JP2018017006A - 設備ユニットおよび住居構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】居住空間Kの床仕上面2上に設置され、内部に少なくとも給水管および排水管を収容する集約設備1と、集約設備1の側部に設置された水回り設備Mと、を備え、水回り設備Mは、集約設備1に支持され、かつ床仕上面2より上側において給水管および排水管に接続されている。
【選択図】図2
Description
さらに、特許文献1に記載の設備ユニットでは、設置工事の際に各水回り設備の給水管および排水管を床下からそれぞれ引き出すため、床工事などの建築工事との調整が必要となる。また、床下から給水管および排水管を引き出すことができない位置には水回り設備を設置できないため、水回り設備の配置および設備ユニットの配置に制約ができてしまうという問題がある。
複数の水回り設備を設ける場合でも、水回り設備を床下の給水管および排水管に接続する必要がないため、設備ユニットと建築工事や設備工事との調整作業を少なくすることができる。また、床下の給水管および排水管の配管状況にかかわらず複数の水回り設備を任意の位置および任意の組み合わせで設置することができため、複数の水回り設備の組み合わせおよび配置の多様化を図ることができる。
集約設備の排水管が床下を通らず、給水管および排水管が集約設備の上方で横方向に延びて外部配管に接続されるため、設備ユニットの設置工事の際に建築工事や設備工事との調整作業を少なくすることができる。
前記天井ユニットには、前記給水管および前記排水管が収容されていてもよい。
天井ユニットに起立ユニットの上方で横方向に延びる給水管および排水管が収容されるため、給水管および排水管が居室に露出せず、見栄えを良くすることができる。
水回り設備の排水管を床下を介さずに集約設備の排水管に接続することができる。このため、水回り設備の設置工事において、建築工事や設備工事との調整作業を少なくすることができる。
このような構成とすることにより、水回り設備を集約設備の給水管および排水管により短い距離で接続することができる。
このような構成とすることにより、水回り設備を電気配線および換気ダクトに接続することができる。このため、電気配線や換気ダクトが必要な水回り設備を設置する場合でも、建物の天井や床への影響が少ないため、建築工事や設備工事との調整作業を少なくすることができる。
このような構成とすることにより、照明器具で水回り設備、水回り設備の周囲、および設備ユニットが設置された居住空間を照明することができる。このため、居住空間の壁や天井などに照明を設置する手間を省略することができる。
本発明では、居住空間内の床仕上面上に給水管や排水管等の配管を収容した集約設備を設置すると共に、集約設備の側部に水回り設備を取り付けることで、居住空間内の任意の位置や向きに集約設備と水回り設備とを備えた設備ユニットを自由に設置できるため、生活スタイルの多様化に対応した住居構造が得られ、しかも高強度である。
水回り設備が集約設備の周囲を囲むように設けられて、かつ居住空間に面するように設けられることにより、例えば居室や廊下などの居住空間を利用して水回り空間を使用することができる。
このため、水回り空間の周囲の居住空間を、例えば居室や廊下としてのみでなく、洗面台で洗顔したり、キッチン台で調理したりする空間として有効利用することができる。
集約設備の側部に水回り設備が設置された空間を仕切る仕切り部材が設けられていることにより、水回りが設置された空間をその周囲から仕切ることができる。例えば、浴槽が設けられた空間を仕切り部材で仕切って浴室空間(浴室)としたり、便器が設けられた空間を仕切り部材で仕切ってトイレ空間(便所)としたりすることができる。
仕切り部材がスライド可能であることにより、水回り設備が設置された空間を開放した状態と仕切った状態とに容易に切り替えることができる。これにより、例えば、浴槽が設置された空間を、入浴時には仕切った状態とすることにより入浴者が快適に入浴することができ、入浴時以外にはスライド部材をスライドさせてオープンな状態とすることにより、居住空間を広くすることができる。
