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JP2013182036A - 画像形成装置 - Google Patents

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JP2013182036A JP2012044038A JP2012044038A JP2013182036A JP 2013182036 A JP2013182036 A JP 2013182036A JP 2012044038 A JP2012044038 A JP 2012044038A JP 2012044038 A JP2012044038 A JP 2012044038A JP 2013182036 A JP2013182036 A JP 2013182036A
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Abstract

【課題】ランニングコストの低減を図ることができながら、感光ドラムおよび現像剤担持体の損傷を抑制できるとともに、画像形成装置の小型化を図ることができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】カラープリンタでは、現像ローラ26を支持する現像フレーム98と、ユニットフレーム25とを備える現像ユニット16を、感光ドラム21を支持するドラムユニットが本体ケーシングに収容された状態において、本体ケーシングに対して着脱可能に構成するとともに、ユニットフレーム25に、現像フレーム98を、現像ローラ26と感光ドラム21とが近づきまたは接触する近接位置と、現像ローラ26と感光ドラム21とが離間する離間位置とに移動可能に保持させる。
【選択図】図6

Description

本発明は、電子写真方式が採用される画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置として、装置本体と、装置本体に着脱可能に装着されるプロセスカートリッジとを備える画像形成装置が知られている。
例えば、プロセスカートリッジが、感光体ドラムと、現像ローラを有する現像ユニットとを一体的に備え、感光体ドラムの軸線方向に沿って、装置本体に対して着脱可能な画像形成装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかるに、そのようなプロセスカートリッジの寿命は、通常、感光体ドラムの寿命に対して比較的短い現像ユニットの寿命に依存する。
そして、特許文献1に記載の画像形成装置では、プロセスカートリッジが感光体ドラムおよび現像ユニットを一体的に備えているので、現像ユニットが寿命を迎えると、感光体ドラムと現像ユニットとが同時に交換される。そのため、ランニングコストの低減を図るには、限度がある。
そこで、現像ユニットが、感光体とは独立して、装置本体に着脱可能な画像形成装置が望まれている。
そのような画像形成装置では、現像ユニットの装置本体に対する着脱動作時に、現像ローラと感光体とが摺動することを抑制するために、現像ユニットを、現像ローラと感光体とが接触する位置と、現像ローラと感光体とが離間する位置とに移動可能に構成する必要がある。
このように現像ユニットが移動可能に構成された画像形成装置としては、例えば、装置本体(複写機本体)が、その内部に、装置本体に対して移動可能なガイドレールと、感光体ベルトとを備え、現像ユニットが、ガイドレールに案内されて装置本体に着脱され、装置本体に装着された状態において、ガイドレールを移動させることにより、現像ローラと感光体ベルトとが接触する位置と、現像ローラと感光体ベルトとが離間する位置とに移動可能な電子写真複写機が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
そして、そのような電子写真複写機では、現像ユニットは、現像ローラと感光体ベルトとが離間する位置に配置された状態において、装置本体に対して着脱される。
特開2006−267602号公報 特開平6−348123号公報
しかし、特許文献2に記載の電子写真複写機では、現像ユニットが、装置本体に対して移動可能なガイドレールに案内されて、装置本体に着脱されるので、現像ユニットの装置本体に対する着脱が不安定となる場合がある。
そのため、現像ユニットを装置本体に対して着脱するときに、現像ローラと感光体とが干渉し、それらが損傷する場合がある。
一方、現像ユニットの装置本体に対する着脱動作時において、現像ローラと感光体ベルトとの間隔を十分にとれば、現像ローラと感光体とが干渉することを抑制できるが、その分、電子写真複写機が大型化するという不具合がある。
そこで、本発明の目的は、ランニングコストの低減を図ることができながら、感光ドラムおよび現像剤担持体の損傷を抑制できるとともに、画像形成装置の小型化を図ることができる画像形成装置を提供することにある。
(1)上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、装置本体と、装置本体に回転可能に設けられる感光ドラムと、感光ドラムが装置本体に設けられた状態において、装置本体に対して、感光ドラムの軸線方向に沿って着脱可能に装着される現像ユニットと、を備えている。
現像ユニットは、感光ドラムに現像剤を供給するための現像剤担持体を備える現像器筐体と、装置本体に装着された状態において、現像器筐体を、現像剤担持体と感光ドラムとが近づきまたは接触する近接位置と、現像剤担持体と感光ドラムとが離間する離間位置とに移動可能に保持する保持部材と、を備えている。
このような構成によれば、現像ユニットは、感光ドラムが装置本体に設けられた状態において、装置本体に対して着脱可能であるので、感光ドラムよりも寿命の短い現像ユニットを、感光ドラムとは独立して交換することができる。
また、現像ユニットの保持部材が、現像器筐体を近接位置と離間位置とに移動可能に保持しているので、現像ユニットの装置本体に対する着脱動作時に、現像剤担持体と感光ドラムとが摺動することを抑制できるとともに、現像ユニットが、移動可能な部材に案内されて装置本体に着脱される場合と比較して、安定して装置本体に着脱される。
そのため、現像器筐体が離間位置に配置された状態における、現像剤担持体と感光ドラムとの間隔を小さくしても、現像ユニットが装置本体に対して着脱されるときに現像剤担持体と感光ドラムとが干渉することを抑制できる。
従って、ランニングコストの低減を図ることができながら、感光ドラムおよび現像剤担持体の損傷を抑制できるとともに、画像形成装置の小型化を図ることができる。
(2)また、装置本体には、現像ユニットを装置本体に対して着脱するときに、保持部材の移動をガイドする案内部材が固定されていてもよい。
このような構成によれば、案内部材が装置本体に固定されているので、現像ユニットが装置本体に対して着脱されるときに、保持部材が案内部材に確実にガイドされる。
そのため、現像ユニットが装置本体に対して着脱されるときに、現像剤担持体と感光ドラムとが干渉することを確実に抑制できる。
その結果、感光ドラムおよび現像剤担持体の損傷を確実に抑制できるとともに、画像形成装置のさらなる小型化を図ることができる。
(3)また、保持部材は、現像器筐体が近接位置に位置するように、現像器筐体を付勢する第1付勢部材を備えていてもよい。
このような構成によれば、第1付勢部材が、現像器筐体を近接位置に位置するように付勢するので、現像器筐体が近接位置に位置する状態において、現像剤担持体が感光ドラムに向けて押圧される。そのため、現像器筐体が近接位置に位置する状態において、現像剤担持体と感光ドラムとの相対的な位置決め精度の向上を図ることができる。
