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JP2018133392A - 光電変換装置 - Google Patents

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友一 数永
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Abstract

【課題】電磁ノイズを低減するための磁性層を備えた光電変換装置であって、電磁ノイズ及び赤外線ノイズを共に低減可能な光電変換装置を提供する。【解決手段】本発明の光電変換装置は、入射した光を光電変換する光電変換部を有する半導体基板と、半導体基板の受光面と反対の側に配された電磁ノイズを低減するための磁性層と、半導体基板と磁性層との間に配された赤外線ノイズを低減するための赤外線吸収層と、を備えることを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は、電磁ノイズを低減するための磁性層を備えた光電変換装置に関する。
近年の電子機器の小型化及び低コスト化に伴い、半導体装置の実装パッケージについても小型化及び低コスト化が求められている。実装パッケージを小型化及び低コスト化し得る技術の一つとして、ウェハレベルチップサイズパッケージ(WLCSP)が挙げられる。WLCSPとは、ウェハ状態のままパッケージングまで行った後に、半導体チップ毎に個片化する技術である。一般的なWLCSPでは、表面に半導体素子が形成された半導体基板を支持基板と貼り合わせて薄化した後に、半導体基板の裏面側から貫通電極を形成する。これにより半導体チップの小型化及び低コスト化を実現している。
しかし、半導体チップの小型化や配線の高密度化により、半導体装置の電磁ノイズが顕在化している。電磁ノイズが生じる原因の1つは、半導体素子の能動回路が発する電磁放射である。例えば能動回路が流す電流が半導体基板の面内でループを形成すると、半導体基板面に垂直な磁場が発生する。このような半導体基板の表面、側面、裏面から放射される電磁放射が、電波干渉や異常共振などの電波障害を引き起こす。
例えば特許文献1に記載の半導体装置では、半導体ウェハを個片化した半導体基板の表面又は裏面に、フェライト等からなる磁性層を配線面と平行に設けている。これにより、半導体基板面と垂直に発生する磁場を遮蔽して電磁ノイズを低減している。
特開2006−59839号公報
特許文献1では光電変換装置へ磁性層の適用が検討されていない。光電変換装置への適用を考えると、光電変換部を有する半導体基板の受光面と反対の側に磁性層を設ける必要がある。しかしながら、光電変換部で吸収されずに半導体基板を透過した赤外線が、電磁ノイズを低減するための磁性層で反射され、再び光電変換部に吸収されて画像ノイズが発生する懸念がある。
本発明の光電変換装置は、光電変換部を有する半導体基板と、半導体基板の受光面と反対の側に配された磁性層と、半導体基板と磁性層との間に配された赤外線吸収層と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、電磁ノイズ及び赤外線ノイズを共に低減可能な光電変換装置を提供することができる。
光電変換装置における電磁ノイズの発生原理の一例を説明するための図である。 本発明の第1実施形態に係る光電変換装置の構造を模式的に示す図である。 本発明の第1実施形態に係る光電変換装置の製造方法を概略的に示す図である。 本発明の第2実施形態に係る光電変換装置の構造を模式的に示す図である。 本発明の第2実施形態に係る光電変換装置の製造方法を概略的に示す第1の図である。 本発明の第2実施形態に係る光電変換装置の製造方法を概略的に示す第2の図である。 本発明の第3実施形態に係る光電変換装置の構造を模式的に示す図である。 本発明の第3実施形態に係る光電変換装置の製造方法を概略的に示す図である。
まず、光電変換装置における電磁放射の発生原理の例を、図1を用いて説明する。図1(a)は、光電変換装置の平面を模式的に示しており、図1(b)は、図1(a)に示した光電変換装置のX−X’線に沿った断面を模式的に示している。図1(a)及び図1(b)に示す光電変換装置は、光電変換部が配された撮像領域PDと、光電変換部を制御するための周辺回路が配された周辺回路領域TRとを有している。
光電変換装置を駆動すると、周辺回路領域TRには、図1(a)に示すように、撮像領域PDを一周するループ電流Iが流れる。この結果、撮像領域PDにはその面に垂直な磁場Bが発生する。このような磁場Bが、電波干渉や異常共振等の電波障害を引き起こす懸念がある。
図1では説明を分かりやすくするために、半導体チップ全体を取り囲むように周辺回路領域TRが設けられている例を示したが、図1と異なるレイアウトであっても、回路が集中している部分では、ループ電流Iによる磁場Bが発生する。特に、駆動電流が高周期で変化する場合には、ループ電流Iによる電磁放射が顕著となる。そこで、本発明では、このような電磁放射を磁性層で低減しつつ、磁性層で反射された赤外線についても低減が可能な光電変換装置を提供することを目的とする。
以下、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明する。各図において、同一の部材または同一の構成要素には同一の参照番号を付しており、以下の各実施形態において、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
図2は、本発明の第1実施形態に係る光電変換装置の構造を模式的に示す図である。図2(a)は、本実施形態の光電変換装置の平面を模式的に示し、図2(b)は、本実施形態の光電変換装置の断面を模式的に示している。本実施形態の光電変換装置は、不図示の光電変換部が配された撮像領域PDと、光電変換部を制御するための不図示の周辺回路が配された周辺回路領域TRを有している。
