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JP2010002532A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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JP2010002532A JP2008159959A JP2008159959A JP2010002532A JP 2010002532 A JP2010002532 A JP 2010002532A JP 2008159959 A JP2008159959 A JP 2008159959A JP 2008159959 A JP2008159959 A JP 2008159959A JP 2010002532 A JP2010002532 A JP 2010002532A
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Abstract

【課題】本発明は、定着ベルトが誘導加熱される定着装置において、ウォーミングアップの短縮化を図ることを目的とする。
【解決手段】定着装置であって、無端状の定着ベルト155の周回経路内側において、定着ベルト155の裏面に接触して、周回方向に案内するガイドプレート156と、前記周回経路外側において、定着ベルト155を挟んでガイドプレート156対向する位置に配され、磁束を発生させる磁束発生部170とを備え、定着ベルト155は、前記磁束によって発熱する発熱層155cと、所定温度を超えると強磁性から非磁性に変化する整磁合金層155dとを有し、ガイドプレート156は、低抵抗導電層を含み、前記周回方向における両端のうちの少なくも一方の端部に、中央部よりも厚みが大きな肉厚部156aを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、定着装置および当該定着装置を用いた画像形成装置に関し、特に、誘導加熱されるベルトをその周回方向に案内するガイドプレートを有する定着装置において、当該ガイドプレートの発熱を抑制する技術に関する。
プリンタ等の画像形成装置では、近年、ハロゲンヒータを熱源とする定着装置よりも省エネルギー化を図れる電磁誘導加熱方式の定着装置を備えるものが採用され始めている(例えば、特許文献1)。
図10は、当該特許文献1における電磁誘導加熱方式の定着装置300の構成を示す断面図である。
同図に示すように、定着装置300は、定着ベルト301、定着ローラ302、加圧ローラ303、磁束発生部304およびガイドプレート305などを備えている。
定着ベルト301は、誘導発熱層301aと、その裏面に設けられた整磁合金層301bとを含む円筒状の弾性変形可能なベルトであり、矢印P方向に周回駆動される。
この整磁合金層301bは、通常の温度では強磁性体であるがキュリー温度を超えると非磁性になる特性を有する。
定着ローラ302は、定着ベルト301の周回経路内側に配される。加圧ローラ303は、定着ベルト301の周回経路外側に配され、定着ベルト301を介して定着ローラ302を押圧し、定着ニップ310を確保する。加圧ローラ303は、駆動モータ(不図示)からの駆動力を受けて矢印Q方向に回転する。この駆動力が定着ローラ302と定着ベルト301に伝わることにより、定着ローラ302と定着ベルト301が従動回転する。
磁束発生部304は、定着ベルト301の周回経路外側であり定着ベルト301を挟んで加圧ローラ303に相対する位置に配され、定着ベルト301の誘導発熱層301aを発熱させるための磁束を発生させる。
ガイドプレート305は、低抵抗導電材料の非磁性体からなり、定着ベルト301の周回経路内側において、定着ベルト301を介して磁束発生部304に対向する位置に配され、定着ベルト301の曲率に沿って湾曲しており、周回駆動される定着ベルト301の裏面に面接触して定着ベルト301をその周回方向に案内しつつ定着ベルト301と磁束発生部304との相対位置を規制する。
このような構成において、定着ベルト301が周回駆動されつつ磁束発生部304から磁束が発せられると、定着ベルト301内の誘導発熱層301aの、磁束発生部304に対向する部分が主に発熱し、この発熱部分が定着ニップ310に至り、定着ニップ310の領域が定着に適した温度まで昇温され、シートS上に形成されたトナー像が定着ニップ310を通過する際に、加熱、加圧されて当該シートSに熱定着される。
