JP4644931B2 - 湯切り機能付蓋材 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、焼そばなど即席食品等の密封包装に使用する容器の蓋材に関するものであり、特に即席食品を柔らかくほぐすために注入する熱湯を排出するための湯切り口を備えた湯切り機能付蓋材に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の即席食品容器等の湯切り機能付蓋材は、例えば、図7の側断面図に示すように、突き破り用孔(77)が穿設された表面シート(20)の裏面にアルミニウム箔(19)とシーラント層(16)を積層したものがあるが、この蓋材では、搬送中などで意に反して突き破り用孔(77)が破れたり、また湯切りに際しては、箸などで突き破り用孔(77)からアルミニウム箔(19)とシーラント層(16)を突き破らなければならず、よって箸などを必要とすることや破られた開口部の大きさや形状が一定にならないのでスムーズな湯切りができず、また破りカスが食品等に混入する危惧があるなどの問題があった。
【0003】
これらの問題を解決するものとして最近開発された蓋材として、例えば図8(a)の側断面図および図8(b)の平面図に示すような即席食品を密封包装する湯切り口付剥離性蓋材(3)がある。それは、表面シート(20)を外面側にして、その内面側(食品側)に複合シート(10)(内面から例えばシーラント層(16)/アルミニウム箔(19)/接着性樹脂層(15)でなる)を重ね合わせ積層したシート状の蓋(例えば円形状)であり、その蓋の外周円弧部分からその内側にかけて一部領域の前記複合シート(10)と表面シート(20)との重ね合わせ内面には、易剥離剤(剥離ニス)を塗布することにより形成された易剥離層(30)による易剥離領域(L1)を備え、それ以外の該複合シート(10)と表面シート(20)との重ねあわせ内面には、接着された状態の接着領域(L2)を備えている。
【0004】
そして、易剥離領域(L1)内における複合シート(10)に1個所乃至数個所には、内径Rの湯切り孔形状の湯切り口形成用ハーフカット(50)が形成され、該湯切り口形成用ハーフカット(50)領域内の複合シート(10)と表面シート(20)の内面には内径rのハーフカット領域内接着部(60)(易剥離層(30)の形成されない部分)が設けられていて、複合シート(10)と表面シート(20)とは複合シート(10)と表面シート(20)とはハーフカット領域内接着部(60)において互いに接着している。
【0005】
上記のような構造の即席食品容器の湯切り口付剥離性蓋材(3)は、図9の側断面図に示すように、即席食品を入れた容器(2)の上端部にある開口フランジ部(21)接着シールして容器(2)を密封包装することにより即席食品を密封包装した即席食品用容器となるものである。
【0006】
上記のようして即席食品を密封包装した容器(2)は、図8(b)に示す接着領域(L2)側の蓋材外周にある開封用プルタブ(12)を引っ張り上げて、容器(2)のフランジ部(21)から接着領域(L2)側の複合シート(10)を部分的に剥がして開口し、その開口部より熱湯を注入した後、蓋材外周にある開封用プルタブ(12)を再度フランジ部(21)の外側に折り込むようにして施蓋し、数分間放置して容器(2)の中にある即席食品(図示せず)を柔らかくほぐす。
【0007】
その後、図8(b)に示す易剥離領域(L1)の外周にある湯切り口開口用プルタブ(12)を引っ張り上げて、図10の側断面図に示すように、易剥離領域(L1)の表面シート(20)を複合シート(10)から剥離するとともに、該表面シート(20)に接着している湯切り口形成用ハーフカット(50)領域内の複合シート(10)を切り離し、複合シート(10)に内径Rの安定した大きさの湯切り口(70)を形成した後、容器(2)を傾けて中にある湯を湯切り口(70)から排出することができるようになっている。
【0008】
