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JP6706946B2 - コンロ - Google Patents

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JP6706946B2
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Description

本発明は、被加熱物を加熱する加熱部と、前記加熱部の運転に関する情報を表示画面に表示する表示部とを備えたコンロに関する。
かかるコンロは、天板側加熱部を用いて、例えば、湯沸しや炊飯等の加熱調理を行いながら、加熱室にて、例えば、魚の加熱調理やハンバーグステーキの加熱調理等、種々の調理メニューに対する加熱調理を行えるものである。
ちなみに、コンロとしては、天板側加熱部としてガスバーナを設け且つ加熱室側加熱部としてガスバーナを設けたガス燃焼式のコンロ、いわゆるガスコンロとして構成される場合と、天板側加熱部として誘導加熱式ヒータを設け且つ加熱室側加熱部として電熱ヒータを設けた電気式のコンロ、いわゆるIHコンロとして構成される場合とがある。
かかるコンロの従来例として、加熱部の運転に関する情報を表示画面に表示する表示部が、天板の手前側の中央箇所に設けられたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1においては、運転状態等を表示部に表示すると記載されているだけで、表示部に表示する具体内容については詳細な説明が省略されている。
特開2002‐352944号公報
コンロにおいては、加熱部を加熱作動させながら行う複数の調理メニュー、つまり、加熱部に対して設定する複数の調理メニューを表示部の表示画面に表示させるようにしながら、調理メニューを選択できるようにして、調理メニューの選択を良好に行えるようにすることが望まれる。
すなわち、近年では、多数の調理メニューを選択できるようにすることが望まれるものであり、そのような多数の調理メニューを選択させる場合には、調理メニューを表示部の表示画面に表示させるようにしながら、調理メニューを選択できるようにすることが特に望まれる。
また、複数の調理メニューのうちには、複数種の調理容器にて加熱調理を行える調理メニューがあり、そのような調理メニューについては、使用する調理容器を選択しながら、適正な加熱調理を行えるようにすることが望まれる。
つまり、複数種の調理容器として、例えば、被加熱物の載置面が平坦なプレートパンと被加熱物の載置面に波型の凹凸が形成された波型プレートパンとがある。
そして、例えば、調理メニューとしての「あじの開き」は、プレートパンと波型プレートパンとのいずれにおいても加熱調理できるものであるから、使用する調理容器を選択しながら、適正な加熱状態で加熱調理を行えるようにすることが望まれる。
本発明は、上記実状に鑑みて為されたものであって、その目的は、表示部の表示画面を用いて調理メニューを良好に選択させることができ、しかも、使用する調理容器を選択しながら、適正な加熱状態で加熱調理を行えるコンロを提供する点にある。
本発明のコンロは、被加熱物を加熱する加熱部と、前記加熱部の運転に関する情報を表示画面に表示する表示部とが設けられ、
前記加熱部として、天板の上部に載置される被加熱物を加熱する天板側加熱部と、前記天板の下方に設けた加熱室に収納された被加熱物を加熱する加熱室側加熱部とが設けられたものであって、その特徴構成は、
前記加熱部に対して設定する複数の調理メニューの加熱調理を行う調理容器として、複数種の調理容器が選択可能に構成され、
前記表示部を制御する表示制御部が、
前記複数の調理メニューのうちの前記複数種の調理容器にて加熱調理を行うことができる調理メニューについては、前記複数種の調理容器を表示する形態で、前記調理メニューを前記表示画面に表示するように構成され、
前記加熱部の運転を制御する加熱制御部が、前記表示部に表示されている前記調理メニューが選択されると、当該調理メニューに応じて定めた加熱条件で加熱調理を実行し、かつ、前記複数種の調理容器にて加熱調理を行うことができる前記調理メニューが選択された場合には、前記加熱条件として、選択された前記複数種の調理容器に対応する状態で当該調理メニューに応じて定めた容器対応加熱条件で加熱調理を実行するように構成され
前記複数の調理メニューが、複数の分類メニューに振り分ける形態に設定され、
前記表示制御部が、
前記複数の分類メニューの全てを並列させて表示しかつ当該複数の分類メニューのうちの選択された一つの分類メニューに割り当てられた前記複数の調理メニューを並列させて表示する形態で、前記複数の分類メニューと前記複数の調理メニューとを表示するように構成され、
前記表示制御部が、前記表示画面に表示した前記調理メニューが選択されたときに、選択された前記調理メニューが前記複数種の調理容器にて加熱調理を行うことができる前記調理メニューであると、前記複数種の調理容器を拡大表示する調理容器選択画面を表示するように構成されている点にある。
すなわち、調理メニューの選択のために、表示部の表示画面に調理メニューを表示するのであり、そして、表示されている調理メニューが選択されると、該調理メニューに応じて定めた加熱条件で加熱調理を実行させるのである。
つまり、表示部の表示画面にて調理メニューを表示しながら、選択された調理メニューの加熱調理を行うことができるのである。
しかも、複数種の調理容器にて加熱調理を行うことができる調理メニューについては、複数種の調理容器を表示する形態で、調理メニューを表示画面に表示し、そして、加熱条件として、選択された複数種の調理容器に対応する状態で当該調理メニューに応じて定めた容器対応加熱条件で加熱調理を実行させることによって、使用する調理容器に応じた適正な加熱状態で加熱調理を行うことができる。
つまり、例えば、複数種の調理容器として、被加熱物の載置面が平坦なプレートパンと被加熱物の載置面に波型の凹凸が形成された波型プレートパンとを比較した場合において、プレートパンの方が波型プレートパンよりも、熱を被加熱物に伝え易いため、加熱時間を短くする必要がある等、調理容器の特性に鑑みて加熱条件を設定する必要があるが、加熱条件として、選択された複数種の調理容器に対応する状態で当該調理メニューに応じた容器対応加熱条件を定めることにより、使用する調理容器に応じた適正な加熱状態で加熱調理を行うことができるのである。