光電変換部が配された半導体基板SUBの第1面には、複数の層間絶縁膜からなる絶縁層20が全面に形成されている。なお各層間絶縁膜は、図2(b)では不図示としている。絶縁層20の複数の層間絶縁膜間には配線層23が配され、多層配線構造を形成している。撮像領域PDにおける半導体基板SUBの第1面には、絶縁層20を介して光電変換部の受光面が形成されている。受光面には、光を分光するためのカラーフィルタや、集光するためのマイクロレンズが配される。また、周辺回路領域TRにおける絶縁層20には電極パッド21が配され、電極パッド21の第1面の側の絶縁層20は開口されている。
半導体基板SUBの第2面には、半導体基板SUBの絶縁性を保持するための、複数の絶縁層50が形成されている。複数の絶縁層50の間には、赤外線吸収層60及び磁性層70が配されている。本実施形態は、赤外線吸収層60が半導体基板SUBと磁性層70との間に配されていることを特徴としている。赤外線吸収層60は、半導体基板SUBの第2面の側の全面を覆うように配されることが望ましいが、これに限定されない。赤外線吸収層60は、撮像領域PDにおいて少なくとも光電変換部を覆うように配されていればよい。
赤外線吸収層60と磁性層70の間の絶縁層50は必ずしも設けなくてもよいが、本実施形態では、絶縁層50を設けることで、赤外線吸収層60と磁性層70の界面で赤外線が反射されることを抑制している。また、絶縁層50を設けることで、磁性層70で赤外線が反射された場合でも、絶縁層50の上面と下面との間で赤外線を繰り返し反射させて減衰させることができる。
絶縁層20は、典型的には酸化シリコンを主成分とする材料が用いられ、付随的には炭化シリコン、窒化シリコン等が用いられ得る。磁性層70は、例えば、センダスト、パーマロイ、フェライト又はニッケル等の少なくとも1つを主成分とする磁性物質を含んで構成される。また、赤外線吸収層60は、LaB(六ホウ化ランタン)、CWO(セシウム酸化タングステン)、ITO(スズ酸化インジウム)、又はATO(アンチモン酸化スズ)等の少なくとも1つを主成分とする赤外線吸収物質を含んで構成される。赤外線吸収層60は、これらの赤外線吸収物質を含有した樹脂でもよく、例えばITOを混練したポリイミドなどの樹脂材料であってもよい。
このように、本実施形態では、半導体基板SUBの受光面と反対の第2面の側に磁性層70を配することで、周辺回路領域TRに流れる電流により生じる電磁放射を低減している。更に本実施形態では、光電変換部が配された半導体基板SUBと磁性層70との間に赤外線吸収層60を配することで、磁性層70で反射される赤外線についても低減可能としている。特に図2(b)に示す本実施形態の構成においては、磁性層70で反射される赤外線は、磁性層70による反射の前後で赤外線吸収層60を往復することになるため、磁性層70により反射される赤外線を効果的に吸収することができる。
以下、本発明の第1実施形態に係る光電変換装置の製造方法について、図3を参照しながら説明する。図3(a)〜図3(g)は、図2に示した本実施形態の光電変換装置の製造方法の各工程を概略的に示している。各工程では必要に応じて公知の半導体製造プロセスが用いられ、各工程間では必要に応じて熱処理や洗浄処理等が為され得る。
図3(a)に示す工程では、半導体基板SUBを準備し、その撮像領域PDの上(第1面の側、以下同じ)に光電変換部11を形成し、周辺回路領域TRの上には不図示の周辺回路を形成する。なお、半導体基板SUBには、STI(Shallow Trench Isolation)等の素子分離部10が形成されていてもよい。素子分離部10により、MOSトランジスタ等を含む撮像領域PD及び周辺回路領域TRの各素子は、他の素子から互いに電気的に分離され得る。
図3(b)に示す工程では、光電変換部11及び周辺回路が形成された半導体基板SUBの上に、複数の層間絶縁膜からなる絶縁層20を形成する。この際、絶縁層20の層間絶縁膜間には、配線層23、電極パッド21、及びコンタクトプラグCNT等の各導電部材を形成する。コンタクトプラグCNTは、光電変換部11及び周辺回路と配線層23とを電気的に接続する。絶縁層20としては、酸化シリコン、窒化シリコン、酸窒化シリコン等が用いられる。
本実施形態では、まず、絶縁層20の1つの層間絶縁膜として、準常圧CVD法によりBPSG(Boron Phosphorus Silicon Glass)膜を形成した。次に、層間絶縁膜の上に、タングステン等の導電材料が埋め込まれた配線層23、電極パッド21、及びコンタクトプラグCNT等の各導電部材を形成した。次に、配線層23の上に、絶縁層20の別の層間絶縁膜として、プラズマCVD法で不図示の酸化シリコン膜を形成した後、光電変換部11の上方に、分光するためのカラーフィルタCFと、集光するためのマイクロレンズMLを形成した。最後に、電極パッド21の上部の層間絶縁膜を、フォトリソグラフィー、エッチングなどの工程により開口した。
図3(c)に示す工程では、絶縁層20の上に接着層30を形成し、その上に透光板等の支持基板40を貼り合わせる。その後、必要に応じてバックグラインド処理等により半導体基板SUBを薄化してもよい。本実施形態では、UV照射によって取り外すことが可能な接着層30により、支持基板40としての0.5mm厚の石英ガラスを半導体基板SUBに貼り合せた。その後、バックグラインド処理により0.5mm以下の厚さにまで半導体基板SUBを薄化した。例えば、0.3mmの厚さにまで半導体基板SUBを薄化しても、支持基板40を取り外した後でも自己保持が可能である。
図3(d)に示す工程では、半導体基板SUBの下(第2面の側、以下同じ)の全面に、複数の絶縁層50のうちの1つを形成する。絶縁層50としては、酸化シリコンや窒化シリコン等の絶縁性材料を用いることができる。本実施形態では、プラズマCVD法により、半導体基板SUBの第2面に1.5μmの膜厚で酸化シリコンを成膜して絶縁層50を形成した。
図3(e)に示す工程では、絶縁層50の下の全面に、赤外線吸収物質を含む部材を塗布して赤外線吸収層60を形成する。その後、赤外線吸収層60の下の全面に、別の絶縁層50を形成する。
