JP2015054401A - インキ供給量調整装置および方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】印刷会社の顧客が標準以外の色調で印刷物を印刷することを希望する場合、熟練したオペレータでなくても対応できるようにする。
【解決手段】印刷物の各部の絵柄データと基準のインキ膜厚とから印刷物の各部の基準のRGBデータを演算し、この演算した各部の基準のRGBデータ(絵柄)を表示器14に表示する。手動調整スイッチ28によるインキツボキーの開き量の調整に伴って調整されるインキ膜厚を手動調整されたインキ膜厚として求め、印刷物の各部の絵柄データと手動調整されたインキ膜厚とから各部の調整されたRGBデータを演算し、この演算した各部の調整されたRGBデータ(絵柄)を表示器14に表示する。これにより、表示器14に表示される絵柄を見ながら、印刷開始前に、校正刷りと同じ色調で印刷できるように各部のインキ供給量を調整して、実際の印刷を開始することができるようになる。
【選択図】 図1
【解決手段】印刷物の各部の絵柄データと基準のインキ膜厚とから印刷物の各部の基準のRGBデータを演算し、この演算した各部の基準のRGBデータ(絵柄)を表示器14に表示する。手動調整スイッチ28によるインキツボキーの開き量の調整に伴って調整されるインキ膜厚を手動調整されたインキ膜厚として求め、印刷物の各部の絵柄データと手動調整されたインキ膜厚とから各部の調整されたRGBデータを演算し、この演算した各部の調整されたRGBデータ(絵柄)を表示器14に表示する。これにより、表示器14に表示される絵柄を見ながら、印刷開始前に、校正刷りと同じ色調で印刷できるように各部のインキ供給量を調整して、実際の印刷を開始することができるようになる。
【選択図】 図1
Description
この発明は、インキツボキーを複数備え、これらインキツボキーの開度調整によって印刷物に供給されるインキ供給量を調整する印刷機のインキ供給量調整装置および方法に関するものである。
図54に輪転印刷機における各色の印刷ユニット内のインカー(インキ供給装置)の要部を示す。同図において、1はインキツボ、2はインキツボ1に蓄えられたインキ、3はインキツボローラ、4(4−1〜4−n)はインキツボローラ3の軸方向に複数並設して設けられたインキツボキー、5はインキ呼び出しローラ、6はインキローラ群、7は刷版、8は刷版7が装着された版胴であり、刷版7には絵柄が焼き付けられている。
このインキ供給装置は、インキツボキー4−1〜4−nの開度調整によってインキツボ1内のインキ2をインキツボローラ3に供給し、このインキツボローラ3に供給されたインキをインキ呼び出しローラ5の呼び出し動作によりインキローラ群6を介して刷版7へ供給する。この刷版7に供給されたインキが図示されていないゴム胴を介して印刷用紙に印刷される。
図55にこの印刷機によって印刷された印刷物を示す。印刷物9には、絵柄領域9−1を除く余白部に、帯状のカラーバー9−2が印刷される。カラーバー9−2は、一般の4色刷りの場合、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色の濃度測定用のパッチ(網点面積率100%のベタのカラーパッチ)9a1,9a2,9a3,9a4を含む領域S1〜Snから構成される。領域S1〜Snは、印刷機における各色の印刷ユニットにおけるインキツボキー4−1〜4−nのキーゾーンに対応している。
〔色合わせ〕
各色の印刷ユニットに対しては基準濃度値が予め設定されている。すなわち、シアン,マゼンタ,イエロー,ブラックの各色に対して基準濃度値が予め設定されており、印刷物9の印刷に際しては、各色の濃度値をこの基準濃度値に一致させるような各色の印刷ユニットにおけるインキツボキー4−1〜4−nの開度調整が行われる。この各色の印刷ユニットにおけるインキツボキー4−1〜4−nの開度調整は、印刷物9に印刷された各色の濃度測定用のパッチ9a(9a1,9a2,9a3,9a4)の濃度に基づいて、不図示のインキ供給量調整装置によって行われる(例えば、特許文献1参照)。
各色の印刷ユニットに対しては基準濃度値が予め設定されている。すなわち、シアン,マゼンタ,イエロー,ブラックの各色に対して基準濃度値が予め設定されており、印刷物9の印刷に際しては、各色の濃度値をこの基準濃度値に一致させるような各色の印刷ユニットにおけるインキツボキー4−1〜4−nの開度調整が行われる。この各色の印刷ユニットにおけるインキツボキー4−1〜4−nの開度調整は、印刷物9に印刷された各色の濃度測定用のパッチ9a(9a1,9a2,9a3,9a4)の濃度に基づいて、不図示のインキ供給量調整装置によって行われる(例えば、特許文献1参照)。
例えば、印刷物9における領域S1を代表して説明すると、試刷りや本刷りによって得られた印刷物9の各色の濃度測定用のパッチ9aの濃度値を測定し、この測定した各色の濃度値と予め設定されている各色の基準濃度値との濃度差を求め、この求めた各色の濃度差より各色の印刷ユニットにおけるインキツボキー4−1の開き量の調整値(領域S1へのインキ供給量の調整値)を求め、この求めた調整値(基準の調整値)に独自の係数(コントロールレシオ)を掛けて修正値を求め、この修正値をフィードバック量として各色の印刷ユニットにおけるインキツボキー4−1の開き量を調整する。
同様にして、領域S2〜Snについても、各色の印刷ユニットにおけるインキツボキー4−2〜4−nの開き量の調整値(領域S2〜Snへのインキ供給量の調整値)を求め、この求めた調整値(基準の調整値)にコントロールレシオを掛けて修正値を求め、この求めた修正値をフィードバック量として各色の印刷ユニットにおけるインキツボキー4−2〜4−nの開き量を調整する。
しかしながら、上述した特許文献1に示された技術では、印刷物の各インキツボキーに対応する範囲の絵柄面積率からのみで各インキツボキーの開き量を求め、各部のインキ供給量を設定していた為、印刷会社の顧客が標準以外の色調で印刷物を印刷することを希望する場合、初めに印刷機のオペレータが標準の色調で印刷物を印刷し、その後、顧客が持ち込んだ校正刷りを見ながら顧客の持ち込んだ校正刷りと同じ色調で印刷できるように各部のインキ供給量を再調整しなければならなかった為、熟練したオペレータでなければ対応できず、かつ、オペレータに負担がかかり、その上、調整に時間がかかるので、その分印刷資材が無駄になる、という第1の問題があった。
また、上述した特許文献1に示された技術では、印刷物の余白部に各色の濃度測定用のパッチ(各色のベタのカラーパッチ)を印刷し、濃度計でその濃度を測定し、測定した濃度値と予め記憶していた基準濃度値が一致するように各色の各インキツボキーの開き量を調整している為、高価な濃度計を使用しなければならず、設備に費用がかかると共に、余白部に各色の濃度測定用のパッチを印刷しなければならず、その分印刷用紙も無駄になる、という第2の問題があった。
また、印刷物内の絵柄を余白部の濃度測定用のパッチで代替して制御する為、濃度測定用のパッチの濃度が基準濃度値になっても印刷物内の絵柄の色調が考えていた色調にならず、結局はオペレータがその後で微調整しなければならなくなり、オペレータに負担がかかると共に時間がかかり、その分印刷資材が無駄になる、という第3の問題もあった。
なお、特許文献2には、印刷物の絵柄をカラーのラインセンサで測定し、OKシートのインキツボキーに対応する範囲内のRGB値の合計値を基準値として記憶し、その後、印刷中の印刷物のインキツボキーに対応する範囲内のRGB値の合計値を求め、予め記憶したOKシートの基準値と比較し、その差に応じて各インキツボキーの開き量を調整する技術が提案されている。しかし、この特許文献2の技術では、印刷で使用されるシアン、マゼンタ、イエローのインキはそれぞれ純粋なRGBの成分のみを含むのではなく、それぞれ濁りとして他の成分も含むため、単純に測定したRGBの差からシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックに変換することはできず、実際には実現不可能であった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、印刷会社の顧客が標準以外の色調で印刷物を印刷することを希望する場合、熟練したオペレータでなくても対応することが可能なインキ供給量調整装置および方法を提供することにある。
また、印刷会社の顧客が標準以外の色調で印刷物を印刷することを希望する場合、熟練したオペレータでなくても対応することが可能で、かつ、高価な濃度計を用いることなく、また印刷用紙や印刷資材を無駄にすることなく、オペレータに負担をかけずに、短時間で、印刷物の色合わせを行うことが可能なインキ供給量調整装置および方法を提供することにある。
また、印刷会社の顧客が標準以外の色調で印刷物を印刷することを希望する場合、熟練したオペレータでなくても対応することが可能で、かつ、高価な濃度計を用いることなく、また印刷用紙や印刷資材を無駄にすることなく、オペレータに負担をかけずに、短時間で、印刷物の色合わせを行うことが可能なインキ供給量調整装置および方法を提供することにある。
このような目的を達成するために本発明は、インキツボキーを複数備え、これらインキツボキーの開度調整によって印刷物に供給されるインキ供給量を調整する印刷機のインキ供給量調整装置において、印刷物の各部の絵柄データを記憶する絵柄データ記憶手段と、絵柄データ記憶手段に記憶されている印刷物の各部の絵柄データと予め定められている基準インキ膜厚とから印刷物の各部の基準のRGBデータを演算する基準データ演算手段と、基準データ演算手段によって演算された印刷物の各部の基準のRGBデータを表示する基準データ表示手段と、インキツボキーの開き量の手動調整を可能とするインキツボキー手動調整手段と、インキツボキーの開き量の手動調整に伴って調整されるインキツボキーに対応する範囲のインキ膜厚を手動調整されたインキ膜厚として求める調整インキ膜厚演算手段と、絵柄データ記憶手段に記憶されている印刷物の各部の絵柄データと調整インキ膜厚演算手段によって演算された手動調整されたインキ膜厚とから印刷物の各部の調整されたRGBデータを演算する調整データ演算手段と、調整データ演算手段によって演算された印刷物の各部の調整されたRGBデータを表示する調整データ表示手段とを備えることを特徴とする。
本発明では、印刷物の各部の絵柄データと基準インキ膜厚とから印刷物の各部の基準のRGBデータを演算し、この演算した印刷物の各部の基準のRGBデータを表示する。すなわち、演算した印刷物の各部の基準のRGBデータでその色が表される絵柄を表示する。例えば、印刷物の各色の絵柄面積率(C(シアンの絵柄面積率)、M(マゼンタの絵柄面積率)、Y(イエローの絵柄面積率)、K(ブラックの絵柄面積率))と各色のインキ膜厚(α(シアンのインキ膜厚値)、β(マゼンタのインキ膜厚値)、γ(イエローのインキ膜厚値)、σ(ブラックのインキ膜厚値))とRGB値との関係を定めた式(変換式F(C、M、Y、K、α、β、γ、σ)=(R、G、B))を用いて、印刷物の各部の各色の絵柄データ(C、M、Y、K)と各色の基準インキ膜厚(αf、βf、γf、σf)とから、印刷物の各部の基準のRGBデータを演算し、この演算した印刷物の各部の基準のRGBデータ(絵柄)を表示する。
また、本発明では、インキツボキーの開き量の手動調整を可能とするインキツボキー手動調整手段を備えており、このインキツボキーの開き量の手動調整に伴って調整されるインキツボキーに対応する範囲のインキ膜厚を手動調整されたインキ膜厚として求め、印刷物の各部の絵柄データと手動調整されたインキ膜厚とから印刷物の各部の調整されたRGBデータを演算し、この演算した印刷物の各部の調整されたRGBデータを表示する。すなわち、演算した印刷物の各部の調整されたRGBデータでその色が表される絵柄を表示する。例えば、上述した変換式F(C、M、Y、K、α、β、γ、σ)=(R、G、B)を用いて、印刷物の各部の絵柄データ(C、M、Y、K)と手動調整されたインキ膜厚(αadl、βadl、γadl、σadl)とから、印刷物の各部の調整されたRGBデータを演算し、この演算した印刷物の各部の調整されたRGBデータ(絵柄)を表示する。
これにより、印刷開始前に、印刷物の各部の基準のRGBデータ(絵柄)を表示させながら、また印刷物の各部の調整されたRGBデータ(絵柄)を表示させながら、オペレータが顧客の持ち込んだ校正刷りと同じ色調で印刷できるように各部のインキ供給量を調整し、その調整したインキ供給量で実際の印刷を開始するようにすることが可能となる。
また、本発明では、印刷物の各部の絵柄データと仮想のインキ膜厚とから印刷物の各部の仮想のRGBデータを演算する。例えば、上述した変換式F(C、M、Y、K、α、β、γ、σ)=(R、G、B)を用いて、印刷物の各部の各色の絵柄データ(C、M、Y、K)と各色の仮想のインキ膜厚(αx、βx、γx、σx)とから、印刷物の各部の仮想のRGBデータを演算する。本発明では、この演算した印刷物の各部の仮想のRGBデータと撮像された印刷物の各部のRGBデータとから、撮像された印刷物のインキツボキーに対応する範囲の現状のインキ膜厚を推定する。例えば、インキツボキーに対応する範囲における撮像された各部のRGBデータと演算された各部の仮想のRGBデータとの残差の二乗和を求め、この残差の二乗和が最も小さくなる時の仮想のインキ膜厚を撮像された印刷物のインキツボキーに対応する範囲の現状のインキ膜厚として推定する。そして、この推定された撮像された印刷物のインキツボキーに対応する範囲の現状のインキ膜厚に基づいて、インキツボキーの開き量を調整する。例えば、推定された撮像された印刷物のインキツボキーに対応する範囲の現状のインキ膜厚の手動調整されたインキ膜厚に対するインキ膜厚比率を求め、このインキ膜厚比率の逆数を修正比率として、インキツボキーの開き量を調整する。
