JP2011071482A - 固体撮像装置,固体撮像装置の製造方法,デジタルスチルカメラ,デジタルビデオカメラ,携帯電話,内視鏡 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数の画素部を有する固体撮像装置100であって、画素部が、画素電極103と、画素電極の上方に設けられ、受光した光に応じて電荷を生成する光電変換層を含む有機層107と、有機層の上方に複数の画素部で共有に設けられた対向電極108と、対向電極を覆う封止層110と、封止層の上方に設けられたカラーフィルタCFと、画素電極に捕集された電荷に応じた信号を読出す読出し回路116と、カラーフィルタを透過する光を、該カラーフィルタが配置された画素部に対応する光電変換層へ導く集光手段112と、を備える。
【選択図】図1
Description
前記画素部が、画素電極と、
前記画素電極の上方に設けられ、受光した光に応じて電荷を生成する光電変換層を含む有機層と、
前記有機層の上方に前記複数の画素部で共有に設けられた対向電極と、
前記対向電極を覆う封止層と、
前記封止層の上方に設けられたカラーフィルタと、
前記画素電極に捕集された電荷に応じた信号を読出す読出し回路と、
前記カラーフィルタを透過する光を、該カラーフィルタが配置された前記画素部に対応する前記光電変換層へ導く集光手段と、を備え、
前記光電変換層がp型有機半導体とn型有機半導体を含み、
前記有機層が、前記光電変換層と前記画素電極及び/又は前記対向電極との間に、前記画素電極及び/又は前記対向電極から前記光電変換層への電荷の注入を抑制する電荷ブロッキング層を含み、
前記電荷ブロッキング層のイオン化ポテンシャルと、前記光電変換層に含まれるn型有機半導体の電子親和力との差が1eV以上であって、
前記複数の画素部が配列される基板を備え、画素電極が、前記基板上に形成された絶縁層に形成され、前記画素電極における前記光電変換層側の表面と、前記絶縁層における前記光電変換層側の表面とが略同一の平面であるとした固体撮像装置である。
こうすれば、封止層を備えているため、有機材料を含む光電変換層を水や溶媒等の曝露から保護することができ、更に、第1封止層と第2封止層とに互いに異なる機能を持たせることができる。例えば、第1封止層には水分子の浸透を阻止する機能を持たせ、第2封止層にはそれ以外の他の機能を持たせることができる。
こうすれば、カラーフィルタを透過した光が効果的に光電変換層へ集光され、更に、隣り合う画素部同士で混色が生じることを防止することができる。
図3は、有機層の構成の一例を示す断面である。図3に示すように有機層は、光電変換層12と電荷ブロッキング層15とを含む。
(a)光電変換層12に隣接する第1ブロッキング層16のイオン化ポテンシャルIpとn型有機半導体の電子親和力Eaとの差Δ1が1eV以上
(b)第1ブロッキング層16及び第2ブロッキング層18を含む電荷ブロッキング層15の総厚が20nm以上
(c)光電変換層12と隣接する第1ブロッキング層16の膜厚が10nm以上
(a)電荷ブロッキング層15のイオン化ポテンシャルIpとn型有機半導体の電子親和力Eaとの差Δ1が1eV以上
(b)単層からなる電荷ブロッキング層15の膜厚が20nm以上
(a)電荷ブロッキング層15(電荷ブロッキング層15が複数層からなる場合には光電変換層12と隣接する層)のイオン化ポテンシャルIpとn型有機半導体の電子親和力Eaとの差(Δ1)が1eV以上、
(b)電荷ブロッキング層15の総厚が20nm以上、
(c)電荷ブロッキング層15が複数層からなる場合に、該複数層のうち光電変換層12と隣接する層が10nm以上とすることで、暗電流の増加を抑制することができる。
画素電極104は、該画素電極上の光電変換層を含む有機層107で発生した電子又は正孔の電荷を捕集する。各画素電極で捕集された電荷が、対応する各画素の読出し回路116で信号となり、複数の画素から取得した信号から画像が合成される。
図7は、画素電極104の断面を示す模式図である。画素電極104は、基板101上に絶縁層102を介して設けられている。画素電極104の端部には、該画素電極104の表面と、画素電極104間にある絶縁層102aの表面との段差Aが存在する。この段差Aは、画素電極104の製造方法によって、該画素電極104の膜厚より大きくなることも小さくなることもある。この構成では、画素電極104と、画素電極104間にある絶縁層102aを覆うように、有機層の電荷ブロッキング層15が積層されている。
画素電極104端部の段差を低減するために、画素電極104の表面と画素電極104間の絶縁層102aの表面とを略同一平面にする、すなわち画素電極104を平坦化する構成が好ましい。以下、画素電極104を平坦化する構成とその製造方法を説明する。
図8から図11に基づいて画素電極を溝分離法により形成する手順を説明する。
図8に示すように、汎用的な半導体製造工程により、読出し回路の多層配線の上に層間絶縁膜を介して、画素電極104となる金属層を形成する。画素電極、対向電極接続用パッド、ボンディング用パッドなどを形成する領域の金属層直下には、更に下層に形成された多層配線と金属層を接続するビアプラグ(接続部)105をあらかじめ形成しておく。金属層は、読出し回路の多層配線と同様な構成で形成することが信頼性や製造コストの点から好ましい。金属層は、例えば、アルミニウム(Al)配線を利用した多層配線工程の場合は、バリアメタルとして窒化チタン(TiN)を組合せ、バリアメタル層104a(TiN)、配線層104b(Al)、バリアメタル層104c(TiN)の3層構成とすることが好ましい。
図12から図16に基づいて画素電極を象嵌法により形成する手順を説明する。
