JP2018022629A - コネクタ部材及びコネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】組み立てが容易であって、嵌合軸のずれや傾きを調整することができるコネクタ部材及びコネクタを提供することにある。【解決手段】第1ハウジング20を有する第1コネクタ部材12と、第2ハウジング110が支持される支持部材150と、を有する第2コネクタ部材66と、が嵌合されるコネクタ10において、第1ハウジング20にはガイドピン46が形成され、第2ハウジング110の内部にはガイドピン案内部134が形成され、ガイドピン案内部134にはガイド孔132が形成され、第2ハウジング110は一対の軸ピン128を有し、支持部材150は軸ピン128が挟持される支持爪部182を有し、ガイドピン46がガイド孔132に挿入される際に、ガイドピン46によりガイド孔132が押圧され、軸ピン128が支持爪部182に挟持された状態で移動されることで、第2ハウジング110が移動され、嵌合可能となる。【選択図】図1
Description
本発明は、組み立てが容易であって、嵌合時の軸のずれや傾きを調整することができる構成を有するコネクタ部材及びコネクタに関する。
例えば、下記特許文献1には、相手方コネクタとずれた位置から結合することができるコネクタの発明が開示されている。下記特許文献1に開示されたコネクタによれば、相手側コネクタと結合するハウジングと、該ハウジングを上下及び左右方向に移動自在に保持するホルダとから成り、前記ハウジングには奥部に向かって縮径し前記相手側コネクタを案内するテーパ部を設け、前記ホルダには前記ハウジングを所定位置に付勢する付勢手段と、取付体に係合する係合手段とを設けたことを特徴としている。
上記特許文献1に開示されたコネクタでは、ホルダに付勢手段として設けられた可撓保持片の反力により中央の位置に保持するため、中央位置からずれやすいという課題がある。また、コネクタ同士の嵌合の軸線が傾いた状態から嵌合することが困難となる。
本発明の目的は、組み立てが容易であって、嵌合時の嵌合軸のずれや傾きを調整することができる構成を有するコネクタ部材及びコネクタを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様のコネクタ部材は、少なくとも一つのコンタクトが収容されるハウジングと、前記ハウジングが内側に支持される筒状の支持部材と、を有するコネクタ部材において、
前記ハウジングは、前記支持部材側の対向する位置にそれぞれ形成された一対の軸ピンを有し、
前記支持部材は、前記軸ピンが支持される弾性変形可能な支持爪部を有し、
前記支持爪部は、一対の爪片で構成され、前記各爪片の端部には、前記軸ピンが挟持される挟持部をそれぞれ有し、前記挟持部は、前記軸ピンが嵌り込む窪み部と、前記窪み部の両端に突出された挟持突部がそれぞれ形成されており、
前記ハウジングは、前記軸ピンが前記挟持部に挟持された状態で前記軸ピンの延設方向に移動可能とされると共に、前記軸ピンを軸に回転可能とされていることを特徴とする。
前記ハウジングは、前記支持部材側の対向する位置にそれぞれ形成された一対の軸ピンを有し、
前記支持部材は、前記軸ピンが支持される弾性変形可能な支持爪部を有し、
前記支持爪部は、一対の爪片で構成され、前記各爪片の端部には、前記軸ピンが挟持される挟持部をそれぞれ有し、前記挟持部は、前記軸ピンが嵌り込む窪み部と、前記窪み部の両端に突出された挟持突部がそれぞれ形成されており、
前記ハウジングは、前記軸ピンが前記挟持部に挟持された状態で前記軸ピンの延設方向に移動可能とされると共に、前記軸ピンを軸に回転可能とされていることを特徴とする。
また、第2の態様のコネクタ部材は、第1の態様のコネクタ部材において、前記ハウジングは、前記軸ピンに対して直交し、前記支持部材側の対向する位置にそれぞれ形成された弾性変形可能な一対の弾性支持部材を有し、
前記支持部材は、前記弾性支持部材が支持される支持部を有し、
前記弾性支持部材は、前記支持部材の前記支持部に支持される曲面状の曲面部をそれぞれ有する長方円状のバネ体で形成されており、
前記支持部材の前記支持部は、前記弾性支持部の前記曲面部が嵌まり込むことができるような曲面凹み部が形成されていることを特徴とする。
前記支持部材は、前記弾性支持部材が支持される支持部を有し、
前記弾性支持部材は、前記支持部材の前記支持部に支持される曲面状の曲面部をそれぞれ有する長方円状のバネ体で形成されており、
前記支持部材の前記支持部は、前記弾性支持部の前記曲面部が嵌まり込むことができるような曲面凹み部が形成されていることを特徴とする。
また、第3の態様のコネクタは、少なくとも一つの第1コンタクトが収容される第1ハウジングを有する第1コネクタ部材と、
前記第1コンタクトと接触される少なくとも一つの第2コンタクトが収容される第2ハウジングと、前記第2ハウジングが内側に支持される筒状の支持部材と、を有する第2コネクタ部材と、が嵌合されるコネクタにおいて、
前記第1ハウジングには、前記第2ハウジングと嵌合される側に延設されたガイドピンが形成され、
前記第2ハウジングの内部には、前記ガイドピンが挿入されるガイドピン案内部が形成され、前記ガイドピン案内部の前記ガイドピンが挿入される側には、前記ガイドピンを前記ガイドピン案内部に誘導させるガイド孔が形成され、
前記第2ハウジングは、前記支持部材側の対向する位置にそれぞれ形成された一対の軸ピンを有し、
前記支持部材は、前記軸ピンが挟持される一対の爪片で構成された弾性変形可能な支持爪部を有し、
前記ガイドピンが前記ガイド孔に挿入される際に、前記ガイドピンにより前記ガイド孔が押圧されることにより、前記軸ピンが前記支持爪部に挟持された状態で前記軸ピンの延設された方向に移動されることで、前記第2ハウジングが移動され、前記第1コネクタ部材と前記第2コネクタ部材が嵌合可能となるような構成とされていることを特徴とする。
前記第1コンタクトと接触される少なくとも一つの第2コンタクトが収容される第2ハウジングと、前記第2ハウジングが内側に支持される筒状の支持部材と、を有する第2コネクタ部材と、が嵌合されるコネクタにおいて、
前記第1ハウジングには、前記第2ハウジングと嵌合される側に延設されたガイドピンが形成され、
前記第2ハウジングの内部には、前記ガイドピンが挿入されるガイドピン案内部が形成され、前記ガイドピン案内部の前記ガイドピンが挿入される側には、前記ガイドピンを前記ガイドピン案内部に誘導させるガイド孔が形成され、
前記第2ハウジングは、前記支持部材側の対向する位置にそれぞれ形成された一対の軸ピンを有し、
前記支持部材は、前記軸ピンが挟持される一対の爪片で構成された弾性変形可能な支持爪部を有し、
前記ガイドピンが前記ガイド孔に挿入される際に、前記ガイドピンにより前記ガイド孔が押圧されることにより、前記軸ピンが前記支持爪部に挟持された状態で前記軸ピンの延設された方向に移動されることで、前記第2ハウジングが移動され、前記第1コネクタ部材と前記第2コネクタ部材が嵌合可能となるような構成とされていることを特徴とする。
また、第4の態様のコネクタは、第3の態様のコネクタにおいて、前記支持爪部の前記各爪片の端部側の対向する部分には、前記軸ピンが嵌り込む窪み部と、前記窪み部の両端にそれぞれ突出された挟持突部により構成された挟持部が形成されていることを特徴とする。
また、第5の態様のコネクタは、第3又は第4の態様のコネクタにおいて、前記第2ハウジングは、前記軸ピンに対して直交し、前記支持部材側の対向する位置にそれぞれ形成された弾性変形可能な一対の弾性支持部材を有し、
前記支持部材は、前記弾性支持部材が支持される支持部を有し、
前記ガイドピンが前記ガイド孔に挿入される際に、前記ガイドピンにより前記ガイド孔が押圧されることで、前記弾性支持部材が弾性変形されると共に、前記軸ピンが前記挟持部を軸に回転されるような構成とされていることを特徴とする。
前記支持部材は、前記弾性支持部材が支持される支持部を有し、
前記ガイドピンが前記ガイド孔に挿入される際に、前記ガイドピンにより前記ガイド孔が押圧されることで、前記弾性支持部材が弾性変形されると共に、前記軸ピンが前記挟持部を軸に回転されるような構成とされていることを特徴とする。
