JP2013105040A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】中間転写ベルト上の基準マークの停止位置をセンサの検出位置の直前にする。
【解決手段】間接転写方式の画像形成装置であって、中間転写ベルト15と、前記中間転写ベルト15上に配置される任意の図像である基準マーク19と、前記基準マーク19を前記中間転写ベルト15上への画像形成前に読み取る検知センサ18と、前記基準マーク19が前記検知センサ18による検出位置の直前に位置するように、前記中間転写ベルト15を画像形成後に回転させる転写ベルト駆動手段20と、を備える。
【選択図】図6
【解決手段】間接転写方式の画像形成装置であって、中間転写ベルト15と、前記中間転写ベルト15上に配置される任意の図像である基準マーク19と、前記基準マーク19を前記中間転写ベルト15上への画像形成前に読み取る検知センサ18と、前記基準マーク19が前記検知センサ18による検出位置の直前に位置するように、前記中間転写ベルト15を画像形成後に回転させる転写ベルト駆動手段20と、を備える。
【選択図】図6
Description
本発明は、画像形成装置に関し、特に、間接転写方式の画像形成装置に関する。
間接転写方式の画像形成装置の技術分野においては、中間転写ベルトを長期にわたって使用可能にすることが重要な課題の一つである。特許文献1には、中間転写ベルトの寿命を延命することが目的で、無端状の中間転写ベルトに設けられた基準マークの検知に基づいて、前記基準マークが検知された検知時点から露光開始時点までの露光タイミング時間を、印刷枚数を計測する枚数カウンタによる印刷枚数の累積値、及び印刷ドット数を計測するドットカウンタによる印刷ドット数の累積値に対応して変更する構成が開示されている。
しかしながら、特許文献1においては、印刷用紙のサイズや印刷ドットの偏りによっては、やはり、中間転写ベルト上に使用可能箇所が残っている状態で、寿命が来たとして交換されてしまう可能性がある。
電子写真方式の画像形成装置では、画像を用紙に転写する手段として、感光体ドラムを帯電器により一様に帯電させ、この感光体ドラムにレーザ照射することで形成した潜像をトナーにより現像し、中間転写ベルトに転写することで、同中間転写ベルト上に形成された画像を、転写ローラに送り込んだ用紙に転写する技術(間接転写方式)が確立されている。
上記転写手段実行時において、中間転写ベルトは、使用と共に磨耗し、汚損されていく。これらの汚損が顕著になると、印刷画像へ影響が出てくるため、中間転写ベルトは何らかの方法により寿命が来たと判断され、交換されることとなる。ところが、例えばユーザの画像形成装置の使用方法によっては、中間転写ベルト上の特定の位置のみに局所的に汚損が蓄積されており、それ以外の位置は汚損されていない、などといった可能性がある。そこで、印刷枚数や印刷ドット数カウント手段を用いて、中間転写ベルトへの画像転写タイミングをずらす技術が考えられている(例えば、特許文献1)。
しかし、今までの中間転写ベルトへの画像転写タイミングをずらす技術では、画像転写可能箇所が残っている、といった点での考慮が不十分であった。具体的には、例えば単純に印刷枚数で画像転写位置をずらす技術において、A3サイズの用紙とA4サイズの用紙とを、同枚数印刷した場合、A3サイズの用紙を印刷した場合の方が、当然中間転写ベルト上の汚損される範囲は大きくなる。その場合、A3サイズに併せて画像転写位置をずらしていった場合、ユーザがA4サイズしか使用しないユーザであった場合、転写されない領域が発生してくる。
また単純に印刷ドット数で画像転写位置をずらす技術においては、同じドット数でも、画像上のドットの位置が違えば、当然中間転写ベルト上の汚損位置は異なってくる。つまり、中間転写ベルトへの画像転写タイミングをずらしてはいるが、印刷用紙のサイズや印刷ドットの偏りによっては、やはり、中間転写ベルト上に使用可能箇所が残っている状態で、寿命が来たとして交換されてしまう。
このような課題を解決するために、中間転写ベルトを帯状やブロック状に分割し、それぞれの分割された領域毎に汚損/磨耗度合いを計測し、中間転写ベルトの寿命を延命させるのに最適な箇所を特定し、検知された基準マークの位置により露光時間を算出し、転写最適位置に印刷を行なう技術が提案されている。しかしながら、この技術においても、基準マーク検出のため、基準マークの停止位置〜検出位置までの回転に時間がかかり、印刷時間が長くなる、といった問題があった。
