JP2012121317A - インクジェットプリンタおよびその印刷方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】マルチパス方式のインクジェットプリンタにおいて印刷された各バンド間のバンディングをなくす。
【解決手段】各走査において、印刷ヘッド2を主走査方向Xに移動させ、印刷ヘッド2を印刷媒体11に対して副走査方向Yにバンド幅BWずつ相対移動させることにより印刷を行う。印刷ヘッド2は、副走査方向Yに沿って一列に並ぶ複数のノズルにより構成されるノズル列を有している。ノズル列は、複数のパス(例えば第1ないし第4パス)にそれぞれ対応するパス列P(P1〜P4)に分割され、隣接するパス列Pの間にそれぞれ、インクを吐出しないノズルからなるスキップ列S(S1〜S3)を含んでいる。各パス列Pのノズルがインク滴を吐出し、各スキップ列Sのノズルがインク滴を吐出しないように制御する。これにより、下地のバンドの端部の位置と、その上に形成されるバンドの端部の位置とをずらすことができる。
【選択図】図4
【解決手段】各走査において、印刷ヘッド2を主走査方向Xに移動させ、印刷ヘッド2を印刷媒体11に対して副走査方向Yにバンド幅BWずつ相対移動させることにより印刷を行う。印刷ヘッド2は、副走査方向Yに沿って一列に並ぶ複数のノズルにより構成されるノズル列を有している。ノズル列は、複数のパス(例えば第1ないし第4パス)にそれぞれ対応するパス列P(P1〜P4)に分割され、隣接するパス列Pの間にそれぞれ、インクを吐出しないノズルからなるスキップ列S(S1〜S3)を含んでいる。各パス列Pのノズルがインク滴を吐出し、各スキップ列Sのノズルがインク滴を吐出しないように制御する。これにより、下地のバンドの端部の位置と、その上に形成されるバンドの端部の位置とをずらすことができる。
【選択図】図4
Description
本発明は、複数のパスにより印刷を行うマルチパス方式のインクジェットプリンタおよびその印刷方法に関するものである。
従来、主走査方向に複数並んだ複数のノズルを有する印刷ヘッドを備えるインクジェットプリンタが知られている。このようなインクジェットプリンタによる画像の形成方法の1つに、オーバーラップ記録方式がある。オーバーラップ記録方式とは、複数回の主走査方向の走査において異なるノズルを用いて1つの主走査ライン上の画像を形成する記録方式である(例えば、特許文献1参照)。
また、上記のインクジェットプリンタには、複数のパスに対応したノズルで主走査方向の走査を繰り返すことにより画像を形成するマルチパス方式を用いた機種がある。
ここで、マルチパス方式のインクジェットプリンタの印刷方法について説明する。図6は、マルチパス方式のインクジェットプリンタの印刷状態を平面視で示しており、図7は、同印刷状態を記録媒体の側面視(主走査方向Xから見た状態)で示している。
なお、図6および図7に示す印刷状態では、説明を分かりやすくするために、パス数を4としている。また、図6においては、印刷ヘッド101の印刷媒体102に対する相対的な移動状態が分かりやすくなるように、主走査方向Xにずらした状態で各走査の印刷ヘッド101の位置を示している。
図6に示すように、印刷ヘッド101のノズル列(図示せず)は、4つの第1パス列P1〜第4パス列P4に分割されており、各パス列P1〜P4を構成する複数のノズルで対応するパスの印刷を行う。1回の走査で形成される印刷領域は、バンド幅BWを有するバンドとなる。第4走査以降は、1回の走査で4つのパスの印刷が行われ、4回の走査が終了した部分は画像が完成する。
1回の走査が終了すると、印刷ヘッド101または印刷媒体102(図7参照)の移動により、印刷ヘッド101の走査位置がバンド幅BWだけ副走査方向Yへ移動する。これにより、印刷ヘッド101による印刷が走査毎にバンド幅BWずつ副走査方向Yへ進んでいく。
このとき、印刷媒体102上には、図7に示すようにしてバンドが重ねられていく。まず、第1走査では、印刷媒体102上に第1パス列P1によりバンドが形成される。第2走査では、第1パス列P1により、印刷媒体102上に第1走査のバンドに隣接するバンドが形成されるとともに、第2パス列P2により、第1走査のバンド上に重なるようにバンドが形成される。このように、走査が繰り返される毎に、前回の走査で形成されたバンド上に新たなバンドが重ねられていく。そして、4つのパスにより4つのバンドが重ねられると、画像が完成する。
ところが、上記のような印刷方法では、パスの切り替えが同一のライン上で行われるため、各バンドの端部が同一のラインに並ぶ。これにより、バンドの境界部分にスジ状の縞模様(バンディング)が現れ、印刷画質が低下してしまう。
ここで、バンディングが生じるメカニズムについて詳しく説明する。図8は、そのメカニズムを説明するためにインク滴103の着弾後の状態変化を示す。
図8の(a)に示すように、インク滴103は、印刷媒体102上に着弾した直後は、その表面張力によって盛り上がった状態であるが、次第に拡大していき偏平な状態に近づいていき、やがて隣接するもの同士が接触した後、液体の状態で濡れ広がっていく。そして、最終的に、各インク滴103は、互いに結合して1つのインク層104を形成し、乾燥して硬化する。
図8の(b)に示すように、次の走査では、上記のインク層104が硬化した硬化層105となっている状態でインク滴103の吐出が行われる。このとき、印刷媒体102上の硬化層105に隣接する領域には、インク滴103が着弾することにより、インク層104が形成される。また、同時に、インク滴103が硬化層105上にも着弾することにより、インク層104が硬化層105上で形成される。インク層104と硬化層105とは、印刷媒体102上で接触するが、インク層104が液体であり、硬化層105が固体であることから、両者は互いに混ざり合わず、結合することはない。したがって、両者の間に境界線106が形成される。また、硬化層105上に形成されるインク層104は、下地が固体であるため、硬化層105の端部まで広がりきらない。
このため、図8の(c)に示すように、硬化層105上に硬化層105を重ねていくと、重ねられた各硬化層105の間に谷部107が形成される。このような谷部107は、バンド間の凹部や、色の薄い部分として認識されてしまう。
前述の特許文献1に記載されているインクジェットプリンタでは、オーバーラップ記録方式を用いていることから、各走査で記録された層を重ねていくので、やはり上記のような不都合が生じる。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、マルチパス方式のインクジェットプリンタにおいて各バンド間のバンディングをなくすことを目的としている。
本発明に係るインクジェットプリンタは、主走査方向に直交する副走査方向に沿って並ぶ複数のノズルからなるノズル列を有する印刷ヘッドと、前記ノズルに印刷データを対応付けてインク滴を吐出させるように制御する吐出制御手段とを備え、当該印刷ヘッドを前記主走査方向に移動させるとともに、走査毎に前記印刷ヘッドを印刷媒体に対して前記副走査方向にバンド幅ずつ相対的に移動させて、前記印刷媒体に1回の走査で複数のパスの印刷を行うインクジェットプリンタにおいて、上記の課題を解決するために、前記印刷媒体上に記録すべき画像が、複数のバンド毎に複数に分割されており、前記印刷ヘッドが、前記ノズル列が前記副走査方向に前記複数のバンドに対応するように分割されたパス列と、隣接する前記パス列の間に前記インク滴を吐出しない非吐出領域とを有しており、前記非吐出領域の前記副走査方向の非吐出領域長が、隣接する2つの前記ノズル間の隣接ノズル間距離よりも長いことを特徴としている。