本発明に係る住居構造によれば、居住空間内の床仕上面上に少なくとも給水管および排水管を収容した集約設備を設置すると共に集約設備の側部に水回り設備を設置することで、居住空間内の任意の位置や向きに集約設備と水回り設備とを備えた設備ユニットを設置できる。そのため、生活スタイルの多様化に対応した種々のタイプの住居構造が得られる。
図1は実施形態に係る設備ユニットSをマンション等の各種の建物内に設けた居室空間Kに設置した住居構造Jの模式図である。図2から図5は実施形態に係る設備ユニットSを示すものである。
図1において、建物内の住居の居室空間K内に水回り設備Mを備えた設備ユニットSが設置されている。設備ユニットSは給水管および排水管等の各種配管やダクト、電気設備等を収容した集約設備1と、その周囲に設けられた複数の水回り設備Mとで構成されている。図2および図3に示すように本実施形態では、水回り設備Mとして、集約設備1の周囲に便器10(図3参照)、浴槽8、キッチン台30、および洗面台33が設けられている。設備ユニットSは居住空間K内の任意の位置で床仕上面2上に設置されている。
起立ユニット3は水回り設備Mを支持する塔状構造体である。起立ユニット3は水平断面が縦横方向にそれぞれ所定幅を有する中空の筒体で形成され、床仕上面2から自立して鉛直方向に延びている。本実施形態における起立ユニット3は例えば角筒状とされ、各角部に設けた補強用のフレームと壁面をなすパネル材とで構成されている(図3参照)。
起立ユニット3の内部には給水管および排水管等の各種配管、および換気用ダクト等が収容されている。起立ユニット3の内部に収容された各種配管、配線およびダクト等は、略鉛直方向に延在する姿勢に配置されている。
天井ユニット4の内部には給水管および排水管等の各種配管、および換気ダクト等が収容されている。天井ユニット4の内部に収容された各種配管、各種配線およびダクト等は天井ユニット4が延在する水平方向に姿勢に配置されている。
また、床仕上面2から天井ユニット4までの距離は適宜設定できるが、一例をいえば、2118mm〜1720mmの範囲、或いは2118mm〜1830mmの範囲に設定できる。
起立ユニット3には、浴槽8が取り付けられる位置に浴槽8を連結可能な浴槽連結部3aが設けられている。浴槽連結部3aは、浴槽8を位置決めして取り付けるための係止金具やダボ、浴槽8が嵌合可能な嵌合部などで構成されている。起立ユニット3に浴槽連結部3aが設けられていることにより、起立ユニット3に浴槽8を取り付ける際の墨出しが不要になる。
起立ユニット3には、便器10が取り付けられる位置に便器10を連結可能な便器連結部3bが設けられている。便器連結部3bは、便器10を位置決めして取り付けるための係止金具やダボ、便器10が嵌合可能な嵌合部などで構成されている。起立ユニット3に便器連結部3bが設けられていることにより、起立ユニット3に便器10を取り付ける際の墨出しが不要になる。
側壁12a、12bは、それぞれの延在方向(図3における左右方向)の一方の端部が起立ユニット3よりも延在方向の一方側に配置され、他方の端部が起立ユニット3よりも延在方向の他方側に配置されている。側壁12a、12bの延在方向の一方の端部側は浴槽8の起立ユニット3側の一部を囲っている。
一方の側壁12aには、キッチン台30および上部キャビネット31がそれぞれ取り付けられる位置にキッチン台30および上部キャビネット31を連結可能なキッチン台連結部12cおよび上部キャビネット連結部12dが設けられている。
キッチン台連結部12cおよび上部キャビネット連結部12dは、キッチン台30および上部キャビネット31を位置決めして取り付けるための係止金具やダボ、キッチン台30および上部キャビネット31が嵌合可能な嵌合部などで構成されている。一方の側壁12aにキッチン台連結部12cおよび上部キャビネット連結部12dが設けられていることにより、一方の側壁12aにキッチン台30および上部キャビネット31を取り付ける際の墨出しが不要になる。
他方の側壁12bには、洗面台33および上部キャビネット33aが取り付けられる位置に洗面台33および上部キャビネット33aを連結可能な洗面台連結部12eおよび上部キャビネット連結部12fが設けられている。
洗面台連結部12eおよび上部キャビネット連結部12fは、洗面台33および上部キャビネット33aを位置決めして取り付けるための係止金具やダボ、洗面台33および上部キャビネット33aが嵌合可能な嵌合部などで構成されている。他方の側壁12bに洗面台連結部12eおよび上部キャビネット連結部12fが設けられていることにより、他方の側壁12bに洗面台33および上部キャビネット33aを取り付ける際の墨出しが不要になる。
