JP2014207820A - スイッチングレギュレータおよびその制御回路、それを用いた電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】PWMモードとPFMモードが切りかえ可能なスイッチングレギュレータにおいて、2つのモード間の出力電圧の不一致を解消する。
【解決手段】電圧源10は、基準電圧VREFを生成し、第1モードと第2モードで、基準電圧VREFのレベルを個別に設定可能である。アンプ20は、(i)第1モードにおいて、スイッチングレギュレータ100の出力電圧VOUTに応じたフィードバック電圧VFBと基準電圧VREFの誤差を増幅し、誤差に応じたしきい値電圧VTHを出力し、(ii)第2モードにおいて、基準電圧VREFに応じたしきい値電圧VTHを出力可能に構成される。
【選択図】図1
【解決手段】電圧源10は、基準電圧VREFを生成し、第1モードと第2モードで、基準電圧VREFのレベルを個別に設定可能である。アンプ20は、(i)第1モードにおいて、スイッチングレギュレータ100の出力電圧VOUTに応じたフィードバック電圧VFBと基準電圧VREFの誤差を増幅し、誤差に応じたしきい値電圧VTHを出力し、(ii)第2モードにおいて、基準電圧VREFに応じたしきい値電圧VTHを出力可能に構成される。
【選択図】図1
Description
本発明は、スイッチングレギュレータに関する。
直流電圧を昇圧あるいは降圧するために、スイッチングレギュレータ(DC/DCコンバータ)が利用される。スイッチングレギュレータの制御方式として、電圧モード制御、電流モード制御、リップル注入型ヒステリシス制御(バンバン制御ともいう)などが知られる。リップル注入型ヒステリシス制御のスイッチングレギュレータは、応答性および系の安定性に優れるという特徴し、近年特に着目される制御方式である。
ヒステリシス制御には、出力電圧に応じたフィードバック電圧をしきい値電圧と比較するヒステリシスコンパレータが利用される。一般的にコンパレータは、非ゼロのオフセット電圧を有する。ヒステリシス制御のスイッチングレギュレータでは、ヒステリシスコンパレータのオフセット電圧によって、出力電圧の安定点、すなわち目標電圧が変化するという問題がある。
加えて、スイッチングレギュレータの効率は、負荷に流れる出力電流に応じて変化し、また制御方式にも依存する。負荷電流が広い範囲で変化する用途では、負荷電流が小さな軽負荷状態と、負荷電流がある程度大きい非軽負荷状態とで、制御方式を切りかえる場合がある。具体的には非軽負荷状態では、ヒステリシス制御により所定の周期でスイッチングを行うPWMモードで動作させ、軽負荷状態では、スイッチングトランジスタのスイッチング損失が支配的となるため、スイッチング期間が間欠的に発生するPFMモードで動作させるのが一般的である。PFMモードにおいては、1回、あるいは複数回、スイッチング素子をスイッチングし、出力電圧を上昇させる(スイッチング期間)。そして、出力電圧がしきい値電圧まで低下するまでの間、スイッチングを停止する(停止期間)。軽負荷状態では、スイッチング期間と停止期間を繰り返すことで、スイッチング損失を低減し、効率が高められる。
PFMモードの制御回路は、出力電圧をしきい値電圧と比較するコンパレータが必要となり、このコンパレータも、非ゼロのオフセット電圧を有する。PFMモードのスイッチングレギュレータでは、このコンパレータのオフセット電圧によって、出力電圧のボトム電圧が変化するという問題がある。
したがってPWMモードとPFMモードが切りかえ可能なスイッチングレギュレータでは、2つのモード間で、出力電圧の安定点が一致しないという問題が生ずる恐れがある。なお、この問題を当業者の一般的な認識としてとらえてはならない。
本発明はかかる状況に鑑みてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、ヒステリシス制御を行うPWMモードと、間欠制御を行うPFMモードが切りかえ可能なスイッチングレギュレータにおいて、2つのモード間の出力電圧の不一致を解消可能な制御回路の提供にある。
本発明のある態様は、スイッチングレギュレータの制御回路であって、スイッチングレギュレータは、スイッチングトランジスタおよび同期整流トランジスタを含む。制御回路は、第1モードと第2モードが切りかえ可能である。制御回路は、基準電圧を生成し、第1モードと第2モードで、基準電圧のレベルを個別に設定可能な電圧源と、(i)第1モードにおいて、スイッチングレギュレータの出力電圧に応じたフィードバック電圧と基準電圧の誤差を増幅し、誤差に応じたしきい値電圧を出力し、(ii)第2モードにおいて、基準電圧に応じたしきい値電圧を出力可能に構成されたアンプと、(i)第1モードにおいて、フィードバック電圧をアンプの出力電圧と比較するヒステリシスコンパレータとして動作し、比較結果に応じたレベルを有する第1パルス信号を出力し、(ii)第2モードにおいて、フィードバック電圧をアンプの出力電圧と比較し、フィードバック電圧がしきい値電圧まで低下するとアサートされる比較信号を生成する比較回路と、第2モードにおいて、比較信号がアサートされると、第1レベルに遷移し、その後第2レベルに遷移する第2パルス信号を生成する変調器と、第2モードにおいて、同期整流トランジスタに流れる電流が実質的にゼロになるとアサートされる軽負荷検出信号を生成する軽負荷検出回路と、(i)第1モードにおいて、第1パルス信号に応じてスイッチングトランジスタおよび同期整流トランジスタを相補的にスイッチングし、(ii)第2モードにおいて、第2パルス信号に応じてスイッチングトランジスタおよび同期整流トランジスタを相補的に制御し、軽負荷検出信号がアサートされると、スイッチングトランジスタおよび同期整流トランジスタを両方オフするドライバと、を備える。
