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JP2014153041A - 加熱調理システム - Google Patents

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JP2014153041A
JP2014153041A JP2013026206A JP2013026206A JP2014153041A JP 2014153041 A JP2014153041 A JP 2014153041A JP 2013026206 A JP2013026206 A JP 2013026206A JP 2013026206 A JP2013026206 A JP 2013026206A JP 2014153041 A JP2014153041 A JP 2014153041A
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Yoshiteru Sugimoto
喜輝 杉本
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Abstract

【課題】被加熱物の発火を生じた際にその火炎が換気装置に引き込まれて拡大するのを防止でき、しかも被加熱物の過熱に伴って発生する油煙が室内に広がるのも防止できる加熱調理システムを提供すること。
【解決手段】加熱調理器2の加熱源21のオンに連動して換気装置3をオンにさせる自動換気動作の実行手段と、被加熱物の過熱や発火、加熱源21の異常等を検知して加熱源21のオンを停止させる異常停止動作の実行手段とを備えた加熱調理システムであって、異常停止動作がなされたとき、被加熱物の温度Tsが油煙判定温度T2以上であり且つ温度降下勾配ΔTが発火判定値S1以上である場合は、換気装置3がオン或いは強風量に設定され、被加熱物の温度Tsが油煙判定温度T2以上であり且つ被加熱物の単位時間あたりの温度降下勾配ΔTが発火判定値S1未満である場合に、換気装置3がオフ或いは弱風量に設定される制御構成とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、加熱調理器と換気装置とからなる加熱調理システム、特に、加熱調理器の加熱源のオン/オフと換気装置のオン/オフとを連動させた加熱調理システムに関する。
従来、コンロやオーブン等の加熱調理器と換気装置とからなる加熱調理システムにおいて、被加熱物の発火を生じた際にその火炎が換気装置に引き込まれるのを防止するため、被加熱物の過熱や発火等の異常が検知された場合に、加熱調理器の加熱源と共に換気装置を自動でオフにするよう構成されたものが知られている(例えば、特許文献1から3参照)。
特開平4−260740号公報 特開2002−206758号公報 特開2003−21329号公報
ところで、揚物等の油を多く使う調理を行っているときに、フライパンが過熱状態になると、加熱源をオフにしても、しばらくの間、そのフライパンの内部から大量の油煙が発生する場合がある。しかしながら、上記従来の加熱調理システムでは、そのフライパン等の被加熱物の過熱や発火等の異常を検知すれば、速やかに換気装置も自動でオフにされてしまう。そのため、油煙が屋外へ十分に排出されず、室内へ広がってしまう虞があった。
また、加熱源としてガスバーナを備えた加熱調理器の場合、加熱調理中の煮こぼれによりガスバーナの失火を生じることがあるが、電力消費の抑制を考慮すれば、その際、換気装置を速やかにオフにするのが望ましい。
本発明は、上述の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、加熱調理器の加熱源のオン/オフと換気装置のオン/オフとを連動させた加熱調理システムにおいて、被加熱物の発火を生じた際にその火炎が換気装置に引き込まれて拡大するのを防止でき、また、加熱源の異常停止動作が実行された際の電力消費も抑制でき、しかも被加熱物の過熱に伴って発生する油煙が室内に広がるのも防止できる加熱調理システムを提供することにある。
