JP2015061041A - 放射線検出器および放射線検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】TSV絶縁膜の絶縁耐圧を向上させることのできる放射線検出器および放射線検出装置を提供する。
【解決手段】半導体基板12から層間絶縁膜28を通る第1開口40と、層間絶縁膜28と第2絶縁膜36との間に設けられ光検出部22に接続された配線30と、第1開口40の底面、側面および半導体基板12の第2面の一部に設けられ、第1開口40の底部を通じて配線30に接続する第1電極44aと、半導体基板12の前記第2面に設けられた第2電極44bと、半導体基板12に設けられ第1電極44aを取り囲み、第2電極44bは取り囲まない位置に設けられた第2開口46と、半導体基板12の前記第2面において第1電極44a、第2電極44b、第1開口40および第2開口50bを覆い、第1電極44aに通じる第3開口50aおよび第2電極44bに通じる第4開口50bが設けられた絶縁性の樹脂層50と、を備える。
【選択図】図1
【解決手段】半導体基板12から層間絶縁膜28を通る第1開口40と、層間絶縁膜28と第2絶縁膜36との間に設けられ光検出部22に接続された配線30と、第1開口40の底面、側面および半導体基板12の第2面の一部に設けられ、第1開口40の底部を通じて配線30に接続する第1電極44aと、半導体基板12の前記第2面に設けられた第2電極44bと、半導体基板12に設けられ第1電極44aを取り囲み、第2電極44bは取り囲まない位置に設けられた第2開口46と、半導体基板12の前記第2面において第1電極44a、第2電極44b、第1開口40および第2開口50bを覆い、第1電極44aに通じる第3開口50aおよび第2電極44bに通じる第4開口50bが設けられた絶縁性の樹脂層50と、を備える。
【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、放射線検出器および放射線検出装置に関する。
X線撮像装置およびコンピュータ断層撮像システム(CT(Computerized Tomography))などの放射線撮像システムでは、X線源からのX線ビームが患者や荷物などの検査対象や被検物に向けて照射される。X線ビームは検査対象を通過することによって減衰し、放射線検出器に入射する。放射線検出器には検出画素がアレイ状に配置されているので、放射線検出器に入射されたX線は、アレイ状に配置された検出画素に入射する。各検出画素が検知する放射線の強度は、一般的にX線の減衰度に依存する。アレイ状に配置された検出画素の各検出素子は、各検出素子で検知した減衰X線ビームに対応する電気信号を別々に発生する。これらの信号は、解析のためにデータ処理システムに伝送され、このデータ処理システムで最終的に画像が作成される。
本実施形態は、TSV絶縁膜の絶縁耐圧を向上させることのできる放射線検出器および放射線検出装置を提供する。
本実施形態による放射線検出器は、第1面および前記第1面に対向する第2面を有する半導体基板と、前記半導体基板の前記第1面側に設けられた光検出部と、前記光検出部を覆うように前記第1面上に設けられた第1絶縁膜と、前記第1絶縁膜を覆う第2絶縁膜と、 前記第2絶縁膜上に設けられ放射線を可視光に変換するシンチレータと、前記半導体基板および前記第1絶縁膜を通る第1開口と、前記第1絶縁膜と前記第2絶縁膜の間に設けられ、前記光検出部に接続された配線と、前記第1開口の底面、側面および前記第2面の一部に設けられ、前記第1開口の底部を通じて前記配線に接続する第1電極と、前記第1開口で分割された前記半導体基板の内、前記光検出部が形成されている前記半導体基板の前記第2面に設けられた第2電極と、前記半導体基板に設けられ、前記第1電極を取り囲み、前記第2電極は取り囲まない位置に設けられた第2開口と、前記半導体基板の前記第2面において前記第1電極、前記第2電極、前記第1開口および第2開口を覆い、前記第1電極に通じる第3開口および前記第2電極に通じる第4開口が設けられた絶縁性の樹脂層と、を備える。
実施形態を説明する前に、実施形態に至った経緯について説明する。
間接変換型の放射線検出器においては、放射線がシンチレータに入射することによって発生する可視光をフォトダイオードや光電子増倍管などの光検出部によって検出する。