第一排水ポンプ(圧送ポンプ)P1は排水や排水中のごみ等の物体をインペラ(羽根車)で砕く等して第一排水管17を通して上方に圧送する。この第一排水管17も起立ユニット3内を上方(鉛直方向)に延びて略90度方向を変えて断面略U字状の天井ユニット4上を横方向(水平方向)に延びて外部に突出している。
浴槽8、キッチン台30および洗面台33の排水管は、床下を通らずに床仕上面2よりも上側において起立ユニット3に引き込まれて第一排水ポンプP1に接続されている。
便器10の排水管は、床下を通らずに床仕上面2よりも上側において起立ユニット3に引き込まれて第二排水ポンプP2に接続されている。
なお、第一排水ポンプP1および第二排水ポンプP2には、小形のタンクが設けられており、各ポンプは例えばタンクに貯留した排水の水位によってON/OFF制御されるように構成されている。
浴槽8、キッチン台30および洗面台33の給湯管は、床下を通らずに床仕上面2よりも上側において起立ユニット3に引き込まれて起立ユニット3内の給湯管19に接続されている。浴槽8、便器10、キッチン台30および洗面台33の給水管は、床下を通らずに床仕上面2よりも上側において起立ユニット3に引き込まれて起立ユニット3内の給水管20に接続されている。
そして、集約設備1の内部に収容した電気配線24等を通して上述したスイッチやリモコン等に電力を供給したり制御信号を入出力したりすることができる。
起立ユニット3や側壁12a,12bに照明器具が設けられていることにより、照明器具で水回り設備Mや水回り設備Mが設置された空間を照明することができる。また、起立ユニット3に設けられた照明器具で居住空間Kを照明することもできる。このため、建物(居住空間Kの天井面など)に照明を設置する必要がなく、その手間を省略することができる。
起立ユニット3や側壁12a,12bに設けられた照明器具で居住空間Kを照明する場合、照明器具の光を居住空間Kの天井に向かって照射し、天井で反射した光によって居住空間全体を間接照明として照明することができる。なお、照明器具の光を居住空間Kに直接照射してもよい。
また、設備ユニットSの外周における足元の巾木部分に、足元照明を設けてもよい。このようにすることにより、居住空間Kを演出することができる。また、夜間に足元照明によって設備ユニットSの足元部分を照明することにより、居住空間Kの安全性を向上させることができる。
コンセントが2つの異なる高さにそれぞれ設けられていることにより、コンセントの数を増やすことができてタコ足配線を防止することができる。また、腰高付近の高さにコンセントが設けられることにより、足元付近のコンセントに接続するときのように使用者が屈む必要がないため、高齢者などにとっても使い勝手が良い。
一般に、居住空間におけるコンセントの位置は、設計時に最適な位置に計画したつもりでも、実際に居住してみると使いにくい場合がある。これに対し、起立ユニット3の側部や側壁12a,12bに使用しやすい高さにコンセントが設けられていることにより、居住した後にも使い勝手の良い位置にコンセントが設けられていることになる。
また、暖房を行う際に足元に暖気を供給することが効率的である。しかしながら、一般的にエアコンなどの空調機は天井や壁の上端部近傍に設けられていて、暖房は天井側から行われている。また、足元に暖気を供給するために、床置きの暖房器具を設置することが考えられるが、暖房器具によって居住空間Kを狭くしてしまうという問題がある。
そこで、起立ユニット3の足元付近に、居住空間Kに暖気を送風する吹出し口(不図示)を設けて、居住空間Kに足元側から暖気を供給するようにしてもよい。これにより、居住空間を快適かつ効率的に暖房することができる。
図3、図7および図8において、天井ユニット4の下面の幅方向両端部には例えば一対のガラス扉からなる開閉扉35が吊り下げ機構36によってスライド可能に吊り下げられている。図3、図7において、一対の開閉扉35は起立ユニット3側の側壁12a、12bの内側にスライド可能に配設されている。