また、第6の態様のコネクタは、第5の態様のコネクタにおいて、前記弾性支持部材は、前記支持部材の前記支持部に支持される曲面状の曲面部をそれぞれ有する長方円状のバネ体で形成されており、
前記支持部材の前記支持部には、前記弾性支持部の前記曲面部が嵌まり込むことができるような曲面凹み部が形成されていることを特徴とする。
前記支持部材の前記支持部には、前記弾性支持部の前記曲面部が嵌まり込むことができるような曲面凹み部が形成されていることを特徴とする。
また、第7の態様のコネクタは、第6の態様のコネクタにおいて、前記支持部の前記曲面凹み部は、前記第1コネクタが嵌合される側が塞がれており、前記第2ハウジングの前記弾性支持部の前記曲面部が当接される当接部が設けられていることを特徴とする。
また、第8の態様のコネクタは、第3から第7のいずれかの態様のコネクタにおいて、前記ガイドピンは、延設方向に対して直交する断面が十字状に形成され、前記ガイド孔が挿入される先端側が面取りされたテーパ部が形成されており、
前記ガイドピン案内部は、前記ガイドピンの形状に対応する形状に形成され、
前記ガイド孔は、面取りされた円錐状に形成されていることを特徴とする。
前記ガイドピン案内部は、前記ガイドピンの形状に対応する形状に形成され、
前記ガイド孔は、面取りされた円錐状に形成されていることを特徴とする。
また、第9の態様のコネクタは、第3から第8のいずれかの態様のコネクタにおいて、前記ガイドピンには、反復移動可能なガイド片と、前記ガイド片に突出して形成されたロック突起が形成され、
前記ガイドピン案内部には、前記ロック突起が係止されるロック部が形成され、
前記第1コネクタと前記第2コネクタが嵌合された場合、前記ガイドピンのロック突起が前記ガイドピン案内部のロック部と係止されて第1コネクタと第2コネクタが固定され、
前記ロック片を移動させることで、前記ロック突起が移動され、前記ロック部との係止が解除されることを特徴とする。
前記ガイドピン案内部には、前記ロック突起が係止されるロック部が形成され、
前記第1コネクタと前記第2コネクタが嵌合された場合、前記ガイドピンのロック突起が前記ガイドピン案内部のロック部と係止されて第1コネクタと第2コネクタが固定され、
前記ロック片を移動させることで、前記ロック突起が移動され、前記ロック部との係止が解除されることを特徴とする。
第1の態様のコネクタ部材によれば、相手方のコネクタ部材との嵌合軸がずれていた場合に、第2ハウジングが移動されることで、嵌合の際に所定の位置に配置しやすくなる。
第2の態様のコネクタ部材によれば、ハウジングと支持部材の組み立てにおいて、支持部材の支持部の曲面凹み部にハウジングの弾性支持部材の曲面部を嵌め合わせることで、ハウジングを支持部材の任意の位置、例えば、中心位置に移動させて、配置させることができる。また、弾性支持部が弾性変形することで、ハウジングは支持部材の内側を移動することができるようになる。
第3の態様のコネクタによれば、第1コネクタ部材の前記ガイドピンが第2コネクタ部材の前記ガイドピン案内部に対して軸ピンの延設された側にずれた状態で嵌合される場合でも、第1コネクタ部材のガイドピンを第2コネクタ部材のガイド孔に挿入させるだけで、嵌合軸を嵌合可能な位置に調整することができるようになる。
また、第4の態様のコネクタによれば、軸ピンの移動を円滑に行うことができるようになる。
また、第5の態様のコネクタによれば、第1コネクタ部材の前記ガイドピンが第2コネクタ部材の前記ガイドピン案内部に対して前記弾性支持部材が形成された側に傾いた状態で嵌合される場合でも、第1コネクタ部材のガイドピンを第2コネクタ部材のガイド孔に挿入させるだけで、嵌合可能なように調整することができるようになる。
また、第6の態様のコネクタによれば、支持部材の支持部の曲面凹み部にハウジングの弾性支持部材の曲面部を嵌め合わせることで、ハウジングを支持部材の任意の位置、例えば、中心位置に移動させて、配置させることができる。
また、第7の態様のコネクタによれば、第2ハウジングが支持部材に支持された状態において、弾性支持部の曲面部が支持部の当接部に当接されることで、第2ハウジングが移動されるのを抑制することができる。
また、第8の態様のコネクタによれば、第1コネクタと第2コネクタが回転方向にずれていた場合でも、ガイドピンをガイドピン案内部に挿入することで、十字状に形成されたガイドピンとガイドピン案内部が嵌り合うことで第2ハウジングを回転移動させることができ、嵌合可能なように調整することができる。
また、第9の態様のコネクタによれば、第1コネクタ部材と第2コネクタ部材の固定及び固定の解除を容易に行うことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。但し、以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するためのコネクタ部材及びコネクタを例示するものであって、本発明をこれに特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のものにも等しく適応し得るものである。
[実施形態]
図1〜図20を参照して、実施形態に係るコネクタ10について説明する。実施形態のコネクタ10は、図1、図2に示すように、基板等に実装される第1コネクタ部材12と、機器等に取り付けられ、第1コネクタ部材12と嵌合されるコネクタ部材としての第2コネクタ部材66と、を有しており、第1コネクタ部材12と第2コネクタ部材66が着脱自在となるように構成されている。なお、実施形態のコネクタ10では、第1コネクタ部材12と第2コネクタ部材66の嵌合の際の中心となる軸(以下、嵌合軸という。)が互いにずれていたり、傾いていたりした場合でも、嵌合軸のずれや傾きを調整して嵌合がされると共に、嵌合方向に大きな力が加わった場合に、第1コネクタ部材及び第2コネクタ部材の破損等の不具合の発生を抑制することができるような構成を有している。
図1〜図20を参照して、実施形態に係るコネクタ10について説明する。実施形態のコネクタ10は、図1、図2に示すように、基板等に実装される第1コネクタ部材12と、機器等に取り付けられ、第1コネクタ部材12と嵌合されるコネクタ部材としての第2コネクタ部材66と、を有しており、第1コネクタ部材12と第2コネクタ部材66が着脱自在となるように構成されている。なお、実施形態のコネクタ10では、第1コネクタ部材12と第2コネクタ部材66の嵌合の際の中心となる軸(以下、嵌合軸という。)が互いにずれていたり、傾いていたりした場合でも、嵌合軸のずれや傾きを調整して嵌合がされると共に、嵌合方向に大きな力が加わった場合に、第1コネクタ部材及び第2コネクタ部材の破損等の不具合の発生を抑制することができるような構成を有している。
まず、図3、図4を参照して第1コネクタ部材12について説明する。第1コネクタ部材12は、少なくとも一本、実施形態では4本の第1コンタクト14と、各第1コンタクト14が装着される第1ハウジング20と、第1ハウジング20を基板等に固定する補強部材64を有している。
第1コンタクト14は、図3に示すように、それぞれが共通の構成を有しており、金属製の棒状体が所定の箇所で屈曲された略L字状に形成され、一方に、第2コネクタ部材66に設けられた第2コンタクト68と接触される第1接触部16を有し、他方に、基板等に接続される接続部18を有している。
第1ハウジング20は、図3、図4に示すように、第1コンタクト14の第1接触部16側が突出される前面側開孔26が形成された第1前面24と、第1コンタクト14の接続部18側が突出される後面側開孔30が形成された第1後面28と、第1上面32、第1底面34、一方の第1側面36及び他方の第1側面38を有する第1ハウジング本体22と、第1ハウジング本体22の第1前面24側の周囲、すなわち、第1上面32側、第1底面34側、一方の第1側面36側及び他方の第1側面38側の端辺側から第2コネクタ部材66と嵌合される側に延設されたガイド囲い部40と、第1前面24の略中心から第2コネクタ部材66と嵌合される側に突出された、例えば棒状のガイドピン46とで構成され、樹脂材料により一体に形成されている。
また、第1ハウジング20の第1ハウジング本体22の内部には、第1コンタクト14が収容される第1コンタクト収容部54がそれぞれ形成されている(図14参照)。この第1コンタクト収容部54は、第1前面24の前面側開孔26と後面側開孔30とが繋がれるように形成されている。
