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JP2014049294A - リチウムイオン二次電池用非水電解液及びリチウムイオン二次電池 - Google Patents

リチウムイオン二次電池用非水電解液及びリチウムイオン二次電池 Download PDF

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JP2014049294A
JP2014049294A JP2012191578A JP2012191578A JP2014049294A JP 2014049294 A JP2014049294 A JP 2014049294A JP 2012191578 A JP2012191578 A JP 2012191578A JP 2012191578 A JP2012191578 A JP 2012191578A JP 2014049294 A JP2014049294 A JP 2014049294A
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ion secondary
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Kenta Kotani
研太 小谷
Yu Nishimura
悠 西村
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Abstract

【課題】低温において放電容量が大きく、かつ、高温サイクル試験において容量低下の小さな非水電解液及びリチウムイオン二次電池を提供する。
【解決手段】本発明の非水電解液及びリチウムイオン二次電池は、非水溶媒と、電解質と、下記式(1)で表される鎖状スルホン誘導体を0.5〜6質量%と、フルオロエチレンカーボネートを0.05〜4質量%と、を含有することを特徴とするリチウムイオン二次電池用非水電解液。
【化1】
Figure 2014049294

〔式(1)中、RとRはそれぞれ独立で、水素または炭素数1〜5のアルキル基であり、アルキル基の水素の一部がハロゲン原子で置換されていてもよい。〕
【選択図】図1

Description

本発明は、リチウムイオン二次電池用非水電解液及びリチウムイオン二次電池に関する。
リチウムイオン二次電池はニッケルカドミウム電池、ニッケル水素電池と比べ、軽量、高容量であるため、携帯電子機器用電源として広く応用されている。またハイブリッド自動車や、電気自動車用に搭載される電源として有力な候補ともなっている。しかしながら、近年の携帯電子機器の小型化、高機能化に伴い、これらの電源となるリチウムイオン二次電池への更なる高容量化が期待されている。
リチウムイオン二次電池は、主として、正極、負極、セパレータ、非水電解液から構成されており、一般に、正極にリチウム金属複合酸化物、負極にリチウムイオンを吸蔵放出可能な炭素材等を用い、非水電解液として常温で液体の有機溶媒にリチウム塩を溶解させた液状の電解質が用いられている。しかし、負極の炭素材の表面では、有機溶媒が関与する副反応が生じ、期待される放電容量が得られないなど特性に悪影響を及ぼしてしまう。このため、負極が有機溶媒と直接反応しないように、負極表面に被膜を形成するとともに、この被膜の状態や性質を制御することが重要な課題になっている。
この負極表面被膜を形成、制御するために、電解液中に特殊な添加剤を加えることが行われている。例えば、非環状スルホンを非水電解液に添加することで貯蔵性能が向上することが明らかになっている(特許文献1,2参照)。また、フルオロエチレンカーボネートを非水電解液に添加し、サイクル特性が向上することも明らかになっている(特許文献3参照)。
特開平7−230824号公報 特開平7−230825号公報 特開平7−240232号公報
しかしながら、非環状スルホンを添加した場合においても、室温での貯蔵性能は向上するものの、45℃における高温サイクル試験においては、その効果は得られなかった。更に、−10℃の低温においては、非環状スルホンを添加することで放電容量が減少することが本発明者らの検証により明らかになった。同様に、フルオロエチレンカーボネートを添加した場合においても、45℃における高温サイクル試験では、容量低下が顕著に現れ、セルの膨れも観測された。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、低温でも十分な放電容量が得られ、かつ、高温でも良好なサイクル特性を持つリチウムイオン二次電池用非水電解液及びリチウムイオン二次電池を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のリチウムイオン二次電池用非水電解液は、非水溶媒と、電解質と、下記式(1)で表される鎖状スルホン誘導体を0.5〜6質量%と、フルオロエチレンカーボネートを0.05〜4質量%と、を含有することを特徴とする。
Figure 2014049294

