JP2009158735A - 面実装コイル部品 - Google Patents
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Abstract
【課題】高さ寸法バラツキの発生を抑制して低背化が可能な面実装コイル部品を提供する。
【解決手段】巻芯部11aと上鍔部11bと下鍔部11cとから成るドラム型コアと、巻芯部の周囲に巻回されたコイル導線12と、巻回されたコイル導線を被覆する磁性粉含有樹脂18と、を有し、下鍔部は上鍔部の投影領域よりも外側に突出する張り出し部を備え、上鍔部は上面側に縁に沿って厚さ方向の段部が形成されており、上鍔部と下鍔部との間に上鍔部の側面に沿って磁性粉含有樹脂が吐出され硬化されている。このため、上鍔部の上面側にはみ出した磁性粉含有樹脂が上鍔部の段部上の空間に受容され、面実装コイル部品の高さ寸法バラツキの発生を抑制することができる。
【選択図】図2
【解決手段】巻芯部11aと上鍔部11bと下鍔部11cとから成るドラム型コアと、巻芯部の周囲に巻回されたコイル導線12と、巻回されたコイル導線を被覆する磁性粉含有樹脂18と、を有し、下鍔部は上鍔部の投影領域よりも外側に突出する張り出し部を備え、上鍔部は上面側に縁に沿って厚さ方向の段部が形成されており、上鍔部と下鍔部との間に上鍔部の側面に沿って磁性粉含有樹脂が吐出され硬化されている。このため、上鍔部の上面側にはみ出した磁性粉含有樹脂が上鍔部の段部上の空間に受容され、面実装コイル部品の高さ寸法バラツキの発生を抑制することができる。
【選択図】図2
Description
本発明は、携帯型電子機器や薄型の電子機器に用いられる巻線タイプの面実装コイル部品に関する。
携帯型電話機やデジタルスチルカメラ等の携帯型の電子機器におけるDC/DC電源の降昇圧コイルや各種のフラットパネルディスプレイの周辺回路のチョークコイル等として、面実装コイル部品が用いられている。特に上記用途に向けて、良好な磁気特性を確保しつつ低背な外形寸法を有するものが要請されている。面実装コイル部品は、例えば、ドラム型コアと該ドラム型コアに設けられた接続電極と前記ドラム型コアに巻回されるとともにその端部が前記接続電極に接続されたコイル導線とを有する。より具体的には、前記ドラム型コアは、巻芯部と該巻芯部の上端に設けられた上鍔部と前記巻芯部の下端に設けられた下鍔部とから成る。前記一対の接続電極は、例えば前記ドラム型コアの下鍔部の表面に形成されている。また、前記コイル導線は、前記ドラム型コアの巻芯部の周囲に巻回されるとともに一方及び他方の端部が前記接続電極にそれぞれ半田等により接続された絶縁被覆導線からなるものである。
上述した面実装コイル部品の一例が特許文献1に記載されている。具体的には、図9(A)及び図9(B)に示すように、コア111の図示省略した巻芯部に図示省略したコイル導線を巻回した巻線型コイル部品110である。そして、前記コア111は、前記巻芯部と、該巻芯部の上端に設けられた上鍔部111bと、前記巻芯部の下端に設けられた下鍔部111cとからなる。そして、前記下鍔部111cの底面111Bに一対の接続電極116a,116bが設けられている。そして、前記コイル導線の端部112a,112bのそれぞれ先端の絶縁被覆が剥離されて内部の金属線の端部113a,113bが露出され、前記接続電極116a,116bにそれぞれ半田等の導電性接合材117により導電接続されている。これにより、実装面積を小さくすることが提案されている。
特開2007−214521号公報
上記背景技術に記載の面実装コイル部品110においては、低背化のために上鍔部111bの厚さを薄くすると、前記巻芯部に巻回されたコイル導線を被覆するために、例えばディスペンサーのノズルを介して前記上鍔部111bと下鍔部111cの間に前記磁性粉含有樹脂118のペーストを吐出する際に、前記上鍔部111bの上面111T側の縁部近傍に磁性粉含有樹脂118がはみ出し、前記面実装コイル部品110の高さ寸法バラツキを生じやすいという課題があった。また、上記のように上鍔部111bの上面111T側に磁性粉含有樹脂118のはみ出しを生じると、例えば回路配線基板上への実装時等において前記コイル部品の上方から外部応力が付加された際に、前記上鍔部111bの縁部近傍に前記外部応力が集中し、該上鍔部111bを破損する虞があった。
