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JP2018090263A - 液体塗布容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】意図せず多量の液体が吐出されることを抑制した液体塗布容器を提供すること。【解決手段】液体を収容する容器本体2と、内部が容器本体2に連通すると共に、頂壁部11Aに微小孔3Aが形成され、内部に塗布体21を収納する有頂筒状の塗布栓本体3と、塗布体21を微小孔3Aに向けて付勢し、塗布体21のうち先端を微小孔3Aを通して頂壁部11Aから外部に突出させると共に、基端側にある基端部分24の外周面を塗布栓本体3の内周面に接触させることで、微小孔3Aへの流路を遮断する付勢体22を備える塗布栓機構4と、を備え、液体塗布容器1の内部には、容器本体2内と塗布栓本体3内とを連通させる連通孔5Aが形成された中栓5が配設されている。【選択図】図1

Description

本発明は、液体塗布容器に関する。
この種の液体塗布容器として、塗布体を対象物に押し当てることによって容器本体内に収容されている液体を少量ずつ対象物に塗布する構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
実開平4−41875号公報
しかしながら、上記従来の液体塗布容器では、容器本体を例えば手で持ったときに手の熱によって容器本体内が加温され、これに起因して液体を塗布する初期の段階において、容器本体内の液体が吐出孔から意図せず多量に吐出されてしまうことがあった。特に容器本体内に収容されている液体が揮発性の高い液体の場合には、このような傾向が強い。また、例えば液体が水虫薬やマニキュア、ペディキュアの場合、液体が意図せず多量に吐出されてしまうと、対象物である爪以外の皮膚などに液体が付着してしまうことがあった。
そこで、本発明は、意図せず多量の液体が吐出されることを抑制した液体塗布容器を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために以下のような手段を採用した。すなわち、本発明の液体塗布容器は、吐出孔に出没可能に挿通された塗布体を対象物に押し当てて液体を前記対象物に塗布する液体塗布容器であって、液体を収容する容器本体と、内部が前記容器本体に連通すると共に、頂壁部に前記吐出孔が形成され、内部に前記塗布体を収納する有頂筒状の塗布栓本体と、前記塗布体を前記吐出孔に向けて付勢し、前記塗布体のうち先端を前記吐出孔を通して前記頂壁部から外部に突出させると共に、基端側にある基端部分の外周面を前記塗布栓本体の内周面に接触させることで、前記吐出孔への流路を遮断する付勢体を備える塗布栓機構と、を備え、当該液体塗布容器の内部には、前記容器本体内と前記塗布栓本体内とを連通させる連通孔が形成された中栓が配設されていることを特徴とする。
この発明では、例えば液体の表面張力などによって連通孔に液体が満たされることにより、容器本体内と塗布栓本体内との間の連通が遮断される。これにより、容器本体を把持した手の熱によって容器本体内の空気が加温されても、その熱が塗布栓本体内に伝わることを抑制し、塗布栓本体内の加温に起因した多量の液体の吐出を抑制できる。
また、液体塗布容器を倒立姿勢としたときなど傾けたときに、容器本体内の液体が吐出孔に直接到らずに中栓によってその流動が阻害されることによっても、吐出孔から多量の液体が吐出されることを抑制できる。
したがって、吐出孔から意図せず多量の液体が吐出されることを抑制し、適正な量の液体を塗布できる。
また、本発明の液体塗布容器は、前記中栓のうち前記吐出孔側を向く表面における前記連通孔の開口周縁部が、前記連通孔側に向かうにしたがって前記吐出孔側から漸次離間する側に向かうように傾斜してもよい。
この発明では、容器本体内の液体が塗布栓本体内に流入する際に、中栓のうち吐出孔側を向く表面における連通孔の開口周縁部の傾斜面上を流動させることが可能となる。これにより、連通孔を通過した液体を吐出孔に向けて落下させず、塗布栓本体の内周面に沿って吐出孔に向けて流動させやすくなり、吐出孔から多量の液体が吐出されることをより確実に抑制できる。
