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JP2016125376A - 可変容量圧縮機用制御弁 - Google Patents

可変容量圧縮機用制御弁 Download PDF

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JP2016125376A
JP2016125376A JP2014264996A JP2014264996A JP2016125376A JP 2016125376 A JP2016125376 A JP 2016125376A JP 2014264996 A JP2014264996 A JP 2014264996A JP 2014264996 A JP2014264996 A JP 2014264996A JP 2016125376 A JP2016125376 A JP 2016125376A
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Ryota Sugamura
領太 菅村
利根川 正明
Masaaki Tonegawa
正明 利根川
秀和 榊原
Hidekazu Sakakibara
秀和 榊原
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Abstract

【課題】 PWM方式の通電制御がなされる可変容量圧縮機用制御弁において、プランジャの振動によるノイズを抑える。
【解決手段】 制御弁1は、吐出室に連通するポート16と、制御室に連通するポート14と、ポート16とポート14とをつなぐ通路に設けられた主弁孔20と、を有するボディ5と、主弁孔20に接離して弁部を開閉する主弁体30と、PWM方式による通電制御がなされ、主弁体30を弁部の開閉方向に駆動するためのソレノイド力を発生させるソレノイド3と、主弁体30と一体変位するプランジャ50に連結されるスプリング104と、そのスプリング104を介してプランジャ50に相対変位可能に連結される錘102とを含み、PWM制御による主弁体30の振動を抑制する吸振構造と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、可変容量圧縮機の吐出容量を制御する制御弁に関する。
自動車用空調装置は、一般に、圧縮機、凝縮器、膨張装置、蒸発器等を冷凍サイクルに配置して構成される。圧縮機としては、エンジンの回転数によらず一定の冷房能力が維持されるように、冷媒の吐出容量を可変できる可変容量圧縮機(単に「圧縮機」ともいう)が用いられている。この圧縮機は、エンジンによって駆動される回転軸に取り付けられた揺動板に圧縮用のピストンが連結され、揺動板の角度を変化させてピストンのストロークを変えることにより冷媒の吐出量を調整する。揺動板の角度は、密閉された制御室内に吐出冷媒の一部を導入し、ピストンの両面にかかる圧力の釣り合いを変化させることで連続的に変えられる。この制御室内の圧力(以下「制御圧力」という)Pcは、例えば圧縮機の吐出室と制御室との間に設けられた制御弁により制御される。
このような制御弁は、電磁弁として構成されることが多く、ボディ内に吐出室と制御室とを連通させる弁孔を有し、そのボディ内に配置した弁体を弁孔に接離させて弁部の開度を調整することにより、制御室に導入する冷媒流量を制御する。弁開度は、弁体に作用する冷媒圧力による力と、ソレノイドによる駆動力と、制御設定値を設定するために配置されたスプリングの付勢力とのバランスによって調整される。この制御設定値は、ソレノイドへの供給電流値を変更することで事後的に調整することもできる。このような制御弁においては、その開弁特性におけるヒステリシスの低減や省電力等の観点から、ソレノイドへの通電制御にPWM(Pulse Width Modulation )方式が採用されるものが多い。例えば、所定のデューティ比に設定した400Hz程度のパルス電流を供給して容量制御を行うものがある(例えば特許文献1参照)。
特開2005−171908号公報
しかしながら、このような制御弁は、上述したPWMによる通電制御がソレノイドのプランジャに微小振動を生じさせるため、その振動が弁体ひいてはボディに伝達されてノイズを発生させる懸念があった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、PWM方式の通電制御がなされる可変容量圧縮機用制御弁において、プランジャの振動によるノイズを抑えることにある。
本発明のある態様は、吸入室に導入される冷媒を圧縮して吐出室から吐出する可変容量圧縮機の吐出容量を、吐出室からに導入する冷媒の流量、又は制御室から吸入室へ導出する冷媒の流量を調整することにより変化させる制御弁である。この制御弁は、吐出室又は吸入室に連通する第1ポートと、制御室に連通する第2ポートと、第1ポートと第2ポートとをつなぐ通路に設けられた弁孔と、を有するボディと、弁孔に接離して弁部を開閉する弁体と、PWM方式による通電制御がなされ、弁体を弁部の開閉方向に駆動するためのソレノイド力を発生させるソレノイドと、弁体と一体変位する可動部材に連結される弾性体と、その弾性体を介して可動部材に相対変位可能に連結される質量体とを含み、PWM制御による弁体の振動を抑制する吸振構造と、を備える。
この態様によると、吸振構造を設けたことにより、PWM制御時に質量体が弁体とは逆位相にて振動し、弁体の慣性力の少なくとも一部を打ち消すようになる。それにより、プランジャの振動によるノイズを抑えることができる。
本発明によれば、PWM方式の通電制御がなされる可変容量圧縮機用制御弁において、プランジャの振動によるノイズを抑えることができる。