このとき、定着ベルト301は、シートSと接する中央部においては、シートSに熱を奪われて温度が低下するが、シートが通過しない両端側の部分(以下、「非通紙部」という。)では、熱が奪われずに温度が高いままとなっているため、定着ベルト301の中央部分を目標温度に合わせようとして、磁束発生部304に電力を供給すると、非通紙部の温度がさらに上昇する。
すると、定着ベルト301に含まれている整磁合金層301bの非通紙部が、キュリー温度以上に加熱され、強磁性体から非磁性体に転じ、それまで整磁合金層301bに沿って流れていた磁束が、今度は整磁合金層301bを突き抜けてガイドプレート305に侵入する。
ガイドプレート305は、低抵抗導材料からなるので、当該磁束により発生する渦電流は、発熱よりはむしろ当該侵入してくる磁束を打ち消す方向の磁束の生成に寄与し、その結果、非通紙部における磁束密度が低下して定着ベルト301の非通紙部における温度上昇が緩和される。
このように定着装置300は、定着ベルト301自体が発熱するので熱効率に優れ、さらに、整磁合金層301bとガイドプレート305の相互作用により、ベルト301の非通紙部が過熱しないように自動的に温度制御することができる。
特開2007−264421号公報
しかしながら、ガイドプレート305は、低抵抗導電材料からなるとはいえ、渦電流による発熱は避けられず、また、厚みが0.5mm程度と薄いこともあって、小サイズのシートの定着が長時間継続すると、熱量が蓄積されて過昇温になり、
熱歪による変形が生じるおそれがある。
これを回避するため、ガイドプレート305の厚みを厚くして熱容量を大きくすることが考えられるが、そうするとこれに接触する定着ベルト301から奪われる熱量も多くなり、ウォーミングアップ時間が長くなるという問題がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、ウォーミングアップ時間を殆ど増大させることなく、ガイドプレートの過昇温を抑制できる定着装置およびこれを備えた画像形成装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本実施の形態の定着装置は、無端状のベルトの周回経路内側に配され、第1ローラを、前記ベルトの周回経路外側から当該ベルトを介して第2ローラで押圧して、当該ベルト表面と当該第2ローラの間に定着ニップを確保すると共に、前記ベルトを周回させつつ電磁誘導により加熱して、未定着画像の形成されたシートを前記定着ニップに通して、前記未定着画像の熱定着を行う定着装置であって、前記ベルトの周回経路内側において、前記第1ローラの軸と平行に伸びており、周回駆動されるベルトの裏面に接触して、当該ベルトをその周回方向に案内するガイドプレートと、前記ベルトの周回経路外側において、前記ベルトを挟んで前記ガイドプレートと対向する位置に配され、前記ベルトを加熱するための磁束を発生させる磁束発生部とを備え、前記ベルトは、前記磁束によって発熱する発熱層と、所定温度を超えると強磁性から非磁性に可逆的に変化する整磁合金層とを有し、前記ガイドプレートは、低抵抗導電層を含み、前記周回方向における両端のうちの少なくも一方の端部に、中央部よりも厚みが大きな肉厚部を有することを特徴とする。
ガイドプレートの端面は、磁束が侵入し易く、上記両端のうちの少なくも一方の端部に、中央部よりも厚みが大きな肉厚部を有することにより、この部分の電流密度が低下するため、発熱が抑制される。
また、肉厚部以外の厚みは薄いので、肉厚部を設けていない場合と比べて熱容量の増加も少なく、ウォーミングアップ時間もあまり変わらない。
また、前記肉厚部は、厚みが略均一な板体の端部を180度折り曲げることによって形成されていることが望ましい。
これにより、肉厚部を簡単に形成することができ、ガイドプレートの作成コストが少なくて済む。
なお、本発明は、上記定着装置を備えた画像形成装置としてもよい。
以下、本発明に係る画像形成装置の実施の形態を、タンデム型カラーデジタルプリンタ(以下、単に「プリンタ」という。)に適用した場合を例にして説明する。
(1)プリンタ全体の構成
図1は、当該プリンタ1の全体の構成を示す断面概略図である。
同図に示すように、このプリンタ1は、画像プロセス部3、給紙部4、定着部5および制御部60を備えており、ネットワーク(例えばLAN)に接続されて、外部の端末装置(不図示)からのプリントジョブの実行指示を受け付けると、その指示に基づいてイエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの各色のトナー像を形成し、これらを多重転写してフルカラーの画像形成を実行する。
