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JP2013228530A - プロジェクター - Google Patents

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JP2013228530A JP2012099992A JP2012099992A JP2013228530A JP 2013228530 A JP2013228530 A JP 2013228530A JP 2012099992 A JP2012099992 A JP 2012099992A JP 2012099992 A JP2012099992 A JP 2012099992A JP 2013228530 A JP2013228530 A JP 2013228530A
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Takayuki Matsubara
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Abstract

【課題】色光を合成してカラーの画像を形成するプロジェクターであって、例えば固体光源から発生するコヒーレントなレーザー光といった光を光源として用いる場合に、画像の劣化を抑制できるプロジェクターを提供すること。
【解決手段】レーザー光といったコヒーレントな光(特定光)を光源として用いる場合であっても、クロスダイクロイックプリズム500の膜として切れ目のない一枚構成の第1ダイクロイック膜501を有することで、クロスダイクロイックプリズム500で合成された光に干渉性の高い成分が含まれていることに起因する縞状の模様の発生を回避して、画像の劣化を抑制することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、色の異なる画像を合成してカラーの画像を形成するため、例えばレーザー光源といった干渉性を有する光を発生させる光源を備えるプロジェクターに関する。
プロジェクター等の投射型表示装置として、クロスダイクロイックプリズムを備えることで、カラーの画像を形成するものが知られている(例えば、特許文献1〜3参照。)。なお、クロスダイクロイックプリズムを用いる場合において、一方のダイクロイック膜を一枚構成とすることも知られている(特許文献1〜3参照。)。
一方、プロジェクターの光源として、レーザー光を用いるものが知られている(例えば、特許文献4,5参照。)。例えば特許文献4では、拡散光学素子を用いてレーザー光を拡散させて均一な照明光で照明を行っており、また、特許文献5では、蛍光体を用いて励起光としてのレーザー光を蛍光に変換し、当該蛍光を照明光として用いている。
しかしながら、特許文献1等のようなクロスダイクロイックプリズムによって合成する場合、クロスさせるダイクロイック膜の交点の部分において、少なくとも一方のダイクロイック膜には、切れ目が生じることになる。これに対して、特許文献4等のレーザー光のように干渉性のある光を光源として用いると、クロス部分の切れ目の部分において干渉が生じ、この干渉に起因すると考えられる縞状の模様がスクリーン等の被照射面上に発生する。投射環境によっては、このような模様が目立ち、劣化した画像になってしまう場合がある。
特開2002−189109号公報 特開2007−58008号公報 特開平11−352440号公報 特開2007−33578号公報 特開2011−128482号公報
そこで、本発明は、色光を合成してカラーの画像を形成するプロジェクターであって、例えば固体光源から発生するコヒーレントなレーザー光といった光を光源として用いる場合に、画像の劣化を抑制できるプロジェクターを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係るプロジェクターは、(a)1つ以上の固体光源を含み、当該1つ以上の固体光源において発生させた特定光を成分に含む第1の光と、特定光を成分に含まない第2の光とを、照明光として射出する光源装置と、(b)光源装置からの照明光のうち第1の光を画像情報に応じて変調する第1の光変調装置と、第2の光を画像情報に応じて変調する第2の光変調装置とを有する光変調部と、(c)光変調部からの変調光を合成する光合成光学系と、(d)光合成光学系からの合成光を投射画像として投射する投射光学系と、を備えるプロジェクターであって、(e)1つ以上の固体光源において、特定光が、コヒーレント光であり、(f)光合成光学系が、第1の光に対応して設けられた1枚の連続した膜構造である特定ダイクロイック膜を有する。ここで、固体光源において発生するコヒーレント光である特定光としては、例えばレーザー光のように特に干渉性の高い光が考えられる。レーザー光は、干渉等によってスクリーン上に縞状の模様を発生させるといった画像劣化の原因となり得る成分である。
