JP2014124145A - 即席スープ、およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】コーン、カボチャ、ジャガイモ、ニンジン、トマトから選ばれる少なくとも1種以上の野菜類、および/または醤油、味噌から選ばれる少なくとも1種の発酵調味料を含有する即席スープであって、糖アルコールおよび/またはデキストリンと、食用油脂を15〜65質量%、水分を5〜25質量%、乳化剤を含有し、即席スープ50gに対し清水250gを添加し、ハンドホイッパーを用いて、25℃、120rpmで3分間撹拌混合し、その後5分間静置した際に、油相または水相の分離が視認できない特性を有する、即席スープ。
【選択図】なし
Description
すなわち、流通や保存中には、野菜類の風味を長期間にわたって安定に保持することができ、長期保存後においても、冷水または熱湯を注加するだけで嗜好性の高いスープが得られる即席スープを開発することを本発明の課題とする。また、喫食する際、冷水に希釈した場合でも、熱湯で希釈した場合と同様に発酵調味料のまろやかな風味を味わうことができる即席スープを開発することを本発明の課題とする。
(1)コーン、カボチャ、ジャガイモ、ニンジン、トマトから選ばれる少なくとも1種以上の野菜類、および/または醤油、味噌から選ばれる少なくとも1種の発酵調味料を含有する即席スープであって、糖アルコールおよび/またはデキストリンと、食用油脂を15〜65質量%、水分を5〜30質量%、乳化剤を含有し、即席スープ50gに対し清水250gを添加し、ハンドホイッパーを用いて、25℃、120rpmで3分間撹拌混合し、その後5分間静置した際に、油相または水相の分離が視認できない特性を有する、即席スープ、
(2)積分球式光電光度法を用いて濁度測定することにより得られる前記即席スープの全光線透過率T1(対照:清水、波長390nm、光路長5mm)が、前記即席スープを水で3倍に希釈することにより油脂が微細粒子化して乳化状態となった場合の全光線透過率T2よりも高い、(1)記載の即席スープ、
(3)即席スープが、配合原料として紛体を含有し、当該紛体の一部と食用油脂とを混合することにより紛体の油中分散物を調製する工程1、および前記油中分散物に他の原料を混合する工程2を有する、(1)または(2)に記載の即席スープの製造方法、
(4)工程1で食用油脂と混合する紛体の合計量が、即席スープ全体に対して5〜50質量%である、(3)に記載の即席スープの製造方法、
である。
本発明は、コーン、カボチャ、ジャガイモ、ニンジン、トマトから選ばれる少なくとも1種以上、および/または醤油、味噌から選ばれる少なくとも1種の発酵調味料を含有し、水または湯で希釈して喫食する即席スープであって、食用油脂を15〜65質量%、水分を5〜25質量%、乳化剤、糖アルコールを含有し、即席スープ50gに対し清水250gを添加し、ハンドホイッパーを用いて、25℃、120rpmで3分間撹拌混合し、その後5分間静置した際に、油相または水相の分離が視認できない特性を有する、即席スープである。
本発明の即席スープは、水や湯などで希釈して喫食する即席スープであり、後述するコーン、カボチャ、ジャガイモ、ニンジン、トマトから選ばれる少なくとも1種以上、および/または醤油、味噌から選ばれる少なくとも1種の発酵調味料を含有した即席スープであれば、特に限定するものではない。
中でも、本発明は、冷水や冷たい牛乳と合わせて即席にスープを調製できるという性質上、冷製スープ用に向いた即席スープである。
本発明で用いるコーン、カボチャ、ジャガイモ、ニンジン、トマトとしては、一般に食することのできる原料であれば、特に限定されるものではなく、例えば、野菜を粉砕したペースト状野菜、野菜を加熱や減圧等の処理により水分含量を10質量%以下にした乾燥野菜、あるいは野菜から熱水等で抽出され、小麦粉やデキストリン等の賦形剤と一体となり粉末化された野菜エキス粉末の形態のものが挙げられ、これらを単独または併用してもよい。
本発明における醤油としては、一般的に市販されている醤油を用いればよく、醤油の色、原材料、味、及び製造方法を特に限定するものではない。例えば、濃口醤油、淡口醤油、白醤油、たまり醤油、再仕込醤油、低塩醤油、減塩醤油等を挙げることができる。また、醤油を噴霧乾燥などの工程により乾燥した粉末状の醤油を用いることができる。
即席スープに対する醤油の含有量は特に限定するものではないが、即席スープに醤油の旨味とコク味を適度に付与すること、および後述する即席スープの水分含量を考慮して固形分換算で0.5〜10%、さらに1〜5%配合するとよい。
