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JP2014517578A - 自己混合を利用する周波数逓倍 - Google Patents

自己混合を利用する周波数逓倍 Download PDF

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JP2014517578A JP2014508424A JP2014508424A JP2014517578A JP 2014517578 A JP2014517578 A JP 2014517578A JP 2014508424 A JP2014508424 A JP 2014508424A JP 2014508424 A JP2014508424 A JP 2014508424A JP 2014517578 A JP2014517578 A JP 2014517578A
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    • H03B19/00Generation of oscillations by non-regenerative frequency multiplication or division of a signal from a separate source

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Abstract

【解決手段】 周波数逓倍装置は、対応する方法および多機能無線装置が存在し、2以上の整数であるN個の逓倍器を備え、N個の逓倍器は、第1の逓倍器を除く各逓倍器が、周期性入力信号と、N個の逓倍器のうち別の一の逓倍器の出力とを混合させるように、直列に接続されており、第1の逓倍器は、周期性入力信号と周期性入力信号とを混合させる。
【選択図】 図5

Description

<関連出願>
本開示は、米国特許出願第13/449,468号(出願日:2012年4月18日)に基づき優先権を主張すると共に、米国仮特許出願第61/480,947号(出願日:2011年4月29日)および米国仮特許出願第61/484,110号(出願日:2011年5月9日)による恩恵を主張する。これらの開示内容は全て、参照により本願に組みこまれる。
本開示は概して、電子回路の分野に関する。本開示は特に、周波数逓倍に関する。
電子回路では、クロック信号またはローカルオシレータ出力等の周期信号の周波数を修正することが頻繁に望まれる。例えば、無線送受信機等のデバイスでは、受信したRF信号をダウンコンバートするために、送信用に信号をRFまでアップコンバートするために、クロック信号の基礎として等、周期信号を供給するために電圧制御発振器(VCO)が通常用いられる。一般的に、VCO出力は、電力増幅器の引き込み(pulling)により、クロック信号としてそのまま利用することはできない。つまり、電力の一部が電力増幅器からVCOに漏れる場合がある。VCOおよび電力増幅器が同様の周波数で動作する場合、VCO周波数は、中央周波数から引き離されて電力増幅器の周波数に近くなる場合がある。また、一のデバイスにおいて複数の規格をサポートするためには周波数が異なる複数のクロックが必要になるとしてもよい。
周波数逓倍はこのような修正を行うためによく用いられる。一般的な応用例の一つとして、周波数三倍化が挙げられる。この場合、回路は入力信号の周波数を3倍に増加させる。図1は、周波数三倍化に広く利用されている従来の回路を示す図である。図1の回路は、キャパシタC1、抵抗R1、バイポーラジャンクショントランジスタQ1、ならびに、インダクタL1および可変キャパシタC2を含むタンク回路を備える。入力周波数Finを持つ正弦波入力信号Sinが回路に印加される。トランジスタQ1は、入力信号SinがトランジスタQ1を、高次高調波が生成される非線形動作領域まで駆動するように選択される。可変キャパシタC2の値は、三次高調波Fout=3Finを出力信号Soutに含めて通過させるバンドパスフィルタとしてタンク回路が機能するように調整される。
図1に示す方法の問題の一つとして、トランジスタQ1を確実に非線形動作領域まで駆動するためには大量の電力が必要になる。このため、携帯電話等、電池を電源とするデバイスにはこの方法は適切でない。図1に示す方法には、出力信号のスペクトルに「シュプール(spur)」と呼ばれる望ましくない周波数成分が多く含まれるという別の問題もある。具体的には、出力信号Soutは、入力周波数に大きなシュプールを含む。
