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JP2015154545A - ワイヤーハーネス及びプロテクタ - Google Patents

ワイヤーハーネス及びプロテクタ Download PDF

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JP2015154545A
JP2015154545A JP2014025212A JP2014025212A JP2015154545A JP 2015154545 A JP2015154545 A JP 2015154545A JP 2014025212 A JP2014025212 A JP 2014025212A JP 2014025212 A JP2014025212 A JP 2014025212A JP 2015154545 A JP2015154545 A JP 2015154545A
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wire harness
protector
connector
side wall
locking
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JP2014025212A
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隆明 加藤
Takaaki Kato
隆明 加藤
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

【課題】コネクタの装着位置を変更するなどの設計変更に、より円滑に対応できる技術を提供することを目的とする。【解決手段】ワイヤーハーネス10は、複数の電線14が、幹線16と、前記幹線16から分岐する枝線18とを含むように束ねられた電線群12と、底部22と、前記底部22に立設するように形成された一対の対向する側壁部24とを含む半筒状に形成され、前記底部22と前記側壁部24とに囲まれる空間に前記電線群12を収容可能であるプロテクタ20と、前記枝線18の端部に設けられたコネクタ50と、を備える。一対の前記側壁部24の少なくとも一方に複数の係止凹部26が並列状に形成され、前記コネクタ50が、係止構造を介して前記複数の係止凹部26に選択的に係止可能である。【選択図】図1

Description

この発明は、車両に配設される電線を保護する技術に関する。
車両に配設される電線には、保護及び経路規制等を目的として、その周囲にプロテクタが装着される場合がある。また、車両に配設される電線には、幹線から枝線が分岐している部分もある。このような場所へプロテクタを適用する技術が、例えば特許文献1〜特許文献3に記載されている。
このうち、特許文献1に記載のワイヤーハーネス保持装置は、収容本体部に対してコネクタ保持部材が着脱自在に装着されて、収容本体部の開口を閉蓋するものである。
特開2001−196139号公報 特開2006−320096号公報 特開平9−66778号公報
しかしながら、特許文献1に記載のワイヤーハーネス保持装置によると、予め、コネクタ保持部材の所定の位置にコネクタ装着孔が設けられているため、コネクタの装着位置を変更するなどの設計変更に対応することが難しかった。
そこで、本発明は、コネクタの装着位置を変更するなどの設計変更に、より円滑に対応できる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、第1の態様に係るワイヤーハーネスは、複数の電線が、幹線と、前記幹線から分岐する枝線とを含むように束ねられた電線群と、底部と、前記底部に立設するように形成された一対の対向する側壁部とを含む半筒状に形成され、一対の前記側壁部の少なくとも一方に複数の係止凹部が並列状に形成されるとともに、前記底部と前記側壁部とに囲まれる空間に前記電線群を収容可能であるプロテクタと、前記枝線の端部に設けられ、係止構造を介して前記複数の係止凹部に選択的に係止可能であるコネクタと、を備える。
第2の態様に係るワイヤーハーネスは、第1の態様に係るワイヤーハーネスであって、前記係止凹部は、前記側壁部のうち前記プロテクタの内側を向く面と外側を向く面とを貫通するように形成された貫通孔である。
第3の態様に係るワイヤーハーネスは、第2の態様に係るワイヤーハーネスであって、前記プロテクタは、半筒状部分が直線状につながるように押出成形によって形成され、前記貫通孔は打ち抜き加工によって形成されている。
第4の態様に係るワイヤーハーネスは、第2又は第3の態様に係るワイヤーハーネスであって、バンド部と、前記バンド部の一端側につながるとともに、前記バンド部を係止可能なバンド固定部と、前記バンド固定部に設けられ、取付対象物に形成された取付孔に挿入及び係止可能な取付片とを含むバンドクリップをさらに備え、前記バンド部が前記貫通孔に挿通されている。