この発明にかかる液体塗布容器によれば、連通孔に液体が満たされることにより、容器本体を把持した手の熱によって容器本体内の空気が加温されても、その熱が塗布栓本体内に伝わることを抑制すると共に、液体塗布容器を把持して傾けたときに容器本体内の液体が塗布栓本体内に流入しにくくなっているので、吐出孔から意図せず多量の液体が吐出されることを抑制できる。
本発明の一実施形態における液体塗布容器を示す軸方向断面図である。 図1の液体塗布容器を示す部分拡大図である。 図1の液体塗布容器の使用状態を説明する軸方向断面図である。
以下、本発明による液体塗布容器の一実施形態を、図面に基づいて説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能とするために縮尺を適宜変更している。
本実施形態にかかる液体塗布容器1は、図1に示すように、液体を内部に収容する有底円筒状の容器本体2と、内部が容器本体2に連通すると共に微小孔(吐出孔)3Aが形成された有頂円筒状の塗布栓本体3と、微量の液体を微小孔3Aから外部に流出させる塗布栓機構4と、塗布栓本体3内に配設された円板状の中栓5と、を備える。
液体は、例えば粘性の低く、揮発性の高い液体であり、具体的には、水虫薬やマニキュア、ペディキュアなど爪に塗布される液体であるが、他の液体であってもよく、また、液体を塗布する対象物は、爪に限られない。
これら容器本体2、塗布栓本体3及び中栓5は、それぞれの中心軸線が共通軸上に位置する状態で配設されている。以下、この共通軸を中心軸Oと称し、図1において中心軸Oに沿って容器本体2から塗布栓本体3に向かう方向を上方、その逆方向を下方とする。また、中心軸Oから見た平面視で中心軸Oに直交する方向を径方向、中心軸O回りで周回する方向を周方向とする。
塗布栓本体3は、有頂円筒状の先端筒部11、円筒状の中間筒部12及び円筒状の基端筒部13が上側から下側に向けて順に連設されて構成されており、これら先端筒部11、中間筒部12及び基端筒部13は、中心軸Oと同軸に配設されている。
先端筒部11の頂壁部11Aの中央部には、先端筒部11の内径よりも小径の微小孔3Aが形成されている。頂壁部11Aの下面は、径方向内側から外側に向かうにしたがって漸次下方に向けて延在し、第1筒傾斜面11Bを形成している。なお、先端筒部11のうち頂壁部11Aを除く部分の内径は、上下方向にわたってほぼ同一となっている。
中間筒部12の上端部における内周面は、下方に向かうにしたがって漸次拡径しており、第2筒傾斜面12Aを形成している。また、中間筒部12の下端部には、上下方向に延在しかつ径方向内側に向けて突出する複数のリブ12Bが周方向に間隔をあけて形成されている。さらに、中間筒部12の下端には、径方向外側に向けて全周にわたって平面視で円環状の環状突出部12Cが突設されている。環状突出部12Cは、容器本体2の口部2Aの上端開口縁に載置されている。
基端筒部13は、容器本体2の口部2A内に嵌合されている。これにより、基端筒部13は、容器本体2に固定されている。
塗布栓機構4は、円柱状の塗布体21と、塗布体21と一体に成形された付勢体22と、を備えており、塗布栓本体3内に収納されている。なお、塗布体21と付勢体22とは、一体的に形成されずに別体として形成されてもよい。
塗布体21は、中心軸Oと同軸に配設されており、円柱状の先端部分23及び下方に向けて開口する円錐椀状の基端部分24が上側から下側に向けてこの順に連設されて構成されている。これら先端部分23及び基端部分24は、中心軸Oと同軸に配設されている。
先端部分23は、円柱状の小径部25及び円柱状の大径部26が上側から下側に向けてこの順に連設されて構成されており、これら小径部25及び大径部26は、中心軸Oと同軸に配設されている。
小径部25は、微小孔3A内に挿通されており、小径部25の上端部は、上方に向けて凸となる円錐状をなしており、先端筒部11の頂壁部11Aの上面から上方に突出している。また、小径部25のうち上記上端部よりも下側の部分における外径は、上下方向の全長にわたってほぼ同一となっている。さらに、小径部25の外周面と頂壁部11Aの微小孔3Aの内周面との間には、間隙が形成されている。なお、小径部25の外周面と頂壁部11Aの微小孔3Aの内周面との間を通して液体が流通可能であればよい。