本発明は、高さ寸法バラツキの発生を抑制して低背化が可能な面実装コイル部品を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明者らが鋭意検討した結果、ドラム型コアの形状及び磁性粉含有樹脂外装樹脂の塗布方法を工夫することにより、高さ寸法ばらつきの発生を抑制可能であることを見出し、本発明に至った。本発明の面実装コイル部品は、(1)巻芯部と該巻芯部の上端に設けられた上鍔部と前記巻芯部の下端に設けられた下鍔部とから成るドラム型コアと、前記巻芯部の周囲に巻回されたコイル導線と、前記巻回されたコイル導線を被覆する磁性粉含有樹脂と、を有する面実装コイル部品において、前記下鍔部は前記上鍔部の投影領域よりも外側に突出する張り出し部を備え、前記上鍔部は上面側に該上鍔部の縁に沿って厚さ方向の段部が形成されており、前記磁性粉含有樹脂は前記上鍔部と前記下鍔部との間に前記上鍔部の側面から前記下鍔部の対向する縁に亘って形成されたものである。(・・・以下第1の課題解決手段と称する。)
上記第1の課題解決手段による作用は次の通りである。すなわち、前記下鍔部は前記上鍔部の投影領域よりも外側に突出する張り出し部を備え、前記上鍔部は上面側に該上鍔部の縁に沿って厚さ方向の段部が形成されており、前記磁性粉含有樹脂は前記上鍔部と前記下鍔部との間に前記上鍔部の側面から前記下鍔部の対向する縁に亘って形成されている。これによれば、前記上鍔部と下鍔部との間に前記上鍔部の側面に沿って吐出された磁性粉含有樹脂が前記上鍔部の上面側にはみ出した際に、前記上鍔部の厚さ方向の段部と前記上鍔部の上面とで規制される前記段部上の空間に受容される。
本発明の面実装コイル部品によれば、上鍔部の上面側にはみ出した磁性粉含有樹脂が前記上鍔部の段部上の空間に受容されるので、前記面実装コイル部品の高さ寸法バラツキの発生を抑制することができる。また、上鍔部の上面側にはみ出した磁性粉含有樹脂が前記上鍔部の段部上の空間に受容されるので、例えば回路配線基板上への実装時等において前記巻線型コイル部品の上方から外部応力Fが付加された際に、前記上鍔部の上面全体に分散される。このため、前記上鍔部の縁部近傍に外部応力が集中するのを回避することができる。本発明の上記目的とそれ以外の目的、構成特徴、作用効果は、以下の説明と添付図面によって明らかとなろう。
以下、本発明の面実装コイル部品の第1の実施形態について、図1〜図6を参照して説明する。図1は第1の実施形態の面実装コイル部品10の全体構造を示す外観斜視図である。図2は、上記実施形態の面実装コイル部品10の内部構造を示す上記図1のA−A線における縦断面図である。図3は上記実施形態の面実装コイル部品10の要部を示す上記図2の破線Bで囲まれる領域の要部拡大断面図である。図4は上記実施形態の面実装コイル部品10に用いるドラム型コア11の一例を示す外観斜視図である。図5は、上記実施形態の面実装コイル部品10の磁性粉含有樹脂18の塗布方法を示す縦断面図である。図6は、上記実施形態の面実装コイル部品10に外部応力Fが付加される様子を示す縦断面図である。
図1〜図4に示すように、本実施形態の面実装コイル部品10は、軟磁性材料からなるドラム型コア11と、該ドラム型コア11に巻回されたコイル導線12と、を有するものである。さらに、上記コイル導線12の端部13a,13bはそれぞれ該ドラム型コア11の下鍔部11cの表面に形成された一対の接続電極16a,16bに半田等の導電性接合材17により導電接続されている。そして、前記巻回されたコイル導線12を被覆する磁性粉含有樹脂18を有する。
