JP2015204126A - 半導体記憶装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】メモリセルの書き込み直後の閾値変動の影響を抑制でき、且つ高速な書き込みが可能な半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】nビットのデータを記憶可能な複数のメモリセルを含むメモリセルアレイと、メモリセルに対して書き込む第1データを保持すると共に、前記第1データから得られる1ビットデータを保持するデータ記憶回路と、第1の書き込み動作で前記メモリセルにnビットのデータを書き込んだのちに、第2の書き込み動作を行う制御回路とを備える。制御回路は、第2の書き込み動作において、第1の書き込み動作で前記メモリセルに記憶されたデータを読み出し、前記メモリセルから読み出したデータと、データ記憶回路に保持した1ビットのデータとに基づいて前記第1データを復元し、復元した前記第1データをメモリセルに対して書き込む。
【選択図】図16
【解決手段】nビットのデータを記憶可能な複数のメモリセルを含むメモリセルアレイと、メモリセルに対して書き込む第1データを保持すると共に、前記第1データから得られる1ビットデータを保持するデータ記憶回路と、第1の書き込み動作で前記メモリセルにnビットのデータを書き込んだのちに、第2の書き込み動作を行う制御回路とを備える。制御回路は、第2の書き込み動作において、第1の書き込み動作で前記メモリセルに記憶されたデータを読み出し、前記メモリセルから読み出したデータと、データ記憶回路に保持した1ビットのデータとに基づいて前記第1データを復元し、復元した前記第1データをメモリセルに対して書き込む。
【選択図】図16
Description
本実施形態は、多値データを記憶することが可能な半導体記憶装置に関する。
半導体記憶装置、例えばNAND型フラッシュメモリは、ロウ方向に並んだ複数のメモリセルの全て、又は半数のメモリセルがそれぞれビット線を介して各書き込み、及び読み出し用のラッチ回路に接続され、このロウ方向に並んだ全てのメモリセル、又は半数のメモリセル(例えば2〜16kBのメモリセル)に対して一括して書き込み、又は読み出し動作が行なわれる。
書き込み、及び読み出し単位をページと言い、複数のページによりブロックが構成される。メモリセルの消去はブロック単位に行われる。消去動作によりメモリセルから電子が引き抜かれて閾値電圧が負とされ、書き込み動作によりメモリセル内に電子を導入することにより閾値電圧が正に設定される。
近時、1つのメモリセルに複数の閾値電圧(以下、閾値レベルとも言う)の1つを設定し、複数ビットのデータを記憶する多値メモリが開発されている。例えば、4つの閾値レベルを設けた場合、1セルに2ビットのデータを記憶でき、8つの閾値レベルを設けた場合、1セルに3ビットのデータを記憶できる。さらに、16個の閾値レベルを設けた場合、1セルに4ビットのデータを記憶することが可能である。
一方、近年、素子のフローティングゲートを加工する微細化が厳しくなり、MONOSセルで電子を蓄える構造も提案されていて、特に3次元的に配置することで高密度化を実現することが考案されている。しかし、MONOSセルは、書き込み動作直後に閾値Vthがデトラップによって下がってしまう場合がある。
この対策として、1回目の書き込みシーケンスの後に、再度ベリファイ動作を行いターゲットの閾値に未達のセルに対して各閾値毎に再度書き込みを行う方法がある。しかし、この方法では、デトラップ問題を解決できるが書き込み時間が増大してしまう。すなわち、ターゲットの閾値に未達のメモリセルに対しての再書き込み時は、其々の閾値レベルへ1回の書き込みパルスを与えれば良いが、この書き込みパルスを与えるときまで、どの書き込み閾値に書き込んでいるかをセンスアンプ内のデータ記憶回路で保持しなくてはならず、事前に次の書き込みデータをデータ記憶回路に記憶するキャッシュプログラムができなくなってしまうという場合がある。
メモリセルの書き込み直後の閾値変動の影響を抑制でき、且つ高速な書き込みが可能な半導体記憶装置を提供する。
実施形態の半導体記憶装置は、nビット(nは2以上の自然数)のデータを記憶可能な複数のメモリセルを含むメモリセルアレイと、前記メモリセルに対して書き込む第1データを保持すると共に、前記第1データから得られる1ビットデータを保持するデータ記憶回路と、第1の書き込み動作で前記メモリセルにnビットのデータを書き込んだのちに、第2の書き込み動作を行う制御回路とを具備する。前記制御回路は、前記第2の書き込み動作において、前記第1の書き込み動作で前記メモリセルに記憶されたデータを読み出し、前記メモリセルから読み出したデータと、前記データ記憶回路に保持した1ビットのデータとに基づいて前記第1データを復元し、復元した前記第1データを前記メモリセルに対して書き込むことを特徴とする。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。なお、以下の説明において、同一の機能及び構成を有する構成要素については、共通する参照符号を付す。
[第1の実施形態]
第1の実施形態の半導体記憶装置について説明する。
第1の実施形態の半導体記憶装置について説明する。
図1は、メモリセルに2値(1ビット)、4値(2ビット)、8値以上(3ビット以上)を記憶する半導体記憶装置としてのNAND型フラッシュメモリの構成を示している。
メモリセルアレイ1は、複数のビット線と複数のワード線と共通ソース線を含み、例えばEEPROMセルからなる電気的にデータを書き換え可能なメモリセルがマトリクス状に配置されている。このメモリセルアレイ1には、ビット線を制御するためのビット線制御回路2とワード線制御回路6が接続されている。
ビット線制御回路2は、ビット線を介してメモリセルアレイ1中のメモリセルのデータを読み出す。ビット線制御回路2は、また、ビット線を介してメモリセルアレイ1中のメモリセルの状態を検出したり、ビット線を介してメモリセルアレイ1中のメモリセルに書き込み制御電圧を印加してメモリセルに書き込みを行う。
ビット線制御回路2には、カラムデコーダ3、データ入出力バッファ4が接続されている。ビット線制御回路2内のデータ記憶回路はカラムデコーダ3によって選択される。データ記憶回路に読み出されたメモリセルのデータは、前記データ入出力バッファ4を介してデータ入出力端子5から制御部9へ出力される。データ入出力端子5は、メモリチップ外部の制御部9に接続される。
制御部9は、例えばマイクロコンピュータにより構成され、前記データ入出力端子5から出力されたデータを受ける。さらに、制御部9は、NAND型フラッシュメモリの動作を制御する各種コマンドCMD、アドレスADD、及びデータDTを出力する。制御部9からデータ入出力端子5に入力された書き込みデータは、データ入出力バッファ4を介して、カラムデコーダ3によって選択されたデータ記憶回路に供給され、コマンド及びアドレスは制御信号及び制御電圧発生回路(制御回路)7に供給される。
ワード線制御回路6は、メモリセルアレイ1に接続されている。このワード線制御回路6は、メモリセルアレイ1中のワード線を選択し、選択されたワード線に読み出し、書き込みあるいは消去に必要な電圧を印加する。メモリセルアレイ1、ビット線制御回路2、カラムデコーダ3、データ入出力バッファ4、及びワード線制御回路6は、制御信号及び制御電圧発生回路7に接続されている。
制御信号及び制御電圧発生回路7は、メモリセルアレイ1、ビット線制御回路2、カラムデコーダ3、データ入出力バッファ4、及びワード線制御回路6の動作を制御する。制御信号及び制御電圧発生回路7は、制御信号入力端子8に接続され、制御部9から制御信号入力端子8を介して入力される制御信号ALE(アドレス・ラッチ・イネーブル)、CLE(コマンド・ラッチ・イネーブル)、WE(ライト・イネーブル)、及びRE(リード・イネーブル)によって制御される。この制御信号及び制御電圧発生回路7は、データの書き込み時にワード線やビット線の電圧を発生するとともに、後述するように、ウェルに供給される電圧を発生する。制御信号及び制御電圧発生回路7は、例えばチャージポンプ回路のような昇圧回路を含み、プログラム電圧及びその他高電圧を生成可能である。
前記ビット線制御回路2、カラムデコーダ3、ワード線制御回路6、制御信号及び制御電圧発生回路7は、書き込み回路、及び読み出し回路を構成している。
図2は、図1に示すメモリセルアレイ1及びビット線制御回路2の構成の一例を示している。メモリセルアレイ1には複数のNANDユニットが配置されている。1つのNANDユニットは、例えば直列接続された64個のEEPROMからなるメモリセルMCと、選択ゲートS1、S2とにより構成されている。選択ゲートS2はビット線BL0eに接続され、選択ゲートS1はソース線SRCに接続されている。各ロウに配置されたメモリセルMCの制御ゲートはワード線WL0〜WL63に共通接続されている。また、選択ゲートS2はセレクト線SGDに共通接続され、選択ゲートS1はセレクト線SGSに共通接続されている。
ビット線制御回路2は、複数のデータ記憶回路10を有している。各データ記憶回路10には、一対のビット線(BL0e、BL0o)、(BL1e、BL1o)…(BLie、BLio)、(BLne、BLno)が接続されている。
メモリセルアレイ1は、破線で示すように、複数のブロックを含んでいる。各ブロックは、複数のNANDユニットにより構成され、例えばこのブロック単位でデータが消去される。また、消去動作は、データ記憶回路10に接続されている2本のビット線について同時に行われる。
また、ビット線の1つおきに配置され、1つのワード線に接続された複数のメモリセル(破線で囲まれた範囲のメモリセル)は、1セクタを構成する。このセクタ毎にデータが書き込まれ、読み出される。すなわち、ロウ方向に配置された複数のメモリセルのうち半数のメモリセルが、対応するビット線に接続される。このため、ロウ方向に配置された複数のメモリセルの半数ずつに対して書き込み又は読み出し動作が実行される。
リード動作、プログラムベリファイ動作及びプログラム動作時において、データ記憶回路10に接続されている2本のビット線(BLie、BLio)のうち外部より供給されるアドレス信号(YA0、YA1…YAi…YAn)に応じて1本のビット線が選択される。さらに、外部アドレスに応じて、1本のワード線が選択され、破線で示す、2ページが選択される。この2ページの切り替えはアドレスによって行われる。
1セルに2ビット記憶する場合は2ページであるが、1セルに1ビット記憶する場合は1ページ、1セルに3ビット記憶する場合は3ページ、1セルに4ビット記憶する場合は4ページとなる。
