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JP2011183728A - ノズル板、ノズル板の製造方法、液体吐出ヘッド及び画像形成装置 - Google Patents

ノズル板、ノズル板の製造方法、液体吐出ヘッド及び画像形成装置 Download PDF

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JP2011183728A
JP2011183728A JP2010052943A JP2010052943A JP2011183728A JP 2011183728 A JP2011183728 A JP 2011183728A JP 2010052943 A JP2010052943 A JP 2010052943A JP 2010052943 A JP2010052943 A JP 2010052943A JP 2011183728 A JP2011183728 A JP 2011183728A
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Kozo Urasaki
好三 浦崎
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

【課題】ノズル板のノズルとなる孔をプレス加工で形成するときにノズル板が塑性変形して接合品質や信頼性が低下する。
【解決手段】ノズル板1には、複数のノズル11を配列したノズル列12が形成され、ノズル列12と平行に並んだ複数の凹部13を配列した2つの凹部列13A、13Bが、ノズル列12の中心軸aを挟んでノズル配列方向と直交する方向で反対側に配置され、これらのノズル11及び凹部13はプレス加工で形成されている。
【選択図】図5

Description

本発明は特にプレス加工されたノズル板、及び同ノズル板の製造方法、同ノズル板を備える液体吐出ヘッド及び画像形成装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ、これらの複合機等の画像形成装置として、例えばインク液滴を吐出する液体吐出ヘッド(液滴吐出ヘッド)からなる記録ヘッドを用いた液体吐出記録方式の画像形成装置(インクジェット記録装置)が知られている。この液体吐出記録方式の画像形成装置は、記録ヘッドからインク滴を、搬送される用紙(紙に限定するものではなく、OHPなどを含み、インク滴、その他の液体などが付着可能なものの意味であり、被記録媒体あるいは記録媒体、記録紙、記録用紙などとも称される。)に対して吐出して、画像形成(記録、印字、印写、印刷も同義語で使用する。)を行なうものであり、記録ヘッドが主走査方向に移動しながら液滴を吐出して画像を形成するシリアル型画像形成装置と、記録ヘッドが移動しない状態で液滴を吐出して画像を形成するライン型ヘッドを用いるライン型画像形成装置がある。
なお、本願において、液体吐出記録方式の「画像形成装置」は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等の媒体に液体を吐出して画像形成を行う装置を意味し、また、「画像形成」とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与すること(単に液滴を媒体に着弾させること)をも意味する。また、「インク」とは、インクと称されるものに限らず、記録液、定着処理液、液体などと称されるものなど、画像形成を行うことができるすべての液体の総称として用い、例えば、DNA試料、レジスト、パターン材料、樹脂なども含まれる。また、「画像」とは平面的なものに限らず、立体的に形成されたものに付与された画像、また立体自体を3次元的に造形して形成された像も含まれる。
液体吐出ヘッドとしては、液滴を吐出するノズルが連通する液室内の液体であるインクを加圧し圧力を発生するための圧力発生手段としての圧電素子を用いる圧電型ヘッド、発熱抵抗体を用いるサーマル型ヘッド、振動板と電極を用いる静電型ヘッドなどが知られている。
このような画像形成装置において、高画質化に対応するために液滴の小滴化やノズルの高密度化を図り、高速化に対応するため駆動周波数の高周波化や1ヘッド当たりのノズル数の増加によるライン型ヘッドに代表されるヘッドの長尺化などが行なわれている。
ところで、液体吐出ヘッドを構成する液滴を吐出するノズル(ノズル孔)を形成するノズル板(ノズル形成部材)として、SUSなどの金属板にプレス加工でノズル孔を形成するものが知られている。
例えば、金型に備えられたパンチで金属プレートの第1の表面を押圧することによって、第1の表面に対向する金属プレートの第2の表面よりも第1の表面から離れた領域を有する凹部の先端近傍を取り囲むように第2の表面から隆起した隆起部を金属プレートに形成する隆起部形成工程と、第2の表面よりも第1の表面から離れた位置に開口を有するノズル孔が形成されるように、隆起部を第2の表面と平行に機械加工することによって隆起部の一部を除去する機械加工工程とを行なう製造方法が知られている(特許文献1)。
また、ノズルあるいはノズル群毎に、周囲をノズル板を貫通し圧力室板を露出させている凹部を形成したものがある(特許文献2)。
特開2006−224619号公報 特開2008−068500号公報