上記の構成によれば、印刷媒体に対して印刷ヘッドを移動させながら走査を繰り返して行うことにより、全パス列による印刷が終了したバンドでは画像が完成する。また、印刷ヘッドにおいては、各パス列の間には非吐出領域が設けられているので、この非吐出領域で走査が行われると、前回の走査で形成されたバンド上には非吐出領域に応じた空白行(無記録領域)が形成される。これにより、今回の走査で形成されたバンドの端部は、前回の走査で形成された下のバンドの端部よりも内側にずれた位置にある(図5参照)。また、非吐出領域の副走査方向の非吐出領域長(図3のd1)が隣接ノズル間距離(図3のd2)よりも長いことにより、少なくとも1行の空白行を設けることができる。逆に、非吐出領域長が隣接ノズル間距離以下であれば、実質的には空白行を設けることができない。
このように、各走査で印刷ヘッドを印刷媒体に対して移動させても、前回の走査で形成されたバンドの端部と、今回の走査でその上に重ねて形成されたバンドの端部とは一致せずに、上記のようにずれた位置にある。これにより、印刷時に各層のバンドの端部が同じ行になることがないので、バンド同士の境界が目立たなくなり、バンディングをなくすことができる。
前記インクジェットプリンタは、下記の(1)または(2)のように構成されている。
(1)前記インクジェットプリンタにおいて、前記非吐出領域は1つまたは複数の前記ノズルを有しており、前記吐出制御手段は、前記非吐出領域における前記ノズルに空白行のデータを対応付けることが好ましい。このように、吐出制御手段によって、空白行のデータを非吐出領域のノズルに対応付けることで、非吐出領域のノズルがインク滴を吐出しなくなる。したがって、空白行のデータが対応付けられるノズルを適宜変更することにより、印刷条件などに応じて、同一構成のノズル列を有する印刷ヘッドで異なる非吐出領域を設けることができる。
(2)前記インクジェットプリンタにおいて、前記非吐出領域は前記ノズルを有していない。このような構成の非吐出領域を有する印刷ヘッドを用いれば、前述のように空白行のデータを非吐出領域のノズルに対応付けるという動作が必要なくなり、そのための制御を簡素化することができる。
前記の(1)または(2)のように構成される前記インクジェットプリンタにおいて、前記非吐出領域長は、前記隣接ノズル間距離の10〜40倍であることが好ましい。
あるいは、前記インクジェットプリンタにおいて、前記印刷ヘッドは、前記パス列を少なくとも1つ有する複数のヘッドユニットが結合することで構成され、前記非吐出領域の前記副走査方向の非吐出領域長が、隣接する2つの前記ノズル間の隣接ノズル間距離よりも長くなるように構成された前記印刷ヘッドを用いることが好ましい。
これにより、全てのパス列を単一の筐体に有するように構成された特殊な印刷ヘッドを用意する必要がなく、パス列に対応した一般に入手が容易な小型のヘッドなどをヘッドユニットとして用いることができる。したがって、印刷ヘッドを安価に構成することができる。また、パス数の増減に応じてヘッドユニットの数を変更することにより、要求されるパス数に応じた印刷ヘッドを実現することができる。さらに、ヘッドユニットをオフセットして配置するなどにより、所望の形態に構成された印刷ヘッドを得ることができる。
本発明に係るインクジェットプリンタの印刷方法は、主走査方向に直交する副走査方向に沿って並ぶ複数のノズルからなるノズル列を有する印刷ヘッドを備え、前記ノズルに印刷データを対応付けてインク滴を吐出させるように制御し、当該印刷ヘッドを前記主走査方向に移動させるとともに、走査毎に前記印刷ヘッドを印刷媒体に対して前記副走査方向にバンド幅ずつ相対的に移動させて、前記印刷媒体に1回の走査で複数のパスの印刷を行うインクジェットプリンタの印刷方法において、上記の課題を解決するために、各走査で同じパスにより形成されるバンドが同じ層に連続して形成されるとともに、前回の走査で形成されたバンドの端部と、その上に重ねて形成されたバンドの端部とをずらして形成するように印刷することを特徴としている。
上記の方法によれば、前回の走査で形成されたバンドの端部と、今回の走査でその上に重ねて形成されたバンドの端部とは一致せずに、上記のようにずれた位置にある。これにより、印刷時に各層のバンドの端部が同じ行になることがないので、バンド同士の境界が目立たなくなり、バンディングをなくすことができる。
前記インクジェットプリンタの印刷方法は、前記ノズル列を、インク滴を吐出する複数の吐出ノズル列と、インク滴を吐出しない1つまたは複数の前記ノズルからなる複数の非吐出ノズル列とに分け、隣接する前記吐出ノズル列の間に前記非吐出ノズル列が位置するように、各非吐出ノズル列に空白行のデータを対応付け、各吐出ノズル列に前記空白行のデータを対応付けず、隣接する前記吐出ノズル列間の距離が隣接する2つの前記ノズル間の隣接ノズル間距離よりも長くなるように各非吐出ノズル列に空白行のデータを対応付けることが好ましい。
これにより、非吐出ノズル列で走査が行われると、前回の走査で形成されたバンド上には非吐出ノズル列に応じた空白行(無記録領域)が形成される。したがって、今回の走査で形成されたバンドの端部を、前回の走査で形成された下のバンドの端部よりも内側にずれて形成することができる(図5参照)。
あるいは、前記インクジェットプリンタの印刷方法は、前記ノズル列が前記副走査方向に前記複数のバンドに対応するように分割されたパス列を少なくとも1つ有する複数のヘッドユニットが結合することで構成され、かつ隣接する前記パス列の間に前記インク滴を吐出しない非吐出領域を有するとともに、前記非吐出領域の前記副走査方向の非吐出領域長が、隣接する2つの前記ノズル間の隣接ノズル間距離よりも長くなるように構成された前記印刷ヘッドを用いることが好ましい。
これにより、前述のインクジェットプリンタと同様、印刷ヘッドにおける各パス列の間に非吐出領域が設けられているので、この非吐出領域で走査が行われると、前回の走査で形成されたバンド上には非吐出領域に応じた空白行が形成される。また、非吐出領域の副走査方向の非吐出領域長が隣接ノズル間距離よりも長いことにより、少なくとも1行の空白行を設けることができる。それゆえ、各走査で印刷ヘッドを印刷媒体に対して移動させても、前回の走査で形成されたバンドの端部と、今回の走査でその上に重ねて形成されたバンドの端部とを一致しないようにずらすことができる。
また、全てのパス列を単一の筐体に有するように構成された特殊な印刷ヘッドを用意する必要がなく、パス列に対応した一般に入手が容易な小型のヘッドなどをヘッドユニットとして用いることができる。したがって、印刷ヘッドを安価に構成することができる。しかも、パス数の増減に応じてヘッドユニットの数を変更することにより、要求されるパス数に応じた印刷ヘッドを実現することができる。加えて、ヘッドユニットをオフセットして配置するなどにより、所望の形態に構成された印刷ヘッドを得ることができる。
本発明に係るインクジェットプリンタは、以上のように構成されているので、隣接するバンド間でバンディングをなくして印刷画質を向上させることができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態について図1〜図5,図9〜図12に基づいて説明すると、以下の通りである。
〔インクジェットプリンタの構成〕
図1は、インクジェットプリンタ1の構成を示す平面図であり、図2は、インクジェットプリンタ1の構成を示す側面図である。図3は、印刷ヘッド2の構成を示す平面図である。
図1は、インクジェットプリンタ1の構成を示す平面図であり、図2は、インクジェットプリンタ1の構成を示す側面図である。図3は、印刷ヘッド2の構成を示す平面図である。
