JP2014218044A - プリンタ - Google Patents
プリンタ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014218044A JP2014218044A JP2013099988A JP2013099988A JP2014218044A JP 2014218044 A JP2014218044 A JP 2014218044A JP 2013099988 A JP2013099988 A JP 2013099988A JP 2013099988 A JP2013099988 A JP 2013099988A JP 2014218044 A JP2014218044 A JP 2014218044A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mount
- printer
- cutting
- label
- discharge port
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 claims abstract description 81
- 238000012545 processing Methods 0.000 claims abstract description 46
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims abstract description 44
- 238000007639 printing Methods 0.000 claims abstract description 36
- 230000008859 change Effects 0.000 claims description 11
- 238000000034 method Methods 0.000 abstract description 28
- 230000008569 process Effects 0.000 abstract description 24
- 239000002699 waste material Substances 0.000 abstract description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 230000032258 transport Effects 0.000 description 6
- 238000004040 coloring Methods 0.000 description 5
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 5
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 5
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 3
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 2
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 2
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 2
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 2
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 2
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 2
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 2
- 229920001875 Ebonite Polymers 0.000 description 1
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 1
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000006870 function Effects 0.000 description 1
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 1
- 230000003252 repetitive effect Effects 0.000 description 1
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 1
- 238000012546 transfer Methods 0.000 description 1
- 238000010023 transfer printing Methods 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J11/00—Devices or arrangements of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
- B41J11/66—Applications of cutting devices
- B41J11/70—Applications of cutting devices cutting perpendicular to the direction of paper feed
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J15/00—Devices or arrangements of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, specially adapted for supporting or handling copy material in continuous form, e.g. webs
- B41J15/04—Supporting, feeding, or guiding devices; Mountings for web rolls or spindles
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H41/00—Machines for separating superposed webs