しかしながら、上述したようにプレス加工でノズルを形成すると、基材(ノズルを形成する部材)が変形などする。ノズル板が変形すると、ノズル板はノズルが連通する液室(個別流路)などを形成する流路部材に接合するため、流路部材との接合不良や接合に接着剤を多量に塗布することによる液室への接着剤のはみ出し(滴吐出特性のバラツキなどにつながる)が発生する。
また、上述したようにノズル孔の周囲に貫通孔を設けることでノズル板と流路部材との接合時の歪みを緩和することができるものの、ノズル板自体の歪みの緩和にはならない。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、プレス加工で形成するノズル板の変形度を低減して接合品質、接合信頼性を向上することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係るノズル板は、
液滴を吐出する複数のノズルが配列されたノズル列を有し、前記ノズルが連通する液室を形成する流路部材に接合されるノズル板において、
前記液室側の面に、前記ノズル列と平行に並んだ複数の凹部が配列された少なくとも2つの凹部列が、前記ノズル列の中心軸を挟んで反対側に配置されている
構成とした。
本発明に係るノズル板は、
液滴を吐出する複数のノズルが配列された複数のノズル列からなるノズル列群を有し、前記ノズルが連通する液室を形成する流路部材に接合されるノズル板において、
前記液室側の面に、前記ノズル列と平行に並んだ複数の凹部が配列された少なくとも2つの凹部列が、前記ノズル列群の中心軸を挟んで反対側に配置されている
構成とした。
ここで、前記凹部は、前記流路部材の液室以外の部位に面して設けられている構成とできる。
本発明に係るノズル板の製造方法は、
液滴を吐出する複数のノズルが配列されたノズル列を有し、前記ノズルが連通する液室を形成する流路部材に接合されるノズル板の製造方法において、
基材の前記液室側の面に前記ノズルとなる凹部をプレス加工で形成する工程と、
前記基材の凹部を形成した面と反対の面に生じた凸部を研磨して前記ノズルを開口する工程と、
前記基材の前記液室側の面に、前記ノズル列と平行に並んだ複数の凹部が配列された少なくとも2つの凹部列を、前記ノズル列の中心軸に対して反対側にプレス加工で形成する工程と、
を順次行なう
構成とした。
本発明に係るノズル板の製造方法は、
液滴を吐出する複数のノズルが配列された複数のノズル列からなるノズル列群を有し、前記ノズルが連通する液室を形成する流路部材に接合されるノズル板の製造方法において、
基材の前記液室側の面に前記複数のノズル列を構成するノズルとなる凹部をプレス加工で形成する工程と、
前記基材の凹部を形成した面と反対の面に生じた凸部を研磨して前記ノズルを開口する工程と、
前記基材の前記液室側の面に、前記ノズル列と平行に並んだ複数の凹部が配列された少なくとも2つの凹部列を、前記ノズル列群の中心軸に対して反対側にプレス加工で形成する工程と、
を順次行なう
構成とした。
本発明に係る液体吐出ヘッドは、本発明に係るノズル板を備えているものである。
本発明に係る画像形成装置は、本発明に係る液体吐出ヘッドを備えているものである。
本発明に係るノズル板によれば、液室側の面に、ノズル列と平行に並んだ複数の凹部が配列された少なくとも2つの凹部列が、ノズル列の中心軸を挟んで反対側に配置されている構成としたので、プレス加工による変形が抑えられて接合品質、接合信頼性が向上する。
本発明に係るノズル板によれば、液室側の面に、ノズル列と平行に並んだ複数の凹部が配列された少なくとも2つの凹部列が、ノズル列群の中心軸を挟んで反対側に配置されている構成としたので、プレス加工による変形が抑えられて接合品質、接合信頼性が向上する。
本発明に係るノズル板の製造方法によれば、基材の液室側の面にノズルとなる凹部をプレス加工で形成する工程と、基材の凹部を形成した面と反対の面に生じた凸部を研磨してノズルを開口する工程と、基材の液室側の面に、ノズル列と平行に並んだ凹部が配列された少なくとも2つの凹部列を、ノズル列の中心軸に対して反対側にプレス加工で形成する工程と、を順次行なう構成としたので、プレス加工による変形が抑えられたノズル板が得られ、接合品質、接合信頼性が向上する。
本発明に係るノズル板の製造方法によれば、基材の液室側の面に複数のノズル列を構成するノズルとなる凹部をプレス加工で形成する工程と、基材の凹部を形成した面と反対の面に生じた凸部を研磨してノズルを開口する工程と、基材の液室側の面に、ノズル列と平行に並んだ凹部が配列された少なくとも2つの凹部列を、ノズル列群の中心軸を挟んで反対側にプレス加工で形成する工程と、を順次行なう構成としたので、プレス加工による変形が抑えられたノズル板が得られ、接合品質、接合信頼性が向上する。
本発明に係る液体吐出ヘッドによれば、本発明に係るノズル板を備えているので、信頼性が向上し、滴吐出特性のバラツキが低減する。
本発明に係る画像形成装置によれば、本発明に係る液体吐出ヘッドを備えているので、高品質画像を形成することができる。