図3は、図1に示すメモリセルアレイ1及びビット線制御回路2の構成の他の例を示している。図2に示す構成の場合、データ記憶回路10に2本のビット線(BLie、BLio)が接続されていた。これに対して、図3に示す構成の場合、各ビット線にデータ記憶回路10が接続され、ロウ方向に配置された複数のメモリセルは、全て対応するビット線に接続される。このため、ロウ方向に配置された全てのメモリセルに対して書き込み又は読み出し動作を行うことができる。
尚、以下の説明は、図2に示す構成、及び図3に示す構成のいずれも適用することが可能であるが、図3を使用する場合について説明する。
図4(a),(b)はメモリセル及び選択トランジスタの断面図を示している。図4(a)はメモリセルを示している。基板51(後述するP型ウェル領域55)にはメモリセルのソース、ドレインとしてのn型拡散層42が形成されている。P型ウェル領域55の上にはゲート絶縁膜43を介して浮遊ゲート(FG)44が形成されている。この浮遊ゲート44の上には絶縁膜45を介して制御ゲート(CG)46が形成されている。
図4(b)は選択ゲートを示している。P型ウェル領域55にはソース、ドレインとしてのn型拡散層47が形成されている。P型ウェル領域55の上にはゲート絶縁膜48を介して制御ゲート49が形成されている。
図5は、NAND型フラッシュメモリの断面図を示している。例えば、P型半導体基板51内には、N型ウェル領域52、53、54、P型ウェル領域56が形成されている。N型ウェル領域52内にはP型ウェル領域55が形成されている。このP型ウェル領域55内にメモリセルアレイ1を構成する低電圧NチャネルトランジスタLVNTrが形成されている。さらに、前記N型ウェル領域53、P型ウェル領域56内に、データ記憶回路10を構成する低電圧PチャネルトランジスタLVPTr及び低電圧NチャネルトランジスタLVNTrが形成されている。
図5は、NAND型フラッシュメモリの断面図を示している。例えば、P型半導体基板51内には、N型ウェル領域52、53、54、P型ウェル領域56が形成されている。N型ウェル領域52内にはP型ウェル領域55が形成されている。このP型ウェル領域55内にメモリセルアレイ1を構成する低電圧NチャネルトランジスタLVNTrが形成されている。さらに、前記N型ウェル領域53、P型ウェル領域56内に、データ記憶回路10を構成する低電圧PチャネルトランジスタLVPTr及び低電圧NチャネルトランジスタLVNTrが形成されている。
前記基板51内には、ビット線とデータ記憶回路10を接続する高電圧NチャネルトランジスタHVNTrが形成されている。また、前記N型ウェル領域54内には、例えばワード線駆動回路等を構成する高電圧PチャネルトランジスタHVPTrが形成されている。図5に示すように、高電圧トランジスタHVNTr、HVPTrは、低電圧トランジスタLVNTr、LVPTrに比べて例えば厚いゲート絶縁膜を有している。
図6は、Pipe型と呼ばれる3次元構造のNAND型フラッシュメモリのメモリセルアレイにおけるブロックの断面図を示している。図6は、メモリセルアレイ内の1つのブロックBLK0の構成を示しているが、その他のブロックBLKも同様の構成を有している。
図示するように、ブロックBLK0は、複数(本例では12個)のストリングユニットSUを含む。各々のストリングユニットSUは、複数のNANDストリング18を含む。
NANDストリング18の各々は、例えば8個のメモリセルトランジスタMTと、選択トランジスタST1,ST2と、バックゲートトランジスタBTとを含んでいる。導電層(以下、バックゲート層と記す)BG上には層間絶縁膜が形成され、層間絶縁膜内には半導体層20が形成されている。半導体層20の周囲には、メモリセルトランジスタMTの制御ゲートに接続されたワード線WLが形成されている。ワード線WL上の半導体層20の周囲には、選択トランジスタST1,ST2のゲートに接続されたセレクトゲート線SGD,SGSが形成されている。さらに、半導体層20の一端はビット線BLに接続され、半導体層20の他端はソース線SLに接続されている。
図7は、前記3次元構造のNAND型フラッシュメモリのメモリセルアレイにおけるブロックの構成を示す回路図である。図7は、メモリセルアレイ内の1つのブロックBLK0の構成を示しているが、その他のブロックBLKも同様の構成を有している。
前述したように、ブロックBLK0は複数のストリングユニットSUを含む。また各々のストリングユニットSUは、複数(本例ではn+1個、nは0以上の自然数)のNANDストリング18を含む。NANDストリング18の各々は、例えば8個のメモリセルトランジスタMT(MT0〜MT7)と、選択トランジスタST1,ST2と、バックゲートトランジスタBTと、ダミーセルトランジスタDTD,DTSとを含んでいる。
メモリセルトランジスタMTは、制御ゲートと電荷蓄積層とを含む積層ゲートを備え、データを不揮発に保持する。なお、メモリセルトランジスタMTの個数は8個に限られず、16個や32個、64個、128個等であってもよく、その数は限定されるものではない。バックゲートトランジスタBTもメモリセルトランジスタMTと同様に、制御ゲートと電荷蓄積層とを含む積層ゲートを備える。但しバックゲートトランジスタBTはデータを保持するためのものでは無く、データの書き込み及び消去時には単なる電流経路として機能する。メモリセルトランジスタMT、バックゲートトランジスタBT及びダミーセルトランジスタDTD,DTSは、選択トランジスタST1、ST2間に、その電流経路が直列接続されるようにして配置されている。なおバックゲートトランジスタBTは、メモリセルトランジスタMT3とMT4との間に設けられる。この直列接続の一端側のダミーセルトランジスタDTDの電流経路は選択トランジスタST1の電流経路の一端に接続され、他端側のダミーセルトランジスタDTSの電流経路は選択トランジスタST2の電流経路の一端に接続されている。
ストリングユニットSU0〜SU(M−1)の各々の選択トランジスタST1のゲートは、それぞれセレクトゲート線SGD0〜SGD(M−1)に共通接続されている。選択トランジスタST2のゲートは、それぞれセレクトゲート線SGS0〜SGS(M−1)に共通接続される。これに対して同一のブロックBLK0内にあるメモリセルトランジスタMT0〜MT7の制御ゲートはそれぞれワード線WL0〜WL7に共通接続されている。バックゲートトランジスタBTの制御ゲートはバックゲート線BG(ブロックBLK0〜BLK(L−1)では、それぞれBG0〜BG(L−1))に共通接続される。ダミーセルトランジスタDTD,DTSの制御ゲートはそれぞれワード線WLDD,WLDSに共通接続されている。
すなわち、ワード線WL0〜WL7及びバックゲート線BGは同一ブロックBLK0内の複数のストリングユニットSU間で共通に接続されているのに対し、セレクトゲート線SGD、SGSは、同一ブロックBLK0内であってもストリングユニットSU毎に独立している。
また、メモリセルアレイ内でマトリクス状に配置されたNANDストリング18のうち、同一列にあるNANDストリング18の選択トランジスタST1の電流経路の他端は、いずれかのビット線BLに共通接続される。すなわちビット線BLは、同一のブロックBLK内における複数のNANDストリング18を共通に接続し、更に複数のブロックBLK間でNANDストリング18を共通に接続する。また選択トランジスタST2の電流経路の他端は、いずれかのソース線SLに接続されている。ソース線SLは、例えば複数のストリングユニットSU間で、NANDストリング18を共通に接続する。
前述の通り、同一のブロックBLK内にあるメモリセルトランジスタMTのデータは、一括して消去される。これに対してデータの読み出し及び書き込みは、いずれかのブロックBLKのいずれかのストリングユニットSUにおける、いずれかのワード線WLに共通に接続された複数のメモリセルトランジスタMTにつき、一括して行われる。この単位が「ページ」となる。
図8は、i型と呼ばれる3次元構造のNAND型フラッシュメモリのメモリセルアレイの断面図である。
図示するように、半導体基板の上方のソース線層SLとビット線BLとの間には複数のNANDストリング19が配置されている。NANDストリング19内の半導体層26は、1本の柱状の形状(i字型)を有している。半導体基板の上方にソース線層SLが形成され、このソース線層SL上に複数の柱状の半導体層30a、30b及び26が形成される。そして、半導体層30a、30b及び26の周囲に、下から順に選択トランジスタST2、メモリセルトランジスタMT0〜MT7、及び選択トランジスタST1が形成されている。さらに、半導体層30b上にはビット線層BLが形成される。
半導体層26の側面上にはゲート絶縁膜25a、25b、25cが形成され、ゲート絶縁膜25a上にはワード線WL0〜WL7が形成されている。ワード線WL0〜WL7は、それぞれメモリセルトランジスタMT0〜MT7の制御ゲートとして働く。半導体層30a、30bの側面上にはゲート絶縁膜29a、29bがそれぞれ形成され、ゲート絶縁膜29a、29b上にはセレクトゲート線SGS、SGDがそれぞれ形成されている。セレクトゲート線SGS、SGDは、それぞれ選択トランジスタST2、ST1のゲートとして働く。なお、本構成の場合には、バックゲートトランジスタBTは不要である。
図9は、i型3次元構造のNAND型フラッシュメモリのメモリセルアレイにおけるブロックの構成を示す回路図である。図9は、メモリセルアレイ内の1つのブロックBLK0の構成を示しているが、その他のブロックBLKも同様の構成を有している。
ブロックBLK0は複数(本例では2個)のストリングユニットSU0、SU1を含む。また各々のストリングユニットSUは、複数(本例では4個)のNANDストリング19を含む。NANDストリング19の各々は、例えば64個のメモリセルトランジスタMTと、選択トランジスタST1,ST2と、ダミーセルトランジスタDTD,DTSとを含んでいる。なお、図9ではダミーセルトランジスタDTD,DTSを示すが、図8ではそれらを省略している。
メモリセルトランジスタMTは、制御ゲートと電荷蓄積層とを含む積層ゲートを備え、データを不揮発に保持する。なお、メモリセルトランジスタMTの個数は64個に限られず、8個や16個、32個、128個等であってもよく、その数は限定されるものではない。メモリセルトランジスタMT、及びダミーセルトランジスタDTD,DTSは、選択トランジスタST1、ST2間に、その電流経路が直列接続されるようにして配置されている。この直列接続の一端側のダミーセルトランジスタDTDの電流経路は選択トランジスタST1の電流経路の一端に接続され、他端側のダミーセルトランジスタDTSの電流経路は選択トランジスタST2の電流経路の一端に接続されている。