基準マークとは、無端状の中間転写ベルトの任意の箇所にあらかじめ配置しておくマークのことである。これにより、無地であったベルトの表面のいずれの場所であっても、基準マークからの相対的な位置関係で、位置を特定できることになる。基準マークの検出は、中間転写ベルトのいずれかの位置でセンサによって基準マークを光学的に読み取ることによって行う。センサの位置は、露光時間の算出などといった後段の処理に利用することを考えると、露光器や感光体より上流であって、二次転写ローラ対の下流などが好ましい。
画像形成装置は常に作動しているわけではないから、中間転写ベルトも回転を止め、基準マークが中間転写ベルト上のどこかで停止しているときがある。ところがこの場合、基準マークの停止位置によってはセンサによる検出位置までの距離がきわめて長くなる。例えば、基準マークの停止位置がセンサの検出位置の直後であったら、基準マークは、中間転写ベルトを一周する必要がある。基準マークの停止位置はセンサによる検出位置に近ければ近いほど画像形成にかかる時間が短縮すると考えられる。
基準マークは、中間転写ベルト上の特定の領域(汚損や摩耗が少ないと考えられる領域など)の特定に役立てる目的で設けた。しかしながら、この目的に限定する特に合理的な理由がなければ、他の用途のものであってもよい。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、中間転写ベルト上の基準マークの停止位置をセンサの検出位置の直前にすることが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、間接転写方式の画像形成装置であって、中間転写ベルトと、前記中間転写ベルト上に配置される任意の図像である基準マークと、前記基準マークを前記中間転写ベルト上への画像形成前に読み取る検知センサと、前記基準マークが前記検知センサによる検出位置の直前に位置するように、前記中間転写ベルトを画像形成後に回転させる転写ベルト駆動手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置を提供する。
本発明によれば、中間転写ベルト上の基準マークの停止位置をセンサの検出位置の直前にすることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。下記の実施形態1ないし5は、中間転写ベルト上の画像転写位置制御処理に際して、次の特徴を有する。要するに、印刷を行う前に、基準マークを検知センサ直前の所で止めるため、印刷開始時に基準マークの停止位置から検知センサまでの移動距離が短いので、基準マークの検出時間が短縮され、印刷時間が短縮できることが特徴になっている。この特徴について、以下、図面を用いて詳細に説明する。
(実施形態1)
図1に、本実施形態に係る画像形成装置の制御系の構成を示す。図1に示すこの画像形成装置はMFP(多機能複合機)であり、エンジン部201とコントローラ部202(画像処理装置)とを備えている。なお、MFPの代わりに、レーザプリンタ、デジタル複写機、又はファクシミリ装置等の他の画像形成装置を用いてもよい。
図1に、本実施形態に係る画像形成装置の制御系の構成を示す。図1に示すこの画像形成装置はMFP(多機能複合機)であり、エンジン部201とコントローラ部202(画像処理装置)とを備えている。なお、MFPの代わりに、レーザプリンタ、デジタル複写機、又はファクシミリ装置等の他の画像形成装置を用いてもよい。
エンジン部201は、スキャナ101,プロッタ102,読み取り制御部103,書き込み制御部104,およびエンジン制御CPU105等によって構成されている。このエンジン部201が装置本体に相当する。スキャナ101は、原稿の画像を読み取る画像読取手段である。
プロッタ102は、それぞれコントローラ部202のメモリ115に展開された画像データをASIC112および書き込み制御部104を介して受け取り、可視画像としてのトナー画像を記録用紙(他の記録材でもよい)に印刷(形成)する画像形成部(画像形成手段)と、その画像形成部によって記録用紙に形成されたトナー画像を加熱して定着させる定着部(定着手段)とを備えている。画像形成部は、例えばY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、B(ブラック)の4色版のレーザビームを出力できる光書込装置を搭載している。なお、画像形成部内の光書込装置からのレーザビームによる画像の書き込みは、周知であるため、詳細は省略する。また、画像形成部および定着部はそれぞれ3つ以上備えていてもよい。