本発明に係るノズル板を備える本発明に係る液体吐出ヘッドの実施形態の一例を示す概略分解斜視説明図である。 同ヘッドの液室長手方向に沿う断面説明図である。 同ヘッドの圧電アクチュエータの斜視説明図である。 同アクチュエータの断面説明図である。 本発明の第1実施形態におけるノズル板を液室側から見た平面説明図である。 同じく同ノズル板を含む流路ユニットの図5のA−A線断面に相当する部分断面説明図である。 本発明の第1実施形態に係るノズル板の製造方法の説明に供する部分断面説明図である。 本発明の第2実施形態におけるノズル板を液室側から見た平面説明図である。 同じく同ノズル板を含む流路ユニットの図8のB−B線断面に相当する部分断面説明図である。 本発明の第2実施形態に係るノズル板の製造方法の説明に供する部分断面説明図である。 ノズル板の平坦度のバラツキ及びノズル傾斜の説明に供する説明図である。 同じくノズル傾斜の説明に供する説明図である。 本発明の第3実施形態の説明に供する平面説明図である。 同じく図13のD―D線に沿う断面説明図である。 本発明に係る画像形成装置の一例の機構部の全体構成を説明する概略構成図である。 同機構部の要部平面説明図である。 本発明に係る画像形成装置の他の例を示す全体構成図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。本発明に係るノズル板を備える本発明に係る液体吐出ヘッドの一実施形態について図1ないし図4を参照して説明する。なお、図1は同ヘッドの概略分解斜視説明図、図2は同ヘッドの液室長手方向に沿う断面説明図、図3は圧電アクチュエータの斜視説明図、図4は同圧電アクチュエータの断面説明図である。
この液体吐出ヘッドは、本発明に係るノズル板1と、流路板(流路部材)2と、振動板部材3と、圧電アクチュエータ4と、フレーム部材5とで構成され、ノズル板1、流路板2及び振動板部材3によって液室(流路)ユニット6が構成される。
ている。
ノズル板1には、液滴を吐出する複数のノズル11が例えば600dpiピッチで形成されている。複数のノズル11の列(これを「ノズル列」という。)は4列配置している。また、ノズル板1の液滴吐出側の面には図示しないがフッ素系の撥水処理膜が形成されている。このノズル板1は、SUSなどの金属板(部材)で形成されている。なお、ノズル板1は1枚構成としないで複数枚を並べて配置した構成とすることもできる。
流路部材である流路板2には、ノズル11が連通する加圧液室22などが形成されている。液室22は、各ノズル11に対応し、各ノズル列に対応して4列配置している。この流路板2は、SUSなどの金属板をプレス加工して形成している。
振動板部材3には、各液室22に対応し、かつ各液室22の一面を形成するダイヤフラム状の振動領域(ダイヤフラム部)31が形成され、この振動領域31には凸部32が形成されている。この振動板部材3は、例えば複層構造のNi電鋳部材、あるいは樹脂部材と金属部材の積層部材などで形成されている。
圧電アクチュエータ4は、1つのベース部材41上に、各液室22に対応する複数の圧電素子柱42aを形成した4個の積層型圧電部材42A〜42D(以下、区別しないときは「圧電部材42)という。)を配置して、圧電素子柱42aの列を4列配置し、各圧電部材42の圧電素子柱42aの端面電極に圧電素子柱42aに対して駆動信号を伝達する信号伝達ケーブルとしてのFPCケーブル43A〜43D(以下、区別しないときは「FPCケーブル43」という。)を半田接合している。
ここで、圧電部材42は、圧電層と内部電極とを交互に積層して内部電極を交互に異なる端面に引き出して端面電極に接続した部材に対し、ハーフカットダイシングを施して溝を形成することで、複数の圧電素子柱42aを一体的に分割形成したものである。
なお、圧電部材42の両端面の端面電極のうち共通電極となる側はカットされない内部電極を通じて個別電極側の端面電極と同じ端面に引き回されているので、圧電部材42の一方の端面側にFPCケーブル43を半田接合することができる。また、ここではハーフカットダイシングによって複数の圧電素子柱42aが一体的な圧電部材を用いているが、個々の圧電素子柱に完全に分割した構成とすることもできる。また、圧電素子柱42aは、1本おきに、駆動信号を印加する駆動圧電素子柱と、液室間隔壁を支持する支持部材となる非駆動圧電素子柱とするバイピッチ構成、各圧電素子柱42aをすべて駆動信号を印加する駆動圧電素子柱とするノーマルピッチ構成のいずれの構成とすることもできる。
ベース部材41の圧電部材42を接合する側は、圧電素子柱42aの並び方向(圧電素子の列に沿う方向)と直交する方向の断面形状が凹凸形状になるように形成され、それぞれの凸部41aの最上面に圧電部材42が接合配置されている。ここでは、圧電素子柱42aの列が4つであり、各凸部41aに2列ずつ配置できるので、ベース部材41の断面形状は凹形状としている。なお、圧電素子柱の列数は4列に限るものではなく、1列以上であればよい。
また、ベース部材41には圧電素子部材42Bと42Cとの間に貫通穴44を形成し、ベース部材41の端部に位置しない圧電部材42Bに接続したFPCケーブル43Bと圧電素子部材42Cに接続したFPCケーブル43Cとは、この貫通穴44を通じてベース部材41の背面側(圧電部材42を接合する側と反対側)に引き出している。なお、ベース部材41の端部に位置する圧電部材42Aに接続したFPCケーブル43Aと圧電部材42Dに接続したFPCケーブル43Dとは、そのまま、ベース部材41の側面に沿って引き出されている。
