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JP2011087274A - 表面実装型の圧電デバイス - Google Patents

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JP2011087274A JP2010069442A JP2010069442A JP2011087274A JP 2011087274 A JP2011087274 A JP 2011087274A JP 2010069442 A JP2010069442 A JP 2010069442A JP 2010069442 A JP2010069442 A JP 2010069442A JP 2011087274 A JP2011087274 A JP 2011087274A
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芳明 天野
Takeshi Saito
健史 齊藤
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Nihon Dempa Kogyo Co Ltd
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Abstract

【課題】 圧電デバイスの薄肉化による撓みを抑制した、表面実装型の圧電デバイスを提供する。
【解決手段】 面実装型の圧電デバイス(100)は、基部とこの基部から伸びる一対の振動腕とを有する音叉型圧電振動片(30)と、音叉型圧電振動片(30)を収納するキャビティ(22)を形成する壁部(19、49)と、キャビティ(22)内で、一対の振動腕(21)の間を通る柱状体(18,48)とを有するパッケージと、を備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、反りまたは撓みを少なくした表面実装型の圧電デバイスに関する。
従来、移動体通信機器やOA機器等の小型軽量化に伴って、それらに用いられる圧電デバイスも、より一層の小型化への対応が求められている。一般に表面実装型の圧電デバイスは、セラミックなどの絶縁材料で形成されたパッケージに圧電振動片を配置し、セラミックのパッケージの上側をコバールなどの金属板で封入した構造が広く採用されている。
最近、量産性を考慮して、水晶材料又はガラス材料のウエハ基板を使って表面実装型の圧電デバイスを一度に製造する方法が提案されている。たとえば特許文献1はリッドとベースとが水晶材料で形成されている。
特開2009−164775号公報
しかしながら、水晶材料又はガラス材料は、コバールなどの金属板と比べて弾性変形量が少なく、外部から大きな力が加えられると破損するおそれがある。また、表面実装型の圧電デバイスの小型化に伴い、セラミック、水晶材料又はガラス材料は薄く形成しなければならず、外部から力が加えられると変形したりするおそれがある。つまり、圧電デバイスの小型化に伴うパッケージの内壁の薄肉化による撓みの発生のおそれがある。
本発明は、圧電デバイスの薄肉化による撓みを抑制した、表面実装型の圧電デバイスを提供することを目的とする。
第1観点の表面実装型の圧電デバイスは、基部とこの基部から伸びる一対の振動腕とを有する音叉型圧電振動片と、音叉型圧電振動片を収納するキャビティを形成する壁部と、キャビティ内で一対の振動腕の間を通るように配置された柱状体とを有するパッケージと、を備える。
この圧電デバイスは、キャビティ内に柱状体を備えるため圧電デバイスの薄肉化による撓みを抑制することができる。
第2観点の表面実装型の圧電デバイスは、基部とこの基部から伸びる一対の振動腕とを有する音叉型圧電振動片と、音叉型圧電振動片を収納するキャビティを形成する壁部およびキャビティ内で一対の振動腕の外側を通り基部と振動腕の先端との間に配置された柱状体を有するパッケージと、を備える。
第3観点の圧電デバイスの柱状体は、振動腕が伸びる方向に細長い形状をしている。
第4観点の圧電デバイスの振動腕の伸びる方向に交差する方向の柱状体の幅は、振動腕の先端側で細く、基部側で太い形状をしている。
第5観点の圧電デバイスの柱状体は、パッケージの壁部から伸びている。
第6観点の圧電デバイスのパッケージは、音叉型圧電振動片を保持するベース部とベース部に接合するリッド部とから形成され、柱状体は、ベース部から突き出た第1柱状部とリッド部から突き出た第2柱状部とを有する。
第7観点において、第1柱状部と第2柱状部との間には空隙が形成されている。
第8観点の圧電デバイスのパッケージは、音叉型圧電振動片の外周を取り囲むフレームを有する振動腕フレームと、フレームの一方の片面に接合するベース部とフレームの他方の片面に接合するリッド部とから形成され、柱状体は、ベース部から突き出た第1柱状部とリッド部から突き出た第2柱状部とフレームから突き出た第3柱状部とを有する。
第9観点において、第1柱状部と第3柱状部との間、又は第2柱状部と第3柱状部との間には空隙が形成されている。
本発明によれば、パッケージが撓み難くなりパッケージ強度が増加した圧電デバイスを提供できる。