本発明によれば、印刷物の各部の絵柄データと基準インキ膜厚とから印刷物の各部の基準のRGBデータを演算し、この演算した印刷物の各部の基準のRGBデータ(絵柄)を表示する一方、インキツボキーの開き量の手動調整に伴って調整されるインキツボキーに対応する範囲のインキ膜厚を手動調整されたインキ膜厚として求め、印刷物の各部の絵柄データと手動調整されたインキ膜厚とから印刷物の各部の調整されたRGBデータを演算し、この演算した印刷物の各部の調整されたRGBデータ(絵柄)を表示するようにしたので、印刷開始前に、印刷物の各部の基準のRGBデータ(絵柄)を表示させながら、また印刷物の各部の調整されたRGBデータ(絵柄)を表示させながら、オペレータが顧客の持ち込んだ校正刷りと同じ色調で印刷できるように各部のインキ供給量を調整し、その調整したインキ供給量で実際の印刷を開始するようにすることが可能となり、印刷会社の顧客が標準以外の色調で印刷物を印刷することを希望する場合、熟練したオペレータでなくても対応することが可能となる。
また、本発明によれば、さらに、印刷物の各部の絵柄データと仮想のインキ膜厚とから印刷物の各部の仮想のRGBデータを演算し、撮像された印刷物の各部のRGBデータと演算された印刷物の各部の仮想のRGBデータとから撮像された印刷物のインキツボキーに対応する範囲の現状のインキ膜厚を推定し、この推定された撮像された印刷物のインキツボキーに対応する範囲の現状のインキ膜厚に基づいてインキツボキーの開き量を調整するようにしたので、高価な濃度計を用いることなく、また印刷用紙や印刷資材を無駄にすることなく、オペレータに負担をかけずに、短時間で、印刷物の色合わせを行うことが可能となる。
以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の実施に用いるインキ膜厚制御装置(インキ供給量調整装置)のブロック図である。
このインキ膜厚制御装置100は、CPU10、RAM11、ROM12、入力装置13、表示器14、出力装置(プリンタ等)15、印刷開始スイッチ16、印刷停止スイッチ17、カラーカメラ18、印刷機の原動モータ19、原動モータドライバ20、原動モータ用ロータリーエンコーダ21、D/A変換器22、印刷機の原点位置検出器23、印刷機の回転位相検出用カウンタ24、給紙装置25,印刷ユニット26、手動調整完了スイッチ27、インキツボキーの開き量の手動調整スイッチ28、内部カウンタ29、メモリ30、入出力インターフェイス(I/O,I/F)31−1〜31−7を備えている。
なお、インキツボキーの開き量の手動調整スイッチ28は、1色目の手動調整スイッチ28−1と、2色目の手動調整スイッチ28−2と、3色目の手動調整スイッチ28−3と、4色目の手動調整スイッチ28−4とから構成され、各色の手動調整スイッチ28−1〜28−4は、各色の各インキツボキーに対応して、アップスイッチUP1〜UPnとダウンスイッチDW1〜DWnとを備えている。
図2はこのインキ膜厚制御装置100を含む4色の枚葉輪転印刷機の概略を示す図である。同図において、26−1〜26−4は各色の印刷ユニットであり、この印刷ユニット26−1〜26−4内に図54に示したインキ供給装置が各個に設けられている。18はカラーカメラであり、図3にその設置位置の要部を拡大して示すように、印刷ユニット26−1〜26−4によって印刷された印刷物の搬送経路の途中に設けられ、排紙部へ送られようとする印刷物の絵柄を背後から撮像する。
図4は表示器14とインキツボキーの開き量の手動調整スイッチ28とを含むインキ供給量手動調整装置400の外観図である。この例において、表示器14は、表示部14−1と14−2とを備え、表示部14−1には後述する印刷物の各部の基準のRGBデータ(絵柄)が表示され、表示部14−2には後述する印刷物の各部の調整されたRGBBデータ(絵柄)が表示される。表示部14−2に対しては、インキ供給量調整ボタン(アップボタン/ダウンボタン)BT1〜BTnと各色の印刷ユニットの選択キーKyとが、手動調整スイッチ28の構成要素として設けられている。
このインキ膜厚制御装置100において、CPU10は、インターフェイス31−1〜31−7を介して与えられる各種入力情報を得て、RAM11やメモリ30にアクセスしながら、ROM12に格納されたプログラムに従って動作する。
原動モータ用ロータリーエンコーダ21は、印刷機の原動モータ19の所定回転角毎に回転パルスを発生して、原動モータドライバ20に出力する。印刷機の原点位置検出器23は、印刷機の1回転毎の原点位置を検出し、原点位置検出信号を発生して印刷機の回転位相検出用カウンタ24に出力する。
図5〜図8にメモリ30の内容を分割して示す。メモリ30にはメモリM1〜M41が設けられる。メモリM1には、カウント値Mが記憶される。メモリM2には、カウント値Nが記憶される。メモリM3には、印刷物の各部の絵柄面積率が記憶される。メモリM4には、印刷物の左右方向の画素数が記憶される。メモリM5には、印刷物の天地方向の画素数が記憶される。
メモリM6には、各インキツボキーに対応する範囲の(C、M、Y,K)の合計値が記憶される。メモリM7には、カウント値Qが記憶される。メモリM8には、カウント値Lが記憶される。メモリM9には、インキツボキーの幅に対応する左右方向の画素数が記憶される。メモリM10には、インキツボキーに対応する範囲内の総画素数が記憶される。メモリM11には、各インキツボキーに対応する範囲の絵柄面積率が記憶される。
メモリM12には、絵柄面積率−インキツボキー開き量変換テーブルが記憶される。メモリM13には、各インキツボキーの基準の開き量が記憶される。メモリM14には各インキツボキーの手動調整後の開き量が記憶される。メモリM15には各インキツボキーの開き量の手動調整後の修正係数が記憶される。メモリM16には基準インキ膜厚が記憶される。メモリM17には各インキツボキーに対応する範囲の手動調整後のインキ膜厚が記憶される。メモリM18には、各印刷ユニットのインキツボキー総数が記憶される。メモリM19には、変換式F(C、M、Y、K、α、β、γ、σ)=(R、G、B)が記憶される。
メモリM20には、各部の基準のRGB値が記憶される。メモリM21には、各インキツボキーの開き量の手動調整値が記憶される。メモリM22には、各部の手動調整後のRGB値が記憶される。メモリM23には、各インキツボキーの開き量が記憶される。メモリM24には、各印刷ユニットのインキツボローラの回転量が記憶される。メモリM25には、印刷速度が記憶される。メモリM26には、印刷機回転位相検出用カウンタのカウント値が記憶される。メモリM27には、印刷機の回転位相が記憶される。
メモリM28には、印刷物の撮像タイミングが記憶される。メモリM29には、撮像した印刷物の各部の撮像データが記憶される。メモリM30には、RGBの最小の残差の二乗和が記憶される。メモリM31には、RGBの残差の二乗和が記憶される。メモリM32には、インキ膜厚補正値が記憶される。メモリM33には、各インキツボキーに対応する範囲の補正したインキ膜厚が記憶される。メモリM34には、各部の仮想のRGB値が記憶される。
メモリM35には、RGBの残差の二乗が記憶される。メモリM36には、RGBの最小の残差の二乗和時のインキ膜厚補正値の位置が記憶される。メモリM37には、インキ膜厚の補正値総数が記憶される。メモリM38には、各インキツボキーに対応する範囲のRGBの最小の残差の二乗和時のインキ膜厚補正値の位置が記憶される。メモリM39には、現状のインキ膜厚が記憶される。メモリM40には、現状のインキ膜厚比率が記憶される。メモリM41には、各インキツボキーの開き量の修正比率が記憶される。
なお、メモリM19に記憶される変換式F(C、M、Y、K、α、β、γ、σ)=(R、G、B))において、Cはシアンの絵柄面積率、Mはマゼンタの絵柄面積率、Yはイエローの絵柄面積率、Kはブラックの絵柄面積率、αはシアンのインキ膜厚値、βはマゼンタのインキ膜厚値、γはイエローのインキ膜厚値、σはブラックのインキ膜厚値を表す。この変換式F(C、M、Y、K、α、β、γ、σ)=(R、G、B)は、印刷物の各色の絵柄面積率と各色のインキ膜厚とRGB値との関係を定めた式であり、各色のインキ(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)のRGBの吸収特性から、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの印刷順序(重なり順序)を加味して、予め求められているものである。
また、メモリM16には、シアンのインキ膜厚値αの基準値がシアンの基準インキ膜厚値αfとして、マゼンタのインキ膜厚値βの基準値がマゼンタの基準インキ膜厚値βfとして、イエローのインキ膜厚値γの基準値がイエローの基準インキ膜厚値γfとして、ブラックのインキ膜厚値σの基準値がブラックの基準インキ膜厚値σfとして記憶される。
また、メモリM32には、図9に示すように、シアンのインキ膜厚補正値Δα、マゼンタのインキ膜厚補正値Δβ、イエローのインキ膜厚補正値Δγ、ブラックのインキ膜厚補正値Δσの組み合わせが、アドレス位置に対応づけて記憶されている。この例では、Δα、Δβ、Δγ、Δσのそれぞれについて、−0.1〜+0.1を補正値の範囲とし、0.01を補正値の刻み幅として、Δα、Δβ、Δγ、Δσの全ての組み合わせがアドレス位置に対応づけて記憶されている。
なお、図1において、200はインキ供給装置におけるインキツボキーの開き量を制御するインキツボキー制御装置であり、300はインキ供給装置におけるインキツボローラを駆動するインキツボローラ制御装置であり、インキツボキー制御装置200は各色の印刷ユニットのインキツボキー毎に設けられており、インキツボローラ制御装置300は各色の印刷ユニット毎に設けられている。
〔インキ供給量制御装置の概略的な動作〕
インキ膜厚制御装置100の詳細な動作の説明に入る前に、理解を容易とするために、その概略的な動作について説明しておく。
インキ膜厚制御装置100の詳細な動作の説明に入る前に、理解を容易とするために、その概略的な動作について説明しておく。
(1)印刷する印刷物のPPF(Print Production format)データの各部の(Cnm、Mnm、Ynm、Knm)より各色の各インキツボキーに対応する範囲の絵柄面積率(C、M、Y、K)を求める。
(2)絵柄面積率−インキツボキー開き量変換カーブを用いて、(1)で求めた各色の各インキツボキーに対応する範囲の絵柄面積率(C、M、Y、K)より、各色の各インキツボキーの基準の開き量を求める。
(3)変換式F(C、M、Y、K、α、β、γ、σ)=(R、G、B)を用いて、印刷する印刷物のPPFデータの各部の(Cnm、Mnm、Ynm、Knm)と各色のインキ膜厚基準値(αf、βf、γf、σf)とから各部の基準の(Rnm、Gnm、Bnm)を求め、印刷する印刷物の各部の基準のRGB値(絵柄)として表示器に表示する。
(4)表示された絵柄を見ながらオペレータが各色の各インキツボキーの開き量を調整すると共に、変換式F(C、M、Y、K、α、β、γ、σ)=(R、G、B)を用いて、印刷する印刷物のPPFデータの各部の(Cnm、Mnm、Ynm、Knm)と手動調整された各色のインキ膜厚値(αadl、βadl、γadl、σadl)より各部の調整された(Rnm、Gnm、Bnm)を求め、印刷する印刷物の各部の調整されたRGB値(絵柄)として表示器に表示する。
(5)オペレータが、手動調整完了スイッチを押す。
(6)各色の各インキツボキーを(4)で調整した後の開き量に設定し、印刷を開始する。
(7)印刷機で印刷された印刷物をカラーカメラで撮像し、撮像した印刷物の各部の(Rcnm、Gcnm、Bcnm)を求める。
(8)変換式F(C、M、Y、K、α、β、γ、σ)=(R、G、B)を用いて、各色のインキの膜厚(α、β、γ、σ)を少しづつずらした時のPPFデータの各部の(Cnm、Mnm、Ynm、Knm)に対応する計算上(仮想)の(Rvnm、Gvnm、Bvnm)を求める。
(9)最小二乗法を用いて、各インキツボキーに対応する範囲のΣ[(Rcnm−Rvnm)2+(Gcnm−Gvnm)2+(Bcnm−Bvnm)2]1/2の値が最も小さくなる時の各色のインキの膜厚(αl、βl、γl、σl)を求める。
(10)(9)で求めた各色のインキの膜厚(αl、βl、γl、σl)の(4)で調整した各色のインキの膜厚(αadl、βadl、γadl、σadl)に対するインキ膜厚比率を求め、このインキ膜厚比率の逆数である修正比率を(4)で調整した各色の各インキツボキーの開き量に乗算し、各色の各インキツボキーの修正開き量を求める。
(11)各色の各インキツボキーを(10)で求めた修正開き量に再設定し、印刷を続行する。
(2)絵柄面積率−インキツボキー開き量変換カーブを用いて、(1)で求めた各色の各インキツボキーに対応する範囲の絵柄面積率(C、M、Y、K)より、各色の各インキツボキーの基準の開き量を求める。
(3)変換式F(C、M、Y、K、α、β、γ、σ)=(R、G、B)を用いて、印刷する印刷物のPPFデータの各部の(Cnm、Mnm、Ynm、Knm)と各色のインキ膜厚基準値(αf、βf、γf、σf)とから各部の基準の(Rnm、Gnm、Bnm)を求め、印刷する印刷物の各部の基準のRGB値(絵柄)として表示器に表示する。
(4)表示された絵柄を見ながらオペレータが各色の各インキツボキーの開き量を調整すると共に、変換式F(C、M、Y、K、α、β、γ、σ)=(R、G、B)を用いて、印刷する印刷物のPPFデータの各部の(Cnm、Mnm、Ynm、Knm)と手動調整された各色のインキ膜厚値(αadl、βadl、γadl、σadl)より各部の調整された(Rnm、Gnm、Bnm)を求め、印刷する印刷物の各部の調整されたRGB値(絵柄)として表示器に表示する。
(5)オペレータが、手動調整完了スイッチを押す。
(6)各色の各インキツボキーを(4)で調整した後の開き量に設定し、印刷を開始する。
