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JP2012206548A - 鞍乗り型車両 - Google Patents

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JP2012206548A JP2011072015A JP2011072015A JP2012206548A JP 2012206548 A JP2012206548 A JP 2012206548A JP 2011072015 A JP2011072015 A JP 2011072015A JP 2011072015 A JP2011072015 A JP 2011072015A JP 2012206548 A JP2012206548 A JP 2012206548A
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Katsuyuki Okubo
克幸 大久保
Tadamasa Maeda
匡雅 前田
Kenji Yanagi
健慈 柳
Shoichi Okuno
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Abstract

【課題】シート支持ステーの組付け作業が容易にでき且つ車両のコンパクト化が図れる鞍乗り型車両を提供することを課題とする。
【解決手段】シート支持ステー70は、左右のタンク側固定部58、58と左右の燃料タンク固定部53、53にそれぞれ掛け渡されている部分に吸盤部67が吸着可能な平坦部71、71をそれぞれ備える。また、シート支持ステー70は、左右の燃料タンク固定部53、53を連結するように車幅方向に延びる連結部72を有する。
【効果】シート支持ステーは、車幅方向において燃料タンクを迂回させてシートレールに固定する必要がないので、シート支持ステーが燃料タンクより車幅方向内側に収まり、車幅方向の車両のコンパクト化を図ることができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、シート支持ステーでシートを支持させるようにした鞍乗り型車両に関する。
鞍乗り型車両のシート支持構造は、燃料タンク上方にシート支持ステーを配置し、このシート支持ステーによりシートを支持するものが知られている(例えば、特許文献1(図3)参照。)。
特許文献1の図3に示される鞍乗り型車両は、車体フレームの後部に設けられた左右一対のシートレール(12)(括弧付き数字は特許文献1に記載されている符号を示す。以下同じ。)と、これらのシートレール(12)の間に設けられた燃料タンク(14)と、各々のシートレール(12)に車幅方向外方に突出して設けられている支持部(94、95)とを備える。
これら支持部(94、95)に、シート支持ステー(93)を燃料タンク(14)の上方を通るようにして掛け渡し固定する。シート支持ステー(93)によりシート荷重を支持することができる。
取付けに際しては、シートレール(12)に燃料タンク(14)を止める。次に、燃料タンク(14)を跨ぐようにしてシート支持ステー(93)をシートレール(12)に止める。
仮に、シートレール(12)にシート支持ステー(93)を先に取付けると、燃料タンク(14)を取付けることができない。このときは、シート支持ステー(93)を外して燃料タンク(14)を取付け、改めてシート支持ステー(93)を取付ける。このように、取付け作業が複雑になり、取付け作業の簡略化が求められる。
また、シート支持ステー(93)が燃料タンク(14)よりも車幅方向外方に大きいため、必然的に車幅が大きくなる。
しかし、小型車両等では車幅を小さくし、車両のコンパクト化が求められる。
そこで、シート支持ステーの組付け作業が容易にでき且つ車両のコンパクト化が図れる鞍乗り型車両が求められている。
特開2005−247022公報
本発明は、シート支持ステーの組付け作業が容易にでき且つ車両のコンパクト化が図れる鞍乗り型車両を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、左右一対に形成され車体フレームの後部を構成するシートレールと、これらのシートレールに固定され燃料を貯留する燃料タンクと、この燃料タンクの上方に設けられ乗員が着座するシートと、このシートの下方に且つ前記燃料タンクの上方に配置され前記シートを支持するシート支持ステーとを備える鞍乗り型車両において、