第1実施形態に係る制御弁の構成を示す断面図である。 図1の上半部に対応する部分拡大断面図である。 制御弁の動作を表す図である。 制御弁の動作を表す図である。 第2実施形態に係る吸振構造の構成を表す図である。 第3実施形態に係る吸振構造およびその周辺の構成を示す部分断面図である。 第4実施形態に係る吸振構造およびその周辺の構成を示す部分断面図である。 第5実施形態に係る吸振構造の構成を表す図である。 第6実施形態に係る吸振構造およびその周辺の構成を示す部分断面図である。 第7実施形態に係る吸振構造およびその周辺の構成を示す部分断面図である。 第8実施形態に係る制御弁の構成を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明においては便宜上、図示の状態を基準に各構造の位置関係を上下と表現することがある。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係る制御弁の構成を示す断面図である。
制御弁1は、自動車用空調装置の冷凍サイクルに設置される対象装置としての図示しない可変容量圧縮機(単に「圧縮機」という)の吐出容量を制御する電磁弁として構成されている。この圧縮機は、冷凍サイクルを流れる冷媒を圧縮して高温・高圧のガス冷媒にして吐出する。そのガス冷媒は凝縮器(外部熱交換器)にて凝縮され、さらに膨張装置により断熱膨張されて低温・低圧の霧状の冷媒となる。この低温・低圧の冷媒が蒸発器にて蒸発し、その蒸発潜熱により車室内空気を冷却する。蒸発器で蒸発された冷媒は、再び圧縮機へと戻されて冷凍サイクルを循環する。圧縮機は、自動車のエンジンによって回転駆動される回転軸を有し、その回転軸に取り付けられた揺動板に圧縮用のピストンが連結されている。その揺動板の角度を変化させてピストンのストロークを変えることにより、冷媒の吐出量が調整される。制御弁1は、その圧縮機の吐出室から制御室へ導入する冷媒流量を制御することで揺動板の角度、ひいてはその圧縮機の吐出容量を変化させる。なお、本実施形態の制御室はクランク室からなるが、変形例においてはクランク室内又はクランク室外に別途設けられた圧力室であってもよい。
制御弁1は、圧縮機の吸入圧力Ps(「被感知圧力」に該当する)を設定圧力に保つように、吐出室から制御室に導入する冷媒流量を制御するいわゆるPs感知弁として構成されている。制御弁1は、弁本体2とソレノイド3とを一体に組み付けて構成される。弁本体2は、圧縮機の運転時に吐出冷媒の一部を制御室へ導入するための冷媒通路を開閉する主弁と、圧縮機の起動時に制御室の冷媒を吸入室へ逃がすいわゆるブリード弁として機能する副弁とを含む。ソレノイド3は、主弁を開閉方向に駆動してその開度を調整し、制御室へ導入する冷媒流量を制御する。弁本体2は、段付円筒状のボディ5、ボディ5の内部に設けられた主弁および副弁、主弁の開度を調整するためにソレノイド力に対抗する力を発生するパワーエレメント6等を備えている。パワーエレメント6は、「感圧部」として機能する。
ボディ5には、その上端側からポート12,14,16が設けられている。ポート12は「吸入室連通ポート」として機能し、圧縮機の吸入室に連通する。ポート14は「制御室連通ポート」として機能し、圧縮機の制御室に連通する。ポート16は「吐出室連通ポート」として機能し、圧縮機の吐出室に連通する。また、ポート16は「第1ポート」として機能し、ポート14は「第2ポート」として機能する。ボディ5の上端開口部を閉じるように端部材13が固定されている。ボディ5の下端部はソレノイド3の上端部に連結されている。
ボディ5内には、ポート16とポート14とを連通させる内部通路である主通路と、ポート14とポート12とを連通させる内部通路である副通路とが形成されている。主通路には主弁が設けられ、副通路には副弁が設けられる。すなわち、制御弁1は、一端側からパワーエレメント6、副弁、主弁、ソレノイド3が順に配置される構成を有する。主通路には主弁孔20と主弁座22が設けられる。副通路には副弁孔32と副弁座34が設けられる。
ポート12は、ボディ5の上部に区画された作動室23と吸入室とを連通させる。パワーエレメント6は、作動室23に配置されている。ポート16は、吐出室から吐出圧力Pdの冷媒を導入する。ポート16と主弁孔20との間には主弁室24が設けられ、主弁が配置されている。ポート14は、圧縮機の定常動作時に主弁を経由して制御圧力Pcとなった冷媒を制御室へ向けて導出する一方、圧縮機の起動時には制御室から排出された制御圧力Pcの冷媒を導入する。ポート14と主弁孔20との間には副弁室26が設けられ、副弁が配置されている。ポート12は、圧縮機の定常動作時に吸入圧力Psの冷媒を導入する一方、圧縮機の起動時には副弁を経由して吸入圧力Psとなった冷媒を吸入室へ向けて導出する。
すなわち、主弁の開弁時には、ポート16が吐出室からの冷媒を導入するための「導入ポート」として機能するとともに、ポート14が制御室へ向けて冷媒を導出するための「導出ポート」として機能する。一方、副弁の開弁時には、ポート14が制御室からの冷媒を導入するための「導入ポート」として機能するとともに、ポート12が吸入室へ向けて冷媒を導出するための「導出ポート」として機能する。ポート14は、主弁および副弁の開閉状態に応じて冷媒を導入又は導出する「導入出ポート」として機能する。
主弁室24と副弁室26との間に主弁孔20が設けられ、その下端開口端部に主弁座22が形成されている。ポート14と作動室23との間にはガイド孔25が設けられている。ボディ5の下部(主弁室24の主弁孔20とは反対側)にはガイド孔27が設けられている。ガイド孔27には、円筒状の主弁体30が摺動可能に挿通されている。
主弁体30の上半部が縮径し、主弁孔20を貫通しつつ内外を区画する区画部33となっている。主弁体30の中間部に形成された段部が、主弁座22に着脱して主弁を開閉する弁形成部35となっている。主弁体30が主弁室24側から主弁座22に着脱することにより主弁を開閉し、吐出室から制御室へ流れる冷媒流量を調整する。区画部33の上部が上方に向かってテーパ状に拡径し、その上端開口部に副弁座34が構成されている。副弁座34は、主弁体30と共に変位する可動弁座として機能する。