(a)は、第1リッド10の内面図である。 (b)は、第1音叉型水晶振動片30を装着した第1ベース40の上面図である。 (c)は、(a)と(b)とのA−A断面図であり、第1圧電デバイス100を重ね合わせる前の状態を示した断面図である。 図1のB−B断面図であり、第1圧電デバイス100を重ね合わせた状態を示した断面図である。 (a)は、第1リッドウエハ10W側から見た第1パッケージウエハ80Wの上面図である。 (b)は、(a)に示された第1パッケージウエハ80WをB−B断面線で切った拡大断面図である。 (a)は、(b)のC−C断面であり、第1音叉型水晶振動片30を装着した第2圧電デバイス110の断面図である。 (b)は、(a)のリッド10Aを外した上面図である。 (a)は、第3圧電デバイス120の第3リッド10Bの内面図である。 (b)は、第1音叉型水晶振動片30を装着した第3ベース40Bの上面図である。 (c)は、(a)と(b)とのD−D断面図であり、第3圧電デバイス120を重ね合わせる前の状態を示した断面図である。 図5のE−E断面図であり、第3圧電デバイス120を重ね合わせた状態を示した断面図である。 (a)は、第4圧電デバイス130の第4リッド10Cの内面図である。 (b)は、第1音叉型水晶振動片30を装着した第4ベース40Cの上面図である。 (c)は、第4圧電デバイス130を接合した状態のF−F断面図である。 (a)は、第5圧電デバイス140の第5リッド10Dの内面図である。 (b)は、第1音叉型水晶振動片30を装着した第5ベース40Dの上面図である。 (c)は、第5圧電デバイス140を接合したG−G断面図である。 (a)は、第6リッド10Eの内面図である。 (b)は、第2音叉型水晶振動片20を装着した水晶フレーム50の上面図である。 (c)は、第6ベース40Eの上面図である。 (d)は、第6圧電デバイス150を重ね合わせる前のH−H断面図である。 (a)は、第7圧電デバイス160の陽極接合を行う概略断面図である。 (b)は、第7リッド10Fの内面図である。 (c)は、第2水晶フレーム50Aの正面図である。 (d)は、第7ベース40Fの正面図である。
<第1実施形態;第1圧電デバイス100の構成>
図1は、音叉型水晶振動片30を備えた表面実装型の第一圧電デバイス100の概略図を示している。図1(a)は、第1リッド10の内面図であり、(b)は、第1音叉型水晶振動片30を装着した第1ベース40の上面図であり、(c)は、(a)と(b)とのA−A断面図であり、第1圧電デバイス100を示した断面図である。ただし、第1リッド10と第1ベース40とが分離された状態が示されている。
第1圧電デバイス100は、第1リッド10および第1ベース40から構成され、パッケージ80が形成されている。第1リッド10および第1ベース40はガラス又は水晶材料からなる。
図1(a)に示されるように、第1リッド10は、リッド側凹部17および第2柱状部18を第1ベース40側の片面に有している。リッド側凹部17および第2柱状部18は、エッチングまたはサンドブラストなどにより形成される。第2柱状部18の根元部(+Y軸側、図1中の右側)の幅WBは、先端部(−Y軸側、図1中の左側)の幅WAよりも細い形状をしている。後述する振動腕21の励振により、振動腕21の先端側(+Y軸側、図1中の右側)が第2柱状部18に衝突しないようにするためである。別言すると、振動腕21のX軸方向の振動幅は、振動腕21の先端側(+Y軸側、図1中の右側)が大きくて振動腕21の根元側が小さい。第2柱状部18はこの振動幅に合わせて形成されている。また、第2柱状部18の先端部は第1リッド10(又は後述するキャビティ―22)のほぼ中央まで伸びている。
リッド側凹部17の深さは例えば60μm程度である。そして、リッド側凹部17を形成することにより第1リッド10の壁部19が形成されている。この壁部19と第2柱状部18とは高さ(Z軸方向)が同じである。この壁部19の第1ベース40側には、四辺からなる矩形の枠形状の第2接合膜15が形成されている。第2接合膜15は、400Å〜2000Åの金(Au)層が形成された構成である。
図1(b)に示されるように、第1ベース40は、ベース側凹部47、台座52および第1柱状部48を第1リッド10側の片面に有している。ベース側凹部47、台座52および第1柱状部48は、エッチングまたはサンドブラストなどにより形成される。また第1ベース40には、エッチング等によりベース側凹部47が深さ80μm程度に形成されると、壁部49が形成される。この壁部49から同じ高さ(Z軸方向)で第1柱状部48が伸びている。第1ベース40には、エッチング等により第1スルーホール41と第2スルーホール43とが形成される。
第1柱状部48の先端部の幅および根元部の幅は、第2柱状部18と同じように形成されている。第2柱状部18の先端部も第1ベース40のほぼ中央まで伸びている。また、第2柱状部18は、後述する音叉型水晶振動片30の一対の振動腕21の間に入るように、形成されている。
壁部49には、第1接合膜45が形成されている。第1接合膜45は、四辺からなる矩形の枠形状である。第1接合膜45は、400Å〜2000Åの金(Au)層が形成された構成である。
ベース40の表面には、第1接続電極42および第2接続電極44が形成される。第1ベース40の底部には、メタライジングされた第1外部電極55および第2外部電極56が形成される。第1ベース40の表面から裏面へと貫通する第1スルーホール41は、第1接続電極42と第1外部電極55とを導通させる。第2スルーホール43は、第2接続電極44と第2外部電極56とを導通させる。第1スルーホール41および第2スルーホール43には金属膜が形成され、封止材70を用いて封止される。