ベース部材41は、例えば樹脂などでも可能であるが、金属材料であることが好ましい。剛性の高い金属材料を採用することで、圧電素子柱42aの振動が本体に伝達することを抑制することができる。また、金属材料でベース部材41を形成することで、ベース部材41の加工方法の選択範囲が広がり、例えばメタルインジェクションや引き抜き加工を採用することによってベース部材の材料、加工コストを低減することができるようになる。
フレーム部材5は、振動板部材3の供給口33を介して各液室22にインクを供給する共通液室51A、51B、51C、51Dを形成している。各共通液室51A、51B、51C、52Dには外部から図示しない供給路を介してインクが供給される。また、フレーム部材5にはベース部材41を収納する収納部52A、52Bを形成し、これらの収納部52A,52B間の共通液室51B、51Cを形成する中央部分53は、ベース部材41の貫通穴44を貫通している。このフレーム部材5は例えば樹脂部材で形成している。なお、フレーム部材5は複数の部材に分割することもできる。
このように構成した液体吐出ヘッドにおいては、例えば圧電素子柱42aに印加する電圧を基準電位から下げることによって圧電素子柱42aが収縮し、振動板部材3の振動領域31が下降して液室22の容積が膨張することで、液室22内にインクが流入し、その後圧電素子柱42aに印加する電圧を上げて圧電素子柱42aを伸長させ、振動領域31をノズル11方向に変形させて液室22の容積を収縮させることにより、液室22内のインクが加圧され、ノズル11からインクの滴が吐出(噴射)される。
そして、圧電素子柱42aに印加する電圧を基準電位に戻すことによって振動領域31が初期位置に復元し、液室22が膨張して負圧が発生するので、このとき、共通液室51から液室22内にインクが充填される。そこで、ノズル11のメニスカス面の振動が減衰して安定した後、次の液滴吐出のための動作に移行する。
なお、このヘッドの駆動方法については上記の例(引き−押し打ち)に限るものではなく、駆動波形の与えた方によって引き打ちや押し打ちなどを行うこともできる。
次に、本発明の第1実施形態に係るノズル板について図5及び図6を参照して説明する。なお、図5は同ノズル板を液室側から見た平面説明図、図6は図5のA−A線に相当する流路ユニットの部分断面説明図である。また、ここではノズル列が1列である例で説明するが、符号は前記液体吐出ヘッドの説明と同様な符号を使用する。
ノズル板1には、複数のノズル11を配列したノズル列12が形成されている。そして、ノズル列12と平行に並んだ複数の凹部13を配列した2つの凹部列13A、13Bが、ノズル列12の中心軸aを挟んで反対側に配置されている。
この場合、凹部列13A、13Bはノズル配列方向と直交する方向でノズル列12の外側に配置される。また、ノズル列12が1列である場合には、後述するように液室間隔壁に対応する部位に凹部13を形成すると中心軸aに対して対称配置とすることが好ましい。なお、ノズル板1のノズル11及び凹部13はプレス加工で形成している。
このように構成することで、ノズル板1をプレス加工で形成しても、プレス加工による変形が抑えられるので、流路板2との接合品質、接合信頼性が向上する。
次に、本発明の第1実施形態に係るノズル板の製造方法について図7を参照して説明する。なお、図7は図5のA−A線に沿う断面説明図である。
まず、図7(a)に示すように、ノズル板1となる厚さ50μmのSUS基材101を準備する。
そして、図7(b)に示すように、液室側面がパンチ102を打ち込む面となるように基材101をダイ112にセットし、基材101にパンチ102をノズル列方向に必要数打ち込むことで、図7(c)に示すように基材101にはノズル孔11となる部分にパンチ102に対応する凹部103が形成されるとともに反対側の面に凸部104が形成される。
次に、図7(d)に示すように、テープ研磨装置105を用いて、基材101の凸部104を研磨し凹部103を貫通させることで、図7(e)に示すように、基材101には複数のノズル11となるノズル孔106の列が形成される。
この段階では、パンチの打ち込みにより基材101には、残留応力による塑性変形が発生し、これは研磨後においても解消されないので、基材101の平坦度(平行な二面に挟んだときの二面間の距離:平面度)はH1となる。
そこで、図7(f)に示すように、押圧部材115間に基材101を挟み込み、ノズル孔106の両側にパンチ110をノズル孔106の列と平行に順次打ち込む。
これにより、図7(g)に示すように、液室面側には複数の凹部13が配列された凹部列13A、13Bが形成される。この凹部13(凹部列13A、13B)の形成時に、ノズル板1には前記した塑性変形を打ち消す方向に応力が発生するため、結果としてノズル板1の平坦度はH2となり、初期変形による平坦度H1より小さい変形量となる(H2<H1)。
なお、凹部列13A、13Bの形成の順序については、パンチ110、110の打ち込みの間に時間的な差があってもよいが、同時に打ち込むことで平坦度をより向上することができる。
そして、前述した図6に示すように、平坦度が高いノズル板1を流路板2と接合することで、安定した接合品質を確保することができる。
次に、本発明の第2実施形態に係るノズル板について図8及び図9を参照して説明する。なお、図8は同ノズル板を液室側から見た平面説明図、図9は図8のB−B線に沿う断面説明図である。