第1ハウジング本体22の第1前面24には、第1コンタクト14の第1接触部16側が突出される複数の前面側開孔26が形成され、実施形態では、一方の第1側面36側及び他方の第1側面38側にそれぞれ2つずつ、合計4つ形成されている。なお、第1前面24の前面側開孔26が形成された部分は、他の部分に比べて盛り上がるように厚みを有するように形成されている。
また、第1前面24の略中央部分には、第2コネクタ部材66と嵌合される方向に突出されたガイドピン46が延設されている。このガイドピン46は、図3に示すように、棒状の直方体の各角部が切り欠かれ、十字状となるよう形成されており、4つのガイド片48がそれぞれ長手方向に亘って立設された形状となっている。また、ガイドピン46の十字状の各ガイド片48の先端側は、面取りがされており、テーパ部50がそれぞれ形成されている。さらに、実施形態では、ガイドピン46の十字状の第1上面32側と第1底面34側の各ガイド片48には、一部が切り掛かれることで突起状となったロック部52がそれぞれ形成されている。
また、第1前面24側には、第2コネクタ部材66の第2ハウジング110がガイドされるガイド囲い部40が形成されている。このガイド囲い部40は、第1前面24の周辺、すなわち、第1上面32側、第1底面34側、一方の第1側面36側及び他方の第1側面38側のから筒状に延設されて形成されており、第2ハウジング110が嵌合される側には、嵌合口41が設けられている。また、ガイド囲い部40の第1上面32側及び第1底面34側は、中央部分の一部が開放された上面開放部42及び底面開放部44がそれぞれ形成されている。この上面開放部42及び底面開放部44は、後述する第2コネクタ部材66の支持部材150に形成された支持爪部182が入り込むことができるような構成となっている。
また、第1ハウジング本体22の第1後面28には、第1前面24に形成された前面側開孔26と連通される後面側開孔30が一方の第1側面36側及び他方の第1側面38側にそれぞれ2つずつ、合計4つ形成されている。
第1後面28には、基板等に取り付けられる際に接する複数の脚部60が形成されている。さらに、第1コンタクト14の第1接触部16が配置される部分には、脚部60より短い短脚部62が一方の第1側面36側及び他方の第1側面38側にそれぞれ形成されている。この短脚部62は、第1コネクタ部材12を基板等に取り付ける際に、第1コンタクト14上に置かれる部分となる。
また、第1ハウジング本体22の第1上面32及び第1底面34には、一部が突出された突出部56がそれぞれ形成されている。この突出部56には、内部に第1前面24側から第1後面28側まで貫通された貫通部58が形成されている。この貫通部58には、基板等に取り付けられる補強部材64が取り付けられるようになる。
なお、実施形態では、第1ハウジング20のガイドピン46はガイド囲い部40に比べて長尺に形成されており、第2コネクタ部材66に対して、ガイドピン46がガイド囲い部40より先に挿入されるようにされている。
次に、図2、図5〜図13を参照して、第2コネクタ部材66について説明する。第2コネクタ部材66は、ワイヤーが接続された少なくとも一つ、実施形態では4つの第2コンタクト68と、第2コンタクト68が収容される第2ハウジング110と、第2ハウジング110が支持され、機器等に取り付けられる支持部材150とで構成されている。そして、第2コネクタ部材66は、第1コネクタ部材12との嵌合軸のずれや傾き等の状態に応じて、ずれや傾き等を調整することができる構成を有している。
まず、図7を参照して、第2コンタクト68について説明する。なお、第2コンタクト68は、複数、実施形態では、4本の第2コンタクト68が設けられているが、それぞれは共通するので、一本を代表して説明する。
第2コンタクト68は、第2コンタクト本体70と、この第2コンタクト本体70の一方に第1コンタクト14の第1接触部16が挿入される開口部を有し、他方には、ワイヤー108が装着されるワイヤー装着部74を有し、金属製の板体を打ち抜き、折り曲げ加工等することで形成されている。また、第2コンタクト本体70の内側には、第1コンタクト14の第1接触部16と接触される第2接触部90が設けられている。
第2コンタクト本体70は、一方に第1コンタクト14の第1接触部16が挿入される開口部72が形成され、上面部78、底面部84、一方の側面部86及び他方の側面部88で囲まれた筒状体で形成されている。
第2コンタクト本体70の上面部78のワイヤー装着部74側は、後述する第2ハウジング110の内部に形成された第2コンタクト収容部130に設けられた爪状のランス143(図9D参照)が係止される係止端部80となっており、ランス143が係止端部80に係止されることで、第2コンタクト68が第2コンタクト収容部130内に位置決め固定されるようになる。
また、第2コンタクト68の上面部78のワイヤー装着部74側の端部からは第2接触部90が形成された接触片82が第2コンタクト本体70の内部に向かって延設されている。この接触片82は上面部78のワイヤー装着部74側を軸に弾性変形されるようになっている。一方、第2コンタクト68の上面部78の開口部72側の端部からは、延設された接触片82の先端部分が保護される接触片保護部92が第2コンタクト本体70の内部に向かって折り曲げられて形成されている。
また、接触片保護部92の一方の側面部86側には、一方の側面部86に形成された孔部94に嵌め込まれる突部96が形成されている。この突部96が孔部94に嵌め込まれることで、接触片保護部92が固定される。
さらに、接触片82の他方の側面部88側には、他方の側面部88に形成された規制孔98に嵌め込まれる規制突起100が形成されている。この規制突起100は、規制孔98内において移動可能とされている。この規制突起100が規制孔98に嵌め込まれることで、接触片82が弾性変形されて移動される範囲が規制され、接触片82が過度に移動することが抑制され、接触片82に形成された第2接触部90が第1コンタクト14と確実に接触されるようになる。
なお、接触片82の弾性変形される部分の底面部84側に、第2接触部90が突出して形成されており、この第2接触部90と第1コンタクト14の第1接触部16が接触されるようになる。
第2コンタクト本体70の底面部84から内側に向かって凹まされた凹部が形成されている。この凹部が形成されることで、第2コンタクト本体70の内部に凸部104が形成されるようになる。この凸部104は、第2接触部90と対向する部分に形成されており、挿入された第1コンタクト14が凸部104により第2接触部90側に向かって押されるようになる。
また、第2コンタクト本体70の一方の側面部86には、上述した接触片保護部92に形成された突部96が嵌め込まれる孔部94が形成されている。
また、第2コンタクト本体70の他方の側面部88には、上述した接触片82に形成された規制突起100が嵌め込まれる規制孔98が形成されている。この規制孔98は、規制突起100の大きさに比べて大きく形成され、規制突起100が移動可能とされている。
さらに、他方の側面部88には、突出されたガイド突起106が形成されている。このガイド突起106は、後述する第2ハウジング110の第2コンタクト収容部130に形成されたガイド溝部142に案内され、第2コンタクト68の挿入がガイドされる部分となる。
また、ワイヤー装着部74には、ワイヤー108が装着される際に接続される複数の装着片76を有している。そして、この装着片76が折り曲げられることで、第2コンタクト68にワイヤー108が装着されるようになる。なお、装着片76は、ワイヤーの導電性の電線部分に装着されるものと、電線が覆われている絶縁性の樹脂部分に装着されるものとがある。
次に、主に図8、図9を参照して、第2ハウジング110について説明する。第2ハウジング110は、第1コネクタ部材12の第1コンタクト14が挿入される挿入部114及び第1ハウジング20に形成されたガイドピン46が挿入されるガイド孔132が形成された第2前面112と、第2コンタクト68が挿入される挿入孔118が形成された第2後面116と、後述する支持部材150に支持される軸ピン128がそれぞれ形成された第2上面120及び第2底面122と、一方の第2側面124及び他方の第2側面126とを有する略直方体状のブロック体であって、樹脂材料等により一体に形成されている。
