JP2013176813A - 用紙切断装置、および印刷装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】記録用紙切断時の紙粉による不具合が低減された用紙切断装置を提供する。
【解決手段】記録用紙Sが搬送排出される搬送経路Dの一方の側に配設された固定刃27と、前記固定刃27に対し前記搬送経路Dを挟む位置に配置され、前記搬送経路Dを横切る方向に進退移動して前記固定刃27と交差摺動可能な可動刃21と、前記可動刃21の退避方向に配設され、前記可動刃21を進退移動させる駆動機構35と、を備え、前記可動刃21の前記記録用紙Sの排出側の面に、一端が前記可動刃21側に固定され、他端が前記記録用紙Sの搬送排出側に延出するガイド40を設けたことを特徴とする用紙切断装置20。
【選択図】図2
【解決手段】記録用紙Sが搬送排出される搬送経路Dの一方の側に配設された固定刃27と、前記固定刃27に対し前記搬送経路Dを挟む位置に配置され、前記搬送経路Dを横切る方向に進退移動して前記固定刃27と交差摺動可能な可動刃21と、前記可動刃21の退避方向に配設され、前記可動刃21を進退移動させる駆動機構35と、を備え、前記可動刃21の前記記録用紙Sの排出側の面に、一端が前記可動刃21側に固定され、他端が前記記録用紙Sの搬送排出側に延出するガイド40を設けたことを特徴とする用紙切断装置20。
【選択図】図2
Description
本発明は、用紙切断装置、およびそれを備えた印刷装置に関する。
レシートやチケット等の単票発行用の印刷装置において、情報が印刷されたロール状の記録用紙を所定の長さに切断する用紙切断装置が用いられる。このような用紙切断装置としては、固定刃と往復移動可能な可動刃とを用意して、可動刃の刃先部を固定刃に当接させながら可動刃を移動させ、固定刃と可動刃の間にある記録用紙を切断する構造のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
上述の用紙切断装置は、記録用紙を切断する際に紙粉が発生する。発生した紙粉は周囲に飛散したり、可動刃の上面に滞留したりする。このような紙粉は用紙切断装置の内部に侵入すると可動刃の駆動機構や動力伝達機構の部品磨耗の一因となりうる。部品磨耗が進行すると用紙切断装置の不具合を引き起こす虞があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
(適用例1)記録用紙が搬送排出される搬送経路の一方の側に配設された固定刃と、前記固定刃に対し前記搬送経路を挟む位置に配置され、前記搬送経路を横切る方向に進退移動して前記固定刃と交差摺動可能な可動刃と、前記可動刃の退避方向に配設され、前記可動刃を進退移動させる駆動機構と、を備え、前記可動刃の前記記録用紙の排出側の面に、一端が前記可動刃側に固定され、他端が前記記録用紙の搬送排出側に延出するガイドを設けたことを特徴とする用紙切断装置。
この構成によれば、用紙切断装置は、一端が可動刃側に固定され他端が記録用紙の搬送経路の排出側に延出するガイドによって、記録用紙を切断したときに可動刃の刃部周辺に発生する紙粉が、可動刃の退避方向に配設される駆動機構に進入することを低減させることができる。そのため、紙粉による駆動機構の部品磨耗等の不具合を低減させることができる。その結果、信頼性の高い用紙切断装置を提供することができる。
(適用例2)前記ガイドの他端は、少なくとも一部が前記可動刃の刃部近傍まで延出していることを特徴とする上記の用紙切断装置。
この構成によれば、ガイドの自由端の先端は可動刃の刃部近傍まで延びている。そのため、切断された記録用紙は切断と同時に押し出され、可動刃付近に滞留することが低減される。その結果、切断された記録用紙の後端が再切断され紙片が発生することや滞留した記録用紙により紙ジャムが発生することを低減させることができる。従って、信頼性の高い用紙切断装置を提供することができる。
