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JP2014173165A - 造粒又は整粒を行う製造装置及び製造方法 - Google Patents

造粒又は整粒を行う製造装置及び製造方法 Download PDF

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JP2014173165A JP2013048956A JP2013048956A JP2014173165A JP 2014173165 A JP2014173165 A JP 2014173165A JP 2013048956 A JP2013048956 A JP 2013048956A JP 2013048956 A JP2013048956 A JP 2013048956A JP 2014173165 A JP2014173165 A JP 2014173165A
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典子 久保
Takesuke Ishigaki
雄亮 石垣
Eiko Nishimura
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Abstract

【課題】簡易な構成で、適切な粒度分布を有する造粒物又は整粒物を製造する製造装置及び製造方法を提供する。
【解決手段】本発明に係る造粒又は整粒を行う製造装置は、水平に対し傾斜して設置された円筒状の回転体と、回転体の長さ方向の端部の外側から、回転軸と平行な向きに回転体を見て、回転軸を中心として、回転体の最下点から回転体の回転方向に90度の扇形の範囲に、造粒又は整粒を行う原料を通過させる隙間を有する整粒部材が設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、回転体を用いて、造粒又は整粒を行う製造装置及び製造方法に関する。
従来より、回転体を用いて、造粒又は整粒を行う製造装置及び製造方法が知られている。
例えば、製鉄プロセスにおいては、原料である鉄鉱石や石炭が、溶銑を製造する高炉に装入される前に、造粒又は整粒が行われる。なお、以下では、造粒又は整粒前のものを原料と呼び、造粒後又は整粒後のものを造粒物又は整粒物と呼ぶ。
造粒プロセスにおいては、原料として、鉄鉱石のうち粒度の小さい粉鉱石が、石灰石系粉原料や他の副原料と混合され、ドラムミキサ等で水分を添加しながら、所定の粒径に造粒され、造粒物が生成される。造粒された粉鉱石は、焼結機で焼結され、焼結鉱として高炉で利用される。造粒物は、数mmの核に、1mm以下の粉が付着したものであり、「擬似粒子」と呼ばれている。
近年の原料供給事情では、従来の粉鉱石(平均粒径1〜3mm程度)よりも粒径の小さい微粉鉱石(平均粒径40〜150μm程度)を使用する必要性が増しており、造粒処理の重要性が増している。
特許文献1には、造粒方法として、例えば、(1):粒径の大きな粗粒鉱石の周囲に微粉鉱石を付着させて擬似粒子を製造する方法があり、具体的には、ドラムミキサに粗粒鉱石と微粉鉱石を混合した焼結原料を投入して水を散布しつつ造粒する方法、複数のディスクペレタイザに粗粒鉱石と微粉鉱石の混合物を投入すると共に、水分を添加して粗粒鉱石のまわりに微粉鉱石を付着させて擬似粒子を製造する方法、(2):平均粒径+1mmの原料(核原料となる粗粒鉱石)をドラムミキサ内に直接投入し、平均粒径−1mmの原料(付着原料となる粉鉱石)をミキサの軸方向に延びた搬送装置により投入しつつ散水して、ミキサが転動しているうちに微粉原料の付着が増加するようにした方法、(3):1次ドラムミキサと2次ドラムミキサの2台のドラムミキサを使用し、1次と2次の間で事前造粒物を混合する方法があることが開示されている。
方法(1)の一例は、特許文献1の実施の形態に開示されている。また、方法(2)の一例は、特許文献2に開示されている。
特開2003−113425号公報 特開平5−331559号公報
しかしながら、上記のような従来の造粒又は整粒を行う製造装置及び製造方法では、適切な粒度範囲の造粒物又は整粒物の生産性が不十分であるという問題がある。
本発明は、上記のような問題点に対してなされたものであり、簡易な構成で、適切な粒度分布の生成物を製造できる造粒又は整粒を行う製造装置及び製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記のような目的を達成するために、以下のような特徴を有している。