ちなみに、調理メニューを表示部の表示画面に表示させるにあたり、予め、複数種の調理容器を選択させるようにし、選択された調理容器に対する調理メニューのみを表示するようにすることが考えられるが、調理作業が不慣れな作業者等にとっては、使用する調理容器と調理可能な調理メニューとの対応関係を把握していないため、使用する調理容器の選択の誤りにより、希望する調理メニューを選択することができなくなる等の不都合を招く虞がある。
本特徴構成によれば、複数種の調理容器の全てに対応する全ての調理メニューを表示しながら、調理メニューを選択した段階で、複数種の調理容器にて加熱調理を行うことができる調理メニューについては、調理容器の選択を行わせるものであるから、希望する調理メニューを適切に選択し易いものとなる。
要するに、本発明のコンロの特徴構成によれば、表示部の表示画面を用いて調理メニューを良好に選択させることができ、しかも、使用する調理容器を選択しながら、適正な加熱状態で加熱調理を行える。
また、複数の分類メニューの全てを並列させて表示しかつ当該複数の分類メニューのうちの選択された一つの分類メニューに割り当てられた複数の調理メニューを並列させて表示する形態で、複数の分類メニューと複数の調理メニューとを表示するものであるから、調理メニューの選択が行い易い。
つまり、複数の調理メニューのうちの一つを選択するにあたり、先ず、複数の分類メニューのうちの一つを選択し、次に、選択された分類メニューに割り当てられた複数の調理メニューのうちの一つを選択する手順で、調理メニューを選択できるものであるから、単に並列表示されている複数の調理メニューのうちから一つの調理メニューを選択するようにするのに較べて、調理メニューの選択が行い易い。
要するに、本発明のコンロの特徴構成によれば、調理メニューの選択の容易化を図ることができる。
また、表示画面に表示した調理メニューが選択されたときに、選択された調理メニューが複数種の調理容器にて加熱調理を行うことができる前記調理メニューであると、複数種の調理容器を拡大表示する調理容器選択画面が表示されるから、その調理容器選択画面を見ながら、使用する種類の調理容器を選択することができる。
このように、複数種の調理容器を拡大表示する調理容器選択画面を見ながら、使用する種類の調理容器を選択することができるから、使用する調理容器を間違いなく適切に選択することができる。
要するに、本発明のコンロの特徴構成によれば、調理容器を拡大表示する調理容器選択画面を見ながら、調理容器の選択を良好に行うことができる。
本発明のコンロの更なる特徴構成は、前記表示制御部が、
前記複数の調理メニューのうちの前記複数種の調理容器のうちの一種の調理容器にて加熱調理を行うことができる調理メニューについては、当該一種の調理容器を表示する形態で、前記調理メニューを前記表示画面に表示するように構成されている点にある。
すなわち、複数の調理メニューのうちの複数種の調理容器のうちの一種の調理容器にて加熱調理を行うことができる調理メニューについては、当該一種の調理容器を表示する形態で、調理メニューが表示画面に表示されるから、複数種の調理容器のうちの一種の調理容器にて加熱調理を行うことができる調理メニューについて、使用する種類の調理容器が明確になる。
このように、複数種の調理容器のうちの一種の調理容器にて加熱調理を行うことができる調理メニューについて、使用する種類の調理容器が明確になるから、その調理メニューについての加熱調理を、適正な種類の調理容器を使用しながら良好に行うことができる。
要するに本発明のコンロの更なる特徴構成によれば、複数種の調理容器のうちの一種の調理容器にて加熱調理を行うことができる調理メニューについての加熱調理を、適正な種類の調理容器を使用しながら良好に行うことができる。
本発明のコンロの更なる特徴構成は、前記表示制御部が、
前記調理メニューを文字にて表し、かつ、前記調理容器を、前記調理メニューの側脇に図形として表すように構成されている点にある。
すなわち、調理メニューを文字にて表示することにより、調理メニューを使用者が適切に認識できるように的確に表示できるのである。
しかも、調理容器を、調理メニューの側脇に図形として表すことにより、調理容器を、図形にて小さな表示領域にて表示することができるため、表示画面が小さくても、調理メニューと調理容器とを適切に表示することができる。
つまり、コンロに装備する表示部の表示面は、コンロには大きな表示用のスペースを確保し難いことにより、大きな表示面に構成することができないものとなるが、調理メニューを文字にて表示しながらも、調理容器を図形にて表示することにより、表示画面が小さくても、調理メニューと調理容器とを適切に表示することができるのである。
要するに本発明のコンロの更なる特徴構成によれば、表示画面が小さくても、調理メニューと調理容器とを適切に表示することができる。
本発明のコンロの更なる特徴構成は、前記加熱条件が、加熱の強さと加熱時間とを設定するものである点にある。
すなわち、加熱条件を、加熱の強さと加熱時間とにより設定するものであるから、調理メニューや調理容器の種類に応じて、加熱の強さと加熱時間とを定めるようにしながら、調理メニューの加熱調理を良好に行うことができる。
要するに、本発明のコンロの更なる特徴構成によれば、調理メニューや調理容器の種類に応じて、加熱の強さと加熱時間とを定めるようにしながら、調理メニューの加熱調理を良好に行うことができる。
本発明のコンロの更なる特徴構成は、前記表示制御部が、前記加熱条件を表示するように構成され、
前記加熱制御部が、前記加熱条件の変更指令に基づいて、変更された前記加熱条件に基づいて加熱調理を実行するように構成されている点にある。
すなわち、調理作業者は、表示された加熱条件を見て、加熱条件を変更する必要がある場合には、加熱条件を変更することができ、そして、加熱条件を変更すると、変更された加熱条件にて、加熱調理が行われることになる。
つまり、調理作業者は、好み等に応じて、調理メニューに応じた加熱条件を変更しながら、好みに応じた加熱調理を良好に行うことができる。