以下、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各再現色をY、M、C、Kと表し、各再現色に関連する構成部分の番号にこのY、M、C、Kを添字として付加する。

画像プロセス部3は、作像部3Y,3M,3C,3K、光学部10、中間転写ベルト11などを備えている。
作像部3Yは、感光体ドラム31Yと、その周囲に配設された帯電器32Y、現像器33Y、一次転写ローラ34Y、および感光体ドラム31Yを清掃するためのクリーナ35Yなどを備えており、感光体ドラム31Y上にY色のトナー像を作像する。なお、他の作像部3M〜3Kについても、トナーの色が異なる以外は作像部3Yと同様、帯電器32M〜32Kなどの構成を有するが、図面が煩雑になるのを防ぐため、それらの符号は表記していない。
中間転写ベルト11は、無端状のベルトであり、駆動ローラ12と従動ローラ13に張架されて矢印C方向に周回駆動される。
光学部10は、レーザダイオードなどの発光素子を備え、制御部60からの駆動信号によりY〜K色の画像形成のためのレーザ光Lを発し、感光体ドラム31Y〜31Kを露光走査する。
この露光走査により、帯電器32Y〜32Kにより帯電された感光体ドラム31Y〜31K上に静電潜像が形成される。各静電潜像は、現像器33Y〜33Kにより現像されて感光体ドラム31Y〜31K上にY〜K色のトナー像が、中間転写ベルト11上の同じ位置に重ね合わせて一次転写されるようにタイミングをずらして実行される。
一次転写ローラ34Y〜34Kにより作用する静電力により中間転写ベルト11上に各色のトナー像が順次転写されフルカラーのトナー像が形成され、さらに二次転写位置46方向に移動する。
一方、給紙部4は、用紙Sを収容する給紙カセット41と、給紙カセット41内の用紙Sを搬送路43上に1枚ずつ繰り出す繰り出しローラ42と、繰り出された用紙Sを二次転写位置46に送り出すタイミングをとるためのタイミングローラ対44などを備えており、中間転写ベルト11上のトナー像の移動タイミングに合わせて給紙部4から用紙Sを二次転写位置に給送し、二次転写ローラ45による静電力の作用により中間転写ベルト11上のトナー像が一括して用紙S上に二次転写される。
二次転写位置46を通過した用紙Sは、さらに定着部5に搬送され、用紙S上のトナー像(未定着画像)が、定着部5における加熱・加圧により用紙Sに定着された後、排出ローラ対71を介して排出トレイ72上に排出される。
(2)定着部の構成
図2は、上記定着部5の構成を示す部分断面斜視図であり、図3(a)及び図3(b)は、その要部における横断面図である。
図2に示すように、定着部5は、定着ローラ150と、定着ベルト155と、ガイドプレート156と、加圧ローラ160と、磁束発生部170とを備える。
同図3(a)に示すように、定着ローラ150は、長尺で円柱状の芯金152の周囲を弾性体層153で被覆されてなり、定着ベルト155の周回経路(周回走行路)内側に配される。
芯金152は、例えば、アルミニウム、鉄、ステンレス等からなる外径が約20mmの円柱体である。
弾性体層153は、例えば、厚さが約10mmであり、定着ローラ150の外径は、約40mmである。
材質は、シリコーンゴム、フッ素ゴム等の発泡弾性体であり、耐熱性及び断熱性の高いものが望まれる。
加圧ローラ160は、円柱状の芯金161の周囲に、弾性体層162を介して離型層163が積層されてなり、定着ベルト155の周回経路外側に配置され、定着ベルト155の外側から定着ベルト155を介して定着ローラ150を押圧して、定着ベルト155表面との間に周方向に所定幅を有する定着ニップ155nが形成される。
芯金161は、例えば、アルミニウム等からなり、弾性体層162は、シリコンスポンジゴム等からなり、離型層163は、PFA(テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)やPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)コート等からなる。加圧ローラ160の外径は、約35mmである。
