[go: up one dir, main page]

JP2010021038A - 固体酸化物形燃料電池スタック - Google Patents

固体酸化物形燃料電池スタック Download PDF

Info

Publication number
JP2010021038A
JP2010021038A JP2008181050A JP2008181050A JP2010021038A JP 2010021038 A JP2010021038 A JP 2010021038A JP 2008181050 A JP2008181050 A JP 2008181050A JP 2008181050 A JP2008181050 A JP 2008181050A JP 2010021038 A JP2010021038 A JP 2010021038A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solid oxide
fuel cell
oxide fuel
cell
separator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008181050A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Sugita
敏 杉田
So Arai
創 荒井
Shinji Saito
慎二 斎藤
Yuichiro Yamauchi
雄一郎 山内
Atsushi Kikuchi
敦 菊地
Koichi Kawasaki
公一 川崎
Shinko Ogusu
真弘 小楠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NHK Spring Co Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
NHK Spring Co Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NHK Spring Co Ltd, Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical NHK Spring Co Ltd
Priority to JP2008181050A priority Critical patent/JP2010021038A/ja
Publication of JP2010021038A publication Critical patent/JP2010021038A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Fuel Cell (AREA)

Abstract

【課題】600℃〜800℃で動作させる発電環境下においても、セルとセパレータとの間のガス漏れを防止可能なシール構造を備えた固体酸化物形燃料電池スタックを提供する。
【解決手段】電解質12を空気極11と燃料極13とで挟持する平板型の固体酸化物形燃料電池セル10(以下セル10と略す)を、金属製のセパレータを介して複数個接続した固体酸化物形燃料電池スタックとして構成する際に、セル10とセパレータとをつなぐために備えられた金属製のセルフレーム30の、または、セパレータそのものの、セル10の電解質12の外周部と当接する外周部に、セル10の外周に沿った曲げ構造30aが延在して設けられる。さらに、電解質12の外周部とセルフレーム30またはセパレータとをロウ付けして接合する場合、Agを主成分とし、接合後に、酸化物になる金属もしくは金属酸化物を少なくとも1種類含有するロウ材を用いる。
【選択図】図3

