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JP2012096629A - 子乗せ装置付き自転車 - Google Patents

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JP2012096629A JP2010244881A JP2010244881A JP2012096629A JP 2012096629 A JP2012096629 A JP 2012096629A JP 2010244881 A JP2010244881 A JP 2010244881A JP 2010244881 A JP2010244881 A JP 2010244881A JP 2012096629 A JP2012096629 A JP 2012096629A
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Abstract

【課題】ハンドルポストの後方に子供用座席を配設しながら、子供用座席への子供の乗せ降ろしや、乗り手の運転を支障なく行うことができる子乗せ装置付き自転車を提供する。
【解決手段】子供用座席31を、この子供用座席31の着座部31aがハンドルポスト14に近接または当接する走行時着座用の前位置とハンドルポスト14から離反する乗り降り用の後位置とにわたって、前後にスライド可能に配設した。これにより、子供を乗せ降ろしする際には、子供用座席31を乗り降り用の後位置にすることで、子供の足がハンドルポスト14やハンドル13に殆ど当接しない状態で、子供を容易に乗せ降ろしすることができる。
【選択図】図4

Description

本発明は自転車に関し、特に子供用座席(いわゆる子乗せ)が取り付けられた子乗せ装置付き自転車に関するものである。
自転車の前部に子供用座席を設けた子乗せ装置の構造としては、例えば特許文献1等に示されているように、ハンドルの中央部を下方に窪ませ、この窪ませた部分を通して前後に延びる略箱形状の子供用座席を配設したもの(第1の子乗せ装置構造と称す)と、例えば特許文献2等に示されているように(図9、図10参照)、自転車のハンドル102に引掛ける引掛け部103を子乗せ装置の前端部に設けるなどして、ハンドル102やハンドルポスト105の後方に子供用座席104が位置して着座できるように構成したもの(第2の子乗せ装置構造と称す)との、大きく分けて2種類の構造がある。なお、図9、図10に示すように、前記第2の子乗せ装置構造では、子供を着座させた状態では、子供の足部がハンドルポスト105を跨ぐとともに、子供の足がハンドル102の下方から前方に向けて出る姿勢である。
ところで、前記第1の子乗せ装置構造では、ハンドルの中央部よりも上方に子供用座席の着座部を配設する構造であるので、前記ハンドルの中央部は下方に窪ませてはいるものの、子供用座席をどうしても高い位置に配設せざるを得ない。したがって、子供を子供用座席に乗せ降ろしする際には、子供を高くまで、かつ大きな力で持ち上げなければならず、重労働を強いる欠点がある。また、前記第1の子乗せ装置構造では、子供用座席の側方に、ハンドルの上下に延びる部分(ハンドルにおける窪ませた側面部分)が位置するので、子供用座席の横幅が規制される短所もある。
これに対して、前記第2の子乗せ装置構造は、子供用座席104を、ハンドル102から下方に引掛ける構造であるので、子供用座席104の着座部をハンドル102よりも下方に配設することができて、前記第1の子乗せ装置構造と比較すると、子供用座席104の着座部を低い位置に配設することが可能となる。また、子供用座席104の着座部の横幅を規制するものが無いので、子供用座席104の横幅についてもある程度の自由度を持たせることができる利点がある。
特開2005−82072号公報 実開昭63−268843号公報
しかしながら、前記第2の子乗せ装置構造を利用しながら、子供用座席104の着座部を低い位置に配設しようとした場合、乗り手の足などに子供用座席104が当接しないように、ハンドル102やハンドルポスト105と子供用座席104との間の隙間を狭くした構造となりやすい。この場合、子供用座席104に子供を乗せ降ろしする際に、子供の足がハンドル102やハンドルポスト105に当接してしまい、子供を子供用座席104に子供を乗せ降ろしし難くなり、安全性が低下するとともに、乗り手に重労働を強いる機会が増えてしまう。これに対処して子供を乗せ降ろしし易くなるよう、子供用座席104とハンドルポスト105との間隔が広くなるように、子供用座席104をハンドルポスト105よりもかなり後方に配置することが考えられるが、この場合には、走行時などに子供用座席104が乗り手の足に当接して、運転し難くなってしまう。