また、第2ハウジング110の第2後面116側には、支持部材150に支持される弾性支持部としてのリングばね146が一方の第2側面124側及び他方の第2側面126側にそれぞれ形成されている。
さらに、第2ハウジング110の内部には、第2コンタクト68が収容される第2コンタクト収容部130と、第1ハウジング20のガイドピン46が挿入され、案内されるガイドピン案内部134が形成されている。
第2ハウジング110の第2前面112は、嵌合された第1コネクタ部材12の第1ハウジング20と隣接される側の面となり、第1コンタクト14が挿入される挿入部114が一方の第2側面124側及び他方の第2側面126側のそれぞれに複数、実施形態では2つずつ、合計4つ形成されている。この挿入部114のそれぞれには、第1コンタクト14が挿入される側の各角部が面取りされて挿入しやすくされている。なお、各挿入部114は、第2ハウジング110の第2コンタクト収容部130に連通されている。
また、第2前面112に形成されたガイド孔132は、第1ハウジング20に形成されたガイドピン46が挿入される部分となる。このガイド孔132は、入り口側が面取りされ、第1前面24側から内側に向かうにつれて径が狭くなるような円錐状となっており、挿入されたガイドピン46がガイドピン案内部134に誘い込まれるようにされている。
また、第2ハウジング110の第2後面116は、第2コネクタ部材66を組み立てる際に第2コンタクト68が挿入される挿入孔118が形成されている。この挿入孔118は、接続される第1コンタクト14と対応するように、一方の第2側面124側及び他方の第2側面126側のそれぞれに複数、実施形態では2つずつ、合計4つ形成されている。また、挿入孔118には、ガイド溝部142が形成されており、第2コンタクト68に形成されたガイド突起106が挿入される際にガイドされる部分となる。なお、挿入孔118は、第2コンタクト収容部130に連通されている。
また、第2後面116の略中央部分には、第1ハウジング20のガイドピン46が突出されるガイドピン突出孔144が形成されており、第2ハウジング110内に形成されたガイドピン案内部134と連通されている。
さらに、第2ハウジング110の第2後面116側には、弾性支持部としてのリングばね146が一方の第2側面124側及び他方の第2側面126側の対向する位置であって、支持部材150側に向かってそれぞれ設けられている。
このリングばね146は、第2後面116側の第2上面120と第2底面122の略中央部分から一方の第2側面124側及び他方の第2側面126側に延設され、延設された端部側が曲面状に形成されて繋がれた曲面部148を有する略長方円形状となっている。そして、長方円形状の一方の第2側面124側及び他方の第2側面126側の各曲面部148が後述する支持部材150に弾性変形が可能なように支持されるようになる。
また、第2ハウジング110の第2上面120及び第2底面122の第2後面116側には、略円柱状の軸ピン128がそれぞれ立設されている。この第2上面120及び第2底面122の各軸ピン128は、対向するように同じ軸線上に支持部材150側に向かって形成され、後述する支持部材150に支持される部分となる。
また、第2上面120及び第2底面122は、ガイドピン案内部134に沿って曲面状に盛り上がって形成されている。
また、第2ハウジング110の内部には、第2コンタクト68が収容される複数、実施形態では4つの第2コンタクト収容部130が形成されている。第2コンタクト収容部130は、第2後面116に形成された挿入孔118と連通されており、この挿入孔118から第2コンタクト68が挿入されて、第2コンタクト収容部130に収容されるようになる。この第2コンタクト収容部130内には、第2コンタクト68に形成された係止端部80に係止され、第2コンタクト68が位置決め固定される爪状のランス143が形成されている。また、第2コンタクト収容部130には、第2コンタクト68に形成されたガイド突起106がガイドされるガイド溝部142が形成されている。
また、第2ハウジング110の内部に形成されたガイドピン案内部134は、第2前面112に形成されたガイド孔132と連通されており、ガイド孔132から挿入された第1ハウジング20のガイドピン46がガイドされ、且つ、内部に案内されて挿入される部分となる。このガイドピン案内部134は、ガイドピン46の形状に応じた形状とされており、実施形態では、十字状の溝に形成されている。
なお、第2ハウジング110のガイドピン案内部134には、第1ハウジング20のガイドピン46に形成されたロック部52が係止されるロック突起136が形成されている(図14参照)。このロック突起136は、弾性変形可能なロック片138に形成されており、ガイドピン46がガイドピン案内部134内に挿入された場合、ガイドピン46のロック部52によりロック突起136が押圧され、ロック片138が弾性変形されることで、ロック部52が通過可能となり、ロック部52がロック突起136を通過した後、ロック片138の弾性力により元の位置にもどり、ロック部52とロック突起136が係止され、ロックされるようになる。また、ロック片138の端部には押圧可能な操作部140となっている。操作部140は、第2ハウジング110の第2後面116側から突出されており、操作部140が押圧されることでロック片138が移動され、ロック部52とロック突起136の係止を解除することができ、第1コネクタ部材12と第2コネクタ部材66の嵌合を解除することができるようになる。
また、第2ハウジング110の第2前面112側は、第1ハウジング20に形成されたガイド囲い部40の内側に嵌入されて第1ハウジング20と嵌合されるようになる。このとき、第1ハウジング20のガイド囲い部40は、第2ハウジング110の第1上面32及び第2底面122の一方の第2側面124側及び他方の第2側面126側の一部と、一方の第2側面124及び他方の第2側面126がガイドされるようになる。
次に、主に図10、図11を参照して、支持部材150について説明する。支持部材150は、一方から第2ハウジング110が突出するように支持された状態で、機器等に取り付けられるものである。
支持部材150は、第2ハウジング110が支持された状態で突出される前部側開口部154が設けられた前部と、第2コネクタ部材66の組み立ての際に第2ハウジング110が挿入される後部側開口部158が設けられた後部156と、上部160、底部164、一方の側部168及び他方の側部170により囲まれた中空の筒状体であって、樹脂材料により一体に形成されている。
また、支持部材150の内部は、上部160、底部164、一方の側部168及び他方の側部170で囲まれた空間部172を有し、第2ハウジング110が収容されると共に、第2ハウジング110が支持部材150の支持から離脱された場合に、第2ハウジング110が移動可能な大きさで形成されている。さらに、支持部材150の空間部172には、第2ハウジング110が支持される支持爪部182が形成されている。この支持爪部182は、第2ハウジング110に形成された軸ピン128と対応するように上部160と底部164にそれぞれ形成されている。また、各支持爪部182は第2ハウジング110に形成された軸ピン128が挟持されるように一対の爪片184で構成されている。
支持部材150の前部152には、上部160、底部164、一方の側部168及び他方の側部170の各端部側で囲まれた前部側開口部154が形成されており、支持された第2ハウジング110が突出される部分となると共に、第2ハウジング110が支持される支持爪部182が上部160側及び底部164側から突出されるようになっている。
また、支持部材150の後部156には、後部側開口部158が形成されており、第2コネクタ部材66を組み立てる際に、第2ハウジング110が挿入される部分となる。
支持部材150の上部160及び底部164の前部152側には、中央部分の一部が開放された上部開放部162及び底部開放部166がそれぞれ形成されている。この上部開放部162及び底部開放部166は、支持部材150の支持から離脱された状態の第2ハウジング110の軸ピン128が、入り込み、且つ、移動可能とされるようになっている。