本発明は、加熱調理器の加熱源のオンに連動して換気装置をオンにさせる自動換気動作の実行手段と、被加熱物の過熱や発火、加熱源の異常等を検知して加熱源のオンを停止させる異常停止動作の実行手段とを備えた加熱調理システムであって、前記異常停止動作がなされたとき、被加熱物の温度が予め設定された油煙判定温度未満である場合は、換気装置がオフ或いは弱風量に設定され、被加熱物の温度が前記油煙判定温度以上であり且つ被加熱物の単位時間あたりの温度降下勾配が予め設定された発火判定値以上である場合は、換気装置がオン或いは強風量に設定され、被加熱物の温度が前記油煙判定温度以上であり且つ記温度降下勾配が前記発火判定値未満である場合は、換気装置がオフ或いは弱風量に設定される制御構成としたものである。
この加熱調理システムでは、被加熱物の過熱や発火、加熱源の異常等を検知した場合、加熱源のオンを停止させる異常停止動作が実行されるが、このとき、被加熱物の温度が所定の油煙判定温度より低ければ、被加熱物から大量の油煙が発生している可能性は低いから、この場合は換気装置がオフに設定される。即ち、換気装置をオン状態で維持する必要のない異常状態である場合は、速やかに換気装置がオフにされる。
また、被加熱物の温度が所定の油煙判定温度以上であり、且つ、被加熱物の単位時間あたりの温度降下勾配が所定の発火判定値より小さければ、被加熱物が発火状態である可能性が高いから、この場合も換気装置がオフ或いは弱風量に設定される。従って、加熱調理中に被加熱物が発火しても、その火炎は換気装置に引き込まれない。
一方、被加熱物の温度が所定の油煙判定温度以上であり、且つ、被加熱物の単位時間あたりの温度降下勾配が所定の発火判定値以上である場合は、被加熱物から大量の油煙が発生している可能性が高く、且つ、被加熱物が発火状態である可能性も低いから、この場合は換気装置がオン或いは強風量に設定される。従って、加熱調理中の被加熱物の過熱により、被加熱物から大量の油煙が発生しても、その油煙は換気装置によって屋外へ確実に排出される。
上記加熱調理システムにおいて、前記異常停止動作がなされた時点で、換気装置がオフ或いは弱風量に設定される制御構成としてもよい。
このものでは、異常停止動作がなされた時点で換気装置がオフ或いは弱風量に設定されるから、被加熱物の発火の勢いが強くても、その火炎が換気装置に引き込まれるのを速やかに阻止できる。
本発明によれば、被加熱物の発火を生じた際にその火炎が換気装置に引き込まれて拡大するのを防止でき、また、加熱源の異常停止動作が実行された際の電力消費も抑制でき、しかも被加熱物の過熱に伴って発生する油煙が室内に広がるのも防止できる。
図1は、本発明の実施の形態に係る加熱調理システムの概略構成図である。 図2は、本発明の実施の形態に係る加熱調理システムの第1の制御構成を示すフローチャートである。 図3は、本発明の実施の形態に係る加熱調理システムの第2の制御構成を示すフローチャートである。 図4は、本発明の実施の形態に係る加熱調理システムの第3の制御構成を示すフローチャートである。
次に、上記した本発明を実施するための形態について、添付図面を参照しながら詳述する。
図1に示すように、本発明の実施の形態に係る加熱調理システム1は、システムキッチンのカウンタトップ4に開設された開口40へ落とし込み状態で装着される加熱調理器としてのガスコンロ2と、ガスコンロ2の上方に設置される換気装置としてのレンジフード3とで構成されており、ガスコンロ2のコンロ制御回路200とレンジフード3のファン制御回路300とは、赤外線による片方向通信用線路で無線接続されている。
ガスコンロ2の天板20の上面部には、鍋やフライパン等の被加熱物を加熱する加熱源として複数のコンロバーナ21が配設されている。また、コンロバーナ21の中央部には、コンロバーナ21の上方に載置される被加熱物の温度を検知するための鍋底温度センサ22が各別に立設されている。さらに、コンロバーナ21の炎孔近傍には、その炎孔から噴出するガスの燃焼炎の有無を検知する炎検知器23が各別に設けられている。
