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JP2017098013A - コネクタ及びコネクタの製造方法 - Google Patents

コネクタ及びコネクタの製造方法 Download PDF

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JP2017098013A
JP2017098013A JP2015227466A JP2015227466A JP2017098013A JP 2017098013 A JP2017098013 A JP 2017098013A JP 2015227466 A JP2015227466 A JP 2015227466A JP 2015227466 A JP2015227466 A JP 2015227466A JP 2017098013 A JP2017098013 A JP 2017098013A
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浩祐 横山
Hirosuke Yokoyama
浩祐 横山
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JST Mfg Co Ltd
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JST Mfg Co Ltd
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Abstract

【課題】コンタクトの寸法精度を高めると共に、製造工程を容易にしたコネクタ及びコネクタの製造方法を提供すること。
【解決手段】被接続部材136と接続される第1、第2コンタクト66、92と、第1、第2コンタクト収容部60、62が形成されたハウジング12と、を有し、被取付部材に取り付けられるコネクタ10であって、ハウジング12は、一方側に開口部16が形成され、反対側に第1、第2コンタクト挿入口28、30が形成され、第1コンタクト66は、第1接触部86と、第1接触部86と同じ方向に形成された第1接続部74を有し、第2コンタクト92は、第2接触部104と、第2接触部104と反対方向に形成された第2接続部96を有し、第1接触部86及び第1接続部74が開口部16側に配置され、第2接触部104が開口部16側に配置され、第2接続部96が第2コンタクト挿入口30側に配置されている。
【選択図】図6

Description

本発明は、柔軟性を有するプリント基板としての、例えば、FPC(Flexible Print Circuit)等と接続されるコネクタ及びコネクタの製造方法に関する。
FPC等と接続されるコネクタとして、例えば、下記特許文献1に平型導体用電気コネクタの発明が開示されている。下記特許文献1に開示された平型導体用電気コネクタの発明によれば、金属板の平坦面を維持して作られた端子が互に同方向に延びて並設された腕状の固定腕部と可動腕部とを有し、該固定腕部と可動腕部は長手方向中間部で連結部により互に連結されて一部材として形成され、上記固定腕部はハウジングにより固定保持され、可動腕部は長手方向一端側に押圧部をそして他端側に被圧部を有し、移動操作を受ける加圧部材の所定方向への移動時に該加圧部材のカム部が所定量の移動によって上記可動腕部の被圧部を圧して端子の平面を含む面内で変位させ、この被圧部の変位により可動腕部が上記連結部を支点として梃子状に角変位して押圧部を変位させ、該押圧部で平型導体に押圧力を印加する平型導体用電気コネクタにおいて、端子は可動腕部の長手方向での押圧部の位置が異なる二種の端子で構成され、連結部より他端側の部分で、可動腕部が一種の端子では直状に他端に向け延び他種の端子では途中で固定腕部に近づくような段部を経て他端に向け延びていて、上記二種の端子は可動腕部に形成された被圧部と固定腕部に形成されたカム案内部との間の距離が異なって設定されていて、該二種の端子間での可動腕部の押圧部における変位量が最小差もしくは同じとなっているとしている。
特開2009−059719号公報
上記特許文献1に開示された平型導体用電気コネクタでは、接続される2種類の平型導体の端子を備えているが、これらの端子をハウジングに装着させる際には、各種類の端子ごとにハウジングの対向する異なる側から挿入されるようにされている。
そのため、ハウジングの対向する異なる側からそれぞれの種類の端子を挿入して装着させる場合、FPCが挿入される側から装着される端子は、装着の際に端子が傾斜することを防ぐため、ハウジングと固定するための、例えばフックのような形状を端子に形成する必要がある。そして、このフックでハウジングに引っ掛けて端子を固定すると、コネクタを回路基板等に載置させる際に、端子と回路基板との間の均一性にばらつきが発生するおそれがある。また、2種類の端子をそれぞれ異なる方向からハウジングに挿入すると、各端子同士のばらつきが増し、接続するための接点の位置合わせの精度が低くなるおそれがある。さらに、2種類の端子のハウジングへの挿入方向が異なることで、組立てが複雑となり、組立て工数が増加すると共に、製造費用が増加するおそれもある。
本発明は上述のような従来技術の課題を解決するためになされたものであって、本発明の目的は、異なる種類のコンタクト(端子)をハウジングの同じ面側から挿入して装着させることで、接地位置等の精度を高めることができ、また、組立てが容易となり、さらに、組立て工数を減らし、製造費用も減らすことができるコネクタ及びコネクタの製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様にかかるコネクタは、複数の導体部が形成された被接続部材と接続される複数の第1コンタクト及び複数の第2コンタクトと、
前記第1コンタクト及び前記第2コンタクトが交互に収容される第1コンタクト収容部及び第2コンタクト収容部が内部に形成されたハウジングと、を有するコネクタであって、
前記ハウジングは、一方側に、前記被接続部材が挿入される開口部が形成され、前記開口部の反対側に、前記第1コンタクト収容部及び前記第2コンタクト収容部と連通され、前記第1コンタクト及び前記第2コンタクトが挿入される第1コンタクト挿入口及び第2コンタクト挿入口が形成され、
前記第1コンタクトは、前記導体部と接触される第1接触部と、前記第1接触部と同じ方向に形成された被取付部材と接続される第1接続部を有し、
