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JP2011108576A - ホルダ付コネクタ - Google Patents

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JP2011108576A
JP2011108576A JP2009264935A JP2009264935A JP2011108576A JP 2011108576 A JP2011108576 A JP 2011108576A JP 2009264935 A JP2009264935 A JP 2009264935A JP 2009264935 A JP2009264935 A JP 2009264935A JP 2011108576 A JP2011108576 A JP 2011108576A
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holder
housing
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terminal
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JP2009264935A
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Kaoru Matsumura
薫 松村
Tomoyoshi Fukaya
知由 深谷
Kenji Kajikawa
謙士 梶川
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Abstract

【課題】フロントホルダを変形・破損し難く、外れ難く、省スペースとする。
【解決手段】端子収容室内の端子を二重係止するフロントホルダ31を有するホルダ付コネクタ100であって、フロントホルダ31に、装着方向aに延出し先端が枠状本係止部41となる可撓性アーム部43を設ける。アーム部43の長手方向途中に、ホルダ側仮係止部49を突設する。コネクタハウジング13に、アーム部43の長手方向に沿ってホルダ側仮係止部49と係合するハウジング側仮係止突起と、ハウジング前方を基端57aとし後方に延びて弾性変形する外面ロック57の自由先端に形成されるハウジング側本係止突起59とを設ける。ハウジング側本係止突起59は、本係止時に枠状本係止部41の内縁41aに係合する。
【選択図】図1

Description

本発明は、コネクタハウジングにフロントホルダを備えるホルダ付コネクタに関する。
コネクタには、端子収容室に係止される端子の不完全係止状態を検出したり、端子を二重係止したりするためのフロントホルダを備えるものがある。フロントホルダは、例えば仮係止状態から本係止状態へと段階的に装着される。図22の特許文献1に開示される二重係止コネクタ500は、コネクタハウジング501にフロントホルダである端子二重係止部材503を挿着する。端子二重係止部材503はアーム部である操作部505をコネクタハウジング501の外側に露出させる。操作部505は、仮係止用の突起507、仮係止兼本係止用の突起509を有する。仮係止兼本係止用の突起509は操作部505の長手方向中央寄りに配置され、仮係止用の突起507は仮係止兼本係止用の突起509よりも後方に配置されている。仮係止兼本係止用の突起509はコネクタハウジング501の仮係止兼本係止用の段部511に対応して位置し、仮係止用の突起507は仮係止用の段部513に対応して位置している。
また、図23の特許文献2に開示される端子金具用挿入検知部材を有するコネクタ520は、フロントホルダである端子金具挿入検知部材521に、一対のアーム部である操作片523を有する。操作片523は、可撓変位許容空間525を有する可撓枠体で構成される。操作片523の外側には、仮係止突起527と本係止突起529が設けられる。ハウジング本体には仮係止突起531と本係止突起533が設けられる。操作片523には、可撓変位許容空間525内に進退する変位阻止部材535が設けられる。コネクタ520は、仮係止突起527を仮係止突起531に係合させ、端子金具用挿入検知部材521を仮係止位置に保持する。操作部537を側壁外面方向に押圧することにより起立支持部539を支点として可動アーム541を外方へ変位させ、変形阻止突起535を可撓変位許容空間525内から後退させる。この状態で操作部537を引くと本係止突起529が可撓変形枠部543と共に変位しつつ本係止突起533を乗り越え、本係止位置へ移行する。
