JP2012046319A - エレベータ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 地震と火災とが併発した場合における、エレベータによる避難誘導活動の効率化を図れるエレベータ装置を提供すること。
【解決手段】 エレベータ装置は、建物内に設けられた昇降路1と、前記昇降路内を昇降するかご7と、前記かごの運転を制御するエレベータ運転制御手段12と、地震および火災の発生を検知する災害検知手段3,4とを具備してなり、エレベータ運転制御手段12は、災害検知手段3,4により火災および地震が検出された場合、前記かご7を最寄階に移動させ、その後、前記建物内に前記エレベータの利用者が残っていると判断し、かつ、前記残された利用者がいる階床へ前記かご7を安全に移動させることができる判断した場合には、前記残された利用者がいる階床へ前記かご7を移動させることを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 エレベータ装置は、建物内に設けられた昇降路1と、前記昇降路内を昇降するかご7と、前記かごの運転を制御するエレベータ運転制御手段12と、地震および火災の発生を検知する災害検知手段3,4とを具備してなり、エレベータ運転制御手段12は、災害検知手段3,4により火災および地震が検出された場合、前記かご7を最寄階に移動させ、その後、前記建物内に前記エレベータの利用者が残っていると判断し、かつ、前記残された利用者がいる階床へ前記かご7を安全に移動させることができる判断した場合には、前記残された利用者がいる階床へ前記かご7を移動させることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明の実施形態は、災害時に管制運転を行うエレベータ装置に関する。
エレベータが設置された建屋において、地震が発生したい場合、エレベータは通常運転から管制運転に切り換わり、昇降路内で移動している乗りかごは、最寄階で停止する。また、地震が発生した場合において、最寄階に向かう途中で異常が発生したときには、乗りかごの走行方向を反転させ、走行方向と逆側の最寄階に着床させる方法が知られている。また、火災が発生した場合、火災が確認された階床は止まらないで、避難活動を継続させる方法が知られている。
しかし、地震と火災とが併発した場合、現状では、地震管制運転が優先され、乗りかごは最寄階に停止するので、必ずしも、避難階へ移動することができない。その結果、地震と火災とが併発した場合、利用者が建物内に取り残されてしまう可能性がある。
また、地震が止まっても火災が発生していると、診断運転を行うことはできず、通常運転に戻れない。火災が発生しておらず、診断運転を行うことができる場合でも、診断運転により異常が見つかれば、通常運転は行われない。
したがって、地震と火災とが併発した場合における、エレベータによる避難誘導活動の効率化が求められている。
実施形態のエレベータ装置は、建物内に設けられた昇降路と、前記昇降路内を昇降するかごと、前記かごの運転を制御するエレベータ運転制御手段と、地震および火災の発生を検知する災害検知手段とを具備してなり、前記エレベータ運転制御手段は、前記災害検知手段により火災および地震が検出された場合、前記かごを最寄階に移動させ、その後、前記建物内に前記エレベータの利用者が残っていると判断し、かつ、前記残された利用者がいる階床へ前記かごを安全に移動させることができる判断した場合には、前記残された利用者がいる階床へ前記かごを移動させることを特徴とする。
以下、図面を参照しながら実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るエレベータ装置を示す概略構成図である。
図1は、第1の実施形態に係るエレベータ装置を示す概略構成図である。
図中、1は建物に設置された昇降路を示しており、昇降路1の各階床には乗り場呼び登録装置2が設けられている。さらに、昇降路1の各階床には火災を検知する火災検知センサ3が取り付けられている。昇降路1内には地震を感知する地震感知センサ4が設置されている。