図1および図2に示すように、インクジェットプリンタ1は、印刷ヘッド2、ガイドレール3、プラテン4、駆動ローラ5、従動ローラ6および制御部7を備えている。このインクジェットプリンタ1は、マルチパス方式で記録を行うプリンタである。また、インクジェットプリンタ1は、UV硬化インクを印刷用のインクとして用いる。
印刷ヘッド2は、印刷媒体11に対してインク滴を吐出する印刷用のヘッドであり、ガイドレール3に沿って走査時に主走査方向Xに駆動される。印刷ヘッド2は、図3に示すように、インク吐出面に開口し、副走査方向Yに沿って一列に並ぶ複数のノズル21が設けられており、これらのノズル21によりノズル列22が構成される。
ノズル列22は、第1パスから第nパスにそれぞれ対応する第1パス列P1〜第nパス列Pn(吐出ノズル列)に分割されている。以降、第1パス列P1〜第nパス列Pnを特定しない場合は単に「パス列P」と称する。
各パス列Pに割り付けられる吐出ノズルの吐出色、すなわちノズル21が吐出するパス列P毎のインク滴の色(以降「パス列吐出色」と称する)は、単一(同一)であっても異なっていてもよい。あるいは、印刷ヘッド2の全てのノズル21が吐出する吐出色を印刷ヘッド2毎に単一としておき、多色印刷の場合には、色数分の印刷ヘッド2を結合し、結合した印刷ヘッド2で走査する際に全色のインク滴を吐出するように構成してもよい。ただし、画質向上の観点からは、パス列吐出色または印刷ヘッド2毎の吐出色を、一度の走査において単一とすることが好ましい。
パス列吐出色または印刷ヘッド2毎の吐出色が一度の走査において単一であることにより、一度の走査時に各パス列Pまたは印刷ヘッド2の全パス列Pから吐出されて印刷媒体11上に着弾するインク滴の色が同一となる。これにより、後述するように、複数色のインク滴が着弾時に滲むことがなくなるので、印刷された画像の発色が良くなる。また、着弾するインク滴の色の順序が同一層のバンド間で同一となることから、着弾順序が異なることによるバンド間での色味の変化を防止することができる。
また、ノズル列22においては、隣接するパス列Pの間に、インク滴を吐出しない1つまたは複数のノズル21からなる第1スキップ列S1〜第n−1スキップ列Sn−1(非吐出ノズル列)がそれぞれ設けられている。以降、第1スキップ列S1〜第n−1スキップ列Sn−1を特定しない場合は単に「スキップ列S」と称する。
印刷ヘッド2においては、第1スキップ列S1〜第n−1スキップ列Sn−1が設けられた領域が非吐出領域(図3における隣接するパス列間の領域(d1に示す領域))となる。
パス列Pを構成するノズル21およびスキップ列Sを構成するノズル21は、固定されておらず、画質などの印刷条件に応じて適宜設定される。また、複数回の走査において、パス列Pにおけるノズル21の構成とスキップ列Sにおけるノズル21の構成とを必要に応じて変更してもよい。
また、隣接するパス列P間の距離であるスキップ間距離d1(非吐出領域長)は、隣接する2つのノズル21間の距離である隣接ノズル間距離d2より長い。しかも、スキップ間距離d1は、隣接ノズル間距離d2の10〜40倍であることが好ましく、30倍程度がより好ましい。
さらに、スキップ列Sを構成するノズル21のノズル数Nについては、全ノズル数の10%程度が好ましい。これにより、印刷画質の向上が図られるとともに、印刷速度低下を実用に耐える範囲に抑えることができる。
プラテン4は、印刷ヘッド2が移動するガイドレールと対向する位置に設けられた支持台である。このプラテン4は、印刷媒体11の位置を規定するとともに、印刷媒体11を吸着などにより固定するための機構を有している。
駆動ローラ5は、駆動軸を介して駆動力を与えられて回転するローラであり、主走査方向に所定の間隔をおいて2つ配置されている。従動ローラ6は、駆動ローラ5と当接することにより、駆動ローラ5と反対方向に回転するローラであり、駆動ローラ5と対向する位置に2つ配置されている。駆動ローラ5および従動ローラ6は、その間に印刷媒体11を挟むことで、駆動ローラ5の回転に応じて、主走査方向Xと直交する副走査方向Yに対して逆方向に印刷媒体11を所定のピッチで搬送する。このピッチは、1回の走査で印刷ヘッド2が印刷した部分(バンド)の副走査方向Yの幅(後述するバンド幅BW)である。
制御部7は、主走査制御部71と、副走査制御部72と、吐出制御部73(吐出制御手段)とを有している。
主走査制御部71は、印刷ヘッド2を主走査方向Xへ移動させるために、印刷ヘッド2を駆動するためのモータなどの動作を制御する。また、主走査制御部71は、1回の走査毎に改行を行うため、走査開始前に走査開始信号を出力し、走査終了後に走査終了信号を出力する。
副走査制御部72は、印刷媒体11を副走査方向Yと逆方向に搬送するために、駆動ローラを駆動するためのモータなどの動作を制御する。この副走査制御部72は、各走査が終わる毎に印刷媒体11を上記のピッチの搬送量で搬送するように、モータの回転を制御する。
吐出制御部73は、インク滴を吐出しないスキップ列Sに対して空白行のデータを送出し、インク滴を吐出するパス列Pに対して空白行のデータを送出しない。空白行のデータの行数に応じて、スキップ間距離d1の長さが定まる。吐出制御部73は、印刷データに基づいて、印刷ヘッド2の主走査方向Xへの移動に伴い、各パス列Pのノズル21からインク滴を吐出するように吐出制御を行う。また、吐出制御部73は、主走査制御部71から出力される上記の走査開始信号に基づいて、インクを吐出するパス列Pを次のパス列Pに切り替えて吐出制御を行う。
なお、上記のインクジェットプリンタ1は、印刷媒体11上の印刷領域を副走査方向Yに移動させるために、印刷媒体11を副走査方向Yと逆方向に搬送し、印刷ヘッド2を副走査方向Yに移動させない構成を採用している。しかしながら、本発明は、印刷ヘッド2が印刷媒体11に対して相対的に移動できればよく、上記の構成に限定されない。
例えば、インクジェットプリンタ1は、印刷媒体11を搬送せずに固定しておき、印刷ヘッド2を副走査方向Yに移動させることにより、印刷ヘッド2を印刷媒体11に対して相対的に移動させる構成を採用してもよい。この構成では、駆動ローラ5および従動ローラ6が不要であり、印刷ヘッド2を副走査方向Yに駆動するための機構が必要となる。このような機構としては、例えば、印刷ヘッド2をガイドレール3ごと副走査方向Yに駆動する機構が挙げられる。また、副走査制御部72は、駆動ローラ5の制御に代わって、上記の機構の動作を制御する。
〔インクジェットプリンタによる印刷動作〕
上記のように構成されるインクジェットプリンタ1のマルチパス印刷動作について説明する。ここで、図4は、インクジェットプリンタ1の印刷状態を平面視で示しており、図5は、同印刷状態を記録媒体の側面視(主走査方向Xから見た状態)を示している。
上記のように構成されるインクジェットプリンタ1のマルチパス印刷動作について説明する。ここで、図4は、インクジェットプリンタ1の印刷状態を平面視で示しており、図5は、同印刷状態を記録媒体の側面視(主走査方向Xから見た状態)を示している。
なお、図4および図5に示す印刷状態では、説明を分かりやすくするために、パス数nを4としている。したがって、印刷ヘッド2のノズル列22は、第1パス列P1〜第4パス列P4に分割され、第1スキップ列S1〜第3スキップ列S3を有することになる。また、図4においては、印刷ヘッド2の印刷媒体11に対する相対的な移動状態が分かりやすくなるように、主走査方向Xにずらした状態で各走査の印刷ヘッド2の位置を示している。
図4および図5に示すように、まず、第1走査では、画像の原点から、第1パス列P1による印刷が行われる。これにより、印刷媒体11上に、バンド幅BWを有するバンドが形成される。