この態様によると、第1モードでは、フィードバック電圧が基準電圧に応じて定まるヒステリシスを有する上側、下側しきい値電圧の間に挟まれるように出力電圧が安定化される。また第2モードでは、フィードバック電圧のボトム電圧が、基準電圧に応じて定まるしきい値電圧と一致するように、出力電圧が安定化される。そして、第1モードと第2モードで、比較回路を共有化することにより、回路面積を低減できる。
ここで、比較回路がオフセット電圧を有する場合に、第1モードでは、アンプによる誤差増幅により、スイッチングレギュレータの出力電圧は、オフセット電圧に関係なく、基準電圧に応じたレベルに安定化することができる。
第2モードにおいて、第1モードと同じ基準電圧を用いると、比較回路のオフセット電圧の分だけ、出力電圧の安定化されるレベルがシフトする。この態様のよれば、第2モードにおける基準電圧を、オフセット電圧の影響を相殺するように定めることにより、第1モードと第2モードで、出力電圧の安定点を近づけることができる。
ここで、比較回路がオフセット電圧を有する場合に、第1モードでは、アンプによる誤差増幅により、スイッチングレギュレータの出力電圧は、オフセット電圧に関係なく、基準電圧に応じたレベルに安定化することができる。
第2モードにおいて、第1モードと同じ基準電圧を用いると、比較回路のオフセット電圧の分だけ、出力電圧の安定化されるレベルがシフトする。この態様のよれば、第2モードにおける基準電圧を、オフセット電圧の影響を相殺するように定めることにより、第1モードと第2モードで、出力電圧の安定点を近づけることができる。
変調器は、第2モードにおいて、スイッチングトランジスタがオンした後にアサートされるオフ信号を生成するオフ信号生成回路と、比較信号がアサートされると第1レベルに遷移し、オフ信号がアサートされると第2レベルに遷移する第2パルス信号を生成するロジック部と、を含んでもよい。
オフ信号生成回路は、第2モードにおいて、スイッチングトランジスタに流れる電流が所定のピーク電流に達すると、オフ信号をアサートしてもよい。
オフ信号生成回路は、スイッチングトランジスタがオンした後、所定のオン時間経過後にオフ信号をアサートしてもよい。
ロジック部は、その入力端子にハイレベル電圧を受け、そのゲート端子に比較信号を受け、そのクリア端子にオフ信号を受けるDフリップフロップを含んでもよい。
電圧源は、所定の電位を有する参照電圧を生成する基準電圧源と、参照電圧を分圧することにより基準電圧を生成し、その分圧比が外部から設定可能に構成された分圧回路と、を含んでもよい。
アンプは、その非反転入力端子にしきい値電圧が入力された演算増幅器と、その一端が演算増幅器の反転入力端子と接続され、その他端にフィードバック電圧が印加され、第1モードにおいてオンする第1スイッチと、その一端が演算増幅器の反転入力端子と接続され、その他端が演算増幅器の出力端子と接続され、第2モードにおいてオンする第2スイッチと、を含んでもよい。
制御回路は、ひとつの半導体基板に一体集積化されてもよい。
「一体集積化」とは、回路の構成要素のすべてが半導体基板上に形成される場合や、回路の主要構成要素が一体集積化される場合が含まれ、回路定数の調節用に一部の抵抗やキャパシタなどが半導体基板の外部に設けられていてもよい。
「一体集積化」とは、回路の構成要素のすべてが半導体基板上に形成される場合や、回路の主要構成要素が一体集積化される場合が含まれ、回路定数の調節用に一部の抵抗やキャパシタなどが半導体基板の外部に設けられていてもよい。
本発明の別の態様は、降圧スイッチングレギュレータに関する。降圧スイッチングレギュレータは、入力電圧が印加される入力ラインと接地ラインの間に順に直列に設けられるスイッチングトランジスタおよび同期整流トランジスタと、スイッチングトランジスタと同期整流トランジスタの接続点であるスイッチングノードと、出力ラインの間に設けられたインダクタと、出力ラインと接地ラインの間に設けられた出力キャパシタと、出力ラインに生ずる出力電圧に応じたフィードバック電圧を受け、スイッチングトランジスタおよび同期整流トランジスタをスイッチングする上述のいずれかの態様の制御回路と、を備えてもよい。
本発明の別の態様は、電子機器に関する。電子機器は、電池と、その入力ラインに電池の電圧を受ける上述の降圧スイッチングレギュレータと、降圧スイッチングレギュレータの出力ラインに接続されるプロセッサと、を備えてもよい。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや本発明の構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明のある態様によれば、ヒステリシス制御を行うPWMモードと、間欠制御を行うPFMモードが切りかえ可能なスイッチングレギュレータにおいて、2つのモード間の出力電圧の不一致を解消できる。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
本明細書において、「部材Aが、部材Bと接続された状態」とは、部材Aと部材Bが物理的に直接的に接続される場合や、部材Aと部材Bが、電気的な接続状態に影響を及ぼさない他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
