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JP2014010496A - ドライブレコーダ及びドライブレコード管理システム - Google Patents

ドライブレコーダ及びドライブレコード管理システム Download PDF

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JP2014010496A
JP2014010496A JP2012144618A JP2012144618A JP2014010496A JP 2014010496 A JP2014010496 A JP 2014010496A JP 2012144618 A JP2012144618 A JP 2012144618A JP 2012144618 A JP2012144618 A JP 2012144618A JP 2014010496 A JP2014010496 A JP 2014010496A
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drive
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JP2012144618A
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Yoshiko Ohama
吉紘 大濱
Tsukasa Shimizu
司 清水
Shinichi Nagata
真一 永田
Yuichi Kumai
雄一 熊井
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Toyota Central R&D Labs Inc
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Toyota Motor Corp
Toyota Central R&D Labs Inc
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Abstract

【課題】自車のドライバが気付かない危険な運転動作により、他車が急な加速及び急な減速等の危険運転動作を行った場合のドライブレコーダ記録情報を、当該ドライバに提示することで、ドライバの運転行動を、安全運転を行うように変容させ、安全運転の促進を図る。
【解決手段】運転状況の記録を行うイベントが発生した位置を少なくとも含むイベント発生情報を無線で同時通報する通報部と、他車の通報部から同時通報されたイベント発生情報を無線で受信する受信部と、受信部で受信したイベント発生情報に含まれる位置から自車までの距離が予め定められた距離内であるか否かを判定する近接判定部と、近接判定部で予め定められた距離内であると判定した場合、イベント発生情報を受信した時刻に対応するタイミングにおける自車のドライブレコードの記録を行う記録部と、を備えたドライブレコーダ。
【選択図】図1

Description

本発明は、ドライブレコーダ及びドライブレコード管理システムに係り、特に、安全運転を促進するのに好適なドライブレコーダ及びドライブレコード管理システムに関するものである。
ドライブレコーダは、車両等の事故の発生原因の解明を容易にするために、車両の走行状態に関する情報(以下、運転状況の記録情報、またはドライブレコードともいう)を記録するものである。
例えば、特許文献1には、車両前方を撮影する監視カメラと、車両情報検知センサ(例えば加速度センサなど)と、前記監視カメラからの映像情報及び前記車両情報検知センサからの車両情報を記録する記憶媒体とを備え、車両情報検知センサによって衝突事故の衝撃及び衝突事故に繋がり得る車両の急激な加速度の変化(以下、ヒヤリハットともいう)あるいはこれらの予兆を検知したとき、これをトリガとして、トリガ前後の一定期間の画像データと車両情報とを記憶するドライブレコーダが開示されている。
また、特許文献2には、自車の少なくとも前方を撮像し、画像データを生成する撮像手段と、レーダ測位部によって計位した自車の前方車両との車間距離を算出する車間距離算出手段と、前方車両との車間距離に基づき前方車両の挙動に異常があるか否かを判定する判定手段と、異常があると判定されたとき、画像データを記録手段に記録する記録制御手段とを有する走行状態記録装置が開示されている。
また、このようなドライブレコーダを含む装置を用いて、自動車の運転状況の情報を収集して、危険運転状態を検知して通知することで、自動車の安全運転を促進させる技術が開示されている。
例えば、特許文献3には、安全運転サービスを実現するための機能の大部分を携帯電話端末のアプリケーション機能として実現する技術が開示されている。この技術では、携帯電話端末を用いて、自動車に搭載されたECU(Engine Control Unit、エンジンコントロールユニット)と通信を行ない、自動車の運転状況の情報を収集し、収集した前記情報に基づき自動車の危険運転状態を判定し、この判定結果を所定の宛先に速やかに通知する。判定は、例えば、速度超過、急減速、長時間の連続運転、所定値以下の車間距離、ABSの作動、車両姿勢安定制御装置の作動、自動制動制御装置の作動、覚醒度の低下のいずれかの有無を判定する。
また、特許文献4には、走行場所や条件に影響されることなく公平な安全運転診断、省燃費診断を行うための技術が開示されている。この技術では、カーナビゲーション装置から取得される車両の挙動データを受信し、当該挙動データから車両の走行属性を判断し、挙動データに基づく時系列情報から加速度分布を求め、当該加速度分布を統計処理して走行属性毎に安全診断コンテンツを生成する。また、車両に搭載されたセンサを介して取得される車両の挙動データを受信し、当該挙動データから車両の走行属性を判断し、挙動データに基づき時系列情報を生成して燃費消費マップに照らし合わせて燃料消費量を求め、走行属性毎に省燃費運転診断コンテンツを生成する。更に診断項目毎閾値と比較して警報を出力する。
また、特許文献5には、走行状況に応じた運転者の将来の不慮遭遇度を予測し、運転者の認識のずれを修正し運転改善を促し、また、安全運転を心掛けている運転者には安全意識の維持、向上を促すことのできる運転者将来状況予測装置を提供する技術が開示されている。この技術では、車両状態検出手段、運転者状態検出手段、走行環境検出手段からなる運転情報検出手段で検出された運転情報は、運転情報蓄積手段に蓄積される。これらのデータに基づいて、運転状況別運転者特性判定手段では複数の運転状況における運転者の特性を判定し、運転者不慮遭遇予測手段で、運転者特性と所定の不慮状況予測度とに基づいて、運転者の将来の不慮遭遇度を予測する。予測した結果は伝達手段を介して、運転者、管理者あるいは第三者に伝達される。
特開2010−079825号公報 特開2006−347493号公報 特開2008−059059号公報 特開2006−243856号公報 特開2006−323876号公報
従来のドライブレコーダは、自車の運動状態を計測しておき、急な加速及び急な減速を検出するとイベント発生であると検知して、車室内及び車室外の映像を撮影した画像情報と、自車の運動状態を示す情報とをドライブレコードとして記録し、ドライバ等からの要求操作に応じて、記録したドライブレコードを表示装置等に出力するものである。
しかしながら、実際には、自車のドライバが危険な運転動作を行ったにも関わらず、自覚されないために急減速が行われず、他車の側で急減速が行われるといった状況も、多く発生している。
このように、自車のドライバが気付かない状況で、自車の危険な運転動作により、他車が急な減速を行った場合、従来技術のドライブレコーダでは、自車の運動状況を示すドライブレコードは記録されない。
