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JP2017199801A - 電子部品及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】磁性粉の欠落を抑制できる電子部品及びその製造方法を提供する。【解決手段】電子部品であるコイル部品は、磁性基板21と、磁性基板21上に設けられる電子部品構造部と、電子部品構造部を覆い、硬化した磁性粉含有樹脂ペーストから構成される磁性樹脂層22と、を備える。磁性樹脂層22全体の空隙率は、10体積%以下である。このコイル部品の製造方法は、磁性基板を磁性粉含有樹脂ペーストによって覆うステップと、磁性粉含有樹脂ペーストを硬化させて磁性樹脂層22を形成するステップと、磁性樹脂層22の表面22a側から樹脂を付与し、磁性樹脂層22内に存在する複数の空孔53の少なくとも一部を補填樹脂54によって埋めるステップと、を備える。【選択図】図5

Description

本発明は、電子部品及びその製造方法に関する。
電子部品の一種として、例えば特許文献1にはコイル部品が開示されている。このコイル部品は、コイルを含む電極層と、電極層を囲む磁性複合材と、コイルの端部に連結されている外部端子と、を備えており、当該コイル部品の表面には、磁性複合材と外部端子とが露出している。
特開2015−76606号公報
上述したような電子部品の磁性複合材は、磁性粉同士が樹脂によって結合されたペースト(磁性粉含有樹脂ペースト)を用いて形成される。具体的には、磁性複合材は、基板上に磁性粉含有樹脂ペーストを塗布した後、当該ペーストが硬化されることによって形成される。この場合、磁性複合材の内部には、磁性粉も樹脂も存在しない空孔が形成されていることがある。このような空孔が形成された磁性複合材に対して研磨加工及び切削加工等の機械加工を施すと、空孔周辺の磁性粉は、樹脂による結合が解けることによって欠落してしまうことがある。
そこで、本発明は、磁性粉の欠落を抑制できる電子部品及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明の一側面に係る電子部品の製造方法は、基板上に設けられる電子部品構造部を、磁性粉含有樹脂ペーストによって覆う第1工程と、磁性粉含有樹脂ペーストを硬化させて樹脂層を形成する第2工程と、樹脂層の表面側から樹脂を付与し、樹脂層内に存在する複数の空孔の少なくとも一部を樹脂によって埋める第3工程と、を備える。
本発明の一側面に係る電子部品の製造方法によれば、第3工程にて付与される樹脂によって、磁性粉含有樹脂ペーストの塗布時及び硬化時等に形成される複数の空孔の少なくとも一部が埋められる。これにより、空孔に入り込んだ樹脂が、当該空孔周辺の磁性粉同士を結合するバインダとして機能する。これにより、樹脂によって結合された磁性粉同士の結合力が向上し、例えば樹脂層に機械加工を実施した際等における磁性粉の欠落を抑制できる。
また、第2工程では、樹脂層を形成させた後に樹脂層の表面を研削してもよい。この場合、第2工程にて樹脂層の表面粗さを所定の範囲にした後に、第3工程にて樹脂を付与できる。これにより、電子部品の表面状態のばらつきを低減できる。
また、上記製造方法は、第3工程後、樹脂を常温硬化させる第4工程をさらに備えてもよい。一般に、樹脂を加熱した場合、発泡が生じる傾向にある。このため、空孔に埋められた樹脂を常温硬化させることにより、当該樹脂が加熱により発泡することを防止できるので、当該発泡による磁性粉同士の結合力低下を抑制できる。
また、第3工程では、真空含浸により複数の空孔の少なくとも一部を樹脂によって埋めてもよい。この場合、樹脂層の空孔を樹脂によって好適に埋めることができるので、磁性粉の欠落を良好に抑制できる。
また、上記製造方法は、第3工程後、樹脂層の表面上に絶縁層を形成する第5工程と、樹脂層及び絶縁層を加熱する第6工程と、をさらに備えてもよい。この場合、樹脂層の表面近傍に位置する空孔内に埋められた樹脂が蓋として機能することによって、加熱時に空孔内にて膨張した空気が絶縁層に到達することを抑制できる。これにより、当該空気に起因した絶縁層の剥離等を抑制できる。
