JP2013183790A - ステント拡張装置およびステント製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 所望のデザインを有するステントを容易に製造させるのに適したステント拡張装置等を提供する。
【解決手段】 ステント拡張装置31は、ステント41によって被われる中空管11と、その中空管11に挿入されるマンドレル21と、を含み、マンドレル21は、全長方向における少なくとも一部に、中空管11の内径よりも大きな外径を部分的に有するテーパ部24を含む。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ステント拡張装置およびステント製造方法に関する。
ステントは、一般的に、血管または他の生体内管腔が狭窄もしくは閉塞することによって生じる様々な疾患を治療するために、その狭窄または閉塞部位を拡張し、その管腔サイズを維持するためにそこに留置される医療用具と知られている。
製造からみたステントの種類としては、例えば、1本の線状の金属または高分子材料で形成されたコイル状のステント、金属パイプをレーザによって切り抜いて加工したステント、線状の部材をレーザによって溶接して組み立てたステント、または、複数の線状金属を織って作ったステントが挙げられる。
また、拡張からみたステントの種類としては、例えば、2種類のタイプ(型)が挙げられる。1つは、バルーンカテーテルにおけるバルーンによって拡張されるバルーン拡張型であり、もう1つは、拡張しようとするステントを外部から抑える部材が除去されることで、自ら拡張していく自己拡張型である。
この自己拡張型ステントは、一般的に、カテーテルの先端付近に取り付けられ、その上からステントを被うシース等が被せられる。そして、カテーテルが、患者の体管腔内の治療部位へ進められ、その治療部位にてシース等が取り除かれ、これに伴ってステントが自己拡張し、治療部位に留置される。近年では、尿管、胆管、または下肢動脈の形成術に対して、このようなステントが多く用いられるようになってきている。
ところで、自己拡張型ステントは、ニッケル−チタン合金などの形状記憶合金または超弾性合金と言われる金属パイプで形成される。詳説すると、金属パイプが、設計されたステントデザインに則ってカットされ、その後、所望の外径まで拡張され、さらに熱処理を施される。そして、最終的には、熱処理後の金属パイプに、電解研磨等が施され、表面を滑らかにしたステントが製造される。
自己拡張ステントの製造において、拡張の仕方は、特許文献1に記載されるように、テーパ形状を有するマンドレルが用いられる。詳説すると、ステントに、そのステントの内径よりも大きな外径を有するテーパ部が挿入され、そのテーパ部がステントを通過することで、ステントの外径が大きくなる(拡張する)。なお、この後、ステントに対して形状記憶熱処理が施されることで、そのステントは、所望の形状に拡張した状態となる。
近年、自己拡張ステントが体内留置後に、疲労破壊などに起因するフラクチャー(折損)を起こすことがわかり、フラクチャーを起こしたステントが血管内再狭窄の原因になることが懸念されている。そのため、自己拡張ステントの耐フラクチャー性が求められてきた。
そこで、様々な検討をしたところ、自己拡張ステントの耐フラクチャー性向上のためには、ステントの軸方向の柔軟性を向上させればよいことがわかってきた。
しかしながら、特許文献1に記載のステントの拡張の仕方では、ステントが、自身の軸方向にスライドしなくてはならない。そのため、ステントは、自身の軸方向に不要な圧を受けることになり、全長を圧縮させられ、その結果、ステントの軸方向の柔軟性が損なわれていた。つまり、このようなステントは、設計通りの耐フラクチャー性が得られない。
また、昨今の様々な性能向上のために複雑化されたステントデザインは、拡張時に、一度、不均一に変形させてしまうと、修正が非常に困難であり、所望のデザインのステントを製造することは難しかった。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものである。そして、その目的は、ステントを拡張させる場合、ステントの軸方向への圧を低減させることで、所望のデザインを有するステントを容易に製造させるのに適したステント拡張装置等を提供することにある。
ステント拡張装置は、ステントによって被われる中空管と、中空管に挿入される芯と、が含まれ、その芯は、全長方向における少なくとも一部に、中空管の内径よりも大きな外径を部分的に有する拡張部を含む。