より具体的には、前記ドラム型コア11は、図4に示すように、巻芯部11aと該巻芯部11aの上端に設けられた上鍔部11bと前記巻芯部11aの下端に設けられた下鍔部11cとから成る。前記上鍔部11bは、平面視形状が多角形(例えば8角形)に形成されている。そして、該上鍔部11bは上面11T側に該上鍔部11bの縁11eに沿って厚さ方向の段部15が形成されている。本実施形態の面実装コイル部品10において、前記厚さ方向の段部15は、図3に示すように、前記上鍔部11bの上面11Tと並行な段差15aと、該段差15aと前記上面11Tとをつなぐ斜面15bとからなり、該厚さ方向の段部15と前記上鍔部11bの上面11Tとで規制される前記段部15上の空間15Sを有する。前記下鍔部11cは略矩形状に形成されている。そして図4に示すように、前記下鍔部11cは一点鎖線Cで囲まれる前記上鍔部11bの投影領域よりも外側に突出するハッチングで示された張り出し部11OHを有する。また、前記下鍔部11cは、図2に示すように前記巻芯部11aの延長上を挟むように底面11Bに一対の平行な溝11Eを備える。前記接続電極16a,16bは、例えば前記下鍔部11cの底面11Bに形成された溝11Eの内面に沿って、それぞれ短冊状に形成されている。そして、ドラム型コア11の巻芯部11aの周囲に巻回された前記コイル導線12の端部12a,12bは、前記下鍔部11cの底面11Bの前記溝11Eに沿って折り返されている。そして、その先端側の絶縁被覆が剥離され、露出された金属線の端部13a,13bが前記接続電極16a、16bに半田等の導電性接合材17により導電接続されている。
また、本実施形態の面実装コイル部品10は、図5に示すように、前記ドラム型コア11の巻芯部11aに巻回されたコイル導線12を被覆するように、例えば図示省略したディスペンサーを用い、ノズルNZを介して前記上鍔部11bの側面11Sに沿って磁性粉含有樹脂18が吐出され硬化されている。この結果、前記磁性粉含有樹脂18が前記上鍔部11bと前記下鍔部11cとの間に前記上鍔部11bの側面11Sから前記下鍔部11cの対向する縁に亘って、例えば裾野状に形成されている。また、前記上鍔部11bの側面11Sに沿って吐出された磁性粉含有樹脂18が前記上鍔部11bの上面11T側にはみ出した際に、前記上鍔部11bの厚さ方向の段部15と前記上鍔部11bの上面11Tとで規制される前記段部15上の空間15Sにはみ出し部18Sが受容される。また、図6に示すように、例えば図示省略した回路基板等への実装時において、前記面実装コイル部品10の上方から外部応力Fが付加された際に、該外部応力Fが前記上鍔部11bの上面11T全体に分散され、上鍔部11bの縁部近傍に外部応力が集中するのを回避することができる。
上記ドラム型コア11の好ましい実施形態は次の通りである。すなわち、上記ドラム型コア11としては、軟磁性材料からなることが好ましく、Ni−Zn系フェライト、Ni−Zn−Cu系フェライト等を主成分とする高透磁率磁性材料がより好ましい。前記磁性材料の粉末とバインダーとを混合し、造粒した後、粉末成型プレスを用いて角柱状の成形体を形成し、研削ディスクを用いてセンターレス研摩により凹部を形成してドラム形の成形体を得る。次に、得られたドラム形の成形体を500℃前後で脱バインダー処理した後、前記磁性材
料の焼結温度に応じて所定の温度で焼成することにドラム型コア11が得られる。また、前記ドラム形の成形体は、前記角柱状の成形体の周側面にセンターレス研摩により凹部を形成して得る方法に限定するものではなく、例えば、前記と同様に造粒した後、粉末成型プレスを用いて乾式一体成型により得ることもできる。また、上記ドラム型コアは、予めドラム形の成形体を準備して焼成する方法に限定するものではなく、例えば、前記と同様に柱状の成形体を準備した後、前記と同様に脱バインダー処理し、所定の温度で焼成した後に、角柱状の焼結磁性体の周側面にダイヤモンドホイール等を用いて切削加工により凹部を形成してもよい。