安全運転教育において、ドライバ(運転者)に、自身の運転行動が客観的に記録されたデータを提示することで、ドライバの運転行動を、安全運転を行うように変容させる、ミラーリング効果が知られている。
例えば、太田博雄らによる「ドライビング・シミュレータを利用した若年運転者のための安全教育 - コーチング技法を応用した教育プログラム開発 − ,IATSS Review,Vol.32,No.4,pp.317−326 (2007)」においては、ドライビング・シミュレータを利用した安全運転教育プログラムを開発し、実走行テストによる教育プログラムの効果測定を行った結果が示されている。
ここでは、20名の若いドライバがドライビング・シミュレーション運転の後で、自らの運転ぶりを振り返り、指導員がコーチング技法を使用し参加者の気づきを援助した。その後、教習所のコースを実走行させ、指導員による運転評価が行った結果、トレーニング後の運転評価が有意に高まった。さらに、10ヵ月後に再び教習所で実走行テストを行ったところ、教育実施群においては教育効果の持続が認められたが、教育否実施群では運転行動評価に変化が認められなかった。
このように、ドライバの運転行動を変容させるためには、他者からの押し付けではなく、ドライバが、自身の運転行動を自身の主観によって客観的に見つめ直すことが有効である。そして、コーチング技法の一種として、運転行動の記録をカウンセラーと共に閲覧しながら教育するミラーリング技術が有効である。
しかしながら、このようなミラーリング技術を用いてドライバの運転行動を変容させる場合、人的コスト及び時間的コストが非常にかかる。
このようなミラーリングによって運動行動を変容させる教育に、ドライブレコーダで記録されたドライブレコードを利用することが可能である。
しかしながら、従来のドライブレコーダでは、自車で発生した危険状態をドライブレコードとして記録しており、例えば、相手側の他車における危険運転により自車での急な減速を行った場合等に記録したドライブレコードは、運動行動を変容させる教育には利用できない。
このように、相手側の他車における危険運転により自車での急な減速を行った場合には、自車のドライブレコードではなく、他車におけるドライブレコードの方が、運動行動を変容させる教育には有効である。
実際にも、相手側の他車における危険運転により自車での急な減速を行うケースは多い。しかしながら、この場合、危険運転を行った側は、危険な運転動作を行ったことを自覚しておらず、このような危険な運転動作を直して安全運転をするように変容する機会は得られない。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、自車のドライバが気付かない危険な運転動作により、他車が急な加速及び急な減速等の危険運転動作を行った場合のドライブレコーダ記録情報を、当該ドライバに提示することを可能とし、ドライバの運転行動を、安全運転を行うように変容させることで、安全運転の促進を図ることである。
上記目的を達成するために、本発明のドライブレコーダは、運転状況の記録を行うイベントが発生した位置を少なくとも含むイベント発生情報を無線で同時通報する通報部と、他車の前記通報部から同時通報された前記イベント発生情報を無線で受信する受信部と、前記受信部で受信した前記イベント発生情報に含まれる位置から自車までの距離が予め定められた距離内であるか否かを判定する近接判定部と、前記近接判定部で予め定められた距離内であると判定した場合、前記イベント発生情報を受信した時刻に対応するタイミングにおける自車の運転状況の記録を行う記録部と、を備えている。
また、本発明のドライブレコーダは、自車の加速度を検出する加速度検出部によって検出された加速度が閾値を超えた場合に、前記イベントの発生を検知するイベント発生検知部を備え、前記通報部は、前記イベント発生検知部が前記イベントの発生を検知した場合に、前記イベント発生情報を無線で同時通報する。
また、本発明のドライブレコーダは、前記通報部で同時通報する前記イベント発生情報は前記運転状況の記録を含み、前記記録部は、前記自車の運転状況の記録と前記受信部で受信した前記イベント発生情報に含まれる運転状況の記録とを対応付けて記録する。
また、本発明のドライブレコーダは、前記記録部で対応付けて記録した前記自車の運転状況の記録と前記受信部で受信した前記運転状況の記録とを出力する出力部を備えている。
また、本発明のドライブレコーダは、前記記録部は、自車の車室内、または車室外の少なくともいずれかの映像を撮像した画像情報を含み前記運転状況の記録を行う。
一方、上記目的を達成するために、本発明のプログラムは、コンピュータを、前記ドライブレコーダにおける各部として機能させるためのプログラムである。
一方、上記目的を達成するために、本発明のドライブレコード管理システムは、複数のドライブレコーダと、該複数のドライブレコーダと無線で接続されたネットワークと、該ネットワークに各々接続された管理サーバと、記憶サーバとを備えたドライブレコード管理システムであって、前記管理サーバは、前記ドライブレコーダから、当該ドライブレコーダの識別情報、位置情報、及び当該ドライブレコーダで運転状況の記録を行うイベントが発生したか否かを示すイベント有無通知情報を少なくとも含む基本情報を収集し、収集した時刻を示す時刻情報を含ませて第1の記憶部に記憶する基本情報収集部と、前記第1の記憶部に記憶した基本情報が、前記イベントが発生したことを示す前記イベント有無通知情報を含むイベント有り基本情報の場合、当該イベント有り基本情報に含まれた前記時刻情報で示される時刻に対して予め定められた時刻の範囲内の時刻情報、及び、当該イベント有り基本情報に含まれた前記位置情報で示される位置に対して予め定められた範囲内の位置情報を含む、前記イベント有り基本情報とは前記識別情報が異なる他の基本情報を前記第1の記憶部から抽出し、抽出した前記他の基本情報の識別情報を前記イベント有り基本情報の識別情報とペアとして含ませて、当該イベント有り基本情報を第2の記憶部に記憶する近接情報抽出部と、前記第2の記憶部に記憶した前記イベント有り基本情報にペアとして含まれる各々の識別情報のドライブレコーダから、当該ドライブレコーダで記録した運転状況の記録の記録場所を特定する記憶場所情報を受信し、受信した記憶場所情報をイベント有り基本情報に含ませて第3の記憶部に記憶するドライブレコード情報記憶部と、を備え、前記ドライブレコーダは、自ドライブレコーダを搭載した自車での運転状況を記録するイベントの発生を検知するイベント発生検知部と、前記管理サーバに、自ドライブレコーダの識別情報、位置情報、及び前記イベントの発生を検知したか否かを示すイベント有無通知情報を少なくとも含む基本情報を繰り返し送信する基本情報送信部と、前記管理サーバに対して、前記第2の記憶部に自ドライブレコーダの識別情報が含まれる前記イベント有り基本情報が記憶されているか否かの検索を行う検索部と、前記検索部の検索で自ドライブレコーダの識別情報が含まれるイベント有り基本情報が記憶されている場合、前記イベント有り基本情報に含まれる時刻情報で示される時刻に対応するタイミングにおける自車の運転状況の記録を行う記録部と、前記記録部で記録した運転状況の記録を格納するための記録場所を特定する前記記憶場所情報を前記記録サーバへ要求し、前記記録サーバから受信する記録サーバ間通信部と、前記記録サーバ間通信部で受信した前記記憶場所情報を前記管理サーバに送信する記憶場所情報送信部と、前記記録サーバへ、前記記録部で記録した運転状況の記録を送信する記録送信部と、を備え、前記記録サーバは、前記ドライブレコーダからの前記要求に応じて、前記記憶場所情報を、当該ドライブレコーダに送信し、前記ドライブレコーダから送信された運転状況の記録を、前記記憶場所情報により特定される記録場所に記憶する記憶制御部と、を備えている。