昇降路1内には巻き上げ機5が設けられている。巻き上げ機5にはロープ6が巻き付けられている。ロープ6の一端は乗りかご7に連結されている。ロープ6の他端はカウンターウェート8に連結されている。巻き上げ機5によりロープ6が駆動されると、乗りかご7とカウンターウェート8は、昇降路1内で互いに逆方向に昇降するようになっている(つるべ式)。乗りかご7内には行き先階呼び登録装置9が設けられている。また、昇降路1内の各階床に対応する箇所には、乗りかご7の位置を検出するためのかご位置検出センサ10が設けられている。
乗り場呼び登録装置2、火災検知センサ3および地震感知センサ4は、伝送ライン11を介して、エレベータの運転を制御するエレベータ運転制御装置12に接続されている。乗りかご7も伝送ライン11を介して、エレベータ運転制御装置12に接続されている。エレベータ運転制御装置12は、乗り場呼び登録装置2、火災検知センサ3、地震感知センサ4および行き先階呼び登録装置9等に基づいて、乗りかご7の運転動作を制御できるようになっている。また、乗りかご7の積載重量を計測するための重量センサ(不図示)もエレベータ運転制御装置12に接続されている。
エレベータ運転制御装置12は、乗り場呼び登録装置2および行き先階呼び登録装置9の入力状況に応じて、乗りかご7の運転動作を制御する。このとき、エレベータ運転制御装置12は、火災検知センサ3および地震感知センサ4を監視して、常に最新の情報に基づいて、乗りかご7の運転動作を制御するようになっている。
エレベータ運転制御装置12は、火災検知センサ3、地震感知センサ4、または、これらの両方のセンサ3,4から災害の発生を検出した場合、乗りかご7に対して適切な管制運転を行う。管制運転の際には、行き先階呼び登録装置9による登録操作は無効となり、管制運転の際には、行き先を自由に決めることはできない。
火災検知センサ3および地震感知センサ4の一方だけから災害の発生を検出した場合には、周知の管制運転が行われる。
一方、火災検知センサ3および地震感知センサ4の両方から災害の発生を検出した場合には、実施形態の管制運転が行われる。
ここで、従来のエレベータ装置は、火災および地震の発生を検出した場合、乗客が乗っている乗りかごを最寄階に移動する。火災も発生しているため、乗りかごは最寄階で停止し、エレベータは運転休止となる。したがって、乗りかごを最寄階に移動した後、他の階床から乗り場呼びがあっても、エレベータは運転休止となっているので、上記乗り場呼びに対する応答は行われない。
これに対して本実施形態のエレベータ装置は、火災および地震の発生を検出した場合、乗客が乗っている乗りかご7を最寄階に移動し、その後、他の階床から乗り場呼びがあったときには、診断運転を行いながら(乗りかご7の状態や昇降路1の状態等を監視しながら)エレベータの運転を継続し、上記他の階床(目的地)へ乗りかご7を向かわせる。異常がなければ、乗りかご7は各階床を停止しながら、目的地に到着する。異常がある場合(例えば、ドアが開かない)、乗りかご7はその異常がある階床では止まらずに速度を落として目的地まで走行する。
このように火災および地震の発生した場合でも診断運転で運行を続けるとともに、診断運転で異常が検出された場合には、その異常の程度に応じて走行範囲や走行速度等を制御するという管制運転をエレベータ運転制御装置12により行うことにより、地震と火災とが併発した場合における、エレベータによる避難誘導活動の効率化を図れるようになる。
以下、図2および図3のフローチャートを用いて、実施形態の管制運転についてより詳細に説明する。
エレベータ運転制御装置12は、火災検知センサ3および地震感知センサ4の出力に基づいて、火災および地震が検出された否かを判断する(ステップS1)。
ステップS1の判断において、地震および火災が検出されなかった場合(No)、エレベータ運転制御装置12は、通常運転を続行する(ステップS2)。ただし、地震のみが検出された場合、周知の地震管制運転が行われ、火災のみが検出された場合、周知の火災管制運転が行われる。
ステップS1の判断において、火災および地震が検出された場合(Yes)、エレベータ運転制御装置12は、乗りかご7を最寄階に移動させる(ステップS3)。このとき、乗りかご7内に乗客が乗っていた場合、乗客は最寄階で降りることになる。
次に、診断運転を実効しながら、乗りかご7を避難階13に移動させる(ステップS4)。このとき、乗りかご7内に乗客はいない。