料の焼結温度に応じて所定の温度で焼成することにドラム型コア11が得られる。また、前記ドラム形の成形体は、前記角柱状の成形体の周側面にセンターレス研摩により凹部を形成して得る方法に限定するものではなく、例えば、前記と同様に造粒した後、粉末成型プレスを用いて乾式一体成型により得ることもできる。また、上記ドラム型コアは、予めドラム形の成形体を準備して焼成する方法に限定するものではなく、例えば、前記と同様に柱状の成形体を準備した後、前記と同様に脱バインダー処理し、所定の温度で焼成した後に、角柱状の焼結磁性体の周側面にダイヤモンドホイール等を用いて切削加工により凹部を形成してもよい。
上記ドラム型コア11の巻芯部11aは、所定の巻回数を得るために必要なコイル導線12の長さをより短くできるように断面が略円形もしくは円形が好ましいが、これに限定するものではなく、特に乾式一体成型によりドラム形の成形体を得る方法で作成する場合にあっては、金型の耐久性やバリ取りの容易性などを考慮して適宜変更することができる。前記巻芯部11aの直径は例えば3.6mm、長さ(高さ)は例えば0.3mmである。
上記ドラム型コア11の上鍔部11bの外形は、高密度実装に対応して小型化をはかるために、平面視形状は多角形状が好ましく前記下鍔部11cに対応して類似の形状が好ましい。
次に、上記上鍔部11bの厚さ方向の段部15の好ましい実施形態について説明する。すなわち、上記段部15としては、前記上鍔部11bの上面11T側に該上鍔部11bの縁11eに沿って厚さ方向に形成されることが好ましい。前記厚さ方向の段部15の断面形状は、例えば段差や斜面が好ましいが、これに限定するものではなく、複数の段差や複数の斜面、あるいは段差と斜面の組み合わせ等から構成することができる。また、上記ドラム型コア11の上鍔部11bへの厚さ方向の段部15の形成は、例えば、上述と同様に粉末成型プレスを用いて、予め上面11T側の縁11eに沿って段差や斜面等からなる段部15が形成された略角柱状の成形体を形成し、その後、前記と同様のプロセスにより作成することが好ましい。また、本発明はこれに限定するものではなく、例えば、予め前記プロセスにより形成したドラム型コア11の上鍔部11bの上面11T側に切削加工により段差や斜面等からなる段部15を形成してもよい。
上記ドラム型コア11の下鍔部11cの外形は、高密度実装に対応して小型化をはかるために、平面視形状が略矩形状や略多角形状が好ましい。また、前記上鍔部11bの投影領域よりも外側に突出する張り出し部11OHを備えることが好ましい。
また、上記上鍔部11b及び上記下鍔部11cの厚さは、低背型の面実装コイル部品10を提供するために、それぞれ0.5mm以下が好ましい。一方、上記上鍔部11b及び上記下鍔部11cの厚さの下限値は、上記ドラム型コア11における前記巻芯部11aからの前記上鍔部11b及び前記下鍔部11cそれぞれの張り出し寸法を考慮して所定の強度を満足するように設定することが好ましい。また、上記下鍔部11cの外形は、例えば、平面視形状が長さ6.8mm、幅6.0mmの略矩形状で、前記下鍔部11cの厚さは例えば0.36mmである。また、前記上鍔部11bの外形は、例えば、平面視形状が長さ及び幅がそれぞれ6.0mmの略8角形状で、前記上鍔部11bの厚さは例えば0.36mmである。また、上記上鍔部11bの上面11T側に該上鍔部11bの縁11eに沿って形成される厚さ方向の段部15は、例えば、縁11eと接する高さ0.05mm、幅0.1mmの段差15aと、該段差15aから前記上鍔部11bの上面11Tに至る幅0.1mmの斜面15bとを有する。また、これに限定するものではなく、例えば高さ0.05mm、幅0.1mmの段差を複数段組み合わせたものであってもよい。
次に、上記コイル導線12の好ましい実施形態は次の通りである。すなわち、上記コイル導線12としては、上記ドラム型コア11の巻芯部11aの周囲に巻回されるものであって、良導電性の金属(例えば銅)線13の外周にポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂等の絶縁層が被覆されている。また、上記コイル導線12の金属線は、単線に限定するものではなく、撚り線であってもよい。また、該コイル導線12の金属線は円形の断面形状に限定するものではなく、例えば長方形の断面形状の平角線や正方形の断面形状の四角線等を用いることもできる。