また、本発明のドライブレコード管理システムは、前記管理サーバは、前記ドライブレコーダからの要求に応じて、当該ドライブレコーダの識別情報を含む、第3の記憶部に記憶したイベント有り基本情報を抽出し、抽出したイベント有り基本情報に含ませた前記記憶場所情報を要求元のドライブレコーダに通知する記憶場所情報通知部を備え、前記ドライブレコーダは、前記管理サーバに、前記記憶場所情報の通知を要求する記憶場所情報要求部と、前記記憶場所情報要求部からの要求に応じて前記管理サーバから通知された記憶場所情報に基づいて、前記記録サーバから前記運転状況の記録を取得して出力するドライブレコード閲覧部と、を備え、前記記録サーバは、前記ドライブレコーダから前記記憶場所情報に基づき要求された運転状況の記録を抽出して要求元のドライブレコーダに送信するドライブレコード送信部を備えている。
本発明によれば、自車のドライバが気付かない危険な運転動作により、他車が急な加速及び急な減速を行った場合のドライブレコードを、当該ドライバに提示することが可能となり、ドライバの運転行動を、安全運転を行うように変容させることができ、安全運転の促進を図ることができる。
実施の形態に係るドライブレコード管理システムの構成を示すブロック図である。 実施の形態に係るドライブレコーダのコンピュータ構成例を示すブロック図である。 実施の形態に係るドライブレコーダの利用例を示す説明図である。 実施の形態に係るドライブレコード管理システムの利用例を示す説明図である。 図1におけるドライブレコーダの処理動作例を示すフローチャートである。 図1における管理サーバの処理動作例を示すフローチャートである。 実施の形態に係るドライブレコーダの構成を示すブロック図である。 実施の形態に係るドライブレコーダの処理動作例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。まず、第1の実施の形態として、ネットワークを介して運転状況を記録したドライブレコードを管理する構成について説明する。
本実施の形態に係るドライブレコード管理システム1は、図1に示されるように、ドライブレコーダ10、無線局40、インターネット50、記録サーバ60、管理サーバ70を備えている。
ドライブレコーダ10は、図2に示すように、コンピュータ20、無線通信装置31、及び計測装置群32を備えている。
図2に示すコンピュータ20は、プログラムに基づきドライブレコーダ10の本実施の形態に係る処理を行うCPU(Central Processing Unit;中央処理装置)21と、CPU21による各種プログラムの実行時のワークエリア等として用いられるRAM(Random Access Memory)22と、各種制御プログラムや各種パラメータ等が予め記憶された記録媒体であるROM(Read Only Memory)23と、各種情報を記憶するために用いられるハードディスク24(以下、HDDともいう)と、キーボードやマウス等からなる入力装置25と、ディスプレイ等からなる表示装置26と、LAN(Local Area Network)や外部に接続された無線通信装置31等を用いて通信を行う通信装置27と、外部に接続された計測装置群32との間の各種情報の授受を司る入出力インタフェース部(以下、外部IFともいう)28と、を備えており、これらがシステムバスBUS29により相互に接続されて構成されている。
CPU21は、RAM22、ROM23、及びハードディスク24に対するアクセス、入力装置25を介した各種情報の取得、表示装置26に対する各種情報の表示、通信装置27を用いた各種情報の通信処理、及び入出力インタフェース部28に接続された計測装置群32を含む外部装置からの情報の入力等を、各々行うことができる。
CPU21が、ハードディスク24に記憶された本実施形態に係る処理を制御するプログラムを、RAM22に読み込み実行することにより、図1に示す本実施の形態に係るドライブレコーダ10に備えられた記録制御部10gの各機能が実行される。
このようなコンピュータ構成により、図1に示す本実施の形態に係るドライブレコーダ10が構成されている。なお、図1は機能ブロックとなる構成を表し、一方、図2はデバイス等の接続状態を表すものである。前記したように、機能ブロックとデバイス等とは有機的、かつ相互に関連してドライブレコーダ10を構成するため、図2と共に図1についても詳細に説明する。
ドライブレコーダ10は、図2に示したコンピュータのハードウェアおよび制御プログラムを含むソフトウェアを利用して構成される機能として、記録制御部10gを備えており、この記録制御部10gは、送受信部10g1、検索部10g2、イベント発生検知部10g3、記録部10g4、閲覧部10g5、基本情報送信部10g6、記録サーバ間通信部10g7、記憶場所情報送信部10g8、及び記憶場所情報要求部10g9を備えている。
また、ドライブレコーダ10は、イベント信号手動入力器10a、画像センサ10b、GPS受信機10c、加速度センサ10d、ディスプレイ10eなど、図2における計測装置群32に相当する装置を備えている。
画像センサ10bから出力された自車の車室内、または車室外の少なくともいずれかの映像データ、GPS受信機10cから出力された位置データ、および加速度センサ10dから出力された加速度データからなるセンサデータが、逐次、ドライブレコーダ10のメモリに格納される。
なお、図1における記録サーバ60及び管理サーバ70は、各々、ドライブレコーダ10と同様に図2に示したコンピュータと同様にCPU、RAM、ROM、HDD、入出力装置、通信装置、外部IF等を含むコンピュータ構成を備えた汎用DBサーバ用コンピュータ60b及び仮想DBサーバ用コンピュータ70bを備えている。
汎用DBサーバ用コンピュータ60bは、コンピュータのハードウェアおよび制御プログラムを含むソフトウェアを利用して構成される機能として、記憶制御部60b1及びドライブレコード送信部60b2を備えている。
また、仮想DBサーバ用コンピュータ70bは、コンピュータのハードウェアおよび制御プログラムを含むソフトウェアを利用して構成される機能として、基本情報収集部70b1、近接情報抽出部70b2、判別部70b3、ドライブレコード情報記憶部70b4、及び、記録場所情報通知部70b5を備えている。
本実施の形態のドライブレコード管理システム1は、このようなコンピュータ構成のドライブレコーダ10、記録サーバ60、及び管理サーバ70を、インターネット50を介して接続して構成されている。
このような構成により本実施の形態のドライブレコード管理システム1では、図3に示すようにして、ドライブレコードの記録及び管理を行う。
図3においては、ドライブレコード管理システム1に備えられたドライブレコーダの利用例を示している。図3に示すように、本例のドライブレコード管理システム1では、相手のイベント、すなわち、他車のドライブレコーダでドライブレコードを記録するイベントが発生したことを契機に、自車のドライブレコーダによるドライブレコードの記録を行う。
この際、他車のドライブレコーダは、イベントの発生を知らせる情報及び当該イベントに対応して記録したドライブレコードを無線で同時通報する。自車のドライブレコーダは、同報通報されたイベントが自車の近辺で発生している場合に、自車のドライブレコーダによるドライブレコードの記録を行う。
そして、自車のドライブレコーダは、例えば、事後に、自車のドライバからの指示に応じて、同報通報された他車のドライブレコードと自車のドライブレコードとを同時に表示する。
このことにより、自車のドライバは、相手の前方風景、及び自車の前方風景から、相手の運転状況及び自分の運転状況を客観的に見直すことができるので、気付かなかった自分の危険運転動作を自覚することができ、今後は安全な運転を心がけるようになり、運転行動の変容を行う効果(ミラーリング効果)を得ることができる。
