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JP2018066517A - 加熱調理器 - Google Patents

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JP2018066517A
JP2018066517A JP2016205670A JP2016205670A JP2018066517A JP 2018066517 A JP2018066517 A JP 2018066517A JP 2016205670 A JP2016205670 A JP 2016205670A JP 2016205670 A JP2016205670 A JP 2016205670A JP 2018066517 A JP2018066517 A JP 2018066517A
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敬彦 伊東
Norihiko Ito
敬彦 伊東
美紀 嵜山
Miki Sakiyama
美紀 嵜山
石川 善克
Yoshikatsu Ishikawa
善克 石川
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Harman Co Ltd
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Abstract

【課題】調理容器支持部に装着された調理容器の種別に応じた調理メニューを適切に選択できる加熱調理器を提供する。【解決手段】調理容器支持部に装着された調理容器の種別を検出する容器種別検出部Mと、被加熱物を加熱する加熱部7の加熱作動を制御する運転制御部Bとが設けられ、複数の調理メニューが、複数種の調理容器に応じて分類する形態で設定され、運転制御部Bが、容器種別検出部Mの検出情報に基づいて、複数の調理メニューのうちから、検出された種別の調理容器に対応する調理メニューを表示部Dに表示し、かつ、表示部Dに表示された調理メニューが選択部にて選択されると、選択された調理メニューに応じて定めた加熱条件で加熱調理を実行するように構成されている。【選択図】図7

Description

本発明は、被加熱物を加熱調理するための複数種の調理容器を付替え自在でかつ加熱調理室に対して出退自在な調理容器支持部と、
当該調理容器支持部に装着された前記調理容器の種別を検出する容器種別検出部と、
前記調理容器支持部が前記加熱調理室に収納された状態において、前記被加熱物を加熱する加熱部と、
前記加熱部の加熱作動を制御する運転制御部と、が設けられ、
複数の調理メニューが、複数種の前記調理容器に応じて分類する形態で設定され、
前記運転制御部が、前記容器種別検出部にて検出された種別の前記調理容器に対応する前記調理メニューが選択されると、選択された調理メニューに応じて定めた加熱条件で加熱調理を実行するように構成されている加熱調理器に関する。
かかる加熱調理器は、例えば、「トースト」、「魚:姿焼き」、「魚:切り身」、「焼く」、「あたためる」、「煮る」、「蒸す」、「ごはん」等の複数の調理メニューのうちから、調理容器種別検出部にて検出された種別の調理容器に対応する調理メニューが選択されると、選択された調理メニューに対する加熱調理を自動的に行うことになる。
かかる加熱調理器の従来例として、加熱調理室としてのグリル庫を備えたガスコンロにおいて、調理容器支持部に付替え自在な調理容器として、グリル皿と調理鍋とが設けられ、グリル庫にて加熱調理する調理メニューを設定するグリル用設定操作部に、「トースト」、「魚:姿焼き」、「魚:切り身」等の複数の調理メニューが予め記載され、それらの記載されている調理メニューを、押し操作するごとに次に調理メニューを順次選択する状態で選択する選択スイッチが設けられ、運転制御部が、点火指令が指令された際に、容器種別検出部にて検出された種別の調理容器に対応する調理メニューが選択されていると、選択された調理メニューに応じて定めた加熱条件で加熱調理を実行し、そして、点火指令が指令された際に、容器種別検出部にて検出された種別の調理容器に対応する調理メニュー以外の調理メニューが選択されていると、加熱調理を実行せずに、警報処理を実行するように構成されているものがある(例えば、特許文献1参照)。
つまり、特許文献1は、容器種別検出部にて検出された種別の調理容器に対応する調理メニュー以外の調理メニューが選択されている状態で、点火指令が指令された際には、警報処理を実行することにより、調理容器支持部に装着された調理容器の種別に応じた調理メニューとは異なる調理メニューに対する加熱調理を実行しないようにしたものである。
そして、警報処理が実行されたときには、使用者は、調理容器支持部に装着した調理容器の種別に応じた調理メニューを選択すべく、調理メニューの選択をやり直して、点火指令を指令することにより、加熱調理を行わせることになる。
特開2016‐54929号公報
従来の加熱調理器においては、調理容器支持部に装着された調理容器の種別に応じた調理メニューとは異なる調理メニューに対する加熱調理が実行されることを回避できるものの、調理容器支持部に装着される調理容器の種別に応じた調理メニュー以外の調理メニューも選択できるものであるため、調理容器支持部に装着された調理容器の種別に応じた調理メニュー以外の調理メニューを選択してしまう誤りを発生する虞があり、その際には、再度、調理メニューの選択をやり直すことになる等、加熱調理を実行するための調理メニューの選択操作が煩雑となる不都合があった。
本発明は、上記実状に鑑みて為されたものであって、その目的は、調理容器支持部に装着された調理容器の種別に応じた調理メニューを適切に選択できる加熱調理器を提供する点にある。
本発明の加熱調理器は、被加熱物を加熱調理するための複数種の調理容器を付替え自在でかつ加熱調理室に対して出退自在な調理容器支持部と、
当該調理容器支持部に装着された前記調理容器の種別を検出する容器種別検出部と、
前記調理容器支持部が前記加熱調理室に収納された状態において、前記被加熱物を加熱する加熱部と、
前記加熱部の加熱作動を制御する運転制御部と、が設けられ、
複数の調理メニューが、複数種の前記調理容器に応じて分類する形態で設定され、
前記運転制御部が、前記容器種別検出部にて検出された種別の前記調理容器に対応する前記調理メニューが選択されると、選択された調理メニューに応じて定めた加熱条件で加熱調理を実行するように構成されているものであって、その特徴構成は、
前記調理メニューを表示する表示部、及び、当該表示部に表示された前記調理メニューを選択する選択部が設けられ、
前記運転制御部が、前記容器種別検出部の検出情報に基づいて、複数の前記調理メニューのうちから、検出された種別の前記調理容器に対応する調理メニューを前記表示部に表示し、かつ、前記表示部に表示された前記調理メニューが前記選択部にて選択されると、選択された調理メニューについての前記加熱調理を実行するように構成されている点にある。
すなわち、容器種別検出部の検出情報に基づいて、複数の前記調理メニューのうちから、検出された種別の調理容器に対応する調理メニューが、表示部に表示されることになる。
そして、表示部に表示された調理メニューが選択部にて選択されると、運転制御部が、容器種別検出部にて検出された種別の調理容器に対応する調理メニューが選択されたと判別して、選択された調理メニューに応じて定めた加熱条件で加熱調理を実行することになる。
したがって、表示部には、複数の前記調理メニューのうちから、容器種別検出部にて検出された種別の調理容器に対応する調理メニューが表示され、その表示された調理メニューを選択するものであるから、容器種別検出部にて検出された種別の調理容器に対応する調理メニュー以外の調理メニューを選択することがなくなり、容器種別検出部にて検出された種別の調理容器に対応する調理メニューを適切に選択するようにしながら、選択された調理メニューに対する加熱調理を行うことができる。