特開2007−26943号公報 特開平11−86950号公報
しかしながら、従来のフロントホルダ(503,521)は、仮係止用突起507,527と本係止用突起509,529とが前後方向にずれて配置されるため、アーム寸法が長くなり、変形・破損し易い。一方、本係止では、アーム長を十分に確保しないと押し込み荷重が増大する。また、仮係止部位が露出するため、仮係止状態からフロントホルダ503,521が脱落する虞があった。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その目的は、フロントホルダを変形・破損し難く、外れ難く、省スペースとできるホルダ付コネクタを提供することにある。
本発明に係る上記目的は、下記構成により達成される。
(1) 端子の係止される端子収容室が形成されたコネクタハウジングと、該コネクタハウジングに装着され前記端子収容室内の端子を二重係止するフロントホルダと、を有するホルダ付コネクタであって、
前記フロントホルダには前記装着方向に延出し先端が枠状本係止部となる可撓性アーム部が設けられ、
前記アーム部の長手方向途中にはホルダ側仮係止部が突設され、
前記コネクタハウジングには前記アーム部の長手方向に沿って前記ホルダ側仮係止部と係合するハウジング側仮係止突起と、ハウジング前方を基端とし後方に延びて弾性変形する外面ロックの自由先端に形成されるハウジング側本係止突起とを備え、
前記ハウジング側本係止突起が、本係止時に前記枠状本係止部の内縁に係合することを特徴とするホルダ付コネクタ。
このホルダ付コネクタによれば、アーム部の長手方向途中に、ホルダ側仮係止部が突設され、枠状アーム部の先端部が本係止部として作用する。これにより、従来構造のように枠状アーム部に、仮係止用突起と本係止用突起を前後方向にずらして配置する必要がなくなり、アーム部を短縮できる。アーム部が短くなるので、変形や破損が生じ難くなる。省スペースにもなる。
(2) (1)のホルダ付コネクタであって、
前記ハウジング側仮係止突起が、前記外面ロックの内側に配置されて覆われることを特徴とするホルダ付コネクタ。
このホルダ付コネクタによれば、アーム部がコネクタハウジングに挿入され、ホルダ側仮係止部がハウジング側仮係止突起に係合すると、フロントホルダがコネクタハウジングに仮係止状態となる。この状態で双方の仮係止部は、外面ロックに覆われる。これにより、他部品に仮係止部が接触するなどして係合が解除され、フロントホルダがコネクタハウジングから脱落することがない。
(3) (1)又は(2)のホルダ付コネクタであって、
前記外面ロックが、前記コネクタハウジングの嵌合する相手方コネクタハウジングのフード部内面に形成されるガイド溝にガイドリブとして挿入されることを特徴とするホルダ付コネクタ。
このホルダ付コネクタによれば、コネクタハウジングが相手方コネクタハウジングのフード部に嵌合される際、フロントホルダを本係止している外面ロックが、ガイドリブとなってフード部内面のガイド溝に進入する。ハウジング同士は嵌合時の傾きが規制されて挿入性が向上する。これにより、別途に設けられるガイド手段(ガイドリブ)と本係止手段(外面ロック)が兼用となり、ガイド手段が不要となる分省スペース化が可能となる。外面ロックがガイド溝に挿入されて覆われるため、ロック解除方向の変位が規制され、より高い本係止保持力が得られる。
(4) (3)のホルダ付コネクタであって、
前記ガイド溝が、前記相手方コネクタハウジングに装着されるフロントホルダのアーム部挿入空間となることを特徴とするホルダ付コネクタ。
このホルダ付コネクタによれば、相手方コネクタハウジングのフード部内面に形成されたガイド溝が、外面ロック用の溝のみならず、相手方コネクタハウジングに装着されるフロントホルダのアーム部挿入空間としても兼用される。これにより、相手方コネクタハウジングにアーム部挿入空間を別途形成する必要がなくなり、省スペースとなる。