第5の態様に係るワイヤーハーネスは、第2〜第4のいずれか1つの態様に係るワイヤーハーネスであって、前記プロテクタに、前記貫通孔と前記側壁部のうち立設方向の自由端側縁部とを結ぶガイド凹部がさらに形成され、前記枝線が、前記ガイド凹部を通して前記貫通孔に挿通されている。
第6の態様に係るワイヤーハーネスは、第1〜第5のいずれか1つの態様に係るワイヤーハーネスであって、前記係止凹部は、一対の前記側壁部の両方に形成されている。
第7の態様に係るワイヤーハーネスは、第1〜第6のいずれか1つの態様に係るワイヤーハーネスであって、板状部と、前記板状部の両側方に立設する突部と、前記突部の先端に設けられ、前記複数の係止凹部に選択的に係止可能な爪部とを含む蓋部をさらに備える。
第8の態様に係るワイヤーハーネスは、第1〜第7のいずれか1つの態様に係るワイヤーハーネスであって、コネクタを挿入及び係止可能な挿入孔が形成されたコネクタ挿入部と、前記コネクタ挿入部から突出し、前記複数の係止凹部に選択的に係止可能な係止爪部とを含むコネクタ係止部材をさらに備える。
第9の態様に係るワイヤーハーネスは、第1〜第8のいずれか1つの態様に係るワイヤーハーネスであって、一対の前記側壁部は、その幅が前記コネクタの幅と等しくなるように設けられ、前記コネクタは、その側方に前記複数の係止凹部に選択的に係止可能な引掛部が形成されている。
第10の態様に係るワイヤーハーネスは、第1〜第9のいずれか1つの態様に係るワイヤーハーネスであって、前記側壁部の内向き面に突設され、前記プロテクタ内に収容された前記電線群が、前記プロテクタの外部に飛び出すことを抑える電線飛出抑制部をさらに備える。
第11の態様に係るプロテクタは、底部と、前記底部に立設するように形成された一対の対向する側壁部と、を含む半筒状に形成され、一対の前記側壁部の少なくとも一方に複数の貫通孔が並列状に形成されるとともに、前記底部と前記側壁部とに囲まれる空間に電線を収容可能である。
第1〜第10の態様に係るワイヤーハーネスによると、コネクタが係止構造を介して複数の係止凹部に選択的に係止可能であるため、コネクタの装着位置を変更するなどの設計変更に、より円滑に対応することができる。
特に、第2の態様に係るワイヤーハーネスによると、係止凹部は、側壁部のうちプロテクタの内側を向く面と外側を向く面とを貫通するように形成された貫通孔であるため、プロテクタに係止可能な部材の種類を多くすることができる。
特に、第3の態様に係るワイヤーハーネスによると、プロテクタは、半筒状部分が直線状につながるように押出成形によって形成され、貫通孔は打ち抜き加工によって形成されているため、プロテクタの製造が容易となる。
特に、第4の態様に係るワイヤーハーネスによると、バンドクリップのバンド部が貫通孔に挿通されているため、プロテクタの長手方向に対してバンドクリップの位置がずれるのを抑えることができる。
特に、第5の態様に係るワイヤーハーネスによると、プロテクタに、貫通孔と側壁部のうち立設方向の自由端側縁部とを結ぶガイド凹部がさらに形成されているため、枝線の中間部分をガイド凹部の開口部分から貫通孔まで通すことで枝線を貫通孔に挿通させることができる。このため、枝線を貫通孔に挿通させる際に、枝線をその先端から貫通孔に挿入させる必要がなくなる。これにより、枝線を貫通孔に挿通させやすくなる。
特に、第6の態様に係るワイヤーハーネスによると、係止凹部は、一対の側壁部の両方に形成されているため、プロテクタの両側の係止凹部を用いてコネクタを係止可能となることによって、コネクタのがたつきを抑えることができる。
特に、第7の態様に係るワイヤーハーネスによると、板状部と、板状部の両側方に立設する突部と、突部の先端に設けられ、複数の係止凹部に選択的に係止可能な爪部とを含む蓋部をさらに備えるため、プロテクタ内に収容された電線の周囲を囲うことができる。
特に、第8の態様に係るワイヤーハーネスによると、コネクタを挿入及び係止可能な挿入孔が形成されたコネクタ挿入部と、コネクタ挿入部から突出し、複数の係止凹部に選択的に係止可能な係止爪部とを含むコネクタ係止部材をさらに備えるため、コネクタの幅がプロテクタの幅と合わない場合でも、コネクタ係止部材によりコネクタをプロテクタの係止凹部に選択的に係止可能となる。
特に、第9の態様に係るワイヤーハーネスによると、一対の側壁部は、その幅がコネクタの幅と等しくなるように設けられ、コネクタは、その側方に係止凹部に係止可能な引掛部が形成されているため、プロテクタにコネクタをそのまま差し込み係止させることができる。
特に、第10の態様に係るワイヤーハーネスによると、側壁部の内向き面に突設された電線飛出抑制部をさらに備えるため、プロテクタ内に収容された電線がプロテクタの外部に飛び出すことを抑えることができる。
特に、第11の態様に係るプロテクタによると、底部と、底部に立設するように形成された一対の対向する側壁部と、を含む半筒状に形成され、一対の側壁部の少なくとも一方に複数の貫通孔が並列状に形成されるため、複数の貫通孔にコネクタ等を選択的に係止可能となる。
