JP2012159423A - ピペットチップ供給装置、検体分析装置及びピペットチップ供給方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数のピペットチップAを貯留するチップ貯留部20と、ピペットチップAを保持可能なチップ保持部42を複数有したホルダ41を備え当該ホルダ41を移動可能なチップ搬送部40と、チップ貯留部20に貯留されているピペットチップAをホルダ41のチップ保持部42に供給するチップ供給部21とを備えている。チップ搬送部40は、チップ供給部21により供給されたピペットチップAを複数のチップ保持部42のそれぞれに保持させ、ピペットチップAを保持した複数のチップ保持部42のうち何れか1つを、分注ノズル5aがピペットチップAを装着するチップ装着位置に位置づけるようにホルダ41を移動させることにより、分注ノズル5aにピペットチップAを供給する。
【選択図】 図4
Description
特許文献1には、ユーザにより投入された複数のピペットチップを収容するチップ補給部と、チップ補給部から取り出されたピペットチップを1つずつに仕分ける仕分機構部と、仕分機構部により1つずつに仕分けられた単一のピペットチップを保持し、この単一のピペットチップを検体分注アームが有する分注ノズルによる装着位置に搬送するチップ搬送部とを備えたチップ供給装置が開示されている。
この構成では、各チップ保持部をチップ受取位置に位置合わせしてピペットチップを各チップ保持部に保持させるので、チップ供給部は所定のチップ受取位置にピペットチップを供給するだけでよく、チップ供給部の構成を簡略化させることができる。
これにより、できるだけ多くのピペットチップをホルダに保持させておくことができるので、分注ノズルへのピペットチップの供給に遅滞が生じることをより効果的に抑制することができる。
これにより、分注ノズルへのピペットチップの供給に遅滞が生じることをより確実に防止することができる。
これにより、分注ノズルにピペットチップを装着させる周期を維持させることができ、検体の処理能力が低下することを抑制できる。
これにより、ホルダの各チップ保持部をチップ受取位置に位置合わせする際の制御を簡略化させることができる。
これにより、複数のチップ保持部のそれぞれを、より容易にチップ受取位置およびチップ装着位置に位置合わせすることができる。
これにより、ホルダがチップ受取位置に戻ってくる前に、第1供給部にピペットチップを送り終えることができるので、ホルダがチップ受取位置に戻ってきた後、第1供給部により、ホルダにピペットチップを迅速に供給することができる。
この場合、ホルダがチップ受取位置に戻ってくると、待機位置で待機させておいたピペットチップを落下口から落下させ、ホルダに当該ピペットチップを迅速に移送させることができる。
これにより、ピペットチップが保持されていないチップ保持部をより確実に特定することができる。
これにより、ホルダにおいて、複数保持されているピペットチップのうち、特定のピペットチップが、いつまでも分注ノズルに装着されないでホルダに残ってしまうのを防ぐことができる。
これにより、ユーザは、複数のピペットチップを、その長手方向を考慮することなく投入すればよく、ユーザにとって使いやすい装置となるとともに、チップ貯留部からピペットチップをホルダに供給する動作に不具合が生じたとしても、ホルダには予め複数のピペットチップが保持されているので、分注ノズルへのピペットチップの供給に遅滞が生じることを抑制することができる。
これによれば、各チップ保持部におけるピペットチップの保持状況に応じて、柔軟にチップ供給部およびチップ搬送部を制御することができる。
〔1. 検体分析装置の全体構成について〕
本発明の検体分析装置1は、例えば、測定対象である血液等の検体に含まれる抗原や抗体などを定量測定または定性測定する装置である。この検体分析装置1は、図1と図2とに示すように、測定機構部2と、この測定機構部2に隣接して配置された検体搬送部3と、測定機構部2に電気的に接続された制御装置4とを備えている。