リッド側凹部17とベース側凹部47とによりキャビティ―22を有するパッケージ80が形成される。第1圧電デバイス100は導電性接着剤71を介してキャビティ―22内の台座52に第1音叉型水晶振動片30を装着する。
音叉型水晶振動片30は一対の振動腕21と基部23とからなる。基部23には第1基部電極31および第2基部電極32が形成される。一対の振動腕21は、表面、裏面および側面に第1励振電極33および第2励振電極34が形成されており、第1励振電極33は第1基部電極31につながっており、第2励振電極34は第2基部電極32につながっている。
第1基部電極31、第2基部電極32および第1励振電極33、第2励振電極34は、ともに、150Å〜700Åのクロム(Cr)層の上に400Å〜2000Åの金(Au)層が形成された構成である。
第1基部電極31および第2基部電極32は、導電性接着材71を介して第1接続電極42および第2接続電極44に接続する。第1接続電極42は、スルーホール41を通じて第1ベース40の底面に設けた第1外部電極55に接続する。第2接続電極44は、スルーホール43を通じて第1ベース40の底面に設けた第2外部電極56に接続する。つまり、第1基部電極31は第1外部電極55と電気的に接続し、第2基部電極32は第2外部電極56と電気的に接続している。
図1(c)に示されるように、第1圧電デバイス100は、第1リッド10と第1ベース40とが重ね合わせて形成される。第1接合膜45と第2接合膜15との間に金シリコン(Au3.15Si)合金又は金ゲルマニューム(Au12Ge)共晶合金などの接合材75が配置される。そして接合材75が溶けることによって、矩形の枠形状の第1接合膜45および第2接合膜15全体に広がり、この溶けた接合材75が硬化することで第1リッド10と第1ベース40とが接合する。
図2は、図1のB−B断面図であり、第1圧電デバイス100を示した断面図である。図2は第1リッド10と第1ベース40とが接合した状態を示している。
図2は第1リッド10と第1ベース40とが第1接合膜45および第2接合膜15で接合すると、第2柱状部18の下側(ベース側)と第1柱状部48の上側(リッド側)との間には、第1接合膜45の厚さと第2接合膜15の厚さとを合わせた厚さだけ隙間CLが形成される。この隙間CLは800Å〜4000Å程度(約0.08μmから0.4μm)である。
第1リッド10の表面(図2の上側)又は第1ベース40の底面(図2の下側)から大きな外力が加わると、第1リッド10が撓んだり第1ベース40が撓んだりする。しかし、第1リッド10又は第1ベース40が約0.1μmから0.4μm撓むと、第1柱状部48と第2柱状部18とが当接する。また第1柱状部48と第2柱状部18の先端部は、キャビティ22の中央に位置している。したがって、第1リッド10又は第1ベース40は破損するほど大きく撓むことがない。第1圧電デバイス100の小型化に伴って、第1リッド10又は第1ベース40の肉厚が薄くなっても、一定の強度を保つことができる。
特に図示しないが、第1柱状部48と第2柱状部18とも、第1接合膜45および第2接合膜15が形成されてもよい。この場合には、第1柱状部48と第2柱状部18とが接合する。このため、パッケージ80が強固になり、第1リッド10又は第1ベース40の肉厚が薄くなっても、一定の強度を保つことができる。
パッケージ80内部に柱状体である第1柱状部48と第2柱状部18とを設けることでパッケージが撓み難くなりパッケージ強度を増加することができる。また、柱状体が音叉型水晶振動片30の振動を妨げることがない。なお、上記説明では、第1柱状部48および第2柱状部18の先端部の幅(X軸方向)が広くなっていたが、製造又は設計し易いように、第1柱状部48および第2柱状部18は先端部から根元部まで同じ幅(X軸方向)にしてもよい。
図3(a)は、第1リッド用ウエハ10W側から見た第1パッケージウエハ80Wの上面図であり、(b)は、第1パッケージウエハ80WをC−C断面線で切った拡大断面図である。ただし、理解を容易にするため第1リッド用ウエハ10Wと第1ベース用ウエハ40Wとを重ね合わせる前の状態を示している。説明の都合上、図3(a)は第1リッド用ウエハ10Wが透明の状態で、第1ベース40に載置された第1音叉型水晶振動片30および第1柱状部48が理解できるように描かれている。また、第1パッケージウエハ80Wは、1つの第1圧電デバイス100の外形(XY平面の大きさ)に相当する領域を仮想線(二点鎖線)で表示している。また、理解を容易にするため、キャビティ―22が網目で示されている。
図1では1つの第1圧電デバイス100について説明した。実際の製造においては、量産性が高くなるようにガラスまたは水晶材料のウエハ単位で製造される。すなわち、図3に示されるように、複数の第1ベース40が形成された第1ベース用ウエハ40Wが用意され、その第1ベース用ウエハ40Wに複数の音叉型水晶振動片30が配置される。そして複数の第1リッド10が形成された第1リッド用ウエハ10Wが、接合材75で第1ベース用ウエハ40Wに接合される。そして第1パッケージウエハ80Wが形成される。そして、第1パッケージウエハ80Wがダイシングされ、個々の第1圧電デバイス100が完成する。
図3(a)に示されるように、第1ベース用ウエハ40Wに形成された第1圧電デバイス100は、XY平面において複数形成されている。
