JP2019043661A - 蓋付容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】密封性及び易開封性を両立した、蓋付容器を提供する。【解決手段】本発明の蓋付容器は、容器200、内容物300、及び蓋材100を具備している、蓋付容器400であって、容器のフランジ部204と舌片部202との境界が、折曲破断線208により画定されており、蓋材が、外層106及び内層102を有する積層体で構成されており、本体部分110とタブ部120との境界が、剥離きっかけ用内層ハーフカットライン102aにより画定されており、開口形成用内層ハーフカットライン102bが、収納部周縁シール部404に包囲されている領域内に存在しており、かつ剥離きっかけ用内層ハーフカットラインが、折曲破断線上又は折曲破断線よりも収納部側に存在している、蓋付容器である。【選択図】図1
Description
本発明は、蓋付容器に関する。
従来、紅茶及びコーヒー用のミルク及びガムシロップ等の液体、食品ジャム等の半固体を封入するため、蓋付容器が用いられている。蓋付容器は、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂製の容器の収納部を、アルミや合成樹脂製のシート状の蓋材で密封すると共に、剥離しやすくするための舌片部が設けられており、開封時にはこの舌片部を折り曲げて破断させ、そして蓋材を引き上げて剥がすことにより容易に開封できる構造となっている。蓋付容器には、高い密封性及び良好な開封性等の性質が要求されており、かかる要求を満足させるため、種々の手段が提案されている。
特許文献1では、フランジ部の上面に収納部を形成し、フランジ部の一部が一側方に延出した折曲破断線によって破断される舌片部を有する容器本体と、フランジ部と外縁形状を同じくしてフランジ部に溶着されるシート状の蓋体と、からなる容器であって、開口部の周縁と舌片部の中心をなだらかに結ぶ溶着部を形成したことを特徴とする容器が開示されている。
特許文献1では、開封時に舌片部を破断させて蓋材を容器本体から開封する際に、一直線上に力を集約して開口部の周縁に設けられる溶着部を徐々に剥がすことにより、小さい力でも開封時にシート状の蓋材を引き上げて容易に剥がすことができるとしている。
しかしながら、容器と蓋との密封性を確保するためには、溶着部のシール強度を大きくする必要がある。特に、開口部周縁のシール部に関しては、開口周縁全体を強固にシールする必要があり、その結果、開封するために大きな力が必要となることがあった。
このように、密封性と易開封性は相反する効果であり、両立することが困難であった。
したがって、密封性及び易開封性を両立した、蓋付容器が求められていた。
本発明者らは、鋭意検討したところ、以下の手段により上記課題を解決できることを見出して、本発明を完成させた。すなわち、本発明は、下記のとおりである:
〈1〉 容器、上記容器に収納されている内容物、及び上記容器を密封している蓋材を具備している、蓋付容器であって、
(i)上記容器が、収納部、上記収納部の周縁のフランジ部、及び上記フランジ部から突出している舌片部を具備しており、
上記容器の上記フランジ部と上記舌片部との境界が、折曲破断線により画定されており、
(ii)上記蓋材が、外層及び内層を有する積層体で構成されており、かつ上記外層が、上記内層から剥離可能であり、
上記蓋材が、上記容器の上記フランジ部及び上記舌片部の外周形状と略同一の外周形状を有しており、
上記蓋材が、本体部分、及び上記舌片部に対応するようにして上記本体部分から突出しているタブ部を具備しており、
上記蓋材の上記本体部分の一部の領域に開口を形成するように、上記蓋材に開口形成用内層ハーフカットラインが形成されており、
上記蓋材の上記本体部分と上記タブ部との境界が、上記蓋材の剥離きっかけ用内層ハーフカットラインにより画定されており、
(iii)上記容器と上記蓋材とが、
上記容器の上記収納部の周縁に形成されている、収納部周縁シール部、及び
上記蓋材の上記剥離きっかけ用内層ハーフカットラインを横断するようにして形成されている、剥離きっかけ用シール部
で融着されており、
(iv)上記蓋材の上記開口形成用内層ハーフカットラインが、上記蓋材の上記本体部分のうちの、上記収納部周縁シール部に包囲されている領域内に存在しており、かつ
(v)上記蓋材の剥離きっかけ用内層ハーフカットラインが、上記容器の上記折曲破断線上、又は上記容器の上記折曲破断線よりも上記収納部側に存在している、
蓋付容器。
〈2〉 上記蓋材の前記剥離きっかけ用シール部が、上記剥離きっかけ用内層ハーフカットラインの長さの5%〜80%を横断している、上記〈1〉項に記載の蓋付容器。
〈3〉 上記蓋材の前記剥離きっかけ用シール部が、上記容器の上記折曲破断線を更に横断するようにして形成されている、上記〈1〉又は〈2〉項に記載の蓋付容器。
〈4〉 上記蓋材の前記剥離きっかけ用シール部が、上記容器の上記折曲破断線の長さの5%〜80%を横断している、上記〈3〉項に記載の蓋付容器。
〈5〉 上記蓋材の上記剥離きっかけ用シール部が、上記本体部分と上記タブ部との間に延在する1又は複数の帯状に形成されている、上記〈1〉〜〈4〉項のいずれか一項に記載の蓋付容器。
〈6〉 上記蓋材の上記開口用内層ハーフカットラインが、上記容器の前記フランジ部に対応する位置に形成されている、上記〈1〉〜〈5〉項のいずれか一項に記載の蓋付容器。
〈7〉 上記蓋材の上記剥離きっかけ用内層ハーフカットラインが、略平行に複数本形成されている、上記〈1〉〜〈6〉項のいずれか一項に記載の蓋付容器。
〈1〉 容器、上記容器に収納されている内容物、及び上記容器を密封している蓋材を具備している、蓋付容器であって、
(i)上記容器が、収納部、上記収納部の周縁のフランジ部、及び上記フランジ部から突出している舌片部を具備しており、
上記容器の上記フランジ部と上記舌片部との境界が、折曲破断線により画定されており、
(ii)上記蓋材が、外層及び内層を有する積層体で構成されており、かつ上記外層が、上記内層から剥離可能であり、
上記蓋材が、上記容器の上記フランジ部及び上記舌片部の外周形状と略同一の外周形状を有しており、
上記蓋材が、本体部分、及び上記舌片部に対応するようにして上記本体部分から突出しているタブ部を具備しており、
上記蓋材の上記本体部分の一部の領域に開口を形成するように、上記蓋材に開口形成用内層ハーフカットラインが形成されており、
上記蓋材の上記本体部分と上記タブ部との境界が、上記蓋材の剥離きっかけ用内層ハーフカットラインにより画定されており、
(iii)上記容器と上記蓋材とが、
上記容器の上記収納部の周縁に形成されている、収納部周縁シール部、及び