Landscapes
- Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
- Handling Of Sheets (AREA)
- Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)
Abstract
【課題】剥離処理および切断処理の兼用型のプリンタにおいて、ラベルの発行無駄を防止する。【解決手段】剥離処理および切断処理の兼用型のプリンタ1において、台紙PMを台紙排出口5bに導く通紙ルート12bに設けられた台紙有無検出センサ13cにより台紙PMが有ると検出された場合は、入力部7において切断処理モードが設定されている状態で印字発行がなされてもカッタユニット17での切断動作を禁止する。また、入力部7において切断処理モード以外の処理モード(剥離処理モード等)に既に設定されている場合は、その処理モードから切断処理モードへの設定(変更)を禁止する。【選択図】図4
Description
本発明は、プリンタに関し、例えば、長尺状の台紙に仮着された複数枚のラベルの各々に文字、記号、図形またはバーコード等のような所望の情報を印字するラベルプリンタに関するものである。
ラベルプリンタは、例えば、ロール状に巻かれた連続紙をシート状に繰り出して搬送する途中で、連続紙を構成する長尺状の台紙に仮着された複数枚のラベルの各々に所望の情報を印字するラベル印字専用のプリンタである。
このラベルプリンタには、印字後のラベルを1枚毎に台紙から剥がして排出する剥離処理型と、ラベルに情報を印字した後、ラベルを剥がさずに台紙ごと排出し、所定ラベル枚数毎に台紙を切断する切断処理型との2種類のプリンタがある。
剥離処理型は、ラベルが台紙から剥がれた状態で1枚ずつ排出されるので、ラベルを貼り付ける対象物が作業者の近くにある場合に適している。一方、切断処理型は、必要枚数のラベルが貼られた台紙を切断処理により作成しておき、現場で台紙からラベルを剥がして貼り付けることができるので、ラベルを貼り付ける対象物がプリンタから離れた場所にある場合に適している。
なお、このような剥離処理型のプリンタや切断処理型のプリンタについては、例えば特許文献1,2に開示がある。
ところで、近年は、剥離処理と切断処理とを1台のプリンタで行えるようにした兼用型のラベルプリンタが使用されつつある。この兼用型の場合、1台で2つの状況に対応できるので使い勝手が良く経済的である。
しかし、兼用型の場合、剥離処理や切断処理に応じて連続紙の通紙ルートを変更する必要があり、その通紙ルートの設定と、入力部で設定した処理モードとが異なっている状態で印字発行を行ってしまう場合がある。例えば、入力部で切断処理モードに設定されているのに、連続紙を間違って剥離処理用の通紙ルートに設定した状態で印字発行してしまったり、逆に、連続紙が剥離処理用の通紙ルートに設定されているのに、入力部で切断処理モードに設定し印字発行してしまったりする場合がある。いずれの場合も連続紙は剥離動作するのに、カッタが動作してしまうので、排出されたラベルがカッタにより切断され、ラベルの発行が無駄になってしまう、という問題がある。
本発明は、上述の技術的背景からなされたものであって、剥離処理および切断処理の兼用型のプリンタにおいて、ラベルの発行無駄を防止することのできるプリンタを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の本発明のプリンタは、長尺状の台紙にその長手方向に沿って複数枚のラベルが仮着された印字媒体を支持するプリンタ本体と、前記プリンタ本体に支持された前記印字媒体を第1の排出口に導く第1の通路と、前記印字媒体を前記第1の通路に沿って搬送する第1の搬送手段と、前記第1の通路に設けられ、前記印字媒体の搬送途中で前記ラベルに印字を行う印字手段と、前記第1の排出口に設けられ、前記第1の排出口を通過する前記印刷媒体の前記台紙の部分を切断する切断手段と、前記印字手段および前記第1の排出口の間に設けられ、前記台紙から前記ラベルを剥離する剥離部材と、前記第1の通路から前記剥離部材を経由して前記第1の通路に対して交差する方向に分岐し、前記剥離部材により前記ラベルが剥離された前記台紙を第2の排出口に導く第2の通路と、前記第2の通路に設けられ、前記台紙を前記第2の通路に沿って搬送する第2の搬送手段と、前記第2の通路に設けられ、前記台紙の有無を検出する検出手段と、前記検出手段により前記台紙が有ると検出された場合は、前記切断手段による切断処理モードが設定されている場合でも切断動作を禁止するか、前記切断処理モードへの設定を禁止するか、またはその両方を行う制御部と、を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明のプリンタは、上記請求項1記載の発明において、前記プリンタ本体において前記第1の通路および前記第2の通路に交差する面には、前記印字媒体の長手方向に沿って開閉可能なように回転自在の状態で扉部が軸支されており、前記扉部には、前記第1の排出口および前記第2の排出口が設けられているとともに、前記切断手段が設けられていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明のプリンタは、上記請求項2記載の発明において、前記切断手段は、前記第1の排出口内の前記第1の通路に刃先を向けた状態で固定された固定刃と、前記第1の排出口内の前記第1の通路に刃先を向けた状態で前記固定刃に対向するように配置され、前記固定刃に対して接近および離間する方向に往復移動可能な状態で設けられた可動刃と、前記可動刃を往復移動させる駆動手段と、を備えることを特徴とする。
請求項4に記載の発明のプリンタは、上記請求項1、2または3記載の発明において、前記制御部は、前記検出手段により前記台紙が有ると検出され、前記切断動作を禁止する制御または前記切断処理モードへの設定を禁止する制御が行われた場合には、前記印刷媒体の通路の設定変更を要望するメッセージを表示部に表示させることを特徴とする。
本発明によれば、剥離処理および切断処理の兼用型のプリンタにおいて、ラベルの発行無駄を防止することが可能になる。
以下、本発明の一例としての実施の形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための図面において、同一の構成要素には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
図1は本実施の形態に係るプリンタの外観の全体斜視図である。