(適用例3)記録用紙を搬送する搬送手段と、前記記録用紙に情報を印刷する印刷手段と、上記の用紙切断装置と、を有することを特徴とする印刷装置。
この構成によれば、情報が印刷され、所定の長さに切断された記録用紙を安定的に排出可能な信頼性の高い印刷装置を提供することができる。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明で参照する図面では、説明および図示の便宜上、部材ないし部分の縦横の縮尺を実際のものとは異なるように表す場合がある。
(印刷装置の全体構成について)
まず、印刷装置の全体構成について、図1を参照して説明する。図1は、印刷装置の全体構成を示す側断面図である。なお、図1に示すX方向は記録用紙の紙幅方向を示し、Y方向はX方向と直交する方向を示し、Z方向はX方向およびY方向と直交する方向を示す。
まず、印刷装置の全体構成について、図1を参照して説明する。図1は、印刷装置の全体構成を示す側断面図である。なお、図1に示すX方向は記録用紙の紙幅方向を示し、Y方向はX方向と直交する方向を示し、Z方向はX方向およびY方向と直交する方向を示す。
この印刷装置は、例えば、POSシステムに適用され、レシート、クーポン、チケット等を印刷して単票として発行(発券)する。印刷装置は、記録用紙としてロール状の感熱紙を収容して、この感熱紙に所定の情報を印刷して用紙切断装置で所定の長さに切断して発行する。なお、本実施例で使用する感熱紙は、発色剤がバインダー等により保持されている発色層からなる印刷面を有し、この印刷面を外面に順次積層され構成されているロール状の感熱紙Sである。以降、このロール状の感熱紙Sをロール紙Rと呼ぶ。
図1に示すように、印刷装置100は、プリンター機構部150と、外装ケース200と、制御部300とから構成される。
プリンター機構部150は、本体フレーム60と、フレーム12と、ロール紙ホルダー16と、用紙切断装置20と、搬送部70Aを兼務する印刷部70と、を備えている。本体フレーム60は、板金等からなり、Z方向上方およびY方向前方に開口を有する略箱型に形成されている。フレーム12は、本体フレーム60の上部後方に設けられている。フレーム12は、本体フレーム60の後部両側の上端部に設けられた支軸68を中心として開閉自在に取り付けられている。フレーム12には、フレーム12を閉じた際にロール紙Rとの接触を避けるための円弧状の覆い15が設けられている。
プリンター機構部150は、本体フレーム60と、フレーム12と、ロール紙ホルダー16と、用紙切断装置20と、搬送部70Aを兼務する印刷部70と、を備えている。本体フレーム60は、板金等からなり、Z方向上方およびY方向前方に開口を有する略箱型に形成されている。フレーム12は、本体フレーム60の上部後方に設けられている。フレーム12は、本体フレーム60の後部両側の上端部に設けられた支軸68を中心として開閉自在に取り付けられている。フレーム12には、フレーム12を閉じた際にロール紙Rとの接触を避けるための円弧状の覆い15が設けられている。
ロール紙ホルダー16は、本体フレーム60の箱状に形成された内部の後方に、上記フレーム12および覆い15に覆われるように設けられている。ロール紙ホルダー16は、樹脂等により形成され、中央部にロール紙Rの最大径に相当する略円弧状のくぼみを有し、本体フレーム60の底部に、円弧状のくぼみの図示しない側面開口が本体フレーム60の図示しない両側面側に向くように取り付けられている。本体フレーム60の内側の両側面部分は、ロール紙Rの側面ガイド部として機能する。そのため、ロール紙Rは、側面を本体フレーム60の内側の両側面部分に幅方向の動きを規制され、ロール紙ホルダー16の略円弧状のくぼみに回転自在に保持される。
(印刷部および搬送部について)
