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JP2017024880A - エレベータ及びエレベータの気圧制御方法 - Google Patents

エレベータ及びエレベータの気圧制御方法 Download PDF

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JP2017024880A JP2015147396A JP2015147396A JP2017024880A JP 2017024880 A JP2017024880 A JP 2017024880A JP 2015147396 A JP2015147396 A JP 2015147396A JP 2015147396 A JP2015147396 A JP 2015147396A JP 2017024880 A JP2017024880 A JP 2017024880A
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Abstract

【課題】乗りかごに対する気圧制御の異常を検出することができるエレベータ及びエレベータの気圧制御方法を提供する。
【解決手段】エレベータ1は、乗りかご120と、気圧調整機構2と、気圧制御部4と、気圧情報検出部3と、を有する。気圧制御部4は、乗りかご120の気圧制御を行うときの目標値となる目標値パターン及び目標値パターンに基づいて許容値パターンを設定し、目標値パターンに基づいて気圧調整機構2を制御する。また、気圧制御部4は、気圧情報検出部が検出した気圧情報が、許容値パターンの範囲内か否かを判定する。
【選択図】図3

Description

本発明は、乗りかごの昇降動作に合わせて乗りかご内の気圧を制御することができるエレベータ及びエレベータの気圧制御方法に関するものである。
近年、建築構造物の高層化に伴い、エレベータの乗りかごの昇降距離が長くなり、さらに乗りかごの昇降速度も速くなっている。乗りかごの昇降距離が長くなり、昇降速度が速くなると、乗りかご内の気圧変化も大きくなる。そして、乗りかご内の気圧が急激に変化すると、耳詰まりや不快感を乗客に与えることがある。
このような不都合を改善するために、例えば、特許文献1に記載されているようなものがある。特許文献1には、エレベータかご内の気圧をかごの昇降に合わせて所定値幅で段階的に変化させる気圧調整装置を備えた技術が記載されている。
特開平7−112879号公報
しかしながら、従来のエレベータは、乗りかごを構成する側板や天井及びドア等に設けられたゴムパッキンが経年劣化や、外部からの力により破損すると、乗りかごの気密構造が低下していた。また、乗りかごの気密構造が低下すると、乗りかごから空気が漏れ出し、乗りかごが所望の気圧に達しなくなる。そして、特許文献1に記載された技術は、乗りかごの気圧制御に影響を与える乗りかごの気密構造の異常については、何も考慮されていないため、乗りかごの気密構造に異常が発生すると、乗りかごに対する気圧制御にも異常が生じていた。
本発明の目的は、上記の問題点を考慮し、乗りかごに対する気圧制御の異常を検出することができるエレベータ及びエレベータの気圧制御方法を提供することにある。
上記課題を解決し、本発明の目的を達成するため、本発明のエレベータは、昇降路内を昇降動作する乗りかごと、気圧調整機構と、気圧制御部と、気圧情報検出部と、を有する。気圧調整機構は、乗りかご中に空気を供給する加圧動作、及び乗りかごの中の空気を排気する減圧動作を行う。気圧制御部は、乗りかごの気圧制御を行うときの目標値となる目標値パターン及び目標値パターンに基づいて許容値パターンを設定し、目標値パターンに基づいて気圧調整機構を制御する。気圧情報検出部は、乗りかごの中における気圧に関する気圧情報を検出する。また、気圧制御部は、気圧情報検出部が検出した気圧情報が、許容値パターンの範囲内か否かを判定する。
また、本発明のエレベータの気圧制御方法は、以下(1)から(5)に示す工程を含んでいる。
(1)乗りかごが昇降路を昇降動作する際における乗りかごの気圧制御を行うときの目標となる目標値パターンを気圧制御部が設定する工程。
(2)目標値パターンに基づいて、気圧制御部が許容値パターンを設定する工程。
(3)目標値パターンに基づいて気圧制御部が、気圧調整機構を制御する工程。
(4)乗りかごが昇降路を昇降動作する際に、乗りかごの中における気圧に関する気圧情報を気圧情報検出部が検出する工程。
(5)気圧情報検出部が検出した気圧情報が許容値パターンの範囲内か否かを気圧制御部が判定する工程。
本発明のエレベータ及びエレベータの気圧制御方法によれば、乗りかごの気圧制御の異常を効率的に検出することができる。