ガスコンロ2の内部には、食材やダッチオーブン等の被加熱物を収容可能なグリル庫24が設けられており、その内部には、グリル庫24内に収容された被加熱物を加熱するグリルバーナ(図示しない)が配設されている。グリル庫24の内部空間は、天板20の上面部に開設された排気口25に繋がっており、グリル庫24内で発生した油煙や臭気成分は、排気口25から天板20の上方へ排出される。
ガスコンロ2の正面部には、コンロバーナ21やグリルバーナの点火操作、消火操作および火力調整操作を行うためのバーナ操作ボタン26が各別に設けられている。また、ガスコンロ2の正面部には、電池収容部27が設けられており、バーナ操作ボタン26により点火操作がなされた際、この電池収容部27に収容された乾電池を電源として図示しない点火プラグに高電圧が印加され、その火花放電により上述したコンロバーナ21やグリルバーナを点火させる。一方、天板20の上面部には、無線信号出力部28が設けられており、この無線信号出力部28からレンジフード3へ向けて後述する換気オン信号や換気オフ信号、異常報知信号等が無線送信される。
コンロ制御回路200は、バーナ操作ボタン26の点火操作または消火操作がなされるのに合わせてコンロバーナ21を点火または消火させる点消火制御部、炎検知器23によりコンロバーナ21の燃焼炎の有無を判定する燃焼検知部、鍋底温度センサ22の検知温度Tsが予め設定された過熱判定温度T1より高いか否かを判定する過熱判定部、上記検知温度Tsが予め設定された油煙判定温度T2未満であるか否かを判定する油煙判定部、上記検知温度Tsの単位時間あたりの降下勾配ΔTが予め設定された発火判定値S1未満であるか否かを判定する発火判定部、上記検知温度Tsが予め設定された基準温度T3未満であるか否かを判定する非過熱判定部、上記検知温度Tsが過熱判定温度T1より高い場合に無線信号出力部28から異常報知信号を送信させる異常出力指示部、バーナ操作ボタン26により点火操作がなされた場合に、無線信号出力部28から換気オン信号を送信させる換気オン指示部、バーナ操作ボタン26により消火操作がなされた場合や、上記検知温度Tsが油煙判定温度T2未満または基準温度T3未満である場合、上記降下勾配ΔTが発火判定値S1未満である場合に、無線信号出力部28から換気オフ信号を送信させる換気オフ指示部等の回路構成を有している。
尚、過熱判定温度T1は、過熱により被加熱物が発火する可能性のある温度として、例えば320℃に設定される。油煙判定温度T2は、過熱により被加熱物から大量の油煙が発生する可能性のある温度として、例えば290℃に設定される。基準温度T3は、被加熱物が過熱状態でなくなった温度として、例えば280℃に設定される。また、発火判定値S1は、被加熱物が発火状態であるときの単位時間あたりの温度降下勾配として、例えばΔ5℃に設定される。
レンジフード3のフード筐体30の内部には、ガスコンロ2で加熱調理中に生じた熱気や油煙をフード筐体30内へ取り込み、図示しない排気ダクトを通じて屋外へ排出する換気ファン31が組み込まれている。また、フード筐体30の正面部には、換気ファン31のオン/オフ操作や排気風量の切替操作を行うための換気操作ボタン36が設けられており、換気操作ボタン36を操作することで、適宜、換気ファン31をオン/オフしたり、排気風量を切り替えたりすることができる。
フード筐体30の下面部には、無線信号入力部38が設けられており、ガスコンロ2の無線信号出力部28から送信された換気オン信号や換気オフ信号、異常報知信号は、無線信号入力部38で無線受信され、ファン制御回路300へ伝達される。
フード筐体30の正面部には、ガスコンロ2の動作状態を報知するための音声出力部39が設けられており、使用者は、音声出力部39から出力される音声によりガスコンロ2の動作状態を確認することができる。このように、レンジフード3の音声出力部39からガスコンロ2の動作状態を報知させるようにしたことで、ガスコンロ2の電池寿命を延長することが可能である。尚、本実施の形態では、レンジフード3の音声出力部39から音声によりガスコンロ2の動作異常を報知するように構成されているが、上記音声出力部39と共に、或いは、上記音声出力部39に代えて、フード筐体30に表示部を設け、この表示部の表示によりガスコンロ2の動作異常を報知するように構成されてもよい。