本実施の形態のプリンタ1は、例えば、台紙に仮着されたラベルに、文字、記号、図形またはバーコード等のような情報を印字するラベル印字専用のプリンタであり、1台で剥離処理と切断処理との両方の処理を行える兼用型の構成を備えている。
ここで、剥離処理とは、印字後のラベルを1枚毎に台紙から剥がして機外に排出する処理であり、切断処理とは、ラベルに情報を印字した後、ラベルを剥がさずに台紙ごと排出し、予め決められたラベル枚数毎に台紙を切断する処理である。
兼用型のプリンタ1の場合、ラベルを貼り付ける対象物が作業者の近くにある場合と遠くにある場合との2つの状況に1台で対応できるので使い勝手が良く経済的である。
このプリンタ1は、プリンタ本体2と、その上面を覆う上面カバー部3と、上面カバー部3に装着された表示部4と、プリンタ本体2の前面に装着された扉部5と、プリンタ本体2に装着された把持部6とを備えている。
上面カバー部3は、プリンタ本体2の上面に開閉可能なように回転自在の状態で軸止されている。この上面カバー部3の上面には入力部7が配置されている。この入力部7は、プリンタ1に対する命令または印字内容を入力するための操作部分であり、複数の操作キー7s,7i,7a,7dにより構成されている。操作キー7s,7i,7a,7dは、それぞれ電源スイッチ用、情報入力用、方向指示用および実行(印字発行を含む)用の操作キーを示している。
なお、プリンタ1に対する命令には、例えば、ラベル印字枚数、処理モードおよび電源のオンオフ等がある。また、処理モードには、剥離処理モード、切断処理および連続処理モード等がある。処理モードの指示は、専用の操作キーを設けても良いが、表示部4にメニュー表示させて選択できるようにしても良い。
表示部4は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)を備えており、入力部7で入力した情報および処理モードを表示する他、各種のメッセージ等を表示することが可能になっている。また、表示部4は、表示内容の視認性を向上させるために傾斜角度を変更することが可能なように回転自在の状態で上面カバー部3に軸止されている。
扉部5は、前後方向に開閉可能な状態でプリンタ本体2に装着されている。この扉部5には、ラベル排出口(第1の排出口)5aと台紙排出口(第2の排出口)5bとの2つの排出口が扉部5の前面および背面を貫通するように設けられている。これらラベル排出口5aおよび台紙排出口5bは、プリンタ本体2の高さ方向に互いに離間した状態で設けられている。
把持部6は、プリンタ1を持ち運ぶ際に掴む部位である。把持部6は略コ字状に形成されており、その両端部が、上面カバー部3と表示部4との間においてプリンタ本体2の両側面の上部から上方に突き出した軸止め部分に、上面カバー部3を跨ぐことが可能なように回転自在の状態で軸止されている。
なお、符号8は上面カバー部3を開閉するための開閉レバーであり、プリンタ本体2の両側の側面に設けられている。また、符号9はバッテリーカバーであり、プリンタ本体2の片側の側面に設けられている。
次に、プリンタ1の内部構造について図2〜図4を参照しながら説明する。図2は上面カバー部の開放時における図1のプリンタおよびそのプリンタ内に収容される連続紙の全体斜視図、図3は切断処理モード時における図1のプリンタの内部構造の概念図、図4は剥離処理モード時における図1のプリンタの内部構造の概念図である。
プリンタ本体2の内部後方には、ロール状に巻かれた連続紙(印字媒体)Pを収容するロール紙収容部10が設けられている。このロール紙収容部10内には、ロールガイド11がロール状の連続紙Pの軸方向に沿って移動可能な状態で設けられている。ロール状の連続紙Pは、その軸方向の位置がロールガイド11に規定された状態で、かつ、回転軸R1を中心に回転自在の状態でロール紙収容部10に支持されている。
連続紙Pは、長尺状の台紙PMと、その表面に長手方向に沿って予め決められた間隔おきに剥離可能な状態で仮着された複数枚のラベルPLとを有している。各ラベルPLは、その粘着面を台紙PMの表面に接触させた状態で仮着されている。このラベルPLの粘着面が接触する台紙PMの表面には剥離剤等がコーティングされており、ラベルPLを容易に剥離することが可能になっている。また、ラベルPLの表面には感熱発色層が形成されている。この感熱発色層は、予め決められた温度領域に達すると特定の色(黒や赤等)に発色するようになっている。なお、連続紙Pは、シート状に引き出されてロール紙収容部10からラベル排出口5aに向かって搬送されるようになっている。
ここで、兼用型のプリンタ1においては、上記した切断処理時の連続紙Pの通紙ルート(第1の通路)12aと(図3参照)、剥離処理時の連続紙Pの通紙ルート(第2の通路)12bとがある(図4参照)。以下、それぞれの通紙ルート12a,12bに沿ってプリンタ1の内部構成を説明する。
まず、通紙ルート12aは、ロール紙収容部10からラベル排出口5aに繋がるルートであり、上面カバー部3を閉じた状態において、プリンタ本体2と上面カバー部3との隙間に形成される。この通紙ルート12aには、連続紙Pの搬送方向に沿って順に、用紙位置検出センサ13aと、サーマルヘッド(印字手段)14と、プラテンローラ(第1の搬送手段)15と、剥離板(剥離部材)16と、カッタユニット(切断手段)17と、剥離センサ13bとが配置されている。
用紙位置検出センサ13aは、連続紙Pに形成された識別マーク(図示せず)等を検出することにより連続紙PのラベルPLの位置を検出するセンサであり、プリンタ本体2の上面に通紙ルート12aに表出した状態で配置されている。
この用紙位置検出センサ13aは、例えば、光反射型のセンサにより構成されている。すなわち、用紙位置検出センサ13aは、同一面に設けられた発光部と受光部とを備え、発光部から連続紙Pの識別マークに向けて光を照射した場合に連続紙Pから反射された光を受光部で検出することでラベルPLの位置を検出する。なお、発光部には、例えばLED(Light Emitting Diode)が使用され、受光部には、例えばフォトダイオードまたはフォトトランジスタが使用されている。
この用紙位置検出センサ13aは、制御部Cと電気的に接続されており、検出信号を制御部Cに送信するようになっている。制御部Cでは、用紙位置検出センサ13aからの検出信号に基づいて連続紙PのラベルPLとサーマルヘッド14との相対的な位置関係を算出し、その算出結果に基づいてプラテンローラ15の回転動作(回転方向や回転角度等)を制御することにより、ラベルPLの規定位置に印字を行うようになっている。