また図11の斜視図に示すように、例えば易剥離領域(L1)と接着領域(L2)の境界線に表面シートの表面よりミシン目(22)を施し、このミシン目(22)よりやや易剥離領域(L1)側の周縁に湯切り口開口用プルタブ(13)を形成した湯切り口付剥離性蓋材(3)があり、この場合の湯切り口(70)の開口は、湯切り口開口用プルタブ(13)を引っ張り上げて、ミシン目(22)に沿ってそのミシン目(22)を順順に破りながら易剥離領域(L1)の表面シート(20)を複合シート(10)から剥離するとともに、該表面シート(20)に接着している湯切り口形成用ハーフカット領域内の複合シート(10)を切り離し、複合シート(10)に湯切り口(70)を形成した後、容器(2)を傾けて中にある湯を湯切り口(70)から排出することができるようになっているものもある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来の湯切り口付剥離性蓋材(3)では、表面シートの裏面の易剥離層(30)に内径rの非易剥離部即ち易剥離剤で非塗布部の形成、すなわちパターン形成という煩雑さと、この非塗布部即ち接着部(60)を覆うように内径Rの湯切り形成用ハーフカット(50)を施すという加工精度管理と、さらに易剥離剤の剥離性の管理等に難しさがあり、その結果として製造コストが嵩むという問題があった。
【0010】
本発明は、かかる従来技術の問題点を解決するものであり、その課題とするところは、湯切りを必要とする即席食品等の容器の蓋材において、湯切り口を露出させるための蓋材への加工が、従来のように非剥離部の形成や易剥離層の剥離性の管理およびハーフカットの位置精度の管理等の難しさがなく、シンプルで生産管理が容易な、すなわち生産コストが嵩まない湯切り機能付蓋材を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明に於いて上記課題を達成するために、請求項1の発明では、裏面が容器本体のフランジ部にシールされる蓋材で、該フランジ部と略同外形で、外周縁に開封用プルタブと湯切り口開口用プルタブを有し、少なくとも紙層を有する基材の裏面にシーラント層が積層されている層構成の湯切り機能付蓋材において、前記基材の表面より開封用プルタブが連設する非剥離領域と湯切り口開口用プルタブが連設する剥離領域の境界線にミシン目もしくは折り罫が施され、前記剥離領域内のシーラント層から基材を構成する紙層の略中間まで1個乃至複数個の湯切り口形成用ハーフカットが刻設されており、前記湯切り口開口用プルタブを引っ張り上げて、剥離領域の基材を構成する紙層の略中間から層間剥離するとともに、この紙層に接着している前記湯切り口形成用ハーフカット領域内の基材、シーラント層でなる層を切り離し、層間剥離されて残った紙層を有する基材、シーラント層でなる湯切り口を形成するようにしたことを特徴とする湯切り機能付蓋材としたものである。
【0012】
上記請求項1の発明によれば、湯切り機能付蓋材の構成は、基本的には紙層とシーラント層からなるシンプルな構成でなるので、従来の湯切り口付剥離性蓋材のような易剥離層を必要とせず、パターン化された非剥離部の形成や易剥離層の剥離性の管理およびハーフカットの位置精度の管理等の難しさがなく、生産管理が容易な、すなわち生産コストが嵩まない湯切り機能付蓋材を提供することができる。また、易剥離層を必要としないので、材料コストの低減にも貢献する蓋材とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面を用いながら詳細に説明する。
本発明の湯切り機能付蓋材は、裏面が容器本体のフランジ部にシールされる蓋材であって、該フランジ部と略同外形で、例えば図2の平面図に示すように、円形状の外周縁に開封用プルタブ(12)と湯切り口開口用プルタブ(13)を有し、この開封用プルタブ(12)が連設する非剥離領域(M2)と湯切り口開口用プルタブ(13)が連設する剥離領域(M1)の境界線に折り罫(24)が施され、層構成が、例えば図1の側断面図に示すように、表面から紙層(14)、接着性樹脂層(15)、アルミニウム箔(19)を基材(11)とし、その裏面すなわち内容物側にシーラント層(16)を積層せしめた構成からなり、剥離領域(M1)内のシーラント層(16)から基材(11)を構成する紙層(14)の略中間まで複数個の湯切り口形成用ハーフカット(50)が刻設されている湯切り機能付蓋材(1)である。
【0014】
