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JP2015021605A - 電磁弁 - Google Patents

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JP2015021605A
JP2015021605A JP2013152477A JP2013152477A JP2015021605A JP 2015021605 A JP2015021605 A JP 2015021605A JP 2013152477 A JP2013152477 A JP 2013152477A JP 2013152477 A JP2013152477 A JP 2013152477A JP 2015021605 A JP2015021605 A JP 2015021605A
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郁 小林
Iku Kobayashi
郁 小林
利根川 正明
Masaaki Tonegawa
正明 利根川
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TGK Co Ltd
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Abstract

【課題】電磁弁の低コスト化に寄与する異物規制構造を提供する。
【解決手段】制御弁1は、弁本体2とソレノイド3とを軸線方向に組み付けて構成される。弁本体2は、冷媒を導入するポート16および冷媒を導入又は導出するポート14がソレノイド3の側から順に設けられる。制御弁1は、ポート16とポート14とを隔離する隔壁90が半径方向外向きに突設されたボディ5と、隔壁90の外周に沿って嵌着され、弁本体2が対象装置の取付孔に取り付けられた際にボディ5の外側にてポート16とポート14との間をシールするOリング94と、ボディ5がソレノイド3に組み付けられる前に、ボディ5の外面にソレノイド3との連結部側から挿通されてポート16を覆うように取り付けられ、ポート16への異物の侵入を規制する筒状のストレーナ17とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、対象装置を流れる流体の流れを制御するのに好適な電磁弁に関する。
作動流体を用いて制御を行う装置には、その作動流体の流れを制御する制御弁が用いられる。例えば、自動車用空調装置には、エンジンの回転数によらず一定の冷房能力が維持されるように、冷媒の吐出容量を可変できる可変容量圧縮機(単に「圧縮機」ともいう)が用いられる。この圧縮機の容量制御には一般に、ソレノイド駆動の電磁弁が用いられる(例えば特許文献1参照)。
この圧縮機は、エンジンによって駆動される回転軸に取り付けられた揺動板に圧縮用のピストンが連結され、揺動板の角度を変化させてピストンのストロークを変えることにより冷媒の吐出量を調整する。揺動板の角度は、密閉されたクランク室内に吐出冷媒の一部を導入し、ピストンの両面にかかる圧力の釣り合いを変化させることで連続的に変えられる。圧縮機のハウジングにはその冷媒通路に通じる取付孔が設けられ、電磁弁がその取付孔に先端側(ソレノイドとは反対側)から挿入されるように取り付けられる。電磁弁は、吐出室からクランク室に導入する冷媒流量、およびクランク室から吸入室に導出する冷媒流量の少なくとも一方を制御し、圧縮機の吐出容量を変化させる。
特開2001−349278号公報
ところで、このような圧縮機は、ピストンなどの摺動部品が多いことから、動作中の摩耗により金属粉等の異物が発生し、冷媒に含まれる形で冷凍サイクルを循環することがある。このため、電磁弁には一般に、その高圧側の導入ポートにストレーナが設けられ、異物の侵入が抑制されている。ストレーナは、一般には樹脂または金属製の筒状ケース内にフィルタを収納する形で提供され、電磁弁のボディにおいて導入ポートが位置する部分にワンタッチで嵌着される。
しかしながら、電磁弁の導入ポートの位置が対象装置の通路配置に応じて決められるため、その導入ポートが導出ポートよりもソレノイドに近い側、つまりボディの先端から離れた位置に設けられると、ストレーナのサイズが大きくなり、それに合わせて電磁弁の外径も大きくなってしまうといった問題がある。すなわち、圧縮機の取付孔は、その奥方から開口側に向かって段階的に拡径される形状を有する。電磁弁は、その取付孔と相補形状となるように基本的に挿入方向先端側から後端側に向かって段階的に外径が大きくなる形状を有する。これは、その段差部分を利用したシール構造を設けることにより、取付孔と電磁弁の間隙を介した冷媒の外部漏れを防止するとともに、導入ポートと導出ポートとの間のシール性を確保するものである。ボディの外周における導入ポートと導出ポートとの間にはシール部材が設けられる。このため、導入ポートが導出ポートよりもソレノイドに近い側にあると、ストレーナをそのシール部材を乗り越えられる程度に大きくしなければならない。その結果、ボディにおいてストレーナが嵌着される部分の外径を大きくする必要が生じ、近年の小型軽量化の流れに反し、また材料コストが嵩む要因ともなっていた。また、電磁弁によっては導入ポートが複数設けられるものがあり、その場合にはサイズの異なるストレーナを用意する必要があり、部品コストが嵩む点で改善の余地があった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、電磁弁の低コスト化に寄与する異物規制構造を提供することを目的とする。
本発明のある態様の電磁弁は、弁本体とソレノイドとを軸線方向に組み付けて構成され、対象装置を流れる流体の流量を制御するためにその対象装置に形成された取付孔に弁本体側から収容される。弁本体は、第1ポートおよび第2ポートがソレノイドの側から順に設けられ、第1ポートと第2ポートとをつなぐ内部通路に弁部を有するとともに、第1ポートと第2ポートとを隔離する隔壁が半径方向外向きに突設されたボディと、隔壁の外周に沿って嵌着され、弁本体が取付孔に取り付けられた際にボディの外側にて第1ポートと第2ポートとの間をシールするシールリングと、ボディがソレノイドに組み付けられる前に、ボディの外面にソレノイドとの連結部側から挿通されて第1ポートを覆うように取り付けられ、第1ポートへの異物の侵入を規制する筒状の異物侵入規制部材と、を備える。