要するに、本発明のコンロの更なる特徴構成によれば、好み等に応じて加熱条件を変更しながら、一層良好な加熱調理を行うことができる。
ガスコンロの斜視図 ガスコンロの斜視図 燃料ガス供給構成を示す回路図 グリルの縦断側面図 コンロ用設定操作部の平面図 グリル用設定操作部の平面図 制御構成を示すブロック図 表示制御部の制御作動を示すフローチャート 初期画面を示す図 分類メニュー選択画面を示す図 分類メニュー選択画面を示す図 分類メニュー選択画面を示す図 調理メニュー選択画面を示す図 調理メニュー選択画面を示す図 調理容器選択画面を示す図 調理容器選択画面を示す図 調理容器選択画面を示す図 火力調節画面を示す図 火力調節画面を示す図 火力調節画面を示す図 加熱時間調節画面を示す図 加熱時間調節画面を示す図 加熱時間調節画面を示す図 加熱時間調節画面を示す図 点火誘導画面を示す図 点火誘導画面を示す図 点火誘導画面を示す図 調理中画面を示す図 調理中画面を示す図 調理中画面を示す図 調理中画面を示す図 調理終了画面を示す図 調理終了画面を示す図 コンロ側設定画面を示す図 コンロ側設定画面を示す図 コンロ側設定画面を示す図 第2実施形態の分類メニュー選択画面を示す図
〔第1実施形態〕
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(ガスコンロの全体構成)
図1及び図2に示すように、コンロの一例としてのガスコンロGCが、コンロ本体Hの上面部に、コンロバーナ1として、標準火力バーナ1A、小火力バーナ1B及び大火力バーナ1Cを備え、且つ、コンロ本体Hの横幅方向中央部に、グリルG(図4参照)を備える形態に構成されている。
コンロ本体Hは、上部が開口された箱状の金属製のケーシング2を主要部として構成され、コンロ本体Hの上部には、ガラス製の天板3が配置され、コンロ本体Hの上面部の後部側には、グリルGの燃焼排ガスを排気するためのグリル排気口4が形成されている。
天板3の上部には、コンロバーナ1にて加熱される鍋等の被加熱物を載置するための五徳5が、3つのコンロバーナ1の夫々に対応して設けられている。
コンロバーナ1の中央部には、鍋等の被加熱物の存在及び被加熱物の底壁温度を検出するコンロバーナセンサ1Sが設けられている。
ケーシング2の内部には、図4に示すように、グリルGを構成するグリル庫6が、加熱室として設けられ、グリル庫6には、グリルバーナ7として、グリル庫6の天井部に設けられる上部バーナ7Uとグリル庫6の底部に設けられる下部バーナ7Sとが設けられている。
ちなみに、本実施形態においては、コンロバーナ1及びグリルバーナ7が、被加熱物を加熱する加熱部Uを構成し、そして、コンロバーナ1が、天板3の上部に載置される被加熱物を加熱する天板側加熱部として機能し、グリルバーナ7が、天板3の下方に設けたグリル庫6に収納された被加熱物を加熱する加熱室側加熱部として機能することになる。
天板3の手前側の左右中央箇所には、加熱部Uの運転に関する情報を表示画面に表示する液晶式の表示部Dが設けられている。ちなみに、本実施形態では、表示部Dが白黒式で表示するように構成されているが、カラー表示式に構成してもよい。
(グリルの詳細)
図4に示すように、グリルGには、上述したグリル庫6が設けられている。このグリル庫6は、前部及び後部が開口する筒状に形成され、グリル庫6の後方側には、グリルバーナ7の燃焼排ガスや被加熱物からでる水蒸気等の調理排気を排気する排気路Eを形成する排気筒6Aが上方側に延びる状態で連設され、その排気路Eにて調理排気を上述のグリル排気口4に導くように構成されている。
被加熱物を加熱調理するための調理容器Kを支持し且つグリル扉8(図1参照)を前端部に備えた調理容器支持枠Lが、グリル庫6に対して出退自在に設けられている。
本実施形態においては、調理容器Kとして、被加熱部の載置面が平坦状に形成されたプレートパン9(図4参照)、被加熱部の載置面が波型に形成された波型プレートパン(図15参照)、及び、蓋装着式調理容器としてのキャセロール容器(図11参照)の3種類が存在するものとする。
そして、プレートパン9、波型プレートパン、及び、キャセロール容器が、調理容器支持枠Lに対して、付け替え自在に装着されることになる。
グリル庫6の底部に設けた下部バーナ7Sが、グリル庫6内に収納された調理容器Kを下方から加熱し、グリル庫6の天井部に設けた上部バーナ7Uが、グリル庫6内に収納された調理容器Kを上方から加熱するように構成されている。
下部バーナ7Sは、図4に示すように、円筒状のバーナ本体部10Aと、そのバーナ本体部10Aに接続されるバーナ混合管部10Bとを備え、バーナ本体部10Aには、周方向に沿って炎孔Fが形成されている。つまり、下部バーナ7Sは、炎孔Fを環状に備える形態に構成されている。
ちなみに、このような構成の下部バーナ7Sは、コンロバーナ1の構成と同様であり、コンロバーナ1を転用して構成されている。
尚、下部バーナ7Sの内部には、調理容器Kの温度を検出する温度検出センサとして、調理容器Kの底壁温度を検出する容器温度検出センサ11が装備されている。
上部バーナ7Uは、下向きの平板状の火炎を形成する輻射式バーナであり、詳細な説明は省略するが、平板状の上バーナ本体部やその上バーナ本体部に接続される上バーナ混合管部を備え、上バーナ本体部の下面部に燃焼炎形成部が形成されている。
尚、図3に示すように、下部バーナ7S及び上部バーナ7Uの夫々に対して、点火装置としての点火プラグP、及び、着火状態検出装置として、熱電対等を用いて構成される着火センサRが装備され、コンロバーナ1についても、同様に、点火プラグP及び着火センサRが装備されている。
(ガス燃料の供給構成)
図3に示すように、都市ガス供給管等のガス供給源に接続される元ガス供給路12に、電磁操作式の元ガス弁13が設けられ、元ガス供給路12からは、標準火力バーナ用分岐路14a、小火力バーナ用分岐路14b、大火力バーナ用分岐路14c及びグリルバーナ用分岐路15の4系統のガス流路が分岐されている。
グリルバーナ用分岐路15に、下部バーナ7S及び上部バーナ7Uに対するガス燃料の供給圧力を設定圧に調整するガバナ16が設けられ、ガバナ16にて設定圧に調整されたガス燃料を下部バーナ7Sに導く下部バーナ用供給路17S、及び、ガバナ16にて設定圧に調整されたガス燃料を上部バーナ7Uに導く上部バーナ用供給路17Uが、グリルバーナ用分岐路15から分岐されている。