前記燃料タンクのタンク上面に前記シート支持ステーの一端を支持するタンク側固定部が設けられ、前記シートレールに前記燃料タンクを固定する燃料タンク固定部が設けられ、前記シート支持ステーは、前記タンク側固定部と前記燃料タンク固定部に掛け渡され固定されていることを特徴とする。
請求項2に係る発明では、燃料タンク固定部は、左右一対のシートレールに各々設けられ、シート支持ステーは、左右の燃料タンク固定部を連結するように車幅方向に延びる連結部を有することを特徴とする。
請求項3に係る発明では、燃料タンクは、タンク上面に設けられ燃料タンク内の燃料を燃料タンク外に供給する燃料ポンプと、この燃料ポンプに設けられ燃料を吐出する吐出口と、この吐出口に接続されシート支持ステーの下方に且つタンク上面に配置される燃料配管とを備えることを特徴とする。
請求項4に係る発明では、タンク側固定部は、燃料ポンプの側方に設けられ、シート支持ステーは、平面視にて、燃料ポンプをU字状に囲むU字部を有することを特徴とする。
請求項5に係る発明は、シート支持ステーの車両前方に燃料ポンプの上方を覆うポンプカバーが設けられ、このポンプカバーは、タンク側固定部及び連結部に固定されていることを特徴とする。
請求項6に係る発明では、燃料ポンプを基準にしてシート支持ステーの反対側のタンク上面に給油口が設けられ、この給油口が設けられる給油側上面部は、燃料ポンプが設けられるポンプ側上面部より高い位置に形成されることを特徴とする。
請求項7に係る発明では、シートは、このシートの前部と燃料タンクの前端とを連結するように設けられ燃料タンクにシートを開閉可能に支持するヒンジと、シートの後部下面に設けられシート支持ステーに吸着する吸盤部とを備え、シート支持ステーは、吸盤部が吸着可能な平坦部を備えることを特徴とする。
請求項8に係る発明では、燃料タンクの車幅方向の長さは、シート支持ステーの外端間の長さよりも大きいことを特徴とする。
請求項1に係る発明では、シートを支持するシート支持ステーは、一端がタンク側固定部を介して燃料タンクで支持され、他端が燃料タンク固定部を介してシートレールで支持される。
シート支持ステーの一端を予め燃料タンクに取付けておくことで、燃料タンクとシート支持ステーは一体的に取扱うことができる。
燃料タンクをシートレールに取付ける際に、燃料タンクとシート支持ステーの他端とを一緒に燃料タンク固定部に共締めなどにより固定することができる。燃料タンクをシートレールから外す際も、燃料タンク固定部から外すことで、燃料タンクと共にシート支持ステーの他端を一括して取外すことができる。
したがって、シート支持ステーを容易にシートレールに着脱することができシート支持ステーの組付け作業が容易になる。
加えて、シート支持ステーは、車幅方向において燃料タンクを迂回させてシートレールに固定する必要がないので、シート支持ステーが燃料タンクより車幅方向内側に収まり、車幅方向の車両のコンパクト化を図ることができる。
さらに、シートレールの燃料タンク固定部にシート支持ステーを固定するので、シート支持ステーに加わるシート荷重をシートレールで受けさせることができ、タンク側固定部に加えられる荷重を低減することができる。結果、燃料タンクにシート荷重を受けるための補強部材を設ける必要がなく、燃料タンクの軽量化を図ることができる。
請求項2に係る発明では、シート支持ステーは、左右の燃料タンク固定部を連結するように車幅方向に延びる連結部を有する。
シート支持ステーが、シートレール間を連結することで、クロスメンバの機能も兼ねるので、車体フレームの剛性を向上させることができる。
請求項3に係る発明では、燃料タンクは、吐出口に接続されシート支持ステーの下方に且つタンク上面に配置される燃料配管とを備える。
燃料配管をシート支持ステーの下方且つタンク上面に配置するので、シート荷重をシート支持ステーで受けることができる。結果、シート荷重の影響を受けることなく燃料配管をタンク上面に配置することができ、燃料配管を保護することができる。
請求項4に係る発明では、タンク側固定部は、燃料ポンプの側方に設けられ、シート支持ステーは、平面視にて、燃料ポンプをU字状に囲むU字部を有する。
シート支持ステーにより燃料ポンプを囲むので、シート支持ステーが保護部材の役割も兼ね、燃料ポンプを効果的に保護することができる。
請求項5に係る発明では、シート支持ステーの車両前方に燃料ポンプの上方を覆うポンプカバーが設けられ、このポンプカバーは、タンク側固定部及び連結部に固定されている。
ポンプカバーはタンク側固定部を利用して締結されるので、部品点数が増加することなくポンプカバーを固定することができる。
さらに、ポンプカバーはシート支持ステーの連結部を利用して固定されるので、タンク側固定部と合わせて、燃料ポンプ周辺でポンプカバーを固定することができ、燃料ポンプの保護効果を向上させることができる。