定着ローラ150と加圧ローラ160は、芯金152、161の軸方向両端部が図示しないフレームの軸受部に回転自在に軸支されると共に、加圧ローラ160は、駆動モータ(不図示)からの駆動力が伝達されることにより矢印B方向に回転駆動される。この加圧ローラ160の回転に伴って定着ベルト155と定着ローラ150が矢印A方向に従動回転する。
定着ベルト155は、円筒状のベルトであり、図3(c)に示すように、離型層155aと、弾性体層155bと、発熱層155cと、整磁合金層155dとが、この順に離型層155aが外周面側になるように積層されてなる。
定着ベルト155は、自立して円筒形を保持できるベルトが用いられている。定着ベルト155のベルト幅方向(定着ローラ150の回転軸方向に相当)長さは、最大サイズのシートの幅方向長さよりも長くなっている。
離型層155aは、PFAなどからなる円筒体であって、その厚みは、経験上、30μm以上、40μm以下の範囲から適宜決定される。
弾性体層155bは、厚みが約200μmのシリコーンゴムなどからなる。
この他にも、フッ素ゴムなどを使用してもよい。
発熱層155cは、厚みが約40μmのニッケルなどからなり、磁束発生部170から発せられる磁束により発熱する。
整磁合金層155dは、ニッケルと鉄の合金などからなり、例えば、厚みが約30μmであって、通常の温度では強磁性体であるがキュリー温度を超えると非磁性になる特性を有する。このキュリー温度は、ニッケルと鉄の混合率により調整することができ、本実施の形態では、定着に適した温度(目標温度)よりも約20℃高い温度に設定されている。
この他にも、ニッケルと鉄とクロムなどの合金を用いてもよい。
図2に戻って、磁束発生部170は、コイルボビン171と、裾コア172と、励磁コイル173と、コア174と、カバー175とを有し、定着ベルト155の周回経路外側であり、定着ベルト155を挟んで加圧ローラ160と相対する位置を基準として、ここから周回方向のやや上流側に、定着ベルト155の幅方向に沿うように配置される。
励磁コイル173は、定着ベルト155に含まれている発熱層155cを加熱するための磁束を発生させるものであり、コイルボビン171に巻かれている。
励磁コイル173から発生される交番磁束は、コア174及び裾コア172により定着ベルト155に導かれ、定着ベルト155の発熱層155c(図3(c)参照)の、主に磁束発生部170に対向する部分を貫き、この部分に渦電流を発生させて発熱層155c自体を発熱させ、定着ベルト155を加熱する。定着ベルト155の昇温により、これに定着ニップ155nで接触している加圧ローラ160も昇温する。
なお、定着ベルト155の幅方向中央部の表面温度を検出するためのセンサが別途配置されており(不図示)、制御部60は、当該センサの検出信号に基づき定着ベルト155の温度が目標温度(約180℃)に維持されるように励磁コイル173への電力供給を制御する。
定着ニップ155nが目標温度に維持された状態でシートSが定着ニップ155nを通過する際に、シートS上の未定着のトナー像が加熱、加圧されて当該シートS上に熱定着される(図2参照)。
ガイドプレート156は、非磁性の低抵抗導電材料からなり、定着ローラ150の軸と平行に配された長尺な板体であって、表面が定着ベルト155の裏面と接触して、当該定着ベルト155をベルト周回方向に案内する。
上記低抵抗導電材料は、具体的には、銅であって、この他にも、アルミニウムなどが使用可能である。
なお、ガイドプレート156は、長手方向の両端部が図示しないフレームにより支持されている。
(3)ガイドプレートの形状
ガイドプレート156は、図3(b)に示すように、ベルト周回方向における全長がLであって、当該周回方向における両端に、それぞれ中央部よりも厚みの大きい肉厚部156a及び156bが設けられている板を、その外周面が曲率半径Rとなるようにカーブさせることによって形成されている。
ここで、全長Lは、35mmとなっており、また、曲率半径Rは、20mmとなっている。
肉厚部156a及び156bにおける、それぞれの長さL及びLは、いずれも1mmとなっており、また、肉厚部156a及び156bにおける、それぞれの厚みt及びtは、いずれも1.5mmとなっている。
一方、中央部の厚みtは、0.5mmである。
なお、ガイドプレート156の曲率半径Rは、静止時における定着ベルト155の、磁束発生部170に対向する部分の裏面の曲率半径と略等しい。