ノズル板1には、前述したように複数のノズル11を配列した4列のノズル列12A〜12Dからなるノズル列群15が形成されている。そして、これら4列のノズル列12A〜12Dと平行に並んだ複数の凹部13が配列された2つの凹部列13A、13Bが、4つのノズル列12A〜12D全体、すなわちノズル列群15の中心軸bに対して反対側に配置されている。
この場合、凹部列13A、13Bはノズル配列方向と直交する方向で最も外側のノズル列12A、12Dの外側に配置される。また、ノズル列12が複数列でノズルが千鳥状に配置されている場合には、後述するように液室間隔壁に対応する部位に凹部13を形成すると中心軸bに対して非対称配置となる。なお、ノズル板1のノズル11及び凹部13はプレス加工で形成している。
このように構成することで、ノズル板1をプレス加工で形成しても、プレス加工による変形が抑えられるので、流路板2との接合品質、接合信頼性が向上する。
なお、ノズル列12A、12Bを1つのノズル群として、このノズル群12A、12Bの両側に凹部列13A、13Bを配置し、同様に、ノズル列12C、12Dも1つのノズル群として同様に凹部列13A、13Bを配置することもできる。
次に、本発明の第2実施形態に係るノズル板の製造方法について図10を参照して説明する。なお、図10(a)〜(g)は図8のB−Bに相当する部分の断面説明図である。
まず、図10(a)に示すように、ノズル板1となる厚さ50μmのSUS基材101を準備する。
そして、図10(b)に示すように、液室側面がパンチ302を打ち込む面となるように基材301をダイ312にセットし、基材301にパンチ302をノズル列方向に必要数打ち込むことで、図10(c)に示すように基材301にはノズル列12Aのノズル11となる部分にパンチ302に対応する凹部303が形成されるとともに反対側の面に凸部307が形成される。同様にして、パンチ302を移動させながら(図中丸付き数字1〜4)、ノズル列12B、12C、12Dのノズル11となる部分に打ち込むことで、それぞれパンチ302に対応する凹部304〜306が形成されるとともに反対側の面に凸部308〜310が形成される。
次に、図10(d)に示すように、テープ研磨装置315を用いて、基材301の凸部307〜310を研磨し凹部303〜306を貫通させることで、図10(e)に示すように、基材301にはノズル11となるノズル孔321〜324の列が形成される。
この段階では、パンチの打ち込みにより基材301には、残留応力による塑性変形が発生し、これは研磨後においてもほとんど解消されないので、基材301の平坦度はH3となる。
そこで、図10(f)に示すように、押圧部材335間に基材301を挟み込み、ノズル列12A、12Dに対応するノズル孔321、324の列の外側にパンチ330、330をノズル列12A、12Dに対応するノズル孔321、324の列と平行に打ち込む。
これにより、図10(g)に示すように、液室面側には複数の凹部13が配列された凹部列13A、13Bが形成される。この凹部13(凹部列13A、13B)の形成時に、ノズル板1には前記した塑性変形を打ち消す方向に応力が発生するため、結果としてノズル板1の平坦度はH4となり、初期変形による平坦度H3より小さい変形量となる(H4<H3)。
なお、凹部列13A、13Bの形成の順序については、パンチ330、330の打ち込みの間に時間的な差があってもよいが、同時に打ち込むことで平坦度をより向上することができる。
そして、前述した図9に示すように、平面度が高いノズル板1を流路板2と接合することで、安定した接合品質を確保することができる。
ここで、ノズル板1の平坦度のバラツキ及びノズル11の傾斜について図11及び図12を参照して説明する。
まず、前述したようにプレス加工によってノズル(ノズル孔)を形成した場合、図11(a)に示すように、基材301(ノズル板1)はノズル孔形成過程で塑性変形が生じ、この塑性変形の程度は必ずしも一定ではなく、結果として平坦度にバラツキが発生する。そのため、凹部列13A、13Bを設けない構成では、前述したように平坦度が低いことから平坦度のバラツキも大きくなるのに対し、凹部列13A、13Bを設ける本発明に係る構成では図11(b)に示すように平坦度のバラツキも小さくなる。
また、基材301(ノズル板1)が塑性変形することでノズル11自体にも傾斜が発生する。すなわち、図12(a)に示すように、滴吐出方向500に対して傾斜のないノズル11が理想である。ここで、凹部列13A、13Bを形成しない比較例では、平坦度が低いので、同図(b)に示すように傾斜量b1〜b2の範囲でノズル11の傾斜が発生する。これに対し、本実施形態では、平坦度が高くなる(平坦度H4が比較例の平坦度H3より小さい)ので、同図(c)に示すように傾斜量c1〜c2の範囲に低減する。
この場合、傾斜量が均一であれば印字補正技術(ソフト対応)で補正することも可能であるが、図12(b)のように傾斜量が大きくばらつく状態では印字補正技術のみでの対応が困難となり、安定した印字品質が得られない。これに対し、本実施形態のように傾斜バラツキを抑えることができることで、印字補正技術のみでも安定した印字品質を得ることができるようになる。