本発明に係るホルダ付コネクタによれば、フロントホルダのアーム部先端が枠状本係止部として作用し、コネクタハウジングに、ハウジング側本係止突起を先端に備えた外面ロックを設けたので、フロントホルダを変形・破損し難く、外れ難く、省スペースとすることができる。
第1の実施の形態に係るホルダ付コネクタの分解斜視図である。 図1に示したフロントホルダの側面図である。 図1に示したコネクタハウジングの水平断面図である。 図1に示したコネクタハウジングの側断面図である。 (a)はホルダ装着前、(b)は仮係止途中、(c)は仮係止の状態を表す側断面図である。 (a)は本係止途中、(b)は本係止の状態を表す側断面図である。 (a)は仮係止、(b)は本係止途中、(c)は本係止の状態を表す水平断面図である。 (a)はフロントホルダの装着されたホルダ付コネクタの斜視図、(b)はその側面図である。 (a)は図8の端子収容室の側断面図、(b)は端子不完全係止の端子収容室の側断面図、(c)はそのA部拡大図である。 第2の実施の形態に係るホルダ付コネクタの斜視図である。 図10のコネクタハウジングに装着されるフロントホルダの斜視図である。 (a)は図10に示したホルダ付コネクタの正面図、(b)はその仮係止、(c)は本係止のB−B断面図である。 フロントホルダが本係止された図10に示すホルダ付コネクタの斜視図である。 (a)は図13の端子収容室の側断面図、(b)は端子不完全係止の端子収容室の側断面図、(c)はそのC部拡大図である。 (a)は図10に示すホルダ付コネクタの仮係止の側面図、(b)は仮係止の側面図である。 第3の実施の形態に係るホルダ付コネクタの斜視図である。 図16のホルダ付コネクタに嵌合する相手方コネクタハウジングの斜視図である。 (a)は図17の相手方コネクタハウジングの正面図、(b)は相手方コネクタハウジングに嵌合するコネクタハウジングの正面図である。 図17の嵌合状態の斜視図である。 図19の水平断面図である。 図20のD部拡大図である。 従来のホルダ付コネクタの分解斜視図である。 他の従来のホルダ付コネクタの分解斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は第1の実施の形態に係るホルダ付コネクタの分解斜視図である。
本発明に係る第1の実施の形態のホルダ付コネクタは、雌雄コネクタのいずれか一方を構成要件とする。本実施の形態ではホルダ付コネクタが雌コネクタ100となる。雌コネクタ100には複数の雌端子11(図9参照)が複数列(4列)、複数段(2段)に装着される。本明細書中では、装着される端子の雌雄がコネクタの雌雄となる。したがって、雄端子が装着されれば雄コネクタとなる。
雌コネクタ100は、合成樹脂製のコネクタハウジング13を有する。コネクタハウジング13には上記雌端子11を装着する複数の端子収容室15(図9参照)が同列(4列)、同段(2段)に形成されている。雌端子11は、前部から箱状接続部17、導体接続部19,電線保持部21を順次連設してなる。箱状接続部17内には雄端子の電気接触タブ23(図14参照)と接触する電気接触片25が設けられる。箱状接続部17の後端部には弾性係止片(所謂ランス)27が係止する。弾性係止片27は、基端がコネクタハウジング13に一体に接続され先端が自由係止端となって端子収容室15の後部より挿入される雌端子11の箱状接続部17に弾性的に係止する。係止状態の弾性係止片27の背部には係止解除空間29が形成される。
コネクタハウジング13の前部には合成樹脂製のフロントホルダ31が装着される。フロントホルダ31は、ホルダ本体33の前面に前面板部35を有する。前面板部35には雄端子の電気接触タブ23を受け入れる複数のタブ受入孔37が縦横に形成される。ホルダ本体33には各端子収容室15の係止解除空間29に挿入される複数の係合アーム39が突設される。フロントホルダ31は、コネクタハウジング13の前部に装着されることで、図9に示すように、係合アーム39を係止解除空間29に挿入し、弾性係止片27の係止解除方向の移動を規制する。これにより、端子収容室15内の雌端子11を二重係止する。また、後述するように、係合アーム39は、雌端子11の不完全装着も検知可能とする。