一方、ガイド孔25には、円筒状の副弁体36が摺動可能に挿通されている。副弁体36の内部通路が副弁孔32となっている。この内部通路は、副弁の開弁により副弁室26と作動室23とを連通させる。副弁体36と副弁座34とは軸線方向に対向配置されている。副弁体36が副弁室26にて副弁座34に着脱することにより副弁を開閉する。
また、ボディ5の軸線に沿って長尺状の作動ロッド38が設けられている。作動ロッド38の上端部は、副弁体36を貫通してパワーエレメント6と作動連結可能に接続される。作動ロッド38の下端部は、ソレノイド3の後述するプランジャ50に連結されている。作動ロッド38の上半部は主弁体30を貫通し、その上部が縮径されている。その縮径部には副弁体36が外挿され、圧入により固定されている。その縮径部の先端がパワーエレメント6に接続されている。
作動ロッド38の軸線方向中間部にはリング状のばね受け40が嵌着され、支持されている。主弁体30とばね受け40との間には、主弁体30を主弁の閉弁方向に付勢するスプリング42(「付勢部材」として機能する)が介装されている。主弁の制御時には、スプリング42の弾性力によって主弁体30とばね受け40とが突っ張った状態となり、主弁体30と作動ロッド38とが一体に動作する。
パワーエレメント6は、吸入圧力Psを感知して変位するベローズ45を含み、そのベローズ45の変位によりソレノイド力に対抗する力を発生させる。この対抗力は、作動ロッド38および副弁体36を介して主弁体30にも伝達される。副弁体36が副弁座34に着座して副弁を閉じることにより、制御室から吸入室への冷媒のリリーフが遮断される。また、副弁体36が副弁座34から離間して副弁を開くことにより、制御室から吸入室への冷媒のリリーフが許容される。
一方、ソレノイド3は、段付円筒状のコア46と、コア46の下端開口部を封止するように組み付けられた有底円筒状のスリーブ48と、スリーブ48に収容されてコア46と軸線方向に対向配置された段付円筒状のプランジャ50と、コア46およびスリーブ48に外挿された円筒状のボビン52と、ボビン52に巻回され、通電により磁気回路を生成する電磁コイル54と、電磁コイル54を外方から覆うように設けられる円筒状のケース56と、ケース56の下端開口部を封止するように設けられた端部材58と、ボビン52の下方にて端部材58に埋設された磁性材料からなるカラー60を備える。なお、コア46、ケース56およびカラー60がヨークを構成する。また、ボディ5、端部材13、コア46、ケース56および端部材58が制御弁1全体のボディを形成している。
弁本体2とソレノイド3とは、ボディ5の下端部がコア46の上端開口部に圧入されることにより固定されている。コア46と主弁体30との間には圧力室28が形成されている。一方、コア46の中央を軸線方向に貫通するように、作動ロッド38が挿通されている。圧力室28に導入される吸入圧力Psは、作動ロッド38とコア46との間隙により形成される連通路62を通ってスリーブ48の内部にも導かれる。
コア46とプランジャ50との間には、両者を互いに離間させる方向に付勢するスプリング44(「付勢部材」として機能する)が介装されている。スプリング44は、いわゆるオフばねとして機能する。作動ロッド38は、副弁体36およびプランジャ50のそれぞれに対して同軸状に接続されている。作動ロッド38は、その上部が副弁体36に圧入され、下端部がプランジャ50の上部に圧入されている。これら作動ロッド38、副弁体36およびプランジャ50は、主弁の制御時において主弁体30と一体変位する「可動部材」を構成する。
作動ロッド38は、コア46とプランジャ50との吸引力であるソレノイド力を、主弁体30および副弁体36に適宜伝達する。一方、作動ロッド38には、パワーエレメント6の伸縮作動による駆動力(「感圧駆動力」ともいう)がソレノイド力と対抗するように負荷される。すなわち、主弁の制御状態においては、ソレノイド力と感圧駆動力とにより調整された力が主弁体30に作用し、主弁の開度を適切に制御する。圧縮機の起動時には、ソレノイド力の大きさに応じて作動ロッド38がスプリング44の付勢力に抗してボディ5に対して相対変位し、主弁を閉じた後に副弁体36を押し上げて副弁を開弁させる。また、主弁の制御中であっても、吸入圧力Psが相当高まると、作動ロッド38がベローズ45の付勢力に抗してボディ5に対して相対変位し、主弁を閉じた後に副弁体36を押し上げて副弁を開弁させる。それによりブリード機能を発揮させる。
スリーブ48は非磁性材料からなる。プランジャ50の側面には軸線に平行な連通溝66が設けられ、プランジャ50の下部には内外を連通する連通孔68が設けられている。このような構成により、図示のようにプランジャ50が下死点に位置しても、吸入圧力Psがプランジャ50とスリーブ48との間隙を通って背圧室70に導かれる。
ボビン52からは電磁コイル54につながる一対の接続端子72が延出し、それぞれ端部材58を貫通して外部に引き出されている。同図には説明の便宜上、その一対の片方のみが表示されている。端部材58は、ケース56に内包されるソレノイド3内の構造物全体を下方から封止するように取り付けられている。端部材58は、耐食性を有する樹脂材のモールド成形(射出成形)により形成され、その樹脂材がケース56と電磁コイル54との間隙にも満たされている。このように樹脂材がケース56と電磁コイル54との間隙に樹脂材を満たすことで、電磁コイル54で発生した熱をケース56に伝達しやすくし、その放熱性能を高めている。端部材58からは接続端子72の先端部が引き出されており、図示しない外部電源に接続される。
図2は、図1の上半部に対応する部分拡大断面図である。
主弁体30のガイド孔27との摺動面には、冷媒の流通を抑制するための複数の環状溝からなるラビリンスシール74が設けられている。ばね受け40は、いわゆるEリングからなり、作動ロッド38の中間部に形成された環状溝に嵌合するようにして支持され、圧力室28内に配置されている。