上記プロジェクターによれば、光変調部で変調された成分のうち、固体光源に含まれるコヒーレント光である特定光を含む第1の光を、光合成光学系において1枚の連続した切れ目のない特定ダイクロイック膜での通過によって他の変調光の成分と合成させている。なお、特定ダイクロイック膜での通過には、例えば透過による通過に限らず、反射による通過も含まれる。これにより、干渉性が高い特定光に起因してスクリーン等の被照射面上に縞状の模様が発生することを回避して、画像の劣化を抑制できる。
本発明の具体的な態様又は観点では、1つ以上の固体光源が、特定光としてレーザー光を発生させるレーザー光源である。この場合、レーザー光源を用いることで、強い強度の照明光を形成できる。
本発明の別の観点では、光合成光学系において、特定ダイクロイック膜が、第1の光を反射し、第2の光を透過させることで、第1の光と第2の光とを合成させる。この場合、特定ダイクロイック膜が、特定光を含む第1の光を折り曲げる一方、特定光を含まない第2の光を透過させることで、これらの光を合成させることができる。
本発明のさらに別の観点では、(a)光源装置が、照明光として第1及び第2の光とは異なる第3の光を射出し、(b)プロジェクターが、第2の光と第3の光とを分離する色分離導光光学系をさらに備え、(c)光変調部が、第3の光に対応する第3の光変調装置をさらに有し、(d)光合成光学系が、第1、第2及び第3の光変調装置でそれぞれ変調された第1、第2及び第3の光を合成させるクロスダイクロイックプリズムである。この場合、第1から第3の光に基づく3色の色光によるカラー画像を形成させることができる。
本発明のさらに別の観点では、(a)光源装置が、第1光源装置と、第2光源装置とを備え、(b)第1光源装置が、特定光を発生させる第1光源部と、当該第1光源部からの特定光を拡散させて第1の波長帯域にある第1の光を形成する拡散部材とを有し、(c)第2光源装置が、励起光を発生させる第2光源部と、当該第2光源部からの励起光を照射され励起光を変換することにより少なくとも第2の光を含む第2の波長帯域の蛍光を形成する蛍光体とを有する。この場合、拡散部材により特定光を含む第1の光を適度に拡散させる一方、蛍光体により励起光を変換して特定光を含まない蛍光を形成し、当該蛍光が第2の光を含むものとすることができる。
本発明のさらに別の観点では、光源装置において、第1の波長帯域が、第2の波長帯域よりも短波長側の波長帯域である。この場合、蛍光体による変換において、第1の波長帯域よりも長波長側の第2の波長帯域にある色光を発生させることで、第1の波長帯域の色光と組み合わせてカラー画像を形成させることができる。
本発明のさらに別の観点では、(a)第1光源装置において、第1の波長帯域が、青色光波長帯域であり、(b)第2光源装置において、第2の波長帯域が、黄色光波長帯域である。この場合、第1の光である青色光と、第2の光を含む黄色光とからカラー画像を形成させることができる。
本発明のさらに別の観点では、第2光源装置において、励起光が、青色光、紫色光又は紫外光のいずれかである。この場合、励起光を変換して、例えばカラー画像の形成に必要な色光を得ることができる。
本発明のさらに別の観点では、拡散部材が、光の入射面側に第1光拡散部を有し、光の射出面側に第2光拡散部を有する。この場合、拡散の度合を高めて、光の干渉による影響を低減させることができる。
第1実施形態のプロジェクターの光学系を説明する図である。 プロジェクターのうち光合成光学系とその周辺を一部拡大した図である。 (A)は、比較例の光合成光学系とその周辺を一部拡大した図であり、(B)は、比較例において生じ得る現象について説明する図である。 変形例のプロジェクターにおける光源装置の光学系を説明する図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態に係るプロジェクターについて詳細に説明する。