本発明の第1の実施の形態例にかかるエレベータを示す模式的に示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態例にかかるエレベータの乗りかごを示す概略構成図である。 本発明の第1の実施の形態例にかかるエレベータの制御系を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態例にかかるエレベータにおける許容値パターンを生成する際の工程を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態例にかかるエレベータにおける乗りかごの速度パターンを示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態例にかかるエレベータにおける行程パターンを示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態例にかかるエレベータにおける下降運転時の気圧の状態を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態例にかかるエレベータにおける上昇運転時の気圧の状態を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態例にかかるエレベータにおける乗りかごの昇降動作時の気圧制御を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態例にかかるエレベータにおける異常判定処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態例にかかるエレベータにおける異常判定の結果を示す説明図である。 本発明の第2の実施の形態例にかかるエレベータにおける許容値パターンを生成する際の工程を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態例にかかるエレベータの気圧差パターンを示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態例にかかるエレベータ及びエレベータの気圧制御方法について、図1〜図13を参照して説明する。なお、各図において共通の部材には、同一の符号を付している。
1.第1の実施の形態例
1−1.エレベータの構成例
まず、本発明の第1の実施の形態例(以下、「本例」という。)にかかるエレベータの構成について、図1を参照して説明する。
図1は本例にかかるエレベータの構成例を示す概略構成図である。
図1に示すように、本発明のエレベータ1は、建物構造物内に形成された昇降路110と、人や荷物を載せる乗りかご120と、ロープ130と、釣合錘140と、巻上機100とを備える。昇降路110は、建築構造物内に形成され、その頂部には機械室160が設けられている。
巻上機100は、機械室160に配置され、ロープ130を巻き掛けることにより乗りかご120を昇降させる。また、巻上機100の近傍には、ロープ130が装架される反らせ車150が設けられている。
乗りかご120は、中空の略直方体状に形成されている。乗りかご120は、ロープ130を介して、釣合錘140と連結され、昇降路110内を昇降する。
次に、図2を参照して、乗りかご120の構成について説明する。
図2は、乗りかご120を示す斜視図である。
図2に示すように、乗りかご120は、中空の直方体状に形成されている。乗りかご120は、かご床121と、天井122と、3つの第1側板123と、第2側板124と、かご側ドア126とを有している。そして、かご床121と、天井122と、3つの第1側板123と、第2側板124と、かご側ドア126によりかご室を構成している。
かご床121は、矩形状に形成されており、かご室の床面となる。天井122は、かご床121と同様に、矩形状に形成されている。天井122は、かご床121に対して鉛直方向に対向し、かご室の鉛直方向の上部に配置される。
第1側板123及び第2側板124は、かご床121の周囲においてかご床121に対して垂直に立設されている。第2側板124には、図1に示す昇降路110の出入り口側に配置される。第2側板124には、開口部124aが設けられている。開口部124aには、かご側ドア126が開閉可能に設けられている。
また、乗りかご120は、後述する気圧制御を好適に行うために、気密構造になっている。乗りかご120の気密構造は、例えば、かご床121と、天井122と、3つの第1側板123と、第2側板124と、かご側ドア126の間には、それぞれゴムパッキンやシール材等の封止体を設けることで構成される。これにより、かご側ドア126が閉じられた際に、乗りかご120内は、気密的に封止される。
乗りかご120には、気圧調整機構2と、気圧情報検出部3と、気圧制御部4が設けられている。気圧調整機構2は、乗りかご120における天井122の上面に配置されている。気圧調整機構2は、送風機であり、配管2aを介して乗りかご120内の空気を外部に排気したり、配管2aを介して乗りかご120内に空気を供給したりする。そして、気圧調整機構2は、乗りかご120内を減圧する動作を、乗りかご120内を加圧する動作を行う。
なお、本例では、乗りかご120内の減圧動作と加圧動作を行う一台の送風部で気圧調整機構2を構成する例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、乗りかご120内を加圧する加圧用送風部と乗りかご120内を減圧する減圧用送風部からなる複数の送風部で気圧調整機構を構成してもよい。