場合によっては、信号の周波数を分数倍に増加させることが望ましいことがある。図2は、信号の周波数を3/2倍に逓倍する従来の回路を示す。図2の回路では、所望の出力周波数Foutの2/3の周波数Finを持つ周期性入力信号Sinが除算器202に印加される。除算器202は、信号Sinの周波数Finを、除算器202から出力される信号Sdivの周波数がFin/2=Fout/3となるように2で除算する。逓倍器204は、入力信号Sinと、除算器202が出力する信号Sdivとを混合させる。このように混合することで、2つのトーン(2Fout/3±Fout/3)が生成される。一方のトーンはFout/3に、他方のトーンはFoutに生成される。逓倍器204の出力にあるLCタンクは、Foutトーンを通過させてFout/3トーンを抑制するバンドパスフィルタとして機能する。このため、逓倍器204から出力される信号Soutは、周波数がFout=3Fin/2である。
図2に示す方法には、回路が周波数Fout/3でシュプールを発生させるという問題がある。除算器202の出力および逓倍器204の入力の1つは周波数Fout/3で動作するので、混合および結合によって信号Soutにおいて周波数Fout/3でのシュプールが発生する。このようなシュプールは供給/基板電流にも現れ、回路またはチップの残りの部分に伝搬する。シュプールは、性能を劣化させ、回路の誤作動の原因となる等の問題がある。
概して、一の側面によると、ある実施形態は、2以上の整数であるN個の逓倍器を備え、N個の逓倍器は、第1の逓倍器を除く各逓倍器が、周期性入力信号と、N個の逓倍器のうち別の一の逓倍器の出力とを混合させるように、直列に接続されており、第1の逓倍器は、周期性入力信号と周期性入力信号とを混合させる周波数逓倍装置を特徴とする。
周波数逓倍装置の実施形態は、以下に記載する特徴のうち1以上を含むとしてよい。一部の実施形態によると、周期性入力信号は、基本周波数がFinであり、周波数逓倍装置はさらに、出力周波数Fout=(N+1)×Finを通過させるバンドパスフィルタを備える。一部の実施形態は、周期性入力信号の位相をシフトさせる位相シフタを備え、第1の逓倍器はさらに、位相シフタによる位相のシフトに続いて、周期性入力信号と、周期性入力信号とを混合させる。一部の実施形態は、第1の逓倍器が出力する信号の位相を決定する位相検出器を備え、位相シフタはさらに、第1の逓倍器が出力する信号の位相に応じて、周期性入力信号の位相をシフトさせる。一部の実施形態は、ギルバートセルを備え、ギルバートセルは、第1の逓倍器と、相互コンダクタンス段とを有する。
概して、一の側面によると、実施形態は、周期性入力信号を受信する段階と、周期性入力信号と周期性入力信号とを混合させる段階を有する、第1の混合信号を生成する段階と、第1の混合信号と周期性入力信号とを混合させる段階を有する、第2の混合信号を生成する段階とを備える方法を特徴とする。一部の実施形態は、第1の混合信号を生成する段階の前に、周期性入力信号の位相をシフトさせる段階を備える。一部の実施形態は、第1の混合信号の位相を決定する段階と、第1の混合信号の位相に応じて、周期性入力信号の位相をシフトさせる段階とを備える。一部の実施形態は、第1の混合信号の周波数を、2以上の整数であるMで除算する段階を備える。
概して、一の側面によると、実施形態は、基本周波数がFinである周期性入力信号の周波数を、2以上の整数であるN倍に逓倍し、基本周波数がN×Finである第1の出力信号を供給する周波数逓倍装置と、第1の出力信号の基本周波数N×Finを、2以上の整数であるMで除算する周波数分割器とを備える回路を特徴とする。
回路の実施形態は、以下に記載する特徴のうち1以上を含むとしてよい。一部の実施形態は、回路と、第1の出力信号に応じて動作する第1の送受信機と、同相の第2の出力信号および直角位相の第2の出力信号のうち少なくとも一方に応じて動作する第2の送受信機とを備える多機能無線装置を含む。一部の実施形態によると、第1の送受信機は、IEEE規格802.11aの全てまたは一部に準拠しており、第2の送受信機は、IEEE規格802.11bおよび802.11gの全てまたは一部に準拠している。
1以上の実施例の詳細な内容を添付図面および以下の部分で説明する。他の特徴については、以下の説明および図面から、そして請求項から明らかである。
周波数三倍化に広く利用されている従来の回路を示す図である。
ある信号の周波数を3/2で逓倍する従来の回路を示す図である。
一実施形態に係る周波数逓倍装置を示す図である。
一実施形態に係る、混合の前に入力信号の位相をシフトする周波数三倍化部400を示す図である。
一実施形態に係る、図4の周波数三倍化部の処理を示す図である。
一実施形態に係るギルバートセルを利用する能動型の周波数三倍化部を示す図である。
