JP2018090263A - 液体塗布容器 - Google Patents
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Abstract
Description
また、液体塗布容器を倒立姿勢としたときなど傾けたときに、容器本体内の液体が吐出孔に直接到らずに中栓によってその流動が阻害されることによっても、吐出孔から多量の液体が吐出されることを抑制できる。
したがって、吐出孔から意図せず多量の液体が吐出されることを抑制し、適正な量の液体を塗布できる。
この発明では、容器本体内の液体が塗布栓本体内に流入する際に、中栓のうち吐出孔側を向く表面における連通孔の開口周縁部の傾斜面上を流動させることが可能となる。これにより、連通孔を通過した液体を吐出孔に向けて落下させず、塗布栓本体の内周面に沿って吐出孔に向けて流動させやすくなり、吐出孔から多量の液体が吐出されることをより確実に抑制できる。
本実施形態にかかる液体塗布容器1は、図1に示すように、液体を内部に収容する有底円筒状の容器本体2と、内部が容器本体2に連通すると共に微小孔(吐出孔)3Aが形成された有頂円筒状の塗布栓本体3と、微量の液体を微小孔3Aから外部に流出させる塗布栓機構4と、塗布栓本体3内に配設された円板状の中栓5と、を備える。
液体は、例えば粘性の低く、揮発性の高い液体であり、具体的には、水虫薬やマニキュア、ペディキュアなど爪に塗布される液体であるが、他の液体であってもよく、また、液体を塗布する対象物は、爪に限られない。
先端筒部11の頂壁部11Aの中央部には、先端筒部11の内径よりも小径の微小孔3Aが形成されている。頂壁部11Aの下面は、径方向内側から外側に向かうにしたがって漸次下方に向けて延在し、第1筒傾斜面11Bを形成している。なお、先端筒部11のうち頂壁部11Aを除く部分の内径は、上下方向にわたってほぼ同一となっている。
基端筒部13は、容器本体2の口部2A内に嵌合されている。これにより、基端筒部13は、容器本体2に固定されている。
塗布体21は、中心軸Oと同軸に配設されており、円柱状の先端部分23及び下方に向けて開口する円錐椀状の基端部分24が上側から下側に向けてこの順に連設されて構成されている。これら先端部分23及び基端部分24は、中心軸Oと同軸に配設されている。
小径部25は、微小孔3A内に挿通されており、小径部25の上端部は、上方に向けて凸となる円錐状をなしており、先端筒部11の頂壁部11Aの上面から上方に突出している。また、小径部25のうち上記上端部よりも下側の部分における外径は、上下方向の全長にわたってほぼ同一となっている。さらに、小径部25の外周面と頂壁部11Aの微小孔3Aの内周面との間には、間隙が形成されている。なお、小径部25の外周面と頂壁部11Aの微小孔3Aの内周面との間を通して液体が流通可能であればよい。
また、大径部26の上端部における外周面は、下方に向かうにしたがって漸次拡径しており、第1栓傾斜面26Aを形成している。この第1栓傾斜面26Aは、第1筒傾斜面11Bと上下方向で対向している。第1栓傾斜面26Aは、第1筒傾斜面11Bに接していてもよく、第1筒傾斜面11Bとの間に間隙が設けられていてもよい。
なお、大径部26の上下方向の長さは、先端部分23の塗布栓本体3の頂壁部11Aに対する上方への突出長さLよりも長くなっている。
連通孔5Aは、微小孔3Aよりも小径とされているが、液体の粘度や揮発温度など液体の性質に応じて、微小孔3Aよりも大径とされても同径とされてもよい。
ここで、少なくとも一度液体を吐出させたり搬送したりなどしたときに液体塗布容器1を例えば倒立姿勢など微小孔3Aが下方を向くように傾けると、容器本体2内の液体は、連通孔5Aを通って塗布栓本体3内に流入する。そして、液体塗布容器1を正立姿勢に戻すと、塗布栓本体3内に流入した液体が容器本体2内に戻るが、液体の粘性や表面張力などに起因して液体の一部が中栓5の連通孔5Aを塞ぐ。これにより、容器本体2内と塗布栓本体3内との間の連通が遮断される。
そのため、容器本体2内の空気や液体が手の熱によって加温されても塗布栓本体3内の液体や空気が加温して塗布栓本体3の内圧が上昇することが抑制されるので、塗布栓本体3内の液体が微小孔3Aに向けて押し出されにくくなっている。また、塗布栓本体3内の液体が加熱されてこの液体が揮発したり粘性などの物性が変化したりすることが抑制されるので、塗布栓本体3内の液体が微小孔3Aに向けて勢いよく流動しにくくなっている。