Description

本発明は、固体酸化物形燃料電池スタックに関し、特に、固体酸化物形燃料電池用のシール構造に係り、より具体的には、600℃から800℃で動作する固体酸化物形燃料電池の構成材料間の燃料ガスおよび酸化剤ガスさらには動作環境雰囲気間のガスシールを保つための構造に関する。
燃料電極と酸化剤電極とがセラミックスの電解質を介して配置され、燃料として最終的に水素を、酸化剤として酸素や空気を、供給することによって、水の電気分解の逆の反応を利用して発電する固体酸化物形燃料電池(SOFC:Solid Oxide Fuel Cells)においては、燃料電池の実用上十分な発電量を得るためには、前述の固体酸化物形燃料電池の単位構成要素(単一のセル)を複数個、直列および/または並列に電気的に接続して(つまり、スタック化して)、固体酸化物形燃料電池スタックとして構成することが必要となる。
固体酸化物形燃料電池のセル(単電池)の電解質材料には、例えば、イットリア安定化ジルコニア(YSZ)やスカンジア安定化ジルコニア(ScSZ)などの酸化物が用いられる。燃料電極には、それら電解質材料とニッケルとの混合物の多孔体が用いられ、酸化剤電極には、ストロンチウムドープランタンマンガナイト(SrドープLaMnO)やランタンニッケルフェライト(La(NiFe)O)などの金属酸化物導電体の多孔体が用いられる。
このような単電池(セル)を実際に燃料電池として動作させる際には、複数の単電池(セル)をスタック化し、電池の負極側(燃料電極側)を還元雰囲気に、正極側(酸化剤電極側)を酸化雰囲気に保たなくてはならない。
さらに、十分な発電効率を得るためには、電解質のイオン伝導性を確保し、容易に、酸化還元が起こる600℃以上の高温に燃料電池本体を保つことが必要である。
これを実現するために、互いに異なる雰囲気に晒される正極と負極との間を、ガス不透過で、かつ、電気伝導性のある部品を用いて電気的に接続し、各電極に、それぞれ、燃料と酸化剤ガスとを適正に分配、供給する目的から、各セル間には、耐熱性のステンレス等の金属によって作られた部品(セパレータ)が配置される。
しかしながら、このように構成するSOFCスタックにおいては、使用される燃料および酸化剤ガスが、すべて気体であり、動作温度が600℃〜800℃と高いため、セル(単電池)とセパレータ間、セパレータ相互間、その他構造上ガスシールが必要な箇所のシールが不十分な状態にある場合、ガス漏れが生じて電池の性能低下や破損などを来たし、燃料電池成立の上で致命的となる。逆に、良好なガスシールは、燃料電池の高効率化や高寿命化をもたらすので、良好なガスシールの開発が重要な技術的課題となっている。中でも、セル−セパレータ間のシールは、発電性能や耐久性に多大な影響を及ぼすためにとりわけ重要である。
平板型のセルの場合には、セルの電解質面の表と裏との間で燃料ガスと酸化剤ガスとを分離するためにシールをすることになるため、セルの電解質面上に当接するようにセパレータや金属板、金属箔などを配置してシールを行うことがしばしば行われる。
この際に、どのように電解質面とセパレータとを密着させて気密性を維持するかが問題となる。
例えば、シール不良の原因となるセル−セパレータ間の隙間をできるだけなくすため、セラミックス粉やセラミックス繊維とガラスとを混合したシール材を用いてシールを行うことや、シール部を圧迫してできるだけガスの流れる流路の抵抗を増すようにして、シール性を確保したりすることが行われている。
しかし、これらの隙間に詰め物をしたり、圧迫したりするなどの方法では、シール性能が十分でなく、また、セル、セパレータの個体差によるばらつきが生じることなどが劣化の原因となるなど、様々な問題が残されていた。
このような状況にあって、燃料電池の動作温度以上で溶融するガラス材料をセル−セパレータ間に配置し、ガラスの溶融封着を利用してシールを行うことや、ガラス以外の金属のロウ材による接合を用いる方法も考えられている。
このような、燃料電池のガスシールとしてガラス封着やロウ付けを用いる場合、セルの電解質の材料であるセラミックスとセパレータの材料である金属とを接合して、シール構造を構成しなければならない。
この際に、一般には、接合するセルの電解質材料であるセラミックスとセパレータを構成する金属材料とは、熱的な性質が完全には同一でないため、接合後に反りやゆがみが生じたり、極端な場合には、セルを破壊したりするといった問題が生じる。また、燃料電池自体のサーマルサイクルなどで、接合部には、しばしば破壊的な力が加わり、シールの破綻を招くことになる場合も生じる。
かくのごとき問題を回避するために、接合部に力ができるだけかからない薄い金属箔を用いて、シールすることも行われているが、燃料電池の長期的な使用を考えると十分とは言いがたい。
一方、シール構造を構成するために用いる接合材の性質にも、十分な配慮が必要である。
溶融するガラスを用いてシール構造を構成することは、接合状態が維持される限り、良好なシール性能を示すが、接合自身の機械的強度が弱いため、接合を破壊するような力が接合部に加わらないように十分配慮することが必要である。
他方、ロウ材を用いた接合方法や、さらには、通常、前述したような金属−セラミックスを接合する方法として、セラミックス表面にメタライズ処理を施すモリブデン−マンガン法や活性金属ロウ付け法などを採用することも多く行われている。
このモリブデン−マンガン法や活性金属ロウ付け法などは、ロウ付けの接合状態を実現するために、真空中ないしは窒素雰囲気などの非酸化雰囲気での熱処理が必要となる。
しかしながら、このような非酸化雰囲気でのセルヘの熱処理は、セルのカソード材料である金属酸化物セラミックスの特性を変化させてしまうため、適用が難しい。
かくのごとき現状を踏まえ、最近、非特許文献1に示すK.Scott Weilらの“Reactive Air Brazing:A Novel Method of Sealing SOFCs and Other Solid-State Electrochemical Devices”においては、大気中でのセラミックス−金属の接合が可能な方法として、ロウ材にCuO(酸化銅)を含む方法が開発され、報告されている。
K.Scott Weil et al.,"Reactive Air Brazing:A Novel Method of Sealing SOFCs and Other Solid-State Electrochemical Devices",Electrochem.Sol.Stat.Lett.8 2005
しかしながら、前記非特許文献1に報告されているような固体酸化物形燃料電池スタックにおいては、前述のように、セラミックス−金属の接合のためのロウ材中にCuOが含まれている。このCuOは、接合を強固なものにするために重要な働きをしている材料であるが、600℃〜800℃で動作させる固体酸化物形燃料電池の発電条件では、このCuOの一部が、Cuに還元されることになり、接合強度が失われて、シール性能が損なわれてしまうという問題がある。
さらには、固体酸化物形燃料電池セルの電解質材料であるセラミックスとセパレータを構成する金属材料とは、熱的な性質が完全には同一でないため、接合後に反りやゆがみが生じたり、また、固体酸化物形燃料電池自体のサーマルサイクルなどにおいて、接合部に破壊的な力が加わり、シールの破綻を招いたりするという問題も生じる。