一実施形態に係る受動型の周波数三倍化部を示す図である。
一実施形態に係る能動型/受動型の周波数三倍化部を示す図である。
一実施形態に係る信号の周波数を分数倍に増加させる周波数逓倍装置を示す図である。
一実施形態に係る、図9の周波数逓倍装置を利用する多機能無線装置を示す図である。
本明細書で用いる各参照番号の最大桁は、当該参照番号が最初に登場する図面の番号を示す。
本開示の実施形態は、自己混合を利用する周波数逓倍装置を提供する。つまり、入力信号の周波数逓倍は、入力信号を当該入力信号自体と混合させることによって実行される。周波数三倍化部の実施形態をいくつか開示する。しかし、三倍化部はそれぞれ、より高い周波数倍数を実現するように容易に拡張される。一部の実施形態では、例えば、入力周波数を3/2倍にするといった、周波数の分数逓倍を実行する除算器も利用する。
図3は、一実施形態に係る周波数逓倍装置300を示す図である。説明した実施形態では周波数逓倍装置300の構成要素は一の配置例で示しているが、他の実施形態では他の配置例を採用するとしてもよい。図3を参照すると、周波数逓倍装置300は、周波数がFinである周期信号である入力信号Sinを受信する。例えば、入力信号Sinは、VCO等によって提供される正弦波であってよい。周波数逓倍装置300は、N個の逓倍器302(A)および302(B)から302(N−1)および302(N)を有する。尚、Nは、2以上の整数である。逓倍器302は直列に接続されている。逓倍器302(A)は、入力信号Sinと当該入力信号Sinとを混合する。残りの逓倍器302はそれぞれ、入力信号Sinと、直列に接続された直前の逓倍器302の出力とを混合する。つまり、逓倍器302(B)は、入力信号Sinと、逓倍器302(A)が出力する信号とを混合させ、最終的に逓倍器302(N)は、入力信号Sinと、逓倍器302(N−1)が出力する信号とを混合する。信号Sinの周波数は、各逓倍器302によってFinだけ増加して、逓倍器302(A)が出力する信号の周波数は2Finになり、逓倍器302(B)が出力する信号の周波数は3Finとなる。このように、逓倍器302(N−1)が出力する信号の周波数は、N×Finとなり、逓倍器302(N)が出力する信号の周波数FoutはFout=(N+1)×Finとなる。
インダクタLおよびキャパシタCを含むタンク回路304は、所望の周波数成分(N+1)×Finを選択する。LおよびCの値は、数1に応じて選択され得る。
Figure 2014517578
逓倍器302は、線形のミキサまたは逓倍器として実現されるとしてよい。このため、周波数逓倍装置300の効率が高くなる。また、逓倍器302は、線形領域で動作するので、出力信号Soutのスペクトルは従来の方法で得られるスペクトルよりもはるかいにきれいである。
数2から数4は、周波数三倍化を実行するための周波数逓倍装置300の動作を説明する(つまり、N=2)。以下の式を考える。
Figure 2014517578
周波数三倍化は以下の式で表される。
Figure 2014517578
式中、3Finにおける出力成分は以下の式で表される。
Figure 2014517578
よりきれいな出力スペクトルを得るためには、混合する前に、入力信号の位相をシフトするとしてよい。図4は、このような実施形態に係る周波数三倍化部400を示す図である。説明する実施形態では周波数三倍化部400の構成要素は一の配置例で示されているが、他の実施形態では他の配置例を特徴とするとしてもよい。例えば、周波数三倍化部400は、逓倍器を追加することによって、より大きい周波数倍数を実現するように容易に拡張される。
図4を参照すると、周波数三倍化部400は、周波数がFinである周期信号である入力信号Sinを受信する。例えば、入力信号Sinは、VCO等が供給する正弦波であってよい。周波数三倍化部400は、直列に接続されている2つの逓倍器402Aおよび402B、タンク回路404、位相シフタ406および位相検出器408を備えている。位相シフタ406は、入力信号Sinの位相を角度φだけシフトする。逓倍器402Aは、入力信号Sinと位相シフタ406の出力とを混合させる。逓倍器402Bは、入力信号Sin(位相シフト無し)と、逓倍器402Aの出力とを混合する。
位相検出器408は、入力信号Sinと位相シフタ406の出力との間の位相差を検出する。具体的には、位相検出器408は、例えば、ローパスフィルタを用いて、信号におけるDCレベルを検出する。位相シフタ406は、入力信号Sinの位相をシフトする単位である角度φを、位相検出器408が検出したDCレベルに応じて変更する。具体的には、位相シフタ406は、DCレベルを最小限に抑えるように角度φを調整する。他の実施形態では、位相検出は逓倍器402Aによって実行するとしてもよい。