即席スープに対する味噌の配合量は、即席スープに味噌の濃厚な旨味とコク味を適度に付与すること、および後述する即席スープの水分含量を考慮して0.5〜60%、さらに1〜50%配合するとよい。
食用油脂とは、トリアシルグリセロールまたはジアシルグリセロールを主成分とする脂質のことであり、例えば、菜種油、コーン油、綿実油、サフラワー油、オリーブ油、紅花油、大豆油、パーム油、乳脂、牛脂、豚脂、卵黄油等の動植物油及びこれらの精製油、MCT(中鎖脂肪酸トリグリセリド)、ジグリセリド、硬化油、酵素処理卵黄油等のように化学的あるいは酵素的処理を施して得られる油脂等が挙げられる。このような食用油脂は、1種で使用してもよく、2種以上を組合せて使用してもよい。
食用油脂の含有量は、即席スープに対して15〜65%であり、20〜60%、さらに20〜55%含有させるとよい。食用油脂の含有量が多すぎたり少なすぎたりすると、油相または水相が分離しやすくなり、結果として野菜類本来の固有の香味を長期間安定的に保持できなくなる。また、食用油脂の含有量が多すぎたり少なすぎたりすると、上述の相転移が生じにくくなる。その結果、冷水に容易に分散しにくくなり、また、発酵調味料のまろやかな風味を得にくくなる。
本発明の即席スープの水分含有量は、即席スープに対して5〜25%であり、7〜22%、さらに10〜18%含有させるとよい。水分が過度に多いと、水相分離が生じやすくなり、野菜類の香味が水分と反応するため、結果として野菜類本来の固有の香味を長期間安定的に保持できなくなる。また、水分が過度に多いと、上述の相転移が生じにくくなり、結果として、冷水に容易に分散しにくくなり、発酵調味料のまろやかな風味を得にくくなる。
一方、水分含有量が過度に少ないと油相分離が生じ易くなる。
本発明に用いる糖アルコールとは、糖のアルデヒド基及びケトン基を還元してアルコール基とした多価アルコールであり、例えばソルビトール、マルチトール、ラクチトール、エリスリトール、および還元澱粉糖化物等が挙げられる。ここで、還元澱粉糖化物とは、例えば、馬鈴薯澱粉、コーンスターチ、ワキシコーンスターチ、タピオカ澱粉等の澱粉類を分解して得られるデキストリン、マルトデキストリン、水飴等と称される澱粉糖化物に水素を添加して得られる還元物であり、様々な重合度のグルコースを骨格とする糖アルコールの混合糖質である。本発明で用いる糖アルコールの形態としては、市販されているものであれば、特に限定するものではないが、液体状、粉末状のもの等を用いることができる。
本発明に用いるデキストリンとは、澱粉を加水分解したものであり、デキストリンとしては、デキストリン、澱粉糖化物、澱粉分解物、澱粉加水分解物等の名称で市販されているので、これらを用いることができる。本発明においては、前記デキストリンの中でも、DE値が50以下のデキストリンを用いるとよく、さらに20以下、10以下のものを用いるとよい。なお、デキストリンは、固体状や液体状のいずれも用いることができるが、液体状のものを用いる場合の配合量は固形分換算で表した値である。
また、糖アルコールおよび/またはデキストリンの配合量は、食用油脂100部に対して固形分換算で25〜200部配合することができ、さらに40〜150部配合することができる。糖アルコールおよび/またはデキストリンの配合量が少なすぎると、油相または水相が分離しやすくなり、結果として野菜類本来の固有の香味を長期間安定的に保持できなくなることがある。一方、糖アルコールおよび/またはデキストリンの配合量が多すぎると、上述の相転移が生じにくくなり、冷水に容易に分散しにくくなり、発酵調味料のまろやかな風味を得にくくなることがある。
なお、本発明の即席スープにおいては、油相または水相の分離を抑え、結果として野菜類本来の固有の香味を長期間安定的に保持する点、また、相転移を起こし、結果として冷水に容易に分散し、発酵調味料のまろやかな風味を得やすくなる点から、糖アルコールを用いるとよい。
本発明に用いる乳化剤としては食品用として供されるものであれば特に制限はなく、例えばリン脂質、リゾリン脂質、カゼインナトリウム、ショ糖脂肪酸エステル、モノグリセリン脂肪酸エステル、有機酸モノグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル等が挙げられ、乳化力に優れた食品素材である卵黄、乳タンパク質、大豆タンパク質などを用いてもよい。また、これらの1種または2種以上を併用して用いることができる。