上記蓋材の上記剥離きっかけ用内層ハーフカットラインを横断するようにして形成されている、剥離きっかけ用シール部
で融着されており、
(iv)上記蓋材の上記開口形成用内層ハーフカットラインが、上記蓋材の上記本体部分のうちの、上記収納部周縁シール部に包囲されている領域内に存在しており、かつ
(v)上記蓋材の剥離きっかけ用内層ハーフカットラインが、上記容器の上記折曲破断線上、又は上記容器の上記折曲破断線よりも上記収納部側に存在している、
蓋付容器。
〈2〉 上記蓋材の前記剥離きっかけ用シール部が、上記剥離きっかけ用内層ハーフカットラインの長さの5%〜80%を横断している、上記〈1〉項に記載の蓋付容器。
〈3〉 上記蓋材の前記剥離きっかけ用シール部が、上記容器の上記折曲破断線を更に横断するようにして形成されている、上記〈1〉又は〈2〉項に記載の蓋付容器。
〈4〉 上記蓋材の前記剥離きっかけ用シール部が、上記容器の上記折曲破断線の長さの5%〜80%を横断している、上記〈3〉項に記載の蓋付容器。
〈5〉 上記蓋材の上記剥離きっかけ用シール部が、上記本体部分と上記タブ部との間に延在する1又は複数の帯状に形成されている、上記〈1〉〜〈4〉項のいずれか一項に記載の蓋付容器。
〈6〉 上記蓋材の上記開口用内層ハーフカットラインが、上記容器の前記フランジ部に対応する位置に形成されている、上記〈1〉〜〈5〉項のいずれか一項に記載の蓋付容器。
〈7〉 上記蓋材の上記剥離きっかけ用内層ハーフカットラインが、略平行に複数本形成されている、上記〈1〉〜〈6〉項のいずれか一項に記載の蓋付容器。
本発明によれば、密封性及び易開封性を両立した、蓋付容器を提供することができる。
《蓋付容器》
本発明の蓋付容器は、図1に示すように、容器(200)、容器(200)に収納されている内容物(300)、及び容器(200)を密封している蓋材(100)を具備している、蓋付容器(400)であって、
(i)容器(200)が、収納部(206)、収納部(206)の周縁のフランジ部(204)、及びフランジ部(204)と連続している舌片部(202)を具備しており、
容器(200)のフランジ部(204)と舌片部(202)との境界が、折曲破断線(208)により画定されており、
(ii)蓋材(100)が、外層(106)、随意の易剥離性層(104)及び内層(102)を有する積層体で構成されており、かつ外層(106)が、内層(102)から剥離可能であり、
蓋材(100)が、フランジ部(204)及び舌片部(202)の外周形状と略同一の外周形状を有しており、
蓋材(100)が、本体部分(110)、及び舌片部(202)に対応するようにして本体部分(110)から突出しているタブ部(120)を具備しており、
蓋材(100)の本体部分(110)の一部の領域に開口を形成するように、蓋材(100)に開口形成用内層ハーフカットライン(102b)が形成されており、
蓋材(100)の本体部分(110)とタブ部(120)との境界が、蓋材(100)の剥離きっかけ用内層ハーフカットライン(102a)により画定されており、
(iii)容器(200)と蓋材(100)とが、
容器(200)の収納部(206)の周縁に形成されている、収納部周縁シール部(402)、及び
蓋材(100)の剥離きっかけ用内層ハーフカットライン(102a)を横断するようにして形成されている、剥離きっかけ用シール部(404)
で融着されており、
(iv)蓋材(100)の開口形成用内層ハーフカットライン(102b)が、蓋材(100)の本体部分(110)のうちの、収納部周縁シール部(402)に包囲されている領域内に存在しており、かつ
(v)蓋材(100)の剥離きっかけ用内層ハーフカットライン(102a)が、容器(200)の折曲破断線(208)上、又は容器(200)の折曲破断線(208)よりも収納部(206)側に存在している、
蓋付容器(400)である。
本発明の蓋付容器は、図1に示すように、容器(200)、容器(200)に収納されている内容物(300)、及び容器(200)を密封している蓋材(100)を具備している、蓋付容器(400)であって、
(i)容器(200)が、収納部(206)、収納部(206)の周縁のフランジ部(204)、及びフランジ部(204)と連続している舌片部(202)を具備しており、
容器(200)のフランジ部(204)と舌片部(202)との境界が、折曲破断線(208)により画定されており、
(ii)蓋材(100)が、外層(106)、随意の易剥離性層(104)及び内層(102)を有する積層体で構成されており、かつ外層(106)が、内層(102)から剥離可能であり、
蓋材(100)が、フランジ部(204)及び舌片部(202)の外周形状と略同一の外周形状を有しており、
蓋材(100)が、本体部分(110)、及び舌片部(202)に対応するようにして本体部分(110)から突出しているタブ部(120)を具備しており、
蓋材(100)の本体部分(110)の一部の領域に開口を形成するように、蓋材(100)に開口形成用内層ハーフカットライン(102b)が形成されており、
蓋材(100)の本体部分(110)とタブ部(120)との境界が、蓋材(100)の剥離きっかけ用内層ハーフカットライン(102a)により画定されており、
(iii)容器(200)と蓋材(100)とが、
容器(200)の収納部(206)の周縁に形成されている、収納部周縁シール部(402)、及び
蓋材(100)の剥離きっかけ用内層ハーフカットライン(102a)を横断するようにして形成されている、剥離きっかけ用シール部(404)
で融着されており、
(iv)蓋材(100)の開口形成用内層ハーフカットライン(102b)が、蓋材(100)の本体部分(110)のうちの、収納部周縁シール部(402)に包囲されている領域内に存在しており、かつ
(v)蓋材(100)の剥離きっかけ用内層ハーフカットライン(102a)が、容器(200)の折曲破断線(208)上、又は容器(200)の折曲破断線(208)よりも収納部(206)側に存在している、
蓋付容器(400)である。
本発明者らは、上記構成により、密封性及び易開封性を両立させることができることを見出した。ここで、本発明において、「開封」とは、蓋付容器から蓋材の一部を剥離して、容器の収納部及び/又は内容物を外気に暴露することを意味する。すなわち、「易開封性」とは、蓋付容器から蓋材の一部を容易に剥離して、容器の収納部及び/又は内容物を外気に暴露することができる性質を意味する。本発明の蓋付容器の開封機構を、図2を参照して説明する。