主弁体30の下半部は内径が拡径されており、スプリング42がその拡径部に収容されるように配置されている。このような構成により、スプリング42と主弁体30との当接ポイントが、ガイド孔27における摺動部の中央よりも主弁室24側に位置するため、主弁体30がいわゆるやじろべいのような態様でスプリング42に安定に支持される。その結果、主弁体30が開閉駆動されるときのぐらつきによるヒステリシスの発生を防止又は抑制することができる。
副弁体36は、その中央を軸線方向に貫通する挿通孔43を有する。作動ロッド38の上部は、その挿通孔43を貫通してパワーエレメント6まで延在している。副弁体36は、作動ロッド38における縮径部の基端である段部79に係止されることにより、作動ロッド38に対する位置決めがなされている。副弁体36における挿通孔43の周囲には、主弁体30の内部通路37と作動室23とを連通させるための複数の内部通路39が形成されている。内部通路39は、挿通孔43と平行に延在し、副弁体36を貫通している。なお、作動ロッド38は、副弁体36が副弁座34に着座した図示の状態においては、ばね受け40の上面が主弁体30の下面から少なくとも所定間隔Lをあけて離間するように、段部79の位置が設定されている。所定間隔Lは、いわゆる「遊び」として機能する。
ソレノイド力を大きくすると、作動ロッド38を主弁体30に対して相対変位させて副弁体36を押し上げることもできる。それにより、副弁体36と副弁座34とを離間させて副弁を開くことができる。また、ばね受け40と主弁体30とを係合(当接)させた状態でソレノイド力を主弁体30に直接的に伝達することができ、主弁体30を主弁の閉弁方向に大きな力で押圧することができる。この構成は、主弁体30とガイド孔27との摺動部への異物の噛み込みにより主弁体30がロックした場合に、それを解除するロック解除機構として機能する。
主弁室24は、ボディ5と同軸状に設けられ、主弁孔20よりも大径の圧力室として構成される。このため、主弁とポート16との間には比較的大きな空間が形成され、主弁を開弁させたときに主通路を流れる冷媒の流量を十分に確保することができる。同様に、副弁室26もボディ5と同軸状に設けられ、主弁孔20よりも大径の圧力室として構成される。このため、副弁とポート14との間にも比較的大きな空間が形成される。そして図示のように、主弁体30の上端と副弁体36の下端との着脱部が、副弁室26の中央部に位置するように設定されている。つまり、副弁座34が常に副弁室26に位置するよう主弁体30の可動範囲が設定され、副弁室26にて副弁が開閉されるようになる。このため、副弁を開弁させたときに副通路を流れる冷媒の流量を十分に確保することができる。つまり、ブリード機能を効果的に発揮することができる。
パワーエレメント6は、ベローズ45の上端開口部を第1ストッパ82により閉止し、下端開口部を第2ストッパ84により閉止して構成されている。ベローズ45は「感圧部材」として機能し、第1ストッパ82および第2ストッパ84は、それぞれ「ベース部材」として機能する。第1ストッパ82は、端部材13と一体成形されている。第2ストッパ84は、金属材をプレス成形して有底円筒状に構成されており、その下端開口部に半径方向外向きに延出するフランジ部86を有する。ベローズ45は、蛇腹状の本体の上端部が端部材13の下面に気密に溶接され、その本体の下端開口部がフランジ部86の上面に気密に溶接されている。ベローズ45の内部は密閉された基準圧力室Sとなっており、ベローズ45の内方には、端部材13とフランジ部86との間に、ベローズ45を伸長方向に付勢するスプリング88が介装されている。基準圧力室Sは、本実施形態では真空状態とされている。
端部材13は、パワーエレメント6の固定端となっている。端部材13のボディ5への圧入量を調整することにより、パワーエレメント6の設定荷重(スプリング88の設定荷重)を調整できるようにされている。なお、第1ストッパ82の中央部がベローズ45の内方に向けて下方に延在し、第2ストッパ84の中央部がベローズ45の内方に向けて上方に延在し、それらがベローズ45の軸芯を形成している。作動ロッド38の上端部が第2ストッパ84に嵌合している。ベローズ45は、作動室23の吸入圧力Psと基準圧力室Sの基準圧力との差圧に応じて軸線方向(主弁および副弁の開閉方向)に伸長または収縮する。ベローズ45の変位に応じて主弁体30に開弁方向の駆動力が付与される。その差圧が大きくなっても、ベローズ45が所定量収縮すると、第2ストッパ84が第1ストッパ82に当接して係止されるため、その収縮は規制される。
本実施形態においては、ベローズ45の有効受圧径Aと、主弁体30の主弁における有効受圧径B(シール部径)と、主弁体30の摺動部径C(シール部径)と、副弁体36の摺動部径D(シール部径)とが等しく設定されている。このため、主弁体30とパワーエレメント6とが作動連結した状態においては、主弁体30と副弁体36との結合体に作用する吐出圧力Pd,制御圧力Pcおよび吸入圧力Psの影響がキャンセルされる。その結果、主弁の制御状態において、主弁体30は、パワーエレメント6が作動室23にて受ける吸入圧力Psに基づいて開閉動作することになる。つまり、制御弁1は、いわゆるPs感知弁として機能する。
本実施形態ではこのように、径B,C,Dを等しくするとともに、弁体(主弁体30および副弁体36)の内部通路を上下に貫通させることで、弁体に作用する圧力(Pd,Pc,Ps)の影響をキャンセルすることができる。つまり、副弁体36,主弁体30,作動ロッド38およびプランジャ50の結合体の前後(図では上下)の圧力を同じ圧力(吸入圧力Ps)とすることができ、それにより圧力キャンセルが実現される。これにより、ベローズ45の径に依存することなく各弁体の径を設定することもでき、設計自由度が高い。このため、変形例においては、径B,C,Dを等しくする一方、有効受圧径Aをこれらと異ならせてもよい。すなわち、ベローズ45の有効受圧径Aを、径B,C,Dより小さくしてもよいし、径B,C,Dより大きくしてもよい。