気圧情報検出部3は、乗りかご120内の気圧情報を検出する。本例のエレベータ1では、気圧情報検出部3が検出する気圧情報は、乗りかご120内の気圧である。気圧情報検出部3が検出した乗りかご120の気圧情報は、気圧制御部4に送信される。
なお、本例では、気圧情報検出部3が検出する気圧情報として、乗りかご120内の気圧である旨を説明したが、これに限定されるものではない。気圧情報検出部3は、乗りかご120内の気圧と乗りかご120の外部の気圧の差である差圧情報を検出してもよい。
なお、本例では、気圧制御部4を乗りかご120に設けた例を説明したが、これに限定されるものではなく、乗りかご120の外部に設けて、無線又は有線のネットワークを介して気圧調整機構2及び気圧情報検出部3に接続されるようにしてもよい。
次に、図3を参照して本例のエレベータ1における気圧制御部の制御系の構成について説明する。
図3は、気圧制御部の制御系を示すブロック図である。
図3に示すように、気圧制御部4は、制御部11と、目標値パターン生成部12と、記憶部13と、異常検出部14と、出力部15とを有している。制御部11は、目標値パターン生成部12と、記憶部13と、異常検出部14と、出力部15に接続されており、各部を制御する。また、制御部11は、気圧調整機構2及び気圧情報検出部3に接続されている。そして、制御部11は、気圧調整機構2の駆動を制御する。
制御部11は、例えば、例えばCPU(Central Processing Unit)と、CPUが実行するプログラムや各種データ等を記憶するためのROM(Read Only Memory)と、CPUの作業領域として使用されるRAM(Random Access Memory)とを有する。
目標値パターン生成部12は、乗りかご120が昇降動作する際の乗りかご120に対する気圧制御の目標値を示す目標値パターンを生成する。そして、目標値パターン生成部12は、生成した目標値パターンを制御部11に出力する。制御部11は、出力された目標値パターンに基づいて気圧調整機構2の駆動を制御する。
目標値パターンの生成方法については、後述する。
記憶部13には、例えば、目標値パターン生成部12において用いられる目標値生成プログラムや、後述する異常検出部14において用いられる異常判定プログラム等の各部を制御するプログラムが格納されている。記憶部13は、格納されているプログラムを制御部11に送信する。制御部11は、受信したプログラムを対応する各部に送信する。
異常検出部14は、許容値パターン生成部21と、許容値格納部22と、許容値比較判定部23と、異常発生判定部24とを有している。
許容値パターン生成部21は、目標値パターン生成部12が生成した目標値パターンに基づいて、許容値パターンを生成する。この許容値パターンの生成方法については、後述する。
許容値パターン生成部21は、生成した許容値パターンを許容値格納部22に送信する。許容値格納部22には、許容値パターン生成部21により生成された許容値パターンが格納される。また、許容値格納部22に格納された許容値パターンは、許容値比較判定部23により取り出される。
許容値比較判定部23は、気圧情報検出部3が検出した気圧情報と、取り出した許容値パターンとを比較し、異常発生の有無を検出する。許容値比較判定部23は、検出結果を異常発生判定部24に送信する。
異常発生判定部24は、受信した許容値比較判定部23の検出結果に基づいて、乗りかご120の気密状態の異常を判定する。なお、異常発生判定部24による乗りかご120の気密状態の異常の判定方法は、後述する。そして、異常発生判定部24は、判定した結果を出力部15に送信する。
出力部15は、異常発生判定部24の判定結果を監視センタ等の外部に出力すると共に、制御部11に送信する。また、制御部11は、出力部15から出力された異常発生判定部24の判定結果に基づいて気圧調整機構2の駆動を制御する。
1−2.許容値パターンの生成方法の一例
次に、図4〜図8を参照して上述した構成を有するエレベータ1における許容値パターンの生成方法の一例について説明する。
図4は、許容値パターンの生成方法を示すフローチャートである。図5は、乗りかごの昇降動作時の速度パターンを示す説明図、図6は、乗りかごの昇降動作時の工程パターンを示す説明図である。図7は、乗りかごの下降動作時における時間と気圧の関係を示す説明図である。図8は、乗りかごの上昇動作時における時間と気圧の関係を示す説明図である。
図4に示すように、まず気圧制御部4の制御部11は、エレベータ1のスペックに基づいて乗りかご120における時間と速度との関係を示す速度パターン201を生成する(ステップS1)。図5の速度パターン201に示すように、乗りかご120の上昇及び下降運転は、加速期と、速度が一定となる定速期と、減速期の3つの速度制御パターンにより行われる。すなわち、乗りかご120は、昇降動作が開始されると、所定の時間加速し、所定の速度まで加速されると所定の時間、一定の速度で昇降動作する。そして、目的の階に乗りかご120が接近すると、乗りかご120は、減速し、目的の階に停止する。