請求項6に係る発明では、燃料ポンプを基準にしてシート支持ステーの反対側のタンク上面に給油口が設けられ、給油側上面部は、ポンプ側上面部より高い位置に形成される。
燃料ポンプは、給油側上面部より低い位置に設けられるので、上方からの荷重は給油側上面部で受けることができ、燃料ポンプの保護効果をより一層向上させることができる。
請求項7に係る発明では、シートは、燃料タンクにシートを開閉可能に支持するヒンジと、シート支持ステーに吸着する吸盤部とを備え、シート支持ステーは、吸盤部が吸着可能な平坦部を備える。
吸盤部を利用して、シートを閉状態に維持するので、シートロック機構等を別途設ける必要がなく、部品点数を削減することできる。
さらに、吸盤部が吸い付く平坦部をシート支持ステーに設けたので、燃料タンク上面に平坦部を設ける必要がなくなり、燃料タンクの設計自由度を向上させることができる。
請求項8に係る発明では、燃料タンクの車幅方向の長さは、シート支持ステーの外端間の長さよりも大きい。
シート支持ステーの一端をタンク側固定部に設けるので、シートレールの幅よりも大きな燃料タンクを設けることができ、燃料タンクの容量拡大と軽量化の両立を図ることができる。
本発明に係る鞍乗り型車両の左側面図である。 本発明に係る鞍乗り型車両の平面図である。 図2の3−3線断面図である。 図3からシートを外した状態の図である。 図4の5矢視図である。 図5からポンプカバーを外した状態の図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとし、図中の矢印(FRONT)は車両前方を表している。
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1に示されるように、鞍乗り型車両10は、ヘッドパイプ11に回転可能に支持されるステアリング軸12と、このステアリング軸12に取り付けられているハンドル13と、ヘッドパイプ11の下端に取付けられ左右一対のフロントフォーク14の上端を支持するボトムブリッジ15と、ヘッドパイプ11の上方に配置され車両前方に向かって点灯する前照灯16と、フロントフォーク14に支持され上方がフロントフェンダ17に覆われる前輪18とを備える。
また、車体フレーム20は、ヘッドパイプ11から後下がりに延びるメインフレーム21と、このメインフレーム21の後端部から後上がりに延ばされ直接又は間接的にシート60を支持するシートレール22と、このシートレール22の一部を構成すると共に燃料タンク50を支持するサブフレーム23と、ヘッドパイプ11の後部とメインフレーム21の前端上部との間に接合されヘッドパイプ11とメインフレームの接合を補強する補強プレート24とを備える。
また、メインフレーム21の中間部にエンジンハンガ25が固定され、メインフレーム21の後部にピボットプレート26が固定されている。エンジンハンガ25及びピボットプレート26に、エンジン31及び変速機32から構成されるパワーユニット30が取り付けられる。
ピボットプレート26に懸架部材33の前端部が上下に揺動可能に設けられ、この懸架部材33の後端部に後輪34が回転可能に設けられている。エンジン31の出力は、変速機32を介して後輪34に伝達される。
さらに、懸架部材33の後部とシートレール22の間に後輪34への衝撃を吸収するリヤクッション35が設けられる。
シートレール22の後部に荷台36が支持され、この荷台36の後部下方にブレーキランプ37が設けられ、このプレーキランプ37の下方に後輪34を覆うリヤフェンダ38が配置され、後輪34の側方にマフラー47が配置される。
車体フレーム20には、車体フレーム20、エンジン31等を覆う車体カバー40が取り付けられる。
車体カバー40は、ヘッドパイプ11の後方を覆うと共にメインフレーム21の車幅方向を覆うフロントサイドカバー41と、運転者の脚部を覆うと共にフロントサイドカバー41の前部に配置されるレッグシールド42と、ヘッドパイプ11の前方を覆うフロントトップカバー43と、メインフレーム21の上方を覆うメインフレームトップカバー44と、このメインフレームトップカバー44の後方から燃料タンク50の前方を覆う開閉可能に設けられるメンテナンスリッド45と、燃料タンク50の車幅方向側方及び車両後部の車幅方向を覆うリヤサイドカバー46とで構成される。
車体フレーム20は、サブフレーム23の中間部に設けられ燃料タンク50の下部を支持する燃料タンク支持ステー51と、シートレール22の上部に設けられ燃料タンク50のフランジ部52を固定する燃料タンク固定部53とを備える。