診断運転とは、巻き上げ機5のブレーキの点検、ロープ6やカウンターウェート8の異常確認、各階停止運転などを行う一連の自動復旧のための運転のことである。また、乗りかご7が避難階13に到着するまでは、エレベータ運転制御装置12は診断運転以外の特別な運転制御は行わない。
次に、エレベータ運転制御装置12は、乗りかご7が避難階13に到着したら、乗り場呼び登録装置2により作られた乗り場呼び(以下、単に呼びという)があるか否かの判断を行う(ステップS5)。
ステップS5の判断において、一定の時間を経過しても呼びがなかった場合(No)、エレベータ運転制御装置12は、建物内にエレベータの利用者は残っていないと判断し、最寄階から避難階までの区間を除いた残りの区間で通常の診断運転を続けて(ステップS6)、管制運転は終了する。
一方、ステップS5の判断において、呼びがあった場合(Yes)、エレベータ運転制御装置12は、避難階13から呼びがある階床(目的地)へ向かう区間中に、既に診断運転で乗りかご7が通過した区間(診断運転済み区間)があるか否かの判断を行う(ステップS7)。この診断運転済み区間は、診断運転で乗りかご7が通過できた区間なので、安乗りかご7を走行する上で安全な区間だとする。
ステップS7の判断において、診断運転済み区間がない場合(Yes)、エレベータ運転制御装置12は、診断運転を実効しながら、避難階13から目的地に向けて乗りかご7を走行させる(ステップS8)。
エレベータ運転制御装置12は、診断運転により取得された情報(診断結果)に基づいて、目的地に乗りかご7が到着するまでの間に異常がないか否かを判断する(ステップS9)。
ステップS9の判断において、異常があった場合(Yes)、エレベータ運転制御装置12は、走行上支障がなく、安全な走行が可能か否かを判断する(ステップS10)。
ステップS10の判断において、安全な走行が不可能な場合(No)、エレベータ運転制御装置12は、エレベータを停止させる(ステップS11)。この場合、建物に残された利用者に対してエレベータの運転は継続されないことになる。
一方、ステップS10の判断において、安全な走行が可能な場合(Yes)、異常を検知した階床には止まらずに、走行を続行する(ステップS12)。
また、ステップS9の判断において、異常がなかった場合(No)、階床に停止しながら、走行を続行する(ステップS12)。
次に、エレベータ運転制御装置12は、目的階に乗りかご7が到着したか否かを判断する(ステップS13)。
ステップS13の判断において、目的階に到着した場合(Yes)、エレベータ運転制御装置12は、目的地に到着した乗りかご7にエレベータの利用者が乗ったら、目的地から避難階13へ乗りかご7を移動させる(ステップS14)。乗りかご7にエレベータの利用者が乗ったことは、重量センサの出力(乗りかご7の重量増加)から分かる。
このとき、異常がなかった区間は定格速度で走行し、異常はあったが安全な走行が可能な区間は低速速度で走行する。
このように地震と火災が同時に発生した場合においても診断運転を実行し、仮に一部に異常が発見されたとしても走行に支障を来さなければ、通常では所定の停止条件が成立の場合でも走行を続行することにより、避難誘導活動の効率化を実現させることができる。
避難階13に到着後、乗りかご7内の乗客は避難し、乗りかご7は空になる。
次に、エレベータ運転制御装置12は、呼びがないか否かの判断を行う(ステップS15)。
ステップS15の判断において、一定の時間を経過しても呼びがなかった場合(Yes)、エレベータ運転制御装置12は、建物内にエレベータの利用者は残っていないと判断し、管制運転を終了する。なお、診断運転を終えていない区間がある場合、診断運転を終えてから、管制運転を終了する。
一方、ステップS15の判断において、一定の時間を経過する前に呼びがあった場合(No)、ステップS7に戻る。
以上は、ステップS7の判断がYesの場合であるが、ステップS7の判断がNoの場合、つまり、診断運転済み区間がある場合には、エレベータ運転制御装置12は、全ての区間で診断運転が済んでいるか否かを判断する(ステップS16)。