また、樹脂は、磁性粉含有樹脂ペーストに含有される磁性粉よりも小さい粒径を有する磁性粒子を含んでもよい。この場合、樹脂層の空孔内に樹脂に加えて磁性粒子が入り込み、電子部品のインダクタンスを向上し得る。
本発明の他の一側面に係る電子部品は、基板と、基板上に設けられた電子部品構造部と、基板上で電子部品構造部を覆うように設けられ、硬化した磁性粉含有樹脂ペーストから構成される樹脂層と、を備え、樹脂層全体の空隙率は、10体積%以下である。
本発明の他の一側面に係る電子部品によれば、樹脂層全体の空隙率が10体積%以下となっているので、樹脂層中の空孔に起因した磁性粉同士の結合力低下を抑制できる。これにより、樹脂層に機械加工を実施した場合等に磁性粉の欠落を抑制できる。
また、上記電子部品は、樹脂層の表面上に設けられる絶縁層をさらに備え、樹脂層における表面及びその近傍の空隙率は、樹脂層全体の空隙率よりも小さくてもよい。この場合、電子部品の温度上昇などによって空孔内にて膨張した空気が、樹脂層内の上方に移動したとしても、当該空気は絶縁層に到達しにくくなる。このため、当該空気に起因した絶縁層の剥離等を抑制できる。
本発明によれば、磁性粉の欠落を抑制できる電子部品及びその製造方法を提供できる。
本実施形態に係る電子部品を備える電源回路ユニットを示す斜視図である。 図1の電源回路ユニットの等価回路を示す図である。 本実施形態に係る電子部品であるコイル部品の斜視図である。 図3のコイル部品のIV−IV線に沿った断面図である。 図3のコイル部品のV−V線に沿った拡大断面図である。 本実施形態に係るコイル部品の製造方法を説明する図である。 本実施形態に係るコイル部品の製造方法を説明する図である。 本実施形態に係るコイル部品の製造方法を説明する図である。 本実施形態に係るコイル部品の製造方法を説明する図である。 本実施形態に係るコイル部品の製造方法を説明する図である。 本実施形態に係るコイル部品の製造方法を説明する図である。 真空含浸を実施せずに作製した磁性樹脂層の断面写真である。 真空含浸を実施して作製した磁性樹脂層の断面写真である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。また、添付した図面の縮尺は、本実施形態の説明のために適宜調整されており、図毎に異なり得る。
まず、図1及び図2を参照して、本実施形態に係る電子部品を備える電源回路ユニットの構成を説明する。図1及び図2に示される電源回路ユニット1は、例えば、直流電圧の電圧変換(降圧)をおこなうスイッチング電源回路ユニット等である。電源回路ユニット1は、回路基板2と、電源IC3と、ダイオード4と、コンデンサ5と、スイッチング素子6と、本実施形態に係る電子部品であるコイル部品10とを備えている。回路基板2上には、電源IC3と、ダイオード4と、コンデンサ5と、スイッチング素子6と、コイル部品10とがはんだ等を介して搭載されている。
次に、図3,図4を参照して、本実施形態に係る電子部品であるコイル部品10の構成について説明する。図3は、コイル部品10の斜視図である。図4は、図3のIV−IV線に沿った断面図である。
図3及び図4に示されるコイル部品10は、直方体形状の外形を有しており、インダクタとして機能する電子部品である。コイル部品10は、後述するコイル31が内部に設けられた直方体形状の素体11と、素体11の主面(一面)11a上に設けられた絶縁層12と、絶縁層12上に設けられた表面電極13A,13Bとを備えている。このため、素体11の主面11aを含む表面は、長辺および短辺を有する矩形状をなしている。なお、直方体形状には、角部及び稜線部が面取りされている直方体の形状、並びに、角部及び稜線部が丸められている直方体の形状が含まれる。また、矩形状には、角部が丸められている矩形が含まれる。
素体11は、コイル部品10においてインダクタとして主に機能する本体部であり、コイル31を埋設した部分である。素体11は、磁性基板21と、磁性基板21上に位置する磁性樹脂層22とを有している。
磁性基板21は、略平板形状を有し、磁性材料(例えば、フェライト)を焼結して形成される基板である。磁性基板21の主面は、長辺および短辺を有する矩形状をなしている。磁性基板21の主面における長辺の長さは、例えば0.3mm〜3.0mmであり、当該主面における短辺の長さは、例えば0.15mm〜1.50mmである。また、磁性基板21の厚さは、例えば0.01mm〜0.1mmである。なお、磁性基板21の主面における上記長辺及び上記短辺の長さは、素体11の主面11aの長辺及び短辺の長さとそれぞれ略一致している。