本発明は、かかる問題を解決するためになされたものであり、600℃〜800℃で動作させる発電環境下においても、セパレータ(インターコネクタ)と固体酸化物形燃料電池セルとの間のガス漏れを防止することが可能なシール構造を備えた固体酸化物形燃料電池スタックを提供することを、その目的としている。
本発明は、前述の課題を解決するためになされたものであり、まず、固体酸化物形燃料電池セルの電解質面(セラミックス)と金属製のセパレータとを接合してセル−セパレータ間をシールする構造として、固体酸化物形燃料電池セルに接合されるセパレータの、もしくは、固体酸化物形燃料電池セルに接合されかつセパレータに繋がる金属製のセルフレームの、セルに当接する部分の外周部に、固体酸化物形燃料電池セルの外周に沿った曲げ構造を延在させて設ける。該曲げ構造は、固体酸化物形燃料電池セルと接合した際に、固体酸化物形燃料電池セルの外周に沿って電解質から燃料極の側部まで立ち下がった後、燃料極の側部の位置から外側にL字状に折れ曲がるクランク形状(ビードまたはコルゲート形状とも称される)の折れ目構造とする。
さらに、このセル(セラミックス)−セパレータ(金属)間もしくはセル(セラミックス)−セルフレーム(金属)間のセラミックス−金属接合を行う際のロウ材として、当該セラミックス−金属接合を大気中で行うことが可能なロウ材を用いる。
かかるロウ材として、例えば、銀を主成分として、さらに接合後に酸化物となる金属もしくは金属酸化物を少なくとも1種類以上含有するロウ材を用いる。かつ、ロウ材中に含有されるこれらの金属もしくは金属酸化物は、燃料電池の動作条件の酸素分圧、温度、雰囲気において、容易には再還元されない材料から選ばれる。
つまり、具体的には、本発明は、以下のごとき各技術手段から構成されている。
第1の技術手段は、酸化物からなる電解質を空気極と燃料極とで挟持してなる平板型の固体酸化物形燃料電池セルを、金属製のセパレータを介して複数個接続した固体酸化物形燃料電池スタックにおいて、前記固体酸化物形燃料電池セルと前記セパレータとをつなぐための金属製のセルフレームをさらに備え、該セルフレームと前記固体酸化物形燃料電池セルとを接合する際に前記電解質の外周部と当接する該セルフレームの外周部に、前記固体酸化物形燃料電池セルの外周に沿った曲げ構造が延在して設けられていることを特徴とする。
第2の技術手段は、前記第1の技術手段に記載の固体酸化物形燃料電池スタックにおいて、前記セルフレームが、フェライト系ステンレス鋼またはニッケル系耐熱合金のいずれかからなっていることを特徴とする。
第3の技術手段は、酸化物からなる電解質を空気極と燃料極とで挟持してなる平板型の固体酸化物形燃料電池セルを、金属製のセパレータを介して複数個接続した固体酸化物形燃料電池スタックにおいて、前記セパレータと前記固体酸化物形燃料電池セルとを接合する際に前記電解質の外周部と当接する前記セパレータの外周部に、前記固体酸化物形燃料電池セルの外周に沿った曲げ構造が延在して設けられていることを特徴とする。
第4の技術手段は、前記第1ないし第3の技術手段のいずれかに記載の固体酸化物形燃料電池スタックにおいて、前記セルフレームまたは前記セパレータの外周部に延在して設けられる前記曲げ構造が、前記固体酸化物形燃料電池セルと接合した際に、前記固体酸化物形燃料電池セルの外周に沿って前記電解質から前記燃料極の側部まで立ち下がった後、前記燃料極の側部の位置から外側にL字状に折れ曲がるクランク形状からなっていることを特徴とする。
第5の技術手段は、前記第1ないし第4の技術手段のいずれかに記載の固体酸化物形燃料電池スタックにおいて、前記セパレータが、フェライト系ステンレス鋼またはニッケル系耐熱合金のいずれかからなっていることを特徴とする。
第6の技術手段は、前記第1ないし第5の技術手段のいずれかに記載の固体酸化物形燃料電池スタックにおいて、前記固体酸化物形燃料電池セルと前記セルフレームとの間の接合、または、前記固体酸化物形燃料電池セルと前記セパレータとの間の接合が、セラミックスと金属との間のロウ付けによって行われることを特徴とする。
第7の技術手段は、前記第6の技術手段に記載の固体酸化物形燃料電池スタックにおいて、前記ロウ付けに用いるロウ材が、Agを主成分とし、接合後に再還元されない酸化物となる金属もしくは金属酸化物を少なくとも1種類含有することを特徴とする。
第8の技術手段は、前記第7の技術手段に記載の固体酸化物形燃料電池スタックであって、前記ロウ材に含有され、接合後に酸化物になる金属が、Ti,Al,Cr,Mg,TiAl合金、TiNi合金、TiCr合金、NiCr合金の少なくとも一つを含む材料からなっていることを特徴とする。
第9の技術手段は、前記第7の技術手段に記載の固体酸化物形燃料電池スタックにおいて、前記ロウ材に含有され、接合後に酸化物になる金属酸化物が、SiO,Ti酸化物、V,MgO,Al,Cr,Mn酸化物、CaO,ZnO,Y,BaOの少なくとも一つを含む材料からなっていることを特徴とする。
第10の技術手段は、前記第1ないし第5の技術手段のいずれかに記載の固体酸化物形燃料電池スタックにおいて、前記固体酸化物形燃料電池セルと前記セルフレームとの間の接合、または、前記固体酸化物形燃料電池セルと前記セパレータとの間の接合が、ガラスの封着によって行われることを特徴とする。
本発明の固体酸化物形燃料電池スタックによれば、以下のごとき効果を奏することができる。
まず、セルフレームのセルに当接する部分の外周部に、セルの外周に沿った曲げ構造(クランク形状の折れ目構造)を延在させて設ける構造としているので、接合形成後のセルフレームもしくはセパレータの熱応力によるゆがみを抑制し、接合部分へかかる力を小さくすることができる。かくのごとき曲げ構造を設けることによって、接合シール構造を堅牢なものとすることができ、従来技術では困難であった、ガラス溶融接合によるシールの信頼性を高めることができるとともに、金属ロウ材によるロウ付け接合においても、接合後のゆがみによるセルの破損やシール性能の低下を防ぐことができる。
さらに、金属−セラミックス接合を大気中で行うことを可能とし、かつ、接合後に酸化物が容易には再還元されない所定のロウ材を用いて、セル−セルフレーム間もしくはセル−セパレータ間を接合したシール構造としているので、曲げ構造を備えて余計な応力が加わることを最小化している接合部自身についても、ロウ材溶融後の酸化物が析出することによって、強固な接合が形成され、良好なシール性能を得ることができる。
また、接合形成に重要な役割を果たす金属もしくは金属酸化物の接合後の酸化物が再還元されない材料を用いているので、長時間の燃料電池の発電後であっても、良好なシール特性を維持することができる。
以下に、本発明に係る固体酸化物形燃料電池スタックの最良の実施形態について、その一例を、図面を参照しながら詳細に説明する。
(本発明の特徴)
本発明の実施形態の説明に先立って、本発明の特徴についてその概要をまず説明する。本発明の固体酸化物燃料電池スタックは、固体酸化物燃料電池セル(単電池:以下、「セル」と略記する場合もある)として、セル(セラミックス)−セパレータ(金属)間に燃料ガスの漏洩を防止するシール構造を形成するのに際して、セル(単電池)に接合されるセパレータもしくはセルフレームの外周部に、曲げ構造(クランク形状(ビード形状、コルゲート形状とも称される)の折れ目構造)を設けた構造とすることを特徴とする。