このようなシンチレータと、アレイ状に配置された光検出部を有する画素とを備えた放射線検出器において、アレイ状に画素を並べて高画質のCT画像を得るべく、多数の画素を高密度で形成することが要求されている。この時、高密度で形成された画素からの電気信号を取り出すには、配線接続をワイヤボンディングで行うことは困難であり、一般的にTSV(Through Silicon Via)電極と呼ばれる貫通電極を形成する必要がある。
光検出部にTSV電極を形成する場合、半導体基板に光検出部を形成してからTSV電極を形成する手順(ビアラスト)が一般的である。TSV電極を形成してから半導体基板に光検出部を形成する手順(ビアファースト)の場合、TSV電極の材料が光検出部の製造プロセスにおける様々な負荷(熱履歴など)に対する耐久性を有する必要があり、TSV電極の材料が制約されるからである。
このTSV電極の製造方法として、一般的に、光検出部が形成された半導体基板にTSV電極を形成するための貫通孔を形成し、半導体基板とTSV電極を絶縁分離するための絶縁層を形成した後に、メッキ法などを用いてTSV電極を形成している。この時、貫通孔の側壁に形成する絶縁膜(以下、TSV絶縁膜ともいう)の絶縁耐圧が重要である。特に、ガイガーモードで動作するアバランシェフォトダイオード(以下、APDとも云う)の場合、APDのカソード電極とアノード電極間に20V〜80V程度の比較的高い電圧を印加して駆動する。このため、APDのTSV絶縁膜には十分な絶縁耐圧が必要になる。すなわち、10V以下の印加電圧で使用する低電圧デバイスに比べて、APDにTSV電極を形成する場合は、このTSV絶縁膜の絶縁耐圧に十分に留意する必要がある。
本発明者達は、TSV絶縁膜の耐圧を向上させるために、以下の考察を行った。
TSV電極を形成する場合、半導体基板が厚いと貫通孔の開口加工が困難になるため、基板を支持する部材に接着剤に接合し、基板を研磨によって薄化してから、貫通孔の開口加工を行う。したがって、TSV絶縁膜を形成する場合、接着剤の耐熱性に留意する必要がある。例えば、比較的低温で絶縁膜を形成できるプラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)法を用いてTSV絶縁膜を形成する場合、接着剤の耐熱性を考慮して、低温、例えば200℃でSiO2膜を形成すると、熱酸化膜や高温プラズマで成膜したCVD膜に比べて、膜質が低下し、絶縁耐圧が低下してしまう。特に、基板表面に比べて、貫通孔の底部ではCVDガスの流れが悪くなるため、この底部での絶縁膜の膜質の低下が顕著になる。或いは、TSV絶縁膜を樹脂材料で形成する場合、樹脂からなる絶縁膜を形成した後に、貫通孔の底部にコンタクトプラグを形成し、引き続き、TSV電極を形成することになる。この場合、コンタクトプラグやTSV電極を形成する工程で樹脂からなる絶縁膜が劣化し、TSV絶縁膜の絶縁耐圧が低下してしまう。
TSV絶縁膜の絶縁耐圧を向上する手法として、シリコン基板にデバイスやTSV電極を形成する前に、TSV電極を取り囲むようにシリコン基板を貫通した分離溝を形成し、この分離溝に絶縁膜を形成する方法がある。この製造方法においては、分離溝に以下に述べる手順でSi系絶縁膜を形成する。すなわち、分離溝を開口加工した後に、分離溝の内壁にポリシリコンを形成し、その後、このポリシリコンを熱酸化によってSiO2膜に変性する。引き続き、このSiO2膜の隙間部分にCVD法でSiO2膜を形成する。この場合、分離溝の開口工程に引き続いて行われるデバイスの形成工程や貫通電極の形成工程の様々な負荷(熱履歴など)を考慮して、分離溝に形成する絶縁膜の選択が行われる。
このような製造方法を用いても、TSV絶縁膜に十分な耐熱性が必要であり、絶縁膜の材料の選択肢が限定されるという問題がある。また、分離溝内の絶縁膜をSi系絶縁膜で形成しているが、ボイド回避のために分離溝の幅を小さくする必要があり、分離溝の加工が難しいという問題がある。更に、分離溝を硬く脆いSi系絶縁膜で充填しているために、薄化Si基板のハンドリング時に分離溝部にクラックが入る可能性有るという問題がある。或いは、分離溝内の絶縁膜の形成工程が煩雑となり、製造コストが高くなるという問題もある。
本発明者達は鋭意研究に取り組み、TSV絶縁膜の耐圧を向上させることの可能な放射線検出器および放射線検出装置を得ることができた。これらの放射線検出器および放射線検出装置について以下の実施形態で説明する。
以下、実施形態について、図面を用いて説明する。但し、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
(第1実施形態)