開閉扉35が、平面視略長方形の浴槽8を仕切る一対の長辺側部8aに沿ってスライドすることで浴室15の開放空間Oを開閉できる。例えば、一対の開閉扉35をスライドさせて側壁12a、12bの内側に配置することで、開放空間Oを通して入浴者が浴槽8に出入り可能となる。また、一対の開閉扉35をスライドさせて一対の長辺側部8aの上部に配置することで浴室15の空間を居住空間Kから仕切ることができる。
また、吊り下げ機構36は、浴槽8を仕切る一対の長辺側部8aに対向する天井ユニット4の下面両側にそれぞれ設置されている。また、開閉扉35の外側には側壁12a、12b上にタイルパネル34が貼り付けられている(図8参照)。
図8および図9において、天井ユニット4の下面の幅方向両端部に設けた一対のレール受け部40が天井ユニット4の長手方向に延びており、この一対のレール受け部40には浴室15の両側に沿ってスライド可能な開閉扉35の各複数対の車輪44が吊り下げられている。
図9に示す吊り下げ機構36の拡大図において、天井ユニット4の幅方向両端下面には上部枠体37の下面にねじ止めされた下部枠体38が設置されている。下部枠体38内の上部には中央開口40bを挟んで両側に一対のレール部40aが形成されたレール受け部40が長手方向に沿って延びている。
一対の支持部42で挟持されて吊り下げられた開閉扉35は下方に垂下されており、図8に示すように、その下端部は浴槽8の長辺側部8aの天端に設けた受け溝46内に納められている。そのため、開閉扉35を天井ユニット4のレール受け部40に沿ってスライド移動させると、浴槽8の受け溝46にガイドされて摺動して開閉作動する。
なお、受け溝46は、浴槽8の上縁面に形成される溝としたが、これに限られることなく、浴槽8の上縁面に設けられた断面コ字状のレールとしてもよい。
また、レール受け部40の起立ユニット3から離間した外側端部には開閉扉35が外れることを阻止するための図示しないストッパーが設けられている。
まず、建築工事で床仕上面2まで施工する。このとき、床下(二重床内)には設備配管類は一切設置する必要がないため、建築工事との取り合いがない。続いて、居室空間K内の適宜の位置に集約設備1の起立ユニット3を床仕上面2上に設置する。居室空間K内での起立ユニット3の設置位置は平面視中央付近でもよいし、コーナー部でもよいし、或はいずれかの壁面に近接する位置に設置してもよい。図1に示す例では居室空間Kの中央に設置した。起立ユニット3の内部には、第一排水ポンプP1と第二排水ポンプP2が設置されており、第一排水ポンプP1に第一排水管17を接続して上方に延ばしている。同様に第二排水ポンプP2に第二排水管18を接続して上方に延ばしている。更に、給湯管19や給水管20や換気ダクト21や排気ダクト22や電気配線24等を収容した配線配管25等も同様に収容されている。なお、起立ユニット3は工場においてフレーム枠を構築し、その内部に適宜配管・配線・ダクト類を取り付けた状態で現場に搬入し、施工現場にて起立ユニット3のパネル材を取り付けるようにしてもよいし、パネル材まで工場で取り付けて搬入するようにしてもよい。
起立ユニット3の側方の一方の側壁12aに予め設けられたキッチン台連結部12cにキッチン台30を連結し、上部キャビネット連結部12dに上部キャビネット31を連結する。そして、キッチン台30の排水管を第一排水ポンプP1に接続する。また、キッチン台30の給水管を起立ユニット3の給水管20に接続する。
起立ユニット3の側方の他方の側壁12b予め設けられた洗面台連結部12eに洗面台33を連結し、上部キャビネット連結部12fに上部キャビネット33aを連結する。そして、洗面台33の排水管を第一排水ポンプP1に接続する。また、洗面台33の給水管を起立ユニット3の給水管20に接続する。
具体的には、設備ユニットSの周囲をリビングや寝室として利用したり、動線としての通路(廊下)や脱衣スペース、化粧直しのスペースとして利用したりできる。つまり、余計な間仕切り壁などを設けることなく、居住空間Kを最大限有効活用することができる。もちろん、設備ユニットSを中心に居室空間Kを図示しない壁面パネルや家具等で仕切ることで、台所や居室や洗面所や廊下等を区画形成してもよい。
このようにして、居室空間K内の適宜位置に設備ユニットSを設置できる。
