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JP2016130441A - 波形スレート屋根改修工法 - Google Patents

波形スレート屋根改修工法 Download PDF

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JP2016130441A
JP2016130441A JP2015005602A JP2015005602A JP2016130441A JP 2016130441 A JP2016130441 A JP 2016130441A JP 2015005602 A JP2015005602 A JP 2015005602A JP 2015005602 A JP2015005602 A JP 2015005602A JP 2016130441 A JP2016130441 A JP 2016130441A
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JP
Japan
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corrugated
corrugated slate
slate roof
roof
seat plate
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JP2015005602A
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辻 賢二
Kenji Tsuji
賢二 辻
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Marufuji Giko Kk
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Marufuji Giko Kk
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Abstract

【課題】アスベストを含有する波形スレート屋根改修時において、アスベスト粉塵を飛散させることなく改修作業を行う。
【解決手段】波形スレート屋根3と母屋材4を連結すると共に、該波形スレート屋根3の波形山部1上に突出した既設のフックボルトをそのまま利用し、前記波形山部1上に突出した前記既設のフックボルト7にタップを切って新たに雄ねじ部8を形成し、且つ該雄ねじ部8に座板10を固定して、該座板10を波形山部1上に跨って固定すると共に、該座板10上に長尺状の金属製タルキ9を前記波形山部1と直角方向に間隔を有して複数列に亘って固定し、然る後、前記金属製タルキ9上に、複数の台形状山部23を備えて形成された鋼板製屋根材18を設置する。
【選択図】図3