上記湯切り機能付蓋材(1)の開封は、図3の側断面図に示すように、非剥離領域(M2)側の蓋材外周にある開封用プルタブ(図示せず)を引っ張り上げて、容器(2)のフランジ部(21)から非剥離領域(M2)側のシーラント層(16)を部分的に剥がして開口し、その開口部より熱湯を注入した後、蓋材外周にある開封用プルタブを再度フランジ部(21)の外側に折り込むようにして施蓋し、数分間放置して容器(2)の中にある即席食品(図示せず)を柔らかくほぐす。
【0015】
その後、図2に示す剥離領域(M1)の外周にある湯切り口開口用プルタブ(12)を引っ張り上げて、図3に示すように、剥離領域(M1)の基材(11)を構成する紙層(14)の略中間から層間剥離するとともに、この紙層(14)に接着している湯切り口形成用ハーフカット(50)領域内の接着性樹脂層(15)、アルミニウム箔(19)、シーラント層(16)でなる層を切り離し、層間剥離されて残った紙層(14)、接着性樹脂層(15)、アルミニウム箔(19)、シーラント層(16)でなる安定した大きさの湯切り口(70)を形成した後、容器(2)を傾けて中にある湯を湯切り口(70)から排出することができるようになっている。
【0016】
また、本発明の湯切り機能付蓋材の他の形態として、例えば図4の平面図に示すように、円形状の外周縁に開封用プルタブ(12)と湯切り口開口用プルタブ(13)を有し、この開封用プルタブ(12)が連設する非剥離領域(M2)と湯切り口開口用プルタブ(13)が連設する剥離領域(M1)の境界線に、その表面からミシン目(22)が施され、このミシン目(22)よりやや剥離領域(M1)側に前記の湯切り口開口用プルタブ(13)が設けられた湯切り機能付蓋材(1)とすることもできる。
【0017】
上記他の形態の湯切り機能付蓋材(1)の開封は、図4の平面図に示すように、非剥離領域(M2)側の蓋材外周にある開封用プルタブ(12)を引っ張り上げて、図5の斜視図に示すように、容器(2)のフランジ部(21)から非剥離領域(M2)側のシーラント層(図示せず)を部分的に剥がして開口し、その開口部より熱湯を注入した後、蓋材外周にある開封用プルタブを再度フランジ部(21)の外側に折り込むようにして施蓋し、数分間放置して容器(2)の中にある即席食品(図示せず)を柔らかくほぐす。
【0018】
その後、図5に示すように、剥離領域(M1)の外周にある湯切り口開口用プルタブ(13)を引っ張り上げて、ミシン目(22)に沿ってそのミシン目(22)を順順に破りながら剥離領域(M1)の基材を構成する紙層(14)の略中間から層間剥離させるとともに、この紙層(14)に接着している湯切り口形成用ハーフカット(50)領域内の接着性樹脂層、アルミニウム箔、シーラント層(16)でなる層を切り離し、層間剥離されて残った紙層(14)を表面とした接着性樹脂層、アルミニウム箔、シーラント層でなる層に安定した大きさの湯切り口(70)を穿設形成せしめた後、容器(2)を傾けて中にある湯を湯切り口(70)から排出することもできるようになっている。
【0019】
以上のように、本発明の湯切り機能付蓋材(1)は、図8に示す従来の湯切り口付剥離性蓋材(3)のような易剥離層(30)を必要とせず、パターン化された易剥離層(30)の形成やその剥離性の管理および湯切り口形成用ハーフカット(50)の位置精度の管理等の煩雑さがなく、生産管理が容易な、すなわち生産コストが嵩まない湯切り機能付蓋材を提供することができる。
【0020】
また、図3に示すように、例えば湯切り口(70)の開口に際し、剥離領域(M1)の紙層(14)の略中間から層間剥離されて、残った基材(11)とシーラント層(16)でなる剥離領域(M1)の積層体には、湯切りに際し、内容物の重さに耐える強度を必要とするが、層間剥離されて残った紙層(14)が接着樹脂層(15)を介して積層されているので、例えば遮光性とバリア性およびデッドホールド性(剥がしたままの状態を維持できる性質)の付与に積層しているアルミニウム箔(19)の厚さを従来より2〜5μm程度薄くすることができるので、易剥離層形成のための易剥離剤と合わせ材料コストの削減に寄与する湯切り機能付蓋材(1)とすることができる。
【0021】