実施形態に係るワイヤーハーネスを示す正面図である。 図1のII−II線に沿って切断した部分概略断面図である。 図1のIII−III線に沿って切断した部分概略断面図である。 図1のIV−IV線に沿って切断した部分概略断面図である。 実施形態に係るプロテクタを示す概略斜視図である。 第1変形例に係るワイヤーハーネスを示す部分概略断面図である。 第2変形例に係るワイヤーハーネスを示す部分概略断面図である。 第3変形例に係るワイヤーハーネスを示す部分概略正面図である。 図8のIX−IX線に沿って切断した部分概略断面図である。
{実施形態}
以下、実施形態に係るワイヤーハーネス10及びプロテクタ20について説明する。図1は、実施形態に係るワイヤーハーネス10を示す正面図である。図2は、図1のII−II線に沿って切断した部分概略断面図である。図3は、図1のIII−III線に沿って切断した部分概略断面図である。図4は、図1のIV−IV線に沿って切断した部分概略断面図である。
実施形態に係るワイヤーハーネス10は、電線群12と、プロテクタ20と、コネクタ50とを備える。ここでは、ワイヤーハーネス10は、さらにバンドクリップ60と蓋部30とを備える。
電線群12は、複数の電線14が、幹線16と、幹線16から分岐する枝線18とを含むように束ねられている。幹線16から分岐する枝線18は、ここでは、4つ図示されているが、少なくとも1つあればよい。電線群12は、車両等に配索されて各種電気部品同士を電気的に接続する配線材として用いられる。電線群12には、光ファイバーケーブル等が含まれていてもよい。図1〜図4及び図6〜図9では、複数本の電線14が束ねられた電線群12の概形が描かれている。
次に、プロテクタ20について説明する。図5は、実施形態に係るプロテクタ20を示す概略斜視図である。
プロテクタ20は、底部22と、底部22に立設するように形成された一対の対向する側壁部24とを含む半筒状に形成されている。これにより、プロテクタ20は、底部22と側壁部24とに囲まれる空間に電線14を収容可能である。また、側壁部24には複数の係止凹部26が形成されている。
具体的には、プロテクタ20の長手方向に垂直な方向に沿って切断した断面において底部22は、外側に出っ張るような曲線状に形成されている。これにより、プロテクタ20の内部において、電線群12が配設されない余分なスペースを減らすことができる。そして、この底部22の曲線状部分の両側端部から一対の対向する側壁部24が、ここでは、互いに平行な態様で延びるように設けられている。つまり、ここでは、プロテクタ20の長手方向に沿って切断した断面はU字状に形成されている。そして、プロテクタ20は、このU字状断面が直線状に続く態様となっている。
底部22と一対の側壁部24とにより、プロテクタ20は、筒状の部材の周方向の一部が開口した半筒状に形成されている。そして、底部22と一対の側壁部24とに囲まれる空間に周方向における開口部分を通して電線群12を収容可能となっている。
また、ここでは、プロテクタ20は、電線群12のうち幹線16から枝線18が分岐する部分(ここでは、4つの枝線18が順次分岐する部分)に一体的に装着されている。これにより、電線群12のうち枝線18が分岐する箇所の前後に、別体のプロテクタ20をそれぞれ装着する場合に比べて、電線群12へのプロテクタ20の装着作業が容易となる。
複数の係止凹部26は、一対の側壁部24の少なくとも一方(ここでは、両方)に、その長手方向に沿って並列状に形成されている。複数の係止凹部26には、図1のように、使われていないものがあってもよい。
ここでは、係止凹部26は、側壁部24のうちプロテクタ20の内側を向く面(内向き面)と外側を向く面(外向き面)とを貫通するように形成された貫通孔26aである。
もっとも、係止凹部26が貫通孔26aであることは必須ではなく、係止凹部26は、側壁部24の内向き面又は外向き面から他方側の面に向けて凹む窪みであってもよい。係止凹部26が窪みである場合、係止凹部は、側壁部24の内向き面と外向き面とのどちらか一方のみに形成されていてもよいし、両方に形成されていてもよい。
また、ここでは、係止凹部26は、側壁部24の長手方向に沿って一定のピッチで形成されているが、一部のピッチが異なるように形成されていてもよい。
また、ここでは、係止凹部26は、すべて同形状となるように形成されているが、一部の係止凹部26の形状が異なるように形成されていてもよい。特に、ここでは、係止凹部26は、正面視において正方形状に形成されているが、ほかの多角形状に形成されていてもよいし、円状(楕円状を含む)に形成されていてもよいし、これらを組み合わせた形状に形成されていてもよい。
係止凹部26が、側壁部24の長手方向に沿って一定のピッチで形成されている場合、及び、すべて同形状となるように形成されている場合、係止凹部26の形成が容易となる。また、係止凹部26の一部のピッチが異なるように形成されている場合、及び、一部の係止凹部26の形状が異なるように形成されている場合、より多品種の部材を係止凹部26に係止可能となる。
また、ここでは、係止凹部26は、側壁部24の長手方向に沿って一列のみ形成されているが、係止凹部26は、側壁部24の長手方向に沿って複数列形成されていてもよい。