図2(a)に示す蓋付容器の舌片部(202)及びタブ部(120)を摘んで折り曲げると、図2(b)に示すように、容器の舌片部(202)とフランジ部(204)とが分離される。更に舌片部(202)及びタブ部(120)を引き上げると、剥離きっかけ用シール部(404)から蓋材が剥離されて剥離きっかけ用内層ハーフカットライン(102a)に達し、そして図2(c)に示すように、剥離きっかけ用内層ハーフカットライン(102a)を境に内層(102)から外層(106)が剥離される。したがって、この剥離きっかけ用内層ハーフカットライン(102a)よりも収納部側の領域においては、収納部周縁シール部(402)が強くシールされていても、内層(102)から外層(106)を剥離させることができる。
そして、更に剥離を進めると、開口形成用ハーフカットライン(102b)が形成されている領域において、内層(102)及び随意の易剥離性層(104)が外層(106)に追従して分離され、そして図2(d)に示すように、開口(102b’)が形成され、それによって、容器の収納部(206)及び/又は内容物(300)を外気に暴露させることができる。
したがって、本発明の上記の構成、特に蓋材の剥離きっかけ用内層ハーフカットラインが、容器の折曲破断線よりも収納部側に存在していることにより、収納部周縁シール部により蓋材を強固にシールし、かつ剥離きっかけ用シール部により蓋材のタブ部を容器の舌片部に固定しつつ、上記の剥離機構を実現して蓋材を容易に開封できるため、密封性及び易開封性を両立した、蓋付容器を得ることができる。
また、図示しないが、蓋材の剥離きっかけ用内層ハーフカットラインが、容器の折曲破断線上に存在している場合には、蓋付容器の舌片部及びタブ部を摘んで折り曲げてこれらを分離させると、容器の折曲破断線及び蓋材の剥離きっかけ用内層ハーフカットラインを境に内層から外層が剥離され、上記と同様に開口が形成される。したがって、この場合にも、収納部周縁シール部を強固にしつつ、蓋材を容易に開封できる。
以下では、本発明の蓋付容器における2つのシール部について説明する。
〈収納部周縁シール部〉
収納部周縁シール部は、容器の収納部の周縁に形成されているシール部である。このシール部は、例えばヒートシールにより形成することができる。
収納部周縁シール部は、容器の収納部の周縁に形成されているシール部である。このシール部は、例えばヒートシールにより形成することができる。
収納部周縁シール部は、容器のフランジ部の一部の領域上に形成されていてよい。例えば、図1(a)に示すように、収納部周縁シール部(402)は、容器(200)のフランジ部(204)の一部の領域上に、収納部(206)を包囲するようにして帯状に形成されていてよい。
〈剥離きっかけ用シール部〉
剥離きっかけ用シール部は、蓋材の剥離きっかけ用内層ハーフカットラインを横断するようにして形成されているシール部である。このシール部により、容器における折曲破断線と蓋材の剥離きっかけ用内層ハーフカットとの間の領域において、蓋材の内層を容器のフランジ部上に固定させることができる。
剥離きっかけ用シール部は、蓋材の剥離きっかけ用内層ハーフカットラインを横断するようにして形成されているシール部である。このシール部により、容器における折曲破断線と蓋材の剥離きっかけ用内層ハーフカットとの間の領域において、蓋材の内層を容器のフランジ部上に固定させることができる。
更に、剥離きっかけ用シール部は、蓋材の開封時に、蓋材を開封するための力を、剥離きっかけ用内層ハーフカットラインに達するまで誘導し、それによって蓋材の内層から蓋材の外層を剥離できるようにすることができる。このシール部は、例えばヒートシールにより形成することができる。剥離きっかけ用シール部は、収納部周縁シール部と連続して形成されていてもよく、又は収納部周縁シール部から独立して形成されていてもよい。
剥離きっかけ用シール部(404)は、図3(d)に示すように、収納部周縁シール部(402)と一体となって容器(200)の折曲破断線(208)の長さ及び蓋材(100)の剥離きっかけ用内層ハーフカットライン(102a)の全てを含んで容器(200)の折曲破断線(208)まで達するように形成されていてもよく、図3(e)に示すように、更に容器(200)の舌片部(202)全体にまで形成されていてもよく、又は図3(f)に示すように、剥離きっかけ用内層ハーフカットライン(102a)全体を包囲するように形成されていてもよい。
しかしながら、剥離きっかけ用シール部は、安定した易開封性をもたらす観点から、蓋材の本体部分とタブ部との間に延在する1又は複数の帯状に形成されていることが好ましい。このことを、図4を参照して以下で説明する。この図では、折曲破断線(208)及び剥離きっかけ用内層ハーフカットライン(102a)の周辺の領域を拡大して示している。
折曲破断線を有する容器のフランジ部に、剥離きっかけ用内層ハーフカットラインを有する蓋材をシールするにあたり、シール機の精度上、折曲破断線と剥離きっかけ用内層ハーフカットラインの位置を一致させることは困難で、折曲破断線と蓋材の剥離きっかけ用内層ハーフカットラインとの間で相対的な位置のずれが発生することがある。
折曲破断線と剥離きっかけ用内層ハーフカットラインとの位置が開封方向に離れるようにずれが発生した状態で容器と蓋とがシールすると、折曲破断線と剥離きっかけ用内層ハーフカットラインとの間の面積が広がる。その結果、例えば、図4(a)に示すように、剥離きっかけ用シール部(404)が、剥離きっかけ用内層ハーフカットライン(102a)全体を包囲するように形成されていた場合には、図4(b)に示すように、剥離きっかけ用シール部(404)の折曲破断線(208)と剥離きっかけ用内層ハーフカットライン(102a)との間における領域(404’)の面積が増加することとなる。その結果、蓋材の内層を容器のフランジ部から剥離させ、そして剥離きっかけ用内層ハーフカットライン(102a)まで到達させるために必要な剥離強度が大きく増加する。
これに対し、図4(c)に示すように、剥離きっかけ用シール部(404)が、蓋材の本体部分(110)とタブ部(120)との間に延在する1又は複数の帯状に形成されている場合には、図4(d)に示すように、折曲破断線(208)と剥離きっかけ用内層ハーフカットライン(102a)との位置が離れるようにずれが発生した状態で容器と蓋とがシールしても、剥離きっかけ用シール部(404)の、折曲破断線(208)と剥離きっかけ用内層ハーフカットライン(102a)との間における領域(404’)の面積は、図4(b)の場合と比較して大きく増加しないため、ずれに伴う上記の剥離強度の増加を抑制できることとなる。
更に、剥離きっかけ用シール部が、蓋材の本体部分とタブ部との間に延在する1又は複数の帯状に形成されていることにより、折曲破断線から剥離きっかけ用内層ハーフカットラインに到達する間のシール領域が狭くなるため、弱い力で蓋材の層間剥離により開口を形成できる。
上記の理由から、剥離きっかけ用シール部は、蓋材の本体部分とタブ部との間に延在する1又は複数の帯状に形成されていることが、安定した易開封性をもたらす観点から好ましい。
