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JP2017178740A - 酸化物焼結体及びスパッタリングターゲット - Google Patents

酸化物焼結体及びスパッタリングターゲット Download PDF

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JP2017178740A JP2016072009A JP2016072009A JP2017178740A JP 2017178740 A JP2017178740 A JP 2017178740A JP 2016072009 A JP2016072009 A JP 2016072009A JP 2016072009 A JP2016072009 A JP 2016072009A JP 2017178740 A JP2017178740 A JP 2017178740A
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井上 一吉
Kazuyoshi Inoue
一吉 井上
太 宇都野
Futoshi Utsuno
太 宇都野
雅敏 柴田
Masatoshi Shibata
雅敏 柴田
重和 笘井
Shigekazu Tomai
重和 笘井
麻美 糸瀬
Asami Itose
麻美 糸瀬
勇輝 霍間
Yuki Tsuruma
勇輝 霍間
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Abstract

【課題】TFTに用いたときに優れたTFT性能が発揮される薄膜を形成できるスパッタリングターゲット、及びその材料である酸化物焼結体を提供する。
【解決手段】Inで表されるビックスバイト相を主成分とし、前記ビックスバイト相に、Yが固溶し、かつ、Al及びGaのいずれか一方、又はAlとGaの両方が固溶していることを特徴とする酸化物焼結体。
【選択図】図1

Description

本発明は、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等の表示装置等に用いられる薄膜トランジスタ(TFT)の酸化物半導体薄膜等を製造する際に用いることのできるスパッタリングターゲット、及びその材料となる酸化物焼結体に関するものである。
薄膜トランジスタに用いられるアモルファス(非晶質)酸化物半導体は、汎用のアモルファスシリコン(a−Si)に比べて高いキャリヤー移動度を有し、光学バンドギャップが大きく、低温で成膜できるため、大型・高解像度・高速駆動が要求される次世代ディスプレイや、耐熱性の低い樹脂基板等への適用が期待されている。
上記酸化物半導体(膜)の形成に当たっては、スパッタリングターゲットをスパッタリングするスパッタリング法が好適に用いられている。これは、スパッタリング法で形成された薄膜が、イオンプレーティング法や真空蒸着法、電子ビーム蒸着法で形成された薄膜に比べ、膜面方向(膜面内)における成分組成や膜厚等の面内均一性に優れており、スパッタリングターゲットと同じ成分組成の薄膜を形成できるためである。
特許文献1には、In,Y及びOからなり、Y/(Y+In)が2.0〜40原子%、体積抵抗率が5×10−2Ωcm以下である酸化物焼結体をターゲットとして用いることが記載されている。Sn元素の含有量は、Sn/(In+Sn+他の全金属原子)が2.8〜20原子%である記載がある。
特許文献2には、In,Sn,Y及びOからなり、Y/(In+Sn+Y)が0.1〜2.0原子%である酸化物焼結体、これを用いたスパッタリングターゲットが記載されている。このターゲットから得られる薄膜は、フラットパネルディスプレイ、タッチパネル等の機器を構成することが記載されている。
特許文献3には、YInOとInの格子定数の中間の格子定数を有する焼結体、及びこれをスパッタリングターゲットとして用いることが記載されている。この焼結体は、雰囲気焼成炉を用いて酸素雰囲気下という特殊な条件下で焼成して、体積抵抗率も低く密度も高い焼結体が得られているが、脆く、スパッタリングの製造途中で割れたり、チッピングを起こしたりすることがあり、製造歩留まりが上がらない場合があった。また、強度が低いために、大パワーでスパッタリングする場合に、割れる場合があった。