標準火力バーナ用分岐路14a、小火力バーナ用分岐路14b及び大火力バーナ用分岐路14cの夫々には、ステッピングモータの駆動によって燃料ガスの流量を調整して加熱量(火力)を調整するためのコンロ用ガス量調整弁18が備えられている。
また、下部バーナ用供給路17S及び上部バーナ用供給路17Uの夫々には、ステッピングモータの駆動によって燃料ガスの流量を調整して加熱量(火力)を調整するためのグリル用ガス量調整弁19が備えられている。
(ガスコンロの操作構成)
図1及び図2に示すように、コンロ本体Hの前側面におけるグリルGの右側の上方箇所には、標準火力バーナ1A、小火力バーナ1B及び大火力バーナ1Cの夫々に対して各別に点火及び消火や火力調節を指令するための3つのコンロ操作具20が設けられている。
コンロ操作具20は、押し操作されるごとに、点火指令と消火指令を交互に指令し、また、回転操作することにより、火力調節指令を指令するように構成されている。
コンロ本体Hの前側面におけるグリルGの右側の下方箇所には、コンロバーナ1による自動調理の設定を行うコンロバーナ用設定操作部21が、下端側を支点にした前後揺動により開閉自在に設けられている。
コンロバーナ用設定操作部21の上面部には、標準火力バーナ1A、小火力バーナ1B及び大火力バーナ1Cの夫々に対する設定を行うコンロ用操作パネル21Pが設けられている(図5参照)。
尚、図5においては、標準火力バーナ1Aを左コンロ、小火力バーナ1Bを後コンロ、及び、大火力バーナ1Cを右コンロと夫々表記している。
コンロ本体Hの前側面におけるグリルGの左側の下方箇所には、グリルバーナ7に対する設定を行うグリル用設定操作部22が、下端側を支点にした前後揺動により開閉自在に設けられている。
グリル用設定操作部22の上面部には、調理メニューの選択や、その調理メニューを開始するための点火指令、火力調節指令、加熱時間調節指令等の種々の情報を指令するグリル用操作パネル22Pが設けられている(図6参照)。
尚、図6においては、グリルをマルチグリルと表記している。
(コンロ用操作パネルの詳細)
図5に示すように、コンロ用操作パネル21Pには、標準火力バーナ1Aに対応する左コンロ操作部21L、小火力バーナ1Bに対応する後コンロ操作部21M、及び、大火力バーナ1Cに対応する右コンロ操作部21Rを備えている。
左コンロ操作部21Lには、あぶり高温炒めモードを指令するあぶり高温炒めスイッチ23、湯沸しモードを指令する湯沸しスイッチ24、温度キープモードを指令する温度キープスイッチ25、タイマー運転モードを設定するタイマースイッチ26、及び、設定を取り消す取消スイッチ27が備えられている。
右コンロ操作部21Rは、左コンロ操作部21Lと同様に構成されるものであって、高温炒めスイッチ23、湯沸しスイッチ24、温度キープスイッチ25、タイマースイッチ26、及び、取消スイッチ27が備えられている。
尚、あぶり高温炒めモード、湯沸しモード、温度キープモード、及び、タイマー運転モードの夫々は、周知であるので、本実施形態においては詳細な説明を省略する。
後コンロ操作部21Mには、左コンロ操作部21Lと同様に、タイマースイッチ26、及び、取消スイッチ27が備えられ、加えて、炊飯モードを指令する炊飯スイッチ28が備えられている。
コンロ用操作パネル21Pを用いて、温度キープモード、湯沸しモード、及び、炊飯モードが設定されると、図34〜図36に示すように、その設定されたモードを示す情報が表示部Dに示されることになり、また、図示は省略するが、あぶり高温炒めモード及びタイマー運転モードについても同様である。
また、炊飯モードにおいて、炊飯が終了すると、図10に示すように、「炊けました」と表示部Dに表示されて、炊飯の終了を報知することが行われることになる。
尚、図示は省略するが、温度キープモード、湯沸しモード、あぶり高温炒めモード及びタイマー運転モードについても、同様である。
(グリル用操作パネルの詳細)
図6に示すように、グリル用操作パネル22Pには、調理メニューの選択の開始を指令するメニュースイッチ31、選択スイッチ32、決定スイッチ33、及び、押し操作する毎にグリルバーナ7の点火を指令する点火指令状態と消火を指令する消火指令状態とに切り換わる点消火スイッチ34が備えられている。
加えて、設定途中においてもとに戻すための戻るスイッチ36、設定内容を取り消すとりけしスイッチ37、初期設定されている種々の内容を変更する際に使用する設定変更スイッチ38が設けられている。
そして、後述の如く、表示部Dにて調理メニューを設定するための各種の情報を表示しながら、グリル用操作パネル22Pの操作により、上述の如く、調理メニューの選択や、その調理メニューを開始するための点火指令、火力調節指令、加熱時間調節指令等の種々の情報を指令するように構成されている。
(調理メニューの詳細)
グリルバーナ7に対して設定する複数の調理メニューが、複数の分類メニューに振り分ける形態に設定されている。また、調理メニューが使用する調理容器Kに応じて分類されている。
つまり、調理メニューが、複数の分類メニューに振り分ける形態に設定され、かつ、複数の調理メニューの夫々にて使用可能な調理容器Kが設定されている。
さらに、複数の調理メニューの加熱条件が、グリルバーナ7の火力と、加熱調理を実行する加熱時間として設定されている。
ちなみに、複数種の調理容器Kにて調理可能な調理メニューについては、使用する調理容器Kに応じた火力と加熱時間が設定されている。
本実施形態においては、分類メニューとして、図10〜図12に示すように、「オートメニュー」「調理モード」「おすすめメニュー」「冷凍食品メニュー」の4つが設けられている。
また、1つの調理メニューを調理できる調理容器Kとして、本実施形態では、プレートパン9と波型プレートパンとが定められている。
「オートメニュー」に対応する調理メニューとして、図10に示すように、「トースト」「鶏もも焼き」「ホイル焼き」「魚の切り身」「魚の姿焼き」が設定されている。
そして、「トースト」「鶏もも焼き」「魚の切り身」「魚の姿焼き」の夫々は、プレートパン9と波型プレートパンとのいずれにおいても加熱調理を行うことができる調理メニューであるため、プレートパン9と波型プレートパンとが図形(模式図)を用いて表示されている。
