JP2011041469A - Dc−dcコンバータ - Google Patents
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Abstract
【課題】軽負荷状態において高い効率を保ちつつ、広い電流範囲において出力電圧の制御が容易なDC−DCコンバータを提供する。
【解決手段】DC−DCコンバータ10は、ICチップ20、インダクタ40、出力キャパシタ42、電圧検出抵抗43、44、及びダイオード46を有している。ICチップ20は、トランジスタM1、制御回路22、スイッチング端子LXの電圧検出器36、誤差増幅器38、及び比較器39を有し、トランジスタM1のオフ状態においてスイッチング端子LXの電圧が第1の基準電圧Vref1よりも高いことが検出された場合、帰還端子VFBの電圧が第2の基準電圧Vref2よりも高いことが検出された次の周期において制御回路22はトランジスタM1をオフとし、帰還端子VFBの電圧が第2の基準電圧Vref2よりも低いことが検出された次の周期において制御回路はトランジスタM1をオンとする。
【選択図】図1
【解決手段】DC−DCコンバータ10は、ICチップ20、インダクタ40、出力キャパシタ42、電圧検出抵抗43、44、及びダイオード46を有している。ICチップ20は、トランジスタM1、制御回路22、スイッチング端子LXの電圧検出器36、誤差増幅器38、及び比較器39を有し、トランジスタM1のオフ状態においてスイッチング端子LXの電圧が第1の基準電圧Vref1よりも高いことが検出された場合、帰還端子VFBの電圧が第2の基準電圧Vref2よりも高いことが検出された次の周期において制御回路22はトランジスタM1をオフとし、帰還端子VFBの電圧が第2の基準電圧Vref2よりも低いことが検出された次の周期において制御回路はトランジスタM1をオンとする。
【選択図】図1
Description
本発明は、DC−DCコンバータに関する。
小型且つ高電力変換効率を有するDC−DCコンバータ及びスイッチングレギュレータは、ノートパソコンや携帯電話など電子機器の小型化及び高性能化にとって不可欠である。
降圧型DC−DCコンバータを構成する場合、MOSFETスイッチをオンまたはオフに切替え、LCフィルタにより出力電圧を平滑化することにより、一定電圧が出力可能となる。この場合、発振回路、制御ロジック、ドライバ、及びMOSFETなどをCMOS集積回路化すると、DC−DCコンバータの小型化及び低消費電力化が容易となる。
また、DC−DCコンバータは広い負荷電流範囲にわたって電力変換効率を高く保つことが必要である。しかしながら、定格負荷において高効率であっても、軽負荷において効率が低下することがある。
軽負荷状態において高い効率を保ちつつ、広い負荷電流範囲において出力電圧の制御が容易なDC−DCコンバータを提供する。
本発明の一態様によれば、スイッチング端子と、帰還端子と、オン状態において前記スイッチング端子を介して電圧を出力可能なハイサイドトランジスタと、前記スイッチング端子の電圧と第1の基準電圧とを比較可能な電圧検出器と、前記帰還端子の電圧と第2の基準電圧とから誤差信号を生成可能なエラーアンプと、制御回路と、を有するDC−DCコンバータ用集積回路であって、前記ハイサイドトランジスタのオフ状態において前記スイッチング端子の電圧が前記第1の基準電圧よりも高いことを前記電圧検出器が検出した場合、前記帰還端子の電圧が前記第2の基準電圧よりも高いことが前記誤差信号により検出された次の周期において前記制御回路は前記ハイサイドトランジスタをオフとし、前記帰還端子の電圧が前記第2の基準電圧よりも低いことが前記誤差信号により検出された次の周期において前記制御回路は前記ハイサイドトランジスタをオンとするDC−DCコンバータ用集積回路と、出力端子と、前記スイッチング端子と前記出力端子との間に介挿されたインダクタと、前記出力端子と接地との間に介挿され、前記インダクタとともに平滑回路を構成する出力キャパシタと、前記ハイサイドトランジスタのオフ状態において、前記出力キャパシタからの逆流電流を阻止可能とするように前記スイッチング端子と前記接地との間に介挿されたダイオードと、接続点電圧が前記帰還端子へ帰還可能であるように直列に接続され、前記出力端子と前記接地との間に介挿された電圧検出抵抗と、を備えたことを特徴とするDC−DCコンバータが提供される。