大径部26の外径は、小径部25よりも大径とされており、上端部を除いて上下方向の全長にわたってほぼ同一となっている。また、大径部26の上下方向の長さは、先端筒部11のうち頂壁部11Aを除く部分における上下方向の長さとほぼ同じとなっている。さらに、大径部26の外周面と中間筒部12の内周面とは、上下方向の全域にわたって互いに近接しており、互いの間には、間隙が形成されている。なお、大径部26の外周面と中間筒部12の内周面との間を通して液体が流通可能であればよく、大径部26が中間筒部12の内周面に対して接していてもよい。
また、大径部26の上端部における外周面は、下方に向かうにしたがって漸次拡径しており、第1栓傾斜面26Aを形成している。この第1栓傾斜面26Aは、第1筒傾斜面11Bと上下方向で対向している。第1栓傾斜面26Aは、第1筒傾斜面11Bに接していてもよく、第1筒傾斜面11Bとの間に間隙が設けられていてもよい。
なお、大径部26の上下方向の長さは、先端部分23の塗布栓本体3の頂壁部11Aに対する上方への突出長さLよりも長くなっている。
基端部分24は、大径部26の下端に連設されており、内径及び外径が上側から下側に向かうにしたがって漸次大きくなっている。そして、基端部分24の外周面は、第2栓傾斜面24Aを形成しており、中間筒部12の第2筒傾斜面12Aに接触して微小孔3Aへの流路R(図3参照)を遮断している。第2栓傾斜面24A及び第2筒傾斜面12Aの中心軸Oに対する傾斜角度は、第1栓傾斜面26A及び第1筒傾斜面11Bの傾斜角度と同等となっている。また、縦断面視において、第2栓傾斜面24A及び第2筒傾斜面12Aは、第1栓傾斜面26A及び第1筒傾斜面11Bよりも長くなっている。
付勢体22は、例えば樹脂材料で形成されたバネであり、上端が塗布体21の下端に固定されると共に、下端が平面視で円環状をなしかつ基端筒部13内に嵌合された固定リング27により、基端筒部13に固定されている。付勢体22は、塗布体21を常時上方付勢しており、無負荷状態では、塗布体21の小径部25の上端を塗布栓本体3から上方に突出させると共に、塗布栓本体3の第2筒傾斜面12Aと塗布体21の第2栓傾斜面24Aとを接触させることにより、微小孔3Aへの流路を遮断している。
中栓5は、図1及び図2に示すように、塗布栓本体3の基端筒部13内に嵌合されている。中栓5の外周縁部は、中央部よりも上下方向に突出しており、中栓5の外周縁部の上面は、固定リング27の下面に当接している。そして、中栓5の中央部には、容器本体2内と塗布栓本体3内とを連通させる連通孔5Aが形成されている。連通孔5Aの直径は、例えば8mm以上20mm以下であるが、これに限定されない。なお、連通孔5Aの形状は、例えば液体の表面張力や粘度、揮発性に応じて適宜設定されており、液体の性質によって連通孔5Aに液体が残存して連通孔5Aを塞ぐことが可能となっている。
中栓5の上面における連通孔5Aの開口周縁部は、径方向内側に向かうにしたがって漸次下方に向かうように傾斜しており、中栓5の下面における連通孔5Aの開口周縁部も、同様に、径方向内側に向かうにしたがって漸次上方に向かうように傾斜している。そして、中栓5は、上下方向の中間部分における横断面に対して上下対称となっている。これにより、塗布栓本体3内に中栓5を取り付ける際に、中栓5の上下方向の向きを合わせる必要がなく、中栓5の取り付けが容易になる。
連通孔5Aは、微小孔3Aよりも小径とされているが、液体の粘度や揮発温度など液体の性質に応じて、微小孔3Aよりも大径とされても同径とされてもよい。
次に、以上のような構成の液体塗布容器1を用いた液体の吐出方法について説明する。
ここで、少なくとも一度液体を吐出させたり搬送したりなどしたときに液体塗布容器1を例えば倒立姿勢など微小孔3Aが下方を向くように傾けると、容器本体2内の液体は、連通孔5Aを通って塗布栓本体3内に流入する。そして、液体塗布容器1を正立姿勢に戻すと、塗布栓本体3内に流入した液体が容器本体2内に戻るが、液体の粘性や表面張力などに起因して液体の一部が中栓5の連通孔5Aを塞ぐ。これにより、容器本体2内と塗布栓本体3内との間の連通が遮断される。