ちなみに、「ホイル焼き」は、プレートパン9にて加熱調理できる調理メニューであるため、プレートパン9が図形(模式図)を用いて表示されている。
「調理モード」に対応する調理メニューとして、図11に示すように、「焼く」「あたためる」「ノンフライ」「煮る」「蒸す」「パン」が設定されている。
そして、「焼く」「あたためる」「ノンフライ」の夫々は、プレートパン9と波型プレートパンとのいずれにおいても加熱調理を行うことができる調理メニューであるため、プレートパン9と波型プレートパンとが図形(模式図)を用いて表示されている。
ちなみに、「煮る」「蒸す」「パン」の夫々は、キャセロール容器にて加熱調理できる調理メニューであるため、キャセロール容器が図形(模式図)を用いて表示されている。
「おすすめメニュー」に対応する調理メニューとして、図12に示すように、「あじの開き」「イタリアンカツレツ」「サクサクエビフライ」「ハンバーグステーキ」が設定されている。
そして、「あじの開き」「ハンバーグステーキ」の夫々は、プレートパン9と波型プレートパンとのいずれにおいても加熱調理を行うことができる調理メニューであるため、プレートパン9と波型プレートパンとが図形(模式図)を用いて表示されている。
ちなみに、「イタリアンカツレツ」「サクサクエビフライ」は、プレートパン9にて加熱調理できる調理メニューであるため、プレートパン9が図形(模式図)を用いて表示されている。
尚、「冷凍食品メニュー」についても、種々の調理メニューが設定されているが、本実施形態においては、詳細な説明を省略する。
複数種の調理メニューの夫々については、加熱条件として、加熱強さとしての火力及び加熱時間のデフォルト値が設定され、かつ、そのデフォルト値が変更調節できるように構成されている。
本実施形態においては、調理メニューのうちには、加熱時間並びに火力を変更調整することができる調理メニュー、加熱時間は調整することはできないものの、火力を変更調整することができる調理メニュー、火力を調整することはできないものの、加熱時間を変更調整できる調理メニューがある。
例えば、「焼く」「あたためる」「ノンフライ」は、加熱時間並びに火力を変更調整することができる調理メニューである。
また、「トースト」「鶏もも焼き」「ホイル焼き」「魚の切り身」「魚の姿焼き」は、加熱時間は調整することはできないものの、火力を変更調整することができる調理メニューである。
さらに、「あじの開き」「イタリアンカツレツ」「サクサクエビフライ」「ハンバーグステーキ」「煮る」「蒸す」「パン」は、火力を調整することはできないものの、加熱時間を変更調整できる調理メニューである。
また、複数種の調理容器Kにて加熱調理を行うことができる調理メニューについては、加熱条件として、選択された複数種の調理容器Kに対応する状態で当該調理メニューに応じて定めた容器対応加熱条件が設定されるように構成されている。
本実施形態においては、プレートパン9と波型プレートパンとのいずれにおいても加熱調理を行うことができる調理メニューについては、容器対応加熱条件として、プレートパン9を用いた場合の容器対応加熱条件と、波型プレートパンを用いた場合の容器加熱条件が設定されるように構成されている。
尚、プレートパン9を用いた場合の容器対応加熱条件と、波型プレートパンを用いた場合の容器加熱条件は、同じ条件に設定される場合もある。
(ガスコンロの制御構成)
図7に示すように、表示部Dの表示作動を制御する表示制御部BD、及び、加熱部Uの運転を制御する加熱制御部BUが設けられている。
尚、図7においては、加熱部Uとしてのグリルバーナ7及びグリル用ガス量調整弁19を示し、コンロバーナ1及びコンロ用ガス量調整弁18の記載を省略する。
そして、加熱制御部BUが、コンロ操作具20による点火指令や消火指令によって、コンロバーナ1に対する点火処理や消火処理及び火力調節処理を行い、また、コンロバーナ用設定操作部21の設定情報に基づいて、上述の如く、あぶり高温炒めモード、湯沸しモード、温度キープモード、タイマー運転モード、及び、炊飯モードを実行するように構成されている。
また、加熱制御部BUが、グリル用設定操作部22の設定情報に基づいて、グリルバーナ7に対する点火処理や消火処理及び火力調節処理を行ないながら、複数の調理メニューのうちの選択された調理メニューを実行するように構成されている。
(加熱制御部の制御について)
加熱制御部BUは、マイクロコンピュータを備える形態に構成されて、コンロバーナ1及びグリルバーナ7に対する運転(燃焼)を制御するものであるが、コンロバーナ1に対する燃焼制御とグリルバーナ7に対する燃焼制御は同様であるから、以下の説明においては、グリルバーナ7に対する燃焼制御を説明して、コンロバーナ1に対する燃焼制御は省略する。
加熱制御部BUは、図7に示すように、上述したグリル用設定操作部22からの指令情報に基づいて、下部バーナ7S及び上部バーナ7Uに対する燃焼を制御するものである。
すなわち、後述の如く、表示部Dに表示されている調理メニューが選択され、かつ、調理容器Kを選択できるものについては調理容器Kが選択されたのち、点消火スイッチ34の操作により点火指令が指令されると、元ガス弁13、グリル用ガス量調整弁19を操作して、下部バーナ7S及び上部バーナ7Uに燃料ガスを供給する状態とし、加えて、下部バーナ7S及び上部バーナ7Uに対する点火プラグPを作動させかつ着火センサRにて着火を検出する点火処理を実行することになる。
また、調理メニューの加熱調理を中断する等の目的により、点消火スイッチ34の操作により消火指令が指令されると、元ガス弁13、グリル用ガス量調整弁19を閉状態に操作して、下部バーナ7S及び上部バーナ7Uを消火する消火処理を実行することになる。
また、下部バーナ7S及び上部バーナ7Uの燃焼状態において、下部バーナ7Sに対するグリル用ガス量調整弁19及び上部バーナ7Uに対するグリル用ガス量調整弁19を操作して、下部バーナ7S及び上部バーナ7Uの火力を、調理メニューごとに設定された火力に変更調節する火力調節処理を実行することになる。
また、調理メニューを実行しているときに、加熱調理を開始してからの経過時間が設定されている調理用の加熱時間に達すると、上述した消火処理を実行して、下部バーナ7S及び上部バーナ7Uを自動的に消火することになる。