そこで、本実施形態に係る放射線検出器は、第1面および第1面に対向する第2面を有する半導体基板と半導体基板の第1面側に設けられた光検出部と、光検出部を覆うように第1面上に設けられた第1絶縁膜と、第1絶縁膜を覆う第2絶縁膜と、第2絶縁膜上に設けられ放射線を可視光に変換するシンチレータと、半導体基板および第1絶縁膜を通る第1開口と、第1絶縁膜と第2絶縁膜の間に設けられ、光検出部に接続された配線と、第1開口の底面、側面および第2面の一部に設けられ第1開口の底部を通じて配線に接続する第1電極と、第1開口で分割された前記半導体基板の内、光検出部が形成されている半導体基板の第2面に設けられた第2電極と、半導体基板に設けられ、第1電極を取り囲み、第2電極は取り囲まない位置に設けられた第2開口と、半導体基板の第2面において第1電極、第2電極、第1開口および第2開口を覆い、第1電極に通じる第3開口および第2電極に通じる第4開口が設けられた絶縁性の樹脂層と、を備える。
そこで、本実施形態に係る放射線検出器は、第1面および第1面に対向する第2面を有する半導体基板と半導体基板の第1面側に設けられた光検出部と、光検出部を覆うように第1面上に設けられた第1絶縁膜と、第1絶縁膜を覆う第2絶縁膜と、第2絶縁膜上に設けられ放射線を可視光に変換するシンチレータと、半導体基板および第1絶縁膜を通る第1開口と、第1絶縁膜と第2絶縁膜の間に設けられ、光検出部に接続された配線と、第1開口の底面、側面および第2面の一部に設けられ第1開口の底部を通じて配線に接続する第1電極と、第1開口で分割された前記半導体基板の内、光検出部が形成されている半導体基板の第2面に設けられた第2電極と、半導体基板に設けられ、第1電極を取り囲み、第2電極は取り囲まない位置に設けられた第2開口と、半導体基板の第2面において第1電極、第2電極、第1開口および第2開口を覆い、第1電極に通じる第3開口および第2電極に通じる第4開口が設けられた絶縁性の樹脂層と、を備える。
第1実施形態による放射線検出器を図1乃至図3を参照して説明する。この第1実施形態の放射線検出器10は、図3に示すように、半導体基板(図1に示す半導体基板12)上にマトリクス状に配列された複数の画素20を備えている。図3では、5行×5列の画素アレイを示している。各画素20は図2に示すように複数のセル21を有し、これらのセル21は例えばアルミからなる配線30を介して並列に接続されている。この配線30は、各画素20に対して設けられたTSV電極44aに接続される。なお、各画素20には、裏面電極44bが設けられている。TSV電極44aの周りの断面を図1に示す。
この実施形態の放射線検出器10は、図1に示すように、半導体基板12の一方の面に各セル21に含まれる光検出部22が設けられている。この光検出部22はアバランシェフォトダイオード(以下、APDともいう)からなっている。これらの光検出部22を覆うように例えばSiO2からなる絶縁膜24が設けられている。この絶縁膜24上に例えばポリシリコンからなる抵抗26が設けられている。この抵抗26は各光検出部22に対応して設けられ、光検出部22の特性を得るために設けられる。抵抗26を覆うように多層のSiO2層からなる層間絶縁膜28が設けられている。この層間絶縁膜28上に配線30が設けられ、この配線30は、層間絶縁膜28および絶縁膜24に設けられたコンタクト29aを介して光検出部22に接続されるとともに、層間絶縁膜28に設けられたコンタクト29b、29cを介して抵抗26に接続される。すなわち、光検出部22は、コンタクト29a、29b、29cおよび配線30を介して抵抗26と直列に接続される。この配線30を覆うように例えばSiO2からなる絶縁膜36が設けられている。この絶縁膜36上に、X線を可視光に変換するシンチレータ70が接着剤60を介して設けられている。
半導体基板12の光検出部22が設けられた面と反対側の面(裏面)に配線30に通じる貫通孔40が各画素20に対して1個設けられる。そして貫通孔40には、その底面および側面を覆うとともに、半導体基板12の裏面上にも延在するように導電材料、例えばTi層とCu層の積層構造からなるシード層42aが設けられる。Ti層はバリアメタルである。このシード層42を覆うように例えばCuからなる電極44aが設けられ、この電極44aがTSV電極となる。また、貫通孔40を取り囲むように、半導体基板12に分離溝46が設けられる。この分離溝46は半導体基板12を貫通するように設けられ、図1においては、絶縁膜24に達する。この分離溝46によって、各画素のTSV電極44aと、光検出部22を有するセル21が電気的に分離される。また、この分離溝46の外側の半導体基板12の裏面上に、シード層42bが設けられ、このシード層42b上に例えばCuからなる電極44bが設けられる。この電極44bが裏面電極となる。この裏面電極44bは半導体基板12に電圧を印加する端子となる。TSV電極44a、裏面電極44b、および分離溝46を覆うように樹脂からなる絶縁膜50が半導体基板12の裏面に設けられる。この絶縁膜50には、TSV電極44aに通じる開口50aと、裏面電極44bに通じる開口50bが設けられる。