図1に示すプロジェクター100は、光源装置10と、色分離導光光学系20と、光変調部400と、光合成光学系であるクロスダイクロイックプリズム500と、投射光学系600とを備えている。なお、プロジェクター100において、色分離導光光学系20と光変調部400との間には、フィールドレンズ300R,フィールドレンズ300G,フィールドレンズ300Bが配置されている。
光源装置10は、第1光源装置11と、第2光源装置12との2つの光源装置で構成されて、照明光を射出させる。第1光源装置11は、光源装置10の一部として、青色光を照明光の部分的な波長成分である第1の光として射出する。また、第2光源装置12は、光源装置10の一部として、赤色光及び緑色光を含む黄色光を照明光の残りの波長成分として射出する。つまり、光源装置10は、全体として、青緑赤の3つの色光を形成可能な照明光を射出する。なお、第2光源装置12から射出される黄色光に含まれる成分のうち、緑色光を第2の光とし、赤色光を第3の光とする。
以下、光源装置10のうち、第1光源装置11の詳細について説明する。第1光源装置11は、第1光源部21と、集光光学系である集光レンズ31と、拡散部材41と、回転機構30と、コリメート光学系61と、第1レンズアレイ121と、第2レンズアレイ131と、偏光変換素子141と、重畳レンズ151とを備える。
第1光源装置11のうち、第1光源部21は、固体光源であり、青色のレーザー光Laを射出するレーザー光源である。レーザー光Laは、例えば約445nmを発光強度のピークとし、波長帯域430〜450nmの範囲(第1の波長帯域)を主たる成分としている。言い換えると、レーザー光Laの波長範囲である第1の波長帯域が、青色光波長帯域となっている。
レーザー光Laは、干渉性の高い光すなわちコヒーレントな光であり、レーザー光Laを特定光とする。レーザー光Laのような干渉性の高い光を照明光として用いている。
集光レンズ31は、第1光源部21から射出されたレーザー光Laを略集光した状態で拡散部材41に入射させる。
回転機構30は、拡散部材41を支持する透過型の円板40と、円板40を回転させるモーター50とを有する。円板40は、例えば、石英ガラス、水晶、サファイア、光学ガラス、透明樹脂等の透明な材料からなり、レーザー光Laを透過させる。
拡散部材41は、円板40上のうち、レーザー光Laが入射する領域を含むように円板40の回転方向に沿って連続して形成されるリング状の板部材である。一部拡大して示すように、拡散部材41は、本体部材41aと、本体部材41aのうち円板40と反対側すなわち光射出側に凹凸状の光拡散部DPとを有し、入射したレーザー光Laを適度に拡散させる。
回転機構30は、使用時において例えば7500rpmで円板40が回転し、拡散部材41の温度上昇を回避させつつ、拡散部材41によってレーザー光Laを拡散して得られた第1の光である青色光Bを、入射する側と反対側に向けて射出する。
コリメート光学系61は、回転機構30上の拡散部材41から発散しながら射出される青色光Bを略平行化する。
第1レンズアレイ121は、複数の第1小レンズ121aを有し、コリメート光学系61を経た光を複数の部分光束に分割する光束分割光学素子として機能する。第1小レンズ121aは、光軸AX1と直交する面内に複数行・複数列のマトリクス状に配列されている。図示による説明は省略するが、第1小レンズ121aの外形形状は、光変調装置である液晶光変調装置400Bの画像形成領域の外形形状に関して略相似形である。
第2レンズアレイ131は、第1レンズアレイ121の複数の第1小レンズ121aに対応する複数の第2小レンズ131aを有する。第2レンズアレイ131は、重畳レンズ151とともに、第1レンズアレイ121の各第1小レンズ121aの像を液晶光変調装置400Bの画像形成領域近傍に結像させる機能を有する。
偏光変換素子141は、第1レンズアレイ121により分割された各部分光を偏光方向の揃った略1種類の直線偏光光として射出する光学素子である。偏光変換素子141は、拡散部材41からの光に含まれる偏光成分のうち一方の直線偏光成分をそのまま透過し、他方の直線偏光成分を光軸AX1に垂直な方向に反射する偏光分離層と、偏光分離層で反射された他方の直線偏光成分を光軸AX1に平行な方向に反射する反射層と、反射層で反射された他方の直線偏光成分を一方の直線偏光成分に変換する位相差板と、を有する。
重畳レンズ151は、偏光変換素子141からの各部分光束を集光して液晶光変調装置400Bの画像形成領域近傍に重畳させるための光学素子である。第1レンズアレイ121、第2レンズアレイ131及び重畳レンズ151は、レーザー光である青色光Bの面内光強度分布を均一にするインテグレーター光学系を構成し、拡散部材41からの青色光Bの面内照度を画像形成領域近傍で均一化された状態にする。
