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JP2014132052A - 燃料組成物 - Google Patents

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JP2014132052A
JP2014132052A JP2013000400A JP2013000400A JP2014132052A JP 2014132052 A JP2014132052 A JP 2014132052A JP 2013000400 A JP2013000400 A JP 2013000400A JP 2013000400 A JP2013000400 A JP 2013000400A JP 2014132052 A JP2014132052 A JP 2014132052A
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treatment
residue
saccharification
fuel composition
raw material
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JP2013000400A
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Masaya Ishikura
正冶 石倉
Tetsunari Takahashi
徹成 高橋
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Oji Holdings Corp
Original Assignee
Oji Holdings Corp
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Abstract

【課題】リグノセルロースを原料として糖類及び/又はエタノールを製造する工程で排出される残渣を利用した燃料組成物、並びにその製造方法を提供すること。
【解決手段】リグノセルロース原料を糖化処理及び発酵処理した後の処理液を固液分離により残渣と液体分に分離することにより得られる残渣を含有する、燃料組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、リグノセルロース原料を糖化処理及び発酵処理することにより得られる燃料組成物、並びにその製造方法に関する。
リグノセルロース原料から糖類を製造する技術は、この糖類を微生物の発酵基質として用いることによりガソリンの代替燃料となるアルコールや、プラスチック原料となるコハク酸や乳酸などの化成品原料を製造することができることから、循環型社会の形成に有益な技術である。例えば、特許文献1には、前処理を施したリグノセルロース原料を併行糖化発酵し、糖化発酵処理液をスクリーンサイズが1.0〜2.0mmのスクリュープレスで残渣と液体分に分離し、液体分(微細繊維を含む)を48〜52℃で糖化することによりエタノール生産の原料となる糖類の生産効率の向上が可能となり、さらにエタノール生産工程で純度の高いリグニン組成物を得ることができることが記載されている。また、特許文献1では、エタノールの製造工程において残渣が得られることが記載されている。
また、特許文献2には、リグノセルロース系バイオマスを原料として、糖化酵素を産生する微生物の培養、糖化及び発酵プロセスの一部又は全部を同一槽で行ってエタノールを製造する方法が記載されている。この方法は、(1)リグノセルロース系バイオマスを微粉砕処理して微粉末を調製し、(2)糖化酵素を産生する微生物を、セルロース、ヘミセルロース、あるいは糖類を炭素源とする液体培地で培養し、(3)それにより、糖化酵素を誘導・分泌生産させ、糖化酵素を含有する培養液を調製し、(4)得られた培養液を同一槽で、糖化酵素の設定反応条件に合わせて温度調整を行い、(5)当該培養液を用いて設定反応条件で糖化処理を実施し、(6)得られた糖化液に酵母菌を加えてアルコール発酵を実施することによりエタノールに変換することを特徴とするものである。また、特許文献2には、上記糖化処理の残渣を回収し、燃料及び/又は肥料として再利用することが記載されている。なお、特許文献2に記載の糖化処理の残渣とは、発酵処理前の残渣である。特許文献3には、含セルロース廃棄物の燃焼方法および燃焼灰、燃焼システム、さらに詳細にはペーパスラッジの焼却するとともに、前記焼却形成物を資源化する方法が記載されている。具体的には、含セルロース廃棄物に液状の燃料油を添加しながら混練する工程、前記混練物を成形する工程、前記成形物を燃焼する工程を含むことを特徴とする含セルロース廃棄物の燃焼方法が記載されている。特許文献4には、コーヒー抽出残渣と樹皮とを主成分とする燃料ペレット記載されている。