磁性樹脂層22は、後述する図5に示されるように、その厚さが例えば0.1mm〜1.0mmである略直方体形状を有し、磁性粉51同士がバインダ樹脂52によって結合されたペースト(磁性粉含有樹脂ペースト)が硬化してなる磁性複合材である。また、磁性樹脂層22内には複数の空孔53が形成されていると共に、当該複数の空孔53の一部の内部に補填樹脂54が設けられている。図4に示されるように、磁性樹脂層22の内部には、コイル31、被覆部32、及び一対の引出導体33A、33Bが配置されている。なお、磁性樹脂層22の構成については後にて詳述する。
コイル31は、平面視において矩形状に巻回されている部材であり、コイル部品10における電子部品構造部に相当する。コイル31は、例えばCu等の金属材料で構成されており、その軸心が主面11aに直交する方向に沿って延びている。コイル31は、下コイル部41及び上コイル部42から構成される二層のコイル導体層と、一対の連結部43,44とを備えている。
下コイル部41と上コイル部42とは、互いに同じ巻回方向を有しており、主面11aに直交する方向(コイル31の軸心方向)において並んで配置されている。下コイル部41は、上コイル部42よりも磁性基板21側に位置している。換言すると、上コイル部42は、下コイル部41よりも主面11a側に位置している。
連結部43は、例えばCu等の金属材料で構成されており、コイル31における下コイル部41と上コイル部42とを連結する部材である。連結部43は、コイル31の軸心方向において下コイル部41と上コイル部42との間に位置しており、下コイル部41の最も内側の巻回部分と上コイル部42の最も内側の巻回部分とを連結している。このように連結部43を介して下コイル部41と上コイル部42とが連結されることによって、コイル31のインダクタンスが良好に向上する。
連結部44は、例えばCu等の金属材料で構成されており、下コイル部41と引出導体33Aとを連結する部材である。連結部44は、コイル31の軸心方向において、下コイル部41における最も外側の巻回部分と、引出導体33Aとの間に位置している。
被覆部32は、コイル31と磁性樹脂層22との導通を防止するために設けられる部分である。被覆部32は、下コイル部41、上コイル部42、及び連結部43,44のそれぞれを覆っている。被覆部32は、例えば、ポリイミド、アクリル樹脂又はエポキシ樹脂等の絶縁性樹脂で構成されている。なお、上コイル部42における主面11a側の表面の一部と、連結部44における主面11a側の表面とは、被覆部32から露出している。
一対の引出導体33A、33Bは、例えばCu等の金属材料で構成される導電部材であり、コイル31の軸心方向に沿って延在している。
引出導体33Aは、連結部44と共に、表面電極13Aと下コイル部41とを導通させる部材である。引出導体33Aにおける主面11a側の表面は、磁性樹脂層22から露出している。引出導体33Aの露出した部分に対応する位置上に、表面電極13Aが設けられている。引出導体33Aは、絶縁層12の貫通孔12a内に設けられた導体部34を介して、表面電極13Aに接続されている。これにより、引出導体33A、導体部34、及び連結部44を介して、下コイル部41と表面電極13Bとが電気的に接続されている。
引出導体33Bは、表面電極13Bと上コイル部42とを導通させる部材である。引出導体33Bは、上コイル部42の最外の巻回部分において被覆部32から露出した表面に接続されている。引出導体33Bにおける主面11a側の表面は、磁性樹脂層22から露出している。引出導体33Bの露出した部分に対応する位置上に、表面電極13Bが設けられている。引出導体33Bは、絶縁層12の貫通孔12b内に設けられた導体部35を介して、表面電極13Bに接続されている。これにより、引出導体33B及び導体部35を介して、上コイル部42と表面電極13Bとが電気的に接続されている。