次に、本発明の第3実施形態のノズル板及びこれを備える液体吐出ヘッドについて図13及び図14を参照して説明する。なお、図13は同実施形態の要部平面説明図、図14は図13のD−D線に沿う断面説明図である。
ここでは、ノズル列12はノズル列12A、12Bの2列としている(両者で1つのノズル群を構成する)。そして、ノズル列群の外側に配置した各凹部列13A、13Bの凹部13は、それぞれ液室22の間の隔壁23に対応する位置に形成している。
すなわち、液室22に臨む位置に凹部13を形成すると、気泡が生じたときに凹部13でトラップされて滴吐出特性がバラツキあるいは変動するので、流路板1の隔壁23と接合される部分に凹部13を形成することで気泡トラップのおそれを解消できる。
なお、上述した液体吐出ヘッドとこの液体吐出ヘッドに液体を供給するタンクを一体化することでヘッド一体型液体カートリッジ(カートリッジ一体型ヘッド)を得ることができる。
次に、本発明に係る液体吐出ヘッドを備える本発明に係る画像形成装置の一例について図15及び図16を参照して説明する。なお、図15は同装置の機構部の全体構成を説明する概略構成図、図16は同機構部の要部平面説明図である。
この画像形成装置はシリアル型画像形成装置であり、左右の側板221A、221Bに横架したガイド部材である主従のガイドロッド231、232でキャリッジ233を主走査方向に摺動自在に保持し、図示しない主走査モータによってタイミングベルトを介して矢示方向(キャリッジ主走査方向)に移動走査する。
このキャリッジ233には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各色のインク滴を吐出するための本発明に係る液体吐出ヘッドユニットからなる記録ヘッド234を複数のノズルからなるノズル列を主走査方向と直交する副走査方向に配列し、インク滴吐出方向を下方に向けて装着している。
記録ヘッド234は、それぞれ2つのノズル列を有する液体吐出ヘッド234a、234bを1つのベース部材に取り付けて構成したもので、一方のヘッド234aの一方のノズル列はブラック(K)の液滴を、他方のノズル列はシアン(C)の液滴を、他方のヘッド234bの一方のノズル列はマゼンタ(M)の液滴を、他方のノズル列はイエロー(Y)の液滴を、それぞれ吐出する。なお、ここでは2ヘッド構成で4色の液滴を吐出する構成としているが、各色毎の液体吐出ヘッドを備えることもできる。
また、キャリッジ233には、記録ヘッド234のノズル列に対応して各色のインクを供給するためのサブタンク235a、235b(区別しないときは「サブタンク235」という。)を搭載している。このサブタンク235には各色の供給チューブ236を介して、供給ユニット224によって各色のインクカートリッジ210から各色のインクが補充供給される。
一方、給紙トレイ202の用紙積載部(圧板)241上に積載した用紙242を給紙するための給紙部として、用紙積載部241から用紙242を1枚ずつ分離給送する半月コロ(給紙コロ)243及び給紙コロ243に対向し、摩擦係数の大きな材質からなる分離パッド244を備え、この分離パッド244は給紙コロ243側に付勢されている。
そして、この給紙部から給紙された用紙242を記録ヘッド234の下方側に送り込むために、用紙242を案内するガイド部材245と、カウンタローラ246と、搬送ガイド部材247と、先端加圧コロ249を有する押さえ部材248とを備えるとともに、給送された用紙242を静電吸着して記録ヘッド234に対向する位置で搬送するための搬送手段である搬送ベルト251を備えている。
この搬送ベルト251は、無端状ベルトであり、搬送ローラ252とテンションローラ253との間に掛け渡されて、ベルト搬送方向(副走査方向)に周回するように構成している。また、この搬送ベルト251の表面を帯電させるための帯電手段である帯電ローラ256を備えている。この帯電ローラ256は、搬送ベルト251の表層に接触し、搬送ベルト251の回動に従動して回転するように配置されている。この搬送ベルト251は、図示しない副走査モータによってタイミングを介して搬送ローラ252が回転駆動されることによってベルト搬送方向に周回移動する。
さらに、記録ヘッド234で記録された用紙242を排紙するための排紙部として、搬送ベルト251から用紙242を分離するための分離爪261と、排紙ローラ262及び排紙コロ263とを備え、排紙ローラ262の下方に排紙トレイ203を備えている。
また、装置本体の背面部には両面ユニット271が着脱自在に装着されている。この両面ユニット271は搬送ベルト251の逆方向回転で戻される用紙242を取り込んで反転させて再度カウンタローラ246と搬送ベルト251との間に給紙する。また、この両面ユニット271の上面は手差しトレイ272としている。
さらに、キャリッジ233の走査方向一方側の非印字領域には、記録ヘッド234のノズルの状態を維持し、回復するための維持回復機構281を配置している。この維持回復機構281には、記録ヘッド234の各ノズル面をキャピングするための各キャップ部材(以下「キャップ」という。)282a、282b(区別しないときは「キャップ282」という。)と、ノズル面をワイピングするためのブレード部材であるワイパーブレード283と、増粘したインクを排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける空吐出受け284などを備えている。