Description

本発明は、波形スレート屋根改修工法、特に、アスベストを含有する波形スレート屋根改修時において、アスベスト粉塵を飛散させることなく改修作業を行うことができる波形スレート屋根改修工法に関するものである。
従来、母屋上に設置されている波形スレート屋根が、経年変化等により劣化した時、これを改修する工法として種々の工法が使用されている。一般的な改修工法としては、波形スレート屋根を撤去することなく、該波形スレート屋根の上に、連続した凹凸を備えて成型された鋼板製屋根材を設置する工法が使用されている。そして、前記一般的に使用されている波形スレート屋根改修工法としては、下記の特許文献に示す波形スレート改修工法が公知である。
特開2003−27671号公報
すなわち、特許文献1に示す波形スレート改修工法は、その特許公開公報中の図3・図5に示すように、既設波形スレート板の上面を、該既設波形スレート屋根の複数の波形山部と同一ピッチで形成した複数の台形状山部を備えて形成された改修用の鋼製屋根材で被覆して、前記各台形状山部の上部よりスクリューボルトを捻じ込み、該スクリューボルトの先端を母屋材に固定する工法である。前記工法は、既設波形スレート屋根上に改修用の鋼製屋根材を設置するだけなので、既設波形スレート板を取外す必要がなく、そのための手間と経費がかからず、施工が短期間でできるという利点がある。
しかしながら、前記特許文献1記載の工法では、スクリューボルトを鋼製屋根材から既設波形スレート屋根を貫通して捻じ込み、該スクリューボルトの先端を母屋材に固定するという工法のため、前記波形スレート屋根にアスベストが含有されている場合、前記スクリューボルトの捻じ込み作業時に極めて有害なアスベスト粉塵が発生し、これが飛散してしまうので、作業員のみならず、近隣住民にアスベスト公害をもたらし、極めて危険であるという課題があった。
本発明は、前記課題を解決すべくなされたものであって、波形スレート屋根と母屋材を連結すると共に、該波形スレート屋根の波形山部上に突出した既設のフックボルトをそのまま利用し、前記波形山部上に突出した前記既設のフックボルトにタップを切って新たに雄ねじ部を形成し、且つ該雄ねじ部に座板を固定すると共に、該座板上に長尺状の金属製タルキを前記波形山部と直角方向に間隔を有して複数列に亘って固定し、然る後、前記金属製タルキ上に、複数の台形状山部を備えて形成された鋼板製屋根材を設置するものであって、既設の波形スレート屋根には全く手を加えることなく、従来のように既設波形スレート屋根にスクリューボルトを捻じ込むことがないので、アスベストを含有する既設波形スレート屋根であっても、アスベスト粉塵が飛散する虞れのない波形スレート屋根改修工法を提供しようとするものである。
本発明は、波形スレート屋根と母屋材を連結すると共に、該波形スレート屋根の波形山部上に突出した既設のフックボルトをそのまま利用し、前記波形山部上に突出した前記既設のフックボルトにタップを切って新たに雄ねじ部を形成する第1工程と、前記第1工程で形成された雄ねじ部に座板を貫挿して固定ナットを螺挿して、該座板を波形山部上に跨って固定する第2工程と、前記第2工程で固定された座板上に、長尺状の金属製タルキを前記波形山部と直角方向に間隔を有して複数列に亘って固定する第3工程と、前記第3工程で固定された金属製タルキ上に、複数の台形状山部を備えて形成された鋼板製屋根材を設置する第4工程とより成る波形スレート屋根改修工法を採用することにより、上記課題を解決した。
上記工法より成る本発明によれば、波形スレート屋根の改修工事において、該波形スレート屋根の波形山部上に突出した既設のフックボルトをそのまま利用し、前記波形山部上に突出した前記既設のフックボルトにタップを切って新たに雄ねじ部を形成し、且つ該雄ねじ部に座板を固定すると共に、該座板上に長尺状の金属製タルキを前記波形山部と直角方向に間隔を有して複数列に亘って固定し、然る後、前記金属製タルキ上に鋼板屋根材を設置するようにしたから、既設の波形スレート屋根には全く手を加えることなく、従来のように既設波形スレート屋根にスクリューボルトを捻じ込むことがないので、アスベストを含有する既設波形スレート屋根であっても、アスベスト粉塵が飛散する虞れのない波形スレート屋根改修工法を提供することができる。
本発明波形スレート屋根改修工法における第1工程で形成された雄ねじ部に、第2工程で座板を固定した状態を示す縦断面図である。 本発明波形スレート屋根改修工法における第3工程において、座板上に金属製タルキを固定した状態を示す縦断面図である。 本発明波形スレート屋根改修工法における第4工程において、金属製タルキ上に金属製屋根材を固定した改修後の状態を示す縦断面図である。 同要部の拡大断面図である。 本発明波形スレート屋根改修工法において使用する座板の斜視図である。 本発明波形スレート屋根改修工法において、座板上に金属製タルキを固定した状態を示す斜視図である。 同要部の拡大斜視図である。 本発明波形スレート屋根改修工法において使用する金属製屋根材の斜視図である。
本発明工法は、波形スレート屋根の改修時に、該波形スレート屋根と母屋材を連結すると共に、該波形スレート屋根の波形山部上に突出した既設のフックボルトをそのまま利用し、且つ該波形スレート屋根の波形山部上に突出した既設のフックボルトにタップを切って新たに雄ねじ部を形成し、該雄ねじ部に座板を貫通して、その先端から座金を介装してナットを螺挿して、前記座板を前記波形スレート屋板の波形山部に跨って固定して、前記各波形山部に固定された各横一列の座板上に断面逆凹状をした長尺状の金属製タルキを、前記波形山部とは直角方向に間隔を有して複数列に亘って固定し、然る後、前記金属製タルキ上に、前記複数の波形山部と同一ピッチで形成した複数の台形状山部を備えて形成された鋼板製屋根材を設置するようにした波形スレート屋根改修工法である。以下、本発明工法につき、図面に基づいて詳細に説明する。
本発明工法の第1工程は、連続した波形山部1と波形谷部2を備えて形成された波形スレート屋根3の改修作業において、該波形スレート屋根3と母屋材4を連結すると共に、該波形スレート屋根3の波形山部1上に上方部を突出させて、これに座金5を介装して締付けナット6を螺挿し、前記締付けナット6を波形スレート屋根3に締付け固定された既設のフックボルト7をそのまま利用し、前記締付けナット6の上方部に、ダイスを用いてタップを切って新たに雄ねじ8を形成する工程である。