〔式(1)中、RとRはそれぞれ独立で、水素または炭素数1〜5のアルキル基であり、アルキル基の水素がハロゲン原子で置換されていてもよい。〕
鎖状スルホン誘導体とフルオロエチレンカーボネートは、共にリチウムイオン二次電池の負極活物質材料と非水電解液との界面において被膜形成に寄与する。鎖状スルホン誘導体とフルオロエチレンカーボネートを非水電解液に適量含有させることで、伝導性の高い被膜となり、低温においても十分な容量を持つリチウムイオン電池を得ることができる。また、この被膜は非水溶媒の分解など副反応を抑制する作用を持つことで、優れた高温サイクル特性を実現できるものと考えられる。
非水溶媒は、プロピレンカーボネートを非水電解液に対して5〜50質量%含むことが好ましい。プロピレンカーボネートは融点が比較的低く、導電率が比較的高いことから、低温においてもより高いリチウムイオン伝導性を得ることが可能となり、低温においても十分な放電容量を得ることができるようになる。また、プロピレンカーボネートの電位窓が比較的広いことから、正極または負極との副反応を起こしにくく、非水溶媒の変化を小さくすることで、高温サイクル試験時の容量低下を抑制することが可能になる。
鎖状スルホン誘導体はジメチルスルホン、エチルメチルスルホン、ジエチルスルホンのいずれかであることが好ましい。これら鎖状スルホン誘導体を含有することで、非水電解液の融点が下がり、低温での粘度上昇を小さくできることから、低温においても大きな放電容量を得ることができるようになる。また、これら鎖状スルホン誘導体が化学的に安定であるため、形成された被膜は分解されにくく、何度も充放電を繰り返した後でも非水溶媒と負極とが接触することを防ぐため、高温サイクル試験時においても容量低下を小さくすることができる。
これら鎖状スルホン誘導体の中でも、ジメチルスルホンであることが更に好ましい。これにより、特に高温サイクル特性が良好となることが期待される。
非水電解液は、更に、下記式(2)で示すエチレングリコールサルフェート誘導体を4質量%以下含むことが好ましい。
Figure 2014049294

〔式(2)中、R及びRは、それぞれ独立に水素原子及び炭素数1〜5の炭化水素基からなる群より選ばれる少なくとも一種を表す。〕
エチレングリコールサルフェート誘導体は、鎖状スルホン誘導体とフルオロエチレンカーボネートと共に、リチウムイオン二次電池の負極活物質材料と非水電解液との界面において被膜形成に寄与する。エチレングリコールサルフェート誘導体が加わることで被膜のリチウムイオン伝導性が上がり、リチウムイオン二次電池の内部インピーダンスを更に低下させることができるものと予想される。これにより、低温における放電容量をより大きくすることが期待される。また、形成された被膜はより強固になることから、更に高温サイクル特性を向上させることが期待される。
前述の式(2)のエチレングリコールサルフェート誘導体は、R及びRが共に水素であるエチレングリコールサルフェートであることが好ましい。これにより、負極表面の被膜がより強固となり、高温サイクル特性が更に良好となることが期待される。
本発明のリチウムイオン二次電池は、正極と、負極と、セパレータと、非水電解液と、を少なくとも有し、前記非水電解液は、非水溶媒と、電解質と、下記式(1)で表される鎖状スルホン誘導体を0.5〜6質量%と、フルオロエチレンカーボネートを0.05〜4質量%と、を含有することを特徴とする。
Figure 2014049294