絶縁層12は、略平板形状を有し、磁性樹脂層22を介した外部装置と上記コイルとの導通を防止する層である。絶縁層12は、無機絶縁層でもよく、有機絶縁層でもよい。絶縁層12が無機絶縁層である場合、当該絶縁層12は、例えばAl、SiO、又はSiNを含む絶縁層である。絶縁層12が有機絶縁層である場合、当該絶縁層12は、例えばノボラック(フェノール樹脂)、エポキシ樹脂、ポリイミド、又はアクリル樹脂を含む絶縁層である。絶縁層12の厚さは、例えば1.0μm〜5.0μmである。上述したように、絶縁層12には、引出導体33A,33Bの表面を露出するための貫通孔12a,12bが設けられている。
表面電極13A,13Bのそれぞれは、コイル部品10における外部端子であり、平面視にて矩形状を有している。表面電極12A,13Bのそれぞれは、例えば種々のめっき法によって形成されており、銅等の導電性材料を含んでいる。
次に、図5を参照しながら磁性樹脂層22について詳細に説明する。図5は、図3におけるV−V線に沿った拡大断面図である。
上述したように、図5に示される磁性樹脂層22は、磁性粉含有樹脂ペーストを硬化して得られる樹脂層である。磁性粉含有有機ペーストは、磁性粉51及びバインダ樹脂52を含んでいる。また上述したように、磁性樹脂層22には、複数の空孔53が形成されていると共に、当該空孔53の一部に補填樹脂54が充填されている。この補填樹脂54の一部は、空孔53に充填されずに磁性樹脂層22の一部として設けられている。磁性樹脂層22において、磁性粉51の重量と、バインダ樹脂52及び補填樹脂54の総重量との比率は、例えば80:20〜99:1である。換言すると、磁性樹脂層22の大部分は、磁性粉51によって構成されている。なお、磁性樹脂層22における主面11aに相当する表面22a及びその近傍の大部分は、空孔53に充填されていない補填樹脂54によって構成されている。表面22aの近傍は、例えば磁性樹脂層22の表面22aから厚さ方向において5%以内の領域とする。
磁性粉51は、粉状に磁性材料が凝集された粉体物であり、例えば、鉄、ニッケル、コバルト、若しくはクロム等の金属、又はこれらの合金である。磁性粉51は、ケイ素、フェライト、カルボニル鉄等によって構成されてもよい。本実施形態では、磁性粉51としてカルボニル鉄粒子が用いられている。磁性粉51は、例えば酸化ケイ素等によって絶縁被覆されてもよい。磁性粉51の平均粒径(D50)は、例えば0.01μm〜300μmである。本実施形態の磁性粉51には、平均粒径(D50)が3μmの粒子と、平均粒径(D50)が5μmの粒子と、平均粒径(D50)が10μmの粒子とが、重量比にて均等に含まれている。
バインダ樹脂52は、磁性粉51同士を結合する樹脂である。バインダ樹脂52は、モノマー又はポリマーであり、例えば、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、及びフェノール樹脂(ノボラック型フェノール樹脂を含む)の少なくとも何れかを含む。バインダ樹脂52は、例えば加熱によって硬化する熱硬化樹脂である。また、硬化前のバインダ樹脂52には、ピロール系化合物等の架橋剤が含有されてもよいし、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PEGMEA)、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート(ECA)、又はジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート(BCA)等の有機溶剤が含有されてもよいし、シリカ等の無機添加剤が含有されてもよいし、オルガノシラン等の有機添加剤が含有されてもよい。本実施形態では、硬化前のバインダ樹脂52である前駆体ペーストには、エポキシ樹脂とフェノール樹脂との混合樹脂、架橋剤であるポリチオール、及び有機溶剤であるPEGMEAが含まれている。混合樹脂中のエポキシ樹脂とフェノール樹脂との重量は等しくなっており(いずれも50wt%)、架橋剤は混合樹脂の半分の重量(混合樹脂の50wt%)となっている。有機溶剤は、混合樹脂と架橋剤との混合物の半分の重量(混合物の50wt%)となっている。
複数の空孔53は、例えば、磁性基板21に磁性粉含有樹脂ペーストを塗布する際、及び磁性粉含有樹脂ペーストを熱処理する際等に発生する気泡に起因して形成される。空孔53は、磁性樹脂層22の内部に点在しており、互いにつながった空孔53同士が溝等の空隙を形成しているものも含まれる。