特開2012−152133号公報 特開2008−54676号公報 特開平8−219430号公報 特開2009−102468号公報
上記の通り、バイオマス原料を糖化処理した後の残渣を燃料として利用することや、含セルロース廃棄物を燃焼することについては知られているが、リグノセルロース原料を特定の方法で糖化処理及び発酵処理することにより得られる残渣を燃料組成物として更に有効に利用することが望まれていた。本発明は、リグノセルロースを原料として糖類及び/又はエタノールを製造する工程で排出される残渣を利用した燃料組成物、並びにその製造方法を提供することを解決すべき課題とした。
本発明者らは上記の課題を解決するために鋭意検討した結果、リグノセルロース原料を糖化処理及び発酵処理した後の処理液を固液分離により残渣と液体分に分離することにより得られる残渣の発熱量を測定した結果、燃料組成物として利用するのに十分高い発熱量を有することを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明によれば、以下の発明が提供される。
(1)リグノセルロース原料を糖化処理及び発酵処理した後の処理液を固液分離により残渣と液体分に分離することにより得られる残渣を含有する、燃料組成物。
(2)リグノセルロース原料の糖化処理及び発酵処理を併行して行う、(1)に記載の燃料組成物。
(3)前記残渣を、残渣を加工したペレットの形態で含む、(1)又は(2)に記載の燃料組成物。
(4)発熱量が4000kcal/kg以上である、(1)から(3)のいずれか1項に記載の燃料組成物。
(5)リグニン、セルロース、酵母又はそれに由来する成分、及び水を含む、(1)から(4)のいずれか1項に記載の燃料組成物。
(6)前記燃料組成物の水分含量が10質量%以下である、(1)から(5)のいずれか1項に記載の燃料組成物。
(7)前記燃料組成物のリグニン含有量が、50〜80質量%である、(1)から(6)のいずれか1項に記載の燃料組成物。
(8)前記残渣が、0.01ミクロン以上の目開きを有する固液分離装置で分離した残渣である、(1)から(7)のいずれか1項に記載の燃料組成物。
(9)リグノセルロース原料を糖化処理及び発酵処理する工程、及び上記で得られた処理液を固液分離することにより残渣と液体分に分離し、得られた残渣を回収する工程を含む、(1)から(8)の何れか1項に記載の燃料組成物の製造方法。
(10)リグノセルロース原料の糖化処理及び発酵処理を併行して行う、(9)に記載の方法。
(11)残渣を加工してペレットの形態とする工程を含む、(9)又は(10)に記載の方法。
(12)処理液の固液分離を、0.01ミクロン以上の目開きを有する固液分離装置で行う、(9)から(11)のいずれか1項に記載の方法。
本発明により、リグノセルロースを原料とした糖類の製造工程又はエタノールの製造工程において排出される残渣を燃料として有効利用することが可能となる。本発明によれば、高い発熱量を有する新規な燃料組成物が提供される。
図1は、糖化発酵処理を含む原料から残渣を得るまでの典型的なプロセスを示す。図1において、糖化発酵の工程は一つの工程で示されているが、糖化発酵は同時併行で行ってもよいし、別々に(即ち、糖化処理を行い、その後に発酵処理を行う)行ってもよい。なお、固液分離後の篩い処理及び糖化処理は行わなくてもよい任意の工程である。
以下、本発明について更に詳細に説明する。
本発明の燃料組成物は、リグノセルロース原料を糖化処理及び発酵処理した後の処理液を固液分離により残渣と液体分に分離することにより得られる残渣を含有することを特徴とするものである。
<リグノセルロース原料>
