JP2015218322A - 微小澱粉粒子及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
このように、従来の核粒子では、核粒子に対し数十〜数百質量%以上の薬効成分を含む薬物層の被覆やフィムコーティング層を積層させると平均粒子径が150μm以上と大きくなり、さらには、粒子の成形性も悪く、口腔内崩壊錠としての最適な錠剤硬度や崩壊性、用感で満足いくものを製造することはできなかった。
(1) 平均粒子径(D50)が5〜50μm、安息角が30〜45°、嵩密度が0.2〜0.9g/ml、保水能が200〜1000質量%、粒度分布シャープネスが1.0〜2.0、打圧3.5kN時の錠剤硬度が40N以上である澱粉粒子。
(2) 上記澱粉が加工澱粉である上記(1)に記載の澱粉粒子。
(3) 上記加工澱粉が部分アルファー化澱粉又はアルファー化デンプンである上記(2)に記載の澱粉粒子。
(4) 粒度分布シャープネスが1.0〜1.7である上記(1)〜(3)のいずれかに記載の澱粉粒子。
(5) 上記(1)〜(4)のいずれかに記載の澱粉粒子と該澱粉粒子を被覆する薬物層とを有するレイヤリング粒子。
(6) 上記(5)に記載のレイヤリング粒子と該レイヤリング粒子を被覆するフィルムコーティング層とを有するフィルムコーティング粒子。
(7) 上記(5)に記載のレイヤリング粒子又は上記(6)に記載のフィルムコーティング粒子を含有する錠剤。
(8) 上記(5)に記載のレイヤリング粒子又は上記(6)に記載のフィルムコーティング粒子を3〜90質量%含有する上記(7)に記載の錠剤。
(9) 口腔内崩壊錠である上記(7)又は(8)に記載の錠剤。
本実施形態の澱粉粒子は、澱粉種がトウモロコシ澱粉、馬鈴薯澱粉、米澱粉、小麦澱粉、タピオカなどの穀類澱粉であり、平均粒子径(D50)が5〜50μm、安息角が30〜45°、嵩密度が0.2〜0.9g/ml、保水力が200〜1000質量%、粒度分布シャープネスが1.0〜2.0であり、打圧3.5kN時の錠剤硬度が40N以上である。
本実施形態の澱粉粒子を製造するための出発原料としては、トウモロコシ澱粉、小麦澱粉、米澱粉、馬鈴薯澱粉、タピオカなどの穀類澱粉等のいずれも使用できるが、供給量も安定し、よく汎用されているトウモロコシ澱粉が好ましい。また、出発原料として2種類以上の澱粉を組合せることも可能である。
本実施形態の澱粉粒子を薬物層で被覆し、更にフィルムコーティング層で被覆することで、それぞれ、医薬品に配合可能なレイヤリング粒子、及びフィルムコーティング粒子を得ることができる。本実施形態の澱粉粒子系核粒子及び当該核粒子を被覆する薬物層を含有する粒子を含む医薬品、典型的には錠剤、に使用される有効成分とは、人及び動物の疾病の治療、予防、診断に使用されるものであって、器具・機械ではなく、第十六改正日本薬局方に収載されている繁用な医薬品の有効成分である。
本実施形態のレイヤリング粒子、またはフィルムコーティング粒子を含有する医薬品、典型的には錠剤、に使用される本実施態様の澱粉粒子、有効成分、フィルムコーティング成分以外の成分として、例えば、結合剤(ヒドロキシプロピルセルロース、アラビアゴム、等)、安定化剤(安息香酸ナトリウム、アルギン酸ナトリウム、等)、滑沢剤(ステアリン酸マグネシウム、タルク、等)、甘味剤(アスパルテーム、D−マンニトール、等)、矯味剤(アスパラギン酸、アスパラギン酸ナトリウム、等)、香料(ペパーミント、メントール、等)、崩壊剤(クロスポビドン、カルメロース、カルメロースナトリウム、カルメロースカルシウム、カンテン末、ショ糖脂肪酸エステル、カルボキシメチルスターチナトリウム、アルファー化デンプン、部分アルファー化デンプン、ポビドン、クロスカルメロースナトリウム、等)、その他の添加剤などの製剤や食品などに使用可能な成分を挙げることができる。