制御装置4は、パーソナルコンピュータからなり、制御部4aと、表示部(モニタ)4bと、キーボード4cとを有している。制御部4aは、図17に示すように、CPU401a、記憶部401b等を含み、測定機構部2の各部および検体搬送部3に動作開始信号を送信するとともに、測定機構部2で得られた検体の情報を分析処理する機能を有している。記憶部401bは、ROM,RAM,ハードディスク等からなり、CPU401aによる処理に使用されるコンピュータプログラム、データ等を格納している。また、CPU401aは、後述する各検知部からの検出信号を受信するように構成されている。また、表示部4bは、各種の情報を表示することができ、制御部4aで得られた分析結果や、ユーザへの報知情報等を表示する。
なお、第1位置P1には、落下させたピペットチップAを受け取るホルダ41(図4参照)が待機しており、前記チップ搬送部40は、このホルダ41を第2位置P2へと移動させ、ピペットチップAを第2位置P2へ搬送する。
検体分注アーム5は、第2位置P2にある前記ホルダ41に保持されているピペットチップAを1つずつ分注ノズル5aに装着して検体の分注を行う。検体分注アーム5は、分注ノズル5aを下降させ、第2位置P2に位置するピペットチップAの基端に設けられた開口17a(図3参照)内に分注ノズル5aを嵌入させることにより、分注ノズル5aの先端にピペットチップAを装着する。その後、検体分注アーム5は、検体搬送部3により検体吸引位置に搬送された試験管内の検体を吸引し、R1試薬分注アーム6によりR1試薬(捕捉抗体)が分注された検体吐出位置のキュベットに検体を分注(吐出)する。
図3は、ピペットチップAの側面図である。ピペットチップAは、ピペットチップA内の検体を吐出するための開口を先端17cに有するとともに、基端に開口17aを有している。また、胴部17bは開口17aと通じている中空の筒部であり、先端17cは開口17a(胴部17b)よりも細い先細り形状である。
〔3.1 全体構成〕
図4は、ピペットチップ供給装置13の斜視図である。図5は、ピペットチップ供給装置13の一部の斜視図であり、内部構造を説明するために、側壁の一部18a(図4参照)を取り外した状態として示している。ピペットチップ供給装置13は、ユーザにより投入口28aを介して複数のピペットチップAが投入されるチップ投入部28と、ピペットチップAを複数貯留するチップ貯留部20と、チップ投入部28に貯留されているピペットチップAをチップ貯留部20に搬入するためのチップ搬入部29と、チップ貯留部20に貯留されているピペットチップAを1つずつ当該チップ貯留部20外の第1位置P1に供給するチップ供給部21と、第1位置P1に供給されたピペットチップAを保持可能なチップ保持部(保持孔)42を複数有したホルダ41を備えているチップ搬送部40とを備えている。チップ搬送部40は、第1位置P1と、分注ノズル5aがピペットチップを1つずつ装着する第2位置P2との間を、ホルダ41を移動させることにより、分注ノズル5aにピペットチップAを供給する機能を有している。
また、このピペットチップ供給装置13では、チップ投入部28からピペットチップAをチップ貯留部20へ送り出す方向(図5の矢印Zの方向)を、前後方向の前方とし、この前後方向に直交する水平方向を左右方向としている。そして、チップ貯留部20におけるこの左右方向をチップ貯留部20の幅方向とする。
そして、搬入駆動部29bを駆動させ搬入用押し上げ部材29aを上昇させることで、その上面に載っているピペットチップAは、後壁18cを超えてチップ貯留部20へ搬入される。搬入駆動部29bの駆動は、制御装置4からの制御信号に基づく。
チップ押し上げ機構部24は、上下方向に移動可能な前記第1押し上げ部材26と、この第1押し上げ部材26を上下駆動する第1押し上げ駆動部26a(図4参照)とを有している。第1押し上げ部材26は、上下方向に長い矩形板状の部材であり、その幅方向が、チップ貯留部20の幅方向に沿って設けられている。そして、単一のピペットチップAを、その長手方向をチップ貯留部20の幅方向に向けた状態として載せる上面38を有している。このため、チップ貯留部20に貯留されていたピペットチップAを、その長手方向をチップ貯留部20の幅方向に一致させた状態として、上面38に載せて上方に押し上げることができる。なお、この際、ピペットチップAは、第2押し上げ部材27の鉛直面に沿って(ガイドされて)上昇する。