図3(b)に示されるように、第1パッケージウエハ80Wは、第1ベース用ウエハ40Wに形成された第1接合膜45に接合材75を載置し、第1リッド用ウエハ10Wに形成された第2接合膜15を重ね合わせ、真空リフロー炉内などに保持・加熱され接合される。
第1ベース用ウエハ40Wと第1リッド用ウエハ10Wとは、接合材75を介して固定されるため、接合材75が溶ける前は、第1接合膜45と第2接合膜15との間に隙間がある。このため、真空リフロー炉内などで第1パッケージウエハ80Wが保持・加熱される際、第1パッケージウエハ80Wから空気が排気される。不活性ガスで満たされたリフロー炉内などで第1パッケージウエハ80Wが保持・加熱される際には、第1パッケージウエハ80W内は不活性ガスで満たされる。
小ロット生産であれば、第1ベース40は、ガラスおよび水晶材料以外にセラミックを使って形成することができる。
<第2実施形態;第2圧電デバイス110の構成>
図4(a)は第2圧電デバイス110を示した概略側面図である。図4(b)は第2圧電デバイス110の第2リッド10Aを外した概略上面図である。
第2圧電デバイス110は、絶縁性の第2ベース40Aと第2リッド10Aとからなる。第2リッド10Aは、コバール(登録商標、鉄FeとニッケルNiとコバルトCoとの合金)製である。
第2ベース40Aは、セラミックから成りアルミナを主原料とするセラミック粉末およびバインダ等を含むスラリーを用いたグリーンシートよりプレス抜きされた底面用セラミック層51、壁部49、第1柱状部48a及び台座52から構成される。壁部49と第1柱状部48aとは同じ高さで接続されて、第1柱状部48aは、キャビティ22のほぼ中央まで伸びている。これら複数のセラミック層より構成されたパッケージ80Aは、キャビティ22を形成し、このキャビティ22内に、第1音叉型圧電振動片30を実装する。セラミックベース40Aはこれらの複数の基板を積層し、焼結して形成されている。
第1音叉型圧電振動片30の台座52への装着は、第1圧電デバイス100と同一の構成のため、第1圧電デバイス100と異なる部分について説明する。壁部49の上端には第1接合膜45があり、第2リッド10Aの接合のために、第1接合膜45にろう材77が形成されている。壁部49と第2リッド10Aとは、ろう材77を介して溶着されている。
第2リッド10Aと第2ベース40Aとが第1接合膜45及びろう材77で接合すると、第2リッド10Aと第1柱状部48aとの間には、第1接合膜45の厚さとろう材77の厚さとを合わせた厚さだけ隙間CLが形成される。第2リッド10Aの表面(図4(a)の上側)又は第2ベース40Aの底面(図4(a)の下側)から大きな外力が加わっても、第1柱状部48aとからなる柱状体があるため撓み難くなる。
<第3実施形態;第3圧電デバイス120の構成>
図5(a)は、第3リッド10Bの内面図であり、(b)は、第1音叉型水晶振動片30を装着した第3ベース40Bの上面図であり、(c)は、(a)と(b)とのD−D断面図であり、第3圧電デバイス120を重ね合わせる前の状態を示した断面図である。
第3圧電デバイス120は、特に第1柱状部48bの形状および第2柱状部18bの形状が第1圧電デバイス100のそれらの形状と異なっている。第3圧電デバイス120は、第3リッド10Bと第3ベース40Bとから構成されている。第3リッド10Bおよび第3ベース40Bは水晶材料からなる。以下、第1圧電デバイス100と異なる部分について説明する。
ここで、工業材料の硬さを表わす指標の一つにヌープ硬度がある。ヌープ硬度は数値が高ければ硬く、低ければ柔らかい。リッド及びベースに使用される代表的なガラスであるホウケイ酸ガラスは、ヌープ硬度が590kg/mmである。また、水晶のヌープ硬度は710〜790kg/mmである。そのため第3圧電デバイス120では、第3リッド10Bおよび第3ベース40Bにガラスの代わりに水晶を使用する方が圧電デバイスの硬度を高くすることができる。また、圧電デバイスを所定の硬度にする場合には、リッド及びベースに使われるガラスの厚みを厚くする必要があるが、水晶であれば厚みが薄くてもよい。つまり、同じ硬度の圧電デバイスであればリッド及びベースに水晶を使用すると、小型化・低背化が可能となる。
図5(a)に示されるように、第3リッド10Bは、第3ベース40B側にリッド側凹部17を備え、ほぼ中央部にY軸方向に延びる細長い形状をした第2柱状部18bを備える。この壁部19と第2柱状部18bとは高さ(Z軸方向)が同じである。第3リッド10Bのリッド側凹部17はウェットエッチングによって形成される。第2柱状部18bの一端部(−Y軸側、図5(a)中の左側)の幅WCは、他端部の幅WDよりも太い形状をしている。他端部の幅WDを細くすることにより、振動腕21の励振により、振動腕21が第2柱状部18bに衝突しないようにするためである。
また第3リッド10Bには、第1リッド10に形成されていた第2接合膜15が形成されていない。
図5(b)に示されるように、第3ベース40Bは、第1音叉型水晶振動片30の一対の振動腕21の間を通るほぼ中央部に、振動腕21が伸びる方向(Y方向)に伸びる細長い形状をした第1柱状部48bを備える。第1柱状部48bの先端部の幅および根元部の幅は、第2柱状部18bと同じように形成されている。第1柱状部48bの高さ(Z軸方向)は壁部49と同じ高さである。
また第3ベース40Bには、第1ベース40に形成されていた第1接合膜45が形成されていない。