要するに、本発明の加熱調理器の特徴構成によれば、調理容器支持部に装着された調理容器の種別に応じた調理メニューを適切に選択できる。
本発明の加熱調理器の更なる特徴構成は、前記容器種別検出部が、前記調理容器支持部が前記加熱調理室に対する設定収納位置に収納された状態において、前記調理容器との接当により前記種別を検出するように構成され、
前記調理容器支持部が前記設定収納位置に収納されたことを検出する収納検出部が設けられ、
前記運転制御部が、前記収納検出部が前記設定収納位置に前記調理容器支持部が収納されたことを検出する状態において、前記容器種別検出部の検出情報に基づいて前記調理容器の種別を判別するように構成されている点にある。
すなわち、運転制御部が、収納検出部にて、調理容器支持部が設定収納位置に収納されたことが検出されたときに、容器種別検出部の検出情報に基づいて調理容器の種別を判別するものであるから、調理容器支持部に装着された調理容器の種別を適切に判別することができる。
つまり、調理容器支持部が加熱調理室に対する設定収納位置に収納された状態において、調理容器との接当により調理容器の種別を検出する容器種別検出部は、調理容器支持部が設定収納位置に適切に収納されれば、調理容器との接当により調理容器の種別を適切に検出することができる。
しかしながら、調理容器支持部が加熱調理室に対する設定収納位置に適切に収納されずに、誤って、設定収納位置よりも少し手前側に収納される場合等が発生する虞があり、この収納状態においては、容器種別検出部が、調理容器の種別を適切に検出することができず、調理容器支持部に装着された調理容器の種別とは異なる種別の調理容器であると検出する虞がある。
本特徴構成によれば、収納検出部にて、調理容器支持部が設定収納位置に収納されたことが検出されたときに、容器種別検出部の検出情報に基づいて調理容器の種別を判別するものであるから、調理容器支持部に装着された調理容器の種別を適切に判別することができる。
要するに本発明の加熱調理器の更なる特徴構成によれば、調理容器支持部に装着された調理容器の種別を適切に判別することができる。
本発明の加熱調理器の更なる特徴構成は、前記設定収納位置に向けて移動される前記調理容器支持部を前記設定収納位置に移動操作するアシスト装置が設けられている点にある。
すなわち、加熱調理室から引き出した調理容器支持部を、加熱調理室に収納するために設定収納位置に向けて移動する際に、アシスト装置によって、調理容器支持部が設定収納位置に向けて移動操作されるから、調理容器支持部を設定収納位置に適切に収納し、かつ、調理容器支持部を設定収納位置に収納した状態を適切に維持できることになる。
したがって、調理容器支持部が設定収納位置に適切に収納され、かつ、調理容器支持部を設定収納位置に収納した状態が適切に維持されるから、収納検出部及び容器種別検出部の検出を適切に行わせることができるため、調理容器支持部に装着された調理容器の種別を一層適切に判別することができる。
要するに本発明の加熱調理器の更なる特徴構成によれば、調理容器支持部に装着された調理容器の種別を一層適切に判別することができる。
本発明の加熱調理器の更なる特徴構成は、前記収納検出部が、前記調理容器支持部に装着された前記調理容器を検出するように構成されている点にある。
すなわち、収納検出部が、調理容器支持部に装着された調理容器を検出することによって、調理容器支持部が設定収納位置に収納されたことを検出することになる。
したがって、調理容器支持部に調理容器が装着されていないときには、調理容器支持部が設定収納位置に収納されていると検出されることがないから、調理容器が調理容器支持部に装着されていない状態のまま、調理メニューが選択されて、加熱調理が実行されることを回避できる。
要するに本発明の加熱調理器の更なる特徴構成によれば、調理容器が調理容器支持部に装着されていない状態のまま、調理メニューが選択されて、加熱調理が実行されることを回避できる。
本発明の加熱調理器の更なる特徴構成は、前記運転制御部が、前記容器種別検出部の検出情報に基づいて、複数の前記調理メニューのうちから、検出された種別の前記調理容器に対応する調理メニューを前記表示部に表示する際に、表示する調理メニューに対応づけて、検出された種別の前記調理容器を併せて表示するように構成されている点にある。
すなわち、検出された種別の調理容器に対応する調理メニューを表示する際に、表示する調理メニューに対応づけて、検出された種別の調理容器が併せて表示されるから、使用者は、調理容器支持部に装着した調理容器の種別を再確認しながら、使用する種類の調理容器に対応する調理メニューを良好に選択できる。
要するに、本発明のコンロの更なる特徴構成によれば、使用する種類の調理容器を選択しながら、使用する種類の調理容器に対応する調理メニューを良好に選択できる。
ガスコンロの斜視図 燃料ガス供給構成を示す回路図 グリルの縦断側面図 容器支持部をグリル庫から引き出した状態の斜視図 コンロ用設定操作部の平面図 グリル用設定操作部の平面図 制御構成を示すブロック図 調理容器支持部と容器種別検出部との関係を示す平面図 収納状態のプレートパンと容器種別検出部との関係を示す平面図 収納状態の波型プレートパンと容器種別検出部との関係を示す平面図 収納状態の調理鍋と容器種別検出部との関係を示す平面図 調理鍋と調理容器支持部との関係を示す斜視図 表示制御部の制御作動を示すフローチャート 初期画面を示す図 プレートパンの分類メニュー選択画面を示す図 調理鍋の分類メニュー選択画面を示す図 プレートパンの調理メニュー選択画面を示す図 調理鍋の調理メニュー選択画面を示す図 火力調節画面を示す図 加熱時間調節画面を示す図 点火誘導画面を示す図 調理中画面を示す図 調理中画面を示す図 調理終了画面を示す図 調理終了画面を示す図 コンロ側設定画面を示す図 調理メニューと調理容器との関係を示す表 冷凍食品種別と加熱形態及び加熱調理時間との関係を示す表 加熱形態と燃焼調理時間及び余熱調理時間との関係を示す表 アシスト装置を示す側面図 係合ピンと係合凹部との係合開始状態を示す側面図 係合ピンと係合凹部とが係合した状態を示す側面図 係合凹部が係合ピンにて係止移動される状態を示す側面図 別実施形態の収納状態のプレートパンと容器種別検出部との関係を示す平面図 別実施形態の収納状態の波型プレートパンと容器種別検出部との関係を示す平面図
〔実施形態〕
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(ガスコンロの全体構成)
図1に示すように、ビルトイン式のガスコンロGCが、コンロ本体Hの上面部に、コンロバーナ1として、標準火力バーナ1A、小火力バーナ1B及び大火力バーナ1Cを備え、且つ、コンロ本体Hの横幅方向中央部に、加熱調理器としてのグリルG(図4参照)を備える形態に構成されている。
コンロ本体Hは、上部が開口された箱状の金属製のケーシング2を主要部として構成され、コンロ本体Hの上部には、ガラス製の天板3が配置され、コンロ本体Hの上面部の後部側には、グリルGの調理排気を排気するためのグリル排気口4が形成されている。
天板3の上部には、コンロバーナ1にて加熱される鍋等の被加熱物を載置するための五徳5が、3つのコンロバーナ1の夫々に対応して設けられている。
コンロバーナ1の中央部には、鍋等の被加熱物の存在及び被加熱物の底壁温度を検出するコンロバーナセンサ1Sが設けられている。
ケーシング2の内部には、図3に示すように、グリルGを構成する加熱調理室としてのグリル庫6が設けられ、グリル庫6には、加熱部を構成するグリルバーナ7として、グリル庫6の天井部に設けられる上方側加熱部としての上部バーナ7Uと、グリル庫6の底部に設けられる下方側加熱部としての下部バーナ7Sとが設けられている。