この態様では、ソレノイドと組み付ける前の弁本体に対し、ソレノイドとの連結部側から異物侵入規制部材を組み付けることとした。すなわち、ボディの基端側(先端とは反対側)から異物侵入規制部材を外挿させるようにしたため、異物侵入規制部材が隔壁やシールリングを乗り越える必要がなくなる。このため、ボディの隔壁より基端側の外径を小さくしても異物侵入規制部材を組み付けることができる。言い換えれば、そのようにボディの基端側の外径を小さくすることで、異物侵入規制部材のサイズを小さくでき、結果的に弁本体を小さく構成することが可能となる。それにより、材料コストを抑制できるようになる。また、仮に第2ポートにも異物侵入規制部材を取り付けるような場合には、ボディにおける第1ポートが設けられる部分と第2ポートが設けられる部分の外径をほぼ等しくすることにより、同じ構造の異物侵入規制部材を使用することが可能となる。すなわち、部品の共通化によるコスト削減を図ることができる。
本発明によれば、電磁弁の低コスト化に寄与する異物規制構造を提供できる。
第1実施形態に係る制御弁の構成を示す断面図である。 図1の上半部に対応する部分拡大断面図である。 制御弁の動作を表す図である。 制御弁の動作を表す図である。 制御弁が圧縮機に取り付けられた状態を表す部分断面図である。 異物侵入規制部材の具体的構成を表す図である。 異物侵入規制部材の形状とボディの形状との関係を表す図である。 異物侵入規制部材の取付工程を概略的に表す図である。 第2実施形態に係る制御弁の上半部に対応する部分拡大断面図である。 第3実施形態に係る制御弁の上半部に対応する部分拡大断面図である。 異物侵入規制部材の形状とボディの形状との関係を表す図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明においては便宜上、図示の状態を基準に各構造の位置関係を上下と表現することがある。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係る制御弁の構成を示す断面図である。
制御弁1は、自動車用空調装置の冷凍サイクルに設置される図示しない可変容量圧縮機(単に「圧縮機」という)の吐出容量を制御する電磁弁として構成されている。この圧縮機は、冷凍サイクルを流れる冷媒を圧縮して高温・高圧のガス冷媒にして吐出する。そのガス冷媒は凝縮器(外部熱交換器)にて凝縮され、さらに膨張装置により断熱膨張されて低温・低圧の霧状の冷媒となる。この低温・低圧の冷媒が蒸発器にて蒸発し、その蒸発潜熱により車室内空気を冷却する。蒸発器で蒸発された冷媒は、再び圧縮機へと戻されて冷凍サイクルを循環する。圧縮機は、自動車のエンジンによって回転駆動される回転軸を有し、その回転軸に取り付けられた揺動板に圧縮用のピストンが連結されている。その揺動板の角度を変化させてピストンのストロークを変えることにより、冷媒の吐出量が調整される。制御弁1は、その圧縮機の吐出室からクランク室へ導入する冷媒流量を制御することで揺動板の角度、ひいてはその圧縮機の吐出容量を変化させる。
制御弁1は、圧縮機の吸入圧力Ps(「被感知圧力」に該当する)を設定圧力に保つように、吐出室からクランク室に導入する冷媒流量を制御するいわゆるPs感知弁として構成されている。制御弁1は、弁本体2とソレノイド3とを一体に組み付けて構成される。弁本体2は、圧縮機の運転時に吐出冷媒の一部をクランク室へ導入するための冷媒通路を開閉する主弁と、圧縮機の起動時にクランク室の冷媒を吸入室へ逃がすいわゆるブリード弁として機能する副弁とを含む。ソレノイド3は、主弁を開閉方向に駆動してその開度を調整し、クランク室へ導入する冷媒流量を制御する。弁本体2は、段付円筒状のボディ5、ボディ5の内部に設けられた主弁および副弁、主弁の開度を調整するためにソレノイド力に対抗する力を発生するパワーエレメント6等を備えている。パワーエレメント6は、「感圧部」として機能する。
ボディ5には、その上端側からポート12,14,16が設けられている。ポート12は「吸入室連通ポート」として機能し、圧縮機の吸入室に連通する。ポート14は「クランク室連通ポート」として機能し、圧縮機のクランク室に連通する。ポート16は「吐出室連通ポート」として機能し、圧縮機の吐出室に連通する。ボディ5の上端開口部を閉じるように端部材13が固定されている。ボディ5の下端部はソレノイド3の上端部に連結されている。
ボディ5内には、ポート16とポート14とを連通させる主通路と、ポート14とポート12とを連通させる副通路とが形成されている。主通路には主弁が設けられ、副通路には副弁が設けられる。すなわち、制御弁1は、一端側からパワーエレメント6、副弁、主弁、ソレノイド3が順に配置される構成を有する。主通路には主弁孔20と主弁座22が設けられる。副通路には副弁孔32と副弁座34が設けられる。
ポート12は、ボディ5の上部に区画された作動室23と吸入室とを連通させる。パワーエレメント6は、作動室23に配置されている。ポート16は、吐出室から吐出圧力Pdの冷媒を導入する。ポート16と主弁孔20との間には主弁室24が設けられ、主弁が配置されている。ポート14は、圧縮機の定常動作時に主弁を経由してクランク圧力Pcとなった冷媒をクランク室へ向けて導出する一方、圧縮機の起動時にはクランク室から排出されたクランク圧力Pcの冷媒を導入する。ポート14と主弁孔20との間には副弁室26が設けられ、副弁が配置されている。ポート12は、圧縮機の定常動作時に吸入圧力Psの冷媒を導入する一方、圧縮機の起動時には副弁を経由して吸入圧力Psとなった冷媒を吸入室へ向けて導出する。
ポート14,16には、円筒状のストレーナ15,17(「異物侵入規制部材」として機能する)がそれぞれ取り付けられている。ストレーナ15,17は、ボディ5の内部への異物の侵入を抑制するためのフィルタを含む。
主弁室24と副弁室26との間に主弁孔20が設けられ、その下端開口端部に主弁座22が形成されている。ポート14と作動室23との間にはガイド孔25(「第2ガイド孔」として機能する)が設けられている。ボディ5の下部(主弁室24の主弁孔20とは反対側)にはガイド孔27(「第1ガイド孔」として機能する)が設けられている。ガイド孔27には、円筒状の主弁体30が摺動可能に挿通されている。
主弁体30の上半部がやや縮径し、主弁孔20を貫通しつつ内外を区画する区画部33となっている。主弁体30の中間部に形成された段部が、主弁座22に着脱して主弁を開閉する弁形成部35となっている。主弁体30が主弁室24側から主弁座22に着脱することにより主弁を開閉し、吐出室からクランク室へ流れる冷媒流量を調整する。区画部33の上端面により副弁座34が構成されている。副弁座34は、主弁体30と共に変位する可動弁座として機能する。