以上のような構成により、第1光源装置11は、光源装置10の一部として、照明光の一部の成分である青色光Bを、第1の光として光変調部400に向けて射出する。この青色光Bは、レーザー光すなわち干渉性の高い光を成分として含むものである。
次に、光源装置10のうち、第2光源装置12の詳細について説明する。第2光源装置12は、第2光源部22と、集光光学系である集光レンズ32と、蛍光体42と、コリメート光学系62と、第1レンズアレイ122と、第2レンズアレイ132と、偏光変換素子142と、重畳レンズ152とを備える。
第2光源装置12のうち、第2光源部22は、固体光源であり、励起光である青色のレーザー光Lbを射出するレーザー光源である。レーザー光Lbは、例えば約445nmを発光強度のピークとしている。
集光レンズ32は、第2光源部22から射出されたレーザー光Lbを略集光した状態で蛍光体42に入射させる。
蛍光体42は、例えば、YAG系蛍光体である(Y,Gd)(Al,Ga)12:Ceを含有する層からなり、第2光源部22から射出された励起光としてのレーザー光Lb(青色光)を赤色光及び緑色光を含む光に変換する。つまり、蛍光体42は、レーザー光Lbを、他の波長範囲(第2の波長帯域)の成分を含む蛍光に変換する波長変換素子である。具体的には、蛍光体42は、波長が445nmの励起光であるレーザー光Lbによって効率的に励起され、第2光源部22が射出するレーザー光Lb(励起光)を、赤色光及び緑色光を含む蛍光である黄色光Yに変換して射出する。つまり、蛍光体42は、青色光である励起光を、黄色光波長帯域である第2の波長帯域の光に変換する。また、蛍光体42は、比較的干渉性の高いレーザー光を、比較的干渉性の低い蛍光に変換する。蛍光である黄色光Yのうち、短波長側の成分は緑色光(第2の光)として利用され、黄色光Yのうち、長波長側の成分は赤色光(第3の光)として利用される。なお、蛍光体42において、レーザー光Lbの一部に変換されない成分が残る場合には、例えば不図示のダイクロイックミラーを用いて変換されずに残った成分を光路外へ除去できる。また、以上の場合、第1の光(青色光)の第1の波長帯域は、第2及び第3の光(黄色光)の第2の波長帯域よりも短波長側の波長帯域となっている。
蛍光体42は、レーザー光Lbから変換して得られた蛍光である黄色光Yを、入射する側と反対側に向けて射出する。
コリメート光学系62は、蛍光体42から発散しながら射出される黄色光Yを略平行化する。
第1レンズアレイ122は、複数の第1小レンズ122aを有し、コリメート光学系62を経た光を複数の部分光束に分割する光束分割光学素子として機能する。第1小レンズ122aは、光軸AX2と直交する面内に複数行・複数列のマトリクス状に配列されている。図示による説明は省略するが、第1小レンズ122aの外形形状は、光変調装置である液晶光変調装置400G,400Rの画像形成領域の外形形状に関して略相似形である。
第2レンズアレイ132は、第1レンズアレイ122の複数の第1小レンズ122aに対応する複数の第2小レンズ132aを有する。第2レンズアレイ132は、重畳レンズ152とともに、第1レンズアレイ122の各第1小レンズ122aの像を液晶光変調装置400G,400Rの画像形成領域近傍に結像させる機能を有する。
偏光変換素子142は、第1レンズアレイ122により分割された各部分光を偏光方向の揃った略1種類の直線偏光光として射出する光学素子である。偏光変換素子142は、蛍光体42からの光に含まれる偏光成分のうち一方の直線偏光成分をそのまま透過し、他方の直線偏光成分を光軸AX2に垂直な方向に反射する偏光分離層と、偏光分離層で反射された他方の直線偏光成分を光軸AX2に平行な方向に反射する反射層と、反射層で反射された他方の直線偏光成分を一方の直線偏光成分に変換する位相差板と、を有する。
重畳レンズ152は、偏光変換素子142からの各部分光束を集光して液晶光変調装置400G,400Rの画像形成領域近傍に重畳させるための光学素子である。第1レンズアレイ122、第2レンズアレイ132及び重畳レンズ152は、蛍光である黄色光Yの面内光強度分布を均一にするインテグレーター光学系を構成し、蛍光体42からの黄色光Yの面内照度を画像形成領域近傍で均一化された状態にする。