本発明の方法で原料として使用するリグノセルロース系原料としては、木質系として、製紙用樹木、林地残材、間伐材等のチップ又は樹皮、木本性植物の切株から発生した萌芽、製材工場等から発生する鋸屑又はおがくず、街路樹の剪定枝葉、建築廃材等が挙げられ、草本系としてケナフ、稲藁、麦わら、コーンコブ、バガス等の農産廃棄物、油用作物やゴム等の工芸作物の残渣及び廃棄物(例えば、EFB: Empty Fruit Bunch)、草本系エネルギー作物のエリアンサス、ミスカンサスやネピアグラス等が挙げられる。
また、バイオマスとしては、木材由来の紙、古紙、パルプ、パルプスラッジ、スラッジ、下水汚泥等、食品廃棄物、等を原料として利用することができる。これらのバイオマスは、単独、あるいは複数を組み合わせて使用することができる。また、バイオマスは、乾燥固形物であっても、水分を含んだ固形物であっても、スラリーであっても用いることができる。
前記木質系のリグノセルロース系原料としては、ユーカリ(Eucalyptus)属植物、ヤナギ(Salix)属植物、ポプラ属植物、アカシア(Acacia)属植物、スギ(Cryptomeria)属植物等が利用できるが、ユーカリ属植物、アカシア属、ヤナギ属植物が原料として大量に採取し易いため好ましい。木本性植物由来のリグノセルロース系原料の中では、林地残材(樹皮、枝葉を含む)、樹皮が好ましい。例えば、製紙原料用として一般に用いられるユーカリ(Eucalyptus)属又はアカシア(Acacia)属等の樹種の樹皮は、製紙原料用の製材工場やチップ工場等から安定して大量に入手可能であるため、特に好適に用いられる。
<糖化処理及び発酵処理に適した前処理>
本発明においては、リグノセルロースに、糖化処理及び発酵処理に適した前処理を施すことができる。前処理としては、以下に何れかの処理を挙げることができる。このような前処理を行うことにより、リグノセルロースは、糖化発酵可能な状態となる。
機械的処理、化学的処理、水熱処理、加圧熱水処理、二酸化炭素添加水熱処理、蒸煮処理、湿式粉砕処理、希硫酸処理、水蒸気爆砕処理、アンモニア爆砕処理、二酸化炭素爆砕処理、超音波照射処理、マイクロ波照射処理、電子線照射処理、γ線照射処理、超臨界処理、亜臨界処理、有機溶媒処理、相分離処理、木材腐朽菌処理、グリーン溶媒活性化処理、各種触媒処理、ラジカル反応処理、オゾン酸化処理。
これらの処理は、各単独処理もしくは複数を組み合わせた処理のいずれであってもよい。中でも、上記リグノセルロース含有バイオマスに対し、アルカリ処理、加圧熱水処理、機械的処理から選択される1つ以上の前処理を行うことが好ましい。
機械的処理としては、破砕、裁断、磨砕等の任意の機械的手段が挙げられ、リグノセルロースを次工程の糖化発酵処理工程で糖化発酵され易い状態にすることである。使用する機械装置については特に限定されないが、例えば、一軸破砕機、二軸破砕機、ハンマークラッシャー、レファイナー、ニーダー等を用いることができる。
化学的処理は、酸やアルカリ等の薬品の水溶液にリグノセルロース系原料を浸漬して、次工程の酵素糖化処理に適した状態にする処理である。化学的処理に使用する薬品等については特に限定されないが、例えば、アルカリ金属又はアルカリ土類金属の水酸化物、硫酸、希硫酸などの硫化物、炭酸塩又は亜硫酸塩から1種以上選択されたものであり、水酸化ナトリウム、水酸化カルシウム、硫化ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カルシウム、亜硫酸ナトリウム等から選択された1種以上の薬品の水溶液に浸漬してなるアルカリ処理等が化学処理として好適である。また、オゾン、二酸化塩素などの酸化剤による化学的処理も可能である。化学的処理は、前記機械的処理と組み合わせてそれらの前処理の後処理として行うことが好適である。化学的処理に使用する薬品の添加量は、状況に応じて任意に調整可能であるが、薬品コスト低下の面から、またセルロースの溶出・過分解による収率低下防止の面から、リグノセルロース系原料の絶乾100質量部に対して50質量部以下であることが望ましい。化学的処理における薬品の水溶液への浸漬時間及び処理温度は、使用する原料や薬品によって任意に設定可能であるが、処理時間30分〜1時間、処理温度80〜130℃が好ましい。処理条件を厳しくすることで、原料中のセルロースの液側への溶出又は過分解が起こる場合もあるため、処理時間は1時間以下、処理温度は130℃以下であることが好ましい。