同様に、「部材Cが、部材Aと部材Bの間に設けられた状態」とは、部材Aと部材C、あるいは部材Bと部材Cが直接的に接続される場合のほか、電気的な接続状態に影響を及ぼさない他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
同様に、「部材Cが、部材Aと部材Bの間に設けられた状態」とは、部材Aと部材C、あるいは部材Bと部材Cが直接的に接続される場合のほか、電気的な接続状態に影響を及ぼさない他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
また、「信号A(電圧、電流)が信号B(電圧、電流)に応じている」とは、信号Aが信号Bと相関を有することを意味し、具体的には、(i)信号Aが信号Bである場合、(ii)信号Aが信号Bに比例する場合、(iii)信号Aが信号Bをレベルシフトして得られる場合、(iv)信号Aが信号Bを増幅して得られる場合、(v)信号Aが信号Bを反転して得られる場合、(vi)あるいはそれらの任意の組み合わせ、等を意味する。「応じて」の範囲は、信号A、Bの種類、用途に応じて定まることが当業者には理解される。
図1は、実施の形態に係るスイッチングレギュレータ100の構成を示す回路図である。スイッチングレギュレータ100は、入力ライン104に入力された入力電圧VINを降圧し、所定の目標レベルに安定化された出力電圧VOUTを、出力ライン106に接続される負荷(不図示)に供給する。
スイッチングレギュレータ100は、出力回路102および制御回路2を備える。出力回路102は、スイッチングトランジスタM1、同期整流トランジスタM2、インダクタL1、出力キャパシタC1を含む。出力回路102の回路トポロジーは、一般的な同期整流型の降圧スイッチングレギュレータのそれと同様である。第1抵抗R1および第2抵抗R2は、出力電圧VOUTを分圧し、フィードバック電圧VFBを生成し、制御回路2のフィードバック(FB)端子にフィードバックする。
制御回路2は、フィードバック電圧VFBに応じて、スイッチングトランジスタM1および同期整流トランジスタM2を制御する機能IC(Integrated Circuit)であり、ひとつの半導体基板上に一体集積化される。本実施の形態ではスイッチングトランジスタM1および同期整流トランジスタM2に内蔵されるが、それらは制御回路2に外付けされてもよい。
制御回路2の入力(IN)端子は、入力ライン104と接続され、入力電圧VINを受ける。制御回路2の接地(GND)端子は、外部の接地ライン108と接続される。スイッチングトランジスタM1は、IN端子とスイッチング(LX)端子の間に設けられ、同期整流トランジスタM2は、LX端子とGND端子の間に設けられる。LX端子の電圧を、スイッチング電圧VLXと称する。LX端子には、外付けのインダクタL1が接続される。
出力ライン106に接続される負荷に供給される電流は、実質的にゼロから、ある程度大きなレンジの中で変化する。制御回路2は、軽負荷状態と非軽負荷状態とで動作モードが切りかえ可能に校正され、非軽負荷状態では、ヒステリシス制御モード(PWMモード)で動作し、軽負荷状態では、PFMモード(間欠モードともいう)で動作する。モードの切りかえは公知技術を用いればよく、その方法、手段は限定されない。
制御回路2は、電圧源10、アンプ20、比較回路30、変調器40、軽負荷検出回路50、ドライバ60を備える。
電圧源10は、基準電圧VREFを生成する。電圧源10は、PWMモードとPFMモードで、基準電圧VREFのレベルを個別に設定可能に構成される。PWMモード、PFMモードそれぞれにおける基準電圧VREFをVREF1、VREF2と称し区別する。
アンプ20は、(i)PWMモードにおいて、スイッチングレギュレータ100の出力電圧VOUTに応じたフィードバック電圧VFBと、基準電圧VREF1の誤差を増幅し、誤差に応じたしきい値電圧VTHを生成可能に構成される。またアンプ20は、(ii)PFMモードにおいて、電圧源10からの基準電圧VREF2に応じたしきい値電圧VTHを出力可能に構成される。PFMモードにおいて、しきい値電圧VTHは、基準電圧VREF2と等しくてもよい。
たとえばアンプ20は、演算増幅器22、第1スイッチSW1、第2スイッチSW2およびキャパシタC2を含む。
演算増幅器22の非反転入力端子(+)には、アンプ20からのしきい値電圧VTHが入力される。第1スイッチSW1の一端は、演算増幅器22の反転入力端子(−)と接続され、その他端には、フィードバック電圧VFBが印加される。第1スイッチSW1は、PWMモードにおいてオンする、PFMモードにおいてオフする。
第2スイッチSW2の一端は、演算増幅器22の反転入力端子(−)と接続され、その他端は演算増幅器22の出力端子と接続される。第2スイッチSW2は、PFMモードにおいてオンし、PWMモードにおいてオフする。
演算増幅器22の出力端子にはキャパシタC1が接続される。
PWMモードにおいて、第1スイッチSW1および演算増幅器22は、フィードバック電圧VFBと基準電圧VREFの誤差を増幅する誤差増幅器として動作する。またPFMモードにおいて第2スイッチSW2および演算増幅器22は、電圧源10からの基準電圧VREF2をゲイン1倍で増幅するバッファ(ボルテージフォロア)として動作する。
アンプ20の構成は図1のそれには限定されない。アンプ20は、PFMモードにおいて、利得が1より大きい、あるいは小さい、非反転増幅器であってもよい。