[1]水平に対し傾斜して設置された円筒状の回転体と、
前記回転体の長さ方向の端部の外側から、前記回転軸と平行な向きに前記回転体を見て、前記回転軸を中心として、前記回転体の最下点から前記回転体の回転方向に90度の扇形の範囲に、
造粒又は整粒を行う原料を通過させる隙間を有する整粒部材が設けられていることを特徴とする造粒又は整粒を行う製造装置。
[2]前記整粒部材は、櫛歯状又は格子状に形成された整粒板であることを特徴とする[1]に記載の造粒又は整粒を行う製造装置。
[3]前記整粒板は、櫛歯の隙間又は格子の隙間を2つ以上有することを特徴とする[2]に記載の造粒又は整粒を行う製造装置。
[4]前記製造装置は、円筒状の回転体を有するドラムミキサであり、
前記整粒部材の少なくとも一部は、回転体の円筒の下方の端面を基準として、前記回転体の長さの1/4〜3/4の間に設置されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の造粒又は整粒を行う[1]乃至[3]のいずれかに記載の製造装置。
[5][1]乃至[4]のうちいずれかに記載の製造装置を用いて、造粒又は整粒を行うことを特徴とする製造方法。
本発明の実施の形態1に係る造粒又は整粒を行う製造装置の構成を示す図である。 本発明に係る整粒部材の設置範囲を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る整粒部材を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る整粒部材を示す図である。 本発明の実施の形態3に係る整粒部材を示す図である。 本発明の整粒部材を、ドラムミキサに設置した例を示す図である。 本発明の整粒部材を、ディスクペレタイザに設置した例を示す図である。 実施例における造粒物の粒度分布を示す図である。 実施例における製鉄材料の生産性を示す図である。
以下、添付した図面を参照し、本発明の実施の形態について説明する。
回転体を用いて造粒又は整粒を行う製造装置及び製造方法の一例として、製鉄原料の造粒又は整粒を行う製造装置及び製造方法がある。このような製造装置や製造方法としては、回転体を有するドラムミキサやディスクペレタイザといった装置が用いられている。
本発明者らは、回転体を有する造粒又は整粒を行う製造装置の一例として、ドラムミキサやディスクペレタイザを用いて、造粒又は整粒を行う製造装置の検討を行った。具体的には、原料として、粉鉱石、微粉鉱石、石灰石系粉原料、他の副原料を混合し、ドラムミキサ及びディスクペレタイザで水分を添加しながら造粒を行い、検討を行った。この結果、ドラムミキサ及びディスクペレタイザで製造された造粒物は、適切な強度及び粒度範囲の擬似粒子の割合が少なく、強度の弱い粗粒の割合が多いことを発見した。
このような粗粒は、後工程で用いられる焼結機で、通気性を悪化させる要因となる。ドラムミキサ及びディスクペレタイザ内を観察すると、上記のような粗粒の存在する位置には、特徴があることが分かった。そこで、本発明は、以下のように、粗粒が偏析する位置に、粗粒の整粒する整粒部材を設けることとした。
図1は、本発明の実施の形態1に係る造粒又は整粒を行う製造装置の構成を示す図である。実施の形態1に係る製造装置は、回転体1を備えている。回転体1は、円筒状に形成されている。図1は、回転体1の長さ方向の端部の外側から、回転軸と平行な向きに回転体1を見たときの粗粒の偏析位置を示している。
円筒状の回転体1は、水平に対し、傾斜して設置される。回転体1には、例えば焼結原料を製造する場合、粉鉱石、微粉鉱石、石灰石系粉原料、他の副原料といった粉状の原料が投入される。回転体1は、原料が投入された状態で、回転方向2に向って回転する。
回転体1の下方に堆積する原料は、回転体1が回転方向2に回転することによって、移動軌跡3に示すように移動する。すなわち、回転体1内の原料は、回転体1の最下点から回転方向2の側面に沿って上昇し、所定の高さまで上昇すると、重力によって、下方に落下する。これにより、原料が攪拌され、造粒又は整粒といった処理が行われる。
このような回転体1においては、図1に示すように、回転体1の長さ方向の端部の外側から、回転体1を回転軸と平行な方向に見た場合、斜線部分で示した領域4に、結合強度の弱い粗粒が多く存在する。また、原料の粒子層の厚み方向では、粗粒は、原料の粒子層の表層に浮き上がってくる性質がある。なお、「粗粒」とは、適正粒度範囲よりも粒径の大きい粒径の原料を示すものとする。
