JP2015005813A - 携帯端末、画像形成装置及びその制御方法、並びにプログラム、通信システム - Google Patents
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Abstract
【課題】画像形成装置にファックスを送信させる携帯端末と画像形成装置とが円滑に機器連携することを可能とする。
【解決手段】携帯端末102は、ユーザによりファックスを送信する指示を受け付けると、携帯端末を特定するための携帯端末情報を送信し、取得した送信結果を含む送信履歴を履歴情報として記憶部に記憶し、記憶した履歴情報を画像形成装置に記憶されている履歴情報と同期する。
【選択図】図15
【解決手段】携帯端末102は、ユーザによりファックスを送信する指示を受け付けると、携帯端末を特定するための携帯端末情報を送信し、取得した送信結果を含む送信履歴を履歴情報として記憶部に記憶し、記憶した履歴情報を画像形成装置に記憶されている履歴情報と同期する。
【選択図】図15
Description
本発明は、携帯端末、画像形成装置及びその制御方法、並びにプログラム、通信システムに関する。
近年、携帯端末は、移動通信システム(例えば3G、3.9G)、中・近距離無線通信(例えばWiFi、Bluetooth)、及び接触型無線通信(例えばNFC)など、さまざまな無線通信接続機能を備えている。
これらの機能を用いることで異なる電子機器間でも通信が可能となっている。そのため、電子機器間でそれぞれの機能を生かして新たな価値を見出す機器連携が盛んになっている。
従来、携帯端末のアドレス帳に管理された電話番号、FAX番号、及びE−mailアドレスなどのアクセス情報を利用して、画像形成装置のファックスの宛先として設定する方法がある。(例えば、特許文献1参照)。
これを利用することで、複数のユーザーで共有する画像形成装置でアドレス帳に登録している個人情報が他のユーザーに知られることを回避することが可能となり、これによって機器連携によるメリットを実現している。
また、このような機器連携を行った際、ユーザーが操作する携帯端末から相手の機器の状態を監視することが必要となってくる。
そこで、画像形成装置の状態を確認するために、ネットワークに接続された画像形成装置を監視するホストPCから通知する方法がある。印刷完了、用紙切れ、及びエラーなどの画像形成装置の状態が変化した際に、登録された携帯端末にインターネットを介して通知するシステムが知られている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、近年は携帯端末はPCと比肩するくらい高機能化している。上記のように、画像形成装置と携帯端末の連携によるファックス通信を想定したとき、画像形成装置の状態を確認するためにホストPCを介することなく、携帯端末で動作するアプリケーションで管理する形態が望ましくなってきた。
そこで、携帯端末がホストPCの役割を担い、画像形成装置の状態をポーリングしながら管理する形態が考えられる。
この形態では、携帯端末で動作するアプリケーションで画像形成装置の状態を監視して、ユーザーはその様子を見ながら設定等の操作を進めることが可能となる。
この場合、無線通信でそれを行った際には何らかの原因が生じて通信が切断してしまうことが想定される。画像形成装置に問い合わせができない状態が生じてしまった場合に、ユーザーが現在の状態を知るための機器連携に適した通知方法を取ることが必要である。
本発明の目的は、画像形成装置にファックスを送信させる携帯端末と画像形成装置とが円滑に機器連携することが可能な携帯端末、画像形成装置及びその制御方法、並びにプログラム、通信システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1の携帯端末は、画像形成装置と通信可能な携帯端末であって、ファックスを送信する宛先を示す宛先情報を設定する宛先設定手段と、ファックスを送信するリクエストを前記画像形成装置に送信するリクエスト送信手段と、前記リクエスト送信手段により前記リクエストが送信された画像形成装置からファックスの送信が可能であることが応答された場合に、前記画像形成装置へ前記原稿をセットするようにユーザに指示する内容を表示部に表示する原稿セット指示表示手段と、前記画像形成装置に前記原稿がセットされたことを検知し、前記ユーザによりファックスを送信する指示を受け付けると、前記宛先設定手段により設定された宛先情報、及び当該携帯端末を特定するための携帯端末情報とともに、前記原稿を読み取り、ファックスを送信する指示を前記画像形成装置に送信する指示送信手段と、前記指示送信手段によりファックスの送信が指示された前記画像形成装置からファックスの送信結果を取得する送信結果取得手段と、前記送信結果取得手段により取得された送信結果を前記表示部に表示する送信結果表示手段と、前記送信結果を含む送信履歴を履歴情報として記憶部に記憶する履歴記憶手段と、前記履歴記憶手段により前記記憶部に記憶された履歴情報を、前記画像形成装置に記憶されている履歴情報と同期する同期手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、ユーザによりファックスを送信する指示を受け付けると、携帯端末を特定するための携帯端末情報を送信し、取得した送信結果を含む送信履歴を履歴情報として記憶部に記憶し、記憶した履歴情報を画像形成装置に記憶されている履歴情報と同期するので、画像形成装置にファックスを送信させる携帯端末と画像形成装置とが円滑に機器連携することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。
図1は、本発明の実施の形態に係る通信システム100の概略構成を示す図である。
図1において、通信システム100は、画像形成装置であるMFP101、携帯端末102、及びPC107で構成され、それらはネットワーク105により接続されている。携帯端末102は、ネットワーク105に設けられたアクセスポイント103により無線LAN104でネットワーク105に接続している。
また、MFP101は、NFC(Near Field Communication)タグ106が設けられ、NFC搭載機器との通信が可能となっている。さらに、MFP101は公衆回線網108とのインタフェースも持ち、公衆回線網108を介して接続されたFAX装置109とFAX送受信が可能となっている。
本実施の形態では、無線LAN104とネットワーク105を介してMFP101と携帯端末102とが互いに通信可能となっており、連携して動作するようになっている。
なお、図1において、MFP101は、ネットワーク105に有線接続している形態となっているが、無線接続するようにしてもよい。この場合、アクセスポイント103によりネットワーク105に接続することとなる。
図2は、図1におけるMFP101の概略構成を示す図である。
図2において、MFP101は、コントローラボード300、スキャナ309、プリンタエンジン307、操作パネル312、及びNFCアンテナ314で構成されている。
このうち、スキャナ309は原稿の読み取りを行い、プリンタエンジン307は、印刷データの用紙への印刷を行い、操作パネル312は、各種設定操作、及びアラーム等の表示を行う。
また、スキャナには原稿検知を行う原稿検知センサ320が接続されている。原稿検知センサ320は、圧板部(原稿台スキャナ部)とADF(Auto Document Feeder)部とを備えている。
圧板部の場合、原稿台ガラスに原稿が置かれた場合に、原稿が置かれたことを検知して、スキャナ309へ通知する。ADF部の場合、フィーダーに原稿が置かれた場合に、原稿が置かれたことを検知してスキャナ309へ通知する。
コントローラボード300におけるCPU301はMFP101全体を制御する。ROM303はブートROMであり、MFP101のブートプログラムが記憶されている。
RAM302は、CPU301が動作するためのシステムワークメモリであり、CPU301の演算データや各種プログラムが記憶される。またRAM302は、印刷時等に画像処理部305で種々の画像処理を施された画像データを記憶する画像メモリとしても利用される。
記憶装置304(記憶部、第2記憶部)は、サイズの大きなプログラムやデータを記憶しておくための不揮発の2次記憶装置であり、記憶してあるサイズの大きなプログラムやデータはRAM302に展開して使用される。
スキャナインタフェース308は、スキャナ309とデータ通信を行うためのインタフェースである。エンジンインタフェース306は、プリンタエンジン307とデータ通信を行うためのインタフェースである。
FAXインタフェース318は、モジュラージャックを介し、公衆回線網108に接続され、FAX装置109とFAX送受信を行う。
ネットワークインタフェース317は、LANインタフェースコネクタを介し、ネットワーク105に接続し、PC107及び携帯端末102とネットワーク通信を行う。上述したように無線接続する場合には、無線LANインタフェース310によりPC107、アクセスポイント103、及び携帯端末102とネットワーク通信を行う。
USBインタフェース315は、USBコネクタを介し、他の装置とUSB通信を行う。図2では、PC316とローカル接続している。