図12は象嵌法により形成された画素電極104の構成を示している。画素電極104は、ビアプラグを構成するタングステン(W)等と同じ材料で構成され、画素電極104の表面と絶縁層102の表面とが略同一の平面である。
図1に戻って、対向電極108は、光電変換層を含む有機層107を、画素電極104と共に挟込むことで有機層107に電界を掛け、又、光電変換層で発生した電荷のうち、画素電極104で捕集する信号電荷と逆の極性を持つ電荷を捕集する。この逆極性電荷の捕集は各画素間で分割する必要がないため、対向電極108は複数の画素で共通にすることができる。そのために共通電極(コモン電極)と呼ばれることもある。
封止層110としては次の条件が求められる。
第一に、積層型固体撮像装置の各製造工程において溶液、プラズマなどに含まれる光電変換材料を劣化させる因子の浸入を阻止して光電変換層を保護することが挙げられる。
第二に、積層型固体撮像装置を製造後に、水分子などの光電変換材料を劣化させる因子の浸入を阻止して、長期間の保存/使用にわたって、光電変換層の劣化を防止する。
第三に、封止層110を形成する際は既に形成された光電変換層を劣化させない。
第四に、入射光は封止層110を通じて光電変換層に到達するので、光電変換層で検知する波長の光に対して封止層110は透明でなくてはならない。
有機光電変換材料は水分子などの劣化因子の存在で顕著にその性能が劣化してしまう。 そのために、水分子を浸透させない緻密な金属酸化物・金属窒化物・金属窒化酸化物などセラミクスやダイヤモンド状炭素(DLC)などで光電変換層全体を被覆して封止することが必要である。従来から、酸化アルミニウム、酸化珪素、窒化珪素、窒化酸化珪素やそれらの積層構成、それらと有機高分子の積層構成などを封止層として、各種真空成膜技術で形成されている。もっとも、これら従来の封止層は、基板表面の構造物、基板表面の微小欠陥、基板表面に付着したパーティクルなどによる段差において、薄膜の成長が困難なので(段差が影になるので)平坦部と比べて膜厚が顕著に薄くなる。このために段差部分が劣化因子の浸透する経路になってしまう。この段差を封止層で完全に被覆するには、平坦部において1μm以上の膜厚になるように成膜して、封止層全体を厚くする必要があった。
原子層堆積法により形成した薄膜は、段差被覆性、緻密性という観点からは比類なく良質な薄膜形成を低温で達成できる。もっとも、薄膜材料の物性が、フォトリソグラフィ工程で使用する薬品で劣化してしまうことがある。例えば、原子層堆積法で成膜した酸化アルミニウム薄膜は非晶質なので、現像液や剥離液のようなアルカリ溶液で表面が侵食されてしまう。この場合は、原子層堆積法で形成した酸化アルミニウム薄膜上に、耐薬品性に優れる薄膜を形成しなくてはならず、すなわち、封止層110は、第1封止層の上に該第1封止層を保護する機能を有する封止補助層(第2封止層)を備えた構成であることが必要になる。例えば、耐薬品性に優れる金属酸化物、金属窒化物、金属窒化酸化物などのセラミクスのいずれか1つを含む封止補助層を設ける構成が好ましい。これにより、封止層全体の耐薬品性を向上させることが容易になる。
緩衝層109は、製造工程中の発塵などが原因で発生を皆無にすることが難しい封止層110の微小欠陥から侵入する、水分子などの有機光電変換材料を劣化させる因子を吸着及び/又は反応することで、その下の有機光電変換材料まで劣化因子が到達することを阻止する役割がある。また、封止層110として使用される緻密なセラミクス材料はその応力が大きいために、特に光電変換層の端部において応力が集中し、長期の保存/使用や、製造工程中の断続的な加熱、冷却といった熱衝撃によって、対向電極と画素電極が接触したり、光電変換層が剥離するような不良が発生することがある。この応力を緩和するための役割も緩衝層109が担う。更に、緩衝層109は光電変換層の上方に形成されるので透明な材料であることが求められる。
複数の画素部にはそれぞれカラーフィルタが設けられている。また複数の画素部のうち隣り合うカラーフィルタの間に設けられた隔壁は、画素部に入射した光を該画素部の光電変換層へ集光させるための集光手段として機能する。カラーフィルタ製造工程は、周辺遮光層形成工程、第1色カラーフィルタ形成工程、第2色カラーフィルタ形成工程、第3色カラーフィルタ形成工程、隔壁形成工程とからなる。周辺遮光層として、第1〜3色カラーフィルタのいずれかを有効画素領域外に形成してもよく、周辺遮光層のみを形成する工程を省略でき製造コストを抑えられる。隔壁形成工程は、周辺遮光層形成工程後、第1色カラーフィルタ形成工程後、第2色カラーフィルタ形成工程後、第3色カラーフィルタ形成工程後のいずれかで実施でき、利用する製造技術、製造方法の組合せにより適宜選択できる。なお、以下で説明する手順では、第2色カラーフィルタ形成工程後に隔壁形成工程を実施する例を紹介する。
図19から図23は、周辺遮光層形成工程の一例を示している。
図19は、封止層110の上に周辺遮光層113を形成した状態を示している。図20は、周辺遮光層113の上にフォトレジストを成膜した状態を示している。図21は、周辺遮光層113上のフォトレジストをパターン形成した状態を示している。図22は、周辺遮光層113をドライエッチングした状態を示している。図23は、ドライエッチング後に周辺遮光層113上のフォトレジストを剥離した状態を示している。
第1色カラーフィルタ形成工程では、先ず、図20に示すように、周辺遮光層113上にポジ型のフォトレジスト(例えば、富士フイルムエレクトロニクスマテリアルズ製FHi622BC)を塗布する。ホットプレートで、80〜100℃の範囲で、60秒プリベークを実施して、フォトレジストを形成する。