図5(c)に示されるように、第3圧電デバイス120は、第3リッド10Bと第3ベース40Bとが重ね合わせて形成される。第3リッド10Bと第3ベース40Bとは水晶材料であり、接合面を鏡面仕上げして、プラズマ処理又はイオンビーム処理して接合面を活性化させた状態で重ね合わせ加熱するとシロキサン結合(Si−O−Si)する。第1柱状部48bと第2柱状部18bとは一体の柱状体となる。
図6は、図5のE−E断面図であり、第3圧電デバイス120を示した断面図である。図6は第3リッド10Bと第3ベース40Bとが接合した状態を示している。
第3リッド10Bと第3ベース40Bとが接合すると、第1柱状部48bと第2柱状部18bとも接合する。第3リッド10Bの表面(図6の上側)又は第3ベース40Bの底面(図6の下側)から大きな外力が加わっても、第1柱状部48bと第2柱状部18bとからなる柱状体があるため撓み難くなる。また第1柱状部48bと第2柱状部18bの先端部は、キャビティ22の中央に位置しているため、第3リッド10B又は第3ベース40Bは破損するほど大きく撓むことがない。第3圧電デバイス120の小型化に伴って、第3リッド10B又は第3ベース40Bの肉厚が薄くなっても、一定の強度を保つことができる。
なお、上記説明では、第1柱状部48bおよび第2柱状部18bの幅が(X軸方向)が一端側と他端側とで異なっていたが、第1柱状部48bおよび第2柱状部18bはその一端側から他端側まで同じ幅(X軸方向)にしてもよい。
<第4実施形態;第4圧電デバイス130の構成>
図7(a)は、第4圧電デバイス130の第4リッド10Cの内面図である。(b)は、第1音叉型水晶振動片30を装着した第4ベース40Cの上面図である。(c)は、第3圧電デバイス130を接合したF−F断面図である。
第4圧電デバイス130は、第1補助柱状部48cおよび第2補助柱状部18cが第3圧電デバイス120の柱状部に加えて配置されている。第4圧電デバイス130は、第4リッド10Cと第4ベース40Cとから構成されている。第4リッド10Cおよび第4ベース40Cは水晶材料からなる。以下、第3圧電デバイス120と異なる部分について説明する。
図7(a)に示されるように、第4リッド10Cには、一対の振動腕21の外側で且つ基部23から振動腕21の先端までの間に配置される、一対の第2補助柱状部18cが形成されている。第2補助柱状部18cの+Y軸側(図7中の右側)の幅WFは、−Y軸側(図7中の左側)の幅WEよりも細い形状をしている。特に第2補助柱状部18cの幅WFは振動腕21と衝突しないように、振動腕21側が細くなっている。振動腕21の励振によって、振動腕21の先端側(+Y軸側、図7中の右側)が第2補助柱状部18cに衝突しないようにするためである。別言すると、振動腕21のX軸方向の振動幅は、振動腕21の先端側(+Y軸側、図7中の右側)が大きくて振動腕21の根元側が小さい。第2補助柱状部18cはこの振動幅に合わせて振動腕21側が形成されている。
図7(b)に示されるように、第4ベース40Cにも、振動腕21の伸びる方向と直交する方向(X軸方向)で且つ一対の振動腕21の外側に、一対の第1補助柱状部48cが形成されている。第1補助柱状部48cの先端部の幅および根元部の幅は、第1補助柱状部18cと同じように形成されている。第2補助柱状部48cの高さ(Z軸方向)は壁部49と同じ高さである。
図7(c)に示されるように、第4リッド10Cと第4ベース40Cとが接合すると、第1柱状部48bと第2柱状部18bとが接合し、第1補助柱状部48cと第2補助柱状部18cとも接合する。第4リッド10Cの表面(図7の上側)又は第4ベース40Cの底面(図7の下側)から大きな外力が加わっても、第1柱状部48bと第2柱状部18bとの柱状体および第1補助柱状部48cと第2補助柱状部18cとの柱状体があるためパッケージ80Cは強度が増し撓み難くなる。第4圧電デバイス130の小型化に伴って、第4リッド10C又は第4ベース40Cの肉厚が薄くなっても、一定の強度を保つことができる。
なお、第1補助柱状部48cと第2補助柱状部18cとからなる柱状体のみが形成され、第1柱状部48bと第2柱状部18bとの柱状体がない圧電デバイスであっても、パッケージは強度が増す。
<第5実施形態;第5圧電デバイス140の構成>
図8(a)は、第5圧電デバイス140の第5リッド10Dの内面図である。(b)は、第1音叉型水晶振動片30を装着した第5ベース40Dの上面図である。(c)は、第5圧電デバイス140を接合したG−G断面図である。
第5圧電デバイス140は、第1補助柱状部48dおよび第2補助柱状部18dが第1圧電デバイス100の柱状部に加えて配置されている。第5圧電デバイス140は、第5リッド10Dと第5ベース40Dとから構成されている。第5リッド10Dおよび第5ベース40Dは水晶材料からなる。以下、第1圧電デバイス100と異なる部分について説明する。
図8(a)に示されるように、第5リッド10Dには、対の振動腕21の外側で且つ基部23から振動腕21の先端までの間に配置される、一対の第2補助柱状部18dが形成されている。第2補助柱状部18dの+Y軸側(図8中の右側)の幅は、−Y軸側(図8中の左側)の幅よりも細い形状をしている。特に第2補助柱状部18dの幅は振動腕21と衝突しないように、振動腕21側が細くなっている。このため振動腕21の励振によって、振動腕21の先端側(+Y軸側、図8中の右側)が第2補助柱状部18dに衝突しない。