前記第2コンタクトは、前記導体部と接触される第2接触部と、前記第2接触部と反対方向に形成された前記被取付部材と接続される第2接続部を有し、
前記第1コンタクトの前記第1接触部及び前記第1接続部が前記ハウジングの前記開口部側に配置され、前記第2コンタクトの前記第2接触部が前記ハウジングの前記開口部側に配置され、前記第2接続部が前記第2コンタクト挿入口側に配置されていることを特徴とする。
また、第2の態様のコネクタは、第1の態様のコネクタにおいて、前記ハウジングは、前記被取付部材に載置される側に載置部を有し、
前記載置部の前記開口部側には、前記コンタクトの前記第1接続部が前記被取付部材側に突出される前側開放部が形成され、
前記載置部の前記開口部とは反対側には、前記第2接続部が前記取付部材側に突出される後側開放部が形成されていることを特徴とする。
また、第3の態様のコネクタは、第1又は2の態様のコネクタにおいて、前記第1コンタクトは、前記第1接続部が形成された第1本体部を有し、
前記第1本体部は、前記第1接続部が反復移動可能となる弾性変形部を有することを特徴とする。
また、第4の態様のコネクタは、第1〜3のいずれかの態様のコネクタにおいて、前記第1コンタクトは、前記第1本体部に対して前記被取付部材と反対方向に延設された第1柱状部と、前記第1柱状部の端部から前記第1接続部側であって、前記第1本体部に沿って形成された第1腕部と、前記第1本体部と前記第1腕部の間であって、前記開口部側に延設された中間腕部とを有し、
前記第1腕部及び前記中間腕部の少なくとも一方に、前記第1接触部が形成されており、
前記第1腕部及び前記中間腕部は、前記被接続部材を挟持できるように形成されていることを特徴とする。
また、第5の態様のコネクタは、第1〜4のいずれかの態様のコネクタにおいて、前記第2コンタクトは、前記第2接続部が形成された第2本体部と、前記第2本体部に対して前記被取付部材と反対方向に延設された第2柱状部と、前記第2柱状部の端部から前記第2接続部とは反対側であって、前記第2本体部に沿って形成された第2腕部とを有し、
前記第2腕部及び前記第2本体部の少なくとも一方に前記第2接触部が形成されており、
前記第2腕部と前記第2本体部は、前記被接続部材を挟持できるように形成されていることを特徴とする。
また、第6の態様のコネクタは、第5の態様のコネクタにおいて、前記第1腕部及び前記第2腕部は、前記第1柱状部及び前記第2柱状部を軸として反復移動可能とされ、
前記第1腕部及び前記第2腕部が移動されることで、前記被接続部材が挟持されることを特徴とする。
また、第7の態様のコネクタは、第5又は6の態様のコネクタにおいて、前記第1コンタクトは、前記第1腕部の反対方向に延設された第1レバー部を有し、
前記第2コンタクトは、前記第2腕部の反対方向に延設された第2レバー部を有し、
前記第1レバー部及び前記第2レバー部には、前記第1レバー部及び前記第2レバー部を上方に移動させる押圧部が形成された可動部材が回転自在に設けられており、
前記可動部材の前記押圧部が前記第1レバー部及び前記第2レバー部を被取付部材と反対方向に移動させることで、前記第1柱状部及び前記第2柱状部を軸として前記第1腕部及び前記第2腕部が前記被接続部材側に移動することを特徴とする。
第8の態様のコネクタの製造方法は、複数の導体部が形成された被接続部材と接続する複数の第1コンタクト及び複数の第2コンタクトと、
前記第1コンタクト及び前記第2コンタクトを交互に収容する第1コンタクト収容部及び第2コンタクト収容部を内部に形成したハウジングと、を有するコネクタの製造方法であって、
前記ハウジングは、一方側に、前記被接続部材を挿入する開口部を形成し、前記開口部の反対側に、前記第1コンタクト収容部及び前記第2コンタクト収容部と連通し、前記第1コンタクト及び前記第2コンタクトを挿入する第1コンタクト挿入口及び第2コンタクト挿入口を形成し、
前記第1コンタクトは、前記導体部と接触する第1接触部と、前記第1接触部と同じ方向に形成した被取付部材と接続する第1接続部を有し、
前記第2コンタクトは、前記導体部と接触する第2接触部と、前記第2接触部と反対方向に形成した前記被取付部材と接続する第2接続部を有し、
前記第1コンタクトと前記第2コンタクトは、それぞれ前記ハウジングの第1コンタクト挿入口及び前記第2コンタクト挿入口から挿入し、前記第1コンタクトの前記第1接触部及び前記第1接続部を前記ハウジングの前記開口部側に配置し、前記第2コンタクトの前記第2接触部を前記ハウジングの前記開口部側に配置し、前記第2接続部を前記第2コンタクト挿入口側に配置することを特徴とする。
また、第9の態様のコネクタの製造方法は、第8の態様のコネクタの製造方法において、前記ハウジングは、前記被取付部材に載置する側に載置部を有し、
前記載置部の前記開口部側には、前記コンタクトの前記第1接続部が前記被取付部材側に突出する前側開放部を形成し、
前記載置部の前記開口部とは反対側には、前記コンタクトの前記第2接続部が前記取付部材側に突出する後側開放部を形成し、
前記第1コンタクトは、前記第1接続部を形成した第1本体部を有し、
前記第1本体部は、前記第1接続部が反復移動可能となる弾性変形部を有し、
前記第1コンタクトは、前記第1コンタクト収容部に挿入するときに、前記第1コンタクトの前記第1接続部の先端が前記ハウジングの前記載置部の端部に当接し、その後、前記第1コンタクトの前記本体部が弾性変形して上方に移動することで前記載置部を乗り越え、その後、前記第1接続部を前記前側開放部に配置し、
前記第2コンタクトは、前記第2コンタクト収容部に挿入するとき、前記後側開放部に前記第2接続部を配置することを特徴とする。
第1の態様のコネクタによれば、第1コンタクトと第2コンタクトをハウジングの同じ面側から挿入することで、ハウジング内での第1コンタクト及び第2コンタクトのばらつきを抑制し、接続の際の位置合わせの精度を高めることができる。
また、第2の態様のコネクタによれば、載置部が形成されることで、第1コンタクト及び第2コンタクトが直接被取付部材、例えば、回路基板等の配線に接触することがなくなるので、様々な被取付部材に取り付けることができるようになる。
また、第3の態様のコネクタによれば、被取付部材の回路基板等に接続される第1接続部が弾性変形されることで、接続の際の第1接続部と被取付部材の回路基板等との間の均一性のばらつきを抑制することができる。