NFCコントローラ313は、NFCアンテナ314を介し、NFCを搭載した携帯端末とNFC通信を行う。
以上説明したコントローラボード300における各部及び操作パネル312は、バス319により接続されている。
図3は、図1における携帯端末102の概略構成を示す図である。
図3において、携帯端末102は、コントローラボード400、表示部406、タッチパネル408、キー409、及びNFCアンテナ414で構成される。
表示部406は、表示コントローラ405により各種表示が行われ、タッチパネル408、及びキー409は操作部コントローラ407により各種制御が行われる。ユーザは、表示部406に表示されるメニューやボタンに対して、タッチパネル408を指などでスライドやタッチをする事でメニューのスクロールやボタンの押下などの指示を与えることができる。
コントローラボード400におけるCPU401は携帯端末102全体を制御する。ROM403はブートROMであり、携帯端末102のブートプログラムが記憶されている。
RAM402は、CPU401が動作するためのシステムワークメモリであり、CPU401の演算データや各種プログラムが記憶される。記憶装置404(記憶部、第1記憶部)は、サイズの大きなプログラムやデータを記憶しておくための不揮発の2次記憶装置であり、記憶してあるサイズの大きなプログラムやデータはRAM402に展開して使用される。
無線LANインタフェース410は、無線LANアンテナ411を介し、無線LANによりアクセスポイント103に接続し、外部との無線LAN通信を行う。通話部412は、図示しないマイクやスピーカと接続され、公衆回線に接続し、電話としての機能を提供する。NFCコントローラ413は、NFCアンテナ414を介し、NFCを搭載した機器とNFC通信を行う。
なお、本実施の形態においては、携帯端末102の一例としてスマートフォンを用いて説明するが、スマートフォンに限らず、上述した構成のうちで通話部412を除いたタブレットなどの携帯可能な端末であっても本実施の形態を適用可能である。
図4は、図1における携帯端末102の画面例を示す図である。
図4(A)は、電話帳アプリケーションの連絡先一覧画面を示す図である。電話帳アプリケーションには、電話番号、携帯電話番号、FAX番号、メールアドレス等の情報を登録名称毎に登録することができる。
図4(A)において、連絡先一覧画面501は、検索入力部502と、登録名称表示部503で構成されており、ユーザは登録名称を検索したり、一覧表示の中から選択したりできるようになっている。登録名称を選択すると、その登録名称で登録されている連絡先が一覧表示される。
図4(B)は、一覧表示例である。図4(B)において、登録名称601が高橋太郎であり、この登録名称に対して電話番号602、携帯電話番号603、FAX番号604、メールアドレス携帯605、及びメールアドレス会社606が登録されている。
ユーザは、その中から連絡先を選択することができるようになっている。FAX番号604を選択した場合は、モバイルFAXアプリケーションが起動し、MFP101と連携してFAX送信を行うことができるようになっている。
図4(C)は、MFP連携アプリケーションのトップ画面を示す図である。
図4(C)に示されるトップ画面には、モバイルFAXボタン701及びモバイルScanボタン702とが表示されている。
本実施の形態では、携帯端末102とMFP101とが連携してFAX送信を行うモバイルFAXアプリケーションについて説明する。
図5、図6は、モバイルFAXアプリケーションによる画面例を示す図である。
ユーザが、図4(C)に示す画面において、モバイルFAXボタン701を押下すると、図5(A)に示されるモバイルFAXアプリケーションの設定画面が表示される。
この設定画面では、宛先など設定可能な項目が表示され、タッチパネルの操作で各項目を設定できるようになっている。
具体的には、宛先選択ボタン801、解像度設定ボタン802、濃度設定ボタン803、両面設定ボタン804、及びシャープネス設定ボタン805が表示される。
このうち、宛先選択ボタン801を押下すると、図5(B)の宛先設定方法選択画面が表示され、これはユーザにより宛先設定方法を選択するための画面である。この画面において、電話帳参照ボタン807を選択すると、図4(A)に示した電話帳アプリケーションの画面から宛先を選択することができる。また、番号を手入力で設定することも、履歴を参照して宛先選択することもできるようになっている。
図5(A)に戻り、解像度設定ボタン802には、解像度の候補が表示され、変更したい場合にはボタンを押下することで別の候補も含めた画面に切り替わり、その中からユーザが解像度を選択することができる。
解像度を変更しない場合は、解像度設定ボタン802に表示されている設定値200×100dpiで設定される。解像度を変更した場合は、解像度設定ボタン802に変更した設定値が表示され、その設定値で設定される。
濃度設定ボタン803、両面設定ボタン804、及びシャープネス設定ボタン805も同様の操作で設定値を変更することができる。
次へボタン806を押下することで、各項目が設定され、図5(C)に示される画面が表示される。
図5(C)は、MFP選択画面を示す図である。この画面には次の処理へ進むメッセージの表示901と、処理を中止するためにキャンセルボタン902が表示される。
次の処理へ進むために、MFP101のNFCタグ106にユーザが携帯端末102をタッチすると、図5(D)に示される画面が表示される。
図5(D)は、アラーム表示画面を示す図である。この画面は、MFP101と携帯端末102が連携するための準備を行っていることを示している。
次に、MFP101と携帯端末102が連携する準備ができると、図6(A)に示される画面が表示される。
図6(A)は、原稿セット指示画面を示す図である。この画面は、原稿をセットするようにユーザに指示する画面である。この画面には、次の処理へ進むメッセージの表示1001と、処理を中止するためにキャンセルボタン1002が表示される。
MFP101に原稿がセットされると、図6(B)に示される画面が表示される。
図6(B)は、スキャン開始の指示を受け付けるスキャン開始指示画面を示す図である。この画面には、次の処理へ進むメッセージの表示1101と、スキャン開始を指示するためのスキャン開始ボタン1102と、処理を中止するためにキャンセルボタン1103とが表示される。
この画面において、スキャン開始ボタン1102が押下されると、図6(C)に示される画面が表示される。
図6(C)は、MFP101のステータスを示す画面である。この画面には、MFP101のステータスを表すメッセージの表示1201と、送信の中止を指示するために送信中止ボタン1202とが表示される。
図6(D)は、データ送信確認画面を示している。このデータ送信確認画面は、後述する切断対応基本処理において、携帯端末102の表示部406に表示されたスキャン開始ボタン1102をユーザが押した際に表示される。
このデータ送信確認画面でデータ送信ボタン2103が押下されると、携帯端末102を特定するための携帯端末情報がMFP101に送信される。本実施の形態では、携帯端末情報として、携帯端末102のMACアドレス、IPアドレス、及びメールアドレスを用いている。これら情報は例示列挙であり、例示したうちの少なくとも1つの情報であってもよいし、例示した以外の情報であってもよい。
データ送信確認画面において、アドレス入力欄2101がMFP101からのメールを受信するためのアドレスが入力されるが、このアドレスを任意に変更することも可能である。
なお、後述する切断対応基本処理を利用しなくても良い場合は、送信しないチェックボックス2102にチェックを入れることによって携帯端末情報を送信しないようにすることができる。
図7は、MFP101及び携帯端末102により実行される基本処理の手順を示すフローチャートである。
図7における携帯端末102の処理S1301〜S1314は、図3に示したコントローラボード400のROM403、記憶装置404、RAM402のいずれかに記憶されたプログラムに基づき、CPU401によって実行される。
また、MFP101の処理S1315〜S1323は、図2に示したコントローラボード300のROM303、記憶装置304、RAM302のいずれかに記憶されたプログラムに基づき、CPU301によって実行される。
まず、MFP101は主電源がONされると、コントローラボード300のROM303に記憶されたプログラムに基づきCPU301がMFP101を起動させる(ステップS1315)。
続いて、NFCタグ106に自機のネットワークのアドレスとしてIPアドレスを書き込む(ステップS1316)。具体的には、NFCコントローラ313内部に備わる不揮発性メモリEEPROMなどに自機のIPアドレスを記憶する。
一方、携帯端末102では、モバイルFAXを行うためにモバイルFAXアプリケーションを起動する(ステップS1301)。
起動されたモバイルFAXアプリケーションは、図5(A)で示した設定画面を表示する。ここで宛先がユーザにより選択されることで宛先の設定がされ(ステップS1302)、送信や原稿読取設定が行われる(ステップS1303)。上記ステップS1302は、ファックスを送信する宛先を示す宛先情報を設定する宛先設定手段に対応する。