(7)印刷機で印刷された印刷物をカラーカメラで撮像し、撮像した印刷物の各部の(Rcnm、Gcnm、Bcnm)を求める。
(8)変換式F(C、M、Y、K、α、β、γ、σ)=(R、G、B)を用いて、各色のインキの膜厚(α、β、γ、σ)を少しづつずらした時のPPFデータの各部の(Cnm、Mnm、Ynm、Knm)に対応する計算上(仮想)の(Rvnm、Gvnm、Bvnm)を求める。
(9)最小二乗法を用いて、各インキツボキーに対応する範囲のΣ[(Rcnm−Rvnm)2+(Gcnm−Gvnm)2+(Bcnm−Bvnm)2]1/2の値が最も小さくなる時の各色のインキの膜厚(αl、βl、γl、σl)を求める。
(10)(9)で求めた各色のインキの膜厚(αl、βl、γl、σl)の(4)で調整した各色のインキの膜厚(αadl、βadl、γadl、σadl)に対するインキ膜厚比率を求め、このインキ膜厚比率の逆数である修正比率を(4)で調整した各色の各インキツボキーの開き量に乗算し、各色の各インキツボキーの修正開き量を求める。
(11)各色の各インキツボキーを(10)で求めた修正開き量に再設定し、印刷を続行する。
〔インキ膜厚制御装置の詳細な動作〕
以下、図10〜図48に分割して示すフローチャートを参照して、インキ膜厚制御装置100のCPU10が実行する詳細な処理動作について説明する。
以下、図10〜図48に分割して示すフローチャートを参照して、インキ膜厚制御装置100のCPU10が実行する詳細な処理動作について説明する。
〔PPFデータの入力〕
CPU10は、入力装置13にPPFデータが入力されると(図10:ステップS101のYES)、カウント値Mを1とし(ステップS102)、カウント値Nを1とし(ステップS103)、入力装置13より印刷物の(N,M)の位置の画素の(C、M、Y、K)データを読み込み、その読み込んだ(C、M、Y、K)データをメモリM3の(N,M)のアドレス位置に記憶させる(ステップS104)。
CPU10は、入力装置13にPPFデータが入力されると(図10:ステップS101のYES)、カウント値Mを1とし(ステップS102)、カウント値Nを1とし(ステップS103)、入力装置13より印刷物の(N,M)の位置の画素の(C、M、Y、K)データを読み込み、その読み込んだ(C、M、Y、K)データをメモリM3の(N,M)のアドレス位置に記憶させる(ステップS104)。
そして、カウント値Nに1を加算し(ステップS105)、メモリM4に記憶されている印刷物の左右方向の画素数を読み込み(ステップS106)、カウント値Nが印刷物の左右方向の画素数を超えるまで(ステップS107のYES)、ステップS104〜S107の処理を繰り返す。
CPU10は、カウント値Nが印刷物の左右方向の画素数を超えると(ステップS107のYES)、カウント値Mに1を加算し(ステップS108)、メモリM5に記憶されている印刷物の天地方向の画素数を読み込み(ステップS109)、カウント値Mが印刷物の天地方向の画素数を超えるまで(ステップS110のYES)、ステップS103〜S110の処理を繰り返す。
これにより、メモリM3に、印刷物の全ての画素の(C、M、Y、K)データ、すなわち印刷物の各部の絵柄データが記憶される。
〔インキツボキーの基準の開き量の演算〕
CPU10は、カウント値Mが印刷物の天地方向の画素数を超えると(ステップS110のYES)、メモリM6の全アドレス位置にゼロを上書きし(図11:ステップS111)、カウント値Qを1とする(ステップS112)。また、カウント値Lを1とし(ステップS113)、カウント値Nを1とし(ステップS114)、カウント値Mを1とする(ステップS115)。
CPU10は、カウント値Mが印刷物の天地方向の画素数を超えると(ステップS110のYES)、メモリM6の全アドレス位置にゼロを上書きし(図11:ステップS111)、カウント値Qを1とする(ステップS112)。また、カウント値Lを1とし(ステップS113)、カウント値Nを1とし(ステップS114)、カウント値Mを1とする(ステップS115)。
そして、メモリM6のQ色目のL番目のアドレス位置の(C、M、Y、K)合計値を読み込み(ステップS116)、メモリM3のQ色目の(N,M)のアドレス位置の(Cnm、Mnm、Ynm、Knm)データを読み込み(ステップS117)、Q色目のL番目のアドレス位置の(C、M、Y、K)合計値にQ色目の(N,M)のアドレス位置の(Cnm、Mnm、Ynm、Knm)データを加算し、メモリM6のQ色目のL番目のアドレス位置に上書きする(ステップS118)。
そして、カウント値Mに1を加算し(図12:ステップS119)、メモリM5に記憶されている印刷機の天地方向の画素数を読み込み(ステップS120)、カウント値Mが印刷機の天地方向の画素数を超えるまで(ステップS121のYES)、ステップS116〜S121の処理を繰り返す。
カウント値Mが印刷機の天地方向の画素数を超えると(ステップS121のYES)、カウント値Nに1を加算し(ステップS122)、メモリM9に記憶されているインキツボキーの幅に対応する左右方向の画素数を読み込み(ステップS123)、またカウント値Lを読み込み(ステップS124)、カウント値Nが(インキツボキーの幅に対応する左右方向の画素数×カウント値L)を超えるまで(ステップS125のYES)、ステップS115〜S125の処理を繰り返す。
CPU10は、カウント値Nが(インキツボキーの幅に対応する左右方向の画素数×カウント値L)を超えると(ステップS125のYES)、メモリM6のQ色目のL番目のアドレス位置の(C、M、Y、K)合計値を読み込み(ステップS126)、またメモリM10に記憶されているインキツボキーに対応する範囲内の総画素数を読み込み(ステップS127)、Q色目のL番目のアドレス位置の(C、M、Y、K)合計値をインキツボキーに対応する範囲内の総画素数で除算し、Q色目のL番目のインキツボキーに対応する範囲の絵柄面積率を求め、メモリM11のQ色目のL番目のアドレス位置に記憶する(図13:ステップS128)。
そして、メモリM11のQ色目のL番目のアドレス位置よりQ色目のL番目のインキツボキーに対応する範囲の絵柄面積率を読み込み(ステップS129)、メモリM12のQ色目のアドレス位置よりQ色目の絵柄面積率−インキツボキー開き量変換テーブルを読み込み(ステップS130)、Q色目の絵柄面積率−インキツボキー開き量変換テーブルを用いて、Q色目のL番目のインキツボキーに対応する範囲の絵柄面積率より、Q色目のL番目のインキツボキーの開き量を求め、Q色目のL番目のインキツボキーの基準の開き量としてメモリM13のQ色目のL番目のアドレス位置に記憶する(ステップS131)。
そして、このQ色目のL番目のインキツボキーの基準の開き量を各インキツボキーの手動調整後の開き量記憶用のメモリM14のQ色目のL番目のアドレス位置に記憶し(ステップS132)、各インキツボキーの開き量の手動調整後の修正係数記憶用のメモリM15のQ色目のL番目のアドレス位置に1を書き込む(ステップS133)。そして、メモリM16よりQ色目の基準インキ膜厚値を読み込み(図14:ステップS134)、各インキツボキーに対応する範囲の手動調整後のインキ膜厚記憶用のメモリM17のQ色目のL番目のアドレス位置にQ色目の基準インキ膜厚値を書き込む(ステップS135)。
そして、カウント値Lに1を加算し、メモリM18に記憶されている各印刷ユニットのインキツボキー総数を読み込み(ステップS137)、カウント値Lが各印刷ユニットのインキツボキー総数を超えるまで(ステップS138のYES)、ステップS115〜S138の処理を繰り返す。
CPU10は、カウント値Lが各印刷ユニットのインキツボキー総数を超えると(ステップS138のYES)、カウント値Qに1を加算し(ステップS139)、カウント値QがQ>4となるまで(ステップS140のYES)、ステップS113〜S140の処理を繰り返す。
これにより、各色の全てのインキツボキーについて、そのインキツボキーに対応する範囲の絵柄面積率が求められ、その絵柄面積率に応じたインキツボキーの開き量が求められ、その開き量が基準の開き量としてメモリM13に記憶されると共に、手動調整後の開き量の初期値としてメモリM14に記憶される。また、各色の全てのインキツボキーについて、手動調整後の修正係数の初期値として1がメモリM15に書き込まれ、手動調整後のインキ膜厚の初期値として基準インキ膜厚値がメモリM17に書き込まれる。
〔印刷物の基準のRGB値の表示〕
次に、CPU10は、カウント値Mを1とし(図15:ステップS141)、カウント値Nを1とし(ステップS142)、メモリM3の(N,M)のアドレス位置より(Cnm、Mnm、Ynm、Knm)データを読み込み(ステップS143)、メモリM16よりシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの基準インキ膜厚値αf,βf,γf,σfを読み込む(ステップS144)。
次に、CPU10は、カウント値Mを1とし(図15:ステップS141)、カウント値Nを1とし(ステップS142)、メモリM3の(N,M)のアドレス位置より(Cnm、Mnm、Ynm、Knm)データを読み込み(ステップS143)、メモリM16よりシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの基準インキ膜厚値αf,βf,γf,σfを読み込む(ステップS144)。
そして、メモリM19より変換式F(C、M、Y、K、α、β、γ、σ)=(R、G、B)を読み込み(ステップS145)、この変換式F(C、M、Y、K、α、β、γ、σ)=(R、G、B)を用いて、(N,M)の位置の(Cnm、Mnm、Ynm、Knm)データと、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの基準インキ膜厚値αf,βf,γf,σfとから、基準のRGB値(Rfnm、Gfnm、Bfnm)を求め、メモリM20の(N,M)のアドレス位置に記憶する(ステップS146)。
そして、表示器14に(N,M)の位置と基準のRGB値(Rfnm、Gfnm、Bfnm)を出力し、表示器14の(N,M)の位置に基準のRGB値(Rfnm、Gfnm、Bfnm)を表示する(ステップS147)。この例では、表示部14−1に(N,M)の位置と基準のRGB値(Rfnm、Gfnm、Bfnm)を出力し、表示部14−1の(N,M)の位置に基準のRGB値(Rfnm、Gfnm、Bfnm)を表示する。
そして、カウント値Nに1を加算し(図16:ステップS148)、メモリM4に記憶されている印刷物の左右方向の画素数を読み込み(ステップS149)、カウント値Nが印刷物の左右方向の画素数を超えるまで(ステップS150のYES)、ステップS143〜S150の処理を繰り返す。
CPU10は、カウント値Nが印刷物の左右方向の画素数を超えると(ステップS150のYES)、カウント値Mに1を加算し(ステップS151)、メモリM5に記憶されている印刷物の天地方向の画素数を読み込み(ステップS152)、カウント値Mが印刷物の天地方向の画素数を超えるまで(ステップS153のYES)、ステップS142〜S153の処理を繰り返す。
これにより、表示部14−1に、印刷する印刷物の全ての画素の基準のRGB値を表示する。すなわち、各色のインキ膜厚を基準インキ膜厚値(αf,βf,γf,σf)とした時の各画素のRGB値を基準のRGB値とし、この基準のRGB値でその色が表される絵柄を表示する。
〔インキ供給量の手動調整〕
オペレータは、表示部14−1に表示されている絵柄を見ながら、顧客の持ち込んだ校正刷りと同じ色調で印刷できるように、各色の各インキツボキーの開き量を調整する。
オペレータは、表示部14−1に表示されている絵柄を見ながら、顧客の持ち込んだ校正刷りと同じ色調で印刷できるように、各色の各インキツボキーの開き量を調整する。
この場合、CPU10は、カウント値Qを1とし(ステップS154)、カウント値Lを1とし(ステップS155)、例えば、Q色目(1色目)のL番目(1番目)のアップスイッチUP1がオンとされると(図17:ステップS156のYES)、内部カウンタ29にカウント開始指令を出力し(ステップS157)、アップスイッチUP1がオフとされた時点で(ステップS158のYES)、内部カウンタ29のカウント値を読み込む(ステップS159)。
そして、読み込んだ内部カウンタ29のカウント値より、Q色目のL番目のインキツボキーの開き量の手動調整値を演算し、メモリM21のQ色目のL番目のアドレス位置に記憶する(ステップS160)。そして、メモリM14のQ色目のL番目のアドレス位置より現在のQ色目のL番目のインキツボキーの手動調整後の開き量を読み込み(ステップS161)、このQ色目のL番目のインキツボキーの手動調整後の開き量にステップS160で求めたQ色目のL番目のインキツボキーの開き量の手動調整値を加算し、新たなQ色目のL番目のインキツボキーの手動調整後の開き量とし、メモリM14のQ色目のL番目のアドレス位置に上書きする(ステップS162)。
Q色目(1色目)のL番目(1番目)のダウンスイッチDW1がオンとされると(図18:ステップS163のYES)、内部カウンタ29にカウント開始指令を出力し(ステップS164)、ダウンスイッチDW1がオフとされた時点で(ステップS165のYES)、内部カウンタ29のカウント値を読み込む(ステップS166)。
そして、読み込んだ内部カウンタ29のカウント値より、Q色目のL番目のインキツボキーの開き量の手動調整値を演算し、メモリM21のQ色目のL番目のアドレス位置に記憶する(ステップS167)。そして、メモリM14のQ色目のL番目のアドレス位置より現在のQ色目のL番目のインキツボキーの手動調整後の開き量を読み込み(ステップS168)、このQ色目のL番目のインキツボキーの手動調整後の開き量にステップS167で求めたQ色目のL番目のインキツボキーの開き量の手動調整値を加算し、新たなQ色目のL番目のインキツボキーの手動調整後の開き量とし、メモリM14のQ色目のL番目のアドレス位置に上書きする(ステップS169)。