また、本発明の他の一態様によれば、スイッチング端子と、帰還端子と、ローサイドスイッチ制御端子と、オン状態において前記スイッチング端子を介して電圧を出力可能なハイサイドトランジスタと、前記スイッチング端子の電圧と第1の基準電圧とを比較可能な電圧検出器と、前記帰還端子の電圧と第2の基準電圧とから誤差信号を生成可能なエラーアンプと、制御回路と、を有するDC−DCコンバータ用集積回路であって、前記ハイサイドトランジスタのオフ状態において前記スイッチング端子の電圧が前記第1の基準電圧よりも低いことを前記電圧検出器が検出した場合、前記制御回路は前記ハイサイドトランジスタを毎周期オンに制御しかつ前記ローサイドスイッチ制御端子を介して外付けトランジスタをオンまたはオフに切り替える制御信号を出力するDC−DCコンバータ用集積回路と、出力端子と、前記スイッチング端子と前記出力端子との間に介挿されたインダクタと、前記出力端子と接地との間に介挿され、前記インダクタと共に平滑回路を構成する出力キャパシタと、前記ローサイドスイッチ制御端子を介して出力された前記制御信号により、前記ハイサイドトランジスタに対して相補的にオンまたはオフに切替えられ、前記スイッチング端子と前記接地との間に介挿されたローサイドトランジスタと、接続点電圧が前記帰還端子へ帰還可能であるように直列に接続され、前記出力端子と前記接地との間に介挿された電圧検出抵抗と、を備えたことを特徴とするDC−DCコンバータが提供される。
軽負荷状態において高い効率を保ちつつ、広い負荷電流範囲において出力電圧の制御が容易なDC−DCコンバータ用集積回路及びこれを用いたDC−DCコンバータが提供される。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態にかかるDC−DCコンバータのブロック図である。
DC−DCコンバータ10は、集積回路(IC)チップ20、インダクタ40、出力キャパシタ42、電圧検出抵抗43、44、及びダイオード(DI)46を有している。DC−DCコンバータ10の出力電圧(VO)端子と接地(GND)との間には、負荷50が接続される。
DC−DCコンバータ10は、集積回路(IC)チップ20、インダクタ40、出力キャパシタ42、電圧検出抵抗43、44、及びダイオード(DI)46を有している。DC−DCコンバータ10の出力電圧(VO)端子と接地(GND)との間には、負荷50が接続される。
ICチップ20は、例えばCMOS集積回路とし、NチャネルMOSFETなどのハイサイドトランジスタM1(以下、トランジスタM1)、制御回路22、スイッチング端子(LX端子)の電圧検出器36、誤差増幅器(エラーアンプ)38、及び比較器(コンパレータ)39などを有している。なお、ハイサイドトランジスタM1は、MOSFETに限定されず接合型FETであってもよい。
また、制御回路22は、トランジスタM1を駆動するドライバ34、クロック信号を生成する発振器24、クロック信号に基づいて オン信号を生成可能なオン信号発生器26、オン信号発生器26からの信号が入力されドライバ34を制御可能な第2制御ロジック32、及びオン信号発生器26を制御可能な第1制御ロジック28、などを有している。
入力電圧(VIN)端子は、トランジスタM1の一方の端子へ接続される。また、トランジスタM1の他方の端子が接続されたLX端子は、インダクタ40及びダイオード46に接続されている。トランジスタM1のオン状態において、LX端子電圧VLXは、Highレベルとなり、インダクタ電流ILが流れ出力キャパシタ42を充電し、且つ負荷50へ電流を供給可能とする。
図1に表すDC−DCコンバータはダイオード整流方式である。すなわち、トランジスタM1がオフである期間、インダクタ40に蓄積されたエネルギーは出力キャパシタ42、負荷50、及びダイオード46を通過しつつ消費される。出力電圧VOは、インダクタ40と、出力キャパシタ42と、により構成された平滑回路41により目標電圧近傍において平滑化される。