(4)また、保持部材は、現像器筐体を近接位置に位置させる第1位置と、現像器筐体を離間位置に位置させる第2位置とに移動可能な移動部材を備えていてもよい。
このような構成によれば、簡易な構成でありながら、移動部材を第1位置と第2位置とに移動させることにより、現像器筐体を近接位置と離間位置とに確実に移動させることができる。
(5)また、保持部材は、現像器筐体が近接位置に位置するように、現像器筐体を付勢する第1付勢部材と、現像器筐体を近接位置に位置させる第1位置と、現像器筐体を離間位置に位置させる第2位置とに移動可能な移動部材と、を備えていてもよい。この場合、移動部材は、第2位置に位置する状態において、第1付勢部材の付勢力に抗して、現像器筐体を離間位置に位置させる。
このような構成によれば、移動部材が、第2位置に位置する状態において、第1付勢部材の付勢力に抗して、現像器筐体を離間位置に位置させるので、保持部材に第1付勢部材を設けても、現像器筐体を離間位置に確実に位置させることができる。
つまり、現像器筐体が近接位置に位置する状態において、現像剤担持体と感光ドラムとの相対的な位置決め精度の向上を図ることができながら、現像ユニットを装置本体に対して着脱するときに、現像器筐体を離間位置に確実に位置させることができる。
(6)また、移動部材は、現像ユニットの装置本体に対する装着方向下流側端部において、移動部材を移動させるための駆動力が入力される被駆動部を備えていてもよい。
このような構成によれば、被駆動部が移動部材の装着方向下流側端部に設けられているので、被駆動部の効率的な配置を確保できながら、移動部材に駆動力を入力できる。そのため、移動部材を、その駆動力により、第1位置と第2位置とに移動させることができる。
(7)また、保持部材は、移動部材が第2位置に位置するように、移動部材を付勢する第2付勢部材を備えていてもよい。
このような構成によれば、第2付勢部材が、移動部材を第2位置に位置させるように移動部材を付勢するので、移動部材は、常には第2位置に位置され、現像器筐体は、常には、離間位置に位置される。
そのため、現像ユニットが、装置本体に対して着脱されるときに、現像剤担持体と感光ドラムとが干渉することを確実に抑制できる。
とりわけ、停電などの不測の事態により、画像形成装置の電源が切れた場合であっても、被駆動部と外部の部材(例えば、移動部材に駆動力を伝達するための駆動部)との連結が解除されれば、現像器筐体を離間位置に位置させることができる。
その結果、停電などの不測の事態が生じた場合であっても、現像ユニットを装置本体から離脱させるときに、現像剤担持体と感光ドラムとが摺動することを抑制できる。
(8)また、保持部材は、現像ユニットの装置本体に対する装着方向上流側端部に、現像ユニットを装置本体に対して着脱するための把持部を備えていてもよい。
このような構成によれば、現像ユニットの装置本体に対する着脱動作時において、保持部材に設けられる把持部を把持できるので、例えば、感光ドラムに対して相対移動可能な現像器筐体に把持部を設ける場合と比較して、装置本体に対する現像ユニットの円滑で安定した着脱動作を確保することができる。
本発明の画像形成装置では、ランニングコストの低減を図ることができながら、感光ドラムおよび現像剤担持体の損傷を抑制できるとともに、画像形成装置の小型化を図ることができる。
本発明の画像形成装置の第1実施形態としてのカラープリンタを示す断面図である。 図1に示すカラープリンタのA−A断面図である。 図1に示す現像ユニットが、本体ケーシングから引き出された状態を示す。 図1に示す現像ユニットを前上側から見た斜視図である。 (a)は、図1に示す現像ユニットの右面図を示し、(b)は、現像器を除いた状態における現像ユニットの右面図を示す。 図1に示す現像ユニットの正面図および背面図であって、(a)は、現像フレームが離間位置に位置された状態の正面図を示し、(b)は、現像フレームが近接位置に位置された状態の正面図を示し、(c)は、(b)に示す現像ユニットの背面図を示す。 本発明のカラープリンタの第2実施形態における現像ユニットの背面図であって、(a)は、現像フレームが離間位置に位置された状態の背面図を示し、(b)は、現像フレームが近接位置に位置された状態の背面図を示す。 本発明のカラープリンタの第3実施形態における現像ユニットの正面図および背面図であって、(a)は、現像フレームが離間位置に位置された状態の正面図を示し、(b)は、現像フレームが近接位置に位置された状態の正面図を示し、(c)は、(a)に示す現像ユニットの断面図を示す。 本発明の画像形成装置の第4実施形態における現像ユニットの正面図であって、(a)は、現像フレームが離間位置に位置された状態の正面図を示し、(b)は、現像フレームが近接位置に位置された状態の正面図を示す。
1.カラープリンタの全体構成
図1に示すように、画像形成装置の一例としてのカラープリンタ1は、横置きタイプの中間転写型カラープリンタである。
また、カラープリンタ1は、装置本体の一例としての本体ケーシング2と、本体ケーシング2の上側に設けられ、原稿の画像情報を読み取るフラットベッドスキャナ3とを一体的に備える複合機である。
カラープリンタ1は、本体ケーシング2内において、用紙Pを給紙するための給紙部4と、給紙された用紙Pに画像を形成するための画像形成部5とを備えている。
(1)本体ケーシング
本体ケーシング2は、図1および図2に示すように、給紙部4および画像形成部5を収容する略ボックス形状に形成されている。本体ケーシング2の一方側壁には、本体開口部8(図2参照)が形成されており、フロントカバー6(図2参照)が、その下端部を支点として、本体開口部8を閉鎖する閉位置(図2参照)と、本体開口部8を開放する開位置(図3参照)とに揺動(移動)可能に設けられている。
なお、以下の説明において、フロントカバー6が設けられる側(図2における紙面左側)を前側とし、その反対側(図2における紙面右側)を後側とする。また、カラープリンタ1を前側から見たときを左右の基準とする。
すなわち、図1において、紙面左側が左側であり、紙面右側が右側である。また、紙面手前側が前側であり、紙面奥側が後側である。
(2)給紙部
給紙部4は、用紙Pを収容する給紙トレイ7を備えている。給紙トレイ7は、本体ケーシング2内の底部に着脱自在に装着されている。
給紙トレイ7に収容されている用紙Pは、ピックアップローラ9の回転により、給紙ローラ10と給紙パッド11との間に送られ、給紙ローラ10の回転により1枚ずつ捌かれる。その後、捌かれた用紙Pは、給紙ローラ10の回転により、給紙ローラ10と各ピンチローラ12との間を順次通過するように、上方の両レジストローラ13間に向けて給紙され、レジストローラ13の回転により、所定のタイミングで、画像形成部5(中間転写ベルト38(後述)と二次転写ローラ35(後述)との間)に供給される。
(3)画像形成部
画像形成部5は、給紙部4の上側に配置されており、プロセスユニット14、転写ユニット18および定着ユニット19を備えている。
(3−1)プロセスユニット
プロセスユニット14は、給紙トレイ7の上側に配置され、ドラムユニット15と、現像ユニット16と、複数(4つ)のLEDユニット17とを備えている。
(3−1−1)ドラムユニット
ドラムユニット15は、プロセスユニット14の上端部に配置されており、感光ドラム21と、スコロトロン型帯電器22と、ドラムクリーニングローラ23とを一体的に保持している。
感光ドラム21は、複数色(ブラック、イエロー、マゼンタ、シアン)に対応して、複数(4つ)設けられ、左右方向に互いに間隔を隔てて並列配置されている。