また、ここでは、係止凹部26は、側壁部24のうちプロテクタ20の開口部寄りの部分、つまり、底部22とつながる端部とは反対側の自由端側の部分に形成されている。もっとも、係止凹部26は、側壁部24の中央に形成されていてもよいし、側壁部24のうち底部22寄りの部分に形成されていてもよい。係止凹部26が、側壁部24のうちプロテクタ20の開口部寄りの部分に形成されていると、係止凹部26にプロテクタ20の内部からコネクタ50等を係止させる場合に、コネクタ50等が電線群12と干渉することを抑えることができる。特に、後述する第2変形例に係るプロテクタ20Bのように、プロテクタ20Bの内部に収容された電線群12を押さえる電線飛出抑制部25が設けられている場合、係止凹部26が側壁部24のうち電線飛出抑制部25よりも自由端側に形成されていると、より確実にコネクタ50等が電線群12と干渉することを抑えることができる。
このようなプロテクタ20は、例えば、押出成形と打ち抜き加工とによって形成することができる。即ち、プロテクタ20の本体部分は、半筒状部分が直線状につながるように押出成形によって形成することができる。そして、側壁部24に形成された貫通孔26aは打ち抜き加工によって形成することができる。
コネクタ50は、枝線18の端部に設けられている。コネクタ50は、係止構造を介して複数の係止凹部26に選択的に係止可能である。コネクタ50は、電線14の端部に圧着された端子を挿入可能に形成されている。枝線18の端部に設けられているコネクタ50をすべてプロテクタ20に係止させることは必須ではなく、ここでは、コネクタのうちリレー54を後付するコネクタ50がプロテクタ20に係止されている。
ここでは、コネクタ50を係止凹部26に係止させる係止構造は、コネクタ50に設けられた引掛部52である。具体的には、一対の側壁部24は、その幅がコネクタ50の幅と等しくなるように設けられ、コネクタ50は、その幅方向の側方に係止凹部26に係止可能な引掛部52が形成されている。これにより、プロテクタ20のうちコネクタ50を係止させたい箇所にプロテクタ20の開口からコネクタ50を挿し込み、そこの箇所に形成されている係止凹部26に引掛部52を引っ掛けることで、複数の係止凹部26に選択的に係止可能となるとともに、コネクタ50を直接係止凹部26に係止可能となる。
より具体的には、ここでは、一対の側壁部24それぞれの内向き面の間隔が、コネクタ50の一方の側面から他方の側面までの寸法と等しいかそれよりも小さく(ここでは、等しく)なるように設定されている。そして、コネクタ50の両側面から突出するように引掛部52が設けられている。
引掛部52は、コネクタ50の側面に直交する直交面と、直交面の自由端側縁部からコネクタ50のうち挿入方向先端に向かって延びる傾斜面とを有している。そしてコネクタ50をプロテクタ20に装着する際に、傾斜面が側壁部24の自由端側縁部と接触してプロテクタ20とコネクタ50との少なくとも一方が弾性変形することで、引掛部52が側壁部24に沿って進み係止凹部26に入り込むことができる。引掛部52が係止凹部26に入り込んだ状態で、弾性変形が解消される又は小さくなることにより、引掛部52が係止凹部26の内周面と接し、引掛部52が係止凹部26に係止可能となる。
なお、係止凹部26とコネクタとに互いに嵌合するロック機構を形成してもよい。このようなロック機構を形成することで、コネクタを係止凹部に嵌めた状態でより確実に固定することができる。また、クリップ等の他の部材にコネクタと同様のロック機構を設けることで、同じ係止凹部に対してコネクタ以外にもクリップ等の他の部材を嵌めることができる。
蓋部30は、板状部32と、突部34と、爪部36とを含む。ここでは、蓋部30は幹線16から枝線18が分岐する部分に設けられているが、枝線18が分岐していない部分に設けられていてもよい。
板状部32は、プロテクタ20の開口部をふさぐことができる部分である。具体的には、板状部32は、幅寸法が一対の側壁部24の間隔と同じかそれよりも大きく設定されている。また、ここでは、板状部32には、枝線18を挿通可能な挿通孔が形成されている。挿通孔に枝線18を挿通した状態で、蓋部30をプロテクタ20の係止凹部26に係止させることで、プロテクタ20の長手方向における枝線18の分岐部分の位置ずれを抑えることができる。また、挿通孔の大きさを枝線18の外径よりも若干小さくするなどして枝線18が挿通孔に固定されることで、枝線18のうち挿通孔に位置する部分から端部までの寸法を維持することができる。もっとも蓋部30が、枝線18が分岐していない部分に設けられる場合、板状部32には挿通孔は形成されていなくてもよい。
突部34は、板状部32の側方に立設する。具体的には、ここでは、突部34は、一対設けられている。一対の突部34は、蓋部30を係止凹部26に係止させた状態で、一対の側壁部24にそれぞれ沿う態様で形成されている。
爪部36は、突部34の先端に設けられ、複数の係止凹部26に選択的に係止可能に形成されている。爪部36は、ここでは、上述したコネクタ50の引掛部52と同様に、直交面と傾斜面とを有する構成を採用している。