かくのごとき固体酸化物燃料電池スタックを実現することによって、セル−セパレータ間の接合部の応力アンバランスや熱変形等による接合部の変形を抑制することができるので、燃料ガスの密閉性を向上することができるという効果を得ることができる。
(実施形態)
以下、本発明に係る固体酸化物形燃料電池スタックの実施形態の一例について詳しく説明する。なお、本発明は、本実施形態のみに限定されるものではない。
図1は、本発明に係る固体酸化物形燃料電池スタックのスタック構造の一例を示す分解図であり、平板型(図1:円板型)の複数の固体酸化物形燃料電池セル(単電池)が金属製のセパレータを介して直列および/または並列に接続するように積み重ねられた構造からなっている例を示している。また、図1の構造は、円形の燃料極支持型固体酸化物形燃料電池セルに、セパレータとセルとを仲介するセルフレームを介して、セルとセパレータとのシールを行って固体酸化物形燃料電池スタックを形成する例を示している。
つまり、図1に示すように、固体酸化物形燃料電池スタック100は、各セル10の電解質面とセパレータ20との間に、セル10とセパレータ20とをつなぐための金属製のセルフレーム30が介在された構造からなっている。セルフレーム30は、セパレータ20と同一の金属材料(例えばステンレス鋼やNi系耐熱合金等の耐熱性の金属材料)からなっていて、薄い金属板もしくは金属箔として、円板形状のセル10の電解質の外周部に平面的に当接するリング形状に形成されると同時に、その外周部側には曲げ構造30aが延在されて設けられている。
曲げ構造30aは、図3に後述するように、セル10と接合した際に、セル10の外周に沿って電解質から燃料極の側部まで立ち下がった後、燃料極の側部の位置から外側にL字状に折れ曲がるクランク形状(ビード形状、コルゲート形状とも称される)からなる折れ目構造に成形されている。図1のセルフレーム30は、セル10の電解質面の外周部と平面的に接合されるが、かくのごとき曲げ構造30aを備えることにより、接合形成後のセルフレーム30の熱応力によるゆがみを抑制し、接合部分へかかる余計な応力を小さくすることができる。
図2は、図1に示す固体酸化物形燃料電池スタック100を構成するセル10とセルフレーム30との接合部を説明するための説明図であり、図2(A)が、固体酸化物形燃料電池スタック100の表面から眺めた斜視図であり、図2(B)が、固体酸化物形燃料電池スタック100の裏面から眺めた斜視図である。図2に示すように、セル10は、空気極11、電解質12、燃料極13からなっていて、セル10の電解質12の外周部と平面的に接合されるリング状のセルフレーム30の外周部には、セル10の外周に沿った曲げ構造30aが延在して形成されている。セル10とセルフレーム30とが接合した際に、曲げ構造30aにセル10の外周が沿って嵌め込まれて、セル10とセルフレーム30との接合部が覆われる状態とされて、シール構造が形成される。
図3は、図1に示す固体酸化物形燃料電池スタック100を構成するセル10の構造を示す断面図であり、図2のセル10−セルフレーム30と接合状態を示している。図3に示すように、セル10は、空気極11、電解質12、燃料極13からなり、酸化物からなる電解質12を空気極11と燃料極13とで挟持した平板型の構造とされており、電解質12の外周部12aには、セルフレーム30が平面的に接合されるとともに、セルフレーム30の外周部に延在させて設けられた曲げ構造30aによって接合部が覆われた状態の封止構造とされている。
ここに、曲げ構造30aは、図3に示すように、セル10と接合した際に、セル10の外周に沿って電解質12から燃料極13の側部まで立ち下がった後、燃料極13の側部の位置から外側にL字状に折れ曲がるクランク形状(ビード形状、コルゲート形状とも称される)からなる折れ目構造に成形されている。なお、セル10とセルフレーム30との接合後に、セパレータ20と組み合わせられることにより、空気極11側には酸化剤ガス流路が、燃料極13側には燃料ガス流路がセパレータ20の溝として配設される状態になる。
つまり、図1ないし図3に示す本実施形態のシール構造は、平板型の形状の固体酸化物形燃料電池セル10を構成する電解質12面の外周部12aに平面状に接するような構造を有するセルフレーム30を配置し、かつ、電解質12とセルフレーム30の該電解質12面に接する部分とを接合してガスシール性を確保するとともに、金属製のセルフレーム30のセル10の電解質12面と当接する部分の外周部にセル10の外周に沿って延在させて設けた曲げ構造30aにより、接合部への余計な応力が加わることを抑止した構造としている。
なお、本実施形態においては、セル10とセパレータ20とをつなぐために、薄い金属板もしくは金属箔からなるセルフレーム30を介在させ、セルフレーム30とセル10とを接合した後に、セルフレーム30とセパレータ20とを接合する構造について説明するが、場合によっては、図3に示すような曲げ構造30aをセパレータ20の外周部に延在させて備えるようにし、セパレータ20そのものをセル10の電解質12の外周部12aと直接接合する構造とすることも可能である。
ただし、該曲げ構造30aを、セパレータ20自身のセル10の電解質12面と当接する外周部に延在させて設け、さらに、曲げ構造30aを備えたセパレータ20の外周部をセル10の電解質12面の外周部と位置合わせして接合することは、製造上煩雑である。
したがって、セル10とセパレータ20とを仲介する薄い金属製の部品つまりセルフレーム30を備え、該セルフレーム30の外周部に曲げ構造30aを形成し、該セルフレーム30とセル10とを接合して一体化した後、一体化したセル10−セルフレーム30接合体をセパレータ20と組み合わせることが、製造を容易化することができる点で望ましい。この場合、セル10−セルフレーム30接合体とセパレータ20との接合(シール)は、セルフレーム30とセパレータ20との間の金属部品同士の接合(シール)となるので、比較的容易な技術である。セルフレーム30を設ける場合には、前述のように、セルフレーム30のセル10側の電解質12面と当接する部分の外周部に、セル10の外周に沿った曲げ構造30aを延在させて設けた構造となる。
さらに、本実施形態においては、前述のセル10−セルフレーム30接合構造あるいはセル10−セパレータ20接合構造を構築するに当たり、セル10の電解質12面はイットリア安定化ジルコニア(YSZ)やスカンジア安定化ジルコニア(ScSZ)等のセラミックス材料から構成され、一方、セルフレーム30は、セパレータ20を構成する材料と同様のフェライト系ステンレス鋼やNi系耐熱合金等の耐熱性の金属によって構成されるので、セル10の電解質12面−セルフレーム30間の接合あるいはセル10−セルフレーム30間の接合は、セラミックス−金属接合となる。