澱粉粒子はレーザー回折の散乱式粒度分布測定装置(HORIBA製 LA−950)の乾式法で試料を約1g投入し測定する。測定した際の累積50質量%の粒度を平均粒子径とした。また、レイヤリング粒子及びフィルムコーティング粒子は、ロータップ式篩振盪機(平工製作所製、シーブシェーカーA型)によりJIS標準篩を用いて試料20gを10分間篩分することにより粒度分布を測定し、目開き75μmの篩を通過し、目開き20μmの篩上に残留する粒子の割合(質量%)を求めた。また、篩下積算分布における積算50質量%粒子径を平均粒子径とした。
澱粉粒子の粒度分布シャープネスは、レーザー回折の散乱式粒度分布測定装置(HORIBA製 LA−950)を用いて、試料約1gを投入し、乾式法で測定した澱粉粒子の粒度分布より算出される積算重量10%粒径(D10)、積算重量50%粒径(D50)、積算重量90%粒径(D90)を用いて下式より算出した。
100mlのメスシリンダーに澱粉粒子30gを疎充填(メスシリンダーの開口部にロートを差し込み、5秒から10秒程度かけてゆっくり澱粉粒子を注ぎ込み、そのまま静置)させた粒子層の容積を読み取り、30gを該容積(ml)で除した値を算出した。繰り返し数は3で、その平均値をとった。
パウダーテスター(PR−T型、ホソカワミクロン製)を使用して測定する。繰り返し数は3で、その平均値をとった。
デジタルマイクロスコープ(VH−7000型、キーエンス製、VH−501レンズ使用)を用いて撮影した画像を1360×1024ピクセル、TIFFファイル形式で保存し、画像処理解析ソフト(Image HyperII、デジモ製)を使用して、100個の粒子の短径と長径の平均値をとって、短径の平均値/長径の平均値により真球度を算出した。また、該画像の100個の粒子の輪郭の長さを該粒子の投影面積と同じ面積を有する円の周長で除した値の平均値により形状係数を算出した。
澱粉粒子5gを共栓付100mlメスシリンダーに採り、25℃の純水約80mlを加えて軽く振とうして脱泡させた後、全量を純水で100mlとした。得られた分散液を遠心沈降管に移し、4500rpmで30分間遠心分離した。上澄液を捨て湿潤沈降物の重量を測定し<W(g)>、次いで、該沈降物を送風乾燥機(WFO−420W/東京理化器械製)にて105℃で16時間乾燥させて秤量し<Wo(g)>、次式より保水能を算出した。
第16改正日本薬局方、一般試験法「溶出試験法」に従って実施した。試験液は水を用いた。一般試験法に従い評価し、試験規格内のものを「安定」、規格外のものを「不安定」と評価した。
一般的に使用される錠剤硬度測定器(Tablet Tester 8M/DR.SCHLEUNIGER製)にて、錠剤の硬度を測定した。1錠ずつ錠剤硬度を測定し、20錠分の錠剤硬度の平均値を算出した。
第16改正日本薬局方、一般試験法「崩壊試験法」に従って実施した。試験液は水を用いた。
健康な成人男子3人を被験者として、口腔内の唾液で錠剤が完全に崩壊する時間を測定した。各人2回測定し、3人の平均値を算出した。