この好ましい態様としては、例えば、図1(a)に示すように、剥離きっかけ用シール部(404)が2本の帯状に形成されている態様、図3(a)に示すように、剥離きっかけ用シール部(404)が1本の帯状に形成されている態様等が挙げられる。
また、図3(a)の態様の変形態様として、図3(b)に示すように、剥離きっかけ用シール部(404)がU字形を形成する態様、及び図3(c)に示すように、U字形の剥離きっかけ用シール部(404)が収納部周縁シール部(402)と連続していてもよい。
剥離きっかけ用シール部は、剥離きっかけ用内層ハーフカットラインの長さの5%以上、10%以上、15%以上、又は20%以上を横断していることが、内層を良好に固定する観点から好ましく、また剥離きっかけ用内層ハーフカットラインの長さの80%以下、70%以下、60%以下、50%以下、又は40%以下を横断していることが、シール部の形成領域を狭くし、それによって、容器の折曲破断線と蓋材の剥離きっかけ用内層ハーフカットラインとの間の領域での、蓋材の内層と容器のフランジ部との間の剥離強度を小さくする観点から好ましい。
剥離きっかけ用シール部は、容器の折曲破断線を更に横断するようにして形成されていることが、蓋材の内層を容器の舌片部に固定し、それによって蓋材のタブ部と容器の舌片部が分離して、舌片部が脱落することを防止する観点から好ましい。この場合、剥離きっかけ用シール部は、折曲破断線の長さの5%以上、10%以上、15%以上、又は20%以上を横断していることが、蓋材の内層を容器の舌片部に良好に固定する観点から好ましい。また、剥離きっかけ用シール部は、折曲破断線の長さの80%以下、70%以下、60%以下、50%以下、又は40%以下を横断していることができる。
以下では、本発明の蓋付容器を構成する容器、内容物、及び蓋材について説明する。
〈容器〉
容器は、収納部、収納部の周縁のフランジ部、及びフランジ部と連続している舌片部を具備している。フランジ部と舌片部とは、折曲破断線により画定されている。
容器は、収納部、収納部の周縁のフランジ部、及びフランジ部と連続している舌片部を具備している。フランジ部と舌片部とは、折曲破断線により画定されている。
{収納部}
収納部は、内容物が収納されている部分である。この部分の形状は、例えば円錐台形、多角錐台形、直方体形、立方体形等であることができる。
収納部は、内容物が収納されている部分である。この部分の形状は、例えば円錐台形、多角錐台形、直方体形、立方体形等であることができる。
{フランジ部}
フランジ部は、容器の収納部の周縁の部分であり、鍔状の部分であってよい。
フランジ部は、容器の収納部の周縁の部分であり、鍔状の部分であってよい。
{舌片部}
舌片部は、フランジ部と連続している領域である。
舌片部は、フランジ部と連続している領域である。
{折曲破断線}
折曲破断線は、フランジ部と舌片部との境界を画定する部分である。この部分を折り曲げて破断させることにより、フランジ部から舌片部を分離することができる。
折曲破断線は、フランジ部と舌片部との境界を画定する部分である。この部分を折り曲げて破断させることにより、フランジ部から舌片部を分離することができる。
折曲破断線は、例えば容器のフランジ部の下方から切欠きを設けることにより形成することができる。この切欠きは、例えば実線状であってもよく、又は点線状であってもよい。
〈内容物〉
内容物は、容器に収納されていている。内容物は、紅茶、日本茶、コーヒー等の濃縮液体飲料、ミルク及びガムシロップ等の液体調味料、ジャム、バター等の半固体調味料、洗口剤等の液体衛生用品、医療器具、スナック菓子等であることができる。
内容物は、容器に収納されていている。内容物は、紅茶、日本茶、コーヒー等の濃縮液体飲料、ミルク及びガムシロップ等の液体調味料、ジャム、バター等の半固体調味料、洗口剤等の液体衛生用品、医療器具、スナック菓子等であることができる。
〈蓋材:層構成〉
蓋材は、外層及び内層を有する積層体で構成されており、外層は、内層から剥離可能である。
蓋材は、外層及び内層を有する積層体で構成されており、外層は、内層から剥離可能である。
以下では、蓋材の層構成について説明する。
{積層体}
本発明の蓋材は、外層及び内層を有する積層体で構成されており、かつ前記外層が、前記内層から剥離可能である。外層と内層とを互いに剥離可能とするため、外層と内層との間に、易剥離性層を設けてもよい。
本発明の蓋材は、外層及び内層を有する積層体で構成されており、かつ前記外層が、前記内層から剥離可能である。外層と内層とを互いに剥離可能とするため、外層と内層との間に、易剥離性層を設けてもよい。
積層体を構成する層の積層は、例えば、サンドラミネートやバックラミネートなどの押出しラミネート、ドライラミネートなどにより行うことができる。
特に、内層と外層との積層は、易剥離性層を介して行うことができる。より具体的には、易剥離性層が易剥離性樹脂層、又はこれと剥離ニスとの組合せである場合、内層と外層との積層は、易剥離性樹脂層を介して、サンドラミネート等の積層手段により行うことができる。易剥離性層が剥離ニスである場合、内層と外層との間に、更に接着層を積層させてもよい。この接着層としては、例えばドライラミネート接着剤を用いることができる。
(外層)
蓋材の外層は、蓋材が容器に接合されたときに、蓋付容器の最外層となる層であってよい。また、外層は、蓋材の内層に積層され、その後に内層から剥離されることができる。
蓋材の外層は、蓋材が容器に接合されたときに、蓋付容器の最外層となる層であってよい。また、外層は、蓋材の内層に積層され、その後に内層から剥離されることができる。
例えば、外層は、内層に積層されることにより、蓋付容器としたときに最外層となる。また、例えば容器の舌片部及びタブ部を一緒に摘み、容器の折曲破断線により舌片部を破断させ、そして舌片部及びタブ部を引き上げることにより、外層を内層から剥離させることができる。
外層は、単層構造、又は複数の層が積層されている多層構造を有していてよい。
外層としては、紙層、樹脂層、金属箔層の単層、又はこれらの積層体などを用いることができる。
紙層としては、コート紙、アート紙などを使用してよい。また、紙層には、グラビア印刷、フレキソ印刷などで印刷がなされていてもよい。
樹脂層としては、市販のフィルムや押出し樹脂などを適宜用いることが可能である。
例えば、フィルムとしては、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム、低密度ポリエチレン(LDPE)フィルム、中密度ポリエチレンフィルム(MDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)フィルム、線状低密度ポリエチレン(LLDPE)フィルム、ポリプロピレン(PP)フィルム、ナイロン(Ny)フィルムなどを、単独で又は組み合わせて使用してよい。