また、上部開放部162及び底部開放部166の前部152側は、この上部開放部162及び底部開放部166が囲われた保護枠体174が前部152から突出するようにそれぞれ形成されている。この保護枠体174は、前部側開口部154から突出された各支持爪部182を外力から保護すると共に、上部開放部162及び底部開放部166が形成された上部160及び底部164を補強するものである。
また、上部160及び底部164の各後部156側には、機器等に取り付けられる取付突部176がそれぞれ形成されている。
また、支持部材150の一方の側部168及び他方の側部170の後部156側には、後部156に形成された後部側開口部158と繋がるように切れ込み部180がそれぞれ形成されている。そして、一方の側部168及び他方の側部170の空間部172とは反対側の外側には、機器等に取り付けられる立設された柱状の取付部178が形成されている。
また、一方の側部168及び他方の側部170の内側には、第2ハウジング110に形成されたリングばね146の曲面部148が支持される支持部196がそれぞれ形成されている。この支持部196は、一方の側部168及び他方の側部170の略中央部分に設けられ、リングばね146の曲面部148の形状に対応するように、曲面状に凹んだ曲面凹み部198として形成されている。また、曲面凹み部198の前部152側は、リングばね146の曲面部148が当接される当接部200となっている。
また、支持部材150の内側には、第2ハウジング110の第2上面120及び第2底面122にそれぞれ形成された軸ピン128が支持される支持爪部182がそれぞれ形成されている。支持爪部182は、上部160及び底部164の内側にそれぞれ対向するように形成されており、各支持爪部182は、一対の爪片184により構成され、軸ピン128がこの一対の爪片184に挟持されるようにされている。なお、各支持爪部182は対称に形成されているが構成は共通するので、一方の支持爪部182を代表して説明する。
支持爪部182を構成する一対の爪片184は、支持部材150の後部156側であって、空間部172側に突出された一対の爪片基部186と、この各爪片基部186から、前部152側に向かってそれぞれ延設された爪片腕部188と、爪片腕部188の先端側、すなわち前部152側に第2ハウジング110の軸ピン128が挟持される挟持部190がそれぞれ形成されている。
なお、挟持部190は、円柱状の軸ピンを支持できるように、各爪片184の対向する側に円形状に窪んだ窪み部192を有し、この窪み部192の両側に突出された一対の挟持突部194がそれぞれ形成されている。そして、一対の爪片184の挟持部190の間に軸ピン128が配置され、挟持部190の窪み部192と一対の挟持突部194に挟まれることで軸ピン128が支持されるようになる。
また、支持爪部182は、軸ピン128が挟持部190の窪み部192と一対の挟持突部194に挟まれた状態で、軸ピン128の延設方向に移動可能とされている。さらに、支持爪部182は、爪片基部186を軸として、弾性変形がされるようになる。そのため、支持爪部182に軸ピン128が挟持された状態で、支持爪部182が弾性変形されることで、第2ハウジング110が移動可能となる。
また、主に図5、図6、図12を参照して第2コネクタ部材66の組み立てについて説明する。第2コネクタ部材66の組み立ては、まず、ワイヤー装着部74にワイヤー108が装着された第2コンタクト68を第2ハウジング110の第2コンタクト収容部130にそれぞれ装着し、収容させる。このとき、第2コンタクト68の開口部72側から第2ハウジング110の挿入孔118に挿入させる。そして、挿入された第2コンタクト68の係止端部80に第2コンタクト収容部130内のランス143が係止されることで、第2コンタクト68の位置決め固定がされるようになる。なお、第2コンタクト68の挿入の際には、第2コンタクト収容部130に形成されたガイド溝部142に、第2コンタクト68に形成されたガイド突起106を案内させて挿入が行われる。
そして、第2コンタクト68が装着された第2ハウジング110が支持部材150に取り付けられる。この取り付けは、支持部材150の後部156に設けられた後部側開口部158から第2ハウジング110の第2前面112側を先にして挿入し、第2ハウジング110の第2上面120及び第2底面122に形成された各軸ピン128を支持部材150の支持爪部182の各挟持部190に挟持させると共に、第2ハウジング110のリングばね146の各曲面部148を支持部材150の一方の側部168及び他方の側部170の内側に形成された各支持部196に支持させるように取り付ける。
このとき、第2ハウジング110の軸ピン128は、支持爪部182の挟持部190の窪み部192に入り込み、一対の挟持突部194の間に配置された状態で、一対の爪片184により挟まれて支持されるようになる。また、第2ハウジング110のリングばね146の曲面部148は、支持部196の曲面凹み部198に嵌り込むように支持され、リングばね146の端部が支持部196の曲面凹み部198の当接部200に当接されるようになる。なお、このとき、第2ハウジング110に形成されたリングばね146の曲面部148が、支持部材150の支持部196の曲面凹み部198の前部152側に形成された当接部200に当接されていることで、第2ハウジング110が傾いて支持されることを抑制され、嵌合される初期位置に保持されるようになる(図16C参照)。
また、組み立てられた第2コネクタ部材66の第2ハウジング110と支持部材150は、第2ハウジング110に形成された軸ピン128が支持部材150に形成された支持爪部182の挟持部190に挟持された状態のとき、第2ハウジング110に形成されたリングばね146が支持部材150に形成された支持部196の曲面凹み部198に支持されるような構成となっている。
なお、図13に示すように、第2ハウジング110と支持部材150が組み立てられた場合、第2ハウジング110のリングばね146の曲面部148と支持部材150の支持部196の曲面凹み部198が嵌め合わされることで、曲面凹み部198に曲面部148が嵌り込むことで、所定の位置に配置させることができる。その際、第2ハウジング110は、支持部材150の支持爪部182に挟持された軸ピン128を軸に、移動可能となっている。
そのため、第2ハウジング110は、支持部材150に支持された状態で、第2ハウジング110のリングばね146及び支持爪部182が弾性変形することで支持部材150のX軸方向(左右方向)、すなわち、支持部材150の一方の側部168側及び他方の側部170側に移動することができるようになる。
また、第2ハウジング110は、軸ピン128が支持部材150の支持爪部182の挟持部190に挟持された状態で、Y軸方向(上下方向)、すなわち、支持部材150の上部160側及び底部164側に移動することができるようになる。このとき、リングばね146が弾性変形されるようになる。
なお、第2ハウジング110の軸ピン128と支持部材150の支持爪部182及び、第2ハウジング110のリングばね146と支持部材150の支持部196の各移動方向が組み合わされることで、X軸方向とY軸方向に対して斜め方向への移動が可能となる。さらに、リングばね146を弾性変形させて軸ピン128を軸とした回転移動をしたり、軸ピン128を支持する支持爪部182を弾性変形させてリングばね146の曲面部148を軸とした回転移動をしたりすることもでき、さらにまた、リングばね146及び支持爪部182弾性変形させることで、第2ハウジング110のガイドピン案内部134を軸とした回転移動もできるようになる。そのため、第1コネクタ部材と第2コネクタ部材の嵌合軸がずれたり傾いたりしている場合でも、嵌合軸の調整を行なうことができるようになる。
さらに、第2ハウジング110は、軸ピン128が支持部材150の支持爪部182の挟持から離脱されることで、Z軸方向(前後方向)、すなわち、支持部材150の前部152側から後部156側に移動することができるようになる。