なお、拡張部は、テーパ状であると望ましい。また、中空管は、全長における少なくとも一部分に、単数または複数のスリットを含むと望ましい。
また、芯の表面には、スリットに嵌る突起片が形成されると望ましい。なお、突起片の芯の表面からの突起長は、中空管の厚みと同じであると望ましい。
また、ステントの内腔に対して、中空管が挿入される工程と、中空管に対して、その中空管を拡径させる芯が挿入される工程と、を含むステント製造方法、すなわち、拡張させたステントを製造するステント製造方法も、本発明といえる。
本発明によれば、ステントは、内側から外側に向かって、均一に圧がかけられ不均一に拡張しにくくなり、所望のデザインになる。
[実施の形態1]
実施の一形態について、図面に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、便宜上、ハッチングや部材符号等を省略する場合もあるが、かかる場合、他の図面を参照するものとする。逆に、便宜上、断面図でなくてもハッチングを使用することもある。また、図面における種々部材の寸法は、便宜上、見やすいように調整されている。
実施の一形態について、図面に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、便宜上、ハッチングや部材符号等を省略する場合もあるが、かかる場合、他の図面を参照するものとする。逆に、便宜上、断面図でなくてもハッチングを使用することもある。また、図面における種々部材の寸法は、便宜上、見やすいように調整されている。
図2に示すようなステント41は、自己拡張型と称されるステント41である。このようなステント41の製造方法、詳説すると、ステント41の拡張方法(加工方法)に関して説明する。なお、ステント41の拡張に要する中空管11とマンドレル[芯]21とをステント拡張装置31と称する(図1参照)。
ステント41は、例えば、ニッケル−チタン合金の金属パイプで形成される(なお、ニッケル−チタン合金は、超弾性合金または形状記憶合金と称されることがある)。詳説すると、例えば、外径1mmから5mm程度の金属パイプに対して、レーザが照射(レーザカット)されることで、所望のデザインを有するステント41が完成する。
さらに、このステント41は、例えば、外径6mm〜15mm程度に拡張(拡径)される。このような拡張のために、筒状のステント41は、例えば図1に示すように、筒の軸方向を中心として、半径方向に拡張しやすい波形部分(ジグザグ部分)を含むようにデザインされる(なお、ステント41周方向の波形部分における屈曲した箇所は、屈曲点Pと称される)。このような波形部分は、パンタグラフが開くようにして、伸び、その結果、ステント41は、半径方向に拡張する。
なお、超弾性合金または形状記憶合金は、拘束された状態(不変状態)で、所定温度条件で熱処理されると、その形状を記憶する(なお、記憶させたい形状は、ステント41が血管内に留置するために要する外径を保持した形状である)。この熱処理は、一般的に、形状記憶処理または形状記憶熱処理と称される。この処理の一例としては、2分から3時間程度、400℃から600℃程度で、対象となる合金を加熱することが挙げられる。
ここで、ステント41を拘束状態にする仕方を、図1を用いて説明する。なお、このような拘束状態にする工程は、ステント41の製造方法の一工程である。
図1Aに示すように、まずは、デザインカットされたステント41を用意する(なお、図1では、ステント41を簡略化して図示する)。
図1Bは、ステント41の内腔に挿入される中空管11を示す。この中空管11は、全長における一部分に、複数のスリット12を含む。このスリット12は、中空管11の両端のうちの一方端から、その中空管11の全長方向に沿うように形成され、かつ、中空管11の周方向に沿って間隔を空けつつ形成される(なお、スリット12同士に挟まれた部分、または、スリット12以外の中空管11の肉厚部分を、足部13と称す)。
そして、この中空管11は、図1Cに示すように、ステント41に嵌まる(なお、白色矢印は、中空管11の移動を意味する)。詳説すると、中空管11は、スリット12の形成されている側からステント41に向かって進み、そのステント41に嵌まる。そして、このステント41は、図1Dに示すように、中空管11の外周面(特に、スリット12の形成されている外周面)を被う。