続く第2走査では、印刷媒体11が副走査方向Yと逆方向にバンド幅BWだけ搬送されることにより、印刷ヘッド2が印刷媒体11に対して副走査方向Yにバンド幅BWだけ移動する。この状態で、画像の原点から、第2パス列P2および第1パス列P1による印刷が行われる。これにより、印刷媒体11上には、第1走査で形成されたバンドに隣接して新たにバンドが形成され、第1走査で形成されたバンド上にもバンドが形成される。
さらに、第3走査では、上記と同様にして印刷ヘッド2が印刷媒体11に対して副走査方向Yにバンド幅BWだけ移動した状態で、画像の原点から、第3パス列P3、第2パス列P2および第1パス列P1による印刷が行われる。これにより、印刷媒体11上には、第2走査で形成されたバンドに隣接して新たにバンドが形成され、第2走査で形成されたバンド上にもバンドが形成される。
そして、第4走査でも、上記と同様にして印刷ヘッド2が移動した状態で、画像の原点から、第4パス列P4、第3パス列P3、第2パス列P2および第1パス列P1による印刷が行われる。これにより、印刷媒体11上には、第3走査で形成されたバンドに隣接して新たにバンドが形成され、第3走査で形成されたバンド上にもバンドが形成される。
このようにして、印刷媒体11に対して印刷ヘッド2を移動させながら走査を繰り返して行う。これにより、各走査で同じパス列Pにより形成されるバンドが同じ層に連続して形成され、第1パス列P1〜第4パス列P4による印刷が終了したバンドでは画像が完成する。また、印刷ヘッド2においては、隣接するパス列Pの間にはスキップ列Sが設けられているので、このスキップ列Sで走査が行われると、前回の走査で形成されたバンド上には空白行(無記録領域)が形成される。これにより、今回の走査で形成されたバンドの端部は、図5に示すように、前回の走査で形成された下のバンドの端部よりも内側に距離Dだけずれた位置にある(図4では破線にて示す位置)。また、図3に示すスキップ間距離d1が隣接ノズル間距離d2よりも長いことにより、少なくとも1行の空白行を設けることができる。逆に、スキップ間距離d1が隣接ノズル間距離d2以下であれば、実質的には空白行を設けることができない。
また、各色について印刷ヘッド2を用意し、多色印刷を行う場合、印刷速度の観点からは、全ての印刷ヘッド2を一度に走査して全色のインク滴を吐出することが好ましい。しかしながら、画質向上の観点からは、一度の走査で単一色のインク滴を吐出することが好ましい。例えば、シアンとマゼンタのインクを用いた印刷を行う際、1回目の走査の吐出色がシアンであれば、シアンのインク滴が印刷媒体11上に着弾することにより、シアンからなる第1層が形成される。2回目の走査の吐出色がマゼンタであれば、マゼンタのインク滴が印刷媒体11上にさらに着弾することにより、マゼンタからなる第2層が形成される。これは、一度の走査におけるパス列吐出色が単一である場合も同様である。
これにより、各パス列Pから吐出されるインク滴が着弾時にバンド内で滲むことがなくなるので、印刷された画像の発色が良くなる。また、下層のバンド上に着弾したインク滴の滲み具合が、同一層のバンド間で異なることがないので、バンド間での色味の変化を防止することができる。
これに対し、パス列吐出色が単一でない場合、次の不都合が生じる。第1に、各パス列Pから吐出されるインク滴が着弾時に滲んでしまう。第2に、同一層においてバンド間で異なるインク滴が異なる順で着弾することになる。このため、下層のバンド上に着弾したインク滴の滲み具合が、同一層のバンド間で異なることから、バンド間で色味の変化が生じてしまう。したがって、印刷画像を損なわないように、パス列吐出色が単一であることが好ましい。
〔実施形態の総括〕
本実施形態のインクジェットプリンタ1は、印刷ヘッド2のノズル列22が各パスに対応してパス列Pに分割されており、しかも、隣接するパス列Pの間にスキップ列Sが設けられることで、隣接するバンド間の境界部分が各層で異なるように走査を行う。具体的には、図5に示すように、下層(1層目)のバンドに対応した直上層(2層目)のバンドは、第2走査と第3走査によって形成される。すなわち、第3走査によって形成される1つのバンドでは、第1走査と第2走査のバンドに対応するように印刷が行なわれる。
本実施形態のインクジェットプリンタ1は、印刷ヘッド2のノズル列22が各パスに対応してパス列Pに分割されており、しかも、隣接するパス列Pの間にスキップ列Sが設けられることで、隣接するバンド間の境界部分が各層で異なるように走査を行う。具体的には、図5に示すように、下層(1層目)のバンドに対応した直上層(2層目)のバンドは、第2走査と第3走査によって形成される。すなわち、第3走査によって形成される1つのバンドでは、第1走査と第2走査のバンドに対応するように印刷が行なわれる。
これにより、図6に示す従来のインクジェットプリンタの印刷方法と同様に、各走査で印刷ヘッド2を印刷媒体11に対してバンド幅BWだけ移動させても、前回の走査で形成されたバンドの端部と、今回の走査でその上に重ねて形成されたバンドの端部とは一致せずに、上記のようにずれた位置にある。したがって、印刷時に各層のバンドの端部が同じ行になることがないので、バンド同士の境界が目立たなくなり、バンディングをなくすことができる。
上記の印刷方法により、300DPIのノズル列を有する印刷ヘッド2を用いて印刷を行ったところ、印刷速度が5〜10%程度低下しただけであった。このように、上記の印刷方法によれば、印刷速度を大きく低下させることなく、印刷画質を向上させることができる。
また、前述のように、印刷ヘッド2において、パス列Pを構成するノズル21およびスキップ列Sを構成するノズル21は、固定されておらず、画質などの印刷条件に応じて適宜設定される。これにより、印刷データを各パス列Pのノズル21に対応付けるという吐出制御部73の制御が必要となるが、各種の印刷条件に応じて空白行を設ける位置を変更することができる。
〔実施形態の変形例1〕
上記のインクジェットプリンタ1は、印刷ヘッド2にスキップ列Sを設けることにより、各層のバンドの境界をずらすようにしているが、本発明は、このような構成には限定されない。例えば、インクジェットプリンタ1は、隣接するパス列Pの間に、スキップ列Sを構成するノズル21が設けられていない非吐出領域(スキップ間距離d1に相当する領域)を有する印刷ヘッドを採用してもよい。この印刷ヘッドにおいては、非吐出領域の長さ(非吐出領域長)が隣接ノズル間距離d2より長く設定されている。
上記のインクジェットプリンタ1は、印刷ヘッド2にスキップ列Sを設けることにより、各層のバンドの境界をずらすようにしているが、本発明は、このような構成には限定されない。例えば、インクジェットプリンタ1は、隣接するパス列Pの間に、スキップ列Sを構成するノズル21が設けられていない非吐出領域(スキップ間距離d1に相当する領域)を有する印刷ヘッドを採用してもよい。この印刷ヘッドにおいては、非吐出領域の長さ(非吐出領域長)が隣接ノズル間距離d2より長く設定されている。
このような印刷ヘッドを用いれば、吐出制御部73によって、印刷データを各パス列Pのノズル21に対応付ける必要がなくなり、制御部7の制御を簡素化することができる。このような印刷ヘッドでは、ノズル21が設けられていない非吐出領域によって形成できる空白行は固定されるが、さらに非吐出ノズルを設定すれば印刷条件に応じて空白行を変更することができる。例えば、ノズル21のない非吐出領域によって分割された4つのパス列Pを有する印刷ヘッドの場合、さらにパス列Pの中間におけるノズル21を非吐出ノズルとすることにより、空白行を形成することができる。このように、上記のような印刷ヘッドにおいても、印刷条件に応じた空白行を形成することができる。
〔実施形態の変形例2〕