図8(b)に示されるように、第5ベース40Dにも、振動腕21の伸びる方向と直交する方向(X軸方向)で且つ一対の振動腕21の外側に、一対の第1補助柱状部48dが形成されている。第1補助柱状部48dの先端部の幅および根元部の幅は、第1補助柱状部18dと同じように形成されている。第2補助柱状部48dの高さ(Z軸方向)は壁部49と同じ高さである。
図8(c)に示されるように、第5リッド10Dと第5ベース40Dとが接合すると、第1柱状部48と第2柱状部18との柱状体、および第1補助柱状部48dと第2補助柱状部18dとの柱状体が形成される。第5リッド10Dの表面(図8の上側)又は第5ベース40Dの底面(図8の下側)から大きな外力が加わっても、第1柱状部48dと第2柱状部18cとからなる柱状体、及び第1補助柱状部48dと第2補助柱状部18dとからなる柱状体があるためパッケージ80Dは強度が増し撓み難くなる。
なお、第1補助柱状部48dと第2補助柱状部18dとからなる柱状体のみが形成され、第1柱状部48と第2柱状部18との柱状体がない圧電デバイスであっても、パッケージは強度が増す。
<第6実施形態;第6圧電デバイス150の構成>
図9は、第6実施形態にかかる第6圧電デバイス150の概略図である。第6圧電デバイス150は、第1水晶フレーム50を用い、第6リッド10Eと第6ベース40Eとで第1水晶フレーム50の水晶外枠部29を挟み込んで接合されている。
図9(a)は、水晶単結晶ウエハで形成した第6リッド10Eの内面図であり、(b)は第2音叉型水晶振動片20を有する第1水晶フレーム50の上面図であり、(c)は、水晶単結晶ウエハで形成した第6ベース40Eの上面図であり、(d)は、H−H断面図であり、第6圧電デバイス150を重ね合わせる前の状態を示した図である。
第6リッド10E又は第6ベース40Eを水晶材料より形成するのには、以下の理由がある。圧電デバイスにおいて、圧電デバイスの作製時、または圧電デバイスのプリント基板への取り付け時には圧電デバイスに熱が加えられる。その時に、第6リッド10Eと第6ベース40Eに水晶材料とは異なる種類の材料を使用する場合、圧電デバイス内には熱膨張係数の差による応力が加わる。熱膨張係数の差が大きいと、この応力も大きくなり、特に図9に示された水晶外枠部29を備える第1水晶フレーム50では強度の弱い水晶外枠部29の角等が破損することがある。そのため、第6リッド10E又は第6ベース40Eと第1水晶フレーム50との熱膨張係数の差を小さくすることが望まれる。第6リッド10E又は第6ベース40Eに水晶を使用することは、ガラスを使用した場合に比べて第1水晶フレーム50との熱膨張係数の差を小さくし、第6圧電デバイス150内の応力を小さくすることができるため好ましい。さらに、上記の通り、ガラスを使用した場合に比べて圧電デバイスの小型化・低背化が可能となるため好ましい。
図9(a)に示されるように第6リッド10Eは、リッド側凹部17および第2柱状部18eを第1水晶フレーム50側の片面に有している。
図9(b)は、第1水晶フレーム50の全体構成を示した上面図である。第1実施形態で示した第1音叉型水晶振動片30と大きく異なるところは、第2音叉型水晶振動片20が水晶外枠部29で囲まれ、水晶外枠部29がパッケージ80Eの壁部を構成する点である。
第1水晶フレーム50は、基部23および振動腕21からなる第2音叉型水晶振動片20と、水晶外枠部29と、支持腕25とから構成されている。第2音叉型水晶振動片20と外側に水晶外枠部29との間にはキャビティ22が形成されている。第1水晶フレーム50は、支持腕25を介して基部23から水晶外枠部29まで伸びる第1基部電極31および第2基部電極32を備える。第2音叉型水晶振動片20は、たとえば32.768kHzで発振する振動片で、極めて小型の振動片となっている。
また第1水晶フレーム50は、第3柱状部28を備えている。第2音叉型水晶振動片20は基部23から振動腕21の外側で伸びる支持腕25で支えられている。支持腕25および第3柱状部28は水晶外枠部29に接続されている。第3柱状部28の厚さ(Z軸方向)と水晶外枠部29の厚さとは同じである。
一対の支持腕25は、基部23の一端から振動腕21が伸びる方向(Y方向)に伸びて水晶外枠部29に接続している。一対の支持腕25は、振動腕21の振動を外部へ振動漏れとして伝え難くさせ、またパッケージ外部の温度変化、または衝撃の影響を受け難くさせる効果を持っている。
図9(c)に示されるように、第6ベース40Eは、ベース側凹部47および第1柱状部48eを第1水晶フレーム50側の片面に有している。第6ベース40Eには、エッチングによりベース側凹部47および第1柱状部48eを設ける際、同時に第1スルーホール41と第2スルーホール43とが形成される。第6ベース40Eの表面には、第1接続電極42と第2接続電極44が形成される。
図9(c)、(d)に示されるように、第1接続電極42は、第1スルーホール41を通じてベース40の底面に設けた第1外部電極55に接続する。第2接続電極44は、第2スルーホール43を通じて第6ベース40Eの底面に設けた第2外部電極56に接続する。したがって、第6リッド10Eと第1水晶フレーム50と第6ベース40Eとが重ね合わされて接合されると、水晶外枠部29の裏面に形成された第1基部電極31と第2基部電極32とは、それぞれ第6ベース40Eの表面の第1接続電極42および第2接続電極44に接続する。つまり、第1基部電極31は第1外部電極55と電気的に接続し、第2基部電極32は第2外部電極56と電気的に接続している。