次に、制御部11は、速度パターン201に基づいてS字行程パターン202を生成する(ステップS2)。具体的には、制御部11は、ステップS1の処理において生成した速度パターン201における速度を時間で積分したものを乗りかご120の行程とする。そして、このS字行程パターン202は、乗りかご120の行程(昇降距離)が乗りかご120の昇降動作に伴ってどのように変化するか、すなわち時間と乗りかご120の行程との関係を示している。
図7に示すように、乗りかご120が下降動作すると、乗りかご120の外部の気圧パターン(以下、「外部気圧パターン」という)302は、S字行程パターン202と同様に、S字状に上昇する。また、図8に示すように、乗りかご120が上昇動作すると、乗りかご120の外部気圧パターン402は、S字状に減少する。
次に、図6に示すように、制御部11は、S字行程パターン202の始点と終点(乗りかご120の昇降動作開始時点から停止時点まで)を直線で結び、直線の行程パターン(以下、「直線行程パターン」という)203を生成する(ステップS3)。この直線行程パターン203は、乗りかご120の昇降動作の開始時点から停止時点までの昇降距離を昇降時間で割った値に相当する。
次に、目標値パターン生成部12は、S字行程パターン202と、直線行程パターン203に基づいて、目標行程パターン204を生成する(ステップS4)。目標値パターン生成部12は、S字行程パターン202と直線行程パターン203との間の領域内で目標行程パターン204を生成する。
本例の目標行程パターン204は、S字行程パターン202と直線行程パターン203との間の領域内で、行程を大きく変化させる期間と、小さく変化させる期間を交互に繰り返し、段階的に変化している。
また、目標値パターン生成部12は、この目標行程パターン204の行程を気圧に変換し、図7及び図8に示す目標気圧パターン304、404を生成する。目標気圧パターン304、404は、時間と目標行程パターン204の行程から得られた気圧との関係、すなわち時間と目標とする乗りかご120の内部の気圧との関係を示している。そして、制御部11は、目標気圧パターン304、404に基づいて気圧調整機構2の駆動を制御する。
図7に示すように、乗りかご120が下降動作する場合、目標気圧パターン304は、目標行程パターン204と同様に、段階的に変化する。また、図8に示すように、乗りかご120が上昇動作する場合でも、目標気圧パターン404は、段階的に変化する。乗りかご120内の気圧を段階的に変化させることで、乗客に対して適度な圧力変化を認識させることができる。その結果、乗客に嚥下を誘発させて、耳詰まりや不快感を早期に解消させることができる。
次に、許容値パターン生成部21は、目標値パターンの一例を示す目標気圧パターン304、404に基づいて、許容値パターン305、405を生成する(ステップS5)。許容値パターン305、405は、乗りかご120の気密構造の異常を検出するために用いられる。許容値パターン305、405は、乗りかご120に対して気圧制御を行う際の許容誤差を考慮して設定される。
図7及び図8に示すように、許容値パターン305、405は、上限値を規定する上限許容値パターン305A、405Aと、下限値を規定する下限許容値パターン305B、405Bを有している。
上限値としては、目標気圧パターン304、404の各目標値の、例えば1.1倍である。下限値としては、目標気圧パターン304、404の各目標値の、例えば0.9倍である。なお、許容値パターン305、504の上限値及び下限値の値は、上述したものに限定されるものではなく、エレベータ1や、乗りかご120に要求される気圧制御の精度に応じて適宜設定されるものである。
さらに、本例では、乗りかご120の下降動作時における許容値パターン305の範囲と、乗りかご120の上昇動作時における許容値パターン405の範囲は、同じに設定されているが、これに限定されるものではない。下降動作時における許容値パターン305の範囲と、上昇動作時における許容値パターン405の範囲とが、異なるように設定してもよい。また、目標気圧パターン304、404に対する上限許容値パターン305A、405Aの差の絶対値と、目標気圧パターン304、404に対する下限許容値パターン305B、405Bの差の絶対値を異なる値に設定してもよい。
そして、ステップS6の処理で生成された許容値パターン305、405は、許容値格納部22に格納される。これにより、気圧制御部4による許容値パターンの生成が完了する。
なお、本例では、乗りかご120内の気圧を段階的に変化させる例を説明したが、これに限定されるものではない。乗りかご120内の気圧制御は、エレベータ1のスペック、すなわち乗りかご120の気密性や、乗りかご120の昇降速度に応じて種々に設定されるものである。例えば、乗りかご120内の気圧をほぼ一定の変化量で緩やかに変化させてもよい。この場合、目標値パターン生成部12は、直線行程パターン203を目標値パターンとして設定する。
