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JP2002146973A - 外装材葺替用治具及び外装材葺替構造 - Google Patents

外装材葺替用治具及び外装材葺替構造

Info

Publication number
JP2002146973A
JP2002146973A JP2000345625A JP2000345625A JP2002146973A JP 2002146973 A JP2002146973 A JP 2002146973A JP 2000345625 A JP2000345625 A JP 2000345625A JP 2000345625 A JP2000345625 A JP 2000345625A JP 2002146973 A JP2002146973 A JP 2002146973A
Authority
JP
Japan
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existing
slate plate
new
exterior
support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000345625A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Nawate
哲 名和手
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daido Steel Sheet Corp
Original Assignee
Daido Steel Sheet Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daido Steel Sheet Corp filed Critical Daido Steel Sheet Corp
Priority to JP2000345625A priority Critical patent/JP2002146973A/ja
Publication of JP2002146973A publication Critical patent/JP2002146973A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
  • Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 既存のボルトに傾きや歪み等がある場合で
も、しかも既存のボルトの先端部の余長部分の寸法の長
短に関係なく、既存のボルトを利用して新規の外装材を
既存のスレート板に固着でき、リフォームを簡易かつ外
観良く確実に行う。 【解決手段】 既存のスレート板1の外表面に新規の外
装材2を被覆するための外装材葺替用治具3である。既
存のスレート板1の外表面に配設される複数の支持金具
4と、新規の外装材2を支持するための外装材支持面6
を有する新規の外装下地材5とからなる。支持金具4
は、既存のスレート板1の山部8を跨いでその両側の谷
部7に配置される一対の脚部10と、既存のスレート板
1の外表面から突出している既存のボルト9の先端部9
aに螺合された既存の締付ナット15とナット座金14
との隙間16に挿入されて係止される挿入係止部17
と、新規の外装下地材5を支持するための外装下地材支
持面19とを備える

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋根とか壁のリフ
ォームに用いられる外装材葺替用治具及び外装材葺替構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】建築分野において、石綿スレート板は、
耐火性、耐水性、耐久性に優れているとの理由から、屋
根材或いは壁材として広く使用されているが、建築後か
なりの年数が経過して例えば屋根材のリフォームが必要
となった場合は、石綿スレート板の上から新規のカバー
ルーフを被覆し、ドリルビスをカバールーフから石綿ス
レート板に打入することで、カバールーフを石綿スレー
ト板に固着することが一般に行われている。
【0003】しかしながら、ドリルビスを老巧化してい
る石綿スレート板に打入すると、石綿スレート板の切り
粉が落下して作業環境の悪化を招くという問題がある。
特に石綿スレート板の場合には、人体に害を及ぼす石綿
(アスベスト)を含んだ切り粉が落下する危険性があ
る。しかも従来ではドリルビスを石綿スレート板を貫通
し、既存の母屋まで打ち込む必要があるために、ドリル
ビスの打入作業に非常に手間がかかり、葺替の作業効率
が悪いという問題もある。さらに、石綿スレート板の上
には、この石綿スレート板を固定している既存のボルト
の先端部が突出しており、新規のカバールーフを固着す
る際に、既存のボルトの不要な先端部分を切断により除
去する必要があり、既存のボルトの数が多いためにその
切断作業に非常に手間と時間がかかるという問題もあっ
た。