このように構成された放射線検出器10においては、外部からX線が図1の上方からシンチレータ70に入射すると、このX線はシンチレータ70によって可視光に変換され、この可視光が接着剤60、絶縁膜36、絶縁膜28、および絶縁膜24を透過し、光検出部22によって検出される。シンチレータ70から放出される可視光の光子数はシンチレータ70に入射する放射線のエネルギーに比例する。これにより、シンチレータ70から放出された可視光の光子数を計数することによって、検査対象を透過した放射線のエネルギーを測定することができる。この特性をCTなどに適用することによって、エネルギー弁別によるCT画像、即ち、カラーCT画像を得ることができる。
本実施形態においては、ガイガーモードで動作するAPDからなる光検出部22を備えた複数のセル21を配線30に対して並列に配置した画素20をアレイ状に配置した構成を有している。ガイガーモードで動作するAPDとは、APD22に1光子が入射する毎に、1電流パルスを放出するフォトダイオードである。なお、本実施形態においては、各画素20には、複数個のAPD22が配線30に対して並列に配置されているので、各画素20が検出し損なう光子の数は減らすことができる。そして、複数のAPD22を並列に配置した画素20をアレイ状に配置することで、光子が入射したAPDの数に比例した波高の電流パルスが得られる。このパルスの波高を測定することで、放射線検出器10に入射した光子数、即ち、シンチレータ70に入射した放射線のエネルギーを測定することができる。
(第1変形例)
第1実施形態の第1変形例による放射線検出器を図4に示す。この第1変形例の放射線検出器10Aは、図1に示す第1実施形態の放射線検出器1において、貫通孔40および分離溝46が形成された半導体基板12の裏面を覆うように例えばCVD(Chemical Vapor Deposition)法によって形成されたSiO2からなる絶縁膜41を更に設け、この絶縁膜41を覆うように、シード層42a、42bが設けられ、これらのシード層42a、42b上にそれぞれTSV電極44a、裏面電極44bが設けられた構造を有している。なお、貫通孔40の底面の絶縁膜41には、開口が設けられ、この開口の底面を覆うようにシード層42aが設けられている。
第1実施形態の第1変形例による放射線検出器を図4に示す。この第1変形例の放射線検出器10Aは、図1に示す第1実施形態の放射線検出器1において、貫通孔40および分離溝46が形成された半導体基板12の裏面を覆うように例えばCVD(Chemical Vapor Deposition)法によって形成されたSiO2からなる絶縁膜41を更に設け、この絶縁膜41を覆うように、シード層42a、42bが設けられ、これらのシード層42a、42b上にそれぞれTSV電極44a、裏面電極44bが設けられた構造を有している。なお、貫通孔40の底面の絶縁膜41には、開口が設けられ、この開口の底面を覆うようにシード層42aが設けられている。
(第2変形例)
第1実施形態の第2変形例による放射線検出器を図5に示す。この第1変形例の放射線検出器10Bは、図1に示す第1実施形態の放射線検出器1において、分離溝46の底面が配線30に到達する構造を有している。
第1実施形態の第2変形例による放射線検出器を図5に示す。この第1変形例の放射線検出器10Bは、図1に示す第1実施形態の放射線検出器1において、分離溝46の底面が配線30に到達する構造を有している。
(製造方法)
次に、第1実施形態の放射線検出器10の製造方法について図6(a)乃至図8(c)を参照して説明する。
次に、第1実施形態の放射線検出器10の製造方法について図6(a)乃至図8(c)を参照して説明する。