スコロトロン型帯電器22は、複数(4つ)の感光ドラム21のそれぞれに対応して設けられ、対応する感光ドラム21の右下側において、感光ドラム21に間隔を隔てて対向配置されるように配置されている。
ドラムクリーニングローラ23は、複数(4つ)の感光ドラム21のそれぞれに対応して設けられ、スコロトロン型帯電器22の上側において、感光ドラム21の右側と対向して接触するように配置されている。
(3−1−2)現像ユニット
現像ユニット16は、複数(4つ)の感光ドラムのそれぞれに対応して、複数(4つ)設けられている。また、現像ユニット16は、詳しくは後述するが、本体ケーシング2に装着される装着位置(図2参照)と、本体ケーシング2から離脱される離脱位置(図3参照)とに、前後方向に沿ってスライド可能に設けられている。
複数の現像ユニット16のそれぞれは、装着位置に位置された状態において、対応する感光ドラム21の左下側に配置されており、左右方向に互いに間隔を隔てて並列配置されている。具体的には、左側から右側に向かって、ブラック現像ユニット16K、イエロー現像ユニット16Y、マゼンタ現像ユニット16Mおよびシアン現像ユニット16Cが、順次配置されている。
また、現像ユニット16は、詳しくは後述するが、図4に示すように、現像器24と、保持部材の一例としてのユニットフレーム25とを備えている。
現像器24は、ユニットフレーム25内に収容され、現像剤担持体の一例としての現像ローラ26を備えている。
現像ローラ26は、図1に示すように、現像器24の上端において、上側(右上側)から露出されるように回転可能に支持されており、感光ドラム21に対して左下側から接触されている。
なお、現像器24は、現像ローラ26にトナーを供給する供給ローラ27、現像ローラ26に供給されたトナーの厚みを規制する層厚規制ブレード28を備えている。また、現像器24は、供給ローラ27の下側において、各色(ブラック、イエロー、マゼンタ、シアン)に対応する現像剤の一例としてのトナーを収容するトナー収容部29を備えている。
トナー収容部29は、左右方向に隣接配置される第1収容部32と第2収容部33とから形成されている。第1収容部32は、トナー収容部29の左側部分であって、左右方向に延びる略円筒形状に形成されている。第2収容部33は、トナー収容部29の右側部分であって、左右方向に延びる略円筒形状に形成され、その内径は、第1収容部32の内径よりも大径に形成されている。また、第1収容部と第2収容部とのそれぞれには、その内部空間における略中央部分に、トナーを攪拌するためのアジテータ30が設けられている。そして、第1収容部と第2収容部とは、それらの内部空間が連通されている。
また、ブラック現像ユニット16Kにおけるユニットフレーム25には、その左側において、略ボックス形状の廃トナー収容部31を一体的に保持している。
(3−1−3)LEDユニット
複数(4つ)のLEDユニット17のそれぞれは、対応する現像ユニット16の右側に配置され、対応する感光ドラム21に下方から対向するように、本体ケーシング2に支持されている。LEDユニット17は、所定の画像データに基づいて、対応する感光ドラム21の表面を露光する。
(3−2)転写ユニット
転写ユニット18は、プロセスユニット14の上方に配置され、ベルトユニット34と二次転写ローラ35とを備えている。
ベルトユニット34は、4つの感光ドラム21のそれぞれに上側から対向するように、左右方向に沿って配置されている。
ベルトユニット34は、駆動ローラ36、従動ローラ37、中間転写ベルト38、複数(4つ)の一次転写ローラ39、および、ベルトクリーナー40を備えている。
駆動ローラ36および従動ローラ37は、互いに左右方向に間隔を隔てて対向配置されている。
中間転写ベルト38は、その下側部分が4つの感光ドラム21のそれぞれに対向接触されるように、感光ドラム21の上方に配置され、駆動ローラ36および従動ローラ37の周りに掛け渡されている。また、中間転写ベルト38は、駆動ローラ36の駆動および従動ローラ37の従動により、感光ドラム21と接触する下側部分が左側から右側に向かって移動するように、周回移動されている。
複数(4つ)の一次転写ローラ39のそれぞれは、対応する感光ドラム21と、中間転写ベルト38の下側部分を挟んで対向するように設けられている。
ベルトクリーナー40は、中間転写ベルト38の左端部上側に配置され、ベルトクリーニングローラ54と、対向ローラ55と、中継ローラ56と、廃トナー貯留部57とを備えている。
ベルトクリーニングローラ54は、対向ローラ55と、中間転写ベルト38を挟んで上下方向に対向するように、中間転写ベルト38の上側に設けられている。
中継ローラ56は、ベルトクリーニングローラ54に左側から接触するように、ベルトクリーニングローラ54の左側に配置されている。
廃トナー貯留部57は、側面視略矩形状の略ボックス形状に形成され、中継ローラ56の左側に配置されている。廃トナー貯留部57の右側壁には、左右方向に貫通する開口が形成されており、その周端部には、掻き取りブレード58が設けられている。
中間転写ベルト38の表面に残存したトナー(廃トナー)は、ベルトクリーニングローラ54によってクリーニングされ、一旦、中継ローラ56に保持された後、掻き取りブレード58で掻き取られることにより、開口を介して、廃トナー貯留部57内に貯留される。そして、廃トナー貯留部57内の廃トナーは、廃トナー貯留部57の後端部と廃トナー収容部31の後端部とを接続する廃トナー搬送パイプ59を介して(図2参照)、廃トナー貯留部57から廃トナー収容部31へ搬送され、廃トナー収容部31内に収容される。
二次転写ローラ35は、駆動ローラ36と、中間転写ベルト38を挟んで対向するように、ベルトユニット34の右方に設けられている。
(3−3)定着ユニット
定着ユニット19は、二次転写ローラ35の左上方に配置され、加熱ローラ41、および、加熱ローラ41に対して右上側から圧接される加圧ローラ42を備えている。
(3−4)画像形成動作
(3−4−1)現像動作
トナー収容部29内のトナーは、アジテータ30により供給ローラ27に供給され、さらに、現像ローラ26に供給される。
現像ローラ26に供給されたトナーは、現像ローラ26の回転に伴って、層厚規制ブレード28によって厚さが規制され、一定厚さの薄層として現像ローラ26の表面に担持される。
一方、感光ドラム21の表面は、感光ドラム21の回転に伴って、スコロトロン型帯電器22により一様に正帯電された後、LEDユニット17により露光される。これにより、用紙Pに形成すべき画像に対応した静電潜像が感光ドラム21の表面に形成される。
感光ドラム21がさらに回転すると、現像ローラ26の表面に担持されるトナーが、感光ドラム21の表面に形成されている静電潜像に供給される。これにより、感光ドラム21の静電潜像は可視像化され、感光ドラム21の表面には、反転現像によるトナー像が担持される。
(3−4−2)転写・定着動作
感光ドラム21の表面に担持されたトナー像は、左側から右側へ移動される中間転写ベルト38の下側部分に順次、一次転写される。これにより、中間転写ベルト38にカラー画像が形成される。
中間転写ベルト38に形成されたカラー画像は、中間転写ベルト38が二次転写ローラ35との対向位置を通過する間に、給紙部4から供給される用紙Pに、二次転写される。
そして、用紙Pに転写されたカラー画像は、定着ユニット19において、用紙Pが加熱ローラ41と加圧ローラ42との間を通過する間に、加熱および加圧されることによって用紙Pに熱定着される。
(4)排紙
定着ユニット19においてトナー像が定着された用紙Pは、排紙ローラ44によって、本体ケーシング2の上面に形成される排紙トレイ45上に排紙される。
(5)フラットベッドスキャナ