ストリングユニットSUの各々の選択トランジスタST1のゲートは、それぞれセレクトゲート線SGD0、SGD1に共通接続されている。選択トランジスタST2のゲートは、それぞれセレクトゲート線SGS0、SGS1に共通接続される。各ロウ方向のメモリセルトランジスタMTの制御ゲートは、それぞれワード線WL0〜WL63に共通接続されている。ダミーセルトランジスタDTD,DTSの制御ゲートはそれぞれワード線WLDD,WLDSに共通接続されている。
すなわち、ワード線WL0〜WL63は同一ブロックBLK0内の複数のストリングユニットSU間で共通に接続されているのに対し、セレクトゲート線SGD、SGSは、同一ブロックBLK0内であってもストリングユニットSU毎に独立している。
また、メモリセルアレイ内でロウ方向に配置されたNANDストリング19の選択トランジスタST1の電流経路の他端は、いずれかのビット線BLに接続される。すなわち、ビット線BLは、同一のブロックBLK内における複数のNANDストリング19を共通に接続し、更に複数のブロックBLK間でNANDストリング19を共通に接続する。また、選択トランジスタST2の電流経路の他端は、ソース線SRCに共通に接続されている。
メモリセルアレイ111の構成については、例えば、“三次元積層不揮発性半導体メモリ”という2009年3月19日に出願された米国特許出願12/407,403号に記載されている。また、“三次元積層不揮発性半導体メモリ”という2009年3月18日に出願された米国特許出願12/406,524号、“不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法”という2010年3月25日に出願された米国特許出願12/679,991号“半導体メモリ及びその製造方法”という2009年3月23日に出願された米国特許出願12/532,030号に記載されている。これらの特許出願は、その全体が本願明細書において参照により援用されている。
なお、本実施形態は、図5に示す構成、図6に示す構成、及び図8に示す構成のいずれも適用することが可能である。
図10は、図5に示す各領域に供給される電圧の例を示している。消去、プログラム、リードにおいて、各領域に図10に示すような電圧が供給される。ここで、電圧Veraは、データの消去時に基板に印加される電圧である。電圧Vssは基準電位、例えば接地電圧であり、電圧Vddは電源電圧である。電圧Vpgmhは、データの書き込み時に、ローデコーダ内のNチャネルMOSトランジスタのゲートに印加される電圧であり、NチャネルMOSトランジスタの閾値電圧分低下せずに、ワード線の書き込み電圧Vpgmを通すための電位である。つまり、電圧Vpgmhは、ワード線に供給される電圧Vpgm+Vth(Vth:NチャネルMOSトランジスタの閾値電圧)の電圧である。電圧Vreadhは、読み出し時に、ローデコーダ内のNチャネルMOSトランジスタのゲートに印加される電圧であり、NチャネルMOSトランジスタの閾値電圧分低下せずに、Vreadを通すための電位である。つまり、電圧Vreadhは、ワード線に供給される電圧であり、読み出し時にVread+Vth(Vth:NチャネルMOSトランジスタの閾値電圧)となる電圧である。
その他、データの書き込み時、非選択セルのワード線に供給される電圧としてVpass、データの読み出し時に非選択ワード線に供給される電圧としてVreadがある。
図11、図12は、図3に示したデータ記憶回路10の一例を示している。データ記憶回路10は、図11に示すセンスアンプユニット10aと、図12に示すデータ制御ユニット10bにより構成されている。
図11に示すように、センスアンプユニット10aは、複数のNチャネルMOSトランジスタ(以下、NMOSと称す)21〜27と、複数のPチャネルMOSトランジスタ(以下、PMOSと称す)28、29と、トランスファーゲート30、31、ラッチ回路32、及びキャパシタ33とにより構成されている。ラッチ回路32は、例えばクロックドインバータ回路32a、32bにより構成されている。
NMOS21の電流通路の一端は、電源Vddが供給されるノードに接続されている。NMOS21の電流通路の他端は、トランスファーゲート30、NMOS24、トランスファーゲート31を介して接地されている。NMOS24とトランスファーゲート31の接続ノードには、NMOS25の電流通路の一端が接続されている。このNMOS25の他端は、メモリセルアレイに配置されたビット線BLに接続されている。NMOS21の電流通路には、NMOS22、23の直列回路が並列接続されている。
また、PMOS28の電流通路の一端は、電源電圧Vddが供給されるノードに接続されている。PMOS28の電流通路の他端は、PMOS29を介してラッチ回路32を構成するインバータ回路32aの入力端に接続されるとともに、NMOS26を介して接地されている。このインバータ回路32aと交差接続されたクロックドインバータ回路32bの入力端は、NMOS27を介してデータ制御ユニット10bに接続されている。また、PMOS29のゲートは、NMOS22,23の接続ノードに接続され、この接続ノードにキャパシタ33の一端が接続されている。このキャパシタ33の他端には、クロック信号CLKが供給されている。
前記制御信号及び制御電圧発生回路(以下、発生回路と記す)7は、以下に述べるように、センスアンプユニット10a内に各種の制御信号(例えば、信号BLX、LAT、INV、BLC、BLS、HLL、XXL、STB、RST、NCO)を供給する。
NMOS21のゲートには、信号BLXが供給されている。トランスファーゲート30を構成するNMOSのゲートには、ラッチ回路32を構成するインバータ回路32aの出力端の信号LATが供給されている。トランスファーゲート30を構成するPMOSのゲートには、インバータ回路32aの入力端の信号INVが供給されている。NMOS24のゲートには、信号BLCが供給されている。さらに、NMOS25のゲートには、信号BLSが供給されている。
トランスファーゲート31を構成するNMOSのゲートには、信号INVが供給されている。トランスファーゲート31を構成するPMOSのゲートには、信号LATが供給されている。
NMOS22のゲートには信号HLLが供給され、NMOS23のゲートには、信号XXLが供給されている。PMOS28のゲートには信号STBが供給され、NMOS26のゲートにはリセット信号RSTが供給されている。さらに、NMOS27のゲートには信号NCOが供給されている。
上記センスアンプユニット10aにおける書き込み動作、読み出し動作、及びプログラムベリファイ読み出し動作について概略的に説明する。
(書き込み動作)
メモリセルにデータを書き込む場合、発生回路7は、以下のような制御信号を供給する。先ず、発生回路7は、信号STBをハイレベル(以下、Hレベルと記す)、リセット信号RSTを一旦、Hレベルとして、ラッチ回路32をリセットする。これにより、ラッチ回路32の信号LATがHレベル、信号INVがローレベル(以下、Lレベルと記す)となる。
メモリセルにデータを書き込む場合、発生回路7は、以下のような制御信号を供給する。先ず、発生回路7は、信号STBをハイレベル(以下、Hレベルと記す)、リセット信号RSTを一旦、Hレベルとして、ラッチ回路32をリセットする。これにより、ラッチ回路32の信号LATがHレベル、信号INVがローレベル(以下、Lレベルと記す)となる。
この後、発生回路7は、信号NCOをHレベルとする。これにより、データ制御ユニット10bからラッチ回路32にデータが取り込まれる。このデータが書き込みを示すLレベル(“0”)である場合、信号LATがLレベル,信号INVがHレベルとなる。また、データが非書き込みを示すHレベル(“1”)である場合、ラッチ回路32のデータは変わらず、信号LATがHレベル、信号INVがLレベルのまま保持される。
次いで、発生回路7は、信号BLX、BLC、BLSをHレベルとする。すると、書き込みの場合、すなわちラッチ回路の信号LATがLレベル、信号INVがHレベル(書き込み)の場合、トランスファーゲート30がオフ、トランスファーゲート31がオンしてビット線BLは接地電圧Vssとなる。この状態において、ワード線がプログラム電圧Vpgmとなると、メモリセルにデータが書き込まれる。
一方、非書き込みの場合、すなわちラッチ回路32の信号LATがHレベル、信号INVがLレベルの場合、トランスファーゲート30がオン、トランスファーゲート31がオフとなるため、ビット線BLは電源電圧Vddに充電される。ここで、ワード線がプログラム電圧Vpgmとなった場合、メモリセルのチャネルが高い電位にブーストされるため、メモリセルにデータが書き込まれない。
(読み出し動作、書き込みベリファイ動作)
メモリセルからデータを読み出す場合、発生回路7は、以下のような制御信号を供給する。先ず、発生回路7は、リセット信号RSTを一旦、Hレベルとして、ラッチ回路32をリセットする。これにより、ラッチ回路32の信号LATがHレベル、信号INVがLレベルとなる。
メモリセルからデータを読み出す場合、発生回路7は、以下のような制御信号を供給する。先ず、発生回路7は、リセット信号RSTを一旦、Hレベルとして、ラッチ回路32をリセットする。これにより、ラッチ回路32の信号LATがHレベル、信号INVがLレベルとなる。
この後、発生回路7は、信号BLS、BLC、BLX、HLL、XXLを所定の電圧とする。これにより、ビット線BLが充電されるとともに、キャパシタ33のNodeが電源電圧Vddに充電される。ここで、メモリセルの閾値電圧が読み出しレベルより高い場合、メモリセルはオフ状態であり、ビット線BLはHレベルに保持される。つまり、NodeはHレベルに保持される。また、メモリセルの閾値電圧が読み出しレベルより低い場合、メモリセルはオン状態となり、ビット線BLの電荷が放電される。このため、ビット線BLはLレベルとなる。これにより、NodeもLレベルとなる。
次いで、発生回路7は、信号STBをLレベルとする。すると、メモリセルがオンしている場合、NodeはLレベルであるため、PMOS29がオンする。これにより、ラッチ回路32の信号INVがHレベル、信号LATがLレベルとなる。一方、メモリセルがオフしている場合、NodeはHレベルであるため、PMOS29がオフする。これにより、ラッチ回路32の信号INVがLレベル、信号LATがHレベルに保持される。
この後、発生回路7は、信号NCOをHレベルとする。すると、NMOS27がオンし、ラッチ回路32のデータがデータ制御ユニット10bへ転送される。
また、書き込み動作後、メモリセルの閾値電圧を検証するプログラムベリファイ動作が行われる。このプログラムベリファイ動作は、上記読み出し動作とほぼ同様である。