押出し樹脂としては、低密度ポリエチレン(LDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、線状低密度ポリエチレン(LLDPE)、エチレンメタクリル酸共重合体(EMAA)、エチレンアクリル酸共重合体(EAA)などを、単独で又は組み合わせて使用してよい。
更に、樹脂層は、接着剤層、無機物蒸着層、バリアコート層などの他の層を具備していてもよい。
金属箔層としては、例えばアルミニウム箔、銅箔、チタン箔等の金属箔、アルミニウム合金箔、ステンレス箔等の合金箔を用いることができる。
(内層)
蓋材の内層は、蓋材が容器に接合されたときに、最内層となることができる層である。
蓋材の内層は、蓋材が容器に接合されたときに、最内層となることができる層である。
また、内層は、蓋材の外層と積層され、その後に外層を剥離させることができる。さらに、ハーフカットラインが、外層及び内層の積層方向において、内層全体を貫通するようにして、内層はハーフカットラインを形成するための刃を受け入れることができる。
内層は、単層構造、又は複数の層が積層されている多層構造を有してよい。内層は、例えば基材層及びシーラント層の積層体であることができる。
基材層としては、市販のフィルムや押出し樹脂などを適宜用いることが可能である。例えば、フィルムとしては、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム、低密度ポリエチレン(LDPE)フィルム、中密度ポリエチレン(MDPE)フィルム、高密度ポリエチレン(HDPE)フィルム、線状低密度ポリエチレン(LLDPE)フィルム、ポリプロピレン(PP)フィルム、ナイロン(Ny)フィルムなどを、単独で又は組み合わせて使用してよい。樹脂としては、低密度ポリエチレン(LDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、線状低密度ポリエチレン(LLDPE)、エチレンメタクリル酸共重合体(EMAA)、エチレンアクリル酸共重合体(EAA)などを、単独で又は組み合わせて使用してよい。
また、内層は、上記以外の樹脂層、接着剤層、金属箔層、無機物蒸着フィルム層等を含んでもよい。更に、内層は、印刷層を含んでもよい。これらのフィルムには、表面を変性し又は表面を粗面化することによって接着性を向上させる目的で、コロナ処理をすることができる。
内層は、蓋材の最内層となる側にシーラント層を有していてもよい。シーラント層は、蓋材によって封止すべき容器と蓋材とをヒートシールするための層である。シーラント層の材料は、封止すべき容器の材質によって選択され、例えば、LDPE、LLDPE、PP、エチレンメタクリル酸共重合体(EMAA)、エチレンアクリル酸共重合体(EAA)、アイオノマー樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合体等の樹脂でよい。これらの樹脂は、例えば、延伸又は無延伸フィルム、押出積層用の溶融樹脂、ホットメルト用の塗料等の形態で与えることができる。
シーラント層としては、蓋材と容器との密封性を確保するために、容器のフランジ部の表面と組成の近いものを用いることが好ましい。具体的には、容器のフランジ部がポリプロピレンで構成されている場合には、シーラント層としては、無延伸ポリプロピレンを用いることが好ましい。
内層の厚さは、例えば150μm以下、100μm以下、80μm以下、又は60μm以下とすることができ、また20μm以上、30μm、又は40μm以上とすることができる。
(易剥離性層)
易剥離性層は、外層と内層とを互いに剥離可能とするため、外層と内層との間に設けられる随意の層である。
易剥離性層は、外層と内層とを互いに剥離可能とするため、外層と内層との間に設けられる随意の層である。
易剥離性層は、易剥離性樹脂層であってもよく、外層と内層とを剥離する部分に剥離ニス等を塗布することで形成した層でもよく、これらを組み合わせた層でもよい。
易剥離性樹脂層に用いる易剥離性樹脂としては、ポリオレフィンに、環状オレフィンコポリマー(COC)を所定の比率で混合した樹脂であることが好ましい。
ポリオレフィンとしては、例えば、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂等が挙げられ、低密度ポリエチレン(LDPE)が好ましい。LDPEとしては、例えば、東ソー株式会社製の商品名「ペトロセン」、旭化成ケミカルズ株式会社製の商品名「サンテック」等が挙げられる。
ポリオレフィンのMFR(Melt Flow Rate)は、JIS K7210に準拠し、温度190℃/荷重2.16kgの条件の下で測定した場合、0.01g/10分以上、0.1g/10分以上、又は1.0g/10分以上であってよく、また60g/10分以下、20g/10分以下、又は10g/10分以下であってよい。
ポリオレフィンの密度は、0.89g/cm3以上であってよく、また、この密度は、0.94g/cm3以下であってよい。
環状オレフィンコポリマー(COC)とは、α−オレフィンと環状オレフィンとを、へキサン、へプタン、オクタン、シクロへキサン、べンゼン、トルエン、キシレンなどの炭化水素系溶媒中で、いわゆるチーグラー触媒、メタロセン触媒などの触媒を調合することにより得ることができる共重合体をいう。このような共重合体としては、例えば、三井化学株式会社製の商品名「アペル」などが挙げられる。
COCのMFRは、JIS K7210に準拠し、温度190℃/荷重2.16kgの条件の下で測定した場合、0.1g/10分以上、1.0g/10分以上、又は2.0g/10分以上であってよく、また、このMFRは、温度190℃のとき、40g/10分以下、20g/10分以下、又は10g/10分以下であってよい。
易剥離性樹脂層は、LDPEとCOCとの混合比率を変えることにより、界面剥離強度を調整することができる。易剥離性樹脂中のCOCの含有量は、1質量%以上、又は3質量%以上であってよく、また、この含有量は、24質量%以下又は10質量%以下であってよい。このような範囲であれば、COCの含有量は、内層又は外層と易剥離性樹脂層との界面剥離が容易になり、かつ両者の剥離強度の制御が容易になるため好ましい。
易剥離性樹脂層の厚さは、剥離する層との接着性及び剥離性を両立させるために、例えば10μm以上、又は15μm以上であってよく、また40μm以下、30μm以下、又は25μm以下であってよい。