ボディ5の外周面において、ポート12とポート14との間にはOリング92が嵌着され、ポート14とポート16との間にはOリング94が嵌着されている。さらに、コア46の上端近傍の外周面にもOリング96が嵌着されている。これらのOリング92,94,96は、シール機能を有し、制御弁1が圧縮機の取付孔に取り付けられた際に冷媒の漏洩を規制する。
図1に戻り、プランジャ50には、作動ロッド38との連結部とは反対側に開口する挿通孔100が設けられ、その挿通孔100内に球状の錘102が支持されている。錘102は、スプリング104を介してプランジャ50に連結されている。錘102は「質量体」として機能し、スプリング104は「弾性体」として機能する。そして、これら錘102およびスプリング104が「吸振構造」を構成する。なお、ここでいう「吸振構造」は、動吸振器(dynamic vibration absorber)やダイナミックダンパ(dynamic damper)の概念を含む。
スプリング104の一端がプランジャ50に接合され、スプリング104の他端が錘102に接合されている。それにより、錘102が片持ち状に支持されている。なお、本実施形態ではこれらの接合をスポット溶接により行っているが、ロウ付け等その他の手段により接合してもよい。図示のように、錘102、スプリング104、プランジャ50および作動ロッド38は、同軸状に配設されている。
スプリング104は、コイルスプリングであり、その外径は挿通孔100の内径よりも小さい。錘102の直径も挿通孔100の内径より小さい。それにより、錘102は、プランジャ50に干渉することなく挿通孔100内を軸線方向に変位することができる。スプリング104は、プランジャ50に干渉することなく軸線方向に伸縮することができる。また、後述するPWM制御により錘102が振動しても、スリーブ48の底部に衝突しないよう、錘102の配置、スプリング104の剛性、スリーブ48の大きさ等が設定されている。
このような構成において、錘102の質量とスプリング104のばね定数とに基づく吸振構造の固有振動数が、PWM制御によって可動部材(プランジャ50,作動ロッド38,主弁体30,副弁体36)に付与される加振振動数と一致するように設定されている。なお、ここでいう「一致」は、完全一致はもちろん、ほぼ一致する構成を含む概念である。それにより、可動部材の振動に対して錘102が逆位相で振動するようになり、可動部材の慣性力を打ち消す作用が働くようになる。なお、変形例においては、吸振構造の固有振動数が、PWM制御による可動部材の振動を抑制できる値であればよい。
次に、制御弁の動作について説明する。
本実施形態では、ソレノイド3への通電制御にPWM方式が採用される。このPWM制御は、図示しない制御部により実行される。この制御部は、指定したデューティ比のパルス信号を出力するPWM出力部を有するが、その構成自体には公知のものが採用されるため、詳細な説明を省略する。
図3および図4は、制御弁の動作を表す図である。既に説明した図2は、制御弁の最小容量運転状態を示している。図3は、制御弁の起動時等にブリード機能を動作させたときの状態を示している。図4は、比較的安定した制御状態を示している。以下では図1に基づき、適宜図2〜図4を参照しつつ説明する。
制御弁1においてソレノイド3が非通電のとき、つまり自動車用空調装置が動作していないときには、コア46とプランジャ50との間に吸引力が作用しない。一方、スプリング44の付勢力が、プランジャ50、作動ロッド38および副弁体36を介して主弁体30に伝達される。その結果、図2に示すように、主弁体30が主弁座22から離間して主弁が全開状態となる。このとき、副弁は閉弁状態を維持する。
一方、自動車用空調装置の起動時にソレノイド3の電磁コイル54に起動電流が供給されると、図3に示すように、吸入圧力Psがその供給電流値により定まる開弁圧力(「副弁開弁圧力」ともいう)よりも高ければ、副弁が開弁する。すなわち、ソレノイド力がスプリング42の付勢力に打ち勝ち、副弁体36が一体的に押し上げられる。その結果、副弁体36が副弁座34から離間して副弁が開かれ、ブリード機能が有効に発揮される。この動作過程で主弁体30がスプリング42の付勢力により押し上げられ、主弁座22に着座する。その結果、主弁は閉弁状態となる。すなわち、主弁が閉じて制御室への吐出冷媒の導入を規制した後、副弁が開いて制御室内の冷媒を吸入室に速やかにリリーフさせる。その結果、圧縮機を速やかに起動させることができる。なお、「副弁開弁圧力」については、車両がおかれる環境下に応じて後述する設定圧力Psetが変化されると、それに応じて変化する。
ソレノイド3に供給される電流値が主弁の制御電流値範囲にあるときには、吸入圧力Psが供給電流値により設定された設定圧力Psetとなるよう主弁の開度が自律的に調整される。この主弁の制御状態においては、図4に示すように、副弁体36が副弁座34に着座し、副弁は閉弁状態を維持する。一方、吸入圧力Psが比較的低いためにベローズ45が伸長し、主弁体30が動作して主弁の開度を調整する。このとき、主弁体30は、スプリング44による開弁方向の力と、閉弁方向のソレノイド力と、吸入圧力Psに応じたパワーエレメント6による開弁方向の力とがバランスした弁リフト位置にて停止する。
そして、例えば冷凍負荷が大きくなり吸入圧力Psが設定圧力Psetよりも高くなると、ベローズ45が縮小するため、主弁体30が相対的に上方(閉弁方向)へ変位する。その結果、主弁の弁開度が小さくなり、圧縮機は吐出容量を増やすよう動作する。その結果、吸入圧力Psが低下する方向に変化する。逆に、冷凍負荷が小さくなって吸入圧力Psが設定圧力Psetよりも低くなると、ベローズ45が伸長する。その結果、パワーエレメント6が主弁体30を開弁方向に付勢して主弁の弁開度が大きくなり、圧縮機は吐出容量を減らすよう動作する。その結果、吸入圧力Psが設定圧力Psetに維持される。なお、吸入圧力Psが設定圧力Psetよりも相当高くなると、その吸入圧力Psの高さによっては主弁が閉弁し、副弁が開くことも想定される。ただし、主弁が閉じた後に副弁が開くまでに圧力範囲(不感帯)があるため、主弁と副弁が不安定に開閉する等の事態は防止される。