特許文献4には、酸化インジウム、酸化イットリウム、及び酸化アルミニウム又は酸化ガリウムを含む原料を焼結して得られる、A12型ガーネット構造の化合物を含有するスパッタリングターゲットが記載されている。このターゲットは、ガーネット構造を含むことにより、電気抵抗が小さくなり、スパッタリング中の異常放電が少なくなると記載されている。また、高移動度のTFT素子への適用に関する記載がある。
一方でさらなる高性能なTFTへの要求が強くあり、高移動度で、CVD等での特性変化の小さい材料への要望は大きい。
特開平09−209134号公報 特開2000−169219号公報 国際公開2010−032432号 国際公開2015−098060号
酸化インジウムをベースとするターゲット材に、イットリウムの様な原子半径の大きな元素を添加すると、酸化インジウムの格子定数が変化し、焼結密度が上がらずターゲット材の強度が低下したり、大パワーでのスパッタリング中に熱応力によりマイクロクラックを発生したり、チッピングを起こし異常放電が発生したりする場合がある。これらの現象は欠陥を発生させTFT性能の劣化を引き起こす。
本発明の目的は、TFTに用いたときに優れたTFT性能が発揮される薄膜を形成できるスパッタリングターゲット、及びその材料である酸化物焼結体を提供することである。
従来、特許文献4に記載されるように、酸化イットリウムと酸化アルミニウム又は酸化ガリウムからなる化合物は、A12型のガーネット相を含むと考えられていた。しかしながら、本発明者らが鋭意研究の結果、イットリウムに対しアルミニウム及び/又はガリウムの含量が少ないと、ガーネット相ではなく、Inで表されるビックスバイト相を主成分とする酸化物焼結体において、前記ビックスバイト相に、Yが固溶し、かつ、AlもしくはGa、又はAlとGaの両方が固溶している相が出現する。そのような焼結体をスパッタリングターゲットとして用いると優れた特性のTFTを製造できることを見出し本発明を完成させた。
本発明によれば、以下の酸化物焼結体等を提供できる。
1.Inで表されるビックスバイト相を主成分とし、前記ビックスバイト相に、Yが固溶し、かつ、Al及びGaのいずれか一方、又はAlとGaの両方が固溶していることを特徴とする酸化物焼結体。
2.前記酸化物焼結体の格子定数が、Inで表されるビックスバイト相の格子定数より大きく、Yのみが固溶したビックスバイト相の格子定数より小さいことを特徴とする1に記載の酸化物焼結体。
3.以下の原子比を満たすことを特徴とする1又は2に記載の酸化物焼結体。
(Al+Ga+Y)/(In+Y+Al+Ga)=0.03以上0.50未満
[(Al+Ga)/(In+Al+Ga+Y)]/[(Y+Al+Ga)/(In+Al+Ga+Y)]=0.05以上0.50未満
4.Snが固溶したInで表されるビックスバイト相を主成分とし、前記Snが固溶したビックスバイト相に、Yが固溶し、かつ、Al及びGaのいずれか一方、又はAlとGaの両方が固溶していることを特徴とする酸化物焼結体。
5.前記酸化物焼結体の格子定数が、Snのみが固溶したInで表されるビックスバイト相の格子定数より大きく、SnとYのみが固溶したビックスバイト相の格子定数より小さいことを特徴とする4に記載の酸化物焼結体。
6.以下の原子比を満たすことを特徴とする4又は5に記載の酸化物焼結体。
(Al+Ga+Y)/(In+Y+Al+Ga+Sn)=0.03以上0.50未満
[(Al+Ga)/(In+Al+Ga+Y+Sn)]/[(Y+Al+Ga)/(In+Al+Ga+Y+Sn)]=0.05超えて0.50以下
Sn/(In+Y+Al+Ga+Sn)=500ppm以上10000ppm以下
7.焼結密度が、理論密度の95%以上であることを特徴とする1〜6のいずれかに記載の酸化物焼結体。
8.バルク抵抗が、30mΩ・cm以下であることを特徴とする1〜7のいずれかに記載の酸化物焼結体。
9.3点曲げ強度が、120MPa以上であることを特徴とする1〜8のいずれかに記載の酸化物焼結体。
10.線膨張係数が、8.0×10−6(K−1)以下であることを特徴とする1〜9のいずれかに記載の酸化物焼結体。