次に、フォトレジストをマスクとして周辺遮光層113にドライエッチングを行なう工程について説明する。ドライエッチング装置としては、例えば、反応性イオンエッチング(RIE)装置を用いる。RIE装置は、平行平板型や容量結合型、電子サイクロトロン共鳴型などの公知な構造で、高周波放電を用いてドライエッチングを行なうことができる。このRIE装置を用いて、フォトレジストをマスクとして周辺遮光層113にドライエッチング工程を行なう。これにより、図22に示すように、第1〜3色カラーフィルタが配列される有効画素領域の遮光層を除去する。
開口部形成ドライエッチング処理を行なう場合、周辺遮光層113を矩形に加工する観点から、弗素系ガスの少なくとも1種とO2ガスとを少なくとも含む混合ガスを第1のエッチングガスとして用いることが好ましい。そして、開口部形成ドライエッチング処理では、平面電極(陰極)上に半導体基板を設置した処理室の内部へ、第1のエッチングガスを導入する。そしてこのエッチングガスが導入された状態で、平面電極と対向電極との間に高周波電圧が印加されると、陰極効果により周辺遮光層113を矩形に加工するエッチングが施される。この開口部形成ドライエッチング処理に用いる弗素系ガスとしては、下記式(1)で表される弗素系化合物のガスが好ましい。
残渣除去ドライエッチング処理では、O2ガスを含む第2のエッチングガスを用いてドライエッチング処理を行なうことで、周辺遮光層113の矩形性を維持したまま、フォトレジストの表面変質層と遮光層が除去された領域の残渣を除去することができる。
エッチング工程の次はフォトレジスト除去工程を行なう。まず、溶剤若しくはフォトレジスト剥離液を使用して、フォトレジスト剥離処理を実施し、周辺遮光層113上に残存するフォトレジストの除去を行なう。若しくは、上述した残渣除去エッチング処理の時間を延長してフォトレジストを除去する。
フォトレジスト除去工程の後、続いて第1色カラーフィルタ工程を行なう。図24は、第1色カラーフィルタを成膜した状態を示している。図25は、第1色カラーフィルタ上にフォトレジストを成膜した状態を示している。図26は、フォトレジストを露光、現像した状態を示している。図27は、第1色カラーフィルタをドライエッチングした状態を示している。図28は、第1色カラーフィルタ上のフォトレジストを剥離した状態を示している。
図29は、第2色カラーフィルタを成膜した状態を示している。図30は、第1色及び第2色カラーフィルタを平坦化した状態を示している。
第2色カラーフィルタ形成工程では、図29に示すように、研磨ストッパとなる周辺遮光層113及び第1色カラーフィルタの上面全体を覆うと共に、開口部に埋込むように、第2色カラーフィルタを形成する。第1色カラーフィルタの形成方法と同様に、カラーフィルタ組成物を塗布する。カラーフィルタ組成物の塗布後、ホットプレートを用いてポストベーク処理し、第2色カラーフィルタが形成される。第2色カラーフィルタを研磨ストッパとして利用する場合は、耐研磨性を向上させる目的で、酸化アルミニウム、酸化珪素、酸化ジルコニウムなどの無機微粒子を、第2色カラーフィルタを形成する着色層組成物に添加することもできる。
図30に示すように、平坦化工程では、CMP装置を用いて、研磨ストッパとなる周辺遮光層113が露出するまで第1色カラーフィルタ及び第2色カラーフィルタを研磨して平坦化する。これにより、第1色カラーフィルタ及び第2色カラーフィルタよりも耐研磨性の高い研磨ストッパとなる周辺遮光層113が露出すると、第1色カラーフィルタ及び第2色カラーフィルタを研磨する速度が遅くなる。このため、研磨処理の終点、すなわち研磨ストッパとなる周辺遮光層113の表面に第1色カラーフィルタ及び第2色カラーフィルタの表面を合わせやすくなる。
研磨剤には、酸化珪素微粒子を分散したスラリを使用し、研磨装置には、スラリ流量:100〜250cm3・min−1、ウエハ圧:0.2〜5.0psi、リテーナリング圧:1.0〜2.5psi、研磨布からなる装置を使用することができる。ウエハ、研磨布の回転数は30rpm〜100rpm程度の回転数により、マイクロスクラッチの少ないカラーフィルタを形成することができる。研磨終了後、純水でクリーニングする。その後、ポストベーク処理を実施して含有水分を除去する。
図31は、第1色及び第2色カラーフィルタ上にフォトレジストを成膜した状態を示している。図32は、フォトレジストを現像、露光した状態を示している。図33は、フォトレジストをマスクとしてドライエッチングした状態を示している。図34は、フォトレジストを剥離した状態を示している。図35は、隔壁材料を成膜した状態を示している。図36は、第1色及び第2色カラーフィルタと隔壁を平坦化した状態を示している。隔壁形成工程では、まず、図31に示すように、第1色カラーフィルタ、第2色カラーフィルタ、周辺遮光層113上の全体にポジ型フォトレジストを塗布し、プリベークを実施してフォトレジストを形成する。
図37は、第1色、第2色カラーフィルタ及び隔壁上にフォトレジストを成膜した状態を示している。図38は、フォトレジストを露光、現像した状態を示している。図39は、隔壁の一部をエッチングして第3色カラーフィルタの領域を形成した状態を示している。図40は、フォトレジストを剥離した状態を示している。図41は、第3色カラーフィルタを成膜した状態を示している。第3色カラーフィルタ形成工程では、まず、図37に示すように、隔壁材料層上全体にポジ型フォトレジストを塗布し、プリベークを実施してフォトレジストを形成する。
カラーフィルタを形成する着色組成物について以下に説明する。着色組成物は、ドライエッチングでパターン形成することで光硬化性成分を除くことができる。光硬化性成分を少なくあるいは好ましくは除いた着色組成物では、着色剤の濃度を高めることができる。したがって、困難とされていた従来以上に薄膜化されたカラーフィルタ層を、透過分光を維持しながら形成することが可能になる。よって、光硬化性成分を含まない非感光性の硬化性組成物が好ましく、より好ましくは熱硬化性組成物である。