まず、図6(a)に示すように、Si基板12の一方の面に、APDからなる光検出部22を形成する。Si基板12としては、例えば厚さ725μmのSi基板を用いる。APDからなる光検出部22が形成されたSi基板12の一方の面を覆うように、絶縁膜24を形成し、この絶縁膜24上にポリシリコンからなる抵抗26を形成する。続いて、この抵抗26を覆うように、多層のSiO2層からなる層間絶縁膜28を形成する。そして、この層間絶縁膜28および絶縁膜24中に光検出部22および抵抗26に通じる開口を形成し、この開口を導電材料、例えばアルミニウムまたはタングステン等で埋め込み、コンタクト29a、29b、29cを形成する。その後、コンタクト29a、29b、29cに接続する、例えばアルミニウムからなる配線30を層間絶縁膜28上に形成する。このとき、光検出部22は、コンタクト29a、29b、29cおよび配線30を介して抵抗26と直列に接続される。その後、配線30を覆うように層間絶縁膜28上に例えばSiO2からなる絶縁膜36を形成する。
続いて、図6(b)に示すように、接着剤82を用いて透明支持部材であるサポートガラス84とSi基板12とを接合する。例えば、サポートガラス84の厚さは500μmとする。
その後、図6(c)に示すように、サポートガラス84を支持部材としてSi基板12を40μm〜100μm程度の厚さまで研磨し、薄くする。
次に、図7(a)に示すように、Si基板12とサポートガラス84の位置を反転する。そして半導体基板12の裏面のTSV電極44aを形成する位置にRIE(Reactive Ion Etching)法を用いて貫通孔40を開口する。この時、貫通孔40の底部は配線30まで到達する。配線30はRIEのエッチングストッパにもなる。
続いて、図7(b)に示すように、RIE法を用いて、貫通孔40を取り囲むように分離溝46を形成する。この分離溝46の底部は、Si基板12を貫通する。分離溝46は、Si基板12を貫通した後、絶縁膜24を部分的にエッチングしてもかまわない。あるいは、図5に示す第2変形例のように、貫通孔40と同様に配線30まで達してもよい。なお、分離溝46の幅(図面上左右方向の長さ)は、5μm〜50μmである。
その後、図7(c)に示すように、貫通孔40の底面、側面、および半導体基板12の裏面を覆うように、Ti層およびCu層の積層構造をスパッタ法で形成することにより積層構造のシード層を形成する。その後、シード層上に電解メッキ法により、例えばCu膜を形成する。ここで、Cuのメッキは貫通孔40を完全に埋め尽くす充填型ではなく、非充填型(コンフォーマル型)とし、貫通孔40の凹部は後工程で樹脂からなる絶縁膜50を充填する。続いて、シード層およびCu膜をパターニングすることにより、貫通孔40の底面および側面ならびに半導体基板12の裏面の一部にシード層42aおよびTSV電極44a形成するとともに、半導体基板12の裏面上の、分離溝46の外側の領域にシード層42bおよび裏面電極44bを形成する。
次に、図8(a)に示すように、TSV電極44aおよび裏面電極44bを覆うように、半導体基板12の裏面に樹脂からなる絶縁膜50を形成し、この絶縁膜50に、TSV電極44aおよび裏面電極44bにそれぞれ通じる開口50aおよび開口50bを形成する。絶縁膜50には例えば感光性ソルダーレジストが用いられる。この場合、感光性ソルダーレジストをコーティングした後、所定のフォトマスクを用いて露光、現像を行うことにより、開口50a、50bの有する絶縁膜50を形成することができる。または、絶縁膜50として、非感光性の絶縁樹脂(エポキシ樹脂、アクリル樹脂など)を用いてもよい。この場合、非感光性の絶縁樹脂をコーティングした後、所定のパターンのレジストマスクを非感光性の絶縁樹脂上に形成し、エッチングにより絶縁樹脂をパターニングすることにより、開口50a、50bを有する絶縁膜50を得ることができる。
その後、図8(b)に示すように、半導体基板12からサポートガラス84を剥離する。このとき、接着剤82も絶縁膜36から剥離される。
最後に、図8(c)に示すように、絶縁膜36上に接着剤60を塗布し、その後、シンチレータ70をSi基板12と接合する。これにより、図1に示す放射線検出器10が完成する。シンチレータ70にはLGSO、LYSOなどの材料を用いることができる。接着剤60はシンチレータで発生した可視光を透過する透明度を有する。また、接着剤60の厚みは概ね数10μm〜100μm程度である。