本発明は上記課題を解決するもので、ハンドルポストの後方に子供用座席を配設しながら、子供用座席への子供の乗せ降ろしや、乗り手の運転を支障なく行うことができる子乗せ装置付き自転車を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、本発明は、子供が着座する子供用座席がハンドルポストとサドルとの間に配設された子乗せ装置付き自転車であって、子供用座席を、この子供用座席の着座部がハンドルポストに近接または当接する走行時着座用の前位置とハンドルポストから離反する乗り降り用の後位置とにわたって、前後にスライド可能に配設したことを特徴とする。
この構成により、子供を子供用座席に乗せ降ろしする際には、子供用座席を、ハンドルポストから離反する乗り降り用の後位置にする。これにより、子供用座席がハンドルポストやハンドルから大きく離れるので、子供の足がハンドルポストやハンドルに殆ど当接しない状態で、子供を容易に乗せ降ろしすることができる。また、子供を子供用座席に着座させた後に走行する際には、子供用座席を、ハンドルポストに近接または当接する走行時着座用にする。これにより、子供用座席と乗り手の着座位置(サドル位置)との離間距離が大きくなるので、乗り手が乗った際に、乗り手の足が子供用座席に当接することが少なくなり、走行時の運転に支障をきたすことを最小限に抑えることができる。
また、本発明は、前記子供用座席が、当該自転車の頭管と立管とを接続するフレーム部によりスライド自在に支持されていることを特徴とする。この構成によれば、大きな剛性を有するフレーム部により子供用座席が支持されるので、子供用座席を良好かつ安全に支持することができる。
また、本発明は、前記フレーム部における少なくとも前記子供用座席を支持する部分が複数本の管で略平面状に構成されていることを特徴とする。この構成によれば、子供用座席をより安定した状態で支持することができる。
また、本発明は、前記フレーム部における前記子供用座席を支持する部分が、複数本の管を平行に配設して、この平行部分でスライド可能に構成されていることを特徴とする。この構成によれば、比較的簡単な構造で、子供用座席を安定した状態でスライドさせることができる。
また、本発明は、前記フレーム部における少なくとも前記子供用座席を支持する部分が、管の一部を略平面状に変形させること、または管の一部に平面板を取り付けることで形成されていることを特徴とする。この構成によっても、比較的簡単な構造で、子供用座席を安定した状態で支持することができる。
また、本発明は、前記フレーム部の前記子供用座席を支持する部分が、後輪の上端部と同等の高さまたは上端部よりも低い高さに配設されていることを特徴とする。この構成によれば、子供用座席を低い位置に配設できるので、子供の乗せ降ろしを比較的少ない力で行え、乗り手による乗せ降ろし作業を軽減することができる。
本発明によれば、子供用座席を、走行時着座用の前位置と乗り降り用の後位置とにわたって、前後にスライド可能に配設することにより、子供の足がハンドルポストやハンドルに殆ど当接しない状態で、子供を容易に乗せ降ろしすることができて、乗り手による乗せ降ろし作業を軽減することができる。また、走行時には、乗り手の足が子供用座席に当接することが少なくなり、走行時の運転に支障をきたすことなく、良好に走行することができる。
また、前記子供用座席を、当該自転車のヘッドチューブとシートチューブとを接続する上パイプなどのフレーム部によりスライド自在に支持することにより、子供用座席を良好かつ安全に支持することができる。また、前記フレーム部における少なくとも前記子供用座席を支持する部分を複数本の管で略平面状に構成することで、子供用座席をより安定した状態で支持することができる。また、前記フレーム部における少なくとも前記子供用座席を支持する部分を、管の一部を略平面状に変形させることで形成してもよい。
また、前記フレーム部の前記子供用座席を支持する部分を、後輪の上端部と同等の高さまたは上端部よりも低い高さに配設することで、子供用座席を低い位置に配設できるので、子供の乗せ降ろしを比較的少ない力で行え、乗り手による乗せ降ろし作業を軽減することができる。