〔式(1)中、RとRはそれぞれ独立で、水素または炭素数1〜5のアルキル基であり、アルキル基の水素がハロゲン原子で置換されていてもよい。〕
本発明によれば、低温でも十分な放電容量が得られ、かつ、高温でも良好なサイクル特性を持つリチウムイオン二次電池用非水電解液及びリチウムイオン二次電池を提供することができる。
リチウムイオン電池の模式図である。
以下に添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。ただし、本発明にかかる非水電解液及びそれを用いたリチウムイオン二次電池は、以下の実施形態に限定されるものではない。なお、図面の寸法比率は図示の比率に限られるものではない。
(リチウムイオン二次電池)
続いて、本実施形態に係る電極、及びリチウムイオン二次電池について図1を参照して簡単に説明する。
リチウムイオン二次電池100は、主として、発電要素30、発電要素30を密閉した状態で収容するケース50、及び発電要素30に接続された一対のリード60,62を備えている。
発電要素30は、一対の電極10、20がセパレータ18を挟んで対向配置されたものである。正極10は、正極集電体12上に正極活物質層14が設けられた物である。負極20は、負極集電体22上に負極活物質層24が設けられた物である。正極活物質層14及び負極活物質層24がセパレータ18の両側にそれぞれ接触している。正極活物質層14、負極活物質層24、及び、セパレータ18の内部にリチウムイオン二次電池用非水電解液(以下、「非水電解液」という。)が含有されている。正極集電体12及び負極集電体22の端部には、それぞれリード60,62が接続されており、リード60,62の端部はケース50の外部にまで延びている。
(負極)
負極20は、負極集電体22の両面に負極活物質層24を備えて構成されている。さらに、負極活物質層24は、負極活物質材料と、導電助剤と、結着剤とを含む塗料を負極集電体22に塗布することによって形成されている。
負極活物質材料は、天然黒鉛、人造黒鉛(難黒鉛化炭素、易黒鉛化炭素、低温度焼成炭素等)、MCF(メソカーボンファイバ)等の炭素材から選ばれる少なくとも1種を含んでいる。中でも、良好な負極容量及びサイクル特性を示すことから人造黒鉛が好ましく、電極密度向上の観点から、人造黒鉛を天然黒鉛と混合して使用することが更に好ましい。
その他、例えば、Al、Si、Sn等のリチウムと化合物を形成することのできる金属、SiO、SnO等の酸化物を主体とする非晶質の化合物、チタン酸リチウム(LiTi12)など公知の負極活物質材料を炭素材と混合させて使用してもよい。
導電助剤は特に限定されず、公知の導電助剤を使用できる。例えば、カーボンブラックのような熱分解炭素、コークス類、ガラス状炭素類、有機高分子化合物焼成材料、炭素繊維、あるいは活性炭などの炭素材が挙げられる。また、難黒鉛化性炭素、易黒鉛化性炭素、黒鉛などの負極活物質材料を、形状を変えて添加してもよい。
カーボンブラックとしては、特に、アセチレンブラック、ケッチェンブラック等が好ましく、ケッチェンブラックが特に好ましい。電子伝導性の多孔体を含有させることにより負極活物質材料の粒子と結着剤の界面に空孔を形成でき、その空孔により負極活物質層21への非水電解液の染み込みを容易にするので好ましい。
結着剤は、上記の負極活物質材料の粒子と導電助剤の粒子とを結着可能なものであれば特に限定されない。例えば、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、エチレン−クロロトリフルオロエチレン共重合体(ECTFE)、ポリフッ化ビニル(PVF)等のフッ素樹脂が挙げられる。また、この結着剤は、上記の負極活物質材料の粒子と導電助剤の粒子との結着のみならず、負極集電体22への結着に対しても寄与している。
負極集電体22は、リチウムイオン二次電池用の集電体に使用されている各種公知の金属箔を用いることができる。具体的には、銅箔を用いることが好ましい。
(正極)
正極10は、正極集電体12の両面に正極活物質層14を備えて構成されている。さらに正極活物質層14は、正極活物質材料と、導電助剤と、結着剤とを含む塗料を正極集電体32に塗布することによって形成されている。
正極活物質材料は、リチウムイオンの吸蔵及び放出、リチウムイオンの脱離及び挿入(インターカレーション)、又は、リチウムイオンと該リチウムイオンのカウンターアニオン(例えば、ClO )とのドープ及び脱ドープを可逆的に進行させることが可能であれば特に限定されず、公知の電極活物質材料を使用できる。例えば、コバルト酸リチウム(LiCoO)、ニッケル酸リチウム(LiNiO)、リチウムマンガンスピネル(LiMn)、一般式:LiNiCoMn(x+y+z=1)やLiNiCoAl1−x−y(0.98<a<1.2、0<x,y<1)で表される複合金属酸化物、オリビン型LiMPO(ただし、Mは、Co、Ni、Mn、FeまたはVを示す)、リチウムバナジウム化合物(LiVOPO)等の複合金属酸化物が挙げられる。