一方、ガイド孔25には、段付円筒状の副弁体36が摺動可能に挿通されている。副弁体36の内部通路が副弁孔32となっている。この内部通路は、副弁の開弁により副弁室26と作動室23とを連通させる。副弁体36と副弁座34とは、軸線方向に対向配置されている。副弁体36が副弁室26にて副弁座34に着脱することにより副弁を開閉する。
また、ボディ5の軸線に沿って長尺状の作動ロッド38が設けられている。作動ロッド38の上端部は、副弁体36を介してパワーエレメント6と作動連結可能に接続される。作動ロッド38の下端部は、ソレノイド3の後述するプランジャ50に作動連結可能に接続されている。作動ロッド38の上半部は主弁体30を貫通し、その上端部にて副弁体36を下方から支持する。
主弁体30とソレノイド3との間には、主弁体30を主弁の閉弁方向に付勢するスプリング42(「付勢部材」として機能する)が介装されている。一方、パワーエレメント6と副弁体36との間には、副弁体36を副弁の閉弁方向に付勢するとともに、主弁体30を主弁の開弁方向に付勢可能なスプリング44(「付勢部材」として機能する)が介装されている。本実施形態では、スプリング44の荷重がスプリング42の荷重よりも大きくなるように設定されている。
パワーエレメント6は、吸入圧力Psを感知して変位するベローズ45を含み、そのベローズ45の変位によりソレノイド力に対抗する力を発生させる。この対抗力は、副弁体36を介して主弁体30にも伝達される。副弁体36が副弁座34に着座して副弁を閉じることにより、クランク室から吸入室への冷媒のリリーフが遮断される。また、副弁体36が副弁座34から離間して副弁を開くことにより、クランク室から吸入室への冷媒のリリーフが許容される。
一方、ソレノイド3は、段付円筒状のコア46と、コア46の下端開口部を封止するように組み付けられた有底円筒状のスリーブ48と、スリーブ48に収容されてコア46と軸線方向に対向配置された段付円筒状のプランジャ50と、コア46およびスリーブ48に外挿された円筒状のボビン52と、ボビン52に巻回され、通電により磁気回路を生成する電磁コイル54と、電磁コイル54を外方から覆うように設けられ、ヨークとしても機能する円筒状のケース56と、ケース56の下端開口部を封止するように設けられた端部材58とを備える。なお、本実施形態においては、ボディ5、コア46、ケース56および端部材58が制御弁1全体のボディを形成している。
弁本体2とソレノイド3とは、ボディ5の下端部がコア46の上端開口部に圧入されることにより固定されている。コア46と主弁体30との間に圧力室28が形成されている。一方、コア46の中央を軸線方向に貫通するように、作動ロッド38が挿通されている。圧力室28に導入される吸入圧力Psは、作動ロッド38とコア46との間隙により形成される連通路62を通ってスリーブ48の内部にも導かれる。
スプリング44は、コア46とプランジャ50とを両者を互いに離間させる方向に付勢するオフばねとしても機能する。作動ロッド38は、副弁体36およびプランジャ50のそれぞれに対して同軸状に接続されているものの、固定されてはいない。すなわち、作動ロッド38は、その上端部が副弁体36に遊嵌され、下端部がプランジャ50に遊嵌されている。副弁体36とパワーエレメント6との間にスプリング44(オフばね)を設けているため、作動ロッド38を副弁体36およびプランジャ50のそれぞれに対して圧入等により固定しなくても問題ないからである。むしろ、そのような圧入固定をなくすことにより、副弁体36、作動ロッド38およびプランジャ50の各部品加工性およびそれらの組立性を向上させることができる。なお、変形例においては、作動ロッド38を副弁体36およびプランジャ50の少なくとも一方に対して圧入固定してもよい。
作動ロッド38は、プランジャ50により下方から支持され、主弁体30、副弁体36およびパワーエレメント6と作動連結可能に構成されている。作動ロッド38は、コア46とプランジャ50との吸引力であるソレノイド力を、主弁体30および副弁体36に適宜伝達する。一方、作動ロッド38には、パワーエレメント6の伸縮作動による駆動力(「感圧駆動力」ともいう)がソレノイド力と対抗するように負荷される。すなわち、主弁の制御状態においては、ソレノイド力と感圧駆動力とにより調整された力が主弁体30に作用し、主弁の開度を適切に制御する。圧縮機の起動時には、ソレノイド力の大きさに応じて作動ロッド38がスプリング44の付勢力に抗してボディ5に対して相対変位し、主弁を閉じた後に副弁体36を押し上げて副弁を開弁させる。また、主弁の制御中であっても、吸入圧力Psが相当高まると、作動ロッド38がベローズ45の付勢力に抗してボディ5に対して相対変位し、主弁を閉じた後に副弁体36を押し上げて副弁を開弁させる。それによりブリード機能を発揮させる。
スリーブ48は非磁性材料からなる。プランジャ50の側面には軸線に平行な複数の連通溝66が設けられ、プランジャ50の下部には内外を連通する連通孔68が設けられている。このような構成により、図示のようにプランジャ50が下死点に位置しても、吸入圧力Psがプランジャ50とスリーブ48との間隙を通って背圧室70に導かれる。
ボビン52からは電磁コイル54につながる一対の接続端子72が延出し、それぞれ端部材58を貫通して外部に引き出されている。同図には説明の便宜上、その一対の片方のみが表示されている。端部材58は、ケース56に内包されるソレノイド3内の構造物全体を下方から封止するように取り付けられている。端部材58は、耐食性を有する樹脂材のモールド成形(射出成形)により形成され、その樹脂材がケース56と電磁コイル54との間隙にも満たされている。このように樹脂材がケース56と電磁コイル54との間隙に樹脂材を満たすことで、電磁コイル54で発生した熱をケース56に伝達しやすくし、その放熱性能を高めている。端部材58からは接続端子72の先端部が引き出されており、図示しない外部電源に接続される。
図2は、図1の上半部に対応する部分拡大断面図である。
主弁体30のガイド孔27との摺動面には、冷媒の流通を抑制するための複数の環状溝からなるラビリンスシール74が設けられている。主弁体30の軸線方向中間部には隔壁76が設けられている。隔壁76は、その下面にて作動ロッド38と適宜係合連結可能な「被係合部」として機能する。作動ロッド38は、その上部が縮径し、隔壁76の中央に設けられた挿通孔を貫通する。作動ロッド38には、その縮径部の段差により係合部78が構成される。隔壁76の挿通孔の周囲には、冷媒を通過させるための複数の貫通孔80が形成されている。