以下、図1に示すドライブレコード管理システム1による、このようなドライブレコードの記録及び管理動作について説明する。
ドライブレコーダ10は、記録制御部10gにおける基本情報送信部10g6により、送受信部10g1から無線LAN子機10fを介して、無線局40及びインターネット50経由で管理サーバ70に、例えば10秒毎等、予め定められた周期Tで、自ドライブレコーダ10の識別情報、GPS受信機10cで取得された位置情報、及びイベント発生検知部10g3によるイベント発生の検知を行ったか否かを示すイベント有無通知情報を少なくとも含む基本情報を送信する。
ドライブレコーダ10は、イベント発生検知部10g3において、イベント信号手動入力器10aからイベント信号が入力された場合、または、加速度センサ10dで検出された加速度が閾値を超えて急加速または急減速があったと判断された場合に、イベントの発生を検知する。
このようにして、イベント発生検知部10g3によりイベントの発生が検知された場合、記録部10g4により、当該時刻におけるドライブレコードの記録を行っても良いが、本実施の形態では、この時点での記録部10g4による当該時刻におけるドライブレコードの記録は行わない。
管理サーバ70は、仮想DBサーバ用コンピュータ70bにおける基本情報収集部70b1により、ドライブレコーダ10を含む各ドライブレコーダから、周期Tで送信される、当該ドライブレコーダの識別情報、位置情報、及び当該ドライブレコーダでイベント発生の検知を行ったか否かを示すイベント有無通知情報を少なくとも含む基本情報を、インターネットルータ70aを介して収集すると、収集した時刻を示す時刻情報を含ませてRDB(リレーショナルデータベース)70cにおける第1の記憶部に記憶する。
さらに、管理サーバ70は、仮想DBサーバ用コンピュータ70bにおける近接情報抽出部70b2により、RDB70cにおける第1の記憶部に記憶した基本情報がイベント発生の検知を行ったことを示すイベント有無通知情報が含まれたイベント有り基本情報であることを判別した場合、当該イベント有り基本情報に含まれた時刻情報で示される時刻に対して予め定められた時刻の範囲内の時刻情報、及び、当該イベント有り基本情報に含まれた位置情報で示される位置に対して予め定められた範囲内の位置情報を含む、当該イベント有情報とは識別情報が異なる他の基本情報を第1の記憶部から抽出し、抽出した他の基本情報の識別情報を当該イベント有り基本情報の識別情報とペアとして含ませて、当該イベント有り基本情報をRDB70cにおける第2の記憶部に記憶する。
ドライブレコーダ10は、例えば、周期Tで基本情報を管理サーバ70に送信する際に、検索部10g2により、管理サーバ70に対して、第2の記憶部に自ドライブレコーダの識別情報が含まれるイベント有り基本情報が記憶されているか否かの検索要求を行う。
このドライブレコーダ10からの検索要求に応じて、管理サーバ70は、仮想DBサーバ用コンピュータ70bにおいて備えた判別部70b3により、RDB70cにおける第2の記憶部を検索して、当該ドライブレコーダの識別情報が、イベント有り基本情報に含まれる識別情報であるか否かを判別し、イベント有り基本情報に含まれる識別情報のペアの何れかに該当すれば、検索要求元のドライブレコーダに通知する。
この管理サーバ70からの通知をインターネット50及び無線局40経由で、無線LAN子機10fで受けたドライブレコーダ10は、記録モードとなる。
記録モードでは、ドライブレコーダ10は、まず、記録サーバ間通信部10g7により、送受信部10g1及び無線LAN子機10fを介して、記録サーバ60に対して、当該ドライブレコードを記録サーバ60で格納するための記録場所を特定する記憶場所(ここではURL)の通知を要求する。
この要求は、無線LAN子機10f、無線局40における無線LAN親機40a及びインターネットルータ40bを介してインターネット50経由で記録サーバ60に送信される。
記録サーバ60は、インターネットルータ60aを介してドライブレコーダ10からの当該要求を受信すると、汎用DBサーバ用コンピュータ60bにおける記憶制御部60b1により、当該ドライブレコードを記憶する汎用DB60cにおける記録場所を特定する情報としてのURL(Uniform Resource Locator)を決定して、要求元のドライブレコーダ10に通知する。
記録サーバ60からの通知を受けたドライブレコーダ10は、記録部10g4により、当該イベント有り基本情報に含まれた時刻情報で示される時刻から過去30秒間においてメモリに格納されたセンサデータを、運転状況の記録(ドライブレコード)として取得し、取得したドライブレコードを記録サーバ60に送信して、当該記録サーバ60から取得したURLで特定される記憶場所に記憶させる。
さらに、ドライブレコーダ10は、記憶場所情報送信部10g8により、記録サーバ60から取得したURLを管理サーバ70に送信する。
このように、ドライブレコーダ10は、自車におけるイベント信号の発生のみならず、予め定められた範囲内で予め定められた時間内で走行していた他車におけるイベント発生を検知して、当該時刻における自車のドライブレコードの記録を行う。
管理サーバ70は、仮想DBサーバ用コンピュータ70bにおけるドライブレコード情報記憶部70b4により、ドライブレコーダ10から通知されたURLを、第2の記憶部に記憶した当該ドライブレコーダ10の識別情報をペアとして含むイベント有り基本情報に含ませて第3の記憶部に記憶する。
ドライブレコーダ10は、例えば図2における入力装置25等を介してドライバからドライブレコードの閲覧のための表示指示操作が入力されると、記録制御部10gにおける記憶場所情報要求部10g9により、送受信部10g1及び無線LAN子機10fを介してインターネット50経由で管理サーバ70に対して、自識別情報に対応付けられたURLの通知を要求する。
管理サーバ70は、このようにして、ドライブレコーダ10からのURLの通知要求を受けると、仮想DBサーバ用コンピュータ70bにおける記憶場所情報通知部70b5により、当該ドライブレコーダの識別情報を含む、第3の記憶部に記憶したイベント有り基本情報を抽出し、抽出したイベント有り基本情報に含ませた各URLを要求元のドライブレコーダに通知する。
ドライブレコーダ10は、管理サーバ70から各URLが通知されると、記録制御部10gにおける閲覧部10g5により、記録サーバ60に対して、各URLで特定されるドライブレコードの送信を要求する。
記録サーバ60は、汎用DBサーバ用コンピュータ60bにおけるドライブレコード送信部60b2により、ドライブレコーダ10から要求された各URLで特定されるドライブレコードを抽出して要求元のドライブレコーダ10に送信する。
ドライブレコーダ10は、記録サーバ60から送信されてきたドライブレコードを、無線LAN子機10fで受信して、記録制御部10gにおける閲覧部10g5により、ディスプレイ10eに出力して表示する。
次に、図4から図6を用いて、ドライブレコード管理システム1の動作の詳細を説明する。
図4においては、ドライブレコード管理システム1の動作で送受信される情報の流れと内容例を示している。
図4においては、ドライブレコーダ10を備えた自車401と、図示していないドライブレコーダを備えた他車402とが、図示していない無線LAN子機を介してインターネット50に接続されている。
インターネット50には、汎用DBサーバ用コンピュータ60bと汎用DB60cとを備えた記録サーバ60、及び、仮想DBサーバ用コンピュータ60bとRDB70cとを備えた管理サーバ70が接続されている。
なお、図4においては、記録サーバ60が3台設けられた構成となっているが、記憶するドライブレコードの容量に応じて増減することが可能である。また、管理サーバ70に関しても、設ける台数を増減することが可能である。