また、第4の態様のコネクタによれば、第1コンタクトの第1腕部と中間腕部とで被接続部材を挟持することで、導体部と第1接触部との接触を確実に行うことができるようになる。
また、第5の態様のコネクタによれば、第2コンタクトの第2腕部と第2本体部とで被接続部材を挟持することで、導体部と第2接触部との接触を確実に行うことができるようになる。さらに、第2コンタクトの第2腕部と第2本体部の構成を第1コンタクトの第1腕部と中間腕部と共通する構成とすることで、被接続部材の接続の精度を高めることができる。
また、第6の態様のコネクタによれば、第1腕部と第2腕部を移動させて被接続部材を挟持することで、より確実に導体部との接触を行うことができる。
また、第7の態様のコネクタによれば、可動部材を移動させるだけで、第1腕部と第2腕部を移動させることができるので、導体部と第1接触部及び第2接触部との接触を容易に行うことができる。
第8の態様のコネクタの製造方法によれば、第1コンタクトと第2コンタクトをハウジングの同じ方向からまとめて挿入し、装着させることができるので、容易に組み立てることができると共に、製造工数を減らし、製造費用を抑えることができる。
また、第9の態様のコネクタの製造方法によれば、ハウジングに載置部が形成されることで、被取付部材としての回路基板等と直接接触することがなくなるため、様々な被取付部材に対応することができる。また、第1コンタクトの第1接続部が形成された第1本体部が弾性変形することで、ハウジングに載置部が形成されていても、第1コンタクトを第2コンタクトと同じ方向から挿入することができる。
図1Aは実施形態のコネクタの一方から見た斜視図であり、図1Bは他方から見た斜視図である。 実施形態のコネクタの一方から見た分解斜視図である。 実施形態のコネクタの他方から見た分解斜視図である。 図4Aはコネクタの正面図であり、図4Bは背面図であり、図4Cは一方から見た側面図である。 図5Aはコネクタの平面図であり、図4Bは底面図である。 図6Aは図5AのVIA−VIA線での断面図であり、図6Bは図5AのVIB−VIB線での断面図である。 図7Aはハウジングの正面図であり、図7Bは背面図であり、図7Cは一方から見た側面図である。 図8Aはハウジングの平面図であり、図8Bは底面図である。 図9Aは第1コンタクトの斜視図であり、図9Bは一方から見た側面図である。 図10Aは第2コンタクトの斜視図であり、図10Bは一方から見た側面図である。 図11Aは可動部材の正面図あり、図11Bは底面図であり、図11Cは背面図である。 図12Aは第1コンタクトのハウジングへの挿入の工程を示した図6Aに対応する断面図であり、図12Bは図12Aの続きの工程の断面図である。 図13Aは図12Bの続きの工程の断面図であり、図13Bは図13Aの続きの工程の断面図である。 被接続部材としてのFPCを示す平面図である。 図15Aは実施形態のコネクタにFPCを装着した状態を示す図6Aに対応する断面図であり、図15Bは図6Bに対応する断面図である。 図16Aは応用例1を示す図6Aに対応する断面図であり、図6Bは応用例2を示す図6Aに対応する断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。但し、以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するためのコネクタ及びコネクタの製造方法を例示するものであって、本発明をこれに特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のものにも等しく適応し得るものである。
[実施形態]
まず、図1〜図15を参照して、実施形態に係るコネクタ10について説明する。実施形態のコネクタ10は、図1〜図6に示すように、異なる形状で形成された2種類の第1コンタクト66及び第2コンタクト92(図9及び図10参照)と、一方に被接続部材としてのFPC136が挿入される平型の開口部16を有し、内部に複数の第1コンタクト66及び第2コンタクト92がそれぞれ収容される電気絶縁性の樹脂材料で形成されたハウジング12と、ハウジング12の第1コンタクト66及び第2コンタクト92が挿入される側に設けられ、回転自在に取り付けられた可動部材122と、ハウジング12の開口部16側に取り付けられる一対の固定部材110と、を有している。また、実施形態では、第1コンタクト66と第2コンタクト92はそれぞれ交互に配置されるように収容されている。そして、実施形態に係るコネクタ10は、被取付部材としての、例えば、回路基板(不図示)上に取り付けられ、FPC136と接続されるようになる。
このとき、FPC136は、例えば、図14に示すように、柔軟性を有する基材上に回路配線が形成され、第1コンタクト66及び第2コンタクト92と接触される複数の導体部140が挿入方向に対して互い違いに、いわゆる千鳥配列に形成されたものが用いられる。なお、実施形態のコネクタ10に接続されるFPC136の導体部140は、基板138の表裏の両面に形成されている(図示省略)。なお、FPCは、一方の面にのみ導体部が形成されたものでもよい。また、実施形態のコネクタ10に接続されるものは、FPCのほか、平型ケーブルとしての、FFC(Flexible Flat Cable)等を用いてもよい。
次に、実施形態のコネクタ10を構成する各部材について説明する。ハウジング12は、図2、図3、図6〜図8に示すように、一方にFPC136が挿入される平型の開口部16が形成された前面14と、前面14と対向し、複数の第1コンタクト66及び第2コンタクト92が挿入される第1コンタクト挿入口28及び第2コンタクト挿入口30が形成された後面26と、所定広さの矩形状の上面34と、回路基板に載置される底面38と、一方の側面52及び他方の側面54を有し、低背の直方体状であって、電気絶縁性の樹脂材料等で形成されている。
また、ハウジング12の内部には、前面14に形成された開口部16と、後面26に形成された第1コンタクト挿入口28及び第2コンタクト挿入口30とが連通される内部空間56が形成されている。この内部空間56は、図6に示すように、第1コンタクト66が収容される第1コンタクト収容部60及び第2コンタクト92が収容される第2コンタクト収容部62と、挿入されたFPC136が配置される配置部58とを有している。そして、開口部16と配置部58が繋がれ、第1コンタクト挿入口28及び第2コンタクト挿入口30が第1コンタクト収容部60及び第2コンタクト収容部62とそれぞれ繋がれている。さらに、配置部58と第1コンタクト収容部60及び第2コンタクト収容部62とが繋がれていることで、内部空間56において、ハウジング12に収容された複数の第1コンタクト66及び第2コンタクト92と挿入されたFPC136とが接続されるようになる。