スプリング42は、隔壁76とコア46との間に介装されている。このような構成により、スプリング42と主弁体30との当接ポイントが、ガイド孔27における摺動部の中央よりも主弁室24側に位置するため、主弁体30がいわゆるやじろべいのような態様でスプリング42に安定に支持される。その結果、主弁体30が開閉駆動されるときのぐらつきによるヒステリシスの発生を防止又は抑制することができる。
副弁体36には、主弁体30の内部通路37と作動室23とを連通させるための複数の内部通路39が形成されている。副弁体36の上部側面の複数箇所と下面に内部通路39の開口部が設けられている。なお、作動ロッド38は、副弁体36が副弁座34に着座した状態においては、係合部78が隔壁76から少なくとも所定間隔Lをあけて離間するように段差の位置が設定されている。所定間隔Lは、いわゆる「遊び」として機能する。
ソレノイド力を大きくすると、作動ロッド38を主弁体30に対して相対変位させて副弁体36を押し上げることもできる。それにより、副弁体36と副弁座34とを離間させて副弁を開くことができる。また、係合部78と隔壁76とを係合(当接)させた状態でソレノイド力を主弁体30に直接伝達することができ、主弁体30を主弁の閉弁方向に大きな力で押圧することができる。この構成は、主弁体30とガイド孔27との摺動部への異物の噛み込みにより主弁体30がロックした場合に、それを解除するロック解除機構として機能する。
主弁室24は、ボディ5と同軸状に設けられ、主弁孔20よりも大径の圧力室として構成される。このため、主弁とポート16との間には比較的大きな空間が形成され、主弁を開弁させたときに主通路を流れる冷媒の流量を十分に確保することができる。同様に、副弁室26もボディ5と同軸状に設けられ、主弁孔20よりも大径の圧力室として構成される。このため、副弁とポート14との間にも比較的大きな空間が形成される。そして図示のように、主弁体30の上端と副弁体36の下端との着脱部が、副弁室26の中央部に位置するように設定されている。つまり、副弁座34が常に副弁室26に位置するよう主弁体30の可動範囲が設定され、副弁室26にて副弁が開閉されるようになる。このため、副弁を開弁させたときに副通路を流れる冷媒の流量を十分に確保することができる。つまり、ブリード機能を効果的に発揮することができる。
パワーエレメント6は、ベース部材84とベローズ45(「感圧部材」として機能する)を含んで構成される。ベース部材84は、金属材をプレス成形して有底円筒状に構成されており、その下端開口部に半径方向外向きに延出するフランジ部86を有する。ベローズ45は、蛇腹状の本体の上端部が閉止され、下端開口部がフランジ部86の上面に気密に溶接されている。ベローズ45の内部は密閉された基準圧力室Sとなっており、ベローズ45とフランジ部86との間に、ベローズ45を伸長方向に付勢するスプリング88が介装されている。基準圧力室Sは、本実施形態では真空状態とされている。ベローズ45は、ベース部材84の本体を軸芯として伸縮する。ベローズ45は、フランジ部86とは反対側端部が端部材13に当接して支持されている。
すなわち、端部材13がパワーエレメント6の固定端となっている。端部材13のボディ5への圧入量を調整することにより、パワーエレメント6の設定荷重(スプリング88の設定荷重)を調整できるようにされている。なお、ベース部材84の本体は、ベローズ45の内方をその底部近傍まで延在し、その上底部がベローズ45の底部に近接配置される。副弁体36は、その上端面中央に上方に突出する嵌合部89が設けられ、その嵌合部89がベース部材84の本体に嵌合している。ベローズ45は、作動室23の吸入圧力Psと基準圧力室Sの基準圧力との差圧に応じて軸線方向(主弁および副弁の開閉方向)に伸長または収縮する。ベローズ45の変位に応じて主弁体30に開弁方向の駆動力が付与される。ただし、その差圧が大きくなってもベローズ45が所定量収縮すると、ベース部材84の本体が当接して係止されるため、その収縮は規制される。
本実施形態においては、ベローズ45の有効受圧径Aと、主弁体30の主弁における有効受圧径B(シール部径)と、主弁体30の摺動部径C(シール部径)と、副弁体36の摺動部径D(シール部径)とが等しく設定されている。このため、主弁体30とパワーエレメント6とが作動連結した状態においては、主弁体30と副弁体36との結合体に作用する吐出圧力Pd,クランク圧力Pcおよび吸入圧力Psの影響がキャンセルされる。その結果、主弁の制御状態において、主弁体30は、パワーエレメント6が作動室23にて受ける吸入圧力Psに基づいて開閉動作することになる。つまり、制御弁1は、いわゆるPs感知弁として機能する。
なお、変形例においては、径B,C,Dを等しくする一方、有効受圧径Aをこれらと異ならせてもよい。すなわち、本実施形態では上述のように、径B,C,Dを等しくするとともに、弁体(主弁体30および副弁体36)の内部通路を上下に貫通させることで、弁体に作用する圧力(Pd,Pc,Ps)の影響をキャンセルすることができる。つまり、副弁体36,主弁体30,作動ロッド38およびプランジャ50の結合体の前後(図では上下)の圧力を同じ圧力(吸入圧力Ps)とすることができ、それにより圧力キャンセルが実現される。これにより、ベローズ45の径に依存することなく各弁体の径を設定することができる。例えば、ベローズ45を小さくしても、弁径を大きくしたまま構成できる。言い換えれば、主弁を大きくでき、また副弁を大きくすることができる。その結果、ブリード弁の流量を大きくすることができる。逆に、ベローズ45の有効受圧径Aを径B,C,Dより大きくしてもよい。このため、ベローズ45,主弁体30,副弁体36の設計自由度が高い。
ボディ5の外面には、ポート14とポート16とを上下に隔離する隔壁90が半径方向外向きに突設されており、その隔壁90の外周面の中央には環状溝92が周設されている。そして、シール用のOリング94(「シールリング」として機能する)が環状溝92に嵌着されている。ストレーナ15は、ボディ5に外挿されるように嵌着されるが、隔壁90の上面(「他方の側面」に該当する)に係止されることにより、ボディ5に対する位置決めがなされている。一方、ストレーナ17もボディ5に外挿されるように嵌着されるが、隔壁90の下面(「一方の側面」に該当する)に係止されることにより、ボディ5に対する位置決めがなされている。
ボディ5の外面におけるポート12とポート14との間にも環状溝96が周設され、シール用のOリング98が嵌着されている。コア46の上端近傍の側面にも環状溝100が周設され、シール用のOリング102が嵌着されている。これらのOリング94,98,102は、制御弁1が圧縮機の取付孔に取り付けられた際に冷媒の漏洩を規制するが、その詳細については後述する。
次に、制御弁の動作について説明する。