着色剤としては、特に限定されず、公知の染料や顔料を1種又は2種以上混合して用いることができる。
C.I.ピグメント・イエロ11,24,108,109,110,138,139,150,151,154,167,180,185;
C.I.ピグメント・オレンジ36,71;
C.I.ピグメント・レッド122,150,171,175,177,209,224,242,254,255,264;
C.I.ピグメント・バイオレット19,23,32;
C.I.ピグメント・ブル15:1,15:3,15:6,16,22,60,66;C.I.ピグメント・グリーン7,36,58;
熱硬化性化合物としては、加熱により膜硬化を行えるものであれば特に限定はなく、例えば、熱硬化性官能基を有する化合物を用いることができる。前記熱硬化性化合物としては、例えば、エポキシ基、メチロール基、アルコキシメチル基及びアシロキシメチル基から選ばれる少なくとも1つの基を有するものが好ましい。
着色熱硬化性組成物には、本発明の効果を損なわない範囲で、必要に応じて、各種添加物、例えば、バインダ、硬化剤、硬化触媒、溶剤、充填剤、前記以外の高分子化合物、界面活性剤、密着促進剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、凝集防止剤、分散剤、等を配合することができる。
前述のとおり、ドライエッチング法により第1〜第3色カラーフィルタを形成する場合には、フォトレジストを用いてレジストパターンを形成する。また、除去工程においても、フォトレジストを用いてレジストパターンを形成することが好ましい。
オーバーコート層は、カラーフィルタを後工程から保護するために、カラーフィルタ上へ成膜する層であり、保護層ともいう。アクリル系樹脂、ポリシロキサン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、弗素樹脂などのような高分子材料や、酸化珪素、窒化珪素のような無機材料を適宜使用できる。ポリスチレン系などの感光性樹脂を使用すると、フォトリソグラフィ法によってオーバーコート層をパターニングできるので、ボンディング用パッド上の周辺遮光層113、封止層110、絶縁層102などを開口する際のフォトレジストとして使用することや、オーバーコート層自体をマイクロレンズとして加工することが容易になり好ましい。一方で、オーバーコート層を反射防止層として使用することも可能であり、カラーフィルタの隔壁として使用した各種低屈折率材料を成膜することも好ましい。また、後工程に対する保護層としての機能や反射防止層としての機能を追求するために、オーバーコート層を上記材料を組合せた2層以上の構成にすることも可能である。
オーバーコート層自体や、オーバーコート層上にマイクロレンズを形成し、集光効率の向上や混色の抑制を更に追求することが可能である。上記例では、マイクロレンズを省略した構成としたが、カラーフィルタを低屈折率の隔壁で区画したため、集光効率の向上や混色の抑制が充分に達成できる。マイクロレンズの形成は、その製造コストや光学設計の難易度を勘案して、適宜選択することが可能である。
(読出し回路の第一の例)
図42は、図1に示す固体撮像装置における読出し回路の第一の例を示す図である。図42に示した読出し回路は、フローティングディフュージョンFDと、リセットトランジスタ204と、出力トランジスタ205と、選択トランジスタ206とを備える。リセットトランジスタ204、出力トランジスタ205、及び選択トランジスタ206は、それぞれnチャネルMOSトランジスタ(nMOSトランジスタ)で構成されている。
図43は、図1に示す固体撮像装置における読出し回路の第二の例を示す図である。図43に示した読出し回路は、図42に示した読出し回路において、リセットトランジスタ204、出力トランジスタ205、及び選択トランジスタ206を、リセットトランジスタ204’、出力トランジスタ205’、及び選択トランジスタ206’に変更した構成となっている。リセットトランジスタ204’、出力トランジスタ205’、及び選択トランジスタ206’は、リセットトランジスタ204、出力トランジスタ205、及び選択トランジスタ206のそれぞれをnMOS型からpMOS型に変更したものとなっている。更に、図43に示した読出し回路では、電圧VPXと電圧VSとの関係をVPX<VSに設定し、出力トランジスタ205’のドレイン端子に供給する電圧を接地電圧GNDとしている。
固体撮像装置の他の構成例を説明する。以下に説明する構成例において、すでに説明した部材などと同等な構成、作用を有する部材等については、図中に同一符号又は相当符号を付すことにより、説明を簡略化あるいは省略する。
この例では図53の固体撮像装置を製作した。画素電極104及び該ビアプラグ105は、すでに説明した二重象嵌法により、タングステン(W)等と同じ材料で構成されている。また、バリアメタルとしてTiNをスパッタで形成した後、CVDでタングステン(W)を成膜し、CMP法で表面平坦化した。なお、以上の工程において、画素電極104の膜厚は300nmとなるよう形成した。又、画素電極104の形状は略正方形であって、その寸法は1.4μmにパターニングした。
実施例1と同様の工程で固体撮像装置を製作した。但し、画素電極104及びビアプラグ105は、バリアメタルとして窒化タンタル(TaN)と銅(Cu)の積層構造をスパッタで形成した後、めっきで銅(Cu)を成膜し、CMP法で表面平坦化した。