以上のような構成により、第2光源装置12は、光源装置10の一部として、照明光の一部の成分である黄色光Yを、光変調部400の前段に設けた色分離導光光学系20に向けて射出する。この黄色光Yは、レーザー光Lbを変換して得られた蛍光であり、第1光源装置11の第1光源部21から発生するレーザー光La(特定光)のような干渉性の高い光を成分として含まないものである。また、黄色光Yは、色光の成分として、緑色光Gと赤色光Rとを含む。既述のように、緑色光Gを第2の光とし、赤色光Rを第3の光とする。つまり、第2光源装置12は、照明光の一部として、第2及び第3の光を含む黄色光Yを射出する。
なお、以上の第2光源装置12において、蛍光体42及びその周辺の構成に関して、第1光源装置11の場合と同様に、円板形状の回転機構30を設けてリング状の蛍光体42を回転可能に保持する構成としてもよい。
以下、第2光源装置12から射出される蛍光である黄色光Yに対する色分離導光光学系20による色光の分離及び導光について説明する。色分離導光光学系20は、光源装置10のうち第2光源装置12から射出される黄色光Yを分離して第2の光である緑色光Gと第3の光である赤色光Rとに分離するとともに、光変調部400のうちこれらの色光G,Rの照明対象となる液晶光変調装置400G,400Rに導光する機能を有する。色分離導光光学系20は、ダイクロイックミラー210と、反射ミラー220,230及びリレーレンズ260,270を備えている。なお、既述のように、色分離導光光学系20と光変調部400を構成する液晶光変調装置400R,400Gとの間には、フィールドレンズ300R,300Gがそれぞれ配置されている。
ダイクロイックミラー210は、基板上に、所定の波長領域の光を反射して他の波長領域の光を透過させる波長選択透過膜が形成されたミラーであり、緑色光成分を反射し、赤色光成分を透過させるダイクロイックミラーである。反射ミラー220,230は、赤色光成分を反射するミラーである。これにより、ダイクロイックミラー210は、入射する黄色光Yを、第2の光である緑色光Gと第3の光である赤色光Rとに分離する。
黄色光Yの成分のうち、ダイクロイックミラー210で反射された緑色光Gは、フィールドレンズ300Gを通過して緑色光用の液晶光変調装置400Gの画像形成領域に入射する。
黄色光Yの成分のうち、ダイクロイックミラー210を通過した赤色光Rは、リレーレンズ260、入射側の反射ミラー220、リレーレンズ270、射出側の反射ミラー230を経て、さらに、フィールドレンズ300Rを通過して赤色光用の液晶光変調装置400Rの画像形成領域に入射する。つまり、リレーレンズ260,270及び反射ミラー220,230は、ダイクロイックミラー210を通過した赤色光成分を液晶光変調装置400Rまで導くリレー光学系として機能する。
一方、第1の光である青色光Bは、色分離導光光学系20を経ることなく、直接的にフィールドレンズ300Bを経て青色光用の液晶光変調装置400Bの画像形成領域に入射する。なお、青色光Bの光路は、緑色光G及び赤色光Rの光路に対応して光路長が調整されているものとしてもよく、また、リレー光学系を用いて調整されているものとしてもよい。
光変調部400は、液晶光変調装置400R,400G,400Bで構成され、液晶光変調装置400R,400G,400Bは、入射した色光を画像情報に応じて変調しカラー画像を形成する光変調装置である。具体的には、第1の光変調装置である液晶光変調装置400Bは、第1光源装置11からの青色光B(第1の光)を変調し、第2の光変調装置である液晶光変調装置400Gは、第2光源装置12からの黄色光Yの一部である緑色光G(第2の光)を変調し、第3の光変調装置である液晶光変調装置400Rは、第2光源装置12からの黄色光Yの他の一部である赤色光R(第3の光)を変調する。また、図示を省略しているが、各液晶光変調装置400R,400G,400Bにおいて、フィールドレンズ300R,300G,3000B側には、入射側偏光板がそれぞれ配置され、クロスダイクロイックプリズム500側には、射出側偏光板がそれぞれ配置されており、入射側偏光板と射出側偏光板との間には、画像信号に応じた変調動作を行う本体部である液晶パネルが配置されている。入射側偏光板、液晶パネル及び射出側偏光板によって、入射した各色光の光変調が行われる。
液晶光変調装置400R,400G,400Bの本体をそれぞれ構成する各液晶パネルは、一対の透明なガラス基板の間に電気光学物質である液晶を密閉封入した透過型の光変調装置である。液晶光変調装置400R,400G,400Bは、例えばポリシリコンTFTをスイッチング素子として備え、与えられた画像信号に応じて、入射側偏光板から射出された1種類の直線偏光の偏光方向を変調する。