数5および数6は、周波数三倍化部400の動作を説明するための式である。以下の式を考える。
Figure 2014517578
周波数三倍化は以下の式で表される。
第1段の混合の後は以下のように表される。
Figure 2014517578
第2段の混合の後は以下のようにあらわされる。
Figure 2014517578
数6において、DC項0.5cosφが第1段の混合の出力において生成されるので、Finにマグニチュードが0.5cosφである望ましくない成分が存在する。位相シフタ406がφ=90°と設定する場合、Finに存在するこの望ましくない成分のマグニチュードは、ゼロまで減らすことができる。一部の実施形態では、位相検出器408が省略され、位相シフタ406の位相シフトはφ=90°に固定される。
図5は、一実施形態に係る、図4の周波数三倍化部400の処理500を示す図である。説明する実施形態では処理500の構成要素は一の配置例で示すが、他の実施形態では他の配置例を示すとしてよい。例えば、さまざまな実施形態によると、処理500の構成要素の一部またはすべては、別の順序で実行するとしてもよいし、同時に実行するとしてもよい。処理500の一部の構成要素は実行されないとしてもよく、前後の構成要素の直前および直後に実行されないとしてもよい。
図5を参照すると、502において、周波数三倍化部400は、基本周波数がFinである周期信号である入力信号Sinを受信する。504において、位相シフタ406は、位相検出器408が供給する制御信号Ctlに応じて入力信号Sinの位相をシフトする。506において、逓倍器402Aは、周期信号である入力信号Sinと、周期信号である入力信号Sinとを混合させることによって、混合信号Smを生成する。508において、位相検出器408は、混合信号Smの位相を検出する。510において、位相検出器408は、混合信号Smの位相に応じて制御信号Ctlを供給する。512において、逓倍器402Bは、周期信号である入力信号Sinと混合信号Smとを混合させることによって、出力信号Soutを生成する。514において、タンク回路404は、出力信号Soutに第三高調波Fout=3Finを含めて通過させるバンドパスフィルタとして機能する。図6は、一実施形態に係る、ギルバートセルを利用する能動型の周波数三倍化部600を示す図である。説明した実施形態において周波数三倍化部600の構成要素が一の配置例で図示されているが、他の実施形態では他の配置例を持つとしてよい。例えば、周波数三倍化部600は、逓倍器段を追加することによって、より大きい周波数倍数を実現するべく容易に拡張される。
図6を参照すると、周波数三倍化部600は、1つの相互コンダクタンス段602と、2つの能動型の逓倍器段604Aおよび604Aとを備える。相互コンダクタンス段602と逓倍器段604Aとを組み合わせると、ギルバートセルが構成される。周波数三倍化部600はさらに、バッファ606および負荷608を備える。バッファ606は、入力信号Sinを、相互コンダクタンス段602、ならびに、逓倍器段604Aおよび604Bに供給する。バッファ606は、位相シフト後の信号が逓倍器段604Aに供給される前に、入力信号Sinに対して90°の位相シフトを課す遅延素子610を有する。遅延素子610は、広範囲にわたる入力周波数を許容するべく、調整可能な構成としてよい。負荷608は、タンク回路、抵抗負荷等として実現され得る。
図6に示す実施形態では、相互コンダクタンス段602、ならびに、逓倍器段604Aおよび604Bは、nチャネル金属酸化膜半導体電界効果(NMOS)トランジスタを用いて実現される。しかし、他のトランジスタ技術を代りに利用することもできる。例えば、相互コンダクタンス段602、ならびに、逓倍器段604Aおよび604Bは、pチャネル金属酸化膜半導体電界効果(PMOS)トランジスタ、NPNまたはPNP型のバイポーラジャンクショントランジスタ(BJT)等を利用して実現される。説明した実施形態は、1以上の集積回路として、離散素子として、これら2つの組み合わせ等としての構成で実現することができる。
相互コンダクタンス段602は、信号Sinの電圧を電流に変換する。相互コンダクタンス段602は、入力信号Sinによって駆動される2つのトランジスタM0およびM1を含む。トランジスタM0およびM1のソースは接地されている。トランジスタM0およびM1のドレインは、逓倍器段604Aのための電流を供給する。