健康な成人男子3人を被験者として、口腔内の錠剤の服用感を官能的に評価した。錠剤の味や食感に問題がない場合を「良好」とし、粉っぽさを感じる場合は、「もさつき感あり」、粒子などのザラツキを感じた場合は、「違和感あり」として判定した。各人2回測定し、2回とも「良好」である場合のみ、その被験者の服用感の評価を「良好」と判定した。そして、例えば、もさつき感について、被験者が1回目に何も感じず、2回目にもさつき感を感じた場合は、その被験者の評価は「もさつき感あり」とし、同様に、1回でも粒子などのザラツキを感じた場合は、「違和感あり」として判定した。
[実施例1]
部分アルファー化澱粉(製品名:PCS PC−10(登録商標)、旭化成ケミカルズ製)1.0kgを超遠心粉砕機(ZM200、Retsch製、スクリーン目開き0.12mmφ、回転数14000rpm)に仕込み、全量粉砕した。粉砕工程で得られた粉砕物約1.0kgを目開き75μmの篩で篩分し、75μmを通過した澱粉粒子を集め、澱粉粒子(A)を得た。篩分工程前の澱粉粒子の量を100質量%として、篩分工程後に得られた澱粉粒子(A)の75μm以下の割合は95質量%であった。物性を表1に示す。
実施例1同様に、アルファー化澱粉(製品名:SWELSTAR PD−1(登録商標)、旭化成ケミカルズ製)1.0kgを超遠心粉砕機(ZM200、Retsch製、スクリーン目開き0.12mmφ、回転数14000rpm)に仕込み、全量粉砕した。粉砕工程で得られた粉砕物約1.0kgを目開き75μmの篩で篩分し、75μmを通過した澱粉粒子を集め、澱粉粒子(B)を得た。篩分工程前の澱粉粒子の量を100質量%として、篩分工程後に得られた澱粉粒子(B)の75μm以下の割合は92質量%であった。物性を表1に示す。
部分アルファー化澱粉(製品名:PCS PC−10(登録商標)、旭化成ケミカルズ製)1.0kgをジェットミル粉砕機(ZM200、セイシン製、圧力0.70MPa)に仕込み、全量粉砕した。粉砕工程で得られた粉砕物約0.95kgを目開き75μmの篩で篩分し、75μmを通過した澱粉粒子を集め、澱粉粒子(C)を得た。篩分工程前の澱粉粒子の量を100質量%として、篩分工程後に得られた澱粉粒子(C)の75μm以下の割合は91質量%であった。物性を表1に示す。
アルファー化澱粉(製品名:SWELSTAR PD−1(登録商標)、旭化成ケミカルズ製)1.0kgをジェットミル粉砕機(ZM200、セイシン製、圧力0.70MPa)に仕込み、全量粉砕した。粉砕工程で得られた粉砕物約0.96kgを目開き75μmの篩で篩分し、75μmを通過した澱粉粒子を集め、澱粉粒子(D)を得た。篩分工程前の澱粉粒子の量を100質量%として、篩分工程後に得られた澱粉粒子(D)の75μm以下の割合は90質量%であった。物性を表1に示す。
部分アルファー化澱粉(製品名:スターチ1500(登録商標)、カラコン製)1.0kgを超遠心粉砕機(ZM200、Retsch製、スクリーン目開き0.12mmφ、回転数14000rpm)に仕込み、全量粉砕した。粉砕工程で得られた粉砕物約1.0kgを目開き75μmの篩で篩分し、75μmを通過した澱粉粒子を集め、澱粉粒子(E)を得た。篩分工程前の澱粉粒子の量を100質量%として、篩分工程後に得られた澱粉粒子(E)の75μm以下の割合は88質量%であった。物性を表1に示す。
部分アルファー化澱粉(製品名:PCS PC−10(登録商標)、旭化成ケミカルズ製)1.0kgを粉砕せずに、目開き75μmの篩で篩分し、75μmを通過した澱粉粒子を集め、澱粉粒子(F)を得た。篩分工程前の澱粉粒子の量を100質量%として、篩分工程後に得られた澱粉粒子(F)の75μm以下の割合は35質量%であった。物性を表1に示す。後述する比較例6以降においては、上記篩分工程前の澱粉粒子を使用した。