また、易剥離性層は、ニトロセルロース樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、アミノアルキッド系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、若しくはこれらの混合物、又は水性ニス、油性ニス、紫外線硬化型ニス等であってもよい。
剥離ニスは、易剥離性樹脂とワックスの混合物であることがより好ましい。混合物中のワックスの含有率は、混合物の質量を基準として、20質量%以上であってよく、また85質量%以下であってよい。このような範囲である場合、剥離ニス層と隣接している他の層のピッキングを防ぐことができ、かつ剥離ニス層の層間剥離を防ぐことができるので好ましい。
(層の積層)
層の積層は、例えば、サンドラミネートやバックラミネートなどの押出しラミネート、ドライラミネートなどにより行うことができる。
層の積層は、例えば、サンドラミネートやバックラミネートなどの押出しラミネート、ドライラミネートなどにより行うことができる。
特に、内層と外層との積層は、易剥離性層を介して行うことができる。より具体的には、易剥離性層が易剥離性樹脂層、又はこれと剥離ニスとの組合せである場合、内層と外層との積層は、易剥離性樹脂層を介して、サンドラミネート等の積層手段により行うことができる。易剥離性層が剥離ニスである場合、内層と外層との間に、更に接着層を積層させてもよい。この接着層としては、例えばドライラミネート接着剤を用いることができる。
{ハーフカットライン}
ハーフカットラインは、蓋材の表面から蓋材の厚さ未満の深さで形成された切り込みである。
ハーフカットラインは、蓋材の表面から蓋材の厚さ未満の深さで形成された切り込みである。
ハーフカットラインの刻設は、例えば、ロータリーダイカッター、レーザー光照射等により行うことができる。また、ハーフカットラインは、蓋材の内層側及び/又は外層側に形成されることができる。
例えば、内層ハーフカットラインは、蓋材の内層の表面から、内層を貫通する深さまで刻設されている。
内層ハーフカットラインは、蓋材の内層の厚さ方向において、内層を貫通する深さで刻設されている。したがって、内層ハーフカットラインの深さは、蓋材の内層の厚さと概ね等しい。
例えば、蓋材の外層と内層の間に易剥離性層を配置するときには、内層ハーフカットラインは、内層の表面から易剥離性層に達する深さまで形成することができる。この場合には、内層と易剥離性層との界面で外層を剥離することができる。また、内層ハーフカットラインは、内層の表面から易剥離性層を貫通する深さまで形成することができる。この場合には、外層と易剥離性層との界面で外層を剥離することができる。
例えば、蓋材の外層と内層の間に剥離ニス層を部分的に配置するときには、内層ハーフカットラインは、内層の表面から剥離ニス層に達する深さまで形成されることができる。
(外層ハーフカットライン)
外層ハーフカットラインは、外層側から刻設されたハーフカットラインである。外層ハーフカットラインとしては、例えば剥離すべき領域を画定するためのハーフカットラインであることができる。
外層ハーフカットラインは、外層側から刻設されたハーフカットラインである。外層ハーフカットラインとしては、例えば剥離すべき領域を画定するためのハーフカットラインであることができる。
(内層ハーフカットライン)
内層ハーフカットラインは、内層側から刻設されたハーフカットラインである。例えば、内層ハーフカットラインは、剥離きっかけとなる剥離きっかけ用内層ハーフカットライン、開口となる領域を画定するための開口形成用内層ハーフカットラインであることができる。これらの内層ハーフカットラインについては、以下で説明する。
内層ハーフカットラインは、内層側から刻設されたハーフカットラインである。例えば、内層ハーフカットラインは、剥離きっかけとなる剥離きっかけ用内層ハーフカットライン、開口となる領域を画定するための開口形成用内層ハーフカットラインであることができる。これらの内層ハーフカットラインについては、以下で説明する。
ここで、「開口」は、内部の液体、特に濃縮液体食品を排出し、又は内部と外気を流通させること等ができる構成を意味するものであり、特に本発明においては、開口形成用内層ハーフカットラインによって内層に画定された領域を言うものである。
剥離きっかけ用内層ハーフカットラインは、内層から外層を剥離するきっかけとなる内層ハーフカットラインである。
剥離きっかけ用内層ハーフカットラインは、折曲破断線に対して略平行に形成されていることが、蓋材の開封の容易さの観点から好ましい。また、剥離きっかけ用内層ハーフカットラインは、折曲破断線に対して略平行に複数本形成されていることが、剥離きっかけ用内層ハーフカットラインの形成位置のずれの許容範囲を大きくする観点から好ましい。
ここで、本明細書において、「略平行」は、完全な平行に対する角度の誤差が、10°以内、5°以内、3°以内、又は1°以内であることを言うものである。
開口形成用内層ハーフカットラインは、内層から外層を剥離させた際に、開口となる領域を画定するためのハーフカットラインである。
図1(a)に示すように、開口形成用内層ハーフカットライン(102b)は、本体部分の一部の領域に開口を形成するように形成されており、かつ本体部分のうちの収納部周縁シール部(402)に包囲されている領域内に存在している。開口形成用内層ハーフカットライン(102b)は、図5(a)に示すように、フランジ部(204)の内縁付近に形成されていてもよく、又は図5(b)に示すように、フランジ部(204)上に形成されていてもよい。
〈蓋材:面方向の構成〉
本発明の蓋材は、容器のフランジ部及び舌片部の外周形状と略同一の外周形状を有していてよい。蓋材の外周形状は、例えば蓋材を構成する積層体を容器にシールし、そして容器のフランジ部及び舌片部の外周形状に合わせて積層体をフルカットすることにより形成することができる。ここで、「略同一」は、容器と蓋材とが接合している状態において、容器のフランジ部及び舌片部の外周形状と蓋材の外周形状との位置のずれが2mm以内、1mm以内、又は0.5mm以内であることを意味するものである。このずれは、容器のフランジ部及び舌片部の外周形状に対して内側へのずれ、及びこの外周形状に対して外側へのずれを含む。
本発明の蓋材は、容器のフランジ部及び舌片部の外周形状と略同一の外周形状を有していてよい。蓋材の外周形状は、例えば蓋材を構成する積層体を容器にシールし、そして容器のフランジ部及び舌片部の外周形状に合わせて積層体をフルカットすることにより形成することができる。ここで、「略同一」は、容器と蓋材とが接合している状態において、容器のフランジ部及び舌片部の外周形状と蓋材の外周形状との位置のずれが2mm以内、1mm以内、又は0.5mm以内であることを意味するものである。このずれは、容器のフランジ部及び舌片部の外周形状に対して内側へのずれ、及びこの外周形状に対して外側へのずれを含む。