そして、第1押し上げ駆動部26aの駆動により、第1押し上げ部材26が上昇すると、単一のピペットチップAを押し上げ、下限位置にある第2押し上げ部材27の上面の高さ(第1押し上げ部材26の上限位置)に到達すると、当該ピペットチップAは、自重により、前記第2押し上げ部材27の上面に乗り移る。第2押し上げ部材27の上面は、第1押し上げ部材26の上面38と同様に傾斜している。
さらに、チップ貯留部20には、第2押し上げ部材27の上面にピペットチップAが複数(2個)存在していることを検知するための検知部37が設けられている。この検知部37は、光学センサであり、第2押し上げ部材27の上昇途中の所定位置(複数のピペットチップが第2押し上げ部材27に載っている場合にのみ発光素子から受光素子への光がピペットチップによって遮られる位置)でピペットチップを検知することで、第2押し上げ部材27の上面にピペットチップAが複数(2個)存在していることを検知することができる。
なお、これらピペットチップAの存在は、検知部36,37からの信号を受けた前記制御装置4のCPU401aによって判定することができる。
検知部33は、回転軸25−2とガイド部材25−3との間に存在するピペットチップAを検知する。
モータ44aは減速器部(図示せず)を有しており、一方向に回転すると、ベルト44dは一方向(図8の実線の矢印)に回転する。これにより、第1位置P1に存在するホルダ41を第2位置P2へ移動させる。これに対して、モータ44aが他方向に回転すると、ベルト44dは他方向(図8の破線の矢印)に回転する。これにより、第2位置P2に存在するホルダ41を第1位置P1へ移動させる。モータ44aの駆動は、前記制御装置4のCPU401aからの制御信号に基づく。
チップ検知部45は、発光素子及び受光素子を有する光学センサであり、発光素子から受光素子への光が、チップ保持部42に保持された状態にあるピペットチップによって遮られることで、チップ保持部42にピペットチップAが存在していることを検知することができる。
このために、第1位置P1では、前記搬送駆動部44によって、ホルダ41はチップ保持部42と同数(3つ)の異なる位置(複数の位置)に変位可能である。すなわち、ホルダ41は、図7(a)の第1−(1)位置、図7(b)の第1−(2)位置、及び、図7(c)の第1−(3)位置に変位可能である。この位置制御は、搬送駆動部44(ステッピングモータ44a)及び制御装置4のCPU401aにより実行される。
すなわち、3つのチップ保持部42のうち1つのチップ保持部42が第1位置P1に位置合わせされることで、ピペットチップAのチップ保持部42への受け渡しが実行可能となる。
以上より、チップ検知部45の発光素子と受光素子との間をホルダ41が通過することで、どのチップ保持部42にピペットチップAが保持されているかを、単一のチップ検知部45によって検知する。そして、制御装置4のCPU401aは、チップ検知部45による検知結果に基づいて、ピペットチップAが保持されていないチップ保持部42が存在するか否かを判断することができる。
なお、図7(a)において、第1−(1)位置よりも、第2位置P2から離れる方向に、ホルダ41の原点位置Y0が存在し、ホルダ41はこの原点位置Y0から各位置へ移動することができる。
以上のように構成されたピペットチップ供給装置13によって実行されるピペットチップの供給方法について説明する。なお、以下の供給方法において、特に主体が記載されていない処理は、制御装置4のCPU401aが行う処理である。なお、ここでは、ピペットチップAをチップ投入部28に投入してから、第2位置P2において、検体分注アーム5の分注ノズル5aがピペットチップAを装着するまでを説明する。なお、分注ノズル5aが第2位置P2においてピペットチップを1つずつ装着するサイクルタイムT0は一定に設定されており、これにより、分注ノズル5aによるピペットチップAの装着後に実行される検体の分析処理が滞るのを防止している。
図5において、ユーザによって、チップ投入部28に多数のピペットチップAが投入され、当該チップ投入部28にピペットチップAが貯留されると、搬入押し上げ部材29aが上昇し、その上面に載っているピペットチップAがチップ貯留部20に搬入される。この搬入は所定のタイミングで繰り返し実行され、チップ貯留部20には、チップ投入部28よりも少ない複数本のピペットチップAが貯留された状態となる。単一のピペットチップAは、傾斜面を成すチップ貯留部20の底面によって、第1押し上げ部材26の上面38に転がり落ちる。