図12は、データ記憶回路10内のデータ制御ユニット10bの一例を示している。図12に示すデータ制御ユニット10bは、演算回路40と複数のデータラッチ回路LDL、UDL、XDL、及びNMOS41により構成されている。
演算回路40は、バス(以下、IBUSと記す)、トランスファーゲート42、43、ラッチ回路44、及び設定回路45により構成されている。トランスファーゲート42、43は、IBUSの両端に接続され、相補的に動作する。ラッチ回路44は、IBUSのデータをラッチする。設定回路45は、ラッチ回路44のデータに応じてデータラッチ回路LDL、UDL、XDLのレベルを設定する。
トランスファーゲート42は、相補的な信号CONDと信号CONSにより動作し、センスアンプユニット10aのバス(以下、SBUSと記す)とIBUSを接続する。トランスファーゲート43は、相補的な信号CONSと信号CONDにより動作し、IBUSとデータラッチ回路LDL、UDL、XDLが接続されたバス(以下、DBUSと記す)とを接続する。トランスファーゲート42がオンのとき、トランスファーゲート43はオフであり、トランスファーゲート42のオフのとき、トランスファーゲート43がオンである。
ラッチ回路44は、複数のPMOS46〜49と、複数のNMOS50〜56及びインバータ回路68により構成されている。PMOS46とNMOS50のゲートにはセット信号SETが供給されている。PMOS48のゲートにはリセット信号RESTが供給されている。NMOS53のゲートには信号IFHが供給されている。NMOS55のゲートには信号IFLが供給されている。NMOS54のゲートは、インバータ回路68を介してIBUSに接続されている。さらに、NMOS56のゲートはIBUSに接続されている。
設定回路45は、PMOS57〜60と、NMOS61〜64により構成されている。PMOS57のゲート及びNMOS61のゲートには、信号FAILが供給されている。この信号FAILは、ラッチ回路44の一方の出力端としてのPMOS47とNMOS51の接続ノードの信号である。PMOS59とNMOS63のゲートには、信号MTCHが供給されている。この信号MTCHは、ラッチ回路44の他方の出力端としてのPMOS49とNMOS52の接続ノードの信号である。さらに、PMOS58のゲートには信号M2HBが供給され、PMOS60のゲートには信号F2HBが供給されている。NMOS62のゲートにはF2Lが供給され、NMOS64のゲートには信号M2Lが供給されている。
データラッチ回路LDL、UDL、XDLは、同一の構成であり、ラッチ回路66と、このラッチ回路66をDBUSに接続するトランスファーゲート65と、により構成されている。各トランスファーゲート65は、信号BLCAとその相補信号BLCA_B、信号BLCBとその相補信号BLCB_B、信号BLCXとその相補信号BLCX_Bにより制御されている。データラッチ回路XDLは、NMOS41を介して外部のIOに接続される。NMOS41のゲートには信号CSLが供給されている。
データ制御ユニット10bは、前述したように、書き込みデータを保持するとともに、読み出し時にメモリセルから読み出されたデータを保持する。
データ入出力バッファ4から供給された2ビットの書き込みデータは、データラッチ回路XDLを介して、例えばデータラッチ回路LDL、UDLに1ビットずつラッチされる。
図12に示す演算回路40は、データラッチ回路LDL、UDLのデータに対してANDやOR、排他的NOR等の演算を実行することが可能である。例えば、ANDの場合、データラッチ回路LDL、UDLに保持されたデータがDBUS及びIBUSに出力される。この場合、データラッチ回路LDL、UDLに保持されたデータが共に“1”である場合のみ、IBUSがHレベルとなり、その他の場合、Lレベルとなる。すなわち、非書き込み時だけIBUSが“1”となり、書き込み時はIBUSが“0”となる。このデータを、SBUSを介し、図11に示すセンスアンプユニット10aに転送することで、書き込みが行われる。
図12に示す演算回路40は、図11に示したセンスアンプユニット10aと、図12に示したデータラッチ回路LDL、UDL、XDLをそれぞれ複数用意して、これら複数のセンスアンプユニット10a及びデータラッチ回路に対し、1つの割合で配置することも可能である。これにより、回路面積を削減することが出来る。
演算回路40の動作は種々変形可能であり、例えば1つの論理演算も種々の制御方法が適用可能であり、必要に応じて制御方法を変えることが可能である。
本実施形態のNAND型フラッシュメモリは、多値メモリである。このため、1セルに2ビットのデータを記憶することができる。この2ビットの切り替えはアドレス(第1ページ、第2ページ)によって行なわれる。1セルに2ビット記憶する場合、2ページであるが、1セルに3ビットを記憶する場合は、アドレス(第1ページ、第2ページ、第3ページ)によって各ビットが切り替えられる。さらに、1セルに4ビットを記憶する場合は、アドレス(第1ページ、第2ページ、第3ページ、第4ページ)によってビットが切り替えられる。
図13は、本実施形態のメモリセルアレイの記憶領域の構成を概略的に示している。メモリセルアレイ1は、前述したように複数のブロックを有している。本実施形態において、これらブロックMLBは、1つのメモリセルにnビットを記憶する多値レベルセル(MLC)により構成される。
また、本実施形態は、図3に示すように、ロウ方向に並んだ全てのセルを一括して書き込む場合について説明する。
図14は、メモリセルの書き込み順序の例を示している。NAND型フラッシュメモリは、ソース線側のメモリセルから順に選択されて書き込まれる。すなわち、図14に示すように、メモリセル“1”“2”“3”“4”の順にメモリセルが選択される。
図15は、ブロックMLBのメモリセルに書き込まれる閾値電圧と読み出しレベルを概略的に示している。消去動作によりメモリセルのデータは、“11”の閾値電圧となる。第1ページとしてのロアーページ(Lower Page)と、第2ページとしてのアッパーページ(Upper Page)の2ビットのデータがメモリセルに書き込まれることにより、メモリセルは、“10”(“a”)、“00” (“b”)、“01” (“c”)、のいずれかの閾値電圧となる。
また、データの読み出しには、各閾値電圧の間の読み出しレベル“A_R”、“B_R”、“C_R”が用いられる。書き込み時のベリファイレベルは、データリテンションマージンを持たせるために、図15に示すように、読み出し時のレベル“A_R”、“B_R”、“C_R”より、それぞれ若干高いレベルA_V、B_V、C_Vとされる。すなわち、本実施形態において、読み出し時は読み出しレベルA_R、B_R、C_Rが用いられ、書き込みベリファイ時はベリファイレベルA_V、B_V、C_Vが用いられる。
以下に、第1の実施形態のプログラムシーケンスについて説明する。このプログラムシーケンスでは、1回目の書き込み動作の直後に、メモリセルの閾値がデトラップにより下がってしまう問題の対策として、再度、ベリファイ動作を含む2回目の書き込み動作を行い、書き込みデータを復元する。
図16は、第1の実施形態のプログラムシーケンスを示すフローチャートである。図17は、このプログラムシーケンス時にデータラッチ回路に保持されるデータを示している。図18は、書き込み時のタイミングチャートの一例を示す。
第1の実施形態のプログラムシーケンスは、1回目の書き込み動作と、この書き込み動作の直後に実行する2回目の書き込み動作を含む。
(1回目の書き込み動作)
図18に示すように、先ず、信号Ready/Busyがレディー状態であることを示すHレベルになると、制御部9内のデータコントローラは、ロアーページのデータを図12に示すデータラッチ回路XDL(以下、XDLと記す)にロードする。この後、XDLのデータはデータラッチ回路LDL(以下、LDLと記す)に転送される。続いて、制御部9内のデータコントローラは、アッパーページのデータをXDLにロードする。この後、XDLのデータはデータラッチ回路UDL(以下、UDLと記す)に転送される。このようにして、図17(a)に示すように、発生回路7は、データラッチ回路LDL、UDL、XDLにデータをセットする(図16のステップS1)。
図18に示すように、先ず、信号Ready/Busyがレディー状態であることを示すHレベルになると、制御部9内のデータコントローラは、ロアーページのデータを図12に示すデータラッチ回路XDL(以下、XDLと記す)にロードする。この後、XDLのデータはデータラッチ回路LDL(以下、LDLと記す)に転送される。続いて、制御部9内のデータコントローラは、アッパーページのデータをXDLにロードする。この後、XDLのデータはデータラッチ回路UDL(以下、UDLと記す)に転送される。このようにして、図17(a)に示すように、発生回路7は、データラッチ回路LDL、UDL、XDLにデータをセットする(図16のステップS1)。
次に、図16に示すプログラムシーケンスに基づいて、1回目の書き込み動作及び書き込みベリファイ動作を行う。書き込み動作では、メモリセルに対してデータ“a”,“b”,“c”の書き込みを行う(ステップS2)。このとき、発生回路7は、LDLにラッチされたデータに基づいて書き込み動作を制御する。すなわち、LDLのデータが0のとき書き込みを行い、LDLのデータが1のとき書き込みを行わない(非書き込み)。
ベリファイ動作では、データ“a”,“b”,“c”のメモリセルに対して、それぞれのベリファイレベルA_V,B_V,C_Vを用いて読み出しが行われる(ステップS3,S4,S5)。ベリファイ動作の結果、メモリセルの閾値がベリファイレベルを超えている場合、そのメモリセルに対応するLDLのデータは“0”から“1”にセットされる。
その後、プログラムバッファに記憶されたデータ分のメモリセルがベリファイレベルを超えているか否かを判定する。すなわち、“1”にセットされたデータラッチ回路LDLが規定数以上となったか否かを判定する(ステップS6)。“1”にセットされたデータラッチ回路LDLが規定数以上となった場合、1回目の書き込み動作を終了する。
一方、“1”にセットされたデータラッチ回路LDLが規定数より少ない場合、書き込み電圧Vpgmを若干高くし(ステップアップ)、ステップS2に戻り、ステップS2の書き込み以降の処理を繰り返す。
これにより、“1”にセットされたデータラッチ回路LDLが規定数以上になるまで、書き込みと書き込みベリファイ動作とを交互に繰り返す。