図1に示すように、天板3の手前側の左右中央箇所には、コンロバーナ1やグリルバーナ7の運転に関する情報を表示画面に表示する液晶式の表示部Dが設けられている。この表示部Dの表示内容については、後述する。
ちなみに、本実施形態では、表示部Dが白黒式で表示するように構成されているが、カラー表示式に構成してもよい。
(グリルの詳細)
図3に示すように、グリルGには、上述したグリル庫6が設けられている。このグリル庫6は、前部及び後部が開口する筒状に形成され、グリル庫6の後方側には、グリルバーナ7の燃焼排ガスや被加熱物からでる水蒸気等の調理排気を排気する排気路Eを形成する排気筒6Aが上方側に延びる状態で連設され、その排気路Eにて調理排気を上述のグリル排気口4に導くように構成されている。
図3及び図4に示すように、被加熱物を加熱調理するための調理容器Kを支持する調理容器支持部Lが、グリル庫6に対して出退自在に設けられている。
本実施形態においては、調理容器Kとして、被加熱部の載置面が平坦状に形成されたプレートパン9A(図4及び図8参照)、被加熱物の載置面が波型に形成された波型プレートパン9B(図10参照)、及び、調理鍋(キャセロール容器など)9C(図12参照)の3種類が存在するものとする。
調理容器支持部Lは、グリル庫6の内部に設けた固定レールに対して出退自在に案内される左右の可動レールLaと、調理容器Kの前縁部及び後縁部を載置支持する形態に棒状部材を曲げ加工して形成される支持枠Lb(図12参照)とを備える形態に構成されている。
そして、プレートパン9A、波型プレートパン9B、及び、調理鍋9Cが、調理容器支持部Lにおける支持枠Lbに対して、付け替え自在に装着されることになる。
左右の可動レールLaの先端部に、グリル庫6の前部開口を開閉するグリル扉8(図1参照)を取付ける扉支持体8Aが設けられ、支持枠Lbの先端部が扉支持体8Aに係止連結されている。
尚、図示は省略するが、支持枠Lbの後端部が、グリル庫6の内部に設けた載置案内体にて、摺動自在に載置支持されている。
グリル庫6の底部に設けた下部バーナ7Sが、グリル庫6内に収納された調理容器Kを下方から加熱し、グリル庫6の天井部に設けた上部バーナ7Uが、グリル庫6内に収納された調理容器Kを上方から加熱するように構成されている。
下部バーナ7Sは、図3に示すように、円筒状のバーナ本体部10Aと、そのバーナ本体部10Aに接続されるバーナ混合管部10Bとを備え、バーナ本体部10Aには、周方向に沿って炎孔Fが形成されている。つまり、下部バーナ7Sは、炎孔Fを環状に備える形態に構成されている。
ちなみに、このような構成の下部バーナ7Sは、コンロバーナ1の構成と同様であり、コンロバーナ1を転用して構成されている。
また、下部バーナ7Sの内部には、調理容器Kの底部の温度を検出する温度検出センサとして、調理容器Kの底壁部に接触して温度を検出する容器温度センサ11が装備されている。
上部バーナ7Uは、下向きの平板状の火炎を形成する輻射式バーナであり、詳細な説明は省略するが、平板状の上バーナ本体部やその上バーナ本体部に接続される上バーナ混合管部を備え、上バーナ本体部の下面部に燃焼炎形成部が形成されている。
尚、図2に示すように、下部バーナ7S及び上部バーナ7Uの夫々に対して、点火装置としての点火プラグP、及び、着火状態検出装置として、熱電対等を用いて構成される着火センサRが装備され、コンロバーナ1についても、同様に、点火プラグP及び着火センサRが装備されている。
(ガス燃料の供給構成)
図2に示すように、都市ガス供給管等のガス供給源に接続される元ガス供給路12に、電磁操作式の元ガス弁13が設けられ、元ガス供給路12からは、標準火力バーナ用分岐路14a、小火力バーナ用分岐路14b、大火力バーナ用分岐路14c及びグリルバーナ用分岐路15の4系統のガス流路が分岐されている。
グリルバーナ用分岐路15に、下部バーナ7S及び上部バーナ7Uに対するガス燃料の供給圧力を設定圧に調整するガバナ16が設けられ、ガバナ16にて設定圧に調整されたガス燃料を下部バーナ7Sに導く下部バーナ用供給路17S、及び、ガバナ16にて設定圧に調整されたガス燃料を上部バーナ7Uに導く上部バーナ用供給路17Uが、グリルバーナ用分岐路15から分岐されている。
標準火力バーナ用分岐路14a、小火力バーナ用分岐路14b及び大火力バーナ用分岐路14cの夫々には、ステッピングモータの駆動によって燃料ガスの流量を調整して加熱量(火力)を調整するためのコンロ用ガス量調整弁18が備えられている。
また、下部バーナ用供給路17S及び上部バーナ用供給路17Uの夫々には、ステッピングモータの駆動によって燃料ガスの流量を調整して加熱量(火力)を調整するためのグリル用ガス量調整弁19が備えられている。
(ガスコンロの操作構成)
図1に示すように、コンロ本体Hの前側面におけるグリルGの右側の上方箇所には、標準火力バーナ1A、小火力バーナ1B及び大火力バーナ1Cの夫々に対して各別に点火及び消火や火力調節を指令するための3つのコンロ操作具20が設けられている。
コンロ操作具20は、押し操作されるごとに、点火指令と消火指令を交互に指令し、また、回転操作することにより、火力調節指令を指令するように構成されている。
コンロ本体Hの前側面におけるグリルGの右側の下方箇所には、コンロバーナ1による自動調理の設定を行うコンロバーナ用設定操作部21が、下端側を支点にした前後揺動により開閉自在に設けられている。
コンロバーナ用設定操作部21の上面部には、標準火力バーナ1A、小火力バーナ1B及び大火力バーナ1Cの夫々に対する設定を行うコンロ用操作パネル21Pが設けられている(図5参照)。
尚、図5においては、標準火力バーナ1Aを左コンロ、小火力バーナ1Bを後コンロ、及び、大火力バーナ1Cを右コンロと夫々表記している。
コンロ本体Hの前側面におけるグリルGの左側の下方箇所には、グリルバーナ7に対する設定を行うグリル用設定操作部22が、下端側を支点にした前後揺動により開閉自在に設けられている。
グリル用設定操作部22の上面部には、調理メニューの選択や、その調理メニューを開始するための点火指令、火力調節指令、加熱調理時間調節指令等の種々の情報を指令するグリル用操作パネル22P(操作部の一例)が設けられている(図6参照)。
尚、図6においては、グリルをマルチグリルと表記している。
(コンロ用操作パネルの詳細)
図5に示すように、コンロ用操作パネル21Pには、標準火力バーナ1Aに対応する左コンロ操作部21L、小火力バーナ1Bに対応する後コンロ操作部21M、及び、大火力バーナ1Cに対応する右コンロ操作部21Rを備えている。
左コンロ操作部21Lには、あぶり高温炒めモードを指令するあぶり高温炒めスイッチ23、湯沸しモードを指令する湯沸しスイッチ24、温度キープモードを指令する温度キープスイッチ25、タイマー運転モードを設定するタイマースイッチ26、及び、設定を取り消す取消スイッチ27が備えられている。
右コンロ操作部21Rは、左コンロ操作部21Lと同様に構成されるものであって、高温炒めスイッチ23、湯沸しスイッチ24、温度キープスイッチ25、タイマースイッチ26、及び、取消スイッチ27が備えられている。
尚、あぶり高温炒めモード、湯沸しモード、温度キープモード、及び、タイマー運転モードの夫々は、周知であるので、本実施形態においては詳細な説明を省略する。
後コンロ操作部21Mには、左コンロ操作部21Lと同様に、タイマースイッチ26、及び、取消スイッチ27が備えられ、加えて、炊飯モードを指令する炊飯スイッチ28が備えられている。
コンロ用操作パネル21Pを用いて、温度キープモードが設定されると、図15及び図26に示すように、その設定された温度キープモードを示す情報が表示部Dに表示されることになる。