1−3.エレベータの異常検出動作
次に、図9から図11を参照して上述した構成を有するエレベータ1における異常検出動作について説明する。
図9は、乗りかごの昇降動作時の気圧制御を示すフローチャートである。
図9に示すように、まずエレベータ1の巻上機100が駆動すると、乗りかご120が下降又は上昇する(ステップS11)。次に、気圧制御部4は、気圧調整機構2を駆動させ、乗りかご120内の気圧制御を開始する(ステップS12)。具体的には、気圧制御部4は、乗りかご120内の気圧が、予め生成された目標気圧パターン304、404の目標値となるように、気圧調整機構2の駆動を制御する。
図7に示すように、乗りかご120の下降動作が開始されてから、乗りかご120内の気圧と乗りかご120の外部の気圧が等しくなる時間t0までは、気圧制御部4は、気圧調整機構2を加圧動作させて、乗りかご120内に空気を送り込む。これにより、乗りかご120内の気圧は、外部の気圧に対して高くなる陽圧状態になる。
また、時間t0から乗りかご120の下降動作が停止するまでは、気圧制御部4は、気圧調整機構2を減圧動作させて、乗りかご120内の空気を外側へ排気する。これにより、乗りかご120内の気圧は、外部の気圧に対して低くなる陰圧状態になる。
また、図8に示すように、乗りかご120の上昇動作が開始されてから、乗りかご120内の気圧と乗りかご120の外部の気圧が等しくなる時間t0までは、気圧制御部4は、気圧調整機構2を減圧動作させて、乗りかご120内の空気を外側へ排気する。そのため、乗りかご120内の気圧は、外部の気圧に対して低くなる陰圧状態になる。
さらに、時間t0から乗りかご120の上昇動作が停止するまでは、気圧制御部4は、気圧調整機構2を加圧動作させて、乗りかご120内に空気を送り込む。そのため、乗りかご120内の気圧は、外部の気圧に対して高くなる陽圧状態になる。
図7及び図8に示す気圧調整機構2が加圧動作する区間を、加圧区間と称し、気圧調整機構2が減圧動作する区間を、減圧区間と称す。
ステップS12の処理の間、気圧情報検出部3は、乗りかご120内の気圧情報を検出する。そして、気圧情報検出部3は、検出した気圧情報を気圧制御部4に送信する。そして、気圧制御部4は、気圧情報と目標値とを比較し、乗りかご120内の気圧が目標値に近づくように気圧調整機構2の駆動を制御する。このように、気圧情報検出部3が検出した気圧情報を用いてフィードバック制御を行うことで、乗りかご120内の気圧を目標値に近づけることができ、乗りかご120内の環境をより好適な状態にすることができる。
次に、気圧制御部4は、許容値比較判定部23が異常を検出したか否かを判断する(ステップS13)。すなわち、許容値比較判定部23は、気圧情報検出部3が検出した情報と、予め許容値格納部22に格納されている許容値パターン305、405とを比較する。
そして、許容値比較判定部23は、気圧情報の値、すなわち乗りかご120内の気圧が許容値パターン305、405の範囲から外れたか否かを判断する。ここで、許容値パターン305、405の範囲とは、図7及び図8に示す上限許容値パターン305A、405Aと下限許容値パターン305B、405Bで囲まれた範囲である。
気圧情報検出部3が検出した気圧情報が所定の時間、許容値パターン305、405の範囲から外れたと許容値比較判定部23が判断した場合、許容値比較判定部23は、異常を検出したと判定する。これにより、乗客がかご側ドア126や側板123、124等を押したときに一時的に気密構造が低下した場合等の一時的な異常を排除することができる。
なお、許容値比較判定部23による異常の検出基準は、時間に限定されるものではなく、気圧情報が許容値パターン305、405の範囲から所定の回数外れた場合、許容値比較判定部23は、異常を検出したと判定してもよい。
次に、ステップS13の処理において、乗りかご120の異常を許容値比較判定部23が検出したと気圧制御部4が判断した場合(ステップS13のYSE判定)、気圧制御部4は、気圧調整機構2の駆動を停止し、乗りかご120の気圧の制御を停止する(ステップS14)。さらに、エレベータ1は、巻上機100を制御し、乗りかご120を減速させる(ステップS15)。気圧調整機構2及び気圧制御部4による乗りかご120の気圧制御を停止しても、乗りかご120を減速させることで、昇降速度に伴う気圧変化を小さくすることができ、乗客に耳詰まりや不快感を与えることを抑制することができる。
ステップS15の処理が完了すると、エレベータ1は、後述するステップS16の処理を行う。
また、ステップS13の処理において、乗りかご120の異常を許容値比較判定部23が検出しなかったと気圧制御部4が判断した場合(ステップS13のNO判定)、エレベータ1の制御部は、乗りかご120が目的階に到着したか否かを判断する(ステップS16)。
ステップS16の処理において、乗りかご120が目的階に到着していないとエレベータ1の制御部が判断した場合(ステップS16のNO判定)、ステップS13の処理に戻る。すなわち、本例では、乗りかご120が目的階に到達するまで、乗りかご120に対する気圧制御の異常の有無を判断する。