11.熱伝導率が、5.0(W/m・K)以上であることを特徴とする1〜10のいずれかに記載の酸化物焼結体。
12.1〜11のいずれかに記載の酸化物焼結体を含むスパッタリングターゲット。
13.12に記載のスパッタリングターゲットを用いて酸化物薄膜を作製することを特徴とする薄膜トランジスタの製造方法。
本発明によれば、TFTに用いたときに優れたTFT性能が発揮される薄膜を形成できるスパッタリングターゲット、及びその材料である酸化物焼結体を提供できる。
図1は、実施例1、2及び比較例1〜3で得られた酸化物焼結体の格子定数をイットリウムの添加量に対してプロットしたグラフである。 図2は、実施例3〜5及び比較例4〜9で得られた酸化物焼結体の格子定数をイットリウムの添加量に対してプロットしたグラフである。 図3は、実施例6〜9及び比較例4〜8で得られた酸化物焼結体の格子定数をイットリウムの添加量に対してプロットしたグラフである。
本発明の酸化物焼結体は、Inで表されるビックスバイト相を主成分とし、前記ビックスバイト相に、Yが固溶し、かつ、AlもしくはGa、又はAlとGaの両方が固溶している。また、YAlOで表されるペロブスカイト相を含んでいてもよい。
ここで主成分とは、ビックスバイト構造を有する相が50wt%以上であることを意味し、好ましくは、70wt%以上、より好ましくは80wt%以上、さらに好ましくは90%以上であることを意味する。
上記の焼結体は、焼結体のバルク抵抗が低く焼結体強度も大きく、さらに熱膨張係数が小さく熱伝導度が大きいためスパッタ時の熱による割れ等の発生が少なく安定してスパッタリングができる。
イットリウムが固溶した酸化インジウムの焼結体に、酸化アルミニウム及び/又は酸化ガリウムを添加すると、焼結体の大気下での焼成等の簡便な方法で焼結しても焼結密度大きくでき、強度も高くなる。さらに格子定数の変化を緩和することにより、焼結体及びそれを用いたターゲット内の応力の発生を抑え、ターゲットの強度や熱伝導度を高め、線膨張係数を抑えることにより、ターゲットのマイクロクラックやチッピングの発生を抑制し、ノジュールや異常放電の発生を抑制できる。
本発明の焼結体の格子定数は、好ましくは、Inで表されるビックスバイト相の格子定数より大きく、Yのみが固溶したビックスバイト相の格子定数より小さい。
以下の原子比を満して製造すると、上記の焼結体を得ることができる。
(Al+Ga+Y)/(In+Y+Al+Ga)=0.03以上0.50未満
[(Al+Ga)/(In+Al+Ga+Y)]/[(Y+Al+Ga)/(In+Al+Ga+Y)]=0.05以上0.50未満
ここで、AlとGaは0でもよいが、共に0になることはない。In,Yは0を超える。
InとYは好ましくは以下の原子比で含まれる。
In/(In+Y+Al+Ga)=0.5以上0.97未満(好ましくは0.6以上0.96以下、さらに好ましくは、0.7以上0.95以下)
Y/(In+Y+Al+Ga)=0.01以上0.25以下(好ましくは0.02以上0.20以下、さらに好ましくは0.03以上0.15以下)
通常、酸化イットリウムと、酸化アルミニウムもしくは酸化ガリウム又は両方からなる化合物では、A12型のガーネット相が現れる。この場合、基本的にはイットリウム元素がAサイトに入り、アルミニウムもしくはガリウム又は両方の元素がBサイトに入る。しかしながら、(Al+Ga+Y)/(In+Y+Al+Ga)が0.03以上0.50未満で、(In+Y+Al+Ga)に対する、アルミニウムもしくはガリウム又は両方と、イットリウムの比[(Al+Ga)/(In+Al+Ga+Y)]/[(Y+Al+Ga)/(In+Al+Ga+Y)]が0.05以上0.50未満である場合、主成分であるInで表されるビックスバイト相に、Yが固溶し、かつ、AlもしくはGa又はAlとGaの両方が固溶している焼結体が得られる。また、ぺロブスカイト化合物が生成する場合があり、これを含んでいてもよい。
(Al+Ga+Y)/(In+Y+Al+Ga)が0.03未満の場合、YやAl及び/又はGaの添加の効果が少ない。0.50以上の場合、ターゲットにはガーネット構造の化合物が主に現われ、薄膜トランジスタを形成した場合、移動度の小さな薄膜トランジスタしか得られない場合がある。