燃料タンク支持ステー51及び燃料タンク固定部53によりシートレール上方に燃料タンク50が配置され、この燃料タンク50の上方にヒンジ61を介して乗員が着座するシート60が開閉可能に設けられる。
次に鞍乗り型車両10を平面図に基づいて説明する。
図2に示されるように、鞍乗り型車両10は、車両前後方向のほぼ中央に且つ車幅方向の中央にシート60が配置される。燃料タンク50の車両前後方向のほぼ中央に且つ車幅方向の中央に給油口54が配置される。
次に燃料タンク50上にシート60を閉じた状態について説明する。
図3に示されるように、燃料タンク50は、下方に膨らんでいるタンク下半体55に、上方に膨らんでいる上半体56を被せ、フランジ部52で接合することで一体化してなる容器である。
シート60の下方に且つ燃料タンク50の上方に、シート60を支持するシート支持ステー70が設けられる。このシート支持ステー70の一端は、燃料タンク50のタンク上面57に設けられたタンク側固定部58にボルト63によって固定される。シート支持ステー70の他端は、燃料タンク固定部53に燃料タンク50のフランジ部52と共にボルト64によって固定される。シート支持ステー70は、タンク側固定部58と燃料タンク固定部53に掛け渡され固定される。
シート60は、ベースとなるシート底板62と、このシート底板62の上部に設けられる図示せぬ弾性部材と、弾性部材を覆うシート表皮65と、シート底板62の後部下面66に設けられ図2に示すように車両平面視で楕円状を呈すると共にシート支持ステー70に吸着する吸盤部67とを備える。なお、吸盤部67はラバー等の弾性部材で構成される。また、シート60は、シート60の前部と燃料タンク50の前端とを連結するように設けられ燃料タンク50にシート60を開閉可能に支持するヒンジ61をと備える。
次にシート60を取り外した状態の燃料タンク50について説明する。
図4に示されるように、燃料タンク50は、車両前後方向のほぼ中央であってタンク上面57に設けられ燃料タンク50内の燃料を燃料タンク50外に供給する燃料ポンプ81と、この燃料ポンプ81に設けられ燃料を吐出する吐出口82と、この吐出口82に接続され燃料を導く燃料配管83とを備える。燃料配管83は、シート支持ステー70の下方に且つタンク上面57に配置され。車両後方側から燃料タンク50の外方に延ばされる。
タンク上面54は、給油口54が設けられる給油側上面部84と、燃料ポンプ81が設けられるポンプ側上面部85とを有する。そして、給油側上面部84は、ポンプ側上面部85より高い位置に形成されている。なお、給油口54は、着脱可能に設けられたフューエルキャップ86により塞がれている。
また、燃料タンク50は、タンク上面57に燃料ポンプ81の上方から給油口54の周辺を覆うポンプカバー90を備える。ポンプカバー90は燃料ポンプ81の側方にカバー取付部91を有し、このカバー取付部91がタンク側固定部58にシート支持ステー70の一端と共にボルト63により固定される。
図3に戻って、シート底板62は、給油側上面部84に対向する部分に弾性部材68を備えている。通常、シート荷重はシート支持ステー70に接触する吸盤部67に加わるが、シート60前側にからもシート荷重が加わった場合、弾性部材68を介して給油側上面部84でシート荷重を受けることもできる。
次にシート支持ステー70について説明する。
図5に示されるように、シート支持ステー70は、左右のタンク側固定部58、58と左右の燃料タンク固定部53、53にそれぞれ掛け渡されている部分に吸盤部67が吸着可能な平坦部71、71をそれぞれ備える。
また、シート支持ステー70は、左右の燃料タンク固定部53、53を連結するように車幅方向に延びる連結部72を有する。連結部72がクロスメンバの機能も有するので、車体フレーム20の剛性が向上する。
ポンプカバー90は、フューエルキャップ86の周辺から後方に延び、燃料ポンプ81の上方までを覆う。ポンプカバー90は、フューエルキャップ86の車幅方向側方に凹部92、92を有する。凹部92、92を有することで、弾性部材68、68がポンプカバー90に干渉することなく給油側上面部84に当接させることができる。
ポンプカバー90は、車両後方側にシート支持ステー70に引っ掛ける爪部93を有する。爪部93をシート支持ステー70に引っ掛け、左右のカバー取付部91、91をタンク側固定部58、58にボルト63、63固定することで、ポンプカバー90を燃料タンク50に固定することができる。
次にポンプカバー90を取り外した状態の燃料タンク50について説明する。
図6に示されるように、シート支持ステー70は、連結部72の車両前側にポンプカバー(図5、符号90)の爪部(図5、符号93)を引っ掛けるための引っ掛け穴73が設けられる。