本発明の即席スープは、上述の各成分の他に、果物類等の素材、魚介類、豆類、穀類、畜肉類等から抽出したエキス類、食塩、グルタミン酸ソーダ、醤油、味噌、核酸系旨味調味料等の各種調味料、グルコース、フルクトース、ガラクトース、マンノース、スクロース、トレハロース、ラクトース、マルトース、マルトトリオース、フラクトオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖、マンナンオリゴ糖等のオリゴ糖、デキストリン、グルカン、ぶどう糖果糖液糖、及び果糖ぶどう糖液糖などの糖質、食酢、クエン酸、酒石酸、コハク酸、リンゴ酸、柑橘類果汁等の酸材、アスコルビン酸又はその塩、ビタミンE等の酸化防止剤、クチナシ色素等の着色料、上記原料をあらかじめ調合して製品化されただし等の液状調味料等、種々の食材や添加材を、本発明の効果を損なわない範囲で適宜選択し、配合することができる。
ガム質および澱粉は、合計含有量として、0.01〜20%、さらに0.1〜10%含有することができる。
下記の工程1及び2を順次行うことにより、水分と食用油脂の分離を生じさせることなく、本発明の即席スープを製造できることができる。
配合原料である粉体の一部と食用油脂とを混合することにより粉体の油中分散物を調製する。より具体的には、上述した野菜類および/または発酵調味料、乳化剤、および糖アルコール、ならびにその他の配合原料であって粉体のものを順次食用油脂に混合するか、あるいは、あらかじめこれらの粉体を混合して食用油脂と混合することにより、粉体の少なくとも一部が食用油脂に非溶解で分散した混合物を調製する。混合操作は、ニーダーやホバートミキサー等の攪拌機を用いて行うことができる。また、本発明において、粉体は水分含有量が10%以下、さらに5%以下のものを用いるとよい。
本発明の即席スープを構成する配合原料のうち、工程1で用いたものの残部を工程1で得た粉体の油中分散物に混合することにより、即席スープを得る。
本発明の即席スープは、即席スープ50gに対し清水250gを添加し、ハンドホイッパーを用いて、25℃、120rpmで3分間撹拌混合し、その後5分間静置した際に、油相又は水相の分離が視認できない特性を有する。
表1の配合割合で即席スープを製造した。具体的には、ニーダーに大豆油を投入し、次に、カボチャパウダー、全粉乳、砂糖、食塩、粉末ブイヨンを投入し、撹拌混合後、糖アルコール、清水を投入してさらに撹拌混合後脱気した。続いて品温が90℃に達温するように加熱し、放冷後50gずつ容器に充填して即席スープを製造した。なお、糖アルコールとしてはエスイー100(日研化成株式会社製、70%水溶液、糖組成の64%以上が5糖以上の糖アルコール、原料デキストリンのDE値15)を用いた。また、容器としては、小袋パウチを使用した。
また、得られた即席スープの水分含有量を減圧加熱乾燥法により測定した(表1)。
実施例1において、表1の配合割合に変更した以外は同様な方法で実施例2〜4、および比較例1〜6の即席スープ、または即席みそ汁を製造した。
具体的には、ニーダー中でジャガイモパウダー、ニンジンパウダー、カボチャパウダー、トマトパウダー、全粉乳、ショ糖脂肪酸エステル、マックス1000(松谷化学工業株式会社製、粉末、平均分子量2000、重合度8以上の糖質79.1%、DE値9)、砂糖、食塩、粉末ブイヨン、または粉末だしと、大豆油とを撹拌混合し、紛体の油中分散物を調製し、次に生卵黄、エスイー100、クリームコーン、味噌、醤油または清水を投入して撹拌混合後脱気した。続いて品温が90℃に達温するように加熱し、放冷後50gずつ容器に充填して即席スープを製造した。
なお、液状またはペースト状原料の水分含有量は、クリームコーンが78%、味噌が45%、醤油が70%、生卵黄が48%であった。
表1の配合割合で即席スープを製造した。具体的には、ニーダーにカボチャパウダー、全粉乳、砂糖、食塩、粉末ブイヨンを投入し、撹拌混合後、糖アルコール、清水を投入し、撹拌混合後、大豆油を投入してさらに撹拌混合した以外は、実施例1と同様に即席スープを製造した。得られた即席スープは油相分離をしていた。
実施例1〜4、および比較例3の即席スープ各50gに水250gを加え、ハンドホイッパーを用いて、25℃で120rpm、3分間撹拌を行い、5分間静置した後、油分または水分の分離を目視で確認した。
<評価基準>
○:油分または水分の分離がほとんど見られず、スープとして好ましい状態であった。
×:油分または水分の分離が見られ、スープとして好ましくない状態であった。
試験例1〜4、および比較例3の即席スープを厚さ5mmの石英セルに入れ、清水を対照とした全光線透過率T1を濁度測定器型名「WA 2000N」、日本電色工業(株))を用いて、積分球式電光度法により測定した。また、この即席スープを水で3倍に希釈後、同様に全光線透過率T2を測定した(表1)。次に、T1に対するT2の割合を下記式にて求め、下記に記載のA〜Bの基準にて全光線透過率の変化の評価を行った。
A:T1に対するT2の割合が80%以下