そこで、本発明では、このような粗粒の偏析位置に整粒部材を置き、粗粒を選択的に解砕して、造粒物を整粒化することとしている。
整粒部材は、造粒物の移動軌跡3上のうち、粗粒の偏析する位置に配される。具体的には、粗粒は、図2に示すように、回転体1の長さ方向外側から回転体1を、回転軸と平行な方向に見た場合に、回転軸Oを中心として、回転体1の最下点Pから、回転体1の回転方向2に向って90度の扇形の設置範囲Wに設置することが好ましい。なお、整粒部材は、少なくとも一部が設置範囲W内に設置されていればよい。なお、粗粒は、粒子層の表層に浮いてくる性質があるため、整粒部材は、回転体1の側壁や、底面に接触させる必要はない。
結合強度の弱い粗粒は、整粒部材の非通過部に衝突して砕け、整粒化される。粗粒が砕けて整粒部材の隙間より小さくなると、整粒化された原料は、隙間を通過して、移動軌跡3に沿って移動する。
粗粒の偏析位置は、仕様や操業状態に応じて変化する。そのため、粗粒の偏析位置を、目視又はビデオカメラ、カメラなどによって撮像や、他の方法によって特定し、粗粒の最も多い場所に整粒部材を設置するように構成してもよい。
なお、整粒部材は、種々の構成とすることができる。以下に、整粒部材の具体例を示す。
[実施の形態1]
図3は、本発明の実施の形態1に係る整粒部材の構成例を示す図である。図3において、左図は、実施の形態1に係る整粒部材の正面図であり、右図は、正面図のD方向から整粒部材を見た図(第2部材10bを含む断面)である。実施の形態1に係る整粒部材10は、縦方向に延びる隙間(縦スリット)を有する櫛歯状の整粒板により構成されている。
整粒部材10は、一方向に延在する第1部材10aと、第1部材10aから下方に延在する複数の第2部材10bを有している。複数の第2部材10bは、所定の間隔を置いて設けられている。隣接する第2部材10bの隙間を10cとする。
このように構成された整粒部材10は、前述のように、回転体1の回転軸に対して垂直な断面から見た面において、回転体1の回転中心を中心として、回転体1の最下点Pから、回転体1の回転方向2に向って90度までの扇形の設置範囲Wに設置される。また、整粒部材10は、原料が櫛歯の隙間10cを通り抜けることができるように設置される。
また、整粒部材10は、回転体1の高さ方向において、第2部材10bの少なくとも一部が、粗粒に接触する高さに設置される。なお、粗粒は、造粒物の上方に偏析するため、整粒部材10は、原料の上方から所定の位置に設置することが好ましい。
具体的には、図6に示すように、本発明をドラムミキサに適用する場合には、原料が収容される回転体1の円筒の下方側の端面を基準とし、回転体1の全長Lの1/4〜3/4Lの設置範囲Vに、整粒部材10の少なくとも一部(設置位置A)を配置することが望ましい。このような範囲に整粒部材を設置することで、粗粒が形成された段階で解砕することができ、また、解砕された粒子が再度適切に造粒することができる。
第1部材10aから下方に延びる第2部材10bは、原料を整粒部材10の反対側に通過させない非通過部となる。隣接する第2部材10bの隙間10cから、造粒された原料が整粒部材10の反対側に通過する。
粗粒は、回転体1の回転により、所定の速度で第2部材10bに衝突し、砕ける。そして、粗粒は、隙間10cの大きさより小さくなると、整粒部材10の隙間10cを通り抜けて、移動軌跡3に沿って移動する。
ここで、第2部材10bの間隔、すなわち、隙間10cの長さaは、製造する造粒物の最大径に応じて設定することが好ましい。例えば、10mm以下の粒径の造粒物を製造したい場合には、隙間10cの長さaを10≦aとすることが好ましい。また、第2部材10bの幅bや、第2部材10bの奥行きcは、目詰まりの懸念を考慮すれば、薄い方が好ましい。これは、第2部材10bの幅bや第2部材10bの奥行きcを薄くすれば、造粒物が付着する面積が小さくなるためである。ただし、第2部材10bの幅bや第2部材10bの奥行きcは、造粒物との接触に耐えうるよう、所定の強度に設計する必要がある。
整粒部材10の隙間10cの数(若しくは、第2部材10bの数)は、ドラムミキサ及びディスクペレタイザ等の仕様や操業条件に応じて設定すればよい。通常の仕様や操業方法であれば、整粒部材10の隙間10cの数は、2以上であることが好ましい。