図9〜図11は、本変形例に係る印刷ヘッド31〜33の構成を示す平面図および底面図である。図12は、本変形例に係る印刷ヘッド34,35の構成を示す平面図である。
図9〜図11は、本変形例に係る印刷ヘッド31〜33の構成を示す平面図および底面図である。図12は、本変形例に係る印刷ヘッド34,35の構成を示す平面図である。
インクジェットプリンタ1は、前述のようにノズル列22が単一の筐体に形成される印刷ヘッド2を備えているが、印刷ヘッド2に代えて、次のように構成される印刷ヘッド31〜35のいずれかを備えていてもよい。
〔4つのヘッドユニットによる印刷ヘッド〕
図9(a)および(b)に示すように、印刷ヘッド31は、4つのヘッドユニットHU1を有している。各ヘッドユニットHU1は、一列に並ぶ複数のノズル21が設けられているとともに、ノズル21が設けられたノズル面を露出させた状態でヘッドケース41に収容されている。また、各ヘッドユニットHU1は、ヘッドケース41の底面がヘッド結合部材42に固定されることによって直線状に並ぶように結合されている。ヘッド結合部材42は、長い矩形に形成された板状の部材である。
図9(a)および(b)に示すように、印刷ヘッド31は、4つのヘッドユニットHU1を有している。各ヘッドユニットHU1は、一列に並ぶ複数のノズル21が設けられているとともに、ノズル21が設けられたノズル面を露出させた状態でヘッドケース41に収容されている。また、各ヘッドユニットHU1は、ヘッドケース41の底面がヘッド結合部材42に固定されることによって直線状に並ぶように結合されている。ヘッド結合部材42は、長い矩形に形成された板状の部材である。
4つのヘッドユニットHU1のうち、一方の端部に配置されるヘッドユニットHU1のノズル21が第1パス列P1に相当し、当該ヘッドユニットHU1に隣接するヘッドユニットHU1のノズル21が第2パス列P2に相当する。また、他方の端部に配置されるヘッドユニットHU1のノズル21が第4パス列P4に相当し、当該ヘッドユニットHU1に隣接するヘッドユニットHU1のノズル21が第3パス列P3に相当する。さらに、隣接するパス列Pは副走査方向Yにスキップ間距離d1をおいて隔たっており、このパス列P間の領域がノズル21を有さない非吐出領域となる。このような各ヘッドユニットHU1のノズル21とパス列Pとの対応関係、およびパス列P間の領域が非吐出領域となることは、後述する印刷ヘッド32,33にも当てはまる。
上記のように構成される印刷ヘッド31は、各ヘッドユニットHU1におけるノズル21が副走査方向Yに沿って並ぶように配置されている。また、印刷ヘッド31において、結合された4つのヘッドユニットHU1におけるノズル21(第1パス列P1〜第4パス列P4)によって一列に並ぶノズル列22が構成される。
図10(a)および(b)に示すように、印刷ヘッド32も、4つのヘッドユニットHU1を有している。印刷ヘッド32における各ヘッドユニットHU1は、ヘッドケース41の底面がヘッド結合部材43に固定されることによって、副走査方向Yに直交する方向に交互に逆向きにオフセットする、いわゆるスタガード配置(千鳥型配置)に並ぶように結合されている。ヘッド結合部材43は、スタガード形状に形成された板状の部材である。また、隣接する2つのヘッドケース41は、長辺側の側面の端部で互いに接している。
上記のように構成される印刷ヘッド32は、各ヘッドユニットHU1におけるノズル21が副走査方向Yに沿って並ぶように配置されている。また、印刷ヘッド32において、結合された4つのヘッドユニットHU1におけるノズル21(第1パス列P1〜第4パス列P4)によってスタガード状に並ぶノズル列22が構成される。
図11(a)および(b)に示すように、印刷ヘッド33も、4つのヘッドユニットHU1を有している。印刷ヘッド33における各ヘッドユニットHU1は、ヘッドケース41の底面がヘッド結合部材44に固定されることによって、副走査方向Yに直交する同方向に順次オフセットする、いわゆる雁行型配置に並ぶように結合されている。ヘッド結合部材44は、雁行形状に形成された板状の部材である。また、隣接する2つのヘッドケース41は、長辺側の側面の端部で互いに接している。
上記のように構成される印刷ヘッド33は、各ヘッドユニットHU1におけるノズル21が副走査方向Yに沿って並ぶように配置されている。また、印刷ヘッド33において、結合された4つのヘッドユニットHU1におけるノズル21(第1パス列P1〜第4パス列P4)によって雁行状に並ぶノズル列22が構成される。
上記の印刷ヘッド31〜33は、第1パス列P1〜第4パス列P4をそれぞれ有する4つのヘッドユニットHU1が結合されることによって1つの印刷ヘッドを形成している。これにより、図3に示すような長尺に形成される特殊な印刷ヘッド2を用意する必要がなく、パス列Pに対応した一般に入手が容易な小型のヘッドをヘッドユニットHU1として用いることができる。したがって、印刷ヘッド31〜33を印刷ヘッド2より安価に構成することができる。また、パス数の増減に応じてヘッドユニットHU1の数を変更することにより、要求されるパス数に応じた印刷ヘッドを実現することができる。さらに、印刷ヘッド32,33のように、ヘッドユニットHU1をオフセットして配置することにより、所望の形態に構成された印刷ヘッドを得ることができる。
印刷ヘッド32,33においては、ヘッドケース41の側面同士が接するようにヘッドユニットHU1が配置されている。これにより、印刷ヘッド32,33の副走査方向Yの全長を、ヘッドユニットHU1が一列に並ぶように配置された印刷ヘッド31の全長と比べて短くすることができる。
なお、印刷ヘッド31〜33においては、ヘッドユニットHU1がヘッド結合部材42〜44により結合されるが、ヘッドユニットHU1の結合構造はこれに限定されない。例えば、各ヘッドユニットHU1をヘッドケース41ごと収容できるケースに収容することにより各ヘッドユニットHU1を結合してもよい。
また、本変形例では、図9〜図11に示す印刷ヘッド31〜33におけるヘッドユニットHU1の結合形態を示したが、ヘッドユニットHU1の結合形態は、これらに限定されることなく種々の結合形態が考えられることは勿論である。
〔2つのヘッドユニットによる印刷ヘッド〕
図12(a)に示すように、印刷ヘッド34は、2つのヘッドユニットHU11を有している。各ヘッドユニットHU11は、一列に並ぶ複数のノズル21が設けられているとともに、ノズル21が設けられたノズル面を露出させた状態でヘッドケース45に収容されている。また、各ヘッドユニットHU11は、図示はしないが、ヘッドケース45の底面が前述のヘッド結合部材42と同様なヘッド結合部材に固定されることによって直線状に並ぶように結合されている。
図12(a)に示すように、印刷ヘッド34は、2つのヘッドユニットHU11を有している。各ヘッドユニットHU11は、一列に並ぶ複数のノズル21が設けられているとともに、ノズル21が設けられたノズル面を露出させた状態でヘッドケース45に収容されている。また、各ヘッドユニットHU11は、図示はしないが、ヘッドケース45の底面が前述のヘッド結合部材42と同様なヘッド結合部材に固定されることによって直線状に並ぶように結合されている。
印刷ヘッド34の一端側に配置されるヘッドユニットHU11において、中央部から隣接するヘッドユニットHU11側に並ぶノズル21が第2パス列P2に相当し、その反対側に並ぶノズル21が第1パス列P1に相当する。一方、印刷ヘッド34の他端側に配置されるヘッドユニットHU11において、中央部から隣接するヘッドユニットHU11側に並ぶノズル21が第3パス列P3に相当し、その反対側に並ぶノズル21が第4パス列P4に相当する。