また、出力VO端子とGNDとの間には、直列接続された電圧検出抵抗43、44が介挿されており、その接続点Bの帰還電圧VFBは、VFB端子を介して、エラーアンプ38の反転入力端子に入力される。
この場合、RFB1とRFB2との抵抗値比率を変化させると、出力電圧VOを目標電圧値に設定可能である。また、出力電圧VOは次式により設定可能である。
VO=VFB×(1+RFB1/RFB2)
なお、図1の場合、VIN>VOであるので降圧型DC−DCコンバータである。
VO=VFB×(1+RFB1/RFB2)
なお、図1の場合、VIN>VOであるので降圧型DC−DCコンバータである。
図2は、本実施形態にかかる集積回路及びこれを用いたDC−DCコンバータの動作を説明する波形図である。すなわち、図2(a)は重負荷状態、図2(b)は軽負荷状態をそれぞれ表す。
発振器24の発振周波数をfOSC(Hz)とすると、その周期T(sec)は次式で表される。
T=1/fOSC
なお、発振周波数fOSCは、例えば400〜800kHzの範囲にすることができる。
発振器24の発振周波数をfOSC(Hz)とすると、その周期T(sec)は次式で表される。
T=1/fOSC
なお、発振周波数fOSCは、例えば400〜800kHzの範囲にすることができる。
また、ドライバ34によりトランジスタM1をオンとする期間Tonを変化させると目標の出力電圧VOを得ることができる。
図2(a)のように高い負荷電流とされる重負荷の場合、トランジスタM1は、デューティが高いパルスにより第2制御ロジック32を介しドライバ34によりオンとされる。トランジスタM1のオン状態において、LX端子電圧VLXは入力電圧VINからトランジスタM1の僅かなオン抵抗による電圧降下分を減算したHighレベルとなり、インダクタ40を流れるインダクタ電流ILは増加して行く。
制御回路22によりドライバ34がトランジスタM1をオフとすると、LX端子電圧VLXにはインダクタ40による逆起電力を生じ、略マイナスVF(但し、VFはダイオード46の順方向電圧)となる。これによりインダクタ電流ILは減少に転じるが、インダクタ40に蓄積されたエネルギーがゼロになるまで電流の方向は変わらない。キャパシタ42、負荷50、及び電圧検出抵抗43、44を通過した電流はダイオード46を通過して還流可能である。
インダクタ電流ILがゼロとなる前にトランジスタM1がオンとなるとインダクタ電流ILは再び増加するので不連続とはならず、図2(a)は連続モード動作(CCM:Continuous Control Mode)である。なお、ダイオード46をシリコンpn接合とするとVFは約0.7Vである。また、シリコンショットキーバリアとすると、VFは0.23〜0.5Vとなり、順方向電圧降下による電力損失を低減できる。
重負荷動作の場合、トランジスタM1がオン状態ではダイオード46がオフとなり、トランジスタM1がオフ状態ではダイオード46がオンとなるよう、互いに相補的にオンまたはオフに制御される。インダクタ電流ILがゼロに到達する前にトランジスタM1が再びオンに転じるので、インダクタ電流ILが逆流することはない。このようにして、出力電圧VOは目標電圧を保つことが可能となる。なお、通常、入力電圧VINは、例えば2.7〜5.5Vなどの範囲とし、出力電圧VOは、例えば0.8V以上とできる。
また、図2(b)に表す低い負荷電流である軽負荷の場合、オン信号発生器26からの信号により、第2制御ロジック32はドライバ34を介して、短いオン時間Tonの期間だけトランジスタM1をオンとする。時間t1でトランジスタM1がオンに転じると、インダクタ電流ILが流れ始め時間とともに増加する。
その後、短いオン時間Tonが経過した時間t2においてトランジスタM1はオフに転じる。このために、インダクタ40の逆起電力によりLX端子電圧VLXは、略マイナスVFとなる。インダクタ電流ILが減少し始め、時間t3で略ゼロになるとインダクタ40に蓄積されたエネルギーは消費され、LX端子電圧VLXが略GND電位となる。この状態において、LX端子はハイインピーダンスとなるが、出力キャパシタ42に電荷が蓄積されているので、LX端子のキャパシタとインダクタンスLとの共振回路によりLX端子電圧VLXが振動しながら減衰し、出力電圧VOに向かって行く。なお、オン時間Tonの最小オン時間は、例えば60nsec(ナノ秒)などとできる。