図9(d)に示されるように、第6リッド10E、第1水晶フレーム50及び第6ベース40Eは、シロキサン結合により接合する。このためそれぞれの接合面は鏡面状態に加工され、その加工面はプラズマ処理又はイオンビーム処理される。そして接合面が活性化させた状態で3枚が重ね合わされる。
第1柱状部48e、第2柱状部18e及び第3柱状部28のそれぞれの接合面も鏡面状態に加工され、その加工面はプラズマ処理又はイオンビーム処理される。第6リッド10E、第1水晶フレーム50及び第6ベース40Eが接合される際に、第1柱状部48e、第2柱状部18e及び第3柱状部28も接合される。このため、第1柱状部48e、第2柱状部18e及び第3柱状部28からなる柱状体が形成される。第6リッド10Eの表面(図9の上側)又は第6ベース40Eの底面(図9の下側)から大きな外力が加わっても、第1柱状部48e、第2柱状部18e及び第3柱状部28からなる柱状体があるためパッケージ80Eは強度が増し撓み難くなる。また第1柱状部48e、第2柱状部18e及び第3柱状部28の先端部は、キャビティ22の中央に位置しているため、第6リッド10E又は第6ベース40Eは破損するほど大きく撓むことがない。第6圧電デバイス150の小型化に伴って、第6リッド10E又は第6ベース40Eの肉厚が薄くなっても、一定の強度を保つことができる。
第6圧電デバイス150は,シロキサン結合終了後、第1スルーホール41および第2スルーホール43の封止を行う。例えば、第1スルーホール41および第2スルーホール43に封止材70の金・ゲルマニューム合金を載置し、真空中もしくは不活性ガス中のリフロー炉に保持し封止材70を溶かして封止する。これにより、パッケージ80E内が真空になった又は不活性ガスで満たされた第6圧電デバイス150が形成される。
<第7実施形態;第7圧電デバイス160の構成>
図10は、第7実施形態にかかる第7圧電デバイス160の概略図である。第7圧電デバイス160は、第2水晶フレーム50Aを用い、第7リッド10Fと第7ベース40Fとで水晶フレーム50の水晶外枠部29を挟み込んで接合されている。
図10(a)は、第7圧電デバイス160の陽極接合を行う概略断面図であり、(b)は、第7リッド10Fの内面図であり、(c)は、第2水晶フレーム50Aの正面図であり、(d)は、第7ベース40Fの正面図である。
図10(a)は、第7圧電デバイス160のパッケージ接合において、陽極接合が行われる第7リッド10F、第7ベース40Fおよび第2水晶フレーム50AのI−I断面図である。第7圧電デバイス160は、第2水晶フレーム50Aを中心として、第2水晶フレーム50Aの下に第7ベース40Fが接合され、第2水晶フレーム50Aの上に第7リッド10Fが接合されている。またパッケージ接合に陽極接合を行う説明用配線図が示されている。
図10(b)及び(d)に示される第7リッド10F及び第7ベース40Fは、パイレックス(登録商標)ガラス及びホウ珪酸ガラスなどからなり、ナトリウムイオンなどの金属イオンを含有している。第7リッド10Fは、リッド側凹部17及び第2柱状部18fを第2水晶フレーム50A側の片面に有している。第7ベース40Fは、ベース側凹部47及び第1柱状部48fを第2水晶フレーム50A側の片面に有している。第2水晶フレーム50Aは、水晶エッチングにより形成された第2音叉型水晶振動片20を有している。
図10(c)に示されるように、第2水晶フレーム50Aは、水晶外枠部29の表裏面に金属膜53を有している。金属膜53は、スパッタリングもしくは真空蒸着などの手法により形成する。金属膜53は、アルミニュウム(Al)層より成り、アルミニュウム層の厚みは1000Å〜1500Å程度である。第2水晶フレーム50のその他構成は、第1水晶フレーム50と同一のため、同一符号についての説明を省略する。
図10(d)に示されるように、第7ベース40Fは、ベース側凹部47及び第1柱状部48fを第2水晶フレーム50A側の片面に有している。第7ベース40Fは、エッチングによりベース側凹部47及び第1柱状部48fを設ける際、同時に第1スルーホール41と第2スルーホール43とが形成される。第7ベース40Fの表面には、第1接続電極42及び第2接続電極44が形成される。第7ベース40Fの裏面には、第1外部電極55及び第2外部電極56を形成されている。
第7圧電デバイス160は、第2音叉型水晶振動片20を備えた第2水晶フレーム50Aを中心として、第7リッド10F及び第7ベース40Fを重ねる。そして、第2水晶フレーム50A、第7リッド10F及び第7ベース40Fは、大気中で第7リッド10Fの上面をマイナス電位に、水晶外枠部29の表面及び裏面の金属膜53をプラス電位にして、直流電源90を用いて400Vの直流電圧を10分間印加される。この陽極接合技術によりパッケージ80Fが形成される。
図10(a)に示されるように、第7圧電デバイス160が陽極接合されると、第3柱状部28と第2柱状部18fの下側(水晶フレーム側)との間には、金属膜53の厚さの隙間CL1及び第3柱状部28と第1柱状部48fの上側(水晶フレーム側)との間には、金属膜53の厚さの隙間CL2が形成される。この隙間CL1及び隙間CL2は金属膜53の厚さ1000Å〜1500Åである。第6圧電デバイス150は、第7リッド10Fの表面(図10の上側)又は第7ベース40Fの底面(図10の下側)から大きな外力が加わっても、第1柱状部48f、第2柱状部18f及び第3柱状部28からなる柱状体があるためパッケージ80Fは強度が増し撓み難くなっている。