図示は省略するが、湯沸しモード、炊飯モード、あぶり高温炒めモード及びタイマー運転モードについても同様である。
また、炊飯モードにおいて、炊飯が終了すると、図15に示すように、「炊けました」と表示部Dに表示されて、炊飯の終了を報知することが行われる。
尚、図示は省略するが、温度キープモード、湯沸しモード、あぶり高温炒めモード及びタイマー運転モードについても、同様である。
(グリル用操作パネルの詳細)
図6に示すように、グリル用操作パネル22Pには、調理メニューを選択する際に操作される選択スイッチ32、選択した調理メニューを決定する際に操作される決定スイッチ33、及び、押し操作する毎にグリルバーナ7の点火を指令する点火指令状態と消火を指令する消火指令状態とに切り換わる点消火スイッチ34が備えられている。
ちなみに、選択スイッチ32及び決定スイッチ33は、後述の如く、表示部Dに表示された調理メニューを選択する選択部Wとして機能することになる。
加えて、グリル用操作パネル22Pには、以前選択した調理メニューの履歴を読み出す履歴スイッチ35、設定途中においてもとに戻すための戻るスイッチ36、設定内容を取り消すとりけしスイッチ37、初期設定されている種々の内容を変更する際に使用する設定変更スイッチ38が設けられている。
そして、後述の如く、表示部Dにて調理メニューを設定するための各種の情報を表示しながら、グリル用操作パネル22Pの操作により、上述の如く、調理メニューの選択や、その調理メニューを開始するための点火指令、火力調節指令、加熱時間調節指令等の種々の情報を指令するように構成されている。
(調理メニューの詳細)
グリルバーナ7に対して設定する複数の調理メニューが、複数の分類メニューに振り分ける形態に設定されている。
複数の分類メニューとして、本実施形態においては、図27に示すように、「オートメニュー」「調理モード」「おすすめメニュー」「冷凍食品メニュー」の4つが設けられている。
また、複数の調理メニューとしては、本実施形態においては、食品種別としての「食品名」として設定される場合と、「ハンバーグステーキ」等の料理名として設定される場合と、「焼く」「煮る」等の加熱調理形態として設定される場合とを含むものである。
また、複数の調理メニューが、使用する調理容器Kに応じて分類されている。
つまり、複数の調理メニューが、複数の分類メニューに振り分ける形態に設定され、かつ、使用する調理容器Kに応じて分類されている。
そして、「オートメニュー」「調理モード」「おすすめメニュー」「冷凍食品メニュー」に分類された複数の調理メニューについての加熱条件が、グリルバーナ7の火力と、加熱調理を実行する加熱調理時間として設定されている。
<プレートパン>
図27に示すように、プレートパン9Aについての分類メニューとして、「オートメニュー」「調理モード」「おすすめメニュー」「冷凍食品メニュー」の4つが設けられている。
プレートパン9Aの「オートメニュー」としては、「トースト」「鶏もも焼き」「ホイル焼き」「魚:切り身」「魚:姿焼き」が設定されている。
また、プレートパン9Aの「調理モード」としては、「焼く」「あたためる」「ノンフライ」が設定されている。
また、プレートパン9Aの「おすすめメニュー」としては、「あじの開き」「イタリアンカツレツ」「ハンバーグステーキマスタードソース」等が設定されている。
また、プレートパン9Aの「冷凍食品メニュー」としては、「お好み焼き」「から揚げ」「コロッケ」「炒飯」等の冷凍食品が設定されている。
プレートパン9Aについての分類メニューとしての「オートメニュー」「調理モード」「おすすめメニュー」「冷凍食品メニュー」の夫々については、加熱条件として、火力及び加熱調理時間の初期値が設定されている。
そして、「オートメニュー」については、加熱調理時間を調整することはできないものの、火力を変更調整することができ、「調理モード」については、加熱時間並びに火力を変更調整することができ、「おすすめメニュー」及び「冷凍食品メニュー」の夫々については、火力を調整することはできないものの、加熱調理時間を変更調整できるように構成されている。
ちなみに、「冷凍食品メニュー」における火力は、複数種の冷凍食品(冷凍食品種別)の夫々について、グリルバーナ7による加熱量を異ならせた「強」「中」「弱」の3段階の加熱形態のいずれかが初期設定されることになるが、その加熱形態の具体内容を含めた「冷凍食品メニュー」の加熱条件の詳細については後述する。
<波型プレートパン>
図27に示すように、波型プレートパン9Bの分類メニューとして、「オートメニュー」「調理モード」「おすすめメニュー」の3つが設けられている。
波型プレートパン9Bの「オートメニュー」は、プレートパン9Aの「オートメニュー」と同じ調理メニュー、つまり、「トースト」「鶏もも焼き」「ホイル焼き」「魚:切り身」「魚:姿焼き」が設定されている。
また、波型プレートパン9Bの「調理モード」としては、「焼く」が設定されている。
また、波型プレートパン9Bの「おすすめメニュー」としては、「あじの開き」「ハンバーグステーキマスタードソース」が設定されている。
波型プレートパン9Bの分類メニューとしての「オートメニュー」「調理モード」「おすすめメニュー」の夫々については、加熱条件として、火力及び加熱調理時間の初期値が設定されている。
そして、「オートメニュー」については、加熱調理時間を調整することはできないものの、火力を変更調整することができ、「調理モード」については、加熱調理時間並びに火力を変更調整することができ、「おすすめメニュー」については、火力を調整することはできないものの、加熱調理時間を変更調整できるように構成されている。
ちなみに、プレートパン9Aの調理メニューと波型プレートパン9Bの調理メニューとには同じ調理メニューが存在するが、それらの調理メニューの火力及び加熱調理時間の初期値として、プレートパン9Aと波型プレートパン9Bとの熱伝達の違い等を鑑みて、プレートパン9Aや波型プレートパン9Bに応じた適正値が設定されることになる。
<調理鍋>
図27に示すように、調理鍋9Cについての分類メニューとしては、「オートメニュー」「調理モード」「おすすめメニュー」の3つが設けられている。
調理鍋9Cの「オートメニュー」は、「ごはん」「もっちりごはん」「炊きこみごはん」が設定されている。
また、調理鍋9Cの「調理モード」として、「煮る」「蒸す」「パン」が設定されている。
また、調理鍋9Cの「おすすめメニュー」として、「かれいの煮つけ」「スティックチーズケーキ」「なめらかプリン」等が設定されている。
調理鍋9Cの分類メニューとしての「オートメニュー」「調理モード」「おすすめメニュー」の夫々については、加熱条件として、火力及び加熱調理時間の初期値が設定されている。
そして、「オートメニュー」は、加熱調理時間及び火力を調整することができないものであり、「調理モード」及び「おすすめメニュー」については、火力を調整することはできないものの、加熱調理時間を変更調整できるように構成されている。
(冷凍食品メニューの加熱条件)
「冷凍食品メニュー」は、被加熱物を調理容器Kとしてのプレートパン9Aに収納した状態で、グリルバーナ7を燃焼作動させる燃焼調理とグリルバーナ7を停止させた後の余熱により調理する余熱調理を順次行う形態で加熱調理されるように構成されるものであって、冷凍食品種別(複数種の冷凍食品)の夫々について、燃焼調理の実行時間である燃焼調理時間と余熱調理の実行時間である余熱調理時間とからなる加熱調理時間を含む状態で定めた加熱条件が設定されるように構成されている。
また、加熱条件が、冷凍食品種別(複数種の冷凍食品)の夫々について、上述の加熱調理時間と、複数の加熱形態との組み合わせとして定められるように構成されている。
すなわち、「冷凍食品メニュー」における冷凍食品種別は、本実施形態においては、図27及び図28に示すように、9種類であるが、加熱形態としては、「強」「中」「弱」の3段階があり、それらの加熱形態が、9種の冷凍食品種別に割り当てられている。