また、シート支持ステー70は、燃料ポンプ81をU字状に囲むU字部74を有する。給油口54は、燃料ポンプ81を基準にしてシート支持ステー70の反対側のタンク上面に設けられる。結果、燃料ポンプ81は、車幅方向側方及び車両後方をシート支持ステー70で囲われ、車両前方を一段高い給油側上面部で囲われることで保護される。
燃料タンク50は、ポンプ側上面部85に設けられ燃料タンク50内の燃料を燃料タンク50外に供給する燃料ポンプ81と、この燃料ポンプ81に設けられ燃料を吐出する吐出口82と、この吐出口82に接続され燃料をエンジン(図1、符号31)に側導く燃料配管83と、燃料ポンプ81に接続されるハーネス87とを備える。燃料配管83及びハーネス87は、シート支持ステー70の下方に且つタンク上面54に配置される。
燃料タンク50の車幅方向の長さは、シート支持ステー70の外端間の長さよりも大きい。燃料タンク50の車幅方向の長さを大きくするので、燃料タンク50の容量が大きくなる。
以上に述べた鞍乗り型車両10の作用効果を以下に記載する。
図3に示される構成により、シート支持ステー70の一端を予め燃料タンク50に取付けておくことで、燃料タンク50とシート支持ステー70は一体的に取扱うことができる。
燃料タンク50をシートレール22に取付ける際に、燃料タンク50とシート支持ステー70の他端とを一緒に燃料タンク固定部53に共締めなどにより固定することができる。燃料タンク50をシートレール22から外す際も、燃料タンク固定部53から外すことで、燃料タンク50と共にシート支持ステー70の他端を一括して取外すことができる。
したがって、シート支持ステー70を容易にシートレール22に着脱することができシート支持ステー70の組付け作業が容易になる。
加えて、シート支持ステー70は、車幅方向において燃料タンク50を迂回させてシートレール22に固定する必要がないので、シート支持ステー70が燃料タンク50より車幅方向内側に収まり、車幅方向の車両のコンパクト化を図ることができる。
さらに、シートレール22の燃料タンク固定部53にシート支持ステー70を固定するので、シート支持ステー70に加わるシート荷重をシートレール22で受けさせることができ、タンク側固定部58に加えられる荷重を低減することができる。結果、燃料タンク50にシート荷重を受けるための補強部材を設ける必要がなく、燃料タンク50の軽量化を図ることができる。
図6に示される構成により、シート支持ステー70が、シートレール22、22間を連結することで、クロスメンバの機能も兼ねるので、車体フレーム20の剛性を向上させることができる。
図3に示される構成により、燃料配管83をシート支持ステー70の下方且つタンク上面57に配置するので、シート荷重をシート支持ステー70で受けることができる。結果、シート荷重の影響を受けることなく燃料配管83をタンク上面57に配置することができ、燃料配管83を保護することができる。
図6に示される構成により、シート支持ステー70により燃料ポンプ81を囲むので、シート支持ステー70が保護部材の役割も兼ね、燃料ポンプ81を効果的に保護することができる。
図5に示される構成により、ポンプカバー90はタンク側固定部58を利用して締結されるので、部品点数が増加することなくポンプカバー90を固定することができる。
さらに、ポンプカバー90はシート支持ステー70の連結部72を利用して固定されるので、タンク側固定部58と合わせて、燃料ポンプ81周辺でポンプカバー90を固定することができ、燃料ポンプ81の保護効果を向上させることができる。
図4に示される構成により、燃料ポンプ81は、給油側上面部84より低い位置に設けられるので、上方からの荷重は給油側上面部84で受けることができ、燃料ポンプ81の保護効果をより一層向上させることができる。
図3に示される構成により、吸盤部67を利用して、シート60を閉状態に維持するので、シートロック機構等を別途設ける必要がなく、部品点数を削減することできる。
さらに、吸盤部67が吸い付く平坦部71をシート支持ステー70に設けたので、燃料タンク上面57に平坦部を設ける必要がなくなり、燃料タンク50の設計自由度を向上させることができる。
図6に示される構成により、シート支持ステー70の一端をタンク側固定部58に設けるので、シートレール22、22の幅よりも大きな燃料タンク50を設けることができ、燃料タンク50の容量拡大と軽量化の両立を図ることができる。
尚、本発明に係る鞍乗り型車両10は、実施の形態ではシート60は燃料タンク50の上方にのみ設けた態様としたが、これに限定されず、シート60が車両後方まで延ばされた車両であって、燃料タンク及び収納ボックスの上方にシートが設けられた態様であっても差し支えない。