設定画面において次へボタン806が押下されると、図5(C)で示したMFP選択画面を表示する(ステップS1304)。図中の端子Bについては後述する。
次いで、携帯端末102のNFCコントローラ413をリーダモードで起動させる(ステップS1305)。
ユーザは原稿をスキャンしてFAX送信を行うMFP101を選択するため、携帯端末102をMFP101のNFCタグ106に近づけることで、携帯端末102は、NFCの通信可能範囲内に入る。
これにより、MFP101は、近距離無線通信とは異なる、無線LAN104とネットワーク105による通信を行うためのアドレスを転送することで提供し(ステップS1317)、携帯端末102はNFCリーダでMFP101のNFCタグ106から情報を取得する(ステップS1306)。そして、携帯端末102のNFCコントローラ413で取得した情報からMFP101のIPアドレスを抽出する(ステップS1307)。上記ステップS1306,1307は、ユーザにより携帯端末が画像形成装置と近距離無線通信により通信が可能な範囲に近づけられた場合に、当該画像形成装置から、近距離無線通信によって近距離無線通信とは異なる通信を行うためのアドレスを取得するアドレス取得手段に対応する。そして、取得されたアドレスを用いて画像形成装置と通信する。
携帯端末102は、抽出したIPアドレスにアクセスし、MFP101に対してモバイルFAXのリクエストを送信する(ステップS1308)。このとき、MFP101が有線接続していれば、携帯端末102から無線LANインタフェース410を介して、アクセスポイント103とネットワーク105を経由してMFP101へリクエストが送信される。上記ステップS1308は、画像形成装置にファックスを送信するリクエストを送信するリクエスト送信手段に対応する。
一方、MFP101が無線接続していれば、携帯端末102から無線LANインタフェース410を介して、アクセスポイント103に送信され、受信したアクセスポイント103からMFP101にリクエストが送信される。
リクエストを受信したMFP101は、リクエストに対して応答を携帯端末102へ返信するリクエスト応答処理を行う(ステップS1318)。このリクエスト応答処理の詳細については後述する。そして、MFP101は、ADF部、または圧板部に原稿がセットされると(ステップS1319でYES)、原稿検知フラグをセットする(ステップS1320)。
MFP101からリクエストに対する応答を受信した携帯端末102は、原稿検知フラグがMFP101にセットされたか否かをチェックする原稿フラグチェック処理を行う(ステップS1309)。この原稿フラグチェック処理の詳細については後述する。
MFP101に原稿がセットされると、携帯端末102の表示部406に、図6(B)で示したスキャン開始指示画面を表示する(ステップS1310)。この画面でスキャン開始ボタン1102が押下されると(ステップS1311でYES)、MFP101にスキャン指示が送信される(ステップS1312)。このステップS1312は、画像形成装置に原稿がセットされたことを検知し、ユーザによりファックスを送信する指示を受け付けると、宛先情報、及び当該携帯端末を特定するための携帯端末情報とともに、原稿を読み取り、ファックスを送信する指示を画像形成装置に送信する指示送信手段に対応する。
MFP101はスキャン指示を受信すると(ステップS1321でYES)、原稿をスキャンして、FAX送信を行う送信処理を行う(ステップS1322)。この送信処理の詳細については後述する。その後、MFP101は、送信結果を含む送信履歴を履歴情報として送信履歴を記憶装置304に記憶し(ステップS1323)、本処理を終了する。このステップS1323は、送信結果及び携帯端末情報を含む送信履歴を履歴情報として記憶装置304に記憶する履歴記憶手段に対応する。MFP101が記憶する履歴情報には、携帯端末情報を受信した日時、携帯端末102のMACアドレス、IPアドレス、メールアドレス、及び送信結果が含まれる。
一方、MFP101にスキャン指示を送信した携帯端末102は、MFP101が送信完了したか、エラーで終了したかのステータスをチェックするステータスチェック処理を行う(ステップS1313)。このステータスチェック処理の詳細については後述する。
ステータスチェック処理の結果に応じて携帯端末102は、送信結果を含む送信履歴を履歴情報として送信履歴を記憶装置404に記憶し(ステップS1314)、本処理を終了する。このステップS1314は、送信結果を含む送信履歴を履歴情報として記憶部に記憶する履歴記憶手段に対応する。携帯端末102が記憶する履歴情報には、携帯端末情報を送信した日時、MFP101のMACアドレス、IPアドレス、及び送信結果が含まれる。
図8は、図7におけるステップS1318のリクエスト応答処理の手順を示すフローチャートである。
図8において、MFP101がリクエストを受信すると(ステップS1701でYES)、自機にFAX機能があるか否か判別する(ステップS1702)。上記ステップS1701は、ファックスを送信するリクエストを携帯端末から受信するリクエスト受信手段に対応する。
ステップS1702の判別の結果、FAX機能がある場合には(ステップS1702でYES)、受信したリクエストに対する応答を返信する(ステップS1703)。このステップS1703は、携帯端末に、ファックスの送信が可能であることを応答するリクエスト応答手段に対応する。
応答を返信した後は、原稿検知センサ320で原稿がセットされたか否かの監視を開始して(ステップS1704)、本処理を終了する。
一方、ステップS1702の判別の結果、自機にFAX機能がない場合には(ステップS1702でNO)、モバイルFAX機能が無いことを示す情報を応答として携帯端末102へ返信して(ステップS1705)、図7で示した基本処理を終了する。
以上説明したリクエスト応答処理でのステップS1703で単にモバイルFAXのリクエストに対応可能であると応答するのではなく、自機のFAX送信に関する能力をリクエストの応答と合わせて返信するようにしてもよい。
具体的には、自機で設定可能なFAX送信機能例えば、ECM送信の有/無、解像度の選択肢、ADF両面読取の可/否、などを携帯端末102へ返信する。
また、MFP101のFAX送信機能の情報を受け取った携帯端末102は、予めユーザが選択した設定内容と、MFP101から受け取った設定可能な設定内容との比較を行う。
MFP101で設定できない項目が携帯端末102にて設定されていた場合は、ユーザに設定の変更を求めるメッセージを表示する。或いは、ユーザが設定した内容に一番近い設定へ自動で変更するとしてもよい。
これにより、予め携帯端末102でユーザが設定した設定内容が実際にFAX送信するMFP101で設定できないケースをカバーすることができる。
図9は、図7におけるステップS1309の原稿検知フラグチェック処理の手順を示すフローチャートである。
図9において、MFP101からリクエストに対する応答があったか否か判別する(ステップS1501)。ステップS1501の判別の結果、リクエストに対する応答があった場合には(ステップS1501でYES)、MFP101にFAX機能があるか否か判別する(ステップS1502)。
ステップS1502の判別の結果、FAX機能がない場合には(ステップS1502でNO)、携帯端末102の表示部406に選択したMFPにはFAX機能が無いメッセージを表示し(ステップS1509)、図7の端子Bに進む。
一方、ステップS1502の判別の結果、FAX機能がある場合には(ステップS1502でYES)、携帯端末102の表示部406に、原稿をMFP101にセットするよう指示する図6(A)で示したメッセージを表示する(ステップS1503)。このステップS1503は、リクエストが送信された画像形成装置からファックスの送信が可能であることが応答された場合に、画像形成装置へ原稿をセットするようにユーザに指示する内容を表示部406に表示する原稿セット指示表示手段に対応する。
続いて、MFP101に対して原稿検知フラグをチェックするために、その問い合わせを定期的に行う原稿検知フラグをポーリングする(ステップS1504)。そして、ポーリングに対して応答があったか否か判別する(ステップS1505)。
ステップS1505の判別の結果、応答があった場合には(ステップS1505でYES)、原稿検知フラグがセットされていたか否か判別する(ステップS1506)。
ステップS1506の判別の結果、原稿検知フラグがセットされていない場合には(ステップS1506でNO)、ステップS1504に戻る。
一方、ステップS1506の判別の結果、原稿検知フラグがセットされていた場合には(ステップS1506でYES)、携帯端末102の表示部406に原稿がセットされたことを示す図6(B)で示したメッセージを表示して(ステップS1507)、本処理を終了する。
ステップS1505に戻り、ステップS1505の判別の結果、応答がない場合には(ステップS1505でNO)、タイムアウトになったか否か判別する(ステップS1510)。ステップS1510の判別の結果、タイムアウトにはなっていない場合には(ステップS1510でNO)、ステップS1505に戻る。