ここで、書き込み動作は低い閾値のメモリセルから先に書き込まれるため、データ“a”に書き込むメモリセルが無くなると、データラッチ回路XDLは2回目の書き込み動作のためのデータをラッチしておく必要がなくなる。このため、図18に示すように、信号Ready/BusyがHレベルとなり、データラッチ回路XDLに次の書き込みデータが転送される。すなわち、次の書き込みデータのキャッシュとしてデータラッチ回路XDLを使用する。これにより、高速な書き込みが可能となる。
(2回目の書き込み動作)
前述したように、規定数以上のデータラッチ回路LDLが“1”にセットされると、1回目の書き込み動作は完了する。ここで、発生回路7は、データラッチ回路UDLに、書き込みデータ(ロアーページとアッパーページのデータ)から生成した1ビットのデータをセットする。例えば、演算回路40は、データラッチ回路LDL、UDLのデータに対して排他的NORの演算を行い、図17(a)に示すように、その演算結果(“1” “0” “1” “0”)をデータラッチ回路UDLにセットする。
前述したように、規定数以上のデータラッチ回路LDLが“1”にセットされると、1回目の書き込み動作は完了する。ここで、発生回路7は、データラッチ回路UDLに、書き込みデータ(ロアーページとアッパーページのデータ)から生成した1ビットのデータをセットする。例えば、演算回路40は、データラッチ回路LDL、UDLのデータに対して排他的NORの演算を行い、図17(a)に示すように、その演算結果(“1” “0” “1” “0”)をデータラッチ回路UDLにセットする。
この後、図16及び図17(b),(c),(d)に示すような2回目の書き込み動作を行う。
まず、データ“a”のメモリセルを再度、書き込むために、以下のような動作を実行する。図16及び図17(b)に示すように、読み出しレベルBC_Rを用いて、データ“a”であるべきメモリセルを読み出す(ステップS11)。読み出しレベルBC_Rは、読み出しレベルB_RとC_Rの間のレベルである。読み出したメモリセルの閾値が読み出しレベルBC_R以下であり、かつUDLのデータが0の場合、そのメモリセルに対応するLDLのデータを“0”とする。その他の条件の場合は、そのメモリセルに対応するLDLのデータを“1”とする。
次に、発生回路7は、LDLのデータが0のとき、このLDLに対応するメモリセルに対してベリファイレベルA_Vを用いてベリファイ動作を行う(ステップS12)。続いて、ベリファイ動作の結果、メモリセルの閾値がベリファイレベルA_V以下であるメモリセルに対して、データ“a”とするための書き込みを行う(ステップS13)。
次に、データ“b”のメモリセルを再度、書き込むために、以下のような動作を実行する。図16及び図17(c)に示すように、読み出しレベルAB_Rを用いて、データ“b”であるべきメモリセルを読み出す(ステップS14)。読み出しレベルAB_Rは、読み出しレベルA_RとB_Rの間のレベルである。読み出したメモリセルの閾値が読み出しレベルAB_R以上であり、かつUDLのデータが1の場合、そのメモリセルに対応するLDLのデータを“0”とする。その他の条件の場合は、そのメモリセルに対応するLDLのデータを“1”とする。
次に、発生回路7は、LDLのデータが0のとき、このLDLに対応するメモリセルに対してベリファイレベルB_Vを用いてベリファイ動作を行う(ステップS15)。続いて、ベリファイ動作の結果、メモリセルの閾値がベリファイレベルB_V以下であるメモリセルに対して、データ“b”とするための書き込みを行う(ステップS16)。
次に、データ“c”のメモリセルを再度、書き込むために、以下のような動作を実行する。図16及び図17(d)に示すように、読み出しレベルBC_Rを用いて、データ“c”であるべきメモリセルを読み出す(ステップS17)。読み出しレベルBC_Rは、読み出しレベルB_RとC_Rの間のレベルである。読み出したメモリセルの閾値が読み出しレベルBC_R以上であり、かつUDLのデータが0の場合、そのメモリセルに対応するLDLのデータを“0”とする。その他の条件の場合は、そのメモリセルに対応するLDLのデータを“1”とする。
ここで、データラッチ回路UDLは2回目の書き込み動作のためのデータをラッチしておく必要がなくなる。このため、データラッチ回路XDLに次の書き込みデータ(1ページ分)が外部より転送されている場合、データラッチ回路XDLのデータを、データラッチ回路UDLに転送する。このため、図18に示すように、信号Ready/BusyがHレベルとなり、データラッチ回路XDLに次の書き込みデータ(1ページ分)が転送される。すなわち、次の書き込みデータ2ページ分のキャッシュとしてデータラッチ回路XDLとUDLを使用する。これにより、高速な書き込みが可能となる。
次に、発生回路7は、LDLのデータが0のとき、このLDLに対応するメモリセルに対してベリファイレベルC_Vを用いてベリファイ動作を行う(ステップS18)。続いて、ベリファイ動作において、メモリセルの閾値がベリファイレベルC_V以下であるメモリセルに対して、データ“c”とするための書き込みを行う(ステップS19)。
以上説明した第1の実施形態によれば、データ“a”,“b”,“c”のメモリセルに書き込まれた書き込みデータを復元するために、読み出しレベルA_R(データ“a”の読み出しレベル)とB_R(データ“b”の読み出しレベル)の間の電圧AB_Rと、読み出しレベルB_RとC_R(データ“c”の読み出しレベル)の間の電圧BC_Rとを用いた読み出し結果と、データラッチ回路UDLのデータに基づいて、読み出したメモリセルがデータ“a”,“b”,“c”のいずれかを決定し、データ“a”,“b”,“c”のそれぞれのレベルに書き込んでいく。これにより、メモリセルの書き込み直後の閾値変動の影響を抑制でき、かつ高速な書き込みが可能な半導体記憶装置を提供できる。
なお、前記第1の実施形態では、ロアーページのデータ0Lとアッパーページのデータ0Uの2ページ分のデータを入力した後に書き込み動作を行ったが、ロアーページのデータが入力されると、図15に示すように、データ“a”の書き込みが可能となるため、まずデータ“a”の書き込みを先に開始し、その後アッパーページのデータが入力された後に、データ“a”,“b”,“c”の書き込みを行っても良い。このときのシーケンス図を図19に示す。図に示すように、ロアーページのデータ0Lが入力され、アッパーページのデータ0Uが入力される前に書き込み動作を開始しても良い。
また、2回目の書き込み動作のベリファイレベルは1回目の書き込み動作で行っているベリファイレベルと変えても良い。また、プログラム電圧Vpgm及びプログラム電圧Vpgmを印加するパルス時間は変えても良い。さらに、2回目の書き込み動作の後に、2回目の書き込み動作を更に1〜複数回繰り返しても良い。
以下に、本実施形態のプログラムシーケンスにおける書き込み動作、読み出し動作及び書き込みベリファイ動作の動作波形を説明する。
図20及び図21は、プログラムシーケンスの書き込み動作、読み出し動作、及び書き込みベリファイ動作の動作波形を示している。
例えば、図16に示したステップS2の書き込み動作では、図20に示すように、選択ワード線に書き込み電圧Vpgmが印加される。ステップS3、S4、S5の書き込みベリファイ動作では、図21に示すように、選択ワード線にベリファイレベルA_V、B_V、C_Vがそれぞれ印加される。
また、図16に示したステップS11、S17の書き込みベリファイ動作では、図21に示すように、選択ワード線に、読み出しレベルB_RとC_Rの間の読み出しレベルBC_Rが印加される。ステップS14の書き込みベリファイ動作では、図21に示すように、選択ワード線に、読み出しレベルA_RとB_Rの間の読み出しレベルAB_Rが印加される。
ステップS12、S15、S18の書き込みベリファイ動作では、図21に示すように、選択ワード線にステップS3、S4、S5と同じベリファイレベルA_V、B_V、C_Vを印加してもよいし、若干異なった値を印加しても良い。
次に、第1の実施形態の変形例について説明する。
図22は、第1の実施形態の変形例のプログラムシーケンスを示すフローチャートである。図23は、このプログラムシーケンス時にデータラッチ回路に保持されるデータを示している。その他の構成は前記第1の実施形態と同様である。
この変形例のプログラムシーケンスにおける1回目の書き込み動作は前記第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。ここでは、1回目の書き込み動作の直後に実行する2回目の書き込み動作を説明する。
(2回目の書き込み動作)
前述したように、規定数以上のデータラッチ回路LDLが“1”にセットされると、1回目の書き込み動作は完了する。ここで、第1の実施形態と同様に、データラッチ回路UDLに、図23(a)に示すように、“1” “0” “1” “0”をセットする。この後、図22及び図23(b),(c),(d)に示すような2回目の書き込み動作を行う。
前述したように、規定数以上のデータラッチ回路LDLが“1”にセットされると、1回目の書き込み動作は完了する。ここで、第1の実施形態と同様に、データラッチ回路UDLに、図23(a)に示すように、“1” “0” “1” “0”をセットする。この後、図22及び図23(b),(c),(d)に示すような2回目の書き込み動作を行う。
まず、データ“a”のメモリセルを再度、書き込むために、以下のような動作を実行する。この変形例では、図22及び図23(b)に示すように、1回目の書き込み動作の完了後に、ベリファイレベルA_Vを用いてベリファイ動作を行う(ステップS12)。
前述した第1の実施形態では、図17(b)に示したように、1回目の書き込み動作の完了後に、データラッチ回路UDLに記憶されているデータと、読み出しレベルBC_Rを用いてメモリセルを読み出し、データ“a”と“c”のメモリセルを区分けした。さらに、ベリファイレベルA_Vを用いてベリファイ動作を行って、ベリファイレベルA_Vより低い閾値のデータ“a”のメモリセルを選択した。しかし、データ“c”のメモリセルの閾値が低下し、ベリファイレベルA_V以下になる可能性は低く、さらにベリファイレベルA_V以下のデータ“c”のメモリセルにデータ“a”とするための書き込みを行ってもデータ“c”のメモリセルに与える影響は小さい。そこで、ここでは読み出しレベルBC_Rを用いた読み出しを削除し、ベリファイレベルA_Vを用いてベリファイ動作を行う。
図11に示すように、データ記憶回路10内にはデータラッチ回路SDL(32a,32b)(以下、SDLと記す)が用意されている。データラッチ回路SDLには、前記ベリファイレベルA_Vを用いたベリファイ動作の結果、メモリセルの閾値レベルがベリファイレベルA_Vより低い場合は“0”、メモリセルの閾値レベルがベリファイレベルA_Vより高い場合は“1”がラッチされる。