以上説明した製造方法によれば、分離溝46を形成することにより、TSV絶縁膜50の絶縁耐圧、即ち、TSV電極44aと裏面電極44bとの間の絶縁耐圧を大幅に向上することができる。また、貫通孔40と分離溝46を絶縁樹脂50で充填するため、樹脂の機械的強度と適度な弾性効果により、薄化したSi基板12をハンドリングする際のウェハ破損を防止することができる。また、分離溝46の加工性を向上させるために、分離溝46の幅を広くした場合にも、絶縁樹脂50を用いれば分離溝46への充填が容易でありことから、分離溝46の加工が容易になる。更に、貫通孔40と分離溝46を充填する絶縁樹脂50を一体形成することで、製造プロセスを簡素化でき、製造コストの低減が可能となる。
第1実施形態およびその変形例によれば、TSV絶縁膜の絶縁耐圧を向上させることのできる放射線検出器を得ることができる。
(第2実施形態)
第2実施形態による放射線検出器の断面を図9に示す。この第2実施形態の放射線検出器10Cは、図1に示す第1実施形態の放射線検出器10において、貫通孔40および分離溝46が形成された領域に対応する絶縁膜36上の領域上にそれぞれSiNからなる絶縁層63a、63bが設けられた構造を有している。これらの絶縁層63a、63bを設けることにより、貫通孔40と分離溝46を形成することに起因する薄化したSi基板12の強度低下を補強することができる。
第2実施形態による放射線検出器の断面を図9に示す。この第2実施形態の放射線検出器10Cは、図1に示す第1実施形態の放射線検出器10において、貫通孔40および分離溝46が形成された領域に対応する絶縁膜36上の領域上にそれぞれSiNからなる絶縁層63a、63bが設けられた構造を有している。これらの絶縁層63a、63bを設けることにより、貫通孔40と分離溝46を形成することに起因する薄化したSi基板12の強度低下を補強することができる。
この第2実施形態も第1実施形態と同様の効果を得ることができる。なお、第2実施形態に放射線検出器の第1実施形態の第1変形例または第2変形例を適用してもよい。
(第3実施形態)
第3実施形態による放射線検出器の断面を図10に示す。この第3実施形態の放射線検出器10Dは、図1に示す第1実施形態の放射線検出器10において、絶縁膜36とシンチレータ70との間に、サポートガラス84を設け、このサポートガラス84は絶縁膜36と接着剤82によって接着されるとともに、接着剤68によってシンチレータ70と接着された構造を有している。
第3実施形態による放射線検出器の断面を図10に示す。この第3実施形態の放射線検出器10Dは、図1に示す第1実施形態の放射線検出器10において、絶縁膜36とシンチレータ70との間に、サポートガラス84を設け、このサポートガラス84は絶縁膜36と接着剤82によって接着されるとともに、接着剤68によってシンチレータ70と接着された構造を有している。
次に、この第3実施形態の放射線検出器10Dの製造方法について図11(a)および図11(b)を参照して説明する。図8(a)に示す製造工程までは、第1実施形態と同様に形成する。第1実施形態では、サポートガラス84を半導体基板12から分離したが、第3実施形態においては、樹脂からなる絶縁膜50にTSV電極44aおよび裏面電極44bにそれぞれ達する開口50aおよび開口50bを形成した後(図8(a))、サポートガラス84を薄化する(図11(a))。この薄化には、研磨やエッチングが用いられる。サポートガラス84は、例えば500μmの厚さから50μm〜100μmの厚さまで薄化される。
最後に、図11(b)に示すように、接着剤68を用いてシンチレータ70を、薄化されたサポートガラス84に接合する。これにより、図10に示す放射線検出器10Dが完成する。シンチレータ70にはLGSO、LYSOなどの材料を用いることができる。接着剤68、82はシンチレータで発生した可視光を透過する透明度を有する必要があり、また、接着剤68,82の厚みは概ね数10〜100um程度とする。
この第3実施形態も第1実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、第3実施形態はサポートガラス84を備えているので、第1実施形態の放射線検出器1に比べて強度が強いため、放射線検出器をハンドリングする際の破損を一層防止することができる。
以上説明したように、第1乃至第3実施形態およびそれらの変形例によれば、TSVを取り囲むように半導体基板を貫通した分離溝を形成することにより、TSV絶縁膜の絶縁耐圧(TSV電極と裏面電極の間の絶縁耐圧)を大幅に向上することができる。
また、TSV電極部の貫通孔と分離溝部に絶縁樹脂を一体充填するため、樹脂の機械的強度と適度な弾性効果により、薄化Si基板をハンドリングする際のウェハ破損を回避することができる。また、分離溝の加工性を向上させるために、分離溝幅を広くした場合にも、絶縁樹脂を用いれば分離溝への充填が容易でありことから、分離溝加工が容易になる。更に、貫通孔と分離溝を充填する絶縁樹脂を一体形成することで、製造プロセスを簡素化でき、製造コストの低減が可能となる。