この状態で容器本体2を手で持って液体塗布容器1を例えば倒立姿勢とすると、手の熱によって容器本体2内の空気が加温される。しかし、連通孔5Aが液体によって塞がれており、容器本体2内と塗布栓本体3内との間の連通が遮断されているので、手の熱が塗布栓本体3内に伝達されにくくなっている。これにより、塗布栓本体3内の空気及び液体が加温されることが抑制されている。
そのため、容器本体2内の空気や液体が手の熱によって加温されても塗布栓本体3内の液体や空気が加温して塗布栓本体3の内圧が上昇することが抑制されるので、塗布栓本体3内の液体が微小孔3Aに向けて押し出されにくくなっている。また、塗布栓本体3内の液体が加熱されてこの液体が揮発したり粘性などの物性が変化したりすることが抑制されるので、塗布栓本体3内の液体が微小孔3Aに向けて勢いよく流動しにくくなっている。
また、容器本体2を手で持った状態で液体塗布容器1を倒立姿勢とすることにより、容器本体2の内圧は、容器本体2内の液体が加温されて粘度が下がったり揮発したり、容器本体2内の空気が加温されたりすることによって、上昇する。これにより、連通孔5Aを塞いでいた液体が塗布栓本体3内に流入して連通孔5Aが開放されると共に、容器本体2内の液体は、連通孔5Aを通って塗布栓本体3内に流入する。塗布栓本体3内に流入した液体は、中栓5の上面に沿って塗布栓本体3の内周面に向けて流動する。ここで、中栓5の上面における連通孔5Aの開口周縁部が径方向内側に向かうにしたがって下方に向かうように傾斜しているので、液体が中栓5の上面におけるこの傾斜面に沿って塗布栓本体3の内周面に向けてスムーズに案内され、塗布栓本体3の内周面に沿って微小孔3Aに向けて流動する。
容器本体2を把持した状態で塗布体21の小径部25を対象物に押し当てると、図3に示すように、塗布体21の小径部25は、付勢体22の付勢力に抗して、微小孔3Aから没するように塗布栓本体3の内側へ下方に移動する。そして、塗布体21の第2栓傾斜面24Aが塗布栓本体3の第2筒傾斜面12Aから離間し、微小孔3Aへの流路Pが開放される。
ここで、上述のように容器本体2を手で持っても塗布栓本体3の圧力が上昇することなどが抑制されているので、流路Pを開放させた初期の段階において、液体が微小孔3Aから意図せず多量に吐出されることが抑制される。
流路Pを開放した状態において、流路Pは、大径部26の下端部と中間筒部12の上端部との間に形成される間隙P1と、塗布体21の大径部26の上端部と塗布栓本体3の先端筒部11の下端部との間に形成される間隙P2と、小径部25の下端部と先端筒部11との間に形成される間隙P3と、小径部25の上端部と先端筒部11の頂壁部11Aとの間の間隙P4と、によって形成される。ここで、間隙P2、P4は、間隙P3、P4よりも狭くなっている。
ここで、塗布体21を塗布栓本体3に対して押し込んで塗布体21の小径部25の上端と塗布栓本体3の頂壁部11Aの上面とが面一になった状態において、塗布体21における第1栓傾斜面26Aの下端縁は、塗布栓本体3における中間筒部12の第2筒傾斜面12Aの上端縁よりも上方に位置している。
流路P内に流入した液体は、間隙P1において、塗布栓本体3の第2筒傾斜面12Aに沿って上方かつ径方向内側に向けて流動し、塗布体21の大径部26の外周面に衝突する(領域Z1)。そして、液体は、間隙P2を通って間隙P3内に流入し、間隙P3において、塗布栓本体3の頂壁部11Aの下面に衝突する(領域Z2)。さらに、液体は、頂壁部11Aの第1筒傾斜面11Bに沿って上方かつ径方向内側に向けて流動し、塗布体21の小径部25の外周面に衝突する(領域Z3)。その後、液体は、間隙P4を通って微小孔3Aから外部に吐出される。
また、液体塗布容器1を倒立姿勢とすることにより、容器本体2内の液体は、連通孔5Aを通って塗布栓本体3内に順次流入する。