フラットベッドスキャナ3は、排紙トレイ45の上方に設けられている。フラットベッドスキャナ3では、原稿が、押えカバー47とガラス面48との間に配置された後、CCDセンサ49がスライドすることにより、原稿の画像情報が読み取られる。
そして、読み取られた原稿の画像情報に基づいて、画像形成部5において、上記したように、用紙Pに画像を形成することができる。
2.本体ケーシングの詳細
本体ケーシング2は、図2に示すように、カラープリンタ1の外形を構成する外側ケーシング60と、外側ケーシング60の内側に設けられる内側ケーシング61とを備えている。
外側ケーシング60は、側面視略矩形状の略ボックス形状に形成されており、前端部において、フロントカバー6を備えている。
内側ケーシング61は、側面視略矩形状の略ボックス形状に形成されている。また、内側ケーシング61は、給紙部4(図1参照)および画像形成部5を収容可能な上下方向長さおよび左右方向長さを有し、後側において外側ケーシング60と間隔を隔てるように、外側ケーシング60内に前側に詰めるように収容されている。
また、内側ケーシング61には、隔壁65と、駆動部の一例としての本体カップリング66とが設けられている。
隔壁65は、略平板形状に形成され、内側ケーシング61の内部空間を、上側のユニット収容空間67と下側の給紙トレイ収容空間68とに区画するように、上下方向における給紙トレイ7と現像ユニット16との間に設けられている。
また、隔壁65の上面には、案内部材の一例としてのガイド部69が固定されている。ガイド部69は、図1および図2に示すように、4つの現像ユニット16のそれぞれに対応して、4つ設けられている。
ガイド部69は、図1および図2に示すように、正面視略U字形状(図1参照)かつ前後方向に延びる略トレイ状(図2参照)に形成され、上方および前方が開放されている。ガイド部69は、その内面が、ユニットフレーム25の下端部の外形に沿うように形成され、その内寸(左右方向長さおよび前後方向長さ)が、ユニットフレーム25の外寸(左右方向長さおよび前後方向長さ)と略同じ長さに形成されている。また、ガイド部69は、その前後方向長さが、隔壁65の前後方向長さよりも短く形成されている。
そして、ガイド部69は、図2に示すように、ガイド部69の前端部と隔壁65の前端部とが前後方向に一致するように、隔壁65の上面に固定されている。これにより、ガイド部69は、後側において内側ケーシング61の後壁と前後方向に間隔を隔てて配置されている。
本体カップリング66は、ガイド部69の後端部と内側ケーシング61の後壁との間に配置され、内側ケーシング61の後壁に支持されている。また、本体カップリング66の前端部には、前後方向に延びる略円柱形状の嵌合部70が設けられている。
3.ドラムユニットの詳細
(1)ドラムフレーム
ドラムユニット15は、図2に示すように、前後方向に間隔を隔てて対向配置される1対のドラムフレーム51を備えている。
ドラムフレーム51は、図1に示すように、左右方向に長手の略平板形状に形成され、その下側部分には、ユニット溝52が形成されている。
ユニット溝52は、前後方向に投影したときに、現像ユニット16の現像器24の上端部と重なる部分が、切り欠かれて形成されている。
具体的には、ブラック現像ユニット16Kに対応するユニット溝52は、ドラムフレーム51の左端縁における上下方向中央から右方へ向かって延びた後、右方に向かうに従って下方に傾斜するように、切り欠かれて形成されている。
また、その他の現像ユニット16Y、M、C(イエロー現像ユニット16Y、マゼンタ現像ユニット16Mおよびシアン現像ユニット16C)に対応するユニット溝52は、ドラムフレーム51の下端縁から上方に向かって切り欠かれるように、下方に向かって開放される略U字形状に形成されている。
また、1対のドラムフレーム51間において、感光ドラム21と、上記したスコロトロン型帯電器22およびドラムクリーニングローラ23とが支持されている。
感光ドラム21は、図2に示すように、前後方向に延びる略円筒形状に形成されており、その前後両端部が、それぞれドラムフレーム51に回転可能に支持されている。つまり、感光ドラム21は、本体ケーシング2に対して相対回転可能に設けられている。
4.現像ユニットの詳細
本実施形態では、図1に示すように、ブラック現像ユニット16K、イエロー現像ユニット16Y、マゼンタ現像ユニット16Mおよびシアン現像ユニット16Cが、左右方向に互いに間隔を隔てて並列配置されている。そして、4つの現像ユニット16に関する構成は、ブラック現像ユニット16Kが廃トナー収容部31を保持する点、および、把持部83(後述)の配置を除いて、すべての現像ユニット16において同様である。そこで、以下の説明において、ブラック現像ユニット16Kを詳細に説明し、その他の現像ユニット16Y、M、Cの説明を省略する。
(1)ユニットフレーム
ユニットフレーム25は、図5(b)に示すように、上方に向かって開放される側面視略コ字形状に形成され、前後方向に間隔を隔てて対向配置されるユニット前壁73およびユニット後壁74と、それらの下端部間に架設されるユニット底壁75とを備えている。
なお、本実施形態では、ユニット前壁73およびユニット後壁74に関する構成は、それぞれ同様である。そこで、以下の説明において、ユニット前壁73を詳細に説明し、ユニット後壁74についての説明を省略する。
ユニット前壁73は、図6(a)に示すように、正面視略矩形状の略平板形状に形成されている。
また、ユニット前壁73は、ガイド穴76と、ばね係止部77とを有している。
ガイド穴76は、現像器24の大径ボス102(後述)および小径ボス103(後述)のそれぞれに対応する部分に形成され、上下方向に間隔を隔てて2つ形成されている。ガイド穴76は、正面視略楕円状に形成され、感光ドラム21と現像ローラ26との対向方向X(図6(b)参照)に沿って延びるように形成されている。ガイド穴76は、その長径が、対応する大径ボス102(後述)または小径ボス103(後述)の外径に対して、略1.5倍の長さに形成され、その短径が、対応する大径ボス102(後述)または小径ボス103(後述)の外径と略同径に形成されている。
ばね係止部77は、図4に示すように、下側のガイド穴76の右上側に設けられ(図6(a)参照)、ユニット前壁73の前面(前後方向外側面)から前方に向かって突出する略円柱形状に形成されている。
ユニット底壁75は、前後方向に延びる略平板形状に形成され、その左端部上面には、図1に示すように、軸支持部78が設けられている。
軸支持部78は、前後方向に延びる正面視略三角形状に形成され、現像器24がユニットフレーム25に収容された状態において、第1収容部32の外側面と対向する上面が、ばね支持面79として形成されている。ばね支持面79は、左方に向かうに従って上方に湾曲する正面視略円弧形状に形成されている。
また、ユニットフレーム25は、図5(b)に示すように、第1付勢部材の一例としてのコイルばね80と、移動部材81と、第2付勢部材の一例としての引張ばね82(図6(a)参照)と、把持部83とを備えている。
コイルばね80は、空心コイル状に形成され、その軸線方向が、感光ドラム21と現像ローラ26との対向方向X(図6(b)参照)と略平行となるように、ばね支持面79の前後両端部にそれぞれ固定されている。
移動部材81は、回動軸91と、前後1対のカム90と、被駆動部の一例としてのユニットカップリング92とを備えている。
回動軸91は、前後方向に延びる略円柱形状に形成され、軸支持部78の略中央部分を前後方向に貫通するように(図1参照)、軸支持部78に回転可能に支持されている。また、回動軸91の前後両端部のそれぞれは、ユニット前壁73およびユニット後壁74のそれぞれよりも、前後方向外方に向かって突出している。