糖化処理及び発酵処理に適した前処理が施されているリグノセルロース原料に対しては、リグノセルロース原料懸濁液の調製に使用する前に、殺菌処理を行うことが好ましい。リグノセルロースバイオマス原料中に雑菌が混入していると、酵素による糖化を行う際に雑菌が糖を消費して生成物の収量が低下してしまうという問題が発生する。殺菌処理は、酸やアルカリなど、菌の生育困難なpHに原料を晒す方法でも良いが、高温下で処理する方法でも良く、両方を組み合わせても良い。酸、アルカリ処理後の原料については、中性付近、もしくは、糖化・発酵工程に適したpHに調整した後に原料として使用することが好ましい。また、高温殺菌した場合も、室温もしくは糖化・発酵工程に適した温度まで降温させてから原料として使用することが好ましい。このように、温度やpHを調整してから原料を送り出すことで、好適pH、好適温度外に酵素が晒されて、失活することを防ぐことができる。
<糖化処理及び発酵処理>
本発明においては、リグノセルロース原料を糖化処理及び発酵処理する。糖化処理及び発酵処理は同時併行で行ってもよいし、別々に(即ち、糖化処理を行い、その後に発酵処理を行う)行ってもよい。好ましくは、糖化処理及び発酵処理は同時併行で行うことができる。
糖化処理及び発酵処理を併行して行う場合、リグノセルロース原料は、適量の水と酵素、及び発酵に必要な酵母等の微生物と混合され、糖化発酵工程に供給される。併行糖化発酵処理方法の典型的なプロセスを図1に示す。図1において、前処理工程で糖化発酵処理に適した状態に処理されたリグノセルロース系原料は酵素により糖化(セルロース→グルコース)され、次に酵母により発酵(グルコース→エタノール)される。
リグノセルロース原料の懸濁濃度は、1〜30質量%であることが好ましい。1質量%未満であると、最終的に生産物の濃度が低すぎて生産物の濃縮のコストが高くなるという問題が発生する。また、30質量%を超えて高濃度となるにしたがって原料の攪拌が困難になり、生産性が低下するという問題が発生する。
糖化で使用するセルロース分解酵素は、セロビオヒドロラーゼ活性、エンドグルカナーゼ活性、ベータグルコシダーゼ活性を有する、所謂セルラーゼと総称される酵素である。各セルロース分解酵素は、夫々の活性を有する酵素を適宜の量で添加しても良いが、市販されているセルラーゼ製剤は、上記の各種のセルラーゼ活性を有すると同時に、ヘミセルラーゼ活性も有しているものが多いので市販のセルラーゼ製剤を用いれば良い。
市販のセルラーゼ製剤としては、トリコデルマ(Trichoderma)属、アクレモニウム(Acremonium)属、アスペルギルス(Aspergillus)属、ファネロケエテ(Phanerochaete)属、トラメテス(Trametes)属、フーミコラ(Humicola)属、バチルス(Bacillus)属などに由来するセルラーゼ製剤がある。このようなセルラーゼ製剤の市販品としては、全て商品名で、例えば、セルロイシンT2(エイチピィアイ社製)、メイセラーゼ(明治製菓社製)、ノボザイム188(ノボザイム社製)、マルティフェクトCX10L(ジェネンコア社製)、GC220(ジェネンコア社製)等が挙げられる。
原料固形分100質量部に対するセルラーゼ製剤の使用量は、0.5〜100質量部が好ましく、1〜50質量部が特に好ましい。
発酵処理に用いられる微生物としては糖類(六炭糖、五炭糖)が発酵できる発酵微生物を用いる。発酵微生物としては、サッカロマイセス・セラビシエ(Saccharomyces cerevisiae)、ピキア・スティピティス(Pichia stipitis)、キャンディダ・シハタエ(Candida shihatae)、パチソレン・タノフィルス(Pachysolen tannophilus)、イサチェンキア・オリエンタリス(Issatchenkia orientalis)等の酵母やザイモモナス・モビリス(Zymomonas mobilis)等の細菌が挙げられる。六炭糖が発酵できる発酵微生物として、サッカロマイセス・セラビシエ、イサチェンキア・オリエンタリスを用いることが好ましい。また、遺伝子組換技術を用いて作製した遺伝子組換微生物(酵母、細菌等)を用いることもできる。遺伝子組換微生物としては、六炭糖と五炭糖を同時に発酵できる微生物を特に制限なく用いることができる。