ここでは、爪部36が係止凹部26に対してプロテクタ20の内部から係止しているため、突部34は、一対の側壁部24の内側の面に沿うように形成されるとともに、爪部36が、突部34の外向きの面に突設されている。もっとも、後述する第1変形例に係るコネクタ係止部材40のように、爪部36が係止凹部26に対してプロテクタ20の外部から係止する構造であってもよい。
もっとも蓋部30が設けられることは必須ではないが、蓋部30が設けられることにより、プロテクタ20の内部に収容されている電線群12のうち、蓋部30が設けられている部分の四方を囲うことができる。これにより、蓋部30が設けられている部分において電線群12から一部の電線14がプロテクタ20の外部に飛び出すことを抑えることができる。
なお、蓋部30が設けられていない部分であってコネクタ50等が装着されずにプロテクタ20が開口している部分については、テープ等が巻かれることにより、開口部分が閉じられていることが好ましい。これにより、電線群12の一部がプロテクタ20から飛び出すことを抑えることができる。
バンドクリップ60は、帯状に形成されたバンド部62と、バンド部62の一方側端部とつながると共にバンド部62の他方側端部を係止可能に形成されたバンド固定部64と、バンド固定部に設けられ、取付対象物に形成された取付孔に挿入及び係止可能に形成された取付片66とを含む。バンド部62が少なくとも1つ(ここでは、2つ)の貫通孔26aに挿通されるとともに、プロテクタ20に巻回された状態で、バンド固定部64に係止される。これにより、プロテクタ20の長手方向において任意の貫通孔26aの位置にバンドクリップ60を固定することができる。
具体的には、バンド部62の内周面と外周面とのうち少なくとも一方側の面(ここでは、外周面)には後述するバンド係止部が選択的に係止可能な複数の凹部が形成されている。複数の凹部のうちの各凹部は、ここでは、バンド部62の先端側にバンド部62の長手方向に沿って一定の間隔で順に形成されている。なお、各凹部の間隔が一定であることは必須ではない。また、ここでは、バンド部62の先端側部分付近には凹部は形成されていない。より具体的には、各凹部の形状は、バンド部62の厚み方向中央に向けて凹む形状に形成されている。
バンド固定部64は、ここでは、直方体状に形成され、そのうちの一つの面からバンド部62が突出するとともに、反対側の面に取付片が設けられている。また、バンド固定部64は、バンド挿通部とバンド係止部とを備える。
バンド挿通部は、バンド部62が挿通及び係止可能な係止孔が形成されている。ここでは、バンド挿通部は、両端側に開口する角筒状に形成されており、その内部に角孔状の係止孔が形成されている。係止孔の幅寸法は、バンド部62の幅寸法よりも大きく、係止孔の高さ寸法はバンド部62の厚み寸法よりも大きい。バンド部62は電線14及びプロテクタ20に巻付けられた後、バンド挿通部の一端側開口から他端側開口に向けて係止孔内に挿通される。ここでは、バンド固定部64のうちバンド部62が突出する面に直交する一対の側面を貫通する断面四角形の孔を形成することで、バンド挿通部及び係止孔としている。
バンド係止部は、バンド部62の一方側の面に複数設けられた凹部に選択的に係止可能に構成されている。ここでは、バンド係止部は、バンド挿通部のバンド部62側とは反対側の内周面から突出する突起状に形成され、バンド部62の外周面に設けられた凹部に選択的に係止可能に構成されている。
バンド係止部の幅寸法は、凹部の幅寸法と同じかそれよりも小さく(ここでは、若干小さく)設定されている。また、バンド係止部の高さ寸法は、凹部の深さ寸法と同じかそれよりも大きく(ここでは、若干大きく)設定されている。
ここで、バンド部62とバンド固定部64とで、バンド部62を係止させる動作について説明する。
まずは、係止孔にバンド部62を先端側部分から挿通していく。この際に、凹部が設けられていない先端側部分がバンド係止部を通過する際にはバンド係止部が弾性変形して凹部が設けられている部分までバンド部62が挿通される。そして凹部が形成されている部分がバンド係止部まで挿通されるとバンド係止部が弾性変形の状態から元に戻り凹部に入り込む。
この状態で、バンド部62をさらに挿通させようとすると、バンド部62及びバンド係止部が弾性変形し、バンド部62が挿通可能になる。
これに対して、バンド部62を係止孔から抜く向きには、バンド部62とバンド係止部とが引っかかり抜止状態になる。そしてバンド部62がそれ以上挿通不能となるところまでバンド部62を係止孔に挿通させることで、バンド部62はどちらの向きにも動けず係止状態となる。
この際に、バンド部62のうちバンド係止部を通過した余長部分については、切断されることで他の部材に干渉することを抑えることができる。
なお、バンド係止部は一度に1つの凹部にのみ入り込む形状でもよいし、同時に2つ以上の凹部に入り込むように形成されていてもよい。バンド係止部が同時に2つ以上の凹部に入り込むように形成されていると、バンド部62の係止状態(抜止状態)がより強固になる。