ただし、本実施の形態においては、用紙位置検出センサ13aとして光反射型のセンサを用いた場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、光透過型のセンサを用いても良い。この場合、発光部と受光部とは連続紙Pを挟むように配置される。そして、ラベルPLが貼られている部分は光が透過せず、ラベルPLが貼られていない部分は光が透過するので、その特性を用いてラベルPLが貼られていない間隔部分を検出することでラベルPLの位置を検出する。
サーマルヘッド14は、ラベルPLに印字を行う印字手段であり、上面カバー部3の裏面側に通紙ルート12aに表出した状態で配置されている。このサーマルヘッド14は、上面カバー部3を閉じた状態においてプラテンローラ15に対向する位置に設けられており、弾性手段(図示せず)によりプラテンローラ15に押し付けられている。
このサーマルヘッド14の印字面内には、通電により発熱する複数の発熱抵抗体(発熱素子)が縦横方向に沿って並んで配置されている。サーマルヘッド14も制御部Cに電気的に接続されている。制御部Cは、入力部7から入力された印字データ等に応じてサーマルヘッド14の複数の発熱抵抗体に対し選択して電流を流すことにより、所望の発熱抵抗体を発熱させ、ラベルPLの表面の感熱発色層を発色させることで所望の情報を印字するようになっている。
印字の際には、連続紙Pがサーマルヘッド14とプラテンローラ15との間に挿入された状態でサーマルヘッド14がプラテンローラ15に押し付けられる。その状態でプラテンローラ15が回転することで連続紙Pが搬送される。この時、用紙位置検出センサ13aからの情報に基づいて印字タイミングを図り、サーマルヘッド14に印字信号が送信されることにより、サーマルヘッド14の発熱抵抗体が発熱してラベルPLに印字が行われる。
ただし、本実施の形態においては、感熱発色方式の印字構造を用いた場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、熱転写インクリボンを用いた熱転写方式の印字構造を用いても良い。
プラテンローラ15は、ロール紙収容部10内の連続紙Pを通紙ルート12aを通じてラベル排出口5aに向かって搬送する搬送手段であり、プリンタ本体2の上面側において上記のようにサーマルヘッド14に対向する位置に配置されている。なお、プラテンローラ15の表面は硬質ゴム等のような弾性材料により覆われている。
このプラテンローラ15は、ステッピングモータ等のような駆動手段に機械的に接続されており、正逆双方向に回転自在の状態で設置されている。このプラテンローラ15を駆動するステッピングモータ等は、制御部Cに電気的に接続されており、その回転角や回転方向等のような動作が制御部Cにより制御されるようになっている。
連続紙Pの搬送に際しては、サーマルヘッド14とプラテンローラ15との間に連続紙Pを挟み込んだ状態でプラテンローラ15を回転することで連続紙Pを搬送するようになっている。
剥離板16は、ラベルPLを台紙PMから剥離する際の起点を形成する部分である。ここでは板状の剥離部材が例示されているが、これに限定されるものではなく、例えば、プラテンローラ15の軸方向に沿って延びる棒状の剥離部材を用いても良い。
カッタユニット17は、ラベルPLが貼られた台紙PMを切断する機構部であり、扉部5内に収容された状態で設けられている。カッタユニット17には、ラベル排出口5aに一致する通過口17aが設けられている。また、カッタユニット17は、固定刃17bと可動刃17cと、これを駆動するモータ(駆動手段)17dとを有している。なお、扉部5およびカッタユニット17の構成については後ほど詳細に説明する。
切断処理においては、図3に示すように、ロール紙収容部10からシート状に引き出された連続紙P上のラベルPLにサーマルヘッド14により所望の情報を印字した後、ラベルPLを剥がさずに台紙PMごとラベル排出口5aに送り、予め決められたラベル枚数毎にラベルPLの隣接間の台紙部分をカッタユニット17により切断する。
剥離センサ13bは、剥離処理時にラベルPLの有無を検出するセンサであり、扉部5内おいてカッタユニット17よりも搬送下流に通紙ルート12aに表出した状態で配置されている。
この剥離センサ13bは、例えば、光反射型のセンサにより構成されている。すなわち、剥離センサ13bは、同一面に設けられた発光部と受光部とを備え、発光部からラベルPLに向けて光を放射した場合にラベルPLから反射された光を受光部で検出することでラベルPLの有無を検出するようになっている。なお、発光部および受光部は、用紙位置検出センサ13aと同じである。また、剥離センサ13bも光透過型のセンサを用いても良い。この場合、発光部と受光部とはラベルPLを挟むように配置される。そして、ラベルPLが有る場合は光が透過せず、ラベルPLが無い場合は光が透過するので、その特性を用いてラベルPLの有無を検出する。
この剥離センサ13bは、制御部Cと電気的に接続されており、検出信号を制御部Cに送信するようになっている。制御部Cでは、剥離処理において剥離センサ13bからの検出信号に基づいてラベル排出口5aにラベルPLが無いと判断すると、プラテンローラ15を回転することにより、次のラベルPLをラベル排出口5a側に送るようになっている。なお、剥離処理におけるラベルPLの排出動作は、作業者が予め設定したラベル枚数分だけ繰り返し行われる。
一方、通紙ルート12bは、通紙ルート12aから剥離板16を経由して通紙ルート12aに対して交差するように下方に延び、台紙排出口5bに繋がるルートであり、扉部5を閉じた状態において、扉部5の背面とプリンタ本体2の前面との隙間に形成される。
この通紙ルート12bは、剥離処理によりラベルPLが剥離された台紙PMを搬送するルートである。この通紙ルート12bには、台紙PMの搬送方向に沿って順に、剥離板16と、一対のニップローラ(第2の搬送手段)20a,20bと、台紙有無検出センサ(検出センサ)13cとが配置されている。
一対のニップローラ20a,20bは、ラベルPLが剥離された台紙PMを通紙ルート12bを通じて台紙排出口5bに向かって搬送する搬送手段であり、プリンタ本体2内において剥離板16よりも下方に互いに回転自在の状態で設置されている。
一方のニップローラ20aは、ギア(図示せず)を介してプラテンローラ15と機械的に接続された状態でプリンタ本体2に軸止されている。他方のニップローラ20bは、一方のニップローラ20aに圧接された状態でカッタユニット17の背面側に軸止されており、ニップローラ20aの回転に従動して回転するようになっている。