また、トランジスタM1がオフ状態であり且つダイオード46が逆流電流を阻止する向きに接続されているので、ICチップ20及びダイオード46で無駄に電力を消費することを抑制でき、軽負荷状態の効率を高めることが可能である。図2(b)の軽負荷状態は、インダクタ電流ILがゼロとなる「不連続モード(DCM:Discontinuous Control Mode)」を表している。
LX端子に接続されている電圧検出器36はコンパレータからなり、第1の入力端子にはLX端子電圧VLXを、第2の入力端子には第1の基準電圧Vref1を、それぞれ入力する。第1の基準電圧Vref1を、例えばGNDと出力電圧VOとの間である0.2〜0.3Vの範囲に設定すると、電圧検出器36はDC−DCコンバータが不連続動作モードであることを検出し、その出力を第1制御ロジック28へ入力する。
他方、出力電圧VOは、直列接続された電圧検出抵抗43、44により分割される。その中間の接続点Bの帰還電圧VFBは、VFB端子を介してエラーアンプ38の反転入力端子に入力される。また、第2の基準電圧Vref2は非反転入力端子に入力される。
LX端子電圧VLXが第1の基準電圧Vref1よりも高く且つ帰還電圧VFBが第2の基準電圧Vref2よりも高い場合、エラーアンプ38からの誤差信号がコンパレータ39の一方の端子に入力され、コンパレータ39の出力は第1制御ロジック28へ入力され、t4から始まる周期において第1制御ロジック28がTon信号をマスクするようにTon信号発生器26を制御する。このために、第2制御ロジック32はトランジスタM1のオフが継続するように制御し、帰還電圧VFBは低下を続ける。
他方、LX端子電圧VLXが第1の基準電圧Vref1よりも高く且つ時間t9で帰還電圧VFBが第2の基準電圧Vref2よりも低くなると、エラーアンプ38は、コンパレータ39に強制オン信号を出力する。このために、コンパレータ38の出力が入力された第1制御ロジック28は、t6から始まる周期においてTon発生器26にTon信号を生成させ、第2制御ロジック32及びドライバ34を介してトランジスタM1をオンとする。このようにして、帰還電圧VFBは第2の基準電圧Vref2近傍に安定した状態を保ち、出力電圧VOは目標電圧値を精度よく保つことが可能となる。
なお、トランジスタM1と同一導電型を有するトランジスタM2と抵抗31との直列回路が、トランジスタM1と並列に接続されており、抵抗31の両端の電圧により、トランジスタM1がオンであるかオフであるかを電流検出アンプ30により検出し、その出力はコンパレータ39の他方の端子へ入力される。
図3は、比較例にかかるDC−DCコンバータを表す。すなわち、図3(a)はブロック図、図3(b)は軽負荷状態における動作波形図を表す。この比較例では、図3(a)に表すようにLX端子電圧検出器及び第1制御ロジックを有しておらず、Ton発生器126の出力及びコンパレータ137の出力が第2制御ロジック132へ入力されている。
比較例の場合、Ton発生器126は毎周期Ton信号を発生し、第2制御ロジック132は、毎周期ごとにドライバ134を介してトランジスタM11をオンとする。t2でトランジスタM11がオフに転じると、インダクタ140の逆起電力によりLX端子電圧VLXは、一旦マイナスVFに低下する。さらにインダクタ電流ILが減少するに従いLX端子電圧VLXは変化し、t3でインダクタ電流ILがゼロとなるとインダクタ140の蓄積エネルギーが消費されゼロになる。なお、ダイオード146は、t2〜t3の間でのみオンとされる。
時間t3以降、インダクタ140のインダクタンスと、LX端子が有するキャパシタと、によりLX端子電圧VLXが振動しつつ出力電圧VOに向かう。但し、比較例の場合、LX端子には電圧検出器が接続されていないので、LX端子電圧VLXを検出することはできない。期間(t1〜t3)で充電された出力キャパシタ142の電荷は、逆流経路がないので電荷は保たれている。続いて、時間t4において、Ton信号によりトランジスタM11が再びオンとされると、出力キャパシタ142がさらに充電されるので出力電圧VO及び帰還電圧VFBが上昇する。最小オン時間で制御可能な範囲を越えた軽負荷状態となると、システムの制御が困難となり帰還電圧VFB及び出力電圧VOが上昇する問題が生じる。