なお、図3の例では、整粒部材10の複数の隙間10cの長さaや、第2部材10bの幅bは、すべて同じ長さに設定されているが、複数の隙間10cの長さaや、複数の第2部材10bの幅bは、粗粒の種類や状態、ドラムミキサ及びディスクペレタイザの仕様や操業条件に応じて、異なるように構成してもよい。なお、整粒部材10の高さd、幅eについては、任意の大きさに設計することができる。
[実施の形態2]
図4は、本発明の実施の形態2に係る整粒部材の構成例を示す図である。図4において、左図は、実施の形態2に係る整粒部材の正面図であり、右図は、正面図のE方向から整粒部材を見た図(第1部材11aを含む断面)である。実施の形態2に係る整粒部材11は、横方向に延びる隙間(横スリット)を有する櫛歯状の整粒板により構成されている。
整粒部材11は、回転体1の高さ方向に延びる第1部材11aと、第1部材11aから回転体1の径方向に延びる複数の第2部材11bを有している。第2部材11bは、第1部材11aを中心として、紙面の左右対称に延在している。
実施の形態2では、第1部材11a及び第2部材11bが、造粒物を整粒部材10の反対側に通過させない非通過部となる。また、造粒された原料は、上下に隣接する第2部材11bの隙間11cを通って、整粒部材11の反対側に通過する。
なお、整粒部材11の設置範囲W、設置する高さ、及び、各部材や隙間の大きさ(a〜c)、隙間の数については、実施の形態1と同様とすることができる。
[実施の形態3]
図5は、本発明の実施の形態3に係る整粒部材の構成例を示す図である。左図は、実施の形態3に係る整粒部材の正面図であり、右図は、正面図のF方向から整粒部材を見た図(第2部材12bを含む断面)である。実施の形態3に係る整粒部材12は、格子状に形成された整粒板である。実施の形態3に係る整粒部材12は、一方向に延在する複数の第1部材12aと、第1部材12aと直交する複数の第2部材12bを有している。第1部材12aと第2部材12bによって囲まれた隙間12cは、原料が通過する部分となる。図5の例では、隙間12cは、長さaを有する正方形に形成されている。しかしながら、隙間12cの形状は、長方形であってもよい。
次に、このように構成された整粒部材を、ドラムミキサ及びディスクペレタイザに設置した場合の例を説明する。
図6は、ドラムミキサに整粒部材を設置した例を示している。図6(a)は、図6(b)の回転体1の長さ方向外側(Bの方向)から回転体1を、回転軸と平行な方向に見た図である。また、図6(b)は、ドラムミキサの縦断面図である。
回転体1には、回転体1の軸方向に延びる支柱5が設けられている。支柱5には整粒部材を支持する支持部材6が設けられている。支持部材6は、回転体の外周に向かって延びるように設置されている。支持部材6の先端には、上記のような整粒部材10、11、12のいずれかが設置されている。整粒部材10、11、12は、造粒物が整粒部材10、11、12の隙間を通過できる向きに設置される。
ここで、ドラムミキサ内の造粒物は、回転体1の内部を、螺旋状に移動する。具体的には、ドラムミキサ内の造粒物は、回転体1の内周に沿って回転体1の回転方向に回転しながら、回転体1の上方から下方に移動する。整粒部材10、11、12は、造粒物が上方から下方に向って隙間を通過することができるよう、整粒板の面が回転体の円筒の端面と略平行になるように設置することができる。また、整粒部材10、11、12は、造粒物が回転方向に向って隙間を通過することができるよう、整粒板の面が図6(b)のドラムミキサの縦断面図と略平行となる向きに設置することができる。また、整粒部材10、11、12は、整粒板の面が回転体の円筒の端面と略平行となる面と、ドラムミキサの縦断面図と略平行となる面を有するL字断面を有する部材として構成してもよい。
図7は、ディスクペレタイザに整粒部材を設置した例を示している。図7(a)は、図7(b)の回転体1の長さ方向外側(Cの方向)から回転体1を、回転軸と平行な方向に見た図である。また、図7(b)は、ディスクペレタイザの縦断面図である。ディスクペレタイザは、回転体1の上面が開放されている。ディスクペレタイザには、回転体1の開放面から、整粒部材がディスク底面に向けて下ろされている。これにより、整粒部材の隙間を、粒子が通過する。
隙間の数は、ドラムミキサやディスクペレタイザの仕様、操業条件によって変更することが望ましい。なお、通常の操業範囲であれば、効率的な解砕には、隙間の数は、2つ以上設定することが望ましい。