各逓倍器段604は、2つの差動増幅器を含む。各差動増幅器は、一対のソース接続トランジスタとして実現されている。一方の差動増幅器を構成するトランジスタのドレインは、図6に示すように、他方の差動増幅器のドレインに交差接続されている。逓倍器604Aにおいて、トランジスタM2およびM3が一方の差動増幅器を形成しており、トランジスタM4およびM5は他方の差動増幅器を形成している。逓倍器604Bにおいて、トランジスタM6およびM7が一方の差動増幅器を形成しており、トランジスタM8およびM9が他方の差動増幅器を形成している。
このような能動構成の利点の1つとして、図6に示すように、2つの逓倍器段604Aおよび604Bが積層可能である点が挙げられる。このような積層構成によると、必要なバイアス電流が1つのみとなり、2つのバイアス電流が必要である非積層型の構成とは対照的である。このように電流を減らすことによって、消費電力も同様に削減される。
図7は、一実施形態に係る、受動型の周波数三倍化部700を示す図である。つまり、受動型の周波数三倍化部700に含まれる逓倍器が受動型である。説明する実施形態では周波数三倍化部700の構成要素が一の配置例で示されているが、他の実施形態では他の配置例を示すとしてよい。例えば、周波数三倍化部700は、逓倍器段を追加することによって、より大きい周波数倍数を得るべく容易に拡張される。
図7を参照すると、周波数三倍化部700は、一の相互コンダクタンス(V−I)段702と、2つの受動型の逓倍器段704Aおよび704Bと、一の出力段712とを備える。周波数三倍化部700はさらに、2つのバッファ706Aおよび706Bと、負荷708とを備える。各バッファ706は、入力信号Sinを逓倍器段704Aおよび704Bに供給する。各バッファ706は、位相シフト後の信号を逓倍器段704に供給する前に、入力信号Sinに対して90°の位相シフトを課す遅延素子710A、Bをそれぞれ有する。遅延素子710は、広範囲にわたる入力周波数を許容するように調整可能に構成するとしてよい。負荷708は、タンク回路、抵抗負荷等として実現され得る。
図7に示す実施形態によると、逓倍器段704Aおよび704Bは、NMOSトランジスタを用いて実現される。しかし、他のトランジスタ技術を代りに利用することもできる。例えば、逓倍器段704は、PMOSトランジスタ、NPNまたはPNP型のBJTトランジスタ等を利用して実現することができる。説明した実施形態は、1以上の集積回路として、離散素子として、これら2つの組み合わせ等として実現され得る。
相互コンダクタンス段702は、信号Sinの電圧を電流に変換して、例えば、図6に示す相互コンダクタンス段602について図示しているように、実現することができる。
各逓倍器段704は、2つの差動トランジスタ対を含む。各差動トランジスタ対は、一対のソース接続トランジスタとして実現されている。各逓倍器段704において、一方の差動対に含まれるトランジスタのドレインは、図7に示すように、他方の差動対に含まれているドレインに交差接続されている。逓倍器704Aにおいて、トランジスタM10およびM13が一方の差動対を形成し、トランジスタM11およびM12が他方の差動対を形成する。逓倍器704Bにおいて、トランジスタM14およびM17は一方の差動対を形成し、トランジスタM15およびM16は他方の差動対を形成する。
出力段712は、負荷708と、2つのトランジスタ対から成る積層構造とを含む。一方のトランジスタ対は、トランジスタM18およびM19を含む。他方のトランジスタ対は、トランジスタM20およびM21を含む。出力段712に含まれるトランジスタのゲートは、バイアス電圧Vbiasでバイアスされる。
このような受動型構成の利点の1つとして、能動型構成に比べると、高い供給電圧が必要ない点が挙げられる。また、DC電流が逓倍器段704Aおよび704Bを流れないので、フリッカーノイズが少なく、線形性が改善する。
図8は、一実施形態に係る能動型/受動型の周波数三倍化部800を示す図である。つまり、周波数三倍化部700に含まれる逓倍器の1つが受動型であり、残りの逓倍器が能動型である。説明する実施形態では周波数三倍化部800の構成要素は一の配置例で示すが、他の実施形態は他の配置例を採用するとしてもよい。例えば、周波数三倍化部800は、受動型および/または能動型の逓倍器段を追加することによって、より大きい周波数倍数を実現するべく容易に拡張される。