ファン制御回路300は、上記換気オン信号や換気オフ信号の入力を受けて換気ファン31をオンやオフにしたり、排気風量を強風量、中風量、弱風量等の複数段階で切り替えたりする換気制御部、上記異常報知信号の入力を受けて音声出力部39からガスコンロ2の動作異常を報知させる報知制御部等の回路構成を有している。
上述したように、コンロ制御回路200とファン制御回路300とは、無線で接続されており、これらコンロ制御回路200およびファン制御回路300によって、コンロバーナ21の点火/消火と換気ファン31のオン/オフとが次のように連動制御される。
[第1の制御構成]
図2に示すように、ガスコンロ2のバーナ操作ボタン26により点火操作がなされると、無線信号出力部28からレンジフード3へ向けて換気オン信号が無線送信される。すると、この換気オン信号を無線信号入力部38で受信したレンジフード3は、換気ファン31をオンにして換気を開始させる。また、ガスコンロ2では、バーナ操作ボタン26の点火操作に応動して図示しない開閉弁が開かれ、そのバーナ操作ボタン26に対応するコンロバーナ21へのガスの供給が開始されると共に、図示しない点火プラグへ高電圧が印加され、コンロバーナ21を点火させる(ST101〜ST103)。
ST103のステップにてコンロバーナ21が点火されると、鍋底温度センサ22の検知温度Tsが上述した過熱判定温度T1を超えているか否か、点火後のコンロバーナ21において燃焼炎が検知されなくなったか否か、即ち、失火が検知されたか否か、バーナ操作ボタン26により消火操作がなされたか否かをそれぞれ監視する(ST104〜ST106)。
その後、鍋底温度センサ22の検知温度Tsが過熱判定温度T1を超えず、且つ、上記コンロバーナ21の失火も検知されなければ、バーナ操作ボタン26により消火操作がなされた段階で(ST106のステップでYes)、図示しない開閉弁が閉じられて、コンロバーナ21へのガスの供給が停止される。これにより、コンロバーナ21が消火される。また、無線信号出力部28からレンジフード3へ向けて換気オフ信号が無線送信され、この換気オフ信号を無線信号入力部38で受信したレンジフード3は、換気ファン31をオフにして換気を停止させる(ST107〜ST108)。
一方、ST103のステップにてコンロバーナ21が点火された後、バーナ操作ボタン26により消火操作がなされる前に、鍋底温度センサ22の検知温度Tsが過熱判定温度T1を超えた場合は(ST104のステップでYes)、過熱により被加熱物が発火する可能性が高いから、この場合は、ガスコンロ2の図示しない電磁弁を閉じてコンロバーナ21へのガスの供給を強制的に停止させる異常停止動作が実行され、コンロバーナ21を自動消火させる(ST109)。
尚、図示していないが、上記ST109のステップにて異常停止動作が実行されるのと同時に、無線信号出力部28からレンジフード3へ向けて異常報知信号が無線送信される。すると、この異常報知信号を無線信号入力部38で受信したレンジフード3は、音声出力部39から「過熱防止機能が働いてコンロバーナ21が自動消火された」旨のエラーメッセージを音声出力させる。これにより、コンロバーナ21が自動消火されていることを、使用者に対して速やかに認識させることができる。
上記ST109のステップにて異常停止動作が実行されると、鍋底温度センサ22の検知温度Tsが上述した油煙判定温度T2未満となったか否か、上記検知温度Tsの単位時間あたりの降下勾配ΔTが上述した発火判定値S1未満であるか否か、上記検知温度Tsが上述した基準温度T3未満となったか否かをそれぞれ監視する(ST110〜ST112)。