B:T1に対するT2の割合が80%超
実施例1〜3、および比較例1〜5、7の野菜類を含有する即席スープを40℃で2週間保存し、保管後の野菜類の香味について、次の基準で評価した(表1)。本試験では、遮光下にて4℃で2週間保存した各試料を対照とし、野菜類の香味の比較を行った。また、評価は、即席スープ1袋(50g)に熱湯250gを注加し、スプーンで10秒間かき混ぜた試料を用いた。
A:野菜の香味の強さが対照と同等であり、野菜スープとして大変好ましい風味であった
B:野菜の香味が対照よりも少し弱いが問題のない程度であり、野菜スープとして好ましい風味であった
C:野菜の香味が対照よりも弱く、野菜スープとして好ましくない風味であった
実施例4、および比較例6の発酵調味料を含有する即席スープ(味噌汁)について、下記の評価基準で官能評価を行った(表1)。具体的には、即席スープ1袋(50g)に冷水250gを注加し、スプーンでかき混ぜた試料を目視にて評価した。
A:即席スープが相転移することで冷水に容易に分散、溶解し、発酵調味料由来のカドは感じられず、醤油または味噌のまろやかでコクのある風味が感じられた
B:即席スープが相転移することで冷水に徐々に分散、溶解し、発酵調味料由来のカドはわずかに感じられたが、醤油または味噌のまろやかでコクのある風味が感じられた
C:即席スープが油分離してしまい、発酵調味料由来のカドが感じられた
また、得られた実施例1〜4の即席スープ1袋(50g)と冷水250gを合わせて、スプーンで約10秒間かき混ぜると、冷水中に即席スープが均一に混ざり、簡単に冷製スープを調製することができた。
下記の方法で即席カレースープを製造した。具体的には、ニーダーに大豆油29.6%を投入し、次に全粉乳8%、カレー粉10%、ジャガイモパウダー2%、トマトパウダー2%、食塩5%、グルタミン酸ナトリウム1%、チキンブイヨンパウダー1%、砂糖1%、キサンタンガム0.4%を投入し、撹拌混合後、糖アルコール30%、リゾ化卵黄10%を投入してさらに撹拌混合後脱気した。続いて品温が90℃に達温するように加熱し、放冷後50gずつ容器に充填して即席スープを製造した。なお、糖アルコールとしてはエスイー30(日研化成株式会社製、70%水溶液、糖組成の43%以上が5糖以上の糖アルコール、原料デキストリンのDE値30)を用いた。得られた即席スープの水分含有量を減圧加熱乾燥法により測定したところ14%であった。
下記の方法で即席海鮮スープを製造した。具体的には、ニーダーに大豆油35%を投入し、次に全粉乳6.8%、ニンニクパウダー0.5%、あさりエキスパウダー1.8%、ほたてエキスパウダー1.5%、ブラックペパー0.1%、グルタミン酸ナトリウム3.5%、砂糖1.2%、キサンタンガム0.05%、食塩11%を投入し、撹拌混合後、エスイー100を28%、醤油1.7%、魚醤0.9%、たまねぎエキス1.2%、エビエキス3.5%、清水3.25%を投入してさらに撹拌混合後脱気した。続いて品温が90℃に達温するように加熱し、放冷後50gずつ容器に充填して即席スープを製造した。得られた即席スープの水分含有量を減圧加熱乾燥法により測定したところ16%であった。
Claims (4)
- コーン、カボチャ、ジャガイモ、ニンジン、トマトから選ばれる少なくとも1種以上の野菜類、および/または醤油、味噌から選ばれる少なくとも1種の発酵調味料を含有する即席スープであって、
糖アルコールおよび/またはデキストリンと、
食用油脂を15〜65質量%、水分を5〜25質量%、乳化剤を含有し、
即席スープ50gに対し清水250gを添加し、ハンドホイッパーを用いて、25℃、120rpmで3分間撹拌混合し、その後5分間静置した際に、油相または水相の分離が視認できない特性を有する、
即席スープ。 - 請求項1に記載の即席スープにおいて、
積分球式光電光度法を用いて濁度測定することにより得られる前記即席スープの全光線透過率T1(対照:清水、波長390nm、光路長5mm)が、前記即席スープを水で3倍に希釈することにより油脂が微細粒子化して乳化状態となった場合の全光線透過率T2よりも高い、
即席スープ。 - 請求項1または2に記載の即席スープの製造方法であって、
当該即席スープが、配合原料として紛体を含有し、
当該紛体の一部と食用油脂とを混合することにより紛体の油中分散物を調製する工程1、
および前記油中分散物に他の原料を混合する工程2を有する、
即席スープの製造方法。 - 請求項3に記載の即席スープの製造方法において、
工程1で食用油脂と混合する紛体の合計量が、即席スープ全体に対して5〜50質量%である、
即席スープの製造方法。
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