加熱調理時間は、上述の如く、グリルバーナ7を燃焼させて調理する加熱調理時間とグリルバーナ7の燃焼を停止させた後の余熱にて調理する余熱調理時間とから設定されることになるが、加熱調理時間の燃焼調理時間と余熱調理時間との割合が、冷凍食品種別(複数種の冷凍食品)の夫々に応じて設定されている。
ちなみに、図28に示すように、加熱調理時間の初期値が冷凍食品種別(複数種の冷凍食品)の夫々について設定されているが、調理メニュー(冷凍食品種別)を選択する際に変更調節できるように構成されている。
尚、加熱調理時間が増減しても、燃焼調理時間と余熱調理時間との割合は一定である。
また、本実施形態においては、図29に示すように、燃焼調理時間と余熱調理時間との割合が、3段階の加熱形態の夫々に応じて設定されており、冷凍食品種別(複数種の冷凍食品)の夫々について加熱形態を設定することにより、結果的に、燃焼調理時間と余熱調理時間との割合を、冷凍食品種別(複数種の冷凍食品)に応じて設定するように構成されている。
本実施形態においては、3段階の加熱形態が、上部バーナ7Uを加熱形態に応じて設定された燃焼量にて燃焼させ、下部バーナ7Sを、容器温度センサ11にて検出される温度を加熱形態に応じて設定された目標温度に維持するように、燃焼量を調整する形態に設定されている。
すなわち、図29に示すように、加熱形態が「弱」の場合には、上部バーナ7Uの火力を「弱」にし、かつ、容器温度センサ11にて検出される温度の目標温度を「120℃」にするように構成されている。
同様に、加熱形態が「中」の場合には、上部バーナ7Uの火力を「中」にし、かつ、容器温度センサ11にて検出される温度の目標温度を「140℃」にするように構成されている。
同様に、加熱形態が「強」の場合には、上部バーナ7Uの火力を「強」にし、かつ、容器温度センサ11にて検出される温度の目標温度を「160℃」とするように構成されている。
(調理容器の容器種別検出構成)
図8〜図11に示すように、調理容器Kの種別を検出する容器種別検出部Mが、前記調理容器支持部Lがグリル庫6に対する設定収納位置に収納された状態において、調理容器Kとの接当により種別を検出するように構成されている。
尚、調理容器支持部Lのグリル庫6に対する設定収納位置とは、調理容器支持部Lがグリル庫6の最内方側となる収納位置に収納された状態に対応する位置である。
ちなみに、図4及び図8に示すように、調理容器支持部Lをグリル庫6に収納する際に、調理容器支持部Lが設定収納位置の近くに収納されると、弾性付勢力にて、調理容器支持部Lを設定収納位置に移動操作するアシスト装置ASが、グリル庫6の左右の側壁部に装備されており、調理容器支持部Lを設定収納位置に適切に収納させることができるように構成されている。尚、アシスト装置ASの詳細は後述する。
本実施形態においては、図8に示すように、容器種別検出部Mが、左側容器検出部Sa及び右側容器検出部Sbを備えて、それら左側容器検出部Sa及び右側容器検出部Sbの検出状態の組み合わせにより、調理容器Kの種別を検出するように構成されている。
左側容器検出部Sa及び右側容器検出部Sbは、グリル庫6の前後方向に移動自在でかつグリル庫6の前方側に弾性付勢された検出体40を備え、且つ、検出体40が弾性付勢力に抗して設定量後退移動したことを検出する容器検出用スイッチ(図示せず)を備える形態に構成されている。
以下の記載においては、左側容器検出部Sa及び右側容器検出部Sbの検出体40が弾性付勢力に抗して設定量後退移動した状態を、容器検出状態と呼称し、それ以外の状態を、容器非検出状態と呼称する。
そして、図9に示すように、プレートパン9Aが調理容器支持部Lに装着された状態において、調理容器支持部Lがグリル庫6に対する設定収納位置に収納されると、左側容器検出部Sa及び右側容器検出部Sbの夫々が容器検出状態となるように構成されている。
また、図10に示すように、波型プレートパン9Bが調理容器支持部Lに装着された状態において、調理容器支持部Lがグリル庫6に対する設定収納位置に収納されると、左側容器検出部Saが容器非検出状態となり、かつ、右側容器検出部Sbが容器検出状態となるように構成されている。
また、図11に示すように、調理鍋9Cが調理容器支持部Lに装着された状態において、調理容器支持部Lがグリル庫6に対する設定収納位置に収納されると、左側容器検出部Saが容器検出状態となり、かつ、右側容器検出部Sbが容器非検出状態となるように構成されている。
ちなみに、図12に示すように、調理鍋9Cの蓋部には、左側容器検出部Saに対する被検出用の突起41がグリル庫6の後方側に突出する形態で設けられている。
また、本実施形態においては、図8〜図11に示すように、調理容器支持部Lが設定収納位置に収納されたことを検出する収納検出部Nが設けられている。
この収納検出部Nは、グリル庫6の前後方向に移動自在でかつグリル庫6の前方側に弾性付勢された収納検出体42を備え、且つ、収納検出体42が弾性付勢力に抗して設定量後退移動したことを検出する収納検出用スイッチ(図示せず)を備える形態に構成されている。
本実施形態においては、収納検出部Nは、容器種別検出部Mの左側容器検出部Saと右側容器検出部Sbとの間に、調理容器Kにて押圧操作される形態で設けられている。
そして、容器種別検出部Mの左側容器検出部Saと右側容器検出部Sbの検出体40が、調理容器Kにて押圧されて、弾性付勢力に抗して設定量後退移動した後、さらに後退移動する際に、収納検出部Nの収納検出体42の後退量が設定量となる状態となるように、収納検出部Nと容器種別検出部Mの左側容器検出部Saと右側容器検出部Sbが位置決めされるように構成されている。
尚、上述したアシスト装置ASの弾性付勢力は、容器種別検出部Mの検出体40及び収納検出部Nの検出体42を、グリル庫前方側への弾性付勢力に抗して、グリル庫後方側に移動させながら、調理容器支持部Lを設定収納位置に移動させる大きさに設定されている。
(ガスコンロの制御構成)
図7に示すように、ガスコンロGCの運転制御部Bが、表示部Dの表示作動を制御する表示制御部BDと加熱部Uの運転を制御する加熱制御部BUとから構成されている。
尚、図7においては、加熱部Uとしてのグリルバーナ7及びグリル用ガス量調整弁19を示し、コンロバーナ1及びコンロ用ガス量調整弁18の記載を省略する。
そして、加熱制御部BUが、コンロ操作具20による点火指令や消火指令によって、コンロバーナ1に対する点火処理や消火処理及び火力調節処理を行い、また、コンロバーナ用設定操作部21の設定情報に基づいて、上述の如く、あぶり高温炒めモード、湯沸しモード、温度キープモード、タイマー運転モード、及び、炊飯モードを実行するように構成されている。
また、加熱制御部BUが、グリル用設定操作部22の設定情報に基づいて、グリルバーナ7に対する点火処理や消火処理及び火力調節処理を行ないながら、複数の調理メニューのうちの選択された調理メニューについての加熱調理を実行するように構成されている。
(加熱制御部の制御について)
加熱制御部BUは、マイクロコンピュータを備える形態に構成されて、コンロバーナ1及びグリルバーナ7に対する運転(燃焼)を制御するものであるが、コンロバーナ1に対する燃焼制御とグリルバーナ7に対する燃焼制御は同様であるから、以下の説明においては、グリルバーナ7に対する燃焼制御を説明して、コンロバーナ1に対する燃焼制御は省略する。
加熱制御部BUは、図7に示すように、上述したグリル用設定操作部22からの指令情報に基づいて、下部バーナ7S及び上部バーナ7Uに対する燃焼を制御する。
そして、加熱制御部BUは、調理メニューに対する加熱調理を実行する際には、収納検出部Nが設定収納位置に調理容器支持部Lが収納されたことを検出する状態において、容器種別検出部Mの検出情報に基づいて調理容器Kの種別を判別して、判別した調理容器Kについて設定されている調理メニューのうちで、グリル用設定操作部22で選択された調理メニューについて、選択された調理メニューに応じて定めた加熱条件で加熱調理を実行するように構成されている。