また、第1コンタクト収容部60及び第2コンタクト収容部62は、それぞれ交互になるように形成されており、第1コンタクト収容部60と第2コンタクト収容部62との間には、それぞれの空間が仕切られる仕切り壁64が第1コンタクト66及び第2コンタクト92の挿入方向に沿って形成されている。なお、第1コンタクト収容部60及び第2コンタクト収容部62は、FPCが挿入される配置部58と対応する部分の仕切り壁64が切りかかれて形成されている(図6参照)。
ハウジング12の前面14には、FPC136が挿入される平型の開口部16が形成されており、内部空間56と繋がれている。
また、前面14の上面34側には、第1コンタクト収容部60及び第2コンタクト収容部62と繋がる第1溝部18及び第2溝部20がそれぞれ交互に形成されている。なお、この第1溝部18と第2溝部20との間は、仕切り壁64により仕切られている。
さらに、前面14の底面38側には、第1コンタクト収容部60と対応する部分に、第1コンタクト66の先端部に形成された第1接続部74(図6A、図9参照)が配置される前側開放部42がそれぞれ形成されている。また、第2コンタクト収容部62と対応する部分には、前面14側に突出された壁部22が形成されている。なお、この前側開放部42と壁部22は、それぞれ交互に形成されている。また、前側開放部42の上部、すなわち上面34側には、前側開放部42の一部が覆われ、壁部22と繋がれた繋ぎ部23が形成されている。
また、前面14の一方の側面52側及び他方の側面54側には、回路基板と固定される固定部材110が装着される固定部材装着部24がそれぞれ形成されている。
ハウジング12の後面26には、複数の第1コンタクト挿入口28及び第2コンタクト挿入口30がそれぞれ交互に形成されている。この第1コンタクト挿入口28及び第2コンタクト挿入口30は、ハウジング12の内部空間56に形成された第1コンタクト収容部60及び第2コンタクト収容部62にそれぞれ繋がれており、第1コンタクト挿入口28及び第2コンタクト挿入口30との間には、仕切り壁64により仕切られている。
また、ハウジング12の後面26側には、可動部材122が設置される可動部材設置部36が形成されている。この可動部材設置部36は、後面26の両側の一方の側面52側及び他方の側面54側が延設された一対の囲い部32が形成されており、この囲い部32により可動部材122の両側面側127が囲われるようになっている。
ハウジング12の上面34は、矩形状の平面で形成されており、後面26側の一部が切りかかれ、第1コンタクト収容部60及び第2コンタクト収容部62の一部が露出するようにされている。なお、この切りかかれた部分は、装着された第1コンタクト66及び第2コンタクト92の一部が露出し、可動部材122と組み合わされる部分となる。
ハウジング12の底面38は、平面状に形成された部分と、この平面状に形成された部分から前面14側に向かってくし歯状に延設された複数の延設部48が形成されている。この複数の延設部48は、ハウジング12の第2コンタクト収容部62と対応するように形成されている。また、この複数の延設部48は、ハウジング12の前面14に形成された壁部22と繋がれており、この複数の延設部48の間には、上述した前側開放部42が設けられるようになる。なお、平面状に形成された部分の後面26側には、一方の側面52側から他方の側面54側に亘って開放された後側開放部44が形成されている。この後側開放部44には、後述する第1コンタクト66及び第2コンタクト92の第1コンタクト収容部60及び第2コンタクト収容部62からはみ出した部分が配置されるようになる。なお、第2コンタクト92は、第2接続部74(図6B、図10参照)が配置されるようになる。
また、底面38の平面状に形成された部分は、回路基板に載置される載置部46となっており、載置部46と繋がって形成されている複数の延設部48も、載置部46と共に回路基板に載置される部分となる。なお、底面38には、固定部材110の固定部120(図2、図3参照)が挿通される挿通部40が一方の側面52側及び他方の側面54側にそれぞれ形成されている。
次に、図6、図9及び図10を参照して、第1コンタクト66及び第2コンタクト92について説明する。なお、実施形態のコネクタ10に装着される複数の第1コンタクト66はそれぞれ共通する構成となっているので、代表して一つの第1コンタクト66を説明する。また、第2コンタクト92も同様に、一つの第2コンタクト92を代表して説明する。
第1コンタクト66は、図6A及び図9に示すように、所定の厚さを有する金属製の板体を、例えば、打ち抜き加工することで形成されており、ハウジング12の底面38側に配置される第1本体部68を有し、第1本体部68の先端側、すなわちハウジング12の開口部16側に配置される部分に、回路基板と接続される第1接続部74が形成されている。また、第1本体部68の略中央部分からは、上方、すなわち、ハウジング12の上面34方向に向かって延設された第1柱状部76が形成されている。
そして、この第1柱状部76の第1本体部68とは反対側の端部からは、第1本体部68と略並行に、第1腕部78が開口部16側に向かって延設されている。なお、この第1腕部78の先端側には、挿入されたFPC136の導体部140と接触される第1接触部86が凸状に突出して形成されている。一方、第1柱状部76の端部の第1腕部78とは反対側には、第1コンタクト挿入口28側に向かって第1レバー部80が延設されている。
また、第1本体部68と第1腕部78との間には、第1腕部78に沿って延設された中間腕部84が形成されている。この中間腕部84は、実施形態では、第1本体部68の第1柱状部76が延設された部分から形成されている。また、中間腕部84は、第1腕部78に向かうように傾斜して形成されている。中間腕部84の先端側には、第1接触部86が形成されている。なお、実施形態では、第1腕部78に形成された第1接触部86を上側第1接触部88とし、中間腕部84に形成された第1接触部86を下側第1接触部90とし、また、これらをまとめて第1接触部86という場合もある。