また、ステップS16の処理において、乗りかご120が目的階に到着したとエレベータ1の制御部が判断した場合(ステップS16のYES判定)、気圧制御部4は、気圧調整機構2の駆動を停止させる(ステップS17)。すなわち、乗りかご120に対する気圧制御を停止させる。そして、乗りかご120の昇降動作が停止し、乗りかご120が目的階に到達する(ステップS18)。
次に、許容値比較判定部23は、検出結果を異常発生判定部24に送信し、異常発生判定部24に格納させる(ステップS19)。すなわち、許容値比較判定部23は、1回の乗りかご120の下降又は上昇動作中における異常発生の有無の検出結果を異常発生判定部24に送信する。次に、気圧制御部4は、気圧制御異常判定処理を行う(ステップS20)。そして、エレベータ1は、乗りかご120の昇降動作を行うたびに上述した行程を繰り返す。
次に、図10及び図11を参照して気圧制御異常判定処理について説明する。
図10は異常判定処理を示すフローチャートである。
図10に示すように、異常発生判定部24は、格納された検出結果に基づいて、乗りかご120における過去3回の昇降動作中に、許容値比較判定部23が2回異常を検出したか否かを判断する(ステップS21)。
図11は異常判定の結果を示す説明図である。
図11において、「○」は、許容値比較判定部23が、乗りかご120の昇降動作中に異常を検出しなかった場合、すなわち乗りかご120の気圧制御が正常に行われた場合を示している。また、「×」は、許容値比較判定部23が、乗りかご120の昇降動作中に異常を検出した場合を示している。この図11に示す例では、乗りかご120における過去3回の昇降動作は、1回目が上昇動作、2回目が下降動作、3回目が上昇動作である。
図11に示すように、想定パターンNo.1では、3回の昇降動作中、乗りかご120の気圧制御は、いずれも正常に行われたことが分かる。想定パターンNo.2、No.3、No.5では、過去3回目の昇降動作中、許容値比較判定部23が1回、異常を検出している。この想定パターンNo.1、No2、No.3及びNo5では、乗りかご120の過去3回の昇降動作中に検出された異常は、2回未満であるため、異常発生判定部24は、乗りかご120の気密構造は、正常を判定する。
なお、想定パターンNo.2、No.3において次の乗りかご120の昇降動作、すなわち4回目の昇降動作中に、許容値比較判定部23が異常を検出した場合、過去3回の昇降動作中に検出された異常は、2回になる。そのため、異常発生判定部24は、乗りかご120の気密構造に異常が発生した判定する。
想定パターンNo.4、No.6及びNo7では、過去3回の昇降動作中に、許容値比較判定部23が2回、異常を検出している。そのため、異常発生判定部24は、乗りかご120の気密構造に異常が発生したと判定する。
また、想定パターンN0.7では、1回目と2回目の昇降動作中に連続して、許容値比較判定部23が異常を検出している。この場合では、3回目の昇降動作の検出結果を取得する前に、異常発生判定部24は、乗りかご120の気密構造に異常が発生したと判定する。
そのため、図10に示すように、ステップS21の処理において、過去3回の昇降動作中に、許容値比較判定部23が2回異常を検出したと異常発生判定部24が判断した場合(ステップS21のYES判定)、異常発生判定部24は、異常判定として出力部15に出力する(ステップS22)。そして、出力部15は、乗りかご120の気密構造に異常が発生したことを制御部11に送信すると共に、監視センタにメンテナンス指令を送信する。
これにより、乗りかご120に対する気圧制御の異常を効率的に検出することができる。さらに、乗りかご120の気密構造に異常が発生したことを監視センタ等の外部に連絡することができ、エレベータ1の保守点検及び整備を早期に行うことができる。そして、乗りかご120に対する気圧制御の異常を素早く解消させることが可能となる。
また、ステップS21の処理において、過去3回の昇降動作中に、許容値比較判定部23が検出した異常が2回未満であると異常発生判定部24が判断した場合(ステップS21のNO判定)、異常発生判定部24は、現在の乗りかご120の状態は、正常であると出力部15に出力する(ステップ23)。これにより、気圧制御異常判定処理が終了する。
なお、出力部15によって乗りかご120に気密構造に異常が発生したことが出力された場合、気圧調整機構2及び気圧制御部4に異常が発生したことも考えられる。そのため、次の乗りかご120の昇降動作(4回目)では、気圧調整機構2及び気圧制御部4による乗りかご120に対する気圧制御を停止し、乗りかご120の昇降動作の速度を減速させることが好ましい。これにより、昇降速度に伴う気圧変化を小さくすることができ、乗客に耳詰まりや不快感を与えることを抑制することができる。