汎用DB60cにおいては、SNS等の共有領域において、URLで特定される記録場所に各ドライブレコードが記憶されている。RDB70cにおいては、日時、位置、閲覧フラグ、ID1、ID2、計測情報ロケーションを含むテーブル70dが登録されている。
また、図4においては、テーブル70dにおける2行目のレコードがドライブレコーダ10に送信されている。テーブル70dにおける「日時」は、管理サーバがイベント発生信号を受信した日時(日付、時刻)であり、「位置」は、ドライブレコーダ10から送信されてきた基本情報に含まれるGPS受信機で所得された位置情報(GPS測定位置;緯度、経度)である。
また、「閲覧フラグ」は、少なくとも一度は閲覧されたか否かを示すフラグであり、「T」は閲覧済み、「F」は未閲覧を示す。「ID1」は、イベント発生信号を送信して記録モードに遷移したドライブレコーダの識別情報であり、「ID2」は、イベント発生信号を送信していないが、記録モードに遷移したドライブレコーダの識別情報である。
計測情報ロケーションは、記録データが保管されているインターネット経由でアクセス可能な一時的な共有記憶域の場所、ここでは公開のためにワンタイム生成されたURLである。
以下、図5を用いて、このような構成からなるドライブレコード管理システム1におけるドライブレコーダ10の動作について説明する。図5の示す動作は、図1に示す記録制御部10gの、図2におけるCPUによるプログラムに基づく処理であり、例えば10秒毎に繰り返し処理が行われる。
ステップ501においては、閲覧モードであるか否かを判別する。閲覧モードでなければ、ステップ502〜504において、急減速または手動入力によりイベントの発生が検知された場合、イベント発生信号を有効(T)に設定し、イベントの発生が検知されない場合には、イベント発生信号を無効(F)に設定する。
ドライブレコーダは、GPS位置及び時刻を計測しており、ステップ505において、GPS測位位置、自ドライブレコーダの識別情報(ID)、及びイベント有無通知情報(イベント発生信号を含む)を少なくとも含む基本情報を管理サーバに向けて送信する。
このようなドライブレコーダによる処理が例えば10秒毎に繰り返し行われ、ドライブレコーダから送信された基本情報は、管理サーバにおける一時記憶域Aに記憶される。そして、管理サーバは、受信した基本情報にイベント発生信号が含まれている場合、当該基本情報の送信元ドライブレコーダの周囲(例えば半径10m)、一定時間時間差内(例えば10秒)に存在する他のドライブレコーダを特定して、このドライブレコーダの識別情報を当該基本情報に含ませて一時記憶域Bに記憶する。
この状態で、ドライブレコーダは、ステップ506,507において、管理サーバの一時記憶域Bを検索して、自身の識別情報(ID)を含む基本情報があるか否か、すなわち、一致するレコードがあるか否かを判別する。
自身の識別情報(ID)を含む基本情報があれば、ステップ508において、ドライブレコードの取得のために、例えば過去30秒間のセンサデータへの上書きをロック(禁止)し、ステップ509において、記録サーバから公開予定URLを取得する。
なお、この公開予定URLは、データを記録する予定のインターネット経由でアクセス可能な一時的な共有記憶域の場所を示す情報で、例えば公開のためにワンタイム生成されたURLである。
ステップ510において、管理サーバに対して、自身の識別情報(ID)と取得した公開予定URLを送信する。そして、ステップ511において、ステップ508でロックした過去30秒間のセンサデータを、ドライブレコードとして取得し、記録サーバに送信して記憶させる。
ステップ510におけるドライブレコーダの処理に基づいて、管理サーバは、各ドライブレコーダの識別情報(ID)、GPS位置、時刻、URLを、テーブル70dに登録する。このようにして、テーブル70dに全てのデータがアップロードされた後に、他のドライブレコーダは当該テーブル70dのデータを閲覧することができる。
すなわち、ステップ512において、管理サーバから、自身の識別情報(ID)を含み(受信ID=ID)、かつ閲覧フラグ=Fのレコードを検索し、ステップ513において、当該レコードに記録された日時、位置、及び公開URLを管理サーバから取得すると共に、当該公開URLの各々のドライブレコードを記録サーバから取得して、各ドライブレコードに含まれる映像を合成する。
その後、ステップ514において、管理サーバの検索したレコードにおける閲覧フラグをT(閲覧済みを表す)に書き換え、ステップ515において、合成した映像を閲覧者(例えばドライバ)に提示する。
次に、図6を用いて、ドライブレコード管理システム1における管理サーバ70の動作について説明する。
ステップ601においては、一時記憶域Aをクリアする。その後、ステップ602〜605において適当な時間間隔(例えば10秒間隔)で、各ドライブレコーダからのGPS測定位置、識別情報(ID)、及びイベント有無通知情報を含む基本情報を受信して、受信した基本情報に日時を付与して、GPS測定位置、識別情報(ID)、及びイベント有無通知情報を含む基本情報を、一時記憶域Aに記憶する。
ステップ606においては、一時記憶域Bをクリアする。その後、ステップ607〜611において、一時記憶域A内の全レコードに対する処理を行なう。まず、ステップ608において、選択したレコード(基本情報)におけるイベント有無通知情報のイベント発生信号がFか否かを判別し、イベント発生信号がFでなければ、すなわち、イベントが発生していれば、ステップ609において、一時記憶域Aから受信日時、GPS測位位置が近接する他のレコードを全て抽出する。
その後、ステップ610において、選択しているレコードの識別情報(ID)を「ID1」、抽出したレコードの各識別情報(ID)を「ID2」とするペアとして、選択しているレコードの受信日時、GPS測位位置などからなるレコード(イベント有り情報基本)を一時記憶域Bに記憶する。
さらに、ステップ612においては、一時記憶域Cをクリアする。その後、ステップ613〜616において、一時記憶域B内のユニークなIDの数だけ、処理を行なう。すなわち、ステップ614において、各ドライブレコーダから各々の識別情報(ID)、及び公開URLを受信し、ステップ615において、受信した各ドライブレコーダの識別情報(ID)、及び公開URLを一時記憶域Cに記憶する。
ステップ617〜620においては、一時記憶域B内の全てのレコードに対する処理を行なう。まず、ステップ618において、一時記憶域Cから、識別情報「ID1」と「ID2」に対応する公開URLを抽出する。そして、ステップ619において、受信日時、GPS測位位置、閲覧フラグ=F、「ID1」、「ID2」、及び、公開URLをテーブル70に書き込む。
以上のようにして、第1の実施の形態として説明した本実施の形態のドライブレコード管理システム1では、インターネット50を介してドライブレコーダ10、記録サーバ60、管理サーバ70を接続した構成とし、記録サーバ60において、各ドライブレコーダで記録されたドライブレコードを記憶しておき、管理サーバ70において、各ドライブレコーダから収集したドライブレコードの管理情報を管理する構成としている。
これに対して、以下、第2の実施の形態として、図7及び図8を用いて、近接するドライブレコーダ間で直接、ドライブレコードを送受信する構成の実施の形態を説明する。
図7に示すドライブレコーダ109は、位置・運動状態計測部109a、状況計測部109b、イベント発生検知部109c、記録部109d、提示部109e、受信部109f、近接判定部109g、及び、送信部109hを備えている。
位置・運動状態計測部109aは、車に搭載されるGPS受信装置、ジャイロセンサ、及び加速度センサにより、当該車両の位置及び運転状態を算出する。