図8を参照すると、周波数三倍化部800は、相互コンダクタンス(V−I)段802、受動型の逓倍器段804、能動型の逓倍器段814、および、出力段812を備える。周波数三倍化部800はさらに、2つのバッファ806Aおよび806B、ならびに、負荷808を備える。各バッファ806は、入力信号Sinを逓倍器段804および814に供給する。各バッファ806はそれぞれ、逓倍器段804および814に位相シフト後の信号を供給する前に、入力信号Sinに90°の位相シフトを課す遅延素子810A、Bを有する。遅延素子810は、広範囲にわたる入力周波数を許容するべく調整可能に構成され得る。負荷808は、タンク回路、抵抗負荷等として実現され得る。
図8に示す実施形態では、逓倍器段804および814は、NMOSトランジスタを用いて実現される。しかし、他のトランジスタ技術を代りに利用することもできる。例えば、逓倍器段804および814は、PMOSトランジスタ、NPNまたはPNP型のBJTトランジスタ等を利用して実現するとしてもよい。説明する実施形態は、1以上の集積回路として、離散素子として、これら2つの組み合わせとして等、実現され得る。
相互コンダクタンス段802は、信号Sinの電圧を電流に変換し、例えば、図6の相互コンダクタンス段602について図示しているように、実現することができる。
受動型の逓倍器段804は、2つの差動トランジスタ対を含む。各差動トランジスタ対は、一対のソース接続トランジスタとして実現される。一方の差動対に含まれるトランジスタのドレインは、図8に示すように、他方の差動対に含まれるドレインに交差接続されている。逓倍器804において、トランジスタM22およびM25が一方の差動対を形成し、トランジスタM23およびM24が他方の差動対を形成する。
能動型の逓倍器段814は、2つの差動増幅器を含む。各差動増幅器は、一対のソース接続トランジスタとして実現されている。一方の差動増幅器に含まれているトランジスタのドレインは、図8に示すように、他方の差動増幅器に含まれるドレインに交差接続されている。逓倍器814において、トランジスタM26およびM27が一方の差動増幅器を形成し、トランジスタM28およびM29は他方の差動増幅器を形成する。
出力段812は、負荷808および1つのトランジスタ対を含む。トランジスタ対は、トランジスタM30およびM31を含む。出力段812に含まれるトランジスタのゲートは、バイアス電圧Vbiasでバイアスされる。図9は、一実施形態に係る、信号の周波数を分数倍で増加させる周波数逓倍装置900を示す図である。説明している実施形態では周波数逓倍装置900の構成要素を一の配置例で図示しているが、他の実施形態では他の配置例を採用するとしてよい。例えば、図9の実施形態は入力周波数を3/2倍に逓倍するが、他の実施形態では、入力周波数を、他の分数N/M倍に逓倍する。尚、Nは3以上の整数であり、Mは2以上の整数である。
図9を参照すると、周波数逓倍装置900は、周波数三倍化部902と、周波数分割器904と、タンク回路906とを備える。周波数逓倍装置900は、本明細書に説明している技術に基づいて実現するとしてもよいし、従来の技術またはこれらの任意に組み合わせて実現するとしてよい。他の実施形態では、周波数逓倍装置900は、他の倍数に拡張することができる。
周波数分割器904は、従来の技術に基づいて実現することができる。図4に示す実施形態では、周波数分割器904は、2分割する分割器として実現する。他の実施形態では、周波数分割器904は、M分割する分割器として実現するとしてよい。尚、Mは2以上の整数である。
周波数逓倍装置900は、周期信号である入力信号Sinの周波数Finを3/2倍に逓倍する。具体的には、周波数三倍化部902が信号Sinの周波数Finを三倍にして、周波数三倍化部902の出力S1の周波数が3Finになるようにする。周波数分割器904は、こうして得られた信号の周波数を2で分割するので、出力信号Soutの周波数はFout=3Fin/2となる。タンク回路906は、周波数Foutを出力信号Soutに含めて通過させるバンドパス回路として機能する。
周波数逓倍装置900は、従来の方法に比べると幾つかの利点がある。図2に示すような従来の方法と比較すると、出力信号Soutは、Fout/3におけるシュプールが略または全く存在しない。これは、周波数逓倍装置900が、Fout/3で動作する回路を含まないためである。また、従来の分割器が生成する信号は、位相が90°ずれている。これらの信号は、周波数分割器904によって、位相が一致した直角位相のクロック信号として出力され得る。
周波数逓倍装置900には、図10に示すように、信号S1も同様に利用できるという別の利点もある。図10は、一実施形態に係る、図9の周波数逓倍装置900を利用する多機能無線装置1000を示す図である。多機能無線装置1000は、帯域選択部1002と、電圧制御発振器(VCO)1004と、周波数逓倍装置900と、2つの無線送受信機1006および1008と、2つのアンテナ1010よび1012とを備える。