また、一対のニップローラ20a,20bは、それらの圧接部に形成されるニップ部Nが、剥離板16の先端部(ラベル排出口5aに向かう側の端部)に対して斜め後方(ラベル排出口5aから離間する方向)に位置するように配置されている。すなわち、図4に示すように、ニップ部Nは、台紙PMを通紙ルート12aから剥離板16を介してニップ部Nで挟み込むようにすると、台紙PMが90度以上の角度で屈曲した状態で搬送される位置に配置されている。このため、剥離処理においては、連続紙Pの台紙PMを剥離板16を介して一対のニップローラ20a,20bに挟み込んだ状態で搬送すると、台紙PMは、通紙ルート12bを通じて下方に搬送される一方、剥離板16で急激に屈曲するので、台紙PMに仮着されたラベルPLはそのコシにより台紙PMに追従することなく台紙PMから剥がれてラベル排出口5aから排出される。
ただし、ニップローラの構成は上記した構成に限定されるものではなく、例えば、従動側のニップローラ20bのみを設け、そのニップローラ20bをプラテンローラ15に直接接触させるようにして、プラテンローラ15とニップローラ20bとで台紙PMを挟み込んで搬送する構成にしても良い。
台紙有無検出センサ13cは、台紙PMが通紙ルート12bに有るか否かを検出するセンサであり、プリンタ本体2内において通紙ルート12bに表出した状態で配置されている。
この台紙有無検出センサ13cは、例えば、光反射型のセンサにより構成されている。すなわち、台紙有無検出センサ13cは、同一面に設けられた発光部と受光部とを備え、発光部から台紙PMに向けて光を放射した場合に台紙PMから反射された光を受光部で検出することで台紙PMの有無を検出する。なお、発光部および受光部は、用紙位置検出センサ13aと同じである。また、台紙有無検出センサ13cも光透過型のセンサを用いても良い。この場合、発光部と受光部とは台紙PMを挟むように配置される。そして、台紙PMが有る場合は光が透過せず、台紙PMが無い場合は光が透過するので、その特性を用いて台紙PMの有無を検出する。
この台紙有無検出センサ13cは、制御部Cと電気的に接続されており、検出信号を制御部Cに送信するようになっている。制御部Cでは、台紙有無検出センサ13cからの検出信号に基づいて通紙ルート12bに台紙PMが有るか否かを判断し、通紙ルート12bに台紙PMが有ると検出された場合は、例えば、以下の制御を行うようになっている。
すなわち、入力部7において切断処理モードが設定されている状態で印字発行がなされてもカッタユニット17での切断動作を禁止する。また、入力部7において切断処理モード以外の処理モード(剥離処理モード等)に既に設定されている場合は、その処理モードから切断処理モードへの設定(変更)を禁止する。いずれの場合も、カッタユニット17での切断動作が阻止されるので、ラベルPLの発行無駄を防止することができる。この効果については後ほど詳細に説明する。なお、ここでは、カッタユニット17での切断動作自体を禁止する制御と入力部7での切断処理モードへの設定(変更)を禁止する制御との両方をそれぞれの場合に応じて行う場合を例示しているが、いずれか一方の制御だけを行うようにすることもできる。
また、制御部Cは、上記切断動作を禁止する制御または切断処理モードへの設定を禁止する制御が行われた場合に、例えば、表示部4に「台紙の通紙ルートを変更して下さい」というように、台紙PMの通紙ルートの設定変更を要望するメッセージを表示させるようになっている。これにより、作業者は連続紙Pの設定間違いに気付くことができる。
なお、プリンタ1の各部への電源供給は、バッテリ21から供給されるが、機外の商用交流電源からACアダプタを介して供給することも可能な構成になっている。
次に、プリンタ1の扉部5およびカッタユニット17の構成について図5〜図7を参照して説明する。図5は扉部の開放時における図1のプリンタの概念図、図6は図1のプリンタの扉部の分解斜視図である。
扉部5は、図5の矢印A1で示すように、前後方向に開閉可能なように下部の回転軸R2を中心にして回転自在の状態でプリンタ本体2に軸止されている。なお、扉部5およびプリンタ本体2には、扉部5を閉めると扉部5が簡単に開いてしまわないように扉部5をロックするロック機構(図示せず)が設けられている。
扉部5の背面側には、図6に示すように、凹状空間5cが形成されている。この凹状空間5cには、その空間を上下に二分する仕切り板5dが設けられている。そして、その仕切り板5d上にカッタユニット17が設置される。
カッタユニット17の背面には、その背面に交差する方向に突出する2つの支持部25,25が、上記ニップローラ20bの軸方向に沿って予め決められた距離を隔てて互いに向き合った状態で立設されている。この支持部25,25には長穴25a,25aが形成されている。この長穴25aは、支持部25の厚さ方向に貫通し、かつ、カッタユニット17の背面に交差する方向に延在するように形成されている。
上記した従動側のニップローラ20bは、その回転軸R3の両端を支持部25,25の長穴25a,25a内に挿入した状態で回転自在の状態で軸止されている。また、カッタユニット17の背面部と回転軸R3の中央部との間には、圧縮コイルばね26が設置されている。このため、扉部5を閉じると、従動側のニップローラ20bが圧縮コイルばね26の付勢力によって駆動側のニップローラ20aに圧接されるようになっている。
また、カッタユニット17の上部には、扉部5のラベル排出口5aに一致するように、通過口17aが設けられている。通過口17aは、連続紙Pを通過させることが可能なようにカッタユニット17の前後面を貫通するように形成されている。
次に、図7(a)はカッタユニットの全体斜視図、図7(b)はカッタユニットの内部を示した全体斜視図、図7(c)は図7(b)の反対側から見たカッタユニットの内部の構成部品の要部斜視図を示している。
カッタユニット17には、例えば、ギロチン方式の切断機構が採用されている。固定刃17bは、例えば、平面長方形の薄板で形成されており、通過口17a内の通紙ルート12aに刃先を向けた状態でカッタユニット17の筐体に固定されている。固定刃17bの刃先は、例えば水平に形成されている。
可動刃17cは、例えば平面略V字形の薄板で形成されており、通過口17a内の通紙ルート12aに刃先を向けた状態、すなわち、固定刃17bの刃に刃先を向けた状態で設置されている。この可動刃17cは、固定刃17bに対して接近および離間する方向に往復可能な状態で設けられている。
可動刃17cの下部には、図7(b),(c)に示すように、カム板17eが接合されている。このカム板17eには、図7(c)に示すように、固定刃17bの刃先に沿うように延在する長穴17fがカム板17eの表裏面を貫通するように設けられている。