このようにして、Q色目(1色目)のL番目(1番目)のアップスイッチUP1あるいはダウンスイッチDW1が操作され、新たなQ色目のL番目のインキツボキーの手動調整後の開き量が求められると、CPU10は、メモリM13に記憶されているQ色目のL番目のインキツボキーの基準の開き量を読み込み(図19:ステップS170)、Q色目のL番目のインキツボキーの開き量の手動調整後の開き量をQ色目のL番目のインキツボキーの基準の開き量で除算し、Q色目のL番目のインキツボキーの手動調整後の修正係数を求め、メモリM15のQ色目のL番目のアドレス位置に記憶する(ステップS171)。
そして、メモリM17のQ色目のL番目のアドレス位置より現在のQ色目のL番目のインキツボキーに対応する範囲の手動調整後のインキ膜厚値を読み込み(ステップS172)、このQ色目のL番目のインキツボキーに対応する範囲の手動調整後のインキ膜厚値にステップS171で求めたQ色目のL番目のインキツボキーの手動調整後の修正係数を乗算し、新たなQ色目のL番目のインキツボキーに対応する範囲の手動調整後のインキ膜厚値とし、メモリM17のQ色目のL番目のアドレス位置に上書きする(ステップS173)。
そして、メモリM9に記憶されているインキツボキーの幅に対応する左右方向の画素数を読み込み(ステップS174)、またカウント値Lを読み込み(ステップS175)、カウント値Nを(1+(インキツボキーの幅に対応する左右方向の画素数)×(カウント値L−1))とし(ステップS176)、カウント値Mを1とし(ステップS177)、メモリM3の(N,M)のアドレス位置より(Cnm、Mnm、Ynm、Knm)データを読み込み(図20:ステップS178)、メモリM17の各色のL番目のアドレス位置よりシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのL番目のインキツボキーに対応する範囲の手動調整後のインキ膜厚値αadl、βadl、γadl、σadlを読み込む(ステップS179)。
そして、メモリM19より変換式F(C、M、Y、K、α、β、γ、σ)=(R、G、B)を読み込み(ステップS180)、この変換式F(C、M、Y、K、α、β、γ、σ)=(R、G、B)を用いて、(N,M)の位置の(Cnm、Mnm、Ynm、Knm)データと、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのL番目のインキツボキーに対応する範囲の手動調整後のインキ膜厚値αadl、βadl、γadl、σadlとから、手動調整後のRGB値(Radnm、Gadnm、Badnm)を求め、メモリM22の(N,M)のアドレス位置に記憶する(ステップS181)。
そして、表示器14に(N,M)の位置と手動調整後のRGB値(Radnm、Gadnm、Badnm)を出力し、表示器14の(N,M)の位置に手動調整後のRGB値(Radnm、Gadnm、Badnm)を表示する。この例では、表示部14−2に(N,M)の位置と手動調整後のRGB値(Radnm、Gadnm、Badnm)を出力し、表示部14−2の(N,M)の位置に手動調整後のRGB値(Radnm、Gadnm、Badnm)を表示する。
そして、カウント値Mに1を加算し(ステップS183)、メモリM5に記憶されている印刷物の天地方向の画素数を読み込み(ステップS184)、カウント値Mが印刷物の天地方向の画素数を超えるまで(ステップS185のYES)、ステップS178〜S185の処理を繰り返す。
CPU10は、カウント値Mが印刷物の天地方向の画素数を超えると(ステップS185のYES)、カウント値Nに1を加算し(図21:ステップS186)、メモリM9に記憶されているインキツボキーの幅に対応する左右方向の画素数を読み込み(ステップS187)、またカウント値Lを読み込み(ステップS188)、カウント値Nが(インキツボキーの幅に対応する左右方向の画素数×カウント値L)を超えるまで(ステップS189のYES)、ステップS177〜S189の処理を繰り返す。
CPU10は、カウント値Nが(インキツボキーの幅に対応する左右方向の画素数×カウント値L)を超えると(ステップS189のYES)、カウント値Lに1を加算し(ステップS190)、メモリM18に記憶されている各印刷ユニットのインキツボキー総数を読み込み(ステップS191)、カウント値Lが各印刷ユニットのインキツボキー総数を超えるまで(ステップS192のYES)、ステップS156〜S192の処理を繰り返す。
CPU10は、カウント値Lが各印刷ユニットのインキツボキー総数を超えると(ステップS192のYES)、カウント値Qに1を加算し(ステップS193)、カウント値QがQ>4となるまで(ステップS194のYES)、ステップS155〜S194の処理を繰り返す。
これにより、表示部14−2に、印刷する印刷物の全ての画素の手動調整後のRGB値が表示される。すなわち、各色のインキ膜厚を手動調整後のインキ膜厚値(αadl、βadl、γadl、σadl)とした時のRGB値が手動調整後のRGB値とされ、この手動調整後のRGB値でその色が表される絵柄が表示される。
オペレータは、各色の各インキツボキーの開き量の調整によって、表示部14−2に表示されている絵柄が顧客の持ち込んだ校正刷りと同じ色調となれば、手動調整完了スイッチ27をオンとする。
〔インキツボキーの開き量のセット〕
CPU10は、手動調整完了スイッチ27がオンとされると(ステップS195のYES)、カウント値Qを1とし(図22:ステップS196)、カウント値Lを1とし(ステップS197)、メモリM14のQ色目のL番目のアドレス位置よりQ色目のL番目のインキツボキーの手動調整後の開き量を読み込む(ステップS198)。
CPU10は、手動調整完了スイッチ27がオンとされると(ステップS195のYES)、カウント値Qを1とし(図22:ステップS196)、カウント値Lを1とし(ステップS197)、メモリM14のQ色目のL番目のアドレス位置よりQ色目のL番目のインキツボキーの手動調整後の開き量を読み込む(ステップS198)。
そして、Q色目のL番目のインキツボキーの手動調整後の開き量をメモリM23のQ色目のL番目のアドレス位置に書き込み(ステップS199)、メモリM23のQ色目のL番目のアドレス位置よりQ色目のL番目のインキツボキーの開き量を読み込み(ステップS200)、このQ色目のL番目のインキツボキーの開き量をQ色目のL番目のインキツボキー制御装置200に送信し(ステップS201)、Q色目のL番目のインキツボキー制御装置200からのインキツボキーの開き量の受信完了信号の送信を待つ(ステップS202)。
CPU10は、Q色目のL番目のインキツボキー制御装置200からのインキツボキーの開き量の受信完了信号が送信されてくると(ステップS202のYES)、カウント値Lに1を加算し(ステップS203)、メモリM18に記憶されている各印刷ユニットのインキツボキー総数を読み込み(ステップS204)、カウント値Lが各印刷ユニットのインキツボキー総数を超えるまで(図23:ステップS205のYES)、ステップS198〜S205の処理を繰り返す。
CPU10は、カウント値Lが各印刷ユニットのインキツボキー総数を超えると(ステップS205のYES)、カウント値Qに1を加算し(ステップS206)、カウント値QがQ>4となるまで(ステップS207のYES)、ステップS197〜S207の処理を繰り返す。
これにより、各色の全てのインキツボキーについて、手動調整後のインキツボキーの開き量がメモリM14から読み出され、メモリM23に記憶されると共に、対応するインキツボキー制御装置200に送信されて行く。
〔インキツボキーの開き量の設定が完了していることの確認〕
CPU10は、カウント値QがQ>4となると(ステップS207のYES)、カウント値Qを1とし(ステップS208)、カウント値Lを1とし(ステップS209)、Q色目のL番目のインキツボキー制御装置200から設定完了信号が送信されてきたか否かを確認する(ステップS210)。
CPU10は、カウント値QがQ>4となると(ステップS207のYES)、カウント値Qを1とし(ステップS208)、カウント値Lを1とし(ステップS209)、Q色目のL番目のインキツボキー制御装置200から設定完了信号が送信されてきたか否かを確認する(ステップS210)。
Q色目のL番目のインキツボキー制御装置200より設定完了信号が送信されてくれば(ステップS210のYES)、カウント値Lに1を加算し(ステップS211)、メモリM18に記憶されている各印刷ユニットのインキツボキー総数を読み込み(ステップS212)、カウント値Lが各印刷ユニットのインキツボキー総数を超えるまで(ステップS213のYES)、ステップS210〜S213の処理を繰り返す。
CPU10は、カウント値Lが各印刷ユニットのインキツボキー総数を超えると(ステップS213のYES)、カウント値Qに1を加算し(ステップS214)、カウント値QがQ>4となるまで(ステップS215のYES)、ステップS209〜S215の処理を繰り返す。そして、カウント値QがQ>4となると(ステップS215のYES)、全てのインキツボキー制御装置200に、全インキツボキーの開き量設定完了信号を送信する(図24:ステップS216)。
〔印刷〕
次に、オペレータは、印刷開始スイッチ16をオンとする。印刷開始スイッチ16がオンとされると(ステップS217のYES)、CPU10は、印刷を開始する。
次に、オペレータは、印刷開始スイッチ16をオンとする。印刷開始スイッチ16がオンとされると(ステップS217のYES)、CPU10は、印刷を開始する。
この場合、CPU10は、メモリM24に記憶されている各印刷ユニットのインキツボローラの回転量を読み込み(ステップS218)、その読み出したインキツボローラの回転量を各印刷ユニットのインキツボローラ制御装置300に送信し(ステップS219)、各印刷ユニットのインキツボローラ制御装置300からのインキツボローラの回転量受信完了信号の送信を待つ(ステップS220)。
CPU10は、各印刷ユニットのインキツボローラ制御装置300からのインキツボローラの回転量受信完了信号を受けると(ステップS220のYES)、メモリM25に記憶されている印刷速度を読み込み(ステップS221)、原動モータドライバ20にD/A変換器22を介して回転指令を出力し(ステップS222)、印刷機の速度を印刷速度とする。また、給紙装置25に給紙指令を出力し(図25:ステップS223)、印刷機への給紙を開始する。また、各印刷ユニット26に印刷指令を出力する(ステップS224)。
〔印刷物の撮像〕
CPU10は、印刷中、印刷機の回転位相検出用カウンタ24よりカウント値を読み込み(ステップS225)、この読み込んだ印刷機の回転位相検出用カウンタ24のカウント値より印刷機の回転位相を演算する(ステップS226)。なお、読み込んだ印刷機の回転位相検出用カウンタ24のカウント値はメモリM26に記憶し、演算した印刷機の回転位相はメモリM27に記憶する。
CPU10は、印刷中、印刷機の回転位相検出用カウンタ24よりカウント値を読み込み(ステップS225)、この読み込んだ印刷機の回転位相検出用カウンタ24のカウント値より印刷機の回転位相を演算する(ステップS226)。なお、読み込んだ印刷機の回転位相検出用カウンタ24のカウント値はメモリM26に記憶し、演算した印刷機の回転位相はメモリM27に記憶する。
そして、CPU10は、メモリM28に記憶されている印刷物の撮像タイミングを読み込み(ステップS227)、印刷機の回転位相が印刷機の撮像タイミングとなるまで(ステップS228のYES)、ステップS225〜S228の処理を繰り返す。そして、印刷機の回転位相が印刷機の撮像タイミングとなると(ステップS228のYES)、カラーカメラ18に撮像信号を出力する(ステップS229)。
カラーカメラ18は、CPU10からの撮像信号を受けて、排紙部へ送られようとする印刷物の絵柄を撮像する。このカラーカメラ18によって撮像された印刷物の撮像データはCPU10へ送られる。
CPU10は、カラーカメラ18からの撮像データを受けて(図26:ステップS230のYES)、カウント値Mを1とし(ステップS231)、カウント値Nを1とし(ステップS232)、カラーカメラ18からの(N,M)の画素の(R、G、B)データを読み込み、その読み込んだ(R、G、B)データをメモリM29の(N,M)のアドレス位置に記憶させる(ステップS233)。
そして、カウント値Nに1を加算し(ステップS234)、メモリM4に記憶されている印刷物の左右方向の画素数を読み込み(ステップS235)、カウント値Nが印刷物の左右方向の画素数を超えるまで(ステップS236のYES)、ステップS233〜S236の処理を繰り返す。
CPU10は、カウント値Nが印刷物の左右方向の画素数を超えると(ステップS236のYES)、カウント値Mに1を加算し(ステップS237)、メモリM5に記憶されている印刷物の天地方向の画素数を読み込み(ステップS238)、カウント値Mが印刷物の天地方向の画素数を超えるまで(ステップS239のYES)、ステップS232〜S239の処理を繰り返す。
これにより、メモリM29に、撮像された印刷物の全ての画素の(R、G、B)データ、すなわち撮像された印刷物の各部のRGBデータ(実際のRGB値)が記憶される。
〔各インキツボキーに対応する範囲のRGBの残差の二乗和の最小値の演算〕
〔仮想のRGB値の演算〕
CPU10は、カウント値Mが印刷物の天地方向の画素数を超えると(ステップS239のYES)、カウント値Lを1とし(図27:ステップS240)、RGBの最小の残差の二乗和記憶用のメモリM30およびRGBの残差の二乗和記憶用のメモリM31の記憶内容をゼロとする(ステップS241,S242)。