フロントホルダ31にはコネクタハウジング13への装着方向aに延出し、先端が枠状本係止部41となる一対の可撓性アーム部43,43が両側部に設けられている。アーム部43は、基端が前面板部35に一体接続された平行な上下可撓枠部45,47の先端同士を枠状本係止部41で連結する矩形枠状に形成されている。
図2は図1に示したフロントホルダの側面図である。
アーム部43の上可撓枠部45の長手方向途中にはホルダ側仮係止部49が突設される。ホルダ側仮係止部49は、装着方向aの前部が斜面49aとなり、後部が垂直面49bとなる。上可撓枠部45は、後述するハウジング側仮係止突起に押下されることで、図5(b)に示すように、下側へ弾性変形可能となっている。アーム部43は、係合アーム39と略同一の突出長となることで、輸送や組み付け作業等の単体取り扱い時に、破損が生じ難くなっている。
図3は図1に示したコネクタハウジングの水平断面図である。
コネクタハウジング13の前部左右には、フロントホルダ31のアーム部43が挿入されるアーム挿入間隙51,51が形成される。アーム挿入間隙51,51は、コネクタハウジング13の両側壁53,53に形成された凹溝55,55に後端が接続される。つまり、アーム挿入間隙51,51に挿入されたアーム部43は、凹溝55に先端が表出する。
両側壁53,53には、ハウジング前方(図3の下方)を基端57aとし後方(図3の上方)に延びて弾性変形する外面ロック57が一体に設けられている。外面ロック57は、基端57aが片持ちされ、先端が自由端となる。この自由先端には凹溝55に突出するハウジング側本係止突起59が形成されている。ハウジング側本係止突起59は、外面ロック57の弾性により、凹溝55から退出されると、弾性復元力で再び凹溝55内に配置される。
図4は図1に示したコネクタハウジングの側断面図である。
コネクタハウジング13のアーム挿入間隙51の天井部51aには、凸状のハウジング側仮係止突起61が垂設されている。ハウジング側仮係止突起61は、ホルダ側仮係止部49と係合する。ハウジング側仮係止突起61とハウジング側本係止突起59との位置関係は、ハウジング側仮係止突起61が、装着方向aの後方側となる。つまり、アーム挿入間隙51には、アーム部43の長手方向に沿って、ハウジング側仮係止突起61とハウジング側本係止突起59とが順次配設されている。そして、フロントホルダ31がコネクタハウジング13に装着完了すると、ハウジング側本係止突起59が、枠状本係止部41の内縁41a(図2参照)に係合するようになっている。
次に、上記構成を有する雌コネクタ100の作用を説明する。
図5(a)はホルダ装着前、(b)は仮係止途中、(c)は仮係止の状態を表す側断面図、図6(a)は本係止途中、(b)は本係止の状態を表す側断面図、図7(a)は仮係止、(b)は本係止途中、(c)は本係止の状態を表す水平断面図である。
図5(a)に示すように、雌コネクタ100は、フロントホルダ31がコネクタハウジング13の前部より装着される。装着は、フロントホルダ31のアーム部43を、コネクタハウジング13のアーム挿入間隙51に挿入する。
図5(b)に示すように、アーム部43がアーム挿入間隙51の所定深さまで挿入されると、ホルダ側仮係止部49の斜面49aがハウジング側仮係止突起61に押圧され、上可撓枠部45が下方へ弾性変形する。さらにフロントホルダ31が挿入され、ホルダ側仮係止部49がハウジング側仮係止突起61を越えると、図5(c)に示すように、上可撓枠部45が弾性復帰して水平となり、ホルダ側仮係止部49の垂直面49bがハウジング側仮係止突起61に係止する。また、このとき同時に枠状本係止部41は、図7(a)に示す先端にハウジング側本係止突起59が当接する。つまり、フロントホルダ31は、装着方向前後の移動が規制され、コネクタハウジング13に仮係止状態となって保持される。
図6(a)に示すように、仮係止状態からさらにフロントホルダ31が装着方向aに挿入されると、ホルダ側仮係止部49はハウジング側仮係止突起61から離反する。このとき、図7(b)に示すように、外面ロック57は、アーム部43の枠状本係止部41に押圧され、凹溝55,55の外側へ弾性変位する。図6(b)に示すように、さらにフロントホルダ31が押し込まれると、枠状本係止部41がハウジング側本係止突起59を通過する。すると、図7(c)に示すように、外面ロック57が弾性復帰し、自由先端に設けられたハウジング側本係止突起59が、枠状本係止部41の内縁41aに係止する。同時に、フロントホルダ31の前面板部35がコネクタハウジング13の前部のホルダ嵌合部に収容されて装着が完了する。