カム90は、図6(a)に示すように、中心角が約60°の略扇形状の略平板形状に形成されている。
また、カム90には、規制穴93と、係止穴94とが形成されている。
なお、以下の説明において、カム90の上下前後左右方向は、カム90が後述する第2位置(図6(a))に位置するときを基準としている。
規制穴93は、カム90の周方向に沿って延びる湾曲形状に形成され、カム90の略中央部分において貫通形成されている。規制穴93の周方向外側縁は、規制部95と、許容部96とを有している。
規制部95は、規制穴93の周方向外側縁における左側部分であって、左上方および右下方に延びる正面視略直線状に形成されている。
許容部96は、規制穴93の周方向外側縁における右側部分であって、規制部95の右端部から連続して、カム90の周方向に沿うように湾曲して形成されている。
係止穴94は、規制穴93の規制部95の上側において、正面視略円形状に貫通形成されている。
前後1対のカム90のそれぞれは、図5(b)に示すように、ユニットフレーム25を前後方向において挟むように、ユニット前壁73およびユニット後壁74の前後方向外側に配置され、前後方向に投影したときに、一致するように配置されている(図6(b)および図6(c)参照)。
そして、前後1対のカム90のそれぞれは、それらの中心角部分が、回動軸91の前後両端部のそれぞれに固定されている。
そのため、前後1対のカム90は、図6(a)〜図6(c)に示すように、回動軸91を支点として、カム90の左端縁が上下方向に沿って延びるように配置される第1位置(図6(b)および図6(c)参照)と、カム90の下端縁が左右方向に沿って延びるように配置される第2位置(図6(a)参照)とに、一体的に回動可能に設けられている。
ユニットカップリング92は、図5(b)および図6(c)に示すように、後側のカム90と回動軸91の後端部との接続部分に固定され、その接続部分から後方に向かって延びる略円筒形状に形成されており、その内径が、嵌合部70の外径と略同径に形成されている。
引張ばね82は、図6(a)に示すように、左右方向に延びるように形成され、その左端部が係止穴94に固定され、その右端部がばね係止部77に固定されている。
これにより、カム90は、引張ばね82の引張力により、常には、右側へ向かって付勢されており、第2位置に配置されている。なお、引張ばね82の引張力は、コイルばね80の付勢力によってカム90を第1位置へ向かって回転させる方向に働く力よりも大きくなるように設定されている。但し、カム90が第2位置に配置された状態において、コイルばね80の付勢力は、小径ボス103(後述)を介して、規制穴93の規制部95に受け止められるので、コイルばね80の付勢力によってカム90を第1位置へ向かって回転させる方向に働く力は、コイルばね80の付勢力よりも小さい。そのため、引張ばね82の引張力は、コイルばね80の付勢力によってカム90を第1位置へ向かって回転させる方向に働く力よりも大きければ、コイルばね80の付勢力よりも小さく設定することができる。
把持部83は、図4に示すように、後方に向かって開放される平面視略U字状に形成されている。
そして、把持部83は、遊端部のそれぞれが、ユニットフレーム25の前端部における左上側部分に固定されている。具体的には、ブラック現像ユニット16Kにおいて、把持部83は、その左側の遊端部が、廃トナー収容部31の前壁における左上端部に固定され、その右側の遊端部が、ユニット前壁73における左上端部に固定されている。また、その他の現像ユニット16Y、M、Cにおいて、把持部83は、各遊端部が、上側のガイド穴76を跨ぐように、ユニット前壁73における左上側部分に固定されている(図9参照)。
(2)現像器
現像器24は、現像器筐体の一例としての現像フレーム98を備えている。
現像フレーム98は、前後方向に延び、上側および右側が開放される中空筒形状に形成され(図1参照)、その前端部が現像前壁99に、その後端部が現像後壁100により、それぞれ閉鎖されている。
なお、本実施形態では、現像前壁99および現像後壁100に関する構成は、それぞれ同様である。そこで、以下の説明において、現像前壁99を詳細に説明し、現像後壁100についての説明を省略する。
現像前壁99には、被ガイド部101が設けられている。被ガイド部101は、大径ボス102と、小径ボス103とを備えている。
大径ボス102は、図6(a)に示すように、現像前壁99の前面における左上側部分に設けられ、現像前壁99から前方に向かって突出する略円筒形状に形成されている(図5(a)参照)。
小径ボス103は、大径ボス102の下側において、大径ボス102と上下方向に間隔を隔てて配置され、現像前壁99から前方に向かって突出する略円筒形状に形成されている(図5(a)参照)。また、小径ボス103は、その外径が、大径ボス102の外径よりも小径に形成され、図5(a)に示すように、その前後方向長さが、大径ボス102の前後方向長さよりも長く形成されている。
また、現像前壁99および現像後壁100は、図4に示すように、その上端部間において、上記した現像ローラ26を右上側から露出されるように回転可能に支持し、図5(a)に示すように、その下端部間において、上記したトナー収容部29を保持している。
そして、現像器24は、大径ボス102および小径ボス103がそれぞれ対応するガイド穴76に内側から挿通されるとともに、小径ボス103が対応する規制穴93に内側から挿通されるように、ユニットフレーム25内に収容されている(図6(c)参照)。
これにより、現像フレーム98は、大径ボス102および小径ボス103がそれぞれ対応するガイド穴76に案内されることにより、感光ドラム21と現像ローラ26との対向方向X(図6(b)参照)に沿って、感光ドラム21と現像ローラ26とが近づきまたは接触する近接位置(図6(b)および図6(c)参照)と、感光ドラム21と現像ローラ26とが離間する離間位置(図6(a)参照)とに移動可能である。
なお、本実施形態では、現像フレーム98が近接位置(図6(b)および図6(c)参照)に位置された状態において、感光ドラム21と現像ローラ26とが接触している。
また、軸支持部78と現像器24の第1収容部32の外側面との間には、図1に示すように、コイルばね80が介在されている。そのため、現像フレーム98は、コイルばね80の付勢力により、近接位置に位置するように、感光ドラム21に向かって付勢されている。
一方、現像フレーム98の小径ボス103は、図6(a)に示すように、第2位置に位置するカム90の規制穴93に挿通されており、その右上側が、規制部95に当接されている。そのため、現像フレーム98は、カム90が第2位置に位置する状態において、右上方への移動が規制されており、常には、コイルばね80の付勢力に抗して、離間位置に位置されている。
5.本体ケーシングに対する現像ユニットの着脱動作
次に、本体ケーシング2に対する現像ユニット16の着脱動作について説明する。
現像ユニット16を本体ケーシング2に対して装着するには、図3に示すように、まず、フロントカバー6を開位置に位置させて、ユニット収容空間67に向かって、把持部83を把持して、現像ユニット16を前側から挿入する。
そうすると、現像ユニット16のユニットフレーム25の下端部が、ガイド部69に対して前側から挿入される。つまり、ガイド部69は、ユニットフレーム25を下側から支えるように配置されており、ユニットフレーム25は、ガイド部69にガイドされて、装着方向Yに沿って(前側から後側へ)移動される。このとき、現像器24は、対応するユニット溝52(図1参照)を通過する。
さらに、現像ユニット16(ユニットフレーム25)を、図2に示すように、ユニット後壁74がガイド部69の後端部に位置するまで、装着方向Y(図3参照)に沿って後方に移動させると、ユニットカップリング92が、本体カップリング66の嵌合部70に対して径方向外側から嵌合する。