上記接続電極16a,16bの好ましい実施形態は次の通りである。すなわち、上記接続電極16a,16bとしては、例えば上記ドラム型コア11の下鍔部11cの底面11BにAg粉末とホウ珪酸亜鉛系のガラスフリットとを主成分とする焼付型の電極ペーストを転写法、スクリーン印刷法、インクジェット法等により塗布し、焼付処理して得られる厚膜タイプの接続電極が好ましい。また、これに限定するものではなく、銅等の良導電性の金属の箔や板を例えば打ち抜きプレス成型で所定形状に成形した金属片を前記下鍔部11cの底面11Bに接着剤等により固着したものであってもよい。
上記磁性粉含有樹脂18の好ましい実施形態は次の通りである。すなわち、上記磁性粉含有樹脂18は前記上鍔部11bと前記下鍔部11cとの間に前記上鍔部11bの側面11Sから前記下鍔部11cの対向する縁に亘って、例えば裾野状等に形成されていることが好ましい。上記磁性粉含有樹脂18としては、上記面実装コイル部品10の使用温度範囲において粘弾性を有するものが好ましい。より具体的には、硬化時の物性として温度に対する剛性率の変化においてガラス状態からゴム状態に移行する過程におけるガラス転移温度が−20℃以下の磁性粉含有樹脂が好ましく、硬化時の物性として温度に対する剛性率の変化においてガラス状態からゴム状態に移行する過程におけるガラス転移温度が−50℃以下の磁性粉含有樹脂がより好ましい。上記磁性粉含有樹脂18に用いる樹脂としては、シリコーン樹脂が好ましく、前記上鍔部11bと下鍔部11cとの間に磁性粉含有樹脂18を吐出し、硬化する工程のリードタイムを短縮できるのでエポキシ樹脂とカルボキシル基変性プロピレングリコールとの混合樹脂がより好ましい。
次に、上記磁性粉含有樹脂18に用いる磁性粉としては、種々の磁性粉を用いることができる。具体的には、Ni−Zn系フェライトの粉末、Ni−Zn−Cu系フェライトの粉末、Mn−Zn系フェライトの粉末、金属磁性粉末等のうちから選択された1種、もしくは複数種を混合して用いることが好ましい。また、上記磁性粉の粒径は、5〜20μmが好ましい。また、上記磁性粉含有樹脂18中の前記磁性粉の含有量は30〜85wt%が好ましい。
上記ドラム型コア11の巻芯部11aの周囲に巻回されたコイル導線12の外周上に上記磁性粉含有樹脂18を被覆する方法としては、例えば、前記磁性粉含有樹脂18のペーストを図示省略したディスペンサーを用いて例えばノズルNZを介して前記上鍔部11bの側面11Sに沿って前記上鍔部11bと前記下鍔部11cとの間の前記コイル導線12の外周上に吐出させ、硬化させることが好ましい。
尚、上記磁性粉含有樹脂18は、上記接続電極16a,16bと上記コイル導線12の端部13a、13bとの導電性接合材17による接続の後に上記巻回されたコイル導線12の外周を被覆するように形成される場合には、該面実装コイル部品10の接続電極16a,16bを該面実装コイル部品10が実装される回路配線基板のランド電極上に半田実装する際に、半田フラックス成分の上記巻回されたコイル導線12への濡れ上がりを抑制することができる。
(実施例)まず、Cuからなる直径80μmの断面丸形の金属線の外周に、厚さ6μmのポリウレタン樹脂からなる被覆層が形成された市販のポリウレタン被覆導線からなるコイル導線12を準備した。また、ドラム型コア11は、磁性材料としてNi−Zn−Cu系フェライトの粉末を用い、粉末成型用の有機バインダーを混合して上面11T側に段差15a及び斜面15bからなる段部15を備えた略角柱状の成形体を作成し、研削ホイールを用いて前記成形体の周側面に凹部を形成し、500℃で脱バインダー処理した後、1100℃で焼成した。得られたドラム型コア11は、上鍔部の外形が長さ、幅ともに6.0mmの略8角形状で厚さ0.36mmである。そして、上面11T側の縁11eに沿って、高さ0.05mm、幅0.1mmの段差15aおよび幅0.1mmの斜面15bからなる段部15が形成されている。下鍔部11cは、外形が長さ6.8mm、幅6.0mmの略矩形状で対向する一対の短辺側にそれぞれ前記上鍔部11bの投影領域よりも外側に0.4mm突出する張り出し部11OHを有する。