(Al+Ga+Y)/(In+Y+Al+Ga)は、好ましくは0.04〜0.40であり、より好ましくは0.05〜0.35である。
[(Al+Ga)/(In+Al+Ga+Y)]/[(Y+Al+Ga)/(In+Al+Ga+Y)]が0.05未満の場合、イットリウム元素が固溶したビックスバイト構造のみしか現れない場合がある。0.50以上ではビックスバイト構造とガーネット構造の化合物が主に現われ、ターゲットが脆くなったり、ターゲットの抵抗値が大きくなりスパッタ中に異常放電を起こす場合がある。さらに、薄膜トランジスタを形成した場合、絶縁膜形成時に、キャリヤー濃度が変化し、移動度が小さく、安定したトランジスタ特性を示さない場合がある。
[(Al+Ga)/(In+Al+Ga+Y)]/[(Y+Al+Ga)/(In+Al+Ga+Y)]は、好ましくは0.06以上0.50未満であり、より好ましくは0.10〜0.45であり、さらに好ましくは、0.15〜0.45であり、特に好ましくは、0.15〜0.40である。
焼結体は、さらにSn元素を含むことができる。
Snを含んだ本発明の焼結体は、Snが固溶したInで表されるビックスバイト相を主成分とし、Snが固溶したビックスバイト相に、Yが固溶し、かつ、Al及びGaのいずれか一方、又はAlとGaの両方が固溶している。また、YAlOで表されるペロブスカイト相を含んでいてもよい。
Sn元素を含むことにより、焼結体のバルク抵抗を下がることができる。また、TFTを形成した場合、チャネル部のキャリヤー濃度を一定に制御でき、CVD処理やその後のアニール工程でTFT特性が影響を受けにくくなり特性が安定したTFTが作製ができる。
上記の焼結体の格子定数は、好ましくは、Snのみが固溶したInで表されるビックスバイト相の格子定数より大きく、SnとYのみが固溶したビックスバイト相の格子定数より小さい。
Sn元素の含有量Sn/(In+Y+Al+Ga+Sn)は好ましくは500ppm〜10000ppmである。好ましくは700ppm〜8000ppm、より好ましくは1000ppm〜7000ppmである。
以下の原子比を満して製造すると、上記の焼結体を得ることができる。
(Al+Ga+Y)/(In+Y+Al+Ga+Sn)=0.03以上0.50未満
[(Al+Ga)/(In+Al+Ga+Y+Sn)]/[(Y+Al+Ga)/(In+Al+Ga+Y+Sn)]=0.05超えて0.50以下
Sn/(In+Y+Al+Ga+Sn)=1000ppm以上10000ppm以下
ここで、AlとGaは0でもよいが、共に0になることはない。In,Yは0を超える。
Snを含まない焼結体の原子比の説明は、Snを含むこと以外はSnを含む焼結体に当て嵌まる。
焼結体の焼結密度は、好ましくは、理論密度の95%以上である。より好ましくは96%以上であり、さらに好ましくは97%以上であり、特に好ましくは98%以上である。焼結密度は実施例に記載の方法で測定できる。
焼結密度が95%以上であると、異常放電の原因やノジュール発生の起点となる恐れのある空隙が減少する。
焼結体のバルク抵抗は、好ましくは、30mΩ・cm以下である。より好ましくは15mΩcm以下であり、さらに好ましくは10mΩ・cm以下であり、特に好ましくは、8mΩcm以下であり、最も好ましくは5mΩ・cm以下である。バルク抵抗は実施例に記載の方法で測定できる。
バルク抵抗が低いと、大パワーでの成膜時に、ターゲットの帯電による異常放電が発生し難く、プラズマ状態が安定しスパークが発生し難くなる。
焼結体の3点曲げ強度は、好ましくは、120MPa以上である。より好ましくは140MPa以上であり、さらに好ましくは150MPa以上である。3点曲げ強度は実施例に記載の方法で測定できる。
3点曲げ強度が120MPa以上であると、大パワーでスパッタ成膜した場合、ターゲットが割れ難く、チッピングによる異常放電が減少する。
焼結体の線膨張係数は、好ましくは、8.0×10−6(K−1)以下である。より好ましくは7.5×10−6(K−1)以下であり、さらに好ましくは7.0×10−6(K−1)以下である。線膨張係数は実施例に記載の方法で測定できる。