本発明の湯切り機能付蓋材(1)の層構成は、図6(a)の側断面概略図に示すように、基本的には紙層(14)を基材(11)とし、その裏面にシーラント層(16)が積層されているものである。この際の湯切り口形成用ハーフカット(50)の刻設は、シーラント層(16)側から紙層(14)の略中間までとし、また、図6(b)に示すように、例えば紙層(14)に遮光性やデッドホールド性を付与せしめるアルミニウム箔(19)を接着性樹脂層(15)でラミネートされた基材(11)の裏面にシーラント層(16)が積層された湯切り機能付蓋材(1)がある。この際の湯切り口形成用ハーフカット(50)の刻設は、シーラント層(16)側からアルミニウム箔(19)、接着性樹脂層(15)を通して紙層(14)の略中間までとするものである。さらにまた、図6(c)に示すように、例えば紙層(14)の表面にポリエチレンフィルム等でなる保護層(17)と、裏面にポリビニルデンフィルムでなるバリア層(18)を積層せしめて基材(11)とし、このバリア層(18)面にシーラント層(16)が積層された湯切り機能付蓋材(1)があり、この際の湯切り口形成用ハーフカット(50)の刻設は、シーラント層(16)側からバリア層(18)を通して紙層(14)の略中間までとするもので、表面の保護層(17)には関与しないものである。
【0022】
以下に本発明の湯切り機能付蓋材(1)に使用する材料等を説明する。
まず本発明の湯切り機能付蓋材(1)を構成する基材(11)の紙層(14)としては、少なくとも表面が白色で多色印刷適性を有するものが好ましく、例えば坪量50g/m2 〜135g/m2 程度の両アート紙、片アート紙あるいは両面コート紙、片面コート紙などを好適に使用することができる。
【0023】
また、本発明の湯切り機能付蓋材(1)を構成するシーラント層(16)としては、例えばヒートシール性に優れる直鎖低密度ポリエチレン(LLDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、無延伸ポリプロピレン(CPP)等のポリオレフィン樹脂あるいはエチレン/酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン/アクリル酸共重合体(EAA)、エチレン/メタアクリル酸共重合体(EMAA)等エチレン共重合樹脂のフィルムが好適に用いられ、さらにこれらポリオレフィン樹脂にポリスチレンやポリブデン等からなる、該ポリオレフィン樹脂に対し不相溶性成分を混合したものとすることもできる。また、エチレン/酢酸ビニル共重合樹脂、エチレン/アクリル酸共重合樹脂等からなるホットメルト接着剤を塗布量15〜25g/m2 程度で設けてもよく、これらシーラント層(16)によって容器(2)のフランジ部(21)との充分な密封性と剥離開封性を可能とすることができる。
【0024】
また、食品等に対する遮光やガスバリアなどの保存性を考慮して、基材(11)にアルミニウム箔(19)を積層することが一般的であり、このアルミニウム箔(19)は、特に本発明の湯切り機能付蓋材(1)のように、一部を開封剥離して、熱湯を注ぐに際し、蓋材が剥離された状態を保持している性質(デッドホールド性という)を有すると、熱湯を安全に確実に注ぎ易くすることから好適に使用される。
【0025】
また、上記アルミニウム箔(19)を紙層(14)に接着させる接着樹脂層(15)としては、蓋材の生産性を考慮して、例えば熱溶融押出しによるポリエチレン樹脂、アイオノマー樹脂、ポリプロピレン樹脂等が好ましく用いられるが、これらに限定するものではない。
【0026】
以上のような本発明の湯切り機能付蓋材(1)は、熱湯を注いで柔らかくほぐし、湯切りしてから食する即席焼きそばや即席生麺などの容器の蓋材として、好適に用いられるものである。
【0027】
【発明の効果】
本発明は以上の構成であるから、下記に示す如き効果がある。
即ち、裏面が容器本体のフランジ部にシールされる蓋材で、外周縁に開封用プルタブと湯切り口開口用プルタブを有し、少なくとも紙層を有する基材の裏面にシーラント層が積層されている層構成の湯切り機能付蓋材において、前記基材の表面より開封用プルタブが連設する非剥離領域と湯切り口開口用プルタブが連設する剥離領域の境界線にミシン目もしくは折り罫が施され、前記剥離領域内のシーラント層から基材を構成する紙層の略中間まで1個乃至複数個の湯切り口形成用ハーフカットが刻設されているもので、この湯切り機能付蓋材の構成が、基本的には紙層とシーラント層からなるシンプルな構成でなるので、従来の湯切り口付剥離性蓋材のような易剥離層を必要とせず、従ってパターン化された非剥離部の形成や易剥離層の剥離性の管理、湯切り口形成用ハーフカットの位置精度の管理等の難しさがなく、生産管理が容易な、すなわち生産コストが嵩まない湯切り機能付蓋材とすることができる。