なお、起立ユニット3や各水回り設備Mの下面に予め床仕上面2上での滑りをよくするスライダーボードを固定して置いてもよい。これによって、設備ユニットSの起立ユニット3や水回り設備Mを居室空間K内に設置したり移動させたりする場合に、重量があっても床仕上面2を傷つけることなくスムーズに移動させることができる。設備ユニットSを床仕上面2に固定する場合には、ネジ等で取り外し可能に床仕上面2に固定すればよい。
集約設備1に設置した浴槽8は、使用状態で図2から図4に示すように床仕上面2上に設置されている。この状態で、図示しないコントロールパネル又は操作パネルを操作して集約設備1内の給湯管19を通して浴槽8内に給湯する。給湯終了後、開閉扉35を浴槽8の長辺側部8aに形成した受け溝46に沿ってスライドして開口することで入浴者が浴室15内に入って入浴できる。
なお、受け溝46に湯等が流入したとしても、受け溝46は起立ユニット3側に傾斜しているために、受け溝46を経由して浴槽8内に流し込むことができる。
入浴後は浴槽8内の湯を排出させ、第一排水ポンプP1によって第一排水管17を通して天井側に圧送して排水する。
また、本実施形態のように、複数の水回り設備Mを設ける場合でも、水回り設備Mの配置は、床下の給排水管の配置の影響を受けないため、任意の位置に水回り設備Mを設置することができる。その結果、複数の水回り設備Mを設ける場合でも、水回り設備Mの配置の多様化を図ることができる。例えば、図11(a)に示すように、上記の実施形態に係る設備ユニットSのキッチン台30および洗面台33の位置を変えた設備ユニットSとすることもできる。また、図11(b)に示すように、上記の実施形態に係る設備ユニットSのキッチン台30および洗面台33の位置を変えるとともに浴槽8の向きを変えた設備ユニットSとすることもできる。なお、浴室の出入口の形態は適宜設定されてよい。
また、起立ユニット3の上方で横方向に延びる給排水管が天井ユニット4に収容されるため、給排水管が居住空間Kに露出せず、見栄えを良くすることができる。
また、水回り設備Mが起立ユニット3および床仕上面2に支持されることにより、水回り設備Mをより安定した状態に設置することができる。
また、水回り設備Mは、起立ユニット3の側面に対向して設けられていることにより、水回り設備Mを起立ユニット3の給排水管により短い距離で接続することができる。
更に、集約設備1の起立ユニット3および天井ユニット4は断面略筒状で大径の第一および第二排水管17,18や給湯管19および給水管20、そして換気ダクト21や排気ダクト22や配線配管25等をまとめて設置できる。そのため、配設経路がまとまって単純化できて浴槽8や便器10等の各水回り設備Mへの接続とメンテナンスが容易である。また、天井ユニット4は断面略U字状であるため、各配管等のメンテナンスや交換等が容易である。
また、起立ユニット3に第一および第二排水管17,18や給湯管19および給水管20、そして換気ダクト21や排気ダクト22や配線配管25等がまとめて設置され、照明器具が設けられることにより、起立ユニット3を設置することで居住空間Kの設備工事を軽減することができるため、建築工事、設備工事などを含む全体の工事を軽減し省施工化することができる。
なお、配管を床下に引き込んで床下から取り回す場合、第一および第二排水管17,18において適切な排水勾配が確保できる場合には第一および第二排水ポンプP1,P2を設置せず、排水を自然流下方式としてもよい。
また、上述した各配管やダクトや電気配線24等の少なくとも一部を集約設備1の起立ユニット3を通して天井側に誘導させ、残りの一部を床下側に誘導するように構成してもよい。
なお、水回り設備Mは上述した4種類のものに限定されるものではなく、適宜の設備を設置できる。例えば、浴槽8に加えて防水パンを設置してもよく、浴槽8の代わりに浴室ユニット、又はシャワーユニットを設置してもよい。さらには、便器10の代わりにトイレユニットを設置してもよい。また、自動洗濯機等を設置してもよい。ダクトとして換気ダクト21や排気ダクト22以外にキッチン台30の換気扇や空調機等に連結する空調ダクト等を設置して起立ユニット3内に配設してもよい。
また、水回り設備Mとして、上述した浴槽8、便器10、キッチン台30、洗面台33等の設備機器に代えて、浴槽8を有する浴室15、便器10を有する便所16、キッチン台30を備えた台所、洗面台33を備えた洗面所等の設備空間としてもよい。