図1Eは、中空管11に挿入されるマンドレル21を示す。このマンドレル21は、全長方向において、中空管11の内径よりも小さな細径部22、中空管11の内径よりも大きな太径部23、および、細径部22から太径部23までをつなぐ先細りしたテーパ部[拡張部]24を含む(なお、テーパ部24は、細径部22に向かって先細りする一方で、中空管11の内径よりも大きな外径を少なくとも部分的に有する部分といえる)。
そして、このマンドレル21は、図1Fに示すように、細径部22側から、中空管11に嵌まる(なお、白色矢印は、マンドレル21の移動を意味する)。詳説すると、マンドレル21の細径部22が、中空管11におけるスリット12の形成されている側から嵌められる。
マンドレル21が中空管11を進行していくと、図1Gに示すように、テーパ部24の先端側(テーパ部24において細径部22に向いた側)がスリット12の形成された部分に到達する。そして、スリット12の形成された部分に、テーパ部24において中空管11の内径よりも大きな外径を有する部分が到達すると、足部13が根元(スリット12の未形成部と足部13と連結部分)を軸にして、中空管11の外側(すなわち、中空管11の軸方向を中心にした半径方向)に向かって撓む。
このように足部13が撓むと、足部13の外周面(すなわち、中空管11の外周面)に対向するステント41の内腔面が、ステント41の中心軸から半径方向に向かって、圧を受ける(斜線矢印が圧を示す)。すなわち、ステント41は、内側から外側に向かって圧を受けることで、拡径する。
そして、マンドレル21がさらに進行していくと、テーパ部24の根元側(テーパ部24において太径部23に向いた側)も、中空管11のスリット12の形成された部分に到達する。すると、足部13が根元を軸にして、中空管11の外側に向かってさらに撓む。要は、足部13は、最初は、マンドレル21のテーパ部24において、中空管11の内径よりも若干大きな外径を有する部分によって圧を受け、徐々に、中空管11の内径よりもより大きな外径を有する部分によって圧を受ける。
そして、マンドレル21のテーパ部24が、スリット12の形成された部分を通過し、さらに、マンドレル21の太径部23がその部分に到達すると、図1Hに示すように、ステント41は、太径部23の外径よりも大きな内径を有するように、拡径される。
このように、ステント拡張装置31が、ステント41によって被われる中空管11と、その中空管11に挿入されるマンドレル21と、を含み、マンドレル21は、全長方向における少なくとも一部に、中空管11の内径よりも大きな外径を部分的に有するテーパ部24を含む場合、以下のようなことがいえる。
すなわち、ステント41の内腔に対して中空管11が挿入され[挿入工程]、その中空管11がマンドレル21の挿入によって拡径されると[拡径工程]、ステント41は、半径方向の圧(荷重)のみによって拡径される。つまり、ステント41は、自身の軸方向(全長方向)への圧は受けない。
そのため、ステント41の製造において、ステント軸方向に対して圧がかかったことに起因するステント41の折損(折れたり、折れることで破損すること)が低減される。その上、ステント軸方向に対して圧がかからないことから、容易に、所望デザインのステント41が完成する。
また、ステント41の拡張の場合に、一度、不均一に変形させてしまうと、所望デザインへの修正が非常に困難であるが、一定形状のマンドレル21で、ステント41の内側から外側に向かって、均一に圧がかけられれば、そのステント41は、不均一に拡張しにくくなる。そのため、所望デザインのステント41が容易に製造できる。そして、このような所望デザインのステント41は、体内留置後におけるフラクチャーに対しても高い耐性を有する。
[その他の実施の形態]
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。
例えば、中空管11は、複数のスリット12を有する場合に限らず、図3に示すように、単数のスリットであってもよい(つまり、中空管11は、少なくとも1つのスリット12を有すればよい)。また、スリット12は、図3に示すように、中空管11の全長に亘って形成されてもよいし、図1Bに示すように、全長における一部分に亘って形成されてもよい(つまり、スリット12は、中空管11の全長における少なくとも一部分に形成されていればよい)。また、スリット12の延び方向は、中空管11の全長方向に沿っている必要は無く、例えば図4に示すように、その全長方向に対して交差する方向に延びていても構わないし、螺旋状のスリット12であっても構わない。