通常、セル10の電解質12の面上には、空気極11として、ランタンストロンチウムマンガナイト(LSM:(Ln,Sr)MnO)、ランタンストロンチウムフェライトコバルタイト(LSCF:(Ln,Sr,Fe)CoO)、ランタンニッケルフェライト(LNF:La(Ni,Fe)O)などの金属酸化物導電体が焼成されて備えられているが、これらの金属酸化物導電体は、高温の低酸素分圧下に置かれると、燃料電池の空気極11としての性能が損なわれるため、セル10−セルフレーム30間もしくはセル10−セパレータ20間の接合をロウ材によって行う場合は、大気中で、温度を上げることによってのみ行われることが必要である。
本実施形態においては、電解質12の外周部12aとセルフレーム30もしくはセパレータ20との接合のためのロウ材として、Agを主成分とし、さらに、接合後に酸化物になり、再還元されることがない金属もしくは金属酸化物を少なくとも1種類以上含有する材料を、電解質12の外周部12a上、あるいは、セルフレーム30もしくはセパレータ20の外周部上に堆積して、電解質12の外周部12aとセルフレーム30もしくはセパレータ20との接合を大気中で行うこととしている。
つまり、大気中で、ロウ材の主成分である銀の融点以上の温度まで昇温することにより、銀が酸化することなく溶解し、また、ロウ材中に含まれる接合後に酸化物になる金属もしくは金属酸化物が、酸化物として電解質12側表面およびセルフレーム30もしくはセパレータ20の金属側の表面酸化物上に析出するようにしている。該酸化物をアンカーとして、主成分の銀は凝固し、良好な金属−セラミックス接合が形成され、引いては、良好なシール性能を示すシール構造体が形成される。
セル10とセルフレーム30とを接合して形成されたシール構造体の場合は、さらに、金属製のセルフレーム30の部位において、燃料ガス、酸化剤ガスの供給分配排出機能を有するセパレータ20と組み合わされて、単セル構造体として作製される。セル10とセパレータ20とが接合されて組み合わされた単セル構造体は、必要に応じて、他の単セル構造体とも組み合わされて、複数個のセル10が電気的に接続された固体酸化物形燃料電池スタック100を形成することになる。この際、一度、電解質12の外周部12aとセルフレーム30との接合によるシール構造が形成されてしまえば、固体酸化物形燃料電池スタック100中の残りのシール必要箇所(例えば、セル10と一体化した後のセルフレーム30とセパレータ20とのシール箇所等)は、金属部品同士の接合(シール)となるので、技術的には容易である。
ここで形成されたシール構造体すなわち固体酸化物形燃料電池スタック100を構成する各セル10は、発電状態において、片側が、高温酸化雰囲気に、もう一方が、高温還元雰囲気に晒されることになるため、ロウ材中に含まれて、接合後に酸化物になる金属もしくは金属酸化物は、発電の燃料によって還元されないような元素、つまり、燃料電池の動作条件となる酸素分圧や温度や雰囲気においては容易には再還元されない元素から選ばれている必要がある。したがって、CuやNiは、ロウ材に含有させる金属としては不適である。
このようなロウ材に含有させて、接合後に酸化物になる金属としては、例えばTi,Al,Cr,Mg,TiAl合金、TiNi合金、TiCr合金、NiCr合金などの金属材料が挙げられる。
また、接合後に酸化物になる金属酸化物としては、SiO,Ti酸化物、V,MgO,Al,Cr,Mn酸化物、CaO,ZnO,Y,BaOなどが挙げられる。
なお、以上の説明においては、セルフレーム30とセル10の電解質12の外周部12a面との接合として論じてきたが、該セルフレーム30は、そもそも、セパレータ20と同種の金属材料によって形成されるため、セルフレーム30とセパレータ20とを一体に形成することができる。
また、前述のセル10−セルフレーム30接合構造あるいはセル10−セパレータ20接合構造を構築するに当たり、本実施形態においては、接合部に余計な応力が加わることを抑止することが可能な曲げ構造30aを備えているので、ロウ材の代わりに、燃料電池の動作温度以上で軟化、溶融するガラスを用いて封着することによって構成することも可能である。
以下に、前述した実施形態のセルフレーム30を用いた場合におけるシール構造の具体例について説明する。ただし、本発明は、特に本実施例に限定されるものではなく、前述したような材料を用いて形成すれば、同様の効果が得られる。
セルフレーム30は、セパレータ20と同様のフェライト系ステンレス鋼例えばZMG232(日立金属(株)製)などの材料を用いる。セルフレーム30の材質中に、Alを含むようなアルミナフォーマーのステンレス鋼を用いると、対酸化性に優れ、かつ、ロウ付けによる接合時に、アルミナがより強固な接合を形成するので、好適である。
セルフレーム30を形成する板材の厚みは、薄い方が熱応力の緩和という意味では優れているが、薄過ぎると、裂けや破れが生じたり、腐食によって脆くなり易くなったりするなどの問題が生じる。一方、厚過ぎると、曲げ構造30aを外周部に形成しても、熱応力を緩和することができなくなる。結局、10ミクロン(μm)から500ミクロン程度の厚みから選ばれることになるが、現実的には、100〜200ミクロン程度の厚みの材料を使うことが好ましい。
具体的な接合については、例えば、図2、図3に示したようなセル10−セルフレーム30構造体を構成する場合、Agを主成分として、さらに、TiAlの合金とCrとをそれぞれ1wt%程度添加したロウ材を用いて、セルフレーム30とセル10の電解質12の外周部12aとを、大気中において、970℃まで昇温して接合して、シール構造を作製するようにしても良い。
かくのごときロウ材を用いて作製された接合は、サーマルサイクル等で生じる熱応力に対しても強固であり、また、発電状態のような、酸化還元両雰囲気に晒されても良好なシール性能を維持することができる。
一度、セル10−セルフレーム30構造体のようなシール構造を作製してしまえば、後は、セパレータ20その他のスタック部品と組み合わせて、図1に記載したような固体酸化物形燃料電池スタック100を構築することは難しくはない。
また、ロウ付けの代わりに、ガラス材料による封着を用いても、良好なシール特性を実現することができる。例えば、軟化点が890℃付近にあるSiOにBaO,CaO,SrOがそれぞれ10Wt%程度含有されるようなガラスの粉末を用いて、970℃の大気中においてガラス封着を行うことにより、セル10−セルフレーム30構造体を作製し、しかる後、セパレータ20その他のスタック部品と組み合わせて、固体酸化物形燃料電池スタック100を作製して、特性評価を行ったが、800℃の動作温度において、良好なシール特性を示すシール構造体が得られた。
なお、本実施形態は、円形の燃料極支持型固体酸化物形燃料電池セルヘの適用について説明したが、ここに示した形態に限らず、様々な形状、構成の固体酸化物形燃料電池セル、固体酸化物形燃料電池スタックについても同様に適用することができる。
本発明に係る固体酸化物形燃料電池スタックのスタック構造の一例を示す分解図である。 図1に示す固体酸化物形燃料電池スタックを構成するセルとセルフレームとの接合部を説明するための説明図である。 図1に示す固体酸化物形燃料電池スタックを構成するセルの構造を示す断面図である。
符号の説明
10…セル、11…空気極、12…電解質、12a…外周部、13…燃料極、20…セパレータ、30…セルフレーム、30a…曲げ構造、100…固体酸化物形燃料電池スタック。