図3および図4は、制御弁の動作を表す図であり、図2に対応する。既に説明した図2は、制御弁の最小容量運転状態を示している。図3は、制御弁の起動時等にブリード機能を動作させたときの状態を示している。図4は、比較的安定した制御状態を示している。以下では図1に基づき、適宜図2〜図4を参照しつつ説明する。
制御弁1においてソレノイド3が非通電のとき、つまり自動車用空調装置が動作していないときには、コア46とプランジャ50との間に吸引力が作用しない。一方、通常の環境下では吸入圧力Psは比較的高い状態にある。このため、図2に示すように、ベローズ45が縮小した状態でスプリング44の付勢力が副弁体36を介して主弁体30に伝達される。その結果、主弁体30が主弁座22から離間して主弁が全開状態となる。このとき、パワーエレメント6は実質的に機能せず、副弁体36には開弁方向の力が作用しない。このため、副弁は閉弁状態を維持する。
一方、自動車用空調装置の起動時にソレノイド3の電磁コイル54に起動電流が供給されると、吸入圧力Psがその供給電流値により定まる開弁圧力(「副弁開弁圧力」ともいう)よりも高ければ、副弁が開弁する。すなわち、ソレノイド力がスプリング44の付勢力に打ち勝ち、副弁体36が一体的に押し上げられる。その結果、副弁体36が副弁座34から離間して副弁が開かれ、ブリード機能が有効に発揮される。この動作過程で主弁体30がスプリング42の付勢力により押し上げられ、主弁座22に着座する。その結果、主弁は閉弁状態となる。すなわち、主弁が閉じてクランク室への吐出冷媒の導入を規制した後、副弁が開いてクランク室内の冷媒を吸入室に速やかにリリーフさせる。その結果、圧縮機を速やかに起動させることができる。
また、例えば車両が低温環境下におかれた場合のように、吸入圧力Psが低く、ベローズ45が伸長した状態であっても、吸入圧力Psがその供給電流値により定まる副弁開弁圧力よりも高ければ、副弁が開弁する。すなわち、図3に示すように、ソレノイド力がベローズ45の付勢力に打ち勝ち、パワーエレメント6および副弁体36が一体的に押し上げられる。その結果、副弁体36が副弁座34から離間して副弁が開かれ、ブリード機能が有効に発揮される。なお、「副弁開弁圧力」については、車両がおかれる環境下に応じて後述する設定圧力Psetが変化されると、それに応じて変化する。
ソレノイド3に供給される電流値が主弁の制御電流値範囲にあるときには、吸入圧力Psが供給電流値により設定された設定圧力Psetとなるよう主弁の開度が自律的に調整される。スプリング44の荷重が十分に大きいため、この主弁の制御状態においては図4に示すように、副弁体36が副弁座34に着座し、副弁は閉弁状態を維持する。一方、吸入圧力Psが比較的低いためにベローズ45が伸長し、主弁体30が動作して主弁の開度を調整する。このとき、主弁体30は、スプリング44による開弁方向の力と、スプリング42による閉弁方向の力と、閉弁方向のソレノイド力と、吸入圧力Psに応じたパワーエレメント6による開弁方向の力とがバランスした弁リフト位置にて停止する。
そして、例えば冷凍負荷が大きくなり吸入圧力Psが設定圧力Psetよりも高くなると、ベローズ45が縮小するため、主弁体30が相対的に上方(閉弁方向)へ変位する。その結果、主弁の弁開度が小さくなり、圧縮機は吐出容量を増やすよう動作する。その結果、吸入圧力Psが低下する方向に変化する。逆に、冷凍負荷が小さくなって吸入圧力Psが設定圧力Psetよりも低くなると、ベローズ45が伸長する。その結果、パワーエレメント6が主弁体30を開弁方向に付勢して主弁の弁開度が大きくなり、圧縮機は吐出容量を減らすよう動作する。その結果、吸入圧力Psが設定圧力Psetに維持される。なお、吸入圧力Psが設定圧力Psetよりも相当高くなると、その吸入圧力Psの高さによっては主弁が閉弁し、副弁が開くことも想定される。ただし、主弁が閉じた後に副弁が開くまでに圧力範囲(不感帯)があるため、主弁と副弁が不安定に開閉する等の事態は防止される。
このような定常制御が行われている間にエンジンの負荷が大きくなり、空調装置への負荷を低減させたい場合、制御弁1においてソレノイド3がオンからオフに切り替えられる。そうすると、コア46とプランジャ50との間に吸引力が作用しなくなるため、スプリング44の付勢力により主弁体30が主弁座22から離間し、主弁が全開状態となる。このとき、副弁体36は副弁座34に着座しているため、副弁は閉弁状態となる。それにより、圧縮機の吐出室からポート16に導入された吐出圧力Pdの冷媒は、全開状態の主弁を通過し、ポート14からクランク室へと流れることになる。したがって、クランク圧力Pcが高くなり、圧縮機は最小容量運転を行うようになる。
次に、本実施形態の制御弁の異物侵入規制構造について詳細に説明する。
図5は、制御弁が圧縮機に取り付けられた状態を表す部分断面図である。図6は、異物侵入規制部材の具体的構成を表す図である。(A)は正面図であり、(B)は(A)のA−A矢視断面図であり、(C)は(B)のB−B矢視断面図である。図7は、異物侵入規制部材の形状とボディの形状との関係を表す図である。(A)は異物侵入規制部材の形状を示し、(B)はボディの形状を示す。図8は、異物侵入規制部材の取付工程を概略的に表す図である。
図5に示すように、圧縮機のハウジング110には、制御弁1を取り付けるための取付孔112が設けられている。ハウジング110には、吸入室に連通する連通路114、クランク室に連通する連通路116、吐出室に連通する連通路118が形成され、それぞれ取付孔112に開口している。取付孔112は、その奥方から開口端に向けて複数段に拡径されており、奥方の段から連通路114,116,118が順に開口している。
制御弁1は、取付孔112にその先端側から挿通され、その後端部がワッシャ104を介して取付孔112に固定されている。ポート12は連通路114に対向し、ポート14は連通路116に対向し、ポート16は連通路118に対向するように配置される。制御弁1の外周面には上述したOリング98,94,102が嵌着されており、これらのOリングにより各連通路間、各ポート間、および取付孔112の内外のシール性が確保されている。すなわち、Oリング98により連通路114と連通路116との間のシール性が確保され、またポート12とポート14との間のシール性が確保されている。Oリング94により連通路116と連通路118との間のシール性が確保され、またポート14とポート16との間のシール性が確保されている。端部材58の側面にもOリング106が嵌着されており、Oリング102,106により取付孔112の内外のシール性が確保されている。そして図示のように、ストレーナ15は、連通路116に連通する圧力室に配置され、クランク室から導入される冷媒に異物が含まれる場合にその異物がポート14に侵入するのを規制する。ストレーナ17は、連通路118に連通する圧力室に配置され、吐出室から導入される冷媒に異物が含まれる場合にその異物がポート16に侵入するのを規制する。