そして、第1腕部78の上側第1接触部88と中間腕部84の下側第1接触部90とで、FPC136の各導体部140に接触されるようになる。
また、第1レバー部80は、第1柱状部76から離れるにつれて第1本体部68側に傾斜するように形成されている。この第1レバー部80が移動されることで、第1柱状部76を軸として、第1腕部78が第1レバー部80の移動する方向と反対方向、すなわち、中間腕部84に近づくように移動されるようになる。なお、第1レバー部80の先端側、すなわち、第1コンタクト挿入口28側は第1本体部68側に突出した爪部82となっており、可動部材122が回転自在に取り付けられる部分となる。
また、第1本体部68の第1レバー部80の爪部82と対応する部分には、突出した凸部72が形成されており、爪部82と共に、可動部材122を回転自在に支持する部分となる。なお、第1本体部68の第1接続部74とは反対側の端部側は、第1コンタクト66をハウジング12に挿入する際に、組み立て装置等に取り付けられる部分となる。
また、第1本体部68の先端側に形成された第1接続部74は、ハウジング12の前側開放部42に配置される部分となり、第1本体部68から突出して形成されている。この第1接続部74は、第1コンタクト66がハウジング12に装着された場合、ハウジング12の底面38から回路基板側にはみ出す程度の大きさで形成されている。なお、第1本体部68の第1柱状部76と第1接続部74との間の部分は、弾性変形可能な弾性変形部70となっており、後述するコネクタ10の組み立ての際に、弾性変形されるようになる。
次に、第2コンタクト92は、図6B及び図10に示すように、所定の厚さを有する金属製の板体を、例えば、打ち抜き加工することで形成されており、ハウジング12の底面38側に配置される第2本体部94を有し、第2本体部94の先端部側、すなわちハウジング12の開口部16側には、FPC136の導体部140と接触される第2接触部104が突出して形成されており、また、第2本体部94の後端側、すなわちハウジング12の第2コンタクト挿入口30側に配置される部分には、回路基板と接続される第2接続部96が形成されている。また、第2本体部94の略中央部分からは、上方、すなわち、ハウジング12の上面34方向に向かって延設された第2柱状部98が形成されている。
そして、この第2柱状部98の第2本体部94とは反対側の端部には、第2本体部94と略並行に、第2腕部100が開口部16側に向かって延設されている。また、この第2腕部100の先端側には、挿入されたFPC136の導体部140と接触される第2接触部104が凸状に突出して形成されている。なお、実施形態では、第2腕部100に形成された第2接触部104を上側第2接触部106とし、第2本体部94に形成された第2接触部104を下側第2接触部108とし、また、これらをまとめて第2接触部という場合もある。そして、第2腕部100の上側第2接触部と中間腕部の下側第2接触部とで、FPCの基板138を挟持し、各導体部140と接触されるようになる。一方、第2柱状部98の端部の第2腕部100とは反対側には、第2レバー部102がハウジング12の第2コンタクト挿入口30側に向かって延設されている。
第2レバー部102は、第2柱状部98から離れるにつれて第2本体部94側に傾斜するように形成されている。この第2レバー部102が移動されることで、第2柱状部98を軸として、第2腕部100が第2レバー部102の移動する方向と反対方向、すなわち、第2本体部94に近づくように移動するようになる。
また、第2レバー部102の先端側、すなわち、第2コンタクト挿入口30側は第1レバー部80と異なり、平坦となっているが、これに限らず、第1レバー部のように第2本体部側に突出した爪部を形成してもよい。なお、第2本体部94の第2接続部96側の端部側は、第2コンタクト92をハウジング12に挿入する際に、組み立て装置等に取り付けられる部分となる。
また、第2本体部94の後端側に形成された第2接続部96は、ハウジング12の後側開放部44に配置され、第2本体部94から突出して形成されている。この第2接続部96は、第2コンタクト92がハウジング12に装着された場合、ハウジング12の底面38から回路基板側にはみ出す程度の大きさで形成されている。
また、固定部材110は、図2、図3に示すように、所定の厚さを有する金属製の板体を、例えば、打ち抜き加工することで形成されており、固定部材本体112と、固定部材本体112の一方の側面側114から延設されたハウジング12に挿入されて装着される圧入部116と、固定部材本体112の下方側、すなわち、ハウジング12の底面38側に配置される固定部120とを有している。
圧入部116は、ハウジング12に形成された固定部材装着部24に圧入される部分となり、下方側に突出した圧入突起118が形成されている。また、固定部120は、回路基板とはんだ付け等により固定される部分であり、固定部材110がハウジング12に装着された場合、ハウジング12の底面から回路基板側にはみ出す程度の大きさで形成されている。
可動部材122は、図1〜図3、図6及び図11に示すようにハウジング12の可動部材設置部36と一方の側面52側と他方の側面54側に形成された囲い部32の間に収まる大きさの略直方体状に形成されている。可動部材122は、前面側124から後面側126に亘って複数の貫通孔130が形成されている。この複数の貫通孔130は、可動部材122の底面側128に形成されており、ハウジング12に装着された第1コンタクト66及び第2コンタクト92の第1レバー部80及び第2レバー部102が貫通される部分となる。
また、複数の貫通孔130の底面側128は、第1コンタクト66の第1レバー部80及び第2コンタクト92の第2レバー部102を押圧する押圧部132となっている。この押圧部132は、図6に示すように断面形状が一部を面取りした矩形状となっており、所定の大きさブロック体で形成されている。そして、FPC136が挿入されていない場合は、押圧部132の長手部分134が横になった状態で配置され、FPC136が装着され、可動部材122が回転された場合は、押圧部132の長手部分134が立った状態となり、第1レバー部80及び第2レバー部を上方に押圧するようになる。また、この押圧部132は、第1レバー部80に形成された爪部82に係止される部分となる。なお、可動部材122は、押圧部132を軸として回転されるようになる。