【0028】
また、湯切り口の開口に際し、剥離領域の紙層の略中間から層間剥離されて、残った基材とシーラント層でなる剥離領域の積層体には、湯切り時に、内容物の重さに耐える強度を必要とするが、層間剥離されて残った紙層が接着樹脂層を介して積層されているので、例えば遮光性やデッドホールド性の付与に積層しているアルミニウム箔の厚さを従来より薄くすることができるので、従来の易剥離層形成のための易剥離剤が不要となることと合わせ、材料コストの削減に寄与する湯切り機能付蓋材とすることができる。
【0029】
従って本発明は、即席焼きそばや即席生麺の如き熱湯を注いで柔らかくほぐし、湯切りしてから食する容器の湯切り機能付蓋材として、優れた実用上の効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の湯切り機能付蓋材の一実施の形態を側断面で表した説明図である。
【図2】本発明の湯切り機能付蓋材の一実施の形態を平面で表した説明図である。
【図3】本発明の湯切り機能付蓋材の湯切り口を開口した一実施の形態を側断面で表した説明図である。
【図4】本発明の湯切り機能付蓋材の他の一実施の形態を説明する平面図である。
【図5】本発明の湯切り機能付蓋材の湯切り口を開口した他の一実施の形態を説明する斜視図である。
【図6】本発明の湯切り機能付蓋材の層構成を説明するもので、
(a)は、その一事例の側断面図であり、
(b)は、他の一事例の側断面図であり、
(c)は、さらに他の一事例の側断面図である。
【図7】従来の湯切り口付蓋材の一事例を説明する側断面図である。
【図8】従来の湯切り口付剥離性蓋材の一事例を説明するもので、
(a)は、その側断面図であり、
(b)は、その平面図である。
【図9】従来の湯切り口付剥離性蓋材を容器と一体化した一事例を説明する側断面図である。
【図10】従来の湯切り口付剥離性蓋材の表面シートを剥離し、湯切り口を形成した側断面図の一事例である。
【図11】従来の湯切り口付剥離性蓋材の表面シートを剥離し、湯切り口を形成した側断面図の他の一事例である。
【符号の説明】
1‥‥湯切り機能付蓋材
2‥‥容器
3‥‥湯切り口付剥離性蓋材
10‥‥複合シート
11‥‥基材
12‥‥開封用プルタブ
13‥‥湯切り口開口用プルタブ
14‥‥紙層
15‥‥接着性樹脂層
16‥‥シーラント層
17‥‥保護層
18‥‥バリア層
19‥‥アルミニウム箔
20‥‥表面シート
21‥‥フランジ部
22‥‥ミシン目
24‥‥折り罫
30‥‥易剥離層
50‥‥湯切り口形成用ハーフカット
60‥‥ハーフカット領域内接着部
70‥‥湯切り口
77‥‥突き破り用孔
L1‥‥易剥離領域
L2‥‥接着領域
M1‥‥剥離領域
M2‥‥非剥離領域
R‥‥湯切り口形成用ハーフカットの内径
r‥‥ハーフカット領域内接着部の内径
Claims (1)
- 裏面が容器本体のフランジ部にシールされる蓋材で、該フランジ部と略同外形で、外周縁に開封用プルタブと湯切り口開口用プルタブを有し、少なくとも紙層を有する基材の裏面にシーラント層が積層されている層構成の湯切り機能付蓋材において、前記基材の表面より開封用プルタブが連設する非剥離領域と湯切り口開口用プルタブが連設する剥離領域の境界線にミシン目もしくは折り罫が施され、前記剥離領域内のシーラント層から基材を構成する紙層の略中間まで1個乃至複数個の湯切り口形成用ハーフカットが刻設されており、前記湯切り口開口用プルタブを引っ張り上げて、剥離領域の基材を構成する紙層の略中間から層間剥離するとともに、この紙層に接着している前記湯切り口形成用ハーフカット領域内の基材、シーラント層でなる層を切り離し、層間剥離されて残った紙層を有する基材、シーラント層でなる湯切り口を形成するようにしたことを特徴とする湯切り機能付蓋材。
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