状況計測部109bは、車に搭載されている画像センサにより自車の車室内、または車室外の少なくともいずれかの映像を撮像した画像情報を取得する。
イベント発生検知部109cは、位置・運転状態計測部109aの加速度センサから出力される加速度が閾値を超えた場合、あるいは、ドライバがイベント発生を判断して手動でイベント信号を入力した場合に、記録部109d及び送信部109hにイベント発生信号を出力する。
記録部109dは、イベント発生信号を受信した時刻から遡って一定時間(例えば30秒間)の位置・運転状態計測部109a及び状況計測部109bの計測情報(上記の第1の実施の形態で説明したセンサデータ)を、ドライブレコードとして、ハードディスクやSDカードなどの電磁記憶媒体、もしくはインターネット回線上の適当な記憶領域に記録する。また、記録部109bは、受信した道路構造物もしくは他の車両に搭載されたセンサの計測情報(センサデータ)、あるいはインターネット回線上の指定されたロケーションを、ハードディスクやSDカードなどの電磁記憶媒体、もしくはインターネット回線上の適当な記憶領域に記録する。
提示部109eは、パーソナルコンピュータ、及び携帯情報端末などの映像提示機器及び音声提示機器から構成され、電磁記憶媒体あるいはインターネット回線上の記録域から、イベント発生信号の受信時刻に関連付けられた道路構造物、他の車両の計測情報、及び、自身の計測情報を、同時に閲覧することができるように構成されている。提示モードへの遷移が要求された場合に動作する。提示モードへの遷移要求は、ドライバが手動で要求した場合、イベント発生信号の受信後の長時間停止時、及び、ナビゲーションシステムに登録された目的地に到着した場合などに発生する。
受信部109fは、他車に搭載されたドライブレコーダの送信部109hから同時通報されたイベント発生情報を無線で受信する。
受信部109fは、道路構造物もしくは車両に設置され、インターネット回線網に接続された無線LANルータ、携帯電話回線、もしくはBluetooth(登録商標)等の近接通信規格(NFC:Near Field Communication)に対応する受信機を少なくとも1つ有する。
受信部109fで受信するデータは、イベント発生信号、及び道路構造物、もしくは他の車両に搭載されたセンサの計測情報、あるいはインターネット回線上に保管された計測情報へのポインタ(URL)である。イベント発生信号は、近接通信規格の受信機で受信し、データ転送には、無線LAN規格の受信機で受信するなど、通信帯域に沿った分担をしても良い。
近接判定部109gは、受信部109fで受信したイベント発生情報に含まれる位置から自車までの距離が予め定められた距離内であるか否かを判定する。
すなわち、近接判定部109gは、受信部109fが受信した信号中に含まれる送信元の位置情報と、位置・運転状態計測部109aが算出した位置情報とを照合して、近接状態にある(例えば10m、あるいは50m以内にある)か否かをする。
近接判定部109gは、近接状態にあると判定した場合、イベント発生検知部109cを介して記録部109dに、イベント発生信号を出力する。なお、近接通信規格に準じた受信機の場合には、イベント発生信号の受信を待って、近接状態にあると判定しても良い。
送信部109hは、イベント発生信号と、イベント発生信号を検知した時刻から遡って一定時間(例えば30秒間)の位置・運動状態計測部109aの計測情報を、インターネット回線網に接続された無線LANルータ、携帯電話回線網、もしくは近接通信規格に対応する送信機に送信する。インターネット回線網に送信する場合には、必ずしもイベント発生直後に送信する必要はない。
なお、ドライブレコーダ109に備えられた、受信部109f、近接判定部109g、及び送信部109hが、従来のドライブレコーダに対して新たに備えられた機能である。
このような構成において、ドライブレコーダ109は、近辺の他車に搭載されたドライブレコーダからのイベント発生通知を受信すると自車のドライブレコード(運転状況)を記録する。
すなわち、ドライブレコーダ109は、送信部109hにより、ドライブレコードの記録を行うイベントが発生した位置を少なくとも含むイベント発生情報を無線で同時通報し、受信部109fにより、他車に搭載されたドライブレコーダの送信部109hから同時通報されたイベント発生情報を無線で受信する。
近接判定部109gは、受信部109fで受信したイベント発生情報に含まれる位置から自車までの距離が予め定められた距離内であるか否かを判定する。そして、近接判定部109gで予め定められた距離内であると判定した場合、イベント発生検知部109cは、イベントの発生を検知する。
これにより、記録部109dにおいて、イベント発生情報を受信した時刻に対応するタイミング、例えば過去30秒間における自車のドライブレコードの記録を行う。
なお、イベント発生検知部109cは、位置・運動状態計測部109aにおける加速度センサによって検出された加速度が、閾値を超えた場合に、急加速または急減速が発生したと判断して、ドライブレコードの記録を行うためのイベントの発生を検知し、送信部109hは、イベント発生検知部109cがイベントの発生を検知した場合に、イベント発生情報を無線で同時通報する。
また、送信部109hで同時通報するイベント発生情報は記録したドライブレコードを含み、記録部109dは、自車のドライブレコードと受信部109fで受信したイベント発生情報に含まれるドライブレコードとを対応付けて記録する。
そして、提示部109eは、記録部109dで対応付けて記録した自車のドライブレコードと受信部109fで受信した他車のドライブレコードとを出力する。
また、記録部109dは、状況計測部109bにより撮像した自車の車室内、または車室外の少なくともいずれかの映像からなる画像情報を含み前記運転状況の記録を行う。
図8は、図7におけるドライブレコーダの処理動作を示しており、ステップ801において、受信部109fによりイベント発生信号を受信すると、近接判定部109gにより、当該イベントが近接する位置における他のドライブレコーダで発生したものか否かを判別する。
当該イベントが近接する位置における他のドライブレコーダで発生したものであれば、自車のドライブレコード(計測情報)を、受信部109fにより受信した他車におけるドライブレコードと対応付けて記録する。
ステップ804において、イベント発生検知部109cが、自車におけるイベント発生を検知すれば、ステップ805において、記録部109dによりドライブレコードを記録し、記録したドライブレコードと、当該イベント発生を通知するイベント発生信号とを送信部109hにより同時通報する。
ステップ806において、例えばドライバから提示モードの要求が入力されると、ステップ807において、提示部109eにより、受信部109fで受信した相手の計測情報(ドライブレコード)と自車の計測情報(ドライブレコード)を同時に表示装置等に表示して当該ドライバに提示する。
以上、各図を用いて説明したように、本実施の形態のドライブレコード管理システム、及びドライブレコーダによれば、近接する他車においてイベントが発生してドライブレコードの記録が行われた場合、自車におけるドライブレコーダにおいても当該時刻におけるドライブレコードの記録を行い、双方のドライブレコードを提示することができる。
これにより、自車のドライバが気付かない危険な運転動作により、他車が急な加速及び急な減速等の危険運転動作を行った場合のドライブレコーダ記録情報を、当該ドライバに提示することが可能となり、ドライバの運転行動を、安全運転を行うように変容させることで、安全運転の促進を図ることができる。
なお、本発明は、上述した例に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。