図8(a)はフロントホルダの装着されたホルダ付コネクタの斜視図、(b)はその側面図である。
雌コネクタ100は、フロントホルダ31の装着が完了すると、アーム部43の枠状本係止部41がハウジング側本係止突起59に係止され、コネクタハウジング13からのフロントホルダ31の離脱が確実に規制される。枠状本係止部41が本係止され装着が完了すると、図8(b)に示すように、枠状本係止部41とホルダ側仮係止部49が凹溝55に表出する。
図9(a)は図8の端子収容室の側断面図、(b)は端子不完全係止の端子収容室の側断面図、(c)はそのA部拡大図である。
フロントホルダ31の本係止状態では、図9(a)に示すように、端子収容室15の係止解除空間29にフロントホルダ31の係合アーム39が挿入され、弾性係止片27の後退が規制される。これにより、雌端子11は、二重係止されることとなる。また、図9(b)に示すように、雌端子11が不完全装着状態であると、弾性係止片27が係止解除空間29に後退したままの状態となる。この状態でフロントホルダ31が挿入されると、図9(c)に示すように、係合アーム39が係止解除空間29に位置する弾性係止片27に当接して挿入が阻止される。これにより、フロントホルダ31が装着不能となって、雌端子11の不完全装着が検知されることとなる。
したがって、この実施の形態に係る雌コネクタ100によれば、アーム部43の長手方向途中に、ホルダ側仮係止部49が突設され、枠状アーム部43の先端部が本係止部(枠状本係止部41)として作用する。これにより、従来構造のように枠状アーム部に、仮係止用突起と本係止用突起を前後方向にずらして配置する必要がなくなり、アーム部43を短縮できる。アーム部43が短くなるので、変形や破損が生じ難くなる。省スペースにもなる。
次に、本発明に係る第2の実施の形態のホルダ付コネクタ200を説明する。
図10は第2の実施の形態に係るホルダ付コネクタの斜視図である。なお、以下の各実施の形態において図1〜図9に示した部材と同等の部材には同一の部号を付して説明する。
本発明に係る第2の実施の形態のホルダ付コネクタは、雌雄コネクタのいずれか一方を構成要件とする。本実施の形態ではホルダ付コネクタが雄コネクタ200となる。雄コネクタ200には複数の雄端子63(図14参照)が複数列(4列)、複数段(2段)に装着される。
雄コネクタ200は、合成樹脂製のコネクタハウジング65を有する。コネクタハウジング65には上記雄端子63を装着する複数の端子収容室67(図14参照)が同列(4列)、同段(2段)に形成されている。雄端子63は、前部から電気接触タブ23、タブ支持部69、導体接続部19、電線保持部21を順次連設してなる。電気接触タブ23は、上記した雌端子11における箱状接続部17内の電気接触片25と接触する。タブ支持部69の後端部には弾性係止片27が係止する。弾性係止片27は、基端がコネクタハウジング65に一体に接続され先端が自由係止端となって端子収容室67の後部より挿入される雄端子63のタブ支持部69に弾性的に係止する。係止状態の弾性係止片27の背部には係止解除空間29が形成される。
コネクタハウジング65は、端子収容室67を形成するハウジング本体部71と、その前方で角筒状に突出するフード部73とを有する。フード部73は、ハウジング本体部71の外周より外側に大きく形成されている。ハウジング本体部71は、フード部73の後壁75に前部が接続される。したがって、フード部73とハウジング本体部71の間は段部となる。フード部73の前面開口部77には雌コネクタ100のコネクタハウジング13が嵌合される。
図11は図10のコネクタハウジングに装着されるフロントホルダの斜視図である。