尚、加熱制御部BUは、本実施形態においては、収納検出部Nが設定収納位置に調理容器支持部Lが収納されたことを検出したときに、容器種別検出部Mの検出情報を読み込んで、調理容器Kの種別を判別するように構成されているが、別の形態として、容器種別検出部Mの検出情報を繰り返し読み込んでおき、収納検出部Nが設定収納位置に調理容器支持部Lが収納されたことを検出したときに、読み込んでいる容器種別検出部Mの検出情報に基づいて、調理容器Kの種別を判別するように構成してもよい。
すなわち、加熱制御部BUは、後述の如く、表示部Dに表示されている調理メニューが選択されたのち、点消火スイッチ34の操作により点火指令が指令されると、元ガス弁13、グリル用ガス量調整弁19を操作して、下部バーナ7S及び上部バーナ7Uに燃料ガスを供給する状態とし、加えて、下部バーナ7S及び上部バーナ7Uに対する点火プラグPを作動させかつ着火センサRにて着火を検出する点火処理を実行することになる。
また、調理メニューの加熱調理を中断する等の目的により、点消火スイッチ34の操作により消火指令が指令されると、元ガス弁13、グリル用ガス量調整弁19を閉状態に操作して、下部バーナ7S及び上部バーナ7Uを消火する消火処理を実行することになる。
また、下部バーナ7S及び上部バーナ7Uの燃焼状態において、下部バーナ7Sに対するグリル用ガス量調整弁19及び上部バーナ7Uに対するグリル用ガス量調整弁19を操作して、下部バーナ7S及び上部バーナ7Uの火力を、調理メニューごとに設定された火力に変更調節する火力調節処理を実行することになる。
また、調理メニューを実行しているときに、加熱調理を開始してからの経過時間が設定されている加熱調理時間に達すると、上述した消火処理を実行して、下部バーナ7S及び上部バーナ7Uを自動的に消火することになる。
尚、加熱調理時間が経過して消火処理を実行する際には、例えば、ブザーを調理終了用の設定時間(数秒)に亘り作動させて、調理の終了を報知することになる。
ちなみに、「冷凍食品メニュー」については、加熱調理時間のうちの燃焼調理時間が経過すると、上述した消火処理を実行して、下部バーナ7S及び上部バーナ7Uを自動的に消火することになり、その後、余熱調理時間が経過すると、加熱調理時間が経過したと判断するように構成されている。
尚、「冷凍食品メニュー」については、加熱調理時間のうちの燃焼調理時間が経過して消火処理を実行する際には、例えば、ブザーを調理終了用の設定時間よりも短い時間の間作動させて、消火処理が行われたことを報知し、その後、余熱調理時間が経過して加熱調理時間が経過した際には、ブザーを調理終了用の設定時間に亘り長く作動させて、調理の終了を報知することになる。
また、加熱制御部BUは、冷凍食品については、加熱条件における燃焼調理時間において、上部バーナ7Uを冷凍食品種別に応じて設定された燃焼量にて燃焼させ、下部バーナ7Sを、容器温度センサ11にて検出される温度を冷凍食品種別に応じて設定された目標温度に維持するように、燃焼量を調整する状態で燃焼させるように構成されている。
(表示制御部の制御について)
表示制御部BDが、図14及び図15に示すように、コンロバーナ1に対する天板側表示領域A1とグリルバーナ7に対するグリル側表示領域A7とを、コンロバーナ1とグリルバーナ7との配置形態に対応する形態で、表示部Dの表示画面に区画形成するように構成されている。
本実施形態においては、上下方向を前後方向に置き換えて、表示部Dの表示画面の奥側に天板側表示領域A1を形成し、表示部Dの表示画面の手前側にグリル側表示領域A7を形成するように構成されている。
また、表示制御部BDが、グリル用設定操作部22にて調理メニューの設定が指令されていない初期画面では、図14及び図26に示すように、天板側表示領域A1の前後幅を、グリル側表示領域A7の前後幅よりも大きし、これに対して、グリル用設定操作部22にて調理メニューの設定の開始が指令されたときには、図15、図16等に示すように、グリル側表示領域A7の前後幅を、天板側表示領域A1の前後幅よりも大きくするように構成されている。
つまり、グリル用設定操作部22にて調理メニューの設定が指令された後においては、表示部Dの表示画面が、図15及び図16に示す「分類メニュー選択画面」、図17及び図18に示す「調理メニュー選択画面」、図19に示す「火力調節画面」、図20に示す「加熱調理時間調節画面」、図21に示す「点火誘導画面」、図22及び図23に示す「調理中画面」、並びに、図24及び図25に示す「調理終了画面」に順次変更されることになるが、いずれの画面においても、グリル側表示領域A7の前後幅を、天板側表示領域A1の前後幅よりも大きくするように構成されている。
さらに、天板側表示領域A1が、図14及び図15等に示すように、標準火力バーナ1A、小火力バーナ1B及び大火力バーナ1Cの夫々の配置に対応して、標準火力バーナ1Aに対応する左側領域部分Aa、小火力バーナ1Bに対応する中央側領域部分Ab、及び、大火力バーナ1Cに対応する右側領域部分Acに区画されている。
表示制御部BDが、図15〜図18に示すように、「分類メニュー選択画面」及び「調理メニュー選択画面」において、グリル側表示領域A7に、複数の分類メニューを並列させて表示しかつ当該複数の分類メニューのうちの選択された一つの分類メニューに割り当てられた複数の調理メニューを並列させて表示する形態で、複数の分類メニューと複数の調理メニューとを表示するように構成されている。
本実施形態においては、表示制御部BDが、分類メニュー及び分類メニューに割り当てられた複数の調理メニューを並列させて表示するにあたり、加熱制御部BUからの調理容器Kの種別を示す情報に基づいて、容器種別検出部Mにて検出された調理容器Kに対応する分類メニュー及び調理メニューを表示するように構成されている。
そして、表示部Dに表示された調理メニューが選択部Wにて選択されると、加熱制御部BUが、グリル用設定操作部22で選択された調理メニューについて、選択された調理メニューに応じて定めた加熱条件で加熱調理を実行するように構成されている。
つまり、加熱制御部BUが、表示部Dに表示された調理メニューが選択部Wにて選択されると、容器種別検出部Mにて検出された種別の調理容器Kに対応する調理メニューが選択されたと判別するように構成されている。
また、複数の分類メニューのうちの選択された一つの分類メニューと他の分類メニューとを視認できるように表示状態を異ならせる形態で、複数の分類メニューを表示するように構成されている。
すなわち、「分類メニュー選択画面」においては、図15及び図16に示すように、選択された分類メニューを、背景が黒の白抜き文字で表示し、他の分類メニューを、背景が白の黒色文字で表示するように構成されている。
また、「調理メニュー選択画面」においては、図17及び図18に示すように、選択された分類メニューを、背景が白の黒色文字で表示し、他の分類メニューを、背景が灰色の黒色文字で表示するように構成されている。
また、本実施形態においては、「調理メニュー選択画面」において、図17及び図18に示すように、選択された調理メニューを、背景が黒の白抜き文字で表示し、他の分類メニューを、背景が白の黒色文字で表示するように構成されている。
さらに、本実施形態においては、表示制御部BDが、複数の調理メニューのうちの、容器種別検出部Mにて検出された調理容器Kに対応する調理メニューを表示する際に、図15〜図18に示すように、容器種別検出部Mにて検出された種類の調理容器K(簡略図)を併せて表示し、また、図19に示す「火力調節画面」、図20に示す「加熱調理時間調節画面」、図21に示す「点火誘導画面」、図22及び図23に示す「調理中画面」、及び、図24及び図25に示す「調理終了画面」においても、容器種別検出部Mにて検出された種類の調理容器K(簡略図)を表示するように構成されている。