そして、前記下鍔部11cの厚さは0.36mmであり、該下鍔部11cの底面11Bに一対の平行な溝11Eが形成されている。該溝11Eの最大深さは例えば0.1mmである。また、巻芯部11aの高さが0.3mm、巻芯部の直径が3.6mmである。上記ドラム型コア11の前記下鍔部11cの底面11Bの前記溝11Eに沿って、Ag粉末とホウ珪酸亜鉛系のガラスフリットとを主成分とする焼付型の電極ペーストをラバーパッドを用いた転写法により塗布し焼き付けして、それぞれ接続電極16a,16bを形成した。次に、前記ドラム型コア11の接続電極16a,16bの表面に、銅めっきを施した後、前記ドラム型コア11の巻芯11aの周囲に前記コイル導線12を巻回した。次に、前記コイル導12の端部12a,12bの絶縁被覆を除去し、露出された金属線の端部13a,13bを前記一対の接続電極16a,16b上に配置して半田鏝を用いて導電性接合剤(半田)により導電接続した。次に、エポキシ樹脂とカルボキシル基変性プロピレングリコールとを50:50の重量比で混合した樹脂にNi−Zn系フェライトの粉末を50重量%、硬化剤を5重量%、溶剤を10重量%混合して磁性粉含有樹脂18のペーストを準備し、上記コイル導線12が巻回されたドラム型コア11における前記巻回されたコイル導線12の外周の上鍔部11bと下鍔部11cとの間に図示省略したディスペンサーを用いて前記上鍔部11bの側面11Sに沿ってノズルNZを介して吐出させたのち、150℃で1時間加熱して硬化させ、実施例の面実装コイル部品10を得た。
(比較例)前記上鍔部11bの上面側に段差15を設けないこと以外は前記実施例と同様にして比較例の面実装コイル部品を得た。上記で得られた実施例及び比較例の面実装コイル部品各10000個について、それぞれ前記上鍔部の上面側にはみ出した磁性粉含有樹脂が前記上鍔部の上面より上方に突出した不具合品を外観検査にて検出した。この結果、実施例の不具合品は0.23%であった。また、比較例の不具合品は3.2%であった。
次に、本発明の面実装コイル部品の第2の実施形態について、図7及び図8を参照して説明する。図7は第2の実施形態の面実装コイル部品20の内部構造を示す縦断面図である。図8は上記実施形態の面実装コイル部品20の要部を示す上記図7の破線Dで囲まれる領域の要部拡大断面図である。
図7に示すように、本実施形態の面実装コイル部品20は、軟磁性材料からなるドラム型コア21と、該ドラム型コア21に巻回されたコイル導線22と、を有するものである。さらに、上記コイル導線22の端部23a,23bはそれぞれ該ドラム型コア21の下鍔部21cの表面に形成された一対の接続電極26a,26bに半田等の導電性接合材27により導電接続されている。そして、前記巻回されたコイル導線22を被覆する磁性粉含有樹脂28を有する。
より具体的には、前記ドラム型コア21は、巻芯部21aと該巻芯部21aの上端に設けられた上鍔部21bと前記巻芯部21aの下端に設けられた下鍔部21cとから成る。前記上鍔部21bは、平面視形状が多角形(例えば8角形)に形成されている。そして、該上鍔部21bは上面21T側に該上鍔部21b
の縁21eに沿って厚さ方向の段部25が形成されている。図8に示すように、本実施形態の面実装コイル部品20において、前記厚さ方向の段部25は、前記上鍔部21bの上面21Tと並行な複数段の段差25a,25bからなり、該厚さ方向の段部25と前記上鍔部21bの上面21Tとで規制される前記段部25上の空間25Sを有する。前記下鍔部21cは略矩形状に形成されている。そして該下鍔部21cは側面の一部に前記上鍔部21bの投影領域よりも外側に突出する張り出し部21OHを有する。また、前記下鍔部21cは、前記巻芯部21aの延長上を挟むように底面21Bに一対の平行な溝21Eを備える。前記接続電極26a,26bは、例えば前記下鍔部21cの底面21Bに形成された溝21Eの内面に沿って、それぞれ短冊状に形成されている。そして、ドラム型コア21の巻芯部21aの周囲に巻回された前記コイル導線22の端部は、前記下鍔部21cの底面21Bの前記溝21Eに沿って折り返され、その先端側の絶縁被覆が剥離されて露出された金属線の端部23a,23bが前記接続電極26a、26bに半田等の導電性接合材27により導電接続されている。