もっとも、バンド部62をバンド固定部64に固定する構成は、上記したものに限られない。例えば、凹部がバンド部62の側部に設けられ、バンド係止部がバンド挿通部の内周側の側面に設けられていてもよい。つまり、バンド部62が電線14に巻回された状態で、バンド部62の先端側から順にバンド固定部64に固定可能なものであればよい。
取付片66は、バンド固定部に突設される皿部67と、皿部67に突設される軸部68と、軸部68に突設される羽部69とを含む。
羽部69は、軸部68の先端から皿部67側に向かって斜めに延びるように一対形成されている。この一対の羽部69の間隔は、車体パネル等の取付対象物に形成された取付孔の径よりも大きくなるように形成されている。また、羽部69は、軸部68側に向けて曲るように弾性変形可能に形成されている。
皿部67は、取付孔を通過布のとなるように取付孔よりも大きく形成されている。また、軸部68の延在方向に沿った方向において、皿部67の外縁部と羽部69の先端との間には、取付孔の内周縁部の厚み寸法分程度の隙間があけられている。
取付対象物に形成された取付孔に対して取付片66を軸部68の先端から挿入していくことによって、羽部69が取付孔の内周縁部に接触する。そして、そのまま挿入方向に力を加えると羽部69が軸部68側に向けて曲るように弾性変形し、羽部69が取付孔を通過可能となる。羽部69が取付孔を通過した後は、羽部69の弾性変形が元に戻る。これにより、羽部69の先端と皿部67の外縁部との間に取付孔の内周縁部が位置し、取付片66がどちらの方向にも抜止状態、つまり、取付片66が取付穴に係止した状態となる。
なお、ここでは、バンドクリップ60をプロテクタ20に固定した状態で、取付片66が側壁部24のうち貫通孔26aが形成されている位置にくるように取り付けられているが、このことは必須ではない。取付片66の位置は側壁部24の中央であってもよいし、底部22であってもよい。
また、ここでは、幹線16のうちプロテクタ20の端部から延出する部分にも上記バンドクリップ60と同様のバンドクリップ60aが取り付けられている。
このようなワイヤーハーネス10によると、コネクタ50が係止構造を介して複数の係止凹部26に選択的に係止可能であるため、コネクタ50の装着位置を変更するなどの設計変更に、より円滑に対応することができる。
特に、一対の側壁部24は、その幅がコネクタ50の幅と等しくなるように設けられ、コネクタ50は、その側方に係止凹部26に係止可能な引掛部52が形成されているため、プロテクタ20にコネクタ50をそのまま差し込み係止させることができる。
また、係止凹部26は、側壁部24のうちプロテクタ20の内側を向く面と外側を向く面とを貫通するように形成された貫通孔26aであるため、コネクタ50の他にもバンドクリップ60など、より多品種の部材をプロテクタ20に係止可能となる。
特に、バンドクリップ60のバンド部62が貫通孔26aに挿通されているため、プロテクタ20の長手方向に対してバンドクリップ60の位置がずれるのを抑えることができる。
また、プロテクタ20は、半筒状部分が直線状につながるように押出成形によって形成され、貫通孔26aは打ち抜き加工によって形成されているため、プロテクタ20の製造が容易となる。
また、係止凹部26は、一対の側壁部24の両方に形成されているため、プロテクタ20の両側の係止凹部26を用いてコネクタ50を係止可能となることによって、コネクタ50のがたつきを抑えることができる。
また、板状部32と、板状部32の両側方に立設する突部34と、突部34の先端に設けられ、複数の係止凹部26に選択的に係止可能な爪部36とを含む蓋部30をさらに備えるため、プロテクタ20内に収容された電線群12の周囲を囲うことができる。これにより、電線群12の一部がプロテクタ20から飛び出すことを抑えることができる。
{変形例}
次に、実施形態に係るワイヤーハーネス10の変形例について説明する。なお、以下の各変形例の説明において、実施形態で説明したものと同様構成要素については同一符号を付してその説明を省略する。
まずは、第1変形例に係るワイヤーハーネス10Aについて説明する。図6は、第1変形例に係るワイヤーハーネス10Aを示す部分概略断面図である。
第1変形例に係るワイヤーハーネス10Aは、コネクタ50Aの係止構造が実施形態に係るワイヤーハーネス10のコネクタ50の係止構造とは異なる。
具体的には、第1変形例に係るワイヤーハーネス10Aは、コネクタ係止部材40をさらに備え、コネクタ係止部材40により、コネクタ50Aをプロテクタ20に係止させている。つまり、第1変形例に係るワイヤーハーネス10Aのコネクタ50Aの係止構造は、コネクタ係止部材40である。
より具体的には、コネクタ係止部材40は、コネクタ挿入部42と、係止爪部46とを含む。コネクタ挿入部42には、コネクタ50Aを挿入及び係止可能な挿入孔44が形成されている。
係止爪部46は、コネクタ挿入部42から突出し、複数の係止凹部26に選択的に係止可能に形成されている。係止爪部46としては、上述した蓋部30の突部34と爪部36との構成と同様の構成を採用することができる。