【0004】そこで、従来、特開平10−219936
号公報には、スレート板上に突出している既存のボルト
の先端部に螺合された締結ナットとスレート板との間に
パッキンを介在させると共に、スレート板の上面とパッ
キンとの隙間に断面三角形状をしたクランプ金具の底面
部を挿入して取り付け、その後、新規のカバールーフの
山部をクランプ金具の頂部に載置して上からドリルビス
をクランプ金具に向けて打入することによって、新規の
カバールーフをクランプ金具を介して既存のスレート板
上に固定するようにした葺替工法が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、一般にスレ
ート板の上方に突出している既存のボルトは、真っ直ぐ
上に向かずに、傾いていたり或いは歪んでいたりする場
合があり、このような場合、上記特開平10−2199
36号公報のようなクランプ金具を用いる工法にあって
は、クランプ金具がスレート板の山部から傾いて取り付
けられてしまう場合が多くなり、この場合、新規のカバ
ールーフをクランプ金具に取り付け不能になるおそれが
あり、このため従来ではスレート板から既存のボルトを
一旦引き抜いて打ち直す必要があり、作業に多大な手間
がかかるという問題があった。
【0006】本発明は、上記の従来例の問題点に鑑みて
発明したものであって、その目的とするところは、既存
のボルトに傾きや歪み等がある場合でも、しかも既存の
ボルトの先端部の余長部分の寸法の長短に関係なく、既
存のボルトを利用して新規の外装材を既存のスレート板
に対して容易に固着することができ、屋根或いは壁のリ
フォームを簡易かつ外観良く確実に行うことができる外
装材葺替用治具及び外装材葺替構造を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、既存のスレート板1の外表面に新規の外装
材2を被覆するための外装材葺替用治具であって、既存
のスレート板1の外表面に配設される複数の支持金具4
と、新規の外装材2を支持するための外装材支持面6を
有する新規の外装下地材5とで構成され、上記支持金具
4は、既存のスレート板1の山部8を跨いでその両側の
谷部7に配置される一対の脚部10と、既存のスレート
板1の外表面から突出している既存のボルト9の先端部
9aに螺合された既存の締付ナット15とナット座金1
4との隙間16に挿入されて係止される挿入係止部17
と、新規の外装下地材5を支持するための外装下地材支
持面19とを備えていることを特徴としている。
【0008】また上記外装材葺替用治具3を用いて既存
のスレート板1の外表面に新規の外装材2を被覆するた
めの外装材葺替構造において、上記外装材葺替用治具3
の支持金具4を既存のスレート板1の外表面の複数箇所
に配設し、支持金具4に設けた挿入係止部17を、既存
のスレート板1の外表面から突出している既存のボルト
9の先端部9aに螺合された既存の締付ナット15とナ
ット座金14との隙間16に挿入して係止し、支持金具
4に設けた外装下地材支持面19に新規の外装下地材5
を固着すると共に、新規の外装下地材5に設けた外装材
支持面6に新規の外装材2を固着して成ることを特徴と
している。
【0009】上記のように構成することで、支持金具4
に設けた挿入係止部17を既存のボルト9の先端部9a
の側方から既存の締付ナット15とナット座金14との
隙間16に挿入するだけで、支持金具4を既存のボルト
9に対してワンタッチでしかもスパナ等の簡易な工具を
用いて簡単に係止させることができると共に、既存のボ
ルト9の傾きや歪みによって仮りに支持金具4が傾いて
取り付けられても、複数の支持金具4の各外装下地材支
持面19上に亘って新規の外装下地材5を固着すること
で、支持金具4の傾きを新規の外装下地材5にて矯正で
きるようになり、これにより新規の外装下地材5に新規
の外装材2を安定良く、且つ既存のスレート板1の山部
8と新規の外装材2の山部30とを揃えた状態で外観良
く配設できるようになる。また、既存の締付ナット15
の先端部9aの余長部分の寸法dの長短に関係なく、既
存の締付ナット15を緩めて既存の締付ナット15とナ
ット座金14との隙間16を少し広げるだけで、支持金
具4を既存のボルト9に対して取り付け可能となり、既
存のボルト9を取り替える必要がないものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実
施形態に基づいて説明する。
【0011】本例の屋根は、図1に示すように、波形状
をした既存のスレート板1上に、外装材葺替用治具3を
介して新規の外装材2を構成するカバールーフ(以下、
新規のカバールーフ2という。)が葺設されている。
【0012】既存のスレート板1は、図2、図3に示す
ように、フックボルトのような既存のボルト9を用いて
既存の母屋21に固着されている。既存の母屋21は例
えばC型鋼から成り、スレート板1の山部8から打入さ
れた既存のボルト9の下端部9bが固定されている。既
存のボルト9の先端部9aはスレート板1の山部8を貫