本発明の鞍乗り型車両は、シート支持ステーでシートを支持させるようにした鞍乗り型車両に好適である。
10…鞍乗り型車両、20…車体フレーム、22…シートレール、50…燃料タンク、53…燃料タンク固定部、54…給油口、57…タンク上面、58…タンク側固定部、60…シート、61…ヒンジ、66…後部下面、67…吸盤部、70…シート支持ステー、71…平坦部、72…連結部、74…U字部、81…燃料ポンプ、82…吐出口、83…燃料配管、84…給油側上面部、85…ポンプ側上面部、90…ポンプカバー。

Claims (8)

  1. 左右一対に形成され車体フレーム(20)の後部を構成するシートレール(22)と、これらのシートレール(22)に固定され燃料を貯留する燃料タンク(50)と、この燃料タンク(50)の上方に設けられ乗員が着座するシート(60)と、このシート(60)の下方に且つ前記燃料タンク(50)の上方に配置され前記シート(60)を支持するシート支持ステー(70)とを備える鞍乗り型車両(10)において、
    前記燃料タンク(50)のタンク上面(57)に前記シート支持ステー(70)の一端を支持するタンク側固定部(58)が設けられ、
    前記シートレール(22)に前記燃料タンク(50)を固定する燃料タンク固定部(53)が設けられ、
    前記シート支持ステー(70)は、前記タンク側固定部(58)と前記燃料タンク固定部(53)に掛け渡され固定されていることを特徴とする鞍乗り型車両。
  2. 前記燃料タンク固定部(53)は、前記左右一対のシートレール(22)に各々設けられ、
    前記シート支持ステー(70)は、前記左右の燃料タンク固定部(53)を連結するように車幅方向に延びる連結部(72)を有することを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両。
  3. 前記燃料タンク(50)は、前記タンク上面(57)に設けられ前記燃料タンク(50)内の燃料を燃料タンク(50)外に供給する燃料ポンプ(81)と、この燃料ポンプ(81)に設けられ前記燃料を吐出する吐出口(82)と、この吐出口(82)に接続され前記シート支持ステー(70)の下方に且つ前記タンク上面(57)に配置される燃料配管(83)とを備えることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の鞍乗り型車両。
  4. 前記タンク側固定部(58)は、前記燃料ポンプ(81)の側方に設けられ、
    前記シート支持ステー(70)は、平面視にて、前記燃料ポンプ(81)をU字状に囲むU字部(74)を有することを特徴とする請求項3記載の鞍乗り型車両。
  5. 前記シート支持ステー(70)の車両前方に前記燃料ポンプ(81)の上方を覆うポンプカバー(90)が設けられ、
    このポンプカバー(90)は、前記タンク側固定部(58)及び前記連結部(72)に固定されていることを特徴とする請求項3又は請求項4記載の鞍乗り型車両。
  6. 前記燃料ポンプ(81)を基準にして前記シート支持ステー(70)の反対側の前記タンク上面(57)に給油口(54)が設けられ、
    この給油口(54)が設けられる給油側上面部(84)は、前記燃料ポンプ(81)が設けられるポンプ側上面部(85)より高い位置に形成されることを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項記載の鞍乗り型車両。
  7. 前記シート(60)は、このシート(60)の前部と前記燃料タンク(50)の前端とを連結するように設けられ前記燃料タンク(50)に前記シート(60)を開閉可能に支持するヒンジ(61)と、前記シート(60)の後部下面(66)に設けられ前記シート支持ステー(70)に吸着する吸盤部(67)とを備え、
    前記シート支持ステー(70)は、前記吸盤部(67)が吸着可能な平坦部(71)を備えることを特徴とする請求項2記載の鞍乗り型車両。
  8. 前記燃料タンク(50)の車幅方向の長さは、前記シート支持ステー(70)の外端間の長さよりも大きいことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項記載の鞍乗り型車両。
JP2011072015A 2011-03-29 2011-03-29 鞍乗り型車両 Active JP5782280B2 (ja)

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