本発明によれば、粗粒の偏析位置に整粒部材を設置する。ここで、粗粒は、微粉が集合した結合強度の弱い付着粒子を有している。そのため、隙間を通過できない粗粒は、付着粒子が整粒部材の非通過部に衝突することで解砕される。解砕された粒子は、ドラム及びディスク内に留まり、再度造粒過程を経て、適切な粒度に調整される。
例えば、本発明を、焼結原料の造粒工程において使用されるドラムミキサあるいはディスクペレタイザに適用すれば、整粒部材によって粗粒を解砕し、簡便に造粒物を整粒化することができる。
なお、本発明は、上記のような実施の形態に限られるものではなく、種々の設計変更を行うことができる。
例えば、本発明は、回転体を用いた設備であれば、造粒装置以外であっても、整粒など様々な処理を行う製造装置及び製造方法に適用することができる。
また、整粒部材は、整粒板に限られず、板状以外の箱状、筒状に形成してもよい。また、整粒部材の隙間の形状は、矩形に限られず、円形やその他の形状であってもよい。また、整粒部材は、1つに限らず、複数設置するように構成してもよく、また、複数の形状の整粒部材を組み合わせて用いてもよい。
本発明の効果を確認するために、本実施の形態を適用した本発明例と、比較例を用いてディスクペレタイザを用いて造粒試験を行った。表1に、試験に用いたディスクペレタイザの仕様や運転条件を示す。また、造粒を行った原料の配合を、表2に示す。原料には、微粉鉱石が13mass%配合されている。
Figure 2014173165
Figure 2014173165
本発明例1として、ディスクペレタイザに、実施の形態1に係る整粒部材(縦スリット整粒板)を設置した。本発明例2として、ディスクペレタイザに、実施の形態2に係る整粒部材(横スリット整粒板)を設置した。また、本発明例3として、ディスクペレタイザに、実施の形態3に係る整粒部材(格子状整粒板)を設置した。それぞれの整粒板の仕様を、表3に示す。表3において、隙間長さa、幅b、奥行きc、縦寸法d、横寸法eは、図3乃至5のa〜eにそれぞれ対応している。
Figure 2014173165
また、比較例1としては、ディスクペレタイザに整粒部材を設置しないで、造粒試験を行った。
各例において、サンプルを約2kg、3分毎に10回取り、サンプルの粒度分布を調べた。粒度分布の結果(10回の合算)を、図8に示す。
本発明例1乃至3では、比較例1に比べ、粗粒及び細粒ともに少なく、1〜4.75mmの造粒物の割合が多いことが分かる。なお、適正範囲の粒度は、図8において、3〜8mm程度である。
また、造粒物を焼結した場合の生産性を図9に示す。図9では、比較例における造粒物の生産量を基準とし、比較例の生産性を1とした場合の本発明例1〜3の生産量を、生産性指数として評価した。発明例1乃至3は、比較例1に比べ、適正粒度の製鉄材料の生産性が向上していることが分かった。
このように、回転体を有する製造装置において、実施の形態1乃至3の整粒部材を設置することで、適切な粒度分布を有する造粒物を製造でき、造粒物の生産性を向上できることが分かった。
1 回転体
2 回転方向
3 移動軌跡
4 粗粒の偏析位置
5 支柱
6 支持部材
10、11、12 整粒部材
10a、11a、12a 第1部材
10b、11b、12b 第2部材

Claims (5)

  1. 水平に対し傾斜して設置された円筒状の回転体と、
    前記回転体の長さ方向の端部の外側から、前記回転軸と平行な向きに前記回転体を見て、前記回転軸を中心として、前記回転体の最下点から前記回転体の回転方向に90度の扇形の範囲に、
    造粒又は整粒を行う原料を通過させる隙間を有する整粒部材が設けられていることを特徴とする造粒又は整粒を行う製造装置。
  2. 前記整粒部材は、櫛歯状又は格子状に形成された整粒板であることを特徴とする請求項1に記載の造粒又は整粒を行う製造装置。
  3. 前記整粒板は、櫛歯の隙間又は格子の隙間を2つ以上有することを特徴とする請求項2に記載の造粒又は整粒を行う製造装置。
  4. 前記製造装置は、円筒状の回転体を有するドラムミキサであり、
    前記整粒部材の少なくとも一部は、回転体の円筒の下方の端面を基準として、前記回転体の長さの1/4〜3/4の間に設置されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の造粒又は整粒を行う製造装置。
  5. 請求項1乃至4のうちいずれかに記載の製造装置を用いて、造粒又は整粒を行うことを特徴とする製造方法。
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