比較回路30は、(i)PWMモードにおいて、フィードバック電圧VFBをアンプ20の出力電圧VTHと比較するヒステリシスコンパレータとして動作し、比較結果に応じたレベルを有する比較信号S1を生成する。PWMモードにおける比較信号S1は、第1パルス信号SPWMとしてドライバ60に入力される。
また比較回路30は、(ii)PFMモードにおいて、フィードバック電圧VFBをアンプ20の出力電圧VTH、すなわち基準電圧VREF2と比較し、比較結果を示す比較信号S1を生成する。比較信号S1は、フィードバック電圧VFBがしきい値電圧VTHまで低下するとアサート(たとえばハイレベル)される。
比較回路30は、コンパレータ32およびフィードバック回路34を含む。コンパレータ32の非反転入力端子(+)にはアンプ20の出力電圧VTHが入力される。また、その反転入力端子(−)には、フィードバック電圧VFBが入力される。また、コンパレータ32の反転入力端子には、その出力である第1パルス信号SPWMに応じた論理レベルを有するスイッチング電圧VLXがフィードバックされる。スイッチング電圧VLXのフィードバック経路には、位相補償用のキャパシタCFBおよび抵抗RFBを含むフィードバック回路34が設けられる。
コンパレータ32およびフィードバック回路34は、ヒステリシスコンパレータを形成する。コンパレータ32は、フィードバック電圧VFBを、自身の比較結果に応じて変化する、つまりヒステリシスを有するしきい値電圧VTH+、VTH−と比較し、フィードバック電圧VFBが下側しきい値電圧VTH-より低くなるとアサート(ハイレベル)され、上側しきい値電圧VTH+より高くなるとネゲート(ローレベル)される比較信号S1を生成する。
変調器40は、PFMモードにおいて、比較信号S1がアサートされると、第1レベル(たとえばハイレベル)に遷移し、その後、第2レベル(ローレベル)に遷移する第2パルス信号SPFMを生成する。
たとえば変調器40は、ロジック部42およびオフ信号生成回路44を含む。オフ信号生成回路44は、PFMモードにおいて、スイッチングトランジスタM1がオンした後にアサート(たとえばローレベル)されるオフ信号S2を生成する。
ロジック部42は、比較信号S1がアサートされると第1レベル(ハイレベル)に遷移し、オフ信号S2がアサートされると第2レベル(ローレベル)に遷移する第2パルス信号SPFMを生成する。たとえばロジック部42は、Dフリップフロップを含む。Dフリップフロップの入力端子(D)には、ハイレベル電圧VHが入力され、そのゲート端子には比較信号S1が入力され、そのクリア端子(反転論理)にはオフ信号S2が入力される。ロジック部42は、Dフリップフロップの他、RSラッチなどを用いて構成してもよい。
オフ信号生成回路44はPFMモードにおいて、スイッチングトランジスタM1に流れる電流IM1が所定のピーク電流IPEAKに達すると、オフ信号S2をアサートする。
スイッチングトランジスタM1はオン抵抗を有し、その両端間には、オン抵抗および電流IM1に比例した電圧降下が生ずる。オフ信号生成回路44は、この電圧降下を、ピーク電流IPEAKに応じたしきい値電圧VPEAKと比較することにより、電流IM1をピーク電流IPEAKと比較してもよい。なおオフ信号生成回路44の構成は特に限定されない。スイッチングトランジスタM1のオン抵抗を利用することに代えて、電流検出用の抵抗をスイッチングトランジスタM1と直列に挿入し、検出用抵抗の電圧降下をしきい値VPEAKと比較してもよい。あるいはスイッチングトランジスタM1の電流をコピーするカレントミラー回路を設け、コピーされた電流をしきい値と比較してもよい。
同期整流トランジスタM2のオン期間において、同期整流トランジスタM2には、接地ライン108から同期整流トランジスタM2を経由してインダクタL1に向かう向きに電流IM2が流れる。軽負荷検出回路50は、PFMモードにおいて、同期整流トランジスタM2に流れる電流IM2を監視し、電流IM2が実質的にゼロになると、軽負荷検出信号S3をアサートする。
同期整流トランジスタM2はオン抵抗を有し、その両端間には、オン抵抗および電流IM2に比例した電圧降下が生ずる。軽負荷検出回路50は、この電圧降下を、ゼロ付近に設定されたしきい値電圧と比較することにより、軽負荷検出信号S3を生成してもよい。
ドライバ60は、(i)PWMモードにおいて、第1パルス信号SPWMに応じてスイッチングトランジスタM1および同期整流トランジスタM2を相補的にスイッチングする。またドライバ60は、(ii)PFMモードにおいて、第2パルス信号SPFMに応じてスイッチングトランジスタM1および同期整流トランジスタM2を相補的に制御し、軽負荷検出信号S3がアサートされると、スイッチングトランジスタM1および同期整流トランジスタM2を両方オフする。
ドライバ60はPFMモードにおいて、第2パルス信号SPFMおよび軽負荷検出信号S3に応じて、オン区間、オフ区間、ハイインピーダンス区間を繰り返す。具体的にはドライバ60は、第2パルス信号SPFMがハイレベルに遷移するとスイッチングトランジスタM1をオン、同期整流トランジスタM2をオフする(オン区間)。続いて、第2パルス信号SPFMがローレベルに遷移すると、スイッチングトランジスタM1をオフ、同期整流トランジスタM2をオンする(オフ区間)。続いて軽負荷検出信号S3がアサートされると、スイッチングトランジスタM1、同期整流トランジスタM2を両方オフとし、スイッチングを停止する(ハイインピーダンス区間)。その後、第2パルス信号SPFMがハイレベルに遷移すると、オン区間に戻り、スイッチングトランジスタM1をオンする。