このような定常制御が行われている間にエンジンの負荷が大きくなり、空調装置への負荷を低減させたい場合、制御弁1においてソレノイド3がオンからオフに切り替えられる。そうすると、コア46とプランジャ50との間に吸引力が作用しなくなるため、スプリング44の付勢力により主弁体30が主弁座22から離間し、主弁が全開状態となる。このとき、副弁体36は副弁座34に着座しているため、副弁は閉弁状態となる。それにより、圧縮機の吐出室からポート16に導入された吐出圧力Pdの冷媒は、全開状態の主弁を通過し、ポート14から制御室へと流れることになる。したがって、制御圧力Pcが高くなり、圧縮機は最小容量運転を行うようになる。
このような主弁の制御時において、上述した吸振構造が機能するため、PWM制御によって可動部材に発生する振動を抑制することができ、弁部やボディ5におけるノイズの発生を抑えることができる。
以上に説明したように、本実施形態では、錘102とスプリング104とにより構成される吸振構造をプランジャ50に直列に設ける構成とした。それにより、PWM制御によるプランジャ50の振動を抑えることができ、例えば主弁の寸開時において主弁体30が主弁座22に衝突することによる打撃音を防止又は抑制することができる。また、プランジャ50の振動がボディ5に伝達されることによる振動音を抑制することができる。つまり、PWM制御に伴うノイズの発生を防止又は抑制することができる。また、プランジャ50に形成した挿通孔100に錘102を収容するように配置することで、制御弁1のサイズを特に大きくすることなく、その吸振構造の効果を得ることができる。さらに、錘102が挿通孔100との間のクリアランスを維持した状態で動作するため、摩耗等が生じることがなく、吸振構造の寿命が長いといったメリットもある。
[第2実施形態]
図5は、第2実施形態に係る吸振構造の構成を表す図である。(A)は吸振構造およびその周辺の構成を示す部分断面図である。(B)はスプリングの構成を示す概略断面図であり、(C)はスプリングの底面図である。以下では第1実施形態との相異点を中心に説明する。なお、同図において第1実施形態とほぼ同様の構成部分については同一の符号を付している。
本実施形態では、図5(A)に示すように、吸振構造を構成するスプリング204と、プランジャ250とを嵌合させるようにして固定する。図5(B)および(C)に示すように、スプリング204は、コイル状の本体206の上端部に大径の環状嵌合部208を有する。
一方、図5(A)に示すように、プランジャ250の挿通孔100における底部近傍の側面には、環状の嵌合溝210が凹設されている。そして、環状嵌合部208を嵌合溝210に嵌合させることにより、スプリング204がプランジャ250に固定されている。なお、錘102とスプリング204とは、第1実施形態と同様にスポット溶接にて固定されているが、これらも嵌合構造により固定してもよい。このような構成により、吸振構造の組み付け作業が容易となる。
[第3実施形態]
図6は、第3実施形態に係る吸振構造およびその周辺の構成を示す部分断面図である。本実施形態では、錘302が段付円柱状をなし、スプリング104の端部が接合される本体310と、スプリング104に挿通される挿通部312とを有する。挿通部312は、本体310よりも外径が小さいが、スプリング104の上端側に向けて深く挿通されるため、錘302全体としての質量を大きくすることができる。言い換えれば、挿通孔100の内部スペースを有効活用して錘302の質量を確保することができる。すなわち、吸振構造を構成する部材の固有振動数の設定に際し、省スペース化を実現しつつ錘302の質量を調整することが可能となる。
[第4実施形態]
図7は、第4実施形態に係る吸振構造およびその周辺の構成を示す部分断面図である。本実施形態では、吸振構造を構成する弾性体としてゴム製のダイヤフラム404が採用される。そして、ダイヤフラム404に対して錘402が樹脂モールドされている。すなわち、ダイヤフラム404は、可撓性を有する円板状の本体410と、本体410の中央部にて錘402を覆うようにして支持する支持部412とを有する。本体410には、挿通孔100の内外を連通させるための複数の連通孔420が設けられている。プランジャ450には、第1実施形態のような連通孔68は設けられていない。なお、本実施形態では、ダイヤフラムに錘をモールドする例を示したが、例えばポリイミドダイヤフラムを加締めるなど、他の固定手段により錘と一体に構成してもよい。
本体410の外周縁部がプランジャ450の下端部に加締め接合されている。錘402は、円柱状をなし、挿通孔100の内方に向けて延在する。錘402は、プランジャ450と同軸状に配置されている。このような構成によっても挿通孔100の内部スペースを有効活用して錘402の質量を確保することができる。
[第5実施形態]
図8は、第5実施形態に係る吸振構造の構成を表す図である。(A)は吸振構造およびその周辺の構成を示す部分断面図である。(B)は(A)のA−A矢視断面図である。
本実施形態では、吸振構造を構成する弾性体として複数(本実施形態では3つ)の板ばね504が採用される。これらの板ばね504が、円柱状の錘502の周囲に等間隔で設けられている。板ばね504は、断面L字状をなし、その短片が錘502の半径方向に延び、その先端が錘502の軸線方向中央部に接合されている。板ばね504の長片は、その外周面が曲面となっており、挿通孔100の内周面に接合されている。なお、本実施形態ではこれらの接合をスポット溶接により行っているが、ロウ付け等その他の手段により接合してもよい。