第1パス列P1と第2パス列P2とは、スキップ間距離d1をおいて隔たっており、第1パス列P1と第2パス列P2との間の領域が非吐出領域となる。また、第3パス列P3と第4パス列P4とは、スキップ間距離d1をおいて隔たっており、第3パス列P3と第4パス列P4との間の領域が非吐出領域となる。さらに、ヘッドユニットHU11間で隣接する第2パス列P2と第3パス列P3との間も、スキップ間距離d1をおいて隔たった非吐出領域となる。
ヘッドユニットHU11における上記の非吐出領域には、図3に示す印刷ヘッド2のように、スキップ列Sとなるノズル21が設けられていてもよいし、前述の変形例1のように、ノズル21が設けられていなくてもよい。また、2つのヘッドユニットHU11間に形成される非吐出領域には、当然ながらノズル21は存在しない。
上記のように構成される印刷ヘッド34は、各ヘッドユニットHU11におけるノズル21が副走査方向Yに沿って並ぶように配置されている。また、印刷ヘッド34において、結合された2つのヘッドユニットHU11におけるノズル21(第1パス列P1〜第4パス列P4)によって一列に並ぶノズル列22が構成される。
図12(b)に示すように、印刷ヘッド35も、2つのヘッドユニットHU11を有している。各ヘッドユニットHU11は、図示はしないが、ヘッドケース45の底面がヘッド結合部材に固定されることによって、オフセットして並ぶように結合されている。上記のヘッド結合部材は、前述のヘッド結合部材44と同様な雁行形状をなしているが、2つのヘッドユニットHU11に対応した形状に形成されている。また、隣接する2つのヘッドケース45は、長辺側の側面の端部で互いに接している。
なお、図示はしないが、各ヘッドユニットHU11は、図12(b)に示すヘッドユニットHU11と逆方向にオフセットするように結合していてもよい。
印刷ヘッド35の一端側に配置されるヘッドユニットHU11において、中央部から隣接するヘッドユニットHU11側に並ぶノズル21が第2パス列P2に相当し、その反対側に並ぶノズル21が第1パス列P1に相当する。一方、印刷ヘッド35の他端側に配置されるヘッドユニットHU11において、中央部から隣接するヘッドユニットHU11側に並ぶノズル21が第3パス列P3に相当し、その反対側に並ぶノズル21が第4パス列P4に相当する。
第1パス列P1と第2パス列P2とは、スキップ間距離d1をおいて隔たっており、第1パス列P1と第2パス列P2との間の領域が非吐出領域となる。また、第3パス列P3と第4パス列P4とは、スキップ間距離d1をおいて隔たっており、第3パス列P3と第4パス列P4との間の領域が非吐出領域となる。さらに、隣接する第2パス列P2と第3パス列P3との間は、印刷ヘッド34における第2および第3パス列P2,P3間と異なり、副走査方向Yにスキップ間距離d1より短いスキップ間距離d11をおいて隔たった非吐出領域となる。ただし、少なくとも1行の空白行を設けることができるように、スキップ間距離d11(非吐出領域長)は、スキップ間距離d1と同様、隣接ノズル間距離d2よりも長い。
ヘッドユニットHU11における上記の非吐出領域には、印刷ヘッド34と同様、ノズル21が設けられていてもよいし設けられていなくてもよい。また、2つのヘッドユニットHU11間に形成される非吐出領域には、当然ながらノズル21は存在しないが、所望の空白行に対してスキップ間距離d11(非吐出領域長)のみで不足する場合には、非吐出領域の近隣のノズル21を非吐出ノズルとして利用したり、ヘッドユニット間距離を変更して所望のスキップ間距離d11を得たりしてもよい。
ヘッドユニットHU11における非吐出領域に前述のスキップ列Sに相当するノズル21を設ける場合、空白行のデータの割り当てにより、スキップ列Sの数と配置位置とを適宜設定してもよい。これにより、ヘッドユニットHU11において3つ以上のパス列Pを設けることも可能となる。
上記のように構成される印刷ヘッド35は、各ヘッドユニットHU11におけるノズル21が副走査方向Yに沿って並ぶように配置されている。また、印刷ヘッド35において、結合された2つのヘッドユニットHU11におけるノズル21(第1パス列P1〜第4パス列P4)によってオフセットするように並ぶノズル列22が構成される。
上記の印刷ヘッド34,35は、第1パス列P1および第2パス列P2と、第3パス列P3および第4パス列P4とをそれぞれ有する2つのヘッドユニットHU11が結合されることによって1つの印刷ヘッドを形成している。これにより、図3に示すような長尺に形成される特殊な印刷ヘッド2を用意する必要がなく、ヘッドユニットHU1より大型となるが、一般のインクジェットプリンタで用いられるヘッドをヘッドユニットHU11として用いることができる。したがって、印刷ヘッド34,35を印刷ヘッド2より安価に構成することができる。また、パス数の増減に応じてヘッドユニットHU11の数を変更することにより、要求されるパス数に応じた印刷ヘッドを実現することができる。さらに、印刷ヘッド35のように、ヘッドユニットHU11をオフセットして配置することにより、所望の形態に構成された印刷ヘッドを得ることができる。
なお、印刷ヘッド34,35においては、ヘッドユニットHU11を結合するヘッドユニットHU11の結合構造が、前述のヘッド結合部材による結合構造に限定されないのは、印刷ヘッド31〜33と同様である。
また、本変形例では、パス数が4に対応した印刷ヘッド31〜35について説明したが、4以外のパス数に対応した印刷ヘッドも、印刷ヘッド31〜35と同様に複数のヘッドユニットHU1,HU11をそれぞれ結合することにより実現することができる。特に、ヘッドユニットHU11を用いる場合は、6以上のパス数に対応した印刷ヘッドに適用される。
また、本変形例では、1つのパス列Pを有するヘッドユニットHU1を用いた印刷ヘッド31〜33および2つのパス列Pを有するヘッドユニットHU11を用いた印刷ヘッド34,35について説明したが、3つ以上のパス列Pを有するヘッドユニットを用いてもよい。3つ以上のパス列を有するヘッドユニットを用いる場合、ヘッドユニットHU11のように、パス列P間にはそれぞれ非吐出領域が設けられる。
さらに、本変形例では、同種のヘッドユニットHU1同士またはヘッドユニットHU11同士を組み合わせて印刷ヘッドを構成する例について説明したが、これには限定されない。ヘッドユニットHU1とヘッドユニットHU11とを組み合わせるなど、異種のヘッドユニットを組み合わせて印刷ヘッドを構成してもよい。
〔ソフトウェアによる制御部の実現〕
制御部7の各ブロック、特に図2に示す主走査制御部71、副走査制御部72および吐出制御部73は、ハードウェアロジックによって構成されてもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現されてもよい。
制御部7の各ブロック、特に図2に示す主走査制御部71、副走査制御部72および吐出制御部73は、ハードウェアロジックによって構成されてもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現されてもよい。
すなわち、制御部7は、主走査制御部71、副走査制御部72および吐出制御部73の各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(Central Processing Unit)、制御プログラムを格納したROM(Read Only Memory)、制御プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)、制御プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、インクジェットプリンタ1に供給し、CPUが記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出して実行することによっても、達成可能である。