また、マンドレル21におけるテーパ部24は、中空管11の内径よりも大きな外径を部分的に有していればよく、例えば、円錐台状以外の形状であっても構わない。
また、図5に示すように、マンドレル21の表面(外周面)には、中空管11のスリット12に嵌る突起片25が形成されていても構わない。このようになっていると、マンドレル21の突起片25が中空管11のスリット12に嵌り、中空管11がより安定的に拡径する。その結果、ステント41が所望の形状に(例えば、ステント41の軸方向の垂直断面形状が真円状)になりやすい。なお、この突起片25のマンドレル21の表面からの突起長は、中空管11の厚みと同じであると望ましい。
なお、以下に、上述してきた内容の具体的な一例である実施例1と、比較対象の一例である比較例1とを記す。
<実 施 例 1>
図1に示すようにして、中空管11・マンドレル21を含むステント拡張装置31で、ステント41は拡張される。なお、拡張の前に、外径3mmのニッケル−チタン合金製の金属パイプに対してレーザーカットが行われ、全長42mmのステント41が形成される。
図1に示すようにして、中空管11・マンドレル21を含むステント拡張装置31で、ステント41は拡張される。なお、拡張の前に、外径3mmのニッケル−チタン合金製の金属パイプに対してレーザーカットが行われ、全長42mmのステント41が形成される。
そして、この拡張前のステント41に対して、拡張ジグとなる中空管11(外径2.5mm、内径2.1mm、肉厚0.4mm、長さ250mm、スリット長200mm、スリット数8本)が挿入される。
さらに、ステント41の被さった中空管11に対して、マンドレル21(細径部22の直径2.0mm、太径部23の直径7.6mm、テーパ部24の長さ50mm)が挿入され、ステント41が拡張される。そして、この拡張状態のステント41は、500℃の炉で30分間、形状記憶熱処理される。
<比 較 例 1>
まず、実施例1同様に、拡張前のステント141が形成される(図6A参照)。その後、図6Bに示すように、マンドレル121(細径部122の直径2.5mm、太径部123の直径8.0mm、テーパ部124の長さ50mm)が用意され、図6Cに示すように、マンドレル121が、細径部122側から、ステント141に嵌まる(なお、白色矢印は、マンドレル121の移動を意味する)。
まず、実施例1同様に、拡張前のステント141が形成される(図6A参照)。その後、図6Bに示すように、マンドレル121(細径部122の直径2.5mm、太径部123の直径8.0mm、テーパ部124の長さ50mm)が用意され、図6Cに示すように、マンドレル121が、細径部122側から、ステント141に嵌まる(なお、白色矢印は、マンドレル121の移動を意味する)。
そして、マンドレル121が進行すると、図6Dに示すように、細径部122がステント141を通過し、さらに図6Eに示すように、テーパ部124がステント141に到達する。この場合、ステント141の端に接触するテーパ部124の外周面(側面)が、ステント141を圧縮させるように圧を加える一方、ステント141に被われるテーパ部124の外周面は、ステント141の内側から外側に向けて圧を加える(斜線矢印が圧を示す)。
そして、マンドレル121のテーパ部124が、ステント141を通過し、さらに、マンドレル121の太径部123がそのステント141に到達すると、図5Fに示すように、ステント141は、太径部123の外径よりも大きな内径を有するように、拡径される。そして、この拡張状態のステント141は、500℃の炉で30分間、形状記憶熱処理される。
<評 価>
(評価1)
ニコン製測定顕微鏡(MM−400/L)を用いて、実施例1・比較例1の拡張後のステントを50倍に拡大し、両ステントの外径を3箇所測定。これら測定値から、平均外径を求め、両ステントが、所望の外径8.0mmであるかを確認した。
(評価1)
ニコン製測定顕微鏡(MM−400/L)を用いて、実施例1・比較例1の拡張後のステントを50倍に拡大し、両ステントの外径を3箇所測定。これら測定値から、平均外径を求め、両ステントが、所望の外径8.0mmであるかを確認した。
(評価2)
評価1同様に、ニコン製測定顕微鏡(MM−400/L)を用いて、50倍に拡大したステントの軸方向長さを測定。両ステントが、所望の全長40.0mmであるかを確認した。