上記検知温度Tsが油煙判定温度T2未満ではなく(ST110のステップでNo)、上記検知温度Tsの単位時間あたりの降下勾配ΔTが発火判定値S1未満でもなく(ST111のステップでNo)、上記検知温度Tsが基準温度T3未満でもない(ST112のステップでNo)場合は、過熱により被加熱物から大量の油煙が発生している可能性が高く、且つ、被加熱物が発火状態である可能性も低いから、この間は、換気ファン31をオフにしないで換気を続ける。これにより、たとえ過熱により被加熱物から大量の油煙が発生していても、その油煙は換気ファン31によってフード筐体30内へ取り込まれ、屋外へ確実に排出される。
一方、ST109のステップにて異常停止動作が実行された後、上記検知温度Tsが油煙判定温度T2未満であれば(ST110のステップでYes)、被加熱物から大量の油煙が発生している可能性は低いから、この場合は、ガスコンロ2の無線信号出力部28からレンジフード3へ向けて換気オフ信号が無線送信され、この換気オフ信号を無線信号入力部38で受信したレンジフード3は、換気ファン31をオフにして換気を停止させる。そして、ガスコンロ2のバーナ操作ボタン26により消火操作がなされるのを待って、再び、上述したST101以降のステップが繰り返される(ST113〜ST114)。
ST109のステップにて異常停止動作が実行された後、上記検知温度Tsの単位時間あたりの降下勾配ΔTが発火判定値S1未満であれば(ST111のステップでYes)、即ち、コンロバーナ21を自動消火させたにもかかわらず上記検知温度Tsに一定以上の降下の傾向が見られない場合は、被加熱物が発火状態である可能性が高いから、この場合も上述したように換気ファン31をオフにして換気を停止させる。そして、上記消火操作がなされるのを待って、ST101以降のステップが繰り返される(ST113〜ST114)。従って、たとえ被加熱物が発火していても、その火炎はレンジフード3内へ引き込まれない。
ST109のステップにて異常停止動作が実行された後、上記検知温度Tsが基準温度T3未満であれば(ST112のステップでYes)、被加熱物が過熱状態でなくなり、大量の油煙が発生している可能性は低いから、この場合も上述したように換気ファン31をオフにして換気を停止させる。そして、上記消火操作がなされるのを待って、ST101以降のステップが繰り返される(ST113〜ST114)。
一方、ST103のステップにてコンロバーナ21が点火された後、バーナ操作ボタン26により消火操作がなされる前に、煮こぼれ等によるコンロバーナ21の失火が検知された場合は(ST105のステップでYes)、加熱源の異常が生じたとして、この場合も上述した異常停止動作を実行させた上で、ST110以降のステップを実行する。そして、換気ファン31をオン状態で維持する必要のない異常状態となれば(ST110からST112の何れかのステップでYes)、速やかに換気ファン31をオフにさせた後、上記消火操作がなされるのを待って、ST101以降のステップが繰り返される(ST113〜ST114)。
尚、図示していないが、上記ST105のステップにてコンロバーナ21の失火が検知された場合は(ST105のステップでYes)、上述した異常停止動作が実行されるのと同時に、異常報知信号も無線送信される。すると、この異常報知信号を無線信号入力部38で受信したレンジフード3は、音声出力部39から「ガス漏れ防止機能が働いてコンロバーナ21へのガスの供給が停止された」旨のエラーメッセージを音声出力させる。これにより、コンロバーナ21が失火したことを、使用者に対して速やかに認識させることができる。
上記加熱調理システム1は、このような制御構成であるから、被加熱物の発火を生じた際にその火炎がレンジフード3に引き込まれて拡大するのを防止でき、また、コンロバーナ21の異常停止動作が実行された際の電力消費も抑制でき、しかも被加熱物の過熱に伴って発生する油煙が室内に広がるのも防止できる。
本発明に係る加熱調理システム1は、上記第1の制御構成に限定されず、図3および図4に示すように、異常停止動作が実行されるのと同時に、換気ファン31をオフにして換気を停止させるものとしてもよい。