このように、弾性体として板ばねを採用することにより、その弾性体を質量体(錘502)に対して任意の位置に接合し易くなる。このため、図示のように、錘502を挿通孔100の中央付近に配置することもでき、挿通孔100の内部スペースを有効活用して錘402の質量を確保することができる。なお、本実施形態では、複数の板ばね504のそれぞれを錘502に接合する例を示したが、例えば環状の本体の外周縁から複数の脚部を延出させる態様の板ばねを採用し、その本体を錘502に接合してもよい。
[第6実施形態]
図9は、第6実施形態に係る吸振構造およびその周辺の構成を示す部分断面図である。本実施形態では、吸振構造を構成する錘の一部がプランジャ650の外部に突出する構成が採用される。そのため、スリーブ648が第1実施形態のスリーブ48よりも軸線方向に大きくされている。
プランジャ650には、下方に拡径部620を有する挿通孔600が設けられ、錘602の大部分が挿通されている。錘602は、段付円柱状をなし、挿通孔600内に挿通される本体610と、挿通孔600の外部に露出する大径部612とを有する。スプリング104は、拡径部620の基端部と大径部612との間に介装されている。大径部612の外径は、拡径部620の内径よりも大きい。
このように錘602の一部をプランジャ650の外部に延在させることで、錘602の質量を大きくすることができる。すなわち、吸振構造の固有振動数の設定に際し、錘602の質量の調整がより容易となる。
[第7実施形態]
図10は、第7実施形態に係る吸振構造およびその周辺の構成を示す部分断面図である。本実施形態では、吸振構造を構成する錘の全体がプランジャ650の外部に配置される。
錘702は、段付円柱状をなし、一対のスプリング104,704に上下から挟まれるようにして支持されている。スプリング104は、プランジャ650の拡径部620と錘702との間に介装されている。スプリング704は、スリーブ748の底部と錘702との間に介装されている。スリーブ748の底部中央には、スプリング704の軸芯となるよう内方に突出したばね受け部710が設けられている。このような構成により、錘702をスプリング104,704に溶接等により固定する必要がなくなり、吸振構造の組み付けが容易となる。
[第8実施形態]
図11は、第8実施形態に係る制御弁の構成を示す断面図である。
制御弁801は、第1実施形態とは異なり、ブリード機能を発揮するための副弁を有していない。また、吸振構造がソレノイド3側ではなく、弁本体802側に設けられている。この吸振構造は、作動ロッド838と連結するように設けられている。作動ロッド838は、段付円柱状をなし、その上部がガイド孔25を摺動可能に貫通している。弁体830は、作動ロッド838に一体に設けられている。ボディ805の下半部とソレノイド3とにより囲まれる圧力室28に吸振構造が配置されている。
すなわち、作動ロッド838の中間部に挿通されるように環状の錘810が設けられている。ただし、錘810に設けられた挿通孔812と作動ロッド838との間には十分なクリアランスが設定されており、錘810が作動ロッド838に対して摺動抵抗を受けない構成とされている。作動ロッド838における錘810の上方にはばね受け820が設けられ、錘810の下方にはばね受け822が設けられている。そして、錘810とばね受け820との間にスプリング824が介装され、錘810とばね受け822との間にスプリング826が介装されている。これらスプリング824,826が「弾性体」として機能し、錘810とともに吸振構造を構成する。
本実施形態においても、錘810の質量とスプリング824,826のばね定数とに基づく吸振構造の固有振動数が、PWM制御によって可動部材(プランジャ50,作動ロッド838,弁体830)に付与される加振振動数と一致するように設定されている。そして、可動部材の振動に対して錘810が逆位相で振動するようになり、可動部材の慣性力を打ち消す作用が働くようになる。それにより、PWM制御によるプランジャ50の振動を抑えることができ、ノイズの発生を防止又は抑制することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はその特定実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想の範囲内で種々の変形が可能であることはいうまでもない。
上記実施形態では、吸振構造の配置構成の一例を示したが、それ以外の配置構成を採用してもよい。例えば、プランジャとコアとの間の空間に吸振構造を設けてもよい。あるいは、パワーエレメントと作動ロッドとの間に吸振構造を設けてもよい。
上記実施形態では、可変容量圧縮機の吐出室から制御室に導入する冷媒の流量を調整するいわゆる入れ制御の制御弁を示したが、変形例においては、制御室から吸入室へ導出する冷媒の流量を調整するいわゆる抜き制御の制御弁として構成してもよい。その場合、吸入室連通ポートと制御室連通ポートとをつなぐ通路に主弁孔が設けられる。主弁体がその主弁孔に接離して主弁を開閉する。副弁を設ける必要はない。
上記実施形態では、制御弁として、吸入圧力Psが満たされる作動室23にパワーエレメント6を配置し、吸入圧力Psを直接感知して動作するいわゆるPs感知弁を例示した。変形例においては、制御圧力Pcが満たされる容量室にパワーエレメントを配置する一方、制御圧力Pcをキャンセルする構造を採用することで、実質的に吸入圧力Psを感知して動作するPs感知弁として構成してもよい。あるいは、吸入圧力Psではなく制御圧力Pcを被感知圧力として感知して動作するいわゆるPc感知弁としてもよい。あるいは、パワーエレメントを設けることなく、弁体を含む可動部材が差圧を感知して動作する差圧弁として構成してもよい。例えば、吐出圧力Pdと吸入圧力Psとの差圧(Pd−Ps)が設定差圧となるように動作するPd−Ps差圧弁としてもよい。あるいは、吐出圧力Pdと制御圧力Pcとの差圧(Pd−Pc)が設定差圧となるように動作するPd−Pc差圧弁としてもよい。
上記実施形態では、パワーエレメント6を構成する感圧部材としてベローズ45を採用する例を示したが、ダイヤフラムを採用してもよい。その場合、その感圧部材として必要な動作ストロークを確保するために、複数のダイヤフラムを軸線方向に連結する構成としてもよい。