評価1同様に、ニコン製測定顕微鏡(MM−400/L)を用いて、50倍に拡大したステントの軸方向長さを測定。両ステントが、所望の全長40.0mmであるかを確認した。
(評価3)
Visicon社製ステント検査装置FS−85を用いて、実施例1・比較例1の拡張後のステントを展開図にして取込み、ステント周方向において、隣り合った屈曲点P同士の間隔の最大値と最小値との差(mm)を測定した。この値は、ステントにおける拡張の均一性の指標の1つで、小さいと均一に拡張しているといえ、大きいと不均一に拡張しているといえる。
Visicon社製ステント検査装置FS−85を用いて、実施例1・比較例1の拡張後のステントを展開図にして取込み、ステント周方向において、隣り合った屈曲点P同士の間隔の最大値と最小値との差(mm)を測定した。この値は、ステントにおける拡張の均一性の指標の1つで、小さいと均一に拡張しているといえ、大きいと不均一に拡張しているといえる。
(結果)
結果は末尾の表1の通りとなった。詳説すると、ステントの外径は、実施例1および比較例1ともに、ほぼ所望の値となった。
結果は末尾の表1の通りとなった。詳説すると、ステントの外径は、実施例1および比較例1ともに、ほぼ所望の値となった。
しかし、ステント全長は、実施例1は所望の値になったが、比較例1は所望の値よりも短かった。これは、マンドレル121のテーパ部124が、ステント141を通過する場合に、そのステント141を軸方向に沿って圧縮する圧がかかるためである。
また、ステントの拡張は、実施例1は均一に拡張していたが、比較例1は不均一に拡張していた。なお、目視であっても、実施例1は、ほぼ均等に拡張していることが確認され、比較例1は、開きすぎた部位や開いていない部位を含み、不均一に拡張していることが確認された。
以上から、ステント拡張装置31は、ステント41を均一に拡張させるとともに、拡張にともなってステント全長も短縮しないことが明らかになった。
《表1》
<実施例1> <比較例1>
評価1;ステントの外径 8.42mm 8.40mm
評価2;ステントの全長 40.4mm 36.2mm
評価3;屈曲点間隔の最大値と最小値との差 0.25mm 1.21mm
《表1》
<実施例1> <比較例1>
評価1;ステントの外径 8.42mm 8.40mm
評価2;ステントの全長 40.4mm 36.2mm
評価3;屈曲点間隔の最大値と最小値との差 0.25mm 1.21mm
11 中空管
12 スリット
13 足部
21 マンドレル[芯]
22 細径部
23 太径部
24 テーパ部[拡張部]
31 ステント拡張装置
41 ステント
P 屈曲点
12 スリット
13 足部
21 マンドレル[芯]
22 細径部
23 太径部
24 テーパ部[拡張部]
31 ステント拡張装置
41 ステント
P 屈曲点
Claims (6)
- ステント拡張装置であって、
上記ステントによって被われる中空管と、
上記中空管に挿入される芯と、
が含まれ、
上記芯は、全長方向における少なくとも一部に、上記中空管の内径よりも大きな外径を部分的に有する拡張部を含むステント拡張装置。 - 上記拡張部は、テーパ状である請求項1に記載のステント拡張装置。
- 上記中空管は、全長における少なくとも一部分に、単数または複数のスリットを含む請求項1または2に記載のステント拡張装置。
- 上記芯の表面には、上記スリットに嵌る突起片が形成される請求項3に記載のステント拡張装置。
- 上記突起片の上記芯の表面からの突起長は、上記中空管の厚みと同じである請求項4に記載のステント拡張装置。
- 拡張させたステントを製造するステント製造方法であって、
上記ステントの内腔に対して、中空管が挿入される工程と、
上記中空管に対して、その中空管を拡径させる芯が挿入される工程と、
を含むステント製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012049436A JP2013183790A (ja) | 2012-03-06 | 2012-03-06 | ステント拡張装置およびステント製造方法 |
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- 2012-03-06 JP JP2012049436A patent/JP2013183790A/ja active Pending
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