実施例1と同様の工程で固体撮像装置を製作した。但し、画素電極104はすでに説明した溝分離法により形成した。具体的には、標準CMOSイメージセンサプロセスにより形成された絶縁層102とビアプラグ105の上へCVD法でTiN(膜厚30nm)を成膜した後、該CMOSイメージセンサプロセスを適用して、該TiN膜を寸法1.4μmの略正方形状にパターニングした。そして、絶縁層102と該TiN膜の上に、絶縁層102と同一の絶縁材料を成膜した。最後に、CMP法で表面平坦化を実施して画素電極104の表面を露出させた。ここで、CMP法の工程時間を調整して、先述の段差Aを変化させた試料を複数製作した。
実施例3と同様の工程で固体撮像装置を製作した。但し、表面平坦化の工程をエッチバック法に変更した。ここで、エッチバック法の工程時間を調整して、先述の段差Aを変化させた試料を複数製作した。
実施例1と同様の工程で固体撮像装置を製作した。但し、画素電極104は、標準CMOSイメージセンサプロセスにより形成された絶縁層102とビアプラグ105の上へCVD法でTiNを成膜した後、該CMOSイメージセンサプロセスを適用して、該TiN膜を寸法1.4μmの略正方形状にパターニングし形成した。画素電極104の平坦化は実施しなかった。ここで、CVD法の工程時間を調整して該TiN膜の厚さを変え、先述の段差Aを変化させた試料を複数製作した。
図55に基づいて段差Aを50nm以下とすれば、白傷画素数の割合を低減でき、暗時出力が良好である。また、図56に示すように、段差Aを30nm以下とすれば白傷画素数の割合をより一層低減することができ、段差Aを15nm以下とすれば白傷画素数の割合を更に低減することができる。
実施例4と同様の工程で固体撮像装置を製作した。但し、画素電極104の材料は、スパッタで形成されたTaN(膜厚30nm)に変更した。
実施例4と同様の工程で固体撮像装置を製作した。但し、画素電極104の材料は、スパッタで形成された窒化モリブデン(膜厚30nm)に変更した。
実施例4と同様の工程で固体撮像装置を製作した。但し、画素電極104の材料は、スパッタで形成された窒化タングステン(膜厚30nm)に変更した。
実施例4と同様の工程で固体撮像装置を製作した。但し、画素電極104は、CVD法により、低抵抗層としてTi(膜厚100nm)の層と、表面層としてTiN(膜厚50nm)の層とをそれぞれ成膜した積層構造とした。
実施例4と同様の工程で固体撮像装置を製作した。但し、画素電極104は、低抵抗層としてAl(膜厚500nm)をスパッタにより、表面層としてTiN(膜厚50nm)をCVD法により成膜した積層構造とした。
実施例4と同様の工程で固体撮像装置を製作した。但し、画素電極104は、低抵抗層としてAl(膜厚500nm)をスパッタにより、表面層としてTiN(膜厚50nm)をCVD法により成膜した後、エッチバック法による平坦化工程において、エッチングガスにO2ガスを混合させることで表面層のTiNを酸化させ、表面層を窒化酸化チタン(酸化窒化チタン)とした。
実施例4と同様の工程で固体撮像装置を製作した。但し、画素電極104は、スパッタにより、低抵抗層としてAl(膜厚500nm)を、表面層としてTaN(膜厚50nm)を成膜した積層構造とした。
実施例4と同様の工程で固体撮像装置を製作した。但し、画素電極104は、スパッタにより、低抵抗層としてAl(膜厚500nm)を、表面層として窒化モリブデン(膜厚50nm)を成膜した積層構造とした。
実施例4と同様の工程で固体撮像装置を製作した。但し、画素電極104は、スパッタにより、低抵抗層としてAl(膜厚500nm)を、表面層として窒化タングステン(膜厚50nm)を形成した積層構造に変更した。
実施例4と同様の工程で固体撮像装置を製作した。但し、画素電極104は、低抵抗層としてモリブデン(Mo:膜厚500nm)をスパッタにより成膜した後、エッチバック法による平坦化工程において、エッチングガスにO2ガスを混合させることで表面層のMoを酸化させ、表面層を酸化モリブデンとした。
実施例1と同様の工程で固体撮像装置を製作した。但し、画素電極104及びビアプラグ105は、CVDでチタン(Ti)を成膜し、CMP法で表面平坦化した。その後にO2プラズマ処理をすることで表面を酸化させ、表面層として酸化チタンを形成した。
実施例1と同様の工程で固体撮像装置を製作した。但し、CMP法で表面平坦化した後にO2プラズマ処理をすることで表面を酸化させ、表面層として酸化タングステンを形成した。
実施例4と同様の工程で固体撮像装置を製作した。但し、封止補助層(第2封止層110B)の材料は、スパッタで形成された酸化珪素(膜厚0.1μm)に変更した。
実施例4と同様の工程で固体撮像装置を製作した。但し、封止補助層(第2封止層110B)の材料は、スパッタで形成された窒化酸化珪素(膜厚0.1μm)に変更した。
実施例4と同様の工程で固体撮像装置を製作した。但し、封止補助層(第2封止層110B)の材料は、スパッタで形成された酸化アルミニウム(膜厚0.1μm)に変更した。
実施例4と同様の工程で固体撮像装置を製作した。但し、封止層110の材料は、原子層堆積法で形成された酸化チタン(膜厚0.2μm)に変更した。
実施例4と同様の工程で固体撮像装置を製作した。但し、封止層110の材料は、原子層堆積法で形成された酸化珪素(膜厚0.2μm)に変更した。
実施例23は、図54に示す構成の固体撮像装置である。
実施例23において、画素電極104はすでに説明した溝分離法により形成した。具体的には、絶縁層102とビアプラグ105の上CVD法でTiN(膜厚30nm)を成膜した後、CMOSイメージセンサプロセスを適用して、該TiN膜を寸法1.4μmの略正方形状にパターニングした。そして、絶縁層102とTiN膜の上に、絶縁層102と同一の絶縁材料を成膜した。最後に、CMP法で表面平坦化を実施して画素電極104の表面を露出させた。