また、本発明の蓋材は、本体部分、及び容器の舌片部に対応するようにして本体部分から突出しているタブ部を具備している。本体部分とタブ部との境界は、剥離きっかけ用内層ハーフカットラインにより画定されている。
{本体部分}
本体部分は、容器のフランジ部に対応するように存在していてよい。
本体部分は、容器のフランジ部に対応するように存在していてよい。
本体部分には、本体部分の一部の領域に開口を形成するように、開口形成用内層ハーフカットラインが形成されている。
{タブ部}
タブ部は、容器の舌片部に対応するようにして本体部分から突出している。既に言及したように、タブ部を舌片部とともに摘んで折り曲げ、そして引き上げることにより、図2において言及した開封機構を実現することができる。
タブ部は、容器の舌片部に対応するようにして本体部分から突出している。既に言及したように、タブ部を舌片部とともに摘んで折り曲げ、そして引き上げることにより、図2において言及した開封機構を実現することができる。
実施例及び比較例により本発明を具体的に説明するが、本発明は、これらに限定されるものではない。
《蓋材用の積層体の作製》
蓋材用の積層体として、下記の構成の積層体を製造した(ただし、「//」はドライラミネート接着剤を表す):
PET1(12μm)//AL(7μm)//PET2(12μm)//剥離ニス/PET3(12μm)//CPP(20μm)。
蓋材用の積層体として、下記の構成の積層体を製造した(ただし、「//」はドライラミネート接着剤を表す):
PET1(12μm)//AL(7μm)//PET2(12μm)//剥離ニス/PET3(12μm)//CPP(20μm)。
上記の積層構成における各層としては、それぞれ下記の材料を用いた:
PET1(厚さ:12μm):E5100、東洋紡社
アルミニウム箔(厚さ:7μm):1N30、東洋アルミニウム社
PET2(厚さ:12μm):PETB、ユニチカ社
PET3(厚さ:12μm):E5100、東洋紡社
無延伸ポリプロピレン(CPP)(厚さ:20μm):FHK2、フタムラ化学社
ドライラミネート接着剤:タケラックA−525/タケネートA−50、三井化学社
剥離ニス:ポリコートP−91、DICグラフィックス社
PET1(厚さ:12μm):E5100、東洋紡社
アルミニウム箔(厚さ:7μm):1N30、東洋アルミニウム社
PET2(厚さ:12μm):PETB、ユニチカ社
PET3(厚さ:12μm):E5100、東洋紡社
無延伸ポリプロピレン(CPP)(厚さ:20μm):FHK2、フタムラ化学社
ドライラミネート接着剤:タケラックA−525/タケネートA−50、三井化学社
剥離ニス:ポリコートP−91、DICグラフィックス社
具体的には、以下のようにして、蓋材用の積層体を作製した:
1.PET3「E5100」のコロナ未処理面に、易剥離性層としての剥離ニス「ポリコートP−91」をメッシュ状に印刷し、部材a(剥離ニス/PET3(12μm))を作製した。
2.ドライラミネーターを使用し、ドライラミネート接着剤の塗布量を乾燥重量3g/m2に設定し、PET1「E5100」とアルミニウム箔「1N30」を、ドライラミネート接着剤「タケラックA−525/タケネートA−50」を介して接着して、部材b(PET1(12μm)//AL(7μm))を作製した。
3.ドライラミネーターを使用し、ドライラミネート接着剤の塗布量を乾燥重量3g/m2に設定し、部材bのアルミニウム箔側とPET2「PETB」を、ドライラミネート接着剤「タケラックA−525/タケネートA−50」を介して接着して、外層としての部材c(PET1(12μm)//AL(7μm)//PET2(12μm))を作製した。
4.ドライラミネーターを使用し、ドライラミネート接着剤の塗布量を乾燥重量3g/m2に設定し、部材cのPET2側にドライラミネート接着剤「タケラックA−525/タケネートA−50」を塗布し、ここに部材aの剥離ニス側を接着させ、部材d(PET1(12μm)//AL(7μm)//PET2(12μm)//剥離ニス/PET3(12μm))を作製した。
5.ドライラミネーターを使用し、ドライラミネート接着剤の塗布量を乾燥重量3g/m2に設定し、部材dのPET3側とシーラント層としてのCPP「FHK2」を、ドライラミネート接着剤「タケラックA−525/タケネートA−50」を介して接着して、蓋材用の積層体(PET1(12μm)//AL(7μm)//PET2(12μm)//剥離ニス/PET3(12μm)//CPP(20μm))を作製した。本発明において、PET3(12μm)//CPP(20μm)の積層体が、内層に相当する。
《蓋付容器の作製》
〈比較例1〉
ロータリーダイカッターで、上記の蓋材用の積層体のCPP側から、PET3「E5100」を貫通し、剥離界面である易剥離性層を貫通する深さで剥離きっかけ用内層ハーフカットライン及び開口形成用内層ハーフカットラインを刻設した。
〈比較例1〉
ロータリーダイカッターで、上記の蓋材用の積層体のCPP側から、PET3「E5100」を貫通し、剥離界面である易剥離性層を貫通する深さで剥離きっかけ用内層ハーフカットライン及び開口形成用内層ハーフカットラインを刻設した。
ハーフカットラインを刻設した蓋材用の積層体を、蓋外径φ45mm、フランジ幅4.5mm、容量20mlの容器にヒートシールし、そして容器の外周の形状に打ち抜いて、比較例1の蓋付容器を作製した。
比較例1の蓋付容器においては、剥離きっかけ用シール部(404)及び収納部周縁シール部(402)は、一体となってフランジ部(204)全体にわたって形成されており、このシール部(402、404)と、剥離きっかけ用内層ハーフカットライン(102a)及び開口形成用内層ハーフカットライン(102b)との位置関係は、図6(a)に示したとおりであった。
〈実施例1〜5並びに比較例2及び3〉
図6(b)〜(d)に示すように、剥離きっかけ用内層ハーフカットライン(102a)と折曲破断線(208)との位置関係を変更するようにして、剥離きっかけ用内層ハーフカットライン(102a)を刻設したことを除き、比較例1と同様にして、実施例1〜3の蓋付容器を作製した。
図6(b)〜(d)に示すように、剥離きっかけ用内層ハーフカットライン(102a)と折曲破断線(208)との位置関係を変更するようにして、剥離きっかけ用内層ハーフカットライン(102a)を刻設したことを除き、比較例1と同様にして、実施例1〜3の蓋付容器を作製した。
〈実施例1〜5並びに比較例2及び3〉
図6(e)〜(h)に示すように、剥離きっかけ用シール部(404)及び収納部周縁シール部(402)を帯状に形成したことを除き、比較例1及び実施例1〜3と同様にして、比較例2、実施例4及び5、比較例3の蓋付容器をそれぞれ作製した。