例えば、近接判定を行う場合、イベント発生信号を受信した場合に、発信元のドライブレコーダの周囲(例えば半径10m)、一定時間差内(例えば10秒)に存在する他のドライブレコーダのうち、管理サーバの一時記憶域Aに記録されたデータを用いて時間を遡り、各GPS位置から方位方向に補助線を引いて交差判定を行い、交差したことのあるペアについてのみ、近接したものとみなして管理サーバの一時記憶域Bに一時的に記憶することでも良い。
また、ドライブレコード管理システムの構成としては、図1に示される構成のように、管理サーバと記録サーバを各々別に設けた構成とするものに限るものではなく、管理サーバと記録サーバとを同一のサーバで構成することでも良い。
すなわち、複数のドライブレコーダ、複数のドライブレコーダと無線で接続されたネットワーク、及びネットワークに接続された管理サーバを備え、ドライブレコーダは、ドライブレコードの記録を行うイベントが発生した位置を示す位置情報及び自車の識別情報を少なくとも含むイベント発生情報を無線で同時通報する機能(通報部)と、イベント発生情報と記録したドライブレコードとを少なくとも含む基本情報を無線で、ネットワーク上の管理サーバに送信する機能(第1の基本情報送信部)と、他車の通報部から同時通報されたイベント発生情報を無線で受信する機能(受信部)と、受信部で受信したイベント発生情報に含まれる位置から自車までの距離が予め定められた距離内であるか否かを判定する機能(近接判定部)と、近接判定部で予め定められた距離内であると判定した場合、イベント発生情報を受信した時刻における自車のドライブレコードの記録を行う機能(記録部)と、記録部で記録した自車のドライブレコード、当該ドライブレコードを記録した際の自車の位置を示す位置情報、及び自車の識別情報を少なくとも含む基本情報を生成して、無線でネットワーク上の管理サーバに送信する機能(第2の基本情報送信部)と、を備え、管理サーバは、ドライブレコーダから受信した基本情報に含まれる位置情報と当該基本情報の受信時刻とに基づいて、予め定められた範囲内の時刻情報と位置情報とを含む複数の基本情報を対応付けて記憶装置に記憶する機能(記憶部)と、ドライブレコーダからの要求に応じて当該ドライブレコーダの識別情報を含む基本情報を記憶装置から読み出して要求元のドライブレコーダに送信する機能(第3の基本情報送信部)と、を備えた構成としても良い。
また、管理サーバと記録サーバとを個別に設けた構成であっても、下記のような構成とすることでも良い。
すなわち、複数のドライブレコーダ、複数のドライブレコーダと無線で接続されたネットワーク、及びネットワークに各々接続された管理サーバと記憶サーバを備え、複数のドライブレコーダは、イベント発生を検知して記録したドライブレコードを記憶サーバに送信して記憶させ、記憶サーバから通知される当該ドライブレコードの記憶場所の特定に用いる記憶場所情報を受信して管理サーバに送信する機能(記録サーバ間通信部)と、管理サーバに、予め定められた周期Tで、自ドライブレコーダの識別情報、位置情報、及びドライブレコードの記録を行ったか否かを示すイベント情報を少なくとも含む基本情報を送信する機能(基本情報送信部)と、を備え、管理サーバは、ドライブレコーダから送信されてきた基本情報を受信し、受信した時刻を当該基本情報に含ませて第1の記憶部に記憶する機能(第1記憶情報生成部)と、第1の記憶部に記憶した基本情報から、イベント情報がドライブレコードの記録を行ったことを示すイベント有り基本情報を抽出し、当該イベント有り基本情報に含まれる時刻情報及び位置情報と各々予め定められた範囲内にある時刻情報及び位置情報を含む他の基本情報を抽出し、抽出した他の基本情報の識別情報をイベント有り基本情報の識別情報とペアとして含ませて、当該イベント有り基本情報を第2の記憶部に記憶する機能(第2記憶情報生成部)と、イベント有り基本情報にペアとして含ませた識別情報で特定されるドライブレコーダに、イベント発生を通知する機能(イベント発生通知部)と、第2の記憶部に記憶したイベント有り基本情報に、当該イベント有り基本情報に含まれる各々の識別情報で特定されるドライブレコーダから送信された記憶場所情報を付与し、当該イベント有り基本情報を第3の記憶部に記憶する機能(第3記憶情報生成部)と、ドライブレコーダからの要求に応じて第3の記憶部を探索し、当該ドライブレコーダの識別情報を含むイベント有り基本情報を特定し、特定したイベント有り基本情報に含まれる記憶場所情報を要求元のドライブレコーダに送信する機能(記憶場所情報送信部)と、を備え、記録サーバは、ドライブレコーダから送信されたドライブレコードを記憶装置に記憶すると共に、当該ドライブレコードの記録場所を特定する記憶場所情報を、当該ドライブレコードの送信元のドライブレコーダに送信する機能(記憶制御部)と、ドライブレコーダから記憶場所情報を特定して要求されたドライブレコードを記憶装置から抽出して要求元のドライブレコーダに送信する機能(ドライブレコード送信部)と、を備えた構成としても良い。
また、図1に示した構成のドライブレコード管理システムにおけるドライブレコーダによる処理を以下のようにすることでも良い。すなわち、ドライブレコーダは、図5のステップ504での処理においてイベント発生信号が発生した時点で自車のドライブレコードの記録を行って記録サーバに送信して、公開予定URLを取得する。そして、ステップ505での処理において、取得した公開予定URLを、GPS測位位置、ID、イベント発生信号と共に管理サーバに送信し、管理サーバにおいて、当該URLを登録して管理する構成としても良い。この場合、ドライブレコーダによるステップ507〜511における処理は、「ID2」として自身の識別情報がレコードに登録されている際の処理となる。
また、図7に示した車両間通信を行う構成においても、例えば、各ドライブレコーダは、自身のイベント発生を検知した場合に、ドライブレコードの記録を行うと共に、イベント発生を示す信号(データ)を周囲にブロードキャスト(同時通報)する際、インターネット回線への接続が可能な場合には、ドライブレコーダに記録されているデータ(ドライブレコード)を、URLで特定される記憶域にアップロードし、当該URLを併せてブロードキャストしても良い。
そして、各ドライブレコーダは、ブロードキャストされたイベント発生を示すデータを受信した場合、自車におけるドライブレコードの記録を行い、その場合、インターネット回線への接続が可能な場合には、ドライブレコーダに記録されているデータを、URLで特定される記憶域にアップロードすると共に、当該URLを併せてブロードキャストしても良い。
また、図2に示したコンピュータ構成において、本発明に係る各処理部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、各構成による処理が実行されてもよいし、図示されていない通信機能を用いて、当該プログラムを読み込ませることでもよい。
なお、コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、前述した機能を、コンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
また、本実施の形態に係るドライブレコーダ10の図1に示した各処理部を、プログラムにより各機能の実行が可能なコンピュータで構成するものとしているが、論理素子回路からなるハードウェア構成とすることでも良い。
また、図2に示すドライブレコーダ10のコンピュータ構成に関しても適宜にその構成内容を変更しても良い。
このように、本発明を実施する形態例を、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1 ドライブレコード管理システム
10 ドライブレコーダ