[第2の制御構成]
図3に示す第2の制御構成では、上述した第1の制御構成のST101からST108のステップと同様、バーナ操作ボタン26の点火操作に合わせてコンロバーナ21が点火されると共に換気ファン31がオンにされ、バーナ操作ボタン26の消火操作に合わせてコンロバーナ21が消火されると共に換気ファン31がオフにされる(ST101〜ST108)。
そして、ST103のステップにてコンロバーナ21が点火された後、バーナ操作ボタン26により消火操作がなされる前に、鍋底温度センサ22の検知温度Tsが過熱判定温度T1を超えた場合は(ST104のステップでYes)、上述した異常停止動作が実行されると共に、ガスコンロ2の無線信号出力部28からレンジフード3へ向けて換気オフ信号が無線送信され、この換気オフ信号を無線信号入力部38で受信したレンジフード3は、換気ファン31をオフにして換気を停止させる(ST209〜ST210)。
また、上記ST210のステップにて換気オフ動作が実行された後、鍋底温度センサ22の検知温度Tsが油煙判定温度T2未満であるか否かを判定し、その結果、検知温度Tsが油煙判定温度T2未満でなければ、過熱により被加熱物から大量の油煙が発生している可能性が高いから、ガスコンロ2の無線信号出力部28からレンジフード3へ向けて換気オン信号が無線送信され、この換気オン信号を無線信号入力部38で受信したレンジフード3は、換気ファン31をオンにして換気を再開させる(ST211〜ST212)。
一方、検知温度Tsが油煙判定温度T2未満である場合は(ST211のステップでYes)、被加熱物から大量の油煙が発生している可能性は低いから、この場合は、ガスコンロ2のバーナ操作ボタン26により消火操作がなされるのを待って、再び、上述したST101以降のステップが繰り返される(ST216)。
また、上記ST212のステップにて換気オン動作が実行された後、上記検知温度Tsの単位時間あたりの降下勾配ΔTが発火判定値S1未満であるか否か、上記検知温度Tsが基準温度T3未満となったか否かをそれぞれ判定する(ST213〜ST214)。
そして、上記検知温度Tsの単位時間あたりの降下勾配ΔTが発火判定値S1未満でもなく(ST213のステップでNo)、上記検知温度Tsが基準温度T3未満でもない(ST214のステップでNo)場合は、過熱により被加熱物から大量の油煙が発生している可能性が高く、且つ、被加熱物が発火状態である可能性も低いから、この間は、換気ファン31をオフにしないで換気を続ける。これにより、たとえ過熱により被加熱物から大量の油煙が発生していても、その油煙は換気ファン31によってフード筐体30内へ取り込まれ、屋外へ確実に排出される。
一方、上記検知温度Tsの単位時間あたりの降下勾配ΔTが発火判定値S1未満であれば(ST213のステップでYes)、被加熱物が発火状態である可能性が高いから、この場合は、上述した換気オフ動作を実行して換気を停止させる。そして、上記消火操作がなされるのを待って、ST101以降のステップが繰り返される(ST215〜ST216)。従って、たとえ被加熱物が発火していても、その火炎はレンジフード3内へ引き込まれない。
また、上記検知温度Tsが基準温度T3未満であれば(ST214のステップでYes)、被加熱物が過熱状態でなくなり、大量の油煙が発生している可能性は低いから、この場合も上述した換気オフ動作を実行して換気を停止させる。そして、上記消火操作がなされるのを待って、ST101以降のステップが繰り返される(ST215〜ST216)。
一方、ST103のステップにてコンロバーナ21が点火された後、バーナ操作ボタン26により消火操作がなされる前に、煮こぼれ等によるコンロバーナ21の失火が検知された場合は(ST105のステップでYes)、加熱源の異常が生じたとして、この場合も上述した異常停止動作が実行されると同時に、無線信号出力部28からレンジフード3へ向けて換気オフ信号が無線送信され(ST209〜ST210)、上述したST211以降のステップを実行する。即ち、コンロバーナ21の失火による異常停止動作が実行された場合は、速やかに換気ファン31がオフにされる。