これに対して、本実施形態ではLX端子電圧VLXを検出することにより、軽負荷且つ不連続モード動作状態において次の周期のオン信号を無効とし、トランジスタM1をオンとしない周期を設ける。このために、軽負荷においても出力電圧VOの上昇を抑制し、出力電圧VOの変動を±2%以下とするなど、動作を安定にできる。
この場合、LX端子の電圧検出器36は、高精度及び高速性を必要とせず簡単な回路の追加でよい。また、第1の基準電圧Vref1は、出力電圧VOとGNDの間の電圧範囲内に設定するが、高い精度を必要としない。このため、電圧検出器36を設けてもICチップ20の構成が複雑となることはない。
また、ダイオード46により逆流電流を抑制し、軽負荷であっても高変換効率が容易となる。この結果、ノートパソコン及び携帯電話など電子機器の小型化及び低消費電力化が容易となる。
図4は、第2の実施形態にかかるDC−DCコンバータを表す図である。すなわち、図4(a)はブロック図、図4(b)は軽負荷状態の動作波形図である。
集積回路20にローサイドスイッチ制御端子LSGを設けると、外付けローサイドトランジスタM3(以下、トランジスタM3)をドライバ34によりオンまたはオフに切替可能となり、同期整流型DC−DCコンバータとして動作可能である。
LSG端子は、例えばNチャネルMOSFETなどからなるトランジスタM3のゲートに接続され、ドライバ34を介してトランジスタM3を制御可である。また、トランジスタM3には破線で表す寄生ダイオードDIPが並列に接続されていると見なすことができる。
集積回路20にローサイドスイッチ制御端子LSGを設けると、外付けローサイドトランジスタM3(以下、トランジスタM3)をドライバ34によりオンまたはオフに切替可能となり、同期整流型DC−DCコンバータとして動作可能である。
LSG端子は、例えばNチャネルMOSFETなどからなるトランジスタM3のゲートに接続され、ドライバ34を介してトランジスタM3を制御可である。また、トランジスタM3には破線で表す寄生ダイオードDIPが並列に接続されていると見なすことができる。
時間t12において、トランジスタM1はオンからオフに転じるが、トランジスタM3は相補的にオフからオンに転じる。LX端子電圧VLXは、時間t12において一旦マイナスVFP(寄生ダイオードDIPの順方向電圧)となるが、時間t13においてインダクタ電流ILがゼロになるとともにGNDに戻る。トランジスタM3がオンであるので出力キャパシタ42に蓄積された電荷が、トランジスタM3を介して時間t13から逆流を始める。
時間t14で再びトランジスタM1がオンに転じると、t14〜t15の期間においてインダクタ電流ILは再び増加する。t13〜t14の期間、LX端子電圧VLXは、例えば0〜0.1VのようにGNDよりも僅かに高い状態となるが、インダクタ電流ILはトランジスタM3を介して逆流可能であるので図2に表す実施形態のように出力電圧VO近傍に上昇し振動することはない。
この場合、第1の基準電圧Vref1を、例えば0.2〜0.3Vに設定すると、電圧検出器36がVLX<Vref1であることを検出可能である。このために、Ton信号を毎周期生成するように、第1制御ロジック28がTon発生器26を制御し、トランジスタM1を毎周期オンとできる。すなわち、連続動作モード状態において、同期整流型DC−DCコンバータの制御が容易となる。
なお、MOSFETなどのスイッチングトランジスタの電圧降下はダイオードの順方向電圧VFよりも小さいので、重負荷状態において同期整流型コンバータの効率はダイオード整流型インバータの効率よりも高くすることが容易である。
このように、本実施形態の集積回路20を用いてダイオード整流型及び同期整流型DC−DCコンバータをそれぞれ構成すると、集積回路20のチップの共通部品化が可能となり、主要部品数を削減し、工程管理が容易となる。