読み取り制御部103は、スキャナ101による原稿画像の読み取りを制御するものである。書き込み制御部104は、プロッタ102に備えている各画像形成部内の光書込装置を制御する書き込み制御手段(書込制御装置)である。エンジン制御CPU105は、図示しないROM内のプログラムに従って動作することにより、エンジン部201の各部を統括的に制御するものである。
コントローラ部202は、コントローラ制御CPU111、ASIC112、操作部113、HDD114、メモリ115、およびネットワークインタフェース(以下「インタフェース」を「I/F」ともいう)116等によって構成されている。なお、操作部113は実際にはコントローラ部202の外側に配置されている。
コントローラ制御CPU111は、図示しないROM内の固定プログラムおよびメモリ115上に展開したプログラムに従って動作することにより、コントローラ部202の各部を統括的に制御するものである。ASIC112は、多機能デバイスボードであり、コントローラ制御CPU111の制御対象となるデバイスの共有化を図り、アーキテクチャの面からアプリケーションプログラム等の開発の高効率化を支援するものである。
操作部113は、画像形成装置により提供される画像処理機能の選択に基づくエンジン部201に対する動作指示等のデータを入力するための各種の操作キー(操作スイッチ又は操作ボタンともいう)、LCD又はCRT等の文字表示器を有するものである。HDD114は、大量のデータを記憶保持する不揮発性の記憶手段(記憶装置)であり、OS(オペレーティングシステム)を含むプログラムや、各種設定データ、画像データ等の各種データを蓄積することができる。なお、このHDD114に、メモリ115内のデータを蓄積しておくこともできる。また、不揮発性メモリを備え、それに各種設定データを記憶するようにしてもよい。
メモリ115は、各種プログラムを記憶するプログラムメモリ、コントローラ制御CPU111がデータ処理を行う際に使用するワークメモリ、および画像データを展開する画像メモリ等として使用するRAM等の記憶手段である。ネットワークI/F116は、図示しないネットワークを介してパーソナルコンピュータ等の外部装置と通信を行うためのものである。
ここで、印刷対象となる画像データは、スキャナ101からの読み取りデータ(RGBの画像データ)、ネットワークI/F116からの入力データ、HDD114の蓄積データと様々であるが、印刷動作を行う場合、カラー(フルカラー)の場合にはYMCBの各色版の画像データに、モノクロの場合はモノクロ(グレイスケール)の画像データにそれぞれ予め変換し、メモリ115に展開する。
このように構成された画像形成装置において、コントローラ部202のコントローラ制御CPU111は、電源投入時に、ROM内のブートプログラムに従い、HDD114内のOS(オペレーションシステム)およびアプリケーションソフトウェアを含む各種プログラムを読み出してメモリ115上に展開した後、その各種プログラムに従って動作し(各種プログラムを必要に応じて選択的に実行し)、装置を制御することにより、本実施形態の要部に関わる、中間転写ベルト上の基準マークの停止位置をセンサの検出位置の直前にする機能を実現することができる。
本実施形態に係る画像形成装置は、いわゆる間接転写方式であり、中間転写ベルトを具備する。また、電子写真方式であり、複数の感光体を有するいわゆるタンデム方式である。図2に、本実施形態の要部のメカ構成を概略的に示す。
図2に示すように、中間転写ベルト15は、転写ベルト駆動ローラ16と外側へ付勢されたテンションローラ14とに張架された無端状のベルトである。転写ベルト駆動ローラ16に対向する位置に二次転写ローラ17が配置されている。中間転写ベルト15の回転方向の上流から下流に沿って感光体10が並ぶ。
感光体10に対して、帯電器11、露光器12によって静電潜像が作られ、現像器13によってトナーが付着され、画像が形成される。さらに感光体10から中間転写ベルト15にトナーが転写され、中間転写ベルト15から二次転写ローラ17と当接する位置にて用紙にトナーが転写される。中間転写ベルト15上に基準マーク19を設けておき、各色感光体10の上流には検知センサ18を設ける。同基準マーク検知に基づいて、感光体10への露光タイミングを制御する。