上記の記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/BD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、インクジェットプリンタ1を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記のプログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
〔付記事項〕
インクジェットプリンタ1は、主走査方向Xに直交する副走査方向Yに沿って並ぶ複数のノズル21からなるノズル列22を有する印刷ヘッド2,31〜35と、ノズル21に印刷データを対応付けてインク滴を吐出させるように制御する吐出制御部73とを備え、印刷ヘッド2,31〜35を主走査方向Xに移動させるとともに、走査毎に印刷ヘッド2,31〜35を印刷媒体11に対して副走査方向Yにバンド幅BWずつ相対的に移動させて、印刷媒体11に1回の走査で複数のパスの印刷を行うインクジェットプリンタ1において、印刷媒体11上に記録すべき画像が、複数のバンド毎に複数に分割されており、印刷ヘッド2,31〜35が、ノズル列22が副走査方向Yに複数のバンドに対応するように分割されたパス列Pと、隣接するパス列Pの間にインク滴を吐出しない非吐出領域とを有しており、非吐出領域の副走査方向Yの非吐出領域長d1,d11が、隣接する2つのノズル21間の隣接ノズル間距離d2よりも長い。
インクジェットプリンタ1は、主走査方向Xに直交する副走査方向Yに沿って並ぶ複数のノズル21からなるノズル列22を有する印刷ヘッド2,31〜35と、ノズル21に印刷データを対応付けてインク滴を吐出させるように制御する吐出制御部73とを備え、印刷ヘッド2,31〜35を主走査方向Xに移動させるとともに、走査毎に印刷ヘッド2,31〜35を印刷媒体11に対して副走査方向Yにバンド幅BWずつ相対的に移動させて、印刷媒体11に1回の走査で複数のパスの印刷を行うインクジェットプリンタ1において、印刷媒体11上に記録すべき画像が、複数のバンド毎に複数に分割されており、印刷ヘッド2,31〜35が、ノズル列22が副走査方向Yに複数のバンドに対応するように分割されたパス列Pと、隣接するパス列Pの間にインク滴を吐出しない非吐出領域とを有しており、非吐出領域の副走査方向Yの非吐出領域長d1,d11が、隣接する2つのノズル21間の隣接ノズル間距離d2よりも長い。
上記のインクジェットプリンタ1では、印刷媒体11に対して印刷ヘッド2,31〜35を移動させながら走査を繰り返して行うことにより、全パス列Pによる印刷が終了したバンドでは画像が完成する。また、印刷ヘッド2,31〜35においては、各パス列Pの間には非吐出領域が設けられているので、この非吐出領域で走査が行われると、前回の走査で形成されたバンド上には非吐出領域に応じた空白行(無記録領域)が形成される。これにより、今回の走査で形成されたバンドの端部は、前回の走査で形成された下のバンドの端部よりも内側にずれた位置にある(図5参照)。また、非吐出領域の副走査方向Yの非吐出領域長d1,d11が隣接ノズル間距離d2よりも長いことにより、少なくとも1行の空白行を設けることができる。逆に、非吐出領域長d1,d11が隣接ノズル間距離d2以下であれば、実質的には空白行を設けることができない。
このように、各走査で印刷ヘッド2,31〜35を印刷媒体11に対して移動させても、前回の走査で形成されたバンドの端部と、今回の走査でその上に重ねて形成されたバンドの端部とは一致せずに、上記のようにずれた位置にある。これにより、印刷時に各層のバンドの端部が同じ行になることがないので、バンド同士の境界が目立たなくなり、バンディングをなくすことができる。
インクジェットプリンタ1は、より具体的には、下記の(1)または(2)のように構成されている。
(1)インクジェットプリンタ1において、非吐出領域は1つまたは複数のノズル21を有しており、吐出制御部73は、非吐出領域におけるノズル21に空白行のデータを対応付けることが好ましい。このように、吐出制御部73によって、空白行のデータを非吐出領域のノズル21に対応付けることで、非吐出領域のノズル21がインク滴を吐出しなくなる。したがって、空白行のデータが対応付けられるノズル21を適宜変更することにより、印刷条件などに応じて、同一構成のノズル列22を有する印刷ヘッド2で異なる非吐出領域を設けることができる。
(2)インクジェットプリンタ1において、非吐出領域はノズル21を有していない。このような構成の非吐出領域を有する印刷ヘッド2,31〜33を用いれば、前述のように空白行のデータを非吐出領域のノズル21に対応付けるという動作が必要なくなり、そのための制御を簡素化することができる。
(1)または(2)のように構成されるインクジェットプリンタ1において、非吐出領域長d1,d11は、隣接ノズル間距離d2の10〜40倍であることが好ましい。
あるいは、インクジェットプリンタ1において、印刷ヘッド2,31〜35は、パス列Pを少なくとも1つ有する複数のヘッドユニットHU1,HU11が結合することで構成され、非吐出領域の副走査方向Yの非吐出領域長d1,d11が、隣接する2つのノズル21間の隣接ノズル間距離d2よりも長くなるように構成された印刷ヘッド2,31〜35を用いることが好ましい。
これにより、全てのパス列Pを単一の筐体に有するように構成された特殊な印刷ヘッド2を用意する必要がなく、パス列Pに対応した一般に入手が容易な小型のヘッドなどをヘッドユニットHU1,HU11として用いることができる。したがって、印刷ヘッド31〜35を安価に構成することができる。また、パス数の増減に応じてヘッドユニットHU1,HU11の数を変更することにより、要求されるパス数に応じた印刷ヘッド31〜35を実現することができる。さらに、ヘッドユニットHU1,HU11をオフセットして配置するなどにより、所望の形態に構成された印刷ヘッド31〜35を得ることができる。
インクジェットプリンタ1の印刷方法は、主走査方向Xに直交する副走査方向Yに沿って並ぶ複数のノズル21からなるノズル列22を有する印刷ヘッド2,31〜35を備え、ノズル21に印刷データを対応付けてインク滴を吐出させるように制御し、印刷ヘッド2,31〜35を主走査方向Xに移動させるとともに、走査毎に印刷ヘッド2,31〜35を印刷媒体11に対して副走査方向Yにバンド幅BWずつ相対的に移動させて、印刷媒体11に1回の走査で複数のパスの印刷を行う印刷方法において、各走査で同じパスにより形成されるバンドが同じ層に連続して形成されるとともに、前回の走査で形成されたバンドの端部と、その上に重ねて形成されたバンドの端部とをずらして形成するように印刷する。
上記の方法によれば、前回の走査で形成されたバンドの端部と、今回の走査でその上に重ねて形成されたバンドの端部とは一致せずに、上記のようにずれた位置にある。これにより、印刷時に各層のバンドの端部が同じ行になることがないので、バンド同士の境界が目立たなくなり、バンディングをなくすことができる。
前記印刷方法は、ノズル列21を、インク滴を吐出する複数のパス列P(吐出ノズル列)と、インク滴を吐出しない1つまたは複数の前記ノズルからなる複数のスキップ列S(非吐出ノズル列)とに分け、隣接するパス列Pの間にスキップ列Sが位置するように、各スキップ列Sに空白行のデータを対応付け、各パス列Pに空白行のデータを対応付けず、隣接するパス列P間のスキップ間距離d1,d11が隣接する2つのノズル21間の隣接ノズル間距離d2よりも長くなるように各スキップ列Sに空白行のデータを対応付けることが好ましい。