以上、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明した。しかしながら本発明はこれらの実施形態には限定されない。例えば、DC−DCコンバータを構成するトランジスタ、そのドライバ、LX端子電圧検出器、制御回路、インダクタ、キャパシタ、平滑回路、抵抗、整流素子の配置、サイズ、形状、材質などに関して当業者が設計変更を行ったものであっても、本発明の主旨を逸脱しない限り本発明の範囲に包含される。
10 DC−DCコンバータ、20 集積回路、22 制御回路、36 電圧検出器、38 エラーアンプ、40 インダクタ、41 平滑回路、42 出力キャパシタ、43、44 電圧検出抵抗、46 ダイオード、VIN 入力電圧、VO 出力電圧、VFB 帰還電圧、LX(端子) スイッチング(端子)、LSG(端子) ローサイドスイッチ制御(端子)、M1 ハイサイドトランジスタ、M3 ローサイドトランジスタ、Vref1 第1の基準電圧、Vref2 第2の基準電圧
Claims (3)
- スイッチング端子と、帰還端子と、オン状態において前記スイッチング端子を介して電圧を出力可能なハイサイドトランジスタと、前記スイッチング端子の電圧と第1の基準電圧とを比較可能な電圧検出器と、前記帰還端子の電圧と第2の基準電圧とから誤差信号を生成可能なエラーアンプと、制御回路と、を有するDC−DCコンバータ用集積回路であって、前記ハイサイドトランジスタのオフ状態において前記スイッチング端子の電圧が前記第1の基準電圧よりも高いことを前記電圧検出器が検出した場合、前記帰還端子の電圧が前記第2の基準電圧よりも高いことが前記誤差信号により検出された次の周期において前記制御回路は前記ハイサイドトランジスタをオフとし、前記帰還端子の電圧が前記第2の基準電圧よりも低いことが前記誤差信号により検出された次の周期において前記制御回路は前記ハイサイドトランジスタをオンとするDC−DCコンバータ用集積回路と、
出力端子と、
前記スイッチング端子と前記出力端子との間に介挿されたインダクタと、
前記出力端子と接地との間に介挿され、前記インダクタとともに平滑回路を構成する出力キャパシタと、
前記ハイサイドトランジスタのオフ状態において、前記出力キャパシタからの逆流電流を阻止可能とするように前記スイッチング端子と前記接地との間に介挿されたダイオードと、
接続点電圧が前記帰還端子へ帰還可能であるように直列に接続され、前記出力端子と前記接地との間に介挿された電圧検出抵抗と、
を備えたことを特徴とするDC−DCコンバータ。 - 前記ハイサイドトランジスタのオフ状態において前記スイッチング端子の電圧が前記第1の基準電圧よりも低いことを前記電圧検出器が検出した場合、前記制御回路は前記ハイサイドトランジスタを毎周期オンに制御可能とすることを特徴とする請求項1記載のDC−DCコンバータ。
- スイッチング端子と、帰還端子と、ローサイドスイッチ制御端子と、オン状態において前記スイッチング端子を介して電圧を出力可能なハイサイドトランジスタと、前記スイッチング端子の電圧と第1の基準電圧とを比較可能な電圧検出器と、前記帰還端子の電圧と第2の基準電圧とから誤差信号を生成可能なエラーアンプと、制御回路と、を有するDC−DCコンバータ用集積回路であって、前記ハイサイドトランジスタのオフ状態において前記スイッチング端子の電圧が前記第1の基準電圧よりも低いことを前記電圧検出器が検出した場合、前記制御回路は前記ハイサイドトランジスタを毎周期オンに制御しかつ前記ローサイドスイッチ制御端子を介して外付けトランジスタをオンまたはオフに切り替える制御信号を出力するDC−DCコンバータ用集積回路と、
出力端子と、
前記スイッチング端子と前記出力端子との間に介挿されたインダクタと、
前記出力端子と接地との間に介挿され、前記インダクタと共に平滑回路を構成する出力キャパシタと、
前記ローサイドスイッチ制御端子を介して出力された前記制御信号により、前記ハイサイドトランジスタに対して相補的にオンまたはオフに切替えられ、前記スイッチング端子と前記接地との間に介挿されたローサイドトランジスタと、
接続点電圧が前記帰還端子へ帰還可能であるように直列に接続され、前記出力端子と前記接地との間に介挿された電圧検出抵抗と、
を備えたことを特徴とするDC−DCコンバータ。
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