ここで、上述のように容器本体2を手で持っても塗布栓本体3の圧力が上昇することなどが抑制されているので、流路Pを開放させた初期の段階において、液体が微小孔3Aから意図せず多量に吐出されることが抑制される。
ここで、塗布体21を塗布栓本体3に対して押し込んで塗布体21の小径部25の上端と塗布栓本体3の頂壁部11Aの上面とが面一になった状態において、塗布体21における第1栓傾斜面26Aの下端縁は、塗布栓本体3における中間筒部12の第2筒傾斜面12Aの上端縁よりも上方に位置している。
ここで、中栓5が液体塗布容器1の内部を容器本体2側と塗布栓本体3側とに区分しており、中栓5が邪魔板として機能するため、容器本体2内の液体は、塗布栓本体3内に勢いよく流入しにくくなっている。また、中栓5に連通孔5Aが1つのみ形成されており、空気置換が生じにくくなっていることによっても、容器本体2内の液体が塗布栓本体3内に勢いよく流入しにくくなっている。
以上のようにして、液体を吐出する。
なお、液体塗布容器1を倒立姿勢とした状態で液体を吐出させているが、倒立姿勢とせず傾けるなど、他の姿勢で液体を吐出させてもよい。
また、液体塗布容器1を倒立姿勢としたときに容器本体2内の液体が塗布栓本体3内に流入することを中栓5が阻害することによっても、微小孔3Aから意図せず多量の液体が吐出されることを抑制できる。
さらに、液体塗布容器1を倒立姿勢としたときに連通孔5Aを通過した液体を微小孔3Aに向けて落下させず、塗布栓本体3の内周面に沿って微小孔3Aに向けて流動させやすくなるので、微小孔3Aから多量の液体が吐出されることをより確実に抑制できる。
例えば、中栓の上面における連通孔の開口周縁部は、径方向内側に向かうにしたがって漸次下方に向かうように傾斜しているが、そのように傾斜していなくてもよい。また、中栓は、上下方向の中間部分における横断線に対して上下対称となっているが、上下対称となっていなくてもよい。
中栓は、塗布栓本体の基端筒部内に取り付けられているが、容器本体内に取り付けられてもよい。また、中栓は、他の部材と一体的に形成されてもよい。
中栓には、連通孔が1つのみ形成されているが、連通孔が複数形成されてもよい。
塗布体は、円柱状をなしているが、角柱状など他の形状であってもよい。同様に、塗布栓本体は、有頂円筒状をなしているが、有頂角筒状など他の形状であってもよい。
塗布体の大径部における上端部の外周面及び塗布栓本体の先端筒部における頂壁部の下面は、下方に向かうにしたがって漸次拡径するように傾斜しているが、傾斜していなくてもよい。
付勢体は、塗布体を上方に向けて付勢しているが、液体塗布容器の中心軸に対して傾いた方向に向けて付勢してもよい。同様に、液体塗布容器は、上方に向けて液体を吐出させているが、液体塗布容器の中心軸に対して傾いた方向に向けて液体を吐出させてもよい。
Claims (2)
- 吐出孔に出没可能に挿通された塗布体を対象物に押し当てて液体を前記対象物に塗布する液体塗布容器であって、
液体を収容する容器本体と、
内部が前記容器本体に連通すると共に、頂壁部に前記吐出孔が形成され、内部に前記塗布体を収納する有頂筒状の塗布栓本体と、
前記塗布体を前記吐出孔に向けて付勢し、前記塗布体のうち先端を前記吐出孔を通して前記頂壁部から外部に突出させると共に、基端側にある基端部分の外周面を前記塗布栓本体の内周面に接触させることで、前記吐出孔への流路を遮断する付勢体を備える塗布栓機構と、を備え、
当該液体塗布容器の内部には、前記容器本体内と前記塗布栓本体内とを連通させる連通孔が形成された中栓が配設されていることを特徴とする液体塗布容器。 - 前記中栓のうち前記吐出孔側を向く表面における前記連通孔の開口周縁部が、前記連通孔側に向かうにしたがって前記吐出孔側から漸次離間する側に向かうように傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の液体塗布容器。
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