補填樹脂54は、磁性樹脂層22内に形成される空孔53に充填された樹脂である。補填樹脂54は、バインダ樹脂52と同様に、モノマー又はポリマーであり、例えば、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、及びフェノール樹脂(ノボラック型フェノール樹脂を含む)の少なくとも何れかを含む。補填樹脂54は、例えば常温にて硬化する樹脂である。また、補填樹脂54には、ピロール系化合物等の架橋剤が含有されてもよいし、シリカ等の無機添加剤が含有されてもよいし、オルガノシラン等の有機添加剤が含有されてもよい。本実施形態では、補填樹脂54の前駆体には、エポキシ樹脂とフェノール樹脂との混合樹脂と、架橋剤であるポリチオールとが含まれている。混合樹脂中のエポキシ樹脂とフェノール樹脂との重量は等しくなっており(いずれも50wt%)、架橋剤は混合樹脂の半分の重量(混合樹脂の50wt%)となっている。補填樹脂54には、例えば0.5〜2質量%の有機溶媒が含有されてもよい。この有機溶媒としては、例えば、PEGMEA、ECA、又はBCA等が挙げられる。なお、補填樹脂54の前駆体は、バインダ樹脂52の前駆体と同一材料でもよい。
磁性樹脂層22全体の空隙率は、例えば10体積%以下であり、好ましくは8体積%以下である。また、空孔53は磁性樹脂層22の内部側に偏在している。補填樹脂54が表面22a側から空孔53に充填されることにより、磁性樹脂層22の表面22a及びその近傍の空隙率は、磁性樹脂層22全体の空隙率よりも小さくなっており、例えば3体積%以下である。
次に、図6〜10を参照しながら、コイル部品10の製造方法について説明する。図6〜10は、コイル部品10の製造方法を説明する図である。
まず、第1ステップとして図6(a)に示されるように、磁性基板21上に被覆部32によって覆われたコイル31を形成する。第1ステップでは、例えばシード金属層を用いた種々のめっき法によって、コイル31における下コイル部41及び上コイル部42と、連結部43,44とをそれぞれ形成する。シード金属層は、例えばマスクを用いためっき法またはスパッタリング等によって形成される。また、絶縁性樹脂ペーストパターンを塗布することによって、被覆部32を形成する。なお、被覆部32を形成後、連結部44を露出する開口部32aと、上コイル部42を露出する開口部32bとを当該被覆部32に形成する。
次に、第2ステップとして図6(b)に示されるように、被覆部32の開口部32a上に引出導体33Aを形成すると共に、被覆部32の開口部32b上に引出導体33Bを形成する。具体的には、まず、マスクを用いためっき法又はスパッタリング等により、開口部32a,32b上にそれぞれ引出導体33A,33Bのためのシード層を形成する。続いて、当該シード層を用いためっき法によって、引出導体33A,33Bを形成する。
次に、第3ステップとして図7(a)に示されるように、磁性基板21上に設けられるコイル31等を、磁性粉含有樹脂ペースト61によって覆う。第3ステップでは、磁性基板21上に磁性粉含有樹脂ペースト61を塗布することによって、コイル31、被覆部32、及び引出導体33A,33Bを磁性粉含有樹脂ペースト61に埋没させる。例えば、スピンコート法又はスクリーン印刷法によって磁性粉含有樹脂ペースト61を塗布する。なお、磁性粉含有樹脂ペースト61は、磁性粉51及び硬化前のバインダ樹脂62を含む前駆体ペーストである。バインダ樹脂62には、エポキシ樹脂及びフェノール樹脂の混合樹脂に加えて、上述した架橋剤及び有機溶媒が含まれている。なお、図7(b)に示されるように、磁性粉含有樹脂ペースト61の内部には、複数の空孔63が形成されている。
磁性粉含有樹脂ペースト61は、減圧状態にて塗布されてもよい。この場合、磁性基板21は、例えば塗布装置のチャンバ内に載置される。ここで、減圧状態とは、例えば5.4×10−2Pa以下の状態とする。また、磁性粉含有樹脂ペースト61の塗布中に、減圧状態と常圧状態とが1回以上繰り返されてもよい。加えて、磁性基板21を振動させながら磁性粉含有樹脂ペースト61を塗布してもよい。この場合、磁性基板21は、例えば−20dB〜40dB、10Hz〜50kHzの条件にて振動する。