光合成光学系であるクロスダイクロイックプリズム500は、射出側偏光板から射出された色光毎に変調された光を合成してカラー画像を形成する光学素子である。クロスダイクロイックプリズム500は、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視略正方形形状をなす。直角プリズム同士を貼り合わせた略X字状の界面には、誘電体多層膜である一対の第1及び第2ダイクロイック膜501,502が形成されている。両ダイクロイック膜501,502は、特性が異なり、略X字状の一方の界面に形成された第1ダイクロイック膜501は、赤色光R及び緑色光Gを透過により通過させ青色光Bを反射により通過させる誘電体多層膜である。他方の界面に形成された第2ダイクロイック膜502は、緑色光G及び青色光Bを透過により通過させ赤色光Rを反射により通過させる誘電体多層膜である。
クロスダイクロイックプリズム500から射出された光は、投射光学系600によって拡大投射され、スクリーンSCR上でカラー画像を形成する。
本実施形態では、干渉性の高いレーザー光である青色光Bの変調光を反射する第1ダイクロイック膜501が、切れ目なく1枚の連続した膜構造となっている。このような第1ダイクロイック膜501を特定ダイクロイック膜と呼ぶこととする。特定ダイクロイック膜であるダイクロイック膜501には、例えばスリット状の切れ目といったものが存在しないので、干渉性の高い光すなわちコヒーレント光である青色光Bに起因して、スクリーン上に縞模様のようなものが発生することを抑制できるものとなっている。
以下、図2を参照して、クロスダイクロイックプリズム500の構造の詳細について説明する。クロスダイクロイックプリズム500は、既述のように、第1ダイクロイック膜501と、第2ダイクロイック膜502とを有しており、さらに、クロスダイクロイックプリズム500は、4つの直角プリズムTP1〜TP4を有している。上記のように第1ダイクロイック膜501が切れ目のない一枚構成であるのに対して、第2ダイクロイック膜502は、交差部分CSを切れ目とする2枚1組のダイクロイック膜部分502a,502bで構成されている。クロスダイクロイックプリズム500は、これら4つの直角プリズムTP1〜TP4の間において、接着層503a〜503cを介して第1及び第2ダイクロイック膜501,502をそれぞれ挟持して形成されている。
クロスダイクロイックプリズム500を作製する観点から、より具体的に説明すると、直角プリズムTP1〜TP4のうち、まず、青色光Bの光入射面を形成する直角プリズムTP1と投射光学系600への光射出面を形成する直角プリズムTP2との貼り合せにおいて、直角プリズムTP1側の貼り合せ面上に赤色光R反射用のダイクロイック膜部分502aを蒸着させ、接着層503aによってダイクロイック膜部分502aを挟持した状態で直角プリズムTP1と直角プリズムTP2とを貼り合わせることで、第1ブロックB1が作製される。同様に、赤色光Rの光入射面を形成する直角プリズムTP3と緑色光Gの光入射面を形成する直角プリズムTP4とを、接着層503bによって赤色光R反射用のダイクロイック膜部分502bを挟持した状態で貼り合わせることで、第2ブロックB2が作製される。最後に、第1ブロックB1と第2ブロックB2との貼り合せにおいて、第2ブロックB2側の貼り合せ面上に青色光B反射用の切れ目のない一枚構成の第1ダイクロイック膜501を蒸着させ、接着層503cによって第1ダイクロイック膜501を挟持した状態で第1ブロックB1と第2ブロックB2とを貼り合わせることで、クロスダイクロイックプリズム500が作製される。
以上のような構成の場合、クロスダイクロイックプリズム500において反射されることで他の色光と合成される赤色光Rと青色光Bとのうち、蛍光である赤色光Rは、中央の交差部分CSに切れ目を有する2枚構成の第2ダイクロイック膜502で反射される。一方、レーザー光である青色光Bは、中央の交差部分CSに切れ目を有することのない1枚構成の第1ダイクロイック膜501で反射される。これにより、投影されるカラーの画像光は、縞状の模様が被照射面であるスクリーンSCR上に発生することなく、劣化が抑制された画像にできる。
図3(A)は、比較例のクロスダイクロイックプリズムについて示す図であり、図3(B)は、比較例のクロスダイクロイックプリズムを用いた場合にスクリーンSCR上に発生する縞状の模様について模式的に示す図である。