微生物は固定化しておいても良い。微生物を固定化しておくと、次工程で微生物を分離して再回収するという工程を省くことができるため、少なくとも回収工程に要する負担を軽減することができ、微生物のロスが軽減できるというメリットがある。また、凝集性のある微生物を選択することにより微生物の回収を容易にすることができる。
糖化処理及び発酵処理でのpHは3.5〜10.0の範囲にすることが好ましく、4.0〜7.5の範囲に維持することがより好ましい。
糖化処理及び発酵処理の温度は、酵素の至適温度の範囲内であれば特に制限はなく、通例25〜45℃が好ましく、30〜40℃がさらに好ましい。反応は、連続式が好ましいが、バッチ方式でも良い。反応時間は、酵素濃度によっても異なるが、バッチ式の場合は10〜240時間、さらに好ましくは15〜160時間である。連続式の場合も、平均滞留時間が、10〜150時間、さらに好ましくは15〜100時間である。
<固液分離工程>
本発明においては、リグノセルロース原料を糖化処理及び発酵処理した後の処理液を固液分離により残渣と液体分に分離することにより残渣を取得する。即ち、糖化処理及び発酵処理後の培養液は、固液分離工程へ移送され、液体分(濾液)と残渣(一次残渣)に分離される。固液分離を行う装置としてフィルタープレスやベルトプレスもしくはスクリュープレス等を用いることができるが、これらの装置に限定されるわけではなく、効率よく、リグニンと繊維分に分けることが出来るものなら使用可能である。固液分離装置としては、0.01ミクロン以上の目開きを有するものを使用することが好ましい。固液分離工程で分離された残渣にはリグニン、ヘミセルロース、セルロース、酵母又はそれに由来する成分、及び水などが含まれており、セルロースはリグニン等が被膜しており、酵素による糖化が困難な状態となっている。なお、固液分離工程で分離された濾液(液体分)は、次に、蒸留工程に移送してエタノールを製造してもよいし、糖化工程、又は篩い処理工程及び糖化工程を経てから蒸留工程に移送してエタノールを製造してもよい。
以下に、固液分離工程で分離された濾液(液体分)を供する場合がある篩い処理工程、糖化工程及び蒸留工程について説明する。
<篩い処理工程>
固液分離後の濾液を篩い処理を行い微細繊維と濾液(液体分)に分離することができる。篩い処理の方法としては、微細繊維を分離できるスクリーンであれば特に限定なく用いることができる。篩いのメッシュ(網目)は80〜600メッシュ(28〜182μm)が好ましく、150〜400メッシュ(39〜97μm)がさらに好ましい。処理効率を向上させるために、篩いに振動装置をつけて振動を加えてもよい。以上の処理で分離された微細繊維は一次残渣や二次残渣と比較しリグニン含量が低く酵素に糖化され易い。回収された微細繊維を糖化発酵工程へ移送し糖化発酵の原料として用いることもできる。一方、篩い処理で分離された濾液にも未分解残渣を含んでいるために蒸留工程へ移送される。
<糖化工程>
固液分離工程あるいは篩い処理工程から糖化工程へ移送された濾液は酵素反応に適した温度で糖化処理を行っても良い。糖化工程の温度は、48〜52℃が好ましく、49〜51℃がさらに好ましい。反応時間は、5分〜72時間が好ましいが、30分〜24時間がさらに好ましい。酵素については、最初の糖化処理工程で添加した酵素が濾液中に残存しているため新規な酵素を添加する必要はないが、必要に応じて添加することもできる。酵素を添加すると酵素のコストが上昇するため好ましくない。また、濾液に含まれる微細繊維に酵素が吸着しているため酵素を有効に利用できるというメリットがある。糖化工程では、固液分離工程で分離された濾液に含まれる微細繊維あるいは篩い処理工程で分離された濾液に含まれる篩い処理で除去できないサイズの繊維を単糖に糖化することができる。糖化を行うことにより後段の蒸留工程で用いる減圧蒸留装置内に付着する固形分量を軽減でき装置の長時間の運転ができるというメリットがある。糖化工程後の処理液は、次に蒸留工程へ移送される。
<蒸留工程>