ハウジング本体部71の前部には合成樹脂製のフロントホルダ79が装着される。フロントホルダ79は、ホルダ本体81の前面に前面板部83を有する。前面板部83は、後壁75に形成された図10に示す開口部87から装着前には目視できる。前面板部83には雄端子の電気接触タブ23を貫通する複数のタブ貫通孔85が縦横に形成される。ホルダ本体81には各端子収容室67の係止解除空間29に挿入される複数の係合アーム39が突設される。フロントホルダ79は、フード部73内におけるハウジング本体部71の前部に装着されることで、図14に示すように、係合アーム39を係止解除空間29に挿入し、弾性係止片27の係止解除方向の移動を規制する。これにより、端子収容室67内の雄端子63を二重係止する。また、後述するように、係合アーム39は、雄端子63の不完全装着も検知可能とする。
フロントホルダ79にはハウジング本体部71への装着方向bに延出し、先端が枠状本係止部41となる一対の可撓性アーム部43,43が両側部に設けられている。アーム部43は、基端が前面板部83に一体接続された平行な上下可撓枠部45,47の先端同士を枠状本係止部41で連結する矩形枠状に形成されている。
アーム部43の上可撓枠部45の長手方向途中にはホルダ側仮係止部49が突設される。ホルダ側仮係止部49は、装着方向bの前部が斜面49aとなり、後部が垂直面49bとなる。上可撓枠部45は、後述するハウジング側仮係止突起に押下されることで、下側へ弾性変形可能となっている。アーム部43は、係合アーム39と略同一の突出長となることで、輸送や組み付け作業等の単体取り扱い時に、破損が生じ難くなっている。
フロントホルダ79は、フード部73からハウジング本体部71に装着される。フード部73の左右の後壁75には、フロントホルダ79のアーム部43を貫通させる開口窓87(図12参照)が形成される。開口窓87から導出されるアーム部43は、図10に示すハウジング本体部71の両側壁89、89に突設された上下一対の平行なガイド凸条91,91によってガイドされる。開口窓87の天井面87a(図12参照)にはホルダ側仮係止部49に係止するハウジング側仮係止突起61が垂設される。
図10に示すように、ガイド凸条91,91には、長手方向略半分の位置まで、後壁75に接続される架橋壁93が架設される。架橋壁93は、開口窓87内に設けられているハウジング側仮係止突起61を覆う。架橋壁93の延出端部(ハウジング本体部71の後方側の端部)にはハウジング側本係止突起59が延出されている。ハウジング側本係止突起59は、ガイド凸条91,91間のアーム挿入間隙97に配置される。架橋壁93とハウジング側本係止突起59とは、雄コネクタ200における外面ロック95を構成している。したがって、ハウジング側仮係止突起61は、外面ロック95の内側に配置されて覆われている。
次に、上記構成を有する雄コネクタ200の作用を説明する。
図12(a)は図10に示したホルダ付コネクタの正面図、(b)はその仮係止、(c)は本係止のB−B断面図、図13はフロントホルダが本係止された図10に示すホルダ付コネクタの斜視図である。
図12(a)に示すように、雄コネクタ200は、フロントホルダ79がフード部73の前面開口部77より装着される。装着は、フロントホルダ79のアーム部43を、開口窓87に挿入する。
図12(b)に示すように、アーム部43が開口窓87に所定深さまで挿入されると、ホルダ側仮係止部49の斜面49aがハウジング側仮係止突起61に押圧され、上可撓枠部45が下方へ弾性変形する。さらにフロントホルダ79が挿入され、ホルダ側仮係止部49がハウジング側仮係止突起61を越えると、上可撓枠部45が弾性復帰して水平となり、ホルダ側仮係止部49の垂直面49bがハウジング側仮係止突起61に係止する。また、このとき同時に枠状本係止部41は、先端にハウジング側本係止突起59が当接する。つまり、フロントホルダ79は、装着方向前後の移動が規制され、コネクタハウジング65に仮係止状態となって保持される。
図12(c)に示すように、仮係止状態からさらにフロントホルダ79が装着方向bに挿入されると、ホルダ側仮係止部49はハウジング側仮係止突起61から離反する。このとき、外面ロック95は、アーム部43の枠状本係止部41に押圧され、アーム挿入間隙97の外側へ弾性変位する。さらにフロントホルダ79が押し込まれると、枠状本係止部41がハウジング側本係止突起59を通過する。すると、外面ロック95が弾性復帰し、図12(c)及び図13に示すように、自由先端に設けられたハウジング側本係止突起59が、枠状本係止部41の内縁41aに係止する。同時に、フロントホルダ79の前面板部83がハウジング本体部71の前部のホルダ嵌合部に収容されて装着が完了する。