赤外線吸収層60は、LaB(六ホウ化ランタン)、CWO(セシウム酸化タングステン)、ITO(スズ酸化インジウム)、ATO(アンチモン酸化スズ)等の赤外線吸収物質の他に、これらの赤外線吸収物質を含有した樹脂を用いてもよい。このような樹脂材料は、赤外線吸収物質を含有させるだけでなく、その屈折率を制御することも可能である。例えば、赤外線吸収層60の屈折率と絶縁層50の屈折率との差が、半導体基板SUBの屈折率と絶縁層50の屈折率との差よりも小さい構成とすることもできる。これにより、絶縁層50と赤外線吸収層60の界面における赤外線の反射を抑制して、赤外線反射による画像ノイズへの影響をより低減することができる。この場合、赤外線吸収層60の屈折率は、絶縁層50の屈折率と概ね等しくすることがより好ましい。また、赤外線吸収層60の樹脂材料を、感光性とすることで、フォトレジストのようにリソグラフィー技術でパターン形成が可能となる。
本実施形態では、成膜のハンドリング性及び屈折率の観点から、赤外線吸収物質にITOを混練したポリイミド樹脂を使用し、塗布露光現像処理等のリソグラフィー技術で赤外線吸収層60を形成したが、これに限定されない。例えば、ITOなどの赤外線吸収物質を用いて赤外線吸収層60を形成し、レジストワーク、エッチングによってパターニングを行ってもよい。
図3(f)に示す工程では、絶縁層50の下の全面に、スパッタリング法等により磁性層70を形成する。なお、磁性層70の膜厚をより大きくしたい場合は、予め不図示の磁性材シード層をスパッタリング法等により形成しておき、メッキ工程により磁性層70を形成してもよい。その後、半導体基板SUBの保護膜として、磁性層70の下に、更に別の絶縁層50を形成する。なお、磁性材シード層をスパッタリングする際は、磁性材料が半導体基板SUB中へ拡散することを防止するために、予めスパッタリング法等により、絶縁層50にTiN等の拡散防止膜を形成しておいてもよい。
本実施形態では、ハンドリング性及び高温における金属材料の低拡散性の観点から、磁性材としてニッケルを使用し、スパッタリング法及びメッキ法により成膜したが、これに限定されない。磁性材としては、センダスト、パーマロイ、フェライト等を使用してもよい。
図3(g)に示す工程では、図3(c)に示す工程で貼り合せた支持基板40を、UV照射によって接着層30を反応させることで取り外し、ダイシング等の工程を経て光電変換装置の製造が完了する。
以上のように、本実施形態の光電変換装置は、第1面に光電変換部の受光面を有する半導体基板と、半導体基板の第1面と反対の側に配された磁性層と、半導体基板と磁性層との間に配された赤外線吸収層と、を備えている。このような構成によれば、磁性層で反射される前後の赤外線が赤外線吸収層で吸収されるので、電磁放射を磁性層で吸収しつつ、磁性層により反射された赤外線についても赤外線吸収層で吸収して、画像ノイズを低減することができる。
また、本実施形態の構成によれば、IRフィルタを設けた場合でも遮断しきれないような斜め方向から入射した赤外線であっても、赤外線吸収層で吸収することができる。このため、電磁ノイズ及び赤外線ノイズを共に低減可能な光電変換装置を提供することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態では、WLCSP構造を採用した光電変換装置について説明する。第1実施形態と同じ構成については説明を省略することもある。
図4は、本発明の第2実施形態に係る光電変換装置の構造を模式的に示す図である。図4(a)は、本実施形態の光電変換装置の平面を模式的に示し、図4(b)は、本実施形態の光電変換装置の断面を模式的に示している。本実施形態の光電変換装置は、不図示の光電変換部が配された撮像領域PDと、光電変換部を制御するための不図示の周辺回路が配された周辺回路領域TRを有している。
光電変換部が配された半導体基板SUBの第1面には、複数の層間絶縁膜からなる絶縁層20が全面に形成されている。なお各層間絶縁膜は、図4(b)では不図示としている。絶縁層20の複数の層間絶縁膜間には配線層23が配され、多層配線構造を形成している。撮像領域PDにおける半導体基板SUBの第1面には、絶縁層20を介して光電変換部の受光面が形成されている。受光面には、光を分光するためのカラーフィルタや、集光するためのマイクロレンズが配される。また、周辺回路領域TRにおける絶縁層20には電極パッド21が配されている。
絶縁層20の上(第1面の側、以下同じ)には、透光板等の支持基板40が、接着層30を介して貼り合わされている。
半導体基板SUBの第2面には、半導体基板SUBの絶縁性を保持するための、複数の絶縁層50が形成されている。複数の絶縁層50の間には、赤外線吸収層60及び磁性層70が配されている。本実施形態は、赤外線吸収層60が半導体基板SUBと磁性層70との間に配されていることを特徴としている。赤外線吸収層60は、半導体基板SUBの第2面の側の全面を覆うように配されることが望ましいが、これに限定されない。赤外線吸収層60は、撮像領域PDにおいて少なくとも光電変換部を覆うように配されていればよい。
赤外線吸収層60と磁性層70の間の絶縁層50は必ずしも設けなくてもよいが、本実施形態では、絶縁層50を設けることで、赤外線吸収層60と磁性層70の界面で赤外線が反射されることを抑制している。また、絶縁層50を設けることで、磁性層70で赤外線が反射された場合でも、絶縁層50の上面と下面との間で赤外線を繰り返し反射させて減衰させることができる。
複数の絶縁層50の下(第2面の側、以下同じ)には、絶縁保護膜80が設けられている。周辺回路領域TRにおける絶縁層50と絶縁保護膜80の間には金属配線52が配され、金属配線52の下には、外部と電気的に接続するためのはんだボール81が形成されている。また、金属配線52と電極パッド21の間には、半導体基板SUBを貫通する貫通電極51が設けられている。周辺回路領域TRにおける貫通電極51の周辺には、赤外線吸収層60及び磁性層70は存在せず、赤外線吸収層60及び磁性層70と貫通電極51との間は、絶縁層50によって絶縁性が確保されている。
絶縁層20は、典型的には酸化シリコンを主成分とする材料が用いられ、付随的には炭化シリコン、窒化シリコン等が用いられ得る。磁性層70は、例えば、センダスト、パーマロイ、フェライト又はニッケル等の少なくとも1つを主成分とする磁性物質を含んで構成される。また、赤外線吸収層60は、LaB(六ホウ化ランタン)、CWO(セシウム酸化タングステン)、ITO(スズ酸化インジウム)、又はATO(アンチモン酸化スズ)等の少なくとも1つを主成分とする赤外線吸収物質を含んで構成される。赤外線吸収層60は、これらの赤外線吸収物質を含有した樹脂でもよく、例えばITOを混練したポリイミドなどの樹脂材料であってもよい。