線膨張係数が小さいと、大パワーでスパッタリング中に加熱されてもターゲットが膨張し難く、変形によりもたられる応力によりターゲットにマイクロクラックが入ることや、割れやチッピングによる異常放電が抑制される。
焼結体の熱伝導率は、好ましくは、5.0(W/m・K)以上である。より好ましくは5.5(W/m・K)以上であり、さらに好ましくは6.0(W/m・K)以上であり、特に好ましくは、6.5(W/m・K)以上である。熱伝導率は実施例に記載の方法で測定できる。
熱伝導率が5.0(W/m・K)以上であると、大パワーでスパッタリング成膜した場合に、スパッタ面とボンディングされた面の温度の違いが大きくならず、内部応力によるターゲットのマイクロクラックや割れ、チッピングが減少する。
上記のように本発明の酸化物焼結体が含む結晶相は、本質的に上記の所定の元素が固溶するビックスバイト相からなっており、本発明の効果を損なわない範囲で他に不可避不純物を含んでいてもよい。本発明の酸化物焼結体はガーネット相を含まないとしてもよい。
本発明において「本質的になる」とは、焼結体の95重量%以上100重量%以下(好ましくは98重量%以上100重量%以下、より好ましくは99重量%以上100重量%以下)を占めることを意味する。
また、本発明の酸化物焼結体において、全金属原子中、In、Y並びにAl及び/又はGa、又はIn、Y,Al及び/又はGa並びにSnの金属原子濃度が、90原子%以上、95原子%以上、98原子%以上、99原子%以上又は100原子%であり、本発明の効果を損なわない範囲で他に不可避不純物を含んでいてもよい。
本発明の酸化物焼結体は、インジウムを含む原料粉末等構成元素を含む原料粉末の混合粉末を調製する工程、混合粉末を成形して成形体を製造する工程、及び成形体を焼成する工程を経ることで、製造できる。
原料粉末の混合比は、得ようとする焼結体の原子比に対応させる。原料粉末は、酸化物粉末が好ましい。
原料粉末の平均粒径は、好ましくは0.1μm〜1.2μmであり、より好ましくは0.5μm〜1.0μmである。原料粉末の平均粒径はレーザー回折式粒度分布装置等で測定することができる。
原料の混合、成形方法は特に限定されず、公知の方法を用いて行うことができる。また、混合する際にはバインダーを添加してもよい。
原料を成形型に充填し、通常、金型プレス又は冷間静水圧プレス(CIP)により、例えば100Ma以上の圧力で成形を施して成形体を得る。
得られた成形物を1200〜1650℃の焼結温度で10時間以上焼結して焼結体を得ることができる。
焼結温度は好ましくは1350〜1600℃、より好ましくは1400〜1600℃、さらに好ましくは1450〜1600℃である。焼結時間は好ましくは10〜50時間、より好ましくは12〜40時間、さらに好ましくは13〜30時間である。
焼結温度が1200℃未満又は焼結時間が10時間未満であると、焼結が十分進行しないため、ターゲットの電気抵抗が十分下がらず、異常放電の原因となるおそれがある。一方、焼成温度が1650℃を超えるか、又は、焼成時間が50時間を超えると、著しい結晶粒成長により平均結晶粒径の増大や、粗大空孔の発生を来たし、焼結体強度の低下や異常放電の原因となるおそれがある。
常圧焼結法では、成形体を大気雰囲気、又は酸素ガス雰囲気にて焼結する。酸素ガス雰囲気は、酸素濃度が、例えば10〜50体積%の雰囲気であることが好ましい。昇温過程を大気雰囲気下ですることで、焼結体密度を高くすることができる。
さらに、焼結に際しての昇温速度は、800℃から焼結温度(1200〜1650℃)までを0.1〜2℃/分とすることが好ましい。
本発明の焼結体において800℃から上の温度範囲は、焼結が最も進行する範囲である。この温度範囲での昇温速度が0.1℃/分より遅くなると、結晶粒成長が著しくなって、高密度化を達成することができないおそれがある。一方、昇温速度が2℃/分より速くなると、成形体に温度分布が生じ、焼結体が反ったり割れたりするおそれがある。
800℃から焼結温度における昇温速度は、好ましくは0.5〜2.0℃/分、より好ましくは1.0〜1.8℃/分である。
上記で得られた焼結体を加工することにより、本発明のスパッタリングターゲットとすることができる。