ステップS16の判断において、全ての区間で診断運転が済んでいる場合(Yes)、目的階まで定格速度で走行する(ステップS17)。その後、ステップS14に進む。
一方、ステップS16の判断において、全ての区間では診断運転が済んでいない場合(No)、診断運転が済んでいる区間(診断運転済み区間)では定格速度で乗りかご7を走行し、診断運転が済んでいない区間(未診断運転区間)では診断運転をしながら乗りかご7を走行させる(ステップS18)。
図4に、全ての区間では診断運転が済んでいない場合の具体例を示す。
図4(a)は、診断運転済み区間の後に、未診断運転区間が続く例を示している。
図4(b)は、未診断運転区間の後に、診断運転済み区間が続く例を示している。
図4(c)は、診断運転済み区間の後に、未診断運転区間が続き、その後、さらに、診断運転済み区間が続く例を示している。
図4(d)は、未診断運転区間の後に、診断運転済み区間が続き、その後、さらに、未診断運転区間が続く例を示している。
エレベータ運転制御装置12は、未診断運転区間において異常がある否かを判断する(ステップS19)。
ステップS19の判断において、異常があった場合(Yes)、エレベータ運転制御装置12は、走行上支障がなく、安全な走行が可能か否かを判断する(ステップS20)。
ステップS20の判断において、安全な走行が不可能な場合(No)、エレベータ運転制御装置12は、エレベータを停止させる(ステップS21)。この場合、建物に残された利用者に対してエレベータの運転は継続されないことになる。
一方、ステップS20の判断において、安全な走行が可能な場合(Yes)、異常を検知した階床には止まらずに、当該未診断運転区間を走行する(ステップS22)。
また、ステップS19の判断において、異常がなかった場合(No)、階床に停止しながら、当該未診断区間を走行する(ステップS22)。
次に、エレベータ運転制御装置12は、目的階まで未診断区運転間が残っているか否かを判断する(ステップS23)。
ステップS23の判断において、未診断区運転間が残っている場合(No)、ステップS18に戻る。
一方、ステップS23の判断において、未診断区運転間が残っていない場合(Yes)、ステップS14に進む。
図5は、本実施形態の管制運転の方法を具体的に説明するためのエレベータの乗りかごの遷移図である。図5には、地下1階(B1)、地上6階建て(1F〜6F)の建物が示されている。1Fを避難階として説明する。
図5(a)は、避難階(1F)に到着後に、3Fにて乗り場呼び装置によって作られた呼びに対応する様子を示している。まずは、呼びのあった3Fまで診断運転で乗りかごが既に通過していないかの確認を行う(ステップS7)。
この時点では、どの区間も通過していないとして説明する。この場合、診断運転を実行しながら3Fの呼びに応答することになる(ステップS8)。診断運転で規定されている低速速度で、乗りかごは1Fから3Fまでを走行する。ここでは、診断運転の結果、1F〜3F間は障害がない安全な区間で、乗りかごは3Fに到着するとする(ステップS13でYes)。
図5(b)は、3Fに到着した乗りかご内に利用者が乗り込み、乗りかごが避難階に移動する様子を示している(ステップS14)。1F〜3F間は障害がない安全な区間なので、3Fから1Fまでは定格速度で乗りかごは走行する。なお、診断運転で規定されている低速速度で走行しても構わない。
図5(c)は、乗りかごが避難階(1F)に到着し、乗客の避難が完了した様子を示している。
図5(d)は、乗客の避難が完了した後、6Fにて乗り場呼び装置によって作成された呼びに対応する様子を示している。呼びのあった6Fまで診断運転で既に乗りかごが通過していないかの確認を行う(ステップS7)。
今回は、1Fから3Fまでの区間は診断運転で既に乗りかごは通過しているので、乗りかごは1Fから3Fに向かっては定格速度で走行する(ステップS18)。3Fから6Fまでの区間は診断運転で乗りかごは通過していないので、乗りかごは3Fから6Fに向かっては低速速度で診断運転しながら走行する。