〔仮想のRGB値の演算〕
CPU10は、カウント値Mが印刷物の天地方向の画素数を超えると(ステップS239のYES)、カウント値Lを1とし(図27:ステップS240)、RGBの最小の残差の二乗和記憶用のメモリM30およびRGBの残差の二乗和記憶用のメモリM31の記憶内容をゼロとする(ステップS241,S242)。
そして、メモリM17のシアンのL番目のアドレス位置よりシアンのL番目のインキツボキーに対応する範囲の手動調整後のインキ膜厚値αadlを読み込み(ステップS243)、メモリM32に記憶されている最初のアドレス位置のシアンのインキ膜厚補正値Δα(Δα1)を読み込み(ステップS244)、シアンのL番目のインキツボキーに対応する範囲の手動調整後のインキ膜厚値αadlに最初のアドレス位置のシアンのインキ膜厚補正値Δα1を加算し、シアンの補正したインキ膜厚値(αadl+Δα1)を求め、メモリM33のシアンのL番目のアドレス位置に記憶する(ステップS245)。
次に、メモリM17のマゼンタのL番目のアドレス位置よりマゼンタのL番目のインキツボキーに対応する範囲の手動調整後のインキ膜厚値βadlを読み込み(ステップS246)、メモリM32に記憶されている最初のアドレス位置のマゼンタのインキ膜厚補正値Δβ(Δβ1)を読み込み(ステップS247)、マゼンタのL番目のインキツボキーに対応する範囲の手動調整後のインキ膜厚値βadlに最初のアドレス位置のマゼンタのインキ膜厚補正値Δβ1を加算し、マゼンタの補正したインキ膜厚値(βadl+Δβ1)を求め、メモリM33のマゼンタのL番目のアドレス位置に記憶する(図28:ステップS248)。
次に、メモリM17のイエローのL番目のアドレス位置よりイエローのL番目のインキツボキーに対応する範囲の手動調整後のインキ膜厚値γadlを読み込み(ステップS249)、メモリM32に記憶されている最初のアドレス位置のイエローのインキ膜厚補正値Δγ(Δγ1)を読み込み(ステップS250)、イエローのL番目のインキツボキーに対応する範囲の手動調整後のインキ膜厚値γadlに最初のアドレス位置のイエローのインキ膜厚補正値Δγ1を加算し、イエローの補正したインキ膜厚値(γadl+Δγ1)を求め、メモリM33のイエローのL番目のアドレス位置に記憶する(ステップS251)。
次に、メモリM17のブラックのL番目のアドレス位置よりブラックのL番目のインキツボキーに対応する範囲の手動調整後のインキ膜厚値σadlを読み込み(ステップS252)、メモリM32に記憶されている最初のアドレス位置のブラックのインキ膜厚補正値Δσ(Δσ1)を読み込み(ステップS253)、ブラックのL番目のインキツボキーに対応する範囲の手動調整後のインキ膜厚値σadlに最初のアドレス位置のブラックのインキ膜厚補正値Δσ1を加算し、ブラックの補正したインキ膜厚値(σadl+Δσ1)を求め、メモリM33のブラックのL番目のアドレス位置に記憶する(ステップS254)。
そして、CPU10は、メモリM9に記憶されているインキツボキーの幅に対応する左右方向の画素数を読み込み(図29:ステップS255)、カウント値Lを読み込み(ステップS256)、カウント値Nを(1+(インキツボキーの幅に対応する左右方向の画素数)×(カウント値L−1))とし(ステップS257)、カウント値Mを1とし(ステップS258)、メモリM3の(N,M)のアドレス位置より、(N,M)の位置の(Cnm、Mnm、Ynm、Knm)データを読み込む(ステップS259)。
そして、メモリM33のシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのL番目のアドレス位置より、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのL番目のインキツボキーに対応する範囲の補正したインキ膜厚値(αadl+Δα1)、(βadl+Δβ1)、(γadl+Δγ1)、(σadl+Δσ1)を読み込み(ステップS260)、メモリM19に記憶されている変換式F(C、M、Y、K、α、β、γ、σ)=(R、G、B)を読み込み(ステップS261)、この変換式F(C、M、Y、K、α、β、γ、σ)=(R、G、B)を用いて、(N,M)の位置の(Cnm、Mnm、Ynm、Knm)データと、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのL番目のインキツボキーに対応する範囲の補正したインキ膜厚値(αadl+Δα1)、(βadl+Δβ1)、(γadl+Δγ1)、(σadl+Δσ1)とから、(N,M)の位置の仮想のRGB値(Rvnm、Gvnm、Bvnm)を求め、メモリM34の(N,M)のアドレス位置に記憶する(図30:ステップS262)。
〔RGBの残差の二乗の演算〕
次に、CPU10は、メモリM29の(N,M)のアドレス位置より撮像した印刷物のRGB値(Rcnm、Gcnm、Bcnm)を読み込み(ステップS263)、この読み込んだ撮像した印刷物のRGB値(Rcnm、Gcnm、Bcnm)とステップS262で求めた仮想のRGB値(Rvnm、Gvnm、Bvnm)とから、(N,M)の位置のRGBの残差の二乗を〔(Rcnm−Rvnm)2+(Gcnm−Gvnm)2+(Bcnm−Bvnm)2〕1/2として求め、この求めた(N,M)の位置のRGBの残差の二乗をメモリM35に記憶する(ステップS264)。
次に、CPU10は、メモリM29の(N,M)のアドレス位置より撮像した印刷物のRGB値(Rcnm、Gcnm、Bcnm)を読み込み(ステップS263)、この読み込んだ撮像した印刷物のRGB値(Rcnm、Gcnm、Bcnm)とステップS262で求めた仮想のRGB値(Rvnm、Gvnm、Bvnm)とから、(N,M)の位置のRGBの残差の二乗を〔(Rcnm−Rvnm)2+(Gcnm−Gvnm)2+(Bcnm−Bvnm)2〕1/2として求め、この求めた(N,M)の位置のRGBの残差の二乗をメモリM35に記憶する(ステップS264)。
〔インキツボキーに対応する範囲のRGBの残差の二乗和の演算〕
そして、CPU10は、メモリM31に記憶されているRGBの残差の二乗和を読み込み(ステップS265)、この読み込んだRGBの残差の二乗和にステップS264で求めた(N,M)の位置のRGBの残差の二乗を加算し、RGBの残差の二乗和としてメモリM31に上書きする(ステップS266)。ここでは、先のステップS242において、メモリM31のRGBの残差の二乗和はゼロとされていることから、ステップS264で求められた(N,M)の位置のRGBの残差の二乗がRGBの残差の二乗和とされる。
そして、CPU10は、メモリM31に記憶されているRGBの残差の二乗和を読み込み(ステップS265)、この読み込んだRGBの残差の二乗和にステップS264で求めた(N,M)の位置のRGBの残差の二乗を加算し、RGBの残差の二乗和としてメモリM31に上書きする(ステップS266)。ここでは、先のステップS242において、メモリM31のRGBの残差の二乗和はゼロとされていることから、ステップS264で求められた(N,M)の位置のRGBの残差の二乗がRGBの残差の二乗和とされる。
次に、CPU10は、カウント値Mに1を加算し(ステップS267)、メモリM5に記憶されている印刷物の天地方向の画素数を読み込み(ステップS268)、カウント値Mが印刷物の天地方向の画素数となるまで(図31:ステップS269のYES)、ステップS259〜S269の処理を繰り返す。
CPU10は、カウント値Mが印刷物の天地方向の画素数となると(ステップS269のYES)、カウント値Nに1を加算し(ステップS270)、メモリM9に記憶されているインキツボキーの幅に対応する左右方向の画素数を読み込み(ステップS271)、またカウント値Lを読み込み(ステップS272)、カウント値Nが(インキツボキーの幅に対応する左右方向の画素数×カウント値L)を超えるまで(ステップS273のYES)、ステップS258〜S273の処理を繰り返す。
CPU10は、カウント値Nが(インキツボキーの幅に対応する左右方向の画素数×カウント値L)を超えると(ステップS273のYES)、メモリM31に記憶されているRGBの残差の二乗和を読み込み(ステップS274)、この読み込んだRGBの残差の二乗和を最初のRGBの最小の残差の二乗和としてメモリM30に記憶させる(ステップS275)。また、RGBの最小の残差の二乗和時のインキ膜厚補正値の位置として、メモリM36に1を書き込む(ステップS276)。
すなわち、L=1番目のインキツボキーに対応する範囲における各画素のRGB値(実際のRGB値)と、メモリM32の最初のアドレス位置のインキ膜厚補正値の組み合わせを使用して求められたL=1番目のインキツボキーに対応する範囲における各画素の仮想のRGB値との残差の二乗和を求め、この残差の二乗和をL=1番目のインキツボキーに対応する範囲の最初のRGBの最小の残差の二乗和としてメモリM30に記憶する一方、その時に使用したメモリM32中のインキ膜厚補正値の組み合わせのアドレス位置をL=1番目のインキツボキーに対応する範囲のRGBの最小の残差の二乗和時のインキ膜厚補正値の位置としてメモリM36に記憶する。
〔インキツボキーに対応する範囲のRGBの最小の残差の二乗和の入れ替え〕
次に、CPU10は、カウント値Qを2とし(図32:ステップS277)、メモリM31に記憶されているRGBの残差の二乗をゼロとする(ステップS278)。
次に、CPU10は、カウント値Qを2とし(図32:ステップS277)、メモリM31に記憶されているRGBの残差の二乗をゼロとする(ステップS278)。
そして、メモリM17のシアンのL番目のアドレス位置よりシアンのL番目のインキツボキーに対応する範囲の手動調整後のインキ膜厚値αadlを読み込み(ステップS279)、メモリM32に記憶されているQ番目のアドレス位置のシアンのインキ膜厚補正値Δα(Δαq)を読み込み(ステップS280)、シアンのL番目のインキツボキーに対応する範囲の手動調整後のインキ膜厚値αadlにQ番目のアドレス位置のシアンのインキ膜厚補正値Δαqを加算し、シアンの補正したインキ膜厚値(αadl+Δαq)を求め、メモリM33のシアンのL番目のアドレス位置に記憶する(ステップS281)。
次に、メモリM17のマゼンタのL番目のアドレス位置よりマゼンタのL番目のインキツボキーに対応する範囲の手動調整後のインキ膜厚値βadlを読み込み(ステップS282)、メモリM32に記憶されているQ番目のアドレス位置のマゼンタのインキ膜厚補正値Δβ(Δβq)を読み込み(ステップS283)、マゼンタのL番目のインキツボキーに対応する範囲の手動調整後のインキ膜厚値βadlにQ番目のアドレス位置のマゼンタのインキ膜厚補正値Δβqを加算し、マゼンタの補正したインキ膜厚値(βadl+Δβq)を求め、メモリM33のマゼンタのL番目のアドレス位置に記憶する(ステップS284)。
次に、メモリM17のイエローのL番目のアドレス位置よりイエローのL番目のインキツボキーに対応する範囲の手動調整後のインキ膜厚値γadlを読み込み(図33:ステップS285)、メモリM32に記憶されているQ番目のアドレス位置のイエローのインキ膜厚補正値Δγ(Δγq)を読み込み(ステップS286)、イエローのL番目のインキツボキーに対応する範囲の手動調整後のインキ膜厚値γadlにQ番目のアドレス位置のイエローのインキ膜厚補正値Δγqを加算し、イエローの補正したインキ膜厚値(γadl+Δγq)を求め、メモリM33のイエローのL番目のアドレス位置に記憶する(ステップS287)。
次に、メモリM17のブラックのL番目のアドレス位置よりブラックのL番目のインキツボキーに対応する範囲の手動調整後のインキ膜厚値σadlを読み込み(ステップS288)、メモリM32に記憶されているQ番目のアドレス位置のブラックのインキ膜厚補正値Δσ(Δσq)を読み込み(ステップS289)、ブラックのL番目のインキツボキーに対応する範囲の手動調整後のインキ膜厚値σadlにQ番目のアドレス位置のブラックのインキ膜厚補正値Δσqを加算し、ブラックの補正したインキ膜厚値(σadl+Δσq)を求め、メモリM33のブラックのL番目のアドレス位置に記憶する(ステップS290)。
そして、CPU10は、メモリM9に記憶されているインキツボキーの幅に対応する左右方向の画素数を読み込み(ステップS291)、カウント値Lを読み込み(ステップS292)、カウント値Nを(1+(インキツボキーの幅に対応する左右方向の画素数)×(カウント値L−1))とし(図34:ステップS293)、カウント値Mを1とし(ステップS294)、メモリM3の(N,M)のアドレス位置より、(N,M)の位置の(Cnm、Mnm、Ynm、Knm)データを読み込む(ステップS295)。
そして、メモリM33のシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのL番目のアドレス位置より、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのL番目のインキツボキーに対応する範囲の補正したインキ膜厚値(αadl+Δαq)、(βadl+Δβq)、(γadl+Δγq)、(σadl+Δσq)を読み込み(ステップS296)、メモリM19に記憶されている変換式F(C、M、Y、K、α、β、γ、σ)=(R、G、B)を読み込み(ステップS297)、この変換式F(C、M、Y、K、α、β、γ、σ)=(R、G、B)を用いて、(N,M)の位置の(Cnm、Mnm、Ynm、Knm)データと、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのL番目のインキツボキーに対応する範囲の補正したインキ膜厚値(αadl+Δαq)、(βadl+Δβq)、(γadl+Δγq)、(σadl+Δσq)とから、(N,M)の位置の仮想のRGB値(Rvnm、Gvnm、Bvnm)を求め、メモリM34の(N,M)のアドレス位置に記憶する(ステップS298)。