つまり、表示する調理メニューに対応づけて、容器種別検出部Mにて検出された種類の調理容器K(簡略図)を併せて表示するように構成されている。
(表示制御部の詳細)
表示制御部BDが実行する制御作動について、図13に示すフローチャートに基づいて説明を加える。
先ず、加熱制御部BUからの情報に基づいて、収納検出部Nにて調理容器支持部Lの収納が検出されたか否かの判別(#1)、及び、収納が検出された場合において、容器種別検出部Mの検出情報に基づいて判別される調理容器Kの種別の決定(#2)を行い、続いて、決定した種別の調理容器Kに対応する調理メニューを判定する(#3)。
つまり、グリル庫6に収納された調理容器Kが、プレートパン9A、波型プレートパン9B、及び、調理鍋9Cのいずれかであるかを決定して、決定した種別の調理容器Kに対応する調理メニューを判定することになる。
決定した種別の調理容器Kに対応する調理メニューを判定すると、図15及び図16に示す如く、決定した種別の調理容器Kに対応する調理メニューを、「分類メニュー選択画面」にて表示する(#4)。次に、「分類メニュー選択画面」の表示状態において、選択スイッチ32にて、分類メニューのいずれかを選択して、決定スイッチ33を操作すると、分類メニューの選択が完了したと判別する(#5)。
分類メニューの選択が完了すると、図17及び図18に示す如く、「調理メニュー選択画面」を表示し(#6)、次に、「調理メニュー選択画面」の表示状態において、選択スイッチ32にて、調理メニューのいずれかを選択して、決定スイッチ33を操作すると、調理メニューの選択が完了したと判別する(#7)。
調理メニューの選択が完了すると、選択された調理メニューが火力調節を行える調理メニューであるか否かを判別し(#8)、火力調節を行える調理メニューである場合には、図19に示す如く、「火力調節画面」を表示する(#9)。
次に、「火力調節画面」の表示状態において、選択スイッチ32を操作することなく、決定スイッチ33を操作する、あるいは、選択スイッチ32にて、火力を変更して、決定スイッチ33を操作すると、火力調節が完了したと判別する(#10)。
#8の処理にて、選択された調理メニューが火力調節を行えない調理メニューであると判別した場合や、火力調節が完了すると、選択された調理メニューが加熱調理時間の調節を行える調理メニューであるか否かを判別し(#11)、加熱調理時間の調節を行える調理メニューである場合には、図20に示す如く、「加熱時間調節画面」を表示する(#12)。
次に、「加熱時間調節画面」の表示状態において、選択スイッチ32を操作することなく、決定スイッチ33を操作する、あるいは、選択スイッチ32にて、加熱調理時間を変更して、決定スイッチ33を操作すると、加熱調理時間の調節が完了したと判別する(#13)。
#11の処理にて、選択された調理メニューが加熱時間調節を行えない調理メニューであると判別した場合や、加熱時間の調節が完了すると、図21に示す如く、「点火誘導画面」を表示する(#14)。
次に、「点火誘導画面」の表示状態において、点消火スイッチ34の操作に基づいて、点火処理が行われると(#15)、図22及び図23に示す如く、「調理中画面」を表示し(#16)、その後、調理用の加熱調理時間が経過して加熱調理が終了すると(#17)、図24及び図25に示すように、「調理終了画面」を表示する(#18)。
尚、冷凍食品においても、燃焼調理時間が経過した後、余熱調理時間が過ぎて加熱調理時間が経過すると、図示は省略するが、「調理終了画面」が表示されることになる。
尚、「点火誘導画面」の表示状態において、点消火スイッチ34の操作に基づいて点火処理を開始するまでの間は、戻るスイッチ36を用いて「加熱時間調節画面」に戻り、加熱調理時間の調節を随時行えることになり、また、点火処理を開始したのちにおいても、点火処理の開始後20秒が経過するまでは、戻るスイッチ36を用いて「加熱時間調節画面」に戻り、加熱調理時間を調節することができる。
そして、「調理終了画面」を表示してからの時間が設定時間(例えば、30秒)を経過すると(#19)、「初期画面」(図14参照)を表示し(#20)、その後、#1の処理に移行することになる。
(アシスト装置の詳細)
アシスト装置ASは、図4に示すように、調理容器支持部Lにおける可動レールLaを設定収納位置に向けて弾性付勢力にて移動操作するように構成されている。
すなわち、図30に示すように、コイルスプリング45にてグリル庫後方側に弾性付勢された係合ピン46が、ピン装着板47に形成した案内溝Zにて、グリル庫前後方向に移動自在に案内される状態で設けられている。
案内溝Zが、下方側に屈曲する屈曲溝部Zfをグリル庫前方側部分に備える状態に形成されて、係合ピン46が、案内溝Zの屈曲溝部Zfにて、下方に案内されかつ下方に位置する状態で係止保持されるように構成されている。
容器支持部Lが設定収納位置に向けてグリル庫後方側に移動するに伴って、係合ピン46に係合する係合凹部48が、可動レールLaに形成されている。
この係合凹部48は、案内溝Zの屈曲溝部Zfの下方位置に保持されている係合ピン46を上方側に押圧移動させる押圧部Ya、及び、押圧部Yaにて上方側に押圧移動されてきた係合ピン46をグリル庫前後方向に移動させる前後移動溝部Ybを備えるように構成されている。
したがって、調理容器支持部Lを設定収納位置に向けてグリル庫後方側に移動させる際に、図31及び図32に示すように、案内溝Zの屈曲溝部Zfの下方位置に保持されている係合ピン46が、係合凹部48の押圧部Yaにて上方側に押圧移動されて、係合凹部48の前後移動溝部Ybの内部に移動することになり、前後移動溝部Ybの内部に移動した係合ピン46が、図33に示すように、コイルスプリング45の弾性付勢力にて、前後移動溝部Ybの後端部に接当する状態になる。
係合ピン46が前後移動溝部Ybの後端部に接当する状態になると、コイルスプリング45の弾性付勢力にてグリル庫後方側に弾性付勢される係合ピン46が、可動レールLbをグリル庫後方側に移動操作することになり、その結果、調理容器支持部Lが設定収納位置に弾性付勢力にて移動操作されることになる。
前後移動溝部Ybの後端部及びそれの下方続く下面部Ycが、係合ピン46を下方側に押し出す傾斜状に形成されて、次述の如く、設定収納位置に収納されている調理容器支持部Lをグリル庫6から引出す際には、係合ピン46を屈曲溝部Zfの下方側に押し出す作用を発揮することになる。
尚、案内溝Zに案内されている係合ピン46は、前後移動溝部Ybの後端部が傾斜状に形成されていても、案内溝Zによる案内作用やコイルスプリング45が斜め上向きに付勢する作用により、前後移動溝部Ybの後端部に接当する状態を維持することになる。
そして、設定収納位置に収納されている調理容器支持部Lをグリル庫6から引出す際には、係合ピン46が、前後移動溝部Ybの後端部に接当した状態で案内溝Zの前方側に移動し、案内溝Zの前方側に移動すると、係合ピン46が、前後移動溝部Ybの後端部及び下面部Ycにて下方側に押し出されながら、屈曲溝部Zfに沿って下方側に案内されかつ屈曲溝Zfの下方位置に係止保持されることになる。
それに伴って、係合ピン46が係合凹部48から離脱するように構成されている。
ちなみに、本実施形態においては、容器支持部Lを設定収納位置に的確に保持するために、図3及び図8に示すように、グリル扉8の背部に左右一対の磁石Jaを装着し、容器支持部Lを設定収納位置に収納した状態において、左右一対の磁石Jaにてグリル庫6の前面の吸着部Jb(図4参照)を吸着させるように構成されている。
〔別実施形態〕
次に、別実施形態を列記する。