図5(e)は、3Fから6Fに向かう途中の診断運転で障害が検出された様子を示している(ステップS19)。ここでは、エレベータ運転制御装置が、5Fのかご位置検出センサの出力信号(異常信号)に基づいて、5Fで障害が発生した判断したとする。この場合、エレベータ運転制御装置12は、5Fでの乗りかごの停止および5Fの戸閉会動作を禁止する。エレベータ運転制御装置12は、さらに、5Fの乗り場呼びボタンによる呼び登録を禁止する。したがって、5Fは、不停止階(エレベータのサービスが行われない階)となる。
図5(f)は、3Fから6Fに向かう途中の診断運転で障害が検出された場合でも、乗りかごを6Fまで走行させ(ステップS22)、6Fに到着した乗りかご内に利用者が乗り込んだ様子を示している。5Fは不停止であるが、通過は可能であるため、異常が見つかったら停止ということにはせず、乗りかごは速度を落とすなどの制限付きではあるが、6Fまで乗りかごの走行を続行する。
その後、エレベータ運転制御装置は、6Fの乗りかごを1Fの避難階まで降下させ、乗客を避難させる。乗客の避難が完了すると、図5(c)の状態に戻る。
かくして本実施形態によれば、地震検知と火災検知が併発していた場合、最寄階へ停止した後に運転休止してしまうのではなく(従来)、乗り場呼びに対して診断運転を行いつつ運転を継続し、さらに一部に異常があったとしても、安全な区間は運転することにより乗客の避難に貢献でき、もって、エレベータによる避難誘導活動の効率化を図れるようになる。
(第2の実施形態)
図6は、第2の実施形態に係るエレベータ装置を示す概略構成図である。
図6は、第2の実施形態に係るエレベータ装置を示す概略構成図である。
本実施形態が第1の実施形態と異なる点は、エレベータ運転制御装置12により制御される、情報表示装置41および音声発生装置42をさらに備えていることにある。
情報表示装置41および音声発生装置42は、伝送ライン11を介して、エレベータ運転制御装置12に接続されている。
情報表示装置41および音声発生装置42は、不停止階、避難階、異常発生階、永久故障、安全階等の情報を利用者にリアルタイムに報知するための装置であり、例えば、乗り場にあらかじめ設置されたディスプレイやスピーカを利用して実現される。
以下、情報表示装置41および音声発生装置42について具体的に説明する。
エレベータ運転制御装置12が、5Fのドアは開けることができないと判断し、5Fが不停止階に陥ると、エレベータ運転制御装置12は、5Fの呼びを受け付けない。
この場合、エレベータ運転制御装置12は、5Fに止まらないことと、火災検知センサ3からの情報に基づいて危険であると判断した階床と、避難階とを合わせた表示情報を、情報表示装置41へ出力する。
エレベータ運転制御装置12からの指令により、情報表示装置41は、上記表示情報として、例えば、図7に示されるようなメッセージをディスプレイに表示する。
さらに、エレベータ運転制御装置12は、5Fに停止しないこと、危険階および避難階のアナウンスをするため、音発発生装置42にアナウンス指令を出力する。
指令を受けた音発発生装置42は、「五階ではエレベータを利用することはできません。他の階からのご利用になられるか、1Fまで階段を利用して避難してください」などのアナウンスを行い、乗り場にいる利用者に対する情報の報知を行う。
また、火災等が原因で永久故障に陥った場合は、エレベータ運転制御装置12は、全階床の乗り場呼び登録装置2の機能を停止させる。
この場合、エレベータ運転制御装置12は、情報表示装置41にエレベータが使用できないことを情報表示装置41へ出力する。その際に、エレベータ運転制御装置12は、避難階も同時に情報表示装置41へ出力しても構わない。
エレベータ運転制御装置12からの指令により、情報表示装置41は、エレベータが使用できないことを報知するために、例えば、図8に示されるようなメッセージをディスプレイに表示する。
さらに、エレベータ運転制御装置12は、5Fに停止しないこと、エレベータが使用できないことのアナウンスをするため、音発発生装置42にアナウンス指令を出力する。
指令を受けた音発発生装置42は、「現在エレベータはご利用になることができません。速やかに建物外部に避難してください」などのアナウンスを行い、乗り場にいる利用者に対する情報の報知を行う。