なお、第3実施形態の放射線検出器に第1実施形態の第1変形例または第2変形例を適用してもよい。また、この第3実施形態の放射線検出器を第2実施形態に適用してもよい。
(第4実施形態)
第4実施形態による放射線検出装置の構成を図12(a)乃至12(c)を参照して説明する。図12(a)は第4実施形態の放射線検出装置500の構成を示す断面図である。
第4実施形態による放射線検出装置の構成を図12(a)乃至12(c)を参照して説明する。図12(a)は第4実施形態の放射線検出装置500の構成を示す断面図である。
図12(a)に示すように、放射線検出装置500は、放射線管520と、放射線管520に対向して設けられた放射線検出部510と、信号処理部580と、を備えている。
放射線管520は、対向する放射線検出部510に向かって、ファン状にX線等の放射線ビーム530を照射する装置である。放射線管520から照射された放射線ビーム530は、図示しない架台上の被検体540を透過して、放射線検出部510に入射する。
放射線検出部510は、放射線管520から照射され、一部が被検体540を透過する放射線ビーム530を入射面221で受けて、放射線を可視光に変換し、それを電気信号として検出する装置である。放射線検出装置500は、略円弧状に配列した複数の放射線検出部510と、放射線検出部510の入射面221側に設置されたコリメータ550と、各放射線検出部510の放射線管520側とは反対側の電極に信号線150により接続される信号処理部580とを有する。
放射線検出部510は、入射面221から入射した放射線(放射線ビーム530)を可視光に変換し、後述する光電変換素子114により可視光を電気信号(電流)に変換(光電変換)する。
コリメータ550は、放射線検出部510の入射面221側に設置され、放射線検出部550に対して放射線が平行に入射するように屈折させる光学系である。
信号処理部580は、各放射線検出部510によって光電変換された電気信号(電流)を信号線150を介して受信し、この電流値により各放射線検出部510に入射する放射線のエネルギーを算出する。そして、信号処理部580は、各放射線検出部510に入射する放射線のエネルギーから被検体540の物質に応じたカラー化された放射線画像を生成する。
そして、放射線管520および放射線検出部510は、上述の被検体540を中心として回転するように配置されている。これによって、放射線検出装置500は、被検体540の断面画像を生成することができる。
なお、本実施形態に係る放射線検出装置500は、人体および動植物の断層像だけでなく、物品の内部の透視等のセキュリティ装置等の各種検査装置としても適用できる。
図12(b)、12(c)を参照しながら、放射線検出部510および放射線検出器10の構成について説明する。図12(b)は、略円弧状に配列した複数の放射線検出部510の構成図であり、図12(c)は、放射線検出部510のうち特に放射線検出器10の概略構成図である。
図12(b)に示すように、複数の放射線検出部510は、略円弧状に配列して構成され、放射線の入射面側にはコリメータ550が配置されている。図12(c)に示すように、放射線検出部510は、素子支持板200上に放射線検出器10が固定されている。放射線検出器10は、内部に複数の光電変換素子114が配設された光電変換層110と、放射線をシンチレーション光に変換するシンチレータ210とを有する。光電変換層110およびシンチレータ210は、光電変換層110の入射面側とシンチレータ210の出射面側とが接着層により接着された積層構造を有する。
シンチレータ210は、直交する2方向において所定のピッチで形成された光反射層215を有する。光電変換層110およびシンチレータ210は、光反射層215によって、マトリックス状に配列した複数の光電変換要素220に画定される。複数の光電変換要素220には、それぞれ複数の光電変換素子114が含まれ、光電変換要素220ごとに入射した放射線のエネルギーが検出される。
図12(a)乃至12(c)に示した放射線検出装置500では、放射線検出器510として、第1乃至第3実施形態およびそれらの変形例のいずれかの放射線検出器を用いている。また、光検出素子114は、第1乃至第3実施形態で説明した画素20に相当する。