次に、第4ステップとして図8(a),(b)に示されるように、磁性基板21上の磁性粉含有樹脂ペースト61を硬化させて磁性樹脂層22を形成する。例えば、200℃、1時間の条件にて磁性粉含有樹脂ペースト61を加熱することによって、混合樹脂が架橋剤によって架橋される。これにより、熱硬化させたバインダ樹脂52を含む磁性樹脂層22が形成され、当該バインダ樹脂52によって磁性粉51同士が強固に結合される。また、磁性粉含有樹脂ペースト61の加熱によって、有機溶媒の蒸発及び空孔63内の空気の膨張が発生し、空孔53が形成される。このとき、空孔63が形成されていなかった領域に新たな空孔53が形成されることや、磁性粉含有樹脂ペースト61の空孔63の一部が一体化し、溝等の形状になった空孔53が形成されることがある。このため、磁性粉含有樹脂ペースト61の加熱直後に形成される磁性樹脂層22は、気泡及び溝等の空孔53が形成された多孔質形状を有している。
磁性樹脂層22の表面22aは、平坦面ではなく、凹凸を有してもよい。表面22aが凹凸を有する場合、当該表面22aを研削して平坦化することが好ましい。例えば、粒径53μm、メッシュサイズ270μmの砥石が装着された汎用研削装置を用い、砥石回転数を毎分6000回転、研削速度を毎分25μmと設定して、表面22aを研削し、当該表面22aを平坦化する。この平坦化処理によって、コイル部品10として不要となる磁性樹脂層22を予め除去し、磁性樹脂層22の表面22a及びその近傍を磁性粉51によってほぼ占めさせることが好ましい。
次に、第5ステップとして図9(a),(b)に示されるように、磁性樹脂層22の表面22a側から樹脂を付与する。例えば、刷毛や板による塗布法、又はドクターブレード法等によって樹脂を付与する。これにより、磁性樹脂層22内の空孔53の一部に充填される第1樹脂部71と、磁性樹脂層22上に設けられ、当該磁性樹脂層22の表面22aを平坦化する第2樹脂部72と、磁性樹脂層22上及び第2樹脂部72上に設けられる層状の第3樹脂部73とを形成する。第1樹脂部71は、磁性樹脂層22内の複数の空孔53の少なくとも一部に樹脂を流れ込ませ、当該樹脂によって空孔53の一部を埋めることによって設けられる。第5ステップでは、磁性樹脂層22の表面22a側から樹脂を付与するので、磁性樹脂層22における表面22a側に位置する空孔53は樹脂によって埋められやすい傾向にあり、磁性樹脂層22における磁性基板21側に位置する空孔53は樹脂によって埋められにくい傾向にある。このため、空孔53は磁性樹脂層22の内部側に偏在しており、磁性樹脂層22の表面22a及びその近傍の空隙率は、磁性樹脂層22全体の空隙率よりも小さくなる。
表面22a上に塗布された樹脂は、真空含浸によって空孔53に浸入させ、バインダ樹脂52と同様に磁性粉51同士の結合に寄与する樹脂になることが好ましい。本実施形態の真空含浸は、圧力を5.4×10−2Pa以下に設定した条件下で、樹脂を空孔53に埋めることである。また、第1樹脂部71、第2樹脂部72、及び第3樹脂部73を、種々の手段によって硬化する。このとき、第1樹脂部71、第2樹脂部72、及び第3樹脂部73を常温硬化することが好ましい。例えば、23℃、1時間の条件にて第1樹脂部71、第2樹脂部72、及び第3樹脂部73を硬化する。なお、硬化後の第3樹脂部73の厚さは、例えば約30μmである。
次に、第6ステップとして図10(a)に示されるように、硬化した第3樹脂部73、硬化した第2樹脂部72の表層部、及び磁性樹脂層22の表層部を除去し、引出導体33A,33Bを露出させる。例えば、粒径38μm、メッシュサイズ400μmの砥石が装着された上記汎用研削装置を用い、砥石回転数を毎分2000回転、研削速度を毎分10μmと設定して、硬化した第3樹脂部73、硬化した第2樹脂部72の一部、及び磁性樹脂層22の一部を研削する。これにより、図10(b)に示されるように硬化した第1樹脂部71、硬化した第2樹脂部72、及び硬化した第3樹脂部73が形成された後の磁性樹脂層22の表面22aを平坦化し、図4に示される磁性基板21及び磁性樹脂層22を有する素体11を形成する。このとき、研削されなかった第1樹脂部71と第2樹脂部72とは、補填樹脂54に相当する。なお、第6ステップにおいては、例えば図10(c)に示されるように、第3樹脂部73及び第2樹脂部72の両方を除去してもよい。この場合、磁性樹脂層22の表面22aの大部分が磁性粉51によって構成される。