図14(a)は図13の端子収容室の側断面図、(b)は端子不完全係止の端子収容室の側断面図、(c)はそのC部拡大図である。
フロントホルダ79の本係止状態では、図14(a)に示すように、端子収容室67の係止解除空間29にフロントホルダ79の係合アーム39が挿入され、弾性係止片27の後退が規制される。これにより、雄端子63は、二重係止されることとなる。また、図14(b)に示すように、雄端子63が不完全装着状態であると、弾性係止片27が係止解除空間29に後退したままの状態となる。この状態でフロントホルダ79が挿入されると、図14(c)に示すように、係合アーム39が係止解除空間29に位置する弾性係止片27に当接して挿入が阻止される。これにより、フロントホルダ79が装着不能となって、雄端子63の不完全装着が検知されることとなる。
図15(a)は図10に示すホルダ付コネクタの仮係止の側面図、(b)は仮係止の側面図である。
雄コネクタ200は、フロントホルダ79の装着が完了すると、アーム部43の枠状本係止部41がハウジング側本係止突起59に係止され、コネクタハウジング65からのフロントホルダ31の離脱が確実に規制される。枠状本係止部41が本係止され装着が完了すると、図15(b)に示すように、枠状本係止部41とホルダ側仮係止部49の一部分がアーム挿入間隙97に表出する。一方、ホルダ側仮係止部49がハウジング側仮係止突起61に係止する図15(a)に示した仮係止状態では、ホルダ側仮係止部49及び枠状本係止部41がアーム挿入間隙97に表出しない。
したがって、この実施の形態に係る雄コネクタ200によれば、アーム部43がコネクタハウジング65に挿入され、ホルダ側仮係止部49がハウジング側仮係止突起61に係合すると、フロントホルダ79がコネクタハウジング65に仮係止状態となる。この状態で双方の仮係止部(49,61)は、外面ロック95に覆われる。これにより、他部品に仮係止部(49,61)、或いは枠状本係止部41が接触するなどして係合が解除され、仮係止状態のフロントホルダ79がコネクタハウジング65から脱落することがない。
次に、本発明に係る第3の実施の形態のホルダ付コネクタを説明する。
図16は第3の実施の形態に係るホルダ付コネクタの斜視図である。
本発明に係る第3の実施の形態のホルダ付コネクタは、雌雄コネクタの双方を構成要件とする。すなわち、雌コネクタ100Aと上記の雄コネクタ200とからなる。雌コネクタ100Aは、上記の雌コネクタ100と細部の形状が少し異なる。異なる部分は、外面ロック57Aの基端57Aaである。上記した基端57aは、図8に示したようにコネクタハウジング13の前端13aから後退したテーパー面として形成された。本実施の形態の外面ロック57Aは、基端57Aaがコネクタハウジング13の前端13aから角柱体となって突設される。他の構成は、雌コネクタ100と同様である。
図17は図16のホルダ付コネクタに嵌合する相手方コネクタハウジングの斜視図、図18(a)は図17の相手方コネクタハウジングの正面図、(b)は相手方コネクタハウジングに嵌合するコネクタハウジングの正面図である。
図17に示すように、フロントホルダ31を装着した雌コネクタ100Aは、相手方コネクタであるフロントホルダ79を装着した雄コネクタ200と嵌合する。雄コネクタ200のフード部73の内面には、雌コネクタ100Aの左右一対の外面ロック57A,57Aが進入する図18(a)に示すガイド溝101,101が形成されている。
図18(b)に示す外面ロック57Aは、基端57Aaが角柱となって前端13a(図16参照)に設けられることで、ガイド溝101,101への挿入開始が容易に行えるようになっている。つまり、雌コネクタ100Aの外面ロック57Aは、雄コネクタ200のフード部73内面に形成されるガイド溝101,101にガイドリブとして挿入されるようになされている。
図19は図17の嵌合状態の斜視図である。