アルファー化澱粉(製品名:SWELSTAR PD−1(登録商標)、旭化成ケミカルズ製)1.0kgを粉砕せずに、目開き75μmの篩で篩分し、75μmを通過した澱粉粒子を集め、澱粉粒子(G)を得た。篩分工程前の澱粉粒子の量を100質量%として、篩分工程後に得られた澱粉粒子(G)の75μm以下の割合は32質量%であった。物性を表1に示す。後述する比較例6以降においては、上記篩分工程前の澱粉粒子を使用した。
トウモロコシ澱粉(日澱化学製)1.0kgを粉砕せずに、目開き75μmの篩で篩分し、75μmを通過した澱粉粒子を集め、澱粉粒子(H)を得た。篩分工程前の澱粉粒子の量を100質量%として、篩分工程後に得られた澱粉粒子(H)の75μm以下の割合は82質量%であった。物性を表1に示す。
馬鈴薯澱粉(日澱化学製)1.0kgを粉砕せずに、目開き75μmの篩で篩分し、75μmを通過した澱粉粒子を集め、澱粉粒子(I)を得た。篩分工程前の澱粉粒子の量を100質量%として、篩分工程後に得られた澱粉粒子(I)の75μm以下の割合は80量%であった。物性を表1に示す。
核粒子として使用される球形の結晶セルロース(商品名:セルフィア(登録商標)、旭化成ケミカルズ製)を超遠心粉砕機(ZM200、Retsch製、スクリーン目開き0.50mmφ、回転数14000rpm)に仕込み、全量粉砕した。セルフィアは硬い性状のため、この粉砕を5回繰り返し実施した。粉砕工程で得られた粉砕物約0.80kgを目開き75μmの篩で篩分し、75μmを通過した粒子を集め、粉砕セルフィア粒子(J)を得た。篩分工程前の澱粉粒子の量を100質量%として、篩分工程後に得られた粉砕セルフィア粒子(J)の75μm以下の割合は25質量%であった。物性を表1に示す。
次に実施例1〜5、比較例1〜5で得られた澱粉粒子、または粉砕セルフィア粒子を、各々約500mg計りとり、11mmφの臼杵で打錠圧3.5kNの力で10秒間静圧プレス(1011CREEP、AIKOH ENGINEERING製)し、錠剤を作製した。各々の錠剤硬度は表2に示す。実施例の錠剤硬度について、以下の表2にまとめる。
[実施例7]
実施例1の澱粉粒子800gをワースター型流動層造粒コーティング装置(MP−01型、パウレック製)に入れ、スプレーエアー圧:0.16MPa、スプレーエアー流量:40L/min、保護エア圧:0.2MPa、給気温度:75℃、排気温度:35℃、風量:30〜50m3/hの条件で、ロキソプロフェン40質量部、ヒドロキシプロピルセルロース(HPC−L、日本曹達製)2質量部、水58質量部の懸濁液を、10g/minの供給速度で噴霧し、実施例1の澱粉粒子100質量部に対してロキソプロフェンが200質量部となるまでロキソプロフェン含有被覆層(薬物層)を被覆した。実施例1の澱粉粒子にロキソプロフェンを被覆した粒子を150μmの篩で篩分し、凝集粒子を取り除き、レイヤリング粒子(澱粉粒子を被覆する薬物層を有する粒子)を得た。
実施例2〜5の澱粉粒子に対しても同様の操作を行った。実施例2〜5のフィルムコーティング粒子の平均粒子径と収率について、以下の表3にまとめる。
実施例7と同様に、比較例1〜5の核粒子に対しても同様の操作を行った。フィルムコーティング粒子の平均粒子径について、以下の表4にまとめる。
[参考例1]
結晶セルロースのセオラス(登録商標)KG−1000(旭化成ケミカルズ製)300gとエリスリトール(三菱化学フーズ製)700gをバーチカルグラニュレーター造粒装置に仕込み、水を摘下させながら撹拌造粒を行い、造粒顆粒を得た。さらに、この造粒顆粒を、流動層乾燥機に移して造粒顆粒の乾燥を行った後、600μmの篩で篩分し、結晶セルロースとエリスリトールを含有する平均粒子径が150〜200μmの造粒顆粒を得た。