実施例23と同様の工程で固体撮像装置を製作した。但し、画素電極104は、スパッタにより、低抵抗層としてMo(膜厚20nm)を、表面層としてITO(膜厚10nm)を成膜した積層構造とした。
次に、上述した固体撮像装置の利点及び用途について説明する。
固体撮像装置は、受光部として従来のSiフォトダイオードに換えて、一対の電極とこれらで挟まれた有機層を用いる以外、特別な入出力を必要としない。このため、カメラモジュールに組込む場合でも、従来のモジュールを適用することができ、カメラモジュール化が容易となる。
有機層107及び対向電極108は画素部全体で一括形成することができるので、本発明の固体撮像装置は、読出し回路116、ビアプラグ105を含む多層配線、及び画素電極104を形成する製造技術と製造方法を目的に応じて組合せることにより、微小チップから大面積チップまで容易に形成することができる。微小チップの場合は、標準的な半導体製造工程を利用することで、その最新の微細化技術を制限なく応用でき、画素寸法の最小化/画素数の最大化や大量生産を容易に達成できる。大面積チップの場合は、液晶型表示装置等のTFTプロセスを利用することで低コストな大量生産が可能である。
イメージセンサに対する高画素数化及び低コスト化の要求が強く、画素寸法の縮小化が今日も進行している。その結果、Siフォトダイオードを用いた従来のイメージセンサでは、受光部であるフォトダイオードへ効率的に光を導くことが困難になっている。特に、画素寸法が2μm未満になるとこの問題が顕著になる。本発明の固体撮像装置は、有機層107が読出し回路の上方にあって開口を大きくとることができるためにこの問題を回避することが可能である。従って、更なる微細化が進み画素寸法が2μm未満、特に1μm程度となっても、実用上、何ら問題ない。
本発明の固体撮像装置は、上述した構成により、従来のイメージセンサで必要とされているマイクロレンズと赤外線遮断フィルタを省略できコストの低減が可能である。つまり、画素の開口率が80%を超えるのでマイクロレンズが必須でない。又、赤外光に感度を持たない有機色素で光電変換層を構成できるので赤外線カットフィルタを不要にできる。
本発明の固体撮像装置は、上述した構成により、従来のイメージセンサと比較して良好な撮像が得られる。まず、画素の開口率が80%を超えるので入射光量が多くなり高感度化が容易である。つまり暗いシーンでもきれいに撮ることができる。又、読出し回路の出力電圧振幅が大きくなるので飽和電荷数を大きくすることが可能である。従って明るいシーンでもきれいに撮ることができる。更に、感度の高さと飽和電荷数の大きさが両立可能なのでダイナミックレンジを広くとることができる。従って、コントラストの強いシーンでも白とびや黒つぶれがなくきれいに撮ることができる。
本発明の固体撮像装置は、先述した利点により、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラの高性能化を実現できる。又、固体撮像装置の高性能化と小型化が同時に要求される内視鏡用途に好適である。更に、固体撮像装置の高性能化、小型化、低コスト化すべてが強く要求される携帯電話用カメラにおいて、本発明の構成は従来のイメージセンサと比較して顕著な優位性を誇る。なお、本発明の構成は、上記用途に限定されるものではなく、監視用カメラや自動車搭載用カメラ、ロボット用カメラなどにも利用可能である。
(1)複数の画素部を有する固体撮像装置であって、
前記画素部が、画素電極と、
前記画素電極の上方に設けられ、受光した光に応じて電荷を生成する光電変換層を含む有機層と、
前記有機層の上方に前記複数の画素部で共有に設けられた対向電極と、
前記対向電極を覆う封止層と、
前記封止層の上方に設けられたカラーフィルタと、
前記画素電極に捕集された電荷に応じた信号を読出す読出し回路と、
前記カラーフィルタを透過する光を、該カラーフィルタが配置された前記画素部に対応する前記光電変換層へ導く集光手段と、を備え、
前記光電変換層がp型有機半導体とn型有機半導体を含み、
前記有機層が、前記光電変換層と前記画素電極及び/又は前記対向電極との間に、前記画素電極及び/又は前記対向電極から前記光電変換層への電荷の注入を抑制する電荷ブロッキング層を含み、
前記電荷ブロッキング層のイオン化ポテンシャルと、前記光電変換層に含まれるn型有機半導体の電子親和力との差が1eV以上であって、
前記複数の画素部が配列される基板を備え、前記画素電極が、前記基板上に形成された絶縁層に形成され、前記画素電極における前記光電変換層側の表面と、前記絶縁層における前記光電変換層側の表面とが略同一の平面である固体撮像装置。
(2)(1)に記載の固体撮像装置であって、
前記画素電極は、窒化チタン、窒化モリブデン、窒化タンタル、窒化タングステンのいずれか1つである固体撮像装置。
(3)(1)に記載の固体撮像装置であって、
前記画素電極は、低抵抗層と、低抵抗層上に形成された表面層とを含み、前記低抵抗層はアルミニウム、チタン、銅、モリブデン、タンタル、タングステンのいずれか1つを含み、前記表面層は金属酸化物・金属窒化物・金属窒化酸化物・金属珪化物のいずれか1つを含む固体撮像装置。
(4)(3)に記載の固体撮像装置であって、
前記表面層は窒化チタン、窒化モリブデン、窒化タンタル、窒化タングステンのいずれか1つを含む固体撮像装置。
(5)(1)から(4)のいずれか1つに記載の固体撮像装置の製造方法であって、
前記画素電極を形成後に絶縁層材料を成膜し、該絶縁層材料を化学的機械研磨(CMP)法又はエッチバック法により平坦化する固体撮像装置の製造方法。
(6)(1)又は(3)に記載の固体撮像装置の製造方法であって、前記画素電極を象嵌(ダマシン)法により形成する固体撮像装置の製造方法。