VCO1004は、帯域選択部1002の制御の下、周波数がFinである信号Sinを供給する。周波数三倍化部902は、信号Sinの周波数Finを三倍化して、信号S1を生成する。信号S1は周波数がF1=3Finである。本実施形態によると、周波数逓倍装置900は、無線送受信機1008へのクロック信号として、周波数F1を通過させるバンドパスフィルタとして機能するタンク回路906Aを有する。
周波数分割器904は、信号S1の周波数F1を2で除算して、信号S2を生成する。信号S2は周波数がF2=3Fin/2である。周波数逓倍装置900は、無線送受信機1006へのクロック信号として周波数F2を通過させるバンドパスフィルタとして機能するタンク回路906Bを有する。
一部の実施形態によると、多機能無線装置1000は、IEEE規格802.11の全てまたは一部に準拠している。IEEE規格802.11には、802.11a、802.11b、802.11e、802.11g、802.11i、802.11k、802.11n、802.11vおよび802.11wといった規格案および承認済みの修正を含む。例えば、無線送受信機1006は、IEEE802.11b/gに準拠した無線装置として実現される一方、送受信機1008はIEEE802.11aに準拠した無線装置として実現される。802.11aの帯域は、802.11aの帯域の周波数の約2倍の位置にあるので、クロック信号S2は、802.11b/gに準拠した無線装置1006に利用可能であり、クロック信号S1は802.11aに準拠した無線装置1008に利用可能である。帯域選択部1002は、帯域を切り替える際に必要に応じて入力信号Sinの周波数を調整可能である。
本開示のさまざまな実施形態は、デジタル電子回路で、または、コンピュータハードウェア、ファームウェア、ソフトウェアで、またはこれらの組み合わせで実現され得る。本開示の実施形態は、プログラム可能プロセッサによって実行されるコンピュータ可読ストレージデバイスにおいて有形に具現化されるコンピュータプログラム製品で実現可能である。説明した処理は、入力データに対して演算を行い出力を生成することで機能を実行するための複数の命令から成るプログラムを実行するプログラム可能プロセッサによって実行され得る。本開示の実施形態は、データストレージシステムとの間でデータおよび命令を送受信するべく結合されている少なくとも1つのプログラム可能なプロセッサと、少なくとも1つの入力デバイスと、少なくとも1つの出力デバイスとを含むプログラム可能システムで実行可能な1以上のコンピュータプログラムにおいて実現され得る。各コンピュータプログラムは、高級プロシージャ言語またはオブジェクト指向型プログラミング言語で実現可能であるか、または、所望される場合にはアセンブリ言語または機械言語で実現可能であり、いずれの場合においても、コンパイラ型言語またはインタプリタ型言語のいずれかであってよい。適切なプロセッサには、一例を挙げると、汎用マイクロプロセッサおよび専用マイクロプロセッサの両方が含まれる。一般的に、プロセッサは、命令およびデータをリードオンリーメモリおよび/またはランダムアクセスメモリから受信する。一般的に、コンピュータは、データファイルを格納する1以上の大容量ストレージデバイスを含む。このようなデバイスには、内蔵ハードディスクおよび取り外し可能なディスク等の磁気ディスク、光磁気ディスク、光ディスクおよびソリッドステートディスクが含まれる。コンピュータプログラムの命令およびデータを有形に具現化するのに適しているストレージデバイスとしては、全ての形式の不揮発性メモリがある。不揮発性メモリとしては、一例に過ぎないが、EPROM、EEPROMおよびフラッシュメモリデバイス、内蔵ハードディスクおよび取り外し可能なディスク等の磁気ディスク、光磁気ディスク、およびCD−ROMディスク等の半導体メモリデバイスが挙げられる。上述したものはいずれも、ASIC(特定用途向け集積回路)で補完されるとしてもよいし、ASICに組み込まれるとしてもよい。
複数の実施形態を説明した。しかし、本開示の範囲から逸脱することなくさまざまな点で変形するとしてもよい。したがって、他の実施形態も以下に記載する特許請求の範囲に含まれる。

Claims (20)

  1. 2以上の整数であるN個の逓倍器を備え、
    前記N個の逓倍器は、第1の逓倍器を除く各逓倍器が、周期性入力信号と、前記N個の逓倍器のうち別の一の逓倍器の出力とを混合させるように、直列に接続されており、
    前記第1の逓倍器は、前記周期性入力信号と前記周期性入力信号とを混合させる周波数逓倍装置。
  2. 前記周期性入力信号は、基本周波数がFinであり、