かくして本実施形態によれば、エレベータ運転制御装置12により制御される、情報表示装置41および音声発生装置42を備えていることにより、火災検知センサ3および地震感知センサ4により火災および地震が検出された場合において、不停止階、避難階、異常発生階等の運行制限を伴う管制運転が実行中であることをエレベータの乗り場にいる利用者へリアルタイムに報知することができるようになる。これにより、避難誘導活動をより効率に進められるようになる。その他、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
(第3の実施形態)
図9は、第3の実施形態に係るエレベータ装置を示す概略構成図である。
図9は、第3の実施形態に係るエレベータ装置を示す概略構成図である。
本実施形態が第1の実施形態と異なる点は、避難階13の他に、避難階13Aをさらに備えていることにある。以下、避難階13を第1避難階13、避難階13Aを第2避難階13Aという。
図10は、本実施形態の管制運転の方法を説明するためのフローチャートである。
本実施形態の管制運転の方法が第1の実施形態のそれと異なる点は、二つの判断(ステップS31,S32)と、一つの処理(ステップS33)とが追加された点と、二つの判断(ステップS31,S32)の追加に伴い、ステップS4が二つのステップS4a,Sbに変更された点である。以下、第1の実施形態との相違点についてさらに説明する。
ステップS3の後、エレベータ運転制御装置12は、第1避難階13が危険であるかどうかを各階床に設置された火災検知センサ3から出力された情報に基づいて判断を下す(ステップS31)。
ステップS31の判断において、第1避難階13が危険でない場合(No)、診断運転を実効しながら、乗りかご7を第1避難階13に移動させる(ステップS4a)。
その後、ステップS5に進み、第1の実施形態と同様の管制運転が行われる。ただし、ステップS14の避難階は第1避難階と読み替える。
一方、ステップS31の判断において、第1避難階13が危険である場合(Yes)、エレベータ運転制御装置12は、第2避難階13Aが危険であるか否かを第1避難階13の場合と同様の方法により判断する(ステップS32)。
ステップS32の判断において、第2避難階13Aが危険でない場合(No)、診断運転を実効しながら、乗りかご7を第2避難階13Aに移動させる(ステップS4b)。
その後、ステップS5に進み、第1の実施形態と同様の管制運転が行われる。ただし、ステップS14の避難階は第2避難階と読み替える。
一方、ステップS32の判断において、第2避難階13Aが危険である場合(Yes)、エレベータ運転制御装置12は、避難階(第1避難階13または第2避難階13A)から最寄の安全な乗り階へ乗りかご7を移動させる(ステップS33)。この際、診断運転を実効しながら、乗りかご7を移動させても構わない。
かくして本実施形態によれば、建物の被害状況に基づいて、危険と判断された避難階には誘導を行わないように、二つの避難階を切り替えることで、エレベータの利用者をより安全に避難誘導指させることができる。その他、その他、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
なお、本実施形態では、二つの避難階を切り替えたが、三つ以上の避難階を切り替えるようにしても構わない。
(第4の実施形態)
図11は、第4の実施形態に係るエレベータ装置を示す概略構成図である。
図11は、第4の実施形態に係るエレベータ装置を示す概略構成図である。
本実施形態が第1−第3の実施形態と異なる点は、エレベータ運転制御装置12と、エレベータの運転状態を監視するためのエレベータ監視センタ52との間で遠隔通信が可能となっており、エレベータ運転制御装置12が、エレベータ監視センタ52に対して、エレベータに関する各種情報をリアルタイムで送信できるようになっていることにある。本実施形態は、第1−第3の実施形態のいずれにも適用できる。
本実施形態では、エレベータに関する各種情報の送信を可能にするために、エレベータ運転制御装置12は、通信回線51を介して、エレベータ監視センタ52に繋がれている。通信回線51は、公衆回線および専用回線のいずれでも構わず、また、両者を併用したものでも構わない。
上記エレベータに関する各種情報は、火災および地震が検出された場合における乗りかごに関する情報を含む。例えば、乗りかご内に閉じ込められている利用者の有無や、発生障害により乗り場から避難できない利用者の有無や、乗りかごの運転状態などがある。