次に、CPU10は、メモリM29の(N,M)のアドレス位置より撮像した印刷物のRGB値(Rcnm、Gcnm、Bcnm)を読み込み(ステップS299)、この読み込んだ撮像した印刷物のRGB値(Rcnm、Gcnm、Bcnm)とステップS298で求めた仮想のRGB値(Rvnm、Gvnm、Bvnm)とから、(N,M)の位置のRGBの残差の二乗を〔(Rcnm−Rvnm)2+(Gcnm−Gvnm)2+(Bcnm−Bvnm)2〕1/2として求め、この求めた(N,M)の位置のRGBの残差の二乗をメモリM35に記憶する(ステップS300)。
そして、CPU10は、メモリM31に記憶されているRGBの残差の二乗和を読み込み(図35:ステップS301)、この読み込んだRGBの残差の二乗和にステップS300で求めた(N,M)の位置のRGBの残差の二乗を加算し、RGBの残差の二乗和としてメモリM31に上書きする(ステップS302)。ここでは、先のステップS278において、メモリM31のRGBの残差の二乗和はゼロとされていることから、ステップS300で求められた(N,M)の位置のRGBの残差の二乗がRGBの残差の二乗和とされる。
次に、CPU10は、カウント値Mに1を加算し(ステップS303)、メモリM5に記憶されている印刷物の天地方向の画素数を読み込み(ステップS304)、カウント値Mが印刷物の天地方向の画素数となるまで(ステップS305のYES)、ステップS295〜S305の処理を繰り返す。
CPU10は、カウント値Mが印刷物の天地方向の画素数となると(ステップS305のYES)、カウント値Nに1を加算し(ステップS306)、メモリM9に記憶されているインキツボキーの幅に対応する左右方向の画素数を読み込み(ステップS307)、またカウント値Lを読み込み(ステップS308)、カウント値Nが(インキツボキーの幅に対応する左右方向の画素数×カウント値L)を超えるまで(ステップS309のYES)、ステップS294〜S309の処理を繰り返す。
CPU10は、カウント値Nが(インキツボキーの幅に対応する左右方向の画素数×カウント値L)を超えると(ステップS309のYES)、メモリM30に記憶されているRGBの最小の残差の二乗和を読み込み(図36:ステップS310)、またメモリM31に記憶されているRGBの残差の二乗和を読み込み(ステップS311)、両者を比較する(ステップS312)。
ここで、メモリM30に記憶されているRGBの最小の残差の二乗和よりもメモリM31に記憶されているRGBの残差の二乗和の方が小さければ(ステップS312のYES)、すなわちL=1番目のインキツボキーに対応する範囲の最初のRGBの最小の残差の二乗和よりも次のインキ膜厚補正値の組み合わせを使用して求められたL=1番目のインキツボキーに対応する範囲のRGBの残差の二乗和の方が小さければ、次のインキ膜厚補正値の組み合わせを使用して求められたL=1番目のインキツボキーに対応する範囲のRGBの残差の二乗和を新しいL=1番目のインキツボキーに対応する範囲の最小の残差の二乗和としてメモリM30に記憶させる(ステップS313)。
そして、その時のカウント値Qを読み込み(ステップS313)、RGBの最小の残差の二乗和時のインキ膜厚補正値の位置として、メモリM36に上書きする(ステップS315)。そして、ステップS316へ進み、カウント値Qに1を加算する。
なお、メモリM30に記憶されているRGBの最小の残差の二乗和がメモリM31に記憶されているRGBの残差の二乗和以下であれば(ステップS312のNO)、すなわちL=1番目のインキツボキーに対応する範囲の最初のRGBの最小の残差の二乗和が次のインキ膜厚補正値の組み合わせを使用して求められたL=1番目のインキツボキーに対応する範囲のRGBの残差の二乗和以下であれば、ステップS313〜315の処理は実行せずに、直ちにステップS316へ進む。
CPU10は、ステップS316でカウント値Qに1を加算した後、メモリM37に記憶されているインキ膜厚の補正値総数を読み込み(ステップS317)、カウント値Qがインキ膜厚の補正値総数を超えるまで(図37:ステップS318のYES)、ステップS278〜S318の処理を繰り返す。
これにより、メモリM32に記憶されている全てのインキ膜厚補正値の組み合わせについて、L=1番目のインキツボキーに対応する範囲のRGBの残差の二乗和が求められ、この求められたRGBの残差の二乗和のうち最も小さい値(最小値)がメモリM30に残されるものとなる。また、メモリM36に、そのRGBの残差の二乗和の最小値が求められた時のカウント値Qが、RGBの最小の残差の二乗和時のインキ膜厚補正値の位置として残されるものとなる。
〔インキツボキーに対応する範囲の現状のインキ膜厚の推定〕
CPU10は、カウント値Qがインキ膜厚の補正値総数を超えると(ステップS318のYES)、メモリM36に記憶されているRGBの最小の残差の二乗和時のインキ膜厚補正値の位置を読み込み(ステップS319)、またカウント値Lを読み込み(ステップS320)、メモリM38のL番目のアドレス位置に、メモリM36から読み込んだRGBの最小の残差の二乗和時のインキ膜厚補正値の位置を書き込む(ステップS321)。ここでは、L=1番目のインキツボキーに対応して、L=1番目のインキツボキーに対応する範囲のRGBの残差の二乗和の最小値の演算に使用されたメモリM32中のインキ膜厚補正値の組み合わせのアドレス位置が書き込まれる。
CPU10は、カウント値Qがインキ膜厚の補正値総数を超えると(ステップS318のYES)、メモリM36に記憶されているRGBの最小の残差の二乗和時のインキ膜厚補正値の位置を読み込み(ステップS319)、またカウント値Lを読み込み(ステップS320)、メモリM38のL番目のアドレス位置に、メモリM36から読み込んだRGBの最小の残差の二乗和時のインキ膜厚補正値の位置を書き込む(ステップS321)。ここでは、L=1番目のインキツボキーに対応して、L=1番目のインキツボキーに対応する範囲のRGBの残差の二乗和の最小値の演算に使用されたメモリM32中のインキ膜厚補正値の組み合わせのアドレス位置が書き込まれる。
そして、CPU10は、カウント値Lに1を加算し(ステップS322)、メモリM18に記憶されている各印刷ユニットのインキツボキー総数を読み込み(ステップS323)、カウント値Lが各印刷ユニットのインキツボキー総数を超えるまで(ステップS324のYES)、ステップS241〜S324の処理を繰り返す。
これにより、メモリM38に、全てのインキツボキーに対応して、そのインキツボキーに対応する範囲のRGBの残差の二乗和の最小値の演算に使用されたメモリM32中のインキ膜厚補正値の組み合わせのアドレス位置が書き込まれるものとなる。
CPU10は、カウント値Lが各印刷ユニットのインキツボキー総数を超えると(ステップS324のYES)、カウント値Lを1とし(図38:ステップS325)、メモリM38に記憶されているL番目のアドレス位置よりL番目のインキツボキーに対応する範囲のRGBの最小の残差の二乗和時のインキ膜厚補正値の位置を読み込む(ステップS326)。そして、メモリM32におけるL番目のインキツボキーに対応する範囲のRGBの最小の残差の二乗和時のインキ膜厚補正値の位置のアドレス位置より、シアンのインキ膜厚補正値Δα(Δαl)を読み込む(ステップS327)。すなわち、L番目のインキツボキーに対応する範囲のRGBの残差の二乗和の最小値の演算に使用されたシアンのインキ膜厚補正値Δαlを読み込む。
そして、メモリM17のシアンのL番目のアドレス位置よりシアンのL番目のインキツボキーに対応する範囲の手動調整後のインキ膜厚値αadlを読み込み(ステップS328)、シアンのL番目のインキツボキーに対応する範囲の手動調整後のインキ膜厚値αadlにステップS327で読み込んだシアンのインキ膜厚補正値Δαlを加算して、シアンのL番目のインキツボキーに対応する範囲の現状のインキ膜厚値(αadl+Δαl)を求め、メモリM39のシアンのL番目のアドレス位置に記憶する(ステップS329)。
そして、ステップS329で求めたシアンのL番目のインキツボキーに対応する範囲の現状のインキ膜厚値(αadl+Δαl)をシアンのL番目のインキツボキーに対応する範囲の手動調整後のインキ膜厚値αadlで除算して、シアンのL番目のインキツボキーに対応する範囲の現状のインキ膜厚比率を求め、メモリM40のシアンのL番目のアドレス位置に記憶する(ステップS330)。
次に、CPU10は、メモリM38に記憶されているL番目のアドレス位置よりL番目のインキツボキーに対応する範囲のRGBの最小の残差の二乗和時のインキ膜厚補正値の位置を読み込む(図39:ステップS331)。そして、メモリM32におけるL番目のインキツボキーに対応する範囲のRGBの最小の残差の二乗和時のインキ膜厚補正値の位置のアドレス位置より、マゼンタのインキ膜厚補正値Δβ(Δβl)を読み込む(ステップS332)。すなわち、L番目のインキツボキーに対応する範囲のRGBの残差の二乗和の最小値の演算に使用されたマゼンタのインキ膜厚補正値Δβlを読み込む。
そして、メモリM17のマゼンタのL番目のアドレス位置よりマゼンタのL番目のインキツボキーに対応する範囲の手動調整後のインキ膜厚値βadlを読み込み(ステップS333)、マゼンタのL番目のインキツボキーに対応する範囲の手動調整後のインキ膜厚値βadlにステップS332で読み込んだマゼンタのインキ膜厚補正値Δβlを加算して、マゼンタのL番目のインキツボキーに対応する範囲の現状のインキ膜厚値(βadl+Δβl)を求め、メモリM39のマゼンタのL番目のアドレス位置に記憶する(ステップS334)。
そして、ステップS334で求めたマゼンタのL番目のインキツボキーに対応する範囲の現状のインキ膜厚値(βadl+Δβl)をマゼンタのL番目のインキツボキーに対応する範囲の手動調整後のインキ膜厚値βadlで除算して、マゼンタのL番目のインキツボキーに対応する範囲の現状のインキ膜厚比率を求め、メモリM40のマゼンタのL番目のアドレス位置に記憶する(ステップS335)。
次に、CPU10は、メモリM38に記憶されているL番目のアドレス位置よりL番目のインキツボキーに対応する範囲のRGBの最小の残差の二乗和時のインキ膜厚補正値の位置を読み込む(図40:ステップS336)。そして、メモリM32におけるL番目のインキツボキーに対応する範囲のRGBの最小の残差の二乗和時のインキ膜厚補正値の位置のアドレス位置より、イエローのインキ膜厚補正値Δγ(Δγl)を読み込む(ステップS337)。すなわち、L番目のインキツボキーに対応する範囲のRGBの残差の二乗和の最小値の演算に使用されたイエローのインキ膜厚補正値Δγlを読み込む。
そして、メモリM17のイエローのL番目のアドレス位置よりイエローのL番目のインキツボキーに対応する範囲の手動調整後のインキ膜厚値γadlを読み込み(ステップS338)、イエローのL番目のインキツボキーに対応する範囲の手動調整後のインキ膜厚値γadlにステップS337で読み込んだイエローのインキ膜厚補正値Δγlを加算して、イエローのL番目のインキツボキーに対応する範囲の現状のインキ膜厚値(γadl+Δγl)を求め、メモリM39のイエローのL番目のアドレス位置に記憶する(ステップS339)。
そして、ステップS339で求めたイエローのL番目のインキツボキーに対応する範囲の現状のインキ膜厚値(γadl+Δγl)をイエローのL番目のインキツボキーに対応する範囲の手動調整後のインキ膜厚値γadlで除算して、イエローのL番目のインキツボキーに対応する範囲の現状のインキ膜厚比率を求め、メモリM40のイエローのL番目のアドレス位置に記憶する(ステップS340)。
次に、CPU10は、メモリM38に記憶されているL番目のアドレス位置よりL番目のインキツボキーに対応する範囲のRGBの最小の残差の二乗和時のインキ膜厚補正値の位置を読み込む(図41:ステップS341)。そして、メモリM32におけるL番目のインキツボキーに対応する範囲のRGBの最小の残差の二乗和時のインキ膜厚補正値の位置のアドレス位置より、ブラックのインキ膜厚補正値Δσ(Δσl)を読み込む(ステップS342)。すなわち、L番目のインキツボキーに対応する範囲のRGBの残差の二乗和の最小値の演算に使用されたブラックのインキ膜厚補正値Δσlを読み込む。
そして、メモリM17のブラックのL番目のアドレス位置よりブラックのL番目のインキツボキーに対応する範囲の手動調整後のインキ膜厚値σadlを読み込み(ステップS343)、ブラックのL番目のインキツボキーに対応する範囲の手動調整後のインキ膜厚値σadlにステップS342で読み込んだブラックのインキ膜厚補正値Δσlを加算して、ブラックのL番目のインキツボキーに対応する範囲の現状のインキ膜厚値(σadl+Δσl)を求め、メモリM39のブラックのL番目のアドレス位置に記憶する(ステップS344)。
そして、ステップS334で求めたブラックのL番目のインキツボキーに対応する範囲の現状のインキ膜厚値(σadl+Δσl)をブラックのL番目のインキツボキーに対応する範囲の手動調整後のインキ膜厚値σadlで除算して、ブラックのL番目のインキツボキーに対応する範囲の現状のインキ膜厚比率を求め、メモリM40のブラックのL番目のアドレス位置に記憶する(ステップS345)。
〔インキツボキーの開き量の調整〕
次に、CPU10は、メモリM40のシアンのL番目のアドレス位置よりシアンのL番目のインキツボキーに対応する範囲の現状のインキ膜厚比率を読み込み(図42:ステップS346)、この読み込んだシアンのL番目のインキツボキーに対応する範囲の現状のインキ膜厚比率の逆数を修正比率として、メモリM41のシアンのL番目のアドレス位置に記憶する(ステップS347)。