後述するサーマルヘッド10を用い所謂サーマルプリンターと呼ばれる印刷装置100は、印刷部70が搬送部70Aを兼ねている。以降、印刷部70として説明する。印刷部70は、ロール紙ホルダー16を始点として、後述する用紙切断装置20の紙排出口30を終点とする感熱紙Sの搬送経路D上に設けられている。印刷部70は、サーマルヘッド10とヘッド保持機構77とプラテン71とを有している。なお、サーマルヘッド10とヘッド保持機構77とは本体フレーム60側に、プラテン71はフレーム12側に分離可能な状態で配設されている。
後述するサーマルヘッド10を用い所謂サーマルプリンターと呼ばれる印刷装置100は、印刷部70が搬送部70Aを兼ねている。以降、印刷部70として説明する。印刷部70は、ロール紙ホルダー16を始点として、後述する用紙切断装置20の紙排出口30を終点とする感熱紙Sの搬送経路D上に設けられている。印刷部70は、サーマルヘッド10とヘッド保持機構77とプラテン71とを有している。なお、サーマルヘッド10とヘッド保持機構77とは本体フレーム60側に、プラテン71はフレーム12側に分離可能な状態で配設されている。
サーマルヘッド10は、紙幅方向(X方向)に形成される図示しない複数の発熱素子からなる発熱素子列と放熱板73とを有している。放熱板73のZ方向上方には、案内斜面部74が放熱板73の長手方向にわたって形成されている。この案内斜面部74は、フレーム12を閉じる際に、後述するプラテン71を滑動させて所定の位置まで案内する。
ヘッド保持機構77は、ヘッド押圧板72とヘッド押圧板72に取り付けられるバネ75とから構成され、サーマルヘッド10を保持するとともに本体フレーム60に取り付けられる。ヘッド押圧板72は、上下に曲げ部が形成され、圧縮コイルバネであるバネ75の一方の端部が固定されている。このバネ75の他方の端部は、サーマルヘッド10の放熱板73の背面に当接する。このバネ75によりサーマルヘッド10はプラテン71方向に付勢される。
プラテン71は、ゴム等の弾性部材により円筒形のローラー状に形成され、プラテン軸受79を介してフレーム12に回転可能に支持されている。プラテン71の一方の軸には、図示しないプラテン歯車が圧入されている。フレーム12を閉じると、プラテン71は、サーマルヘッド10の案内斜面部74に案内された後、サーマルヘッド10の発熱素子列部と圧接する。
以上の構成により、サーマルヘッド10とプラテン71とは、感熱紙Sを挟持した状態で圧接する。なお、本体フレーム60の側面には、プラテン71を回転駆動させるための図示しない紙送りモーターと紙送りモーターの動力を伝達する輪列歯車とが設けられている。プラテン歯車と輪列歯車とはフレーム12を閉じると噛み合い、紙送りモーターからの動力をプラテン71に伝達可能となる。
そして、印刷装置100は、紙送りモーターを起動しプラテン71を回転させると、サーマルヘッド10とプラテン71との間に挟持された感熱紙Sを搬送することができる。さらに、印刷装置100は、感熱紙Sを搬送しながら、サーマルヘッド10の直線状に配置された発熱素子を選択的に通電して発熱させることによって、感熱紙Sに所定の情報を印刷することができる。
また、情報が印刷された感熱紙Sは、後述する用紙切断装置20によって所定の長さに切断されレシート等の単票として発行される。なお、これらの動作は、プリンター機構部150の下部に配置された制御部300によって統括的に制御される。また、図1に示すように、上述のプリンター機構部150と制御部300とは外装ケース200に収納される。
サーマルヘッド10を適用した本実施形態に係る印刷装置100は、上述のように印刷部70と搬送部70Aとを兼用しているが、これに限定されるものではない。搬送部70Aとして、別途、紙送りローラーと紙押さえローラーとを設けて記録用紙を挟持し搬送してもよい。
(用紙切断装置について)