また、キャリッジ233の走査方向他方側の非印字領域には、記録中などに増粘したインクを排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける空吐出受け288を配置し、この空吐出受け288には記録ヘッド234のノズル列方向に沿った開口部289などを備えている。
このように構成したこの画像形成装置においては、給紙トレイ202から用紙242が1枚ずつ分離給紙され、略鉛直上方に給紙された用紙242はガイド245で案内され、搬送ベルト251とカウンタローラ246との間に挟まれて搬送され、更に先端を搬送ガイド237で案内されて先端加圧コロ249で搬送ベルト251に押し付けられ、略90°搬送方向を転換される。
このとき、帯電ローラ256に対してプラス出力とマイナス出力とが交互に繰り返すように、つまり交番する電圧が印加され、搬送ベルト251が交番する帯電電圧パターン、すなわち、周回方向である副走査方向に、プラスとマイナスが所定の幅で帯状に交互に帯電されたものとなる。このプラス、マイナス交互に帯電した搬送ベルト251上に用紙242が給送されると、用紙242が搬送ベルト251に吸着され、搬送ベルト251の周回移動によって用紙242が副走査方向に搬送される。
そこで、キャリッジ233を移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド234を駆動することにより、停止している用紙242にインク滴を吐出して1行分を記録し、用紙242を所定量搬送後、次の行の記録を行う。記録終了信号又は用紙242の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、用紙242を排紙トレイ203に排紙する。
このように、この画像形成装置では、記録ヘッドとして接合品質が高く信頼性が高い本発明に係る液体吐出ヘッドを備えているので、滴吐出特性のバラツキが少なく、高画質画像を形成することができる。
次に、本発明に係る液体吐出ヘッドを備える本発明に係る画像形成装置の他の例について図17を参照して説明する。なお、図17は同装置の機構部全体の概略構成図である。
この画像形成装置は、ライン型画像形成装置であり、装置本体401の内部に画像形成部402等を有し、装置本体401の下方側に多数枚の記録媒体(用紙)403を積載可能な給紙トレイ404を備え、この給紙トレイ404から給紙される用紙403を取り込み、搬送機構405によって用紙403を搬送しながら画像形成部402によって所要の画像を記録した後、装置本体401の側方に装着された排紙トレイ406に用紙403を排紙する。
また、装置本体401に対して着脱可能な両面ユニット407を備え、両面印刷を行うときには、一面(表面)印刷終了後、搬送機構405によって用紙403を逆方向に搬送しながら両面ユニット407内に取り込み、反転させて他面(裏面)を印刷可能面として再度搬送機構405に送り込み、他面(裏面)印刷終了後排紙トレイ406に用紙403を排紙する。
ここで、画像形成部402は、例えばブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色の液滴を吐出する、フルライン型の4個の本発明に係る液体吐出ヘッドで構成した記録ヘッド411k、411c、411m、411y(色を区別しないときには「記録ヘッド411」という。)を備え、各記録ヘッド411は液滴を吐出するノズルを形成したノズル面を下方に向けてヘッドホルダ413に装着している。
また、各記録ヘッド411に対応してヘッドの性能を維持回復するための維持回復機構412k、412c、412m、412y(色を区別しないときには「維持回復機構412」という。)を備え、パージ処理、ワイピング処理などのヘッドの性能維持動作時には、記録ヘッド411と維持回復機構412とを相対的に移動させて、記録ヘッド411のノズル面に維持回復機構412を構成するキャッピング部材などを対向させる。
なお、ここでは、記録ヘッド411は、用紙搬送方向上流側から、ブランク、シアン、マゼンタ、イエローの順に各色の液滴を吐出する配置としているが、配置及び色数はこれに限るものではない。また、ライン型ヘッドとしては、各色の液滴を吐出する複数のノズル列を所定間隔で設けた1又は複数のヘッドを用いることもできるし、ヘッドとこのヘッドにインクを供給する液体カートリッジを一体とすることも別体とすることもできる。
給紙トレイ404の用紙403は、給紙コロ(半月コロ)421と図示しない分離パッドによって1枚ずつ分離され装置本体401内に給紙され、搬送ガイド部材423のガイド面423aに沿ってレジストローラ425と搬送ベルト433との間に送り込まれ、所定のタイミングでガイド部材426を介して搬送機構405の搬送ベルト433に送り込まれる。
また、搬送ガイド部材423には両面ユニット407から送り出される用紙403を案内するガイド面423bも形成されている。更に、両面印刷時に搬送機構405から戻される用紙403を両面ユニット407に案内するガイド部材427も配置している。