このようにして、雌コネクタ100Aと雄コネクタ200とは、雌コネクタ100Aが雄コネクタ200のフード部73に嵌合される際、フロントホルダ31を本係止している外面ロック57Aが、ガイドリブとなってフード部73内面のガイド溝101,101に進入する。これにより、コネクタハウジング13、コネクタハウジング65同士は、嵌合時の傾きが規制されて挿入性が向上する。
その結果、本来、雌コネクタ100Aのコネクタハウジング13に別途に設けられるべきガイド手段(ガイドリブ)が本係止手段(外面ロック57A)と兼用となり、ガイド手段が不要となる分、コネクタハウジング13の省スペース化が可能となる。
図20は図19の水平断面図、図21は図20のD部拡大図である。
また、図20に示すように、雌コネクタ100Aと雄コネクタ200が嵌合すると、雌コネクタ100Aの外面ロック57A,57Aがガイド溝101,101の奥側に配置される。つまり、ガイド溝101,101は、フード部73のガイド溝101,101によって覆われる。この状態では、図21に示すように、外面ロック57Aの外面57Abが、ガイド溝101の溝底面101aに当たるので、外面ロック57Aのロック解除方向(矢印c方向)の変位が規制される。これにより、より高い本係止保持力が得られるようになされている。
さらに、ガイド溝101,101は、雄コネクタ200のコネクタハウジング65に装着されるフロントホルダ79のアーム部挿入空間とすることができる。ガイド溝101,101が、雌コネクタ100Aの外面ロック57A用の溝のみならず、雄コネクタ200のフロントホルダ79のアーム部挿入空間としても兼用されることで、コネクタハウジング65のフード部73にアーム部挿入空間を別途形成する必要がなくなる。これによりコネクタハウジング65の省スペース化が可能となる。
したがって、上記した各実施の形態に係るホルダ付コネクタによれば、フロントホルダ31,79のアーム部先端が枠状本係止部41として作用し、コネクタハウジング13,65に、ハウジング側本係止突起59を先端に備えた外面ロック57,57A,95を設けたので、フロントホルダ31,79を変形・破損し難く、外れ難く、省スペースとすることができる。
11 雌端子(端子)
15,67 端子収容室
13,65 コネクタハウジング
31,79 フロントホルダ
41 枠状本係止部
41a 枠状本係止部の内縁
43 アーム部
49 ホルダ側仮係止部
57a 基端
57,57A,95 外面ロック
59 ハウジング側本係止突起
61 ハウジング側仮係止突起
63 雄端子(端子)
65 相手方コネクタハウジング
73 フード部
100 雌コネクタ(ホルダ付コネクタ)
100A 雌コネクタ(ホルダ付コネクタ)
101 ガイド溝
200 雄コネクタ(ホルダ付コネクタ)
a,b 装着方向

Claims (4)

  1. 端子の係止される端子収容室が形成されたコネクタハウジングと、該コネクタハウジングに装着され前記端子収容室内の端子を二重係止するフロントホルダと、を有するホルダ付コネクタであって、
    前記フロントホルダには前記装着方向に延出し先端が枠状本係止部となる可撓性アーム部が設けられ、
    前記アーム部の長手方向途中にはホルダ側仮係止部が突設され、
    前記コネクタハウジングには前記アーム部の長手方向に沿って前記ホルダ側仮係止部と係合するハウジング側仮係止突起と、ハウジング前方を基端とし後方に延びて弾性変形する外面ロックの自由先端に形成されるハウジング側本係止突起とを備え、
    前記ハウジング側本係止突起が、本係止時に前記枠状本係止部の内縁に係合することを特徴とするホルダ付コネクタ。
  2. 請求項1記載のホルダ付コネクタであって、
    前記ハウジング側仮係止突起が、前記外面ロックの内側に配置されて覆われることを特徴とするホルダ付コネクタ。
  3. 請求項1又は請求項2記載のホルダ付コネクタであって、
    前記外面ロックが、前記コネクタハウジングの嵌合する相手方コネクタハウジングのフード部内面に形成されるガイド溝にガイドリブとして挿入されることを特徴とするホルダ付コネクタ。
  4. 請求項3記載のホルダ付コネクタであって、
    前記ガイド溝が、前記相手方コネクタハウジングに装着されるフロントホルダのアーム部挿入空間となることを特徴とするホルダ付コネクタ。
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