次に、CPU10は、メモリM40のシアンのL番目のアドレス位置よりシアンのL番目のインキツボキーに対応する範囲の現状のインキ膜厚比率を読み込み(図42:ステップS346)、この読み込んだシアンのL番目のインキツボキーに対応する範囲の現状のインキ膜厚比率の逆数を修正比率として、メモリM41のシアンのL番目のアドレス位置に記憶する(ステップS347)。
そして、メモリM23のシアンのL番目のアドレス位置より現在のシアンのL番目のインキツボキーの開き量を読み込み(ステップS348)、この読み込んだシアンのL番目のインキツボキーの開き量にステップS347で求めたシアンのL番目のインキツボキーに対応する範囲の修正比率を乗算し、シアンのL番目のインキツボキーの補正した開き量を求め、メモリM23のシアンのL番目のアドレス位置に上書きする(ステップS349)。
そして、メモリM23のシアンのL番目のアドレス位置からL番目のインキツボキーの補正した開き量を読み込み(ステップS350)、この読み込んだL番目のインキツボキーの補正した開き量をシアンのL番目のインキツボキー制御装置200に送信し(ステップS351)、シアンのL番目のインキツボキー制御装置200からのインキツボキーの開き量の受信完了信号の送信を待つ(図43:ステップS352)。
CPU10は、シアンのL番目のインキツボキー制御装置200からインキツボキーの開き量の受信完了信号が送信されてくると(ステップS352のYES)、メモリM40のマゼンタのL番目のアドレス位置よりマゼンタのL番目のインキツボキーに対応する範囲の現状のインキ膜厚比率を読み込み(ステップS353)、この読み込んだマゼンタのL番目のインキツボキーに対応する範囲の現状のインキ膜厚比率の逆数を修正比率として、メモリM41のマゼンタのL番目のアドレス位置に記憶する(ステップS354)。
そして、メモリM23のマゼンタのL番目のアドレス位置より現在のマゼンタのL番目のインキツボキーの開き量を読み込み(ステップS355)、この読み込んだマゼンタのL番目のインキツボキーの開き量にステップS354で求めたマゼンタのL番目のインキツボキーに対応する範囲の修正比率を乗算し、マゼンタのL番目のインキツボキーの補正した開き量を求め、メモリM23のマゼンタのL番目のアドレス位置に上書きする(ステップS356)。
そして、メモリM23のマゼンタのL番目のアドレス位置からL番目のインキツボキーの補正した開き量を読み込み(ステップS357)、この読み込んだL番目のインキツボキーの補正した開き量をマゼンタのL番目のインキツボキー制御装置200に送信し(ステップS358)、マゼンタのL番目のインキツボキー制御装置200からのインキツボキーの開き量の受信完了信号の送信を待つ(図44:ステップS359)。
CPU10は、マゼンタのL番目のインキツボキー制御装置200からインキツボキーの開き量の受信完了信号が送信されてくると(ステップS359のYES)、メモリM40のイエローのL番目のアドレス位置よりイエローのL番目のインキツボキーに対応する範囲の現状のインキ膜厚比率を読み込み(ステップS360)、この読み込んだイエローのL番目のインキツボキーに対応する範囲の現状のインキ膜厚比率の逆数を修正比率として、メモリM41のイエローのL番目のアドレス位置に記憶する(ステップS361)。
そして、メモリM23のイエローのL番目のアドレス位置より現在のイエローのL番目のインキツボキーの開き量を読み込み(ステップS362)、この読み込んだイエローのL番目のインキツボキーの開き量にステップS361で求めたイエローのL番目のインキツボキーに対応する範囲の修正比率を乗算し、イエローのL番目のインキツボキーの補正した開き量を求め、メモリM23のイエローのL番目のアドレス位置に上書きする(ステップS363)。
そして、メモリM23のイエローのL番目のアドレス位置からL番目のインキツボキーの補正した開き量を読み込み(ステップS364)、この読み込んだL番目のインキツボキーの補正した開き量をイエローのL番目のインキツボキー制御装置200に送信し(ステップS365)、イエローのL番目のインキツボキー制御装置200からのインキツボキーの開き量の受信完了信号の送信を待つ(図45:ステップS366)。
CPU10は、イエローのL番目のインキツボキー制御装置200からインキツボキーの開き量の受信完了信号が送信されてくると(ステップS366のYES)、メモリM40のブラックのL番目のアドレス位置よりブラックのL番目のインキツボキーに対応する範囲の現状のインキ膜厚比率を読み込み(ステップS367)、この読み込んだブラックのL番目のインキツボキーに対応する範囲の現状のインキ膜厚比率の逆数を修正比率として、メモリM41のブラックのL番目のアドレス位置に記憶する(ステップS368)。
そして、メモリM23のブラックのL番目のアドレス位置より現在のブラックのL番目のインキツボキーの開き量を読み込み(ステップS369)、この読み込んだブラックのL番目のインキツボキーの開き量にステップS368で求めたブラックのL番目のインキツボキーに対応する範囲の修正比率を乗算し、ブラックのL番目のインキツボキーの補正した開き量を求め、メモリM23のブラックのL番目のアドレス位置に上書きする(ステップS370)。
そして、メモリM23のブラックのL番目のアドレス位置からL番目のインキツボキーの補正した開き量を読み込み(ステップS371)、この読み込んだL番目のインキツボキーの補正した開き量をブラックのL番目のインキツボキー制御装置200に送信し(ステップS372)、ブラックのL番目のインキツボキー制御装置200からのインキツボキーの開き量の受信完了信号の送信を待つ(図46:ステップS373)。
CPU10は、ブラックのL番目のインキツボキー制御装置200からインキツボキーの開き量の受信完了信号が送信されてくると(ステップS373のYES)、カウント値Lに1を加算し(ステップS374)、メモリM18に記憶されている各印刷ユニットのインキツボキー総数を読み込み(ステップS375)、カウント値Lが各印刷ユニットのインキツボキー総数を超えるまで(ステップS376のYES)、ステップS326〜S376の処理を繰り返す。
これにより、各色の全てのインキツボキーについて、そのインキツボキーに対応する範囲の現状のインキ膜厚比率が求められ、このインキ膜厚比率の逆数として修正比率が求められ、この修正比率で補正された開き量が求められ、メモリM23に記憶されて行くと共に、対応するインキツボキー制御装置200に送信されて行く。
〔インキツボキーの開き量の設定が完了していることの確認〕
CPU10は、カウント値Lが各印刷ユニットのインキツボキー総数を超えると(ステップS376のYES)、カウント値Qを1とし(ステップS377)、カウント値Lを1とし(ステップS378)、Q色目のL番目のインキツボキー制御装置200より設定完了信号が送信されてきたか否かを確認する(図47:ステップS379)。
CPU10は、カウント値Lが各印刷ユニットのインキツボキー総数を超えると(ステップS376のYES)、カウント値Qを1とし(ステップS377)、カウント値Lを1とし(ステップS378)、Q色目のL番目のインキツボキー制御装置200より設定完了信号が送信されてきたか否かを確認する(図47:ステップS379)。
Q色目のL番目のインキツボキー制御装置200より設定完了信号が送信されてくれば(ステップS79のYES)、カウント値Lに1を加算し(ステップS380)、メモリM18に記憶されている各印刷ユニットのインキツボキー総数を読み込み(ステップS381)、カウント値Lが各印刷ユニットのインキツボキー総数を超えるまで(ステップS382のYES)、ステップS379〜S382の処理を繰り返す。
CPU10は、カウント値Lが各印刷ユニットのインキツボキー総数を超えると(ステップS382のYES)、カウント値Qに1を加算し(ステップS383)、カウント値QがQ>4となるまで(ステップS384のYES)、ステップS378〜S384の処理を繰り返す。そして、カウント値QがQ>4となると(ステップS384のYES)、全てのインキツボキー制御装置200に、全インキツボキーの開き量設定完了信号を送信する(ステップS385)。
CPU10は、印刷停止スイッチ17がオンとされるまで(図48:ステップS386のYES)、上述したステップS225〜S386の処理を繰り返す。
印刷停止スイッチ17がオンとされると(ステップS386のYES)、CPU10は、印刷ユニット26に印刷停止指令を出力し(ステップS387)、給紙装置25に給紙停止指令を出力する(ステップS388)。また、各インキツボローラ制御装置300にインキツボローラの回転量=ゼロ(停止指令)を送信する(ステップS389)。そして、各インキツボローラ制御装置300からインキツボローラの回転量受信完了信号が送信されてきたことを確認して(ステップS390のYES)、原動モータドライバ20に停止指令を出力し(ステップS391)、印刷機を停止させる。
〔インキツボキー制御装置〕
図49にインキツボキー制御装置200(200−1〜200−n)の内部構成の概略を示す。インキツボキー制御装置200は、CPU201、RAM202、ROM203、インキツボキー駆動用モータ204、インキツボキー駆動用モータドライバ205、インキツボキー駆動用モータ用ロータリーエンコーダ206、カウンタ207、入出力インターフェイス(I/O,I/F)208,209、メモリ210〜213を備えており、インターフェイス208を介してインキ膜厚制御装置100と接続されている。メモリ210には受信したインキツボキーの開き量が記憶される。メモリ211には目標とするインキツボキーの開き量が記憶される。メモリ212にはカウンタ207のカウント値が記憶される。メモリ213には現在のインキツボキーの開き量が記憶される。
図49にインキツボキー制御装置200(200−1〜200−n)の内部構成の概略を示す。インキツボキー制御装置200は、CPU201、RAM202、ROM203、インキツボキー駆動用モータ204、インキツボキー駆動用モータドライバ205、インキツボキー駆動用モータ用ロータリーエンコーダ206、カウンタ207、入出力インターフェイス(I/O,I/F)208,209、メモリ210〜213を備えており、インターフェイス208を介してインキ膜厚制御装置100と接続されている。メモリ210には受信したインキツボキーの開き量が記憶される。メモリ211には目標とするインキツボキーの開き量が記憶される。メモリ212にはカウンタ207のカウント値が記憶される。メモリ213には現在のインキツボキーの開き量が記憶される。
CPU201は、インキ膜厚制御装置100よりインキツボキーの開き量が送られてくると(図50:ステップS401のYES)、その受信した開き量をメモリ210に記憶するとともに(ステップS402)、インキ膜厚制御装置100にインキツボキーの開き量受信完了信号を送信する(ステップS403)。また、受信したインキツボキーの開き量を目標とする開き量としてメモリ211に記憶する(ステップS404)。
そして、カウンタ207のカウント値を読み取ってメモリ212に記憶し(ステップS405)、この読み取ったカウンタ207のカウント値より現在のインキツボキーの開き量を求めてメモリ213に記憶し(ステップS406)、メモリ211から目標とするインキツボキーの開き量を読み出し(ステップS407)、現在のインキツボキーの開き量が目標とする開き量と同じであれば(ステップS408のYES)、直ちにステップS417(図51)へ進み、インキ膜厚制御装置100へインキツボキーの開き量の設定完了信号を出力する。
現在のインキツボキーの開き量が目標とする開き量と同じでない場合には(ステップS408のNO)、現在のインキツボキーの開き量が目標とする開き量と同じになるまでインキツボキー駆動用モータ204を駆動した後(図51:ステップS409〜S416)、インキ膜厚制御装置100へインキツボキーの開き量の設定完了信号を出力する(ステップS417)。
すなわち、現在のインキツボキーの開き量が目標とする開き量よりも小さい場合には(ステップS409のYES)、インキツボキー駆動用モータドライバ205に正転指令を送り(ステップS410)、カウンタ207よりカウント値を読み出して(ステップS412)、そのカウント値より現在のインキツボキーの開き量を演算し(ステップS413)、メモリ211から目標とするインキツボキーの開き量を読み出し(ステップS414)、現在のインキツボキーの開き量が目標とするインキツボキーの開き量と一致するまで(ステップS415のYES)、ステップS412〜S415の処理を繰り返す。
また、現在のインキツボキーの開き量が目標とする開き量よりも大きい場合には(ステップS409のNO)、インキツボキー駆動用モータドライバ205に逆転指令を送り(ステップS411)、カウンタ207よりカウント値を読み出して(ステップS412)、そのカウント値より現在のインキツボキーの開き量を演算し(ステップS413)、メモリ211から目標とするインキツボキーの開き量を読み出し(ステップS414)、現在のインキツボキーの開き量が目標とするインキツボキーの開き量と一致するまで(ステップS415のYES)、ステップS412〜S415の処理を繰り返す。
そして、ステップS415において現在のインキツボキーの開き量が目標とするインキツボキーの開き量と一致すれば(ステップS415のYES)、インキツボキー駆動用モータドライバ205に停止指令を出力し(ステップS416)、インキ膜厚制御装置100へインキツボキーの開き量の設定完了信号を出力する(ステップS417)。
インキ膜厚制御装置100へインキツボキーの開き量の設定完了信号を出力すると(ステップS417)、CPU201は、インキ膜厚制御装置100からの全インキツボキーの開き量設定完了信号を受信した時点で(ステップS418のYES)、インキ膜厚制御装置100へのインキツボキーの開き量の設定完了信号の出力を停止する(ステップS419)。
〔インキツボローラ制御装置〕