更に、正極活物質材料以外の各構成要素(導電助剤、結着剤)は、負極20で使用されるものと同様の物質を使用することができる。したがって、正極10に含まれる結着剤も、上記の正極活物質材料の粒子と導電助剤の粒子との結着のみならず、正極集電体12への結着に対しても寄与している。
正極集電体12は、リチウムイオン二次電池用の集電体に使用されている各種公知の金属箔を用いることができる。具体的には、アルミニウム箔を用いることが好ましい。
(セパレータ)
セパレータ18は絶縁性の多孔体から形成されていれば、材料、製法等は特に限定されず、公知のセパレータを使用することができる。例えば、絶縁性の多孔体としては、公知のポリオレフィン樹脂、具体的にはポリエチレン、ポリプロピレン、1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセンなどを重合した結晶性の単独重合体または共重合体が挙げられる。これらの単独重合体または共重合体は、1種を単独で使用することができるが、2種以上のものを混合して用いてもよい。また、単層であっても複層であってもよい。
(非水電解液)
非水電解液は、非水溶媒と、電解質と、下記式(1)で表される鎖状スルホン誘導体を0.5〜6質量%と、フルオロエチレンカーボネートを0.05〜4質量%と、を含有することを特徴とする。
Figure 2014049294
鎖状スルホン誘導体とフルオロエチレンカーボネートを非水電解液に同時に含有することによる効果発現のメカニズムははっきりとしないが、本発明者らは以下のように考えている。
非水溶媒に、鎖状スルホン誘導体とフルオロエチレンカーボネートを合わせて加えることで、非水電解液中のリチウムイオンに対する溶媒和エネルギーが小さくなり、正極10にリチウムイオンが挿入される際に必要となるエネルギーが減少すると考えられる。そのため、低温においても大きな放電容量を得ることができるようになる。
また、鎖状スルホン誘導体とフルオロエチレンカーボネートは、負極活物質材料の表面に、それぞれ良好な表面被膜を形成することが既に知られており、特にフルオロエチレンカーボネートによる被膜は充放電サイクルによる容量劣化を小さくする効果を持つことが知られている。充放電サイクルにおいては、その初期に大きく容量が劣化する傾向があるが、その初期の劣化は鎖状スルホン誘導体を加えることで抑制できる。鎖状スルホン誘導体は表面被膜を形成するだけでなく、非水溶媒に耐酸化性を付与し、正極近傍での非水溶媒の分解を防ぐ効果があるためである。そのため、鎖状スルホン誘導体とフルオロエチレンカーボネートを合わせて添加することで、互いの効果を打ち消すことなく、更に充放電サイクルによる容量低下を防ぐことができる。
鎖状スルホン誘導体が0.5質量%以上含まれることにより、正極近傍での非水溶媒の分解を防ぐ効果が表れ、45℃での高温サイクル試験における初期の容量劣化を抑えることができる。また、鎖状スルホン誘導体を6質量%以内とすることで、負極活物質材料表面に形成された被膜のリチウムイオン導電性を確保でき、−10℃の低温においても十分な放電容量を得ることができる。
鎖状スルホン誘導体の含有量は1〜4質量%であることが好ましく、1〜3質量%であることが更に好ましい。
フルオロエチレンカーボネートが非水電解液中に0.05質量%以上含まれていれば、リチウムイオン二次電池の負極活物質材料と非水電解液との界面において被膜が形成され、45℃の高温サイクル試験時の容量低下を最小限に抑制することができる。また、フルオロエチレンカーボネートを4質量%以内とすることで、負極活物質材料の表面に形成された被膜が厚くなりすぎず、リチウムイオン二次電池の内部インピーダンスを低く保つことができるため、−10℃の低温においても十分な放電容量を得ることができる。
フルオロエチレンカーボネートの含有量は、1〜2.5質量%であることが好ましく、1〜2質量%であることが更に好ましい。
特に、鎖状スルホン誘導体の含有量が1〜4質量%、かつ、フルオロエチレンカーボネートの含有量が1〜2.5質量%であること好ましく、鎖状スルホン誘導体の含有量が1〜3質量%、かつ、フルオロエチレンカーボネートの含有量が1〜2質量%であることが更に好ましい。
また、鎖状スルホン誘導体とフルオロエチレンカーボネートの混合比は4:1〜4:3が好ましい。このような混合比にすることにより、低温での放電容量と、高温でのサイクル試験後の放電容量との、どちらも十分な値を得ることができる。
鎖状スルホン誘導体は、ジメチルスルホン、エチルメチルスルホン、ジエチルスルホンのいずれかであることが好ましい。これにより、低温での十分な放電容量を得ることができる。
特に、鎖状スルホン誘導体はジメチルスルホンであることが更に好ましい低温での放電容量に加え、高温でのサイクル試験後においても十分な放電容量を得ることができるためである。
非水電解液は、更に下記式(2)で示すグリコールサルフェート誘導体を4質量%以下含むことが好ましい。
Figure 2014049294