整磁合金層155dが、キュリー温度以下となっていて、強磁性体となっているとき(以下、「整磁効果発動前」という。)、磁束発生部170からの磁束は、定着ベルト155の発熱層155cを突き抜けて、整磁合金層155dのベルト周回方向における略中央から侵入し、その両側に分岐して、その先で最も近い位置にある裾コア172へと至る経路を進む。
このとき、発熱層155cは、これを通過する磁束によって生じた渦電流により誘導加熱される。
整磁合金層155dが、非通紙部における温度がキュリー温度以上となり、その部分が強磁性体から非磁性に転じた後(以下、「整磁効果発動後」という。)、磁束発生部170で生じた磁束が発熱層155cと整磁合金層155dとを突き抜け、さらに、ガイドプレート156に侵入する。
このときガイドプレート156では、侵入する磁束の方向と逆方向の磁束を生じるため、当該ガイドプレート156とその周辺における磁束密度を低下させ、その結果、発熱層155cにおける過熱が抑制される。
これにより、多数枚の小サイズのシートを連続してプリントする場合に、定着ベルト155のうち、定着ベルト155の非通紙部P(図2参照)の温度が、キュリー温度(定着ベルト155の制御目標温度+20℃)を大幅に超えることがなくなって、定着ベルト155にダメージを与えるような高温に至るといったことが防止される。
なお、設定すべきキュリー温度は、上記の温度に限られず、通紙部の温度が所定の定着温度を維持しつつ、非通紙部が過昇温しないように定着部5の構成等に応じて実験などにより適宜設定される。
(4)ガイドプレート156の端部に肉厚部を設けることによる効果
本発明者らは、鋭意検討の結果、ガイドプレート156のベルト周回方向における両端部に、中央部よりも厚みが大きい肉厚部156a及び156bを設けることにより、肉厚部を設けていない従来のガイドプレートよりも温度上昇が緩和されることを見い出した。
しかも、肉厚部156a及び156bのベルト周回方向における長さL、Lは1mmと短く、体積の増加は極めて少ないため、
ガイドプレート156の熱容量の増加も殆どなく、ウォーミングアップ時間が延びることもない。
<シミュレーションの結果>
上記効果を実証すべく、有限要素法を用いて、整磁効果の発動前と発動後において、ガイドプレート156の温度をコンピュータによりシミュレートしたところ、次のような結果が得られた。
<試験品の仕様>
図4に、本シミュレーションを行った本発明に係る実施例品1,2及び3と、従来品に係るガイドプレート156の仕様を示す。
同図に示すように、実施例品1、2及び3は、ベルト周回方向における両端部に設けられた肉厚部の厚みを、それぞれ1.0mm,1.5mm,2.0mmに設定したものである。両端部以外の中央部の厚みは、全て0.5mmに統一している。
各実施例品対して、肉厚部のベルト周回方向における長さを、1mm,3mm,5mmに変化させてシミュレーションを実施している。
従来品は、厚みが0.5mmで均一であり、肉厚部はない。
実機の励磁コイル173への通電条件と合わせるべく、本シミュレーションでは、励磁コイル173に40000Hzの交番電流を、整磁効果発動前において7.69Aを、また整磁効果発動後において9.65Aを通電する条件とした。
本実施の形態では、従来品と、各実施品1、2及び3の発熱量の差分を、従来品の発熱量で除した値を%で示した値を「発熱増減率」とよび、整磁効果発動前後における発熱増減率をそれぞれ、Has1(n)、Has2(n)と表す。なお、n=1,2,3であり実施例品の番号を意味する。
この整磁効果発動前における発熱増減率Has1(n)は、下記の式1により示される。
Has1(n)=(HJ1(n) - HJ1(0))/ HJ1(0) (式1)

HJ1(n):実施例品(n) における整磁効果発動前における非通紙部の発熱量
HJ1(0):従来品の整磁効果発動前における非通紙部の発熱量

また、整磁効果発動後における発熱増減率Has2(n)は、下記の式2により示される。
Has2(n)=(HJ2(n) - HJ2 (0))/ HJ2(0) (式2)

HJ2(n):実施例品(n)の整磁効果発動後における非通紙部の発熱量
HJ2(0):従来品の整磁効果発動後における非通紙部の発熱量
図5は、各実施例品と従来品との、整磁効果発動前における発熱増減率Has1を示す図である。
同図より、整磁効果発動前において、各実施例品1〜3は、いずれも従来品よりも発熱量が低下していることがわかる。
図6は、各実施例品と従来品との、整磁効果発動後における発熱増減率Has2を示す図である。
なお、実施例品2と実施例品3とが重なって、一本のグラフのように見えている。