固液分離後の液体、又は糖化工程後の処理液は、蒸留工程で減圧蒸留装置により発酵生成物が蒸留分離される。減圧下では低い温度で発酵生成物を分離できるため、酵素の失活を防ぐことができる。減圧蒸留装置としては、ロータリーエバポレーター、フラッシュエバポレーターなどを用いることができる。蒸留温度は25〜60℃が好ましい。25℃未満であると、生成物の蒸留に時間がかかって生産性が低下する。また、60℃より高いと、酵素が熱変性して失活してしまい、新たに追加する酵素量が増加するため経済性が悪化する。蒸留後の蒸留残渣留分中に残る発酵生成物濃度は0.1質量%以下であることが好ましい。このような濃度とすることによって、後段の固液分離工程において固形物とともに排出される発酵生成物量を低減することができ、収率を向上させることができる。
<遠心分離工程>
上記で得られる蒸留残液は、遠心分離工程へ移送され残留している残渣(二次残渣)を遠心分離によって回収することができる。この二次残渣にもリグニンが含まれており、本発明の燃料組成物として利用することができる。
<燃料組成物の形態及び組成>
本発明の燃料組成物の形態は特に限定されないが、好ましくは、上記で得られた残渣を加工したペレットの形態である。例えば、上記で得られた残渣を、直径5mm〜1cm程度、長さ1〜3cm程度の円筒形に加工して使用することができる。
本発明の燃料組成物は、リグニン、セルロース、酵母又はそれに由来する成分、及び水を含むものである。
本発明の燃料組成物の水分含量は好ましくは10質量%以下であり、より好ましくは7質量%以下であり、特に好ましくは5質量%以下である。水分含量の下限は特に限定されないが、例えば1質量%以上などである。
本発明の燃料組成物のリグニン含有量は好ましくは50〜80質量%であり、より好ましくは60〜80質量%であり、さらに好ましくは60〜70質量%である。
<燃料組成物の利用>
本発明の燃料組成物は、燃料として任意の方法で利用することができその利用の形態は特に限定されない。例えば、本発明の燃料組成物は、ボイラーなどの燃焼装置で燃焼することによってエネルギーとして利用することができる。本発明の燃料組成物は、好ましくは4000kcal/kg以上の高い発熱量を有するものであり、燃料としての価値が高い。
以下の実施例により本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定されるものではない。
[比較例1]
[前処理]
チップ状のユーカリ・グロブラスの林地残材(樹皮70%、枝葉30%)を20mmの丸孔スクリーンを取り付けた一軸破砕機(西邦機工社製、SC−15)で破砕し原料として用いた。
上記原料1kg(絶乾重量)に対して97%亜硫酸ナトリウム200g及び水酸化ナトリウム10gを添加後、水を添加し水溶液の容量を8Lに調製した。前記原料懸濁液を混合後、170℃で1時間加熱した。加熱処理後の原料懸濁液をレファイナー(熊谷理器工業製、KRK高濃度ディスクレファイナー)でディスク(プレート)のクリアランスを1.0mmし磨砕した。次に20メッシュ(847μm)のスクリーンを用いて磨砕処理後の原料懸濁液を固液分離(脱水)することにより溶液の電気伝導度が30μS/cmになるまで水で洗浄した。固液分離後の固形分を原料として糖化処理を行った。
[糖化処理]
糖化槽にポリペプトン5g/L、酵母エキス3g/L、麦芽エキス3g/Lとなるように各々を添加後,水を添加し最終容量を0.8m3に調整した。市販セルラーゼ溶液(Accellerase DUET、ジェネンコア社製)50L、及び原料100kg(乾燥重量)を糖化槽に添加した。次に、糖化発酵槽BR1に水を添加し培養液の最終容量を1m3に調製した。培養液のpHを5.0に調整し、37℃で24時間糖化処理を行った。糖化処理後の懸濁液をスクリュープレス(富国工業株式会社製SHX−200 x 1500L、スクリーンサイズ(目開き)1.2mm(14メッシュ))で固液分離して固形分(残渣)と液体分(濾液)を分離した。この固形分をペレット状に加工し、リグニン含有量57質量%及び水分含量4.5質量%のペレットAを得た。なお、ペレットAは、リグニン、セルロース、及び水を含むものである。得られたペレットAの発熱量を、日本工業規格「JIS K 7302−2」の発熱量試験方法に準拠して測定した。結果を表1に示す。
[実施例1]
[前処理]
比較例1と同様の方法で前処理を行った。固液分離後の固形分を原料として併行糖化発酵処理を行った。
[併行糖化発酵]
予め、液体培地(グルコース30g/L、ポリペプトン5g/L、酵母エキス3g/L、麦芽エキス3g/L、pH5.6)50Lで酵母としてSaccharomyces cerevisiae (市販酵母、商品名:商品名:Maurivin: Mauri Yeast Australia Pty Limited)を30℃で24時間培養した。