なお、第2ハウジング110の軸ピン128を挟持する支持部材150の支持爪部は、第1コネクタ部材12が嵌合される場合には、挟持が維持され、嵌合後であって、嵌合時に比べ大きな応力を受けた場合、支持爪部182が爪片基部186を軸に互いの爪片184が開く方向に弾性変形され、軸ピン128の挟持が解除されるような構成となっている。
次に、主に図14〜図20を参照して、第1コネクタ部材12と第2コネクタ部材66の嵌合について説明する。実施形態のコネクタ10では、第1コネクタ部材12と第2コネクタ部材66の嵌合軸がずれていたり、傾いていたりした場合でも、ずれや傾きを調整して嵌合がされると共に、嵌合方向に大きな力が加わった場合に、第1コネクタ部材12及び第2コネクタ部材66の破損等の不具合の発生を抑制することができるような構成となっている。
[嵌合軸にずれや傾きがない場合]
まず先に、主に図14を参照して、第1コネクタ部材12と第2コネクタ部材66の嵌合軸にずれや傾き等がない場合の嵌合について説明する。
まず先に、主に図14を参照して、第1コネクタ部材12と第2コネクタ部材66の嵌合軸にずれや傾き等がない場合の嵌合について説明する。
第1コネクタ部材12と第2コネクタ部材66の嵌合軸がずれていない場合の嵌合は、まず、第1コネクタ部材12と第2コネクタ部材66を図14A,図14Cに示したように互いの嵌合軸が略直線状となっている状態で近づけ、第1コネクタ部材12の第1ハウジング20のガイドピン46を、第2コネクタ部材66の第2ハウジング110のガイド孔132に挿入させる。このとき、ガイドピン46に形成された十字状の各ガイド片48が十字状の溝に形成されたガイドピン案内部134にガイドされながら挿入される。
さらに、挿入を続けると、第1コネクタ部材12の第1ハウジング20に形成されたガイド囲い部40が、第2コネクタ部材66の第2ハウジング110の第2前面112側の外周、すなわち、第2上面120、第2底面122、一方の第2側面124及び他方の第2側面126をガイドしながら挿入されるようになる。
また、第2ハウジング110の第2前面112に形成された挿入部114から、第1コネクタ部材12の第1コンタクト14の第1接触部16が挿入される。このとき、第1コンタクト14は、第2ハウジング110内の第2コンタクト収容部130に収容された第2コンタクト68の開口部72から挿入され(図7参照)、第1コンタクト14の第1接触部16と第2コンタクト68の第2接触部90とが接触され、導通されるようになる。
そして、第1コネクタ部材12の第1ハウジング20のガイドピン46に形成されたロック部52と、第2コネクタ部材66の第2ハウジング110のガイドピン案内部134内に形成されたロック突起136が係止されることで、第1コネクタ部材12と第2コネクタ部材66がロックされるようになる(図14B、図14D参照)。以上で、第1コネクタ部材12と第2コネクタ部材66の嵌合が完了する。
なお、第1コネクタ部材12と第2コネクタ部材66の嵌合を解除する場合は、第2ハウジング110の第2後面116側のガイドピン案内部134に形成されたロック片138の操作部140を押圧し、ロック片138が弾性変形されてロック突起136を移動させて、ガイドピン46のロック部52との係止が解除されることで、第1コネクタ部材12と第2コネクタ部材66を取り外すことができるようになる。
[X軸方向のずれ]
次に、主に図15を参照して、第1コネクタ部材12と第2コネクタ部材66の嵌合軸がX軸方向(左右方向)にずれていた場合の嵌合について説明する。
次に、主に図15を参照して、第1コネクタ部材12と第2コネクタ部材66の嵌合軸がX軸方向(左右方向)にずれていた場合の嵌合について説明する。
第1コネクタ部材12と第2コネクタ部材66の嵌合軸がX軸方向にずれた場合は、図15Aに示すように、第2コネクタ部材66の嵌合軸と、第1コネクタ部材12の嵌合軸がX軸方向(左右方向)にずれた状態で嵌合される場合であり、実施形態では、第1コネクタ部材12が第2ハウジング110の他方の第2側面126側に距離D1ずれた状態である。
第1コネクタ部材12と第2コネクタ部材66の嵌合軸がX軸方向にずれた状態で嵌合が開始される場合、まず、図15Aに示した状態から、第1コネクタ部材12の第1ハウジング20に形成されたガイドピン46が、第2コネクタ部材66の第2ハウジング110のガイド孔132に挿入される。このとき、ガイドピン46の先端側の形成されたテーパ部50が、ガイド孔132に対してX軸方向にずれた状態で当接されるが、ガイド孔132の入り口が面取りされた円錐状に形成されていることで、図15Bに示すように、ガイドピン46の挿入に応じてガイド孔132が押圧されるようになる。そして、ガイド孔132がガイドピン46に押圧されることにより第2ハウジング110が支持部材150の他方の側部170側に移動され、ガイドピン46とガイドピン案内部134とが嵌合可能な位置となり、嵌合軸のずれが調整されるようになる(図15C参照)。
このX軸方向に嵌合軸がずれた場合の第2ハウジング110の移動は、第1ハウジング20のガイドピン46により、第2ハウジング110のガイド孔132が支持部材150の一方の側部168側に押圧されることで、第2ハウジング110に形成されたリングばね146が弾性変形されると共に、第2ハウジング110の軸ピン128を支持する支持爪部182が弾性変形され、第2ハウジング110が支持部材150内を他方の側部170側に移動されるようになる。
その後、第1コネクタ部材12と第2コネクタ部材66の嵌合軸のずれが調整されることで、第1コネクタ部材12と第2コネクタ部材66の嵌合を行うことができるようになる。なお、第1コネクタ部材12と第2コネクタ部材66の嵌合は、上述の嵌合軸のずれ等がない場合と同様に行うことができるようになる(図14参照)。
[X軸傾き]
次に、主に図16を参照して、第1コネクタ部材12と第2コネクタ部材66の嵌合軸がX軸方向(左右方向)に傾いている場合について説明する。
次に、主に図16を参照して、第1コネクタ部材12と第2コネクタ部材66の嵌合軸がX軸方向(左右方向)に傾いている場合について説明する。
第1コネクタ部材12と第2コネクタ部材66の嵌合軸がX軸方向に傾いている場合は、図16Aに示すように、第2コネクタ部材66に対して、第1コネクタ部材12が角度θ1傾いた状態で配置され、この嵌合軸が傾いた状態で嵌合が開始される場合となる。
第1コネクタ部材12と第2コネクタ部材66がX軸方向に傾いた状態で嵌合が開始される場合、まず、図16Aに示した状態から、第1コネクタ部材12の第1ハウジング20に形成されたガイドピン46が、第2コネクタ部材66の第2ハウジング110のガイド孔132に挿入される。
このとき、図16Bに示すように、ガイドピン46の先端側の形成されたテーパ部50が、ガイド孔132に対して傾いた状態で当接されるが、ガイド孔132の入り口が面取りされた円錐状に形成されていることで、ガイドピン46の挿入に応じてガイド孔132が押圧され、この押圧により第2ハウジング110がガイドピン46とガイドピン案内部134と嵌合可能な向きに移動され、嵌合軸の傾きが調整されるようになる(図16D照)。
この第2ハウジング110の移動は、第1ハウジング20のガイドピン46により、第2ハウジング110のガイド孔132が押圧されることで、第2ハウジング110は、支持部材150の支持爪部182の挟持部190に挟持された軸ピン128を軸に、第1コネクタ部材12が嵌合される向きに回転されるようになる。
その後、第1コネクタ部材12と第2コネクタ部材66の嵌合軸の傾きが調整されることで、第1コネクタ部材12と第2コネクタ部材66の嵌合を行うことができるようになる。なお、第1コネクタ部材12と第2コネクタ部材66の嵌合は、上述の嵌合軸の傾き等がない場合と同様に行うことができるようになる(図14参照)。
[Y軸方向ずれ]
次に、主に図17を参照して、第1コネクタ部材12と第2コネクタ部材66の嵌合軸がY軸方向(上下方向)にずれていた場合の嵌合について説明する。
次に、主に図17を参照して、第1コネクタ部材12と第2コネクタ部材66の嵌合軸がY軸方向(上下方向)にずれていた場合の嵌合について説明する。