〔式(2)中、R及びRは、それぞれ独立に水素原子及び炭素数1〜5の炭化水素基からなる群より選ばれる少なくとも一種を表す。〕
エチレングリコールサルフェート誘導体も鎖状スルホン誘導体とフルオロエチレンカーボネートと同様、負極活物質材料の表面に被膜を形成し、その被膜も高温での充放電サイクル時の容量低下を抑制する効果を持つ。鎖状スルホン誘導体とフルオロエチレンカーボネートに、エチレングリコールサルフェート誘導体を適量加えると、更に高温での充放電サイクル時の容量低下を抑制するだけでなく、負極活物質材料表面被膜のリチウムイオン伝導性が上がることでリチウムイオン二次電池の内部インピーダンスを低下させ、低温での放電容量も大きくすることができる。
エチレングリコールサルフェート誘導体の含有量を4質量%以内にすることでリチウムイオン二次電池の内部インピーダンスの増大を抑え、リチウムイオン二次電池を作製した場合に、低温での十分な放電容量を得ることができる。
エチレングリコールサルフェート誘導体としては、R及びRが水素原子であるエチレングリコールサルフェートや、R及びRの一方が水素原子で他方がメチル基であるプロパン−1,2−サイクリックサルフェート、R及びRの一方が水素原子で他方がエチル基であるブタン−1,2−サイクリックサルフェートなどが挙げられるが、サイクル特性向上の観点からエチレングリコールサルフェートであることが好ましい。
非水溶媒は、環状カーボネートと、鎖状カーボネートと、を含有していることが好ましい。環状カーボネートは電解質であるリチウム塩の解離を促す様、誘電率が20以上であり、鎖状カーボネートはリチウムイオンの移動度を改善する様、粘度が1.0cP以下であることを特徴とする。
環状カーボネートとしては、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート及びブチレンカーボネートなどを用いることができ、中でもプロピレンカーボネートを含むことが好ましい。プロピレンカーボネートをエチレンカーボネートやブチレンカーボネートと混合して使用してもよい。
非水電解液中のプロピレンカーボネートの含有量は5〜50質量%であることが好ましい。プロピレンカーボネートが5質量%以上含まれていれば、高いリチウムイオン伝導性を得ることができ、放電容量を大きくすることが可能となる。一方、プロピレンカーボネートを50質量%以下とすることで、初期充電時の不可逆容量が小さくなり、十分な初期放電容量を得ることができる。
また、鎖状カーボネートとして、ジエチルカーボネート、ジメチルカーボネート、エチルメチルカーボネート、エチルプロピルカーボネート、ジアリルカーボネートなどを用いることができる。更に、酢酸メチル、酢酸エチル、プロピオン酸メチル、プロピオン酸エチル、γ−ブチロラクトン、1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジエトキシエタンなども用いることができ、鎖状カーボネートと混合して使用してもよい。
非水溶媒中の環状カーボネートと鎖状カーボネートの割合は体積にして1:9〜1:1にすることが好ましい。
電解質としては、LiClO、LiBF、LiPF、LiPOF、LiAsF、LiCFSO、LiCFCFSO、LiC(CFSO、LiN(CFSO、LiN(CFCFSO、LiN(CFSO)(CSO)、LiN(CFCFCO)等が挙げられ、2種以上を混合して用いてもよい。特に、導電性が高くなることから、LiPFを含むことが好ましい。
LiPFを非水溶媒に溶解する際は、非水電解液中の電解質の濃度を、0.5〜2.0mol/Lに調整することが好ましい。電解質の濃度が0.5mol/L以上であると、非水電解液の導電性を充分に確保することができ、充放電時に十分な容量が得られやすい。また、電解質の濃度が2.0mol/L以内に抑えることで、非水電解液の粘度上昇を抑え、リチウムイオンの移動度を充分に確保することができ、充放電時に十分な容量が得られやすくなる。