(7)(1)から(4)のいずれか1つに記載の固体撮像装置であって、
前記封止層が、原子層堆積法で形成された第1封止層と、前記第1封止層上に、物理的気相成膜法で形成され、金属酸化物、金属窒化物、金属窒化酸化物のいずれか1つを含む第2封止層とを有する固体撮像装置。
(8)(1)から(4)のいずれか1つに記載の固体撮像装置であって、
前記封止層が、原子層堆積法で形成された第1封止層と、前記第1封止層上に、スパッタ法で形成され、酸化アルミニウム、酸化珪素、窒化珪素、窒化酸化珪素のいずれか1つを含む第2封止層とを有する固体撮像装置。
(9)(7)又は(8)に記載の固体撮像装置であって、
前記第1封止層は、酸化アルミニウム、酸化珪素、酸化チタンのいずれかを含む固体撮像装置。
(10)(1)から(9)のいずれか1つに記載の固体撮像装置であって、前記対向電極と前記封止層との間に、物理的気相成膜法で形成された緩衝層を有する固体撮像装置。
(11)(10)に記載の固体撮像装置であって、前記緩衝層は酸化珪素、窒化珪素、窒化酸化珪素のいずれかを含む固体撮像装置。
(12)(1)から(4),(7)から(11)のいずれか1つに記載の固体撮像装置であって、
前記読出し回路が、前記画素電極と電気的に接続され、該画素電極の電位に応じてその電位が変化するフローティングディフュージョンと、前記フローティングディフュージョンの電位に応じた信号を読出すMOSトランジスタ回路とを備える固体撮像装置。
(13)(12)に記載の固体撮像装置であって、
前記MOSトランジスタ回路がリセットトランジスタを有し、前記リセットトランジスタのソースに供給されるソース電圧が、前記対向電極に供給される電圧より低く、前記対向電極から前記画素電極に向かって電流を通す構成であって、前記画素電極に正孔が捕集され、かつ、前記MOSトランジスタ回路の各トランジスタがnチャネルMOSトランジスタで構成されている固体撮像装置。
(14)(12)に記載の固体撮像装置であって、
前記MOSトランジスタ回路がリセットトランジスタを有し、前記リセットトランジスタのソースに供給されるソース電圧が、前記対向電極に供給される電圧より高く、前記画素電極から前記対向電極に向かって電流を通す構成であって、前記画素電極に電子が捕集され、かつ、前記MOSトランジスタ回路の各トランジスタがpチャネルMOSトランジスタで構成されている固体撮像装置。
(15)(12)から(14)のいずれか1つに記載の固体撮像装置であって、
前記フローティングディフュージョンの電位が所定の閾値から外れてしまうことを防止する保護手段を備える固体撮像装置。
(16)(15)に記載の固体撮像装置であって、
前記保護手段が、前記フローティングディフュージョンに接続されたトランジスタ又はダイオードである固体撮像装置。
(17)(12)から(16)のいずれか1つに記載の固体撮像装置であって、
kTCノイズを低減するノイズ低減手段を備える固体撮像装置。
(18)(1)から(4),(7)から(17)のいずれか1つに記載の固体撮像装置であって、
前記集光手段が、前記複数の画素部のうち隣り合うカラーフィルタの間に設けられ、前記カラーフィルタより低屈折率で透明な隔壁を含む固体撮像装置。
(19)(18)に記載の固体撮像装置であって、
前記隔壁が弗素樹脂を含む固体撮像装置。
(20)(18)又は(19)に記載の固体撮像装置の製造方法であって、
ベイヤ配列に従って、前記カラーフィルタとして赤色カラーフィルタ及び青色カラーフィルタを形成し、その後、前記隔壁を形成し、前記隔壁を形成した後で前記カラーフィルタとして緑色カラーフィルタを形成し、前記赤色カラーフィルタ、前記青色カラーフィルタ、前記緑色カラーフィルタ、前記隔壁の表面を化学的機械研磨(CMP)法又はエッチバック法により平坦化する固体撮像装置の製造方法。
(21)(20)に記載の固体撮像装置の製造方法であって、
前記カラーフィルタをドライエッチング法で形成する固体撮像装置の製造方法。
(22)(1)から(4),(7)から(19)のいずれか1つに記載の固体撮像装置を搭載したデジタルスチルカメラ。
(23)(1)から(4),(7)から(19)のいずれか1つに記載の撮像素子を搭載したデジタルビデオカメラ。
(24)(1)から(4),(7)から(19)のいずれか1つに記載の固体撮像装置を搭載した携帯電話。
(25)(1)から(4),(7)から(19)のいずれか1つに記載の固体撮像装置を搭載した内視鏡。
102 絶縁層
104 画素電極
107 有機層
108 対向電極
109 緩衝層
110 封止層
112 隔壁
113 遮光層
116 読出し回路
Claims (25)
- 複数の画素部を有する固体撮像装置であって、
前記画素部が、画素電極と、
前記画素電極の上方に設けられ、受光した光に応じて電荷を生成する光電変換層を含む有機層と、
前記有機層の上方に前記複数の画素部で共有に設けられた対向電極と、
前記対向電極を覆う封止層と、
前記封止層の上方に設けられたカラーフィルタと、
前記画素電極に捕集された電荷に応じた信号を読出す読出し回路と、
前記カラーフィルタを透過する光を、該カラーフィルタが配置された前記画素部に対応する前記光電変換層へ導く集光手段と、を備え、
前記光電変換層がp型有機半導体とn型有機半導体を含み、
前記有機層が、前記光電変換層と前記画素電極及び/又は前記対向電極との間に、前記画素電極及び/又は前記対向電極から前記光電変換層への電荷の注入を抑制する電荷ブロッキング層を含み、
前記電荷ブロッキング層のイオン化ポテンシャルと、前記光電変換層に含まれるn型有機半導体の電子親和力との差が1eV以上であって、