このように、本実施形態では、半導体基板SUBの受光面と反対の第2面の側に磁性層70を配することで、周辺回路領域TRに流れる電流により生じる電磁放射を低減している。更に本実施形態では、光電変換部が配された半導体基板SUBと磁性層70との間に赤外線吸収層60を配することで、磁性層70で反射される赤外線についても低減可能としている。特に図4(b)に示す本実施形態の構成においては、磁性層70で反射される赤外線は、磁性層70による反射の前後で赤外線吸収層60を往復することになるため、磁性層70により反射される赤外線を効果的に吸収することができる。
また、半導体基板SUBの光電変換部と金属配線52との間に赤外線吸収層60が配されることで、金属配線52により反射された赤外線についても同様に吸収することができる。
以下、本発明の第2実施形態に係る光電変換装置の製造方法について、図5A及び図5Bを参照しながら説明する。図5A(a)〜図5A(h)、及び図5B(i)〜図5B(m)は、図4に示した本実施形態の光電変換装置の製造方法の各工程を概略的に示している。各工程では必要に応じて公知の半導体製造プロセスが用いられ、各工程間では必要に応じて熱処理や洗浄処理等が為され得る。
図5A(a)に示す工程では、半導体基板SUBを準備し、その撮像領域PDの上(第1面の側、以下同じ)に光電変換部11を形成し、周辺回路領域TRの上には不図示の周辺回路を形成する。なお、半導体基板SUBには、STI(Shallow Trench Isolation)等の素子分離部10が形成されていてもよい。素子分離部10により、MOSトランジスタ等を含む撮像領域PD及び周辺回路領域TRの各素子は、他の素子から互いに電気的に分離され得る。
図5A(b)に示す工程では、光電変換部11及び周辺回路が形成された半導体基板SUBの上に、複数の層間絶縁膜からなる絶縁層20を形成する。この際、絶縁層20の層間絶縁膜間には、配線層23、電極パッド21、及びコンタクトプラグCNT等の各導電部材を形成する。コンタクトプラグCNTは、光電変換部11及び周辺回路と配線層23とを電気的に接続する。絶縁層20としては、酸化シリコン、窒化シリコン、酸窒化シリコン等が用いられる。
本実施形態では、まず、絶縁層20の1つの層間絶縁膜として、準常圧CVD法によりBPSG(Boron Phosphorus Silicon Glass)膜を形成した。次に、層間絶縁膜の上に、タングステン等の導電材料が埋め込まれた配線層23、電極パッド21、及びコンタクトプラグCNT等の各導電部材を形成した。次に、配線層23の上に、絶縁層20の別の層間絶縁膜として、プラズマCVD法で不図示の酸化シリコン膜を形成した後、光電変換部11の上方に、分光するためのカラーフィルタCFと、集光するためのマイクロレンズMLを形成した。
本実施形態では、WLCSP構造を採用しているため、電極パッド21は、半導体基板SUBを貫通する貫通電極51を介して外部と電気的に接続される。このため、第1実施形態とは異なり、電極パッド21の上の絶縁層20を開口していないが、事前に特性を確認する等の目的のために、第1実施形態と同様にして電極パッド21の上の絶縁層20を開口してもよい。
図5A(c)に示す工程では、絶縁層20の上に接着層30を形成し、その上に透光板等の支持基板40を貼り合わせる。その後、必要に応じてバックグラインド処理等により半導体基板SUBを薄化してもよい。本実施形態では、UV照射によって取り外すことが可能な接着層30により、支持基板40としての0.5mm厚の石英ガラスを半導体基板SUBに貼り合せた。その後、後の工程で貫通電極51を形成しやすくするために、バックグラインド処理により、半導体基板SUBを0.15mmの厚さにまで薄化した。
なお、図5A(c)では、半導体基板SUBの撮像領域PDを除く周辺回路領域TRの上のみに接着層30を形成したが、接着層30が透明性を有しているならば、半導体基板SUBの撮像領域PDを含む全面に接着層30を形成してもよい。その場合、半導体基板SUBと支持基板40とが接着層30により全面で接着及び固定されるため、バックグラインド処理等により、半導体基板SUBの厚みを更に薄くすることができる。この場合、本実施形態では、半導体基板SUBの厚みを0.05mm程度まで薄化しても問題ないことを確認した。
図5A(d)に示す工程では、半導体基板SUBの下(第2面の側、以下同じ)に第1のマスク41をパターン形成した後、第2面の側からエッチングを行い、電極パッド21まで貫通ビア22を形成する。その後、第1のマスク41は除去する。本実施形態では、貫通ビア22を形成する際に、まず、いわゆるボッシュプロセスを用いて半導体基板SUBをエッチングした。続いて、ドライエッチング(CF、C、O、Ar混合ガス系による容量結合型RIE等)を用いて、絶縁層20を電極パッド21まで異方性エッチングした。
図5A(e)に示す工程では、貫通ビア22の側面を含む半導体基板SUBの下の全面に、絶縁層50を形成する。絶縁層50としては、酸化シリコンや窒化シリコン等の絶縁性材料を用いることができる。本実施形態では、プラズマCVD法により、半導体基板SUBの第2面に1.5μmの膜厚で酸化シリコンを成膜して絶縁層50を形成した。その後、貫通ビア22の底部の絶縁層50を、ドライエッチング(CF、C、O、Ar混合ガス系による容量結合型RIE等)により除去した。
図5A(f)に示す工程では、絶縁層50及び電極パッド21の下に、バリアメタルやシードメタルとして利用するメタル層53をスパッタリング法等により形成する。その後、貫通ビア22の開口部を除く領域に第2のマスク42を形成する。本実施形態では、バリアメタルとしてTiを用い、シードメタルとしてCuを用いて、スパッタリング法によりメタル層53を形成した。第2のマスク42としては、レジスト材料を用いることで、その後のマスク除去工程を簡便化できる。
図5A(g)に示す工程では、パターニングされたメタル層53のメッキを行い、貫通ビア22に貫通電極51を形成する。その後、パターン形成した第2のマスク42を除去すると共に、第2のマスク42で覆われていたメッキされていないメタル層53を、ウェットエッチング法等で除去する。