本発明の実施の形態に係る自転車(子乗せ装置付き自転車)の全体側面図 (a)および(b)は同自転車の子供用座席およびその近傍箇所の側面図および平面図 (a)および(b)は同自転車の子供用座席を載せるフレーム部の縦断面図および下方から見た底面図 同自転車の、子供用座席を乗り降り用の後位置にした場合の側面図 同自転車の、子供用座席を走行時着座用の前位置にした場合の側面図 (a)および(b)は、本発明の他の実施の形態に係る自転車に用いるフレーム部の側面図および縦断面図 本発明のその他の実施の形態に係る自転車(子乗せ装置付き自転車)に用いるインデックスプランジャーの断面図 本発明のさらに他の実施の形態に係る自転車(子乗せ装置付き自転車)に用いる上管の要部平面図および側面図 従来の子乗せ装置付き自転車の子供用座席の側面図 同従来の子乗せ装置付き自転車の側面図
以下、本発明の実施の形態に係る自転車(子乗せ装置付き自転車)について図面に基づき説明する。なお、この実施の形態では、自転車が電動アシスト自転車の場合を図示しているが、電動アシスト自転車以外の一般の自転車にも適用可能である。
図1に示すように、本発明の実施の形態に係る自転車1は、複数のフレーム部である、頭管(ヘッドチューブ)2、前ホーク3、上管(トップチューブ)4、下管(ダウンチューブ)5、立管(シートチューブ)6、チェーンステー7、後ホーク8などからなる金属製のフレーム10と、前ホーク3の下端に回転自在に取り付けられた前輪11と、チェーンステー7および後ホーク8の後端に回転自在に取り付けられた後輪12と、前輪11の向きを変更するハンドル13およびハンドルポスト14と、乗り手が着座するサドル15と、乗り手の足の踏力がかけられるペダル16およびクランク17と、ペダル16およびクランク17にかけられた踏力を、後輪12に伝達して自転車1を走行させる前スプロケット、チェーン18、後スプロケットなどからなる駆動力伝達機構と、後輪12の車軸に取り付けられたスタンド20などを備えている。なお、この実施の形態では、自転車1が、バッテリ21を電源として駆動モータ(図示せず)を駆動させることにより補助駆動力を発生するモータ駆動ユニットがクランク軸近傍箇所に配設されており(図示せず)、踏力による人の駆動力に対応させて、前記モータ駆動ユニットの補助駆動力を加えながら走行可能に構成されている。
上記構成に加えて、本発明の実施の形態に係る自転車1は、子供を乗せる子供用座席(いわゆる子乗せ)31を有する子乗せ装置30が備えられている。子供用座席31は、ハンドル13を下方から支持するハンドルポスト14と、乗り手が着座するサドル15との間に配設されているが、図8、図9に示すような従来型のもの(ハンドルに上方から引掛けて係止する形式のもの)とは異なった構造とされている。すなわち、本発明の実施の形態に係る自転車1では、子供用座席31が、前管2と立管6とを接続するフレーム部(この実施の形態では上管4)により、この子供用座席31の着座部31aがハンドルポスト14やハンドル13に近接または当接する走行時着座用の前位置(図4および図2仮想線部参照)と、ハンドルポスト14やハンドル13から離反する乗り降り用の後位置(図5および図2実線部参照)とにわたって、スライド自在に支持されている。
ここで、子乗せ装置30は、図2などに示すように、着座部31a、背もたれ部31b、足保持部31cからなる子供用座席31と、子供用座席31の着座部31aの下面に固定されたスライド用支持枠部32と、スライド用支持枠部32の一部を締め付け可能とされて、子供用座席31を固定状態または移動可能状態に切り換える締付けレバー33と、スライド用支持枠部32を介して、子供用座席31をスライド自在に支持する上管4の二股部(平面部)4a、4bとから構成されている。子供用座席31は、子供を着座させる着座部31aの後端部から背もたれ部31bが上方に延ばされて樹脂などで一体形成されているとともに、着座部31aの左側部分と右側部分とから足保持部31cが二股状で斜め下方に個別に延ばされて樹脂などで一体形成されており、子供が前向き姿勢で子供用座席31に着座できるよう構成されている。なお、着座部31a、背もたれ部31b、足保持部31cを個別に形成して、ねじなどの連結部品で組み付けたもので構成してもよい。また、ハンドルポスト14の一部に、子供が持つことができる握り部34(図5参照)を設けると好適である。
子供用座席31をスライド自在に支持する上管4の二股部4a、4bは、これらの二股部4a、4bにより略水平な平面部を形成するように左右横並びの姿勢で平行に配設されており、これにより、スライド用支持枠部32を介して、子供用座席31を安定した状態で支持している。また、この実施の形態では、上管4の二股部4a、4bが、後輪12の上端部と同等の高さに配設されており、一般の自転車の上管よりも、低めの位置に二股部4a、4bが配設されている。なお、上管4の二股部4a、4bを、後輪12の上端部よりも低い位置に配設してもよい。