Claims (10)

  1. 酸化物からなる電解質を空気極と燃料極とで挟持してなる平板型の固体酸化物形燃料電池セルを、金属製のセパレータを介して複数個接続した固体酸化物形燃料電池スタックにおいて、前記固体酸化物形燃料電池セルと前記セパレータとをつなぐための金属製のセルフレームをさらに備え、該セルフレームと前記固体酸化物形燃料電池セルとを接合する際に前記電解質の外周部と当接する該セルフレームの外周部に、前記固体酸化物形燃料電池セルの外周に沿った曲げ構造が延在して設けられていることを特徴とする固体酸化物形燃料電池スタック。
  2. 請求項1に記載の固体酸化物形燃料電池スタックにおいて、前記セルフレームが、フェライト系ステンレス鋼またはニッケル系耐熱合金のいずれかからなっていることを特徴とする固体酸化物形燃料電池スタック。
  3. 酸化物からなる電解質を空気極と燃料極とで挟持してなる平板型の固体酸化物形燃料電池セルを、金属製のセパレータを介して複数個接続した固体酸化物形燃料電池スタックにおいて、前記セパレータと前記固体酸化物形燃料電池セルとを接合する際に前記電解質の外周部と当接する前記セパレータの外周部に、前記固体酸化物形燃料電池セルの外周に沿った曲げ構造が延在して設けられていることを特徴とする固体酸化物形燃料電池スタック。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の固体酸化物形燃料電池スタックにおいて、前記セルフレームまたは前記セパレータの外周部に延在して設けられる前記曲げ構造が、前記固体酸化物形燃料電池セルと接合した際に、前記固体酸化物形燃料電池セルの外周に沿って前記電解質から前記燃料極の側部まで立ち下がった後、前記燃料極の側部の位置から外側にL字状に折れ曲がるクランク形状からなっていることを特徴とする固体酸化物形燃料電池スタック。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の固体酸化物形燃料電池スタックにおいて、前記セパレータが、フェライト系ステンレス鋼またはニッケル系耐熱合金のいずれかからなっていることを特徴とする固体酸化物形燃料電池スタック。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の固体酸化物形燃料電池スタックにおいて、前記固体酸化物形燃料電池セルと前記セルフレームとの間の接合、または、前記固体酸化物形燃料電池セルと前記セパレータとの間の接合が、セラミックスと金属との間のロウ付けによって行われることを特徴とする固体酸化物形燃料電池スタック。
  7. 請求項6に記載の固体酸化物形燃料電池スタックにおいて、前記ロウ付けに用いるロウ材が、Agを主成分とし、接合後に再還元されない酸化物となる金属もしくは金属酸化物を少なくとも1種類含有することを特徴とする固体酸化物形燃料電池スタック。
  8. 請求項7に記載の固体酸化物形燃料電池スタックであって、前記ロウ材に含有され、接合後に酸化物になる金属が、Ti,Al,Cr,Mg,TiAl合金、TiNi合金、TiCr合金、NiCr合金の少なくとも一つを含む材料からなっていることを特徴とする固体酸化物形燃料電池スタック。
  9. 請求項7に記載の固体酸化物形燃料電池スタックにおいて、前記ロウ材に含有され、接合後に酸化物になる金属酸化物が、SiO,Ti酸化物、V,MgO,Al,Cr,Mn酸化物、CaO,ZnO,Y,BaOの少なくとも一つを含む材料からなっていることを特徴とする固体酸化物形燃料電池スタック。
  10. 請求項1ないし5のいずれかに記載の固体酸化物形燃料電池スタックにおいて、前記固体酸化物形燃料電池セルと前記セルフレームとの間の接合、または、前記固体酸化物形燃料電池セルと前記セパレータとの間の接合が、ガラスの封着によって行われることを特徴とする固体酸化物形燃料電池スタック。
JP2008181050A 2008-07-11 2008-07-11 固体酸化物形燃料電池スタック Pending JP2010021038A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008181050A JP2010021038A (ja) 2008-07-11 2008-07-11 固体酸化物形燃料電池スタック