通してスレート板1の上方に突出しており、この突出し
た先端部9aにパッキン13とナット座金14とがこの
順に嵌め込まれ、最後に既存の締付ナット15が螺合さ
れている。ナット座金14は、スレート板1の山部8の
形状に沿って湾曲しており、このナット座金14と既存
の締付ナット15との隙間16に後述の支持金具4の挿
入係止部17が挿入係止されるようになっている。
【0013】本発明の外装材葺替用治具3は、例えばス
テンレス製からなり、既存のスレート板1上に載設され
る複数の支持金具4と、各支持金具4の上面に載置され
る長尺の新規の外装下地材5を構成する母屋(以下、新
規の母屋5という。)とで構成されている。
【0014】上記支持金具4は、上面がフラットな矩形
状の水平部31と、水平部31の両端から垂下した左右
一対の脚部10とが略逆U字状に一体形成されている。
一対の脚部10は、下方に向けて拡開した形状をしてお
り、既存のスレート板1の1つの山部8を跨いでその両
側の谷部7に載置されるものであり、本例では各脚部1
0の下端部10aは谷部7に沿って湾曲しており、谷部
7上面に沿って安定良く載置されるようになっている。
【0015】また、支持金具4の水平部31の中央に
は、挿入係止部17が設けられている。本例の挿入係止
部17は、図1に示すように、一端が水平部31の一辺
側に開口し且つスレート板1の山部8と平行な方向に延
びて、他端が水平部31の中心までストレート状に切欠
かれている。この挿入係止部17は、既存のボルト9の
先端部9aの既存の締付ナット15とナット座金14と
の隙間16に挿入されて係止されるものであり、既存の
締付ナット15を利用して支持金具4の水平部31を既
存のボルト9に係止できる構造となっている。
【0016】さらに、上記水平部31の上面は、新規の
母屋5を支持するための外装下地材支持面19(以下、
母屋支持面19という。)となっている。新規の母屋5
は、下方に開口したC字状凸部5aの両端からフランジ
部5bがそれぞれ突出したC型チャンネルで構成されて
おり、スレート板1上の複数箇所に配置された支持金具
4の各水平部31の母屋支持面19上に支持された状態
で、スレート板1の山部8と直交する方向に向けて配置
されている。ここでは、C字状凸部5aの内側に既存の
ボルト9の先端部9aを収納した状態で、両端のフラン
ジ部5bを母屋支持面19上にそれぞれ載置し、母屋支
持面19の対角方向の2箇所で各フランジ部5bがビス
60にて固着されるようになっている。
【0017】上記新規の母屋5は、スレート板1の山部
8の方向に所定間隔を隔てた複数箇所に設置されるもの
であり、各新規の母屋5のC字状凸部5aの上面は、新
規のカバールーフ2を支持するための外装材支持面6
(以下、カバールーフ支持面6という。)となってい
る。新規のカバールーフ2は、図3の例ではフラット部
32と山部30とが交互に連続形成された波形の金属単
板で構成されているが、その形状は波形には限定されな
いものであり、また金属単板に限定されるものでもな
く、例えば上下二枚の金属外皮間に断熱材を充填したサ
ンドイッチパネル等であってもよいものである。
【0018】次に、上記構成の外装材葺替用治具3を用
いて既存のスレート板1上に新規のカバールーフ2を被
覆するにあたっては、既存のスレート板1上の既存のボ
ルト9に螺合されている既存の締付ナット15を緩め
て、既存の締付ナット15とナット座金14との間に所
定の隙間16を形成しておく。その後、支持金具4を既
存のスレート板1上の複数箇所に配設する。そして支持
金具4に設けた挿入係止部17を、既存のボルト9の側
方から既存の締付ナット15とナット座金14との隙間
16に挿入して係止し、その後、既存の締付ナット15
を締め付けて、水平部31の挿入係止部17を既存の締
付ナット15とナット座金14との隙間16に挟み込み
固定する。これにより、支持金具4は既存のボルト9を
介して既存のスレート板1上に固定された状態となる。
その後、新規の母屋5のC字状凸部5aの内側に締付ナ
ット15の先端部9a全体を収納するようにして、新規
の母屋5のフランジ部5bを水平部31の母屋支持面1
9上に載置し、新規の母屋5のフランジ部5bを母屋支
持面19に対してビス60にて固着する。最後に、新規
の母屋5のC字状凸部5aのカバールーフ支持面6上に
新規のカバールーフ2を載置して、図3に示すように、
既存のボルト9から外れた位置でカバールーフ2の山部
30の上方からドリルビス20を打入して、ドリルビス
20の先端を新規の母屋5のC字状凸部5aの上面部に
打ち込む。これによりドリルビス20と既存のボルト9
とが互いに接触することなく、新規のカバールーフ2を
新規の母屋5に対して確実に固定できるようになり、こ
の結果、新規の母屋5と支持金具4とからなる外装材葺
替用治具3を用いて、新規のカバールーフ2を既存のス
レート板1の既存のボルト9上に簡単に施工できるよう
になる。
【0019】しかして、支持金具4の水平部31に設け
た挿入係止部17を既存のボルト9の先端部9aの側方
から既存の締付ナット15とナット座金14との隙間1