同図より、整磁効果発動後において、肉厚部の厚みが1.0mmである実施例品1よりも、肉厚部の厚みが1.5mm及び2mmとなっている、実施例品2及び実施例品3の方が、発熱量が低下していることがわかる。
実施例品2と実施例品3とでは、シミュレーション結果に差異がないことから、厚みを1.5mmよりも大きくしても、これ以上の発熱量低減効果が望めないものと思われる。
一方、ウォーミングアップ時間を維持するためには、できるだけガイドプレート156の熱容量、即ち、体積(質量)は、小さい方が望ましい。
以上より、試験品の中では、肉厚部における厚みが1.5mm、長さ1mmとなっている実施例品2のガイドプレート156が最も優れている。
このように、ガイドプレート156のベルト周回方向の両端部に肉厚部を設けることにより、ガイドプレート156の発熱量が低減する理由について、発明者は以下のように考察した。
励磁コイル173で発生する交番磁束の周波数は、40000Hzと高く、ガイドプレート156で生じる渦電流も高周波となるため、表皮効果により、電流がガイドプレート156の端部の表面に集中し易くなっているものと思われる。
このように電流が集中する端部に、厚みの厚い肉厚部を設けることにより、渦電流発生時の電流密度が低下し、誘導加熱が抑制されるものと推測される。
また、ガイドプレート156の昇温を防止するための効果的な肉厚部の周方向の長さL、Lが小さいほど、温度低減効果が大きくなっている。
これらの具体的な寸法については、上記開示内容に基づき、当業者であれば、適用する機種(高速機か低速機か)や、その他の設計内容に基づき決定できるものである。

以上説明したように、本実施の形態によれば、ガイドプレート156のベルト周回方向の両端部の厚みを厚くするという簡単な構成により、ウォーミングアップ時間を維持しつつ、特に整磁効果発動後におけるガイドプレート156の温度上昇を抑制することができる。
<変形例>
以上、本発明を種々の実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明の内容が、上記実施の形態に限定されないことは勿論であり、例えば、以下のような変形例を考えることができる。
(1)上記実施の形態では、ガイドプレート156における肉厚部156a及び156bの厚みを1.5mmとし、また、長さを1mmとしたが、これに限らず、ガイドプレートは、整磁効果発動後における発熱増減率が従来品よりも小さくすることができる形状(厚み及び長さ)の肉厚部を有していればよい。
(2)上記実施の形態では、ガイドプレート156には、ベルト周回方向における両端部のそれぞれに肉厚部が設けられているとしたが、これに限るものではなく、例えば、図7に示すように、ベルト周回方向の両端部の一方に肉厚部256aを設けたガイドプレート256であってもよい。
このように、両端部の一方に肉厚部256aを設けた場合であっても、全く肉厚部が設けられていないものと比べて、それなりに整磁効果発動後におけるガイドプレート256の温度上昇を抑制する効果を奏する。
上記両端部のうち、定着ベルト周回方向における上流側に肉厚部256aを設ける場合には、図8に示すように、定着ベルト(不図示)の裏面が上記肉厚部256aの縁を乗り上げることとなり、ガイドプレート256の下流側端部よりも上流側端部の方が、摩擦が大きいので、この摩擦を低減するように、肉厚部256aの外周側縁部に、曲率RのR部256bを設けてもよい。
この曲率Rの値は、上記摩擦力の低減の度合いと、このR部を設けることによる整磁効果発動後の発熱増減率Has2への影響とを考慮して、適宜決定することが望ましい。
(3)上記実施の形態では、ガイドプレート156おいて、ベルト周回方向における両端部における厚みを局部的に変化させることにより、肉厚部156a及び156bを形成していたが、これに限らず、図9に示すように、厚みがtの略均一な板体の両端部を180度折り曲げることにより、肉厚部356a及び356bを設けて、ガイドプレート356を形成してもよい。
その場合、肉厚部356a及び356bの厚みは、tの2倍となる。
このとき、折り曲げにより対向する面同士の間には、隙間が生じない状態とすることが望ましい。
このようにすることにより、肉厚部を簡単に形成することができ、ガイドプレートの作成コストが少なくて済む。
(4)上記実施の形態では、ガイドプレート156のベルト周回方向の全長Lを35mmとしたが、ガイドプレート156のベルト周回方向の全長を所定の値に限定するものではなく、設計条件等により適宜決定すればよい。