第1コネクタ部材12と第2コネクタ部材66の嵌合軸がY軸方向にずれた場合は、図17Aに示すように、第2コネクタ部材66の嵌合軸に対して、第1コネクタ部材12の嵌合軸がY軸方向(左右方向)ずれた状態で嵌合される場合であり、実施形態では、第1コネクタ部材12が第2ハウジング110の第2底面122側に距離D2ずれた状態である。
第1コネクタ部材12と第2コネクタ部材66の嵌合軸がY軸方向にずれた状態で嵌合が開始される場合、まず、図17Aに示した状態から、第1コネクタ部材12の第1ハウジング20に形成されたガイドピン46が、第2コネクタ部材66の第2ハウジング110のガイド孔132に挿入される。このとき、図17Bに示すように、ガイドピン46の先端側の形成されたテーパ部50が、ガイド孔132に対してY軸方向にずれた状態で当接されるが、ガイド孔132の入り口が面取りされた円錐状に形成されていることで、ガイドピン46の挿入に応じてガイド孔132が押圧されるようになる。そして、ガイド孔132がガイドピン46に押圧されることにより第2ハウジング110が支持部材150の底部164側に移動され、ガイドピン46とガイドピン案内部134とが嵌合可能な位置となり、嵌合軸のずれが調整されるようになる(図17C参照)。
このY軸方向に嵌合軸がずれた場合の第2ハウジング110の移動は、第1ハウジング20のガイドピン46により、第2ハウジング110のガイド孔132が支持部材150の底部164側に押圧されることで、第2ハウジング110に形成された軸ピン128が支持部材150の支持爪部182の挟持部190に挟持された状態でY軸方向、実施形態では底部164側(下方向)に移動されるようになる。
また、このとき、図13B、図13Cに示すように、第2ハウジング110のリングばね146の曲面部148は、第2ハウジング110の移動に応じて支持部材150の支持部196の曲面凹み部198から外れた状態となる。
その後、第1コネクタ部材12と第2コネクタ部材66の嵌合軸のずれが調整されることで、第1コネクタ部材12と第2コネクタ部材66の嵌合を行うことができるようになる。なお、第1コネクタ部材12と第2コネクタ部材66の嵌合は、上述の嵌合軸のずれ等がない場合と同様に行うことができるようになる(図14参照)。
[Y軸傾き]
次に、主に図18を参照して、第1コネクタ部材12と第2コネクタ部材66の嵌合軸がY軸方向(上下方向)に傾いている場合について説明する。
次に、主に図18を参照して、第1コネクタ部材12と第2コネクタ部材66の嵌合軸がY軸方向(上下方向)に傾いている場合について説明する。
第1コネクタ部材12と第2コネクタ部材66の嵌合軸がY軸方向に傾いている場合は、図18Aに示すように、第2コネクタ部材66に対して、第1コネクタ部材12が角度θ2傾いた状態で配置され、この嵌合軸が傾いた状態で嵌合が開始される場合となる。
第1コネクタ部材12と第2コネクタ部材66がY軸方向に傾いた状態で嵌合が開始される場合、まず、図18Aに示した状態から、第1コネクタ部材12の第1ハウジング20に形成されたガイドピン46が、第2コネクタ部材66の第2ハウジング110のガイド孔132に挿入される。
このとき、図18Bに示すように、ガイドピン46の先端側の形成されたテーパ部50が、ガイド孔132に対して傾いた状態で当接されるが、ガイド孔132の入り口が面取りされた円錐状に形成されていることで、ガイドピン46の挿入に応じてガイド孔132が押圧され、この押圧により第2ハウジング110がガイドピン46とガイドピン案内部134と嵌合可能な向きに移動され、嵌合軸の傾きが調整されるようになる(図18C参照)。
この第2ハウジング110の移動は、第1ハウジング20のガイドピン46により、第2ハウジング110のガイド孔132が押圧されることで、第2ハウジング110は、支持部材150の支持部196の曲面凹み部198に支持された状態でリングばね146の曲面部148を軸に回転されるようになる。このとき、第2ハウジング110の軸ピン128が第2ハウジング119の傾きに応じて傾くが、支持部材150の支持爪部182が弾性変形することで、軸ピン128を傾かせることができるようになる。
その後、第1コネクタ部材12と第2コネクタ部材66の嵌合軸の傾きが調整されることで、第1コネクタ部材12と第2コネクタ部材66の嵌合を行うことができるようになる。なお、第1コネクタ部材12と第2コネクタ部材66の嵌合は、上述の嵌合軸の傾き等がない場合と同様に行うことができるようになる(図14参照)。
[回転方向のずれ]
次に、図19を参照して、第1コネクタ部材12と第2コネクタ部材66の嵌合軸が回転方向にずれていた場合の嵌合について説明する。
次に、図19を参照して、第1コネクタ部材12と第2コネクタ部材66の嵌合軸が回転方向にずれていた場合の嵌合について説明する。
第1コネクタ部材12と第2コネクタ部材66の嵌合軸が回転方向にずれた場合は、図19Aに示すように、第2コネクタ部材66の嵌合軸に対して、第1コネクタ部材12の嵌合軸が回転方向にずれた状態となり、実施形態では、第1コネクタ部材12の第1ハウジング20は第2コネクタ部材66の第2ハウジング110に対して回転方向に角度θ3ずれた状態である。
第1コネクタ部材12と第2コネクタ部材66が回転方向にずれた状態で嵌合が開始される場合、図1に示した状態に対して、第2コネクタ部材66に対して第1コネクタ部材12の嵌合軸がねじれた状態で第1コネクタ部材12の第1ハウジング20に形成されたガイドピン46が、第2コネクタ部材66の第2ハウジング110のガイド孔132に挿入される。そして、図19Aに示すように、ガイドピン46の先端側の形成されたテーパ部50が、ガイド孔132に誘導されてガイドピン案内部134に挿入されるようになる。
このとき、ガイドピン46とガイドピン案内部134が回転方向にずれた状態で接触されるが、十字状に形成されたガイドピン46が、十字状に形成されたガイドピン案内部134に嵌め合わされようとされることで、第2ハウジング110が、第1ハウジング20に対して嵌合可能な向きに回転され、嵌合軸の傾きが調整されるようになる(図19B参、照)。
また、図19B、図19Cに示すように、第2ハウジング110の回転は、第2ハウジング110のリングばね146が弾性変形されて、曲面部148が支持部材150の支持部196の曲面凹み部198を外れと共に、第2ハウジング110の軸ピン128が支持される支持部材150の支持爪部182が、軸ピン128を支持した状態で、回転方向に弾性変形されることで、2ハウジング110が回転されるようになる。
その後、第1コネクタ部材12と第2コネクタ部材66の嵌合軸の回転方向のずれが調整されることで、第1コネクタ部材12と第2コネクタ部材66の嵌合を行うことができるようになる。なお、第1コネクタ部材12と第2コネクタ部材66の嵌合は、上述の嵌合軸のずれ等がない場合と同様に行うことができるようになる(図14参照)。
[Z軸方向の位置ずれ]
次に、主に図20を参照して、第1コネクタ部材12と第2コネクタ部材66が嵌合された後に、嵌合方向(Z軸方向)にさらに力が加わった場合の嵌合位置ずれについて説明する。
次に、主に図20を参照して、第1コネクタ部材12と第2コネクタ部材66が嵌合された後に、嵌合方向(Z軸方向)にさらに力が加わった場合の嵌合位置ずれについて説明する。
図20Aに示した第1コネクタ部材12と第2コネクタ部材66が勘合された状態から、第1コネクタ部材12がさらに嵌合方向に移動された場合、図20Bに示すように、第1コネクタ部材12から第2コネクタ部材66に対して嵌合方向に力が加わり、第2コネクタ部材66の第2ハウジング110が押圧されることで、軸ピン128が移動される。この軸ピン128が移動されることにより、第2ハウジング110の軸ピン128が支持されている支持部材150の支持爪部182が、軸ピン128に押圧されて挟持部190が開く方向に弾性変形され、軸ピン128が挟持部190から離脱される(図20C参照)。
そして、軸ピン128の支持が解除されることで、第1コネクタ部材12の第1ハウジング20と嵌合された第2ハウジング110のみがZ軸方向(嵌合方向)、実施形態では、支持部材150の後部156側に向かって移動される。このとき、第2ハウジング110のリングばね146は、第2ハウジング110の移動に応じて、支持部材150の支持部196の曲面凹み部198を摺動され、支持部196による支持から離脱されるようになる。