次に、第7ステップとして図11(a),(b)に示されるように、磁性樹脂層22の表面22a上に厚さ5μmの絶縁層12を形成する。例えば、まず表面22a上に塗布された有機絶縁材料をスピンコート法によって層状にする。続いて、例えば、磁性樹脂層22と当該有機絶縁材料とを100℃、90秒の条件にて熱硬化することによって、絶縁層12を形成する。絶縁層12の形成後、一対の引出導体33A,33Bに対応する位置に貫通孔12a,12bをそれぞれ形成することによって、絶縁層12から一対の引出導体33A,33Bを露出させる。
続いて、貫通孔12a内に導体部34を設けると共に貫通孔12b内に導体部35を設けた後、表面電極13A,13Bを形成する。そして、磁性基板21及び磁性樹脂層22を個片化するように厚さ方向に切削する(機械加工する)ことによって、図4に示されるコイル部品10が形成される。
以上に説明した本実施形態に係る製造方法によって形成されるコイル部品10によれば、第5ステップにて塗布される第1樹脂部71によって、磁性粉含有樹脂ペースト61の形成時及び硬化時等により磁性樹脂層22に形成される複数の空孔53の少なくとも一部が埋められる。これにより、空孔53に入り込んで充填された第1樹脂部71が、当該空孔53周辺の磁性粉51同士を結合する補填樹脂54として機能する。これにより、補填樹脂54によって結合された磁性粉51同士の結合力が向上し、磁性樹脂層22に機械加工を実施した際等における磁性粉51の欠落を抑制できる。加えて、複数の空孔53の少なくとも一部が補填樹脂54によって埋められることによって、磁性樹脂層22全体の空隙率が10体積%以下になり、当該磁性樹脂層22中の空孔53に起因した磁性粉51同士の結合力低下を抑制できる。
また、上記コイル部品10は、磁性樹脂層22の表面22a上に設けられる絶縁層12をさらに備え、磁性樹脂層22における表面22a及びその近傍の空隙率は、磁性樹脂層22全体の空隙率よりも小さくなっている。これにより、コイル部品10の温度上昇などによって空孔53内にて膨張した空気が、磁性樹脂層22内の上方に移動したとしても、当該空気は絶縁層12に到達しにくくなる。このため、当該空気に起因した絶縁層12の剥離を抑制できる。加えて、当該空気が絶縁層12内部に入り込むことによって、絶縁層12が多孔質化することを抑制できる。
また、本実施形態に係るコイル部品10の製造方法の第4ステップでは、磁性樹脂層22を形成させた後に磁性樹脂層22の表面22aを研削してもよい。この場合、第4ステップにて磁性樹脂層22の表面粗さを所定の範囲にした後に、第5ステップにて樹脂を付与できる。これにより、各コイル部品10の表面状態のばらつきを低減できる。
また、上記製造方法は、第5ステップ後、樹脂を常温硬化させてもよい。一般に、樹脂を加熱した場合、発泡が生じる傾向にある。このため、空孔53に埋められた第1樹脂部71を常温硬化させることにより、当該第1樹脂部71が加熱により発泡することを防止できるので、当該発泡による磁性粉51同士の結合力低下を抑制できる。
また、第5ステップでは、真空含浸により複数の空孔53の少なくとも一部を樹脂によって埋めてもよい。この場合、磁性樹脂層22の空孔53を第1樹脂部71によって好適に埋めることができるので、磁性粉51の欠落を良好に抑制できる。
図12は、真空含浸を実施せずに作製した磁性樹脂層22の断面写真であり、図13は、真空含浸を実施して作製した磁性樹脂層22の断面写真である。図12に示される表面22a側における空孔53の密度は、図13に示される磁性樹脂層22よりも小さくなっている。これらの断面写真からも、真空含浸を実施した場合、磁性樹脂層22内の空孔53を好適に埋めることができることがわかる。
また、本実施形態に係るコイル部品10の製造方法は、第5ステップ後、磁性樹脂層22の表面22a上に絶縁層12を形成し、磁性樹脂層22及び絶縁層12を加熱する。この場合、磁性樹脂層22の表面22a近傍に位置する空孔53内に埋められた樹脂が蓋として機能することによって、加熱時に空孔53内にて膨張した空気が絶縁層12に到達することを抑制できる。これにより、当該空気に起因した絶縁層12の剥離及び多孔質化を抑制できる。なお、良質な絶縁層12を形成する観点から、第6ステップ後に絶縁層12を形成することが好ましい。
