気調和装置 | |
JP2017172869A (ja) | 空気調和機 | |
US12078427B2 (en) | Heat exchanger and air conditioner having the same | |
JP6137114B2 (ja) | 空気調和装置の熱源ユニット | |
JP6938396B2 (ja) | ヒートポンプ室外機 | |
WO2022158574A1 (ja) | 熱交換器 | |
JP2019049402A (ja) | 室外ユニット及びそれを備えた冷凍装置 | |
JP2009270732A (ja) | 空気調和装置の室外ユニット | |
JP7086269B2 (ja) | 室内機 | |
JP2015169358A (ja) | 熱交換器 | |
KR20190003071A (ko) | 공기조화기의 실외기 | |
JP7344130B2 (ja) | ヒートポンプ式温水暖房装置 | |
JP5992735B2 (ja) | 空気調和機 | |
JP7038839B2 (ja) | 室外機及び冷凍サイクル装置 | |
JP2008082632A (ja) | 空気調和装置 | |
WO2021234960A1 (ja) | 空気調和機の室外機 | |
JP2022116685A (ja) | 冷凍装置 | |
JP6227167B2 (ja) | 室外機 | |
JP2013083390A (ja) | 空気調和機の室外機及びこの室外機を備えた空気調和機 | |
JPWO2020110226A1 (ja) | 室外機 |