本発明のスパッタリングターゲットは、DCスパッタリング法、RFスパッタリング法、ACスパッタリング法、パルスDCスパッタリング法等に適用することができる。
上記スパッタリングターゲットを用いて成膜することにより、酸化物半導体薄膜を得ることができる。
酸化物半導体薄膜は、上記ターゲットを用いて、蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法、パルスレーザー蒸着法等により作製することができる。
上記の酸化物薄膜は、薄膜トランジスタに使用でき、特にチャネル層として好適に使用できる。
薄膜トランジスタの素子構成は特に限定されず、公知の各種の素子構成を採用することができる。
以下、本発明を実施例と比較例を用いて説明する。しかしながら、本発明はこれら実施例に限定されない。
実施例1,2
表1に示す原子比となるように、酸化イットリウム粉末、酸化アルミニウム粉末及び酸化インジウム粉末を秤量し、ポリエチレン製のポットに入れて、乾式ボールミルにより72時間混合粉砕し、混合粉末を作製した。
この混合粉末を金型に入れ、500kg/cmの圧力でプレス成型体とした。この成型体を2000kg/cmの圧力でCIPにより緻密化を行った。次に、この成型体を大気圧焼成炉に設置して、350℃で3時間保持した後に、100℃/時間にて昇温し、1450℃にて20時間焼結し、その後、放置して冷却した。
得られた焼結体について、X線回折測定装置(XRD)により結晶構造を調べた。チャートをJADE6により分析した結果、実施例1、2の焼結体は、Inで表されるビックスバイト相を主成分とする酸化物焼結体において、前記ビックスバイト相に、Yが固溶し、かつ、Alが固溶している焼結体であることが分かった。
YとAlの固溶は、以下で確認した。図1は、後述する比較例1〜3において酸化インジウムの焼結体及び酸化インジウムに酸化イットリウムを添加して得られた焼結体の格子定数を、イットリウムの原子%(Y/(In+Al+Y))に対してプロットしたグラフである。格子定数は、酸化イットリウムの添加に伴い直線的に変化しており、酸化インジウムと酸化イットリウムは完全固溶体である。図1のグラフに、実施例1,2の焼結体の格子定数もプロットした。
実施例1,2の、酸化イットリウム及び酸化アルミニウムを添加した酸化インジウムのビックスバイト相の格子定数は、酸化イットリウムのみを添加した場合より、格子定数が小さくなっており、イットリウム及びアルミニウムが固溶していると判断した。
XRDの測定条件は以下の通りである。格子定数は得られたX線回折より求めた。
・装置:(株)リガク製Ultima−III
・X線:Cu−Kα線(波長1.5406Å、グラファイトモノクロメータにて単色化)
・2θ−θ反射法、連続スキャン(1.0°/分)
・サンプリング間隔:0.02°
・スリットDS、SS:2/3°、RS:0.6mm
さらに、得られた焼結体を以下の方法で評価した。結果を表1に示す。
(1)相対密度
焼結体をアルキメデス法で測定した実測密度を焼結密度とし、各構成元素の酸化物の真密度及び重量比から算出される理論密度で除することにより算出した。
(2)バルク抵抗
焼結体のバルク抵抗(導電性)を抵抗率計(三菱化学(株)製、ロレスタ)を使用して四探針法に基づき測定した。
(3)3点曲げ強度
3点曲げ試験は、JIS R 1601「ファインセラミックスの室温曲げ強さ試験に準じて実施した。幅4mm、厚さ3mm、長さ40mmの試験片を用いて、一定距離(30mm)に配置された2支点上に試験片を置き、支点間の中央からクロスヘッド速度0.5mm/min荷重を加え、破壊した時の最大荷重より、曲げ強さを算出した。試験片は同じものを3個用意し、平均値を求めた。
(4)線膨張係数
線膨張係数は、幅5mm、厚さ5mm、長さ10mmの試験片を用いて、昇温速度を5℃/分にセットし、300℃に到達した時の熱膨張による変位を位置検出機を用いて評価、算出した。試験片は同じものを2個準備し、平均値を求めた。
(5)熱伝導率
熱伝導率は直径10mm、厚さ1mmの試験片を用いて、レーザーフラッシュ法により比熱容量と熱拡散率を求め、これに試験片の密度を乗算して算出した。試験片は同じものを5個準備し、平均値を求めた。