ここでは、コネクタ50Aの幅方向の寸法が一対の側壁部24の内向き面の間隔よりも大きいため、コネクタ50Aをプロテクタ20に直接係止させることができないことによって、コネクタ係止部材40を用いているが、コネクタをプロテクタ20に直接係止させることができる場合であっても、コネクタを、コネクタ係止部材40を介してプロテクタに係止させてもよい。
第1変形例に係るワイヤーハーネス10Aによっても、コネクタ50Aを直接プロテクタ20に挿し込み、係止することができること以外の効果については、実施形態に係るワイヤーハーネス10と同様の効果を得ることができる。
また、第1変形例に係るワイヤーハーネス10Aによると、コネクタ50Aを挿入及び係止可能な挿入孔44が形成されたコネクタ挿入部42と、コネクタ挿入部42から突出し、複数の係止凹部26に選択的に係止可能な係止爪部46とを含むコネクタ係止部材40をさらに備えるため、コネクタ50Aの幅がプロテクタ20の幅と合わない場合でも、コネクタ係止部材40によりコネクタ50Aをプロテクタ20の係止凹部26に選択的に係止可能となる。
次に、第2変形例に係るワイヤーハーネス10Bについて説明する。図7は、第2変形例に係るワイヤーハーネス10Bを示す部分概略断面図である。
第2変形例に係るワイヤーハーネス10Bは、電線飛出抑制部25をさらに備える点で実施形態に係るワイヤーハーネス10とは異なる。
具体的には、電線飛出抑制部25は、プロテクタ20Bの側壁部24の内向き面に突設されている。これにより、プロテクタ20B内に収容された電線14が、プロテクタ20Bの外部に飛び出すことを抑えることができる。
より具体的には、電線飛出抑制部25は、側壁部24の内向き面のうち、係止凹部26よりも底部22側の位置から側壁部24に直交するように、又は、側壁部24から底部22側に傾いた状態で突出するように形成されている。また、電線飛出抑制部25は、側壁部24に向かって倒れるように弾性変形容易に形成されている。これにより、プロテクタ20B内部のうち、電線飛出抑制部25よりも底部22側に電線群12を収容しやすくなる。ここでは、電線飛出抑制部25の厚み寸法が、側壁部24の厚み寸法よりも小さくなるように設定されることで、弾性変形容易となるように形成されている。
また、ここでは、電線飛出抑制部25は、一対の側壁部24の両方に形成されているが、少なくとも一方に形成されていればよい。また、ここでは、電線飛出抑制部25の先端は丸められ、角がないように形成されている。これにより、電線飛出抑制部25に電線群12が接触した場合でも電線群12が傷つくことを抑えることができる。
電線飛出抑制部25は、プロテクタ20Bの長手方向に沿って一部に形成されていてもよいし、プロテクタ20Bの長手方向全体に亘って形成されていてもよい。電線飛出抑制部25が、プロテクタ20Bの長手方向に沿って一部に形成されている場合、点在するように複数個所に形成されていてもよい。電線飛出抑制部25がプロテクタ20Bの長手方向全体に亘って形成されていると、上記実施形態に係るプロテクタ20Bと同様に押出成形で容易に形成することができる。
第2変形例に係るワイヤーハーネス10Bによっても、実施形態に係るワイヤーハーネス10と同様の効果を得ることができる。
また、第2変形例に係るワイヤーハーネス10Bによると、側壁部24の内周面に突設された電線飛出抑制部25をさらに備えるため、プロテクタ20B内に収容された電線14がプロテクタ20Bの外部に飛び出すことを抑えることができる。
次に、第3変形例に係るワイヤーハーネス10Cについて説明する。図8は、第3変形例に係るワイヤーハーネス10Cを示す部分概略正面図である。図9は、図8のIX−IX線に沿って切断した部分概略断面図である。
第3変形例に係るワイヤーハーネス10Cは、プロテクタ20Cに、ガイド凹部28がさらに形成されている点で実施形態に係るワイヤーハーネス10とは異なる。
ガイド凹部28は、貫通孔26aと側壁部24のうち立設方向の自由端側縁部とを結ぶように形成されている。具体的には、ここでは、ガイド凹部28は、側壁部24の立設方向の自由端側縁部から側壁部24の立設方向に沿って垂直な溝状に形成されている。そして、溝状に形成されたガイド凹部28の底側の側方が貫通孔26aの側方につながっている。これにより、枝線18の中間部分を、ガイド凹部28を通して貫通孔26aまで移動させることができ、枝線18が貫通孔26aに挿通されている状態とすることができる。また、ガイド凹部28とつながる複数の貫通孔26aに対して、枝線18は任意の貫通孔26aから外部に延出することができる。
なお、ここでは、すべての貫通孔26aに対してガイド凹部28が1つずつつながるように形成されているが、ガイド凹部28とつながっていない貫通孔26a、つまり、ガイド凹部28が形成されていない貫通孔26aがあってもよい。
第3変形例に係るワイヤーハーネス10Cによっても、実施形態に係るワイヤーハーネス10と同様の効果を得ることができる。