ここで、用紙切断装置について図1〜図4を参照して説明する。図2は用紙切断装置の機構部を示す平面図である。図3は可動刃およびガイドの形状を示す図であり、(a)は可動刃の斜視図、(b)は(a)のF矢視図である。図4は可動刃の動作経過を示す斜視図であり、(a)は、可動刃の進出途中の状態を示す図、(b)は可動刃が完全に進出しきった状態を示す図である。図2および図4に示すX方向、Y方向およびZ方向は、図1に示すX方向、Y方向およびZ方向と同一な方向を示す。
ここで、用紙切断装置について図1〜図4を参照して説明する。図2は用紙切断装置の機構部を示す平面図である。図3は可動刃およびガイドの形状を示す図であり、(a)は可動刃の斜視図、(b)は(a)のF矢視図である。図4は可動刃の動作経過を示す斜視図であり、(a)は、可動刃の進出途中の状態を示す図、(b)は可動刃が完全に進出しきった状態を示す図である。図2および図4に示すX方向、Y方向およびZ方向は、図1に示すX方向、Y方向およびZ方向と同一な方向を示す。
図1に示すように、用紙切断装置20は、本体フレーム60の前方すなわちフレーム12の支軸68とは相対する位置であって紙排出口30の近傍に設けられている。用紙切断装置20は、可動刃21とその駆動手段35と固定刃27とを備えている。可動刃21とその駆動手段35とは、第1カッターカバー24内に収容され本体フレーム60側に配置されている。固定刃27は、第2カッターカバー29内に収容されフレーム12側、すなわち、感熱紙Sが通過する搬送経路Dを挟んで対向する側に配置されている。
図2に示すように、固定刃27は、例えば金属製の長板状の板状部材からなり、1つの辺に刃部27aが形成されている。刃部27aは、搬送経路Dの下流側に配置される。固定刃27は、フレーム12上に固定した押えばね17によって上方からフレーム12の表面に押え付けられる。なお、可動刃21が進退移動すると固定刃27は可動刃21により下方に押さえられるので、押えばね17の押圧力はさほど大きくする必要はなく、また、カット品質等はこの押圧力に大きく影響されるものでもないことから、固定刃27が外れないようにするだけでよい。
図3に示すように、可動刃21は、例えば金属製の長板状の板状部材からなり、公知の鋏の刃と同様の形状に形成される。すなわち、可動刃21は、その一方の縁部に刃部21aが形成される。一方の端部には、可動刃21の回動支点となる穴21dが形成され、可動刃21の刃部21aと相反する縁部近傍には、可動刃21を駆動するための長孔25が形成されている。そして、可動刃21は、穴21dの近傍において、裏面側の方向に若干曲げられ、可動刃21の裏面はわずかに凹面形状に形成される。さらに、可動刃21の表面の先端部分には、感熱紙Sの切り残し部での紙破れを防止のため、中央部の刃部21aより薄い刃部21cが形成されている。
可動刃21は、第1カッターカバー24内に収容され、刃部21aは固定刃27の刃部27aに対向するように配置される。詳しくは、可動刃21は、第1カッターカバー24の底部24aに設けた支軸18を中心として、図中矢印A方向に回転自在に取り付けられる。また、可動刃21は、この支軸18の周囲に設けたコイルばね19(図4参照)によって第1カッターカバー24の底部24a側に押し付けられる。
図2および図4に示すように、駆動手段35は、第1カッターカバー24内に収容され、回転軸にウォーム歯車32が取り付けられている駆動モーター31と、このウォーム歯車32と噛み合うウォームホイール33とを有している。このウォームホイール33には可動刃21の長孔25(図3参照)と係合するクランクピン34(図2中ウォームホイール33の裏面側)が設けられる。さらに、ウォームホイール33には、ウォームホイール33の回転角を検出するためのセンサー50が設けられる。センサー50にて検出されたウォームホイール33の回転角に基づいて駆動モーター31の回転を制御できるように構成される。