図6(e)〜(h)に示すように、剥離きっかけ用シール部(404)及び収納部周縁シール部(402)を帯状に形成したことを除き、比較例1及び実施例1〜3と同様にして、比較例2、実施例4及び5、比較例3の蓋付容器をそれぞれ作製した。
《評価》
作製した蓋付容器を評価した。具体的には、蓋材のタブ部及び容器の舌片部をまとめて摘んで折り曲げて、容器の舌片部を容器のフランジ部から分離させ、そして蓋材のタブ部及び容器の舌片部を持ち上げることにより、蓋付容器を開封させた。開封の際、易開封性を官能評価するとともに、外層が内層から剥離されたか否かを目視により観察した。
作製した蓋付容器を評価した。具体的には、蓋材のタブ部及び容器の舌片部をまとめて摘んで折り曲げて、容器の舌片部を容器のフランジ部から分離させ、そして蓋材のタブ部及び容器の舌片部を持ち上げることにより、蓋付容器を開封させた。開封の際、易開封性を官能評価するとともに、外層が内層から剥離されたか否かを目視により観察した。
結果を表1に示す。
なお、表1において、「横断率」は、以下のようにして算出している。
横断率(%)=(剥離きっかけ用内層ハーフカットラインのうちのシール部が横断している部分の長さ)÷(剥離きっかけ用内層ハーフカットラインの長さ)×100
横断率(%)=(剥離きっかけ用内層ハーフカットラインのうちのシール部が横断している部分の長さ)÷(剥離きっかけ用内層ハーフカットラインの長さ)×100
また、「易開封性」における評価基準は、以下のとおりであった。
◎:非常に容易に開封できた。
○:容易に開封できた。
△:開封がやや困難であった。
×:開封が非常に困難であった。
◎:非常に容易に開封できた。
○:容易に開封できた。
△:開封がやや困難であった。
×:開封が非常に困難であった。
表1から、剥離きっかけ用内層ハーフカットラインが、折曲破断線上、又は折曲破断線よりも収納部側に存在しており、かつ剥離きっかけ用シール部が剥離きっかけ用内層ハーフカットラインを横断するようにして形成されている実施例1〜5の蓋付容器は、図2において言及した剥離機構を実現できるため、良好な易剥離性を実現できた。これに対して、比較例1〜3の蓋付容器は、タブ部及び舌片部を持ち上げた際に蓋材がめくれ上がり、その結果、外層が易剥離性層との界面で剥離されず、易剥離性が得られなかった。
また、シール部を全体に形成した実施例1〜3の蓋付容器と、シール部を帯状に形成した実施例4及び5の蓋付容器とを比較すると、剥離きっかけ用内層ハーフカットラインが折曲破断線上に存在している実施例1と4との間では有意差は見られなかったものの、剥離きっかけ用内層ハーフカットラインが折曲破断線よりも収納部側に存在していた実施例2及び3と実施例5との間では、易開封性に有意差が見られた。このことから、シール部を帯状に形成した場合には、折曲破断線及び/又は剥離きっかけ用内層ハーフカットラインの形成位置のずれの許容範囲が大きくなることが認識できよう。
100 蓋材
102 内層
102a 剥離きっかけ用内層ハーフカットライン
102b 開口形成用内層ハーフカットライン
102b’ 開口
104 易剥離性層
106 外層
110 本体部分
120 タブ部
200 容器
202 舌片部
204 フランジ部
206 収納部
208 折曲破断線
300 内容物
400 蓋付容器
402 収納部周縁シール部
404、404’ 剥離きっかけ用シール部
102 内層
102a 剥離きっかけ用内層ハーフカットライン
102b 開口形成用内層ハーフカットライン
102b’ 開口
104 易剥離性層
106 外層
110 本体部分
120 タブ部
200 容器
202 舌片部
204 フランジ部
206 収納部
208 折曲破断線
300 内容物
400 蓋付容器
402 収納部周縁シール部
404、404’ 剥離きっかけ用シール部
Claims (7)
- 容器、前記容器に収納されている内容物、及び前記容器を密封している蓋材を具備している、蓋付容器であって、
(i)前記容器が、収納部、前記収納部の周縁のフランジ部、及び前記フランジ部から突出している舌片部を具備しており、
前記容器の前記フランジ部と前記舌片部との境界が、折曲破断線により画定されており、
(ii)前記蓋材が、外層及び内層を有する積層体で構成されており、かつ前記外層が、前記内層から剥離可能であり、
前記蓋材が、前記容器の前記フランジ部及び前記舌片部の外周形状と略同一の外周形状を有しており、
前記蓋材が、本体部分、及び前記舌片部に対応するようにして前記本体部分から突出しているタブ部を具備しており、
前記蓋材の前記本体部分の一部の領域に開口を形成するように、前記蓋材に開口形成用内層ハーフカットラインが形成されており、
前記蓋材の前記本体部分と前記タブ部との境界が、前記蓋材の剥離きっかけ用内層ハーフカットラインにより画定されており、
(iii)前記容器と前記蓋材とが、
前記容器の前記収納部の周縁に形成されている、収納部周縁シール部、及び
前記蓋材の前記剥離きっかけ用内層ハーフカットラインを横断するようにして形成されている、剥離きっかけ用シール部
で融着されており、
(iv)前記蓋材の前記開口形成用内層ハーフカットラインが、前記蓋材の前記本体部分のうちの、前記収納部周縁シール部に包囲されている領域内に存在しており、かつ
(v)前記蓋材の剥離きっかけ用内層ハーフカットラインが、前記容器の前記折曲破断線上、又は前記容器の前記折曲破断線よりも前記収納部側に存在している、
蓋付容器。 - 前記蓋材の前記剥離きっかけ用シール部が、前記剥離きっかけ用内層ハーフカットラインの長さの5%〜80%を横断している、請求項1に記載の蓋付容器。
- 前記蓋材の前記剥離きっかけ用シール部が、前記容器の前記折曲破断線を更に横断するようにして形成されている、請求項1又は2に記載の蓋付容器。
- 前記蓋材の前記剥離きっかけ用シール部が、前記容器の前記折曲破断線の長さの5%〜80%を横断している、請求項3に記載の蓋付容器。
- 前記蓋材の前記剥離きっかけ用シール部が、前記本体部分と前記タブ部との間に延在する1又は複数の帯状に形成されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の蓋付容器。
- 前記蓋材の前記開口用内層ハーフカットラインが、前記容器の前記フランジ部に対応する位置に形成されている、請求項1〜5のいずれか一項に記載の蓋付容器。
- 前記蓋材の前記剥離きっかけ用内層ハーフカットラインが、略平行に複数本形成されている、請求項1〜6のいずれか一項に記載の蓋付容器。
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