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008181050A JP2010021038A (ja) 2008-07-11 2008-07-11 固体酸化物形燃料電池スタック

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010021038A true JP2010021038A (ja) 2010-01-28

Family

ID=41705720

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008181050A Pending JP2010021038A (ja) 2008-07-11 2008-07-11 固体酸化物形燃料電池スタック

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010021038A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013033621A (ja) * 2011-08-02 2013-02-14 Ngk Spark Plug Co Ltd 燃料電池ユニットおよび燃料電池スタック
WO2015093523A1 (ja) * 2013-12-20 2015-06-25 日本特殊陶業株式会社 金属板付単セル及び燃料電池スタック並びに金属板付単セルの製造方法
JP2015135807A (ja) * 2013-12-20 2015-07-27 日本特殊陶業株式会社 セパレータ付単セル及び燃料電池スタック並びにセパレータ付単セルの製造方法
EP2892098A4 (en) * 2012-08-31 2016-04-20 Ngk Spark Plug Co FUEL CELL WITH SEPARATOR, MANUFACTURING METHOD AND FUEL CELL STACK
CN105531863A (zh) * 2013-09-10 2016-04-27 日本特殊陶业株式会社 燃料电池及燃料电池堆
EP3065208A4 (en) * 2013-10-29 2017-05-17 NGK Sparkplug Co., Ltd. Separator-fitted single fuel cell, and fuel cell stack
JP2019036442A (ja) * 2017-08-10 2019-03-07 日産自動車株式会社 燃料電池スタック
JP2019204788A (ja) * 2013-09-04 2019-11-28 シーリーズ インテレクチュアル プロパティ カンパニー リミティド 金属支持固体酸化物燃料電池を形成する方法
CN115815726A (zh) * 2022-12-02 2023-03-21 哈尔滨工业大学 一种用Ag基钎料在空气下连接YSZ陶瓷与Crofer22H不锈钢的方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000331692A (ja) * 1999-05-20 2000-11-30 Tokyo Gas Co Ltd 保持薄板枠付き平板型単電池及びそれを用いた燃料電池
JP2003045454A (ja) * 2001-07-27 2003-02-14 Toyota Motor Corp 燃料電池
JP2003317743A (ja) * 2002-02-22 2003-11-07 Ngk Spark Plug Co Ltd 固体電解質型燃料電池
JP2006172964A (ja) * 2004-12-17 2006-06-29 Nissan Motor Co Ltd 固体電解質型燃料電池のスタック構造体
JP2007179965A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Nissan Motor Co Ltd 固体電解質型燃料電池及びその製造方法
JP2007331026A (ja) * 2006-06-19 2007-12-27 Nhk Spring Co Ltd 接合体及び接合用ろう材

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000331692A (ja) * 1999-05-20 2000-11-30 Tokyo Gas Co Ltd 保持薄板枠付き平板型単電池及びそれを用いた燃料電池
JP2003045454A (ja) * 2001-07-27 2003-02-14 Toyota Motor Corp 燃料電池
JP2003317743A (ja) * 2002-02-22 2003-11-07 Ngk Spark Plug Co Ltd 固体電解質型燃料電池
JP2006172964A (ja) * 2004-12-17 2006-06-29 Nissan Motor Co Ltd 固体電解質型燃料電池のスタック構造体
JP2007179965A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Nissan Motor Co Ltd 固体電解質型燃料電池及びその製造方法
JP2007331026A (ja) * 2006-06-19 2007-12-27 Nhk Spring Co Ltd 接合体及び接合用ろう材