このように構成された駆動手段35は、駆動モーター31を回転駆動させ動力をウォーム歯車32からウォームホイール33に伝えクランクピン34を回転させることによって、クランクピン34と係合する長孔25を有する可動刃21を図2中矢印A方向に進退移動させることができる。
また、図3(a),(b)に示すように、可動刃21の上面21bにはガイド40が取り付けられている。ガイド40は、薄板状の部材で形成され、短辺方向は断面「く」の字形状に曲げられ、長辺41a,41b方向は可動刃21の刃部21aの長さをほぼ覆う長さに形成されている。ガイド40の一方の長辺41aは可動刃21の上面21bに固定され、ガイド40の他方の長辺41bは可動刃21の刃部21a近傍まで延出している。すなわち、可動刃21の刃部21a方向から見た場合、先端が手前に延出した壁形状を呈している。なお、ガイド40の高さは、可動刃21が図2中矢印A方向に進退移動したとき、第1カッターカバー24およびウォームホイール33の底面と干渉しない高さであればよい。または、第1カッターカバー24およびウォームホイール33の底面と干渉する部分を一部カットした高さであってもよい。
(用紙切断装置の動作について)
次いで、上述の用紙切断装置20の動作について説明する。印刷装置100の印刷部70で所定の情報が印刷された感熱紙Sは搬送部70Aにより紙排出口30まで搬送される。感熱紙Sは、用紙切断装置20の第1カッターカバー24と第2カッターカバー29との間、すなわち可動刃21と固定刃27との間隙を通過する。印刷装置100は、情報が印刷された感熱紙Sを所定の長さに切断すべく、制御部300より用紙切断装置20に制御信号を送る。
次いで、上述の用紙切断装置20の動作について説明する。印刷装置100の印刷部70で所定の情報が印刷された感熱紙Sは搬送部70Aにより紙排出口30まで搬送される。感熱紙Sは、用紙切断装置20の第1カッターカバー24と第2カッターカバー29との間、すなわち可動刃21と固定刃27との間隙を通過する。印刷装置100は、情報が印刷された感熱紙Sを所定の長さに切断すべく、制御部300より用紙切断装置20に制御信号を送る。
用紙切断装置20は、制御信号を受けて駆動モーター31を回転駆動させ、ウォームホイール33、すなわちクランクピン34を回転させる。その結果、クランクピン34と係合する長孔25を有する可動刃21は、図2中矢印A方向に進出移動する。可動刃21が図2中矢印A方向に進出移動すると、可動刃21の刃部21aは、固定刃27の刃部27aと交差しながら摺動移動する。
可動刃21と固定刃27との間隙に位置する感熱紙Sは、所謂鋏の原理で所定の位置で切断される。このとき、感熱紙Sの一方の端部を可動刃21の表面の先端部分の薄い刃部21cより外側に位置するように配置すると、所謂、一点切り残しを残した状態で切断される。また、感熱紙Sの一方の端部を可動刃21の表面の先端部分の薄い刃部21cより内側に位置するように配置すると、所謂、フルカット状態で切断される。
用紙切断装置20は、駆動モーター31をさらに回転駆動させ、ウォームホイール33、すなわちクランクピン34を回転させると、クランクピン34と係合する長孔25を有する可動刃21は、図2中矢印A方向に退避移動する。可動刃21が矢印A方向に退避移動すると、可動刃21の刃部21aは、第1カッターカバー24の内部に収納される。このような動作を繰り返す。
可動刃21の上面に取り付けられたガイド40も可動刃21の動きに連動して同一の動きを繰り返す。すなわち、ガイド40の他方の長辺41bは可動刃21の刃部21a近傍まで延出している。可動刃21の刃部21a方向、すなわち、切断される感熱紙S方向から見た場合、先端が手前に延出した壁形状を呈している。
以下、本実施形態の効果を記載する。