また、図3などに示すように、スライド用支持枠部32は、両方の二股部4aの上面に沿って摺接するとともに子供用座席31の着座部の下面が連結ボルト(図示せず)等で固定された平面本体部32aと、この平面本体部32aの一方の辺から下方に、一方の二股部4aの外周面外側に沿って断面円弧状に延びて摺接する案内部32bと、他方の二股部4bの外周面内側に当接可能に下方に延びて摺接する第1挟持部32cと、他方の二股部4bの外周面外側に当接可能に下方に延びて摺接する第2挟持部32dとを備えている。また、スライド用支持枠部32に取り付けられている締付けレバー33には、乗り手が操作可能なレバー部33aに加えて、第1挟持部32cに形成された第1挟持孔32eに螺合する第1ねじ部33bと、第2挟持部32dに形成された第2挟持孔32fに螺合する第2ねじ部33cとが形成されている。そして、第1挟持孔32eおよび第1ねじ部33bと、第2挟持孔32fおよび第2ねじ部33cとは互いに逆方向にねじが形成されており、第1挟持部32cと第2挟持部32dとが互いに接近するように締付けレバー33を回転することで、第1挟持部32cと第2挟持部32dとにより二股部4bを左右両側から挟みこんで、二股部4bに対する位置、すなわち、子供用座席31の位置を固定可能に構成されている。また、第1挟持部32cと第2挟持部32dとが互いに離反するように締付けレバー33を回転することで、第1挟持部32cおよび第2挟持部32dが二股部4bから離反して、二股部4bに対して子供用座席31を良好にスライドできる状態となる。
また、本実施の形態では、後輪12として小径のものが用いられているとともに、前輪11として、後輪12よりもさらに小径のものが用いられている。そして、上記したように、子供用座席31をスライド自在に支持する上管4の二股部4a、4bが、後輪12の上端部と同等の高さ(または後輪12の上端部よりも低い高さ)に配設されており、一般の自転車の上管よりも、低めの位置に二股部4a、4bが配設されている。これにより、子供用座席31(詳しくは、子供用座席31の着座部31a)の配設高さが極めて低い位置にできて、子供の乗せ降ろしを、比較的楽に行うことができるようになっている。
上記構成において、子供を子供用座席31に乗せたり降ろしたりする際には、図4に示すように、子供用座席31を、ハンドルポスト14から大きく後方に離反する乗り降り用の後位置にする。これにより、子供用座席31を低く配置できながら、子供用座席31がハンドルポスト14やハンドル13から大きく離れるので、子供の足がハンドルポスト14やハンドル13に殆ど当接しない状態で、子供を容易にかつ楽に乗せ降ろしできる。
また、子供を子供用座席31に着座させた後に走行する際には、図5に示すように、子供用座席31を、ハンドルポスト14に近接または当接する走行時着座用の前位置にする。これにより、子供用座席31を低く配置できながら、子供用座席31と乗り手の着座位置(サドル位置)との離間距離が大きくなるので、乗り手が乗った際に、乗り手の足が子供用座席31に当接することが少なくなり、走行時の運転に支障をきたすことが最小限に抑えられる。
また、上記構成によれば、大きな剛性を付与可能なフレーム部としての上管4により子供用座席31を支持しているので、子供用座席31を十分な強度で良好かつ安全に支持することができる。また、子供用座席31を支持する部分を2本の管(チューブ)で略平面状に構成されているので、子供用座席31を一層安定した状態で支持することができる。これにより、子乗せ装置30(子供用座席31)を備えた自転車1としての、安全性ならびに信頼性が向上する。また、2本の管(チューブ)を平行に配設して、この平行部分で子供用座席31をスライド可能に構成しているので、比較的簡単な構造で、子供用座席31を安定した状態でスライドさせることができ、製造コストの増加も最小限に抑えることができる。但し、製造コストは増加するものの、上管4における子供用座席31を支持する部分を3本以上の管で構成したり、平面形状になるように横連結部や屈曲部をさらに設けたりしても良い。
また、上記実施の形態では、締付けレバー33を回転して、第1挟持部32cと第2挟持部32dとにより上管4の二股部4bを左右両側から挟み込むことで、子供用座席31の二股部4bに対する前後位置を固定したり、スライド可能状態としたりする場合を述べた。しかし、これに限るものではなく、図6(a)、(b)に示すように、上管4の二股部4bに、位置決め用の孔部4cを前後複数箇所に、形成し、この孔部4cに先端が挿入可能な位置決め用のねじ42を、スライド用支持枠部41(スライド用支持枠部32に対応するもの)に対して出退自在に取り付けてもよい。また、前記位置決め用のねじ42に代えて、図7に示すように、先端部43aが、ばね43bにより突出方向に付勢されて出退自在とされたねじ状プランジャ43を、スライド用支持枠部41に組みつけても良く、これによっても、同様の作用効果を得ることができる。