説明を加えると、加熱制御部BUが、表示部Dに表示されている調理メニューが選択されると、当該調理メニューに応じて定めた加熱条件で加熱調理を実行し、かつ、複数種の調理容器Kにて加熱調理を行うことができる調理メニューが選択された場合には、加熱条件として、選択された複数種の調理容器Kに対応する状態で当該調理メニューに応じて定めた容器対応加熱条件で加熱調理を実行するように構成されている。
そして、加熱制御部BUが、後述の如く、使用者によって加熱条件が変更されると、変更された加熱条件に基づいて加熱調理を実行するように構成されている。
(表示制御部の制御について)
表示制御部BDが、図9及び図10に示すように、コンロバーナ1に対する天板側表示領域A1とグリルバーナ7に対するグリル側表示領域A7とを、コンロバーナ1とグリルバーナ7との配置形態に対応する形態で、表示部Dの表示画面に区画形成するように構成されている。
本実施形態においては、上下方向を前後方向に置き換えて、表示部Dの表示画面の奥側に天板側表示領域A1を形成し、表示部Dの表示画面の手前側にグリル側表示領域A7を形成するように構成されている。
また、表示制御部BDが、グリル用設定操作部22にて調理メニューの設定が指令されていない初期画面では、図9に示すように、天板側表示領域A1の前後幅を、グリル側表示領域A7の前後幅よりも大きし、これに対して、グリル用設定操作部22にて調理メニューの設定の開始が指令されたときには、図10〜図13等に示すように、グリル側表示領域A7の前後幅を、天板側表示領域A1の前後幅よりも大きくするように構成されている。
つまり、グリル用設定操作部22のメニュースイッチ31が操作されて、調理メニューの選択の開始が指令された後においては、表示部Dの表示画面が、図10等に示す「分類メニュー選択画面」、図13等に示す「調理メニュー選択画面」、図15に示す「調理容器選択画面」、図18等に示す「火力調節画面」、図21等に示す「加熱時間調節画面」、図25等に示す「点火誘導画面」、図28等に示す「調理中画面」、及び、図32等に示す「調理終了画面」に順次変更されることになるが、いずれの画面においても、グリル側表示領域A7の前後幅を、天板側表示領域A1の前後幅よりも大きくするように構成されている。
さらに、天板側表示領域A1が、図9及び図10等に示すように、標準火力バーナ1A、小火力バーナ1B及び大火力バーナ1Cの夫々の配置に対応して、標準火力バーナ1Aに対応する左側領域部分Aa、小火力バーナ1Bに対応する中央側領域部分Ab、及び、大火力バーナ1Cに対応する右側領域部分Acに区画されている。
表示制御部BDが、「分類メニュー選択画面」及び「調理メニュー選択画面」において、グリル側表示領域A7に、複数の分類メニューの全てを並列させて表示しかつ当該複数の分類メニューのうちの選択された一つの分類メニューに割り当てられた複数の調理メニューを並列させて表示する形態で、複数の分類メニューと前記複数の調理メニューとを表示するように構成されている。
具体的には、図10〜図14に示すように、グリル側表示領域A7が、矩形状に形成され、複数の分類メニューをグリル側表示領域A7の左側の一辺(縦辺)に沿って並べ、且つ、当該複数の分類メニューのうちの選択された一つの分類メニューに割り当てられた複数の調理メニューを、複数の分類メニューの表示箇所の側脇にタブ表示する状態で、複数の分類メニューと複数の調理メニューとを表示するように構成されている。
また、複数の分類メニューのうちの選択された一つの分類メニューと他の分類メニューとを視認できるように表示状態を異ならせる形態で、前記複数の分類メニューを表示するように構成されている。
本実施形態においては、「分類メニュー選択画面」においては、図10〜図12に示すように、選択された分類メニューを、背景が黒の白抜き文字で表示し、他の分類メニューを、背景が白の黒色文字で表示するように構成されている。
また、「調理メニュー選択画面」においては、図13及び図14に示すように、選択された分類メニューを、背景が白の黒色文字で表示し、他の分類メニューを、背景が白色の黒色文字で表示するように構成されている。
表示制御部BDが、「分類メニュー選択画面」及び「調理メニュー選択画面」において、複数の調理メニューのうちの複数種の調理容器Kにて加熱調理を行うことができる調理メニューについては、複数種の調理容器Kを表示する形態で、調理メニューを表示画面に表示するように構成され、かつ、複数の調理メニューのうちの複数種の調理容器Kのうちの一種の調理容器Kにて加熱調理を行うことができる調理メニューについては、当該一種の調理容器Kを表示する形態で、調理メニューを表示画面に表示するように構成されている。
本実施形態においては、プレートパン9と波型プレートパンとのいずれでも加熱調理できる調理メニューについては、文字にて表示した調理メニューの横側脇に並べて、プレートパン9と波型プレートパンとを図形(模式図)を用いて表示し、プレートパン9、波型プレートパン及びキャセロール容器のいずれかで加熱調理できる調理メニューについては、文字にて表示した調理メニューの横側脇に並べて、プレートパン9、波型プレートパン及びキャセロール容器の図形(模式図)を表示するように構成されている。
表示制御部BDが、「調理メニュー選択画面」において表示した調理メニューが選択されたときに、選択された調理メニューが複数種の調理容器Kにて加熱調理を行うことができる調理メニューであると、つまり、プレートパン9と波型プレートパンとのいずれでも加熱調理できる調理メニューであると、上述した「調理容器選択画面」を表示するように構成されている。
そして、「調理容器選択画面」においては、図15〜図17に示すように、複数種の調理容器K、つまり、プレートパン9と波型プレートパンとの図形(模式図)を拡大表示するように構成されている。
つまり、プレートパン9と波型プレートパンを文字にて表示し、その横側脇に、プレートパン9と波型プレートパンとの図形(模式図)を拡大表示するように構成されている。
また、本実施形態においては、「調理容器選択画面」において、プレートパン9と波型プレートパンとを拡大表示し、プレートパン9と波型プレートパンとのうちの選択された一方を、背景が黒の白抜き文字で表示し、他方を背景が白の黒色文字で表示するように構成されている。