図3(A)に示す比較例のクロスダイクロイックプリズム550は、レーザー光である青色光Bを反射する第1ダイクロイック膜551が2枚1組のダイクロイック膜部分551a,551bで構成され、レーザー光でない赤色光Rを反射する第2ダイクロイック膜552が切れ目のない一枚構成であるものとなっている。つまり、交差部分CSにおいて青色光Bを反射させない膜間部分STが存在する。この場合、交差部分CSの膜間部分STのサイズや青色光Bの波長に応じて、図3(B)に示すように、スクリーンSCR上において縞状の模様CSIが発生してしまう。具体的には、交差部分CS(膜間部分ST)の形状に応じてスクリーンSCRの中央部に最も目立つ縦のスリットCSI1が発生しその左右の周辺に向かって周期的に複数の縦のスリットCSI2が発生する。これは、レーザー光である青色光Bが干渉性の高い光(コヒーレント光)であるために、波線INに示すように周期的に強めあったり弱め合ったりする成分が発生すること等が原因であると考えられる。これに対して、本実施形態では、上記のように、青色光Bを反射させる第1ダイクロイック膜501が特定ダイクロイック膜である、すなわち切れ目なく一枚の連続した膜構造となっているので、スクリーンSCRにおいて縞状の模様が生じることを回避できる。
以上のように、上記構成のプロジェクター100によれば、レーザー光といったコヒーレントな光を光源として用いるすなわちコヒーレントな光が照明光に含まれている場合であっても、クロスダイクロイックプリズム500の膜として切れ目のない一枚構成の第1ダイクロイック膜501を有することで、クロスダイクロイックプリズム500で合成された光に干渉性の高い成分が含まれていることに起因する縞状の模様の発生を回避して、画像の劣化を抑制することができる。なお、本実施形態の場合、図2に示すように、赤色光Rを反射する第2ダイクロイック膜502は、2枚1組のダイクロイック膜部分502a,502bで構成され、中央の交差部分CSに切れ目を有することになるが、赤色光Rは、干渉性のあまり高くない蛍光であるため、このような構成であっても縞状の模様を生じさせる要因とはならない。
なお、以上において、第2光源装置12から射出される黄色光Yのうち、緑色光Gを第2の光とし、赤色光Rを第3の光としているが、赤色光Rを第2の光とし、緑色光Gを第3の光としてもよい。
〔その他〕
以上実施形態に即して本発明を説明したが、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
例えば、上記において、拡散部材41は、本体部材41aのうち円板40と反対側すなわち光射出側にのみ凹凸状の光拡散部DPを有するものとしているが、例えば図4において一部拡大して示すように、本体部材41aのうち円板40に近い側すなわち光入射側と円板40と反対側すなわち光射出側との双方に第1及び第2光拡散部DP1,DP2をそれぞれ有するものとしてもよい。この場合、レーザー光に対する拡散効果を高めて、スクリーンSCR(図1参照)上において縞状の模様が発生しにくくすることができる。
また、上記では、特定光を含む第1の光を、可視光領域のうち最も短波長側の青色光としているが、他の色光が第1の光であるものとして構成されてもよい。つまり、緑色光や赤色光が干渉性のある特定光で構成されるものであってもよい。
また、上記では、光変調部400において、3つの液晶光変調装置400R,400G,400Bを用いているが、光変調部を第1及び第2の光に対応する2つの光変調装置で構成してもよい。この場合、例えば第2光源装置12からの黄色光Yを第2の光とし、これに対応する第2の光変調装置においてカラーフィルターを設けることで、カラーの画像形成が可能となる。また、この場合、光合成光学系として、クロスダイクロイックプリズム500に代えて、例えば1枚の連続した膜構造を有する特定ダイクロイック膜のみを有するプリズムを適用できる。
また、蛍光体として、青色の励起光によって赤色光と緑色光を放射する例を説明したが、蛍光体はこのようなものに限定されない。例えば、紫色光又は紫外光を励起光として用い、該励起光によって赤色光、緑色光及び青色光の3つの色光を放射する蛍光体を用いてもよい。
また、上記では、拡散部材41は、モーター50により回転される円板40上に形成され、励起光の照射により生じた拡散部材41の熱は円板40の回転方向に沿った広い領域において放散し、拡散部材41の発熱による発光効率の低下を抑制しているが、発光効率の低下の恐れがない場合には、回転機構を設けずに拡散部材41を設置してもよい。