実施例1,2の焼成方法は、HIP、放電プラズマ焼結(SPS)又は雰囲気焼成炉を用いる技術よりも、焼結密度が上がりにくい方法であるが、本実施例では簡便な大気圧焼成にて、高密度の焼結体が得られた。
Figure 2017178740
実施例3〜5
表2に示す原子比となるように、酸化イットリウム粉末、酸化アルミニウム粉末、酸化スズ粉末及び酸化インジウム粉末を秤量した他は、実施例1と同様にして酸化物焼結体を得た。
得られた焼結体について、X線回折測定装置(XRD)により結晶構造を調べた。チャートをJADE6により分析した結果、実施例3〜5の焼結体は、Snが固溶したInで表されるビックスバイト相を主成分とする酸化物焼結体において、前記ビックスバイト相に、Yが固溶し、かつ、Alが固溶している焼結体であることが分かった。
Y,Al,Snの固溶は、以下で確認した。図2は、後述する比較例4〜9において酸化インジウムに酸化イットリウム及び酸化スズを添加して得られた焼結体の格子定数を、イットリウムの原子%に対してプロットしたグラフである。格子定数は、酸化イットリウムの添加に伴い直線的に変化しており、酸化インジウムと酸化イットリウム及び酸化スズは完全固溶体である。図2のグラフに、実施例3〜5の焼結体の格子定数もプロットした。
実施例3〜5の、酸化イットリウム及び酸化アルミニウムを添加したSnが固溶した酸化インジウムのビックスバイト相の格子定数は、酸化イットリウムのみを添加した場合より、格子定数が小さくなっており、イットリウム及びアルミニウムが固溶していると判断した。
実施例1と同様にして酸化物焼結体を評価し、その結果を表2に示す。
Figure 2017178740
実施例6〜9
表3に示す原子比となるように、酸化イットリウム粉末、酸化ガリウム粉末、酸化スズ粉末及び酸化インジウム粉末を秤量した他は、実施例1と同様にして酸化物焼結体を得た。
得られた焼結体について、X線回折測定装置(XRD)により結晶構造を調べた。チャートをJADE6により分析した結果、実施例6〜9の焼結体は、Snが固溶したInで表されるビックスバイト相を主成分とする酸化物焼結体において、前記ビックスバイト相に、Yが固溶し、かつ、Gaが固溶している焼結体であることが分かった。
Y,Ga,Snの固溶は、以下で確認した。図3は、後述する比較例4〜8において酸化インジウムに酸化イットリウム及び酸化スズを添加して得られた焼結体の格子定数を、イットリウムの原子%に対してプロットしたグラフである。図3のグラフに、実施例6〜9の焼結体の格子定数もプロットした。
実施例6〜9の、酸化イットリウム及び酸化ガリウムを添加したSnが固溶した酸化インジウムのビックスバイト相の格子定数は、酸化イットリウムのみを添加した場合より、格子定数が小さくなっており、イットリウム及びガリウムが固溶していると判断した。
実施例1と同様にして酸化物焼結体を評価し、その結果を表3に示す。
Figure 2017178740
比較例1〜3
表4に示す原子比となるように、酸化イットリウム粉末と酸化インジウム粉末を秤量した他は、実施例1と同様にして酸化物焼結体を得て評価した。結果を表4に示す。図1は、焼結体の格子定数をイットリウムの原子%に対してプロットしたグラフである。
Figure 2017178740
比較例4〜9
表5に示す原子比となるように、酸化イットリウム粉末、酸化インジウム粉末、酸化スズ粉末及び酸化アルミニウム粉末を秤量した他は、実施例1と同様にして酸化物焼結体を得て評価した。結果を表5に示す。図2は、比較例4〜9の焼結体の格子定数をイットリウムの原子%に対してプロットしたグラフである。図3は、比較例4〜8の焼結体の格子定数をイットリウムの原子%に対してプロットしたグラフである。
Figure 2017178740
比較例10,11
表6に示す原子比となるように、酸化イットリウム粉末、酸化アルミニウム粉末及び酸化インジウム粉末を秤量した他は、実施例1と同様にして酸化物焼結体を得て評価した。結果を表6に示す。
得られた焼結体のX線回折チャートを分析した結果、比較例10,11の焼結体は、InとYAl12からなることが分かった。[(Al+Ga)/(In+Al+Ga+Y)]/[(Y+Al+Ga)/(In+Al+Ga+Y)]が0.50を超えると、結晶構造として、Inのビックスバイト構造以外に、YAl12からなるガーネット構造が出現した。