図52にインキツボローラ制御装置300の内部構成の概略を示す。インキツボローラ制御装置300は、CPU301、RAM302、ROM303、インキツボローラ駆動用モータ304、インキツボローラ駆動用モータドライバ305、インキツボローラ駆動用モータ用ロータリーエンコーダ306、入出力インターフェイス(I/O,I/F)307,308、メモリ309,310を備えており、インターフェイス307を介してインキ膜厚制御装置100と接続されている。メモリ309には受信したインキツボローラの回転量が記憶される。メモリ310には目標とするインキツボローラの回転量が記憶される。
図52にインキツボローラ制御装置300の内部構成の概略を示す。インキツボローラ制御装置300は、CPU301、RAM302、ROM303、インキツボローラ駆動用モータ304、インキツボローラ駆動用モータドライバ305、インキツボローラ駆動用モータ用ロータリーエンコーダ306、入出力インターフェイス(I/O,I/F)307,308、メモリ309,310を備えており、インターフェイス307を介してインキ膜厚制御装置100と接続されている。メモリ309には受信したインキツボローラの回転量が記憶される。メモリ310には目標とするインキツボローラの回転量が記憶される。
CPU301は、インキ膜厚制御装置100よりインキツボローラの回転量が送られてくると(図53:ステップS501のYES)、その受信した回転量をメモリ309に記憶する(ステップS502)。また、インキ膜厚制御装置100に、インキツボローラの回転量受信完了信号を送信する(ステップS503)。また、受信したインキツボローラの回転量を目標とするインキツボローラの回転量(目標回転量)としてメモリ310に記憶する(ステップS504)。そして、メモリ310から目標回転量を読み出し(ステップS505)、インキツボローラ駆動用モータドライバ305へ送り、インキツボローラ駆動用モータ304の回転量を目標回転量に合わせ込む(ステップS506)。
〔実施の形態の拡張〕
以上、実施の形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明の技術思想の範囲内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
以上、実施の形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明の技術思想の範囲内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
1…インキツボ、2…インキ、3…インキツボローラ、4(4−1〜4−n)…インキツボキー、5…インキ呼び出しローラ、6…インキローラ群、7…刷版、8…版胴、9…印刷物、10…CPU、11…RAM、12…ROM、13…入力装置、14…表示器、15…出力装置(プリンタ等)、16…印刷開始スイッチ、17…印刷停止スイッチ、18…カラーカメラ、19…印刷機の原動モータ、20…原動モータドライバ、21…原動モータ用ロータリーエンコーダ、22…D/A変換器、23…印刷機の原点位置検出器、24…印刷機の回転位相検出用カウンタ、25…給紙装置、26…印刷ユニット、27…手動調整完了スイッチ、28…インキツボキーの開き量の手動調整スイッチ、28−1〜28−4…1色目〜4色目の手動調整スイッチ、UP1〜UPn…アップスイッチ、DW1〜DWn…ダウンスイッチ、BT1〜BTn…インキ供給量調整ボタン(アップボタン/ダウンボタン)、Ky…各色の印刷ユニットの選択キー、29…内部カウンタ、30…メモリ、31−1〜31−7…入出力インターフェイス(I/O,I/F)、M1〜M41…メモリ、100…インキ膜厚制御装置、200(200−11〜200−4n)…インキツボキー制御装置、300(300−1〜300−4)…インキツボローラ制御装置、400…インキ供給量手動調整装置。
Claims (12)
- インキツボキーを複数備え、これらインキツボキーの開度調整によって印刷物に供給されるインキ供給量を調整する印刷機のインキ供給量調整装置において、
前記印刷物の各部の絵柄データを記憶する絵柄データ記憶手段と、
前記絵柄データ記憶手段に記憶されている印刷物の各部の絵柄データと予め定められている基準インキ膜厚とから前記印刷物の各部の基準のRGBデータを演算する基準データ演算手段と、
前記基準データ演算手段によって演算された印刷物の各部の基準のRGBデータを表示する基準データ表示手段と、
前記インキツボキーの開き量の手動調整を可能とするインキツボキー手動調整手段と、
前記インキツボキーの開き量の手動調整に伴って調整される前記インキツボキーに対応する範囲のインキ膜厚を手動調整されたインキ膜厚として求める調整インキ膜厚演算手段と、
前記絵柄データ記憶手段に記憶されている印刷物の各部の絵柄データと前記調整インキ膜厚演算手段によって演算された手動調整されたインキ膜厚とから前記印刷物の各部の調整されたRGBデータを演算する調整データ演算手段と、
前記調整データ演算手段によって演算された印刷物の各部の調整されたRGBデータを表示する調整データ表示手段と
を備えることを特徴とするインキ供給量調整装置。 - 請求項1に記載されたインキ供給量調整装置において、
前記インキツボキー手動調整手段によって前記インキツボキーの開き量が調整された前記印刷機によって印刷された印刷物の絵柄を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段によって撮像された印刷物の各部のRGBデータを記憶する撮像データ記憶手段と、
前記絵柄データ記憶手段に記憶されている印刷物の各部の絵柄データと仮想のインキ膜厚とから前記印刷物の各部の仮想のRGBデータを演算する仮想データ演算手段と、
前記撮像データ記憶手段に記憶されている撮像された印刷物の各部のRGBデータと前記仮想データ演算手段によって演算された印刷物の各部の仮想のRGBデータとから撮像された印刷物の前記インキツボキーに対応する範囲の現状のインキ膜厚を推定するインキ膜厚推定手段と、
前記インキ膜厚推定手段によって推定された撮像された印刷物のインキツボキーに対応する範囲の現状のインキ膜厚に基づいて前記インキツボキーの開き量を調整するインキツボキー調整手段と
を備えることを特徴とするインキ供給量調整装置。 - 請求項2に記載されたインキ供給量調整装置において、
前記インキ膜厚推定手段は、
前記インキツボキーに対応する範囲における撮像された印刷物の各部のRGBデータと前記仮想データ演算手段によって演算された印刷物の各部の仮想のRGBデータとの残差の二乗和を求め、この残差の二乗和が最も小さくなる時の仮想のインキ膜厚を撮像された印刷物のインキツボキーに対応する範囲の現状のインキ膜厚として推定する
ことを特徴とするインキ供給量調整装置。 - 請求項2又は3に記載されたインキ供給量調整装置において、
基準インキ膜厚を記憶する基準インキ膜厚記憶手段と、
仮想のインキ膜厚補正値を記憶する仮想インキ膜厚補正値記憶手段とを備え、
前記仮想データ演算手段は、
前記基準インキ膜厚記憶手段に記憶されている基準インキ膜厚と前記仮想インキ膜厚補正値記憶手段に記憶されている仮想のインキ膜厚補正値とから前記仮想のインキ膜厚を求め、この求めた仮想のインキ膜厚を使用して前記印刷物の各部の仮想のRGBデータを演算する
ことを特徴とするインキ供給量調整装置。 - 請求項2〜4の何れか1項に記載されたインキ供給量調整装置において、
前記インキツボキー調整手段は、
前記インキ膜厚推定手段によって推定された撮像された印刷物のインキツボキーに対応する範囲の現状のインキ膜厚の前記手動調整されたインキ膜厚に対するインキ膜厚比率を求め、このインキ膜厚比率の逆数を修正比率として、前記インキツボキーの開き量を調整する
ことを特徴とするインキ供給量調整装置。 - 請求項2〜5の何れか1項に記載されたインキ供給量調整装置において、
前記仮想データ演算手段は、
前記印刷物の各色の絵柄面積率と各色のインキ膜厚とRGB値との関係を定めた式を用いて、前記絵柄データ記憶手段に記憶されている印刷物の各部の各色の絵柄データと各色の仮想のインキ膜厚とから、前記印刷物の各部の仮想のRGBデータを演算する
ことを特徴とするインキ供給量調整装置。 - インキツボキーを複数備え、これらインキツボキーの開度調整によって印刷物に供給されるインキ供給量を調整する印刷機のインキ供給量調整方法において、
前記印刷物の各部の絵柄データを記憶する絵柄データ記憶ステップと、
前記絵柄データ記憶ステップによって記憶された印刷物の各部の絵柄データと予め定められている基準インキ膜厚とから前記印刷物の各部の基準のRGBデータを演算する基準データ演算ステップと、
前記基準データ演算ステップによって演算された印刷物の各部の基準のRGBデータを表示する基準データ表示ステップと、
前記インキツボキーの開き量の手動調整を行うインキツボキー手動調整ステップと、
前記インキツボキーの開き量の手動調整に伴って調整される前記インキツボキーに対応する範囲のインキ膜厚を手動調整されたインキ膜厚として求める調整インキ膜厚演算ステップと、
前記絵柄データ記憶ステップによって記憶された印刷物の各部の絵柄データと前記調整インキ膜厚演算ステップによって演算された手動調整されたインキ膜厚とから前記印刷物の各部の調整されたRGBデータを演算する調整データ演算ステップと、
前記調整データ演算ステップによって演算された印刷物の各部の調整されたRGBデータを表示する調整データ表示ステップと
を備えることを特徴とするインキ供給量調整方法。 - 請求項7に記載されたインキ供給量調整方法において、
前記インキツボキー手動調整ステップによって前記インキツボキーの開き量が調整された前記印刷機によって印刷された印刷物の絵柄を撮像する撮像ステップと、
前記撮像ステップによって撮像された印刷物の各部のRGBデータを記憶する撮像データ記憶ステップと、
前記絵柄データ記憶ステップによって記憶された印刷物の各部の絵柄データと仮想のインキ膜厚とから前記印刷物の各部の仮想のRGBデータを演算する仮想データ演算ステップと、
前記撮像データ記憶ステップによって記憶された撮像された印刷物の各部のRGBデータと前記仮想データ演算ステップによって演算された印刷物の各部の仮想のRGBデータとから撮像された印刷物の前記インキツボキーに対応する範囲の現状のインキ膜厚を推定するインキ膜厚推定ステップと、
前記インキ膜厚推定ステップによって推定された撮像された印刷物のインキツボキーに対応する範囲の現状のインキ膜厚に基づいて前記インキツボキーの開き量を調整するインキツボキー調整ステップと
を備えることを特徴とするインキ供給量調整方法。 - 請求項8に記載されたインキ供給量調整方法において、
前記インキ膜厚推定ステップは、
前記インキツボキーに対応する範囲における撮像された印刷物の各部のRGBデータと前記仮想データ演算ステップによって演算された印刷物の各部の仮想のRGBデータとの残差の二乗和を求め、この残差の二乗和が最も小さくなる時の仮想のインキ膜厚を撮像された印刷物のインキツボキーに対応する範囲の現状のインキ膜厚として推定する
ことを特徴とするインキ供給量調整方法。 - 請求項8又は9に記載されたインキ供給量調整方法において、
基準インキ膜厚を記憶する基準インキ膜厚記憶ステップと、
仮想のインキ膜厚補正値を記憶する仮想インキ膜厚補正値記憶ステップとを備え、
前記仮想データ演算ステップは、
前記基準インキ膜厚記憶ステップによって記憶された基準インキ膜厚と前記仮想インキ膜厚補正値記憶ステップによって記憶された仮想のインキ膜厚補正値とから前記仮想のインキ膜厚を求め、この求めた仮想のインキ膜厚を使用して前記印刷物の各部の仮想のRGBデータを演算する
ことを特徴とするインキ供給量調整方法。 - 請求項8〜10の何れか1項に記載されたインキ供給量調整方法において、
前記インキツボキー調整ステップは、
前記インキ膜厚推定ステップによって推定された撮像された印刷物のインキツボキーに対応する範囲の現状のインキ膜厚の前記手動調整されたインキ膜厚に対するインキ膜厚比率を求め、このインキ膜厚比率の逆数を修正比率として、前記インキツボキーの開き量を調整する
ことを特徴とするインキ供給量調整方法。 - 請求項8〜11の何れか1項に記載されたインキ供給量調整方法において、
前記仮想データ演算ステップは、
前記印刷物の各色の絵柄面積率と各色のインキ膜厚とRGB値との関係を定めた式を用いて、前記絵柄データ記憶ステップによって記憶された印刷物の各部の各色の絵柄データと各色の仮想のインキ膜厚とから、前記印刷物の各部の仮想のRGBデータを演算する
ことを特徴とするインキ供給量調整方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013187048A JP2015054401A (ja) | 2013-09-10 | 2013-09-10 | インキ供給量調整装置および方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013187048A JP2015054401A (ja) | 2013-09-10 | 2013-09-10 | インキ供給量調整装置および方法 |
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JP2015054400A (ja) * | 2013-09-10 | 2015-03-23 | 株式会社小森コーポレーション | インキ供給量調整装置および方法 |
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2013
- 2013-09-10 JP JP2013187048A patent/JP2015054401A/ja active Pending
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