検知部32の発光素子および受光素子間で遮光状態であり、ピペットチップAが存在していると判定された場合(ステップS1でNoの場合)、CPU401aは、検知部36からの検出信号に基づき、下限位置にある第2押し上げ部材27の上面にピペットチップAが存在しているか否かを判定する(ステップS2)。
なお、ステップS1において、下限位置にある第1押し上げ部材26の上面38にピペットチップAが存在していない場合、チップ貯留部20にはピペットチップAが無くなっていると考えられるので、チップ搬入部29によるピペットチップAの搬入動作の要求が行われ(ステップS4)、搬入押し上げ部材29aが上昇し、その上面に載っているピペットチップAがチップ貯留部20に搬入される。
そして、第2押し上げ部材27の動作が開始される。図10は、第2押し上げ部材27の動作を説明するフロー図である。まず、CPU401aは、検知部36からの検出信号に基づいて、下限位置にある第2押し上げ部材27の上面にピペットチップAが存在しているか否かを判定する(ステップS51)。検知部36の発光素子および受光素子間で遮光状態であり、ピペットチップAが存在していると判定された場合(ステップS51でYesの場合)、第2押し上げ部材27を上昇させる(ステップS52)。
これに対して、ピペットチップAが複数存在していないと判定されると(ステップS53でNo)、第2押し上げ部材27を上限まで上昇させ(ステップS54)、ピペットチップAを、固定壁部材18d−1を超えてチップ移送機構部25側へ供給する。
検知部33が遮光状態にあり、ピペットチップAが存在していると判定された場合(ステップS64でYes)、CPU401aは、回転軸25−2を回転させ、そのピペットチップAを落下口25aへ向かって移送する(ステップS65)。そして、検知部34によってピペットチップAの存在が検知されると(ステップS66でYes)、つまり、待機位置25bまで、ピペットチップAが移送されると、CPU401aは回転軸25−2の回転を停止して移送を停止させる(ステップS67)。そして、ステップS62に処理を移行し、以下、同様の処理を行う。
次に、チップ搬送部40の動作について説明する。図13は、制御部4aの記憶部401bに記憶されているデータベースDBの説明図であり、CPU401aは、このデータベースDBに記憶された情報に基づいてチップ搬送部40の制御を実行する。
「受取フィールド」には、第1位置P1への位置合わせの対象となるチップ保持部の番号が入力される。つまり、「受取フィールド」には、落下口25aから落下されたピペットチップを次に受け取るチップ保持部42の番号が入力される。
図14は、チップ搬送部40の初期化時の処理の流れを説明するフロー図である。この処理は、検体分析装置1の電源がONされた際に実行されるものである。なお、以下の説明では、電源投入時に全てのチップ保持部42が空いている場合を前提にして説明する。
次に、検体分析装置1が通常動作(分析処理)を行っている間のチップ搬送部40の動作について説明する。図15は、通常動作(分析処理)時のチップ搬送部の処理の流れを示すフロー図である。
まず、CPU401aは、図13(b)のデータベースDBの「ピペットチップの有無フィールド」において「0」のチップ保持部42が存在するか否かを判定する(図15のステップS81)。前記初期化時の処理により、ステップS81では「No」となり、CPU401aは、第2位置P2へのホルダ41の移動タイミングであるか否かを判定する(ステップS82)。
ステップS82では、現時点が含まれるサイクルタイムT1の終了時刻よりも所定時間(数秒)前の時刻に達すると、第2位置P2への移動タイミングであると判定される。
CPU401aは、再度、データベースDBの「ピペットチップの有無フィールド」に「0」のチップ保持部が存在するか否かを判定する(ステップS81)。現時点のデータベースDBは図13(c)に示す状態であるため、ステップS81では「Yes」となり、CPU401aは、チップ移送機構部25における検知部34の検知結果に基づいて、落下口25aの直前位置(待機位置25b)にピペットチップAが存在しているか否かを判定する(ステップS84)。