また、可動刃17cの下方には、図7(b)に示すように、上記カム板17eの片側面に対向するように平面円形状のホイールギア17gが回転軸17hを中心に回転自在の状態で設置されている。このホイールギア17gにおいて、カム板17eに対向する面には、図7(c)に示すように、ピン17iが立設されている。このピン17iは、ホイールギア17gの回転軸17hから離間した位置に設けられており、カム板17eの長穴17fに係合されている。
さらに、可動刃17cの下方には、図7(b),(c)に示すように、上記したモータ17dが設置されている。モータ17dの回転軸には、図7(b)に示すように、ウォームギア17jが接続されている。このウォームギア17jの外周はホイールギア17gの外周に接しており、モータ17dを動作させてウォームギア17jを回転させるとホイールギア17gも回転するようになっている。
ここで、ホイールギア17gがウォームギア17jによって回転して、ピン17iの位置が下方に移動すると、カム板17eも下降して可動刃17cが固定刃17bから離れる方向に移動し、可動刃17cと固定刃17bとの間に通過口17aが形成される。一方、ホイールギア17gがウォームギア17jにより回転してピン17iが上方に移動すると、可動刃17cが固定刃17bに接近するように移動し、可動刃17cと固定刃17bとの間に位置する連続紙Pの台紙PMが切断される。この切断処理において、固定刃17bの刃先は水平に形成され、可動刃17cの刃先はV字状に形成されているので、台紙PMはその幅方向両端から中央部に向かって次第に切断される。このため、台紙PMの切断部位に、ゆがみ等のような切断不良が発生するのを抑制または防止することができる。
なお、カッタユニット17に用いる切断機構はギロチン方式に限定されるものではなく、例えば、可動刃が回転動作する回転方式や可動刃が固定刃の刃先に沿って往復移動するナイフ方式の切断機構を用いても良い。
次に、プリンタ1の制御部Cについて図8を参照して説明する。図8は図1のプリンタの制御部の回路ブロック図である。
プリンタ1の全体の動作を制御する制御部Cは、CPU(Centoral Processing Unite)30と、ROM(Read Only Memory)31と、RAM(Random Access Memory)32と、駆動制御回路33と、印字制御回路34と、ラベル検出回路35と、台紙検出回路36と、切断制御回路37と、カレンダIC(Integrated Circuit)38と、フラッシュROM39と、外部インターフェイス40と、内部インターフェイス41とを有しており、これらはバスライン42を通じて相互に電気的に接続されている。
CPU30は、内部インターフェイス41を通じて入力部7および表示部4に電気的に接続されているとともに、外部インターフェイス40および赤外線通信部(図示せず)を通じて外部のハンディターミナル等のような携帯端末と通信可能になっている。
ROM31には、プリンタ1の動作を制御するためのソフトウェア(制御プログラム)が格納されている。RAM32は、CPU30が動作する上で必要となる各種データを記録するとともに、入力部7または外部の携帯端末から受信した印字データを一時的に格納する。そして、CPU30は、ROM31内の制御プログラムに従って駆動制御回路33や印字制御回路34等の各部の動作を制御する。
駆動制御回路33は、プラテンローラ15を駆動するステッピングモータ等にパルス信号を送信し、プラテンローラ15による連続紙Pの搬送動作を制御する。印字制御回路34は、CPU30から送信される印字データ(文字、記号、図形、バーコード等)に対応する制御信号を生成してサーマルヘッド14に送信し、印字動作を制御する。
ラベル検出回路35は、CPU30の制御下において、剥離センサ13bの発光部を制御し、連続紙Pに向かって光を放射するとともに、剥離センサ13bの受光部から出力される電気信号を受け取り、デジタルデータに変換してCPU30に送信する。
台紙検出回路36は、CPU30の制御下において、台紙有無検出センサ13cの発光部を制御し、台紙PMに向かって光を放射するとともに、台紙有無検出センサ13cの受光部から出力される電気信号を受け取り、デジタルデータに変換してCPU30に送信する。
切断制御回路37は、カッタユニット17のモータ17dにパルス信号を送信し、可動刃17cによる連続紙P(台紙PM)の切断を制御する。カレンダIC38は、現在の日時を計時する。フラッシュROM39は、プリンタ1の各種設定情報等を記録する。外部インターフェイス40は、ホストコンピュータ等の外部機器と接続し、通信を行う。
これら各部は、バスライン42を通じてCPU30に接続され、CPU30の管理下において外部インターフェイス40から受信した印字データに従ってサーマルヘッド14により連続紙PのラベルPLに印字を行い、カッタユニット17により連続紙Pを所定の長さの紙片に切断する。
次に、剥離処理時における連続紙Pの設定方法を図9〜図11を参照して説明する。図9〜図11は、剥離処理時における連続紙の設定作業中の図1のプリンタの要部斜視図である。
まず、図9に示すように、上面カバー部3および扉部5を開いた後、連続紙Pの先端側のラベルPLを数枚剥がし、連続紙Pの先端から数センチ分を台紙PMだけの状態にする。続いて、図10に示すように、連続紙Pの先端部分を手前に引っ張って扉部5の背面側から台紙排出口5bに挿入する。その後、図11に示すように、扉部5を閉じることにより、扉部5の背面側で台紙PMをニップローラ20a,20bで挟み込むとともに、台紙PMの先端部分を扉部5の前面側の台紙排出口5bから突き出させる。この後は、上面カバー部3を閉じて処理モードを設定し、印字発行すれば良い。なお、切断処理時における連続紙Pの設定は、扉部5を開いた状態で連続紙Pの先端部分を扉部5の背面からラベル排出口5aに通せば良い。
このように兼用型のプリンタの場合、上面カバー部や扉部を開いて連続紙の通紙ルートを処理に応じて変更する作業と、入力部を通じて処理モードを設定する作業との2つの作業が必要となる。通常、これら2つの作業は順不同で行われるが、いずれか一方だけを行った後に印字実行をしてしまう場合があり、その場合に、通紙ルートの設定と、入力部で設定した処理モードとが異なっている状態で印字発行を行ってしまう場合がある。