    前記周波数逓倍装置はさらに、出力周波数Fout=(N+1)×Finを通過させるバンドパスフィルタを備える請求項1に記載の周波数逓倍装置。
  3. 前記周期性入力信号の位相をシフトさせる位相シフタをさらに備え、
    前記第1の逓倍器はさらに、前記位相シフタによる前記位相のシフトに続いて、前記周期性入力信号と、前記周期性入力信号とを混合させる請求項2に記載の周波数逓倍装置。
  4. 前記第1の逓倍器が出力する信号の位相を決定する位相検出器をさらに備え、
    前記位相シフタはさらに、前記第1の逓倍器が出力する信号の位相に応じて、前記周期性入力信号の前記位相をシフトさせる請求項3に記載の周波数逓倍装置。
  5. ギルバートセルをさらに備え、
    前記ギルバートセルは、
    前記第1の逓倍器と、
    相互コンダクタンス段と
    を有する請求項3または4に記載の周波数逓倍装置。
  6. 前記N個の逓倍器はそれぞれ、
    2つの差動増幅器を有し、
    前記2つの差動増幅器はそれぞれ、一対のMOSFET(金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ)を含み、
    前記一対のMOSFETのうち第1のMOSFETのソースは、前記一対のMOSFETのうち第2のMOSFETのソースに接続されており、
    第1の一対のMOSFETのそれぞれのドレインは、第2の一対のMOSFETのうち対応する方のドレインに接続されている請求項5に記載の周波数逓倍装置。
  7. 前記N個の逓倍器は受動型である請求項1から4のいずれか一項に記載の周波数逓倍装置。
  8. 前記第1の逓倍器は能動型であり、
    前記第1の逓倍器以外の前記N個の逓倍器はそれぞれ、受動型である請求項1から6のいずれか一項に記載の周波数逓倍装置。
  9. 請求項1に記載の周波数逓倍装置と、
    出力周波数Foutを、2以上の整数であるMで除算する周波数分割器と
    を備える回路。
  10. 周期性入力信号を受信する段階と、
    前記周期性入力信号と前記周期性入力信号とを混合させる段階を有する、第1の混合信号を生成する段階と、
    前記第1の混合信号と前記周期性入力信号とを混合させる段階を有する、第2の混合信号を生成する段階と
    を備える方法。
  11. 前記第2の混合信号と前記周期性入力信号とを混合させる段階を有する、第3の混合信号を生成する段階をさらに備える請求項10に記載の方法。
  12. 前記周期性入力信号は、基本周波数がFinであり、
    前記方法はさらに、
    出力周波数Fout=3Finを通過させる段階を備える請求項10または11に記載の方法。
  13. 前記第1の混合信号を生成する段階の前に、前記周期性入力信号の位相をシフトさせる段階をさらに備える請求項12に記載の方法。
  14. 前記第1の混合信号の位相を決定する段階と、
    前記第1の混合信号の前記位相に応じて、前記周期性入力信号の前記位相をシフトさせる段階と
    をさらに備える請求項13に記載の方法。
  15. 前記第1の混合信号の周波数を、2以上の整数であるMで除算する段階をさらに備える請求項10から14のいずれか一項に記載の方法。
  16. 基本周波数がFinである周期性入力信号の周波数を、2以上の整数であるN倍に逓倍し、基本周波数がN×Finである第1の出力信号を供給する周波数逓倍装置と、
    前記第1の出力信号の前記基本周波数であるN×Finを、2以上の整数であるMで除算する周波数分割器と
    を備える回路。
  17. N=3であり、M=2である請求項16に記載の回路。
  18. 前記周波数分割器はさらに、同相の第2の出力信号および直角位相の第2の出力信号を提供し、
    前記同相の第2の出力信号は、基本周波数がN×Fin/Mであり、
    前記直角位相の第2の出力信号は、基本周波数がN×Fin/Mである請求項17に記載の回路。
  19. 請求項18に記載の回路と、
    前記第1の出力信号に応じて動作する第1の送受信機と、
    前記同相の第2の出力信号および前記直角位相の第2の出力信号のうち少なくとも一方に応じて動作する第2の送受信機と
    を備える多機能無線装置。
  20. 前記第1の送受信機は、IEEE規格802.11aの全てまたは一部に準拠しており、
    前記第2の送受信機は、IEEE規格802.11bおよび802.11gの全てまたは一部に準拠している
    請求項19に記載の多機能無線装置。
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