上記実施形態では、スプリング42,44,88,104,204,504,824,826等に関し、付勢部材(弾性体)としてスプリングを例示したが、ゴムや樹脂等の弾性材料を採用してもよいことは言うまでもない。
上記実施形態では、ベローズ45の内部の基準圧力室Sを真空状態としたが、大気を満たしたり、基準となる所定のガスを満たすなどしてもよい。あるいは、吐出圧力Pd、制御圧力Pc、および吸入圧力Psのいずれかを満たすようにしてもよい。そして、パワーエレメントが適宜ベローズの内外の圧力差を感知して作動する構成としてもよい。また、上記実施形態では、主弁体が直接受ける圧力Pd,Pc,Psをキャンセルする構成としたが、これらの少なくともいずれかの圧力をキャンセルしない構成としてもよい。
上記第1実施形態では、ボディの一端側(ソレノイドと反対側)から順に吸入室連通ポート、制御室連通ポート、吐出室連通ポートが設けられ、吐出室連通ポートがソレノイドに近接配置される構成を例示した。また、上記第2実施形態では、ボディの一端側から順に吸入室連通ポート、吐出室連通ポート、制御室連通ポートが設けられ、制御室連通ポートがソレノイドに近接配置される構成を例示した。変形例においては、それら以外のポート配列を採用してもよい。例えば、吸入室連通ポートがソレノイドに近接配置される構成としてもよい。
なお、本発明は上記実施形態や変形例に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。上記実施形態や変形例に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることにより種々の発明を形成してもよい。また、上記実施形態や変形例に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。
1 制御弁、3 ソレノイド、5 ボディ、6 パワーエレメント、12 ポート、14 ポート、16 ポート、20 主弁孔、30 主弁体、32 副弁孔、36 副弁体、38 作動ロッド、46 コア、48 スリーブ、50 プランジャ、100 挿通孔、102 錘、104 スプリング、204 スプリング、208 環状嵌合部、210 嵌合溝、250 プランジャ、302 錘、402 錘、502 錘、504 板ばね、600 挿通孔、602 錘、648 スリーブ、650 プランジャ、702 錘、704 スプリング、801 制御弁、805 ボディ、810 錘、824 スプリング、826 スプリング、830 弁体、838 作動ロッド。

Claims (8)

  1. 吸入室に導入される冷媒を圧縮して吐出室から吐出する可変容量圧縮機の吐出容量を、前記吐出室から制御室に導入する冷媒の流量、又は前記制御室から前記吸入室へ導出する冷媒の流量を調整することにより変化させる可変容量圧縮機用制御弁において、
    前記吐出室又は前記吸入室に連通する第1ポートと、前記制御室に連通する第2ポートと、前記第1ポートと前記第2ポートとをつなぐ通路に設けられた弁孔と、を有するボディと、
    前記弁孔に接離して弁部を開閉する弁体と、
    PWM方式による通電制御がなされ、前記弁体を前記弁部の開閉方向に駆動するためのソレノイド力を発生させるソレノイドと、
    前記弁体と一体変位する可動部材に連結される弾性体と、その弾性体を介して前記可動部材に相対変位可能に連結される質量体とを含み、PWM制御による前記弁体の振動を抑制する吸振構造と、
    を備えることを特徴とする可変容量圧縮機用制御弁。
  2. 前記ソレノイド力を前記弁体に伝達するための作動ロッドを備え、
    前記ソレノイドは、
    前記ボディに対して固定されたコアと、
    前記コアと軸線方向に対向配置され、前記作動ロッドを介して前記弁体と接続され、前記弁体と軸線方向に一体変位可能なプランジャと、
    を含み、
    前記弾性体は、前記プランジャおよび前記作動ロッドの少なくとも一方を前記可動部材として連結されていることを特徴とする請求項1に記載の可変容量圧縮機用制御弁。
  3. 前記質量体の少なくとも一部が、前記プランジャに形成された挿通孔に挿通され、
    前記質量体は、前記プランジャと軸線方向に相対変位可能となるよう前記弾性体に支持されていることを特徴とする請求項2に記載の可変容量圧縮機用制御弁。
  4. 前記弾性体がスプリングからなり、
    前記スプリングの一端側が前記プランジャに接合され、前記スプリングの他端側が前記質量体に接合されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の可変容量圧縮機用制御弁。
  5. 前記弾性体がダイヤフラムからなり、
    前記質量体が、前記ダイヤフラムと一体に構成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の可変容量圧縮機用制御弁。
  6. 前記プランジャと、前記作動ロッドと、前記質量体とが同軸状に設けられ、
    前記質量体が、前記プランジャに対して前記作動ロッドとは反対側に配置されていることを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載の可変容量圧縮機用制御弁。
  7. 前記質量体が、前記ボディと前記ソレノイドとに囲まれる空間に配置され、前記作動ロッドを前記可動部材として連結されていることを特徴とする請求項2に記載の可変容量圧縮機用制御弁。
  8. 前記質量体の質量と前記弾性体の弾性定数とに基づく前記吸振構造の固有振動数が、PWM制御によって前記可動部材に付与される加振振動数と一致するように構成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の可変容量圧縮機用制御弁。
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