次に、実施形態に係るコネクタ10の製造方法について主に図2、図3、図6、図12及び図13を参照して説明する。実施形態のコネクタの製造方法としては、上述した各部材を別々に製造し、これらを組み立てることで行われる。
コネクタ10の組み立ては、まず、ハウジング12に第1コンタクト66及び第2コンタクト92を装着させる。この装着は、ハウジング12の後面26に形成された第1コンタクト挿入口28及び第2コンタクト挿入口30に第1コンタクト66及び第2コンタクト92をそれぞれ挿入し、ハウジング12の内部の第1コンタクト収容部60及び第2コンタクト収容部62に収容することで行われる。なお、実施形態に係るコネクタの組み立てでは、この第1コンタクト66及び第2コンタクト92の挿入は、ハウジング12の後面26からまとめて行われる(図2、図3参照)。すなわち、複数の第1コンタクト66と第2コンタクト92を交互に配置し、ハウジング12の後面26の第1コンタクト挿入口28及び第2コンタクト挿入口30からまとめて挿入する。
ここで、第1コンタクト66のハウジング12への挿入方法について説明する。第1コンタクト66の第1接続部74は、ハウジング12の後面26の第1コンタクト挿入口28から挿入され、ハウジング12の前面14側に配置されるため、ハウジング12の底面38の載置部46を乗り越えて行う。第1コンタクト66の挿入は、まず、図12Aに示すようにハウジング12の第1コンタクト挿入口28に挿入する。このとき、第1接続部74はハウジング12の底面38の載置部46の端部50と当接する。この状態で第1コンタクトをさらに挿入すると、第1接続部74が長尺の第1本体部68の先端側に形成されており、第1本体部68の第1柱状部76と第1接続部74との間が弾性変形可能な弾性変形部70となっているため、第1コンタクト66は、載置部46の端部50と当接した状態から、図12Bに示すように、第1本体部68の弾性変形部70が弾性変形して載置部46上に乗り上げるようになる。なお、第1コンタクト66の第1接続部74が当接する載置部46の端部50は、第1接続部74が載置部46上に弾性変形して乗り上げやすくするために、面取りがしてある。
その後、第1コンタクト66の第1接続部74は、そのまま載置部46上を移動し、図13Aに示すように、第1接続部74が載置部46を越えた位置で、弾性変形部70の弾性力により元の位置に戻るようになる。なお、この載置部46を越えた位置が前側開放部42となっており、図13Bに示すように、第1接続部74を配置することができるようになる。
一方、第2コンタクト92は、図6Bに示すように、ハウジング12の第2コンタクト挿入口30から挿入し、そのまま、押し入れることで、第2コンタクト収容部62の所定の場所に配置するようになる。なお、第1コンタクト66及び第2コンタクト92は、第1コンタクト収容部60及び第2コンタクト収容部62を移動する場合、それぞれの仕切り壁64に挟まれ、摺動しながら挿入するようになる。
その後、第1コンタクト66及び第2コンタクト92を、第1コンタクト収容部60及び第2コンタクト収容部62の所定に位置となるまで挿入する(図6参照)。このとき、第1コンタクト66の第1接続部74は、ハウジング12の前面14側の前側開放部42に配置し、第2コンタクト92の第2接続部96は、ハウジング12の後面26側の後側開放部44に配置するようになる。
また、ハウジング12内の第1コンタクト収容部60及び第2コンタクト収容部62に収容した第1コンタクト66及び第2コンタクト92は、ハウジング12の配置部58を挟んで、上下に第1コンタクト66の第1腕部78及び中間腕部84をそれぞれ配置し、また、第2コンタクト92の第2腕部100及び第2本体部94をそれぞれ配置する(図6参照)。なお、第1コンタクト及び第2コンタクトは、第1コンタクト収容部60及び第2コンタクト収容部62の各仕切り壁64で挟むことで装着する。
その後、ハウジング12に装着した第1コンタクト66及び第2コンタクト92に可動部材122を取り付ける。この取り付けは、図1及び図6に示すように、可動部材122に形成された複数の貫通孔130に第1コンタクト66の第1レバー部80及び第2コンタクト92の第2レバー部102をそれぞれ貫通して行う。このとき、第1コンタクト66の第1レバー部80に形成された爪部82に可動部材122の押圧部132を押し入れ、回転自在となるように取り付ける。なお、可動部材122を取り付けた状態は、ハウジング12に対して立ち上がった状態となっており、押圧部132の長手部分134が横になり、第1レバー部80及び第2レバー部102との接していない状態となっている(図6参照)。
また、固定部材110の取り付けは、ハウジング12の前面14に形成された固定部材装着部24に固定部材110の圧入部116を圧入することで行う(図1〜図3参照)。この固定部材110の取り付けは、任意の工程で行うことができ、例えば、第1コンタクト66及び第2コンタクト92の挿入した次の工程、または、第1コンタクト66及び第2コンタクト92の挿入と同時に行ってもよい。
以上で、実施形態のコネクタ10の組み立てが終了する。このとき、第1コンタクト66の第1接続部74、第2コンタクト92の第2接続部96及び固定部材110の固定部120がハウジング12の底面38の載置部46から回路基板側に突出した状態となる(図4、図6参照)。
そして、この組み立てられたコネクタ10を回路基板に取り付ける場合は、回路基板上の所定の位置に、第1コンタクト66の第1接続部74、第2コンタクト92の第2接続部96及び固定部材110の固定部120をはんだ付け等により接続し、固定する。このとき、第1コンタクト66の第1接続部74側は、ハウジング12に固定されておらず、また、弾性変形可能となっているため、回路基板に取り付ける際、第1コンタクトのずれを吸収することで、均一性のばらつきを抑え、コネクタ10の取り付けの精度を高めることができる。なお、第2コンタクト92の第2接続部96も同様にハウジングに固定されていないので、同様の効果を得ることができる。
次に、主に図1、図6、図14及び図15を参照して、コネクタ10へのFPC136の接続について説明する。まず、FPC136の導体部140が形成された基板138部分をコネクタ10のハウジング12の開口部16に挿入し、コネクタ10のハウジング12の内部空間56の配置部58に配置する。このとき、第1コンタクト66の第1接触部86と第2コンタクト92の第2接触部104がFPC136の導体部140と対応する位置となる。