Figure 2017178740
実施例10
実施例4で得た酸化物焼結体からスパッタリングターゲットを作製した。
次に、メタルマスクを用いて、バックチャンネルエッチ型TFTを製造した。その際、上記のスパッタリングターゲットを用いて、チャネル層を作製した。TFT特性を評価した結果、移動度=46cm/V・sec、Vth>0.54V、S値=0.68であった。
比較例12
比較例5で得た酸化物焼結体からスパッタリングターゲットを作製した他は、実施例1と同様にしてバックチャンネル型TFTを作成して評価した。その結果、4cm/V・sec、Vth>1.6V、S値=2.8であった。また、DCスパッタを開始するに当たり、プラズマが安定しないことがあり、RFスパッタにて成膜を行った。
本発明のスパッタリングターゲットは、薄膜トランジスタの酸化物半導体薄膜を、スパッタリング法等の真空プロセスで製造する際に用いることができる。

Claims (13)

  1. Inで表されるビックスバイト相を主成分とし、前記ビックスバイト相に、Yが固溶し、かつ、Al及びGaのいずれか一方、又はAlとGaの両方が固溶していることを特徴とする酸化物焼結体。
  2. 前記酸化物焼結体の格子定数が、Inで表されるビックスバイト相の格子定数より大きく、Yのみが固溶したビックスバイト相の格子定数より小さいことを特徴とする請求項1に記載の酸化物焼結体。
  3. 以下の原子比を満たすことを特徴とする請求項1又は2に記載の酸化物焼結体。
    (Al+Ga+Y)/(In+Y+Al+Ga)=0.03以上0.50未満
    [(Al+Ga)/(In+Al+Ga+Y)]/[(Y+Al+Ga)/(In+Al+Ga+Y)]=0.05以上0.50未満
  4. Snが固溶したInで表されるビックスバイト相を主成分とし、前記Snが固溶したビックスバイト相に、Yが固溶し、かつ、Al及びGaのいずれか一方、又はAlとGaの両方が固溶していることを特徴とする酸化物焼結体。
  5. 前記酸化物焼結体の格子定数が、Snのみが固溶したInで表されるビックスバイト相の格子定数より大きく、SnとYのみが固溶したビックスバイト相の格子定数より小さいことを特徴とする請求項4に記載の酸化物焼結体。
  6. 以下の原子比を満たすことを特徴とする請求項4又は5に記載の酸化物焼結体。
    (Al+Ga+Y)/(In+Y+Al+Ga+Sn)=0.03以上0.50未満
    [(Al+Ga)/(In+Al+Ga+Y+Sn)]/[(Y+Al+Ga)/(In+Al+Ga+Y+Sn)]=0.05超えて0.50以下
    Sn/(In+Y+Al+Ga+Sn)=500ppm以上10000ppm以下
  7. 焼結密度が、理論密度の95%以上であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の酸化物焼結体。
  8. バルク抵抗が、30mΩ・cm以下であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の酸化物焼結体。
  9. 3点曲げ強度が、120MPa以上であることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の酸化物焼結体。
  10. 線膨張係数が、8.0×10−6(K−1)以下であることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の酸化物焼結体。
  11. 熱伝導率が、5.0(W/m・K)以上であることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の酸化物焼結体。
  12. 請求項1〜11のいずれかに記載の酸化物焼結体を含むスパッタリングターゲット。
  13. 請求項12に記載のスパッタリングターゲットを用いて酸化物薄膜を作製することを特徴とする薄膜トランジスタの製造方法。
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