図6(A)〜(C)に示すように、ストレーナ15は、円筒状のフィルタ120と、このフィルタ120の両端部をそれぞれ補強するリング状のフレーム122,124と、これらのフレーム122,124を軸線方向に接続する複数のフレーム126を備える。フィルタ120は、樹脂メッシュからなる。本実施形態では、3つのフレーム126がストレーナ15の中心に対して120度おきに設けられている。フレーム122,124,126は樹脂材により一体成形され、フィルタ120の周方向の3カ所がフレーム126に埋設状態で保持されている。フレーム122の上端開口部がやや縮径され、後述する圧入代を構成する。
図7(A)に示すように、ストレーナ15は、フィルタ120が位置する本体の内径d1よりも一端開口部の内径d2がやや小さくされている(d1>d2)。一方、図7(B)に示すように、ボディ5は、隔壁90が位置する部分の外径が最大とされ、その上方に向けて複数段階に縮径され、また下方に向けて複数段階に縮径されている。すなわち、ボディ5における隔壁90の直上の外径D1に対し、ポート14の直上の外径D2がやや小さくされている(D1>D2)。一方、ボディ5における隔壁90の直下の外径D3に対し、ポート16の直下の外径D4がやや小さくされ、ボディ5の下端部の外径D5がさらに小さくされている(D3>D4>D5)。
ここで、ボディ5の外径D1とD3が等しく(D1=D3)、D2とD4とが等しくされている(D2=D4)。一方、ストレーナ15の本体の内径d1は、ボディ5の外径D2よりも大きく、外径D1よりもやや小さくされている。ストレーナ15の一端開口部の内径d2は、Oリング98のの外径D6よりも大きく、ボディ5の外径D2よりもやや小さくされている。このように構成されたストレーナ15は、その他端開口部からボディ5に取り付けられる。ストレーナ15は、ボディ5の上端側から外挿されるように取り付けられるが、ポート14の近傍にてボディ5に対して所定の圧入代をもって圧入されるようになる。このとき、ストレーナ15は隔壁90の上面に係止される。また、ボディ5におけるポート14のやや上側には半径方向外向きに突出した微小突起130が周設されている。この微小突起130は、図2等に示したように、仮にストレーナ15が規定位置よりも上方にずれたとしてもこれを係止し、そのボディ5からの脱落を防止する。
ストレーナ17は、ストレーナ15と同一の構成を有する。ストレーナ17の本体の内径d1は、ボディ5の外径D4,D5よりも大きく、外径D3よりもやや小さくされている。ストレーナ17の一端開口部の内径d2は、ボディ5の外径D5よりも大きく、外径D4よりもやや小さくされている。このように構成されたストレーナ17は、その他端開口部からボディ5に取り付けられる。ストレーナ17は、ボディ5の下端側から外挿されるように取り付けられるが、ポート16の近傍にてボディ5に対して所定の圧入代をもって圧入されるようになる。このとき、ストレーナ17は隔壁90の下面に係止される。ストレーナ17が仮に規定位置よりも下方にずれたとしても、コア46の上端面がこれを係止し、ボディ5からの脱落が防止される。
図2に示されるように、ストレーナ15,17は、その外径がOリング94の外径よりも小さく、また隔壁90の外径よりも小さくなるように構成されている。言い換えれば、ボディ5の外径は隔壁90において最大となり、その上下に向かって小さくなるように構成されている。なお、変形例においては、ストレーナ15,17の外径を、隔壁90の外径に一致させるようにしてもよい。
この2つのストレーナのうち、少なくともストレーナ17については、ボディ5がソレノイド3に取り付けられる前にボディ5に取り付けられる。すなわち、図8に示すように、制御弁1の組立工程においては、弁本体2およびソレノイド3がそれぞれ個別に組み立てられた後、両者が組み付けられる。概略的には、ボディ5に対してパワーエレメント6,副弁体36,主弁体30,Oリング94,98等を組み付けたものに対し、ストレーナ17を下方(ボディ5のソレノイド3との連結部側)から組み付け、ストレーナ15を上方(ボディ5の先端側)から組み付ける。上述したボディ5と各ストレーナとの寸法関係があるため、各ストレーナをボディ5に容易に挿通(外挿)させることができ、ボディ5の規定位置に安定に固定(圧入)することができる。このように各ストレーナが組み付けられた弁本体2の下端部をコア46の上端部に圧入することにより制御弁1が得られる。
以上に説明したように、本実施形態では、ソレノイド3と組み付ける前の弁本体2に対し、ソレノイド3との連結部側からストレーナ17を組み付けることとした。すなわち、ボディ5の基端側からストレーナ17を外挿させてポート16の位置に組み付けるようにしたため、ストレーナ17が隔壁90やOリング94を乗り越える必要がなくなる。このため、ボディ5の隔壁90より基端側の外径を小さくしてもストレーナ17を組み付けることができる。言い換えれば、そのようにボディ5の基端側の外径を小さくすることで、ストレーナ17のサイズを小さくでき、結果的に弁本体2を小さく構成することが可能となる。それにより、ボディ5の材料コストを抑制できるようになる。また、ポート14にもストレーナ15が取り付けられるところ、ボディ5におけるポート16が設けられる部分とポート14が設けられる部分の外径をほぼ等しくすることにより、ストレーナ17と同じ構造のものを使用することが可能となる。これにより、部品の共通化によるコスト削減を実現することができる。
[第2実施形態]
図9は、第2実施形態に係る制御弁の上半部に対応する部分拡大断面図である。以下では第1実施形態との相異点を中心に説明する。なお、同図において第1実施形態とほぼ同様の構成部分については同一の符号を付している。
制御弁201は、隔壁およびシールリングの支持構造が第1実施形態とは異なる。制御弁201は、弁本体202とソレノイド3とを一体に組み付けて構成される。なお、本実施形態においても、ボディ205、コア46、ケース56および端部材58が制御弁201全体のボディを形成している。