(1)上記実施形態では、調理容器Kとして、プレートパン9A、波型プレートパン9B、及び、調理鍋9Cを例示したが、調理容器Kとしては、その他の各種のものを使用できる。
また、プレートパン9A、波型プレートパン9B、及び、調理鍋9Cのうちの、2つの種類の調理容器Kを備えさせる形態で実施してもよい。
例えば、調理容器Kとして、プレートパン9Aと波型プレートパン9Bとを備えさせる場合には、図34及び図35に示すように、容器種別検出部Mと収納状態のプレートパン9A及び波型プレートパン9Bにて押圧操作される収納検出部Nとを左右に配置し、容器種別検出部Mとして、左側容器検出部Saと同様に構成される容器検出部Scを設ける形態で実施できる。つまり、容器検出部Scは、収納状態のプレートパン9Aにて押圧操作され、かつ、収納状態の波型プレートパン9Bにては押圧操作されないことにより、プレートパン9Aと波型プレートパン9Bとを検出する。
(2)上記実施形態では、表示部Dが、天板3の手前側箇所に設けられる場合を例示したが、表示部Dをコンロ本体Hの前面部に設けるようにする等、表示部Dの設置位置は種々変更できる。
(3)上記実施形態では、グリル用操作パネル22Pを用いながら調理メニューを、スイッチ式の選択部Wにて選択操作するように構成する場合を例示したが、表示部Dを選択部Wとしても機能するタッチパネル式に構成して、表示部Dの表示面のタッチ操作によって調理メニューを選択操作できるように構成してもよく、さらには、選択部Wとして音声入力装置設けて、音声入力にて、調理メニューを選択操作できるように構成してもよい。
(4)上記実施形態では、複数の分類メニューのうちの選択された一つの分類メニューと他の分類メニューとを視認できるように表示状態を異ならせる形態で、前記複数の分類メニューを表示するにあたり、選択された分類メニューを、背景が黒の白抜き文字で表示し、他の分類メニューを、背景が白の黒色文字で表示するようにしたが、選択された分類メニューを点滅表示し、他の分類メニューを連続点灯表示する等、選択された一つの分類メニューと他の分類メニューとを視認できるように表示状態を異ならせる形態は、種々変更できる。
(5)上記実施形態では、調理容器Kとしてのプレートパン9Aを用いて、冷凍食品を加熱調理する場合を例示したが、冷凍食品を加熱調理する調理容器Kとしては、上部バーナ7Uからの熱が通過可能な蓋を備える形態のもの等、種々のものを使用できる。
(6)上記実施形態では、加熱形態として、上部バーナ7Uと下部バーナ7Sとの両者が燃焼される場合を例示したが、上部バーナ7Uの燃焼を停止して、下部バーナ7Sのみを燃焼させる下方側加熱形態を備えさせる形態で実施してもよい。
(7)上記実施形態では、コンロとして、天板側加熱部としてコンロバーナ1を備え、グリル側加熱部としてグリルバーナ7を備えるガスコンロGCを例示したが、本発明は、天板側加熱部として誘導加熱式ヒータを備え且つグリル側加熱部として電熱ヒータを備える電気式のコンロ、いわゆるIHコンロにも適用できるものである。
(8)上記実施形態では、加熱調理器として、ガスコンロに備えられたグリルGを例示したが、ガスコンロに組みこまれたグリルに限らず、グリル単体として構成されるものであってもよい。
また、本発明を適用する加熱調理器としては、グリルGに限らず、オーブン等の加熱調理器でもよい。
(9)上記実施形態では、容器温度センサ11として、接触式の温度センサを設ける場合を例示したが、非接触式の温度センサを設けるようにしてもよい。
(10)上記実施形態では、運転制御部Bを、表示制御部BDと加熱制御部BUとから構成する場合を例示したが、表示制御部BDと加熱制御部BUを1つの制御部とする形態で運転制御部Bを構成してもよい。
(11)上記実施形態では、収納検出部Nが、調理容器支持部としての調理容器支持部Lに装着された調理容器Kを検出対象とする場合を例示したが、例えば、支持枠Lbを検出対象とする等、調理容器支持部Lを検出対象としてもよく、また、調理容器支持部Lと一体移動するグリル扉8を検出対象としてもよい。
(12)上記実施形態では、容器種別検出部Mが、調理容器Kとの接当により種別を検出するように構成される場合を例示したが、光センサ等の無接触式のセンサを用いて、調理容器Kの種別を検出するように構成してもよい。
(13)上記実施形態では、アシスト装置ASが、調理容器支持部Lを弾性付勢力にて移動操作する形態に構成される場合を例示したが、例えば、電動モータ等のアクチュエータにて調理容器支持部Lを移動操作するように構成する等、アシスト装置ASの具体構成は各種変更できる。
なお、上記実施形態(別実施形態を含む、以下同じ)で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することが可能であり、また、本明細書において開示された実施形態は例示であって、本発明の実施形態はこれに限定されず、本発明の目的を逸脱しない範囲内で適宜改変することが可能である。
6 加熱調理室
7 加熱部
AS アシスト装置
B 運転制御部
D 表示部
K 調理容器
L 調理容器支持部
M 容器種別検出部
N 収納検出部
W 選択部

Claims (5)

  1. 被加熱物を加熱調理するための複数種の調理容器を付替え自在でかつ加熱調理室に対して出退自在な調理容器支持部と、
    当該調理容器支持部に装着された前記調理容器の種別を検出する容器種別検出部と、
    前記調理容器支持部が前記加熱調理室に収納された状態において、前記被加熱物を加熱する加熱部と、
    前記加熱部の加熱作動を制御する運転制御部と、が設けられ、
    複数の調理メニューが、複数種の前記調理容器に応じて分類する形態で設定され、
    前記運転制御部が、前記容器種別検出部にて検出された種別の前記調理容器に対応する前記調理メニューが選択されると、選択された調理メニューに応じて定めた加熱条件で加熱調理を実行するように構成されている加熱調理器であって、
    前記調理メニューを表示する表示部、及び、当該表示部に表示された前記調理メニューを選択する選択部が設けられ、
    前記運転制御部が、前記容器種別検出部の検出情報に基づいて、複数の前記調理メニューのうちから、検出された種別の前記調理容器に対応する調理メニューを前記表示部に表示し、かつ、前記表示部に表示された前記調理メニューが前記選択部にて選択されると、選択された調理メニューについての前記加熱調理を実行するように構成されている加熱調理器。
  2. 前記容器種別検出部が、前記調理容器支持部が前記加熱調理室に対する設定収納位置に収納された状態において、前記調理容器との接当により前記種別を検出するように構成され、
    前記調理容器支持部が前記設定収納位置に収納されたことを検出する収納検出部が設けられ、
    前記運転制御部が、前記収納検出部が前記設定収納位置に前記調理容器支持部が収納されたことを検出する状態において、前記容器種別検出部の検出情報に基づいて前記調理容器の種別を判別するように構成されている請求項1記載の加熱調理器。
  3. 前記設定収納位置に向けて移動される前記調理容器支持部を前記設定収納位置に移動操作するアシスト装置が設けられている請求項2記載の加熱調理器。
  4. 前記収納検出部が、前記調理容器支持部に装着された前記調理容器を検出するように構成されている請求項2又は3記載の加熱調理器。
  5. 前記運転制御部が、前記容器種別検出部の検出情報に基づいて、複数の前記調理メニューのうちから、検出された種別の前記調理容器に対応する調理メニューを前記表示部に表示する際に、表示する調理メニューに対応づけて、検出された種別の前記調理容器を併せて表示するように構成されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の加熱調理器。
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