このような制御構成を採用することで、被加熱物の発火を生じた際にその火炎がレンジフード3に引き込まれて拡大するのを防止でき、また、コンロバーナ21の異常停止動作が実行された際の電力消費も抑制でき、しかも被加熱物の過熱に伴って発生する油煙が室内に広がるのも防止できる。さらに、異常停止動作がなされた時点で換気ファン31にして換気を停止させるから、加熱調理中に被加熱物が発火状態である場合、その火炎がレンジフード3に引き込まれるのを速やかに阻止できる。
[第3の制御構成]
図4に示す第3の制御構成では、上述した第1の制御構成のST101からST107のステップと同様、バーナ操作ボタン26の点火操作に合わせてコンロバーナ21が点火されると共に換気ファン31がオンにされ、バーナ操作ボタン26の消火操作に合わせてコンロバーナ21が消火されると共に換気ファン31がオフにされる(ST101〜ST108)。
そして、ST103のステップにてコンロバーナ21が点火された後、バーナ操作ボタン26により消火操作がなされる前に、鍋底温度センサ22の検知温度Tsが過熱判定温度T1を超えた場合は(ST104のステップでYes)、上述した第2の制御構成のST209およびST210のステップと同様、異常停止動作が実行されると共に、ガスコンロ2の無線信号出力部28から換気オフ信号が無線送信され、この換気オフ信号を受信したレンジフード3が換気ファン31をオフにして換気を停止させる(ST309〜ST310)。
また、上記ST310のステップにて換気オフ動作が実行された後、鍋底温度センサ22の検知温度Tsが油煙判定温度T2未満であるか否かを判定し、その結果、検知温度Tsが油煙判定温度T2未満でなければ、さらに、上記検知温度Tsの単位時間あたりの降下勾配ΔTが発火判定値S1未満であるか否かを判定する(ST311〜ST312)。
その結果、上記検知温度Tsの単位時間あたりの降下勾配ΔTが発火判定値S1未満でなければ(ST312のステップでNo)、過熱により被加熱物から大量の油煙が発生している可能性が高く、且つ、被加熱物が発火状態である可能性も低いから、上述した第2の制御構成のST212のステップと同様、ガスコンロ2の無線信号出力部28から換気オン信号が無線送信され、この換気オン信号を受信したレンジフード3が換気ファン31をオンにして換気を再開させる。これにより、たとえ過熱により被加熱物から大量の油煙が発生していても、その油煙は換気ファン31によってフード筐体30内へ取り込まれ、屋外へ確実に排出される(ST313)。
その後、上記検知温度Tsが基準温度T3未満になれば、被加熱物が過熱状態でなくなり、大量の油煙が発生している可能性は低いから、上述した換気オフ動作を実行して換気を停止させる。そして、上記消火操作がなされるのを待って、ST101以降のステップが繰り返される(ST314〜ST316)。
一方、検知温度Tsが油煙判定温度T2未満である場合(ST311のステップでYes)は、被加熱物から大量の油煙が発生している可能性は低いから、この場合は、換気ファン31をオフのまま維持し、バーナ操作ボタン26により消火操作がなされるのを待って、再び、上述したST101以降のステップが繰り返される(ST316)。
また、上記検知温度Tsの単位時間あたりの降下勾配ΔTが発火判定値S1未満である場合(ST312のステップでYes)は、被加熱物が発火状態である可能性が高いから、この場合も同様、換気ファン31をオフのまま維持し、消火操作がなされるのを待って、再び、上述したST101以降のステップが繰り返される(ST316)。従って、たとえ被加熱物が発火していても、その火炎はレンジフード3内へ引き込まれない。