本実施形態では、ボディ205に設けられた隔壁290にOリング94が装着され、隔壁の上面によりストレーナ215が係止され、下面によりストレーナ217が係止されている。すなわち、隔壁290そのものにはOリング94を嵌合させる嵌合溝は設けられておらず、隔壁290とその上下のストレーナにより形成される凹部にOリング94が嵌着されている。なお、ストレーナ215とストレーナ217とは同じ構造を有し、ボディ205とストレーナ215,217との寸法関係については、第1実施形態(図7)と同様である。ただし、ストレーナ215,217がOリング94の脱落を防止できるよう、それらの外径が第1実施形態のストレーナ15,17よりもやや大きくされている。
本実施形態によれば、第1実施形態と同様の作用効果が得られるとともに、隔壁290が小さく構成される結果、ポート14とポート16との間隔を小さくすることができる。その結果、ボディ205を小さく構成することができる。また、隔壁290の構成が簡素であるため、その加工も容易となる。その結果、ボディ205の材料コストおよび加工コストを低減することが可能となる。
[第3実施形態]
図10は、第3実施形態に係る制御弁の上半部に対応する部分拡大断面図である。図11は、異物侵入規制部材の形状とボディの形状との関係を表す図である。(A)は異物侵入規制部材の形状を示し、(B)はボディの形状を示す。以下では第1実施形態との相異点を中心に説明する。同図において第1実施形態とほぼ同様の構成部分については同一の符号を付している。
図10に示すように、制御弁301は、異物侵入規制部材の構造が異なる以外は第1実施形態の制御弁1とほぼ同様の構成を有する。制御弁301は、弁本体302とソレノイド3とを一体に組み付けて構成される。なお、本実施形態においても、ボディ305、コア46、ケース56および端部材58が制御弁301全体のボディを形成している。本実施形態の異物侵入規制部材は、フィルタ315,317として構成される。
図11(A)に示すように、フィルタ315は、金属メッシュからなり、円筒状の本体320の一端部がテーパ状に拡径された拡径部322となっている。すなわち、拡径部322の開口端の内径d3は本体320の内径d1よりも大きい(d3>d1)。本体320は、ボディ305に対して所定の圧入代を有する。
図11(B)に示すように、ボディ305は、隔壁90の直上の外径とポート14の直上の外径とが等しくD2とされており、隔壁90の直下の外径とポート16の直下の外径とが等しくD4とされている。これらの外径D2とD4とは等しい(D2=D4)。一方、フィルタ315の開口端の内径d3は、ボディ305の外径D2よりも大きくされている。フィルタ315の本体320の内径d1は、Oリング98のの外径D6よりも大きく、ボディ305の外径D2よりもやや小さくされている。このように構成されたフィルタ315は、拡径部322からボディ305に取り付けられる。このため、フィルタ315をボディ305の上端側から外挿するように取り付ける際の挿入性が良好となる。フィルタ315は、ポート14の近傍においてボディ305に対して所定の圧入代をもって圧入される。このとき、フィルタ315は隔壁90の上面に係止される。微小突起130が設けられているため、フィルタ315の脱落は確実に防止される。
フィルタ315は、フィルタ317と同一の構成を有し、拡径部322からボディ305に取り付けられる。このため、フィルタ317をボディ305の下端側から外挿するように取り付ける際の挿入性が良好となる。フィルタ317は、ポート16の近傍においてボディ305に対して所定の圧入代をもって圧入される。このとき、フィルタ317は隔壁90の下面に係止される。コア46の上端部がフィルタ317の直下に位置するため、フィルタ317の脱落は確実に防止される。
本実施形態においても2つのフィルタのうち、少なくともフィルタ317については、ボディ305がソレノイド3に取り付けられる前にボディ305に取り付けられる。また、2つのフィルタが同じ構造を有する。このため、第1実施形態と同様の作用効果が得られる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はその特定実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想の範囲内で種々の変形が可能であることはいうまでもない。
上記実施形態では、フィルタを樹脂メッシュとしたが、金属メッシュにて構成してもよい。
上記第1実施形態では、図7に示したように、ストレーナ15,17の軸線方向一端部と他端部をボディ5に対して圧入する構成を示した。すなわち、ポート14,16の位置において、ストレーナ15,17とボディ5との嵌め合いを締まりばめとする構成を示した。変形例においては、ストレーナ15,17とボディ5とのクリアランスを異物の侵入を防止できる程度に十分に小さくしたうえで圧入部を少なくする、あるいは圧入部のない構成としてもよい。すなわち、それらの嵌め合いを中間ばめや隙間ばめとしてもよい。
具体的には、図7に示す構成において、ストレーナ15の内径d1をボディ5の外径D1と同じか又は外径D1より大きくしてもよい。また、ストレーナ15の内径d2をボディ5の外径D2と同じか又は外径D2より大きくしてもよい。このように構成しても、微小突起130によりストレーナ15の脱落は防止される。同様に、ストレーナ17の内径d1をボディ5の外径D3と同じか又は外径D3より大きくしてもよい。また、ストレーナ17の内径d2をボディ5の外径D4と同じか又は外径D4より大きくしてもよい。このように構成しても、コア46の上端面によりストレーナ17の脱落は防止される。同様に、上記第3実施形態では、図11に示したように、フィルタ315,317をボディ305に対して圧入する構成を示した。変形例においては、フィルタ315,317とボディ305とのクリアランスを異物の侵入を防止できる程度に十分に小さくしたうえで圧入部を少なくする、あるいは圧入部のない構成としてもよい。
上記実施形態では、隔壁を境界としてソレノイドに近い側のポートを吐出室連通ポートとし、遠い側のポートをクランク室連通ポートとする例を示した。変形例においては逆に、隔壁を境界としてソレノイドに近い側のポートをクランク室連通ポートとし、遠い側のポートを吐出室連通ポートとし、上記実施形態と同様の異物侵入規制部材をそれぞれのポートを覆うように取り付けてもよい。
上記実施形態では、可変容量圧縮機の吐出室からクランク室に導入する冷媒の流量を調整するいわゆる入れ制御の制御弁を示したが、変形例においては、クランク室から吸入室へ導出する冷媒の流量を調整するいわゆる抜き制御の制御弁として構成してもよい。また、上記実施形態の電磁弁は、ハウジング内部を流れる流体の流れを制御する必要がある対象装置であれば圧縮機に限らず適用できることは言うまでもない。上記実施形態の構成は、可変容量圧縮機用制御弁に限らず、流体の導入ポートと導出ポートとを有する電磁弁であれば適用可能であることはもちろんである。