CPU401aは、再度、データベースDBの「ピペットチップの有無フィールド」に「0」のチップ保持部が存在するか否かを判定する(ステップS81)。現時点でのデータベースDBは図13(d)に示す状態であるため、ステップS81では「Yes」となり、CPU401aは、落下口25aの直前位置(待機位置25b)にピペットチップAが存在しているか否かを判定する(ステップS84)。
現時点においては、落下口25aの直前位置(待機位置25b)にピペットチップAが待機した状態となっているため、CPU401aはステップS84において「Yes」と判定し、図13(d)のデータベースDBの「受取フィールド」の第1チップ保持部42−1を、落下口25aの直下位置(第1位置P1)へ移動させる(ステップS85)。
このため、分注ノズル5aへのピペットチップAの供給に遅滞が生じることを抑制することができ、分注ノズル5aによる検体の分注を次々に行うことが可能となる。
前記実施形態では、チップ保持部42が3つである場合を説明したが、複数であればよく2つでもよく、4つ以上であってもよい。
また、前記実施形態では、各チップ保持部42に均等な頻度でピペットチップAを供給し、各チップ保持部42を均等な頻度で分注ノズル5aに装着させているが、特定の(例えば第2位置P2側の)チップ保持部42に優先してピペットチップAを供給してもよく、また、特定の(例えば第2位置P2側の)チップ保持部42に保持されたピペットチップAを優先して分注ノズル5aに装着させてもよい。
また、ピペットチップAを落下口25aから落下させてチップ保持部42に移送しているが、これ以外であってもよく、図示しないがチャック部材によってピペットチップを把持してチップ保持部に移送してもよい。
また、本実施形態では、ユーザにより投入されたピペットチップAを押し上げ部材26,27の上下動によってチップ移送機構部25まで移送しているが、これ以外であってもよく、図示しないがドラム式のチップ移送装置を利用してもよい。
4 制御装置
5 検体分注アーム
5a 分注ノズル
13 ピペットチップ供給装置
20 チップ貯留部
21 チップ供給部
24 チップ押し上げ機構部
25 チップ移送機構部
25a 落下口
25b 待機位置
40 チップ搬送部
41 ホルダ
42 チップ保持部
45 チップ検知部
A ピペットチップ
P1 第1位置
P2 第2位置
Claims (15)
- 複数のピペットチップを貯留するチップ貯留部と、
ピペットチップを保持可能なチップ保持部を複数有したホルダを備え、当該ホルダを移動可能なチップ搬送部と、
前記チップ貯留部に貯留されているピペットチップを前記ホルダのチップ保持部に供給するチップ供給部と、を備え、
前記チップ搬送部は、前記チップ供給部により供給されたピペットチップを複数のチップ保持部のそれぞれに保持させ、ピペットチップを保持した複数のチップ保持部のうち何れか1つを、分注ノズルがピペットチップを装着するチップ装着位置に位置づけるように前記ホルダを移動させることにより、前記分注ノズルにピペットチップを供給する、
ピペットチップ供給装置。 - 前記チップ供給部は、前記チップ貯留部に貯留されているピペットチップを所定のチップ受取位置に供給し、
前記チップ搬送部は、複数のチップ保持部のそれぞれを前記チップ受取位置に位置づけるように前記ホルダを移動させて、各チップ保持部にピペットチップを保持させる、請求項1に記載のピペットチップ供給装置。 - 前記チップ搬送部は、前記分注ノズルへのピペットチップの供給が必要な時まで、ピペットチップを保持していないチップ保持部を前記チップ受取位置へ位置づけるよう前記ホルダを移動させる、請求項2に記載のピペットチップ供給装置。
- 前記チップ搬送部は、前記ホルダの複数のチップ保持部のいずれかにピペットチップが保持されている場合に、前記分注ノズルへのピペットチップの供給が必要になると、ピペットチップを保持していないチップ保持部があっても、ピペットチップを保持しているチップ保持部を前記チップ装着位置に位置づけるように前記ホルダを移動させる、請求項3に記載のピペットチップ供給装置。