の縁21eに沿って厚さ方向の段部25が形成されている。図8に示すように、本実施形態の面実装コイル部品20において、前記厚さ方向の段部25は、前記上鍔部21bの上面21Tと並行な複数段の段差25a,25bからなり、該厚さ方向の段部25と前記上鍔部21bの上面21Tとで規制される前記段部25上の空間25Sを有する。前記下鍔部21cは略矩形状に形成されている。そして該下鍔部21cは側面の一部に前記上鍔部21bの投影領域よりも外側に突出する張り出し部21OHを有する。また、前記下鍔部21cは、前記巻芯部21aの延長上を挟むように底面21Bに一対の平行な溝21Eを備える。前記接続電極26a,26bは、例えば前記下鍔部21cの底面21Bに形成された溝21Eの内面に沿って、それぞれ短冊状に形成されている。そして、ドラム型コア21の巻芯部21aの周囲に巻回された前記コイル導線22の端部は、前記下鍔部21cの底面21Bの前記溝21Eに沿って折り返され、その先端側の絶縁被覆が剥離されて露出された金属線の端部23a,23bが前記接続電極26a、26bに半田等の導電性接合材27により導電接続されている。
また、本実施形態の面実装コイル部品20は、前記ドラム型コア21の巻芯部21aに巻回されたコイル導線22を被覆するように、前記上鍔部21bと下鍔部21cとの間に前記上鍔部21bの側面21Sに沿って磁性粉含有樹脂28が吐出され硬化されている。この結果、前記磁性粉含有樹脂28は前記上鍔部21bと前記下鍔部21cとの間に前記上鍔部21bの側面21Sから前記下鍔部21cの対向する縁に亘って形成されている。
本実施形態の面実装コイル部品20が先の実施形態の面実装コイル部品10と異なる点は、上記ドラム型コア21の上鍔部21bの厚さ方向の段部25が複数段の段差25a,25bからなるものに変更されている。また、上記変更に伴い、前記ドラム型コア21の上鍔部21bの上面21T側の前記段部25上に形成される空間25Sも複数の段差からなるものに変更されている。その他の構成及び作用効果は先の第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
本発明によれば、携帯型の電子機器や薄型の電子機器等に用いられる面実装コイル部品に好適である。
10:面実装コイル部品11:ドラム型コア11a:巻芯部11b:上鍔部11c:下鍔部11e:縁11B:下鍔部の底面11E:溝11OH:張り出し部11S:上鍔部の側面11T:上鍔部の上面12:コイル導線12a,12b:端部13a,13b:端部15:段部15a:段差15b:斜面15S:空間16a,16b:接続電極17:導電性接合材18:磁性粉含有樹脂20:面実装コイル部品21:ドラム型コア21a:巻芯部21b:上鍔部21c:下鍔部21e:縁21B:下鍔部の底面21E:溝21OH:張り出し部21S:上鍔部の側面21T:上鍔部の上面22:コイル導線22a,22b:端部23a,23b:端部25:段部25a:段差25b:段差25S:空間26a,26b:接続電極27:導電性接合材28:磁性粉含有樹脂NZ:ノズル
Claims (1)
- 巻芯部と該巻芯部の上端に設けられた上鍔部と前記巻芯部の下端に設けられた下鍔部とから成るドラム型コアと、前記巻芯部の周囲に巻回されたコイル導線と、前記巻回されたコイル導線を被覆する磁性粉含有樹脂と、を有する面実装コイル部品において、前記下鍔部は前記上鍔部の投影領域よりも外側に突出する張り出し部を備え、前記上鍔部は上面側に該上鍔部の縁に沿って厚さ方向の段部が形成されており、前記磁性粉含有樹脂は前記上鍔部と前記下鍔部との間に前記上鍔部の側面から前記下鍔部の対向する縁に亘って形成されたことを特徴とする面実装コイル部品。
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