搬送機構405は、駆動ローラである搬送ローラ431と従動ローラ432との間に掛け渡した無端状の搬送ベルト433と、この搬送ベルト433を帯電させるための帯電ローラ434と、画像形成部402に対向する部分で搬送ベルト433の平面性を維持するプラテン部材435と、搬送ベルト433から送り出す用紙403を搬送ローラ431側に押し付ける押さえコロ436と、その他図示しないが、搬送ベルト433に付着したインクを除去するためのクリーニング手段である多孔質体などからなるクリーニングローラなどを有している。
この搬送機構405の下流側には、画像が記録された用紙403を排紙トレイ406に送り出すための排紙ローラ438及び拍車439を備えている。
このように構成した画像形成装置において、搬送ベルト433は矢示方向に周回移動し、高電位の印加電圧が印加される帯電ローラ434と接触することで帯電され、この高電位に帯電した搬送ベルト433上に用紙403が給送されると、用紙403は搬送ベルト433に静電的に吸着される。このようにして、搬送ベルト433に強力に吸着した用紙403は反りや凹凸が校正され、高度に平らな面が形成される。
そして、搬送ベルト433を周回させて用紙403を移動させ、記録ヘッド411から液滴を吐出することで、用紙403上に所要の画像が形成され、画像が記録された用紙403は排紙ローラ438によって排紙トレイ406に排紙される。
このように、この画像形成装置においては、記録ヘッドとして接合品質が高く信頼性が高い本発明に係る液体吐出ヘッドを備えているので、滴吐出特性のバラツキが少なく、高速で、高画質画像を形成することができる。
なお、上記実施形態では本発明をプリンタ構成の画像形成装置に適用した例で説明したが、これに限るものではなく、例えば、プリンタ/ファックス/コピア複合機などの画像形成装置に適用することができる。また、狭義のインク以外の液体や定着処理液などを用いる画像形成装置にも適用することができる。
1 ノズル板
2 流路部材(流路板)
3 振動板部材
4 圧電アクチュエータ
5 フレーム部材
11 ノズル
12、12A〜12D ノズル列
13 凹部
13A、13B 凹部列
15 ノズル列群
22 液室
22 液室間隔壁
31 振動領域
41 ベース部材
42A、42B、42C、42D 圧電部材
42a 圧電素子柱
233 キャリッジ
234a、234b 記録ヘッド
411k、411c、411m、411y 記録ヘッド

Claims (7)

  1. 液滴を吐出する複数のノズルが配列されたノズル列を有し、前記ノズルが連通する液室を形成する流路部材に接合されるノズル板において、
    前記液室側の面に、前記ノズル列と平行に並んだ複数の凹部が配列された少なくとも2つの凹部列が、前記ノズル列の中心軸を挟んで反対側に配置されている
    ことを特徴とするノズル板。
  2. 液滴を吐出する複数のノズルが配列された複数のノズル列からなるノズル列群を有し、前記ノズルが連通する液室を形成する流路部材に接合されるノズル板において、
    前記液室側の面に、前記ノズル列と平行に並んだ複数の凹部が配列された少なくとも2つの凹部列が、前記ノズル列群の中心軸を挟んで反対側に配置されている
    ことを特徴とするノズル板。
  3. 前記凹部は、前記流路部材の液室以外の部位に面して設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のノズル板。
  4. 液滴を吐出する複数のノズルが配列されたノズル列を有し、前記ノズルが連通する液室を形成する流路部材に接合されるノズル板の製造方法において、
    基材の前記液室側の面に前記ノズルとなる凹部をプレス加工で形成する工程と、
    前記基材の凹部を形成した面と反対の面に生じた凸部を研磨して前記ノズルを開口する工程と、
    前記基材の前記液室側の面に、前記ノズル列と平行に並んだ複数の凹部が配列された少なくとも2つの凹部列を、前記ノズル列の中心軸に対して反対側にプレス加工で形成する工程と、
    を順次行なう
    ことを特徴とするノズル板の製造方法。
  5. 液滴を吐出する複数のノズルが配列された複数のノズル列からなるノズル列群を有し、前記ノズルが連通する液室を形成する流路部材に接合されるノズル板の製造方法において、
    基材の前記液室側の面に前記複数のノズル列を構成するノズルとなる凹部をプレス加工で形成する工程と、
    前記基材の凹部を形成した面と反対の面に生じた凸部を研磨して前記ノズルを開口する工程と、
    前記基材の前記液室側の面に、前記ノズル列と平行に並んだ複数の凹部が配列された少なくとも2つの凹部列を、前記ノズル列群の中心軸に対して反対側にプレス加工で形成する工程と、
    を順次行なう
    ことを特徴とするノズル板の製造方法。
  6. 請求項1ないし3のいずれかに記載のノズル板を備えていることを特徴とする液体吐出ヘッド。
  7. 請求項6に記載の液体吐出ヘッドを備えていることを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014076574A (ja) * 2012-10-10 2014-05-01 Ricoh Co Ltd 液滴吐出ヘッドおよびそれを備えた液滴吐出装置ならびにインクジェット記録装置

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