これによって、現像ユニット16の本体ケーシング2(ユニット収容空間67)に対する装着が完了し、現像ユニット16が装着位置に位置される。
なお、現像ユニット16を本体ケーシング2(ユニット収容空間67)から離脱させるには、上記した装着動作と逆の手順に操作する。
そうすると、現像ユニット16は、図3に示すように、ユニットフレーム25の移動がガイド部69にガイドされることにより、ユニット収容空間67から前側に引き出される。これにより、現像ユニット16は、本体ケーシング2(ユニット収容空間67)から離脱される離脱位置に位置される。
すなわち、現像ユニット16の本体ケーシング2に対する着脱方向と、感光ドラム21の軸線方向とは同一方向(前後方向)であり、現像ユニット16は、ドラムユニット15が本体ケーシング2に設けられた状態において、本体ケーシング2に対して、前後方向に沿って着脱可能である。
6.現像ローラの感光ドラムに対する接離動作
次に、現像ローラ26の感光ドラム21に対する接離動作について説明する。
現像ユニット16(現像フレーム98)は、図6(a)に示すように、常には、現像ローラ26と感光ドラム21とが離間する離間位置に位置されている。
そこで、画像形成動作が実行されるときに、現像フレーム98を、現像ローラ26と感光ドラム21とが接触する近接位置(図6(b)参照)に位置させるためには、図2に示すように、本体ケーシング2に設けられるモータ(図示せず)からの駆動力を、本体カップリング66の嵌合部70を介して、移動部材81のユニットカップリング92に入力する。
そうすると、移動部材81のカム90は、図6(a)および図6(b)に示すように、引張ばね82の付勢力(引張力)に抗して、回動軸91を支点として、第2位置(図6(a)参照)から第1位置(図6(b)参照)に向かって、矢印で示す回転方向A(正面視反時計方向)に回動される。
このとき、規制部95は、現像フレーム98がコイルばね80(図1参照)により感光ドラム21に向かって付勢されているので、小径ボス103と摺動しながら、回転方向Aに沿って移動される。
そして、カム90が、図6(b)に示すように、第1位置に位置されると、規制部95と小径ボス103との接触(当接)が解除されるとともに、許容部96が、小径ボス103の右上側に到達する。このとき、許容部96と小径ボス103とは、対向方向Xにおいて間隔を隔てて対向配置される。
そのため、現像フレーム98は、右上側への移動が許容され、コイルばね80(図1参照)の付勢力により、右上側に移動されて、現像ローラ26と感光ドラム21とが接触する近接位置に位置される。
つまり、移動部材81の前後1対のカム90は、第1位置において、現像フレーム98を近接位置に位置させ、第2位置において、現像フレーム98を離間位置に位置させる。
すなわち、ユニットフレーム25は、現像ユニット16が装着位置に位置された状態において、現像フレーム98を近接位置と離間位置とに移動可能に保持している。
以上により、現像フレーム98の離間位置から近接位置への移動が完了する。
なお、現像フレーム98を近接位置から離間位置へ移動させるには、上記した現像フレーム98の離間位置から近接位置への移動動作と逆の手順に操作する。
また、本体ケーシング2に対して現像ユニット16を前側に移動させて、ユニットカップリング92と本体カップリング66の嵌合部70(図2参照)との嵌合を解除すれば、カム90が、引張ばね82の引張力により、第1位置から第2位置(図6(a)参照)に移動されるので、現像フレーム98を近接位置から離間位置へ移動させることができる。
7.作用効果
(1)カラープリンタ1では、図3に示すように、現像ユニット16は、ドラムユニット15(感光ドラム21)が本体ケーシング2に収容された状態において、本体ケーシング2に対して着脱可能であるので、感光ドラム21よりも寿命の短い現像ユニット16を、感光ドラム21とは独立して交換することができる。
また、現像ユニット16のユニットフレーム25が、図6(a)および図6(b)に示すように、現像フレーム98を近接位置と離間位置とに移動可能に保持しているので、現像ユニット16の本体ケーシング2に対する着脱動作時に、現像フレーム98を離間位置に配置することにより、現像ローラ26と感光ドラム21とが摺動することを抑制できる。さらに、現像ユニット16が、移動可能な部材に案内されて本体ケーシング2に着脱される場合と比較して、安定して本体ケーシング2に着脱される。
そのため、現像フレーム98が離間位置に配置された状態における、現像ローラ26と感光ドラム21との間隔を小さくしても、現像ユニット16が本体ケーシング2に対して着脱されるときに現像ローラ26と感光ドラム21とが干渉することを抑制できる。
従って、ランニングコストの低減を図ることができながら、感光ドラム21および現像ローラ26の損傷を抑制できるとともに、カラープリンタ1の小型化を図ることができる。
(2)また、本体ケーシング2の隔壁65には、図3に示すように、現像ユニット16を本体ケーシング2に対して着脱するときに、ユニットフレーム25の移動をガイドするガイド部69が固定されている。
そのため、現像ユニット16が本体ケーシング2に対して着脱されるときに、ユニットフレーム25がガイド部69に確実にガイドされる。
その結果、現像ユニット16が本体ケーシング2に対して着脱されるときに、現像ユニット16が、ガイド部69のガイド方向(前後方向)に対して垂直となる方向に動くこと(ガタつくこと)を抑制でき、現像ローラ26と感光ドラム21とが干渉することを確実に抑制できる。
従って、感光ドラム21および現像ローラ26の損傷を確実に抑制できるとともに、カラープリンタ1のさらなる小型化を図ることができる。
(3)また、ユニットフレーム25のばね支持面79には、図1に示すように、現像フレーム98が近接位置に位置するように、現像フレーム98を付勢するコイルばね80が設けられている。
そのため、コイルばね80が、現像フレーム98を近接位置に位置するように付勢するので、現像フレーム98が近接位置に位置する状態において、現像ローラ26が感光ドラム21に向けて押圧される。そのため、現像フレーム98が近接位置に位置する状態において、現像ローラ26と感光ドラム21との相対的な位置決め精度の向上を図ることができる。
(4)また、ユニットフレーム25は、図6(a)および図6(b)に示すように、現像フレーム98を近接位置に位置させる第1位置(図6(b)参照)と、現像フレーム98を離間位置に位置させる第2位置(図6(a)参照)とに移動可能な前後1対のカム90を備えている。
そのため、簡易な構成でありながら、現像フレーム98を近接位置と離間位置とに確実に移動させることができる。
(5)また、前後1対のカム90は、図6(a)に示すように、第2位置に位置する状態において、コイルばね80の付勢力に抗して、現像フレーム98を離間位置に位置させる。
そのため、ユニットフレーム25にコイルばね80(図1参照)を設けても、現像フレーム98を離間位置に確実に位置させることができる。
つまり、現像フレーム98が近接位置に位置する状態において、現像ローラ26と感光ドラム21との相対的な位置決め精度の向上を図ることができながら、現像ユニット16を本体ケーシング2に対して着脱するときに、現像フレーム98を離間位置に確実に位置させることができる。
(6)また、移動部材81は、図3に示すように、後側のカム90と回動軸91の後端部との接続部分(現像ユニット16の本体ケーシング2に対する装着方向Yの下流側端部)において、カム90を移動させるための駆動力が入力されるユニットカップリング92を備えている。