以上、本発明の最適な実施形態について詳細に説明したが、当業者に明らかなように、本発明はその技術的範囲内において実施形態に様々な変更・変形を加えて実施することができる。たとえば、水晶振動子は、水晶以外にニオブ酸リチウム等の様々な圧電単結晶材料を用いることができる。また本発明は、圧電振動子以外にも、発振回路を組み込んだICなどをベース部上に配置させた圧電発振子にも適用できる。
また本実施形態では、柱状体は振動腕が伸びる方向に細長い形状であったが、断面が正方形の柱状体であってもよく、断面が楕円形又は円形の柱状体であってもよい。
10、10A〜10F … 第1〜第7リッド
10W … 第1リッド用ウエハ
15 … 第2接合膜、45 … 第1接合膜
17 … リッド側凹部
18、18a、18e,18f … 第2柱状部
18b,18d … 第2補助柱状部
19 … 壁部
20 … 第2音叉型水晶振動片
21 … 振動腕、 22 …キャビティ―、 23 … 基部
29 … 水晶外枠部
30 … 第1音叉型水晶振動片
31、32 … 基部電極、 33、34 … 励振電極
40、40A〜40F … 第1〜第7ベース、
40W … 第1ベース用ウエハ
41 … 第1スルーホール、43 … 第2スルーホール
42 … 第1接続電極、 44 … 第2接続電極
47 … ベース側凹部
48,48a、48e,48f … 第2柱状部
48b,48d … 第1補助柱状部
49 … 壁部
50、50A … 水晶フレーム、
51 … 底面用セラミック層、52 … 台座
53 … 金属膜
55 … 第1外部電極、 56 … 第2外部電極
70 … 封止材、71 … 導電性接着剤、75 … 接合材、77 … ろう材
80,80A〜80E … 第1〜第6パッケージ
80W … 第1パッケージウエハ
100 … 第1圧電デバイス、110 … 第2圧電デバイス
120 … 第3圧電デバイス、130 … 第4圧電デバイス
140 … 第5圧電デバイス、150 … 第6圧電デバイス
160 … 第7圧電デバイス
FD … 水晶外枠部厚さ、PD … 柱状部厚さ
CL … 隙間
WA、WC … 先端部の幅, WB、WD… 根元部の幅

Claims (11)

  1. 基部とこの基部から伸びる一対の振動腕とを有する音叉型圧電振動片と、
    前記音叉型圧電振動片を収納するキャビティを形成する壁部と、前記キャビティ内で前記一対の振動腕の間を通るように配置された柱状体とを有するパッケージと、
    を備えた表面実装型の圧電デバイス。
  2. 基部とこの基部から伸びる一対の振動腕とを有する音叉型圧電振動片と、
    前記音叉型圧電振動片を収納するキャビティを形成する壁部および前記キャビティ内で前記一対の振動腕の外側を通り前記基部と前記振動腕の先端との間に配置された柱状体を有するパッケージと、
    を備えた表面実装型の圧電デバイス。
  3. 前記柱状体は、前記振動腕が伸びる方向に細長い形状をしている請求項1又は請求項2に記載の表面実装型の圧電デバイス。
  4. 前記振動腕の伸びる方向に交差する方向の前記柱状体の幅は、前記振動腕の先端側で細く、前記基部側で太い形状をしている請求項3に記載の表面実装型の圧電デバイス。
  5. 前記柱状体は、前記パッケージの壁部から伸びている請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の表面実装型の圧電デバイス。
  6. 前記パッケージは、水晶材料により形成される請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の表面実装型の圧電デバイス。
  7. 前記パッケージは、前記音叉型圧電振動片を保持するベース部と前記ベース部に接合するリッド部とから形成され、
    前記柱状体は、前記ベース部から突き出た第1柱状部と前記リッド部から突き出た第2柱状部とを有する請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の表面実装型の圧電デバイス。
  8. 前記第1柱状部と前記第2柱状部との間には空隙が形成されている請求項7に記載の表面実装型の圧電デバイス。
  9. 前記パッケージは、前記音叉型圧電振動片を保持するベース部と前記ベース部に接合するリッド部とから形成され、
    前記柱状体は前記ベース部から突き出た第1柱状部からなり、前記リッド部は金属板からなる請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の表面実装型の圧電デバイス。
  10. 前記パッケージは、前記音叉型圧電振動片の外周を取り囲むフレームを有する振動腕フレームと、前記フレームの一方の片面に接合するベース部と前記フレームの他方の片面に接合するリッド部とから形成され、
    前記柱状体は、前記ベース部から突き出た第1柱状部と前記リッド部から突き出た第2柱状部と前記フレームから突き出た第3柱状部とを有する請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の表面実装型の圧電デバイス。
  11. 前記第1柱状部と前記第3柱状部との間、又は前記第2柱状部と前記第3柱状部との間には空隙が形成されている請求項10に記載の表面実装型の圧電デバイス。
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