(表示制御部の詳細)
表示制御部BDが実行する制御作動について、図8に示すフローチャートに基づいて説明を加える。
先ず、開始指令があったか否か、つまり、メニュースイッチ31が操作されたか否かを判別し(#1)、開始指令があった場合には、図10〜図12に示す如く、「分類メニュー選択画面」を表示し(#2)、次に、「分類メニュー選択画面」の表示状態において、選択スイッチ32にて、分類メニューのいずれかを選択して、決定スイッチ33を操作すると、分類メニューの選択が完了したと判別する(#3)。
分類メニューの選択が完了すると、図13及び図14に示す如く、「調理メニュー選択画面」を表示し(#4)、次に、「調理メニュー選択画面」の表示状態において、選択スイッチ32にて、調理メニューのいずれかを選択して、決定スイッチ33を操作すると、調理メニューの選択が完了したと判別する(#5)。
次に、選択された調理メニューが複数種の調理容器Kを使用可能か、つまり、プレートパン9と波型プレートパンとのいずれも使用可能かを判別し(#6)、プレートパン9と波型プレートパンとのいずれも使用可能な場合には、図15〜図17に示す如く、「調理容器選択画面」を表示する(#7)。
次に、「調理容器選択画面」の表示状態において、選択スイッチ32にて、プレートパン9と波型プレートパンとのいずれかを選択して、決定スイッチ33を操作すると、調理容器Kの選択が完了したと判別する(#8)。
ちなみに、図15は、「トースト」の調理メニューにおいて調理容器Kを選択する場合を例示し、図16は、「焼く」の調理メニューにおいて調理容器Kを選択する場合を例示し、図17は、「あじの開き」の調理メニューにおいて調理容器Kを選択する場合を例示する。
調理メニューの選択が完了し、かつ、選択された調理メニューが複数種の調理容器Kを使用可能な場合には、プレートパン9と波型プレートパンとのいずれかの選択が完了すると、選択された調理メニューが火力調節を行える調理メニューであるか否かを判別し(#9)、火力調節を行える調理メニューである場合には、図18〜図20に示す如く、「火力調節画面」を表示する(#10)。
次に、「火力調節画面」の表示状態において、選択スイッチ32を操作することなく、決定スイッチ33を操作する、あるいは、選択スイッチ32にて、火力を変更して、決定スイッチ33を操作すると、火力調節が完了したと判別する(#11)。
#9の処理にて、選択された調理メニューが火力調節を行えない調理メニューであると判別した場合や、火力調節が完了すると、選択された調理メニューが加熱時間の調節を行える調理メニューであるか否かを判別し(#12)、加熱時間の調節を行える調理メニューである場合には、図21〜図24に示す如く、「加熱時間調節画面」を表示する(#13)。
次に、「加熱時間調節画面」の表示状態において、選択スイッチ32を操作することなく、決定スイッチ33を操作する、あるいは、選択スイッチ32にて、加熱時間を変更して、決定スイッチ33を操作すると、加熱時間の調節が完了したと判別する(#14)。
ちなみに、図21は、プレートパン9にて「あじの開き」を加熱調理する場合を示し、図22は、波型プレートにて「あじの開き」を加熱調理する場合を示し、図23は、プレートパン9にて「焼く」の加熱調理を行う場合を例示し、図24は、キャセロール容器にて「煮る」の加熱調理を行う場合を例示する。
#12の処理にて、選択された調理メニューが加熱時間調節を行えない調理メニューであると判別した場合や、加熱時間の調節が完了すると、図25〜図27に示す如く、「点火誘導画面」を表示する(#15)。
この「点火誘導画面」においては、点消火スイッチ34の操作を促す、「点火キー押してください」の文字が表示される。
次に、「点火誘導画面」の表示状態において、点消火スイッチ34の操作に基づいて、点火処理が行われると、図28〜図31に示す如く、「調理中画面」を表示し(#17)、その後、加熱時間が経過して加熱調理が終了したと判断すると(#18)、図32及び図33に示すように、「調理終了画面」を表示する(#19)。
ちなみに、「調理中画面」においては、「調理中です」の文字が表示され、「調理終了画面」においては、例えば、図33に示すように、「あじの開きできました」の文字が表示される。
そして、「調理終了画面」を表示してからの時間が設定時間(例えば、30秒)を経過すると(#20)、「初期画面」(図9参照)を表示し(#21)、その後、#1の処理に移行することになる。
〔第2実施形態〕
次に、第2実施形態を説明するが、この第2実施形態は、表示部Dの表示形態の別実施形態を示すものであって、その他の構成は第1実施形態と同様であるので、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明して、第1実施形態と同様な構成については、第1実施形態と同じ符号を付して、詳細な説明を省略する。
この第2実施形態においては、図37に示すように、グリル側表示領域A7が、矩形状に形成され、複数の分類メニューを、グリル側表示領域A7の上側の一辺(横辺)に沿って並べ、且つ、当該複数の分類メニューのうちの選択された一つの分類メニューに割り当てられた複数の調理メニューを、複数の分類メニューの表示箇所の下側の側脇にタブ表示する状態で、複数の分類メニューと複数の調理メニューとを表示するように構成されている。
具体的には、選択された一つの分類メニューに割り当てられた複数の調理メニューを、複数の分類メニューの表示箇所の下側の側脇に、グリル側表示領域A7の横側の一辺(縦辺)の長手方向に沿って並べる状態で、タブ表示するように構成されている。
この第2実施形態を実施するにあたり、「分類メニュー選択画面」及び「調理メニュー選択画面」において、上述の第1実施形態の表示形態と、本第2実施形態の表示形態とを、設定変更スイッチ38の指令等により、変更自在に構成してもよい。
つまり、表示制御部BDが、複数の分類メニューをグリル側表示領域の縦辺に沿って並べる縦並び表示状態と複数の分類メニューを前記グリル側表示領域の横辺に沿って並べる横並び表示状態とを、選択指令に基づいて切換えるように構成してもよい。
そして、使用者の好みに応じて、縦並び表示状態と横並び表示状態とを選択することにより、使い勝手の向上を図るようにしてもよい。