これにより、スキップ列Sで走査が行われると、前回の走査で形成されたバンド上にはスキップ列Sに応じた空白行(無記録領域)が形成される。したがって、今回の走査で形成されたバンドの端部を、前回の走査で形成された下のバンドの端部よりも内側にずれて形成することができる(図5参照)。
あるいは、前記印刷方法は、ノズル列22が副走査方向Yに複数のバンドに対応するように分割されたパス列Pを少なくとも1つ有する複数のヘッドユニットHU1,HU11が結合することで構成され、かつ隣接するパス列Pの間にインク滴を吐出しない非吐出領域を有するとともに、非吐出領域の副走査方向Yの非吐出領域長d1,d11が、隣接する2つのノズル21間の隣接ノズル間距離d2よりも長くなるように構成された印刷ヘッド31〜35を用いることが好ましい。
これにより、前述のインクジェットプリンタ1と同様、印刷ヘッド31〜35における各パス列Pの間に非吐出領域が設けられているので、この非吐出領域で走査が行われると、前回の走査で形成されたバンド上には非吐出領域に応じた空白行が形成される。また、非吐出領域の副走査方向Yの非吐出領域長d1,d11が隣接ノズル間距離d2よりも長いことにより、少なくとも1行の空白行を設けることができる。それゆえ、各走査で印刷ヘッド31〜35を印刷媒体11に対して移動させても、前回の走査で形成されたバンドの端部と、今回の走査でその上に重ねて形成されたバンドの端部とを一致しないようにずらすことができる。
また、全てのパス列Pを単一の筐体に有するように構成された特殊な印刷ヘッドを用意する必要がなく、パス列Pに対応した一般に入手が容易な小型のヘッドなどをヘッドユニットHU1,HU11として用いることができる。したがって、印刷ヘッド31〜35を安価に構成することができる。しかも、パス数の増減に応じてヘッドユニットHU1,HU11の数を変更することにより、要求されるパス数に応じた印刷ヘッドHU1,HU11を実現することができる。加えて、ヘッドユニットHU1,HU11をオフセットして配置するなどにより、所望の形態に構成された印刷ヘッド31〜35を得ることができる。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、マルチパス方式を採用するインクジェットプリンタにおいて、各バンド間のバンディングをなくすので、UV硬化インクなどを用いるUVプリンタなどに好適に利用できる。
1 インクジェットプリンタ
2 印刷ヘッド
3 ガイドレール
4 プラテン
5 駆動ローラ
6 従動ローラ
7 制御部
11 印刷媒体
31〜35 印刷ヘッド
41,45 ヘッドケース
42〜44 結合部材
71 主走査制御部
72 副走査制御部
73 吐出制御部(吐出制御手段)
d1 スキップ間距離(非吐出領域長)
d11 スキップ間距離(非吐出領域長)
d2 隣接ノズル間距離
HU1 ヘッドユニット
HU11 ヘッドユニット
P パス列(吐出ノズル列)
S スキップ列(非吐出領域、非吐出ノズル列)
X 主走査方向
Y 副走査方向
2 印刷ヘッド
3 ガイドレール
4 プラテン
5 駆動ローラ
6 従動ローラ
7 制御部
11 印刷媒体
31〜35 印刷ヘッド
41,45 ヘッドケース
42〜44 結合部材
71 主走査制御部
72 副走査制御部
73 吐出制御部(吐出制御手段)
d1 スキップ間距離(非吐出領域長)
d11 スキップ間距離(非吐出領域長)
d2 隣接ノズル間距離
HU1 ヘッドユニット
HU11 ヘッドユニット
P パス列(吐出ノズル列)
S スキップ列(非吐出領域、非吐出ノズル列)
X 主走査方向
Y 副走査方向
Claims (8)
- 主走査方向に直交する副走査方向に沿って並ぶ複数のノズルからなるノズル列を有する印刷ヘッドと、前記ノズルに印刷データを対応付けてインク滴を吐出させるように制御する吐出制御手段とを備え、当該印刷ヘッドを前記主走査方向に移動させるとともに、走査毎に前記印刷ヘッドを印刷媒体に対して前記副走査方向にバンド幅ずつ相対的に移動させて、前記印刷媒体に1回の走査で複数のパスの印刷を行うインクジェットプリンタにおいて、
前記印刷媒体上に記録すべき画像が、複数のバンド毎に複数に分割されており、
前記印刷ヘッドは、前記ノズル列が前記副走査方向に前記複数のバンドに対応するように分割されたパス列と、隣接する前記パス列の間に前記インク滴を吐出しない非吐出領域とを有しており、前記非吐出領域の前記副走査方向の非吐出領域長が、隣接する2つの前記ノズル間の隣接ノズル間距離よりも長いことを特徴とするインクジェットプリンタ。 - 前記非吐出領域は、1つまたは複数の前記ノズルを有しており、
前記吐出制御手段は、前記非吐出領域における前記ノズルに空白行のデータを対応付けることを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリンタ。 - 前記非吐出領域は、前記ノズルを有していないことを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリンタ。
- 前記非吐出領域長は、前記隣接ノズル間距離の10〜40倍であることを特徴とする請求項2または3に記載のインクジェットプリンタ。
- 前記印刷ヘッドは、前記パス列を少なくとも1つ有する複数のヘッドユニットが結合することで構成され、前記非吐出領域の前記副走査方向の非吐出領域長が、隣接する2つの前記ノズル間の隣接ノズル間距離よりも長くなるように構成された前記印刷ヘッドを用いることを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリンタ。
- 主走査方向に直交する副走査方向に沿って並ぶ複数のノズルからなるノズル列を有する印刷ヘッドを備え、前記ノズルに印刷データを対応付けてインク滴を吐出させるように制御し、当該印刷ヘッドを前記主走査方向に移動させるとともに、走査毎に前記印刷ヘッドを印刷媒体に対して前記副走査方向にバンド幅ずつ相対的に移動させて、前記印刷媒体に1回の走査で複数のパスの印刷を行うインクジェットプリンタの印刷方法において、
各走査で同じパスにより形成されるバンドが同じ層に連続して形成されるとともに、前回の走査で形成されたバンドの端部と、その上に重ねて形成されたバンドの端部とをずらして形成するように印刷することを特徴とするインクジェットプリンタの印刷方法。 - 前記ノズル列を、インク滴を吐出する複数の吐出ノズル列と、インク滴を吐出しない複数の非吐出ノズル列とに分け、
隣接する前記吐出ノズル列の間に前記非吐出ノズル列が位置するように、各非吐出ノズル列に空白行のデータを対応付け、各吐出ノズル列に前記空白行のデータを対応付けず、
隣接する前記吐出ノズル列間の距離が隣接する2つの前記ノズル間の隣接ノズル間距離よりも長くなるように各非吐出ノズル列に空白行のデータを対応付けることを特徴とする請求項6に記載のインクジェットプリンタの印刷方法。 - 前記ノズル列が前記副走査方向に前記複数のバンドに対応するように分割されたパス列を少なくとも1つ有する複数のヘッドユニットが結合することで構成され、かつ隣接する前記パス列の間に前記インク滴を吐出しない非吐出領域を有するとともに、前記非吐出領域の前記副走査方向の非吐出領域長が、隣接する2つの前記ノズル間の隣接ノズル間距離よりも長くなるように構成された前記印刷ヘッドを用いることを特徴とする請求項6に記載のインクジェットプリンタの印刷方法。
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