一方、ステップS1510の判別の結果、タイムアウトになった場合には(ステップS1510でYES)、MFP101から応答のなかったことを表示し(ステップS1511)、図7で示した基本処理を終了する。
ステップS1501に戻り、ステップS1501の判別の結果、応答がない場合には(ステップS1501でNO)、タイムアウトになったか否か判別する(ステップS1508)。ステップS1508の判別の結果、タイムアウトにはなっていない場合には(ステップS1508でNO)、ステップS1501に戻る。
一方、ステップS1508の判別の結果、タイムアウトになった場合には(ステップS1508でYES)、上記ステップS1511に進む。
図10は、図7におけるステップS1322の送信処理の手順を示すフローチャートである。
図10において、MFP101は宛先、送信設定、スキャン設定等の送信設定や携帯端末情報を受信し(ステップS1801)、それらを記憶装置304に記憶する(ステップS1802)。このステップS1801は、ファックスを送信する宛先を示す宛先情報、及び携帯端末を特定するための携帯端末情報とともに、原稿を読み取り、ファックスを送信する指示を携帯端末から受信する指示受信手段に対応する。また、ステップS1802は、携帯端末情報を記憶部に記憶する携帯端末情報記憶手段に対応する。
次いで、原稿がADFに置かれたか否か判別する(ステップS1803)。ステップS1803の判別の結果、原稿がADFに置かれた場合には(ステップS1803でYES)、送信設定に従い、ADFスキャンを開始する(ステップS1804)。
そしてスキャン処理を実行し(ステップS1805)、スキャンした画像データを1ページ分記憶する(ステップS1806)。上記ステップS1805の処理におけるMFP101のステータスは、スキャン中である。上記ステップS1805,1026,1811は、ファックスを送信する指示に従って原稿を読み取り、宛先情報が示す宛先に原稿を示すファックスを、表紙データまたはヘッダーデータから生成されたデータとともに送信するファックス送信手段に対応する。
次いで、次ページがあるか否か判別する(ステップS1807)。ステップS1807の判別の結果、次ページがある場合には(ステップS1807でYES)、ステップS1805に戻る。
一方、ステップS1807の判別の結果、次ページがない場合には(ステップS1807でNO)、公衆回線をチェックする(ステップS1808)。
そして、発呼可能か否か判別する(ステップS1809)。ステップS1809の判別の結果、発呼可能ではない場合には(ステップS1809でNO)、ステップS1808に戻る。
一方、ステップS1809の判別の結果、発呼可能な場合には(ステップS1809でYES)、送信設定で指定された宛先に発呼し(ステップS1810)、FAX送信を行う(ステップS1811)。上記ステップS1811の処理におけるMFP101のステータスは、送信中である。
次いで、FAX送信が正常終了したか否か判別する(ステップS1812)。ステップS1812の判別の結果、正常終了した場合には(ステップS1812でYES)、送信完了とし(ステップS1813)、本処理を終了する。上記ステップS1813の処理におけるMFP101のステータスとして、ファックスの送信が完了したことを示す送信完了が設定される。
一方、ステップS1812の判別の結果、正常終了しなかった場合には(ステップS1812でNO)、発呼先が話し中か否か判別する(ステップS1814)。ステップS1814の判別の結果、発呼先が話し中の場合には(ステップS1814でYES)、再び発呼するオートリダイヤル処理を行い(ステップS1815)、本処理を終了する。
一方、ステップS1814の判別の結果、発呼先が話し中ではない場合には(ステップS1814でNO)、エラー終了し(ステップS1816)、本処理を終了する。上記ステップS1816の処理におけるMFP101のステータスとして、ファックスの送信が失敗したことを示すエラー終了が設定される。上記ステップS1813,1816は、ファックスの送信結果を示すステータスを設定するステータス設定手段に対応する。
ステップS1803に戻り、ステップS1803の判別の結果、原稿がADFに置かれていない場合には(ステップS1803でNO)、送信設定に従い、BOOKスキャンを開始する(ステップS1817)。スキャン処理を実行し(ステップS1818)、スキャンした画像データを1ページ分を記憶する(ステップS1819)。
1ページ分の記憶が完了すると、次の原稿の読み込みを指示する表示を行い(ステップS1820)、次ページがあるか否か判別する(ステップS1821)。
ステップS1821の判別の結果、次ページがある場合には(ステップS1821でYES)、ステップS1818に戻る。
一方、ステップS1821の判別の結果、次ページがない場合には(ステップS1821でNO)、上記ステップS1808に進む。
図11は、図10におけるステップS1815のオートリダイヤル処理の手順を示すフローチャートである。
図11において、予め設定されているオートリダイヤル設定を読み出し(ステップS1901)、ステータスをリダイヤル待ちとし(ステップS1902)、リダイヤル待ち時間をセットする(ステップS1903)。
待ち時間が経過したら(ステップS1904でYES)、リダイヤル回数を1だけ増分し(ステップS1905)、公衆回線をチェックする(ステップS1906)。
そして、発呼可能か否か判別する(ステップS1907)。ステップS1907の判別の結果、発呼可能ではない場合には(ステップS1907でNO)、ステップS1906に戻る。
一方、ステップS1907の判別の結果、発呼可能な場合には(ステップS1907でYES)、送信設定で指定された宛先に発呼し(ステップS1908)、FAX送信を行う(ステップS1909)。上記ステップS1909の処理におけるMFP101のステータスは、送信中である。
次いで、FAX送信が正常終了したか否か判別する(ステップS1910)。ステップS1910の判別の結果、正常終了した場合には(ステップS1910でYES)、送信完了とし(ステップS1911)、本処理を終了する。上記ステップS1911の処理におけるMFP101のステータスは、送信完了である。
一方、ステップS1910の判別の結果、正常終了しなかった場合には(ステップS1910でNO)、発呼先が話し中か否か判別する(ステップS1912)。
ステップS1912の判別の結果、発呼先が話し中ではない場合には(ステップS1912でNO)、エラー終了し(ステップS1913)、本処理を終了する。上記ステップS1913の処理におけるMFP101のステータスは、エラー終了である。
一方、ステップS1912の判別の結果、発呼先が話し中の場合には(ステップS1912でYES)、リダイヤル回数が上限回数未満か否か判別する(ステップS1914)。
ステップS1914の判別の結果、リダイヤル回数が上限回数未満の場合には(ステップS1914でYES)、上記ステップS1902に戻る。
一方、ステップS1914の判別の結果、リダイヤル回数が上限回数以上の場合には(ステップS1914でNO)、上記ステップS1913に進む。
図12は、図7におけるステップS1313のステータスチェック処理の手順を示すフローチャートである。
図12において、MFP101のステータスを取得することでステータスをチェックし(ステップS1601)、応答があったか否か判別する(ステップS1602)。このステップS1601は、ファックスの送信が指示された画像形成装置からファックスの送信結果を取得する送信結果取得手段に対応する。
ステップS1602の判別の結果、応答がない場合には(ステップS1602でNO)、タイムアウトになったか否か判別する(ステップS1607)。ステップS1607の判別の結果、タイムアウトにはなっていない場合には(ステップS1607でNO)、ステップS1602に戻る。
一方、ステップS1607の判別の結果、タイムアウトになった場合には(ステップS1607でYES)、端子Aによって、図9のステップS1511に進む。
ステップS1602に戻り、ステップS1602の判別の結果、応答があった場合には(ステップS1602でYES)、応答からステータスを取得する(ステップS1603)。
次に取得したMFP101のステータスを携帯端末102の表示部406に表示する(ステップS1604)。具体的にはダイヤル中/FAX送信中といったステータスを表示する。
FAX送信が完了したか否か判別する(ステップS1605)。ステップS1605の判別の結果、FAX送信が完了した場合には(ステップS1605でYES)、携帯端末102の表示部406にFAX送信が完了したことを表示して(ステップS1606)、本処理を終了する。
一方、ステップS1605の判別の結果、FAX送信が完了しなかった場合には(ステップS1605でNO)、エラー終了したか否か判別する(ステップS1608)。ステップS1608の判別の結果、エラー終了していない場合には(ステップS1608でNO)、ステップS1601に戻る。