- 前記チップ搬送部は、所定時間毎に、ピペットチップを保持した何れか1つのチップ保持部を前記チップ装着位置に位置づけるように前記ホルダを移動させる、請求項4に記載のピペットチップ供給装置。
- 前記チップ搬送部は、前記複数のチップ保持部に所定の順番でピペットチップが保持されるように、前記ホルダを移動させる、請求項2〜5のいずれか1項に記載のピペットチップ供給装置。
- 前記チップ搬送部は、前記チップ受取位置と前記チップ装着位置との間で前記ホルダを移動させるよう構成され、
前記複数のチップ保持部は、前記チップ受取位置と前記チップ装着位置との間の前記ホルダの移動方向に並んで前記ホルダに配置されている、請求項2〜6のいずれか1項に記載のピペットチップ供給装置。 - 前記チップ供給部は、ピペットチップを1つずつ前記チップ受取位置に供給する第1供給部と、前記チップ貯留部のピペットチップを前記第1供給部へ供給する第2供給部と、を有し、
前記ホルダが前記チップ装着位置に向けて移動を開始してから前記チップ受取位置に戻ってくるまでの間に、前記第1供給部へのピペットチップの供給を完了するように前記第2供給部を制御する制御部を更に備えている、請求項2〜7のいずれか1項に記載のピペットチップ供給装置。 - 前記第1供給部には、ピペットチップを落下させることで前記チップ受取位置にピペットチップを供給する落下口と、この落下口の直前位置でピペットチップを保持する待機位置と、が設定され、
前記制御部は、前記ホルダが前記チップ装着位置に向けて移動を開始してから前記チップ受取位置に戻ってくるまでの間に、前記第2供給部から前記第1供給部に供給されたピペットチップを前記待機位置まで移送するよう前記第1供給部を制御する、請求項8に記載のピペットチップ供給装置。 - 前記ホルダのチップ保持部にピペットチップが保持されたことを検知するためのチップ検知部を更に備える、請求項1〜9のいずれか1項に記載のピペットチップ供給装置。
- 前記チップ搬送部は、前記複数のチップ保持部を均等な頻度で前記チップ装着位置に位置づけて前記分注ノズルにピペットチップを供給する、請求項1〜10のいずれか1項に記載のピペットチップ供給装置。
- 前記チップ貯留部は、複数のピペットチップを、ピペットチップの長手方向がばらばらな状態で貯留するように構成されている、請求項1〜11のいずれか一項に記載のピペットチップ供給装置。
- 前記複数のチップ保持部それぞれにおけるピペットチップの有無を示す保持情報を記憶する記憶部と、
チップ保持部におけるピペットチップの有無の状態が変化する度に前記保持情報を更新し、更新された保持情報に基づいて、前記チップ供給部及び前記チップ搬送部を制御する制御部と、を更に備えている、請求項1〜12のいずれか1項に記載のピペットチップ供給装置。 - 複数のピペットチップを貯留するチップ貯留部と、
ピペットチップを保持可能なチップ保持部を複数有したホルダを備え、当該ホルダを移動可能なチップ搬送部と、
前記チップ貯留部に貯留されているピペットチップを前記ホルダのチップ保持部に供給するチップ供給部と、
検体を分注するための分注ノズルを有し、チップ装着位置に位置するピペットチップを前記分注ノズルに装着して検体の分注を行う検体分注部と、を備え、
前記チップ搬送部は、前記チップ供給部により供給されたピペットチップを複数のチップ保持部のそれぞれに保持させ、ピペットチップを保持した複数のチップ保持部のうち何れか1つを前記チップ装着位置に位置づけるように前記ホルダを移動させる、
検体分析装置。 - ピペットチップを保持可能なチップ保持部を複数有したホルダを用いて、ピペットチップを分注ノズルへ供給するピペットチップ供給方法であって、
複数のピペットチップが貯留されているチップ貯留部内のピペットチップを前記ホルダの複数のチップ保持部のそれぞれに保持させる工程と、
前記分注ノズルがピペットチップを装着するチップ装着位置に、ピペットチップを保持している複数のチップ保持部のうち何れか1つを位置づけるよう前記ホルダを移動させることにより、前記分注ノズルにピペットチップを供給する工程と、
を含むピペットチップ供給方法。
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