前記複数の画素部が配列される基板を備え、前記画素電極が、前記基板上に形成された絶縁層に形成され、前記画素電極における前記光電変換層側の表面と、前記絶縁層における前記光電変換層側の表面とが略同一の平面である固体撮像装置。 - 上記請求項1に記載の固体撮像装置であって、
前記画素電極は、窒化チタン、窒化モリブデン、窒化タンタル、窒化タングステンのいずれか1つである固体撮像装置。 - 上記請求項1に記載の固体撮像装置であって、
前記画素電極は、低抵抗層と、低抵抗層上に形成された表面層とを含み、前記低抵抗層はアルミニウム、チタン、銅、モリブデン、タンタル、タングステンのいずれか1つを含み、前記表面層は金属酸化物・金属窒化物・金属窒化酸化物・金属珪化物のいずれか1つを含む固体撮像装置。 - 上記請求項3に記載の固体撮像装置であって、
前記表面層は窒化チタン、窒化モリブデン、窒化タンタル、窒化タングステンのいずれか1つを含む固体撮像装置。 - 上記請求項1から4のいずれか1項に記載の固体撮像装置の製造方法であって、
前記画素電極を形成後に絶縁層材料を成膜し、該絶縁層材料を化学的機械研磨(CMP)法又はエッチバック法により平坦化する固体撮像装置の製造方法。 - 上記請求項1又は3に記載の固体撮像装置の製造方法であって、前記画素電極を象嵌(ダマシン)法により形成する固体撮像装置の製造方法。
- 上記請求項1から4のいずれか1項に記載の固体撮像装置であって、
前記封止層が、原子層堆積法で形成された第1封止層と、前記第1封止層上に、物理的気相成膜法で形成され、金属酸化物、金属窒化物、金属窒化酸化物のいずれか1つを含む第2封止層とを有する固体撮像装置。 - 上記請求項1から4のいずれか1項に記載の固体撮像装置であって、
前記封止層が、原子層堆積法で形成された第1封止層と、前記第1封止層上に、スパッタ法で形成され、酸化アルミニウム、酸化珪素、窒化珪素、窒化酸化珪素のいずれか1つを含む第2封止層とを有する固体撮像装置。 - 上記請求項7又は8に記載の固体撮像装置であって、
前記第1封止層は、酸化アルミニウム、酸化珪素、酸化チタンのいずれかを含む固体撮像装置。 - 上記請求項1から9のいずれか1項に記載の固体撮像装置であって、前記対向電極と前記封止層との間に、物理的気相成膜法で形成された緩衝層を有する固体撮像装置。
- 上記請求項10に記載の固体撮像装置であって、前記緩衝層は酸化珪素、窒化珪素、窒化酸化珪素のいずれかを含む固体撮像装置。
- 上記請求項1から4,7から11のいずれか1項に記載の固体撮像装置であって、
前記読出し回路が、前記画素電極と電気的に接続され、該画素電極の電位に応じてその電位が変化するフローティングディフュージョンと、前記フローティングディフュージョンの電位に応じた信号を読出すMOSトランジスタ回路とを備える固体撮像装置。 - 上記請求項12に記載の固体撮像装置であって、
前記MOSトランジスタ回路がリセットトランジスタを有し、前記リセットトランジスタのソースに供給されるソース電圧が、前記対向電極に供給される電圧より低く、前記対向電極から前記画素電極に向かって電流を通す構成であって、前記画素電極に正孔が捕集され、かつ、前記MOSトランジスタ回路の各トランジスタがnチャネルMOSトランジスタで構成されている固体撮像装置。 - 上記請求項12に記載の固体撮像装置であって、
前記MOSトランジスタ回路がリセットトランジスタを有し、前記リセットトランジスタのソースに供給されるソース電圧が、前記対向電極に供給される電圧より高く、前記画素電極から前記対向電極に向かって電流を通す構成であって、前記画素電極に電子が捕集され、かつ、前記MOSトランジスタ回路の各トランジスタがpチャネルMOSトランジスタで構成されている固体撮像装置。 - 上記請求項12から14のいずれか1項に記載の固体撮像装置であって、
前記フローティングディフュージョンの電位が所定の閾値から外れてしまうことを防止する保護手段を備える固体撮像装置。 - 上記請求項15に記載の固体撮像装置であって、
前記保護手段が、前記フローティングディフュージョンに接続されたトランジスタ又はダイオードである固体撮像装置。 - 上記請求項12から16のいずれか1項に記載の固体撮像装置であって、
kTCノイズを低減するノイズ低減手段を備える固体撮像装置。 - 上記請求項1から4,7から17のいずれか1項に記載の固体撮像装置であって、
前記集光手段が、前記複数の画素部のうち隣り合うカラーフィルタの間に設けられ、前記カラーフィルタより低屈折率で透明な隔壁を含む固体撮像装置。 - 上記請求項18に記載の固体撮像装置であって、
前記隔壁が弗素樹脂を含む固体撮像装置。 - 上記請求項18又は19に記載の固体撮像装置の製造方法であって、
ベイヤ配列に従って、前記カラーフィルタとして赤色カラーフィルタ及び青色カラーフィルタを形成し、その後、前記隔壁を形成し、前記隔壁を形成した後で前記カラーフィルタとして緑色カラーフィルタを形成し、前記赤色カラーフィルタ、前記青色カラーフィルタ、前記緑色カラーフィルタ、前記隔壁の表面を化学的機械研磨(CMP)法又はエッチバック法により平坦化する固体撮像装置の製造方法。 - 上記請求項20に記載の固体撮像装置の製造方法であって、
前記カラーフィルタをドライエッチング法で形成する固体撮像装置の製造方法。 - 上記請求項1から4,7から19のいずれか1項に記載の固体撮像装置を搭載したデジタルスチルカメラ。
- 上記請求項1から4,7から19のいずれか1項に記載の撮像素子を搭載したデジタルビデオカメラ。
- 上記請求項1から4,7から19のいずれか1項に記載の固体撮像装置を搭載した携帯電話。
- 上記請求項1から4,7から19のいずれか1項に記載の固体撮像装置を搭載した内視鏡。
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