第4実施形態によれば、TSV絶縁膜の絶縁耐圧を向上させることのできる放射線検出器を備えた放射線検出装置を得ることができる。
なお、第1乃至第3実施形態およびそれらの変形例の放射線検出器、第4実施形態の放射線検出装置は、人体や動植物の断層像だけでなく、物品の内部の透視などのセキュリティ用や各種検査用装置としても用いることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10、10A、10B、10C、10D 放射線検出器
12 半導体基板
20 画素
21 セル
22 光検出部
24 絶縁膜
26 抵抗
28 層間絶縁膜
29a、29b、29c コンタクト
30 配線
36 絶縁膜
40 貫通孔
42a シード層
42b シード層
44a TSV電極
44b 裏面電極
50 樹脂の絶縁膜
50a 開口
50b 開口
60 接着剤
62 接着剤
63a、63b 絶縁層
68 接着剤
70 シンチレータ
82 接着剤
84 サポートガラス
500 放射線検出装置
12 半導体基板
20 画素
21 セル
22 光検出部
24 絶縁膜
26 抵抗
28 層間絶縁膜
29a、29b、29c コンタクト
30 配線
36 絶縁膜
40 貫通孔
42a シード層
42b シード層
44a TSV電極
44b 裏面電極
50 樹脂の絶縁膜
50a 開口
50b 開口
60 接着剤
62 接着剤
63a、63b 絶縁層
68 接着剤
70 シンチレータ
82 接着剤
84 サポートガラス
500 放射線検出装置
Claims (10)
- 第1面および前記第1面に対向する第2面を有する半導体基板と、
前記半導体基板の前記第1面側に設けられた光検出部と、
前記光検出部を覆うように前記第1面上に設けられた第1絶縁膜と、
前記第1絶縁膜を覆う第2絶縁膜と、
前記第2絶縁膜上に設けられ放射線を可視光に変換するシンチレータと、
前記半導体基板および前記第1絶縁膜を通る第1開口と、
前記第1絶縁膜と前記第2絶縁膜の間に設けられ、前記光検出部に接続された配線と、
前記第1開口の底面、側面および前記第2面の一部に設けられ、前記第1開口の底部を通じて前記配線に接続する第1電極と、
前記第1開口で分割された前記半導体基板の内、前記光検出部が形成されている前記半導体基板の前記第2面に設けられた第2電極と、
前記半導体基板に設けられ、前記第1電極を取り囲み、前記第2電極は取り囲まない位置に設けられた第2開口と、
前記半導体基板の前記第2面において前記第1電極、前記第2電極、前記第1開口および第2開口を覆い、前記第1電極に通じる第3開口および前記第2電極に通じる第4開口が設けられた絶縁性の樹脂層と、
を備える放射線検出器。 - 前記第2開口は前記第1絶縁膜も通り、前記配線に通じる請求項1記載の放射線検出器。
- 前記第1電極と前記第1開口の底面および側面との間に設けられた金属のシード層を更に備えている請求項1または2記載の放射線検出器。
- 前記第1電極と前記第1開口の底面および側面との間に設けられた第3絶縁膜を更に備え、前記第3絶縁膜の前記第1開口の底部に前記配線に通じる孔が設けられ、前記第1電極は前記孔を通じて前記配線に接続する請求項1または2記載の放射線検出器。
- 前記第3絶縁膜と前記第1電極との間に設けられた金属のシード層を更に備えている請求項4記載の放射線検出器。
- 前記第1開口および前記第2開口に対応する、前記第2絶縁膜の領域上に窒化シリコンからなる絶縁層が更に設けられている請求項1乃至5のいずれかに記載の放射線検出器。
- 前記シンチレータと前記第2絶縁膜とは、接着剤によって接合されている請求項1乃至6のいずれかに記載の放射線検出器。
- 前記半導体基板上にマトリクス状に配列された複数の画素を有し、各画素は、それぞれが前記光検出部を有する複数個のセルと、前記第1電極と、前記第2電極と、前記配線と、を備え、各画素内において、前記複数個のセルが前記配線に対して並列に接続されている請求項1乃至7のいずれかに記載の放射線検出器。
- 前記光検出部はアバランシェフォトダイオードを備えている請求項1乃至8のいずれかに記載の放射線検出器。
- 請求項1乃至9のいずれかに記載の放射線検出器と、
前記放射線検出器に対向して設けられ被写体を介して放射線を前記放射線検出器に放射する放射線管と、
前記放射線検出器から出力される信号を処理する信号処理部と、
を備えた放射線検出装置。
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