そのため、ユニットカップリング92の効率的な配置を確保できながら、移動部材81に駆動力を入力できる。その結果、カム90を、図6(a)〜図6(c)に示すように、その駆動力により、第1位置と第2位置とに移動させることができる。
(7)また、ユニットフレーム25は、カム90が第2位置に位置するように、カム90を付勢する引張ばね82を備えている。
そのため、カム90は、常には第2位置に位置され、現像フレーム98は、常には離間位置に位置される。
その結果、現像ユニット16が、本体ケーシング2に対して着脱されるときに、現像ローラ26と感光ドラム21とが干渉することを確実に抑制できる。
とりわけ、停電などの不測の事態により、カラープリンタ1の電源が切れた場合であっても、ユニットカップリング92と本体カップリング66の嵌合部70(図2参照)との嵌合(連結)が解除されれば、現像フレーム98を離間位置に位置させることができる。
その結果、停電などの不測の事態が生じた場合であっても、現像ユニット16を本体ケーシング2から離脱させるときに、現像ローラ26と感光ドラム21とが摺動することを抑制できる。
(8)また、ユニットフレーム25は、図3に示すように、その前端部(現像ユニット16の本体ケーシング2に対する装着方向Yの上流側端部)に、現像ユニット16を本体ケーシング2に対して着脱するための把持部83が設けられている。
そのため、現像ユニット16の本体ケーシング2に対する着脱動作時において、把持部83を把持できるので、本体ケーシング2に対する現像ユニット16の円滑な着脱動作を確保することができる。特に、現像器24(現像フレーム98)に把持部83が設けられる場合、現像フレーム98が対向方向X(図6(b)参照)に移動可能であるため、現像ユニット16の本体ケーシング2に対する着脱動作時において、現像ユニット16の着脱動作が不安定となり、感光ドラム21と現像ローラ26とが摺動してしまうという不具合が生じる場合がある。これに対して、本実施形態のように、ユニットフレーム25に把持部83が設けられている場合、そのような不具合が生じることを抑制できる。
8.第2実施形態
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
図7は、本発明のカラープリンタの第2実施形態における現像ユニットの背面図であって、(a)は、現像フレームが離間位置に位置された状態の背面図を示し、(b)は、現像フレームが近接位置に位置された状態の背面図を示す。
図7において、図1〜図6に示す各部に対応する部分には、それらの各部と同一の参照符号を付し、その説明を省略する。
第1実施形態では、図6(a)および図6(b)に示すように、現像フレーム98は、対向方向Xに沿って、近接位置(図6(b)参照)と離間位置(図6(a)参照)とに移動可能であるが、これに対して、第2実施形態では、図7(a)および図7(b)に示すように、現像フレーム98は、回動軸105(後述)を支点として、近接位置(図7(b)参照)と離間位置(図7(a)参照)とに、矢印で示す回転方向Bに沿って回動可能である。
詳しくは、現像フレーム98は、回動軸105を備えている。
回動軸105は、前後方向に延びる略円柱形状に形成されている。そして、回動軸105は、その前後両端部が、現像前壁99および現像後壁100のそれぞれから前後方向外側に向かって突出するように、現像フレーム98の右下端部に相対回転不能に支持されている。
また、現像器24は、回動軸105の前後両端部のそれぞれが、ユニット前壁73およびユニット後壁74のそれぞれに回転可能に支持されることにより、ユニットフレーム25に対して、回転方向Bに沿って回動可能に支持されている。
なお、第2実施形態では、小径ボス103に対応するガイド穴76は、略上下方向に延びる略楕円形状に形成されている。
このような第2実施形態においても、上記した第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
また、第2実施形態では、カム90は、回動軸91の前後方向端部のいずれか一方にのみ設けられていてもよい。これによっても、現像フレーム98を、近接位置(図7(b)参照)と離間位置(図7(a)参照)とに回動させることができる。この場合、さらなる部品点数の低減を図ることができる。
9.第3実施形態
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
図8は、本発明のカラープリンタの第3実施形態における現像ユニットの正面図および背面図であって、(a)は、現像フレームが離間位置に位置された状態の正面図を示し、(b)は、現像フレームが近接位置に位置された状態の正面図を示し、(c)は、(a)に示す現像ユニットの断面図を示す。
図8において、図1〜図6に示す各部に対応する部分には、それらの各部と同一の参照符号を付し、その説明を省略する。
第1実施形態では、図1に示すように、コイルばね80が、軸支持部78と第1収容部32の外側面との間に配置されているが、これに対して、第3実施形態では、図8(c)に示すように、軸支持部78と現像器24の第1収容部32の外側面との間に、コイルばね80が配置されていない。
一方、前後1対のカム90のそれぞれには、図8(a)に示すように、押圧部材収容溝106が形成され、押圧部材収容溝106内には、押圧部材107が収容されている。
押圧部材収容溝106は、規制穴93の径方向内側縁における右側部分(回転方向Aの上流側部分)が径方向内方に向かって窪むように形成されている。
押圧部材107は、揺動部108と、第1付勢部材の一例としてのコイルばね109とを備えている。
揺動部108は、正面視略円弧形状に形成され、その左端部(回転方向Aの下流側端部)に、揺動軸110を備えている。そして、揺動部108は、揺動軸110が、規制穴93の径方向内側縁の周縁部に回転可能に支持されることにより、カム90に対して揺動可能に設けられている。
コイルばね109は、カム90の径方向に沿って延びるように形成され、その一端部が、押圧部材収容溝106の最深部に固定され、その他端部が、揺動部108の右端部(回転方向Aの上流側端部)の径方向内側面に固定されている。
これにより、コイルばね109は、押圧部材収容溝106の最深部と揺動部108の右端部(回転方向Aの上流側端部)との間に配置されている。
そのため、揺動部108は、その右端部が、常には、カム90の径方向外方に向かって付勢されており、対応する小径ボス103の下側部分を押圧している。
また、カム90は、上記したように、常には、第2位置に位置されている。
カム90が第2位置に位置された状態において、小径ボス103は、その右上側部分が規制部95に当接され、その左上側部分が、規制穴93の左端縁(回転方向Aの下流側端部)に当接されている。
これにより、現像フレーム98は、カム90が第2位置に位置する状態において、右上方への移動が規制されており、コイルばね109の付勢力に抗して、離間位置に位置されている。
また、カム90が第2位置から第1位置(図8(b)参照)に移動されると、許容部96が、小径ボス103の右上側に到達し、小径ボス103と対向方向Xにおいて間隔を隔てて対向配置される。
そうすると、小径ボス103が、揺動部108を介して、コイルばね109により、右上側に向けて付勢され、現像フレーム98が右上側に移動される。
これにより、現像フレーム98は、現像ローラ26と感光ドラム21とが接触する近接位置に位置される。
このような第3実施形態においても、ユニットフレーム25が、図8(a)および図8(b)に示すように、現像フレーム98を近接位置と離間位置とに移動可能に保持しているので、上記した第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