例えば、入力部で切断処理モードに設定されているのに、連続紙の台紙を間違って剥離処理用の通紙ルートに設定した状態で印字発行してしまったり、逆に、連続紙の台紙が剥離処理用の通紙ルートに設定されているのに、入力部で切断処理モードを選択し印字発行してしまったりする場合がある。いずれの場合も台紙から剥がれたラベルがラベル排出口から排出されるが、入力部による設定は切断処理モードなのでカッタユニットが動作してしまい、ラベルがカッタユニットにより切断され、ラベルの発行が無駄になってしまう、という問題がある。
これに対して本実施の形態のプリンタ1においては、入力部7で切断処理モードに設定してあるのに、連続紙Pの台紙PMを間違って剥離処理用の通紙ルート12bに設定した状態で印字発行したとしても、台紙有無検出センサ13cにより通紙ルート12bに台紙PMが有ると判断されるので、カッタユニット17のモータ17dが動作せず切断動作が禁止される。このため、ラベルPLの発行無駄を防止することができる。また、この場合、印字発行時に、連続紙Pの通紙ルートの設定変更を要望するメッセージが表示部4に示されるので、作業者は連続紙Pの設定間違いに気付くことができる。
一方、連続紙Pの台紙PMが剥離処理用の通紙ルート12bに設定されているのに、入力部7で切断処理モードを設定しようとした場合も、台紙有無検出センサ13cにより通紙ルート12bに台紙PMが有ると判断されるので、切断処理モードへの設定変更が禁止される。このため、ラベルPLの発行無駄を防止することができる。また、この場合も、切断処理モードへの設定時点または印字発行時点に、連続紙Pの通紙ルートの設定変更を要望するメッセージが表示部4に示されるので、作業者は連続紙Pの設定間違いに気付くことができる。
また、入力部7で剥離処理モードに設定してあるのに、連続紙Pの台紙PMを間違って切断処理用の通紙ルート12aに設定した状態で印字発行したとしても、台紙有無検出センサ13cにより通紙ルート12bに台紙PMが無しと判断され、この判断に基づいて剥離動作を禁止するように構成しても良い。また、この場合も、剥離処理モードへの設定時点または印字発行時点に、連続紙Pの通紙ルートの設定変更を要望するメッセージが表示部4に示されるので、作業者は連続紙Pの設定間違いに気付くことができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本明細書で開示された実施の形態はすべての点で例示であって、開示された技術に限定されるものではないと考えるべきである。すなわち、本発明の技術的な範囲は、前記の実施の形態における説明に基づいて制限的に解釈されるものでなく、あくまでも特許請求の範囲の記載に従って解釈されるべきであり、特許請求の範囲の記載技術と均等な技術および特許請求の範囲の要旨を逸脱しない限りにおけるすべての変更が含まれる。
例えば前記実施の形態においては、用紙位置検出センサ、剥離センサおよび台紙有無検出センサを光学的センサで構成した場合について説明したが、これに限定されるものではなく種々適用可能であり、例えば、リミットスイッチのような機械的センサを用いても良い。
また、前記実施の形態においては、切断処理を禁止する制御または切断処理モードへの設定を禁止する制御が行われた場合に、表示部に連続紙の通紙ルートの設定変更を促すメッセージを表示するようにしたが、これに限定されるものではなく、例えば、間違えを知らせる音または音声を発生させるようにしても良いし、音の発生とメッセージの表示とを併用しても良い。
また、前記実施の形態においては、連続紙をロール状に巻いた状態で支持する場合について説明したが、これに限定されるものではく、例えば、連続紙を折りたたんだ状態で支持するようにしても良い。また、ロール状の連続紙をプリンタ本体の外部で支持するようにしても良い。
以上の説明では、本発明を、プリンタへの入力操作がパーソナルコンピュータを介さずに行われるスタンドアロン型のプリンタに適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、プリンタへの入力操作がパーソナルコンピュータを介して行われるオンライン型のプリンタにも適用しても良い。
1 プリンタ
2 プリンタ本体
3 上面カバー部
4 表示部
5 扉部
5a ラベル排出口(第1の排出口)
5b 台紙排出口(第2の排出口)
7 入力部
10 ロール紙収容部
12a 通紙ルート(第1の通路)
12b 通紙ルート(第2の通路)
13a 用紙位置検出センサ
13b 剥離センサ
13c 台紙有無検出センサ(検出センサ)
14 サーマルヘッド(印字手段)
15 プラテンローラ(第1の搬送手段)
16 剥離板(剥離部材)
17 カッタユニット(切断手段)
17a 通過口
17b 固定刃
17c 可動刃
17d モータ(駆動手段)
20a,20b ニップローラ(第2の搬送手段)
P 連続紙
PL ラベル
PM 台紙
C 制御部
N ニップ部
2 プリンタ本体
3 上面カバー部
4 表示部
5 扉部
5a ラベル排出口(第1の排出口)
5b 台紙排出口(第2の排出口)
7 入力部
10 ロール紙収容部
12a 通紙ルート(第1の通路)
12b 通紙ルート(第2の通路)
13a 用紙位置検出センサ
13b 剥離センサ
13c 台紙有無検出センサ(検出センサ)
14 サーマルヘッド(印字手段)
15 プラテンローラ(第1の搬送手段)
16 剥離板(剥離部材)
17 カッタユニット(切断手段)
17a 通過口
17b 固定刃
17c 可動刃
17d モータ(駆動手段)
20a,20b ニップローラ(第2の搬送手段)
P 連続紙
PL ラベル
PM 台紙
C 制御部
N ニップ部
Claims (4)
- 長尺状の台紙にその長手方向に沿って複数枚のラベルが仮着された印字媒体を支持するプリンタ本体と、
前記プリンタ本体に支持された前記印字媒体を第1の排出口に導く第1の通路と、
前記印字媒体を前記第1の通路に沿って搬送する第1の搬送手段と、
前記第1の通路に設けられ、前記印字媒体の搬送途中で前記ラベルに印字を行う印字手段と、
前記第1の排出口に設けられ、前記第1の排出口を通過する前記印刷媒体の前記台紙の部分を切断する切断手段と、
前記印字手段および前記第1の排出口の間に設けられ、前記台紙から前記ラベルを剥離する剥離部材と、
前記第1の通路から前記剥離部材を経由して前記第1の通路に対して交差する方向に分岐し、前記剥離部材により前記ラベルが剥離された前記台紙を第2の排出口に導く第2の通路と、
前記第2の通路に設けられ、前記台紙を前記第2の通路に沿って搬送する第2の搬送手段と、
前記第2の通路に設けられ、前記台紙の有無を検出する検出手段と、
前記検出手段により前記台紙が有ると検出された場合は、前記切断手段による切断処理モードが設定されている場合でも切断動作を禁止するか、前記切断処理モードへの設定を禁止するか、またはその両方を行う制御部と、