図2(a)、(b)は、電圧源10の構成例を示す回路図である。図2(a)の電圧源10は、基準電圧源12、分圧回路14_1、14_2、セレクタ16を備える。基準電圧源12は、所定電位を有する参照電圧VREGを生成する。分圧回路14_1、14_2は、異なる分圧比で参照電圧VREGを分圧し、基準電圧VREF1、VREF2を出力する。セレクタ16は、PWMモードにおいて基準電圧VREF1を、PFMモードにおいて基準電圧VREF2を選択する。
図2(b)の電圧源10は、基準電圧源12、分圧回路14、分圧比設定部18を備える。基準電圧源12は、所定電位を有する参照電圧VREGを生成する。分圧回路14は、分圧比設定部18により設定された分圧比で参照電圧VREGを分圧する。分圧比設定部18には、PWMモード、PFMモードそれぞれの分圧比が格納されており、モードを指示するデータMODEに応じた一方を、分圧回路14に設定する。
以上がスイッチングレギュレータ100の構成である。続いてその動作を説明する。
はじめに、スイッチングレギュレータ100の基本動作を理解するために、比較回路30が、オフセット電圧がゼロの理想的なコンパレータ32を有する場合を説明する。
負荷電流がある程度大きいときには、制御回路2はPWMモードで動作する。
(PWMモード)
図3は、PWMモードにおけるスイッチングレギュレータ100の動作を示す波形図である。本明細書における波形図やタイムチャートの縦軸および横軸は、理解を容易とするために適宜拡大、縮小したものであり、また示される各波形も、理解の容易のために簡略化されている。
図3は、PWMモードにおけるスイッチングレギュレータ100の動作を示す波形図である。本明細書における波形図やタイムチャートの縦軸および横軸は、理解を容易とするために適宜拡大、縮小したものであり、また示される各波形も、理解の容易のために簡略化されている。
上述のように、PWMモードにおいて、コンパレータ32は、演算増幅器22の出力であるしきい値電圧VTHとフィードバック電圧VFBを比較するヒステリシスコンパレータとして動作する。具体的には、しきい値電圧VTHは、スイッチング電圧VLX(第1パルス信号SPWM)の論理レベルに応じて、上側しきい値VTH+と下側しきい値VTH−の間を遷移する。上側しきい値VTH+と下側しきい値VTH−のレベルは、しきい値電圧VTHのレベルに応じて決定される。
具体的には、第1パルス信号SPWM(比較信号S1)がハイレベルのオン区間において、スイッチングトランジスタM1がオン、同期整流トランジスタM2がオフする。そして、出力電圧VOUTが上昇していき、フィードバック電圧VFBが上側しきい値電圧VTH+まで上昇すると、第1パルス信号SPWM(比較信号S1)はローレベルに遷移し、オフ区間となり、スイッチングトランジスタM1がオフ、同期整流トランジスタM2がオンする。その後、出力電圧VOUTが低下していき、フィードバック電圧VFBが下側しきい値VTH−まで低下すると、比較信号S1はハイレベルに遷移し、オン区間に戻る。
この動作を繰り返すことにより、フィードバック電圧VFBは、2つのしきい値電圧VTH+とVTH−の間に安定化され、出力電圧VOUTは、VTH+×(R1+R2)/R2とVTH−×(R1+R2)/R2の間に安定化される。
(PFMモード)
図4は、PFMモードにおけるスイッチングレギュレータ100の動作を示す波形図である。
図4は、PFMモードにおけるスイッチングレギュレータ100の動作を示す波形図である。
PFMモードでは演算増幅器22および第2スイッチSW2がバッファとして動作し、コンパレータ32にはしきい値電圧VTH=VREF2が供給される。
時刻t0にフィードバック電圧VFBがしきい値電圧VTHまで低くなると、比較信号S1がアサートされ、パルス信号SPFMがオンレベル(ハイレベル)となり、スイッチングトランジスタM1がオン、同期整流トランジスタM2がオフする。スイッチングトランジスタM1がオンすると、スイッチングトランジスタM1を経由してインダクタL1に流れる電流IM1が時間とともに増大する。時刻t1に電流IM1がピーク電流IPEAKに達すると、オフ信号S2がアサートされ、パルス信号SPFMがオフレベルに遷移し、スイッチングトランジスタM1がオフ、同期整流トランジスタM2がオンする。
同期整流トランジスタM2を経由してインダクタL1に流れる電流IM2は、時間とともに減少していき、時刻t2にゼロ付近のしきい値レベルITHまで減少すると、軽負荷検出信号S3がアサートされる。軽負荷検出信号S3がアサートされると、スイッチングトランジスタM1と同期整流トランジスタM2が両方オフとなり、スイッチングノードLXがハイインピーダンスとなる。
時刻t3にフィードバック電圧VFBがしきい値電圧VTHまで低下すると、再び比較信号S1がアサートされる。スイッチングレギュレータ100は、時刻t0〜t3の動作を繰り返す。
この動作を繰り返すことにより、フィードバック電圧VFBは、しきい値電圧VTH=VREF2をボトムとして安定化され、出力電圧VOUTは、VREF2×(R1+R2)/R2をボトムとして安定化される。
以上がスイッチングレギュレータ100の基本動作である。続いて、コンパレータ32は、非ゼロのオフセット電圧VOFSを有する場合を説明する。
(PWMモード)