続いて、UDLとSDLにラッチされたデータが論理和演算され、その結果がSDLに記憶される。
次に、発生回路7は、SDLのデータが0のとき、すなわち、データ“a”又はデータ“c”に書き込むメモリセルで且つ、メモリセルの閾値がベリファイレベルA_V以下であるメモリセルに対して、データ“a”とするための書き込みを行う(ステップS13)。その後の図23(c),(d)に示す動作は前記第1の実施形態と同様である。
第1の実施形態の変形例では、データ“a”に書き込むメモリセルと、データ“c”に書き込むメモリセルの区別するリード動作を省略することで、プログラムシーケンス中の動作を、前記第1の実施形態より削減できるため、高速な書き込みが可能である。その他の構成及び効果は前記第1の実施形態と同様である。
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態の半導体記憶装置について説明する
図24は、第2の実施形態のプログラムシーケンスを示すフローチャートである。図25は、このプログラムシーケンス時にデータラッチ回路に保持されるデータを示している。その他の構成は、前記第1の実施形態と同様である。
次に、第2の実施形態の半導体記憶装置について説明する
図24は、第2の実施形態のプログラムシーケンスを示すフローチャートである。図25は、このプログラムシーケンス時にデータラッチ回路に保持されるデータを示している。その他の構成は、前記第1の実施形態と同様である。
この第2の実施形態のプログラムシーケンスにおける1回目の書き込み動作は前記第1の実施形態と同様であり、ここでは、1回目の書き込み動作の直後に実行する2回目の書き込み動作を説明する。
(2回目の書き込み動作)
前述したように、規定数以上のデータラッチ回路LDLが“1”にセットされると、1回目の書き込み動作は完了する。ここで、第1の実施形態と同様に、データラッチ回路UDLに、図25(a)に示すように、“1” “0” “1” “0”をセットする。この後、図24及び図25(b),(c),(d)に示すような2回目の書き込み動作を行う。
前述したように、規定数以上のデータラッチ回路LDLが“1”にセットされると、1回目の書き込み動作は完了する。ここで、第1の実施形態と同様に、データラッチ回路UDLに、図25(a)に示すように、“1” “0” “1” “0”をセットする。この後、図24及び図25(b),(c),(d)に示すような2回目の書き込み動作を行う。
ここで、データラッチ回路LDLは2回目の書き込み動作のためのデータをラッチしておく必要がなくなる。このため、データラッチ回路XDLに次の書き込みデータ(1ページ分)が外部より転送されている場合、データラッチ回路XDLのデータを、データラッチ回路LDLに転送する。このため、図18に示すように、信号Ready/BusyがHレベルとなり、データラッチ回路XDLに次の書き込みデータ(1ページ分)が転送される。すなわち、次の書き込みデータ2ページ分のキャッシュとしてデータラッチ回路XDLとLDLを使用する。これにより、高速な書き込みが可能となる。
まず、データ“a”のメモリセルを再度、書き込むために、以下のような動作を実行する。この第2の実施形態では、図24及び図25(b)に示すように、1回目の書き込み動作の完了後に、第1の実施形態の変形例と同様に、ベリファイレベルA_Vを用いてベリファイ動作を行う(ステップS12)。
前記ベリファイレベルA_Vを用いたベリファイ動作の結果、メモリセルの閾値レベルがベリファイレベルA_Vより低い場合は“0”、メモリセルの閾値レベルがベリファイレベルA_Vより高い場合は“1”がデータラッチ回路SDLにラッチされる。
続いて、UDLとSDLにラッチされたデータが論理和演算された結果と、UDLとSDLにラッチされたデータの反転データが論理和演算された結果とが、SDLとUDLにそれぞれ記憶される。ここで、UDLが0となるのは、元々のUDLが“1”のデータを保持していた場合(すなわち、書き込みInhibitのメモリセル又は、データ“b”に書き込むセル)で且つ、ベリファイレベルA_V以上であるが、書き込みInhibitのメモリセルがベリファイレベルA_V以上の閾値になる可能性は低いため、データ“b”に書き込むセルのみとなる。
次に、発生回路7は、SDLのデータが0のとき、すなわち、データ“a”又はデータ“c”に書き込むメモリセルで且つ、メモリセルの閾値がベリファイレベルA_V以下であるメモリセルに対して、データ“a”とするための書き込みを行う(ステップS13)。
次に、データ“b”のメモリセルを再度、書き込むために、以下のような動作を実行する。図24及び図25(c)に示すように、ベリファイレベルB_Vを用いてベリファイ動作を行う(ステップS15)。前記ベリファイレベルB_Vを用いたベリファイ動作の結果、メモリセルの閾値レベルがベリファイレベルB_Vより低い場合は“0”、メモリセルの閾値レベルがベリファイレベルB_Vより高い場合は“1”がデータラッチ回路SDLにラッチされる。
続いて、UDLとSDLにラッチされたデータが論理和演算された結果と、UDLとSDLにラッチされたデータの反転データが論理和演算された結果とが、SDLとUDLにそれぞれ記憶される。ここで、UDLが0となるのは、元々のUDLが“1”のデータを保持していた場合(すなわち、書き込みInhibitのメモリセル、データ“a”、“c”に書き込むセル)で且つ、ベリファイレベルB_V以上であるが、書き込みInhibitのメモリセル、又は、データ“a”に書き込むセルが、ベリファイレベルB_V以上の閾値になる可能性は低いため、データ“c”に書き込むセルのみとなる。
次に、発生回路7は、SDLのデータが0のとき、すなわち、データ“b”に書き込むセルで且つ、メモリセルの閾値がベリファイレベルB_V以下であるメモリセルに対して、データ“b”とするための書き込みを行う(ステップS16)。
次に、データ“c”のメモリセルを再度、書き込むために、以下のような動作を実行する。図24及び図25(d)に示すように、ベリファイレベルC_Vを用いてベリファイ動作を行う(ステップS18)。前記ベリファイレベルC_Vを用いたベリファイ動作の結果、メモリセルの閾値レベルがベリファイレベルC_Vより低い場合は“0”、メモリセルの閾値レベルがベリファイレベルC_Vより高い場合は“1”がデータラッチ回路SDLにラッチされる。
続いて、UDLとSDLにラッチされたデータが論理和演算され、その結果がSDLとUDLに記憶される。
次に、発生回路7は、SDLのデータが0のとき、すなわち、データ“c”に書き込むセルで且つ、メモリセルの閾値がベリファイレベルC_V以下であるメモリセルに対して、データ“c”とするための書き込みを行う(ステップS19)。
ここで、データラッチ回路UDLは2回目の書き込み動作のためのデータをラッチしておく必要がなくなる。このため、UDLを次の書き込みデータを保持するデータラッチ回路などとして使用することも可能である。
また、2回目の書き込み動作のベリファイレベルは1回目の書き込み動作で行っているベリファイレベルと変えても良い。また、プログラム電圧Vpgm及びプログラム電圧Vpgmを印加するパルス時間は変えても良い。
データ“c”とするための書き込み後、プログラムシーケンスが終了するが、再度、2回目の書込み動作を1〜複数回繰り返しても良い。
第2の実施形態では、前記第1の実施形態における、読み出しレベルAB_Rを用いた読み出しはベリファイレベルA_Vを用いたベリファイ動作での結果を使用し、読み出しレベルBC_Rを用いた読み出しはベリファイレベルB_Vを用いたベリファイ動作での結果を使用することにより、読み出しレベルAB_R及びBC_Rを用いた予備リードに掛かる時間を省くことができる。これにより、高速な書き込みが可能である。その他の構成及び効果は前記第1の実施形態と同様である。
[第3の実施形態]
次に、第3の実施形態の半導体記憶装置について説明する。この第3の実施形態では、前記第1の実施形態にて説明した1回目の書き込み動作と2回目の書き込み動作とを別々のシーケンスにて実行する。
図26(a),(b)は、第3の実施形態のプログラムシーケンスを示すフローチャートである。図26(a)に示す1回目のプログラムシーケンスは、前記第1の実施形態、前記第1の実施形態の変形例又は前記第2の実施形態における1回目の書き込み動作と同様である。図26(b)に示す2回目のプログラムシーケンスは、前記第1の実施形態における2回目の書き込み動作と同様である。なお、ここで、図26(b)に示す2回目のプログラムシーケンスの代わりに、前記第1の実施形態の変形例又は前記第2の実施形態における2回目の書き込み動作と同様に行っても良い。
次に、第3の実施形態の半導体記憶装置について説明する。この第3の実施形態では、前記第1の実施形態にて説明した1回目の書き込み動作と2回目の書き込み動作とを別々のシーケンスにて実行する。
図26(a),(b)は、第3の実施形態のプログラムシーケンスを示すフローチャートである。図26(a)に示す1回目のプログラムシーケンスは、前記第1の実施形態、前記第1の実施形態の変形例又は前記第2の実施形態における1回目の書き込み動作と同様である。図26(b)に示す2回目のプログラムシーケンスは、前記第1の実施形態における2回目の書き込み動作と同様である。なお、ここで、図26(b)に示す2回目のプログラムシーケンスの代わりに、前記第1の実施形態の変形例又は前記第2の実施形態における2回目の書き込み動作と同様に行っても良い。
図26(a)に示す1回目のプログラムシーケンスにより、メモリセルに対して2ビットのデータ、すなわちデータ“a”,“b”,“c”の書き込みを行い、1回目のプログラムシーケンスを終了する。その後、一定時間を置いて、前記図26(b)に示す2回目のプログラムシーケンスにより、再度、同じメモリセルに対して2ビットのデータの書き込みを行う。
2回目のプログラムシーケンスでは、2ビットの書き込みデータから生成した1ビットのデータを用いて2回目の書き込み動作を行う。この2回目のプログラムシーケンスの書き込みデータは、図2又は図3に示したデータ記憶回路に保持しても良いが、保持するためのラッチ回路を新たに設けても良い。ラッチ回路を新たに設けると、チップサイズが大きくなり問題がある場合は、2回目のプログラムシーケンスの書き込みデータを一部のメモリセルに2値データとして記憶しても良い。また、外部のコントローラから再度、データをメモリに転送しても良い。いずれの場合でも、2ビット分のデータは必要無く、2ビットから生成した1ビットのデータのみでよいため、データの転送時間及びメモリ領域を抑えることが可能である。