(1)用紙切断装置20は、感熱紙Sを切断する際に紙粉が発生する。発生した紙粉は周囲に飛散したり、可動刃21の上面に滞留したりする。しかし、可動刃21の上面に取り付けられたガイド40は、切断される感熱紙S方向から見た場合、先端(41b)が手前に延出した壁形状を呈している。そのため、感熱紙Sを切断する際に発生する紙粉は、壁としてのガイド40に遮られ、駆動手段35が配設されている奥まで侵入しにくくなる。その結果、可動刃21の駆動手段35の部品、ウォーム歯車32やウォームホイール33に到達する紙粉が低減される。従って、紙粉を原因とする駆動手段35の部品磨耗を低減させることができるとともに、紙粉を原因とする用紙切断装置20の不具合を低減させることができる。
(1)用紙切断装置20は、感熱紙Sを切断する際に紙粉が発生する。発生した紙粉は周囲に飛散したり、可動刃21の上面に滞留したりする。しかし、可動刃21の上面に取り付けられたガイド40は、切断される感熱紙S方向から見た場合、先端(41b)が手前に延出した壁形状を呈している。そのため、感熱紙Sを切断する際に発生する紙粉は、壁としてのガイド40に遮られ、駆動手段35が配設されている奥まで侵入しにくくなる。その結果、可動刃21の駆動手段35の部品、ウォーム歯車32やウォームホイール33に到達する紙粉が低減される。従って、紙粉を原因とする駆動手段35の部品磨耗を低減させることができるとともに、紙粉を原因とする用紙切断装置20の不具合を低減させることができる。
(2)可動刃21の上面に取り付けられたガイド40の他方の長辺41bは可動刃21の刃部21a近傍まで延出している。そのため、感熱紙Sを切断するとき、ロール状に形成され巻き癖が付いた感熱紙Sのカールを伸ばすことができる。その結果、可動刃21の進行方向と感熱紙Sとの交差角度を直角に近く修正することができ、用紙切断装置20の切断性能の低下を防止することができる。
(3)可動刃21の上面に取り付けられたガイド40の他方の長辺41bは可動刃21の刃部21a近傍まで延出している。そのため、感熱紙Sを切断するとき、感熱紙Sの切断部分の上部を固定刃27側に押し出すことができる。すなわち、感熱紙Sの切断端面を紙搬送経路からずらすことができる。その結果、切断された感熱紙Sが可動刃21付近に滞留することを低減することができる。従って、切断された感熱紙Sの後端が再切断され紙片が発生することや滞留した感熱紙Sにより紙ジャムが発生することを低減させることができ、信頼性の高い用紙切断装置20及び印刷装置100を提供することができる。
以上、本発明の実施例について説明したが、上記実施例に対しては、本発明の趣旨から逸脱しない範囲で様々な変形を加えることができる。
10…サーマルヘッド、20…用紙切断装置、21…可動刃、24…第1カッターカバー、27…固定刃、29…第2カッターカバー、31…駆動モーター、32…ウォーム歯車、33…ウォームホイール、34…クランクピン、35…駆動手段、40…ガイド、50…センサー、60…本体フレーム、70…印刷部、70A…搬送部、71…プラテン、77…ヘッド保持機構、100…印刷装置、150…プリンター機構部、200…外装ケース、300…制御部。
Claims (3)
- 記録用紙が搬送排出される搬送経路の一方の側に配設された固定刃と、
前記固定刃に対し前記搬送経路を挟む位置に配置され、前記搬送経路を横切る方向に進退移動して前記固定刃と交差摺動可能な可動刃と、
前記可動刃の退避方向に配設され、前記可動刃を進退移動させる駆動機構と、を備え、
前記可動刃の前記記録用紙の排出側の面に、一端が前記可動刃側に固定され、他端が前記記録用紙の搬送排出側に延出するガイドを設けたことを特徴とする用紙切断装置。 - 前記ガイドの他端は、少なくとも一部が前記可動刃の刃部近傍まで延出していることを特徴とする請求項1に記載の用紙切断装置。
- 記録用紙を搬送する搬送手段と、
前記記録用紙に情報を印刷する印刷手段と、
請求項1または2に記載の用紙切断装置と、を有することを特徴とする印刷装置。
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