続いて、貫通電極51の周辺を除く絶縁層50の下に、赤外線吸収物質を含む部材を塗布し、少なくとも撮像領域PDに赤外線吸収層60を形成する。その後、絶縁層50を延伸させて、赤外線吸収層60を上下から挟み込むように絶縁層50を形成する。
赤外線吸収層60は、LaB(六ホウ化ランタン)、CWO(セシウム酸化タングステン)、ITO(スズ酸化インジウム)、ATO(アンチモン酸化スズ)等の赤外線吸収物質の他に、これらの赤外線吸収物質を含有した樹脂を用いてもよい。このような樹脂材料は、赤外線吸収物質を含有させるだけでなく、その屈折率を制御することも可能である。例えば、赤外線吸収層60の屈折率と絶縁層50の屈折率との差が、半導体基板SUBの屈折率と絶縁層50の屈折率との差よりも小さい構成とすることもできる。これにより、絶縁層50と赤外線吸収層60の界面における赤外線の反射を抑制して、赤外線反射による画像ノイズへの影響をより低減することができる。この場合、赤外線吸収層60の屈折率は、絶縁層50の屈折率と概ね等しくすることがより好ましい。また、赤外線吸収層60の樹脂材料を、感光性とすることで、フォトレジストのようにリソグラフィー技術でパターン形成が可能となる。
本実施形態では、成膜のハンドリング性及び屈折率の観点から、赤外線吸収物質にITOを混練したポリイミド樹脂を使用し、塗布露光現像処理等のリソグラフィー技術で赤外線吸収層60を形成したが、これに限定されない。例えば、ITOなどの赤外線吸収物質を用いて赤外線吸収層60を形成し、レジストワーク、エッチングによってパターニングを行ってもよい。
図5A(h)に示す工程では、絶縁層50の下の全面に、スパッタリング法等により磁性材シード層71を形成する。その後、貫通電極51の下の磁性材シード層71の領域に、第3のマスク43を形成する。これにより、その後のメッキ工程において、必要な領域には磁性層70が形成される一方で、第3のマスク43が形成された貫通電極51の下の領域にはメッキが形成されないようにできる。なお、磁性材シード層71をスパッタリングする際は、磁性材料が半導体基板SUB中へ拡散することを防止するために、予めスパッタリング法等により、絶縁層50にTiN等の拡散防止膜を形成しておいてもよい。
本実施形態では、ハンドリング性及び高温における金属材料の低拡散性の観点から、磁性材としてニッケルを使用し、スパッタリング法及びメッキ法により成膜したが、これに限定されない。磁性材としては、センダスト、パーマロイ、フェライト等を使用してもよい。また、本実施形態では、第3のマスク43としてレジストを用いることで、その後の工程において第3のマスク43を除去しやすくしたが、第3のマスク43として酸化シリコン等の絶縁材料を用いてもよい。
図5B(i)に示す工程では、メッキ工程により、パターニングされた磁性材シード層71に磁性層70を形成する。その後、第3のマスク43を除去し、第3のマスク43で覆われていた磁性材シード層71をエッチングして、貫通電極51の下の領域に開口部を設ける。
図5B(j)に示す工程では、貫通電極51の下の開口部を含む磁性層70の下の全面に別の絶縁層50を形成する。これにより、後の工程で絶縁層50の下に形成される金属配線52及び貫通電極51と磁性層70との間の絶縁が確保されるようにする。
図5B(k)に示す工程では、貫通電極51の下方を除く絶縁層50の下に第4のマスク44をパターン形成し、貫通電極51の下の領域に貫通ビア54を形成する。
図5B(l)に示す工程では、図5A(f)及び図5A(g)に示した工程と同様にして、メタル層の成膜、パターニング、メッキ、及びウェットエッチングを行うことで、貫通電極51を延伸させる。その後、貫通電極51と接続された金属配線52を、絶縁層50の下に形成する。このように、磁性層70の下に絶縁層50及び金属配線52を形成することで、金属配線52により反射された赤外線を赤外線吸収層60で吸収して、画像ノイズを低減することができる。
本実施形態では、貫通電極51の孔内のメタルシード層の埋め込み性や、ハンドリング及び工程の安定性を考慮して、上記のように2段階で貫通電極51を形成した。この際、図5A(g)の工程では、貫通電極51の繋ぎ目のパッドを貫通電極51よりも大きい直径で形成したが、繋ぎ目のパッドはなくてもよい。また、図5A(d)の工程のように貫通ビア22を形成しないで、複数の絶縁層50、赤外線吸収層60、及び磁性層70を積層し、その後、電極パッド21まで一気に貫通ビア22(及び貫通ビア54)を貫通させてもよい。その場合、メタルシード層をスパッタリング法で形成した後に、メッキ工程で貫通電極51及び金属配線52を形成する。
図5B(m)に示す工程では、公知の半導体製造プロセスにより、感光性樹脂材料を使用して絶縁保護膜80を形成した後、はんだボール81を設置する。そして、スクライブラインに沿ってダイシング等の工程が為され、光電変換装置の製造が完了する。
以上のように、本実施形態の光電変換装置では、磁性層の半導体基板と反対の側に絶縁層及び金属配線が順に配され、金属配線が貫通電極と接続されている。そして、赤外線吸収層が、半導体基板と金属配線との間に配されている。このような構成により、第1実施形態と同様の効果を得ると共に、金属配線により反射された赤外線についても、赤外線吸収層で吸収することができる。また、本実施形態では、WLCSP構造を採用しているため、ダイシング後の実装工程を省くことができ、光電変換装置のコストを低減することができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態では、裏面照射型構造を採用した光電変換装置について説明する。第1実施形態と同じ構成については説明を省略することもある。
図6は、本発明の第3実施形態に係る光電変換装置の構造を模式的に示す図である。図6(a)は、本実施形態の光電変換装置の平面を模式的に示し、図6(b)は、本実施形態の光電変換装置の断面を模式的に示している。本実施形態の光電変換装置は、不図示の光電変換部が配された撮像領域PDと、光電変換部を制御するための不図示の周辺回路が配された周辺回路領域TRを有している。