LiPFをその他の電解質と混合する場合にも、非水電解液中のリチウムイオン濃度が0.5〜2.0mol/Lに調整することが好ましく、LiPFからのリチウムイオン濃度がその50mol%以上含まれることがさらに好ましい。
ケース50は、その内部に発電要素30及び非水電解液を密封するものである。ケース50は、非水電解液の外部への漏出や、外部からのリチウムイオン二次電池100内部への水分等の侵入等を抑止できる物であれば特に限定されない。例えば、ケース50として、図1に示すように、金属箔52を高分子膜54で両側からコーティングした金属ラミネートフィルムを利用できる。金属箔52としては例えばアルミ箔を、高分子膜54としてはポリプロピレン等の膜を利用できる。例えば、外側の高分子膜54の材料としては融点の高い高分子例えばポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリアミド等が好ましく、内側の高分子膜54の材料としてはポリエチレン、ポリプロピレン等が好ましい。
リード60,62は、アルミやニッケル等の導電材料から形成されている。
以下、実施例及び比較例を挙げて本発明について更に詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されない。
以下に示す手順により実施例1〜39、比較例1〜9のリチウムイオン二次電池用非水電解液及びリチウムイオン二次電池を作製した。
(実施例1)
先ず、負極を作製した。負極の作製においては、負極活物質材料として人造黒鉛(90質量%)、導電助剤としてカーボンブラック(2質量%)、結着剤としてポリフッ化ビニリデン(以下、「PVDF」という。)(8質量%)を混合し、溶剤のN−メチル−2−ピロリドン(以下、「NMP」という。)中に分散させ、スラリーを得た。得られたスラリーをドクターブレード法により集電体である電解銅箔に塗布し、110℃で乾燥させた。乾燥後に圧延を行い、負極を得た。
次に、正極を作製した。正極の作製においても、正極活物質材料としてLiNi1/3Co1/3Mn1/3(90質量%)、導電助剤としてカーボンブラック(6質量%)、結着剤としてPVDF(4質量%)を混合し、NMP中に分散させ、スラリーを得た。得られたスラリーを集電体であるアルミニウム箔に塗布して乾燥させ、圧延を行い、正極を得た。
次に、非水電解液を調製した。エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ジエチルカーボネートを体積比2:1:7で混合した溶液中に、LiPFを1.0mol/Lの割合で添加し作製した。更に、非水電解液の全体に鎖状スルホンとしてジメチルスルホンを0.5質量%と、フルオロエチレンカーボネートを1質量%となるように添加して非水電解液を得た。
得られた負極及び正極の間にポリエチレンからなるセパレータを挟んで積層し積層体(素体)を得た。得られた積層体をアルミラミネートパックに入れ、このアルミラミネートパックに非水電解液を注入した後に真空シールし、リチウムイオン二次電池(縦:60mm、横:85mm、厚さ:3mm)を5個作製した。
(実施例2〜39及び比較例1〜9)
非水溶媒の構成比率とリチウムイオン濃度、非水電解液に添加する鎖状スルホンの種類と含有量、フルオロエチレンカーボネートの含有量、エチレングリコールサルフェート誘導体の種類と含有量を表1に示すように変えた以外は、実施例1と同様にして実施例2〜37及び比較例1〜9のリチウムイオン二次電池を作製した。なお、表1中、非水溶媒の「EC」はエチレンカーボネートを、「PC」はプロピレンカーボネートを、「DEC」はジエチルカーボネートを、「EMC」はエチルメチルカーボネートを表す。また、表1中、「FEC含有量」はフルオロエチレンカーボネートの含有量を、「EGS誘導体」はエチレングリコールサルフェート誘導体を、「EGS含有量」はエチレングリコールサルフェート誘導体の含有量を表す。鎖状スルホンとして、「DMS」はジメチルスルホンを、「EMS」はエチルメチルスルホンを、「DES」はジエチルスルホンを表し、EGS誘導体として、「EGS」はエチレングリコールサルフェートを、「PCS」はプロパン1,2−サイクリックサルフェートを、「BCS」はブタン1,2−サイクリックサルフェートを表す。