一方、ステップS1608の判別の結果、エラー終了した場合には(ステップS1608でYES)、携帯端末102の表示部406にFAX送信がエラー終了ことを表示して(ステップS1609)、本処理を終了する。このステップS1609は、ファックスの送信結果を表示部406に表示する送信結果表示手段に対応する。
このように、本実施の形態における送信結果は、ファックスの送信が完了したこと(ステップS1606)、ファックスの送信が失敗したこと(ステップS1609)、及びMFP101からの応答がなかったために送信結果を取得的できなかったこと(図9のステップS1511)のいずれか1つを示す結果となっている。
以上説明した処理では、MFP101にNFCタグ106が備わっている構成について説明したが、MFP101にNFCタグ106が備わっていない構成や、携帯端末102にNFCコントローラ413などが備わっていない構成もある。
図13は、NFC機能を用いることなくMFP101及び携帯端末102により実行される基本処理の手順を示すフローチャートである。
以下、主として図7で説明した基本処理と異なる点について説明する。まず、ステップS1401〜1403は、図7のステップS1301〜1303と同じである。
ステップS1303の次に、設定画面において次へボタン806が押下されると、MFPの選択に進む(ステップS1404)。
上述した構成では、携帯端末102とMFP101のNFCによる近距離無線通信を行えないので、その代わりに携帯端末102は、LANに接続されているMFPを検索する(ステップS1405)。
次いで、検索にヒットしたMFPの一覧をリストにして携帯端末102の表示部406に表示する(ステップS1406)。リストを表示したならば、ユーザがFAX送信を行いたいMFPを選択するよう促すメッセージを表示する(ステップS1407)。
次に、ユーザが選択したMFPに対し、図7のステップS1308と同じく、ネットワーク105を介してリクエストを送信する(ステップS1408)。以降の処理フローは図7のステップS1309以降と同じである。
図13に示した基本処理では、LANに接続されているMFPのリストからユーザが使用したいMFPを選択する形態をとっている。そのため、ユーザは、使用したいと思っているMFPとリストに記載されているMFPとを、間違いなく一致させて選択する必要がある。しかし、ユーザによっては自身が使用したいと思っているMFPの名称を知らない場合もあり、間違いなく選択することが困難なケースも考えられる。
その為、図7の基本処理のようにNFCを用いて1対1でMFPを選択できれば、仮にMFPの名称を知らない場合でもユーザは間違いなく使用したいと思ったMFPを選択できる。
この場合、NFCタグ106をMFP101に備えるとMFP101の装置コストが上がってしまうというデメリットもある。また、携帯端末102によってはNFC機能を備えていない場合もある。このようなデメリットの解消のため、図13の基本処理を提案している。
以上説明した基本処理において、何らかの原因が生じて携帯端末102とMFP101との間の通信が切断する可能性がある。上記原因の一例として、携帯端末102の省電力モードによるWiFi機能のディセーブル、アクセスポイントの不具合、物理的または電波妨害による通信障害、人為的間違いによる切断、及び携帯端末102のバッテリー切れ等が挙げられる。
それら原因により発生する通信の切断に対応した基本処理について説明する。
図14は、図2におけるMFP101のCPU301により実行される切断対応基本処理の手順を示すフローチャートである。
図14に示される処理のステップS2001〜2003は、図7で説明したMFP101の処理のステップS1315〜ステップS1317と同じ処理である。
次のステップS2004では、図7のリクエスト応答処理とは異なるリクエスト応答処理を行う。このリクエスト応答処理については後述する。
次に、MFP101は、ADF部、または圧板部に原稿がセットされると(ステップS2005でYES)、原稿検知フラグをセットする(ステップS2006)。
MFP101に原稿がセットされると、携帯端末102の表示部406に、図6(B)で示したスキャン開始指示画面を表示され、この画面でスキャン開始ボタン1102が押下されると図6(D)で示したデータ送信確認画面が表示される。
この画面でデータ送信ボタンが押下されると、図7のステップS1312での処理は、携帯端末102のMACアドレス、IPアドレス、及びメールアドレスを含む携帯端末情報とともに、MFP101にスキャン指示が送信される処理となる。
MFP101はスキャン指示を受信すると(ステップS2007でYES)、受信した携帯端末情報を、記憶装置304に記憶する(ステップS2008)。記憶した携帯端末情報とともに、それを記憶した日時も記憶しておき、セキュリティの観点から、ジョブが正常終了した際や一定時間使用されなかった場合はそれらが削除される。
次いで、原稿をスキャンして、FAX送信を行う図10で示した送信処理を行う(ステップS2009)。
送信処理を行うと、ステータスは送信完了かエラー終了となるが、ステータスが送信完了か否か判別する(ステップS2010)。
ステップS2010の判別の結果、ステータスが送信完了の場合には(ステップS2010でYES)、携帯端末102からMFP101のジョブの進行ステータスを確認するリクエストがあったか否か判別する(ステップS2011)。
ステップS2011の判別の結果、リクエストがあった場合には(ステップS2011でYES)、送信完了を通知する(ステップS2012)。そして、送信履歴を携帯端末102と正常に共有できたと判断して、記憶装置304に記憶された携帯端末情報を削除する(ステップS2013)。その後、送信結果及び携帯端末情報を含む送信履歴を履歴情報として送信履歴を記憶装置304に記憶し(ステップS2014)、本処理を終了する。
一方、ステップS2011の判別の結果、リクエストがなかった場合には(ステップS2011でNO)、ステップS2008で携帯端末情報を記憶したときから一定時間だけリクエストがない状態が経過したか否か判別する(ステップS2015)。
ステップS2015の判別の結果、一定時間内にリクエストがあった場合には(ステップS2015でNO)、上記ステップS2011に進む。
一方、ステップS2015の判別の結果、一定時間内にリクエストがなかった場合には(ステップS2015でYES)、何らかの原因が生じて携帯端末102とMFP101との間の通信が切断したと判断する。
そして記憶装置304に記憶された携帯端末情報を参照して、メールアドレス宛てに「送信完了」を送信し(ステップS2016)、上記ステップS2014に進む。
このとき、「モバイルFAXによる送信が完了しました。20XX/12/23 10:18 アプリの履歴と差異があります。同期してください。」という内容も送付する。ここで利用した携帯端末情報は、後述する送信履歴の同期で利用される。さらに、一定時間アクセスがない場合は、記憶装置304に記憶された携帯端末情報を削除する携帯端末情報削除処理によって削除される。上述した携帯端末102及びMFP101の各々が記憶する履歴情報が同期していない場合には、円滑に機器連携することが困難となるため、同期させることで円滑に機器連携することが可能となる。
上記ステップS2010に戻り、ステップS2010の判別の結果、ステータスがエラー終了の場合には(ステップS2010でNO)、携帯端末102からMFP101のジョブの進行ステータスを確認するリクエストがあったか否か判別する(ステップS2017)。
ステップS2017の判別の結果、リクエストがあった場合には(ステップS2017でYES)、エラー終了を通知する(ステップS2018)。上記ステップS2012,2018は、設定されたステータスを携帯端末に提供する提供手段に対応する。
そして、送信履歴を携帯端末102と正常に共有できたと判断して、記憶装置304に記憶された携帯端末情報を削除し(ステップS2019)、上記ステップS2014に進む。このステップS2019,2013に示されるように、画像形成装置にステータスが提供された場合には、記憶装置304に記憶された携帯端末情報を削除する。
一方、ステップS2017の判別の結果、リクエストがなかった場合には(ステップS2017でNO)、ステップS2008で携帯端末情報を記憶したときから一定時間だけリクエストがない状態が経過したか否か判別する(ステップS2020)。
ステップS2020の判別の結果、一定時間内にリクエストがあった場合には(ステップS2020でNO)、上記ステップS2017に進む。
一方、ステップS2020の判別の結果、一定時間内にリクエストがなかった場合には(ステップS2020でYES)、何らかの原因が生じて携帯端末102とMFP101との間の通信が切断したと判断する。
そして記憶装置304に記憶された携帯端末情報を参照して、メールアドレス宛てに「エラー終了」を送信し(ステップS2021)、上記ステップS2014に進む。
このとき、「モバイルFAXによる送信が失敗しました。20XX/12/23 10:18 アプリの履歴と差異があります。同期してください。」という内容も送付する。