図6に示す本実施形態の光電変換装置は、裏面照射型構造を採用している点が、先の第1実施形態及び第2実施形態と主に異なっている。図6では、光電変換部の配された第2面の側が半導体基板SUBの表面であり、受光面を有する半導体基板SUBの第1面の側が裏面となっている。裏面照射型構造にける半導体基板SUBの厚みは、例えば1μm以上かつ10μm以下であり、非常に薄くなっている。そのため、半導体基板SUBの第1面の側及び/又は第2面の側には支持基板が設けられる。
半導体基板SUBの下(第2面の側、以下同じ)には、不図示の光電変換部が配されている。また、光電変換部が配された半導体基板SUBの下には、複数の層間絶縁膜からなる絶縁層20が全面に形成されている。なお各層間絶縁膜は、図6(b)では不図示としている。絶縁層20の複数の層間絶縁膜間には不図示の配線層が配され、多層配線構造を形成している。
撮像領域PDにおける半導体基板SUBの上(第1面の側、以下同じ)には、フォトダイオード表面の保護のため絶縁膜55が形成されており、更に、絶縁膜55を介して、画素単位毎にカラーフィルタCF及びマイクロレンズMLが配されている。また、周辺回路領域TRにおける絶縁層20には電極パッド21が配されている。
このような裏面照射型構造を採用した光電変換装置においても、能動回路が発する電磁放射の影響を低減するためには、半導体基板SUBの受光面と反対の第2面の側に磁性層70を設ける必要がある。また、裏面照射型構造では、半導体基板SUBを通過する光が減衰しないように、半導体基板SUBのシリコンの膜厚を薄くする必要がある。しかし、半導体基板SUBを透過した赤外線が、電磁ノイズを低減するための磁性層70で反射され、再びフォトダイオードに吸収されることにより画像ノイズが発生する懸念がある。
そこで、本実施形態では、光電変換部が配された半導体基板SUBの下に、支持基板を兼ねる赤外線吸収層61が、絶縁層20を介して貼り合わされている。支持基板を兼ねる赤外線吸収層61は例えばシリコン基板である。
すなわち、本実施形態でも、先の第1実施形態及び第2実施形態と同様に、赤外線吸収層61は、半導体基板SUBと磁性層70との間に配されている。赤外線吸収層61は、半導体基板SUBの第2面の側の全面を覆うように配されることが望ましいが、これに限定されない。赤外線吸収層61は、撮像領域PDにおいて少なくとも光電変換部を覆うように配されていればよい。赤外線吸収層61と磁性層70の間の絶縁層50は必ずしも設けなくてもよいが、本実施形態では、支持基板を兼ねる赤外線吸収層61へ金属が拡散するのを防ぐために絶縁層50を設けている。
周辺回路領域TRにおける半導体基板SUBの上には、絶縁膜55を介して金属配線52が配されている。金属配線52は、外部と電気的に接続するための電極を兼ねている。金属配線52と電極パッド21の間には、半導体基板SUBを貫通する貫通電極51が設けられている。半導体基板SUBと貫通電極51との間は、絶縁膜55によって絶縁性が確保されている。
絶縁層20は、典型的には酸化シリコンを主成分とする材料が用いられ、付随的には炭化シリコン、窒化シリコン等が用いられ得る。磁性層70は、例えば、センダスト、パーマロイ、フェライト又はニッケル等の少なくとも1つを主成分とする磁性物質を含んで構成される。
支持基板を兼ねる赤外線吸収層61としては、典型的には単結晶シリコン基板が用いられるが、単結晶シリコンは1100nm未満の波長の赤外線を吸収する一方で、1100nm以上の波長の赤外線を吸収する能力が小さい。しかし、光電変換部では不純物のイオン注入と熱処理により1100nm以上の赤外線による画像ノイズが発生し得るため、1100nm以上の波長の赤外線の吸収能力を高めることが望ましい。
そこで、本実施形態では、赤外線吸収層61として用いる単結晶シリコン基板にホウ素をイオン注入して熱処理を行い、ホウ素濃度が4×1013atom/cm以上の領域を設けている。これにより、赤外線吸収層61による1100nm以上の波長の赤外線を吸収する能力を高めることができる。この他にも、単結晶シリコン基板にカーボン等を注入し、結晶欠陥を形成したり多結晶シリコンを支持基板上に配置することによっても、1100nm以上の波長の赤外線を吸収する能力を高めることができる。
支持基板を兼ねる赤外線吸収層61は、更に回路基板を兼ねることも可能である。この場合、回路配線は絶縁層20との間に配される。回路配線による赤外線の反射を防ぐために、平面視において光電変換部と重なる領域の回路配線の開口率は65%以上であることが望ましい。
また、回路基板を兼ねる赤外線吸収層61は、平面視において光電変換部と重なる少なくとも一部の領域に配されたMOSトランジスタにイオン注入されたホウ素の濃度を4×1013atom/cm以上とすることが望ましい。これにより、赤外線吸収層61による1100nm以上の波長の赤外線の吸収能力を高めることができる。その後、MOSトランジスタ上にシリサイドを形成しても、シリサイドの厚さが50nm以下であれば赤外線はシリサイドを透過するため、イオン注入された赤外線吸収層61上のMOSトランジスタで赤外線が吸収される。
また、赤外線吸収層61の表面には1100nm以上の波長の赤外線も吸収する赤外線吸収層を設けてもよい。その場合、赤外線吸収層61は、LaB(六ホウ化ランタン)、CWO(セシウム酸化タングステン)、ITO(スズ酸化インジウム)、又はATO(アンチモン酸化スズ)等の少なくとも1つを主成分とする赤外線吸収物質を含んで構成される。赤外線吸収層61は、これらの赤外線吸収物質を含有した樹脂でもよく、例えばITOを混練したポリイミドなどの樹脂材料であってもよい。
支持基板を兼ねる赤外線吸収層61の厚さは、磁性層70と光電変換部との間の距離を少しでも小さくして電磁波ノイズが吸収され易くするために、バックグラインド等を行って0.5mm以下とすることが望ましく、0.3mm以下とすることがより望ましい。一方で、支持基板を兼ねる赤外線吸収層61の厚さは、半導体チップの形状支持性を確保するために、0.05mm以上であることが望ましく、0.1mm以上であることがより望ましい。