(放電容量評価試験)
リチウムイオン二次電池作製後、恒温槽にて25℃に設定された環境下で初回の充電を行い、その直後に初回放電を行った。なお、充電は30mAで4.2Vまで定電流定電圧充電を行い、放電は30mAで2.5Vまで定電流放電を行った。初回放電における放電容量(mAh)の測定値は表1中、初期放電容量(mAh)として示す。
比較例の初期放電容量は140mAh未満であるのに対し、実施例の初期放電容量は140mAh以上を示し、いずれも十分な初期放電容量を持つことが確認できた。特に、非水溶媒としてプロピレンカーボネートを含有させた場合は、含有させなかった場合と比較して、初期放電容量が大きくなる傾向が得られた。
(低温放電容量評価試験)
放電容量評価試験後、該電池を入れた恒温槽の温度を−10℃に設定し、2時間待機した後、その温度において充放電を行った。なお、充電は30mAで4.2Vまで定電流定電圧充電を行い、放電は30mAで2.5Vまで定電流放電を行った。表1には、−10℃における放電容量を初期放電容量で除して100倍にした値を「−10℃放電容量」として示す。
比較例の−10℃放電容量はいずれも60%未満であるのに対し、鎖状スルホンの含有量が0.5〜6質量%、かつ、フルオロエチレンカーボネートの含有量が0.05〜4質量%である実施例の−10℃放電容量は、いずれも60%を超える値を示した。特に、鎖状スルホンの含有量が1〜4質量%、かつ、フルオロエチレンカーボネートの含有量が1〜2.5質量%である場合、−10℃放電容量は70%を超え、更に、鎖状スルホンの含有量が1〜3質量%、かつ、フルオロエチレンカーボネートの含有量が1〜2質量%である場合、−10℃放電容量は77%を超え、−10℃の低温においても優れた放電容量を示した。
特に、鎖状スルホンがジメチルスルホンである場合、エチルメチルスルホンやジエチルスルホンである場合と比較して、優れた−10℃放電容量を得た。
(高温サイクル試験)
放電容量評価試験後、45℃に設定された恒温槽へ該電池を移し、充放電サイクル試験を開始した。このサイクル試験の充電では150mAの定電流定電圧充電モードにて4.2Vまで、放電では150mAの定電流放電モードにて2.5Vまで行うものとし、このサイクルを500回連続で行った。なお、充電と放電、放電と充電の間の休止時間は10分とした。そして、500サイクル後、30mAで4.2Vまで定電流定電圧充電、30mAで2.5Vまで定電流放電を行った。その際の放電容量を初期放電容量で除した値を表1中、「45℃サイクル後容量」として示す。
比較例の45℃サイクル後容量はいずれも85%未満であるのに対し、鎖状スルホンの含有量が0.5〜6質量%、かつ、フルオロエチレンカーボネートの含有量が0.05〜4質量%である実施例の45℃サイクル後容量は、いずれも85%を超える値を示した。特に、鎖状スルホンの含有量が1〜4質量%、かつ、フルオロエチレンカーボネートの含有量が1〜2.5質量%である場合、45℃サイクル後容量は90%を超え、更に、鎖状スルホンの含有量が1〜3質量%、かつ、フルオロエチレンカーボネートの含有量が1〜2質量%である場合、45℃サイクル後容量は92%を超え、優れた45℃サイクル特性を示した。
特に、鎖状スルホンがジメチルスルホンである場合、エチルメチルスルホンやジエチルスルホンである場合と比較して、優れた45℃サイクル特性を得た。また、エチレングリコールサルフェート誘導体を4質量%以下の濃度で含有させた場合、45℃サイクル後容量が増加し、中でもエチレングリコールサルフェートである場合に、最も45℃サイクル後容量が増加する傾向が得られた。
Figure 2014049294