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013033621A (ja) * 2011-08-02 2013-02-14 Ngk Spark Plug Co Ltd 燃料電池ユニットおよび燃料電池スタック
KR101669376B1 (ko) 2012-08-31 2016-10-25 니뽄 도쿠슈 도교 가부시키가이샤 세퍼레이터 부착 연료 전지 셀, 그 제조 방법, 및 연료 전지 스택
US10122023B2 (en) 2012-08-31 2018-11-06 Ngk Spark Plug Co., Ltd. Fuel cell with separator, method for manufacturing same, and fuel cell stack
EP2892098A4 (en) * 2012-08-31 2016-04-20 Ngk Spark Plug Co FUEL CELL WITH SEPARATOR, MANUFACTURING METHOD AND FUEL CELL STACK
JP2019204788A (ja) * 2013-09-04 2019-11-28 シーリーズ インテレクチュアル プロパティ カンパニー リミティド 金属支持固体酸化物燃料電池を形成する方法
CN105531863A (zh) * 2013-09-10 2016-04-27 日本特殊陶业株式会社 燃料电池及燃料电池堆
US9728797B2 (en) 2013-09-10 2017-08-08 Ngk Spark Plug Co., Ltd. Fuel cell and fuel cell stack
CN105531863B (zh) * 2013-09-10 2017-10-24 日本特殊陶业株式会社 燃料电池及燃料电池堆
EP3065208A4 (en) * 2013-10-29 2017-05-17 NGK Sparkplug Co., Ltd. Separator-fitted single fuel cell, and fuel cell stack
KR101870055B1 (ko) * 2013-10-29 2018-06-22 니뽄 도쿠슈 도교 가부시키가이샤 세퍼레이터가 부착된 연료 전지 단셀, 및 연료 전지 스택
JP6014278B2 (ja) * 2013-12-20 2016-10-25 日本特殊陶業株式会社 金属板付単セル及び燃料電池スタック並びに金属板付単セルの製造方法
CN105900273A (zh) * 2013-12-20 2016-08-24 日本特殊陶业株式会社 带金属板单体电池和燃料电池堆以及带金属板单体电池的制造方法
JP2015135807A (ja) * 2013-12-20 2015-07-27 日本特殊陶業株式会社 セパレータ付単セル及び燃料電池スタック並びにセパレータ付単セルの製造方法
US10186715B2 (en) 2013-12-20 2019-01-22 Ngk Spark Plug Co., Ltd. Single cell with metal plate, fuel cell stack, and method for producing single cell with metal plate
WO2015093523A1 (ja) * 2013-12-20 2015-06-25 日本特殊陶業株式会社 金属板付単セル及び燃料電池スタック並びに金属板付単セルの製造方法
JP2019036442A (ja) * 2017-08-10 2019-03-07 日産自動車株式会社 燃料電池スタック
CN115815726A (zh) * 2022-12-02 2023-03-21 哈尔滨工业大学 一种用Ag基钎料在空气下连接YSZ陶瓷与Crofer22H不锈钢的方法
CN115815726B (zh) * 2022-12-02 2023-09-22 哈尔滨工业大学 一种用Ag基钎料在空气下连接YSZ陶瓷与Crofer22H不锈钢的方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010021038A (ja) 固体酸化物形燃料電池スタック
JP4027836B2 (ja) 固体酸化物形燃料電池の作製方法
JP5242985B2 (ja) 固体酸化物形燃料電池
JP2010073631A (ja) 燃料電池発電ユニット及び燃料電池スタック
KR20130042868A (ko) 고체산화물 연료 전지
JP2002334706A (ja) 電池要素層支持体及び固体電解質型燃料電池用セル板
JP4666279B2 (ja) 固体酸化物形燃料電池スタック及び固体酸化物形燃料電池
JP5727428B2 (ja) セパレータ付燃料電池セル,および燃料電池
JP2016062655A (ja) セパレータ付燃料電池単セル
JP2004303508A (ja) 燃料電池用単セル構造及びこれを用いた固体酸化物形燃料電池
JP6389133B2 (ja) 燃料電池スタック
JP5727431B2 (ja) セパレータ付燃料電池セル,および燃料電池
JP2012084508A (ja) 燃料電池及びその製造方法
JP2006310005A (ja) 固体酸化物形燃料電池スタックの電気的接合構造及び接合方法
JP2007053043A (ja) 燃料電池のマニホールド構造およびその製造方法
JP2013118177A (ja) 固体酸化物形燃料電池
JP4192715B2 (ja) 固体電解質型燃料電池
JP2010205534A (ja) 燃料電池発電ユニット及び燃料電池スタック
JP6917182B2 (ja) 導電性部材、電気化学反応単位、および、電気化学反応セルスタック
JP5177847B2 (ja) 電気化学装置
JP2010021037A (ja) 固体酸化物形燃料電池スタックおよびその作製方法
JP2010003623A (ja) 固体酸化物形燃料電池スタック及び接着用材料
JP2015032557A (ja) 固体酸化物形燃料電池スタック及びセパレータ付インターコネクタ
JP5727432B2 (ja) セパレータ付燃料電池セル,その製造方法,および燃料電池スタック
JP5727429B2 (ja) セパレータ付燃料電池セル,および燃料電池

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100927

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20121102

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20121102

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121107

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20121102

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130305

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130702