以下、図1と図2に示した画像形成装置の画像形成処理の内、一次転写までの処理の流れを説明する。その際、一次転写の処理の中でも特に、中間転写ベルトの汚損や摩耗の少ない領域を選んで画像形成する処理の流れを説明する。
図3に、当該処理の流れを示す。この処理の前提として、中間転写ベルト15の回転方向に沿うようにして、中間転写ベルト15上に、帯状の等間隔分割ブロックを規定する。印刷動作時に、この分割したブロックの中から、転写最適位置を決定し(S101ないしS104)、その位置に対して転写を行うようにする(S105ないしS108)。その際、印刷される用紙のサイズデータを基に、その用紙に画像転写するのに必要な連続ブロック数を算出し(S102,S103)、その連続ブロック数に基づいて、最適転写位置を決定する(S104)。
中間転写ベルト15上の転写最適位置が決定した後、中間転写ベルト15上に設置した基準マーク19が、検知センサ18により検出される(S105)。検出された後、下記式により、決定した最適転写位置に基づいて、下記式により露光開始時間を決定し(S106)、露光することで、中間転写ベルト15上の転写最適位置に画像を転写する。なお、基準マーク19は中間転写ベルト15上に配置された任意の図像である。
露光開始時間T(基準マーク検出〜露光開始までの時間)の算出式
T=(P+Q−R)/V
ただし、パラメータの意味は次の通りとする(図4も参照)。
P:中間転写ベルトにおける基準マークから転写最適位置までの距離
Q:検知センサから当接位置までの距離
R:感光体における露光位置から当接位置までの距離
V:中間転写ベルト/感光体の回転速度
T=(P+Q−R)/V
ただし、パラメータの意味は次の通りとする(図4も参照)。
P:中間転写ベルトにおける基準マークから転写最適位置までの距離
Q:検知センサから当接位置までの距離
R:感光体における露光位置から当接位置までの距離
V:中間転写ベルト/感光体の回転速度
図4に、上記露光開始時間の計算式とパラメータの説明図を示す。なお、図4にはYの感光体のみ示しているが、他の各色についても同様となる。このように露光開始時間を算出し、画像形成動作を行うことによって、決定した転写最適位置に精度よく転写を行うことができる。
図3に示したフローチャートのS102からS109までにかかった時間が、一枚の印刷紙の印刷時間(厳密には一次転写まで)と考えることができる。図3で説明した方法の問題は、中間転写ベルト15上の転写最適位置が決定した後、検知センサ18により中間転写ベルト15上に設置した基準マーク19の検出(S105)に時間がかかることである。検出動作開始前に、基準マーク19は中間転写ベルト15上の任意の場所で停止する(この任意の場所を「停止位置」と呼ぶ)ため、最悪の場合(停止位置は検知センサ18の直後)、基準マーク19の停止位置〜検出位置まではベルト一周回転の時間がかかる。そのため、印刷時間が長くなる。中間転写ベルト15の回転速度が変わらないと、基準マーク19の停止位置〜検出位置までの距離が少なければ少ないほど検出時間が短くなる。
なお、図2や図4では、たまたま検知センサ18の検出位置に基準マーク19が来ているケースを図示している。
検出動作開始前の基準マーク19の停止位置〜検出位置までの距離をできるだけ短くするため、毎度の印刷動作完了後、基準マーク19を検知センサ18の直前で止める(図5,S110,S111)。次回基準マーク19を検出する時に、基準マーク19の停止位置〜検知センサ18までの距離が短いので、直ちに検知センサ18で検出できる。印刷時間の一部とする検出時間が短くなり、印刷時間を短縮できる。図5は、印刷処理開始から、印刷動作後、基準マーク19を検知センサ18の直前で止めるまでの制御フローについて説明する図である。
以下、印刷動作後、基準マーク19を検知センサ18の直前で止める処理(図5のS111)の具体的な処理について説明する。図6に図5のS111の処理内容を説明するための図を示す。また、図7に、図5のS111の処理の詳細な流れを示す。図6に示すように、転写ベルト駆動ローラ16は、図1に示したような制御系によって構成される転写ベルト駆動手段20によって回転駆動される。また、転写ベルト駆動手段20は、同じく図1に示したような制御系によって構成される制御手段21によって制御される。
図6に示すように、検知センサ18による検出位置から「距離X」離れた場所に、毎度の画像形成終了後に基準マーク19を停止させておきたい位置として「設定停止位置」を設ける。距離Xは、基準マーク19の検出時間を短くしたいという本実施形態の趣旨から、何らかの不都合が生じない限り短ければ短いほどよい。