ここで、中栓5が液体塗布容器1の内部を容器本体2側と塗布栓本体3側とに区分しており、中栓5が邪魔板として機能するため、容器本体2内の液体は、塗布栓本体3内に勢いよく流入しにくくなっている。また、中栓5に連通孔5Aが1つのみ形成されており、空気置換が生じにくくなっていることによっても、容器本体2内の液体が塗布栓本体3内に勢いよく流入しにくくなっている。
以上のようにして、液体を吐出する。
なお、液体塗布容器1を倒立姿勢とした状態で液体を吐出させているが、倒立姿勢とせず傾けるなど、他の姿勢で液体を吐出させてもよい。
以上、本実施形態にかかる液体塗布容器1によれば、連通孔5Aに液体が満たされることによって中栓5が容器本体2内と塗布栓本体3内との間の連通を遮断し、把持した手の熱によって塗布栓本体3内の空気や液体を加温されにくくしているので、塗布栓本体3内の加温に起因して微小孔3Aから意図せず多量の液体が吐出されることを抑制できる。
また、液体塗布容器1を倒立姿勢としたときに容器本体2内の液体が塗布栓本体3内に流入することを中栓5が阻害することによっても、微小孔3Aから意図せず多量の液体が吐出されることを抑制できる。
さらに、液体塗布容器1を倒立姿勢としたときに連通孔5Aを通過した液体を微小孔3Aに向けて落下させず、塗布栓本体3の内周面に沿って微小孔3Aに向けて流動させやすくなるので、微小孔3Aから多量の液体が吐出されることをより確実に抑制できる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることができる。
例えば、中栓の上面における連通孔の開口周縁部は、径方向内側に向かうにしたがって漸次下方に向かうように傾斜しているが、そのように傾斜していなくてもよい。また、中栓は、上下方向の中間部分における横断線に対して上下対称となっているが、上下対称となっていなくてもよい。
中栓は、塗布栓本体の基端筒部内に取り付けられているが、容器本体内に取り付けられてもよい。また、中栓は、他の部材と一体的に形成されてもよい。
中栓には、連通孔が1つのみ形成されているが、連通孔が複数形成されてもよい。
塗布体は、円柱状をなしているが、角柱状など他の形状であってもよい。同様に、塗布栓本体は、有頂円筒状をなしているが、有頂角筒状など他の形状であってもよい。
塗布体の大径部における上端部の外周面及び塗布栓本体の先端筒部における頂壁部の下面は、下方に向かうにしたがって漸次拡径するように傾斜しているが、傾斜していなくてもよい。
付勢体は、塗布体を上方に向けて付勢しているが、液体塗布容器の中心軸に対して傾いた方向に向けて付勢してもよい。同様に、液体塗布容器は、上方に向けて液体を吐出させているが、液体塗布容器の中心軸に対して傾いた方向に向けて液体を吐出させてもよい。
この発明によれば、意図せず多量の液体が吐出されることを抑制した液体塗布容器に関して、産業上の利用可能性が認められる。
1 液体塗布容器、2 容器本体、3 塗布栓本体、3A 微小孔(吐出孔)、4 塗布栓機構、5 中栓、5A 連通孔、11A 頂壁部、21 塗布体、22 付勢体、24 基端部分

Claims (2)

  1. 吐出孔に出没可能に挿通された塗布体を対象物に押し当てて液体を前記対象物に塗布する液体塗布容器であって、
    液体を収容する容器本体と、
    内部が前記容器本体に連通すると共に、頂壁部に前記吐出孔が形成され、内部に前記塗布体を収納する有頂筒状の塗布栓本体と、
    前記塗布体を前記吐出孔に向けて付勢し、前記塗布体のうち先端を前記吐出孔を通して前記頂壁部から外部に突出させると共に、基端側にある基端部分の外周面を前記塗布栓本体の内周面に接触させることで、前記吐出孔への流路を遮断する付勢体を備える塗布栓機構と、を備え、
    当該液体塗布容器の内部には、前記容器本体内と前記塗布栓本体内とを連通させる連通孔が形成された中栓が配設されていることを特徴とする液体塗布容器。
  2. 前記中栓のうち前記吐出孔側を向く表面における前記連通孔の開口周縁部が、前記連通孔側に向かうにしたがって前記吐出孔側から漸次離間する側に向かうように傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の液体塗布容器。
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