(1)使用装置 :バーチカルグラニュレーター(商品名)FM−VG−10(パウレック製)
(2)加水量 :200g
(3)ブレード回転数 :280rpm
(4)チョッパー回転数:3000rpm
(5)造粒時間 :3分間
(1)使用装置 :マルチプレックス(商品名)MP−01型(パウレック製)
(2)風量 :50m3/時間
(3)給気温度 :70〜75℃
(4)排気温度 :45℃停止
次に、実施例7で得たフィルムコーティング粒子を30.0質量%、参考例1で得た造粒顆粒を56.9質量%、無水リン酸水素カルシウム(フジカリン(商品名)富士化学製)を5.0質量%、結晶セルロース(セオラス(登録商標)KG−1000(商品名)、旭化成ケミカルズ製)を5.0質量%、崩壊剤としてクロスポビドン(ポリプラスドンXL−10(商品名)、AIPジャパン製)を3.0質量%、ステアリン酸マグネシウム(太平化学工業)を0.1質量%混合し、ロータリー打錠機(リブラ2(商品名)、菊水製作所製)で、打錠した。打錠用の臼杵は、直径9.5mm、杵の凹曲面半径が13.5mmのものを使用し、ターンテーブル回転数40rpm、圧縮圧力7.0kNで打錠し、錠剤重量が380mgの錠剤を得た。実施例8のフィルムコーティング粒子に対しても同様の操作を行った。
実施例9と同様に、比較例7で得たフィルムコーティング粒子を30.0質量%、参考例1で得た造粒顆粒を56.9質量%、無水リン酸水素カルシウム(フジカリン(商品名)富士化学製)を5.0質量%、結晶セルロース(セオラス(登録商標)KG−1000(商品名)、旭化成ケミカルズ製)を5.0質量%、崩壊剤としてクロスポビドン(ポリプラスドンXL−10(商品名)を3.0質量%、ステアリン酸マグネシウム(太平化学工業製)を0.1質量%混合し、ロータリー打錠機(リブラ2(商品名)、菊水製作所製)で打錠した。打錠用の臼杵は、直径9.5mm、杵の凹曲面半径が13.5mmのものを使用し、ターンテーブル回転数40rpm、圧縮圧力7.0kNで打錠し、錠剤重量が380mgの錠剤を得た。
2..薬物層
3..レイヤリング粒子
4..フィルムコーティング層
5..フィルムコーティング粒子
Claims (9)
- 平均粒子径(D50)が5〜50μm、安息角が30〜45°、嵩密度が0.2〜0.9g/ml、保水能が200〜1000質量%、粒度分布シャープネスが1.0〜2.0、打圧3.5kN時の錠剤硬度が40N以上である澱粉粒子。
- 上記澱粉が加工澱粉である請求項1記載の澱粉粒子。
- 上記加工澱粉が部分アルファー化澱粉又はアルファー化デンプンである請求項2記載の澱粉粒子。
- 粒度分布シャープネスが1.0〜1.7である請求項1〜3のいずれか一項に記載の澱粉粒子。
- 請求項1〜4のいずれか一項に記載の澱粉粒子と該澱粉粒子を被覆する薬物層とを有するレイヤリング粒子。
- 請求項5記載のレイヤリング粒子と該レイヤリング粒子を被覆するフィルムコーティング層とを有するフィルムコーティング粒子。
- 請求項5記載のレイヤリング粒子又は請求項6記載のフィルムコーティング粒子を含有する錠剤。
- 請求項5記載のレイヤリング粒子又は請求項6記載のフィルムコーティング粒子を3〜90質量%含有する請求項7記載の錠剤。
- 口腔内崩壊錠である請求項7又は8に記載の錠剤。
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