制御手段20は、毎度の印刷処理後、中間転写ベルト15の回転方向に沿うようにして、検知センサ18の位置〜停止位置までの距離Xと回転速度Vを利用し、以下の計算式により回転時間T1を算出する(図7のS201)。
T1=(L−x)/V ・・・(1)
L:中間転写ベルト15の長さ
V:中間転写ベルト15の回転速度
L:中間転写ベルト15の長さ
V:中間転写ベルト15の回転速度
転写ベルト駆動手段20は、中間転写ベルト15を回転速度Vで回転させる(S202)。検知センサ18により基準マーク19が検出される(S203のYes)。検出された後、時間T1が経つと(S204のYes)、転写ベルト駆動手段20は、基準マーク19が設定停止位置に到達したと認め、中間転写ベルト15の回転を停止する。
本実施形態によれば、次の画像形成の開始前には基準マーク19が所望の設定停止位置に停止している。設定停止位置は検知センサ18の検出位置の直前であるから、基準マーク19を用いて次の画像形成を行う際には基準マーク19の検出にかかる時間を短くすることができ、その結果、印刷にかかる時間を短縮することができる。
(実施形態2)
本実施形態は、検知センサ18を中間転写ベルト15上に複数設ける。また、検知センサ18の設置箇所は等間隔とする。
本実施形態は、検知センサ18を中間転写ベルト15上に複数設ける。また、検知センサ18の設置箇所は等間隔とする。
実施形態1では、例えば、基準マーク19が前の画像形成後にたまたま検知センサ18の検出位置の直後に停止していたような場合、検出に約一周回転時間がかかる。本実施形態では、検出時間を短縮する為、実施形態1の装置において複数の検知センサを等間隔に配置する。N個の検知センサを利用する場合、基準マーク19の最大検出時間を約「一周回転時間/N」に短縮できる。
図8は、本実施形態の処理内容を説明するための図である。図8に示すように、二つの検知センサ18a,18bが中間転写ベルト15上に等間隔に配置される。検知実施前の基準マーク19の停止位置が、検知センサ18bの検出位置から検知センサ18aの検出位置までのエリアである場合、基準マーク19が検知センサ18aにより検出されるので、基準マーク19の検出時間は実施形態1の装置と同じである。
しかしながら、検知実施前の基準マーク19の停止位置が、検知センサ18aの検出位置から検知センサ18bの検出位置までのエリアである場合、検知センサ18bより基準マーク19が検出されるため、実施形態1よりも半周回転時間を減らすことが可能になる。
図3は、本実施形態の処理の流れを示すフローチャートである。図3において、中間転写ベルト15を速度Vで回転させて(S301)、検知センサ18a、18bのいずれかにより検出された後(S302)、基準マーク19を検知センサ18aまで距離がXの所(設定停止位置)に止めるための回転時間T2を以下の計算式により算出する(S303)。
T=((N+1−n)*L/N−X)/V ・・・(2)
L:中間転写ベルト15の長さ
V:中間転写ベルト15の回転速度
N:検知センサの数
n:基準マーク19を検出の検知センサの番号(検知センサ18aに検出された場合、n=1;検知センサ18bに検出された場合、n=2)
L:中間転写ベルト15の長さ
V:中間転写ベルト15の回転速度
N:検知センサの数
n:基準マーク19を検出の検知センサの番号(検知センサ18aに検出された場合、n=1;検知センサ18bに検出された場合、n=2)
中間転写ベルト15を回転速度Vで回転する。時間T2が経つと、基準マーク19が設定停止位置に到達したと認め、中間転写ベルト15の回転を停止する(S305)。基準マーク19が検知センサnにより検出された場合、式(2)の計算結果(検出位置〜設定停止位置までの移動時間)は実施形態1の式(1)で算出される回転時間と比較して、(n−1)/N周の回転時間を減らすことができる。
(実施形態3)
本実施形態は、基準マーク19を中間転写ベルト15上に複数設ける。また、基準マーク19の設置箇所は等間隔とする。
本実施形態は、基準マーク19を中間転写ベルト15上に複数設ける。また、基準マーク19の設置箇所は等間隔とする。