そして、本発明工法の第2工程は、前記既設の波形スレート屋根3上の複数列の波形山部1に、後述する長尺状の金属製タルキ9を固定するための座板10を、前記第1工程で形成された雄ねじ部8に貫通して、該雄ねじ部8に座金11を介装して固定ナット12を螺挿し、前記座板10を前記波形スレート屋根3の波形山部1に跨って固定する工程である。
前記第2工程において使用する座板10は、特に限定する必要はないが、好ましくは図5に示すよう構成とすることが推奨される。すなわち、座板10は、図5に示すように、波形スレート屋根3の波形山部1に上方より被冠すると共に、前記波形山部1に跨って載置できるように、上面板13と該上面板13の両側から斜めに下り傾斜した傾斜板14と、該両側の傾斜板14の下端縁に、前記波形スレート屋根3の両側の山形谷部2に上面に対面する小巾の底面板15と、これに連らなり両隣りの波形山部1a・1bの下方側面に接する小巾の傾斜起立板16とを連設すると共に、前記上面板13の中央に前記既設のフックボルト7の雄ねじ部8を貫通する貫通孔17を穿設して形成されている。
そして、前記波形スレート屋根3の波形山部1から上方へ突出した前記雄ねじ部8を、前記構成より成る座板10の貫通孔16に貫通して、該雄ねじ部8に座金11を介装して固定ナット12を螺挿・締付けて、前記座板10を波形スレート屋根3の波形山部1に跨って固定する。前記座板10を前記波形山部1に跨って固定することにより、該座板10の上面板13の下面は前記既設の締付けナット5の上面に圧接すると共に、両傾斜板14は前記波形山部1の両側湾曲面に摺接し、更に、小巾の底面板15は前記波形山部1に連らなる両側の波形谷部2上に位置すると共に、小巾の傾斜起立板16は、前記波形山部3に連らなる両側の波形山部1a・1bの下方側面に摺接して、動揺することなく固定される。
次に、本発明工法の第3工程は、前記第2工程において、前記波形スレート屋根3の各波形山部1に跨って固定された各横一列の座板10上に、長尺状の金属製タルキ9を複数列に亘って固定する工程である。そして、第4工程は、前記第3工程によって複数列に亘って固定された金属製タルキ9上に、金属製屋根材18を設置する工程である。
前記第3工程において使用する長尺状の金属製タルキ9は、前記座板10上に突出した前記雄ねじ部8を上方より被覆する断面逆凹状をした被覆板19と、該被覆板19の両側壁20の下端縁に、前記座板10に螺子止め固定するための固定片21をそれぞれ直角に折曲して形成されている。
すなわち、図6・図7に示すように、前記長尺状の金属製タルキ9は、横一列に設置された複数個の座板10上に直角方向に載置して、両側の固定片21と座板10の上面板12とを当接した後、該各固定片21からビス22によりビス止めして、該固定片21と座板10の上面板12とを固定して、前記金属製タルキ9を横一列に設置された複数個の座板10上に直角方向に間隔を有して複数列に亘って固定する。
そして、前記第3工程において、複数列に亘って固定された金属製タルキ9上に、第4工程として金属製屋根材18を設置固定することにより、波形スレート屋根の改修作業は完了する(図3・図4)。前記金属製タルキ9上に固定される金属製屋根材18は、複数の台形状山部23を備えて形成されているが、該鋼板製屋根材18を前記長尺状の金属製タルキ9上に固定する方法は、特に限定する必要はないが、好ましくは図3に示すように、金属製タルキ9と、これに接する該鋼板製屋根材18の各台形状山部23間の底面部24とをビス25でビス止めすることが推奨される。
本発明工法において、前記のように波形スレート屋根の波形山部上に突出した既設のフックボルトをそのまま利用し、前記波形山部上に突出した前記既設のフックボルトにタップを切って新たに雄ねじ部を形成し、且つ該雄ねじ部に座板を固定すると共に、該座板上に長尺状の金属製タルキを前記波形山部と直角方向に間隔を有して複数列に亘って固定し、然る後、前記金属製タルキ上に、複数の台形状山部を備えて形成された鋼板屋根材を設置することにより、既設の波形スレート屋根には全く手を加えることなく、従来のように既設波形スレート屋根にスクリューボルトを捻じ込むことがないので、アスベストを含有する既設波形スレート屋根であっても、アスベスト粉塵が飛散する虞れのない波形スレート屋根改修工法が提供できる。
1 波形山部
2 波形谷部
3 波形スレート屋根
4 母屋材
5 座金
6 締付けナット
7 既設のフックボルト
8 雄ねじ部
9 金属製タルキ
10 座板
11 座金
12 固定ナット
13 上面板
14 傾斜板
15 底面板
16 傾斜起立板
17 貫通孔
18 金属製屋根材
19 被覆板
20 側壁
21 固定片
22 ビス
23 台形状山部
24 底面部
25 ビス

Claims (1)

  1. 波形スレート屋根と母屋材を連結すると共に、該波形スレート屋根の波形山部上に突出した既設のフックボルトをそのまま利用し、前記波形山部上に突出した前記既設のフックボルトにタップを切って新たに雄ねじ部を形成する第1工程と、前記第1工程で形成された雄ねじ部に座板を貫挿して固定ナットを螺挿して、該座板を波形山部上に跨って固定する第2工程と、前記第2工程で固定された座板上に、長尺状の金属製タルキを前記波形山部と直角方向に間隔を有して複数列に亘って固定する第3工程と、前記第3工程で固定された金属製タルキ上に、複数の台形状山部を備えて形成された鋼板製屋根材を設置する第4工程とより成ることを特徴とする波形スレート屋根改修工法
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102155732B1 (ko) * 2020-04-16 2020-09-14 주식회사 중심티엔씨 지붕 패널 연결유닛과 이를 포함하는 지붕 시스템 및 그 시공방법

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