前記2回目のプログラムシーケンスは、書き込み対象のメモリセルに隣接するメモリセルに対して書き込みを行った後に、実行するようにしてもよい。以下に、図27を参照して一例を説明する。
図27は、i型と呼ばれる3次元構造のNAND型フラッシュメモリのメモリセルアレイの構成を示す回路図である。メモリセルアレイには複数のNANDストリング19が配置されている。1つのNANDストリング19は、例えば直列接続された例えば64個のEEPROMからなるメモリセルMCと、ダミーセルトランジスタDTD,DTSと、選択トランジスタSGS,SGDとにより構成されている。直列接続された複数のメモリセルMCの一端には選択トランジスタSGS0−SGS3がそれぞれ接続されている。前記複数のメモリセルMCの他端には選択トランジスタSGD0−SGD3がそれぞれ接続されている。
複数のNANDストリング19の一端は、ソース線SRCに接続されている。複数のNANDストリング19の他端は、ビット線BLに接続されている。さらに、各ロウ方向に配置されたメモリセルMCの制御ゲートは、ワード線WLDS,WL1−WL63,WLDDにそれぞれ共通接続されている。
なお、選択トランジスタSGS0−SGS3のゲートは共通の配線SGSに接続し、其々のメモリセルストリングの選択は選択トランジスタSGD0−SGD3で行っても良い。また、選択トランジスタSGS、SGDともにメモリセルと同じMONOS構造のメモリセルトランジスタで形成してもよい。
このような構成を有するメモリセルアレイにおいて、1回目のプログラムシーケンスにより、図27に示すように、(1)→(2)→(3)→(4)の順序でメモリセルに書き込みを行う。その後、2回目のプログラムシーケンスにより、(1)→(2)→(3)→(4)の順序でメモリセルに再度、書き込みを行う。
また、1回目のプログラムシーケンスにより、(5)→(6)→(7)→(8)の順序でメモリセルに書き込みを行う。その後、2回目のプログラムシーケンスにより、(5)→(6)→(7)→(8)の順序でメモリセルに再度、書き込みを行う。
また、別の書き込み順番として、1回目のプログラムシーケンスにより、図27に示すように、(1)→(2)→(3)→(4)の順序でメモリセルに書き込みを行う。次に、1回目のプログラムシーケンスにより、(5)→(6)→(7)→(8)の順序でメモリセルに書き込みを行う。その後、2回目のプログラムシーケンスにより、(1)→(2)→(3)→(4)の順序でメモリセルに再度、書き込みを行う。次に、1回目のプログラムシーケンスにより、(9)→(10)→(11)→(12)の順序でメモリセルに書き込みを行う。その後、2回目のプログラムシーケンスにより、(5)→(6)→(7)→(8)の順序でメモリセルに再度、書き込みを行う。
また、リードディスターブの緩和の為、選択トランジスタSGSを選択トランジスタSGD0−SGD3のように分けなくてはならない場合で加工が難しい場合は、図28に示すように、選択トランジスタSGSをデプレッション型(D-type)((D)で示す)とエンハンスメント型(E-type)((E)で示す)のトランジスタで形成する。
例えば、NANDストリングNS0を選択する場合、選択トランジスタSGS0のD-typeがオン、E-typeがオフとなるようなLレベルの電圧を印加し、選択トランジスタSGS1−SGS3にはD-type及びE-type共にオンとなるようなHレベルの電圧を印加することにより、NANDストリングNS0のみ選択することも可能である。
NANDストリングNS1を選択する場合、選択トランジスタSGS1のD-typeがオン、E-typeがオフとなるようなLレベルの電圧を印加し、選択トランジスタSGS0、SGS2、SGS3にはD-type及びE-type共にオンとなるようなHレベルの電圧を印加することにより、NANDストリングNS1のみ選択することも可能である。
同様に、NANDストリングNS2を選択する場合、選択トランジスタSGS2にLレベルの電圧を印加し、選択トランジスタSGS0、SGS1、SGS3にHレベルの電圧を印加することにより、NANDストリングNS2のみ選択することも可能である。NANDストリングNS3を選択する場合、選択トランジスタSGS3にLレベルの電圧を印加し、選択トランジスタSGS0−SGS2にHレベルの電圧を印加することにより、NANDストリングNS3のみ選択することも可能である。
次に、第3の実施形態の変形例について説明する。
図29は、第3の実施形態の変形例のプログラムシーケンスを示すフローチャートである。図29(a)に示す1回目のプログラムシーケンスは、前記第3の実施形態の図26(a)に示した1回目のプログラムシーケンスと同様である。図29(b),(c)に示す2回目のプログラムシーケンスのうち、図29(b)に示すプログラムシーケンスは図26(b)に示した2回目のプログラムシーケンスと同様であり、図29(c)に示すプログラムシーケンスがこの変形例で追加されたシーケンスである。
なお、ここで、図29(b)に示す2回目のプログラムシーケンスの代わりに、前記第1の実施形態の変形例又は前記第2の実施形態における2回目の書き込み動作と同様に行っても良い。
図29(b)に示すデータ“c”とするための書き込みを行った(ステップS19)後、図29(c)に示すように、データ“a”,“b”,“c”のメモリセルに対して、それぞれの読み出しレベルA_R,B_R,C_Rを用いて読み出しを行う(ステップS22,S23,S24)。
その後、プログラムバッファに記憶されたデータ分のメモリセルがベリファイレベルを超えているか否かを判定する。すなわち、“1”にセットされたデータラッチ回路LDLが規定数以上となったか否かを判定する(ステップS25)。“1”にセットされたデータラッチ回路LDLが規定数以上となった場合、2回目のプログラムシーケンスを終了する。
一方、“1”にセットされたデータラッチ回路LDLが規定数より少ない場合、書き込み電圧Vpgmを若干高くし(ステップアップ)、ステップS21に戻り、ステップS21の書き込み以降の処理を行う。
これにより、プログラム動作が正常に終了するまで、書き込み動作と書き込みベリファイ動作とを交互に繰り返す。
前記変形例では、前記第3の実施形態における2回目のプログラムシーケンスの終了後に、再度、読み出しレベルA_R,B_R,C_Rを用いて読み出しが行われ、メモリセルの閾値がベリファイレベルに達していない場合、再度、書き込み動作及び書き込みベリファイ動作を繰り返している。
前記第3の実施形態及び変形例によれば、例えば、ページ内あるいはブロック内のメモリセルに対して1回目のプログラムシーケンスを実行した後、同じページ内あるいはブロック内のメモリセルに対して2回目のプログラムシーケンスを実行することにより、データラッチ回路にデータを供給するデータコントローラは2ビットのデータを記憶しておく必要がなく、1ビットのデータを記憶しておくだけでよいため、データコントローラを含む制御部の負担を減らすことができる。
以上説明したように本実施形態によれば、1回目の書き込み動作中、低い閾値への書き込みが完了後、書き込みで使用しなくなったデータラッチ回路を次の書き込み用のキャッシュとして使用する。さらに、追加の2回目の書き込み動作において書き込み前に、各データの閾値レベル間で読み出したデータと、2ビットの書き込みデータから生成した1ビットのデータにより、書き込みデータを復元しこのデータに基づき、2回目の書き込み動作を行う。これにより、2回目の書き込み動作が終了する前に、データラッチ回路を次の書き込み用のキャッシュとして使用可能とする。
[第4の実施形態]
図30は、第4の実施形態の半導体記憶装置のプログラムシーケンスにおける書き込み動作と書き込みベリファイ動作を示している。
図30は、第4の実施形態の半導体記憶装置のプログラムシーケンスにおける書き込み動作と書き込みベリファイ動作を示している。
第1−第3の実施形態では、1回目のプログラムシーケンスの後に、2回目のプログラムシーケンスの動作を行っていたが、1つの書き込み動作と書き込みベリファイ動作の繰り返しのプログラムシーケンスで、一旦、書き込みベリファイがパスとなり、このメモリセルに対してはプログラムInhibitとして次の書き込み電圧を与え、次の書き込みベリファイでこのメモリセルがFailとなった場合に、その次の書き込み電圧を与えるときには、このメモリセルに対しては書き込みとして、再書き込みを行うことも可能である。
しかし、書き込み動作と書き込みベリファイ動作の繰り返しで書き込み電圧Vpgmはステップごとに電圧値を増加させているため、この時、書き込みの書き込み電圧Vpgmは高い電圧となっている可能性があり、オーバープログラムしてしまう可能性がある。このため、この再書き込み時には、ビット線に中間電圧を印加し、メモリセルのゲートとチャネル間の電位を緩和することで書き込むことも可能である。このようにして、2回書き込みベリファイがパスになると、それ以降の書き込みは非書き込みとすることも可能である。このようにすることで、一旦、書き込みベリファイがパスとなった後、メモリセルの閾値Vthがデトラップによって下がる場合でも、再度書き込みを行うことにより、デトラップの問題を解決できる。
以上述べたように実施形態では、メモリセルの書き込み直後の閾値変動の影響を抑制でき、且つ高速な書き込みが可能な半導体記憶装置を提供できる。
また、本実施形態は、2ビットのデータを記憶可能なメモリセルに適用する場合を例に挙げ説明したが、nビット(nは2以上の自然数)のデータを記憶可能なメモリセルにも適用することができる。
また、本実施形態は、NAND型フラッシュメモリに限らず、その他の記憶装置全般に適用できる。また、各実施形態はそれぞれが単独で実施されても良いが、組み合わせ可能な複数の実施形態が組み合わされて実施されても良い。
なお、本発明に関する各実施形態において、
(1)読み出し動作では、
Aレベル(データ“a”)の読み出し動作に選択されたワード線に印加される電圧は、例えば0V〜0.55Vの間である。これに限定されることなく、0.1V〜0.24V, 0.21V〜0.31V, 0.31V〜0.4V, 0.4V〜0.5V, 0.5V〜0.55Vいずれかの間にしてもよい。
(1)読み出し動作では、
Aレベル(データ“a”)の読み出し動作に選択されたワード線に印加される電圧は、例えば0V〜0.55Vの間である。これに限定されることなく、0.1V〜0.24V, 0.21V〜0.31V, 0.31V〜0.4V, 0.4V〜0.5V, 0.5V〜0.55Vいずれかの間にしてもよい。
Bレベル(データ“b”)の読み出し動作に選択されたワード線に印加される電圧は、例えば1.5V〜2.3Vの間である。これに限定されることなく、1.65V〜1.8V, 1.8V〜1.95V, 1.95V〜2.1V, 2.1V〜2.3Vいずれかの間にしてもよい。