ここで利用した携帯端末情報は、後述する送信履歴の同期で利用される。さらに、一定時間アクセスがない場合は、上述した携帯端末情報削除処理によって削除される。また、ステップS2016,2021に示されるように、携帯端末102から、一定時間内にステータスのリクエストがない場合には、ステータスが示す内容をメールアドレス宛に電子メールで送信するようになっている。
図15は、図14におけるステップS2004のリクエスト応答処理の手順を示すフローチャートである。
図15において、MFP101がリクエストを受信すると(ステップS2301でYES)、自機にFAX機能があるか否か判別する(ステップS2302)。
ステップS2302の判別の結果、自機にFAX機能がない場合には(ステップS2302でNO)、モバイルFAX機能が無いことを示す情報を応答として携帯端末102へ返信して(ステップS2310)、図14で示した基本処理を終了する。
一方、ステップS2302の判別の結果、FAX機能がある場合には(ステップS2302でYES)、リクエストした携帯端末の携帯端末情報が記憶装置304に記憶されているか否か判別する(ステップS2303)。上述したように、携帯端末情報には、MACアドレス、IPアドレスなどが含まれるので、それらを用いて判別することができる。
ステップS2303の判別の結果、携帯端末情報が記憶装置304に記憶されていない場合には(ステップS2303でNO)、受信したリクエストに対する応答を返信する(ステップS2304)。ここでは、例えば、ECM送信の有無、ADF両面スキャンの有無、自機で設定可能なFAX送信機能などを含んだFAX送信機能情報も返信する。
応答を返信した後は、原稿検知センサ320で原稿がセットされたか否かの監視を開始して(ステップS2305)、本処理を終了する。
一方、ステップS2303の判別の結果、携帯端末情報が記憶装置304に記憶されている場合には(ステップS2303でYES)、ステップS2304と同じくリクエスト応答を返信するとともに、携帯端末102の履歴情報を問い合わせる(ステップS2306)。ここでの携帯端末102の処理が、履歴情報をMFP101に記憶されている履歴情報と同期する同期手段(第1同期手段)に対応する。これは後述するように、履歴情報が異なる場合には、MFP101が携帯端末102の履歴情報に同期させるため、MFP101からの問い合わせに応じて記憶装置304に記憶された履歴情報をMFP101に送信するだけで履歴情報が同期することとなる。
携帯端末102から履歴情報が返信され、その返信された履歴情報とMFP101での履歴情報との差異があるか否か判別する(ステップS2307)。
ステップS2307の判別の結果、履歴情報に差異がある場合には(ステップS2307でYES)、MFP101の履歴情報を携帯端末102から取得した履歴情報に同期して(ステップS2308)、上記ステップS2305に進む。このステップS2308は、記憶装置304に記憶された履歴情報を、携帯端末に記憶されている履歴情報と同期する同期手段(第2同期手段)に対応する。
一方、ステップS2307の判別の結果、履歴情報に差異がない場合には(ステップS2307でNO)、記憶装置304に携帯端末情報を記憶しておく必要がないので、対応の携帯端末情報を削除して(ステップS2309)、上記ステップS2305に進む。
図16は、図2におけるMFP101のCPU301により実行される携帯端末情報削除処理の手順を示すフローチャートである。図16の処理は、図14の切断対応基本処理とは独立して実行され、例えば1日おきなど、定期的に自動で実行するようにしてもよい。
図16において、記憶装置304に携帯端末情報が記憶されている場合には(ステップS2201でYES)、現在の日時と記憶装置304に携帯端末情報をとともに記憶された日時とを比較して、予め定められた時間差が生じている携帯端末情報を抽出する(ステップS2202)。
抽出された携帯端末情報は、予め定められた時間使われなかったと判断して記憶装置304から削除して(ステップS2203)、本処理を終了する。このように、記憶装置304に記憶された履歴情報のうち、記憶されてから予め定められた時間が経過した履歴情報は削除される。
なお、携帯端末情報を暗号化可能など、セキュリティが十分に確保できるのであれば携帯端末情報削除処理を行わなくてもよい。
以上説明したように、MFP101側でユーザーからのリクエストがないことを判別し、何らかの原因が生じて通信が切断してしまっても、ユーザーは画像形成装置の状態を知ることが可能となる。
また、携帯端末102側で管理する履歴情報とMFP101側で管理する履歴情報に差異が生じた場合には、同期することで携帯端末102の履歴情報も正常に保つことができる。また、これらの機能はファックス機能に限定されず、MFP101の持つ機能を携帯端末102と連携して使用する際に適用することが可能である。
本実施の形態によれば、ユーザによりファックスを送信する指示を受け付けると、携帯端末を特定するための携帯端末情報を送信し、取得した送信結果を含む送信履歴を履歴情報として記憶部に記憶し、記憶した履歴情報を画像形成装置に記憶されている履歴情報と同期するので、画像形成装置にファックスを送信させる携帯端末と画像形成装置とが円滑に機器連携することが可能となる。
(他の実施の形態)
本発明の目的は、上述した実施の形態で示したフローチャートの手順を実現するプログラムコードを記憶した記憶媒体から、システムあるいは装置のコンピュータまたはCPUやMPUが、そのプログラムコードを読出し実行することによっても達成される。
本発明の目的は、上述した実施の形態で示したフローチャートの手順を実現するプログラムコードを記憶した記憶媒体から、システムあるいは装置のコンピュータまたはCPUやMPUが、そのプログラムコードを読出し実行することによっても達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することになる。そのため、このプログラムコード及びプログラムコードを記憶した記憶媒体も本発明の1つを構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
またコンピュータが読み出したプログラムコードの指示に基づきコンピュータ上で稼動しているOSオペレーティングシステムなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現されてもよい。
更に、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込みまれる場合もある。その場合でも、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される。
100 通信システム
101 MFP
102 携帯端末
103 アクセスポイント
104 無線LAN
105 ネットワーク
106 NFCタグ
107 PC
108 公衆回線網
109 FAX装置
101 MFP
102 携帯端末
103 アクセスポイント
104 無線LAN
105 ネットワーク
106 NFCタグ
107 PC
108 公衆回線網
109 FAX装置
Claims (37)
- 画像形成装置と通信可能な携帯端末であって、
ファックスを送信する宛先を示す宛先情報を設定する宛先設定手段と、
ファックスを送信するリクエストを前記画像形成装置に送信するリクエスト送信手段と、
前記リクエスト送信手段により前記リクエストが送信された画像形成装置からファックスの送信が可能であることが応答された場合に、前記画像形成装置へ原稿をセットするようにユーザに指示する内容を表示部に表示する原稿セット指示表示手段と、
前記画像形成装置に前記原稿がセットされたことを検知し、前記ユーザによりファックスを送信する指示を受け付けると、前記宛先設定手段により設定された宛先情報、及び当該携帯端末を特定するための携帯端末情報とともに、前記原稿を読み取り、ファックスを送信する指示を前記画像形成装置に送信する指示送信手段と、
前記指示送信手段によりファックスの送信が指示された前記画像形成装置からファックスの送信結果を取得する送信結果取得手段と、
前記送信結果取得手段により取得された送信結果を前記表示部に表示する送信結果表示手段と、
前記送信結果を含む送信履歴を履歴情報として記憶部に記憶する履歴記憶手段と、
前記履歴記憶手段により前記記憶部に記憶された履歴情報を、前記画像形成装置に記憶されている履歴情報と同期する同期手段と
を備えたことを特徴とする携帯端末。 - 前記携帯端末情報は、当該携帯端末のMACアドレス、IPアドレス、及びメールアドレスであることを特徴とする請求項1記載の携帯端末。
- 前記送信結果は、ファックスの送信が完了したこと、ファックスの送信が失敗したこと、及び前記画像形成装置からの応答がなかったために送信結果を取得的できなかったことのいずれか1つを示す結果であることを特徴とする請求項1または請求項2記載の携帯端末。
- 前記同期手段は、前記画像形成装置からの問い合わせに応じて前記履歴記憶手段により前記記憶部に記憶された履歴情報を、前記画像形成装置に送信することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の携帯端末。