10・・・正極、20・・・負極、12・・・正極集電体、14・・・正極活物質層、18・・・セパレータ、22・・・負極集電体、24・・・負極活物質層、30・・・発電要素、50・・・ケース、60,62・・・リード、100・・・リチウムイオン二次電池

Claims (13)

  1. 非水溶媒と、
    電解質と、
    下記式(1)で表される鎖状スルホン誘導体を0.5〜6質量%と、
    フルオロエチレンカーボネートを0.05〜4質量%と、を含有することを特徴とするリチウムイオン二次電池用非水電解液。
    Figure 2014049294

    〔式(1)中、RとRはそれぞれ独立で、水素または炭素数1〜5のアルキル基であり、アルキル基の水素がハロゲン原子で置換されていてもよい。〕
  2. 前記非水溶媒は、プロピレンカーボネートを非水電解液に対し、5〜50質量%含むことを特徴とする請求項1に記載のリチウムイオン二次電池用非水電解液。
  3. 前記鎖状スルホン誘導体はジメチルスルホン、エチルメチルスルホン、ジエチルスルホンのいずれかであることを特徴とする請求項1または2に記載のリチウムイオン二次電池用非水電解液。
  4. 前記鎖状スルホン誘導体はジメチルスルホンであることを特徴とする請求項1または2に記載のリチウムイオン二次電池用非水電解液。
  5. 下記式(2)で示すエチレングリコールサルフェート誘導体を4質量%以下含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のリチウムイオン二次電池用非水電解液。
    Figure 2014049294

    〔式(2)中、R及びRはそれぞれ独立で、水素または炭素数1〜5のアルキル基であり、アルキル基の水素の一部がハロゲン原子で置換されていてもよい。〕
  6. 前記式(2)のエチレングリコールサルフェート誘導体は、R及びRが共に水素であることを特徴とする請求項5に記載のリチウムイオン二次電池用非水電解液。
  7. 正極と、負極と、セパレータと、非水電解液と、を有し、
    前記非水電解液は、非水溶媒と、電解質と、下記式(1)で表される鎖状スルホン誘導体を0.5〜6質量%と、フルオロエチレンカーボネートを0.05〜4質量%と、を含有することを特徴とするリチウムイオン二次電池。
    Figure 2014049294

    〔式(1)中、RとRはそれぞれ独立で、水素または炭素数1〜5のアルキル基であり、アルキル基の水素の一部がハロゲン原子で置換されていてもよい。〕
  8. 前記非水溶媒は、プロピレンカーボネートを非水電解液に対し、5〜50質量%含むことを特徴とする請求項7に記載のリチウムイオン二次電池。
  9. 前記鎖状スルホン誘導体はジメチルスルホン、エチルメチルスルホン、ジエチルスルホンのいずれかであることを特徴とする請求項7または8に記載のリチウムイオン二次電池。
  10. 前記鎖状スルホン誘導体はジメチルスルホンであることを特徴とする請求項7または8に記載のリチウムイオン二次電池。
  11. 前記負極は主として炭素材を含むことを特徴とする請求項7〜10のいずれか一項に記載のリチウムイオン二次電池。
  12. 前記非水電解液は下記式(2)で示すエチレングリコールサルフェート誘導体を4質量%以下含むことを特徴とする請求項7〜11のいずれか一項に記載のリチウムイオン二次電池。
    Figure 2014049294

    〔式(2)中、R及びRはそれぞれ独立で、水素または炭素数1〜5のアルキル基であり、アルキル基の水素の一部がハロゲン原子で置換されていてもよい。〕
  13. 前記式(2)のエチレングリコールサルフェート誘導体は、R及びRが共に水素であることを特徴とする請求項12に記載のリチウムイオン二次電池。
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