しきい値電圧VTHが固定されている場合、フィードバック電圧VFBの安定点は、コンパレータ32のオフセット電圧VOFSに応じて変化することになる。この問題を解決するために、PWMモードにおいて演算増幅器22は、基準電圧VREFとフィードバック電圧VFBの誤差を増幅する誤差増幅器として動作する。つまりしきい値電圧VTHの電圧レベルは、フィードバック電圧VFBが基準電圧VREFと一致するように調節され、これにより、コンパレータ32が非ゼロのオフセット電圧VOFSを有する場合であっても、オフセット電圧VOFSを相殺するようにしきい値電圧VTHの値が調節され、フィードバック電圧VFBを所定の基準電圧VREF1付近に安定化することができる。
しきい値電圧VTHが固定されている場合、フィードバック電圧VFBの安定点は、コンパレータ32のオフセット電圧VOFSに応じて変化することになる。この問題を解決するために、PWMモードにおいて演算増幅器22は、基準電圧VREFとフィードバック電圧VFBの誤差を増幅する誤差増幅器として動作する。つまりしきい値電圧VTHの電圧レベルは、フィードバック電圧VFBが基準電圧VREFと一致するように調節され、これにより、コンパレータ32が非ゼロのオフセット電圧VOFSを有する場合であっても、オフセット電圧VOFSを相殺するようにしきい値電圧VTHの値が調節され、フィードバック電圧VFBを所定の基準電圧VREF1付近に安定化することができる。
(PFMモード)
コンパレータ32がオフセット電圧VOFSを有する場合、フィードバック電圧VFBがしきい値VREF+VOFSまで低下するたびにアサートされる。つまり、PFMモードでは、フィードバック電圧VFBのボトムレベルが、VREF2+VOFSに安定化される。図5は、基準電圧VREFを同じレベルに固定したときの、出力電流(負荷電流)IOUTと出力電圧VOUTの関係を示す図である。出力電流IOUTがあるしきい値より大きい範囲において、スイッチングレギュレータ100はPWMモードで動作し、出力電圧VOUTは、目標電圧VREF×(R1+R2)/R2付近に安定化される。
コンパレータ32がオフセット電圧VOFSを有する場合、フィードバック電圧VFBがしきい値VREF+VOFSまで低下するたびにアサートされる。つまり、PFMモードでは、フィードバック電圧VFBのボトムレベルが、VREF2+VOFSに安定化される。図5は、基準電圧VREFを同じレベルに固定したときの、出力電流(負荷電流)IOUTと出力電圧VOUTの関係を示す図である。出力電流IOUTがあるしきい値より大きい範囲において、スイッチングレギュレータ100はPWMモードで動作し、出力電圧VOUTは、目標電圧VREF×(R1+R2)/R2付近に安定化される。
出力電流IOUTがあるしきい値より小さい範囲において、スイッチングレギュレータ100はPFMモードで動作し、出力電圧VOUTは、目標電圧(VREF+VOFS)×(R1+R2)/R2をボトムレベルとして安定化される。(i)は、オフセット電圧VOFSがゼロの場合、(ii)、(iii)はオフセット電圧VOFSが非ゼロの場合を示す。
つまり、図1のスイッチングレギュレータ100では、PWMモードとPFMモードで、基準電圧VREFを同じレベルに設定すると、コンパレータ32のオフセット電圧VOFSに応じて、PFMモードにおけるフィードバック電圧VFBの安定点が変化するという問題が生ずる。なお、この問題を当業者の一般的な認識としてとらえてはならない。
図1のスイッチングレギュレータ100によればこの問題を解決することができる。上述のように、電圧源10がPFMモードにおいて生成する基準電圧VREF2は、PWMモードにおける基準電圧VREF1とは個別のレベルに設定可能となっている。そこで、PFMモードにおける基準電圧VREF2を、オフセット電圧VOFSの影響を相殺するように定めることにより、図5に一点鎖線(iv)で示すように、PWMモードとPFMモードで、出力電圧の安定点を近づけることができる。
以上がスイッチングレギュレータ100の動作である。
このスイッチングレギュレータ100は、以下の利点を有する。
第1に、PWMモードとPFMモードにおいて、比較回路30を共有することができ、制御回路2の回路面積を小さくできる。
第2に、PWMモードにおいては、アンプ20を誤差増幅器として動作させることにより、しきい値電圧VTHが、コンパレータ32のオフセット電圧VOFSをキャンセルするように、自動的に調節される。
第3に、PFMモードにおいては、コンパレータ32のオフセット電圧VOFSの影響を相殺するように、基準電圧VREF2のレベルを最適化することができ、その結果、PWMモードとPFMモードで、出力電圧の安定点を近づけることができる。
このスイッチングレギュレータ100は、以下の利点を有する。
第1に、PWMモードとPFMモードにおいて、比較回路30を共有することができ、制御回路2の回路面積を小さくできる。
第2に、PWMモードにおいては、アンプ20を誤差増幅器として動作させることにより、しきい値電圧VTHが、コンパレータ32のオフセット電圧VOFSをキャンセルするように、自動的に調節される。
第3に、PFMモードにおいては、コンパレータ32のオフセット電圧VOFSの影響を相殺するように、基準電圧VREF2のレベルを最適化することができ、その結果、PWMモードとPFMモードで、出力電圧の安定点を近づけることができる。