〔別実施形態〕
次に、別実施形態を列記する。
(1)上記第1及び第2実施形態では、調理容器Kとして、プレートパン9、波型プレートパン、及び、キャセロール容器を例示したが、調理容器Kとしては、その他の各種のものを使用できる。
(2)上記第1及び第2実施形態では、表示部Dが、天板3の手前側箇所に設けられる場合を例示したが、表示部Dをコンロ本体Hの前面部に設けるようにする等、表示部Dの設置位置は種々変更できる。
(3)上記第1及び第2実施形態では、グリル用操作パネル22Pを用いながら調理メニューを選択操作するように構成する場合を例示したが、表示部Dをタッチパネル式に構成して、表示部Dの表示面のタッチ操作によって調理メニューを選択操作できるように構成してもよく、さらには、音声入力装置を用いた音声入力にて、調理メニューを選択操作できるように構成してもよい。
(4)上記第1及び第2実施形態では、複数の分類メニューのうちの選択された一つの分類メニューと他の分類メニューとを視認できるように表示状態を異ならせる形態で、前記複数の分類メニューを表示するにあたり、選択された分類メニューを、背景が黒の白抜き文字で表示し、他の分類メニューを、背景が白の黒色文字で表示するようにしたが、選択された分類メニューを点滅表示し、他の分類メニューを連続的に点灯表示する等、選択された一つの分類メニューと他の分類メニューとを視認できるように表示状態を異ならせる形態は、種々変更できる。
(5)上記第1及び第2実施形態では、表示部Dの表示画面が、調理メニューの選択中や調理中において、天板側表示領域A1とグリル側表示領域A7とに区画される場合を例示したが、例えば、調理メニューの選択中においては、表示部Dの表示画面の全体を、グリル側表示領域A7として用いるようにする等、表示部Dの表示形態は種々変更できる。
(6)上記第1及び第2実施形態では、コンロとして、天板側加熱部としてコンロバーナ1を備え、グリル側加熱部としてグリルバーナ7を備えるガスコンロGCを例示したが、本発明は、天板側加熱部として誘導加熱式ヒータを備え且つグリル側加熱部として電熱ヒータを備える電気式のコンロ、いわゆるIHコンロにも適用できるものである。
(7)上記第1及び第2実施形態では、加熱室側加熱部としてのグリルバーナ7に対して設定する調理メニューを選択させる場合を例示したが、天板側加熱部としてコンロバーナ1に対して調理メニューを設定する場合についても、本発明は適用できるものである。
(8)上記第1及び第2実施形態では、加熱室としてグリル庫6を設けて、加熱調理としてグリル調理を行う場合を例示したが、加熱室を、オーブン調理用に構成して、加熱調理として、オーブン調理を行うように構成してもよい。
なお、上記実施形態(別実施形態を含む、以下同じ)で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することが可能であり、また、本明細書において開示された実施形態は例示であって、本発明の実施形態はこれに限定されず、本発明の目的を逸脱しない範囲内で適宜改変することが可能である。
1 天板側加熱部
3 天板
6 グリル庫
7 グリル側加熱部
BD 表示制御部
BU 加熱制御部
D 表示部
K 調理容器
U 加熱部

Claims (5)

  1. 被加熱物を加熱する加熱部と、前記加熱部の運転に関する情報を表示画面に表示する表示部とが設けられ、
    前記加熱部として、天板の上部に載置される被加熱物を加熱する天板側加熱部と、前記天板の下方に設けた加熱室に収納された被加熱物を加熱する加熱室側加熱部とが設けられたコンロであって、
    前記加熱部に対して設定する複数の調理メニューの加熱調理を行う調理容器として、複数種の調理容器が選択可能に構成され、
    前記表示部を制御する表示制御部が、
    前記複数の調理メニューのうちの前記複数種の調理容器にて加熱調理を行うことができる調理メニューについては、前記複数種の調理容器を表示する形態で、前記調理メニューを前記表示画面に表示するように構成され、
    前記加熱部の運転を制御する加熱制御部が、前記表示部に表示されている前記調理メニューが選択されると、当該調理メニューに応じて定めた加熱条件で加熱調理を実行し、かつ、前記複数種の調理容器にて加熱調理を行うことができる前記調理メニューが選択された場合には、前記加熱条件として、選択された前記複数種の調理容器に対応する状態で当該調理メニューに応じて定めた容器対応加熱条件で加熱調理を実行するように構成され
    前記複数の調理メニューが、複数の分類メニューに振り分ける形態に設定され、
    前記表示制御部が、
    前記複数の分類メニューの全てを並列させて表示しかつ当該複数の分類メニューのうちの選択された一つの分類メニューに割り当てられた前記複数の調理メニューを並列させて表示する形態で、前記複数の分類メニューと前記複数の調理メニューとを表示するように構成され、
    前記表示制御部が、前記表示画面に表示した前記調理メニューが選択されたときに、選択された前記調理メニューが前記複数種の調理容器にて加熱調理を行うことができる前記調理メニューであると、前記複数種の調理容器を拡大表示する調理容器選択画面を表示するように構成されているコンロ。
  2. 前記表示制御部が、
    前記複数の調理メニューのうちの前記複数種の調理容器のうちの一種の調理容器にて加熱調理を行うことができる調理メニューについては、当該一種の調理容器を表示する形態で、前記調理メニューを前記表示画面に表示するように構成されている請求項1記載のコンロ。
  3. 前記表示制御部が、
    前記調理メニューを文字にて表し、かつ、前記調理容器を、前記調理メニューの側脇に図形として表すように構成されている請求項1又は2記載のコンロ。
  4. 前記加熱条件が、加熱の強さと加熱時間とを設定するものである請求項1〜3のいずれか1項に記載のコンロ。
  5. 前記表示制御部が、前記加熱条件を表示するように構成され、
    前記加熱制御部が、前記加熱条件の変更指令に基づいて、変更された前記加熱条件に基づいて加熱調理を実行するように構成されている請求項1〜4のいずれか1項に記載のコンロ。
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