- ユーザにより前記携帯端末が前記画像形成装置と近距離無線通信により通信が可能な範囲に近づけられた場合に、当該画像形成装置から、近距離無線通信によって近距離無線通信とは異なる通信を行うためのアドレスを取得するアドレス取得手段を備え、
前記アドレス取得手段により取得されたアドレスを用いて前記画像形成装置と通信することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の携帯端末。 - 携帯端末と通信可能な画像形成装置であって、
ファックスを送信するリクエストを前記携帯端末から受信するリクエスト受信手段と、
ファックスの送信が可能であることを前記携帯端末に応答するリクエスト応答手段と、
ファックスを送信する宛先を示す宛先情報、及び前記携帯端末を特定するための携帯端末情報とともに、原稿を読み取り、ファックスを送信する指示を前記携帯端末から受信する指示受信手段と、
前記指示受信手段により受信された前記携帯端末情報を記憶部に記憶する携帯端末情報記憶手段と、
前記指示受信手段により受信されたファックスを送信する指示に従って前記原稿を読み取り、前記宛先情報が示す宛先に前記原稿を示すファックスを送信するファックス送信手段と、
前記ファックス送信手段によるファックスの送信結果を示すステータスを設定するステータス設定手段と、
前記ステータス設定手段により設定された前記ステータスを、前記携帯端末からのリクエストにより前記携帯端末に提供する提供手段と、
前記送信結果、及び前記携帯端末情報を含む送信履歴を履歴情報として前記記憶部に記憶する履歴記憶手段と、
前記履歴記憶手段により前記記憶部に記憶された履歴情報を、前記携帯端末に記憶されている履歴情報と同期する同期手段と
を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記携帯端末情報は、前記携帯端末のMACアドレス、IPアドレス、及びメールアドレスであることを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
- 前記ステータスは、ファックスの送信が完了したこと、及びファックスの送信が失敗したことのいずれか1つを示すことを特徴とする請求項6または請求項7記載の携帯端末。
- 前記同期手段は、前記携帯端末に記憶された履歴情報を前記携帯端末に問い合わせることで取得した履歴情報と、前記履歴記憶手段により前記記憶部に記憶された履歴情報とが異なる場合には、前記記憶部に記憶された履歴情報を前記携帯端末から取得した履歴情報に同期することを特徴とする請求項6乃至請求項8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記提供手段により、前記画像形成装置に前記ステータスが提供された場合には、前記携帯端末情報記憶手段により前記記憶部に記憶された前記携帯端末情報を削除することを特徴とする請求項6乃至請求項9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記履歴記憶手段により前記記憶部に記憶された履歴情報のうち、記憶されてから予め定められた時間が経過した履歴情報は削除されることを特徴とする請求項6乃至請求項10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記携帯端末から、一定時間内に前記ステータスのリクエストがない場合には、前記ステータスが示す内容を前記携帯端末情報に含まれるメールアドレス宛に電子メールで送信することを特徴とする請求項6乃至請求項11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 携帯端末と画像形成装置とを含み、前記携帯端末と前記画像形成装置とが互いに通信可能な通信システムであって、
前記携帯端末は、
ファックスを送信する宛先を示す宛先情報を設定する宛先設定手段と、
ファックスを送信するリクエストを前記画像形成装置に送信するリクエスト送信手段と、
前記リクエスト送信手段により前記リクエストが送信された画像形成装置からファックスの送信が可能であることが応答された場合に、前記画像形成装置へ原稿をセットするようにユーザに指示する内容を表示部に表示する原稿セット指示表示手段と、
前記画像形成装置に前記原稿がセットされたことを検知し、前記ユーザによりファックスを送信する指示を受け付けると、前記宛先設定手段により設定された宛先情報、及び当該携帯端末を特定するための携帯端末情報とともに、前記原稿を読み取り、ファックスを送信する指示を前記画像形成装置に送信する指示送信手段と、
前記指示送信手段によりファックスの送信が指示された前記画像形成装置からファックスの送信結果を取得する送信結果取得手段と、
前記送信結果取得手段により取得された送信結果を前記表示部に表示する送信結果表示手段と、
前記送信結果を含む送信履歴を履歴情報として第1記憶部に記憶する履歴記憶手段と、
前記履歴記憶手段により前記第1記憶部に記憶された履歴情報を、前記画像形成装置に記憶されている履歴情報と同期する第1同期手段と
を備え、
前記画像形成装置は、
ファックスを送信するリクエストを前記携帯端末から受信するリクエスト受信手段と、
ファックスの送信が可能であることを前記携帯端末に応答するリクエスト応答手段と、
ファックスを送信する宛先を示す宛先情報、及び前記携帯端末を特定するための携帯端末情報とともに、前記原稿を読み取り、ファックスを送信する指示を前記携帯端末から受信する指示受信手段と、
前記指示受信手段により受信された前記携帯端末情報を第2記憶部に記憶する携帯端末情報記憶手段と、
前記指示受信手段により受信されたファックスを送信する指示に従って前記原稿を読み取り、前記宛先情報が示す宛先に前記原稿を示すファックスを送信するファックス送信手段と、
前記ファックス送信手段によるファックスの送信結果を示すステータスを設定するステータス設定手段と、
前記ステータス設定手段により設定された前記ステータスを、前記携帯端末からのリクエストにより前記携帯端末に提供する提供手段と、
前記送信結果、及び前記携帯端末情報を含む送信履歴を履歴情報として前記第2記憶部に記憶する履歴記憶手段と、
前記履歴記憶手段により前記第2記憶部に記憶された履歴情報を、前記携帯端末に記憶されている履歴情報と同期する第2同期手段と
を備えたことを特徴とする通信システム。 - 画像形成装置と通信可能な携帯端末の制御方法であって、
ファックスを送信する宛先を示す宛先情報を設定する宛先設定ステップと、
ファックスを送信するリクエストを前記画像形成装置に送信するリクエスト送信ステップと、
前記リクエスト送信ステップにより前記リクエストが送信された画像形成装置からファックスの送信が可能であることが応答された場合に、前記画像形成装置へ原稿をセットするようにユーザに指示する内容を表示部に表示する原稿セット指示表示ステップと、
前記画像形成装置に前記原稿がセットされたことを検知し、前記ユーザによりファックスを送信する指示を受け付けると、前記宛先設定ステップにより設定された宛先情報、及び当該携帯端末を特定するための携帯端末情報とともに、前記原稿を読み取り、ファックスを送信する指示を前記画像形成装置に送信する指示送信ステップと、
前記指示送信ステップによりファックスの送信が指示された前記画像形成装置からファックスの送信結果を取得する送信結果取得ステップと、
前記送信結果取得ステップにより取得された送信結果を前記表示部に表示する送信結果表示ステップと、
前記送信結果を含む送信履歴を履歴情報として記憶部に記憶する履歴記憶ステップと、
前記履歴記憶ステップにより前記記憶部に記憶された履歴情報を、前記画像形成装置に記憶されている履歴情報と同期する同期ステップと
を備えたことを特徴とする制御方法。 - 前記携帯端末情報は、当該携帯端末のMACアドレス、IPアドレス、及びメールアドレスであることを特徴とする請求項14記載の制御方法。
- 前記送信結果は、ファックスの送信が完了したこと、ファックスの送信が失敗したこと、及び前記画像形成装置からの応答がなかったために送信結果を取得的できなかったことのいずれか1つを示す結果であることを特徴とする請求項14または請求項15記載の制御方法。
- 前記同期ステップは、前記画像形成装置からの問い合わせに応じて前記履歴記憶ステップにより前記記憶部に記憶された履歴情報を、前記画像形成装置に送信することを特徴とする請求項14乃至請求項16のいずれか1項に記載の制御方法。
- ユーザにより前記携帯端末が前記画像形成装置と近距離無線通信により通信が可能な範囲に近づけられた場合に、当該画像形成装置から、近距離無線通信によって近距離無線通信とは異なる通信を行うためのアドレスを取得するアドレス取得ステップを備え、
前記アドレス取得ステップにより取得されたアドレスを用いて前記画像形成装置と通信することを特徴とする請求項14乃至請求項17のいずれか1項に記載の制御方法。 - 携帯端末と通信可能な画像形成装置の制御方法であって、
ファックスを送信するリクエストを前記携帯端末から受信するリクエスト受信ステップと、
ファックスの送信が可能であることを前記携帯端末に応答するリクエスト応答ステップと、
ファックスを送信する宛先を示す宛先情報、及び前記携帯端末を特定するための携帯端末情報とともに、原稿を読み取り、ファックスを送信する指示を前記携帯端末から受信する指示受信ステップと、