また、第3変形例に係るワイヤーハーネス10Cによると、プロテクタ20Cに、貫通孔26aと側壁部24のうち立設方向の自由端側縁部とを結ぶガイド凹部28がさらに形成されているため、枝線18の中間部分をガイド凹部28の開口部分から貫通孔26aまで通すことで枝線18を貫通孔26aに挿通させることができる。このため、枝線18を貫通孔26aに挿通させる際に、枝線18をその先端から貫通孔26aに挿入させる必要がなくなる。これにより、枝線18を貫通孔26aに挿通させやすくなる。
なお、上記実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わせることができる。
以上のようにこの発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
10,10A,10B,10C ワイヤーハーネス
12 電線群
14 電線
16 幹線
18 枝線
20,20B,20C プロテクタ
22 底部
24 側壁部
25 電線飛出抑制部
26 係止凹部
26a 貫通孔
28 ガイド凹部
30 蓋部
32 板状部
34 突部
36 爪部
40 コネクタ係止部材
42 コネクタ挿入部
44 挿入孔
46 係止爪部
50,50A コネクタ
52 引掛部
60 バンドクリップ
62 バンド部
64 バンド固定部
66 取付片

Claims (11)

  1. 複数の電線が、幹線と、前記幹線から分岐する枝線とを含むように束ねられた電線群と、
    底部と、前記底部に立設するように形成された一対の対向する側壁部とを含む半筒状に形成され、一対の前記側壁部の少なくとも一方に複数の係止凹部が並列状に形成されるとともに、前記底部と前記側壁部とに囲まれる空間に前記電線群を収容可能であるプロテクタと、
    前記枝線の端部に設けられ、係止構造を介して前記複数の係止凹部に選択的に係止可能であるコネクタと、
    を備える、ワイヤーハーネス。
  2. 請求項1に記載のワイヤーハーネスであって、
    前記係止凹部は、前記側壁部のうち前記プロテクタの内側を向く面と外側を向く面とを貫通するように形成された貫通孔である、ワイヤーハーネス。
  3. 請求項2に記載のワイヤーハーネスであって、
    前記プロテクタは、半筒状部分が直線状につながるように押出成形によって形成され、前記貫通孔は打ち抜き加工によって形成されている、ワイヤーハーネス。
  4. 請求項2又は請求項3に記載のワイヤーハーネスであって、
    バンド部と、前記バンド部の一端側につながるとともに、前記バンド部を係止可能なバンド固定部と、前記バンド固定部に設けられ、取付対象物に形成された取付孔に挿入及び係止可能な取付片とを含むバンドクリップをさらに備え、
    前記バンド部が前記貫通孔に挿通されている、ワイヤーハーネス。
  5. 請求項2〜請求項4のいずれか1項に記載のワイヤーハーネスであって、
    前記プロテクタに、前記貫通孔と前記側壁部のうち立設方向の自由端側縁部とを結ぶガイド凹部がさらに形成され、
    前記枝線が、前記ガイド凹部を通して前記貫通孔に挿通されている、ワイヤーハーネス。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のワイヤーハーネスであって、
    前記係止凹部は、一対の前記側壁部の両方に形成されている、ワイヤーハーネス。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載のワイヤーハーネスであって、
    板状部と、前記板状部の両側方に立設する突部と、前記突部の先端に設けられ、前記複数の係止凹部に選択的に係止可能な爪部とを含む蓋部をさらに備える、ワイヤーハーネス。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載のワイヤーハーネスであって、
    コネクタを挿入及び係止可能な挿入孔が形成されたコネクタ挿入部と、前記コネクタ挿入部から突出し、前記複数の係止凹部に選択的に係止可能な係止爪部とを含むコネクタ係止部材をさらに備える、ワイヤーハーネス。
  9. 請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載のワイヤーハーネスであって、
    一対の前記側壁部は、その幅が前記コネクタの幅と等しくなるように設けられ、
    前記コネクタは、その側方に前記複数の係止凹部に選択的に係止可能な引掛部が形成されている、ワイヤーハーネス。
  10. 請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載のワイヤーハーネスであって、
    前記側壁部の内向き面に突設され、前記プロテクタ内に収容された前記電線群が、前記プロテクタの外部に飛び出すことを抑える電線飛出抑制部をさらに備える、ワイヤーハーネス。
  11. 底部と、前記底部に立設するように形成された一対の対向する側壁部と、を含む半筒状に形成され、一対の前記側壁部の少なくとも一方に複数の貫通孔が並列状に形成されるとともに、前記底部と前記側壁部とに囲まれる空間に電線を収容可能である、プロテクタ。
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