一方、ST103のステップにてコンロバーナ21が点火された後、バーナ操作ボタン26により消火操作がなされる前に、煮こぼれ等によるコンロバーナ21の失火が検知された場合は(ST105のステップでYes)、加熱源の異常が生じたとして、この場合も上述した異常停止動作が実行されると同時に、無線信号出力部28からレンジフード3へ向けて換気オフ信号が無線送信され(ST309〜ST310)、上述したST311以降のステップを実行する。即ち、コンロバーナ21の失火による異常停止動作が実行された場合は、速やかに換気ファン31がオフにされる。
このような制御構成を採用することで、被加熱物の発火を生じた際にその火炎がレンジフード3に引き込まれて拡大するのを防止でき、また、コンロバーナ21の異常停止動作が実行された際の電力消費も抑制でき、しかも被加熱物の過熱に伴って発生する油煙が室内に広がるのも防止できる。さらに、異常停止動作がなされた時点で換気ファン31をオフに設定して換気を停止させるから、被加熱物の発火の勢いが強くても、その火炎がレンジフード3に引き込まれるのを速やかに阻止できる。
[その他]
上記実施の形態では、被加熱物から大量の油煙が発生している可能性が高く、且つ、被加熱物が発火状態である可能性が低い場合には、換気ファン31をオンにするものを説明したが、その際の換気ファン31の排気風量を、上記油煙が確実に屋外へ排出されるよう強風量に設定する構成としてもよい。
また、被加熱物が発火状態である可能性が高い場合には、換気ファン31をオフにしないで、換気ファン31の排気風量を、被加熱物の発火による火炎がレンジフード3内へ引き込まれない程度の弱風量に設定する構成としてもよい。
また、鍋底温度センサ22により被加熱物の過熱が検知された場合や、炎検知器23によりコンロバーナ21の失火が検知された場合に、それら加熱源の異常が検知され、コンロバーナ21へのガスの供給を停止させる異常停止動作が実行されてから所定時間(例えば、被加熱物の過熱の場合は15分、コンロバーナ21の失火の場合は3分)が経過した時点で換気ファン31を自動でオフにするものとしてもよい。尚、このものでは、被加熱物の過熱の場合には、換気ファン31を強風量に設定し、コンロバーナ21の失火の場合には、換気ファン31の風量設定を変更しないのが好ましい。
無線信号出力部28は、ガスコンロ2の天板20の上面部に設けられ、無線信号入力部38は、レンジフード3のフード筐体30の下面部に設けられているが、それら相互間の良好な通信を維持できる位置であれば、無線信号出力部28が、ガスコンロ2の正面部や内部に設けられてもよいし、無線信号入力部38が、フード筐体30の正面部や内部に設けられてもよい。また、そのガスコンロ2とレンジフード3との無線接続には、赤外線に限らず、電波や可視光を用いた通信方式を採用することができる。
基準温度T3は、被加熱物が過熱状態であるか否かを判定する温度として、油煙判定温度T2より低い値に設定されているが、油煙判定温度T2と同一の値に設定されてもよい。
1 加熱調理システム
2 ガスコンロ(加熱調理器)
21 コンロバーナ(加熱源)
3 レンジフード(換気装置)
T1 過熱判定温度
T2 油煙判定温度
S1 発火判定値

Claims (2)

  1. 加熱調理器の加熱源のオンに連動して換気装置をオンにさせる自動換気動作の実行手段と、被加熱物の過熱や発火、加熱源の異常等を検知して加熱源のオンを停止させる異常停止動作の実行手段とを備えた加熱調理システムであって、
    前記異常停止動作がなされたとき、被加熱物の温度が予め設定された油煙判定温度未満である場合は、換気装置がオフ或いは弱風量に設定され、被加熱物の温度が前記油煙判定温度以上であり且つ被加熱物の単位時間あたりの温度降下勾配が予め設定された発火判定値以上である場合は、換気装置がオン或いは強風量に設定され、被加熱物の温度が前記油煙判定温度以上であり且つ記温度降下勾配が前記発火判定値未満である場合は、換気装置がオフ或いは弱風量に設定される制御構成とした、加熱調理システム。
  2. 請求項1に記載の加熱調理システムにおいて、
    前記異常停止動作がなされた時点で、換気装置がオフ或いは弱風量に設定される制御構成とした、加熱調理システム。
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