前記指示受信ステップにより受信された前記携帯端末情報を記憶部に記憶する携帯端末情報記憶ステップと、
前記指示受信ステップにより受信されたファックスを送信する指示に従って前記原稿を読み取り、前記宛先情報が示す宛先に前記原稿を示すファックスを送信するファックス送信ステップと、
前記ファックス送信ステップによるファックスの送信結果を示すステータスを設定するステータス設定ステップと、
前記ステータス設定ステップにより設定された前記ステータスを、前記携帯端末からのリクエストにより前記携帯端末に提供する提供ステップと、
前記送信結果、及び前記携帯端末情報を含む送信履歴を履歴情報として前記記憶部に記憶する履歴記憶ステップと、
前記履歴記憶ステップにより前記記憶部に記憶された履歴情報を、前記携帯端末に記憶されている履歴情報と同期する同期ステップと
を備えたことを特徴とする制御方法。 - 前記携帯端末情報は、前記携帯端末のMACアドレス、IPアドレス、及びメールアドレスであることを特徴とする請求項19記載の制御方法。
- 前記ステータスは、ファックスの送信が完了したこと、及びファックスの送信が失敗したことのいずれか1つを示すことを特徴とする請求項19または請求項20記載の制御方法。
- 前記同期ステップは、前記携帯端末に記憶された履歴情報を前記携帯端末に問い合わせることで取得した履歴情報と、前記履歴記憶ステップにより前記記憶部に記憶された履歴情報とが異なる場合には、前記記憶部に記憶された履歴情報を前記携帯端末から取得した履歴情報に同期することを特徴とする請求項19乃至請求項21のいずれか1項に記載の制御方法。
- 前記提供ステップにより、前記画像形成装置に前記ステータスが提供された場合には、前記携帯端末情報記憶ステップにより前記記憶部に記憶された前記携帯端末情報を削除することを特徴とする請求項19乃至請求項22のいずれか1項に記載の制御方法。
- 前記履歴記憶ステップにより前記記憶部に記憶された履歴情報のうち、記憶されてから予め定められた時間が経過した履歴情報は削除されることを特徴とする請求項19乃至請求項23のいずれか1項に記載の制御方法。
- 前記携帯端末から、一定時間内に前記ステータスのリクエストがない場合には、前記ステータスが示す内容を前記携帯端末情報に含まれるメールアドレス宛に電子メールで送信することを特徴とする請求項19乃至請求項24のいずれか1項に記載の制御方法。
- 画像形成装置と通信可能な携帯端末の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記制御方法は、
ファックスを送信する宛先を示す宛先情報を設定する宛先設定ステップと、
ファックスを送信するリクエストを前記画像形成装置に送信するリクエスト送信ステップと、
前記リクエスト送信ステップにより前記リクエストが送信された画像形成装置からファックスの送信が可能であることが応答された場合に、前記画像形成装置へ原稿をセットするようにユーザに指示する内容を表示部に表示する原稿セット指示表示ステップと、
前記画像形成装置に前記原稿がセットされたことを検知し、前記ユーザによりファックスを送信する指示を受け付けると、前記宛先設定ステップにより設定された宛先情報、及び当該携帯端末を特定するための携帯端末情報とともに、前記原稿を読み取り、ファックスを送信する指示を前記画像形成装置に送信する指示送信ステップと、
前記指示送信ステップによりファックスの送信が指示された前記画像形成装置からファックスの送信結果を取得する送信結果取得ステップと、
前記送信結果取得ステップにより取得された送信結果を前記表示部に表示する送信結果表示ステップと、
前記送信結果を含む送信履歴を履歴情報として記憶部に記憶する履歴記憶ステップと、
前記履歴記憶ステップにより前記記憶部に記憶された履歴情報を、前記画像形成装置に記憶されている履歴情報と同期する同期ステップと
を備えたことを特徴とするプログラム。 - 前記携帯端末情報は、当該携帯端末のMACアドレス、IPアドレス、及びメールアドレスであることを特徴とする請求項26記載のプログラム。
- 前記送信結果は、ファックスの送信が完了したこと、ファックスの送信が失敗したこと、及び前記画像形成装置からの応答がなかったために送信結果を取得的できなかったことのいずれか1つを示す結果であることを特徴とする請求項26または請求項27記載のプログラム。
- 前記同期ステップは、前記画像形成装置からの問い合わせに応じて前記履歴記憶ステップにより前記記憶部に記憶された履歴情報を、前記画像形成装置に送信することを特徴とする請求項26乃至請求項28のいずれか1項に記載のプログラム。
- ユーザにより前記携帯端末が前記画像形成装置と近距離無線通信により通信が可能な範囲に近づけられた場合に、当該画像形成装置から、近距離無線通信によって近距離無線通信とは異なる通信を行うためのアドレスを取得するアドレス取得ステップを備え、
前記アドレス取得ステップにより取得されたアドレスを用いて前記画像形成装置と通信することを特徴とする請求項26乃至請求項29のいずれか1項に記載のプログラム。 - 携帯端末と通信可能な画像形成装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記制御方法は、
ファックスを送信するリクエストを前記携帯端末から受信するリクエスト受信ステップと、
ファックスの送信が可能であることを前記携帯端末に応答するリクエスト応答ステップと、
ファックスを送信する宛先を示す宛先情報、及び前記携帯端末を特定するための携帯端末情報とともに、原稿を読み取り、ファックスを送信する指示を前記携帯端末から受信する指示受信ステップと、
前記指示受信ステップにより受信された前記携帯端末情報を記憶部に記憶する携帯端末情報記憶ステップと、
前記指示受信ステップにより受信されたファックスを送信する指示に従って前記原稿を読み取り、前記宛先情報が示す宛先に前記原稿を示すファックスを送信するファックス送信ステップと、
前記ファックス送信ステップによるファックスの送信結果を示すステータスを設定するステータス設定ステップと、
前記ステータス設定ステップにより設定された前記ステータスを、前記携帯端末からのリクエストにより前記携帯端末に提供する提供ステップと、
前記送信結果、及び前記携帯端末情報を含む送信履歴を履歴情報として前記記憶部に記憶する履歴記憶ステップと、
前記履歴記憶ステップにより前記記憶部に記憶された履歴情報を、前記携帯端末に記憶されている履歴情報と同期する同期ステップと
を備えたことを特徴とするプログラム。 - 前記携帯端末情報は、前記携帯端末のMACアドレス、IPアドレス、及びメールアドレスであることを特徴とする請求項31記載のプログラム。
- 前記ステータスは、ファックスの送信が完了したこと、及びファックスの送信が失敗したことのいずれか1つを示すことを特徴とする請求項31または請求項32記載のプログラム。
- 前記同期ステップは、前記携帯端末に記憶された履歴情報を前記携帯端末に問い合わせることで取得した履歴情報と、前記履歴記憶ステップにより前記記憶部に記憶された履歴情報とが異なる場合には、前記記憶部に記憶された履歴情報を前記携帯端末から取得した履歴情報に同期することを特徴とする請求項31乃至請求項33のいずれか1項に記載のプログラム。
- 前記提供ステップにより、前記画像形成装置に前記ステータスが提供された場合には、前記携帯端末情報記憶ステップにより前記記憶部に記憶された前記携帯端末情報を削除することを特徴とする請求項31乃至請求項34のいずれか1項に記載のプログラム。
- 前記履歴記憶ステップにより前記記憶部に記憶された履歴情報のうち、記憶されてから予め定められた時間が経過した履歴情報は削除されることを特徴とする請求項31乃至請求項35のいずれか1項に記載のプログラム。
- 前記携帯端末から、一定時間内に前記ステータスのリクエストがない場合には、前記ステータスが示す内容を前記携帯端末情報に含まれるメールアドレス宛に電子メールで送信することを特徴とする請求項31乃至請求項36のいずれか1項に記載のプログラム。
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JP2013128528A JP2015005813A (ja) | 2013-06-19 | 2013-06-19 | 携帯端末、画像形成装置及びその制御方法、並びにプログラム、通信システム |
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JP2013128528A JP2015005813A (ja) | 2013-06-19 | 2013-06-19 | 携帯端末、画像形成装置及びその制御方法、並びにプログラム、通信システム |
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JP2013128528A Pending JP2015005813A (ja) | 2013-06-19 | 2013-06-19 | 携帯端末、画像形成装置及びその制御方法、並びにプログラム、通信システム |
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