6に差し込むだけで、支持金具4を既存のボルト9に対
してワンタッチで係止させることができる。また支持金
具4の挿入係止部17はスリット孔状をしているので、
既存の締付ナット15とナット座金14との隙間16へ
の挿入が容易であり、しかも挿入係止部17の奥端部は
水平部31の中心に位置しているので、挿入係止部17
の奥端部に既存のボルト9の先端部9aが当たるまで支
持金具4を押し込むだけで、支持金具4の正規の位置に
既存のボルト9を正確に配置できるようになり、支持金
具4をスレート板1上にスパナ等の簡易な工具を用いて
簡単に、しかも正確な位置にワンタッチで取り付けるこ
とができるようになる。
【0020】また、水平部31の挿入係止部17を既存
の締付ナット15とナット座金14との隙間16に挿入
係止する際に、ナット座金14はスレート板1の山部8
の形状に沿って湾曲しているために、既存の締付ナット
15とナット座金14との隙間16がラッパ状に拡開し
て、挿入係止部17を挿入し易くなると共に、支持金具
4の水平部31は既存のボルト9に対して傾動自在とな
るので、仮りに既存のボルト9に例えば傾きや歪みによ
って仮りに支持金具4が傾いて取り付けられても、複数
の支持金具4の各母屋支持面19上に亘って新規の母屋
5を載置することで、支持金具4の傾きを新規の母屋5
にて矯正でき、新規の母屋5上に新規のカバールーフ2
を安定良くしかも、既存のスレート板1の山部8と新規
のカバールーフ2の山部30とを揃えた状態で外観良く
施工できるようになる。
【0021】また、既存の締付ナット15の先端部9a
の余長部分の寸法d(図2)の長短に関係なく、既存の
締付ナット15を緩めて既存の締付ナット15とナット
座金14との隙間16を支持金具4の厚み分だけ広げる
ことで、支持金具4を既存のボルト9に対して取り付け
可能となる。特に、複数のスレート板1の端部が上下に
重なり合っている部分で、既存の締付ナット15の先端
部9aの余長部分が短くなっている場合であっても、支
持金具4を既存のボルト9に対して取り付け可能とな
る。従って、既存のボルト9を取り替える必要もないの
で、リフォームを簡易且つ確実に行えるようになる。
【0022】しかも、支持金具4と新規の母屋5とから
なる外装材葺替用治具3は、新規のカバールーフ2によ
って上から覆われるので、屋根の外観が外装材葺替用治
具3で損なわれるようなこともない。そのうえ、新規の
カバールーフ2を外装材葺替用治具3を介して既存のス
レート板1の既存のボルト9に対して固着できるので、
老巧化したスレート板1を傷めることなく且つ切り粉が
落下するのを防止しながら、新規のカバールーフ2をス
レート板1上に強固に取付けることができる。つまり、
新規のカバールーフ2の上からドリルビス20を打ち込
む際には、ドリルビス20は老巧化した既存のスレート
板1には打入されないことから、老巧化したスレート板
1に大きな打撃力がかからず、スレート板1に割れやク
ラックが発生するのを十分に防止できるものであり、特
に人体の害となる石綿を含んだ切り粉が落下する危険性
がなく、作業環境面で良好となる。
【0023】前記実施形態では、スレート屋根のリフォ
ームを説明したが、スレート壁のリフォームも可能であ
る。つまり、本発明の外装材葺替用治具3を構成する支
持金具4と、新規の外装下地材5となる胴縁と、新規の
カバーウォールとを準備し、先ず、既存のスレート壁の
表面から突出している既存のボルトの締付ナットとナッ
ト座金との隙間に本発明の支持金具4の挿入係止部17
を差込んで、支持金具4を既存のボルトに取り付け、新
規の胴縁を支持金具4の外装下地材支持面19にビスで
固着した後、新規のカバーウォールを新規の胴縁にビス
で固着する。これにより、既存のボルトを取り替えるこ
となく、スレート壁のリフォームを簡易且つ確実に、し
かも外観良く行えるものである。
【0024】また本発明の外装材葺替用治具3は、一般
住宅だけでなく、工場とか体育館などの大型建物におけ
る各種のリフォームに広く適用可能である。
【0025】
【発明の効果】上述のように請求項1に係る外装材葺替
用治具の発明にあっては、既存のスレート板の外表面に
新規の外装材を被覆するための外装材葺替用治具であっ
て、既存のスレート板の外表面に配設される複数の支持
金具と、新規の外装材を支持するための外装材支持面を
有する新規の外装下地材とで構成され、上記支持金具
は、既存のスレート板の山部を跨いでその両側の谷部に
配置される一対の脚部と、既存のスレート板の外表面か
ら突出している既存のボルトの先端部に螺合された既存
の締付ナットとナット座金との隙間に挿入されて係止さ
れる挿入係止部と、新規の外装下地材を支持するための
外装下地材支持面とを備えていることを特徴とするもの
である。
【0026】また請求項2記載の発明に係る外装材葺替
構造の発明にあっては、請求項1記載の外装材葺替用治
具を用いて既存のスレート板の外表面に新規の外装材を
被覆するための外装材葺替構造において、上記外装材葺
替用治具の支持金具を既存のスレート板の外表面の複数