その後、可動部材122をハウジング12に対して立った状態から、図15に示すように、ハウジング12と平行、すなわち、FPC136の挿入方向と平行となるように押圧部132を軸に回転させる。この可動部材122の回転により、可動部材122の押圧部132の長手部分134が第1レバー部80及び第2レバー部102を上方に押圧することで、第1柱状部76及び第2柱状部98を軸として、第1腕部78及び第2腕部100が導体部140側に移動する。このとき、第1柱状部76及び第2柱状部98は変形することで弾性力を得ることになる。
そして、第1コンタクト66の上側第1接触部88と下側第1接触部90、及び、第2コンタクト92の上側第2接触部106と下側第2接触部108により、導体部140を挟持して接触するようになると共に、挟持することでFPC136の抜け止めとなる。以上で、コネクタ10へのFPC136の接続が完了する。
また、FPC136を取り外す場合は、可動部材122を反対方向、すなわちハウジング12と垂直となるように回転させる。この回転により、可動部材122の押圧部132の長手部分134が横になり、第1レバー部80及び第2レバー部の押圧部132による支えを解除すると共に、第1柱状部76及び第2柱状部98の変形が弾性力により元に戻り、第1レバー部80及び第2レバー部102が下方に移動し、第1腕部78及び第2腕部100が上方に移動する(図6参照)。そして、第1コンタクト66の第1接触部86及び第2コンタクトの第2接触部104が導体部140から離すことで、FPC136の導体部140との接触を解除する。その後、FPC136を引き抜くことで、FPC136をコネクタ10から取り外すことができる。
なお、上記実施形態では、下側第1接触部を中間腕部に形成したが、これに限らず、中間腕部を省き、第1本体部の上側第1接触部と対応する位置に形成するようにしてもよい。
[変形例1]
上記実施形態では、可動部材122をハウジング12の後面26側に設けた場合を説明したが、これに限らず、図16Aに示すように、前面14側に設けるようにしてもよい。その場合、コネクタ10Aの第1コンタクト66Aの第1腕部78A及び第1本体部68Aと第2コンタクト92Aの第2腕部100と第2本体部94との間に可動部材122Aの押圧部132Aが配置され、回転自在に取り付けられるようになる。また、第1コンタクト66Aの第1腕部78Aの先端側に爪部82Aが形成されるようになる。このような構成としても、実施形態と同様に、第1コンタクト66Aの第1接続部74を弾性変形部70を介した構成とすることで、第1コンタクト66A及び第2コンタクト92Aをハウジング12Aの一方からまとめて組み立てることができ、実施形態のコネクタ10と同様の効果を得ることができる。そして、変形例1のような構成とすることで、第1コンタクト及び第2コンタクトの第1レバー部及び第2レバー部を省くことができる。なお、変形例1のコネクタ10Aは実施形態の構成と共通するものは同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
[変形例2]
また、上記実施形態及び変形例1では、可動部材122、122Aを設けた場合を説明したが、これに限らず、図16Bに示すように、第1コンタクト66Bの第1腕部78B及び中間腕部84Bの間、及び、第2コンタクト92Bの第2腕部100Bと第2本体部94Bの間を狭め、FPC136の導体部140を挿入した状態で挟持できるようにすることもできる。このような構成としても、実施形態と同様に、第1コンタクト66Bの第1接続部74を弾性変形部70を介した構成とすることで、第1コンタクト66B及び第2コンタクト92Bをハウジング12Bの一方からまとめて組み立てることができ、実施形態のコネクタ10と同様の効果を得ることができる。また、変形例2のような構成とすることで、可動部材を省くことができる。さらに、変形例2においても第1コンタクト及び第2コンタクトの第1レバー部及び第2レバー部を省くことができる。なお、変形例1のコネクタ10Bは実施形態の構成と共通するものは同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
10、10A、10B:コネクタ 12、12A、12B:ハウジング 14:前面 16:開口部 18:第1溝部 20:第2溝部 22:壁部 23:繋ぎ部 24:固定部材装着部 26:後面 28:第1コンタクト挿入口 30:第2コンタクト挿入口 32:囲い部 34:上面 36:可動部材設置部 38:底面 40:挿通部 42:前側開放部 44:後側開放部 46:載置部 48:延設部 50:端部 52:一方の側面 54:他方の側面 56:内部空間 58:配置部 60:第1コンタクト収容部 62:第2コンタクト収容部 64:仕切り壁 66、66A、66B:第1コンタクト 68、68A:第1本体部 70:弾性変形部 72:凸部 74:第1接続部 76:第1柱状部 78、78A、78B:第1腕部 80:第1レバー部 82、82A:爪部 84、84B:中間腕部 86:第1接触部 88:上側第1接触部 90:下側第1接触部 92、92A、92B:第2コンタクト 94:第2本体部 96:第2接続部 98:第2柱状部 100、100B:第2腕部 102:第2レバー部 104:第2接触部 106:上側第2接触部 108:下側第2接触部 110:固定部材 112:固定部材本体 114:側面側 116:圧入部 118:圧入突起 120:固定部 122、122A:可動部材 124:前面側 126:後面側 127:側面側 128:底面側 130:貫通孔 132:押圧部 134:長手部分 136:FPC(被接続部材) 138:基板 140:導体部

Claims (9)

  1. 複数の導体部が形成された被接続部材と接続される複数の第1コンタクト及び複数の第2コンタクトと、
    前記第1コンタクト及び前記第2コンタクトが交互に収容される第1コンタクト収容部及び第2コンタクト収容部が内部に形成されたハウジングと、を有するコネクタであって、