10.第4実施形態
次に、本発明の第4実施形態について説明する。
図9は、本発明の画像形成装置の第4実施形態における現像ユニットの正面図であって、(a)は、現像フレームが離間位置に位置された状態の正面図を示し、(b)は、現像フレームが近接位置に位置された状態の正面図を示す。
図9において、図1〜図6に示す各部に対応する部分には、それらの各部と同一の参照符号を付し、その説明を省略する。
第1実施形態では、図6(a)および図6(b)に示すように、モータ(図示せず)からの駆動力が、本体カップリング66の嵌合部70を介して、移動部材81のユニットカップリング92に入力されることにより(図2参照)、カム90が、第1位置(図6(b)参照)と第2位置(図6(a)参照)とに移動される。
これに対して、第4実施形態では、図9(a)および図9(b)に示すように、ユーザが、カム90を、第1位置(図9(b)参照)と第2位置(図9(a)参照)とに移動させる。
前後1対のカム90の規制穴93のそれぞれは、その周方向外側縁における右側部分が規制部95として形成され、その周方向外側縁における左側部分が許容部96として形成されている。
また、前側のカム90には、取手112と、当接部113とが設けられている。
取手112は、カム90の径方向に沿って延びる正面視略矩形状に形成され、カム90の前面における下端部から前方に向かって突出するように形成されている。
当接部113は、カム90の下端部における右端部から、カム90の周方向に沿って突出する正面視略矩形状に形成されている。
また、ガイド部69の下壁には、当接部113に対応する部分に係合穴120が形成されている。係合穴120は、当接部113の下側部分が挿通可能なように、上下方向に貫通形成されている。
そして、ユーザは、取手112を把持して、カム90を第1位置と第2位置とに移動させることができる。これにより、現像フレーム98は、ユニットフレーム25に収容された状態において、近接位置と離間位置とに移動される。
また、カム90が第1位置に位置された状態において、図9(b)に示すように、当接部113は、ガイド部69の係合穴120に挿通され係合するとともに、隔壁65の上面に当接される。これにより、カム90のそれ以上の回動が規制されると同時に、カム90が第1位置に位置された状態においては、現像ユニット16の本体ケーシング2に対する前側(手前側)への引き出しが規制される。
一方、カム90が第2位置に位置された状態では、図9(a)に示すように、当接部113と係合穴120との係合が解除されるので、現像ユニット16の本体ケーシング2に対する前側(手前側)への引き出しが可能となる。
このような第4実施形態においても、上記した第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
また、第4実施形態では、本体カップリング66(図3参照)およびユニットカップリング92(図3参照)を設ける必要がないので、さらなる部品点数の低減を図ることができる。
11.変形例
なお、上記した第1実施形態〜第4実施形態では、図6(b)に示すように、現像フレーム98が近接位置に位置された状態において、現像ローラ26と対応する感光ドラム21とが接触している。
これに対して、現像フレーム98が近接位置に位置された状態において、現像ローラ26と対応する感光ドラム21との間に、トナーが飛翔可能な僅かな間隙を形成するように構成してもよい。
この場合においても、現像フレーム98が近接位置に位置された状態において、現像ローラ26から対応する感光ドラム21にトナーを供給することができ、現像フレーム98が離間位置に位置された状態において、現像ローラ26と対応する感光ドラム21とを確実に離間させることができる。
そのため、画像形成時において、感光ドラム21にトナーを確実に供給することができながら、現像ユニット16が本体ケーシング2に対して着脱されるときに現像ローラ26と感光ドラム21とが干渉することを確実に抑制できる。
また、上記した第1実施形態〜第4実施形態および変形例は、適宜組み合わせることができる。
1 カラープリンタ
2 本体ケーシング
16 現像ユニット
21 感光ドラム
25 ユニットフレーム
26 現像ローラ
38 中間転写ベルト
66 本体カップリング
69 ガイド部
80 コイルばね
81 移動部材
82 引張ばね
83 把持部
92 ユニットカップリング
98 現像フレーム
109 コイルばね
Y 現像ユニットの本体ケーシングに対する装着方向

Claims (8)

  1. 装置本体と、
    前記装置本体に回転可能に設けられる感光ドラムと、
    前記感光ドラムが前記装置本体に設けられた状態において、前記装置本体に対して、前記感光ドラムの軸線方向に沿って着脱可能に装着される現像ユニットと、を備え、
    前記現像ユニットは、
    前記感光ドラムに現像剤を供給するための現像剤担持体を備える現像器筐体と、
    前記装置本体に装着された状態において、前記現像器筐体を、前記現像剤担持体と前記感光ドラムとが近づきまたは接触する近接位置と、前記現像剤担持体と前記感光ドラムとが離間する離間位置とに移動可能に保持する保持部材と、を備えていることを特徴とする、画像形成装置。
  2. 前記装置本体には、前記現像ユニットを前記装置本体に対して着脱するときに、前記保持部材の移動をガイドする案内部材が固定されていることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記保持部材は、前記現像器筐体が前記近接位置に位置するように、前記現像器筐体を付勢する第1付勢部材を備えていることを特徴とする、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記保持部材は、前記現像器筐体を前記近接位置に位置させる第1位置と、前記現像器筐体を前記離間位置に位置させる第2位置とに移動可能な移動部材を備えていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記保持部材は、
    前記現像器筐体が前記近接位置に位置するように、前記現像器筐体を付勢する第1付勢部材と、
    前記現像器筐体を前記近接位置に位置させる第1位置と、前記現像器筐体を前記離間位置に位置させる第2位置とに移動可能な移動部材と、を備え、
    前記移動部材は、前記第2位置に位置する状態において、前記第1付勢部材の付勢力に抗して、前記現像器筐体を前記離間位置に位置させることを特徴とする、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  6. 前記移動部材は、前記現像ユニットの前記装置本体に対する装着方向下流側端部において、前記移動部材を移動させるための駆動力が入力される被駆動部を備えていることを特徴とする、請求項4または5に記載の画像形成装置。
  7. 前記保持部材は、前記移動部材が前記第2位置に位置するように、前記移動部材を付勢する第2付勢部材を備えていることを特徴とする、請求項4〜6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 前記保持部材は、前記現像ユニットの前記装置本体に対する装着方向上流側端部に、前記現像ユニットを前記装置本体に対して着脱するための把持部を備えていることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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