箇所に配設し、支持金具に設けた挿入係止部を、既存の
スレート板の外表面から突出している既存のボルトの先
端部に螺合された既存の締付ナットとナット座金との隙
間に挿入して係止し、支持金具に設けた外装下地材支持
面に新規の外装下地材を固着すると共に、新規の外装下
地材に設けた外装材支持面に新規の外装材を固着して成
ることを特徴とするものである。
【0027】このような請求項1の外装材葺替用治具、
請求項2の外装材葺替構造とすることで、支持金具に設
けた挿入係止部を既存のボルトの先端部の側方から既存
の締付ナットとナット座金との隙間に挿入するだけで、
支持金具を既存のボルトに対してワンタッチでしかもス
パナ等の簡易な工具を用いて簡単に係止させることがで
きると共に、既存のボルトの傾きや歪みによって仮りに
支持金具が傾いて取り付けられても、複数の支持金具の
各外装下地材支持面上に亘って新規の外装下地材を固着
することで、支持金具の傾きを新規の外装下地材にて矯
正でき、新規の外装下地材に新規の外装材を安定良く、
且つ既存のスレート板の山部と新規の外装材の山部とを
揃えた状態で外観良く配設できる。また、既存の締付ナ
ットの先端部の余長寸法に関係なく、既存の締付ナット
を緩めて既存の締付ナットとナット座金との隙間を少し
広げるだけで、支持金具を既存のボルトに対して取り付
け可能となり、既存のボルトを取り替える必要もないの
で、リフォームを簡易且つ確実に行えるものである。そ
のうえ、支持金具と新規の外装下地材とからなる外装材
葺替用治具は、新規の外装材によって上から覆われるの
で、外観を一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例を示す斜視図である。
【図2】同上の新規のカバールーフの取り付け状態の側
面図である。
【図3】同上の新規のカバールーフの取り付け状態の正
面図である。
【符号の説明】
1 既存のスレート板 2 新規の外装材 3 外装材葺替用治具 4 支持金具 5 新規の外装下地材 6 外装材支持面 7 既存のスレート板の谷部 8 既存のスレート板の山部 9 既存のボルト 9a 既存のボルトの先端部 10 脚部 14 ナット座金 15 既存の締付ナット 16 隙間 17 挿入係止部 19 外装下地材支持面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既存のスレート板の外表面に新規の外装
    材を被覆するための外装材葺替用治具であって、既存の
    スレート板の外表面に配設される複数の支持金具と、新
    規の外装材を支持するための外装材支持面を有する新規
    の外装下地材とで構成され、上記支持金具は、既存のス
    レート板の山部を跨いでその両側の谷部に配置される一
    対の脚部と、既存のスレート板の外表面から突出してい
    る既存のボルトの先端部に螺合された既存の締付ナット
    とナット座金との隙間に挿入されて係止される挿入係止
    部と、新規の外装下地材を支持するための外装下地材支
    持面とを備えていることを特徴とする外装材葺替用治
    具。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の外装材葺替用治具を用い
    て既存のスレート板の外表面に新規の外装材を被覆する
    ための外装材葺替構造において、上記外装材葺替用治具
    の支持金具を既存のスレート板の外表面の複数箇所に配
    設し、支持金具に設けた挿入係止部を、既存のスレート
    板の外表面から突出している既存のボルトの先端部に螺
    合された既存の締付ナットとナット座金との隙間に挿入
    して係止し、支持金具に設けた外装下地材支持面に新規
    の外装下地材を固着すると共に、新規の外装下地材に設
    けた外装材支持面に新規の外装材を固着して成ることを
    特徴とする外装材葺替構造。
JP2000345625A 2000-11-13 2000-11-13 外装材葺替用治具及び外装材葺替構造 Withdrawn JP2002146973A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007186989A (ja) * 2007-02-20 2007-07-26 Nippon Steel & Sumikin Coated Sheet Corp 外装材葺替え用の支持金具及び補助支持金具
JP2009144388A (ja) * 2007-12-13 2009-07-02 Sekisui Plastics Co Ltd フラット化された折板屋根構造
JP2010047911A (ja) * 2008-08-19 2010-03-04 Watahan Koki Kk 屋根補修工法
JP2019157512A (ja) * 2018-03-14 2019-09-19 株式会社ブレスト工業研究所 スレート波板改修用支持金具

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