具体的には、例えば、第1の実施形態で説明したように、5Fのかご位置検出センサから異常信号が検出され、5Fが異常と判断された場合(図5(e))には、エレベータ運転制御装置12は、5Fのドアを開けることができないという異常状況(情報)を、遠隔通信によってエレベータ監視センタ52へリアルタイムで送信する。
また、火災検知センサ3から出力された情報に基づいて、エレベータ運転制御装置12が、火災によって危険な階床があると判断した場合、エレベータ運転制御装置12は、現在誘導している避難階(情報)や呼びの状況(情報)を、遠隔通信によってエレベータ監視センタ52へリアルタイムで送信する。
一方、エレベータ監視センタ52は、エレベータ運転制御装置12から受信した情報をもとに、エレベータ保守員に対して行動指示をスムーズに出せたり、建物の災害発生時の対応システムとエレベータ保守員との連携を高めることができるようになる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…昇降路、2…乗り場呼び登録装置、3…火災検知センサ、4…地震感知センサ、5…巻き上げ機、6…ロープ、7…乗りかご、8…カウンターウェート、9…行き先階呼び登録装置、10…かご位置検出センサ、11…伝送ライン、12…エレベータ運転制御装置、13…避難階(第1避難階)、13A…避難階(第2避難階)、41…情報表示装置、42…音声発生装置、51…通信回線、52…エレベータ監視センタ。
Claims (7)
- 建物内に設けられた昇降路と、
前記昇降路内を昇降するかごと、
前記かごの運転を制御するエレベータ運転制御手段と、
地震および火災の発生を検知する災害検知手段と
を具備してなり、
前記エレベータ運転制御手段は、前記災害検知手段により火災および地震が検出された場合、前記かごを最寄階に移動させ、その後、前記建物内に前記エレベータの利用者が残っていると判断し、かつ、前記残された利用者がいる階床へ前記かごを安全に移動させることができる判断した場合には、前記残された利用者がいる階床へ前記かごを移動させることを特徴とするエレベータ装置。 - 前記かごを乗り場に呼ぶための乗り場呼びを登録するための乗り場呼び登録手段をさらに具備してなり、
前記エレベータ運転制御手段は、前記乗り場呼び登録手段によって乗り場呼びが登録されている場合、前記建物内にエレベータの利用者が残っていると判断することを特徴する請求項1に記載のエレベータ装置。 - 前記エレベータ運転制御手段は、前記かごの診断運転を実行して取得された情報に基づいて、前記残された利用者がいる階床へ前記かごを安全に移動させることができるか否かを判断することを特徴する請求項1または2に記載のエレベータ装置。
- 前記エレベータ運転制御手段は、前記残された利用者がいる階床へ前記かごを移動させるときに、前記診断運転により取得された情報に基づいて、前記かごの走行速度を制御することを特徴する請求項3に記載のエレベータ装置。
- 前記災害検知手段により火災および地震が検出された場合において、運行制限を伴う管制運転が実行中であることを前記エレベータの利用者に報知する報知手段をさらに具備してなることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のエレベータ装置。
- 前記建物内に複数の避難階が設けられており、
前記エレベータ運転制御手段は、前記災害検知手段により取得された火災に関する情報に基づき、前記複数の避難階から安全な避難階を選択することを特徴する請求項1ないし5のいずれか1項に記載のエレベータ装置。 - 前記エレベータ運転制御手段は、エレベータの運転状態を監視するためのエレベータ監視センタに繋がれており、前記エレベータ運転制御手段は、前記エレベータ監視センタに対して前記エレベータに関する情報をリアルタイムで送信し、前記エレベータに関する情報は、前記火災および前記地震が検出された場合における前記かごに関する情報を含むことを特徴する請求項1ないし6のいずれか1項に記載のエレベータ装置。
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