実施形態1では、基準マーク19が前の画像形成後にたまたま検知センサ18の検出位置の直後に停止していたような場合、検出に約一周回転時間がかかる。実施形態2で説明した方法であっても、検知実施前の基準マーク19が、図8の検知センサ18bの検出位置から検知センサ18aの検出位置までのエリアである場合、基準マーク19が検知センサ18aにより検出された後、検知センサ18aの検出位置から設定停止位置までの移動時間は約一周回転時間かかってしまう。
そこで、本実施形態においては、検出後の移動時間を短縮する為、実施形態1の装置において複数の基準マーク19a,19bを等間隔に配置する。N個の基準マーク19を利用する場合、基準マーク19の検出時間を短縮した上に、基準マーク19の検出位置〜設定停止位置までの時間も約「一周回転時間/N」に短縮できる。
図10は、本実施形態の処理の内容を説明するための図である。図10に示すように、二つの基準マーク19a,19bが中間転写ベルト15上に等間隔に配置される。毎度の印刷処理後、中間転写ベルト15の回転方向に沿うようにして、検知センサ18の検出位置に一番近い基準マーク(基準マーク19aと19bのいずれか)から設定停止位置までの距離Xと回転速度Vを利用し、以下の計算式により回転時間T3を算出する。
T=(L/N−x)/V ・・・(3)
L:中間転写ベルト15の長さ
V:中間転写ベルト15の回転速度
N:基準マークの数
L:中間転写ベルト15の長さ
V:中間転写ベルト15の回転速度
N:基準マークの数
例えば、中間転写ベルト15を回転速度Vで回転し、検知センサ18により先に基準マーク18bが検出される場合、検出された時点から時間T3が経つと、基準マーク18aが設定停止位置に到達したと認め、中間転写ベルト15の回転を停止する。このように複数の基準マークを設け、それらを等間隔に配置することによって、回転時間を短縮することができる。なお、実施形態3の制御フローは実施形態1の図7と同じである。
(実施形態4)
本実施形態は、実施形態1と3に対して、実施形態1と3で示したような基準マーク19の検出時間の短縮を実行するか否かを設定することを可能にする機能が付加されたものである。図11に本実施形態の処理の流れを示す。図4の制御フローを経て印刷終了後(S401)、制御手段21が操作部113等を介したユーザ操作の有無を判断して実施形態1、3に係る検出時間の短縮を実行するか否かを設定する(S402)。設定する場合(S402のYes)基準マーク19を検知センサ18の直前(設定停止位置)で止める。設定しない場合(S402のNo)印刷動作が終了するとすべての処理が終了になる。本実施形態によれば、検出時間の短縮を実行するか否かはユーザが決められる。
本実施形態は、実施形態1と3に対して、実施形態1と3で示したような基準マーク19の検出時間の短縮を実行するか否かを設定することを可能にする機能が付加されたものである。図11に本実施形態の処理の流れを示す。図4の制御フローを経て印刷終了後(S401)、制御手段21が操作部113等を介したユーザ操作の有無を判断して実施形態1、3に係る検出時間の短縮を実行するか否かを設定する(S402)。設定する場合(S402のYes)基準マーク19を検知センサ18の直前(設定停止位置)で止める。設定しない場合(S402のNo)印刷動作が終了するとすべての処理が終了になる。本実施形態によれば、検出時間の短縮を実行するか否かはユーザが決められる。
(実施形態5)
本実施形態は、実施形態2に対して、実施形態2で示したような基準マーク19の検出時間の短縮を実行するか否かを設定することを可能にする機能が付加されたものである。図12に本実施形態の処理の流れを示す。図4の制御フローを経て印刷終了後(S501)、制御手段21が操作部113等を介したユーザ操作の有無を判断して実施形態2に係る検出時間の短縮を実行するか否かを設定する(S502)。設定する場合(S502のYes)基準マーク19を検知センサ18の直前(設定停止位置)で止める。設定しない場合(S502のNo)印刷動作が終了するとすべての処理が終了になる。本実施形態によれば、検出時間の短縮を実行するか否かはユーザが決められる。
本実施形態は、実施形態2に対して、実施形態2で示したような基準マーク19の検出時間の短縮を実行するか否かを設定することを可能にする機能が付加されたものである。図12に本実施形態の処理の流れを示す。図4の制御フローを経て印刷終了後(S501)、制御手段21が操作部113等を介したユーザ操作の有無を判断して実施形態2に係る検出時間の短縮を実行するか否かを設定する(S502)。設定する場合(S502のYes)基準マーク19を検知センサ18の直前(設定停止位置)で止める。設定しない場合(S502のNo)印刷動作が終了するとすべての処理が終了になる。本実施形態によれば、検出時間の短縮を実行するか否かはユーザが決められる。