また、図11に示す想定パターンNo.6は、1回目と3回目の昇降動作である上昇動作中に異常が検出され、2回目の昇降動作である下降動作では異常が検出されていない。そのため、乗りかご120の上昇動作中のみ、気圧調整機構2及び気圧制御部4による乗りかご120に対する気圧制御を停止し、乗りかご120の昇降動作の速度を減速させてもよい。そして、乗りかご120の下降動作中は、通常の速度で乗りかご120を下降させ、気圧調整機構2及び気圧制御部4による乗りかご120に対する気圧制御を行うようにしてもよい。
上述したように異常判定処理を行うことで、乗客がかご側ドア126や側板123、124等を押したときに一時的に気密構造が低下した場合の一時的な異常を排除することができる。これにより、乗りかご120の気密構造の異常を精度より検出することができ、適切なタイミングで乗りかご120の保守点検及び整備を行うことができる。
異常発生判定部24は、乗りかご120の昇降動作中における加圧区間又は減圧区間のどの区間で許容値比較判定部23が異常を検出したか否かを判断してもよい。このように、異常発生判定部24が異常の有無を判定する区間を細分化することで、乗りかご120の気密構造に応じた細かい判定を行うことができ、乗りかご120の気密構造の異常及び乗りかご120に対する気圧制御の異常の判定の精度を向上させることができる。
さらに、異常発生判定部24は、異常が発生した区間に関する情報を、出力部15を介して外部に出力してもよい。これにより、乗りかご120の気密構造の異常及び乗りかご120に対する気圧制御の異常の原因を迅速に究明することができ、乗りかご120の保守点検及び整備にかかる時間を短縮することができる。
また、上述したエレベータの異常検出動作は、常時行ってもよく、または加圧区間及び減圧区間のうち気密構造の異常や気圧制御の異常が発生し易い区間だけ行うようにしてもよい。さらに、異常発生判定部24によって一時的な異常を排除しているため、乗客の有無に係わらず常に異常検出動作を行うことができるだけでなく、任意な時間に異常検出動作を行うこともできる。
2.第2の実施の形態例
次に、図12及び図13を参照して本発明の第2の実施の形態例にかかるエレベータ及びエレベータの気圧制御方法について説明する。
図12は、第2の実施の形態例にかかるエレベータの許容値パターンの生成方法を示すフローチャートである。図13は、第2の実施の形態例にかかるエレベータの下降時における気圧差パターンの一例を示す説明図である。
第2の実施の形態例にかかるエレベータが、第1の実施の形態例にかかるエレベータ1と異なる点は、乗りかご120内の気圧と乗りかご120の外部の気圧との差(以下、「気圧差」という)によって乗りかご120内の気圧を制御する点である。そのため、そのため、ここでは、第1の実施の形態例にかかるエレベータ1と共通する部分には同一の符号を付して重複した説明を省略する。
この第2の実施の形態例にかかるエレベータの気圧情報検出部は、気圧情報として気圧差を検出する。そして、気圧調整機構は、気圧差に基づいて気圧調整機構の駆動を制御する。
次に、第2の実施の形態例にかかるエレベータの許容値パターンの生成方法について説明する。
図12に示すように、ステップS31からステップS33までの直線行程パターンを生成する処理は、第1の実施の形態例にかかるエレベータのステップS3までの直線行程パターンを生成する処理と同様であるためその説明は、省略する。また、ステップS34の処理における斜行段階行程パターンは、第1の実施の形態例にかかるエレベータにおけるステップS4で生成される目標行程パターンに相当する。
ステップS33の処理が終了すると、目標パターン生成部は、斜行段階行程パターンとS字行程パターンから行程差パターンを生成する(ステップS35)。行程差パターンは、斜行段階行程パターンからS字工程パターンの行程を引くことで算出される。
次に、目標値パターン生成部は、ステップS35の処理で生成した行程差パターンの行程差を気圧差に変換して、図13に示す目標値パターンである気圧差パターン504を生成する(ステップS36)。行程差を気圧差に変換するためには、所定の変換定数を行程差に掛けることで気圧差が算出される。
そして、第2の実施の形態例にかかるエレベータの気圧制御部は、乗りかご120内と外部の気圧差が、気圧差パターン504になるように気圧調整機構の駆動を制御する。このような気圧差を用いた制御によっても図7及び図8に示す第1の実施の形態例にかかる乗りかご120における昇降動作時のように、乗りかご120の気圧が段階的に変化する。
次に、許容値パターン生成部は、気圧差パターン504に基づいて、図13に示す許容値パターン505を生成する(ステップS37)。図13に示すように、許容値パターン505は、上限値を規定する上限許容値パターン505Aと、下限値を規定する下限許容値パターン505Bとを有している。これにより、許容値パターンの生成が完了する。
そして、第2の実施の形態例にかかるエレベータの許容値比較判定部は、気圧情報検出部が検出した気圧情報である気圧差が、許容値パターン505の範囲から外れたか否かを判断する。
その他の構成は、第1の実施の形態にかかるエレベータ1と同様であるため、それらの説明は省略する。このような構成を有するエレベータによっても、上述した第1の実施の形態例にかかるエレベータと同様の作用効果を得ることができる。