(5)上記実施の形態では、ガイドプレート156は、非磁性の低抵抗導電材料からなるとしたが、これに限らず、例えば、ガイドプレート156が多層構造であって、複数ある層のうちの1つが低抵抗導電層であるとしてもよい。
低抵抗導電層以外の層としては、例えば、定着ベルト155に接する面に、PTFEなどをコーティングし、定着ベルト155との摩擦を低減する低摩擦層を設けることなどが考えられる。
この場合、低抵抗導電層の中央部よりも厚みの厚い肉厚部を、低抵抗導電層のベルト周回方向における両端部の少なくとも一方に設ければよい。
(6)なお、上記実施の形態では、タンデム型のカラープリンタについて説明したが、本発明はこれに限らず、例えば、モノクロプリンタであってもよく、さらに、複写機やファックスといった付加機能を有する装置であってもよく、要するに、定着ベルトとこれを周回方向に案内するガイドプレートとを用いる定着装置を備えた全ての画像形成装置に適用されるものである。
本発明は、定着ベルトとこれを周回方向に案内するガイドプレートとを用いる定着装置及びこれを用いる画像形成装置に広く適用することができる。
本発明の実施の形態に係るタンデム型カラーデジタルプリンタの断面概略図である。 本発明の実施の形態に係る定着部の部分断面斜視図である。 (a)及び(b)は、本発明の実施の形態に係る定着部の要部の構成を示す横断面であり、(c)は、定着ベルトの部分断面図である。 シミュレーションを行った試験品の仕様を示す図である。 整磁効果発動前におけるシミュレーション結果を示す図である。 整磁効果発動後におけるシミュレーション結果を示す図である。 本発明の実施の形態に係るガイドプレートの変形例を示す図である。 本発明の実施の形態に係るガイドプレートの変形例を示す拡大図である。 本発明の実施の形態に係るガイドプレートの変形例を示す図である。 従来の定着部の断面図である。
符号の説明
1 プリンタ
3 画像プロセス部
3Y,3M,3C,3K 作像部
4 給紙部
5 定着部
10 光学部
11 中間転写ベルト
12 駆動ローラ
13 従動ローラ
31 感光体ドラム
32 帯電器
33 現像器
34 一次転写ローラ
35 クリーナ
41 給紙カセット
42 繰り出しローラ
43 搬送路
44 タイミングローラ対
45 二次転写ローラ
46 二次転写位置
60 制御部
71 排出ローラ対
72 排出トレイ
150 定着ローラ
152 芯金
153 弾性体層
155 定着ベルト
155a 離型層
155b 弾性体層
155c 発熱層
155d 整磁合金層
155n 定着ニップ
156 ガイドプレート
156a,156b 肉厚部
160 加圧ローラ
161 芯金
162 弾性体層
163 離型層
170 磁束発生部
171 コイルボビン
172 裾コア
173 励磁コイル
174 コア
175 カバー

Claims (3)

  1. 無端状のベルトの周回経路内側に配され、第1ローラを、前記ベルトの周回経路外側から当該ベルトを介して第2ローラで押圧して、当該ベルト表面と当該第2ローラの間に定着ニップを確保すると共に、前記ベルトを周回させつつ電磁誘導により加熱して、未定着画像の形成されたシートを前記定着ニップに通して、前記未定着画像の熱定着を行う定着装置であって、
    前記ベルトの周回経路内側において、前記第1ローラの軸と平行に伸びており、周回駆動されるベルトの裏面に接触して、当該ベルトをその周回方向に案内するガイドプレートと、
    前記ベルトの周回経路外側において、前記ベルトを挟んで前記ガイドプレートと対向する位置に配され、前記ベルトを加熱するための磁束を発生させる磁束発生部とを備え、
    前記ベルトは、前記磁束によって発熱する発熱層と、所定温度を超えると強磁性から非磁性に可逆的に変化する整磁合金層とを有し、
    前記ガイドプレートは、低抵抗導電層を含み、前記周回方向における両端のうちの少なくも一方の端部に、中央部よりも厚みが大きな肉厚部を有することを特徴とする定着装置。
  2. 前記肉厚部は、厚みが略均一な板体の端部を180度折り曲げることによって形成されていることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 請求項1から2のいずれかに記載の定着装置を備えた画像形成装置。
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