続いて、スイッチングレギュレータ100の用途を説明する。図6は、実施の形態に係るスイッチングレギュレータ100を用いた電子機器の一例を示す図である。電子機器700は、たとえば、携帯電話端末、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、PDA(Personal Digital Assistant)、ポータブルオーディオプレイヤなどの電池駆動型デバイスである。電子機器700は、筐体702、電池704、マイクロプロセッサ706およびスイッチングレギュレータ100を備える。スイッチングレギュレータ100は、その入力ライン104に電池704からの電池電圧VBATを受け、出力ライン106に接続されるマイクロプロセッサ706に、出力電圧VOUTを供給する。
以上、本発明について、実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下、こうした変形例について説明する。
(第1の変形例)
実施の形態では、オフ信号生成回路44は、スイッチングトランジスタM1に流れる電流IM1がピーク電流IPEAKに達すると、軽負荷検出信号S3をアサートする場合を説明したが、オフ信号生成回路44の機能はこれには限定されない。たとえばオフ信号生成回路44は、スイッチングトランジスタM1のゲート信号、あるいはパルス信号SPFMを受け、スイッチングトランジスタM1がオンしてから、所定のオン時間TON経過後に、オフ信号S2をアサート(ローレベル)してもよい。この場合のオフ信号生成回路44は、アナログあるいはデジタルのタイマー回路あるいは遅延回路で構成でき、公知の技術を用いればよい。
実施の形態では、オフ信号生成回路44は、スイッチングトランジスタM1に流れる電流IM1がピーク電流IPEAKに達すると、軽負荷検出信号S3をアサートする場合を説明したが、オフ信号生成回路44の機能はこれには限定されない。たとえばオフ信号生成回路44は、スイッチングトランジスタM1のゲート信号、あるいはパルス信号SPFMを受け、スイッチングトランジスタM1がオンしてから、所定のオン時間TON経過後に、オフ信号S2をアサート(ローレベル)してもよい。この場合のオフ信号生成回路44は、アナログあるいはデジタルのタイマー回路あるいは遅延回路で構成でき、公知の技術を用いればよい。
(変形例2)
コンパレータ32およびフィードバック回路34を含むヒステリシスコンパレータの構成は、図1のそれには限定されない。たとえばフィードバック回路34は、スイッチング電圧VLXに代えて、第1パルス信号SPWMをコンパレータ32にフィードバックしてもよいし、ドライバ60の内部のパルス信号をフィードバックしてもよい。また、フィードバックされるパルス信号の種類によっては、フィードバック回路34のフィードバック先は、コンパレータ32の非反転入力端子であってもよい。
コンパレータ32およびフィードバック回路34を含むヒステリシスコンパレータの構成は、図1のそれには限定されない。たとえばフィードバック回路34は、スイッチング電圧VLXに代えて、第1パルス信号SPWMをコンパレータ32にフィードバックしてもよいし、ドライバ60の内部のパルス信号をフィードバックしてもよい。また、フィードバックされるパルス信号の種類によっては、フィードバック回路34のフィードバック先は、コンパレータ32の非反転入力端子であってもよい。
(変形例3)
実施の形態では、降圧型のスイッチングレギュレータ100について説明したが、本発明は、昇圧型、あるいは昇降圧型のスイッチングレギュレータ100にも適用可能である。
実施の形態では、降圧型のスイッチングレギュレータ100について説明したが、本発明は、昇圧型、あるいは昇降圧型のスイッチングレギュレータ100にも適用可能である。
(その他の変形例)
スイッチングレギュレータ100の負荷は、マイクロプロセッサの他、液晶ドライバ、別の電源回路、その他アナログ回路、デジタル回路であってもよい。またスイッチングレギュレータ100は、電池を充電する充電回路に利用することもできる。
スイッチングレギュレータ100の負荷は、マイクロプロセッサの他、液晶ドライバ、別の電源回路、その他アナログ回路、デジタル回路であってもよい。またスイッチングレギュレータ100は、電池を充電する充電回路に利用することもできる。
実施の形態で説明した、各信号のアサート、ネゲートと、ハイレベル、ローレベルの対応関係は一例であり、当業者であれば任意の組み合わせで設計することができる。
実施の形態にもとづき、具体的な語句を用いて本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示しているにすぎず、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が認められる。
100…スイッチングレギュレータ、102…出力回路、104…入力ライン、106…出力ライン、2…制御回路、10…電圧源、12…基準電圧源、14…分圧回路、16…セレクタ、18…分圧比設定部、20…アンプ、22…演算増幅器、SW1…第1スイッチ、SW2…第2スイッチ、C2…キャパシタ、30…比較回路、32…コンパレータ、34…フィードバック回路、40…変調器、42…ロジック部、44…オフ信号生成回路、50…軽負荷検出回路、60…ドライバ、M1…スイッチングトランジスタ、M2…同期整流トランジスタ、D1…整流ダイオード、L1…インダクタ、C1…出力キャパシタ、R1…第1抵抗、R2…第2抵抗、LX…スイッチングノード、S1…比較信号、S2…オフ信号、S3…軽負荷検出信号、SPWM…第1パルス信号、SPFM…第2パルス信号、700…電子機器、702…筐体、704…電池、706…マイクロプロセッサ。
Claims (10)