このような構成とすることで、第1コネクタ部材12と第2コネクタ部材66が嵌合方向に嵌合のための力より大きな力がかかった場合でも、この力を逃がすことができると共に、第1コネクタ部材及び第2コネクタ部材の破損等を抑制することができる。
また、第2ハウジング110の軸ピン128が支持部材150の支持爪部182から離脱されるための力は、第1コネクタ部材12と第2コネクタ部材66が嵌合されるときに必要な力より大きな力とすることで、第1コネクタ部材12と第2コネクタ部材66が嵌合される前に、軸ピン128が支持爪部182から離脱されることを抑制することができる。
なお、第2コネクタ部材66の支持部材150から第2ハウジング110が離脱されたとき、第1コネクタ部材12の第1ハウジング20の第1上面32に形成された上面開放部42と不第2底面34に形成された底面開放部44に、支持部材150の各支持爪部182が嵌り込むようになる。
また、第1コネクタ部材12と第2コネクタ部材66の嵌合軸が、斜め方向、すなわち、X軸方向とY軸方向との間の方向にずれていたり、傾いていたりした場合でも、上述したX軸方向とY軸方向の調整が組み合わされることで、第1コネクタ部材と第2コネクタ部材の嵌合を行うことができる。
10:コネクタ 12:第1コネクタ部材 14:第1コンタクト 16:第1接触部 18:接続部 20:第1ハウジング 22:第1ハウジング本体 24:第1前面 26:前面側開孔 28:第1後面 30:後面側開孔 32:第1上面 34:第1底面 36:一方の第1側面 38:他方の第1側面 40:ガイド囲い部 41:嵌合口 42:上面開放部 44:底面開放部 46:ガイドピン 48:ガイド片 50:テーパ部 52:ロック部 54:コンタクト収容部 56:突出部 58:貫通部 60:脚部 62:短脚部 64:補強部材 66:第2コネクタ部材 68:第2コンタクト 70:第2コンタクト本体 72:開口部 74:ワイヤー装着部 76:装着片 78:上面部 80:係止端部 82:接触片 84:底面部 86:一方の側面部 88:他方の側面部 90:接触部 92:接触片保護部 94:孔部 96:突部 98:規制孔 100:規制突起 104:凸部 106:ガイド突起 108:ワイヤー 110:第2ハウジング 112:第2前面 114:挿入部 116:第2後面 118:挿入孔 119:第2ハウジング 120:第2上面 122:第2底面 124:一方の第2側面 126:他方の第2側面 128:軸ピン 130:コンタクト収容部 132:ガイド孔 134:ガイドピン案内部 136:ロック突起 138:ロック片 140:操作部 142:ガイド溝部 143:ランス 144:ガイドピン突出孔 148:曲面部 150:支持部材 152:前部 154:前部側開口部 156:後部 158:後部側開口部 160:上部 162:上部開放部 164:底部 166:底部開放部 168:一方の側部 170:他方の側部 172:空間部 174:保護枠体 176:取付突部 178:取付部 180:切れ込み部 182:支持爪部 184:爪片 186:爪片基部 188:爪片腕部 190:挟持部 192:窪み部 194:挟持突部 196:支持部 198:曲面凹み部 200:当接部
Claims (9)
- 少なくとも一つのコンタクトが収容されるハウジングと、前記ハウジングが内側に支持される筒状の支持部材と、を有するコネクタ部材において、
前記ハウジングは、前記支持部材側の対向する位置にそれぞれ形成された一対の軸ピンを有し、
前記支持部材は、前記軸ピンが支持される弾性変形可能な支持爪部を有し、
前記支持爪部は、一対の爪片で構成され、前記各爪片の端部には、前記軸ピンが挟持される挟持部をそれぞれ有し、前記挟持部は、前記軸ピンが嵌り込む窪み部と、前記窪み部の両端に突出された挟持突部がそれぞれ形成されており、
前記ハウジングは、前記軸ピンが前記挟持部に挟持された状態で前記軸ピンの延設方向に移動可能とされると共に、前記軸ピンを軸に回転可能とされていることを特徴とするコネクタ部材。 - 前記ハウジングは、前記軸ピンに対して直交し、前記支持部材側の対向する位置にそれぞれ形成された弾性変形可能な一対の弾性支持部材を有し、
前記支持部材は、前記弾性支持部材が支持される支持部を有し、
前記弾性支持部材は、前記支持部材の前記支持部に支持される曲面状の曲面部をそれぞれ有する長方円状のバネ体で形成されており、
前記支持部材の前記支持部は、前記弾性支持部の前記曲面部が嵌まり込むことができるような曲面凹み部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ部材。 - 少なくとも一つの第1コンタクトが収容される第1ハウジングを有する第1コネクタ部材と、
前記第1コンタクトと接触される少なくとも一つの第2コンタクトが収容される第2ハウジングと、前記第2ハウジングが内側に支持される筒状の支持部材と、を有する第2コネクタ部材と、が嵌合されるコネクタにおいて、
前記第1ハウジングには、前記第2ハウジングと嵌合される側に延設されたガイドピンが形成され、
前記第2ハウジングの内部には、前記ガイドピンが挿入されるガイドピン案内部が形成され、前記ガイドピン案内部の前記ガイドピンが挿入される側には、前記ガイドピンを前記ガイドピン案内部に誘導させるガイド孔が形成され、
前記第2ハウジングは、前記支持部材側の対向する位置にそれぞれ形成された一対の軸ピンを有し、
前記支持部材は、前記軸ピンが挟持される一対の爪片で構成された弾性変形可能な支持爪部を有し、
前記ガイドピンが前記ガイド孔に挿入される際に、前記ガイドピンにより前記ガイド孔が押圧されることにより、前記軸ピンが前記支持爪部に挟持された状態で前記軸ピンの延設された方向に移動されることで、前記第2ハウジングが移動され、前記第1コネクタ部材と前記第2コネクタ部材が嵌合可能となるような構成とされていることを特徴とするコネクタ。 - 前記支持爪部の前記各爪片の端部側の対向する部分には、前記軸ピンが嵌り込む窪み部と、前記窪み部の両端にそれぞれ突出された挟持突部により構成された挟持部が形成されていることを特徴とする請求項3に記載のコネクタ。
- 前記第2ハウジングは、前記軸ピンに対して直交し、前記支持部材側の対向する位置にそれぞれ形成された弾性変形可能な一対の弾性支持部材を有し、
前記支持部材は、前記弾性支持部材が支持される支持部を有し、
前記ガイドピンが前記ガイド孔に挿入される際に、前記ガイドピンにより前記ガイド孔が押圧されることで、前記弾性支持部材が弾性変形されると共に、前記軸ピンが前記挟持部を軸に回転されるような構成とされていることを特徴とする請求項3又は4に記載のコネクタ。 - 前記弾性支持部材は、前記支持部材の前記支持部に支持される曲面状の曲面部をそれぞれ有する長方円状のバネ体で形成されており、
前記支持部材の前記支持部には、前記弾性支持部の前記曲面部が嵌まり込むことができるような曲面凹み部が形成されていることを特徴とする請求項5に記載のコネクタ。 - 前記支持部の前記曲面凹み部は、前記第1コネクタが嵌合される側が塞がれており、前記第2ハウジングの前記弾性支持部の前記曲面部が当接される当接部が設けられていることを特徴とする請求項6に記載のコネクタ。
- 前記ガイドピンは、延設方向に対して直交する断面が十字状に形成され、前記ガイド孔が挿入される先端側が面取りされたテーパ部が形成されており、
前記ガイドピン案内部は、前記ガイドピンの形状に対応する形状に形成され、
前記ガイド孔は、面取りされた円錐状に形成されていることを特徴とする請求項3から7のいずれかに記載のコネクタ。 - 前記ガイドピンには、反復移動可能なガイド片と、前記ガイド片に突出して形成されたロック突起が形成され、
前記ガイドピン案内部には、前記ロック突起が係止されるロック部が形成され、
前記第1コネクタと前記第2コネクタが嵌合された場合、前記ガイドピンのロック突起が前記ガイドピン案内部のロック部と係止されて第1コネクタと第2コネクタが固定され、
前記ロック片を移動させることで、前記ロック突起が移動され、前記ロック部との係止が解除されることを特徴とする請求項3から8のいずれかに記載のコネクタ。
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