10a イベント信号手動入力器
10b 画像センサ
10c GPS受信機
10d 加速度センサ
10e ディスプレイ
10f 無線LAN子機
10g 記録制御部
10g1 送受信部
10g2 検索部
10g3 イベント発生検知部
10g4 記録部
10g5 閲覧部
10g6 基本情報送信部
10g7 記録サーバ間通信部
10g8 記録場所情報送信部
10g9 記憶場所情報用休部
21 CPU
22 RAM
23 ROM
24 ハードディスク(HDD)
25 入力装置
26 表示装置
27 通信装置
28 入出力インタフェース部
29 システムバスBUS
31 無線通信装置
32 計測装置群
40 無線局
40a 無線LAN親機
40b,60a,70a インターネットルータ
50 インターネット
60 記録サーバ
60b 汎用DBサーバ用コンピュータ
60b1 記憶制御部
60b2 ドライブレコード送信部
60c 汎用DB
70 管理サーバ
70b 仮想DBサーバ用コンピュータ
70b1 基本情報収集部
70b2 近接情報抽出部
70b3 判別部
70b4 ドライブレコード情報記憶部
70b5 記憶場所情報通知部
70c RDB
70d テーブル
109 ドライブレコーダ
109a 位置・運動状態計測部
109b 状況計測部
109c イベント発生検知部
109d 記録部
109e 提示部
109f 受信部
109g 近接判定部
109h 送信部
401 自車
401 他車

Claims (8)

  1. 運転状況の記録を行うイベントが発生した位置を少なくとも含むイベント発生情報を無線で同時通報する通報部と、
    他車の前記通報部から同時通報された前記イベント発生情報を無線で受信する受信部と、
    前記受信部で受信した前記イベント発生情報に含まれる位置から自車までの距離が予め定められた距離内であるか否かを判定する近接判定部と、
    前記近接判定部で予め定められた距離内であると判定した場合、前記イベント発生情報を受信した時刻に対応するタイミングにおける自車の運転状況の記録を行う記録部と、
    を備えたドライブレコーダ。
  2. 自車の加速度を検出する加速度検出部によって検出された加速度が閾値を超えた場合に、前記イベントの発生を検知するイベント発生検知部を備え、
    前記通報部は、前記イベント発生検知部が前記イベントの発生を検知した場合に、前記イベント発生情報を無線で同時通報する
    請求項1記載のドライブレコーダ。
  3. 前記通報部で同時通報する前記イベント発生情報は前記運転状況の記録を含み、
    前記記録部は、前記自車の運転状況の記録と前記受信部で受信した前記イベント発生情報に含まれる運転状況の記録とを対応付けて記録する
    請求項1または請求項2記載のドライブレコーダ。
  4. 前記記録部で対応付けて記録した前記自車の運転状況の記録と前記受信部で受信した前記運転状況の記録とを出力する出力部
    を備えた請求項3記載のドライブレコーダ。
  5. 前記記録部は、自車の車室内、または車室外の少なくともいずれかの映像を撮像した画像情報を含み前記運転状況の記録を行う
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のドライブレコーダ。
  6. コンピュータを、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のドライブレコーダにおける各部として機能させるためのプログラム。
  7. 複数のドライブレコーダと、該複数のドライブレコーダと無線で接続されたネットワークと、該ネットワークに各々接続された管理サーバと、記憶サーバとを備えたドライブレコード管理システムであって、
    前記管理サーバは、
    前記ドライブレコーダから、当該ドライブレコーダの識別情報、位置情報、及び当該ドライブレコーダで運転状況の記録を行うイベントが発生したか否かを示すイベント有無通知情報を少なくとも含む基本情報を収集し、収集した時刻を示す時刻情報を含ませて第1の記憶部に記憶する基本情報収集部と、
    前記第1の記憶部に記憶した基本情報が、前記イベントが発生したことを示す前記イベント有無通知情報を含むイベント有り基本情報の場合、当該イベント有り基本情報に含まれた前記時刻情報で示される時刻に対して予め定められた時刻の範囲内の時刻情報、及び、当該イベント有り基本情報に含まれた前記位置情報で示される位置に対して予め定められた範囲内の位置情報を含む、前記イベント有り基本情報とは前記識別情報が異なる他の基本情報を前記第1の記憶部から抽出し、抽出した前記他の基本情報の識別情報を前記イベント有り基本情報の識別情報とペアとして含ませて、当該イベント有り基本情報を第2の記憶部に記憶する近接情報抽出部と、
    前記第2の記憶部に記憶した前記イベント有り基本情報にペアとして含まれる各々の識別情報のドライブレコーダから、当該ドライブレコーダで記録した運転状況の記録の記録場所を特定する記憶場所情報を受信し、受信した記憶場所情報をイベント有り基本情報に含ませて第3の記憶部に記憶するドライブレコード情報記憶部と、
    を備え、
    前記ドライブレコーダは、
    自ドライブレコーダを搭載した自車での運転状況を記録するイベントの発生を検知するイベント発生検知部と、
    前記管理サーバに、自ドライブレコーダの識別情報、位置情報、及び前記イベントの発生を検知したか否かを示すイベント有無通知情報を少なくとも含む基本情報を繰り返し送信する基本情報送信部と、
    前記管理サーバに対して、前記第2の記憶部に自ドライブレコーダの識別情報が含まれる前記イベント有り基本情報が記憶されているか否かの検索を行う検索部と、
    前記検索部の検索で自ドライブレコーダの識別情報が含まれるイベント有り基本情報が記憶されている場合、前記イベント有り基本情報に含まれる時刻情報で示される時刻に対応するタイミングにおける自車の運転状況の記録を行う記録部と、
    前記記録部で記録した運転状況の記録を格納するための記録場所を特定する前記記憶場所情報を前記記録サーバへ要求し、前記記録サーバから受信する記録サーバ間通信部と、
    前記記録サーバ間通信部で受信した前記記憶場所情報を前記管理サーバに送信する記憶場所情報送信部と、
    前記記録サーバへ、前記記録部で記録した運転状況の記録を送信する記録送信部と、
    を備え、
    前記記録サーバは、
    前記ドライブレコーダからの前記要求に応じて、前記記憶場所情報を、当該ドライブレコーダに送信し、前記ドライブレコーダから送信された運転状況の記録を、前記記憶場所情報により特定される記録場所に記憶する記憶制御部と、
    を備えたドライブレコード管理システム。
  8. 前記管理サーバは、
    前記ドライブレコーダからの要求に応じて、当該ドライブレコーダの識別情報を含む、第3の記憶部に記憶したイベント有り基本情報を抽出し、抽出したイベント有り基本情報に含ませた前記記憶場所情報を要求元のドライブレコーダに通知する記憶場所情報通知部を備え、
    前記ドライブレコーダは、
    前記管理サーバに、前記記憶場所情報の通知を要求する記憶場所情報要求部と、
    前記記憶場所情報要求部からの要求に応じて前記管理サーバから通知された記憶場所情報に基づいて、前記記録サーバから前記運転状況の記録を取得して出力するドライブレコード閲覧部と、を備え、
    前記記録サーバは、前記ドライブレコーダから前記記憶場所情報に基づき要求された運転状況の記録を抽出して要求元のドライブレコーダに送信するドライブレコード送信部を備えた
    請求項7記載のドライブレコード管理システム。
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