- スイッチングレギュレータの制御回路であって、前記スイッチングレギュレータは、スイッチングトランジスタおよび同期整流トランジスタを含み、
前記制御回路は、第1モードと第2モードが切りかえ可能であり、
基準電圧を生成し、前記第1モードと前記第2モードで、前記基準電圧のレベルを個別に設定可能な電圧源と、
(i)前記第1モードにおいて、前記スイッチングレギュレータの出力電圧に応じたフィードバック電圧と前記基準電圧の誤差を増幅し、誤差に応じたしきい値電圧を出力し、(ii)前記第2モードにおいて、前記基準電圧に応じたしきい値電圧を出力可能に構成されたアンプと、
(i)前記第1モードにおいて、前記フィードバック電圧を前記アンプの出力電圧と比較するヒステリシスコンパレータとして動作し、比較結果に応じたレベルを有する第1パルス信号を出力し、(ii)前記第2モードにおいて、前記フィードバック電圧を前記アンプの出力電圧と比較し、前記フィードバック電圧が前記しきい値電圧まで低下するとアサートされる比較信号を生成する比較回路と、
前記第2モードにおいて、前記比較信号がアサートされると、第1レベルに遷移し、その後第2レベルに遷移する第2パルス信号を生成する変調器と、
前記第2モードにおいて、前記同期整流トランジスタに流れる電流が実質的にゼロになるとアサートされる軽負荷検出信号を生成する軽負荷検出回路と、
(i)前記第1モードにおいて、前記第1パルス信号に応じて前記スイッチングトランジスタおよび前記同期整流トランジスタを相補的にスイッチングし、(ii)前記第2モードにおいて、前記第2パルス信号に応じて前記スイッチングトランジスタおよび前記同期整流トランジスタを相補的に制御し、前記軽負荷検出信号がアサートされると、前記スイッチングトランジスタおよび前記同期整流トランジスタを両方オフするドライバと、
を備えることを特徴とする制御回路。 - 前記アンプは、
その非反転入力端子に前記しきい値電圧が入力された演算増幅器と、
その一端が前記演算増幅器の反転入力端子と接続され、その他端に前記フィードバック電圧が印加され、前記第1モードにおいてオンする第1スイッチと、
その一端が前記演算増幅器の反転入力端子と接続され、その他端が前記演算増幅器の出力端子と接続され、前記第2モードにおいてオンする第2スイッチと、
を含むことを特徴とする請求項1に記載の制御回路。 - 前記電圧源は、
所定の電位を有する参照電圧を生成する基準電圧源と、
前記参照電圧を分圧することにより前記基準電圧を生成し、その分圧比が外部から設定可能に構成された分圧回路と、
を含むことを特徴とする請求項2に記載の制御回路。 - 前記変調器は、
前記第2モードにおいて、前記スイッチングトランジスタがオンした後にアサートされるオフ信号を生成するオフ信号生成回路と、
前記比較信号がアサートされると前記第1レベルに遷移し、前記オフ信号がアサートされると前記第2レベルに遷移する前記第2パルス信号を生成するロジック部と、
を含むことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の制御回路。 - 前記オフ信号生成回路は、前記第2モードにおいて、前記スイッチングトランジスタに流れる電流が所定のピーク電流に達すると、前記オフ信号をアサートすることを特徴とする請求項4に記載の制御回路。
- 前記オフ信号生成回路は、前記スイッチングトランジスタがオンした後、所定のオン時間経過後に前記オフ信号をアサートすることを特徴とする請求項4に記載の制御回路。
- 前記ロジック部は、その入力端子にハイレベル電圧を受け、そのゲート端子に前記比較信号を受け、そのクリア端子に前記オフ信号を受けるDフリップフロップを含むことを特徴とする請求項4に記載の制御回路。
- ひとつの半導体基板に一体集積化されることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の制御回路。
- 入力電圧が印加される入力ラインと接地ラインの間に順に直列に設けられるスイッチングトランジスタおよび同期整流トランジスタと、
前記スイッチングトランジスタと前記同期整流トランジスタの接続点であるスイッチングノードと、出力ラインの間に設けられたインダクタと、
前記出力ラインと前記接地ラインの間に設けられた出力キャパシタと、
前記出力ラインに生ずる出力電圧に応じたフィードバック電圧を受け、前記スイッチングトランジスタおよび前記同期整流トランジスタをスイッチングする請求項1から8のいずれかに記載の制御回路と、
を備えることを特徴とする降圧スイッチングレギュレータ。 - 電池と、
その入力ラインに前記電池の電圧を受ける請求項9に記載の降圧スイッチングレギュレータと、
前記降圧スイッチングレギュレータの出力ラインに接続されるプロセッサと、
を備えることを特徴とする電子機器。
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JP2013085173A JP2014207820A (ja) | 2013-04-15 | 2013-04-15 | スイッチングレギュレータおよびその制御回路、それを用いた電子機器 |
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- 2013-04-15 JP JP2013085173A patent/JP2014207820A/ja active Pending
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