なお、本発明の実施の形態では、スタンド19が、バッテリ21により、立設させた姿勢や傾倒させた姿勢に駆動可能に構成されており、図示しないが、ハンドル13には、スタンド19を立設姿勢や傾倒姿勢に切り換えるための手元スイッチが設けられている。これにより、乗り手はサドル15に乗ったままの姿勢で、スタンド19を立てたり倒したりすることができる。したがって、乗り手は、自転車1から降りる際に、前もって、手元スイッチを操作してスタンド19を立てておくことで、子供を乗せた自転車1から安定した状態で、自転車から降りることができ、その後、子供を安全に降ろすことができる。また、自転車1に乗る際には、スタンド19を立てた状態で、乗り手が子供を乗せた後、自分も乗り、この後、手元スイッチを操作してスタンド19を倒してから、安全に走行動作に移ることができる。なお、このような、電動のスタンド19を備えることは好ましいが、無くても差し支えない。
また、上記の実施の形態では、上管4の一部を複数本(二股部4a、4b)にすることで、子供用座席31を安定した状態で支持する略平面形状の平面部を構成した場合を述べたが、これに限るものではなく、上管4は1本のままで平面部を形成してもよい。例えば、図8(a)、(b)に示すように、子供用座席31を安定した状態で支持する略平面形状の平面部4dを、上管4の一部に鉄板などからなる平面板を溶接するなどして取り付けたり、上管4の一部をプレス加工などにより略平面状に変形させたりすることで、形成してもよい。なお、この場合には、スライド用支持枠部32に取り付けた締付けレバー35により、平面部4dを左右方向(または図示しないが上下方向)から挟持可能に構成するとよい。
また、上記の実施の形態では、前管2と立管6とを接続するフレーム部として、上管4と下管5とが設けられ、上管4により、子供用座席31をスライド可能に支持した場合を述べたが、これに限るものではない。例えば、前管2と立管6とを接続するフレーム部として、1本のメインフレームしか設けられない場合に、メインフレームの一部を前後に略水平となるように形成したり、略水平となる部分をメインフレームに取り付けたりして、この略水平に前後に延びる部分により子供用座席31をスライド可能に支持してもよい。
本発明は各種の子乗せ装置を備えた自転車に適用可能である。
1 子乗せ装置付き自転車
2 頭管(ヘッドチューブ)
3 前ホーク
4 上管(トップチューブ、フレーム部)
4a、4b 二股部(平面部)
4d 平面部
5 下管(ダウンチューブ)
6 立管(シートチューブ)
7 チェーンステー
8 後ホーク
10 フレーム
11 前輪
12 後輪
13 ハンドル
14 ハンドルポスト
15 サドル
16 ペダル
17 クランク
20 スタンド
21 バッテリ
30 子乗せ装置
31 子供用座席(子乗せ)
31a 着座部
31b 背もたれ部
31c 足保持部
32 スライド用支持枠部
33 締付けレバー
34 握り部

Claims (6)

  1. 子供が着座する子供用座席がハンドルポストとサドルとの間に配設された子乗せ装置付き自転車であって、
    子供用座席を、この子供用座席の着座部がハンドルポストに近接または当接する走行時着座用の前位置とハンドルポストから離反する乗り降り用の後位置とにわたって、前後にスライド可能に配設したことを特徴とする子乗せ装置付き自転車。
  2. 前記子供用座席が、当該自転車の頭管と立管とを接続するフレーム部によりスライド自在に支持されていることを特徴とする請求項1記載の子乗せ装置付き自転車。
  3. 前記フレーム部における少なくとも前記子供用座席を支持する部分が複数本の管で略平面状に構成されていることを特徴とする請求項2記載の子乗せ装置付き自転車。
  4. 前記フレーム部における前記子供用座席を支持する部分が、複数本の管を平行に配設して、この平行部分でスライド可能に構成されていることを特徴とする請求項3記載の子乗せ装置付き自転車。
  5. 前記フレーム部における少なくとも前記子供用座席を支持する部分が、管の一部を略平面状に変形させること、または管の一部に平面板を取り付けることで形成されていることを特徴とする請求項2記載の子乗せ装置付き自転車。
  6. 前記フレーム部の前記子供用座席を支持する部分が、後輪の上端部と同等の高さまたは上端部よりも低い高さに配設されていることを特徴とする請求項2〜4の何れか1項に記載の子乗せ装置付き自転車。
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