なお、本発明は上述しかつ図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。
例えば、上述した目標値と許容値の間に予兆値を設定し、予兆パターンを生成してもよい。そして、気圧制御部は、気圧情報検出部が検出した気圧情報と値が、許容値未満であり、かつ予兆値を越えた際に、異常が生じる予兆(異常予兆)として検出し、監視センタ等の外部に出力するようにしてもよい。これにより、気密構造の異常や気圧制御の異常が発生する前に、異常予兆を外部に報知させることができる。その結果、気密構造の異常や気圧制御の異常が発生する前に、エレベータの保守点検及び整備を行うことができ、気密構造の異常や気圧制御の異常の発生により乗客に不快感を与えることがなくなる。
また、予兆値は、外部に異常予兆を報知してから、エレベータの保守点検及び整備にかかるまでの乗りかご120の気密構造の劣化速度を考慮して設定されることが好ましい。
1…エレベータ、 2…気圧調整機構、 3…気圧情報検出部、 4…気圧制御部、 11…制御部、 12…目標値パターン生成部、 13…記憶部、 14…異常検出部、 15…出力部、 21…許容値パターン生成部、 22…許容値格納部、 23…許容値比較判定部、 24…異常発生判定部、 120…乗りかご、 110…昇降路 201…速度パターン、 202…S字行程パターン、 203…直線行程パターン、 204…目標行程パターン、 302,402…外部気圧パターン、 304…,404目標気圧パターン(目標値パターン)、 305,405,505…許容値パターン、 305A,405A,505A…上限許容値パターン、 305B,405B,505B…下限許容値パターン、 504…気圧差パターン(目標値パターン)

Claims (8)

  1. 昇降路内を昇降動作する乗りかごと、
    前記乗りかご中に空気を供給する加圧動作、及び前記乗りかごの中の空気を排気する減圧動作を行う気圧調整機構と、
    前記乗りかごの気圧制御を行うときの目標値となる目標値パターン及び前記目標値パターンに基づいて許容値パターンを設定し、前記目標値パターンに基づいて前記気圧調整機構を制御する気圧制御部と、
    前記乗りかごの中における気圧に関する気圧情報を検出する気圧情報検出部と、
    を備え、
    前記気圧制御部は、
    前記気圧情報検出部が検出した前記気圧情報が、前記許容値パターンの範囲内か否かを判定する
    エレベータ。
  2. 前記気圧制御部は、
    前記乗りかごの昇降動作が開始される階と、前記乗りかごが停止する停止階、及び前記乗りかごが昇降動作する速度に応じて前記目標値を設定する
    請求項1に記載のエレベータ。
  3. 前記気圧制御部は、
    前記気圧情報検出部が検出した前記気圧情報と前記許容値パターンを比較して異常の有無を検出する許容値比較判定部と、
    前記許容値比較判定部が検出した結果である検出結果に基づいて、前記乗りかごの異常を判定する異常発生判定部と、を有する
    請求項1に記載のエレベータ。
  4. 前記異常発生判定部は、複数回の前記検出結果のうち所定の回数以上の検出結果が異常である場合に、前記乗りかごが異常であると判定する
    請求項3に記載のエレベータ。
  5. 前記許容値比較判定部は、前記乗りかごの上昇動作時及び下降動作時ごとに異常の有無を検出し、
    前記異常発生判定部は、前記許容値比較判定部が検出した、前記乗りかごの上昇動作時及び下降動作時ごとの前記検出結果に基づいて、前記乗りかごの異常を判定する
    請求項3に記載のエレベータ。
  6. 前記許容値比較判定部は、前記気圧調整機構が加圧動作を行う加圧区間と、前記気圧調整機構が減圧動作を行う減圧区間ごとに異常の有無を検出し、
    前記異常発生判定部は、前記許容値比較判定部が検出した、前記加圧区間及び減圧区間ごとの前記検出結果に基づいて、前記乗りかごの異常を判定する
    請求項3に記載のエレベータ。
  7. 前記気圧情報検出部は、前記気圧情報として、前記乗りかご内の気圧と前記乗りかごの外部の気圧の差である気圧差を検出する
    請求項1に記載のエレベータ。
  8. 乗りかごが昇降路を昇降動作する際における前記乗りかごの気圧制御を行うときの目標となる目標値パターンを気圧制御部が設定する工程と、
    前記目標値パターンに基づいて、前記気圧制御部が許容値パターンを設定する工程と、
    前記目標値パターンに基づいて前記気圧制御部が、気圧調整機構を制御する工程と、
    前記乗りかごが前記昇降路を昇降動作する際に、前記乗りかごの中における気圧に関する気圧情報を気圧情報検出部が検出する工程と、
    前記気圧情報検出部が検出した前記気圧情報が前記許容値パターンの範囲内か否かを前記気圧制御部が判定する工程と、
    を含むエレベータの気圧制御方法。
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