本発明による電子部品は、上述した実施形態に限られるものではなく、他に様々な変形が可能である。例えば、上記実施形態の第5ステップにおいて、磁性樹脂層22の表面22aに塗布される樹脂は、磁性粉含有樹脂ペースト61に含有される磁性粉51よりも小さい粒径を有する磁性粒子を含んでもよい。この場合、磁性樹脂層22の空孔53内に第1樹脂部71に加えて磁性粒子が入り込み、磁性樹脂層22における磁性粉51の割合が向上する。これにより、コイル部品10のインダクタンスが設計値を維持できるように、コイル部品10のインダクタンスが向上され得る。
また、上記実施形態においては、電子部品はコイル部品に限られない。例えば、電子部品としてアクチュエータが用いられてもよいし、キャパシタが用いられてもよい。
また、上記実施形態においては、第4ステップにて表面22aを研削しなくてもよい。加えて、第6ステップにおいても、第3樹脂部73及び磁性樹脂層22の一部を研削しなくてもよい。この場合、磁性樹脂層22の表面22aに対して、有機溶剤等による洗浄のみが施されてもよい。なお、引出導体33A,33Bを露出させるために、第3樹脂部73の硬化処理前後のいずれかに、引出導体33A,33B上の磁性樹脂層22及び第3樹脂部73の除去処理が行われる。
また、上記実施形態においては、必ずしも第1〜第7ステップが順番通りでなくてもよい。例えば、第3ステップと第4ステップとの間に第5ステップを実施してもよい。すなわち、磁性粉含有樹脂ペースト61を硬化させる前に第1樹脂部71、第2樹脂部72、及び第3樹脂部73を形成した後、磁性粉含有樹脂ペースト61と、第1樹脂部71、第2樹脂部72、及び第3樹脂部73とを硬化してもよい。
また、上記実施形態においては、磁性樹脂層22の空孔53内に第1樹脂部71を真空含浸した後、当該第1樹脂部71を加熱硬化してもよい。これにより、コイル部品10の製造時間を短縮化できる。この場合、上記樹脂には有機溶媒が含まれていないことが好ましい。
1…電源回路ユニット、10…コイル部品、11…素体、11a…主面、12…絶縁層、13A,13B…表面電極、21…磁性基板、22…磁性樹脂層、22a…表面、32…被覆部、33A,33B…引出導体、51…磁性粉、52…バインダ樹脂、53…空孔、54…補填樹脂、61…磁性粉含有樹脂ペースト、71…第1樹脂部。

Claims (8)

  1. 基板上に設けられる電子部品構造部を、磁性粉含有樹脂ペーストによって覆う第1工程と、
    前記磁性粉含有樹脂ペーストを硬化させて樹脂層を形成する第2工程と、
    前記樹脂層の表面側から樹脂を付与し、前記樹脂層内に存在する複数の空孔の少なくとも一部を前記樹脂によって埋める第3工程と、
    を備える電子部品の製造方法。
  2. 前記第2工程では、前記樹脂層を形成した後に前記樹脂層の前記表面を研削する、請求項1に記載の電子部品の製造方法。
  3. 前記第3工程後、前記樹脂を常温硬化させる第4工程をさらに備える、請求項1又は2に記載の電子部品の製造方法。
  4. 前記第3工程では、真空含浸により前記複数の空孔の少なくとも一部を前記樹脂によって埋める、請求項1〜3のいずれか一項に記載の電子部品の製造方法。
  5. 前記第3工程後、前記樹脂層の前記表面上に絶縁層を形成する第5工程と、
    前記樹脂層及び前記絶縁層を加熱する第6工程と、
    をさらに備える請求項1〜4のいずれか一項に記載の電子部品の製造方法。
  6. 前記樹脂は、前記磁性粉含有樹脂ペーストに含有される前記磁性粉よりも小さい粒径を有する磁性粒子を含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の電子部品の製造方法。
  7. 基板と、
    前記基板上に設けられた電子部品構造部と、
    前記基板上で前記電子部品構造部を覆うように設けられ、硬化した磁性粉含有樹脂ペーストから構成される樹脂層と、
    を備え、
    前記樹脂層全体の空隙率は、10体積%以下である、電子部品。
  8. 前記樹脂層の表面上に設けられる絶縁層をさらに備え、
    前記樹脂層における前記表面及びその近傍の空隙率は、前記樹脂層全体の前記空隙率よりも小さい、請求項7に記載の電子部品。
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