また、第1レンズアレイ121等を用いたレンズインテグレーター光学系の代わりに、ロッドレンズを用いたロッドインテグレーター光学系を用いてもよい。
また、上記では、回転機構30が円板40を有しているが、円板40に限らず、円板40に代えて他の輪郭形状を有する板材を用いるものであってもよい。
また、蛍光体の構成はこれに限定されない。例えば、蛍光体が回転可能な円板上に設けられ回転方向に沿って連続して形成されるものとし、さらに、当該板材の回転方向に沿って複数種類の蛍光体を形成し、複数の色光を順次発光可能な構成としてもよい。
10…光源装置、11…第1光源装置、12…第2光源装置、20…色分離導光光学系、21…第1光源部、22…第2光源部、31,32…集光レンズ、30…回転機構、40…円板、41…拡散部材、42…蛍光体(波長変換素子)、50…モーター、61,62…コリメート光学系、400…光変調部、400R,400G,400B…液晶光変調装置(光変調装置)、500…クロスダイクロイックプリズム(光合成光学系)、501…第1ダイクロイック膜(特定ダイクロイック膜)、502…第2ダイクロイック膜、600…投射光学系、100…プロジェクター、La…レーザー光(特定光)、Lb…レーザー光(励起光)、B…青色光(第1の光)、Y…黄色光(蛍光)、G…緑色光(第2の光)、R…赤色光(第3の光)

Claims (9)

  1. 1つ以上の固体光源を含み、当該1つ以上の固体光源において発生させた特定光を成分に含む第1の光と、前記特定光を成分に含まない第2の光とを、照明光として射出する光源装置と、
    前記光源装置からの前記照明光のうち前記第1の光を画像情報に応じて変調する第1の光変調装置と、前記第2の光を画像情報に応じて変調する第2の光変調装置とを有する光変調部と、
    前記光変調部からの変調光を合成する光合成光学系と、
    前記光合成光学系からの合成光を投射画像として投射する投射光学系と、
    を備えるプロジェクターであって、
    前記1つ以上の固体光源において、前記特定光は、コヒーレント光であり、
    前記光合成光学系は、前記第1の光に対応して設けられた1枚の連続した膜構造である特定ダイクロイック膜を有する、プロジェクター。
  2. 前記1つ以上の固体光源は、前記特定光としてレーザー光を発生させるレーザー光源である、請求項1に記載のプロジェクター。
  3. 前記光合成光学系において、前記特定ダイクロイック膜は、前記第1の光を反射し、前記第2の光を透過させることで、前記第1の光と前記第2の光とを合成させる、請求項1及び2のいずれか一項に記載のプロジェクター。
  4. 前記光源装置は、前記照明光として前記第1及び第2の光とは異なる第3の光を射出し、
    前記第2の光と前記第3の光とを分離する色分離導光光学系をさらに備え、
    前記光変調部は、前記第3の光に対応する第3の光変調装置をさらに有し、
    前記光合成光学系は、前記第1、第2及び第3の光変調装置でそれぞれ変調された前記第1、第2及び第3の光を合成させるクロスダイクロイックプリズムである、請求項1から3までのいずれか一項に記載のプロジェクター。
  5. 前記光源装置は、第1光源装置と、第2光源装置とを備え、
    前記第1光源装置は、前記特定光を発生させる第1光源部と、当該第1光源部からの前記特定光を拡散させて第1の波長帯域にある前記第1の光を形成する拡散部材とを有し、
    前記第2光源装置は、励起光を発生させる第2光源部と、当該第2光源部からの前記励起光を照射され前記励起光を変換することにより少なくとも前記第2の光を含む第2の波長帯域の蛍光を形成する蛍光体とを有する、請求項1から4までのいずれか一項に記載のプロジェクター。
  6. 前記光源装置において、前記第1の波長帯域は、前記第2の波長帯域よりも短波長側の波長帯域である、請求項5に記載のプロジェクター。
  7. 前記第1光源装置において、前記第1の波長帯域は、青色光波長帯域であり、
    前記第2光源装置において、前記第2の波長帯域は、黄色光波長帯域である、請求項5及び6のいずれか一項に記載のプロジェクター。
  8. 前記第2光源装置において、前記励起光は、青色光、紫色光又は紫外光のいずれかである、請求項5から7までのいずれか一項に記載のプロジェクター。
  9. 前記拡散部材は、光の入射面側に第1光拡散部を有し、光の射出面側に第2光拡散部を有する、請求項5から8までのいずれか一項に記載のプロジェクター。
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