    前記ハウジングは、一方側に、前記被接続部材が挿入される開口部が形成され、前記開口部の反対側に、前記第1コンタクト収容部及び前記第2コンタクト収容部と連通され、前記第1コンタクト及び前記第2コンタクトが挿入される第1コンタクト挿入口及び第2コンタクト挿入口が形成され、
    前記第1コンタクトは、前記導体部と接触される第1接触部と、前記第1接触部と同じ方向に形成された被取付部材と接続される第1接続部を有し、
    前記第2コンタクトは、前記導体部と接触される第2接触部と、前記第2接触部と反対方向に形成された前記被取付部材と接続される第2接続部を有し、
    前記第1コンタクトの前記第1接触部及び前記第1接続部が前記ハウジングの前記開口部側に配置され、前記第2コンタクトの前記第2接触部が前記ハウジングの前記開口部側に配置され、前記第2接続部が前記第2コンタクト挿入口側に配置されていることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記ハウジングは、前記被取付部材に載置される側に載置部を有し、
    前記載置部の前記開口部側には、前記コンタクトの前記第1接続部が前記被取付部材側に突出される前側開放部が形成され、
    前記載置部の前記開口部とは反対側には、前記第2接続部が前記取付部材側に突出される後側開放部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記第1コンタクトは、前記第1接続部が形成された第1本体部を有し、
    前記第1本体部は、前記第1接続部が反復移動可能となる弾性変形部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のコネクタ。
  4. 前記第1コンタクトは、前記第1本体部に対して前記被取付部材と反対方向に延設された第1柱状部と、前記第1柱状部の端部から前記第1接続部側であって、前記第1本体部に沿って形成された第1腕部と、前記第1本体部と前記第1腕部の間であって、前記開口部側に延設された中間腕部とを有し、
    前記第1腕部及び前記中間腕部の少なくとも一方に、前記第1接触部が形成されており、
    前記第1腕部及び前記中間腕部は、前記被接続部材を挟持できるように形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のコネクタ。
  5. 前記第2コンタクトは、前記第2接続部が形成された第2本体部と、前記第2本体部に対して前記被取付部材と反対方向に延設された第2柱状部と、前記第2柱状部の端部から前記第2接続部とは反対側であって、前記第2本体部に沿って形成された第2腕部とを有し、
    前記第2腕部及び前記第2本体部の少なくとも一方に前記第2接触部が形成されており、
    前記第2腕部と前記第2本体部は、前記被接続部材を挟持できるように形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のコネクタ。
  6. 前記第1腕部及び前記第2腕部は、前記第1柱状部及び前記第2柱状部を軸として反復移動可能とされ、
    前記第1腕部及び前記第2腕部が移動されることで、前記被接続部材が挟持されることを特徴とする請求項5に記載のコネクタ。
  7. 前記第1コンタクトは、前記第1腕部の反対方向に延設された第1レバー部を有し、
    前記第2コンタクトは、前記第2腕部の反対方向に延設された第2レバー部を有し、
    前記第1レバー部及び前記第2レバー部には、前記第1レバー部及び前記第2レバー部を上方に移動させる押圧部が形成された可動部材が回転自在に設けられており、
    前記可動部材の前記押圧部が前記第1レバー部及び前記第2レバー部を被取付部材と反対方向に移動させることで、前記第1柱状部及び前記第2柱状部を軸として前記第1腕部及び前記第2腕部が前記被接続部材側に移動することを特徴とする請求項5又は6に記載のコネクタ。
  8. 複数の導体部が形成された被接続部材と接続する複数の第1コンタクト及び複数の第2コンタクトと、
    前記第1コンタクト及び前記第2コンタクトを交互に収容する第1コンタクト収容部及び第2コンタクト収容部を内部に形成したハウジングと、を有するコネクタの製造方法であって、
    前記ハウジングは、一方側に、前記被接続部材を挿入する開口部を形成し、前記開口部の反対側に、前記第1コンタクト収容部及び前記第2コンタクト収容部と連通し、前記第1コンタクト及び前記第2コンタクトを挿入する第1コンタクト挿入口及び第2コンタクト挿入口を形成し、
    前記第1コンタクトは、前記導体部と接触する第1接触部と、前記第1接触部と同じ方向に形成した被取付部材と接続する第1接続部を有し、
    前記第2コンタクトは、前記導体部と接触する第2接触部と、前記第2接触部と反対方向に形成した前記被取付部材と接続する第2接続部を有し、
    前記第1コンタクトと前記第2コンタクトは、それぞれ前記ハウジングの第1コンタクト挿入口及び前記第2コンタクト挿入口から挿入し、前記第1コンタクトの前記第1接触部及び前記第1接続部を前記ハウジングの前記開口部側に配置し、前記第2コンタクトの前記第2接触部を前記ハウジングの前記開口部側に配置し、前記第2接続部を前記第2コンタクト挿入口側に配置することを特徴とするコネクタの製造方法。
  9. 前記ハウジングは、前記被取付部材に載置する側に載置部を有し、
    前記載置部の前記開口部側には、前記コンタクトの前記第1接続部が前記被取付部材側に突出する前側開放部を形成し、
    前記載置部の前記開口部とは反対側には、前記コンタクトの前記第2接続部が前記取付部材側に突出する後側開放部を形成し、
    前記第1コンタクトは、前記第1接続部を形成した第1本体部を有し、
    前記第1本体部は、前記第1接続部が反復移動可能となる弾性変形部を有し、
    前記第1コンタクトは、前記第1コンタクト収容部に挿入するときに、前記第1コンタクトの前記第1接続部の先端が前記ハウジングの前記載置部の端部に当接し、その後、前記第1コンタクトの前記本体部が弾性変形して上方に移動することで前記載置部を乗り越え、その後、前記第1接続部を前記前側開放部に配置し、
    前記第2コンタクトは、前記第2コンタクト収容部に挿入するとき、前記後側開放部に前記第2接続部を配置することを特徴とする請求項8に記載のコネクタの製造方法。
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