上記実施形態では、制御弁として、吸入圧力Psが満たされる作動室23にパワーエレメント6を配置し、吸入圧力Psを直接感知して動作するいわゆるPs感知弁を例示した。変形例においては、クランク圧力Pcが満たされる容量室にパワーエレメントを配置する一方、クランク圧力Pcをキャンセルする構造を採用することで、実質的に吸入圧力Psを感知して動作するPs感知弁として構成してもよい。
上記実施形態では、パワーエレメント6を構成する感圧部材としてベローズ45を採用する例を示したが、ダイヤフラムを採用してもよい。その場合、その感圧部材として必要な動作ストロークを確保するために、複数のダイヤフラムを軸線方向に連結する構成としてもよい。
上記実施形態では、スプリング42,44,88等に関し、付勢部材としてスプリング(コイルスプリング)を例示したが、ゴムや樹脂等の弾性材料、あるいは板ばね等の弾性機構を採用してもよいことは言うまでもない。
上記実施形態では、ベローズ45の内部の基準圧力室Sを真空状態としたが、大気を満たしたり、基準となる所定のガスを満たすなどしてもよい。あるいは、吐出圧力Pd、クランク圧力Pc、および吸入圧力Psのいずれかを満たすようにしてもよい。そして、パワーエレメントが適宜ベローズの内外の圧力差を感知して作動する構成としてもよい。また、上記実施形態では、主弁体が直接受ける圧力Pd,Pc,Psをキャンセルする構成としたが、これらの少なくともいずれかの圧力をキャンセルしない構成としてもよい。
なお、本発明は上記実施形態や変形例に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。上記実施形態や変形例に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることにより種々の発明を形成してもよい。また、上記実施形態や変形例に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。
1 制御弁、 2 弁本体、 3 ソレノイド、 5 ボディ、 6 パワーエレメント、 12,14 ポート、 15 ストレーナ、 16 ポート、 17 ストレーナ、 20 主弁孔、 22 主弁座、 30 主弁体、 32 副弁孔、 34 副弁座、 36 副弁体、 38 作動ロッド、 42,44 スプリング、 90 隔壁、 94,98,102 Oリング、 110 ハウジング、 112 取付孔、 120 フィルタ、 122,126 フレーム、 201 制御弁、 202 弁本体、 205 ボディ、 215,217 ストレーナ、 130 微小突起、 290 隔壁、 301 制御弁、 302 弁本体、 305 ボディ、 315,317 フィルタ。

Claims (6)

  1. 弁本体とソレノイドとを軸線方向に組み付けて構成され、対象装置を流れる流体の流量を制御するためにその対象装置に形成された取付孔に前記弁本体側から収容される電磁弁であって、
    前記弁本体は、
    第1ポートおよび第2ポートが前記ソレノイドの側から順に設けられ、前記第1ポートと前記第2ポートとをつなぐ内部通路に弁部を有するとともに、前記第1ポートと前記第2ポートとを隔離する隔壁が半径方向外向きに突設されたボディと、
    前記隔壁の外周に沿って嵌着され、前記弁本体が前記取付孔に取り付けられた際に前記ボディの外側にて前記第1ポートと前記第2ポートとの間をシールするシールリングと、
    前記ボディが前記ソレノイドに組み付けられる前に、前記ボディの外面に前記ソレノイドとの連結部側から挿通されて前記第1ポートを覆うように取り付けられ、前記第1ポートへの異物の侵入を規制する筒状の異物侵入規制部材と、
    を備えることを特徴とする電磁弁。
  2. 前記異物侵入規制部材は、その外径が前記シールリングの外径よりも小さくなるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電磁弁。
  3. 前記異物侵入規制部材は、前記第1ポートの周囲において前記ボディに圧入されるようその内周面に所定の圧入代を有することを特徴とする請求項1または2に記載の電磁弁。
  4. 前記異物侵入規制部材は、前記隔壁の前記第1ポート側の面に係止されることで前記ボディに対する位置決めがなされていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の電磁弁。
  5. 前記異物侵入規制部材と同じ構造を有するもう一つの異物侵入規制部材が、前記ボディの外面に前記ソレノイドとの連結部とは反対側から挿通されて前記第2ポートを覆うように取り付けられ、前記第2ポートへの異物の侵入を規制し、
    前記もう一つの異物侵入規制部材は、前記隔壁の前記第2ポート側の面に係止されることで前記ボディに対する位置決めがなされていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の電磁弁。
  6. 吸入室に導入される冷媒を圧縮して吐出室から吐出する可変容量圧縮機の吐出容量を、前記吐出室からクランク室に導入する冷媒の流量を調整することにより変化させる可変容量圧縮機用制御弁として構成され、
    前記ボディには、前記吐出室に連通する吐出室連通ポートと、前記クランク室に連通するクランク室連通ポートと、前記吸入室に連通する吸入室連通ポートと、前記吐出室連通ポートと前記クランク室連通ポートとを連通させる主通路と、前記クランク室連通ポートと前記吸入室連通ポートとを連通させる副通路と、前記吸入室連通ポートに連通して前記吸入室の吸入圧力が満たされる作動室とが形成され、
    当該電磁弁は、
    前記主通路に設けられた主弁座と、
    前記主弁座に着脱して主弁を開閉する主弁体と、
    前記作動室の前記吸入圧力を感知して前記主弁の開閉方向に変位する感圧部材を含み、その感圧部材の変位に応じて前記主弁体に開弁方向の駆動力を付与可能なパワーエレメントと、
    前記ソレノイドに連結され、前記ソレノイドの力を前記パワーエレメントに対抗力として伝達するための作動ロッドと、
    前記副通路に設けられた副弁座と、
    前記副弁座に着脱して副弁を開閉する副弁体と、
    をさらに備え、
    前記吐出室連通ポートおよび前記クランク室連通ポートの一方が前記第1ポートであり、他方が前記第2ポートであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の電磁弁。
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