糖化発酵槽にポリペプトン5g/L、酵母エキス3g/L、麦芽エキス3g/Lとなるように各々を添加後,水を添加し最終容量を0.8m3に調整した。酵母菌体を含む培養液を糖化発酵槽に添加し24時間培養した。酵母の密度が、1x108/mlに増殖した時点で、市販セルラーゼ溶液(Accellerase DUET、ジェネンコア社製)50L、及び原料100kg(乾燥重量)を糖化発酵槽に添加した。次に、糖化発酵槽に水を添加し培養液の最終容量を1m3に調製した。培養液のpHを5.0に調整し、30℃で24時間併行糖化発酵を行った。糖化発酵処理後の懸濁液をスクリュープレス(富国工業株式会社製SHX−200 x 1500L、スクリーンサイズ(目開き)1.2mm(14メッシュ))で固液分離して固形分(残渣)と液体分(濾液)を分離した。この固形分をペレット状に加工し、リグニン含有量68質量%及び水分含量4.7質量%のペレットBを得た。なお、ペレットBは、リグニン、セルロース、酵母又はそれに由来する成分、及び水を含むものである。得られたペレットBの発熱量を、比較例1と同様の方法で測定した。結果を表1に示す。
[実施例2]
実施例1において、スクリュープレスで分離した液体分を減圧蒸留装置EV(エバポールCEP−1、大川原製作所)で蒸留温度:40℃、加熱温度:80℃、供給液量:95L/hの条件でエタノールを含む水溶液と濃縮液に分離した。次に、減圧蒸留装置EVから分離された濃縮液をデカンタ式遠心機(IHI製、HS−204L形)で回転数4500rpm、差速5.0rpmで運転し、固形分(残渣)と液体分(濾液)に分離した。この固形分をペレット状に加工し、リグニン含有量75質量%及び水分含量3.5質量%のペレットBを得た。なお、ペレットCは、リグニン、セルロース、酵母又はそれに由来する成分、及び水を含むものである。得られたペレットBの発熱量を、比較例1と同様の方法で測定した。結果を表1に示す。
Figure 2014132052
表1に示すように、糖化処理後の残渣を加工したペレット(比較例1)の発熱量は3,680kcal/kgであるのに対し、糖化発酵後の残渣を加工したペレット(実施例1及び実施例2)の発熱量は4,160kg/g及び4,350kcal/gであった。以上の結果から、糖化発酵処理後の残渣は、高効率の燃料として有効利用できることが確認できた。

Claims (12)

  1. リグノセルロース原料を糖化処理及び発酵処理した後の処理液を固液分離により残渣と液体分に分離することにより得られる残渣を含有する、燃料組成物。
  2. リグノセルロース原料の糖化処理及び発酵処理を併行して行う、請求項1に記載の燃料組成物。
  3. 前記残渣を、残渣を加工したペレットの形態で含む、請求項1又は2に記載の燃料組成物。
  4. 発熱量が4000kcal/kg以上である、請求項1から3のいずれか1項に記載の燃料組成物。
  5. リグニン、セルロース、酵母又はそれに由来する成分、及び水を含む、請求項1から4のいずれか1項に記載の燃料組成物。
  6. 前記燃料組成物の水分含量が10質量%以下である、請求項1から5のいずれか1項に記載の燃料組成物。
  7. 前記燃料組成物のリグニン含有量が、50〜80質量%である、請求項1から6のいずれか1項に記載の燃料組成物。
  8. 前記残渣が、0.01ミクロン以上の目開きを有する固液分離装置で分離した残渣である、請求項1から7のいずれか1項に記載の燃料組成物。
  9. リグノセルロース原料を糖化処理及び発酵処理する工程、及び上記で得られた処理液を固液分離することにより残渣と液体分に分離し、得られた残渣を回収する工程を含む、請求項1から8の何れか1項に記載の燃料組成物の製造方法。
  10. リグノセルロース原料の糖化処理及び発酵処理を併行して行う、請求項9に記載の方法。
  11. 残渣を加工してペレットの形態とする工程を含む、請求項9又は10に記載の方法。
  12. 処理液の固液分離を、0.01ミクロン以上の目開きを有する固液分離装置で行う、請求項9から11のいずれか1項に記載の方法。
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