図6(b)に示す本実施形態の光電変換装置の構成においては、磁性層70で反射される赤外線は、磁性層70による反射の前後で支持基板を兼ねる赤外線吸収層61を往復することになる。このため、赤外線吸収層61は、1100nm以上の波長の赤外線に対する吸収能力が小さいシリコン層であっても、その厚さが0.05mm以上であれば、赤外線が赤外線吸収層61を往復する間に赤外線吸収層61の厚さの2倍の経路で十分に吸収され得る。
以下、本発明の第3実施形態に係る光電変換装置の製造方法について、図7を参照しながら説明する。図7(a)〜図7(h)は、図6に示した本実施形態の光電変換装置の製造方法の各工程を概略的に示している。各工程では必要に応じて公知の半導体製造プロセスが用いられ、各工程間では必要に応じて熱処理や洗浄処理等が為され得る。
図7(a)に示す工程では、半導体基板SUBを準備し、その撮像領域PDの下(第2面の側、以下同じ)に光電変換部11を形成し、周辺回路領域TRの下には不図示の周辺回路を形成する。なお、半導体基板SUBには、STI(Shallow Trench Isolation)等の素子分離部10が形成されていてもよい。素子分離部10により、MOSトランジスタ等を含む撮像領域PD及び周辺回路領域TRの各素子は、他の素子から互いに電気的に分離され得る。
その後、光電変換部11及び周辺回路が形成された半導体基板SUBの下に、複数の層間絶縁膜からなる絶縁層20を形成する。この際、絶縁層20の層間絶縁膜間には、電極パッド21、及びコンタクトプラグCNT等の各導電部材を形成する。絶縁層20としては、酸化シリコン、窒化シリコン、酸窒化シリコン等が用いられる。
本実施形態では、まず、絶縁層20の1つの層間絶縁膜として、準常圧CVD法によりBPSG(Boron Phosphorus Silicon Glass)膜を形成した。次に、層間絶縁膜の下に、タングステン等の導電材料が埋め込まれた電極パッド21、及びコンタクトプラグCNT等の各導電部材を形成した。次に、電極パッド21の下に、絶縁層20の別の層間絶縁膜として、プラズマCVD法で不図示の酸化シリコン膜を形成した。
半導体基板SUBは、通常のシリコンウェハでもよいが、本実施形態では、後の工程の加工しやすさの点からSOI(Silicon On Insulator)ウェハを使用した。
図7(b)に示す工程では、支持基板を兼ねる赤外線吸収層61を、絶縁層20を介して半導体基板SUBと貼り合わせる。本実施形態では、赤外線吸収層61による1100nm以上の波長の赤外線の吸収能力を高めるために、シリコンからなる支持基板にボロンを4×1013atom/cm以上注入し熱処理を行うことで、不純物層を有する赤外線吸収層61を形成した。赤外線吸収層61は更に回路基板を兼ねてもよく、その場合、回路配線は絶縁層20との間に配される。この場合、回路配線からの赤外線の反射を防ぐため、平面視において光電変換部11と重なる領域の回路配線の開口率は65%以上であることが望ましい。
また、回路基板を兼ねる赤外線吸収層61は、平面視において光電変換部11と重なる少なくとも一部の領域に配されたMOSトランジスタにイオン注入されたホウ素の濃度が4×1013atom/cm以上となるようにする。これにより、赤外線吸収層61による1100nm以上の波長の赤外線の吸収能力を高めることができる。
図7(c)に示す工程では、半導体基板SUBの第2面の側をバックグラインド処理、及びCMP(Chemical Mechanical Polisher)処理により半導体基板SUBを薄化する。本実施形態では、半導体基板SUBであるSOI基板の絶縁膜55の上にシリコンが10μm〜15μm残るように、バックグラインド処理で半導体基板SUBを薄化した。その後、CMP処理でSOI基板中の絶縁膜55まで半導体基板SUBを薄化した。
その後、半導体基板SUBの上に、不図示の第5のマスクをパターン形成した後、半導体基板SUBの第1面の側からエッチングを行い、電極パッド21まで貫通ビア22を形成する。本実施形態では、貫通ビア22を形成する際に、まず、いわゆるボッシュプロセスを用いて半導体基板SUBをエッチングした。続いて、ドライエッチング(CF、C、O、Ar混合ガス系による容量結合型RIE等)を用いて、絶縁層20を電極パッド21まで異方性エッチングした。
図7(d)に示す工程では、貫通ビア22の側面を含む半導体基板SUBの上の全面に、絶縁膜55を重ねて形成する。絶縁膜55としては、酸化シリコンや窒化シリコン等の絶縁性材料を用いることができる。本実施形態では、プラズマCVD法により、半導体基板SUBの上に1.5μmの膜厚で酸化シリコンを成膜した。
その後、貫通ビア22の底部の絶縁膜55をドライエッチング(CF、C、O、Ar混合ガス系による容量結合型RIE等)により除去する。次いで、絶縁膜55及び電極パッド21の上に、バリアメタルやシードメタルとしての不図示のメタル層をスパッタリング法等で形成した後、貫通ビア22とその周辺の領域を開口した不図示の第6のマスクを形成する。本実施形態では、バリアメタルとしてTiを用い、シードメタルとしてCuを用いた。第6のマスクとしては、レジスト材料を用いることで、メッキ後のマスク除去工程を簡便化することができる。
その後、パターニングされた不図示のメタル層のメッキを行い、貫通ビア22に貫通電極51を形成する。その後、パターン形成した第6のマスクを除去すると共に、第6のマスクで覆われていたメッキされていないメタル層53を、ウェットエッチング法等で除去した。また、半導体基板SUBの第2面の側に、電極を兼ねる金属配線52を形成した。
図7(e)に示す工程では、撮像領域PDの光電変換部11の上方に、分光するためのカラーフィルタCFと集光するためのマイクロレンズMLを形成した。
図7(f)に示す工程では、第1面の側の保護のために、半導体基板SUBの上に、接着層30を介して支持基板40を貼り合わせる。本実施形態では、接着層30及び支持基板40を後で取り外し易くするために、紫外線照射で溶解する樹脂を接着層30の材料として用いた。
図7(g)に示す工程では、支持基板を兼ねる赤外線吸収層61の下の全面に絶縁層50を形成する。絶縁層50としては、酸化シリコンや窒化シリコン等の絶縁性材料を用いることができる。本実施形態では、プラズマCVD法により、酸化シリコンを半導体基板SUBの上に1.5μmの膜厚で成膜して絶縁層50を形成した。