を備えることを特徴とするプリンタ。 - 前記プリンタ本体において前記第1の通路および前記第2の通路に交差する面には、前記印字媒体の長手方向に沿って開閉可能なように回転自在の状態で扉部が軸支されており、
前記扉部には、前記第1の排出口および前記第2の排出口が設けられているとともに、前記切断手段が設けられていることを特徴とする請求項1記載のプリンタ。 - 前記切断手段は、
前記第1の排出口内の前記第1の通路に刃先を向けた状態で固定された固定刃と、
前記第1の排出口内の前記第1の通路に刃先を向けた状態で前記固定刃に対向するように配置され、前記固定刃に対して接近および離間する方向に往復移動可能な状態で設けられた可動刃と、
前記可動刃を往復移動させる駆動手段と、
を備えることを特徴とする請求項2記載のプリンタ。 - 前記制御部は、前記検出手段により前記台紙が有ると検出され、前記切断動作を禁止する制御または前記切断処理モードへの設定を禁止する制御が行われた場合には、前記印刷媒体の通路の設定変更を要望するメッセージを表示部に表示させることを特徴とする請求項1、2または3記載のプリンタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013099988A JP2014218044A (ja) | 2013-05-10 | 2013-05-10 | プリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013099988A JP2014218044A (ja) | 2013-05-10 | 2013-05-10 | プリンタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014218044A true JP2014218044A (ja) | 2014-11-20 |
Family
ID=51936978
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013099988A Pending JP2014218044A (ja) | 2013-05-10 | 2013-05-10 | プリンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014218044A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019059112A (ja) * | 2017-09-26 | 2019-04-18 | サトーホールディングス株式会社 | プリンタ |
JP2020069747A (ja) * | 2018-11-01 | 2020-05-07 | 株式会社新盛インダストリーズ | ラベルプリンタ− |
CN111115344A (zh) * | 2018-10-31 | 2020-05-08 | 富鼎电子科技(嘉善)有限公司 | 剥料装置 |
JP2020116777A (ja) * | 2019-01-21 | 2020-08-06 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷装置、及び、印刷装置の制御方法 |
-
2013
- 2013-05-10 JP JP2013099988A patent/JP2014218044A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019059112A (ja) * | 2017-09-26 | 2019-04-18 | サトーホールディングス株式会社 | プリンタ |
CN111115344A (zh) * | 2018-10-31 | 2020-05-08 | 富鼎电子科技(嘉善)有限公司 | 剥料装置 |
CN111115344B (zh) * | 2018-10-31 | 2021-09-28 | 富鼎电子科技(嘉善)有限公司 | 剥料装置 |
JP2020069747A (ja) * | 2018-11-01 | 2020-05-07 | 株式会社新盛インダストリーズ | ラベルプリンタ− |
JP2020116777A (ja) * | 2019-01-21 | 2020-08-06 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷装置、及び、印刷装置の制御方法 |
JP7375303B2 (ja) | 2019-01-21 | 2023-11-08 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN100354139C (zh) | 带条印字装置 | |
JP5852715B1 (ja) | プリンタ | |
JP5897656B2 (ja) | プリンタ | |
JP2012030445A (ja) | カッターユニットおよびプリンタ | |
JP2014108590A (ja) | 印刷媒体および印刷装置 | |
JP5844490B1 (ja) | プリンタ | |
JP2014218044A (ja) | プリンタ | |
JP2005001691A (ja) | 感熱性粘着シート用熱活性化装置 | |
JP2010179462A (ja) | プリンタ | |
JP2012183718A (ja) | サーマルプリンタおよびその制御プログラム | |
JP2015098149A (ja) | プリンタ | |
JP2016049687A (ja) | ラベルプリンタ | |
JP6505984B2 (ja) | プリンタ | |
JP5516779B2 (ja) | ハーフカット装置及びテープ印刷装置 | |
JP2011156683A (ja) | 台紙なしラベルプリンタ | |
JP4412638B2 (ja) | 感熱性粘着シート用熱活性化装置、感熱性粘着シート用プリンタ | |
JP6301183B2 (ja) | プリンタ | |
JP6262032B2 (ja) | プリンタ | |
JP6257452B2 (ja) | プリンタ | |
JP6260861B2 (ja) | 印刷物作成装置 | |
JP2013136189A (ja) | プリンタ | |
JP4893511B2 (ja) | テープ印刷装置 | |
JP3941106B2 (ja) | 印字用テープ及びテープ印字装置 | |
JP2014061647A (ja) | ラベルプリンタ | |
JP6121510B2 (ja) | プリンタ |