起立ユニット3の側部には、側壁12a,12bが設けられ、キッチン台30や洗面台33が側壁12a,12bを介して起立ユニット3に設置されているが、キッチン台30や洗面台33などの水回り設備Mが起立ユニット3に直接設置されていてもよい。また、側壁12a,12bの形状は適宜設定されてよい。また、側壁12a、12bは、床仕上面2に固定されていてもよいし、固定されていなくてもよい。
フレームや天井ユニット4等に設置したスライド扉やカーテン等の仕切り部材は、未使用時には起立ユニット3の周囲や周辺、もしくは壁面側に収納されたり畳まれたりして設置してもよい。
その為、起立ユニット3から延びるフレームもしくは天井ユニット4等にスライド扉やカーテン等を設置することで、設備ユニット3を設けた居住空間Kを通常はオープンな空間とし、各種の水回り設備Mの使用時にはスライド扉やカーテン等で仕切って浴室15やトイレ室16等をクローズに仕切ることができる。そのため、居住空間Kを広く、かつ水回りも快適に使用することができる。
しかも、居住空間K内のこれらのフレームや天井ユニット4にスライド扉やカーテン等のような仕切り部材を設けるだけで良い。また、これらの仕切り部材は、通常時は邪魔にならないように起立ユニット3の周囲、周辺、もしくは居住空間Kの壁面側に収納されていても良い。
なお、床仕上面2、フレーム、天井ユニット4等に支持されてスライドしない形態の仕切り部材を用いて、例えば浴室15や便所16などの水回り設備Mが設けられた空間を仕切るようにしてもよい。
J 住居構造
M 水回り設備
1 集約設備
2 床仕上面
3 起立ユニット
4 天井ユニット
8 浴槽
10 便器
12a、12b 側壁
15 浴室
16 便所
17 第一排水管
18 第二排水管
19 給湯管
20 給水管
21 換気ダクト
22 排気ダクト
24 電気配線
25 配線配管
30 キッチン台
33 洗面台
35 開閉扉
40 レール受け部
44 車輪
47 調整支柱
P1 第一排水ポンプ
P2 第二排水ポンプ
Claims (12)
- 居住空間の床仕上面上に設置され、内部に少なくとも給水管および排水管を収容する集約設備と、
前記集約設備の側部に設置された水回り設備と、を備え、
前記水回り設備は、前記集約設備に支持され、かつ床仕上面より上側において前記給水管および前記排水管に接続されていることを特徴とする設備ユニット。 - 前記水回り設備は、浴槽、便器、キッチン台、洗面台のうちの前記浴槽および前記便器の少なくとも1つを含む複数である請求項1に記載の設備ユニット。
- 前記集約設備の内部には、前記排水管に接続された排水ポンプが設置され、
前記給水管および排水管は、前記集約設備の上方で横方向に延びて外部配管に接続されている請求項1又は2に記載の設備ユニット。 - 前記集約設備は、前記床仕上面に起立する起立ユニットと、前記起立ユニットの上部に連結され横方向に延びる天井ユニットと、を備え、
前記天井ユニットには、前記給水管および前記排水管が収容されている請求項3に記載の設備ユニット。 - 前記水回り設備は、前記排水管に横方向から接続されている請求項1から4のいずれか一項に記載の設備ユニット。
- 前記水回り設備は、前記集約設備の側面に対向して設置されている請求項1から5のいずれか一項に記載の設備ユニット。
- 前記集約設備は、内部に電気配線および換気ダクトを収容する請求項1から6のいずれか一項に記載の設備ユニット。
- 前記集約設備は、側部に照明器具が設けられている請求項1から7のいずれか一項に記載の設備ユニット。
- 居住空間の床仕上面上に設置され、少なくとも給水管および排水管を収容する集約設備と、
前記集約設備の側部に設置された水回り設備と、を備えた設備ユニットが配置されていることを特徴とする住居構造。 - 前記水回り設備は、前記集約設備を囲むように設けられ、かつ前記居住空間に面するように設けられている請求項9に記載の住居構造。
- 前記集約設備の側部には前記水回り設備が設置された空間を仕切る仕切り部材が設けられている請求項9又は10に記載の住居構造。
- 前記仕切り部材は、スライド可能に構成されている請求項11に記載の住居構造。
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