その後、絶縁層50の下の全面に、スパッタリング法等により磁性層70を形成する。なお、磁性層70の膜厚をより大きくしたい場合は、予め不図示の磁性材シード層をスパッタリング法等により形成しておき、メッキ工程により磁性層70を形成してもよい。本実施形態では、その後、半導体基板SUBの保護膜として、磁性層70の下に、更に別の絶縁層50を形成した。なお、磁性材シード層をスパッタリングする際は、磁性材料が半導体基板SUB中へ拡散することを防止するために、予めスパッタリング法等により、絶縁層50にTiN等の拡散防止膜を形成しておいてもよい。
本実施形態では、ハンドリング性及び高温における金属材料の低拡散性の観点から、磁性材としてニッケルを使用し、スパッタリング法及びメッキ法により成膜したが、これに限定されない。磁性材としては、センダスト、パーマロイ、フェライト等を使用してもよい。
図7(h)に示す工程では、図7(f)に示す工程で貼り合せた支持基板40を、UV照射によって接着層30を反応させることで取り外し、ダイシング等の工程を経て光電変換装置の製造が完了する。
以上のように、本実施形態の光電変換装置では、裏面照射型構造を採用している。そして、赤外線吸収層が支持基板を兼ねている。このような構成においても、先の第1及び第2実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態の光電変換装置では、赤外線吸収層が更に回路基板を兼ねることも可能である。この場合、平面視において光電変換部と重なる少なくとも一部の領域に配されたMOSトランジスタにイオン注入されたホウ素の濃度が4×1013atom/cm以上となるようにしている。これにより、赤外線吸収層61による1100nm以上の波長の赤外線の吸収能力を高めることができる。
(その他の実施形態)
なお、上述の実施形態は、いずれも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。例えば、上述の各実施形態は、組み合わせて適用することも可能である。
SUB :半導体基板
PD :撮像領域
TR :周辺回路領域
10 :素子分離部
11 :光電変換部
20 :絶縁層
21 :電極パッド
23 :配線層
30 :接着層
40 :支持基板(透光板)
50 :絶縁層
51 :貫通電極
52 :金属配線(パッケージ用配線)
60 :赤外線吸収層
61 :支持基板を兼ねる赤外線吸収層
70 :磁性層
71 :磁性材シード層
80 :絶縁保護膜
CF :カラーフィルタ
ML :マイクロレンズ
CNT :コンタクトプラグ

Claims (14)

  1. 光電変換部を有する半導体基板と、
    前記半導体基板の受光面と反対の側に配された磁性層と、
    前記半導体基板と前記磁性層との間に配された赤外線吸収層と、
    を備えることを特徴とする光電変換装置。
  2. 前記磁性層は、フェライト又はニッケルの少なくとも1つを主成分とする材料を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
  3. 前記赤外線吸収層は、六ホウ化ランタン、セシウム酸化タングステン、スズ酸化インジウム、又はアンチモン酸化スズの少なくとも1つを主成分とする赤外線吸収物質を含む
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の光電変換装置。
  4. 前記赤外線吸収層は、前記赤外線吸収物質を含有する樹脂である
    ことを特徴とする請求項3に記載の光電変換装置。
  5. 前記半導体基板の前記受光面の側に貼り合わされた支持基板を更に備える
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の光電変換装置。
  6. 前記赤外線吸収層がシリコン基板である
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の光電変換装置。
  7. 前記赤外線吸収層と前記半導体基板との間に回路配線が配され、平面視において前記光電変換部と重なる領域の前記回路配線の開口率が65%以上である
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の光電変換装置。
  8. 前記赤外線吸収層と前記半導体基板との間に絶縁層が配され、前記赤外線吸収層の屈折率と前記絶縁層の屈折率との差が、前記半導体基板の屈折率と前記絶縁層の屈折率との差よりも小さい
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の光電変換装置。
  9. 前記赤外線吸収層は、平面視において前記光電変換部と重なる領域に、ホウ素の濃度が、4×1013atom/cm以上である部分を有する
    ことを特徴とする請求項6から8のいずれか1項に記載の光電変換装置。
  10. 前記赤外線吸収層の厚さが、0.05mm以上かつ0.5mm以下である
    ことを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の光電変換装置。
  11. 前記半導体基板は貫通電極を有する
    ことを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の光電変換装置。
  12. 前記磁性層の前記半導体基板と反対の側に絶縁層及び金属配線が順に配され、前記金属配線が前記貫通電極と接続されている
    ことを特徴とする請求項11に記載の光電変換装置。
  13. 前記半導体基板の厚さが、0.05mm以上かつ0.5mm以下である
    ことを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の光電変換装置。
  14. 前記半導体基板の厚さが、1μm以上かつ10μm以下である
    ことを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の光電変換装置。
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