Cレベル(データ“c”)の読み出し動作に選択されたワード線に印加される電圧は、例えば3.0V〜4.0Vの間である。これに限定されることなく、3.0V〜3.2V, 3.2V〜3.4V, 3.4V〜3.5V, 3.5V〜3.6V, 3.6V〜4.0Vいずれかの間にしてもよい。
読み出し動作の時間(tR)としては、例えば25μs〜38μs, 38μs〜70μs, 70μs〜80μsの間にしてもよい。
(2)書き込み動作は、上述したとおりプログラム動作とベリファイ動作を含む。書き込み動作では、
プログラム動作時に選択されたワード線に最初に印加される電圧は、例えば13.7V〜14.3Vの間である。これに限定されることなく、例えば13.7V〜14.0V, 14.0V〜14.6Vいずれかの間としてもよい。奇数番目のワード線を書き込む際の、選択されたワード線に最初に印加される電圧と、偶数番目のワード線を書き込む際の、選択されたワード線に最初に印加される電圧を変えてもよい。
プログラム動作時に選択されたワード線に最初に印加される電圧は、例えば13.7V〜14.3Vの間である。これに限定されることなく、例えば13.7V〜14.0V, 14.0V〜14.6Vいずれかの間としてもよい。奇数番目のワード線を書き込む際の、選択されたワード線に最初に印加される電圧と、偶数番目のワード線を書き込む際の、選択されたワード線に最初に印加される電圧を変えてもよい。
プログラム動作をISPP方式(Incremental Step Pulse Program)としたとき、ステップアップの電圧として、例えば0.5V程度が挙げられる。
非選択のワード線に印加される電圧としては、例えば6.0V〜7.3Vの間としてもよい。この場合に限定されることなく、例えば7.3V〜8.4Vの間としてもよく、6.0V以下としてもよい。
非選択のワード線が奇数番目のワード線であるか、偶数番目のワード線であるかで、印加するパス電圧を変えてもよい。
書き込み動作の時間(tProg)としては、例えば1700μs〜1800μs, 1800μs〜1900μs, 1900μs〜2000μsの間にしてもよい。
(3)消去動作では、
半導体基板上部に形成され、かつ、上記メモリセルが上方に配置されたウェルに最初に印加する電圧は、例えば12V〜13.6Vの間である。この場合に限定されることなく、例えば13.6V〜14.8V, 14.8V〜19.0V, 19.0〜19.8V, 19.8V〜21Vの間であってもよい。
半導体基板上部に形成され、かつ、上記メモリセルが上方に配置されたウェルに最初に印加する電圧は、例えば12V〜13.6Vの間である。この場合に限定されることなく、例えば13.6V〜14.8V, 14.8V〜19.0V, 19.0〜19.8V, 19.8V〜21Vの間であってもよい。
消去動作の時間(tErase)としては、例えば3000μs〜4000μs, 4000μs〜5000μs, 4000μs〜9000μsの間にしてもよい。
(4)メモリセルの構造は、
半導体基板(シリコン基板)上に膜厚が4〜10nmのトンネル絶縁膜を介して配置された電荷蓄積層を有している。この電荷蓄積層は膜厚が2〜3nmのSiN、またはSiONなどの絶縁膜と膜厚が3〜8nmのポリシリコンとの積層構造にすることができる。また、ポリシリコンにはRuなどの金属が添加されていても良い。電荷蓄積層の上には絶縁膜を有している。この絶縁膜は、例えば、膜厚が3〜10nmの下層High−k膜と膜厚が3〜10nmの上層High−k膜に挟まれた膜厚が4〜10nmのシリコン酸化膜を有している。High−k膜はHfOなどが挙げられる。また、シリコン酸化膜の膜厚はHigh−k膜の膜厚よりも厚くすることができる。絶縁膜上には膜厚が3〜10nmの仕事関数調整用の材料を介して膜厚が30nm〜70nmの制御電極が形成されている。ここで仕事関数調整用の材料はTaOなどの金属酸化膜、TaNなどの金属窒化膜である。制御電極にはWなどを用いることができる。
半導体基板(シリコン基板)上に膜厚が4〜10nmのトンネル絶縁膜を介して配置された電荷蓄積層を有している。この電荷蓄積層は膜厚が2〜3nmのSiN、またはSiONなどの絶縁膜と膜厚が3〜8nmのポリシリコンとの積層構造にすることができる。また、ポリシリコンにはRuなどの金属が添加されていても良い。電荷蓄積層の上には絶縁膜を有している。この絶縁膜は、例えば、膜厚が3〜10nmの下層High−k膜と膜厚が3〜10nmの上層High−k膜に挟まれた膜厚が4〜10nmのシリコン酸化膜を有している。High−k膜はHfOなどが挙げられる。また、シリコン酸化膜の膜厚はHigh−k膜の膜厚よりも厚くすることができる。絶縁膜上には膜厚が3〜10nmの仕事関数調整用の材料を介して膜厚が30nm〜70nmの制御電極が形成されている。ここで仕事関数調整用の材料はTaOなどの金属酸化膜、TaNなどの金属窒化膜である。制御電極にはWなどを用いることができる。
また、メモリセル間にはエアギャップを形成することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…メモリセルアレイ、2…ビット線制御回路、3…カラムデコーダ、4…データ入出力バッファ、5…データ入出力端子、6…ワード線制御回路、7…制御信号及び制御電圧発生回路、8…制御信号入力端子、9…制御部、10…データ記憶回路、10a…センスアンプユニット、10b…データ制御ユニット。
Claims (11)
- nビット(nは2以上の自然数)のデータを記憶可能な複数のメモリセルを含むメモリセルアレイと、
前記メモリセルに対して書き込む第1データを保持すると共に、前記第1データから得られる1ビットデータを保持するデータ記憶回路と、
第1の書き込み動作で前記メモリセルにnビットのデータを書き込んだのちに、第2の書き込み動作を行う制御回路と
を具備し、
前記制御回路は、前記第2の書き込み動作において、前記第1の書き込み動作で前記メモリセルに記憶されたデータを読み出し、
前記メモリセルから読み出したデータと、前記データ記憶回路に保持した1ビットのデータとに基づいて前記第1データを復元し、
復元した前記第1データを前記メモリセルに対して書き込むことを特徴とする半導体記憶装置。 - nビット(nは2以上の自然数)のデータを記憶可能な複数のメモリセルを含むメモリセルアレイと、
前記メモリセルに対して書き込む第1データを保持すると共に、前記第1データから得られる1ビットデータを保持するデータ記憶回路と、
第1の書き込み動作で前記メモリセルにnビットのデータを書き込んだのちに、第2の書き込み動作を行う制御回路と
を具備し、
前記制御回路は、前記第2の書き込み動作において、前記第1の書き込み動作で書き込んだ前記メモリセルに対してベリファイ読み出しを行い、ベリファイレベルに達していないメモリセルを判別し、
前記判別結果と前記データ記憶回路に保持した1ビットのデータとに基づいて前記第1データを復元し、
前記ベリファイレベルに達していないメモリセルに対して復元した前記第1データを書き込むことを特徴とする半導体記憶装置。 - 前記第1の書き込み動作において前記メモリセルの書き込みベリファイに用いる読み出しレベルをA、B、C(A<B<C)とする場合、前記第2の書き込み動作において前記メモリセルに記憶されたデータの読み出しに用いる読み出しレベルは、E(A<E<B)であることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体記憶装置。
- 前記第1の書き込み動作において前記メモリセルの書き込みベリファイに用いる読み出しレベルをA、B、C(A<B<C)とする場合、前記第2の書き込み動作において前記メモリセルに記憶されたデータの読み出しに用いる読み出しレベルは、F(B<F<C)であることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体記憶装置。
- 前記データ記憶回路は複数ビットを一時的に記憶する複数のラッチ回路を有し、前記第1の書き込み動作中、少なくとも1ビットのデータの書き込みが完了し、前記複数のラッチ回路の内、前記第1の書き込み動作に使用されないラッチ回路に、次の書き込み動作で書き込む第2データを一時的に保持することを特徴とする前記請求項1乃至4のいずれかに記載の半導体記憶装置。
- 前記データ記憶回路は複数ビットを一時的に記憶する複数のラッチ回路を有し、前記第1の書き込み動作の終了後、又は前記第2の書き込み動作中のいずれかにおいて、前記複数のラッチ回路の内、前記第2の書き込み動作に使用されないラッチ回路に、次の書き込み動作で書き込む第2データを一時的に保持することを特徴とする前記請求項1乃至4のいずれかに記載の半導体記憶装置。
- 前記第2の書き込み動作の終了後、再度前記第2の書き込み動作を繰り返し実行することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の半導体記憶装置。
- 前記第1の書き込み動作により第1ワード線に接続された第1メモリセル、第2メモリセルに順に書き込みを行い、
その後、前記第2の書き込み動作により前記第1メモリセル、前記第2メモリセルに順に書き込みを行うことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の半導体記憶装置。 - 前記第1の書き込み動作により第1ワード線に接続された第1メモリセル、第2メモリセル、第2ワード線に接続された第3メモリセル、第4メモリセルに順に書き込みを行い、
その後、前記第2の書き込み動作により前記第1メモリセル、前記第2メモリセル、前記第3メモリセル、前記第4メモリセルに順に書き込みを行うことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の半導体記憶装置。 - 前記第1の書き込み動作と前記第2の書き込み動作は1つのプログラムシーケンスとして実行されることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の半導体記憶装置。
- 前記第1の書き込み動作と前記第2の書き込み動作は別のプログラムシーケンスとして実行されることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の半導体記憶装置。
Priority Applications (10)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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