1
15 中間転写ベルト
16 転写ベルト駆動ローラ
17 二次転写ローラ
18 検知センサ
19 基準マーク
20 転写ベルト駆動手段
21 制御手段
15 中間転写ベルト
16 転写ベルト駆動ローラ
17 二次転写ローラ
18 検知センサ
19 基準マーク
20 転写ベルト駆動手段
21 制御手段
Claims (5)
- 間接転写方式の画像形成装置であって、
中間転写ベルトと、
前記中間転写ベルト上に配置される任意の図像である基準マークと、
前記基準マークを前記中間転写ベルト上への画像形成前に読み取る検知センサと、
前記基準マークが前記検知センサによる検出位置の直前に位置するように、前記中間転写ベルトを画像形成後に回転させる転写ベルト駆動手段と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記転写ベルト駆動手段は、画像形成後に前記検知センサが前記基準マークを検出した時点から速度Vで回転時間T1の間、前記中間転写ベルトを回転させ、前記基準マークが前記検知センサによる検出位置の直前の位置である設定停止位置に位置するように、前記中間転写ベルトの回転を止めることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
ただし、T1は下記式で算出される値である。
T1=((前記中間転写ベルトの長さL)−(前記設定停止位置から前記検知センサによる検出位置までの距離X))/(前記中間転写ベルトの回転速度V) - 前記検知センサを複数備え、複数の前記検知センサは、前記中間転写ベルト上に等間隔で配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
- 前記基準マークを複数備え、複数の前記基準マークは、前記中間転写ベルト上に等間隔で配置されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記転写ベルト駆動手段による、前記基準マークが前記検知センサによる検出位置の直前に位置するように、前記中間転写ベルトを画像形成後に回転させる動作を実行するか否かを設定する制御手段を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
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JP2011248986A JP2013105040A (ja) | 2011-11-14 | 2011-11-14 | 画像形成装置 |
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JP2011248986A JP2013105040A (ja) | 2011-11-14 | 2011-11-14 | 画像形成装置 |
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JP2013105040A true JP2013105040A (ja) | 2013-05-30 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2021024132A (ja) * | 2019-07-31 | 2021-02-22 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置および画像形成装置診断システム |
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2011
- 2011-11-14 JP JP2011248986A patent/JP2013105040A/ja active Pending
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JP2021024132A (ja) * | 2019-07-31 | 2021-02-22 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置および画像形成装置診断システム |
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